[検索] 検索エンジンいろいろ〜2020年に利用すべき検索エンジン21選
2020年に利用すべき検索エンジン21選
Matteo Duò, 2020年11月16日
SEOや検索エンジンと聞くと、まずGoogleを思い浮かべるでしょう。しかし、それ以外にも同じようなサービスを提供するその他の検索エンジンが数多く存在するのをご存知でしょうか。Googleは世界的に認知度の高い検索エンジンであり、業界最大手です。さらに、こちらの調査によると、2位につけているのも「Google画像検索」のようです。
しかし、Googleが最も有名だからといって、唯一の検索エンジンの選択肢であるというわけではありません。
一部の人がGoogle以外の検索エンジンを選んでいる主な理由の一つはプライバシー強化のためです。Googleは自社、そしてサードパーティーでの利用のためにユーザーのデータを追跡していることで有名です。
Google以外使ったことがないという方は、この記事を読んでより自分に合った検索エンジンを探してみてはいかがでしょうか。
他の検索エンジンについて詳しく見ていく前に、あなたが検索エンジンに求めるものは何か、考えてみましょう。
Google以外で最も良い検索エンジンはどれか
最も安全な検索エンジンはどれか
プライバシー保護の観点で最適な検索エンジンはどれか
どの検索エンジンが最も良いか
わたしたちがピックアップした検索エンジンのリストをご覧ください。聞いたことがあるものもあれば、初めて耳にするものもあるかもしれません。
◆ Bing(ビング)
検索エンジンBing
Microsoftが提供するBing はGoogleに次いで2番目のシェアを誇る検索エンジンです。使用方法は簡単で、日替わりの背景写真が美しいのが特徴です。Bingでは、動画の検索結果が大きなサムネイルで表示され、マウスカーソルをホバリングすると音付きでプレビューできるため、動画検索に最適です。Google同様、Bingにも通貨の換算、翻訳、フライトの追跡などの機能が十分に備わっており、グローバルマーケットの中でもGoogleに引けをとらない非常に幅広い用途のツールです。Bing Webmaster Toolsについては当社の詳細なガイドをご確認ください。Bingの名前はよく知っていても、様々な特典が存在することはご存知ないかもしれません。Bingでショッピングや検索をすると、アプリや映画の購入で使える便利なポイントが付与されるのです。
◆ DuckDuckGo(ダックダックゴー)
検索エンジンDuckDuckGo
DuckDuckGo は検索内容が追跡、保存されているのが気になる、プライバシーの保護に重きを置いている、という人に人気な検索エンジンです。最小限の広告と無限スクロールのとてもすっきりとしたインターフェースなので、快適で合理的な使い勝手です。ユーザーの追跡は一切行っておらず、ブラウザにDuckDuckGoの拡張機能を追加すると全てのアクティビティをプライベートなものにすることができます。この検索エンジンにはbangといって、キーワードの前に目的のサイトを打ち込むことで直接他のサイト内を検索できる非常に便利な機能があります。例えば、「!ebay マジック:ザ・ギャザリング」と打ち込むと、eBay内での「マジック:ザ・ギャザリング」の検索結果が直接表示されるのです。
◆ Yahoo!(ヤフー)
検索サイトYahoo
YahooはGoogleより前からあった検索エンジンで、時代遅れだ…と言う人もいますが、それでも世界で3番目のシェアを誇ります。Firefoxではデフォルトに設定されています。
Yahooの素晴らしい点の一つが、単なる検索エンジンを超えた様々な要素を持ち合わせているところです。Yahooのポータルサイトでは、メール、ニュース、オンラインショッピング、ゲームなど一つのサイトで包括的なサービスを提供しています。
Flickr(フリッカー)、Yahoo!知恵袋、Yahoo!ファイナンスと連動しているため、豊富な画像検索結果と様々なトピックに関する膨大な情報量が蓄積されています。
(こちらもお読みください: ウェブサイトへのトラフィックを増やすための実証済みの戦術77選)
◆ Ask
検索エンジンAsk
かつてはAsk Jeeves(アスク・ジーブス)として知られていた Ask の検索エンジンでは、シンプルなQ&A形式をとっているため、自然語検索が可能です。そのため、高齢者など検索エンジンに慣れていない人でも使いやすいのが特徴です。また、検索ワードに関連した「よくある質問」も表示されるため、さらに進んだ検索をしたいときに便利です。
◆ 百度(バイドゥ)
検索エンジン百度
百度は中国で70%以上のシェアをもつ、大手検索エンジンです。中国語で表示されますが、Googleとそっくりです。デザインも似ていますし、Google同様、広告で収益をあげていて、検索結果にはリッチスニペットが表示されます。ただし、百度は厳しく検閲されています。特定の画像や、民主主義を支持するようなウェブサイトはブロックされます。
◆ WolframAlpha
検索エンジンWolframAlpha
WolframAlphaは「Wolframの画期的なアルゴリズム、知識データベース、AI技術により、専門家レベルの答えを算出する」ことができる私企業所有の検索エンジンです。専門的な知識を提供するよう設計されており、数学、科学技術、社会と文化、日常生活の4つのカテゴリーがあります。またその中に、データや研究の統計、質問への専門的な回答を導き出すためのサブカテゴリーや便利なツールが備わっています。(後ほど実例を挙げます)
専門知識のハブである上に、WolframAlpha ではユーザーの検索履歴を追跡しないため、プライバシーの観点でも安心です。
◆ Boardreader
検索エンジンBoardreader
Boardreaderは フォーラムと掲示板用の検索エンジンです。フォーラムを検索し、日付と言語でフィルターをかけることができます。そのトピックの実際のユーザーが書いたコンテンツが探しやすいので、コンテンツのリサーチに適しています。その分野のどのフォーラムを閲覧すれば良いか迷っているときにはBoardreaderは便利なツールとなるでしょう。
◆ StartPage
検索エンジンStartpage
StartPage は、DuckDuckGoと少し似ています。ユーザーのプライバシー保護に重きを置いて作られた検索エンジンです。ユーザーのデータを一切追跡、蓄積しません。また、閲覧履歴に基づいた広告の表示も行いません。
Startpageは自らを「世界で最もプライベートな検索エンジン」とうたっています。完全にプライベートな状態でGoogle検索を行った時と同様の検索結果が得られます。検索エンジンであるとともに、Startpageでは、安全性を向上するためにウェブサイトを匿名で閲覧することのできるプロキシサービスも提供しています。 クッキーの設定をせずにウェブサイトを閲覧できるカスタムURLジェネレーターもあります。これらのサービスが、シンプルなインターフェースで用意されており、多機能なインターフェースが特徴的なナイトモードなど、様々なテーマを選ぶことができます。
◆ Ecosia
検索エンジンEcosia
過度な検索エンジンの使用はCO2を排出し、環境に大きな影響を与えることに—そこでEcosia は、「CO2 ニュートラルな検索エンジン」として誕生しました。検索(Bing利用)による収益が木を植えるのに使われる仕組みです。1本の木を植えるために、平均で45件程度の検索が必要となります。
◆ Qwant
検索エンジンQwant
フランスに拠点を置くQwant はプライバシーを重視した検索エンジンで、検索履歴の記録や、広告を目的とした個人情報の使用を一切行いません。ユーザーフレンドリーなインターフェースでは検索結果はウェブ、ニュース、社会に分類され、歌詞で検索したり新しい音楽を探したりできるAIを使用した音楽セクションまで搭載。ウェブサイトの名前(または指定のショートコード)の前に「&」を入れることですぐに外部のサイト内検索結果を表示するクイックサーチ機能もあります。例えば、「&w」または「&wikipedia」と検索するとQwantから直接Wikipedia内の検索結果を表示できます。
◆ Search Encrypt
検索エンジンSearch encrypt
プライバシーを重視した検索エンジンにはSearch Encryptもあります。ユーザーの個人情報が追跡されないようにローカルでデータの暗号化を行います。メタ検索エンジンであるSearch Encryptは、サーチパートナーから(ユーザーの履歴によってパーソナライズしていない)結果を取得します。この検索エンジンの面白い点は、15分間アクティブでない状態が続くと自動で閲覧履歴を削除するところです。つまり、誰かが万が一、あなたのコンピューターにアクセスしても、プライバシーの侵害を心配する必要はありません。
◆ SearX
検索エンジンSearX
複数のソースからバイアスのかかっていない結果を表示するSearX は無料の分散型インターネットブラウジングを提供することを目的としています。誰もがソースコードの閲覧、 GitHubへの貢献ができるオープンソースのメタ検索エンジンです。また、カスタマイズして自分自身の検索エンジンとして自分のサーバー上でホストすることもできます。
SearXでは他の検索エンジンにはない特徴や設定で、使いやすく、速く、的確な検索結果を得ることができます。
◆ Yandex(ヤンデックス)
検索エンジンYandex
世界で5番目に利用されているYandexは自国のロシアで広く使われており、約60%のシェアを誇ります。Googleにとてもよく似たサービスを提供し、ウェブサイト、画像、動画、ニュースなどを使いやすいレイアウトで閲覧することができます。さらに、モバイルアプリ、マップ、翻訳、クラウドストレージなど、Googleと同等の機能をよりすっきりとしたインターフェースで提供しています。
◆ Gibiru
検索エンジンGibiru
Gibiruはそのキャッチフレーズのとおり「フィルターのかからないプライベートな検索」です。AnonymoX Firefoxアドオンをダウンロードすることで全ての検索がプロキシIPアドレスを経由します。そのため、バイアスのかかっていないプライベートな検索結果を得ることができ、他のコンピューターのユーザーがあなたの閲覧履歴を追跡することができません。検索情報はGibiruのサーバーに保存されず、その記録は検索実行の数秒後には削除されます。
◆ Disconnect Search
検索エンジンDisconnect search
Disconnectでも、選択した検索エンジンを通じて匿名で検索を行うことができます。検索ワードを入力すると、クエリがリルートされ、選択した検索エンジンに到達する前にDisconnectのサーバーにより匿名化されます。このようにプライバシーの心配をすることなく、好みの検索エンジンを使用することができます。また、Disconnectでは追跡サイトをブロックしたり、 ページをより速く読み込んだりできるブラウザの拡張やアプリ、その他プライバシー保護のための機能を数多く提供しています。
◆ Yippy
検索エンジンYippy
Yippyもまたプライバシー保護の観点でおすすめの検索エンジンで、検索履歴の追跡やカスタマイズ広告の表示がありません。ウェブサイト、 画像、ニュース、求人、ブログ、政府統計など様々な種類のコンテンツの検索が可能です。表示される検索結果は多くありませんが、Yippyでは最も関連のあるウェブサイトを見つけるために情報源、時間、トピックなど様々なカテゴリーで検索結果をフィルターすることができます。
◆ Swisscows
検索エンジンSwisscows
Swisscows ではプライバシーやセキュリティの観点から検索が完全に暗号化されます。個人情報、IPアドレス、検索履歴は蓄積されず、そのサーバーは世界でも最も厳格なプライバシーポリシーを定めるスイスに拠点を置いています。ビルトインのフィルターによりポルノや暴力的なコンテンツが制限されるので、子供が安全に検索をできる環境を望む親御さんには、特に人気があります。セマンティックデータ認識によりクエリに対する直感的な回答を、そして、データのプールにより素早く効率的な回答を実現しています。革新的なセマンティックマップが他の関連のある、もしくは人気な検索も表示するため、更なる情報を得るのに便利です。
◆ Lukol
検索エンジンLukol
Lukol は追跡可能な要素を取り払ってGoogleから検索結果を表示する匿名の検索エンジンです。追跡の心配をせずにGoogleの豊富な検索結果を閲覧することができます。Lukolでは検索の完全な匿名性が保証されており、不適切なサイトからも保護してくれます。機能の面では非常にシンプルな検索エンジンです。ウェブ、画像、ニュース、動画から検索結果を選べますが、フィルターのオプションはありません。
◆ MetaGer
検索エンジンMetaGer
MetaGer ではその匿名の検索で「プライバシーの保護された検索」を提供しています。運営すのは非営利組織なので、ユーザーの履歴を追跡するメリットは彼らにはありません。その信頼感に加え、グリーンエネルギーのみを使用しています。MetaGerは50の外部検索エンジンから結果を取得するメタ検索エンジンであるため、幅広く深い検索結果が得られます。クエリを処理する際にクリック率を考慮していないため、検索結果にはフィルターやバイアスがかかっていません。位置情報を追跡することなくマップやルート計画のサービスまで提供しています。また、常に検索のプライバシーが守られるよう、MetaGerをデフォルトの検索エンジンに設定するためのプラグインをダウンロードすることもできます。
◆ Gigablast
検索エンジンGigablast
Gigablast はデータの追跡をせず、マーケッターやスパム業者からユーザーを保護し、何百万ものウェブサイトやサーバーのリアルタイムの情報を調べられる検索エンジンです。一番魅力的な検索エンジンとは言いにくいですが、言語、完全一致、ファイルの種類など、検索にフィルターをかけたりパーソナライズしたりするための様々なオプションが選択できます。ウェブ、ニュース、画像の他、Gigablastではディレクトリと包括的なアドバンスドサーチ機能も利用できます。
◆ Oscobo
検索エンジンOscobo
Oscoboは検索中にプライバシーを保護してくれる検索エンジンです。 サードパーティーのツールやスクリプトを一切使用しないことで、ユーザーデータのハッキングや悪用を防いでいます。全てのトラフィックが暗号化されることで、IPアドレスやクッキーを含め一切の追跡がされることなく、匿名で検索結果を取得することが可能です。Oscoboは、(検索の結果)あなたがクリックするサイトに対して、検索ワードを送信せず、個人情報や検索履歴のシェアも一切行いません。ウェブ、画像、動画、マップのカテゴリーから検索ができてとても便利です。また、Chromeバーから簡単にプライベートな検索できるChrome拡張機能もあります。
KINSTAブログ
https://kinsta.com/jp/blog/alternative-search-engines/
Google以外でもっと優れた検索エンジンは?
そのパワフルなアルゴリズムとAIにより、Googleが最も大きく、最も優れた検索エンジンであることは間違い無いでしょう。そのため、Googleを使わずにインターネットをブラウジングするのは馬鹿らしいように思えるかもしれません。しかし、最高の検索エンジンを利用するためにはそれなりの代償を払わなければなりません。Googleがユーザーの個人情報をシェアし、閲覧履歴を追跡することにより、ユーザー毎に閲覧内容をパーソナライズしていることは、よく知られています。中にはこれが鬱陶しいという人もいるでしょう。
一方で、他の検索エンジンには異なる機能が備わり、様々なプライバシー保護に関するアプローチが実行されています。是非一度、別の検索エンジンも試してみてください。もしかしたら、よりあなたに合った検索エンジンに出会えるかもしれません。
Google以外の検索エンジンの使い方をいくつかご紹介します。
DuckDuckGo
DuckDuckGoのbang検索は外部のサイト内の検索結果を簡単に表示できるショートカットです。
例えば、外部のサイト(Wikipedia、Amazon、GitHub、Stack Overflowなど)で検索をしたい場合、検索バーに「!」と入力します。候補サイトのリストが表示され、その中から好きなサイトを選びます。すると、選択したサイト内の検索結果が表示されます。特定のサイト内での検索をしたい時に便利な機能です。
DuckDuckGoの機能をもう一つご紹介します。“is X down”と検索することでそのサイトがダウンしているかどうかをすぐに確認することができます。検索結果の画像の上にマウスのカーソルを合わせると画像のプレビューを見ることができます。
Bing
Bingの動画検索結果のサムネイルにマウスのカーソルを合わせると動画の短いプレビューを見ることができます。そのためウェブサイトを訪問しなくても、関連のある動画かどうかを、すぐに確認できます。
WolframAlpha
WolframAlphaを利用すると、あらゆるサイトの比較が簡単にできます。例えば、「facebook.com vs twitter.com」と入力すると比較表が表示されます。
Alexaのデータベースから直接データを読み込むことで、二つのサイトの精度の高い比較が簡単にできるのです。
■プライバシーの観点で最も優れた検索エンジンは?
プライバシーを侵害されずにウェブ検索を行いたいという方はプライベートな検索エンジンを選択しましょう。
プライベートな検索エンジンとはユーザーのデータを追跡せず、検索結果を高いセキュリティとプライバシーレベルで表示する検索エンジンです。
プライバシー保護の観点で最も優れた検索エンジンは次の2つです。
DuckDuckGo
StartPage
プライバシー保護という観点からもう少し詳しく、この二つをご紹介しましょう。
プライベートな検索エンジンその1: DuckDuckGo
DuckDuckGoのプライバシーポリシーは詳細で透明性の高いものです。ただし、100%のプライバシーを目指したいという方は、DuckDuckGoでも検索履歴は記録していることは覚えておきましょう。DuckDuckGoでは、これらは「個人情報ではない」 集合データであり、検索結果により個人を特定することはできない、と主張しています。
プライベートな検索エンジンその2: StartPage
StartPageのプライバシーポリシーは「ユーザーを追跡しません。ユーザーをプロファイリングしません」と、非常にシンプルで的を射ています。このプライベートな検索エンジンを利用する際、メタデータ(IPアドレスなどの個人情報)は検索クエリから削除されます。そして、この匿名の検索リクエストがGoogleに送信され、検索結果はユーザーの個人情報を一切開示することなくStartPageを経由して表示されます。
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■まとめ
Google以外の検索エンジンとその機能の概要をご紹介しました。プライバシー、利便性、バイアスのかかっていない検索結果など、何を重視するかによって様々な選択肢があります。是非一度、いくつか試してみてください。もしかしたら、お気に入りの検索エンジンが見つかるかもしれません。少なくとも、Googleを補完するような検索エンジンは見つけることができるでしょう。SEO改善とスピードは密接に関連しているため、パフォーマンスの低いホスティング会社を辞めた方が良いでしょう。Kinstaはパフォーマンスを優先して構築されており、アプローチは全く違います。プラン一覧をご確認ください。 プラン一覧をご確認ください。
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コメント
匿名2020年01月11日の11:56 am
Startpageですが、最近広告企業に買収されたようで、オンライン上ではそのプライバシー保護性に疑問の声が上がるようになったようです。Googleに比べればはるかにプライベートなエンジンと言えるかもしれませんが、他のエンジンを差し置いてDuckDuckGoと並ぶほどの(プライバシー面での)性能は、いまや期待すべきではないと思います。個人的にずっと使ってきたエンジンなのでとても残念ですが…記事についてですが、他のサイトではなかなか見ないようなエンジンも載っていて面白かったです。説明も必要なものが必要なだけ明瞭にまとまっており、読みやすかったです。
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2018年版・Google以外の検索エンジン10選
2018/05/30 07:35
著者:後藤大地
fossBytesに5月25日(米国時間)に掲載された記事「10 Google Alternatives: Best Search Engines You Need To Use In 2018」が、Googleの替わりに利用できる検索エンジン10選を紹介した。Google検索以外の検索エンジンを探している場合、特化した検索エンジンを探している場合に、候補として検討できるとしている。紹介されている検索エンジンは次のとおり。
Bing - Microsoftの提供する検索エンジン。バックエンドはYahoo!検索
DuckDuckGo - プライバシーが強力な検索エンジン。バックエンドはYahoo!やYandexなど
Yahoo! - Googleよりも長い歴史がある検索エンジン。ポータルサイトは検索だけではなくスポーツから旅行にいたるまで多くのサービスを提供
Qwant - フランスをベースとする検索エンジン。DuckDuckGoと似ておりプライバシー機能が強力
Yandex - ロシアで最大の検索エンジン。ロシア国内で55%〜65%のシェアを持ち、Googleの競合相手の1つ
Search Encrypt - プライバシー機能が強力な比較的最近登場したメタ検索エンジン
StartPage - プライバシーを強化した検索エンジン。バックエンドはGoogle
SearX - オープンソースのメタ検索エンジン。バックエンドはGoogle、Yahoo、DuckDuckGo、Wikipediaなど
Ask - 頻繁に訊ねられる質問の答えを知りたい場合に便利な検索エンジン
Gibiru - プライバシーおよび検閲対策機能が強力な検索エンジン。検索クエリは保存せず、検索数秒後には破棄
記事で取り上げられている検索エンジンはメタ検索エンジンやプライバシーを強化する目的のものが多い。Google以外の検索エンジンを利用する大きな理由がトラッキング対策などプライバシーに関するものになっている。
検索エンジンYandex
Net Applicationsの調査によれば、2018年4月における検索エンジンのシェアはGoogleが76.47%で1位、これに15.31%のBaidu、4.74%のBing、2.39%のYahoo!が続いている。
2018年4月検索エンジンシェア - データ: Net Applications
検索エンジン2018年4月シェア
76.47% Google
15.31% Baidu
04.74% Bing
02.39% Yahoo!
00.52% Yandex
00.17% DuckDuckGo
00.16% Ask
00.11% Naver
00.03% AOL
00.03% Dogpile
GoogleはPC、モバイル、タブレットにおいて4分の3を超えるシェアを持っているものの、長期的に見るとシェアの下落傾向が続いている。これに対し、Baiduは急激にシェアを増やしており、特にこの1年間で大きくシェアを増やしている。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、 厚生労働省、 内閣官房、 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている情報も合わせてご確認ください。
マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180530-637968/
Yahoo!とGoogle以外の日本の検索エンジンから、検索アクセスがないのはなぜ? [アクセス解析Q&A]
アクセス解析ツールの検索エンジンレポートに、日本の検索エンジンを登録するには?
衣袋 宏美(株式会社クロス・フ... 2010/9/2(木) 10:00
質問:アクセス解析ツールの「検索エンジンレポート」に「BIGLOBE」や「@nifty」などの日本のポータルサイトの検索エンジン名が見当たりません。これはこれらのサイトからのアクセスがないということなのでしょうか?
答えポータル系検索エンジンからのアクセスがゼロというわけではなく、そうしたサイトからのアクセスがあっても「検索エンジンからのアクセス」として分類されていない状態だと考えられます。
アクセス解析ツールの多くは海外で開発されています。そのため、初期設定では、「検索エンジン」として集計される対象が、世界的に有名な検索エンジンだけになっている場合が多いのです。どうすれば日本ローカルの検索エンジンをレポート対象として扱えるようになるのかは、お使いのアクセス解析ツールの各ツールベンダーに聞いてみましょう。
解説アクセス解析ツールの多くは、参照元情報を大きく次の3つに分類しています。
参照元なし(ノーリファラー、ダイレクトアクセス)
検索エンジン(検索サイト)
その他の参照元
このうち「検索エンジン(検索サイト)」というのは、実は自動的に分類されるわけではありません。アクセス解析ツールの中に、どのサブドメインが検索エンジンの参照元なのかを定義したデータベースがあり、都度それに照らし合わせて、合致した参照元がレポートの際に「検索エンジン」と分類されています。たとえばGoogle Analyticsが認識している検索エンジンの一覧が、「Google Analytics はどのような検索エンジンを認識しますか。」というページに掲載されていますが、ほとんどが日本では使われていません。対応している検索エンジンは以下のとおりです。
Google
Yahoo
MSN
Lycos
Ask
Altavista
Netscape
CNN
Looksmart
About
Mamma
Alltheweb
Gigablast
Voila
Virgilio
Live
Baidu
Alice
Yandex
Najdi
AOL
Club-internet
Mama
Seznam
Search
Wp
Onet
Netsprint
Google.interia
Szukacz
Yam
Pchome
日本でも使われている検索エンジンはGoogle、Yahoo!、MSNぐらいでしょうか。ご覧のとおり、検索エンジンはGoogleやYahoo!だけではありません。世界中で日々新たな検索エンジンが開発されています。そうした世界中の新たな検索エンジンを自動的に認識するシステムはありませんから、このデータベースは誰か人の手によって更新していくしかありません。ソフトウェアをインストールする形式のツールであれ、クラウドやASPの形式で提供されているサービスであれ、基本的なデータベースはベンダーが用意しているはずです。多くの場合、まずはそれを使ったうえで、それ以外の検索エンジンを分類したい場合はユーザーが手動で追加定義を行うという形式が採られています。
当然ながら、日本という地理的にも言語的にもローカルで特殊な国の検索エンジン(検索サイト)の事情など、多くのアクセス解析ツールでは考慮されていませんので、追加した方がよいと思われる検索エンジンに関しては、個々に追加定義をする必要があります。そして検索エンジンに紐付いている検索フレーズもレポートしてくれますので、検索エンジンの登録と、検索フレーズを解析するために必要な情報を登録することになります。
たとえばGoogle Analyticsで検索エンジンの分類対象とするサイトを登録するには、管理画面で設定するのではなく、Webページに挿入するJavaScriptの計測タグに検索エンジンを判別する記述を追加しなくてはなりません。具体的には、JavaScriptの計測タグに下記で強調している行を追加する必要があります。
〈script type="text/javascript"〉
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www."); document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js' type='text/javascript'%3E%3C/script%3E")); 〈/script〉
〈script type="text/javascript"〉
try { var pageTracker = _gat._getTracker("UA-xxxxxxx-x"); pageTracker._addOrganic("searchengine_name","q_var"); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}〈/script〉
※これはGoogle Analyticsのトラッキングコードが「ga.js」の同期バージョンの場合です。「urchin.js」を使っている場合や、ga.jsでも「非同期トラッキングコード」を使っている場合は上記とは異なりますのでご注意ください
上記で強調している行が追加する文です。分類したい検索エンジンごとに1行ずつ追加していき、「searchengine_name」の部分には追加したい検索エンジンの検索結果ページのドメイン名の一部を指定し、「q_var」には検索キーワードが格納されるクエリ変数名を指定します。Google Analyticsは、アクセスの際のリファラをチェックして、ドメイン名に「searchengine_name」で指定した文字列が含まれていて、さらにクエリパラメータ(URLの「?」のあとに書かれている部分)にここで指定した名前のものがあれば、そのアクセスを「検索エンジンからのアクセス」だと判断するというわけです。検索エンジンのドメイン名は、レポートに表示される検索エンジン名としても使われるので、ドメイン名すべてを指定する必要はなく、わかりやすく短いほうがいいでしょう。検索キーワードが格納されるクエリ変数名は、検索エンジンごとに手作業で調べます。たとえば「BIGLOBEサーチ」を新たに追加したいときは、実際に「BIGLOBEサーチ」にアクセスして、何かキーワードを入力して検索します。今回は「FIFA」で検索してみました。すると検索結果ページのURLは下記のように表示されています。
http://cgi.search.biglobe.ne.jp/cgi-bin/search-st?q=FIFA&x=0&y=0
このURLの中から入力したキーワード「FIFA」を探すと、「q=FIFA」という文字列が見つかります。これによって、「BIGLOBEサーチ」では、キーワードを格納する変数名が「q」であることが確認できます。ドメイン名は「biglobe」(これが検索エンジン名として表示されます)、クエリ変数が「q」ですので、追加する1行はこのようになります。
pageTracker._addOrganic("biglobe","q");
参考に国内の主な検索エンジンのクエリ変数一覧(2010年8月30日現在)を載せておきます。クエリ変数は変更されることがあります。もし検索エンジンレポートで一定期間表示されない場合には、クエリ変数が変更されていないか確かめてみてください。
検索エンジン名ドメイン名(検索エンジン名)クエリ変数BIGLOBEサーチbiglobeq@search:@niftyniftyqInfoseekinfoseekqt楽天ウェブ検索rakutenqtlivedoorウェブ検索livedoorqSo-netウェブ検索so-netqueryau oneウェブ検索auoneqOCNウェブ検索ocnsearchMThi-hohi-hosearchODNodnsearchgooウェブ検索gooMTエキサイトウェブ検索excitesearchASAHIネットasahikeywordはてな検索hatenawordECナビecnavikeywordmiximixikeywordTwittertwitterq
以上の検索エンジンをGoogle Analyticsに追加する場合のコードはこのようになります。
pageTracker._addOrganic("biglobe","q"); pageTracker._addOrganic("nifty","q"); pageTracker._addOrganic("infoseek","qt"); pageTracker._addOrganic("rakuten","qt"); pageTracker._addOrganic("livedoor","q"); pageTracker._addOrganic("so-net","query"); pageTracker._addOrganic("auone","q"); pageTracker._addOrganic("ocnsearch","MT"); pageTracker._addOrganic("hi-ho","search"); pageTracker._addOrganic("odn","search"); pageTracker._addOrganic("goo","MT"); pageTracker._addOrganic("excite","search"); pageTracker._addOrganic("asahi","keyword"); pageTracker._addOrganic("hatena","word"); pageTracker._addOrganic("ecnavi","keyword"); pageTracker._addOrganic("mixi","keyword"); pageTracker._addOrganic("twitter","q");
※これはGoogle Analyticsのトラッキングコードが「ga.js」の同期バージョンの場合です。「urchin.js」を使っている場合や、ga.jsでも「非同期トラッキングコード」を使っている場合は上記とは異なりますのでご注意ください
一方、サーバーログ型のアクセス解析ツールでは、集計仕様の設定画面で、検索エンジンの登録とクエリ変数の登録を行うことができるものがありますので、新たに検索エンジンを登録する場合は、この設定画面において、手動で追加をしていくということになります。
衣袋宏美のデータハックス
https://www.google.com/amp/s/webtan.impress.co.jp/e/2010/09/02/8710%3famp