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1985年6月13日木曜日

[ゲーム][LSIゲーム] バンダイ,北斗の拳(1985)~対戦型LSIゲーム











[ゲーム][LSIゲーム] バンダイ,北斗の拳(1985)~対戦型LSIゲーム
北斗の拳
北斗 VS 南斗 対決5
HOKUTONOKEN
LSIGAME DOUBLEPLAY /バンダイ
Written BY T鈴木
■アタタタタ!
1985年、もう完全にファミコンが世間に浸透しきった頃、すでに多くのメーカーが電子ゲーム業界から撤退した中、バンダイはいまだFLゲームを発売し続けていました。
「ガンダム・テキサスコロニーの戦い」「スペースハリケーン」・・・・およそ一般の人たちは聞いたことがないタイトル。あきらかに発売時期を見誤り、当然のごとくさっぱり売れなかったFLゲームたち。
その中にこの「北斗VS南斗対決5」はありました。
知らない人はいないと思われますが、オリジナルは武論尊原作、少年ジャンプ連載の大人気漫画です。リアルな画風、人間が砕け飛び散る表現、斬新なセリフなどで、日本中に大ブームを起こしました。
■199X年
上の画像を見ての通り、両側にモニターのある対戦型の本体です。同社「Uボート大作戦」を踏襲した形ですね。VSコンピューター戦はもちろんのこと、VS人間としても遊べます(その場合、北斗と南斗に分かれて遊ぶことになります)。
「対決5」の名の通り、5つのゲームパターンが用意されています。それでは、各ゲームパターンを紹介していきましょう。
■相手より先に敵を倒そう
ゲーム1「北斗百烈拳」
技のスピードをマスターし、北斗百烈拳を鍛錬するゲームです。
敵が左右に移動するので、真中に来たときにパンチを連続HITさせましょう。
ちなみに右がケン(北斗)で左がシン(南斗)です。相手より先に敵を倒しましょう。連打よりもタイミング命!(と思う)。
■動く秘孔を正確に突け!
ゲーム2「北斗七死星点」
画面中央に現れる秘孔を見て、正確に突くゲームです。
秘孔はランダムに移動するので(ええ~)、その方向にレバーを倒してボタンを押しましょう。どこが「七死星点」なのかも謎ですが、南斗であるシンも必死に秘孔を突いているのがいい感じです。
■敵が攻撃してくるぞ!
ゲーム3「交首波顔拳」
基本的にはゲーム1と同じですが、敵が攻撃してきます。
どこが「交首波顔拳」なのかというと、左右に逃げる敵をレバー操作で真中に移動させることができるからです(多分)。
■いよいよ直接対決!
ゲーム4「ブラッディークロス」
いよいよこのゲームの真骨頂、ケンとシンが己の技すべてを駆使して戦います。レバー上下で敵の攻撃をガードしましょう。
相手を画面はしに追い込み、パワーインジケーターがすべて点灯する前に秘孔をすべて消せば勝利です。2人対戦が熱い!
■すべてのゲームを勝ち抜け!
ゲーム5「対決5」
ゲーム1~4を順次勝ち抜いていく総合ゲームです。
すべてクリアすると、レベルアップしてゲーム1から始まります。
■あたたたた!
一片の悔いなし・・・・か!?
この「北斗の拳」、FLゲーム終末期に出たものとしては、ちょっと寂しい出来ですね。
何よりキャラクターが小さいので、原作の持つ絵の躍動感、迫力が再現しきれていないからです。
バンダイはこれまで「FLフリスキートム」や「FLクレイジークライミング」など、FLの名作を多数発売してきましたが、後期になるほど物足りない出来になっていくのが残念です(会社的にそれほど力を入れていなかったのでしょうか?)。後期になるほど素晴らしいゲームFLを開発していったエポック社とは対照的です。
とは言え、存在自体なかなかの珍品ですので、FLコレクターは押さえておくのもいいかもしれませんね。

週刊電子ゲームレビュー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/densigame2/shu.hokuto.htm





1983年6月30日木曜日

[ゲーム][LSIゲーム] バンダイ,宇宙探検隊ザックマン(1983~『ディグダグ』のパ○り?







[ゲーム][LSIゲーム] バンダイ,宇宙探検隊ザックマン(1985)~『ディグダグ』のパ○り?
宇宙探検隊ザックマン
ZACKMAN
(FL/バンダイ)
Written by 史
■『ザック(ZACK)』、やはり『ディグダグ』のパ○り?
穴などを掘る時にたとえて使う「ザックザック」という擬音語を採用したのではないかと思われるネーミングです。直感的にディグダグを連想させる為に、考案したものと思われます。(念の為英和辞書をひいてみました、案の定ありませんでした。)う~ん、まさに子供騙し戦法ですね。しかしながら、その完成度は学研「ディグダグ」勝るとも劣らぬようです。
■ストーリー:
『宇宙探検隊ザックマンが未知の惑星に着陸した…
地中を掘り進みながらロボットと戦い、地底奥深くに眠るエナジーカプセルを探し出すのだ!急で帰還だ!母船はUFOに攻撃を受けている…メイディ??ぢメイディ…』
この設定より想像する限り、ザックマンは悪者ですね。だって勝手に着陸して、護衛らしき(?)ロボットを壊して、エネルギーカプセルを盗んじゃうんでしょ?
極めつけは、母船の着陸位置の絶妙さ!! なんと、敵に自分の惑星の「宇宙空間ビル」を攻撃させているんです!! 敵君、わざわざ「自分たちのビルを貫通させて攻撃」なんて間抜けなことを考えている場合でもないと思います。(周りこめっ)
電子ゲーム大作戦に、こんなコメントが…。
「なんで宇宙でトンネルなんか掘らなくっちゃならないの、などど深く考えずに、より早く、地下を進むことを考えよう。」
設定の甘さに対する冷笑なのかっ??
■箱に騙されて買った少年多し?
箱のイラストはなかなかカッコイイと思います。まるで科学万博の告知ポスターのようです。
FCソフトでは言えることですが、箱のデザインがカッコイイ、面白そうだと思って買うと失敗します。このゲームに当てはまるのかどうかは、言及いたしません。
■多面スクロールとドットイートの快感
スクリーンに表示される部分は、全マップの5/11です。実際にプレイすると以外に広い空間であることが実感できます。
本来の目的に反して、何故か全ての土を消してしまいたいという衝動に駆られます。
ドットイートゲームではないのに…。無駄な知識の詰まったゲーマーなら誰でもやることですね。
また、これは学研ディグダグにもいえることですが、この「土」は単なる「枠」にしか見えません!!題材が、いかにビジュアル的に電子ゲームに不向きであるかを露呈しています。
■キャシャなのに三段腹!非常にダサイ敵キャラ
敵ロボットの一部に砲弾を組み込んで欲しくなかったですね。非常にいびつで違和感のあるキャラになってしまっています。主人公キャラもあまり…。同じバンダイでもLCDやドラキュラ城ではかなり味のあるキャラが登場していますが、なんでこれだけダサダサなんでしょ?
ちなみに、ビームは左右にしか撃てないという制約があります。それもこれもみな、砲弾を敵ロボットの腹にしてしまったせいです。
■アドバイス:ゲームをプレイする前に by 史
あのパッケージイラストを頭に描いて下さい。目の前に映っていることだけに捕らわれてはいけません。
実際には、あの絵のような冒険が繰り広げられているのです。

週刊電子ゲームレビュー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/densigame2/shu.zackman.htm


1982年8月6日金曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,Dr.デンタル(Dr.DENTAL)(1982)~バンダイLCDゲームデジタルシリーズ




Dr.デンタル(Dr.DENTAL)
ゲーム性 ★★★★ オジャマ菌の存在が憎い。テンポの良いシューティング、名作です
操作性 ★★★ 機敏な操作を要求されるが、ボタンが少し小さい(子供には問題なし?)
キャラクタ ★★★★ とても可愛らしいキャラ達、患者が泣く姿もGOOD!
サウンド ★★★★ 消毒液を発射して虫歯菌をやっつけるまでの音がこのゲームならでは
ハード ★★★ とても良く合ってるカラーリング
総合 ☆☆☆☆ さすがバンダイ、アイデア勝利的なモノが見えます。是非GETせよ!





Dr.デンタル(Dr.DENTAL)
バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
■ゲーム内容:とてもいやな歯医者だが・・・
Dr.デンタルの画面1  歯医者と言えば、子供が嫌いな所ナンバー1と言っても過言では無い場所でしょう。
あのウィーンウィーンの音には、大人も嫌になってしまう程です。
子供が泣くのも当然でしょう。私も例外ではありませんでした。
電子ゲームの大御所とも言えるバンダイは、日常生活からアイデアを取り入れた作品も多く、
この作品も言うまでも無く「歯医者」から取ったものですが、非常にうまくゲーム化されていて
いやな歯医者とは思えないほど面白く仕上がっています。
まず注目したいのは、患者でしょう。絶滅寸前のアフロヘアーなのです(笑)。
ゲーム中は目をパチパチしています。やっぱりチクチク痛いのでしょう。
(それにしても、こんなに虫歯菌に好まれるなんて何を食べていたんでしょう?)
次によく考えると、このゲームは「シューティング」の分類に入ると思います。
シューティングと言うと、TVゲームでも電子ゲームでも戦闘機ものばかり。
それを歯医者に当てはめるなんて、さすがバンダイ・・・と思いました。 Dr.デンタルの画面2
Dr.デンタルの画面3  さて、ゲーム内容ですが、ゲームが始まると上の歯に虫歯菌が現れます。
虫歯菌が歯をカジカジ囓って虫歯にしてしまうので、Dr.デンタルを操作して消毒液を発射し(FIREキー)、
虫歯菌をやっつけます(2点加算)。
ただし下の歯には、オジャマ菌が居て、Dr.デンタルの消毒を妨害します。
オジャマ菌は下の歯を虫歯にする事はありませんが、消毒液がオジャマ菌に当たった場合は
消毒液は消えてしまいます(1点加算)(オジャマ菌も消えます)。
つまり、オジャマ菌のおかげで消毒液が虫歯菌に届かない間は、虫歯菌はやりたい放題です。
虫歯菌がしばらく歯を囓ると、1段階虫歯になります。これが3段階になってしまうと患者が泣き出してしまいミスになります。
これはバンダイのお約束システムなのですが、得点1,000点毎におっかけダンス(左写真)が始まり、
ボーナス500点加算されます。つまり「パックマン」のコーヒーブレイクみたいなものですね。
このゲーム、オジャマ菌のおかげでゲームがとても面白くなっています。
オジャマ菌が原因でミスになる事がよくあります。本当にジャマな存在です(笑)。可愛いけどイヤなヤツですね。
なんとなく音もコミカルで楽しいものとなっています。ゲーム中、たまにある「間」も、虫歯菌との駆け引きには欠かせません。
是非、可愛いキャラの「Dr.デンタル」を是非プレイして下さい。
ちなみに、このゲームの虫歯菌・オジャマ菌がバンダイらしいキャラだと思った人はかなりの通だと思います(笑)
注:キャラの名称などは説明書を紛失してしまった為に正確な名称ではないかもしれません。ご了承下さい。
■本体解説
ゲームデジタル3,980円シリーズについては、「ハンバーガーショップ」「影忍者」をご覧下さい。
カラフルなカラーリングが多いシリーズですが、Dr.デンタルの青は意外に落ち着いていてマッチしていると思います。
■当時の思い出
私はこのゲームがかなり好きでやり込みましたが、当時は歯にこういった虫歯菌が居るモノと信じていた時期がありました(汗)。
当時、「どうしてDr.デンタルと言うんだろう?」と疑問を持った私は英和辞典で調べたら・・・納得。これで「DENTAL」と言う英単語を覚えました。
ゲームで遊べて英単語も学べる・・・うーん、さすが電子ゲーム!(オイオイ)。
     
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1982年6月10日木曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム










[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム
エッチな小人
H NA KOBITO
(テクトロン/バンダイ)
Written by T鈴木
■組み立てキット、テクトロン!
バンダイの「エッチな小人」です。何とこのゲーム、組み立てキットになっていて、付属のパーツを装着することによって、AMラジオ、スピードメーター、ストップウォッチ、タコメーターなどに使用することができます。なぜそんなことをしなければならないのかは不明ですが、電子ゲーム混迷期には、このような勢いだけで作ったようなモノも多数見受けられ、メーカーの苦悩、試行錯誤した様が伺えます。そう考えると、ちょっと感慨深かったり・・・・ってそんなことないか(笑)。
■電子ゲーム唯一無二の脱衣ゲー
ゲーム内容もかなりバカっぽいです。お姫様(これがお姫様!??)の服を脱がそうと小人が近づいてくるので、天使を操って小人を矢で射りましょう(ひどすぎる・・・)。射るのが遅れると、哀れお姫様の服が脱がされてしまいます。お姫様の服は3段階まで脱げてしまい、最後は全裸になってしまいます(もはや犯罪者ですね・・・)。
これは買えねぇ~!
とは言え、全裸になってもマメ天使がしっかり隠してくれるので、お母さんやPTAも安心です。全国チビッコ電子ゲーマーの「んんだよぉぉぉ!!」と落胆した姿がうかがえます。しかし、いくら高めの年齢層を狙ったこのシリーズでも、これはかなり買うのが恥ずかしいのでは!?筆者の友人でも、同シリーズの「おもらしベイビー」を持っていた人はいましたが、さすがにコレ買った人はいませんでした。
・・・って言うか仲間外れにされるよ、こんなの持ってたら(笑)。
■さあ、組み立てよう!
前述した通り、この本体は、パーツ装着で様々なメカに変身します。しかし、ラジオやストップウォッチはともかく、スピードメーターとして使用した人はいるのでしょうか!?筆者もさすがに、自分の自転車にこれを取り付けるのはイヤでした。・・・って言うか雨降ったらどうすんの!?

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1982年5月22日土曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ




[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ
恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)
バンダイ/LCDソーラーパワーシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
ゲーム性 ★★★
攻守を織り交ぜた内容は評価出来るが、少々のんびりした印象。
操作性 ★★★
問題なし。
キャラクタ(画面) ★★★★
バンダイの電子ゲームキャラは良いっ!
サウンド ★★
電池式のゲームに比べれば貧弱だがソーラー式でサウンド有りは評価出来る
ハード ★★★★
他社のソーラー製品に比べ、ダントツに良いボディ!
総合 ☆☆☆
ソーラーパワーシリーズの名に恥じないゲームだが少々インパクトに欠けるかも
     
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(上)やっとの思い出で一命を取り留めた遭難者を容赦なく襲うサメの姿・・・。
左端に島が見えたら速攻で上陸せよ!






■ゲーム解説:SOS!!サメと対決、サバイバル(パッケージより)
カメラが捕らえた決定的瞬間!
恐怖!飛行機の墜落現場!はたしてパイロットは助かるのか・・?!
(上)やっとの思い出で一命を取り留めた遭難者を容赦なく襲うサメの姿・・・。  
あなたは「無人島に行きたい」と思った事がありますか?
無人島=夢の楽園・・・。無人島に行けば、苦しい勉学・仕事から解放されて自給自足でのびのび暮らせる・・・。
これは誰でも描く「夢」でしょう。
(「夢の楽園」な「オイシイ所・痛い所」などはレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』で
克明に描写されてましたね。)
私は「無人島」と言えば、1972年1月24日にグアム島密林から奇跡的生還した横井庄一軍曹の
ニュースを思い出します。(と言ってもリアルタイムにこのニュースを観た訳ではないのですが ^^;;)
もしかしたら、ゲームの誕生の背景には、このニュースが題材になっているのかもしれませんね。
(あ、ゲーム発売から10年前のニュースだから少々無理があるかも・・ ^^;;)
横井氏にとってグアム島密林での生活は辛いものだったに違いありません。
「夢の楽園」でありたい無人島・・・・。
しかし、このゲームもタイトルの通り、主人公(遭難者)にとってあまり良い存在では無いのです。
さて、どの様な「無人島」になっているか、ゲームを始めて確かめてみましょう!
ゲームは第1パターンから始まります。
いきなり飛行機が墜落して、主人公が漂流してしまいます。
無地、海に不時着し、何とか一命を取り止めたパイロットですが、物事はそう上手く運びません。
広い海に人間がただ一人残された場合は必ずサメが出てくると相場は決まっているからなのです。(^_^;;;;
(電子ゲームではサメは悪役の人気者で、かなりの数のゲームで登場します。 ^^;)
このゲームも例に漏れず、非情にもしっかりとサメが襲ってきますので、
[LEFT][RIGHT]キーを使ってサメを避けましょう。(10点加算)
(もちろん、サメに襲われると1ミスになります。)
このシーンでミスせずにサメを避け続けて100点以上得点すると、時折左端に無人島が
現れるようになります。島が現れたら[LEFT]キーを連打して主人公を左端まで移動させて
上陸させれば、このパターン終了!ゲームは第2パターンに移ります。
この第1パターンではサメのキャラクタの配置が変則的なので、
避けるのが少々難しいかもしれません。
幸い、サメと遭難者(主人公)が蜂逢わせになっても、ミスになるまで少し時間がありますので素早く行動する事がミスの減少・・・高得点へのカギになるでしょう。
サメの襲撃を避けつつ、無事に上陸出来てホッと一息・・したいのですが、そうはいきません。(涙)しつこいサメが無人島まで襲いかかってくるのです。もしかして飢えているのでしょうか。しかし、このパターン2では遭難者は棍棒を持っているので、反撃出来るのです。これまでの恨みを晴らすべく、サメを退治しまくりましょう!(笑)
(パターン1)
生き延びる為にはサメを避けてまくれ!
パターン1画面:生きる為には避けまくるんダ!
左端に島が見えたら速攻で上陸せよ!
島を発見したら、速攻で上陸だ!!
(パターン2)
ココナッツを避けながら、サメを退治せよ!
パターン2画面:ココナッツを避けつつ、サメに逆襲ダ!
「痛てッ!」ココナッツに当たる遭難者
ココナッツに当たると、棍棒を振る動作をするのは何故だろう?  ところが、無人島の1本しか無いヤシの木から、なんとココナッツが雨の様に
降ってきて、遭難者の行動を妨害してくるではありませんか! ^^;;;
これにあったらひとたまりもありません。ココナッツを避けた結果、サメを退治できなくても
ミスにはなりませんので、ココナッツが落ちてくる方法を素早く見極めて、
無理なく確実にサメを退治していきましょう。棍棒を振るには[ATTACK]キーを押します。
サメを退治する毎に20点加算されます。
サメとの遭難者の当たり判定は甘めに設定されているのですが、サメが出てきて
しばらくしてから退治しにいくとキャラクタが重なった瞬間にミスになる場合がありますので
注意が必要です。
このパターンでサメに噛まれたり、ココナッツにあたると1ミスとなり、舞台は
パターン1に戻ります。
パターン2でミスせずに500点を得点すると、出てきたイカダに遭難者が
飛び移り救助船に乗って500点のボーナス点が加算されます!
そして次の飛行機が墜落し(笑)、次の遭難者が海に投げ出され(汗)、
舞台は再び海の中へ戻ります。(^^;;;
 このゲームをプレイして思った事は少々のんびりした感じを受ける事です。
ソーラーパワーシリーズの宿命でしょうか、サウンドが貧弱なのも、
のんびりした印象を後押しする結果となっているのです。
また、ボーナス制度もゲーム進行の一部の演出にしか見えず、
自動的に加算される方式ではなく、「謎のピラミッド」等の様な条件制「~したらボーナス点」にした方が
有難味があると思いました。
(同じのシステムでも「バクダンマン」等はテンポが早いので、ボーナス加算時にはインターバルにもなって
有り難い存在なのですが・・)
とは言え、当たり判定を易しくなっていたり、効率の良いキャラクタの配置はさすがバンダイ、
名シリーズに恥じない出来と思わざるを得ません。
ソーラーパワーシリーズを集める際に外せない1作ですので、ぜひ手に入れて遊んでみて下さい。
■本体解説:電子ゲームの人気ブランド・シリーズ!
「LCDソーラーパワー」シリーズについては、「大脱走」「激戦!Uボート」をご覧下さい。
太陽電池を用いた電子ゲームは電子ゲーム全盛期(1982年頃)から様々なメーカーで登場しましたが、中でもバンダイ製のこのシリーズは本体デザインがコンパクトの様に折りたたみ式で
とても良く、ゲームに2パターン制を用いたりして、人気ブランドとしてしっかりとした地位を確立していきました。
本体のカラーリングもゲーム内容にマッチしていて「緑色」、
まるで、無人島に生い茂る木を意識したようなカラーになっています。
本体デザインについては電車の中で女性が化粧をすべくコンパクトを出すと思いきや、ソーラーパワーを取りだす・・・と言った事があっても良かったんじゃないかな~と常々思います。(笑)
ただ、ソーラーパワーダブルパネルシリーズはやりすぎ感がありますけどね・・。
     
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1982年5月19日水曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,大脱走(DAIDASSO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ



[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,大脱走(DAIDASSO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ
大脱走(DAIDASSO)
バンダイ/LCDソーラーパワーシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
ゲーム性 ★★★★
看守の目を盗んでの鉄格子ギコギコのスリルが最高!
操作性 ★★★★
操作良好!
キャラクタ(画面) ★★★★
バンダイキャラって本当にいいよねって思わせるゲーム
サウンド ★★
ソーラーパワーでは、仕方がないのか?演出が良いだけに惜しい!
ハード ★★★★
他社のソーラー製品に比べ、ダントツに良いボディ!
総合 ☆☆☆☆
ソーラーパワーの中では1、2番のデキだと思います!

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■ゲーム解説:看守の目を盗んでいるわりにはバレバレ?(笑)
大脱走の第1パターン画面(牢の中)  私がソーラーパワーの存在を知った時、かなり衝撃を受けました。
今まで、電子ゲームを毎日何時間もプレイしていた為に電池代もバカになりませんでした(少ないお小遣いなので)。
それが、ソーラーパワーでは太陽電池の為にボタン電池不要・・・0円になる・・・。
どうして太陽の光だけでゲーム画面が出るのかとオロオロするばかりでした。
後になって考えれば太陽電池式の電卓(ソーラー電卓)が既に出ているんだから、
太陽電池式のゲームが出るのは時間の問題だったのかもしれません。
しかし、当時の私は小学生だったんで電卓なんてロクに触っていないので
ソーラー電卓なんて知る由もありませんでした(汗)。
(それどころか電卓を使ってちゃんと計算しなければいけない仕事なんてあるのか・・と思っていたくらいです)
 さて、大脱走ですが、プレイヤーは何故か捕まっています。こうなると目的は一つ、脱走するだけです(笑)
いじわる(?)な看守は常時、見張っています。プレイヤーはベッドで女性のボスターに見とれているふりをします。
看守がいなくなった隙に鉄格子に近づき、隠し持っていたノコギリで鉄格子をギコギコ切っちゃいます。
看守がドアを開けた時にベッドに戻っていないと、脱走計画がバレてしまってミスになります。
鉄格子を1つ切る(鉄格子の前でLEFTキーを10回押す)と10点加算されます。3本切ると無事外に脱出出来ます。
実はこの看守、かなりのやっかい者でフェイントのオンパレードです。連続でドアを開けたりしてイヤな奴です。
本当に看守の目を盗まないと脱出出来ません(笑)。頑張って脱出しましょう!(題材がヤバい様な気がしますが・・・)
あと、ずっとベッドにいればいいじゃないか・・と思われますが、ベッドに20秒間以上寝ていると、自動的に移動させられます。
大脱走のミス時画面
大脱走の第2パターン画面(牢の外)  脱出成功!・・と思いきや、なんと既にバレバレ状態・・(笑)
数限りない警察犬が襲ってきたり、看守はピストルを発砲しまくったりと、
地獄絵図そのものに見えます(汗)。脱走者を殺す気でしょうか?
プレイヤーは当然、これらを避けなければいけません。警察犬の攻撃を避ける毎に10点加算されます。
向こうに仲間のクルマがある時に駆けつけると、無事脱出成功で500点のボーナスとなります。
牢の外で警察犬に襲われたり、看守の銃に当たってもミスにはならずに牢屋の中に戻されます。
この辺はバンダイのソーラパワーで良く使われているシステムです(ミスは第1パターンのみ)。
このゲーム、牢屋の中と外とでは全く違うゲームになっていて、本当に感心させられます。
バンダイのキャラはなかなか漫画的で表情豊かで良いと思います。
看守の目を盗んで鉄格子をギコギコ・・・これはかなりスリリングな行為です。一見の価値ありなゲームだと思います。
■本体解説:閉じれば非常にコンパクト!電池代不要の凄いヤツ!
上のゲーム解説でも書きましたが、太陽電池式の為にボタン電池などは一切必要ありません。また、コンパクトの様に閉じる事が出来ます。
ソーラーパワーシリーズには他に「天国と地獄」「謎のピラミッド」「恐怖の無人島」「激戦!Uボート」「謎の沈没船」等があり、
液晶板を2枚使って、しかもジョイスティック装備のソーラーパワー・ダブルパネルがあります。
ダブルパネルシリーズには「エアポート・パニック」「悪霊の館」「秘境!アマゾン」「Mr.フランケン」等があります。
LCDソーラーパワーはサウンドを装備している為か、蛍光灯などの弱い光には反応せず、昼間の明るい時や電気スタンドの下でないと動きません。
■当時の思い出
このゲームは、友人のA.Y氏に借りてプレイしました。
個人的にはソーラーパワーの中では「謎のピラミッド」の次に好きな作品です。
ソーラーパワーのボディって白いから、時が経つと黄色く変色しちゃうんですよね。
個人的にこの部分がイヤです(笑)

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1982年5月14日金曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,ツッパリコンサート(TSUPPARI CONCERT)(1982)~プロもマッ青 熱狂ライブ!


[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,ツッパリコンサート(TSUPPARI CONCERT)(1982)~プロもマッ青 熱狂ライブ!
ツッパリコンサートの本体
ツッパリコンサート(TSUPPARI CONCERT)
バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
ゲーム性 ★★★
中途半端な受け止めゲームになっている様な気がする
操作性 ★★★
機敏な操作を要求されるが、ボタンが少し小さい(子供には問題なし?)
キャラクタ(画面) ★★★★
ツッパリバンドのキャラクタがイカす!バンダイはキャラクタ描くのが上手!
サウンド ★★★
ミスした音がゲームデジタルの中では凝っていると思う
ハード ★★★
カラーリングがイマイチ・・・?
総合 ☆☆☆
設定がイカしたゲーム。ゲームデジタル3980円シリーズの名に恥じない作品

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■ゲーム内容:プロもマッ青 熱狂ライブ!(パッケージより)  
近年、"音楽"を扱ったゲームが多く発売される様になりました。
内容的にはリズムに合わせて演奏を楽しむものがほとんどです。
(Beat Maniaなどでゲームセンターで達人の演奏を聴くと感動を覚えますね)
電子ゲームでも音楽機能を搭載した機種はいくつかありました。
しかし、「音楽を演奏しているバンドそのもの」を題材にしたゲームはそんなにないでしょう。
このゲームの名は「ツッパリコンサート」。
バッチリ笑えてインパクトのある名前のこのゲームの舞台は80年代初めのツッパリバンドのコンサートホール。
"横浜銀蝿"を始めとするサングラス・リーゼントに皮ジャンがトレードマーク(?)のツッパリバンドが流行っていた
頃の時代です。もちろん、このゲームの主人公はそんな格好をしたツッパリギタリスト(ボーカル)です!(^^;)
超満員のコンサートホールにファンも次第にテンションが高くなるのでしょうか、
演奏中にも関わらず花束などのプレゼントを投げてくるではありませんか!
ツッパリギタリストを左右に動かして、ノリノリ気分でプレゼントを受けとめましょう(20点加算)。
プレゼントを受け損なってもミスにはなりません。
ただし、ツッパリギタリストは常に右腕を上下していて、各プレゼントが観客の手から離れて2コマ目に到達した時に
近くに移動させないと受け止めてくれませんので注意して下さい。
(実際に受け止めるのは3コマ目なのですが、この時に移動させても受け止めてくれないと言う事です。)
・・と、ここまでは良いのですが、なんとツッパリギタリストを引きずり落とす観客が出てきたのです!
ファン心理から来るものと言ってしまえばそれまでですが、こんな事されてはひとたまりもありません。
最前列の観客が手をさしのべたら、すばやく避けてください。
観客に捕まると、ステージから引きずり落とされミスとなります。
痛々しいツッパリギタリストのミスマークが表示され、3回ミスするとゲームオーバーになります。
ゲームデジタルの基本システム通り、得点が1000点毎にひと休み、
左端の女の子にKISS(キッス)をもらってボーナス500点が加算になります。
ツッパリコンサートの画面2
キケン!
ミス画面(見にくくてゴメンナサイ!)
出演者には手を触れないで下さい!
 以上がゲームについてですが、実際に遊んでみると設定は面白いのにゲームは平凡(基本の受けとめパターン)
と言う印象を受けます。しかも従来と違い、プレゼントを受け損なってもミスにならない所が
緊張感がイマイチ沸かない原因にもなっていると思います。
特にゲーム開始後、何もしなくても700点近く得点出来てしまうのにはゲーム内容的に問題があるのでは
ないでしょうか。
しかし、名作揃いの3980円(サンキュッパ)シリーズの名に恥じない印象深い作品である事には
変わりありません。比較的、手に入りやすい機種ですので、これを機にプレイされてみてはいかがでしょうか。
祝福のKISS
ボーナス時のキッス1
ボーナス時のキッス2
ボーナス時のキッス2
ヤッタネッ!
■本体解説:本体の細かい仕様変更、さりげない気配りがグー!
ゲームデジタル3980円シリーズについては、「ハンバーガーショップ」「影忍者」「Dr.デンタル」をご覧下さい。
このシリーズ、途中の機種から電池蓋にネジが付くようになりました。これは誤って子供がボタン電池を飲み込まない様に
配慮したものとの事です。このネジの紛失率が非常に高かったのは言うまでもありません(笑)。
また、このタイプになってから元から電池は組み込まれており、絶縁シートを取り除いて使用するようになりました。
     
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1981年8月21日金曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,大地震(DAIJISHIN)(1981)~ワァー大地震だ!どうするどうする




大地震(DAIJISHIN)
ゲーム性 ★★★★ 非常に忙しい!アイデア勝利!2つの要素が楽しめる!
操作性 ★★★★ キー操作に問題無し
キャラクタ ★★★★★ バンダイ初期GDシリーズのキャラはナイス!
サウンド ★★★★ いかにもゲームデジタルっぽい音!
ハード ★★★★ コンパクトで可愛い
総合 ☆☆☆☆ 1万点までは比較的簡単に達成出来るが、その後が難しい!







大地震(DAIJISHIN)
バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1981年頃
(C)1981 BANDAI ELECTRONICS.
■ゲーム解説:ワァー大地震だ!どうするどうする(パッケージより)
ゲーム開始直後に激震が・・。
もしかして震源地はあなた?
大地震のゲーム画面1
大地震が起きていると言うのに
子供はのんきなモンです(^^.)  「地震・雷・火事・親父」にもあるように地震は大変恐ろしい天災の一つです。
地震は予期出来ないばかりか、火事・津波をも誘発し、毎回多くの犠牲者が出ており、痛ましい限りです。
平成7年に発生した阪神淡路大震災も同様でしたが、地元の方々の努力で復興を成し遂げる事が出来ました。
なんとバンダイはこの恐ろしい「地震」を題材にした電子ゲームを発売していたのです。
これが「バンダイ・LCDゲームデジタル・大地震」です。
地震と言えば、TVゲームでの演出の一種くらいな利用方法を考えると
「大地震」は地震そのものを扱っており、とても異質(貴重)な存在と言えますね。
 さてゲームの方に話は移りますが、舞台は地震の真っ最中!いつになったら、
収まるのか分かりません。(^^;)
料理中だった「奥さん(おばさん)」は大慌て!!
地震で倒れてくる家具(冷蔵庫・花瓶・タンス)をすばやく押さえなくてはなりません。
家具の揺れるパターンは3パターンあります。
3パターン目まで来たら要注意、急いで家具の所に移動させましょう。
家具を押さえると得点が10点加算されます。
(ちなみに得点下部でブラブラ揺れている電灯はゲームには関係ありません。
私は説明書を見るまで電灯だとは思いませんでした・・・(苦笑))
ゲーム画面の左端にガス台があります。地震の影響でガス台から火が燃え上ってしまって
とても危険です。一番左端に移動して、さらに[LEFT]キーを押すと消化器を放出します。
時たま出てくる消防士より先に火を消すとボーナス得点として500点が加算されます。
(何故、消防士が待機しているかは全くの不明なんですが・・・ ^^;)
ガス台の火は必ず消防士が消してくれるので無視していても構いませんが、
これを逃しては高得点は望めません。コツとしては普段はガス台の前で[LEFT]キーを連打
して消化器を放出しておいて、家具が倒れそうになるまで待ってから、
素早くまとめて押さえに行くという方法が良いようです。
「大地震」名場面集
▼家具を押さえろっ!
花瓶を押さえろっ! 冷蔵庫を押さえろっ! タンスを押さえろっ!
▼ビタンッ!倒れる家具!
花瓶が割れたっ! 冷蔵庫が倒れたっ! タンスが倒れてグチャグチャッ!
▼もーイヤ!奥さんミスポーズ集
キャ~! もうイヤ~! あなた助けて~!
待機している消防士よりも
早く火を消せ!
何故か時たま姿を現す消防士 消防士はガスの火を消してくれるが・・・ 自分で消すとボーナスだ!!  
家具が倒れると奥さんが嘆いてポーズ(OH!MY GOD!風)のポーズをとってミスとなります。
もちろん3ミスでゲームオーバーとなります。
尚、ゲーム1の設定は震度5(強震)で、ゲーム2は震度7(激震)となっており、
地震体験にはもってこいです(そんな事ないって ^^;)。
このゲーム、家具が倒れるパターンや2種類あるミスポーズ、燃え上がる炎の表現が
良く出来たゲームだと言えます。ゲーム的には同シリーズの「バクダンマン」に比べてテンポが悪いのですが、
地震という題材を見事にゲーム化したバンダイには頭を下げざるを得ません。
勇敢な奥さんの活躍を是非、ご覧ください。
■本体解説:ちょっと高級感あるゲームデジタル!
何とケースが標準添付!!
ゲームデジタル共通ケースとマスコットキャラ  「バンダイ・LCDゲームデジタル(GD)」4800円シリーズについては「バクダンマン」をご覧下さい。
バンダイゲームデジタルシリーズは初期のシリーズと言う事もあってか、
時刻設定を行う[TIME]スイッチを搭載しているのが「クロスハイウェイ」「バクダンマン」「オットセイランド」
だけで「大地震」「ツッパリカラス」からは省かれており、途中で本体仕様が変わっています。
しかし、初期のGDシリーズのボディは少し高級感があり、任天堂の「ゲーム&ウォッチ」と互角に張りあえる
デザインになっています。
今後、バンダイのLCDゲーム機は子供向け・低価格化でデザインも簡素なものになっていってしまうのが
少し悲しいです。
なお、このシリーズには電卓についている様なソフトケースが付いています。
中には時刻の設定方法が書いてあったり、表にマスコットキャラが書かれていたり
初期のバンダイゲームは気合が入っている事が分かります。
マスコットキャラがあるシリーズゲーム機なんてそうありませんから・・・・。
(って言ってるそばからタカラの「システム カード&アクション」にはマスコットキャラがいた事を
思い出しました(爆))。
■備考:本当に地震が起こったら・・・?!
地震が起こったら、大地震の様にしてはいけません。
まず、出来るだけ倒れそうな家具から離れます。そしてテーブルなどの下に隠れます。座布団等で頭を保護すると尚良し!
ガスは素早く消して元栓も閉めましょう。・・とは言え、現在のガスのマイコンメーターには一定以上の揺れを感知したら
自動的にガスの供給をストップする機能が付いているようです。しかし、そればかりに頼ってはいけません。
詳しくは、「消防庁のホームページ(http://www.fdma.go.jp/)」に載っていますので、これを機会に是非御覧下さい!!
電子ゲームを通じて防災知識を学ぶ・・・素晴らしい事ですよ!!本当に!!
無理せず、
身の安全を考えよう!
大地震のゲーム画面2
参考:「大地震」説明書(バンダイ)/「消防庁ホームページ(消防庁)」
Special Thanks!:ぴょん吉氏

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1981年5月21日木曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,クロスハイウェイ(CROSS HIGHWAY)(1981)~ヨッパライは無事横断出来るか










[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,クロスハイウェイ(CROSS HIGHWAY)(1981)~ヨッパライは無事横断出来るか
クロスハイウェイ(CROSS HIGHWAY)
バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1981年頃
(C)1981 BANDAI ELECTRONICS.
ゲーム性 ★★★★
ゲームバランスに多少難有りだが、微妙な避け行為にドキドキヒヤヒヤ!
操作性 ★★★★
キー操作に問題無し。
キャラクタ(画面) ★★★★
バンダイ初期GDシリーズのキャラはナイス!
サウンド ★★★
単純な音ばかりだが、いかにもゲームデジタルっぽい音!
ハード ★★★★
コンパクトで可愛くブランド感がある。
総合 ☆☆☆☆
好みが分かれると思うが、達成感はある。必ず手に入れたい一品だ。

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■ゲーム解説:ヨッパライは無事横断出来るか!(パッケージより)
車を避けて、道路を横断しよう!
現実にありそうな題材を選んでくるから、バンダイはスゴイ!(笑)  
今から約20年前、現在第一線で活躍している20第後半の世代の人がまだ幼少の頃、
「電子ゲーム」という携帯ゲーム機が発売され、一大ブームを巻き起こしました。
そのブーム時に欲しい物を好きなだけ手に入れる事が出来た人は少ないでしょう。
友達が所有しているのを見て欲しくなる等、「欲しかった」けど数少ない機会の際、
ふとした理由で「別な機種を購入」してしまい、「憧れの機種」で終わったゲームも少なくないと思います。
「クロスハイウェイ」も、筆者の中では憧れの機種でした。
年1回の限られた機会で購入を迫られた私は、欲しかった「クロスハイウェイ」「大地震」が売り切れの中で、
やむを得ず「バクダンマン」を選択しました。これは結果的に良かったのですが、
電子ゲームブーム真っ最中は商品の移り変わりの激しく、翌年に同じ機種が店頭に並ぶ事は
ありませんでした。
 こうして、手に入れる機会を失い、ブームがとうに過ぎた現在に欲しかった電子ゲームを手にしてみると、
TVゲーム慣れした今日では想像できない程、ゲーム内容が単純であっさりしているのに驚く事でしょう。
電子ゲーム後期になると複雑なルールのゲームも発売されるようになりましたが、
それでも1日でも遊べば内容を把握出来るし、単純なゲーム内容の方がずっと多かった実情がありました。
よって、今プレイしても、よほど思い入れが無い限り、長続きしないのが現状でしょう。
しかし、このゲームも当時の人気機種、モノ珍しさだけで子供達が熱中していたのでしょうか・・・・。
さっそく紹介して、その謎を探ってみたいと思います。
★クロスハイウェイ・キャラクタ紹介★
ヨッパライおじさん(プレイヤー)
とクラブのママ(推定) 車(タクシー、トラック、乗用車) 踏切と電車
同じ「避けゲーム」のヘルメットと比べると、なんてアダルトチックなんだろう…。
1台くらい止まってもいいのに、このタクシー群…。
そういえば、交差点前のコンビニで止まっているコンビニのトラック、ムカツキますね、邪魔過ぎて(全然関係なし ^^;)
無理矢理前に入ってくる自動車って嫌ですよね、危なくて。 何を運んでいるトラックなのか、非常に気になるところです。
踏切が上がっているのが一瞬な時があるぞ…大丈夫か?!
クラブのママに見送られ、
デレデレ状態のおじさん。
このママはいったい、何人の
ヨッパライを見送ったのだろうか。
プレイヤーの行く手を阻む存在だが、実は車は何も悪い事は
していない(笑)。道路奥の乗用車はスピードが速いので要注意。
やたら上げ下げの激しい踏切は
業務上問題は無いだろうか(笑)。
最寄り駅のK生駅も
結構上げ下げ激しいです。(^^;
 さて、ゲームの説明に移りますが、まず画面最下段に立ってる「よっぱらいおじさん」、
お土産片手にゴキゲンですね。
このおじさんがキョロキョロしてますが、何をしたいのか分かりますね?(笑)
そうなんです、「道路横断」したいんです!しかし、道路横断って飛び出し事故なんかあって危険ですよね。
お決まりですが、良い子のみんなは決してマネしないようにしましょう!
(って、良い子のみんなは世代が違いすぎて、このページなんか見ないと思いますが ^^;)
でも、このおじさん大丈夫なんでしょうか?
そこであなたはおじさんとなって道路の向こう側に導いてあげましょう。
具体的には、[UP][DOWN]キーでおじさんを前進、後退させるだけなんですが、これがまた交通量が
多いのなんのって(笑)。
なんで近くに横断歩道が無いのか!って疑うほどです。車は車線によって、移動する方向が決まっていますが、
隣り合わせになった瞬間に追突扱いでミスになるという”辛口設定”になっていますので注意してください。
しかも、せっかく向こう側に行こうとしても、なんと踏み切りが上がっている時でないと、
渡り切れないのです。(涙)
避けて避けて避けまくれ!
普通は交通量の多い道路の向こう側に駅は無いよね(ゲームと同じような場所があったら写真希望デス!)
コツをつかもうとしないと即ゲームオーバーだ
とびだし事故に注意しよう!
おじさんより小さいトラックにぶつかっているが、もしこれが本当だったら即死でしょう。減速してないし。(^^;
ピーポー 安易な気持ちは「死」を誘う、サラリーマン魂が試されるゲームだ!(なんのこっちゃ^^;) ポーピー
タクシーが人を轢いたなんて、聞いた事がない…。 ちなみにゲームの流れからして当然の事ながら、この踏み切りは降りている
時間の方が長いです。(笑)
踏み切りを越えると10点加算されて、次のおじさんが出てきますが(笑)、
踏み切りを越える時に電車が来ていると(無事に電車を乗る事ができ)、100点が
加算されます。
このゲームではゲームデジタルシリーズ伝統の500点のボーナス制度が無い為に、
100点は貴重な得点源となります。
…とは言え、踏み切りの上げ下げが気まぐれの為に、そう狙って稼げる訳では
ありませんが、時折、踏み切りが長時間上がっている時があるので、
[UP]キーを押しまくってダッシュしましょう。
もちろん、道路の向こう側に行く事ばかりにこだわると、
あっという間におじさん3人病院送りになってしまいますので、
戻る事も必要です。注意しましょう。
ミスマークの包帯巻いたおじさんの姿が痛々しいじゃありませんか。
このゲームは当たり判定が厳しすぎる為に非常に難しく、ただ黙々とプレイしていても
絶対に高得点は望めません。せいぜい500点止まりでしょう。
では、どう対策するか?
まず、あまり踏み切りの手前で待たないようにする事です。
一番奥の車の移動速度が速いせいもあって、その下の車と重なり、逃げ場が無くなる事が多いのです。
車が来たら、早めに車が来ていない車線に移動しましょう。
次に車線に車があっても、じっくり車の動きを見て移動するようにします。
車が通りすぎたところを素早くに移動するようにすれば、以前は車に挟まれて脱出不可能な場面でも、
切り抜ける事が出来るようになります。
といっても上級者レベルのゲーム2で2000点を越えると、速度制限がかなり緩和されて、
車の速度がアップするので、更なる策を見いださなければなりませんが…。
単純ながらもやりこめば分かるこの駆け引き、奥深さ。
これがこのゲームの面白さなのです。ただ、得点源が10点と100点のみで幅がありすぎてスコアが
上がりにくい実状や、踏み切りの上げ下げの間隔や厳しい当たり判定で高い難易度になっているのが
評価の分かれるところなんですが…。
速度規制大幅緩和のG2は手強い!(笑)
そこまでキケンを冒して、何故道路を渡るのか?電子ゲームのゲーム設定はとにかく"矛盾だらけのゴリ押し"でした・・・。
ゲームスピードは、500点で上がり、
1000点で一時的に低下。
2000点でスピードアップする!
 私自信は「単純=飽きやすい」現状でも、時々ふとプレイしたくなるというリプレイ性の高さが電子ゲームの良いところだと思うのです。
気軽に遊んで気軽にリプレイ・・・。複雑化している近年のゲームではなかなかそうはいきません。
電子ゲームのような気軽にプレイ出来るゲーム内容は非常に「携帯ゲーム」向きであると言えます。
ロールプレイングゲームやシミュレーションゲームは家で腰を据えてじっくりプレイすれば良いのですから。
(余談ですが、私がイチ押ししているリンクスのカリフォルニアゲームスは携帯ゲームの特性を活かした手軽で、
しかも新鮮なゲーム内容だったのですが、残念ながらハード自体がそれほど普及しませんでした。)
このゲームは携帯ゲームらしさだけでなく単純なゲーム内容から見え隠れする「奥深さ」があるのです。
その「奥深さ」をプレイしながら、導き出すのも、また楽しいではありませんか。
★バンダイゲームの人気のヒケツ★
「ハイウェイ(高速道路)に踏切があるか!」とご指摘する方もいるとは思いますが、"ハイウェイ(Highway)"は「公道」の意味がありますので矛盾はありません!
任天堂が「浪漫主義」で、バンダイが「写実主義」って感じかな?  余談ですが、このゲームの人気のあった背景には
ゲームタイトル「クロスハイウェイ」のカッコ良さがあると思います。
同シリーズ「バクダンマン」「大地震」「オットセイランド」「ツッパリカラス」
の中で比べれば歴然でしょう。
バンダイゲームの特徴として、電子ゲーム晩年まで、
実生活に絡んだ題材をゲーム化しており、
非常に親しみやすい内容になっています。
実生活をいかに面白くゲーム化するか…、
これがバンダイゲームの「面白さのヒケツ」なのです。
ゲーム内容的には、業務用のフロッガーを参考にしたか分かりません
が、同タイプのゲームに、「ヘルメット(ゲーム&ウォッチ/任天堂)」
があります。
こちらはバランス調整が絶妙で適度な難易度でお薦めなんですが、
クロスハイウェイの方は高難易度のおかげで、
マラソン等で一線を越えた時のアドレナリンを分泌しまくったような
快感が味わえます。(笑)
いつでもどこでも暇な時に、プレイするところから始めましょう。
きっと虜になるでしょう。
「奥深さはデータの多さじゃない!」を知る事が出来る
ゲームなのです。
■本体解説:電子ゲームのもう1つの顔”ゲームデジタル”
 ゲームデジタルシリーズに関しては「バクダンマン」「大地震」を御覧下さい。
ゲームデジタルの4800円シリーズの第1作がこのゲームです。このシリーズには付属のケースが
付いている事を「大地震」の紹介で説明しましたが、ケースに書いてある説明文が
「クロスハイウェイ」と他とで微妙に違います。[SET]キーがある機種と無い機種がある為です。
ゲームウォッチでは画面サイズが常に固定していましたが、
ゲームデジタルにはゲーム内容によって縦画面と横画面がありますが、このゲームは横画面です。
(縦画面=バクダンマン、ツッパリカラス 横画面=クロスハイウェイ、大地震、オットセイランド)
■備考
このゲームは、後にキャラクターゲーム「なめんなよ」としてリメイクされています。
「クロスハイウェイ」は横画面に対し、「なめんなよ」は縦画面で道路を横に横断するようになっており、
一見すると別ゲームに見えるところが恐ろしいです。誤って両方買ってしまった方は
さぞかしショックだった事でしょう。(^^;

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クロスハイウェイ(CROSS HIGHWAY)(1981)
(LCD GAME DIGITAL/バンダイ)
Written by T鈴木
■バンダイゲームデジタル
バンダイと言えば、アニメのキャラを使用したゲームばかり出していたように思われますが、実は初期の頃は、この「クロスハイウェイ」を初め、「バクダンマン」「大地震」など、実にオリジナリティあふれるゲームを発売していました。コンパクトなボディに、楽しい数々アイデアの詰まったこのシリーズ、「ゲームデジタル」は、電子ゲームファンの間で任天堂G&Wに勝るとも劣らない人気を誇ります(ただし、後期は結局アニメものになったちゃった・・・)。
■主人公はよっぱらい!
主人公はヨッパライのおじさん。自機が酔っ払いだけに、よく見るとお寿司の包みを持っていたりします(芸が細かいですね~)。おそらく飲み屋のママと思われる見送りの女性(この辺が妙に生々しかったり・・・)の手から離れてゲームスタート!トラックやタクシーの行き交う道路を横断しましょう(ちょっとフロッガー入ってます)。遮断機が開いている時に駅にたどり着けばクリア。そのとき電車が来ていればいっきに得点が10倍です!(きょ、極端すぎるのでは・・・・!?)
当時から、なかなか買えず
このクロスハイウェイ、単純ながら大変テンポがよく、なかなか熱くなれるゲームです。
何と言っても、電車が来たときに駅に着くとボーナスというアイデアが秀逸です!
筆者も昔、すごくこのゲームが欲しかったのですが、既に時代は「ドクターデンタル」などの3980円シリーズや、ソーラーパワーに移行しており、手に入りませんでした。
近年やっと入手して、改めてこのシリーズの素晴らしさを確認した次第です(でも、なかなか見つからないんだよなぁ~・・・・)。

週刊電子ゲームレビュー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/shu.cross.htm



1981年1月28日水曜日

[ゲーム][LEDゲーム] バンダイ,クレイジー・クライミング(CRAZY CLIMBING)(1981)~日本物産「クレイジー・クライマー」移植版



クレイジー・クライミング(CRAZY CLIMBING)
ゲーム性 ★★★ 四方の窓を塞がれてのなぶり殺される事も・・・・
操作性 ★★★ 業務用に忠実だが複雑な操作の為、緊急時に戸惑う
キャラクタ ★★★★ 原作に忠実な画面構成
サウンド ★★★★ ゲームのイメージに合ったメロディ
ハード ★★★★★ このゲーム以外に流用出来ない豪華な2本スティックがイカス!
総合 ☆☆☆☆ 一度は触ってみたい電子ゲーム





クレイジー・クライミング(CRAZY CLIMBING)
バンダイ/1981年頃
(C)1981 日本物産/BANDAI ELECTRONICS
■ゲーム解説:リズムに乗ってどんどん登ろう!
クレイジークライミングの画面  この「クレイジークライミング」は前に紹介した「ヒステリック・ママ」とは違い、
日本物産の許諾を得て業務用の「クレイジー・クライマー」を移植したものです。
ゲーム内容は業務用と同様にクライマーを49階まで登らせれば1パターンクリアとなります。
蛍光管表示は3列しかありませんが、スクロール制を採用して5列となっており、
固定画面主流の電子ゲームで上左右スクロールするのはかなりめずらしいと思います。
業務用で登場した「キングコング」や「落ちる看板」は登場しませんが、
シラケ鳥がフンを落としていったり、おじさんが植木鉢を落としてクライマーのジャマをします。
これらの敵の攻撃に当たっても、両手を揃えていれば(ふんばりのポーズ)、300点減点されるだけで
ミスとはなりません。逆に両手を揃えていなかったり、手を掛けている窓が閉まって挟まれると
クライマーは転落してしまいミスとなります。
業務用のクレイジー・クライマーは2本レバーでの操作が斬新かつ新鮮でしたが、
このゲームでも同様な感覚を味わう事が出来ます。
ただし業務用とは違って蛍光管表示の制限から、2つの窓に手を掛ける事は出来ませんので
多少操作方法が変わっています。
基本的には左右の手を交互に上げ下げして登っていきます。
左の写真の場合は、次に左手を下に、右手を上にする事により1階上に登ります。
レバーを左右同時に操作しないと動作しないので、二人三脚の様な感覚で進むとスイスイ登れます。
ただし、自分の手を掛けている上の階の1つ上の窓(つまり2つ上の階)が閉まっている場合は、
まず両手を上にしてから、両手を下にして登ります。
この様に少し複雑ですが、実際に自分に置き換えたりして考えてみると納得の出来る操作方法となっています。
かなり頑張って業務用を忠実に移植している感じがするクレイジー・クライミングですが、
実際にプレイしてみると以下の点に気づきます。
ビルのドアは一度閉まったらなかなか開きません。自分の周りのドアが全て閉まってしまったりする事がしばしばあります。
こうなるとプレイヤーは敵の攻撃を避ける事が出来ずにただひたすら耐えるしかなく、
じわじわと減点されていくので納得出来ません。
又、植木鉢とフンが同時に落ちてくる場合があり、この場合は他の列に移動するしか避ける方法がありません。
(ふんばりポーズで落下物を受け止めると左右の手がバラバラになり、もう1つの落下物に当たってミスとなる)
これらのケースはユーザーのゲームレベルとは関係なく、不条理であり、納得できませんので
改善して欲しかったものです。事実、これらのおかげで難易度がアップしています。
何はともあれ「クライジー・クライミング」は、一度は2本レバーに触ってみたい・・・そんな感じのゲームです。
■本体解説:業務用機が小型化?!
やはりなんと言っても、2本レバーに尽きるでしょう。
蛍光管表示(FL)なので乾電池・ACアダプターの2電源方式となっています。
バンダイ製ゲームにしては、サウンド機能がありません。
この当時のバンダイ製FLゲームはメタリックなボディが多く、高級感があります。
おそらく子供だけではなく、アダルト層も購入対象に考慮していたのではないでしょうか?
このゲームの標準小売価格は8,200円と玩具としては非常に高額ですが、
FLゲーム機としては標準的な価格です。
この時代はゲームに対して、今の様に一般娯楽の一部としての認識がなく
「ゲームに1万円近く注ぎ込む」事にどうしても納得できない親が多く、
なかなか買って貰えなかったのではないでしょうか?

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