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2024年2月12日月曜日

[通信] Linuxザウルスと京ぽんの接続(SL-C3000/1000/3100との接続)



[通信] Linuxザウルスと京ぽんの接続(SL-C3000/1000/3100との接続)
Linuxザウルスと京ぽんの接続
(Text by Kazumi Takei )
SL-C3000/1000/3100との接続
■通信CFカードを利用する方法
――CS64CFを使う
Linuxザウルスは、SL-C3000になって非公式ながらUSBホスト機能が搭載されました。このUSBホスト機能を利用し、ウイルコムの京セラ製 PHS「AH-K3001V」(通称 "京ぽん")を接続し、通信することが可能にもなりました。
このリナザウと京ぽんとの接続法について問い合わせが多いので、まとめてみることにしました。
まず、もっとも手軽なのは、サン電子から発売されている「CS64CF」という通信CFカードを利用する方法です。この接続には、次のものが必要です。
Zaurus SL-C3000/1000/3100
CS64CF(I-Card typeF1 FOMA対応マルチファンクション通信カード)
AirH"PHONE接続用ケーブル(CS64CF-AIRH)
SHARP Zaurus SL-C3100
I-Card typeF1 FOMA対応
マルチファンクション通信カード
CS64CF用AirH"PHONE
接続ケーブル
カードとケーブルが揃ったら、まずCS64CFをZaurusに認識させるために、CS64CFのファームウェアをバージョンアップする必要があります。これはサン電子のダウンロードページからファイルをダウンロードし、Windows上でCS64CFをセットアップして、アップデートします。
それから、SL-C3000の場合はシステムのアップデートを行なっておきましょう。発売直後のSL-C3000のシステムは、「1.01JP」でした。このシステムの場合、通信関連にトラブルが多く、このページの方法で京ぽんと接続できても、通信が安定しませんでした。
現在SL-C3000のシステムは、「1.11JP」にアップデートされていますから、ザウルスサポートステーションのSL-C3000のダウンロードページで、本体ソフトウェアROMアップデートを指定し、このページでファイルをダウンロードして、SL-C3000のシステムをアップデートしておいてください。
SL-C3000のシステム情報
設定画面で「システム情報」を起動し、[バージョン]タブを指定すると、ROMのバージョンが表示されます。最新版は「1.11JP」になっています。
CS64CFのファームウェアをアップデートし、これをZaurusのCFスロットに挿入。さらに設定画面で「ネットワーク設定」を起動し、「セットアップ」を指定します。ファームウェアがアップデートされていれば、挿入されているカードとしてCS64CFがちゃんと認識されます。
あとは京ぽんを接続し、ダイヤルアップ接続を指定していつもどおりの接続設定を行なうだけ。
接続設定が完了したら、京ぽんと接続してインターネットに接続してみましょう。接続されたら「インターネット NetFront v3.1」を起動してWebを閲覧したり、メールの送受信などが可能です。Windowsのようなトルネードがあるわけではなく、ちょっと遅いのが不満ですが、というかだいぶ不満なんですが、SL-C3000/1000/3100でも簡単に京ぽんを利用してインターネットに接続できます。
■接続設定/USBホスト機能を使う
――京ぽんとケーブル1本で接続!
CS64CFを利用すれば、Zaurusと京ぽんを接続し、いたって簡単にインターネットに接続できます。従来の機種、SL-C700/750/760/860ならこの方法が使えます。
しかし、USBホスト機能を搭載したSL-C3000/1000/3100なら、ケーブル1本で接続したい。なんと、それが可能です!
必要なのは、京ぽんとZaurusを接続するためのUSBホストケーブルと、接続した京ぽんをZaurusに認識させ、モデムとして利用するためのモジュールの2つだけです。
京ぽんとSL-C3000/1000/3100を接続するためのUSBホストケーブルには、ポケットシステムズ PocketGamesのPocket USBホストケーブルがありますが、もう1本、アールエスコンポーネンツのRSオンラインで購入できる「437-0117」という型番のケーブルでもだいじょうぶでした(※ちょっと動作が不安定です)。
モジュールのほうは、moroさんが作成・配布されている「AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュールacm-AH-K3001V-2.4.20.tar.gz」があります。
このモジュールは、Zaurusのネタ帳のダウンロードファイルのページからダウンロードできます。
ただし、この「AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュール」はその名のとおり「自己責任利用」ですので、たとえSL-C3000/1000/3100の動作がおかしくなってしまうようなことがあったとしても、moroさんにもここにも文句は言わないでくださいね。
moroさんのダウンロードファイルから、「AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュールacm-AH-K3001V-2.4.20.tar.gz」をダウンロードします。ダウンロードしたら、ファイルを解凍。解凍すると、いっぱいサブフォルダの階層を下がって、はじめてacm-AH-K3001V.oファイルに行き着きますが、これがZaurusのなかのファイルの場所にもなってるんですよ。
ま、とりあえずファイルを解凍すると、/lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/acm-AH-K3001V.o という階層にファイルが出現しますから、これをZaurusの同じ場所、つまり /lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/ のなかにコピーしちゃいます。コピーするときは、root権限でするか、あとでファイルの所有者をrootに変更しておくといいでしょう。
ところで、京ぽんをUSBホストケーブルなどを使ってZaurusに接続し、設定画面の「システム情報」を起動して「デバイス」タブ画面で「USB」を見ると、この画面のようになっています。
そのままで、とりあえず京ぽんが認識されています。ただし、ドライバがないので、「Driver」欄は「(none)」となっているわけです。
では設定していきましょう。
京ぽんを接続する前にターミナルを起動し、suでrootになり、次のおまじないを指定します。
ターミナルでおまじないを指定
bash-2.05$ su
# depmod -a
# modprobe acm-AH-K3001V
エラーが出なければ、これでOKです。エラーが出るようなら、たぶんコピーしたファイルの所有者がrootじゃないためですから、Tree!ExplorerQTなどを使って所有者を変更して、もう一度やってみるといいでしょう。
エラーが出なければ、そのまま次のコマンドを入力します。
lsmodコマンドを実行する
# lsmod
これでusbcore欄に「acm-AH-K3001V」と表示されていれば成功です。京ぽん用モジュールがロードされました。
次にデバイスを作成します。
# mknod /dev/ttyACM0 c 166 0
やはりエラーが出なければOKです。これでターミナルは終了してかまいません。
今度は、ダイヤルアップの設定です。これは設定画面の「ネットワーク設定」を起動します。ネットワーク設定を起動したら、「ダイヤルアップ接続」を指定し、「追加」ボタンをタッチ。
PPPダイヤルアップ接続[赤外線]を指定
ダイヤルアップ接続の種類の選択画面に変わりますから、「PPPダイヤルアップ接続[赤外線]」を指定し、[選択]ボタンを押します。
モデムの初期化コマンドは「ATZ」でOK
京ぽんの場合、モデムの初期化コマンドは「ATZ」だけでいいようです。ダイヤル方式は「トーン」を選択。
これで京ぽん用のダイヤルアップ接続の設定が作成できました。作成すると、タスクバーに地球アイコンが出現します。
このダイヤルアップ接続は、赤外線として設定しましたが、これを先に作成したデバイスに変更します。
ZEditor(ルート権限で実行するに設定しておくこと)を起動し、次のファイルを開きます。
/etc/ppp/peers/IRDAxxxxxxx
ファイル名は、「IRDA」に続けて数字が入っています。このファイルを開き、2行目にデバイス名を追加します。
(元)115200
(後)/dev/ttyACM0 115200
書き換えたら、ファイルを保存して終了。これでSL-C3000にUSBホストケーブルで接続した京ぽんで、ダイヤルアップ接続ができるはずです。
京ぽんを接続し、タスクバーの地球アイコンをタッチ。「接続」をタッチすると、ダイヤルアップが開始されます。
ちなみに、ここまでの設定がちゃんとできていると、「システム情報」の「デバイス」タブ画面のUSBでは、ちゃんと「Modem driver for Kyocera PS」と表示されています。
スクリプトで設定を作成
――再起動時にスクリプトを実行
Zaurusと京ぽんを接続し、インターネットにダイヤルアップ接続できるようになったのはいいのですが、実は作成したIRDAxxxxxxxファイルは、別のネットワーク接続設定を行なったりすると元の設定に戻ってしまいます。あるいはシステムを再起動すると、作成されていたttyACM0が消えてしまいます。
これではZaurusと京ぽんを接続したときに、いつも手動でこれまでの通信設定を行なう必要があります。これは勘弁してほしいほど面倒です。
そこで、システムが再起動されたら、ttyACM0ファイルを作成するよう、スクリプトを作成して実行させるようにしておきます。ZEditorを使って、次の内容のファイルを作成します。
#!/bin/bash
/bin/mknod /dev/ttyACM0 c 166 0
このファイルを、たとえばkyoponというファイル名で保存しましょう。保存場所は、/etc/rc.d/init.d/ のなかです。つまり、
/etc/rc.d/init.d/kyopon
というファイルを作成したわけです。
Tree!Explorer QTでパーミションを変更する
このファイルには、実行権を付けておきます。パーミションを755に変更しておくわけですが、たとえばTree!Explorer QTなどを利用して、このファイルのパーミションを変更してしまうといいでしょう。
ターミナルで作業するなら、次のように指定することもできます。
bash-2.05$ su
# chmod 755 /etc/rc.d/init.d/kyopon
次に、いま作成したkyoponファイルのシンボリックリンクを作成します。ターミナルを起動して、次のように設定します。
ln -s /etc/rc.d/init.d/local /etc/rc.d/rc5.d/S90kyopon
ターミナルでシンボリックリンクを作成する
これで完成です。Zaurusを再起動すると、いつもは消えてしまっていた /etc/ppp/peers/IRDAxxxxxxx ファイルが自動的に作成され、京ぽんを接続すればインターネットにダイヤルアップ接続できます。
なお、次の本でも京ぽんとZaurusとを接続する方法を解説しています。
Zaurus SL-C3000徹底活用マニュアル―標準機能の活用から快適さを極める拡張ツールの使いこなしまで

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2023年11月27日月曜日

[通信][スマホ] Wi-Fiテザリングをルーター化する


 




[通信][スマホ] Wi-Fiテザリングをルーター化する
Wi-Fiテザリングをルーター化する
Posted on2016年5月10日
Author岸本圭史
この記事をITシステム活用と言って良いかどうかは分かりませんが(^^;)。スマホのWiFiテザリング機能を使って有線LANを組む方法。スマートフォンのネット接続機能を使って、有線LAN接続のパソコンやIT機器をネットに繋げられないか?というのがこのページでの解説です。
スマートフォンでネットに接続。テザリングを有効にして他の機器も繋がるようにする。そのテザリングの接続を利用して、無線LAN機器をネット回線に接続。
■無線LAN機器の有線LANポートにデスクトップパソコンなどの有線機器を接続
こういった設定は特殊かな?と思いますが、実際私のお客様でこういう接続設定の必要に迫られた方もいらしたので、他の方の参考までに説明させていただきます。
✔用意する機器
・Buffaloの無線LANアクセスポイント(中継機能の備わったもの)・・・今回は「WXR-1900DHP」を使いました。
他の機種や他メーカーのものでも同様の事ができるかもしれませんが、全ての機器を検証するわけにもいかないので(汗)、取り敢えずこの機種なら出来るよ、ということで・・・
・テザリング機能の付いているスマートフォン
今回は、格安ケータイ会社で契約したドコモ系のSIMを使ったスマートフォン。Android5.1です。(テザリングが出来れば機種は問わないと思います、多分)
・有線LAN接続の出来るパソコン
今回は実験的にデスクトップパソコンとノートパソコンの各1台を使いました。
■設定方法
まず機種の確認と解説。機種は右図のようなバッファローの無線LANアクセスポイント(箱から出したばかりなので上部のアンテナを付けてませんが^^;)外側のフタを開けると右図のように初期値が書かれています。バッファローの無線LAN機器の場合、中継機能を使う場合の本体IPアドレスは192.168.11.100が初期値です。これ、設定の過程で使うことになるのでまずここをチェックしておきます。底面のスイッチを右図のように切り替えます
▽箱を開けたばかりの初期状態では、最初は「AUTO」「ROUTER」のところになっていると思います。これを「MANUAL」「WB」へ切り替えてから、機器の電源をONにします。
▽無線機器(WXR-1900DHP)の有線LANポートと、パソコンのLANポートをLANケーブルでつなぎます
また、この時点でスマートフォンのWiFiテザリング機能をONにしておきます。
▽以上の用意ができたら、LANケーブルで繋いだパソコンで設定画面を開きます
ブラウザ(インターネットエクスプローラーなど)のアドレス欄に「WXR-1900DHP」のIPアドレス(初期値のままなら「192.168.11.100」です)を打ち込みます
▽ログイン画面が出てきますので、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
これも、初期値のままなら
ユーザー名: admin
パスワード: password
▽ログインできたら、画面右下の「詳細設定」をクリック
▽「無線設定」→中継機能(WB)とクリックして画面を出す
▽「手動設定をする」をクリック
▽WiFi電波を拾って接続する画面になる
▽薄緑色の欄に周囲に飛んでいるWi-Fiの電波名(SSID)が表示される
▽SSID一覧の中に、あらかじめ有効にしておいたスマートフォンのテザリング機能で設定してあるSSIDがあるはずですので、テザリングのSSIDを選択
▽選択したら、この画面上の欄にSSIDが入力されると思いますので、接続パスワードを入力
この他無線の認証・無線の暗号化などの欄も設定する必要がありますが、大抵の場合は(この記事を書いている時点では)「無線の認証:WPA2-PSK」「無線の暗号化:AES」で大丈夫だと思います。これらの設定が終わったら、「決定」ボタンをクリックして、設定は終了です。しばらくしたら、必ず設定したデスクトップパソコンなりノートパソコンなりを、再起動して下さい(※後で再起動の理由を説明)。再起動して、普通にインターネットに接続できたら、設定作業は無事成功、完了です。
設定を終えると・・・
スマートフォンのテザリング機能を有線LANルーター化すると、どうやらIPアドレスは「192.168.43.◯◯」となるようです。(デフォルトゲートウェイつまりルーターとなっているスマホのIPが192.168.43.1になっているので)・・・これは幾つかのスマホでやってみたところ共通だったのでAndroidでは共通でこうなるようです。
ところで、元々バッファローの「WXR-1900DHP」は、中継機能として使う場合「WXR-1900DHP」自身のIPアドレスは192.168.11.100でした。このため、上記の設定を終えた直後は、デスクトップパソコンのIPアドレス・デフォルトゲートウェイは「192.168.11.◯◯」になっています。このままではテザリングと無線中継の設定ができていてもネットには繋がりません。そこで、上記で書いたように、設定し終えたら必ず設定したパソコンを再起動する必要がある、というわけです。ちなみに、少しこういった設定に詳しい方には、この作業の後、「WXR-1900DHP」自身のIPアドレスを「192.168.43.××」に設定変更しておくことをおすすめします。後で設定をいじるときに何かと面倒がないので、ね。
ご注意:ここでの解説はあくまで一例であり参考例です。実際の設定・運営の際には必ず自己責任で行って下さい。
なお、こちらのページでその後の追加記事を掲載しています→Wi-Fiテザリングをルータ化する~追記記事~

岸本ビジネスサポート株式会社
https://kspc-biz.com/kaisetsu/pcit/160510wifitethering-rooter01/#google_vignette










自宅のLAN環境をそのままに、固定回線の代わりにテザリングを使う方法を考えてみた
【AQUOS R5G】
佐野正弘
2021年5月14日 06:00
相変わらず自宅で過ごす時間が多い今日この頃ですが、仕事に関して言えばオンラインで取材も原稿のやり取りも済んでしまうため相変わらず自宅で過ごす時間が多い今日この頃ですが、仕事に関して言えばオンラインで取材も原稿のやり取りも済んでしまうため、インターネットに接続できればあまり困ることはありません。ですがインターネットが使えなくなったとなれば話は別です。実はここ最近自宅の固定回線の調子が悪くなり、ビデオ会議の途中に突然接続が切れてしまうなどのトラブルに何度か見舞われました。たまりかねて修理を依頼したのですが、その間固定回線がまともに使えなくなってしまったのです。そんな時はスマートフォンのテザリングで代替しているのですが、その間は仕事に使うパソコンを、固定回線に接続している自宅のLANから完全に切り離すこととなるため、LANに接続しているプリンターやNASなどが使えなくなってしまいます。そこで今後のトラブルに備え、自宅内のLANを維持したまま固定回線からモバイル回線に切り替える方法を考えてみました。
最も手っ取り早いのは有線LAN対応のモバイルWi-Fiルーターをモデム代わりにして、自宅のLANに接続しているルーターに接続をする方法。ですが有線LAN対応のモバイルWi-Fiルーターは意外と値段が張る上、SIMの差し替えが必要なのも難点です。
では、スマートフォンだけで有線LAN接続する方法はないものか? と考えた結果、行き着いたのが「イーサネットテザリング」です。これはAndroid 11から提供されているもので、スマートフォンと他の機器を有線LAN経由で繋いでインターネット接続できるようにする仕組み。利用するにはUSB端子に接続する有線LANアダプターが必要ですが、1000円台から手に入るので安く済みます。そして丁度、手元にあった「AQUOS R5G」がAndroid 11にアップデートされたばかりでしたので、これを使ってイーサネットテザリングによる回線切り替えを試してみることにしました。まずは手持ちの有線LANアダプターをAQUOS R5Gに接続し、テザリングの設定画面から「イーサネットテザリング」を選びます。あとは有線LANアダプターにLANケーブルを接続し、それを自宅のルーターに、固定回線の代わりに接続するだけ。たったこれだけの操作で、自宅のLAN環境を変えることなくモバイル回線への切り替えを実現できました。
ただイーサネットテザリングはAndroid 11でしか使えないので、アップデートが提供されていない機種やiPhoneでは使えません。ではそうした機種でも使える方法はないものか……と探してみたところ、GL.iNet製の「GL-MT300N-V2」というものに行き着きました。これは旅先のホテルの有線LANを中継してWi-Fi接続するトラベルルーターの一種で、購入時の価格は約3000円。そして今回の目的を達成する上で重要なのはUSB端子を搭載しており、スマートフォンのUSBテザリングを中継して他の機器を有線・無線でインターネット接続できる仕組みが備わっていることです。
そこでこれと手元の「iPhone 12」を使って、固定回線からの切り替えを試してみることにしました。まずはUSBテザリングができる状態にしたiPhone 12をGL-MT300N-V2に接続し、そこからLANケーブルで自宅のルーターに接続します。そのあとGL-MT300N-V2とWi-Fiで接続し、設定画面から「ホットスポット共有」の「接続」ボタンを押すと、自宅のLAN環境を維持したままiPhone 12経由でインターネット接続できるようになりました。iOS 14以降を搭載したiPhoneで利用するにはファームウェアのアップデートが必要でしたが、他に苦労することはなく、割とすんなり接続できました。ただGL-MT300N-V2は、USB端子がUSB 2.0で有線LANも100Mbpsまでと、5Gスマートフォンの実力を生かすにはボトルネックが多いのも事実。あくまで臨時で使うことを想定していますし、筆者宅の5Gエリア化もまだ進んでいないので現時点では十分事足りるのですが、頻繁に使うなら値段は張りますが、ボトルネックが少ない上位のモデルを選んだ方がよいのかもしれません。

ケータイ Watch 
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1324291.html













2017/08/18   
スマホがWi-Fiルーターになる「テザリング」、大量通信の落とし穴
田代 祥吾=フリーランスライター
テザリングは、スマートフォンのインターネット接続をPCやタブレットといった別の機器で利用できるよう橋渡しする機能だ。スマートフォンが普及し、パケット通信が定額になった頃から広く使われるようになった。
テザリングを使うには、端末が対応していることが必要だ。ここ3~4年で発売されたAndroid端末やiPhoneは、大半が対応している。一方、テザリング機能の提供方法は携帯電話会社によって異なる。定額データ通信サービスのオプションサービスとして提供する事業者がある一方で、特に利用をコントロールしていない事業者もある。
大手携帯電話事業者3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のテザリングの扱いはまちまちだ。ドコモは、特定のパケット定額サービスの契約者であれば、申し込みは必要なく無料で利用できる。auとソフトバンクは、特定のデータ定額通信サービスの契約者に有料のオプションサービスとして提供しているが、両社とも現在はキャンペーンにつき無料で提供されている。つまり両社とも申し込みが必要だ。格安SIMを販売しているMVNOは、大半がテザリングを申し込みなしで無料で使える。
テザリングは、携帯電話事業者によって申し込みの有無や無料になる条件が異なるため、事前に確認しておこう。画面はソフトバンクのWebページ
(出所:ソフトバンク)
3種類のテザリングがある
テザリングは接続方法の違いにより、USBテザリング、Wi-Fiテザリング、Bluetoothテザリングの3種類がある。その中で最も多く使われているのが、Wi-Fiテザリングだ。
Wi-Fiテザリングは、無線LANが利用できる機器であれば何でも接続でき利便性は高い。USBテザリングと違い無線で接続するため、ケーブルも不要だ。また、同じ無線を使うBluetoothテザリングよりも設定が楽で通信は速い。準備作業も簡単で、スマートフォンでWi-Fiテザリング機能を有効にするだけだ。Wi-Fiテザリングを有効にすると、スマートフォンが無線LANのアクセスポイント(親機)として起動するので、子機をその親機に接続すればよい。
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2023年4月1日土曜日

[通信] Google Windows版ニアバイシェア・アプリ


[通信] Google Windows版ニアバイシェア・アプリ
Windows版「Nearby Share」登場!Android⇔PC間のファイル共有がもっと簡単に
著者MakeUseOf [原文]翻訳遠藤康子(ガリレオ)
2023.04.10 lastupdate
これまでは、Googleの「Nearby Share(ニアバイシェア)」機能を使ってファイルやアプリを共有できるのは、Android端末とChromebookの間のみでした。けれども、今はもう違います。Googleは2023年3月末、Windows向けニアバイシェア機能のベータ版をリリース。これで、AndroidスマホとWindowsパソコンの間で、写真や動画、文書などをシームレスにやり取りできるようになります。
それでは、Googleのニアバイシェア・アプリを使って、Android端末とWindowsパソコン間でファイルをやり取りする方法を説明しましょう。
■Android端末とWindows PC間でファイルを送受信するための要件
まずは、GoogleがリリースしたWindows版ニアバイシェア・アプリでファイルをやり取りするために欠かせない点を見ていきましょう。ニアバイシェア・アプリが使えるWindows PCは、Windows 10以降の64ビット版を搭載したもの。現在のところ、Arm版Windowsには非対応。使っているPCが、64ビット版か32ビット版かがわからないときは、確認方法を説明したこちらの記事(英文)を参考に。スマホは、Android 6.0以降のものが必要。使っているAndroidスマホのバージョンがわからないときは、確認する方法を説明したこちらの記事(英文)をお読みください。
Windows PCとAndroidスマホの両方で、BluetoothとWi-Fiをオンにする。
両端末とも、同一のWi-Fiネットワークに接続し、互いに5m以内の距離にないと、送受信ができない。GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリは、ヨーロッパの数カ国を除き、ほぼ全世界で利用可能。お住まいの国でニアバイシェア・アプリが利用可能かどうかを確認するときは、Googleヘルプの「Availability」を読むこと。
■ニアバイシェア・アプリの設定手順
AndroidスマホとWindows PC間でファイルをやり取りするときは、はじめにGoogleのニアバイシェア・アプリをパソコンにインストールし、設定しなくてはなりません。その手順は以下の通りです。
▽GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリのベータ版を、専用ページからダウンロードする。
▽BetterTogetherSetup.exeというファイルをダブルクリックし、インストールを開始する。
▽「ログイン」ボタンをクリックして、自分のGoogleアカウントと接続する。接続したくない場合は、「アカウントにログインせずに使用」をクリックする。
▽「以下の名前でほかのユーザーに公開」の下に、デバイス用の名前を入力
▽「受信する」の下で、自分のパソコンと共有を許可するユーザーを選ぶ。選択肢は、全員、連絡先、あなたのデバイス、誰にも公開しないの4つ。
▽「完了」をクリック
■AndroidからWindowsにファイルを送信する方法
PCでニアバイシェア・アプリの設定が終わったら、Androidスマホからファイルを受信できるようになります。ニアバイシェア・アプリを使って、AndroidスマホからWindows PCにファイルを送る手順は、以下の通りです。
▽Androidスマホで、送りたい写真や動画、ドキュメントを開く。複数のファイルを選択することも可能。
▽「共有」をタップ
▽共有メニューが開いたら、「ニアバイシェア」を選択
▽送信先から「Windowsパソコン」を選択
▽パソコンでニアバイシェア・アプリを立ち上げる
▽「承認」をクリックしてファイルを開く
ニアバイシェア・アプリの初期設定では、受信したファイルがすべてダウンロードフォルダに保存されるようになっています。受信ファイルの保存先を変更したいときは、PCのニアバイシェア・アプリにある歯車のアイコンをクリックします。次に、「受信したファイルの保存先」の横にある「変更」ボタンをクリックし、別の保存先を選択してください。
■WindowsからAndroidにファイルを送信する方法
ニアバイシェア機能を使えば、Windows PCからAndroid端末にファイルを送るのも簡単です。手順は以下の通り。
▽PCで、送信したいファイルを右クリック
▽開いたメニューで、「ニアバイシェアで送信」を選択
▽ニアバイシェア・アプリに、送信可能なデバイスが表示されるので、自分のAndroidスマホを選択する。表示されない場合は、Android側でニアバイシェアが有効になっているか、公開先が「全員」になっているかを確認する。
▽Androidスマホで「承認する」をタップし、ファイルを受信する
■Android・PC間のファイル共有をもっと手軽に!
これまで、Android端末とWindows PC間でファイルを共有するのはとても面倒でした。でも、GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリを使えば、もう手間はかかりません。機能性を向上させたいときは、スマホとの連携に役立つMicrosoftアプリ「Phone Link」を使いましょう。Windows PC上で、スマホの連絡先、メッセージ、通話履歴、写真などにアクセスすることができますよ。
Source: Google, Android
Original Article: How to Use Google's Nearby Share to Share Files Between Android and Windows by MakeUseOf

Lifehacker Japan    
https://www.lifehacker.jp/article/2304-googles-nearby-share-android-windows/












Androidデバイス間のファイル転送機能「ニアバイシェア」,複数ユーザへの同時転送に対応
tks24
2022年3月14日 11:56
Androidデバイス間で写真やドキュメント、URLなどを送信できる「ニアバイシェア」が、複数ユーザーへの同時転送に新たに対応した。同機能はAndroid 6.0以降で利用できる。
これは同社がブログで発表したもので、これまでは1対1の送信にしか対応しなかったのが、新たに1対多の送信に対応したというもの。Appleの「AirDrop」と同様、Wi-FiやBluetoothなどを用いてデバイス間で写真やドキュメント、URLなどを送信できるこの機能、リリースされてから約1年半となるが、機能がじわじわと拡充され、それに伴って実用性も向上しつつある。知らない人からいきなり迷惑画像を送りつけられる、いわゆる「AirDrop痴漢」のような行為を防ぐためにセキュアさが重視され、そのぶん手軽さはいまひとつだが、機能面が充実してきたのはなによりの朗報と言えそうだ。
New Android features for messaging, entertainment and more(Google)
https://blog.google/products/android/new-android-features-march-2022/
ニアバイシェア機能でファイルやアプリを共有する(Google ヘルプ)
https://support.google.com/files/answer/10514188?hl=ja

INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1394990.html
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/626219.html
https://internet.watch.impress.co.jp/extra/iw/search/?q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93#gsc.tab=0&gsc.q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93&gsc.page=1







マルチキャスト配信〜スマホなどの端末間通信のみで情報配信ネットワークを構築
NEC、スマホなどの端末間通信のみで情報配信ネットワークを構築する技術を開発
(2013/12/4 12:34)
日本電気株式会社(NEC)は3日、3G/LTEや無線LANのアクセスポイントを使わずに、スマートフォンなどのモバイル端末のみで大規模な情報配信ネットワークを構築する技術を世界で初めて開発したと発表した。
今回、NECが開発した技術は、無線LANの端末間通信を利用して多数のモバイル端末でネットワークを構築し、効率的に情報を配信するマルチキャスト技術と、無線LANの速度低下を抑制する技術を組み合わせたもの。この技術により、通信インフラが途絶した状況や、通信端末が集中する過密環境でも、高速性を保ったままデータ量の大きい写真や動画なども配信・共有できるという。
■モバイル端末のみでネットワークを構築
従来のマルチキャスト配信は、配信途中のデータ欠落を許容するアプリケーションにしか適用できなかったが、データ欠落の発生しないDTN(Delay/Disruption/Disconnection-Tolerant Network)マルチキャスト配信技術を世界で初めて実現。送信側は従来と同じく一斉配信を行うだけで、配信途中のデータ欠落を多数の受信端末同士が補完しあうことにより、パケットロスが頻発する過密環境でも安定した大規模情報配信が実現できる。
また、多数のモバイル端末が密集して通信を行う場合は、著しい通信速度の低下が発生するが、これを回避する技術を世界で初めて開発。各端末に搭載したアプリケーションが、電波が届く範囲にある多数の端末の送信タイミングを自律分散的に数10ミリ秒から数100ミリ秒単位で制御し、複数の端末からの同時送信を回避してパケットの衝突を抑制することで、過密環境でも通信速度を低下させず、データ量の大きい写真や動画も高速に配信・共有できるという。
■効率的なマルチキャスト配信技術と、過密状態での高速なデータ転送技術を開発
さらに、ネットワーク全体の状況を把握し、情報の優先度に応じて各モバイル端末の送信タイミングを決定する技術を東北大と共同で開発。警報や応援要請など緊急性が高い情報を優先的に発信し、低遅延で広範囲に拡散することができる。
NECはこの技術を、地方自治体における災害情報配信・共有システムや、防災無線をはじめとした社会インフラネットワーク、大規模イベントの会場など通信端末の過密環境における情報配信システムなどへの適用を目指すとしている。
(三柳 英樹)
関連リンク
プレスリリースhttp://jpn.nec.com/press/201312/20131203_01.html

INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/626219.html
https://internet.watch.impress.co.jp/extra/iw/search/?q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93#gsc.tab=0&gsc.q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93&gsc.page=1


2021年12月23日木曜日

[通信] Android-Mac間通信











[通信] Android-Mac間通信
AndroidとMac間でファイルを転送する6つの簡単な方法
2021.12.23 14:30
lifehacker
Shubham Agarwal
ライフハッカー[日本版]2021年12月3日掲載の記事より転載
macOSの場合、Windowsと違って、そのままではAndroidスマホのファイルシステムを見ることはできません。Apple製品同士で簡単にファイルを共有できるWi-Fiアドホックサービス「AirDrop」も、Androidスマホとでは機能しません。そうなると、AndroidとmacOS間でファイルを転送するには、サードパーティのアプリに頼るしかありません。
幸い、たくさんの頼りになるサードパーティ製アプリ(Googleのアプリも1つあります)があります。というわけで今回は、MacとAndroidスマホ間でファイルを共有する方法を、すべてご紹介します。
◆Android File Transfer
Macでスマホのファイルを閲覧するには、Google自身が提供する「Android File Transfer」という無料アプリを使うのが、もっとも素早く面倒がない方法です。
やることは、アプリをMacにインストールし、Androidスマホとケーブルでつなぐだけです。
「Android File Transfer」はスマホの接続を自動で検知し、ウインドウが表示されます。
このウインドウで、ファイルを相互に転送したり、フォルダーの作成や削除をしたりなど、さまざまなファイル管理ができます。Macを使っているからドライバをインストールしなければ、と心配する必要もありません。
ダウンロード:Android File Transfer for Mac(無料)
◆OpenMTP
「OpenMTP」は「Android File Transfer」と非常によく似ていますが、ずっと高性能なアプリです。インターフェースも使いやすく、ウインドウが分割されているので、Macとスマホのコンテンツを同時に見ることができ、ファイルをある場所から別の場所へドラッグするのも簡単です。隠しファイルを見たければ、Macとスマホのどちらのファイルも見ることができます。コピーも速く、4GBを超える複数のファイルを1回で移動できます。上級者には、キーボードショートカットもあります。設定は簡単ですが、はじめるときは説明に従って操作するようにしましょう。なんといっても、無料でオープンソースなのが素晴らしいところです。
ダウンロード:OpenMTP for Mac(無料)
◆Commander One
MacでAndroidスマホを管理するためのもっと高機能なツールを探しているなら、ぜひ「Commander One」を試してみましょう。
「Commander One」には、高性能な「ダッシュボード」が用意されていて、その画面で、たくさんのファイルを素早くコピーしたり、FTPサーバーを設定したり、ディスクをさっと切り替えたりなど、いろいろな操作ができます。タブを使ったインターフェースですから、複数のストレージドライブを操作するのもラクです。さらに「Commander One」は、使いやすくカスタマイズできるキーボードショートカットを、幅広くそろえて提供しています。ただし、このアプリは無料ではありません。15日間無料で試せるので、その間に購入する価値があるかどうか判断できます。
ダウンロード:Commander One for Mac(無料お試し期間あり、PROへのアップグレードは$29.99)
◆Pushbullet
「Pushbullet」は、通常ならAppleデバイスのみで利用できる「ユニバーサルクリップボード」のような機能を、Androidでも使えるようにしてくれます。さらには、ファイルを共有したり、スマホの内部ストレージをパソコンからリモートで見たり、SMSのメッセージに返信したりなど、たくさんのことができます。機能満載のソフトウェアなのです。しかも、多少の制約はありますが、このアプリは無料です。設定するには、「Google」か「Facebook」のアカウントを使い、「Pushbullet」のウェブサイトでサインアップしてください。Androidスマホにアプリをインストールし、ブラウザのクライアント経由でほかのすべてのデバイスにも、アプリをインストールします(ブラウザは、「Safari」より「Chrome」か「Firefox」がおすすめです)。すべてのデバイスでサインインしたら、各プラットフォーム間で、ファイルやリンクをはじめ、たくさんのデータを簡単に送信できます。
ダウンロード:Pushbullet for Chrome | Android(無料、サブスクリプションあり)
◆Send Anywhere
Pushbullet社は、AndroidとMac間で、ワイヤレスでファイルを転送できる「Portal」というサービスも提供していました。けれども、このブラウザベースの優れたサービスは、2021年10月に終了してしまいました。その代わりとして、ここでは「Send Anywhere」をおすすめします。「Send Anywhere」は「Portal」と同じような機能ですが、ブラウザは使いません。その代わり、Macのアプリをインストールする必要があります。コード番号を入力するとWi-Fiネットワーク経由で転送がはじまります。
「Send Anywhere」のほうが、幅広い機能を提供しており、画像と動画をすぐに選択できたり、「Wi-Fi Direct」に対応していたりと、さまざまなことができます。さらに優れているのは、複数のデバイスでファイルを共有するリンクもつくれること。無料版の「Send Anywhere」は広告が表示されますが、少しお金を出してアップグレードすれば、その煩わしさもなくなります。
ダウンロード:Send Anywhere for Android | Mac(無料、有料版もあり)
◆クラウドストレージサービス
パソコンとAndroidスマホで時たまデータを共有するだけという人は、「Googleドライブ」や「Dropbox」など、自分が気に入ったクラウドストレージを使うのもいいでしょう。素早く共有できるし、いろいろと設定する必要もありません。しかもこの方法なら、MacとAndroidスマホに限らず共有できます。どこからでも、どんなデバイスからでも、ファイルにアクセス可能です。
別の方法として、クラウドサービスがパソコンのバックアップツールを提供しているのなら、そちらをインストールする手もあります。そうすれば、パソコンのファイルは、いつでもスマホにダウンロードできます。
MacとAndroid間でもっと共有しよう
ご紹介した方法はすべて、AndroidとmacOS間で、有線でも無線でもファイルを簡単に共有できるものです。当然ながらAppleは、Androidとつなげるためのこうした機能を提供していませんが、サードパーティの開発者が、積極的に素晴らしいアプリを開発してくれたのはありがたいことです。
Source:Android,OpenMTP,Eltima
Software,Pushbullet(1,2,3),GooglePlay,sendanywhere,MUO
Original Article: How to Transfer Files Between Android and Mac: 6 Easy Methods by MakeUseOf
Translate: ガリレオ

lifehacker
 

2004年2月19日木曜日

[通信][携帯電話] Linuxザウルス(SL-C3000)と京ぽん(AH-K3001V)を接続

京ぽん(AH-K3001V)




[通信][携帯電話] SL-C3000と京ぽん(AH-K3001V)を接続
2004年11月19日
■SL-C3000とつなぐ(2)
以前,SL-C3000とつなぐでは,サン電子のi-CARD TYPE F1「CS64CF」を使って,SL-C3000と京ぽんを接続してみました。
当然といえば当然ですが,ちゃんと京ぽんでダイヤルアップ接続ができました。
ところが,なんとSL-C3000に付いたUSBポートにケーブルだけで京ぽんを接続し,これでちゃんとダイヤルアップ接続ができちゃうんですね。
必要なのは,moroさんが作成・配布されている
AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュール
と,京ぽんとSL-C3000を接続するためのUSBホストケーブルです。
このUSBホストケーブルには,ポケットシステムズ PocketGamesのPocket USBホストケーブルがありますが,もう1本,アールエスコンポーネンツのRSオンラインで購入できる「437-0117」という型番のケーブルでもだいじょうぶでした(※ちょっと動作が不安定です)。
でも,ちょっと設定は面倒です。moroさんのモジュールは「自己責任利用」ですので,たとえSL-C3000の動作がおかしくなってしまうようなことがあっても,moroさんにもここにも文句は言わないでくださいね。
moroさんのダウンロードファイルから,
「AH-K3001V SL-C3000 2.4.20 自己責任利用モジュールacm-AH-K3001V-2.4.20.tar.gz」
をダウンロードします。ダウンロードしたら,ファイルを解凍。解凍すると,いっぱいサブフォルダの階層を下がって,はじめてacm-AH-K3001V.oファイルに行き着きますが,これがSL-C3000のなかのファイルの場所にもなってるんですよ。
ま,とりあえずファイルを解凍すると,
/lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/acm-AH-K3001V.o 
という階層にファイルが出現しますから,これをSL-C3000の同じ場所,つまり 
/lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb/ 
のなかにコピーしちゃいます。コピーするときは,root権限でするか,あとでファイルの所有者をrootに変更しておくといいでしょう。
ところで,京ぽんをUSBホストケーブルなどを使ってSL-C3000に接続し,設定画面の「システム情報」を起動して「デバイス」タブ画面で「USB」を見ると,次のようになっています。
click!そのままで,とりあえず京ぽんが認識されています。ただし,ドライバがないので,「Driver」欄は「(none)」となっています。
ファイルをコピーしたところで,京ぽんを接続する前にターミナルを起動し,suでrootになって,次のおまじないを指定します。
bash-2.05$ su
# depmod -a
# modprobe acm-AH-K3001V
エラーが出なければ,これでOKです。エラーが出るようなら,たぶんコピーしたファイルの所有者がrootじゃないためですから,Tree!ExplorerQTなどを使って所有者を変更して,もう一度やってみるといいでしょう。
エラーが出なければ,そのまま次のコマンドを入力します。
# lsmod
click!これでusbcore欄に「acm-AH-K3001V」と表示されていれば成功です。京ぽん用モジュールがロードされました。
次にデバイスを作成します。
# mknod /dev/ttyACM0 c 166 0
やはりエラーが出なければOKです。これでターミナルは終了してかまいません。
今度は,ダイヤルアップの設定です。これは設定画面の「ネットワーク設定」を起動します。ネットワーク設定を起動したら,「ダイヤルアップ接続」を指定し,「追加」ボタンをタッチ。ダイヤルアップ接続の種類の選択画面に変わりますから,「PPPダイヤルアップ接続[赤外線]」を指定し,[選択]ボタンを押します。
click!続けて,接続先やネットワーク,モデムといった設定を行なっていきます。これは通常の設定と同じですね。京ぽんの場合,モデムの初期化コマンドは「ATZ」だけでいいようです。ダイヤル方式は「トーン」を選択。
これで京ぽん用のダイヤルアップ接続の設定が作成できました。作成すると,タスクバーに地球アイコンが出現します。
このダイヤルアップ接続は,赤外線として設定しましたが,これを先に作成したデバイスに変更します。
ZEditor(ルート権限で実行するに設定しておくこと)を起動し,次のファイルを開きます。
/etc/ppp/peers/IRDAxxxxxxx
ファイル名は,「IRDA」に続けて数字が入っています。このファイルを開き,2行目にデバイス名を追加します。
(元)115200
(後)/dev/ttyACM0 115200
書き換えたら,ファイルを保存して終了。これでSL-C3000にUSBホストケーブルで接続した京ぽんで,ダイヤルアップ接続ができるはずです。
京ぽんを接続し,タスクバーの地球アイコンをタッチ。「接続」をタッチすると,ダイヤルアップが開始されます。
ちなみに,ここまでの設定がちゃんとできていると,「システム情報」の「デバイス」タブ画面のUSBでは,ちゃんと「Modem driver for Kyocera PS」と表示されています。
USBホスト機能についても,面白い話がいくつも出てきたのですが,ちょっと公表はできないな。でも,ユーザーの状況や要望を取り入れながら,いろいろと進化しているようです。
posted by K_T at 14:39| 東京 アォ| Comment(18) | TrackBack(7) | その他
■この記事へのコメント
USB2.0が将来導入されるだろうというのは,歓迎なのですが,clientとしてですか,それともhostとしてでしょうか。たぶん,clientで,パソコンに接続する場合になるんでしょう。その時,host機能は是非とも残していただきたいと思います。一番よいのは,client/hostともにUSB2.0で額面480Mbpsということですが。
Posted by at 2004年11月21日 12:30
コメントありがとうございます。
USB2.0ですが,クライアント,ホストともども2.0ならベストですね。USBホストについては,非公式ながらハードディスク内にいくつかのモジュールが見られますから,当然ながら開発でもそれなりのものを作ろうとしているのは想像できます。
ただ,やはりメーカーですから,対応するUSB機器をそれなりに揃えたり,あるいはサポートしなくちゃならないでしょう。これがたぶんネックになってると思います。
いっそのこと,これとこれは正式対応,なんて感じで製品を指定してくれたり,モジュールを出してくれると,ユーザーとしてももっと利用できるんですが,それも難しいのかな。
Posted by K_T at 2004年11月22日 02:10
こちらのページは京ぽん+C3000の時に参考させていただき非常に助かりました。ありがとうございました。
つい最近,4xサービスに対応したと言うことで,京ぽんからJ3003Sへ乗り換えました。
(C3000でブラウジングは事足りるので電話側でのフルブラウザよりもモデム速度優先ってことで(^_^;)
J3003Sは標準のacmドライバで問題ありませんでしたその他の手順はまたこちらのページを参考させていただきました。重ねて,ありがとうございましたm(_ _)m
Posted by shin1 at 2005年03月24日 13:30
今更かもしれませんが,こちらの記事を参考にさせていただいたおかげで無事SL-C3000(ROMバージョンアップ済み)と京ぽんを接続することができました。
いままでP-inを使っていたのでいつでも解約できるようになりました。
大変ありがとうございました。
Posted by hoto at 2005年04月06日 01:36
このたび,遅まきながら
C3000持ちになりまして。
hotoさんとこのシンボリックリンクとともに
参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
Posted by shipin at 2005年04月13日 12:45
CL-C3000ではないのですが,こちらを参考にCL-C1000とJ3002VでのUSB接続を試みたところ無事に繋がりましたのでコメントさせていただきます。
ドライバは特に追加の必要もなく認識しますので,それ以外の作業はこちらを参考に設定をおこなえば問題ないようです。
USBホストケーブルはすぐに手に入らない状況でしたので手持ちのケーブルを改造して(といってもミニBの4ピンと5ピンをショートさせただけなのですが)製作したものを使用しています。
どうもありがとうございました。
Posted by iku at 2005年05月08日 13:45
修正です。
ミニBでなくてミニAでした。
Posted by iku at 2005年05月08日 17:36
AH-K3001Vとケーブルで直につなげられるということで,かなり期待してSL-C3000を購入し,上記の方法で設定してみたのですが,どうも接続できたりできなかったり(できないことの方がほとんど)動作が不安定で,接続できない時は「初期化中」の表示が出たまま全く接続できません。
AH-K3001Vを接続した際には「データ通信OK」の表示が出るので,USB機器として認識はされているようですが,通信を開始しようとした時にはAH-K3001Vには何の反応もないので,モデム初期化コマンドすら送られているかどうか怪しい状況です。
このような状況に陥った方,いらっしゃいませんでしょうか?
何とか安定して接続できるようにしたいので,どなたか疑うべきポイント,確認すべきポイント等がわかる方,教えて頂けないでしょうか?
ちなみに使用ケーブルはシグマリオン用ホストケーブル+SL-C3000に付属のUSBケーブルで,シグマリオン側をSL-C3000に接続しています。AH-K3001V,SL-C3000付属のUSBケーブルはいずれも別のものと交換してみたのですが,症状は同じです。
よろしくお願いいたします。
Posted by Amadeus at 2005年05月22日 07:20
SL-C3000本体のROMのバージョンはどうなってますか?現在「1.11JP」ですが,ROMをアップデートする以前は,けっこうネットワーク関係がボロボロでした。760や860でまったく問題なかった無線LANでさえ,SL-C3000ではつながったりつながらなかったり。まずROMのアップデートを行なってみてください。
Posted by K_T at 2005年05月22日 08:06
あっ,ちなみに「http://support.ezaurus.com/sl-c3000/update/c3000update/c3000update.asp」で3000のアップデートファイルが落とせます。
Posted by K_T at 2005年05月22日 08:09
K_Tさん,速攻で教えていただき,ありがとうございます。
早速ROMをバージョンアップしてみたところ,事態は改善したようで,今,直ったSL-C3000でこのコメントを書いています。
とても快適でスッキリです!
こんなに早く解決できてとても助かりました。
本当にどうもありがとうございました。
Posted by Amadeus at 2005年05月22日 21:28
↑ブラウザにエラーが起き,同じものを何度も送信してしまいました。
このページを管理されている方,申し訳ありません,このコメントと一緒に余計な書き込みを消去お願いいたします。どうもスイマセン。
Posted by Amadeus at 2005年05月22日 21:47
Amadeusさん
通信できるようになって,何よりです。
(重複コメントは削除しておきました)
Posted by K_T at 2005年05月23日 01:40
Amadeusです。
K_Tさんがこのページの管理をされているのですね。
どうもありがとうございました。
お礼ついでに今後同様の試みをされる方に情報二つ。
1.シグマリオン用ホストケーブルの代わりにGreen HouseのGH-USBK5コネクタ+SL-C3000付属ケーブルの組み合わせではコネクタの形は合いますが,接続はできませんでした。「ホストケーブル」とは結線が違うのでしょうかね?
2.SL-C3000の電源を入れたままAH-K3001Vを接続すると設定が壊れてしまうようです。接続の際は必ずSL-C3000の電源を切りましょう(万一設定を壊してもこのページに書かれている設定作業をやり直せば復活しますが・・・)。
Posted by Amadeus at 2005年05月28日 08:29
こんにちは。こちらのページを参考にC3000とK3001Vで通信を試みているのですが,うまくつながらず,お手数ですが教えてもらえますか。
C3000+USBケーブル(自作)+K3001Vで,K3001V用自己責任モジュールを使って,とりあえずネットにはつながるのですが,32Kパケットで通信が異様に遅い(Webページ読み込み途中で止まる感じ)という状態に悩まされてます。いろいろ試したところ,PIAFS64K/32Kではきちんと速度が出るのですが,パケットにすると上記の読み込みが途中で止まったりします。また最初のユーザー認証も少し長いようです(パケットで30秒,PIAFSなら6秒くらい)。IRDAXXXXのファイルをいじり,MTU/MRU値を1500にしたりすると少しは状態改善されるのですが,依然重いページでは読み込みが止まってしまうような状況です。このままではパケ放題サービスが利用できないので困ったなと思ってるのですが,このような現象は出てませんでしょうか。何か原因がわかるようでしたら教えてもらえませんか。
Posted by hawk at 2005年06月25日 12:46
初めまして。
こちらのHPを参考に接続設定をさせていただいています。
設定自体はエラーもなく終わりましたが,
通信が出来ないというか,システム情報の所で,
USB OHCI Root Hubと言う項目が出ずに
もちろん# Modem driver for Kyocera PS
の項目も出ません。
色々調べてみたのですが,全く解りませんでした。
PC~SL-C3000のデータのやり取りや,京ぽん~SL-C3000のデータのやり取りは出来ます。
なぜ,USBの所が何も表示されないのでしょうか?
(USBとだけは表示されてて,左側は+も-も表示されません)
詳しい方教えていただけますでしょうか?
場違いなら申し訳ありません。
宜しくお願いします。
Posted by 抜作 at 2005年09月27日 13:30
SL-C1000とJ3003SをUSBでつなぎ,通信しようとしてます。コメントの中に標準のacmでつながった方がおられますが,その際の手順をもう少し詳しくおしえていただけないでしょうか?
ダイヤルアップ設定の中のプロキシーの設定と初期化の設定はどのようにされましたでしょうか?
それ以外の作業はなにをする必要がありますでしょうか?
システムについてはまったくの素人でして,なにをどうすればよいのかさっぱりわかりません。
よろしくお願いいたします。
Posted by takai Ken at 2006年01月12日 22:34
SL-C1000とJ3003SをUSB接続で通信しようとしてます。ここに書かれているネットワーク接続の設定の中でプロキシの設定をどうするかがわかりません。それから,それ以外にエディタでファイルを操作することが,私,全くの素人でできないでいます。すみませんが,どなたかご教授いただければ幸いです。
Posted by Takai Ken at 2006年01月12日 22:51

京ぽんBlog







2004年2月13日金曜日

[機器][通信] MACとザウルスでデータリンク


MACとザウルスでデータリンクしましょう!
アイゲッティはMacチックでかっこいいのにMacとはデータリンクできません、、。
winの場合はメーカー純正のクレードルを買えば、WinとザウルスMI-P1で簡単にデータ共有できるのにMACの場合はサポートされてません、、。
でも、ご安心をなんと株式会社クロストークさんから発売されてるコマンドアイを使うと簡単にデータリンクできちゃいます。 また、ザウルスはアイクルーズ/アイゲッティ/コミュニケーションパル/ ザウルスポケット/ ザウルスカラーポケット/ パワーザウルス/ カラーザウルス と結構豊富!Mac側の対応機種はメーカーのHPを見てね。
なんせ、ザウルスは小さいから入力が面倒だもんね、、。
Macのキーボードから必要なデータを入力できれば、こんなにうれしいことはない!と、思いませんか?
個人情報管理PIMソフト「コマンド・アイ」は、システム手帳への印刷やIrDA通 信によ るザウルスとの連携など他のPIMソフトにはない機能を備えています。
iMac Rev.A/B(ボンダイブルー)なら内蔵赤外線ポートを使用 すれば簡単にリンクOK!
また、シリアルポート接続のIrDA光通信インタフェース付パッケージがあります。(現在は生産終了)USB版が発売予定になってます。
シリアルポート接続のIrDA光通信インタフェース付パッケージに付属のIrDA光通 信インタフェースこれで白Macならデーターリンクできちゃいます!
後はコマンドアイを立ち上げてIrDA光通信インタフェースとザウルスのIrDA光通 信を向き合わせてデーターの送受信すればOK!
スケジュールはもちろんToDoやアドレス帳、集計表、データベース、フォトメモリー、インターネットライブラリ、メールや分類まですぐれものでしょ?

ねこマック
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7030/