1996年9月27日金曜日

[改造][機器] PC-9821Xt16パワーアップ作戦


[改造][機器] PC-9821Xt16パワーアップ作戦
パソコンPC-9821Xt16との出会い・そしてXt16のパワーアップ
Xt16のパワーアップ(増設編)
まず、最初に このページではメーカーの保証でない改造が含まれています!自己責任で行いましょう
☆Xt16を購入したとき、緑電子のU-SCSI HDD2GがありましたのでWINDOWS95をインストールして使っていました。SCSI HDDから起動するにはHELP+電源でシステムセットアップメニューを出して、「内蔵固定ディスク装置」を「切り離し」にします。
▼メモリの増設(1998年4月)
WINDOWS95、98では標準の32Mでは少し苦しいです。それでメモリを増設しました。
といっても32Mですけど・・・。メルコのパリティ有り:EMW-32MK(約¥9,000)
☆Xt16はパリティ有りじゃないとダメなのです。パリティエラーが良く出るのはなぜ?
▼SCSIカードの増設(1998年4月)
Xt16は標準でSCSI-2が載っています。SCSI-2の転送速度は10MB/sですがU-SCSIでは20MB/sになるのでメルコのIFC-UPを購入したのですが(約\10,000)・・・転送速度は変わりませんでした。(HDDの性能が低いとカードを変えても効果はありません)
※Xt16標準のSCSI-2の起動BIOSのROMを引き抜かなければ(Cバスの下にあるAdaptecと書いてあるものです)増設したSCSIボードから起動できません。ROMはマイナスのドライバーで少しずつ浮かして取ります。足を折っては元も子もありません。気をつけましょう。
※起動BIOSを抜かずに増設したSCSIボードから起動する方法が「Capsper-01のHome Page」にありますので参考にして下さい(まだ、私は試していないですが)
▼HDD増設(1998年8月)
メルコのU-SDAT(IDEをSCSIに変換する技術)HDDを購入しました(4.3G:\32,000)やはり最新のHDDだけあって転送速度はHDBENCHでRead 9200 Write 7200程行きました。(緑電子のは3000程:Read、Write共)
(IDEのHDDは安いのですが、PC98はUitraDMA/33をサポートしていないですし、4.3Gまでしか増設できません。)
これは、標準のSCSI-2ではRead 7000、Write 6000程なのでU-SCSIカードに変えた効果がありました。でも、今は標準のSCSI-2ですが・・・
PCIバスを1つ使ってSCSIを増設するのはよっぽどのことがない限りよした方がよいかも知れません。(SCSI-2の転送速度で十分かも)
▼HDD増設第2弾(1999年8月)
どうも、WIN98の調子が悪いので、HDDが壊れる寸前かと思い、新しいHDDを購入しました。メルコのU-SDATので、容量は13G(\31,000)
1年で同じ値段で3倍の容量になるとは・・・。
オンボードのSCSIボードで、1つのパーティーションにして起動出来ます。WIN98のインストールも問題なくできます。8.4G以上の領域を確保できない(起動できない)と言うことを聞いていたので不安ではありました。
本当は4.3Gのファイルをまるごと13Gに移動したかったのですが、コピー途中で落ちてしまい、出来ませんでした。
☆丸ごとコピーするには☆ AドライブのファイルをCドライブにコピー
1)WINDOWSのDOS窓(スタートからMS-DOSプロンプト)で、次のコマンドを実施 
XCOPY A:\ C:\/C/E/F/H/I/K/R/S/Y
又は
2)WINDOWSのエクスプローラで、フォルダオプションのすべてのファイルを表示にして、win386.swp以外のファイルをコピー
▼メモリ増設第2弾(1999年8月)
メルコEMW-64MSがなんと\4,980で手に入ったので、これで32M(標準)+32M+64M=128Mとなりました。快適。
▼DVD-ROMへの交換(1999年8月)
DVD-ROM(ATAPI)が\9,800で手に入ったので、早速交換しました。SoftDVD付属だったのですが、インストールに失敗していまい、仕方なく32倍速のCD-ROMとして使うことに・・・。
そこで、WIN98クリーンインストール環境ではSoftDVDのインストールに成功したのですが、起動するとフリーズしてしまい困ってしまいました。しかし、ランドコンピュータのHPのパッチ(K6-2用とDVD-RAM用)を当てたら無事に起動しました。
で、機動戦艦ナデシコのDVD-ROMを再生したところ、紙芝居状態・・・。ウインドウを小さくしたりしてやっとコマ送り状態。GAを交換しないととてもじゃないけど鑑賞に堪えないです。DVDソフト再生をPC-9821で使用についてのHPは、緋都詩 純さんの悠久館を参照にして下さい。(非常に役に立つページです)
音源をPCIサウンドボードに換え、Directx6+WCOD+ライトアロケートで、かなり改選されましたが、コマ落ちが多いため、動きの激しいシーンは見づらいです。かなりと言っても、まだ満足のいくレベルじゃないですが・・・。
そこで、GAをアイオーのバンシーに換えたら、かなり鑑賞に堪えられるようになりました、少しのコマ落ちある程度。(SoftDVD付属の画像)
しかし、ナデシコを再生してみると、ミレニアムよりましですが、コマ落ち多いです・・・。ATAPI接続のDVD-ROMでは、CPU負担が多いためであると考えられます(PC-98シリーズはUitraDMA/33をサポートしていないため)。SCSI接続にすれば改善されるかも?
ところで、VARO DVDの体験版では、動きの激しい場面で残像がありますが、SoftDVDよりは再生レートが上がっているのがわかります。ちなみにVARO DVDは3D-NOWに対応しています。
▼DVDデコーダーボード増設(1999年9月)
アイオーのDVDボードGV-DVD/PCI(PC-0821対応製品)を手に入れたので、早速取り付けてナデシコのDVDを再生。コマ落ちのない再生を観ることが出来ました。
DVDデコーダボードには、モニターへの出力がついているので、21インチの家庭用TVに接続してみました。TVで観た方が色合いがよく見えます。アニメではこちらの方が良いかも。(9月17日追記)
▼UltraATAインターフェイスボード増設(1999年11月)
アイオーのUIDE-98を取り付けてみました(対応機種ではないので保証外行為です)
このボードは、NECのPC-9821シリーズでは、UltraATAインターフェイスを搭載していないため、転送速度が遅くしかもCPUの負荷が高い方式なので、これをDMA転送出来るようにしたものです。HDDは8.4Gまでしか使えませんが、BIOSをアップデートすることによりそれ以上の容量が扱えます(UIDE-98Mと同等:最大32MBのHDD)
Xt13/16では、このボードではパリティエラーが出るという評判のものですが、実際どんなものか試してみました・・・。HDDを繋ぐとダメらしいので、DVD-ROMを繋いでみたところ、音楽CD-ROMとして認識してしまい、やはりダメなのね・・・と思ったのですが、メモリチェック後に[CTRL]+[GRPH]+[Z]キーでBIOS設定画面を表示し、デバイス設定項目のデータ転送モードを「AUTO」から「DMA2」に変更したところ、きちんと認識しました。
そこで、SoftDVDを再生したところ、少しコマ落ちする程度で鑑賞レベルに何とか達しました。やはりATAPI接続が足を引っ張っていたようです。
1.6GのHDD(IDE)を繋いでみましたが、認識せず。(UIDE-98のマスター・スレーブ共)HDDのジャンパは、マスターのままだったのですが、それでもUIDE-98のマスターに繋いだら認識すると思ったのですが・・・。オンボードのSCSIのROMを引き抜くしかないのかも。検討課題としておきます。
現在は転送をUDMA2に設定していますが認識してます。どうやら、ドライバのバージョンに依るものだったようです。Ver1.04では認識しないのがver1.10では認識しました。たまに起動時にバリティエラーの赤い文字が出てきます(12/28)
▼DVD-ROMの交換(SCSI DVD-ROM) (2000年1月)
パイオニアのDVD303S(SCSI)です。内蔵型なので、Xt13/16用の専用固定ディスクドライブ接続ケーブル(PC-9821-K11)も買って接続しました。DVDの再生ですが、ATAPIのDVD-ROMをUIDE-98経由で接続したものよりも良いです(見た目でも判るくらいです)
ただし、MS-DOSでは認識していません、ドライバを組み込む必要があるので・・・。DOSからインストールの時はATAPIのDVD-ROMに交換した方が良いかも(WIN98の起動ディスクで認識できるため)
★DVDの再生状況はこちらにまとめてあります
※メモリとHDDの増設でファイルアクセスの時間が短縮されるのでかなり使い勝手が良くなりました。
▼HDDの増設その2(2000年5月)
13GのHDDが残り容量が1Gを切ってしまい、ゲームをインストールするために他のものをアンインストールするのも面倒なので30GのHDD(メルコ:外付け)を増設しました。久しぶりに増設したので、WINDOWSのDOS窓でフォーマットしないと使うことが出来ないのになかなか気づきませんでした。

ゼロ分のゼロ
http://w3.dreams.ne.jp/pc2800/memori.htm









Xt16MMX化
その1、MMX Pentium200を載せよう(保証外行為です)
Xt16はPentium166ですが、買ったときにはもう時代遅れで、最新機種はすでにMMX Pentium166が最低のラインになっていました。
MMX対応のソフトも出るだろうし、やってみようと言うことで挑戦しました。
▼Xt16にMMX Pentium200を載せようと思ったのですが、この機種に合うODPはどこからも出ていませんでした(1998年6月の時点)
で、パソコン雑誌やインターネット上で情報を収集したところ、どうやらIDEを外してALL-SCSI化すれば良いことがわかりました。
☆Xt16はチップセットがWildCatでSoket7ですがMMXには対応していないためこの様になります。IDEが有るとなぜか起動しないのです。機種によってはBIOSを書き換えることによって可能な物もありますが・・・。標準でSCSI-2を持っているのでこの際HDDもCD-ROMもSCSIにしてしまった方がパフォーマンスも上がります。
☆ただ、どうしてもIDEを使いたい人はソフトを使えば可能とか・・・。(詳しくは使っていないのでわかりません)
▼必要なもの
・MMX Pentium200(パッケージ版:ファン付き):今や売っているところあるのかな? 
・電圧、倍率変換ゲタMCUK(MALTIMEDIA CPU UPGLEAD KIT)TYPE P55C-K6-S(CPUとゲタで\23,000)
▼取り付け方法
・本体のカバーを外して、CPUクーラー、CPUを外します。(ここまではマニュアル:ガイドブックに書いています。)
・MCUKにMMX200を向きを間違えずに、隙間が0.5ミリ以下になるまで平均に力を掛けます。(私は、ペンチを使ってやりました)
・電圧を2.8V、倍率を3倍に設定します。JP3 1-2、JP4 2-3をそれぞれ付属のジャンパーピンでショートします。
・Soket7に差し込んでレバーを降ろせば完了です。電源はHDDから取りました。後、HDDとCD-ROMの接続ケーブルを外します。
これをしないとSCSI HDDから立ち上がらなくなります。
・HELP+POWER ONでシステムセットアップメニューを出して、内蔵固定ディスク装置を切り離すにします。
・WINDOWSが立ち上がったら、マイコンピューターを右クリック→プロパティ→デバイスマネージャー→ハードディスクコントローラーを選んで削除します。これでIRQ9が解放されます。
☆CPUは精密部品です衝撃かつ静電気に弱いです、取り扱いには十分注意しましょう。
▼ベンチ結果  HDBENCH2.56での測定です。浮動と整数のみ結果を挙げます。
CPU
ペンティアム166(ノーマル)
11491
10250
ペンティアムMMX200
13997
12386
HDBENCHでは少ししか違いませんが、体感では速くなった感じがします。
<おまけ>ちょっと危険な事なので、自己責任で行って下さい。(1999年8月27日追記)
N3下駄(クロックを1.5倍又は2倍にする機能付き)で、MMX Pentium200をオーバークロックしてみました。
結果はすべて玉砕・・・。電圧は2,8V、MCUKを使用
1)66*1.5*2.5=250MHz・・・メモリカウント後、2ndキャッシュエラーで、リセット繰り返し。
2)66*1.5*3=300MHz・・・同上
3)300MHzより上の設定・・・ピポとも言わない・・・。
 
ゼロ分のゼロ
http://w3.dreams.ne.jp/pc2800/memori.htm










 

1996年9月26日木曜日

[機器][PHS] アステル/NEC A221




[機器][PHS] アステル/NEC A221
★ASTEL A221
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書庫☆携帯電話【番外編】
カテゴリ練習用
2015/9/18(金) 午前 8:34
1996-9
アステルPHS 
2台目の携帯電話と同時に持っていた。
当時PHSが通話料金が安いと評判だったので購入してもその分通話料が安く得かもしれないと考えた。
結果論として殆ど自分では使わなかったが当時社員に貸したら
1か月の請求額が5万円以上来た。
女と長電話をしていたようだ。結局使わなくなりいつの間にか廃棄、紛失していました。
・・・無駄!
    
アリさんマークの探検隊の物品購入の足跡【懐古録】 
https://blogs.yahoo.co.jp/arisanmark2009a
https://blogs.yahoo.co.jp/arisanmark2009a/folder/1571777.html
             
             

1996年9月16日月曜日

[機器] Apple PowerMacintosh Performa5420


昔からカッコ良かったApple
2005/12/18(日) 午前 10:00 懐かしの製品 パソコン
今やiPodで大人気のアップルコンピュータですが、本業であるパソコンは一部マニアの人しか買わないような状態になっています。
しかし、そのデザインセンスは創業当時から秀逸でした。
その代表格が1996年に日本限定で発売された「PowerMacintosh Performa5420」です。
Performaシリーズはディスプレイ一体型PCで、初心者向けとして位置付けられた製品だったのですが、おそらく業界で初めて、筐体にブラックボディを採用した機種だったと思います。これが日本で大ヒットし、他のWindowsメーカーがこぞってブラックボディのパソコンを発売し始めたのです。先日の記事で紹介した東芝の「BREZZA」もその1つ。
CPUはPowerPC603eの120MHz、16MBメモリ、HDD1.6GBという当時としてはスタンダードなスペックで、非常に手を出しやすい製品だったと言えます。アップルはその後Performaシリーズを終了し、初心者向けにはiMac、上級者向けにはPowerMacという位置付けになっていきます。
今のiMacも液晶ディスプレイ一体型ですが、やはりデザインはカッコイイですし、非常にスッキリした印象ですね。
アップルはデザインだけでなく、実は技術的にも先進的な企業で、LANポートをパソコンに標準装備したのも最初ですし、
ノートパソコンにトラックパッドを採用したのも最初です。
今や廃れてしまいましたが、インターフェースにSCSI(スカジー)を採用したのも最初。
挙句の果てには「iLink」、つまりIEEE1394を開発したのもアップルです。
当たり外れはあったけど、昔からその姿勢には一本筋の通った所があって大好きな企業です。

家電ブログ!
https://blogs.yahoo.co.jp/brochory/20493184.html









[OS] Win98標準のデスクトップテーマをWinNTで使う

[OS] Win98標準のデスクトップテーマをWinNTで使う
Windows NT でデスクトップテーマ
■はじめに
Windows 95 にインストールされた Plus! のデスクトップテーマ(Theme.exe)、 または、Windows 98 が標準で持っているデスクトップテーマ(Theme.exe)を Windows NT で使います。
Windows 95 をお使いの場合は Plus! をお持ちで、 デスクトップテーマがインストールされていることが、 Windows 98 をお使いの場合はデスクトップテーマがインストールされていることが、 それぞれ条件となります。
Windows 98 でデスクトップテーマがインストールされていない場合は、 あらかじめ Windows 98 の CD-ROM からインストールしておいてください。
Windows 98 のデスクトップテーマを使用した場合は、場合によっては不具合が発生する場合があります。
JPEG ファイルを壁紙として設定しようとしても、エラーとなり強制終了されることがあります。
これは、Windows NT リソースキットに含まれる Windows NT 用のデスクトップテーマをインストールしても同様でした。 個々の環境に因るところのようです。
このページ(「Windows NT でデスクトップテーマ 」)では、 Windows 95 と Windows 98 を Windows と総称し、 Windows NT と区別します。
■作業
必要な次のファイルを Windows NT の System32 フォルダにコピーします。
Themes.exe(本体)
Themes.cpl(コントロールパネルへの表示)
この他 JPEG ファイル を壁紙として使用する場合は、 Windows をインストールしているディレクトリから「Msjpeg32.dll」「Jpegim32.flt」を検索機能を使って探し、 System32 フォルダにコピーします。 ただし、これで壁紙として JPEG ファイルを設定できない場合もあります。
次は関連づけの設定です。 先ほどコピーした Themes.exe をファイルタイプの設定で関連づけます。
適当なフォルダを開き、「表示」→「オプション」→「ファイルタイプ」(青丸)を開きます。
ファイルタイプの追加1 7.10KB gif 16色
続いて、「追加」(赤丸)を選択します。 すると次のような絵に変わります。
ファイルタイプの追加2 8.3KB gif 16色
上の絵を参考に、「タイプの説明」=「テーマファイル」(など)、 「関連付けられた拡張子」=「.theme」としてください。
次に、「追加」(黄色)と「アイコンの変更」(紫)でアクションとアイコンの設定をします。
アクションの設定 3.66KB gif 16色
アイコンの設定 4.09KB gif 16色アクション名は任意のものでかまいません。
アクション名のあとに「(&P)」などと設定すると、 キーボードだけでの操作に便利です。
「アクションを実行するアプリケーション」と「アイコンのファイル名」には、 個々人の環境に合わせて Themes.exe までのフルパスを入れます。 (D:\WINNT\System32\Themes.exe など) (「参照」からたどっていく)
なお、テーマファイルはテキスト形式で記述されているので、 メモ帳と合わせて関連づけることで、メモ帳による直接編集や直接閲覧もできます。
複数のアクションを設定する場合は、どのアクションを優先的に使うか、 つまり、ダブルクリックしたときにプログラムで動作させるか、を指定します。 「新しいアクションの追加」のところで、 優先的に使いたいアクションを選択し(色の反転)、「標準」(白)を押して、 文字を太くします。
注意! 992Byte gif 16色
■注意事項
以上の操作で、Windows NT でもデスクトップテーマを使うことができ、 Windows NT での設定も保存できます。
しかし、Themes.exe で保存した内容の中で、 Windows フォルダ以下や WINNT フォルダ以下のファイルをアイコンやサウンドなどのファイルとして指定した場合、 「%SystemRoot%\system32\shell32.dll,1」のように、 使用しているオペレーティングシステムのシステムディレクトリを相対的に記述してしまいます。
Windows NT で作成したテーマファイルを Windows で使用しようとしても、 Windows NT と Windows での %SystemRoot% の基準が違うために正しく表示されない場合があります。
(例)Windows NT (作成側)では、
%SystemRoot%\system32\pifmgr.dll = E:\WINNT\System32\pifmgr.dll
のつもりでも、 Windows(使用側)では、
C:\WINDOWS\System32\pifmgr.dll
???(そんなファイルはないぞ!)となる。
・・・Windows では pifmgr.dll は System フォルダにある。
%SystemRoot% の表記は、%WinDir% や %WINDOWS% となっている場合もあります。 (Windows NT で作成すると、%SystemRoot%、 付属のテーマファイル(危険動物など)で設定されているものや Windows で作成したものは %WinDir% となります。)
また、Plus! や Windows 98 がはじめから持っているテーマファイル(危険動物など)では、 %ThemeDir% という設定も用いられています。
このファイルを使う場合、通常 X:\Program Files\Plus!\Themes (X:\ は Windows (NT)がインストールされている領域)を指しますが、 Plus! のインストール時にこれとは別領域を指定してインストールしている場合は、 そのパスを指すこととなります。ここでも、相対表記ですのでテーマファイルを共用するときは、 注意が必要です。
これらのようなパス指定の方法による不具合を防ぐために、 Windows と Windows NT で共通のテーマファイルとして使う場合は、 作成したテーマファイルを編集して、 指定されているパスを絶対化しておくか、 どのオペレーティングシステムからでもアクセスできる場所に、 共用ファイル格納スペースを設けた上で、 アイコンなどのファイルを置き、そのファイルを指定したテーマファイルを作成します。 このように、Windows や WINNT フォルダ以外のファイルを指定して作成したテーマファイルは、 はじめからパスは絶対表記となります。
%SystemRoot% の指定になりがちな注意すべき設定箇所の例
マイコンピュータ
[Software\Classes\CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\DefaultIcon]
ネットワークコンピュータ
[Software\Classes\CLSID\{208D2C60-3AEA-1069-A2D7-08002B30309D}\DefaultIcon]
ごみ箱
[Software\Classes\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon]
捨てられている状態=full
空の状態=empty
各種サウンドの設定
[AppEvents\Schemes\Apps\~~
スクリーンセーバー
[boot]
SCRNSAVE.EXE

ぱらだいす
http://kusatsu932.tripod.com/c1/theme/theme.html
http://kusatsu932.tripod.com/index.html
http://kusatsu932.tripod.com/win95/win95/win95_1.html













1996年9月5日木曜日

[通信] PHSでインターネット(1996)


[通信] PHSでインターネット(1996)
PHSでインターネット
Author: ♪きむらかずし <kimu@st.rim.or.jp>
Original URL: <http://www.st.rim.or.jp/?kimu/palm/phs-inet.html>
Version: 0.94
Last update: Aug 7 1996
■はじめに
本ドキュメントは,PHS にモデムをつないでシリアル接続や PPP 接続を するための情報を集めたものである。 我ながら恥ずかしいタイトルだが,そういうことなのだ。 別にパソコン通信でも同じである。 普通の電話でなら,なんの問題もなくインターネットしている人を対象としている。
使用上の注意
(1) 小児の手の届かないところに置いてください。
(2) 筆者に質問メールを出さないこと。迷惑なのら。
(3) 著作権は放棄せず,コピーフリー,転載フリー,リンクフリー。
(4) 無保証。要自己責任。
■必要なモノたち
コンピュータ( RS-232C ポートがあるモノ)
モデム(電話からの電圧 46V を検出しないモノ)
PHS ( 1 円でもかまわないが,マイク端子は絶対必要)
通称セルラーケーブル(マイクジャック←→モジュラージャック)
接続先(プロバイダやパソコン通信や...)
ちなみに筆者の環境は,
コンピュータ: HP200LX (自宅: PowerPC Powered PowerBook 520 )
モデム: XJ2144 (自宅: SUNTAC MS288EF )
PHS: NTT Personal 201P (松下電器製)
セルラーケーブル: 秋葉原の若松 B1 で 3,800 円で買った。コブなし。
接続先: リムネット(東京 1 ),たまに NIFTY-Serve
■説明
◇コンピュータ
別に SUN Sparc 10 でもかまわないが,持って歩くならノートパソコン,サブノート,PDA の類であろう。 機種の選択は趣味の問題なので,ここでは触れない。 必要なのは,モデムを接続するシリアルポート( RS-232C ポート),あるいは,PC カード型モデムを挿せるスロットだ。 もちろん,モデム内蔵の場合は,それでもよい。 また,基本的な接続試験のためには,いわゆる通信ソフトが必要である。 いきなりダイアルアップ PPP 接続を試みるのは,ちょっと無謀かも。
◇モデム
PHS のマイク端子を使ったモデム通信でも,9,600 bps 以上出る。 よって,14,400 bps 以上に対応したモデムも使うことができる。 そして,モバイルするなら,そのスジで圧倒的な人気を誇る Megahertz ブランドの XJACK シリーズだ。 PCMCIA Type II の PC カードである。 特別な中継ケーブルを必要とせず,カードからモジュラージャックの 差し込み口が,ポンと飛び出す仕組み。 最大通信速度 2,400/14,400/28,800 bps の各タイプがあるが,高速になるほど,高価で,電力消費も多くなるので注意。
PC カードだと,パソコン本体の電力を消費してしまう。 これを避けるため,自分の電池で動く AIWA のポケットモデムを使う人も。
一方で,PHS では使えないモデムもある。通常の電話回線には,約 46V?? の電圧がかかっているが,これを検出するタイプは使用できない。 PHS にはそんな電圧は出ていないからだ。 その他,PHS の機種ごとに,モデムとの相性が当然あると思われる。
◇PHS
マイク端子(イヤフォン端子と兼用で,径 2.5 mm のミニミニステレオジャック が挿さる)は,必要である。
最近の PHS には,「モデム通信」の ON/OFF 機能が備わっているものがある (筆者の 201P も)。 これは,マイク端子の特性を変更するもので,これを常時 ON に しっぱなしにしておいても,(マイク端子を使わない)電話としての利用には なんら差し支えもない。 この「モデム通信」機能は,たぶん,エコー・キャンセラーの類だと思われる。 このエコー・キャンセラー機能は,下で触れるセルラーケーブル のコブの部分に回路が組み込んであるといううわさもある。 
エコー・キャンセラーの回路図らしきものが,WWW で入手できる。 関連情報源を参照されたし。
ほとんどの PHS は,モデムから( ATDT123-4567 のように)オートダイアル することができない。 しかし最近,オートダイアルが可能な機種も発売された。 NTT Personal の 202S や 301S だ(ともに Sharp 製)。 ただし,202S はバイブレーション機能がない。 一方 301S は高機能なだけに,量販店でも 16K ~ 18K 円もする。
筆者は,使えるエリアが広いというウワサを信じて,NTT Personal を購入した。 それにしても川崎市郊外の自宅の窓際で使えたのはラッキーであった。 (後で知ったのだが,利用可能エリアを確認するために,1 日貸出しをしてくれるらしい。) 一方で,DDI POCKET は,単位面積あたりの中継局数が少ないかわり,電波の出力が強いので,移動に強いとのウワサである。 中継局が切り替わるときに,通信が切れやすいからだ。 アステルは JR の駅に強いとか。
◇セルラーケーブル
高いモノから安いモノまでいろいろ。ケーブルの途中にコブ(回路内蔵)が あったり,なかったり。よくわかんない。 筆者のヤツは最初に触れた通り。
接続先
当然だが,接続先となるインターネット・プロバイダやパソコン通信に 加入しておかないと話にならない。 そして PHS で接続する前に,普通の電話で十分,経験を積んでおくこと。 接続実験の手順としては,可能ならば,まず手動によるシリアル接続(従来のパソコン通信の接続方法)で で接続の確認をするとよい。 PPP 接続はその後である。
筆者はプロバイダを選ぶとき,( PPP 接続だけでなく)シリアル接続で UNIX マシンにログインできるので,リムネットと契約した。
■使い方の例
ちなみに,ISDN 公衆電話(通称,グレ電)でも,同じ技を使える。
普通のシリアル接続の場合
通信ソフトで,インターネット・プロバイダや,パソコン通信につないでみる。 普通の電話で実績があるところにすること。
ATZ
ATX3 ... ダイアルトーンを検出しない設定
(必要ならば,通信速度を 9,600 bps に固定する AT コマンド)
ATD ... ダイアルしたフリ
すかさず PHS で電話を書ける(電話番号は登録しておくとよい)。
CONNECT xxxxx ... と出たら接続成功!
ログインプロンプトが出たら,万歳!
PHS (オートダイアル可能な機種は知らないけど)は,ダイアルトーンを発しないので,ATX3 が必要。 ダイアルトーンとは,普通の電話で受話器を取ったときに聞こえる,「ポー」という音のこと。 普通のモデムの設定では,この「ポー」で電話が正常かどうか判断している。
マックの PPP 接続( FreePPP の設定)
下記の様に設定し,Config PPP の [Open] をクリックした後に,PHS をダイアルする。
Port Speed: [9600]
Flow Control: [CTS&RTS; ]
Phone num [ATD ]
Modem init [ATX3 ]
その他の設定は,普通の電話と同じ。
通常のシリアル接続の場合と同じことを,自動化しているだけである。 別にマックでなくても,基本は同じである。
近未来,デジタル通信
PHS は,もともとデジタル通信であり,32k bps の帯域幅があるのに,現在は,マイク端子にモデムをつないでアナログ通信するしかない。
本命のデジタル・データ通信規格は,やっと決まったようだ。 詳細は,関連情報源にある,NTT Personal の Web ページにて。 関連製品と関連サービスが本格的に登場するのは,来年春頃になるという。 NTT を経由しないで,プロバイダに直結するサービスも可能だとか。
関連情報源
Kansai PHS Janker's Club は内容充実。[PHS de パソ通] は必読。
<http://www.mahoroba.or.jp/?tukanana/phsindex.htm>
NTT Personal Home Page
<http://www.nttphs.co.jp/>
NTT-P 提供,『PHSモバイルコンピューティング』の標準化レポート
<http://www.nttphs.co.jp/CHO/mv_index.html>
DDI POCKET 系販売店ポケットショップ原のページ
<http://www.infosite.co.jp/pocket/pocket.html>
上記のお店提供,『秘義伝授-PHSでインターネット』。回路図が!
<http://www.infosite.co.jp/pocket/phs-int.html>
歴史
Aug 7 1996 0.94 加筆
Aug 6 1996 v0.92, 0.93 加筆。ファイル名変更。関連 URL 追加。
Aug 5 1996 v0.91 体裁を整える。タイトル変更。
Aug 4 1996 v0.90 初版。palmtop-pc ML,akiba ML へも流す。
PHS でインターネット / ♪きむらかずし / kimu@st.rim.or.jp

♪きむらかずし
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/palm/phs-inet.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/longlib/index.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/palm/lx-ux.htm
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/palm/cyber-shot-faq5.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/index-j.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/
http://kimux.org/
kimu@st.rim.or.jp
              
NTT Personal 
http://www.nttphs.co.jp/
              
DDI POCKET系販売店ポケットショップ原
http://www.infosite.co.jp/pocket/pocket.html
http://www.infosite.co.jp/pocket/phs-int.html
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              


PHSでパソコン通信
PHSは,1.9GHz帯を利用した,デジタル無線電話機であり,その音質もとてもクリアで,普通の有線電話と比べても,遜色がありません。(移動中に電話すると,さすがに,プチノイズや,通話が途切れ途切れになることはもちろんありますが)その音質の良い,PHS を使用すれば,屋外でのパソコン通信も可能となることでしょう。
また,最近,αDATA32や,PIAFSなどのデータ通信対応のPHSも増えてきています。京セラのデータスコープは,その電話だけでパソコン通信などが出来るバケモノPHSです。データ通信対応のPHSでは,別売のコンピュータに繋げる為の機器(ノートパソコン用のカードが主)に繋げてパソコン通信をします。
これらのデータ通信対応のPHSでパソコン通信が出来るのは当たり前なので,データ通信非対応のPHSでの見なし音声による通信について取り上げます。
PHS でパソコン通信をするには,お持ちのPHSに,イヤホンマイク端子がついている事が第一条件です。現在,各社から,携帯電話でパソコン通信をする為の,変換ケーブルが販売されています。ここで注意しなければならないのが,アナログ携帯電話選用ケーブル を選ばなくてはいけないことです。デジタル携帯電話は,音声圧縮などによって音質が変ってしまうので,デジタル携帯電話でしか使えない専用ケーブルなのです。PHSももちろん,音声圧縮をしていますが,音質が変ってしまうほどではないので,アナログ携帯電話用でいいのです。
また,同じアナログ携帯電話用の変換ケーブルでも,抵抗型と,トランス型という物があり,抵抗型は,小さくて安いですが,モデムとの相性が激しく,使い物にならない事が多いようです。実際に,僕のモデム(OMRON ME1414P)も,抵抗型では駄目でした。トランス型は,やや大きめで,高めですが,相性は,抵抗型よりは良いようです。(市販のものは試してはいませんが。)
そして,次に注意しなければならないのが,イヤホンマイク端子の大きさです。2.5φのものと,3.5φのものがあり,買うときは,自分のPHS を持って,店員にこれでいいかどうか聞いてみるのもひとつの手ですね。(最近はほとんど2.5φだと思います。)
ケーブルは,5000円~10000円程度で売っているようです。
そのケーブルが,自分のモデムで使えるか,使えないかは,PHS とモデム,モデムとパソコンを繋げて,パソコンの方は通信ソフトを立ち上げ,「ATD」と打ち込み(ここで,NO DIALTONE とエラーが出るようなら,ATX3 と打ち込んでからにしてください),PHS の方から,117 にでも,電話してみましょう。モデムの方から,時報が聞こえれば,多分,そのモデムは使えます。出ない場合は,音声モニタがOFFになっている可能性もあるので,「ATM1」と打ち込んでもう一度やってみてください。それでも出ないなら,そのモデムは使えない可能性が強いです。
では,実際に,通信をしてみましょう。上と同じようにセットして,パソコンに,「ATD」と打ち込みます。そして,PHS の方では,相手先のBBSの電話番号に掛ければOK! あとは,自動的に継ってくれるはずです。ここで,「CONNECT」と出るが,そのあと,すぐに切れてしまう などとなった人は,ボリュームや,電波の状況などを疑ってみましょう。モデムは,PHSからのデータを一応キャッチできているので,必ず通信できるはずです。
まったく反応のないという人も,やはり,PHSのボリューム,電波の強さなども疑ってみて下さい。それでも,ダメなようなら,残念ながら,そのモデムは使えないようです。
PHSでの通信は,電波状況が良ければ,14400bps での通信も可能なようです。(普通は7200bps~12000bpsくらいで繋がることが多い)
ケーブルを自作することはできないのか?
PHSで通信する為のケーブルは,5000円~10000円と意外に高価なので,渋っている人も多いと思います。
では,そのケーブルを自作することはできないものでしょうか?答えは,YES です。
上の回路図が,僕が作ってみた,抵抗を4本使った簡単なものです。
抵抗値は,R1が330Ω,R2が990Ω,R3が100Ω,R4が320Ωです。実際には,R2は330Ωを3つ直列に,R4は330Ωと10kΩを並列に繋いで表現しました。
また,この抵抗値は,計算された抵抗値ではなく,適当に決めて動作試験を行い,試行錯誤しながら決めた抵抗値です。多分,これよりも良い値があるはずですので,適当に試してみてください。
うちの環境では,この構成で,2種類のモデムで通信に成功しました。
抵抗型なので,モデムとの相性がかなりあるのですが,それが大丈夫なモデムでは,12000bps(12KB/s)までの通信が可能でした。
上の回路図は,ラジオライフ95年10月号に載っていたケーブルの回路図です。
この回路図通りに作ってみたのですが,どうやらこの回路図ではダメのようです。作ってみましたが,モデムの方はまったくウンともスンとも言いませんでした。編集部では,たまたま出来るPHSとモデムの組合せだったのではないでしょうか?
また,回路図には,3.5φと書いてありますが,最近のPHSはみんな2.5φなので注意してください。
(上記回路図で作ったケーブルにて,PHSやモデムに故障等の支障が生じても,当方は一切責任は持ちません。全て自分の責任の上で行ってください。)
トランス型ケーブルの内部について,知っている方いらっしゃいましたら,ぜひとも教えてください。
     
K-KAZのホームページ
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/~k-kaz/phs-com.html






PHSでパソ通を楽しもう
ついにやらざるを得なくなったこのコーナー。ある程度のPHSでパソ通をするノウハウをここで 改めて書いておきます。
ここでは、私が実際に行っている方法に基づいて説明をいたしますので、モデムの機種に よりATコマンドなどの誤差がありますがその点はご了承ください
なお、PIAFSについてはこちらへ。
■私の使用環境
PC:FMV-5100NL/T
モデム:Integran XJ3288J-P
ケーブル:Integran celler jack CJ750 & 平河ヒューテック セルラーケーブルスーパー
PHS:DDIP:PT-101,ASTEL:A131,A121,A171,NTTP:301S,201N
接続先:NIFTY-serve ROAD2(2400bps),ROAD4(9600bps&PPP;),ROAD3,まほろば各AP
■必要とするもの
パソコン
モデム
PHS(イヤホンジャックのついているもの)
モデムとPHSをつなぐアナログ携帯電話・PHS用ケーブル
(純正のものが望ましい)
■接続前の事前設定
モデムの通信モニタ音をONにATコマンドであらかじめ設定しておく
また、電界強度が十分に確保(バーにして2~3本)できているか、電話を かけてみて(03-113などわざと「電話番号は使用されていません」のアナウンス が流れる番号にかけるのも一つの手)音声がクリアに届くか事前に確認を する
さらに、PHS本体でイヤホンジャックを使用できるようにするコマンドがある ものはあらかじめ設定しておく
A131は「機能」--->93でモデム通信設定切替
PT-101はそのような設定がないが、通話中にスピーカーボリュームを 最小にしておくことをお勧めする
301Sは「機能」--->07--->0でモデム通信設定切替
201Nは「機能」--->55でモデム通信設定切替
さらに、接続中音でモデムがビジー検出をしてしまう場合があるので接続中音の 設定ができるものはoffにしておく。また、PHS本体に設定がない場合はモデムの ATコマンドでbusy検出しないようにする必要がある。
ほとんどのPHSからはダイアルトーン(「ツー」という音)は当然出ないので通信ソフトの トーンを待ってからダイアルする項目を無効にする
接続手順
以下の要領でATコマンドを入力する
ATZ[return]
ATX3[return](ダイアルトーンの不検出)
301Sの場合は接続中音(プププという音)でbusy検出してしまうためATX1 (XJ3288の場合)を追加し、検出させないようにする
ATD[return]
そしてPHSからダイアルする(202S,203S,301S,302S除く)
これでつながればいいが、うまくつながらない場合はモデムの送出レベルやPHSの ボリュームレベルなどを変える必要がある。
■高速通信への道
パソ通の回線は思った以上にノイズにシビアである。これは実際につないでみて なかなかテキストが落ちてこない事を経験した方も多いであろう。
かと言ってPHSは通信環境がいくらクリアであっても音声信号に無理矢理 データ信号を音声とみなして電波に乗せているためそのまま28.8kbps はまず乗らない。14.4kでもつなげることが可能だがデータの誤り率が高くなる。 せいぜい実用可能なレベルとして9600bpsが限界であろう。
そのままつなぐと9600bpsを超える速度で接続されることがあるので以下のように ATコマンドを設定して強制的に速度を押さえる必要がある。
例:AT+MS=11,1,2400,9600[return](通信速度範囲の強制設定)
(インテグランXJ3288Jの場合)
これを手順の2と3の間に入力するわけであるが、特にこのコマンドはモデムに よって異なるので確認が必要である。ほかの会社のコマンドは確認できないので 各自でマニュアルをひっくり返して調べてほしい。
■PHS de PPP接続 on Win95
Win95でPPP接続する場合、若干設定が面倒である。 ダイアルネットワークの通常の電話回線を使う設定に加え、回線速度の制限などの 設定が事前に必要である。
その設定は「モデムのプロパティ」の「接続」中にある「トーンを待ってから ダイアルする」のチェックを外し、さらに「詳細設定」を開き、「追加設定」の 部分に先ほどの速度制限のATコマンドを入れてやればよい。
そしてダイアルアップネットワークで普通に接続を行い、「ダイアル中」と表示 されたときにPHSから電話番号を入力すればよい。
これでだいたいはうまく行くはずであるが、やはり不安定であるのである程度覚悟が 必要ある。
親機を経由させて「お家 de ワイアレスパソ通」
では、家の親機を経由させてもできるのでは、と思うが、親機はLCR機能を積んでいたり する絡みで意外にデータがうまく通らない事が多い。
また、特に901Uなどのエコーがひどい親機にあっては2400bpsでさえ使物にならない。
なお、私の所有親機の中で唯一素直に通った親機がJD-B7(シャープ製)。これはPHSのモデム 通信設定でバッサリとエコーがなくなる。まだ201Nだけでしか実験していないが、9600bps までは難無く通る事が判明している。
ただし、PPP接続(まほろば橿原)になるとどうも相性が悪く、同期を散々取り直した挙げ句 切られてしまう状態が続いているため、現在も調査中である。
■α-DATA端末によるパソ通
これは私がα-DATAカードはおろか端末自体所有していないのでご勘弁を(^^;;
ただ、聞く所によると当然の事ながらみなし音声よりは安定して14400bpsでつながる 事が報告されており、バー1本でも通話可能ともいわれている。
その他の注意事項
基本的にケーブルはモデム純正のものを使うべきである。これは各社モデムの入出力 インピーダンス(交流の抵抗)が異なるらしく、マッチングが取れないとやり取りが うまく行かないことが多々ある。実際にそれが原因らしいということでPHSとの 相性の悪いモデムなどがある。さらにケーブルとPHSの相性もあるのでなおさらやや こしい。
たとえばA121とインテグランのCJ-750の組み合わせは最悪であり2400bpsでさえ つながらなかった。
また、2400bpsで接続できても9600bpsで接続できないPHS&モデムなどがあるため 詳細は最新情報の多いniftyのsastelやfmodem,fmobileなどで確認されたい。
さらに、PHSのイヤホンマイク周りの形状やサイズなどにも注意する必要がある。
それと、電界強度はあっても距離が離れると強度レベルが不安定になりノイズが乗る ことがあるため、できるだけ基地局の近くで行うことを薦める。実際、私の位置から PHSのCS(DDIP)まで500m近くあったとき、接続しても通信に困難をきたす事があった。
特に、通話中にビット誤りが発生するとまず通信できなくなる。その点アステルのA131や A171はフレーム誤り率が表示されるので回線の状態を把握するには便利である。
速度を抜きにして1番回線が安定しているのは移動体通信プロトコル対応のROAD3で ある。接続速度は1200bpsでつながることがほとんどであるが、E-mailをやり取り するには十分である。
(ただしトラフィックが多すぎるのが難点だが・・・・・(^_^;; )
最後に、NTTPの202S以降シャープ製端末はモデムからのダイアルトーンを認識するので パソコンから直接ダイアルが可能である。
参考資料:「日経アントロポス」1996年4月号
                   
Kansai PHS Janker's Club 
http://www.mahoroba.or.jp/~tukanana/phspaso.htm












 

[機器][改造] Libretto30のLinux化




[機器][改造] Libretto30のLinux化
Long Lib. Linux! Libretto30 & Linux2.0.0 & X11R6
初版 Nov 30 1996
第二版、第三版 Dec 7 1996
第四版 Dec 28 1996
▼インストール
○用意したもの
TOSHIBA Libretto 30 (20MB memory)
それなりの SCSI PC card (Adaptec SlimSCSI)
任意の SCSI CD-ROM
その他(?)
○『Walking Linux』
「フロッピーレスインストール」のバッチファイル SETUP, SETUP2 の
両方、失敗。
そもそも、Linux 用のパーディションを切り直す必要に気づく (^^;
○フロッピードライブ( PC カード)を追加購入
Libretto は、内蔵ハードディスクあるいはフロッピードライブからしか
ブートできないそうだ。
つまり、内蔵ハードディスクのパーティション分けには
フロッピードライブが必要なのだ。
(ただし、ハードディスクを取り出して、Dynabook シリーズ等に
突き刺せば別の展開がある。Linux のインストール自体も、
その方が楽らしい。)
Window95 を残したまま、Linux のパーティションを切る
方法があるらしい。
まず、一応、内蔵ハードディスクを MO にバックアップ。
Window95 起動ディスク用意。
起動ディスクでいらんプログラムを消しまくる。
代わりに FIPS.EXE をコピー。
スタート-プログラム-システムユーティリティ-デグラフ。
起動フロッピーディスクで起動。
FIPS で Windows95 用パーティションを縮小。
リブート。Windows95 を立ち上げ。
DOS プロンプトにて FDISK で確認。
○『Linux 入門』(トッパン)は偉い
フロッピーレスインストール( LOADLIN を使う)に挑戦。
必要なファイル:
Windows95 にて、内蔵ハードディスク C:\ のどっかにディレクトリを作り、
上記 3 つのファイルをコピー。
スタート → Windows の終了 → MS-DOSモードでコンピュータを再起動する。
C:> us
C:> loadlin zimage root=/dev/ram initrd=pcmciax.gz rw
(あとは、本の通り)
Linux 用ファイルシステムを作る。
ハイバーネーション用の 2x MB の余地を残すこと!!!
/hda 内蔵ハードディスク
    /hda1   250MB  VFAT (Windows95)   ... Linux 側からマウント可
    /hda2    12MB  Linux Swap
    /hda3   180MB  Linux FS
    (残りはハイバネ。ちょっと余らせすぎた?)
ただし、たった 180MB ではフル環境は入らない。
○インストール
SETUP
180MB では、とても全部入らないので、
(たぶん)使わない TeX 、 Tcl/Tk やゲーム等はもちろん、
開発環境やカーネルソース(巨大)にも遠慮していだだく。
JE に含まれる、日本語対応したものも抜かす。
適当にシステム設定。
LILO (Linux Loader) で、Linux と Windows95 を
切替ブートできるようにした。
○やっぱり日本語
JE インストール
▼カスタマイズ
○X-Window System
XFree86 の設定
Walking Linux 著者のページの
<http://www.st.rim.or.jp/?adats/WL/>
設定ファイルをそのまま活用。ありがたい。
<http://www.st.rim.or.jp/?adats/WL/XF86Config/XF86Config_Libretto20>
○PC カード: ATA フラッシュカード
『 Linux 入門』の pcmciax.gz を使うと、カーネルの再構築を
しなくても、(インストールに使った SCSI カードはもちろん)
それなりの PC Card なら使える。
フラッシュノーブランド Flash disk (HITACHI製) を挿すと、
ピッ、ピッと認識。
( # mkdir /mnt )
# mount -t msdos /dev/hdc1 /mnt
抜くときはアンマウントすること。
# umount /mnt
さらに /etc/fstab に下記の登録をすれば、一般ユーザも
自分のユーザ&グループの持ち物として、マウントできる。
# mkdir /flash
# vi /etc/fstab
・・・
/dev/hdc1  /flash  msdos  rw,noauto,user  0  0
カードを挿す。ピ、ピと音がする。
% mount /flash
抜く前に。
% umount /flash
挿したまま、ハイバネすると、最悪の場合、リセットを
余儀なくされてしまう。ちょっと困る。
○Windows95 側も丸見え
msdos としてもマウントできるけど、せっかくなので
長いファイル名な vfat としてマウント。
でも、シンボリックリンクを張れないので注意!
しかしこの、/disc と DOS をひっかけた /dosc ってえのは
シャレてますな (^^;
と思ったら、その後、「 DOS の C ドライブ」という意味
であることが判明。そのまんまやないけ。
# mkdir /dosc
# vi /etc/fstab
・・・
/dev/hda1  /dosc  vfat  defaults,uid=501,gid=6  0  0
デフォルトのままだと root の持ち物になってしまうので、
某一ユーザ(自分しかおらんわ)のモノとしてマウントする。
○ hello, world!
某ソフトをコンパイルするために C 言語をインストールすることに。
find . -size +1000 -print とかしながら、使いそうもない大きい
ファイルを消しまくる。
開発環境( gcc, gcc++ )だけに絞ってインストール。
まずは動作確認。
main()
{
}
これは OK だったが、肝心の某ソフトウェアは...
システム関連のインクルードファイルを使っているのでダメ!
インクルードファイルから、カーネルのソースコードに
シンボリックリンクが出まくっている。
内蔵ディスクは残りがないので、SCSI MO へ、カーネルソースを
インストールすることに。
○ MO に Linux ファイルシステムを!
SCSI PC カード( SlimSCSI )経由で 230MB MO ドライブ
(と CD-ROM ドライブ)を接続。
MO ドライブは(一台だけなら) SCSI ディスクの一台目として、
として /dev/sda となる。
『Linux 入門』を参考に...
# fdisk /dev/sda
# mke2fs -c /dev/sda1
# mkdir /mo
# mount -t ext2 /dev/dsa1 /mo
○ カーネルのソースコード
ターゲットを /mo にして、カーネルソースをインストール。
巨大だ。英知の塊とも言える。
○ インクルードファイル
(/mo)/usr/src/linux-2.0.0/include (うるおぼえ)から、
システム関連で必要なディレクトリ(とは何だったか?)を
内蔵ハードディスクの /usr/src/linux-2.0.0/include 
(うるおぼえ)にコピー。で、 /mo は切り離し。
某ソフトウェアのコンパイルを、本体(内蔵ハードディスク)
だけでできるようになった。
めでたしめでたし
これで、歩きながらでも、満員電車の中でも、公園のベンチでも、
X-Window の上で mule したり、 gcc したりできるようになりましたとさ。
STUFF
SONY Cyber-shot, サイバーショットパソコンアルバム, TOSHIBA Libretto30, Linux 2.0.0, Windows95, ADAPTEC SlimSCSI PC card, No-brand flash disk PC card (HITACHI製), Apple Macintosh PowerBook520 + PowerPC upgrade + PCMCIA extension module, 13inch Color monitor, Graphics Converter, Adobe Photoshop 3.03, Nitemacs
Long Lib. Linux! / ♪きむらかずし / 
    
               
♪きむらかずし
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/longlib/index.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/palm/lx-ux.htm
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/palm/cyber-shot-faq5.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/index-j.html
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/
http://kimux.org/
kimu@st.rim.or.jp
              
HP-LX World
http://www.kaduhi.com/
http://www.st.rim.or.jp/~kaduhi/
http://kaduhi.com/links2friends.html