1992年5月27日水曜日

[ゲーム][PC] Libido~アダルトゲームの風雲児


[ゲーム][PC] Libido~アダルトゲームの風雲児
外道大王KenSanが其に問う、其は何ぞ。
我は欲望、七つの欲望。
衝撃と共に汝が理性を奪うもの也。
...ここは、Libidoのファンページです。
Shinc(シンク) RPG 93/4/2 PC-9801
Libidoデビュー作は、ファンタジー系RPG。
次作「Libido7」の印象が強いもんで、もしかしたら知らない人もいるかもしれません。
実際、現在入手するのは困難です。中古でもあんまり見かけませんし。
ゲーム自体は、非常にオーソドックスなRPG。
美少女ゲームにおける「オーソドックス」ですから、もちろんHシーンは有ります。
このゲームのウリはHシーンにおける、総3200ラインにも及ぶ超巨大グラフィック。
15インチモニタ上で、ほぼ等身大となります。
ここまでデカいのは、ちょっと他に思い付きません。
が、どうもアイデアに溺れてしまったような気がします。
実際に見てみるとわかるのですが、全身は1画面に収まりません。
当然スクロールで見ることになるのですが、結局一画面に表示されるのは「顔だけ」とか「胸だけ」。
それはともかくとして腕だけとか足だけ見て喜ぶヒトが、一体どれくらいいるでしょう。
私はちっとも楽しくありませんでした。
新規参入だけに、他には無いウリを盛り込もうとしたのはわかりますが...検討不足だと思いました。
しかし最初に書きましたが、ゲーム自体はRPGとしてソツがなく、平均以上の出来だと思います。
登場する女の子も皆Hで、ここらへんは次作リビドー7を髣髴とさせるモノがあります。
◆リビドー7 ETC 94/6/3 PC-9801
評価:75点
Libidoの名を知らしめた代表作。
メーカー自らが「オカズウェア」と称するゲーム性皆無、実用(^^;)オンリーなソフト。
前作:ShincにおけるそのRPGのゲーム性に対してファンになった人はショックだったでしょうね(^^;)
私は大歓迎しましたが。
技術力を持ちながら、あえて、このテのジャンルに手を染めた姿勢とその決断力に。
私はこの作品を非常に高く評価してるのですが、残念ながら賛同してくれる人は廻りにいません(^^;)
賛同どころか存在すら認めてないとまで言われる始末。
まあ、ゲームに限らずこういうのは嗜好のモンダイですから...評価を強制する気はありません。
作品の方にハナシを戻します。
シナリオは、女子校生:ナルちゃんを主人公としたレズ物ばかり。
Hの内容も、レズを中心としてスカトロやらSMやら...全編全画面肌色一色。
ショートシナリオが複数収録されてるのですが、全部が全部、見事にバカ(^^)
バカばっか(^^;;)
読んでてアタマがくらくらします(^^;)
しかし、これだけおバカなのをここまで徹して書ける、というのは、評価されるべき才能だと思います。
少なくとも、私は評価します。見事です。
ゲームシステムは、メッセージスキップ機能がヨワヨワなのが残念ですが、
右手フリーモードという作品のコンセプトに合ったユーザーライク(^^;)なシステムを採用した点は好感がもてます。
(あんまり使わないけど^^;;)
◆なる麻雀 麻雀 95/4/21 PC-9801
評価:92点
リビドー7のキャラを使用した脱衣麻雀。
麻雀システムは、4人打ちでイカサマ無しの硬派麻雀。
処理能力の低いCPUだと少々かったるいのが残念ですが、486クラスなら快適にプレイできます。
麻雀ゲームとしては、かなり良い出来な部類であると思うのですが、リビドー7のイメージが強すぎて、
前作に拒否反応を起こした人は、これも無条件で拒否しているらしいです。
よって、麻雀としてあまり認められてるとはいえない状況です。
確かに脱衣&Hシーンはリビドー7と全く同じ傾向ですから(^^;)....
◆リビドー7 IMPACT ETC 95/9/21 PC-9801
評価:88点
前作リビドー7発売より一年後、さらに過激になって登場した第2弾。
システムは基本的に前作を踏襲。ショートシナリオが複数収録されている点も同じ。
シナリオ1本あたりのボリュームが小さくなりましたが、その分、本数が増加。
「オカズウェア」のコンセプトを考えると、手軽に遊べるようになった点は、正しい進化だと思います。
しかし、前作最大の欠点であった、メッセージスキップ機能が全く改善されていないのは
非常に残念です。
まあ、一度クリアしたシナリオのグラフィックはビジュアルモードで閲覧できるし、
ボリュームも小さくなったからスキップ機能は不要と判断したのかもしれませんが。
とはいっても、有っても邪魔にならない機能だし、次作では是非搭載してほしいものです。
そのほか、シナリオがバカなのは相変わらずで、今回も良い味出してます(^^)
また、某アニメ/ゲームキャラのコスプレしたHシーンがいくつかあります。
前作の「ロジカル・エミ」が好評だったんでしょうか(^^;)
というより、単にスタッフのシュミかも。
ミレーヌもどきやエリスもどきが登場します。
これで怒るか喜ぶかは、その人次第ですが、個人的にはやり過ぎないようにして欲しいです。
オマケ/添え物的なら笑えますが全面それだけだと同人となんら変わらないですから。
本作品は、全体的に「IMPACT」というほどの衝撃は感じませんでした。
前作の方が遥かにインパクトはデカかったっす。
しかし、Hシーンなどは確かにより過激になってますし、看板に嘘偽りはありません(^^)
もし次回作があるのなら、今度はレズ以外のノーマル系Hも組み込んで欲しいっす(←熱望)。
◆女の子の仕組み AVG 96/7/18 PC-9801
評価:92点
レズばっかでちょっと食傷気味だったところに出てきたノーマル(?)Hを扱った作品。
分類はアドベンチャーとしてますが、内容はデジタルコミックに近いものです。
3人の女の子がそれぞれ2つのHな体験談を話してくれる、というもので、ただクリックして読むだけ。
リビドー7と比較すると絵柄にロリ色が強すぎる気もしますが、それ以前に
ちょっとお手軽に作り過ぎてるのが気になりました。
確かにHです。グラフィックも可愛いです。
レズじゃなくノーマル系中心で、リビドー7を補完する位置にあるソフトになる筈でした。
しかし、ボリューム/シナリオ/コンセプト、あらゆる点でリビドー7を下回っています。
凡作..とまでは言いたくありませんが(ファンだし)、イマイチな感は否めません。
また、オマケとしてCD-DAにて女の子の生オナニーが収録されてます。
なんか演技クサイんですが素人っぽいと言えなくもないです。
ゲームはともかく、このCDは聞いてみることをオススメします。
評価:83点
Fifteen ~すくうるがあるずデジタル読本~ リビドー ETC 98/9/11 Windows95
インターネット、いやホームページをパロディ化したブラウズごっこ。
中身は何のことはない、超ショートシナリオ(?)付きのCG集なんですが、
完全に見せ方の勝利。
ま、やったもん勝ちってヤツですか。
とはいっても「もどき」で、上手く「騙す(騙される)」には、かなりのセンスと
技術力が必要で、下手にやると物笑いのタネになるだけなんですけど(^^;)
で、本作ですが、ええもう非常に高いレベルでクリアしてます。
マジに作り込んで、IEとNNにケンカ売ってくれないかな、とか
思うくらいッス>ブラウザ。
#多少機能的に劣ってても愛用するっすよ、マジ(^^;;)
で、ブラウザもどきはいいとして、
メッセージが少々かったるいのとスキップできないのは、もはやリビドーの伝統なのか?
確かに、このHP作成者(ここでは教師)の各CG(ここでは写真)に対するコメントに溢れる
分裂症テイストは、イッちゃってる欲望制御回路を想像させてくれて、なかなか楽しい(^^;)
#不愉快一歩手前ってのも有るが。
が、一度見たら、もういいです。
無理矢理「読ませる事」を強要するようなもんでもないと思うッス。
片方では「オカズウェア」という題目を掲げながら、こういう点が一向に改善されないのは、
非常に疑問なんですけど、何かポリシーとか有るんでしょうか?>リビドー。
まあでも、システム上の不満点らしい不満点は、それぐらいなんですが。
内容としては、総勢15名の「ろ系」少女が、片っ端から変態教師に
陵辱されていく様は非常に見ごたえが有るし、それ以外(表ページ)の作り込みや、
検索エンジン(笑)など、手が込んでるなーってのは、作品の節々から伝わってきます。
が、¥8800って価格付けるなら、せめて「声」は欲しかった。
これで平均以上のCVが付いてれば、メチャクチャお買い得な逸品になってだろうに。
現状では、定価の1~2割引程度だと、ちょっと割高かなあっていう感は拭えないッス。
特に、リビドーファン(マニア)以外のヒトに薦めるときは。
まあ、リビドーはマニュアルが「すげぇ豪華」なんで、そこら辺を知ってるリビドーファンは、
8800円でも即買覚悟完了全然OKなんですけどね(^^;)
#当然、今回もキてます(^^;)
#ええもう軽く1000円以上の価値は有るッスよ。
まとめ:
「もどき」としては、ある意味「バーチャコール」に匹敵するトコまで来てる作品なので、
 同じ分野で出すなら、後は「ホントにネットワーク対応させる」しかないかも。
 #って、そりゃ「もどき」じゃないって(^^;;)
評価:89点(同日発売の「WithYou」よりもこっちだろう、絶対^^;)
       
瑠璃姫の館
http://www.kabe.to/~kensan/review/libido.htm
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1992年5月19日火曜日

[アーケードゲーム] Terraform Project,スプリガンmark2(1992)




スプリガンmark2
Re Terraform Project
ナグザット/1992
コンパイル/1992
Written By T鈴木
■ドラマチック・シューティング
のキャッチコピーの通り、CD-ROMの特性を活かしまくり、とにかくゲーム中に喋る喋る!
ゲームとしては単なるロボット横スクロールシューティングなのだが、戦闘中に挿入される肉声による会話。それによって単純なSTGの楽しさだけでなく、ストーリーを追っていくことによってゲームを大いに盛上げるのです。
そしてその物語というのが、どこかで見たような・・・・といったら御幣があるかもしれないが、とにかくガンダム世代の脳天直撃しまくりのワードが続出!
月面基地。実戦中での新機種への乗り換え。コロニー落とし・・・。
そして戦友の死。裏切り。ライバル・・・・。
はたして地球規模に増大する戦いの行方は・・・!?
そしてタイトルにある「Re Teraafrom Project」とは何なのか!?
■スプリガンmark2:ストーリー
天歴47年、人類は繁栄の絶頂にあった。
とはいえ、その内部にはやはり多くの問題を内包していた。
飢餓、大国間の対立・・・・。
中でも最悪のなのは爆発的な人口増加問題であった。
すでに地球上は飽和状態であり、各国は宇宙への進出を余儀なくされる。
スペースコロニーの建造、そして比較的地球に近い環境を持つ火星への地球化(テラフォーミング)移住計画。
地球化(テラフォーミング)された火星は、人類の理想の楽園となるはずであった。
時は流れ、点歴92年。
火星は一応の繁栄を見せていた。
しかし人類は地球での過ちを再び繰り返そうとしていた。
火星を二分するA国とS国の両大国は、お互いに領土の拡大を狙い、日増しにその緊張を高めていったのである。
もはや、誰の目から見ても良国家の激突は避けられないところまできていた・・・・。
俺は、いつも薄暗く、きついオイルの匂いのするA・A(アームドアーマー)専用のカーゴデッキに立ち、一台の新型A・Aを見つめていた。
「スプリガン」。そう名付けられたその無骨な機械の固まりはしかし、S国とのミリタリーバランスを覆すほどの能力を秘めているという。
俺の名はグレッグ。A国軍のA・Aパイロットだ。自分で言うのもなんだが、かなり腕が立つと思っている。
もともと、そのおかげでスプリガンの重力下テストの為、地球から3週間近くもかかる火星くんだりまでかりだされることになったが・・・・。
カーゴデッキを出ようとした俺に、スプリガンのシルエットは、確かに何かを予感させた。硝煙と、血の、予感を・・・。

ドリトモゲーム館
http://homepage3.nifty.com/doritomo/

GAMER'S PARK
http://homepage3.nifty.com/gamers_park/