[自作][機器] 冷却システム(冷蔵庫)自作
大問題!!暑さ対策!! 自作冷却システム その①
2011年05月25日 09時32分24秒 | パン屋開業への道&道具達
このところの暑さで、パン生地がダレやすくなってきていて、
そろそろホイロ庫内温度を冷さないといけなくなってしまった。
道具担当として冬の間から考えていた、ペルチェ素地を使った冷却システムを組み始めました。
詳しくはネットで検索すると達人の方たちがいるので、そちらを参考にして下さい。
私はこちらを参考に真似して作っただけです…
ペルチェ素地とは4センチ角の白いプレートの半導体で電気を流すと、
片側が冷えて、もう一方が熱くなるというもの。なんとも不思議だ…。
冷える方は0度以下。触るとびっくり、ドライアイスを触ったかと思うほど冷た痛い。
最近では、小さな冷蔵庫やワインセラーなどにも使われています。
さてまずは、100vのコンセントから12vに変換することから。
電圧変換器を買うと高いので、パソコン用のATX電源を改造して12vを引き出します。
秋葉原で3980円で買ってきました。
新品を使いもせず配線カット、ちょっと心が痛むが、仕方ない。
間違ってはいけないとかなりビビりながら慎重に作業した。
端子を使い、しっかりかしめ、通電しファンが回ればOK。
次に銅板のカット。ネットで発注したものを、カナノコで地道にカット。
万力を使いしっかり固定。この固定できれいに切れるか決まりますよ。
端材の木でガイドを作り、
ギコギコすること50分。やっと一枚。
ハンズで店員さんに「10ミリくらいはカナノコで充分!」と言われて家道具で済ませた。
切れるは切れるけど、本当にこれでいいのか~?手が痛い…
まずまずの断面。この後ヤスリで綺麗に仕上げました。
4cm角、2㎝の厚み三枚切るのに2時間半。身体固まります。トホホ…。
長くなるので今日はここまで。
(整体人)
石の上にも三十年
https://blog.goo.ne.jp/seitaibito/e/2d52be64329f3687a0da94a8dba56579
https://blog.goo.ne.jp/seitaibito/c/2b31db100d5aaf8296d0017f54d8fb74/3
自作冷却システム その②
2011年05月26日 12時26分26秒 | パン屋開業への道&道具達
▼組み立て
さぁいよいよ組み立てです。
まずスタイロフォーム、べニア、銅板、ペルチェ素地(下の写真)を用意、カットして組んでいきます。
そしてパソコンのCPUクーラーの大きいものをペルチェ素地の熱い側に、冷える側に小さいものをそれぞれ取り付けます。
こっちは冷える方でちっちゃいCPUクーラー。ペルチェと銅板、CPUクーラーの間には熱伝導のよいシルバーグリスを塗布。
▼試運転
ここで小さいクーラーを取り外し、試運転。かしこにしては珍しくお金がかかっているので、それはもうドキドキの瞬間。
で・でた~~!!
な・なんと-23℃
羽目が外れてきて、デジタルの温度計付きファンコントローラーまで買ってしまったもの後戻りはできませんよ~。でも0℃以下は表示できませんでした。ガックシ...。
▼設置
3号ホイロにドンと穴を開け、
設置完了。
早速、試運転!!それはもうドキドキを超え、ワクワクに…。
スイッチオン!!温度計とニラメッコ。
ところが、どっこい、人生甘くはありません。
いつまで経っても一向に温度が下がりません。
ア・アラ・・・・・・・。ショック・・・。もう何もする気も考える気も出ません。
その日は寝ました。
おまけ。普段使わない脳みそをしゃかりきになって使った為か、突然鼻血がタラ~~。
もう踏んだり蹴ったりの一日。
崖っぷちまで追い込まれたかしこの冷却システム。
新品だと百うん十万もするドゥーコンははなから無理。
他の手も考えつつ、また報告しま~す。
とりあえず今回は大失敗でした。
(整体人)
石の上にも三十年
https://blog.goo.ne.jp/seitaibito/e/4d3e519f6072143a770206220b9450e6
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自作冷却システム その③
2011年06月05日 09時22分20秒 | パン屋開業への道&道具達
▼強化
先日の失敗から数日。
またムクムクやる気が出てきました。
前回の失敗をふまえ考えたのは、まずもっとしっかりとした断熱を作ること。
以前使った残りのスタイロフォーム20㎜をカッターでカットし、ホイロ庫内にきっちり隙間なく貼っていきます。
貼ると言っても接着剤などは使わず、はめ込んでいるだけ。
そしてドア部分にパッキンとしてクッションテープを貼ります。
窓は3㎜の塩ビ板を二重にし、断熱して再度実験。
また、これまた以前買ったままに使われずに押入れ深く眠っていたアルミ板。
在庫品を使えることってなんだかうれしい!!
これをバッファーの周囲と庫内の天井、背面、床部に両面テープとアルミテープで貼ってみました。
▼試運転
さてさて、これで実験です。
色々な外気温で試したところ、外気温マイナス5度位下がるようになりました。
外気温22℃。左上庫内ファン回転数。下がヒートシンク。左から2番目が庫内温度。
色々試してみて、ファンの位置、強さが重要なのが分かってきました。
ファンが近すぎて風が強いと、なぜだか全く冷えません。
外気温26℃。この位置で、回転数毎分900回転にすると、ヒートシンクが1~3℃。外気温マイナス5℃。
左上が回転数、左下がヒートシンク温度。でも庫内温度21℃。
ということは真夏30℃超えしたら25℃にも冷えないということ。
う~~む難しい!!
しっかり冷やすには、2台体制にしないと厳しいかも…。
ここまでやってきて残念ですが、根本的に考え直しです。トホホ・・・・。
(整体人)
石の上にも三十年
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冷却改造KissD ペルチェ素子過熱防止
2009-09-10 22:12:29 | EOS KissD冷却改造
冷却改造KissDのペルチェ素子が過熱して破損するのを防ぐ為にサーモスタットを付けました。ペルチェ素子は冷却側から吸熱し反対側に付けたヒートシンクと冷却ファンで放熱します。
この時、何かの原因で冷却ファンが機能しないと放熱が上手く行かずペルチェ素子が過熱により破損してしまいます。
これを防ぐ為に約50℃以上になったらOFFとなるサーモスタットをヒートシンクに熱伝導両面テープで貼り付けました。
サーモスタットから伸びたリード線は黒い冷却ユニットケース内の冷却用電源ジャックに接続されています。
【サーモスタット 約50℃でOFFとなる】
【サーモスタットを付けたヒートシンクを底部から】
実は昨夜、冷却ファン・スイッチをOFFのまま冷却スイッチをONにしてしまい過熱させてしまいました。
幸い直ぐに気が付き事無きを得ましたが、ヒートシンクはかなり熱くなっていました。
本来、冷却ファンと冷却のスイッチを一つにしておけばこのような事は無いのですが、事情があり別になっています。
ただ、冷却ファンが故障で止まるケースもありますので、やはり安全装置は必要だと思います。
韓国製の冷却デジカメラにはサーモスタットが付いているようですが、国産のものにも付いているのでしょうか。