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2004年1月25日日曜日

[通信] MS-DOSとWindowsによるP2Pネットワーク

[通信] MS-DOSとWindowsによP2Pネットワーク
MS-DOSとWindowsによるネットワーク
Windowsネットワーク
Windowsネットワークを実現するための代表的なプロトコルが3つあります.
TCP/IP
IPX/SPX
NetBEUI(ここで用いるプロトコル)
最近もっとも耳にするのがTCP/IPでしょう.
インターネットでお馴染みのプロトコルです.
WWWに接続された世界中の端末にそれぞれユニーク(重複なし)な番号を与え,通信を行うものです.IPアドレスがその番号です.しかし小規模なネットワーク,特に Peer to Peer 接続にTCP/IPを使用するのはもったいないというか不相応というか不必要というか.....設定も面倒ですし,もっと単純なプロトコルで十分です.広域ネットワークに対応するためのかなり厳密な規格ですから,小規模だと逆に通信速度が遅くなったりもします.
IPX/SPXは,Netware用の通信プロトコルという認識で問題ないようです.Windows同士のネットワークには必要ありませんが,このプロトコルでもWindowsネットワークを実現できるようです.
そして今回の本命,NetBEUIです.インターネットが有名になる以前から存在していました.MicrosoftとIBMがラブラブだった時代に,IBMによって開発されています.小規模なネットワーク用に特化された,といいますか昔のPCベースの小規模ネットワーク用に開発されたプロトコルです.ルーティングができない(ネットワークを分割できない)という致命的な弱点があるため恐らくこれから先は消えゆく運命でしょうが, Peer to Peer 接続にはこれで十分ですし,プロトコルが単純な分,TCP/IPよりも数段高速です.逆にローカルネットワークをこいつで組んでやれば外からは入れないわけですから,ファイアウォールを構築する際に外用にTCP/IP,内用にNetBEUIを使用するだけでセキュリティが高まったりします.設定も非常に簡単で,ドライバを組み込み,固有のマシン名,所属するワークグループを指定してやるだけでファイルやプリンタ,もちろんCD-ROMドライブなどの共有が可能になります.
尚,詳細な情報につきましては前田さんのこちらのページが大いに参考になることでしょう.是非ともご参照下さい.このページも,前田さんのページなしには作成できなかったことでしょう.核となる情報は前田さんのページであり,このページはあくまで応用の一例です.前田さんのページがあったおかげで4万円を支払わずに済みました.このページで何か得るものがございましたら前田さんに感謝をなさってください.
■デスクトップ側(Windows)の設定
デスクトップPC側の下準備が必要です.
ここではデスクトップのOSがWindows95/98とNTの場合に分けて解説します.
巷ではWindowsME/2000/XPなどなどが新たに登場しているようですが,基本は変わりません.
ここでの設定はWindowsネットワークをNetBEUIプロトコルで構築するためのものですから,それが済んでいる場合や,すでに理解されている場合などはここを飛ばしてこちらへお進み下さい.
○Windows 95/98 の場合(NTの場合はこちら)
私の環境には現在95はありませんので98上での操作を記しますが,基本的には95でも同様だと思います.
設定は簡単です.
「コントロールパネル」->「ネットワーク」と進みます.
まずデスクトップコンピュータの識別名とワークグループ名を設定します(下図).
ここでは識別名を「DESKTOP」,ワークグループ名を「HOME」とします.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.
どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.
「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.
どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.
Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.
ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらへお進み下さい.
ネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
■ネットワークの設定
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.
これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.
■MS-DOSでLAN接続
Windowsなどで手軽にネットワークを組め,主要なアプリケーションもWindows上で使用されるようになった現在,MS-DOSでLAN接続する必要性は日常的な使用においてほとんどないでしょう.
必要性があるとすれば,既にここで触れましたとおり,CD-ROMドライブのないPCにネットワーク経由でOSをインストールする場合くらいです.逆にネットワーク経由でのOSのインストールを実現するためには,MS-DOSのブートフロッピーでPCを起動してネットワーク接続を実現するのがベターです.
具体例を交えて解説していきます.ここからが本番です.
使用ソフト紹介
MS-DOSでWindowsネットワークへの接続を実現するソフトとして,マイクロソフトから以下の3種類が提供されています.
* LAN Manager(前田さんのこちらのページをご参照下さい)
* Network Client for DOS
* Workgroup Connection(以下で説明予定)
この3つは上から順に高機能ですが,前の2つは今回の目的であるPeer to Peer接続には不必要(TCP/IPプロトコルやIPXプロトコルへの対応など)な機能が多く含まれており,設定も面倒です.さらに機能が多いということは余計にメモリを消費します.大量のメモリ消費はMS-DOS下ではクリティカルな問題です.コンベンショナルメモリという言葉を御存知でしょうか.御存知でない方のために簡単に記しておきますと(余談です),その昔,IBM-PCにて採用されたIntelの16bitCPU,8086というCPU(現在のPentiumシリーズのご先祖様)はその構造上,メインメモリの容量に640KBという制限がありました.このメモリがコンベンショナルメモリです.当然,MS-DOSモードのデフォルトではコンベンショナルメモリにしかアクセスできません.この640KBという壁を打ち破るために「苦肉の策」としてHMSやXMSやEMSなどという手法を用いてメインメモリを拡張することになりました.ページングという手法を用いて,コンベンショナルメモリの一部を外部に増設されたメモリの「窓口」として使用し,その窓口を通してさらに広いメモリ空間と情報をやりとりするという,なんとも面倒な手法を取るしかありませんでした.CPUから直接増設メモリにアクセスすることはできなかったのです.
さらに悲しいことに,拡張メモリを利用するアプリケーションソフトは,そのソフト自体が拡張メモリの使用に対応している必要がありました.
OSが動的に自由にメモリを割り当てることはできないのです.
コンベンショナルメモリ上にデータが存在しないと起動できないようなMS-DOS用のアプリケーションソフト(拡張メモリ未対応のソフト)が「多く」あり,使用するソフトに応じて「CONFIG.SYS」や「AUTOEXEC.BAT」などを書き換えて設定を変えてあげなければなりませんでした.これがまた面倒なのです.重要なことは,大きな増設メモリを搭載しても640KBという壁が常に付きまとっていた,ということです.8086の後継CPUである80286以降,最大メモリ空間は増大していきました.286ネイティブモードは日の目を見ることがありませんでしたが,上位互換の32bitCPUである80386から備わった広大なメモリ空間へのアクセス手法を利用することにより,現在のWindowsはメモリをいわば「自由」に使用できるようになりました.しかしMS-DOSモードで起動すると386以降のCPUは高速な8086として機能します.MS-DOSで起動する限りデフォルトでは640KBのメモリしかアクセスできないのです.この容量は,現在エントリークラスのマシンですら64MBくらいは積んでいることを考えると信じられないくらい小さなメモリ空間です.少々話が横道にそれてしまいましたが,紹介した3つのアプリケーションのうち,前の2つはメモリを多く消費します.下手をするとメモリ関連の面倒な設定が必要になるかもしれません(これが言いたかっただけです).よって,今回は比較的面倒な設定が必要のない3番目のWorkgroup Connectionを使用することにします.インストールも比較的簡単で,Peer to Peer 接続には十分な性能を発揮します.ただし,このソフトはネットワーク上(ここでは相手のデスクトップ機)のディスクやプリンタなどにアクセスすることを実現しますが,ローカルの資源(ノートPC側のディスクなど)を外部(デスクトップ機など)に対して提供することはできません.つまりWindows側からアクセスすることはできません.探してみたところ,以下のFTPサーバーに置いてあるようです.1MB弱です.もしここにないならArchieなどで「mswgcn」で検索してみて下さい.
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/mswgcn.exe
一応,この Workgroup Connection にもデフォルトで主なネットワークカード用のドライバが用意されていますが,どれも古いですので専用のドライバを準備するのが得策でしょう.
3ComやNE2000の互換カードならデフォルトのものでも行けるかもしれません.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 に内蔵されているネットワークカードはRealtek社製RTL8139でして,そのドライバは
http://www.realtek.com.tw/htm/download/cgi/DLd1.cgi?model=RTL8139%28A%2FB%2FC%2F8130%29&type=2
にて入手可能です.頻繁にページ構成が変更されるようですので,デッドリンクになっているときはトップページから辿ってください.様々な環境におけるドライバが用意されています.Workgroup Connection で必要なものはとにかくDOS用のもので,NDIS2-8139(xxx).EXEなのですが,OEM用をダウンロードして解凍すると,DOS,NT,Linuxなど考えられるほぼすべての環境のドライバが入手できて便利です.解凍後にできるNDIS2DOSというディレクトリの下にあるファイルが Workgroup Connection において必要とされるものです.
尚,紹介した3つのソフトのうち,LAN Manager と Network Client for DOS はTCP/IPプロトコルに対応しております.環境によってはTCP/IPプロトコルしか使用できない場合も大いにありえますので,その場合は前田さんのこちらのページをご参照下さい.LAN Manager のセットアップについて詳細が記してあります.
Workgroup Connectionのセットアップ
注意事項!
ハードディスクをフォーマットしてしまった後にMS-DOS上からネットワークを認識できないと,正規のCD-ROMドライブを購入する以外に復旧の道はなくなってしまいます.
以下の本文ではノートPCのハードディスクにパーティションを切ってフォーマットするところから始まっておりますが,インストール対象であるPC(ノートPC)のディスクをフォーマットする前に,現在Windows95/98などのOSがインストールされている状態で Workgroup Connection をインストールし,MS-DOS起動フロッピーを作成・起動して,実際にMS-DOS上からネットワーク接続が可能なのかを必ず確認してください.
このページの内容に従って読者様が様々な操作を行った結果につきまして,私は一切の責任を負いかねます.読者様の責任において操作を行って下さい.
わからないところがあるといった場合のご質問や記述に間違いがあるといったご指摘は,メールにてお知らせください。しかし機種固有の問題については、筆者には分かりかねます(全てのハードを所有しているわけではないため)
番匠さんからの情報によりますと,BIOSの設定画面で「Plug & Play OS を使用しているかどうか」という項目があれば,それを「No」にしておかないとDOS上では(Linuxなどでも)うまくいかないようです.Mebiusシリーズについては番匠さんからの情報をご参照下さい.
最終的にはNTをインストールすることを目的としておりますので,ノートPCのCドライブの第1パーティションはFAT16でフォーマットすることを強くお奨めします.NTFSで第1パーティションをフォーマットしますと,MS-DOSに装備されているFDISKではNTFSパーティションを削除することはできません.第1パーティションをDOSから認識できるようにしておくと,いざというときに幸せになれます(経験者談).
また,Windows95/98に関しましても第一パーティションはFAT16の方が好ましいでしょう.もちろんFAT32でも,ブートディスクがWindows95のOSR2以降かWindows98であれば問題なく読み込めます.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3では4.3GBのハードディスクが備わっております.NTのインストールはCD-ROMのI386というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーしてハードディスクから直接実行できます.ついでにサービスパック4もコピーしておこうということで,私はCドライブの第1パーティションを750MBにし,FAT16でフォーマットしました.
1.44MBフォーマットされた空のフロッピーディスクを最低2枚準備してください.各段階においてそれぞれバックアップを取っておくことをお奨めします.
(1)セットアップディスクの作成
セットアップディスクは, Workgroup Connection をハードディスクへセットアップするものです.フロッピーからブートするのにハードディスクへソフトをセットアップするのは何だか変な感じがする方もおられるでしょうが,そうするしかないようです (^^;.
1枚目のフロッピーを準備してください.
入手した Workgroup Connection (入手についてはこちらを参照)を,デスクトップ機上などで展開し,展開されたファイルをフロッピーディスクへ丸ごとコピーしてください.このディスクには「 Workgroup Connection セットアップディスク」と記入しておいてください.さらに入手したドライバもこのディスクにコピーしておくと良いでしょう.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 の場合は,こちらで入手したドライバのうちNDIS2DOSというディレクトリをディレクトリごとそのフロッピーにコピーします.フロッピーの容量は何とか足りたようです.足りない場合は他のフロッピーにドライバだけコピーしてください.
以上の作業でできあがったフロッピーディスクの内容は以下のようになっております.表1の例だとcommand.comが放り込んでありますが,特に必要ありません.
表1:Workgroup Connection セットアップディスク ドライブ A のボリューム ラベルはありません。
ボリューム シリアル番号は 7C7E-A38B です
A:\ のディレクトリ
92/10/01 03:11a 5,538 WORKGRP.SY_
92/10/01 03:11a 6,347 AM2100.DO_
92/10/01 03:11a 3,911 CONNECT.TXT
92/10/01 03:11a50 COUR_ALI.TPL
92/10/01 03:11a24 COUR_EX.TPL
92/10/01 03:11a131 COUREXT.TPL
92/10/01 03:11a148 COURIER.TPL
92/10/01 03:11a11,004 DEPCA.DO_
92/10/01 03:11a7,471 E20NDIS.DO_
92/10/01 03:11a
7,888 E21NDIS.DO_
92/10/01 03:11a
5,349 ELNK.DO_
92/10/01 03:11a
7,318 ELNK16.DO_
92/10/01 03:11a
9,179 ELNK3.DO_
92/10/01 03:11a
8,172 ELNKII.DO_
92/10/01 03:11a
7,454 ELNKMC.DO_
92/10/01 03:11a
10,308 ELNKPL.DO_
92/10/01 03:11a
4,858 ENGMAI.GL_
92/10/01 03:11a
67,616 ENGMAI.HL_
92/10/01 03:11a
8,064 EXP16.DO_
92/10/01 03:11a
5,276 I82593.DO_
92/10/01 03:11a
7,062 IBMTOK.DO_
92/10/01 03:11a
904 LM21DRV.UPD
92/10/01 03:11a
39,794 MAIL.EX_
92/10/01 03:11a
159,575 MAIL1.EX_
92/10/01 03:11a
9,560 MICRO.EX_
92/10/01 03:11a
8,361 MK360.BAT
99/03/08 04:15a
967 mswgcn.PIF
92/10/01 03:11a
12,375 NDIS39XR.DO_
92/10/01 03:11a
9,621 NE1000.DO_
92/10/01 03:11a
9,865 NE2000.DO_
92/10/01 03:11a
250,066 NET.EX_
92/10/01 03:11a
35,106 NET.MS_
92/10/01 03:11a
44,969 NETH.MS_
92/10/01 03:11a
12,541 NETWORK.IN_
92/10/01 03:11a
5,515 NI6510.DO_
92/10/01 03:11a
46,330 OLITOK.DO_
92/10/01 03:11a
13,718 PRO4.DO_
92/10/01 03:11a
30,224 PRORAPM.DW_
92/10/01 03:11a
8,944 PROTMAN.DO_
92/10/01 03:11a
6,010 PROTMAN.EX_
92/10/01 03:11a
236,170 SETUP.EXE
92/10/01 03:11a
1,472 SETUP.INF
92/10/01 03:11a
12,273 SMC_ARC.DO_
92/10/01 03:11a
11,706 SMCMAC.DO_
92/10/01 03:11a]
30,176 STRN.DO_
92/10/01 03:11a
85 SYSTEM.IN_
92/10/01 03:11a
6,659 TLNK.DO_
92/10/01 03:11a
12,541 360NETWO.IN_
99/03/08 04:28a
0 CONFIG.SYS
99/03/08 04:28a
0 AUTOEXEC.BAT
99/03/08 05:34a
NDIS2DOS
98/06/12 08:01p
118,164 Command.com
52 個のファイル 1,316,859 バイト
70,656 バイトの空き領域
(2)ブートディスクの作成
追記です!
Windows95をセットアップする際に,日本語・英語モードをJP,USコマンドで切り替えられ,日本語キーボードを使用でき,メモリも広く使えるブートディスクの作成してみました.こちらです.下の作り方に比べて少々面倒ですが,DOSベースで何かやりたいという方にはこちらが便利でしょう.
実はこちらの方がお奨めかもしれません (^^;.一度作ってしまえばかなりオールマイティなディスクです.
また,PCMCIAを介したLANカード使用についてはこちらに情報ページを作成しています.参考にしてください.イネイブラーの使用方法などは環境や機種にかなり依存しているようですので,ケースバイケースで作成して下さい.また,成功した場合には各種設定情報をご一報いただけると幸いです.
上で紹介した内容は,以下に示すのブートディスク作成の解説と相互に関連しておりますので,両方を確認しながら行って下さい.
ブートディスクはMS-DOSを起動できれば十分であり,作り方にも様々な方法があるでしょうが,ここでは私個人的に最もお奨めのものを紹介したいと思います.Windows98で起動されるマシンが最低一台あるとして解説を進めますが,Windows95 でもほぼ同様でしょう.
2枚目のフロッピーを準備してください.「Workgroup Connection ブートディスク(Windows98)」などと,わかりやすいようにラベルを貼っておいて下さい.
まず,Windows98上でブートディスクを作成します.マイコンピュータやエクスプローラでフロッピーディスクのアイコン上で右クリックし,「フォーマット」を選択して下さい.必ず「起動専用」としてフォーマットして下さい.起動用のシステムファイルをコピーする必要があります.
MS-DOSさえ起動できれば Workgroup Connection のセットアップは可能です.ただしブートディスクで起動した際に,ファイルをコピーするためのCOPYコマンド,ネットワーク接続してCD- ROMのディレクトリをディレクトリごとコピーするためのXCOPYコマンド,ディレクトリを丸ごと消去するためのDELTREEコマンドなどは最低限使用できるように設定したいところです.
MS-DOSコマンドの詳細につきましては,KENTOLICさんご制作のこちらのページを参照して下さい.MS-DOSのコマンド使用方法一覧が参照できます.KENTOLICさんに感謝いたします.
これらのファイル(例えばXCOPY.EXEなど)はWindows98のシステムがインストールしてあるディレクトリの下にある「command」というディレクトリの下に存在します(一般に c:\windows\command の下ということになります).
注意すべき点として,例えばXCOPY.EXEは単体では動作せず,XCOPY32.MODというファイルが実行の際に必要になります.EXEファイルのみを入れてみて動かないときはエラーメッセージが表示されると思いますので,そのメッセージに従ってください.
デスクトップ機にWindows98環境が存在するのであれば,とりあえず Workgroup Connection をインストールした後に,ブートディスクに必要なファイルを適宜追加するといったことが可能ですが,例えばWindows98が今からフォーマットしようとしているノートPC側のハードディスクにしかないとしますと,現時点でブートディスクに必要なファイルのコピーをしておく必要があります.表2にコピーしておくと便利なファイル群を提示しておきます.
表2:ブートディスクにコピーしておくと便利なファイル XCOPY.EXE
ディレクトリを丸ごとコピーする際に必要となるコマンド.
XCOPY32.MOD
DELTREE.EXE
ディレクトリを丸ごと削除する際に必要となるコマンド.
FORMAT.COM
FDISK.EXE
FDISKやFORMATコマンドは他のブートディスクなどに含まれていれば,そちらで一旦起動して実行すれば良いでしょう.コマンドのみを他のフロッピーにコピーしておくということも可能です.
例えば,何も入っていない起動ディスクでシステムを起動し, FDISKコマンドはWindows98のシステム起動ディスクのものを使用すると言ったことが可能なはずです.
注意点として,使用するMS-DOSのバージョンにあったプログラムをコピーしておかなければうまくいかないことがあります.私の場合,FDISKやFORMATコマンドの実行の際には,以前使用していたWindows95用のセットアップディスクからPCを起動して使用しておりました.
(3) Workgroup Connection のインストール
ここでは,画面を追って解説していきます.画面キャプチャを使用できませんでしたので画面そのままを紹介することはできませんが,文字情報は全て含めておきますので参考にして下さい.
まず,作成したブートディスクでPCを起動します.Mebius PC-PJ1-M3 ではフロッピーディスクドライブが外付けですので,本体にドライブを接続してブートディスクから起動します.
ここで少々問題があります.起動されたMS-DOS(Windows98と表示されるが.....)は英語モードであり,英語キーボードの使用を想定してあります(日本語ブートディスクが欲しいという方はこちら).Mebiusは日本語キーボードですから,記号が異なってきます.しかし必要となる記号はそれほど多くありませんから,御自身で対応関係をお調べ下さい (^^;.
特に戸惑いが予想されるのが,パスの指定に必要となる「\」という記号でしょうが,これは英語圏では使用されない記号であり,対応する文字は半角の「\」(バックスラッシュ)です.この記号は日本語キーボードで「 ],},」,む,」の4文字が刻印されたキーをそのまま押すと入力できます.
必要となりそうなものをその他いくつか紹介しますと,「:」(コロン)は日本語キーボードにおいて「;」(セミコロン)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます.また「*」(アスタリスク)は,日本語キーボードにおいて「8」(ハチ)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます.
以下では,半角の「\」(バックスラッシュ)を「\」として表記していきますので,読み替えて入力して下さい.コマンドプロンプトが表示されましたら,作成した Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入し,プロンプトにて
A:\>setup
のように入力してリターンキーを押し,セットアップを実行します.
Setup for Workgroup Connection
Welcome to Setup for Workgroup Connection.
Setup prepares Workgroup Connection to run on your computer.
* To get additional information about a Setup screen,press F1.
* To set up Workgroup Connection now,press ENTER.
* To quit Setup without installing Workgroup Connection,press F3
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit F5=Remove Color
まずこのような画面が現れます.設定を継続しますのでリターンキーを押します.
Setup for Workgroup Connection
Setup will place your Workgroup Connection files in the
following directory.
if this is where you want these files,press ENTER.
If you want Setup to place the files in a different
directory,type the full path of that directory,and
the press ENTER
C:\DOS
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
インストールするドライブとディレクトリを指定します.デフォルトではAドライブのDOSというディレクトリが指定されていますが,実際にインストールしたいのはCドライブ(ハードディスク第一パーティション)ですので,「C:\DOS」(CドライブのDOSというディレクトリ)にインストールすることにします.
すると
Please insert your
boot disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
というウィンドウが現れますので,作成したブートディスクを書き込み可能な状態にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します.
次に
Please insert your
Microsoft Workgroup Connection Disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
というウィンドウが現れますので,再度 Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入して下さい.
しばらくすると次のような画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
Select the type of network card that is installed in your
computer,and then press ENTER.
No Network card
Network card not shown on list below ...
3Com EtherLink
3Com EtherLink 16
3Com EtherLink II or IITP (8 or 16-bit)
3Com EtherLink III
3Com EtherLink/MC
3Com EtherLink Plus
3Com Token Link
Advanced Micro Devices AM2100/PCnet
Amplicard AC 210/XT
Amplicard AC210/AT
.....etc.....
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
使用しているLANカード用のドライバがこのリストに存在するのであればそれを選択しても良いのでしょうが,ここに掲載されているものは非常に古いですし,最近のLANカードはこのリストには含まれていないようですので,ここで用意したドライバを選択することにします.従って,ここでは上から2番目の「Network card not shown on list below ....(リストにはない....)」を選択して下さい.
Setup for Workgroup Connection
Please specify the location (path) of the OEM driver you
want to use.
If the specified path is correct, press ENTER. To specify
a different path, type it, and then press ENTER.
A:\NDIS2DOS
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
使用したいドライバがどこにあるのかを尋ねてきますので,ドライバがあるディレクトリを指定します.Mebius PC-PJ1-M3の場合は,ここで用意したドライバ,つまり Workgroup Connection セットアップディスクにコピーしておいたドライバがあるディレクトリを指定してリターンキーを押します.
Setup for Workgroup Connection
Select the type of network card that is installed in your
computer, and then press ENTER.
RTL8139 Fast Ethernet Adapter
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
すると指定したディレクトリからドライバを読み込みます.複数のカードを指定できる場合はここにいくつかのカード名がリストアップされると思われます.適当なものを選んでリターンキーを押して下さい.
上の例はMebiusの場合ですが,RTL8139のドライバを認識できていることがわかります.ひとつしかありませんから迷わずリターンキーを押します.
セットアップが実行され,しばらくすると次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
COMPUTER NAME is the name that identifies which computer
is yours. Choose a name that is unique in the workgroup.
A computer name can have up to 15 characters, and can
contain letters, numbers, and these characters:
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~
COMPUTER NAME:
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
コンピュータ名を入力します.適当なものを入力して下さい.上の例では「MEBIUS」としています.ここで入力される名前は,ネットワーク接続した際のコンピュータの名称であり,ワークグループ内でユニーク(重複なし)でなければなりません.
以下の例では,ノートPCのコンピュータ名を「MEBIUS」とします.
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
WORKGROUP NAME is the name of the workgroup you belong to.
A workgroup name can have up to 15 characters, and can
contain letters, numbers, and these characters:
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~
WORKGROUP NAME:
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
ワークグループ名を入力します.適当なワークグループ名を入力して下さい.デスクトップ機と同じワークグループ名でなければなりません.上の例では,自宅ということで「HOME」としています.
以下の例では,ワークグループ名を「HOME」とします.
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
If all the options are correct, select 'The listed options
are correct,' and then press ENTER.If you want to change
an option, use the UP or DOWN arrow key to select it.Then
press ENTER to see alternatives for that option.
Computer name : mebius
User name: mebius
Workgroup name : home
Install Mail: Install Mail files.
Redirector : Use the basic redirector.
Pop-up key : N
Startup option : Run Workgroup Connection and log on.
Path : C:\DOS
Network Card: RTL8139 Fast Ethernet Adapter
Protocol Driver: Microsoft NetBEUI
The listed options are correct.
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
ここでは,これまで入力したことを確認します.コンピュータ名,ワークグループ名がそれぞれ「mebius」,「home」となっています.もし入力を間違えていたら,UP,DOWNキーで選択してリターンキーを押すことにより修正が可能です.
ユーザー名が自動的に「mebius」と設定されていますが,ユーザー名は実際の接続の際に変更可能ですから特にここで変更しなくても良いでしょう.ユーザー名はデスクトップ側がWindows95/98ならば適当で良いのですが,デスクトップ側がNTの場合はNTの方に同じユーザーが存在しなければなりません.詳細はこちらをご覧ください.
表示されている情報が正しいようでしたら,表の最下段の「The listed options are correct.(リストは正しい)」を選択してリターンキーを押してください.
Setup for Workgroup Connection
The settings for your network card are listed below. If all
the settings are correct, select 'The listed options are
correct'. Then press ENTER. If you want to change a setting,
use the UP or DOWN arrow key to select it. Then press ENTER
to see alternatives for that setting.
Network Card : RTL8139 Fast Ethernet Adapter
Drivername=rtsnd$
Medium type=_Auto
Network Address=@000000000000
Node Address=@000000000000
Adapter's Bus Number=0
Adapter's Device Number=0
Adapter's TX Early Threshold=5
The listed options are correct.
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
(上の例で「Adapter's」となっているところが実際の画面では「Adpater's」となっていました.綴り間違いと思われます.コピー&ペーストしたことがわかります(笑)).
ここではネットワークカードの設定を確認します.ノートPCに装着されているカードによって設定は異なるでしょうから,カードに合わせて設定してください.
Mebius PC-PJ1-M3 の場合,内蔵のネットワークカードに関する設定はデフォルトのままで良いようです.ただし,通信速度が「AUTO(相手に合わせる)」となっています.私の場合はデスクトップ機側で100baseTXと設定していましたからこのままでよかったのですが,もしデスクトップ機側もAUTOとなっている場合はどちらかで通信速度を決定しておくことをお奨めします.
確認が済んで「The listed options are correct.」を選択してリターンキーを押しますと,次のウィンドウが現れます.
Please insert your
boot disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
指示に従い,再度ブートディスクを書き込み可能にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します.CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATが書き換えられます.
Setup for Workgroup Connection
Workgroup Connection is now installed on your computer.
Setup modified some settings in your CONFIG.SYS ant AUTOEXEC.BAT
files. Your previous CONFIG.SYS file was saved as A:\CONFIG.001.
You must restart your computer before you can use Workgroup
Connection.
* To restart your computer, remove all disks from your floppy
disk drives, and then press ENTER.
* To quit Setup without restarting your computer, press F3.
ENTER=ContinueF1=Help F3=ExitInstallation Complete
ここまでたどり着けば,インストールは終了です.
画面には「フロッピーを抜くように」と指示がありますが,今作成したブートディスクを挿入したまま再起動します.つまり作成したブートディスクからシステムを起動してください.
接続と使用方法につきましてはこちらへお進みください.
接続と使用方法
ここでは,実際にMS-DOSからネットワークに接続し,デスクトップ機のディスク資源を利用する手順と方法を記します.
作成したブートディスクで起動します.次に初回起動時の最初の画面を記します.
Starting Windows 98...
Microsoft Protocol Manager version 2.1
Microsoft WorkGroups Driver Version 1.0
Copyright (C) Microsoft Corporation 1992
Transport Hooks Enabled
Network Line Speed is 100 Mbps / Half_Duplex Mode
A:\>SET PATH=C:\DOS
A:\>C:\DOS\net start
Microsoft Netbind version 2.1
Fast Ethernet board's Ethernet Address:09001F04402E
Microsoft NetBEUI version 2.2
Type your user name, or press ENTER if it is MEBIUS:
ユーザー名を聞かれます.デスクトップ機がWindows95/98の場合は何でも構いません.しかしデスクトップ機がNTの場合は,資源を共有できるようなユーザー名を入力して下さい.ここではNT側にMEBIUSというユーザーが存在するとして進めます.
余談ですが,上の表示では接続速度が100Mbps/Half_Duplex となっておりますが,デスクトップ機(NT)側ではFull_Duplex(全二重)と設定しているにも関わらず,ここではHalf_Duplex(半二重)となってしまいます.しかし使用に際して何も問題がないようなのでそのままで良さそうです (^^;.なぜかデスクトップ側をWindows98で起動すると全二重になりました.謎 (^^;.
次に
Type your password:
パスワードを聞かれます.ユーザー名に対応するパスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は何も入力しないでリターンキーを押して下さい.
Please confirm your password so that a password list may be created:
パスワードの確認を求めてきますので,もう一度パスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は再度何も入力しないでリターンキーを押して下さい.
ここで問題が生じることがあります.正しく設定したにも関わらず,例えば次のようなメッセージが表示されることがあります.
Error 7210: There is no entry for the specified user in the [Password Lists]
section of the SYSTEM.INI file.
とか,net view コマンドを使ってみても
Error 12: The access code is invalid.
などと表示されてしまい,正常に動作しないことがありますが,それでもしつこく使ってみたり,再起動したりすると設定が間違っていなければなぜか動作するようになります (^^;.根気強く試してみて下さい.ログイン直後にもうまくアクセスできないことがありますが,このソフトを無料で使用させてもらっていることを考えると文句は言えません.
うまく接続できたかな? と思った際は,コマンドラインで「net view」と入力してみて下さい.うまく行っていれば
Server NameRemark
\\DESKTOP
The command completed successfully.
と表示され,デスクトップ機のコンピュータ名が表示されているはずです.
デスクトップ機が見えたのであれば,例えばコマンドラインで「net view \\desktop」と入力してみて下さい.
デスクトップ機での共有資源の設定によって表示は異なりますが,
例えば
Shared resources at \\DESKTOP
Sharename TypeComment
CanonBJCPrintCanon BJC-400J (BJRSTR)
CDROMx24Disk
FD Disk
ProgramsDisk
UserDisk
win98Disk
The command completed successfully.
のように,共有の際に任意に付けた共有名が表示されています.上の例ではプリンタ,CD-ROMドライブ,フロッピードライブ,ハードディスクなどのデバイスです.プリンタに至っては,Canon BJC-400J などというコメントまで付いています(ばれてるぅ).
ここで実際に必要になるであろうコマンド群を表3に簡単に紹介しておきます.その他のコマンドや,コマンド使用方法の詳細は「net help」と入力して参照して下さい.
表3:Workgroup Connection で使用する主要コマンド NET VIEW [\\コンピュータ名]
上の例を参照.
NET USE [ドライブ名] [\\サーバ名 \共有資源名]
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24
デスクトップ機「DESKTOP」の共有CD-ROMドライブ「CDROMx24」を,自分自身のD:ドライブとしてアクセスできるようにする。尚,
NET USE D: /DELETE
のようにすると,D:として設定した資源を削除できる.
NET HELP [コマンド名]
表3にもあるように,コマンドラインで「NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24」と入力してリターンキーを押すと,次回から「D:」は「\\DESKTOP\CDROMx24」を指すようになり,あたかもローカル(ノートPC)に接続されているDドライブのように使用できるようになります (^-^).
例えば\\DESKTOP\CDROMx24の下に「HOGE」というディレクトリがあって,その下に「HOGEHOGE.TXT」というファイルがあったとします.
それをノートPCのCドライブにコピーしたいのであれば,コマンドラインにおいて,
copy D:\HOGE\HOGEHOGE.TXT C:
と入力してやることによって実現できます.普通のファイル操作となんら変わりません.いつものMS-DOSコマンドがそのままネットワークで結ばれた他のコンピュータのファイルに対しても同様に適用できます.当然なのですが,実際にDOSからネットワーク上の資源が操作できるとかなり違和感にとらわれるのは私だけでしょうか (^^;.不思議な感じ.
さて,ここで一応 Workgroup Connection についての説明は終わりにしたいと思います.
ようやくMS-DOSブートディスクからネットワーク接続が可能になりました.
これを利用してWindows NTのファイルをハードディスクにコピーし,NTをセットアップする過程をこちらに記しました.Windows95/98についてはこちらを参照して下さい.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html












2004年1月12日月曜日

[通信] ノートPCにOSをネットワークインストール

[通信] ノートPCにOSをネットワークインストール
ノートPCにOSをネットワークインストール!
徐々にPCMCIAカード型のLANカード使用例が集まりつつあります.
いただいた情報はこちらで順次公開しております.引き続きPCMCIA利用例を募集しております.
情報をお持ちの方は是非メールでご一報下さい m(_ _)m.
このような方々へ
次のような条件を満たす方々が対象となっております.
CD-ROMドライブが別売りのサブノートPCを所有している.FDドライブは標準装備.
もう一台デスクトップPCなどを所有しており,CD-ROMドライブが備わっている.
ノートPCの高価な専用ドライブを買うのは納得が行かない.
サブノートPC,もう一台のCD-ROMドライブ内蔵PCにはネットワークカードが備わっている.
ハードディスクをまっさらにして,OSを再インストールしてゼロから環境を構築したい.
B5サブノートの普及率からすると,このような状況の方はかなりいらっしゃることでしょう.しかしネットワーク経由で「OS」のインストールを実行するには,ブートフロッピーによる起動からネットワークを認識する環境,つまりMS-DOSを起動した状態でデスクトップPCなどとのネットワーク接続を実現しなければなりません.
他にも方法はありますが,MS-DOSでLAN接続を実現することによって享受できるメリットは大きく,Windows系OSのネットワークインストール手法としては抜本的な方法です.
他の方法を具体的に紹介しますと,変換コネクタを使って2.5inchHDをデスクトップ機に繋いでインストールを行うのは手っ取り早いことでしょう.しかしこの方法はハードの分解及び改造行為に抵触し,保証が受けられなくなる可能性があります.先にLinuxをFTPインストールするという方法もありますが,Linuxは万人に必要なものとは思えません.
その他,やや場当たり的ですが,FIPS(無料)というツールを用いてOSを削除する前に別パーティションにCDイメージをフルコピーするという方法をこちらで紹介しています.
また,CD-ROMドライブのないPCにOSをネットワークインストールする.
DOSベースのバックアップソフトを使用して,ノートPCハードディスクをデスクトップ機のディスク資源を用いてバックアップする.(mskahnさんの例)
などの用途にも応用できます.
このページでは,サブノートPCをMS-DOSのブートフロッピーディスクから起動し,デスクトップ機などのCD-ROMドライブを内蔵したWindowsマシンに Peer to Peer (1対1の接続,つまり二台のコンピュータを接続すること)でネットワーク接続してOSをインストールすることを詳細に解説します.
例に取り上げますノートPCは Mebius PC-PJ1-M3 ,インストールOSは Windows95/98/NT4.0 と Linux です.必要になるソフトは無料で入手できる Microsoft Workgroup Connection です(ダウンロードに関しては本文中を参照).解説には汎用性を持たせています.Mebius PC-PJ1-M3 に特化した解説は「ちなみに....」という風に本文にちりばめて併記しております.具体例を併記した方がわかりやすいであろうという思想のもとにそうしておりまして,他の環境におきましても参考になると思います.
似たような状況だがネットワーク環境がない,という方もいらっしゃるかもしれませんが,ノートPC用の別売りCD-ROMドライブを購入するくらいならネットワーク環境を構築した方が得策かと思われます.デスクトップ用の100base対応イーサネットカード(PCI)は実売で3,000円くらいですし,ノートPC用のPCMCIAな100baseLANカードも最近では4,000円程度で買えてしまいます.T型のクロスケーブルでLANボード同士を接続すれば,デスクトップPCのディスク資源を自在にノートから活用できます.
何と言ってもMebiusの別売りCD-ROMドライブは標準小売価格39,800円です(^^;.しかも20倍速です.PCMCIAのSCSIカードとCD-ROMドライブを購入するにしても同じくらいかかるでしょう.私が所有するすでに旧世代化したデスクトップマシン(K6-200)ですら24倍速ドライブを搭載しております.デスクトップ用の高速な普及型CD-ROM・DVDドライブは5,000円もしないことを考慮しますと,別売りの専用CD-ROMドライブを購入した時点で敗北であり,企業主導のコマーシャリズムに屈したことになります.
お急ぎの方はこちらへお進み下さい.お時間に余裕のある方はこちらにもお立ち寄り下さい.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html









NTのすすめ
Windows95/98をネットワークインストールしようという方も是非ご一読を.(注釈:以下ではNT4.0をお勧めしておりますが,現在はこちらにありますように,Windows98/2000/Linuxの3本立てで使用しておりまして,メインで使用しているのはWindows2000です.お勧めです.Windows2000はNT5.0ですし.)
ここから以下は与太話です.
ここで一言:
PC(ぴいしい)の
帰するところは
DOS(どす)である
どんな最新PCにもフロッピーディスクドライブは標準で装備されてます.DOSはUNIXを凌ぐほどの超安定OSなので様々な工場の生産ラインなどでまだ現役として働いているようですが,一般的なビジネス用途に関して言えばDOSやフロッピーは全く使われていません.OSをまっさらからインストールするときや,システムの復旧作業時くらいでしょうか.Microsoftのある限り,フロッピーも安泰ですね(笑).
私の例を挙げます.
資金調達に成功し,めでたく SHARP Mebius PC-PJ1-M3 を手にすることができました (^-^)/.OSは Windows 98 です.しばらく使用してみました....うーん,ちょっといただけません.Windowsを使わないなら良いのでは?というのはもっともな御意見ですが,現実的にはそうもいきません.Linuxが大流行と言っても現時点ではマイノリティであり(といっても入れてますが),周囲とのデータのやりとりもままなりません.総合的に見て,デスクトップ環境はまだまだWindowsに一日の長があります.特に日本語環境に関してはWindowsに勝る環境はないと言ってもよいでしょう.Windows98も,95に比べれば「少しだけ」安定しているとは言え,建て増し旅館方式の不安定なOSであることに相違ありません.操作している時に「ピタッ!.....」と一瞬画面が止まり,うっ,落ちたか.....と冷や汗が出た瞬間にまた動き出したり,時には本当にそのまま止まったりと,胃に悪いも極まっています.その点,デスクトップ機(NT4.0,98,Linuxの3本立て)で主に使用しておりますNTは非常に安定しており,OSが落ちるなどということはまずありません.Windows98などを日常的に使用し,「PCは落ちるのが当然である」と思っておられる方がNTを使用すると,その安定性に驚かれることでしょう.サーバとしてはいまいちのようですが,デスクトップ使用では快適です.普段のデスクトップOSとしての使用感はWindows95/98と驚くほど「まったく」同じです.ワードやエクセルなどのアプリはもちろんまったく同じように動作しますし,不安定で名を馳せるワードがいつものように突然落ちても,NTであればOSまで巻き込まれて落ちるということは絶対と言って良いほどありません.OSとしてそれは当然だと思うのですが(苦笑).アプリが落ちて良いという話もないのですが(苦笑^2).さらに,32ビットコードでかかれたアプリケーション(最近ではほとんどですね)の実行速度は,メモリが十分搭載してある同様のハード構成においては,95/98上よりもNT上で走らせた方が高速なようです.さらに16ビットコードのアプリケーションも大方走らせることができるようです.驚いたのが,16ビットコード(Windows3.1用)のMIDIシーケンサが何の問題もなく動いたということです.ISAカードのMIDIインターフェース(Roland Super-MPU)を通して外部のMIDI機器を用いてきちんと演奏ができました.それほどまでにNTでは16ビットコードもサポートしてあるということです.16ビットアプリが変な挙動を示してもWindows95/98のようにOSまで一緒に落ちるということはまずありません.タスクマネージャによるアプリの強制終了も強力です.NTはディスクやメモり資源を大量に消費し,個人ユース向けではないという認識の方もおられるかもしれませんが,最近のPCを見てください.エントリークラスのPCでもメモリ64MB,HD4GBは積んでおり,デスクトップアプリケーションを使用するのであれば十分すぎるほど実用になります.ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 は,EDOながらメインメモリは標準で 128MB,HD4.3GB,CPUは P55-266MHz です.128MBのメモリが搭載してあるとして,この容量をフル活用したいのであればNTを使用すべきでしょう.Windows95/98では複数のアプリケーションを起動すると,メモリ容量が十分にも関わらずシステムが不安定な状態に陥ることは周知の事実です.NTはデバイスドライバが95/98と互換性がありませんが,最近のデバイスは発売当初からNT対応を謳ったものがが大半であり,ほとんど問題にはなりません.プラグ&プレイ,FAT32やUSBに未対応ですが,これらはないならないで何とかなります.逆に手動設定の方が自動的におかしくなる恐れ(笑)がありませんので,個人的には快適に感じます.この文書も,Mebius + NT の環境上で作成しております.もちろんオプションのCD-ROMドライブは購入しておりません.Windows95/98の不安定さに関してはストレスがたまっているが,Windowsは手放せないという方は多くいらっしゃることと思いますが,そういう方々にはNTを強くお奨めします.仕事の能率アップは間違いなしです.ちなみに,SHARP Mebius PC-PJ1-M3におけるNTの使用方法に関する情報はネット上にすでに存在します.例えばこちらのオフィシャルページには,NTのインストール方法と親切にもNT用のドライバのセットを用意してあります.しかし,ここに記載されている方法に従いますと,標準小売価格39800円もする別売りの20倍速CD-ROMドライブが必要となります.GUIしか使用したことない方にDOSの使用を奨めるというのは多少酷なところがありますし,私自身もDOSに関する知識は忘却の彼方でしたが,「そこにCD-ROMドライブがあるのにどうして専用のドライブを買わないといけないの?」と素直な疑問を感じておられる方は,面倒でもMS-DOSによるネットワークアクセスを実現し,これを利用してインストールすることをお奨めします.DOSでLAN接続を試みる気になった方はこちらへお進みください.ノートPCを新調して,とりあえずOSを入れ替えたいとおっしゃる方は,こちらも参考になることでしょう.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html







●ようやく新設!掲示板!!
●FIPS&VMwareでGO! Thinkpad i 1124 2609-93J の購入と設定
●20GBHDへの換装とWin2000,98,Linuxのインストールと設定
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最終更新日:2005.8.28
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ノートPCにOSをネットワークインストール!
最終更新日:2004.10.15
デスクトップPCのCD-ROMドライブなどから,Windows NT4.0/95/98/2000やLinuxなどをネットワークインストールする方法を紹介しています.
MS-DOSとWindowsのネットワーク接続の話題が柱です.無料で入手可能なWorkgroup Connection などを用います.
PCMCIA型LANカードのDOS上での使用方法やその他のインストール方法など,ネットワークインストールについて多角的に紹介しています.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html



2000年2月25日金曜日

[通信] DOS/V環境ネットワーク



最強のDOS/V環境 - ネットワーク
■Ethernetでつなぐ
Wndowsネットワークにクライアントとして参加
 Windows 95/98、WindowsNTで構成されたLANにDOSマシンを接続し、Windowsマシンが公開する共有資源を限定的ながら使用することができます。
DOSで利用するネットワーク(WindowsネットワークとTCP/IP)
技術評論社「SoftwareDesign」1998年6月号に掲載された原稿を元にしています。
Special Thanks: 技術評論社 SD編集部 石井出様
DOS・Windows95・OS/2の混在環境でpeer-to-peerネットワーク
DOSマシンでpeer-to-peerネットワークを構成したい場合は、 売り物なんですがArtisoftのLANtasticが利用できます。 LANtasticはDOS版の他に、Windows95版、OS/2版も発売されています ので、各OSが混在した環境にも対応できます。
なお、1997年3月にアーティソフトジャパンがサービスを終了してから廃屋のような様相を呈しているNIFTY-ServeのSLANVA・アーティソフト会議室ですが、ここのデータライブラリにLANtasitc特別版というのがアップロードされています。若干の機能制限がありますが、お試しください。
【関連ページ】
アーティソフトジャパン
Artisoft
LANtasticのページ
ちょっと裏技 ~DOS LANサービス~
LANtastic 6.0は結構高い。
でもDOSでぴあぴあしたい。
ぴあぴあじゃなくてもいいけど、できればファイル名に漢字を使いたい。
そんなあなたに、IBMの「DOS LANサービス」(DLS)があります。
これは、OS/2 LAN Server、Warp ServerのDOS用クライアントソフトウェアとしてされているものですが、Windowsネットワークにも接続でき、またDOSマシンにサーバ機能を持たせることもできます。また、漢字ファイル名にも対応しています。
このようにいいことずくめのDLSですが、残念ながらOS/2 LAN Server、Warp Serverに同梱されているものであり、単体提供はされていません。
ところが、IBMがLAN Server用に提供しているCSD(バグフィックス)にはDLSのものも含まれているのですが、なんとこれが
DLSそのもの
なのです。ということは・・・・えぇ、LAN Managerとか使ってられませんね・・・。
でも、DLSはあくまでLAN Server用のクライアントとして、分散フィーチャー(マイクロソフト風にいうとCAL:クライアントアクセスライセンス)を購入して使うのが筋です。そもそも、CSD自体がLAN Serverを使っている人だけを対象にしていますし。
それ以外の使い方は、ライセンスの観点からすると限りなく黒に近いグレー(もしかすると完全に黒)の可能性が濃厚です。とはいえ、日本アイ・ビー・エムに問い合わせて「分散フィーチャーを買えば問題ない」という回答をもらったという話もだいぶ昔(OS/2の広告に山口智子が出てたくらい昔)に聞いたことがあります。いずれにせよ、自己責任でお願いします。
■シリアルポートでつなぐ
Remote-Disk Version 6.00
Shigenori氏による定番フリーソフトウェア。
接続相手のドライブをマウントし、転送速度を除けばLANと同じ ような感覚で使う事ができる。PC-9801、J3100、AXにも対応。
なお、PC-DOS 7.0/VおよびWindows95のMS-DOSモードでは、 「御使用中の DOS バージョンでは使用できません。」という エラーメッセージが表示されて動作しません。
その際は、拙作のvsetを以下のように使用して、rdisk.comに パッチをあてて下さい。
vset rdisk.com 6
【ダウンロード】
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/os/msdos/utility/rdisk600.lzh size:98KB

最強のDOS/V環境を目指して
http://hp.vector.co.jp/authors/VA007890/dos/







最強のDOS/V環境を目指して
なるべく金をかけずに、pure DOSの範囲内で強力な環境を構築するかを追求しています。 随時ネタ募集中。
ネットワーク
プログラミング
その他のツール(作成中)

最強のDOS/V環境を目指して
http://hp.vector.co.jp/authors/VA007890/dos/










PC-DOS上でのPPP接続
PC-DOS上のソフトは結構ありますね。
ドライバ関係はすべて英語のソフトですしやはり海外ではDOSからPPPするのもめずらしくないのかもしれません。
DOS/Vマシンでの接続については,LX200やモバイルギア関係を参考にしています。
私が試したのは
DOSPPP
ETHERPPP
DMAIL
BOBCAT-J
LNET
WEBBOYお試し版
です。どれも動きましたが,結局95から接続しているので,自分にとってあまり必要ではないようです。ただDOSPPP,ETHERPPPともに,日本語の特定のページで落ちるという現象があるらしくあまり安定しているとはいえません。最近試してないので,最近どうなってるかは知りません。
98DOSでのPPP接続については,しばらくの間,アライドテレシスの2万円するソフトについてくるPPPドライバしかないという事でしたが,
最近,PC-VANの方で88VAでPPP接続するソフトを開発しているようで,それが98でも使用できるようです。NIFTY FNECUに転載 HPもありました。
TEEN
ESEMAIL
ESENET
アプリケーションはTELNET,MAILを使ってみました,
98DOSから(フリーで)つなげられる唯一のソフトということで,大変期待していましたが,まだまだ制作中らしく,私の環境では不安定でした。
とりあえずチェックを続けています。

今日は別に変わらない
http://www3.osk.3web.ne.jp/~shinpei/other/pc_other.htm
http://www3.osk.3web.ne.jp/~shinpei/other/98doslan.htm









98DOSマシンの95マシンへのLAN接続
家庭内LANは,無駄だと前から思っていたのですが,中古のMACを買ったのを機会に「もうケーブル接続では無理だ」と思い,LANを入れることにしました。まずその時点でのマシンの状況ですが,
AT    WINDOWS95マシン
9821  DOSメイン,WINDOWS95マシン
9801  DOSマシン (386)
9801  DOSマシン (V30)
MAC   68040
でした。このマシンすべてにLANカードを購入し,どのようにしてつなぐか考えましたが,98DOSを最優先に考えてLANtasticを入れました。
現状,MACはつながってません。LANtasticは95特別版,DOS特別版をニフティSLANVAよりダウンロードして使っています。DOS版はカードにバンドルされていたものが1ライセンス分あります。
最近OS/2用に486マシンをいれたので,OS/2用のLANstaticを探しているところです。特別版はWEBにも置いてあるようですね。

今日は別に変わらない
http://www3.osk.3web.ne.jp/~shinpei/other/pc_other.htm
http://www3.osk.3web.ne.jp/~shinpei/other/98doslan.htm





1999年3月12日金曜日

[機器][PDA] ZaurusOSプログラミング















[機器][PDA] ZaurusOSプログラミング
SL-C3100でやったこと
自分の記憶補助のために書いていますが、もしもリンクしたい方はご自由にどうぞ。
見やすいように適当に並べ替えています。

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本 体への設定とか
・keyhelperを入れる
キーボード配置が どーしても慣れません・・・。emacsはctrlが小指でないと指がつります。 keyhelperというソフトで、キーバインドの変更が 可能らしいので、TabキーとCtrlキーを入れ替えました。
,/を入れ替え、{ }を「」の右に。カナひらはaltキーに。ランチャーキーをAddressに 設定し、アプリ切り替えをShift+Home、アプリ選択をShift+Menuに設定。コンソール時、このアプリ切り替えは感 動的に便利です!タスクバーのアイコンをスタイラスでタップするなんて、もう考えられません。
keyhelper.xmlは、カスタム中ですがここやここなど適当につまみ食いして設定しています。 フタ閉じても電源落ちない設定などなど。
   ---keyhelper.xmlの内容
<?xml version="1.0"?>
<keyhelper>
  <modifiers>
    <define key="F26" type="Alt" mapping="True">
      <release key="F31"/>
    </define>
    <define key="F10" type="User1" mapping="True">
    </define>
    <define key="Tab" type="Control" mapping="True">
    </define>
    <define key="Control" type="Tab" mapping="True">
    </define>
  </modifiers>
  <mappings>
    <define key="F26">
      <map key="Alt"/>
      <map_modifier Shift="Off"/>
    </define>
 
    <define key="Slash">
      <map key="Comma"/>
      <map_modifier Shift="Off"/>
      <map_unicode unicode=","/>
    </define>
    <define key="Comma">
      <map key="Slash"/>
      <map_unicode unicode="/"/>
    </define>
    <define key="Comma">
      <modifier Shift="On"/>
      <map key="Comma"/>
      <map_modifier Shift="Off"/>
      <map_unicode char=","/>
    </define>
 
    <define key="Tab">
      <map key="Control"/>
      <map_unicode code="ffff"/>
    </define>
    <define key="Control">
      <map key="Tab"/>
      <map_unicode code="ffff"/>
    </define>
    <define code="2015">
      <map key="Less"/>
      <map_modifier Shift="On"/>
      <map_unicode char="{"/>
    </define>
    <define code="2016">
      <map key="Greater"/>
      <map_modifier Shift="On"/>
      <map_unicode char="}"/>
    </define>
    <define code="2009">
      <map key=""/>
    </define>
  </mappings>
  <repeater>
    <repeat delay="500" period="30"/>
  </repeater>
  <extensions>
    <define key="F11" kind="select">
      <modifier Shift="On"/>
    </define>
    <define key="F12" kind="switch">
      <modifier Shift="On"/>
    </define>
    <define key="All" kind="launch">
      <modifier User1="On"/>
    </define>
    <define key="F21" kind="launch">
    </define>
  </extensions>
</keyhelper>
--- keyhelper.confの内容。TKVolを インストールすればボリューム調整もできます。 Address+3でvolup,4でvoldownにしています。大変便利です。
tkvolのサイトがなくなってしまったようです。。はけの徒然日記 のzvolにてvol調整できるようです。
tkvol→zvolに変更、QPOBoxの設定を追加しました。(2008.5.11)

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[Global]
UseFilterApps=
XmlFile=
[Launch]
3 = @exec    /home/QtPalmtop/bin/zvol -10
4 = @exec    /home/QtPalmtop/bin/zvol +10
5 = @exec    /home/QtPalmtop/bin/zvol m
6 = @exec    /home/QtPalmtop/bin/zvol 0
H = @qcop    QPE/InputHelper handle()
K = Applications/embeddedkonsole-ja
T = Applications/zeditor
M = Applications/musicplayer
N = Applications/netfront3
W = @qcop       QPE/Network "up()"
Z = Applications/zplayer
F21 = @qcop     QPE/QPOBox show()
これらの設定を有効にするには、ターミナルから「khctl reload」を実行します。
・inputhelper
inputhelperをkeyhelperと組み合わせると、マウス・カーソルが出るらしい。
キーボードだけで操作するカーソルです。ランチャーキーでカーソルが表示されたら、カーソルキーで移動、Spaceで右クリック、Fn+Spaceで左ク リックできます(詳細)。 移動はShiftで速く(荒く)なり、 Ctrlで遅く(細かく)なります。自分は何も押さないときに速く動いてほしいので、~/Settings/inputhelper.conf の [Step]の値をnormalとsmallで入れ替えてしまいました。
    [Step]
    normal = 32
    small = 2
    large = 8
上のkeyhelper.conf のように設定すれば、Address+Hでポインタが出てきます。
いずれは、USBホストケーブルをつないで、マウスをつなげてみる計画です(ここなどで触発 されました)。
ポインタ
・スペシャルカーネルを入れたい。
ここを参考にしました。
http://tetsu.homelinux.org/zaurus/kernel/
 ここに「SL-3100用のソースコードが公開されていないため、元に戻すにはNANDバックアップをリストアする必要があります。この意味を理解でき ないかたは使用しないでください。」とありますが、もちろんNANDバックアップなんて知りません。
 ・D+Mを押しながら、電池蓋を外してリセットボタンを押す。
 ・出てきたメニュー (QVGAの横向きですが)で、カーソル上でSERVICEのページ3/3にし、3ページ目の「2. BACKUP RESTORE MENU」の中に「2.NAND Flash BackUp」があります。
 ・自分はSDカードを使いました(128Mで容量足りん!怒られたので、良い機会と思い1G買いました・・・)。ext2フォーマットとかしてある場合 は、FATフォーマットをしておきます。このとき、SDよりCFカードが優先のようなので、CFカードは抜いておかない(メモリカード以外でも。無線 LANカードとかでも)怒られました。
 ・このサービスメニュー、LCD診断とか出来て面白いですが、余りいぢりすぎるとおかしなことになります。自分は、BOOTをDIAGモードに変更して しまったらしく、いくらリセットボタンを押してもQtが起動せず、DIAG MENUが出てしまい汗汗(ー□ー);しました。
 ・バックアップは、結構な時間がかかります。TVを見ながら、30分ほどほおっておきました。"Backup...OK"と表示されれば終了です。
 ・終了後、リセットボタンを押して電源ONします。SDカードに出来たファイル「SYSTC310.DBK」をwindows機にバックアップしま した。
 →次に、上記サイトを参考に手順通りに。
  ・「updater.sh.c3100」をこ こからDLさせて頂き、ファイル名を「updater.sh」に変更しSDにコピーしました。
  ・同様に「zImage-v18b-pre3-C3100.bin」をDLし、ファイル名を「zImage」に変更しSDにコピーしました。この2 ファイルしかSDカードにないことを確認。
  ・こ こを参考に手順(7)-(11)を行います。要は、電池蓋リセット→OK押しながら電源ON→メンテナンスメニューから「4アップデート」「SD カード」。アップデートは思っていたより早く、数秒でした。電池蓋リセットで終了です。
  ・お!ブート画面でペンギンと、進行が出るようになりました。状況がわかるため「しばらくお待ちください」よりずっと良いです。
  ・「SL-C3100 kernel modules (v18b-pre3)」をインストールします。
  ・お手軽GUI変更ツール「qclockchange-for-c3000_0.1_arm.ipk」 をインストール。上記ページを参考 に2002290の0cに変更しました。
# 2000210: CPUクロック416MHz システムバス208MHz LCD104MHz(default)
# 2000290: CPUクロック520MHz システムバス208MHz LCD104MHz
# 2000310: CPUクロック624MHz システムバス208MHz LCD104MHz
# 2000214: CPUクロック520MHz システムバス260MHz LCD 64MHz
# 2000218: CPUクロック624MHz システムバス312MHz LCD 78MHz
# a000214: CPUクロック520MHz システムバス260MHz LCD130MHz
# a000218: CPUクロック624MHz システムバス312MHz LCD156MHz
# 解説: クロックアップ時はコア電圧もセットで変更して下さい。
<コア電圧>
# 00: 0.850V
# 01: 0.900V
# 02: 0.950V
# 03: 1.000V
# 04: 1.050V
# 05: 1.100V
# 06: 1.150V
# 07: 1.200V
# 08: 1.250V
# 09: 1.300V
# 0a: 1.350V (default: 416MHz時の定格)
# 0b: 1.400V
# 0c: 1.450V (520MHz時の定格)
# 0d: 1.500V
# 0e: 1.550V (624MHz時の定格)
# 0f: 1.600V
# 解説: クロックアップ時はコア電圧を上げないと安定しないようです。
とのこと。
ちょこっと早く動いています。なかなか良いです。
→8/22にSL-C3100専用のスペシャルカーネルに更新されていました(SL-C3100 special kernel (v18b))ので、入れてみました。方法は上と同じです。
  ・「updater.sh.c3100」 をDL、ファイル名を「updater.sh」に変更しSDにコピー。
  ・同様に「zImage-v18b-C3100.bin」をDLし、ファイル名を「zImage」に変更しSDにコピー。この2ファイルしかSDカー ドにないことを確認。
  ・電 池蓋リセット→OK押しながら電源ON→メンテナンスメニューから「4アップデート」「SD カード」。completeが表示されたら、電池蓋リセットで終了です。

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・BatteryPlus (2007.5.6)
下のページからBatteryPlusをインストールしました。タスクバーからクロックを簡単に変更できて非常に便利です。
    ぴろさんのページ http://piro.sytes.net/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?BatteryPlus
/home/zaurus/Setting/BatteryPlus.conf に設定を保存します。ターミナルより「qcop QPE/TaskBar "reloadApplets()"」実行で、設定を再読込みします。
Battery_Mode
Hi Mode, 02000218, 0f, ,
Mid Mode, 02000214, 0b, , STD
Low Mode, 02000210, 09, ,
AC Mode, 02000218, 0f, -1,
Battery Full, 02000218, 0f, 100,
Battery Low, 02000210, 09, 50,

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・クロックダウン設定で電池長持ち (2008.5.5)
はけの徒然日記 にて、クロックダウンで電池が長持ちするとの記述を発見。真似しました。SLow Modeは、Super Low Modeの略です。
SLモードのときは、CFスロットにメモリー関係のCFカードを入れておかないと、液晶のチラツキが激しいです。CFカード入れると結構マシです。
Hi Mode, 02000218, 0f, ,
Mid Mode, 02000214, 0b, , STD
Low Mode, 02000210, 09, ,
SLow Mode, 0A000208, 09, ,
AC Mode, 02000218, 0f, -1,
それぞれのモードを、ZBench V2.2で測定してみました。単位は秒です。
Integer Floating point Draw Text Draw Graphic
Hi Mode 3.235 1.393 9.072 4.837
Mid Mode 3.886 1.664 10.753 5.766
Low Mode 4.863 2.102 13.097 7.115
SLow Mode 9.884 4.355 25.903 14.287

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・BatteryPlusに日付を表示
タスクバーのBatteryPlusアイコンを押したとき、メニューの一番上に「Settings」と出ますが、ここに日付と曜日が出ると便利だなと思 い、改造しました。ソースの差分です。日付を表示するお手本ソース、ほぼそのまま。。
$ diff battery.cpp_ORIG battery.cpp
40a41
> #include <time.h>
347c348,359
<   menu->insertItem(STD_SETTING);
---
>   //menu->insertItem(STD_SETTING);
> {
>   struct tm *s_time;
>   time_t the_time;
>   char today[50],week[7][4]={"sun","mon","tue","wed","thu","fri","sat"};
>
>   (void) time(&the_time);
>   s_time=localtime(&the_time);
>
>   sprintf(today,"%4d/%d/%d(%s)",1900+s_time->tm_year,(s_time->tm_mon)+1,s_time->tm_mday, week[s_time->tm_wday]);
>   menu->insertItem(today);
> }
batplus
suになって/home/QtPalmtop/plugins/applets/libbatteryapplet.so のリンクを削除し、
このlibbatteryapplet.so.zipを展開 して入れ替え、
「qcop QPE/TaskBar "reloadApplets()"」
でアプレットを再起動します。元へ戻すには、libbatteryapplet.soを消して、 libbatteryapplet.so.1.1.6へリンクを張りなおします(ln -s libbatteryapplet.so.1.1.6 libbatteryapplet.so)。

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・swap領域作成
HDD領域にSWAPを作成しました。色々なところでfat領域に作ると不安定と書いてありますが、今のところ大丈夫です。
ここを参考 にしました。
    # dd if=/dev/zero of=/hdd3/.swap bs=512 count=262144
    # mkswap /hdd3/.swap
    # swapon /hdd3/.swap
freeコマンドでSwap領域できたのを確認できます。

・起動時に自動swapon  (2007.1.28)
毎回swaponするのは面倒なので、上記で作った.swapを自動でswaponさせます。
月夜さんとDebian GNU/Linuxを参考にしました。

$ su
# vi /etc/rc.d/init.d/swap
          (ファイルの内容)
         #!/bin/sh
        swapon /hdd3/.swap
# chmod +x swap
# ln -s /etc/rc.d/init.d/swap /etc/rc.d/rc5.d/S50swap

C3100は、swapファイルを抜けるSDカードでなくて、抜かないHDDに作れるので自動認識にするべきです。
便利です。もっと早くやればよかったと後悔しました。

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・無線LANsamba
こ こを参考にsambaを無線LAN経由に変更しました。
/usr/lib/samba/smb.conf を su でrootになって編集。 interfaces = usbd0 に wlan0 を足せばOK。wlan0は、事前にifconfig -aコマンドでわかります。ついでにworkgroupと hosts allow(接続許可IPアドレス)を追加しました。

    #    workgroup = WORKGROUP
    workgroup = TAKOIKA
    interfaces = usbd0 wlan0
    hosts allow = 192.168.1.1
編集後、/etc/rc.d/init.d/samba start で設定を有効にしました。windowsのファイル名を指定して実行から、\\192.168.1.2(ifconfigで表示されたzaurusの IP。\\zaurusでつながればそちらでOK)でフォルダが出てくれば成功。線無しは、かなり快適便利!
→その後、以下のサイトからsambacontrollerをダウンロードしました。クリックするだけでsambaをスタートできます。
http://gadget.mda.or.jp/zaurus/sambacontroller.html
→smbpasswdもインストールしました。パスワードを設定できます。インストールするべきです。
root権限で実行します。
    sudo smbpasswd -a zaurus

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・無線LANをつないだときにsambaをスタートさせる  (2007.2.4)
 ずっと面倒だと思っていたので設定してしまいます。パスワードを設定すればsamba自動起動しても、まあ大丈夫でしょう。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/47592/2612714 を参考にしました。そのままです。
/etc/pcmcia/network をrootで編集します。
'start')
 ifup
 start_fn $DEVICE
 /etc/rc.d/init.d/samba start      ←追加します
 ;;
'stop')
 stop_fn $DEVICE
 /etc/rc.d/init.d/samba stop      ←追加します
 ifdown
 ;;
# 'suspend' | 'resume')     ←コメントアウトします
'suspend')                      ←追加します
 /etc/rc.d/init.d/samba stop     ←追加します
 ;;
'resume')
 /etc/rc.d/init.d/samba start     ←追加します
 ;;
swapとsambaが自動になり、これで再起動しても何もしなくてOKになりました。快適です。
・telnetからログインできるようにする。
ここを参考にさせて頂きました。
    http://www.areanine.gr.jp/~nyano/telnet.html
/etc/inetd.conf の TCP Wrapper(アクセスできるホストの制御らしい)を使わない場合、Without tcpd (TCP Wrapper) 側の telnet stream行の#を消してコメントを外します。
再起動せずにtelnetdを有効にするには、「ps -ef | grep inetd」を実行し、suで「kill -HUP <inetdのPID>」します。
ログインパスワードは、「設定」「シークレット設定」で設定した暗証番号になります。

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・ハードディスクhdd3のext3化 (2006.3.26)
やはり、リンクができないfat32は使いづらいです。windowsからUSB外付けドライブとて使えなくなるデメリットはありますが、sambaでつ なげれば構わないので、hdd3をext3化してみることにしました。
この辺りを参考にさせて頂きました。Kuro-san: 更新日誌、SL -C3000.hdd3のext3化、hdd3の ext3化。
hdd3元にあったファイルは、無線LAN経由のsambaを使ってPC母艦へコピーしておきました(結構かかりました。。一晩放置状態)。
su
mount -o remount,rw /dev/root /
cd /root/etc/rc.d
cp -p rc.rofilesys rc.rofilesys_ORIG
vi rc.rofilesys
以下のように編集しました。
diff rc.rofilesys_ORIG rc.rofilesys
84c84
< mkfs.vfat -F 32 /dev/${IDE1}3 2> /dev/null > /dev/null
---
> mke2fs $MKE2FSOPT /dev/${IDE1}3 2> /dev/null > /dev/null
105c105
< mount -t vfat -o noatime,quiet,umask=000,iocharset=utf8 /dev/${IDE1}3 /hdd3
---
> mount -t $LINUXFMT -o noatime /dev/${IDE1}3 /hdd3
203c203
<       mount -t vfat -o noatime,quiet,umask=000,iocharset=utf8 /dev/${IDE1}3 /hdd3
---
>         mount -t ext3 -o noatime /dev/${IDE1}3 /hdd3
265c265
<       mount -t vfat -o noatime,quiet,umask=000,iocharset=utf8 /dev/${IDE1}3 /hdd3
---
>         mount -t ext3 -o noatime /dev/${IDE1}3 /hdd3
ここまでやったら、いよいよext3化します。
  umount /hdd3
      ここでumountできなかったら、何かのアプリケーションがhdd3を使っている状態です。killする必要があるそうです。自分はumoutできまし た。
  fdisk /dev/hda
      t,3と入力し、83番(Linux)を選択。wで書き込みます。
      mkfsします。
  mke2fs -j /dev/hda3
     マウントできることを確認。
  mount -t ext3 -o noatime /dev/hda3 /hdd3
USBを抜いたときにFAT32でmountさせないように/etc/hotplug/usbdstorage.agentを編集。
cp -p usbdstorage.agent usbdstorage.agent_ORIG
diff usbdstorage.agent_ORIG usbdstorage.agent
94c94
<         mount -t vfat -o noatime,quiet,umask=000,iocharset=utf8 /dev/hda3 /hdd3
---
>         mount -t ext3 -o noatime /dev/hda3 /hdd3
あとは無線LAN経由のsambaで、コピーしておいたファイルを元に戻しました。再起動して問題なければ終了。
・ぱうフォントをインストール (2007.1.28)
月夜さんとDebian GNU/Linuxを参考にしました。
hddに適当フォルダを作ります。
mkdir /hdd3/Documents/fonts
(ここにアーカイブファイルをもってくる)
$ gzip -dc pawfont104-slzaurus.tgz |tar xvf -
$ su
# ln -s /hdd3/Documents/fonts/pawfont_160_50.qpf /home/QtPalmtop/lib/fonts/
# ln -s /hdd3/Documents/fonts/pawfont_160_50_t10.qpf /home/QtPalmtop/lib/fonts/
またlcfont16dotの詐称もやります。ターミナルでは
「lcfont large」
が16dot、他のソフトは lcfontにしてサイズ:16を選べばOKです。
$ cd /home/QtPalmtop/lib/fonts/
$ su
# mv lcfont_160_50_t10.qpf lcfont_160_50_t10.qpf_ORIG
# ln -s /hdd3/Documents/fonts/pawfont_160_50_t10.qpf lcfont_160_50_t10.qpf
・内蔵HDD4Gを内蔵CF16Gへ換装 (2008.4.1)
 まず念のためNANDバックアップを取ります。ここと同じです。次にHDDのバックアップをします。下を参考にしました。
http://digit.que.ne.jp/visit/index.cgi?Linux%A5%B6%A5%A6%A5%EB%A5%B9%B3%AB%C8%AF%A5%E1%A5%E2%2F%A5%CF%A1%BC%A5%C9%A5%A6%A5%A7%A5%A2%2FC3000HDD%B4%B9%C1%F5
http://www.ayati.com/kobako/c31cf16gb.htm
基本的に、新しいCFカードを右側のCFスロットに挿し、内蔵HDDの中身をコピーしていきます。
当たり前ですが、容量使っているほど時間がかかります。クロックあげるとちょっと早いです。
dd if=/dev/hda1 of=/dev/hdc1
dd if=/dev/hda2 of=/dev/hdc2
tar cf /mnt/cf/hdd3.tar /hdd3/*
自分はhdd3の容量が大きく、単純に1つのtarファイルにすると、1ファイルで4G超えてしまいエラーになってしまいました。FATフォーマットの1ファイル4G制限のためのようです。面倒ですがディレクトリごとにtarしました。
tar cf /mnt/cf/hdd3_Documents.tar /hdd3/Documents/*
tar cf /mnt/cf/hdd3_dict1.tar /hdd3/dict1/*
tar cf /mnt/cf/hdd3_dict2.tar /hdd3/dict2/*
  :
分 解の手順は、下のサイト通りでうまくいきました。フラットケーブルを外さなくてよいので楽です。ねじはなめやすいの気をつけて回します。内蔵HDDは、固 定されていない(ねじ留めや、テープ留めされていない)のでコネクタからゆっくり引き抜けば抜けます。抜いた内蔵HDDは、衝撃吸収のためのテープをは がし、普通のCFカードとして使えます。
http://www.trial.cc/zaurus/bunkai.html
換 装後、組み立ては分解と逆の手順でねじを締めていきます。分解→換装→組み立ての所要時間は、30分もかからずにできます。リセットして、電源ONで起動 すれば、後はひたすらバックアップを戻すだけです。自分は、分解前の電源OFFでshutdownコマンドを使ったためか、電源ONしなかったため、下の メンテナンス・カーネル起動、
rebootコマンド実行でリブート後に普通に使えるようになりました。
・メンテナンス・カーネルの起動方法
D+Bを押しながらリセットボタンです。ログインは、rootのパスワードなしです。
http://emboss.blog28.fc2.com/blog-entry-40.html

ZaurusZaurus
http://www.geocities.jp/zauzaurusrus/






周辺機器関係
・USBホストケーブルをここから買いました。
http://pocketgames.jp/modules.php?op=modload&name=Shop&file=index&req=viewarticle&artid=298
・無線LAN CFカード
通販で頼んだCF型無線LANが届きました!PLANEXのGW-CF11Xです。で、早速接続。ADSLモデム側にMACフィルタかけていたのをすっ かり忘れてて時間を無駄にしましたが、思い出してモデム側の設定を修正したところ、あっさり接続できました。これで寝ながら web見れます(^-^;。
・USBマウス
マウスつなげました。InputHelperはインストールしてあったので、マウスをつなげて、動かしただけでカーソルが出て使えるようになりました!感 謝。とても快適です。 小さいパソコンとして、より一層使えるようになりました。
右クリックも使えます。
ホイールも普通に使えますし、コンソールやX/Qtなどではホイールボタ ンを中央ボタンとして使えます。
・4ポートUSBハブとBUFFALO LUA-KTXを買いました。
LUA-KTXは、下のページ通りで使えるようになりました。
    http://www.neuro.ie.u-ryukyu.ac.jp/~sira/index.php?%A4%AD%A4%DE%A4%B0%A4%EC%C6%FC%B5%AD%2F2005-02-11
パッケージ(C3000用ですがC3100でも問題なく使用できました)をDLしてインストールし、suで
「ifconfig eth0 192.168.150.201 netmask 255.255.255.0 up」
(2つ目の引数のところは、設定したいIPアドレス)で使えるようになりました。
sambaで使うようにするには、無線LANと同様にallow hostを追加、interfaceにeth0を追加しました。
LUA-KTXのDHCPでの使い方です(2005.9.12追加)。
こ こ(http://www.sky.sannet.ne.jp/morostar/diary/zakki-200508-1.html) を参考にしました。まずrootになります。
    --(接続)--
    ifconfig eth0 0.0.0.0 up
    dhcpcd eth0
    qcop QPE/Network 'up()'  ←このコマンドだけrootではダメ
    --(切断)--
    dhcpcd -k eth0
    ifconfig eth0 down
NetFrontは、あらかじめNetFrontを実行しておいてqcopコマンドを実行しないとダメなような? Operaはqcopコマンド実行しなくても、IPアドレス取得出来ていればOKでした。
http://support.ezaurus.com/developer/source/c3100/kernel_update_c3100.asp
・外付けHDD
NTFSフォーマットの外付けUSB-HDD(120G)をつなげてみました。スペシャルカーネルがNTFSに対応しているとのことなのでやってみまし た。HUBを使ってマウスとHDDを接続。HDDはWindows XPで使用しているものです。
こ こを参考にしました。mountコマンドはここを 参考にしました。
    >su
    #mkdir /mnt/sda1
    #mount -t ntfs -r -o utf8,umask=0222 /dev/sda1 /mnt/sda1
普通にファイルアクセスできます。日本語も大丈夫です。基本的 にRead Onlyみたいです。
/etc/fstabに下の一行を入れて、「mount /dev/sda1」でmount出来るようになりました(suの必要はありますが。sudo入れればもっと楽かも?)。
    /dev/sda1 /mnt/sda1 ntfs noauto,utf8,umask=0222 0 0
さらに快適!

FATのHDDも、以下のページを参考にmountできました。
http://blog.goo.ne.jp/mekenyu/e/f4f471ead654edb31d4f46dc08e06ee1
   #mount -t vfat -o iocharset=utf8,codepage=932 /dev/sda1 /mnt/sda1
自分のHDDはバス電源がいらないタイプらしく、本体とホストケーブルを使ってハードディスク(40G)直結でも接続出来ました。 ダメな時は、上記ページに書いてあるようにUSBハブを使いましょう。 標準のファイラーから日本語も問題なくファイル見れました。ターミナルのコーディングをutf-8にすれば日本語もきちんと表示できます。


・FOMA携帯電話
USBホストケーブルとFOMA SH900iで64k同期通信。出先の通信手段がないので、WIN用で買った携帯万能のUSBモデムケーブルと、FOMA SH900iを接続してみることにしました。
ここを参考にさせていただきました。
http://digit.que.ne.jp/visit/index.cgi?Linux%a5%b6%a5%a6%a5%eb%a5%b9%b3%ab%c8%af%a5%e1%a5%e2%2fUSB%a5%db%a5%b9%a5%c8%b5%a1%c7%bd%a4%cb%a4%e8%a4%ebFOMA%c3%bc%cb%f6%c0%dc%c2%b3
上のページから モジュール:acm-FOMA.20050729.tar.gz をダウンロード。
 ・適当な場所で展開すると「acm-FOMA.o」が展開されるので、
「/lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb」へコピー。
 ・depmod -a
 ・modprobe acm-FOMA
ここでシステム情報をみると、ツリーに「FOMA 900i」が、それの詳細のDriver欄には「acm」が表示されました。
 ・mknod /dev/ttyACM0 c 166 0  (リブートすると消えてしまうので、その都度、作成が必要) 
 ・PPPダイアルアップ接続(赤外線)から、ネットワーク接続をセットアップします。このとき注意点は、初期化コマンドのところを「ATZ」に変更しま す。
 ・/etc/ppp/peers/IRDA**********(*は数字) 、このファイルの2行目「115200」→「/dev/ttyACM0 115200」に変更。
   ネットワークの設定を変えると、このファイルが上書きされてしまうため、編集する必要があります。
 ・ネットに接続するには、普通に地球アイコンをクリックして、接続先を選べばOKです。

---さらに...
・起動時に全自動で設定するようにするには、ここが参考になりそうです(これもまだ実際にやってはいません)。
http://kimux.org/liza/rex-cfu1.shtml
・なぜか、一度接続を切断すると、USBモデムケーブルを抜き差ししないと再接続できません。
・通信速度が超遅いです。Yahoo!スタートページのタイトルを出すのに5分以上かかっています。そこで、京ポンでの設定をここを参 考に、MTU/MRU値を576→1500に変更してみました!が、自分は接続さえ出来なくなりました・・。今度PPxPに挑戦してみる予定。
(その後)
 ちょこっと借りたN900iで同じ設定のままでサクサクつながってしまったため、やる気9割ダウン、ショックです。。。
・SA700iを買い増ししたので対応版 acm-FOMA.20051013.tar.gz をインストールしました。
パケット通信はあっさり快適につながりました!でも同期通信は認証中より進みませんでした。(2005.11.27)
(まだ途中...)


・赤外線ファイル転送 (2006.6.10)
FOMA携帯電話の赤外線ポートから、Zaurusの赤外線ポートへ写真や動画が送れないか試してみました。
ちょっとネットで調べたところ、QT写ビーム(http://www.hadeco.co.jp/r&d/sl/shabeamq/shabeamq.htm) が、とても簡単そう。説明には、「起動して受信状態にし、携帯電話で送りたい画像を選択して赤外線送信を実行するとSL-C1000に送られて画像ファイ ルとして保存できます。」とあります。
→上のソフトで十分なのですが、さらに調べてみると受信したファイル(vNote形式ファイル)は、base64デコードすればよいことがわかりました。ここ(http: //www.wheel.gr.jp/~dai/sl-zaurus/support/#2004-02)にある、 irmc2jpg.sh  を使わせてもらおうと思ったのですが、
「要arm-linux版mewencode」
とあり、使用できませんでした。
そこで、こ こ(LinuxZaurus/Download)から mimencode をダウンロードして使わせてもらい、さらにvNoteファイル内のX-DOCOMO-FILENAMEヘッダのファイル名に変換するへぼへぼスクリプトに 改造しました。自分の持っている携帯機種しか試していませんので、他の機種は動かないかもしれません。
 ・1ファイルのみ変換 irmc1.sh と、 vNoteファイル(*.vnt)を探して一括変換 irmc2.sh の 2つをまとめたもの irmc.tar.gz
使い方は、mimencodeとスクリプトをパスの通ったところにコピーして、実行権限を付けておきます。
(例)    $ su
         # cp irmc1.sh /home/QtPalmtop/bin
         # chmod +x irmc1.sh
後は、赤外線通信で受信した Zaurus本体又はカードメモリの/Documents/application/octet-stream フォルダで、「irmc2.sh」でフォルダ内のvntファイル全部を、「irmc1.sh <なんとか.vnt>」で指定したvntファイルを変換できます。変換後のファイルは、イメージノートやフォトストレージなどで普通の jpegファイルと して表示できます。
動画はmpeg4形式として、阿川さんのmplayerで再生できました。
・容量4GのSDカードを使う (2008.1.21)
ネットで3,500円の非SDHC SDカードを発見。使っている1Gでは足りなくなってきたため、買ってみました。SDHCはムリです。zaurusでは使えません。zaurusでは 1GB超える容量のSDカードを使う場合は、ドライバの入れ替えが必要とのこと。ドライバを入れ替えないで1G超えのSDを入れると、すご----く遅く なりますので、入れないほうがよいです。
 1.http://tetsu.homelinux.org/zaurus/kernel/index.html  から zaurus_sd_driver_update_cxxxx_1.0+tetsu_arm.zip をダウンロード。
 2.適当なディレクトリで、unzip zaurus_sd_driver_update_cxxxx_1.0+tetsu_arm.zip
 3.ソフトウェアの追加/削除からインストール。
 4.再起動 します。
あとは、おもむろにSDカードを入れれば普通に使えました。感謝感激です。非SDHCで検索すると意外にヒットします。おっ 2,500円てのもありますね。安い...!! もう一枚買おうかな。。容量大きいことはよいことです。
ア プリケーションとか
・ターミナル
unix端末の基本、さっそくターミナルをインストールすることに。CDからも入るみたいですが、「いとしの liza」からワイド版のqpe-embeddedkonsole- ja_1.6.0-wide3_arm.ipkをDLしました。
インストール方法がわからなくて困りましたが、ここで説明書をみることにしました(遅いか)。ipkファイルをザウルスドライブの 「Install_Files」フォルダの中に入れ、zaurusのメニュー「設定」→「
 →起動したら縦画面で困りました。解決方法は、アプリケーション・メニューの画面で、端末ウィンドウのアイコンを長押しすると、プロパティ画面になります。「アプリケーションをVGA(480x640)の画面に最適化して実行する」のチェックを外して起動しなおせばOKでした。
 →フォントが小さすぎて見えません!!Fn+Qで、FONT メニューが出ますのでフォントを変更できました。「lcfont (18dot)」がお気に入りです。下がスクリーンショットです。画面キャプチャーは、Shift+Fn+Cで本体かSDカードの Screen_Filesフォルダの中にbmpファイルができました。
gamen1
・emacs
emacsをインストールしました。下のところからCVS最新版を頂きました。2番目の「GNU Emacs」(X11じゃないやつ)をダウンロード。バージョンのところからDLできます。
    http://www.focv.com/ipkg/
ZIPで展開したファイルを全部インストールしました。
インストール後、ターミナルから早速「emacs」入力して起動。おーsolarisの emacsと変わりない。
すごいすごい。
起動がバカみたいに遅いのでは?とドキドキしてましたが、我慢できるレベル。
編集始めるまでに10秒はかからず、なかなか早い。もちろん vi は一瞬で立ち上がるので それには負けますが。
emacs
・qpdf2をインストール
時刻表とか、データシートとか、最近はPDFファイルが多いので見れると便利です。
qpdf2_render-freetype-2.2.1-20040217ta_arm.ipkをここからダウンロード。
http://co2.s16.xrea.com/hiki2/hiki.cgi?qpdf2
上のをインストール後、http://sourceforge.jp/projects/zaurus-jaか ら、qpdf-japaneseをダウン ロードしてインストール。
パソコンから見るより遅いし、たまに文字(全角スペース?)が豆腐(□)になるときがありますが、かなり便利です。
・NetFrontも結構よい感じですが、Operaもインストールしておくことにしました。NetFront3.1よりページの再現性がよい気がしま す。悪くないです。
http://slzaurus.seesaa.net/article/3246071.html
http://www.zaurususergroup.com/feed/opera_sl-5x00-7.30.9965_arm.ipk
qshdlgを インストール後、http://www014.upp.so-net.ne.jp/boxer-j/か らopera7-jpn-helper Ver 0.0.2a qshdlg版 をインストールしました。
NetFrontのページメモ機能で保存されるファイルって、MHTファイル形式なんですね。windows IEで
「webアーカイブ,単一のファイル」
で保存したファイルがそのまま読めました。逆にzaurusで保存したNetFrontのページメモをIEで も読めます。
これはかなり便利。
・X/Qtをインストールして、sylpeedを使えるようにする。
ここを参考に端からインストール。
http://xqt.sourceforge.jp/index.ja.html
http://www.yo.rim.or.jp/~mono93/mobile/enter.cgi?LinuxZaurus%a4%ce%be%ef%bc%b1%a1%a6%c8%f3%be%ef%bc%b1%2f%a5%bc%a5%ed%a4%ab%a4%e9%a4%ceX%a1%bfQt
StartXを長タップ(または右クリック)、「ルート権限で実行」にチェック、
「アプリケーションをVGAの画面に最適化して実行する」
のチェックを外 しました。
StartXをタップして起動するとrxvtが起動します。感動です!
sylpeedも起動できましたが、画面が狭すぎるのでちょっと常用するには、設定と慣れが必要そうです。
→X/Qtでタスクバーを消すには Menuボタン→出てきたメニューでFullScreenを選択すると消せるようです。
また出すにはもう一度Menuボタンを押します。
 dilloもインストールしました。
OpenSSL(libssl)をここからダウンロードしました。
http://club.h14m.org/kenji/diary/?20050423&to=200504232#200504232
zlib1.2.2(libz)をここから辿ってダウンロードしました。
http://d.hatena.ne.jp/mm1978/
Dilloはここから。
http://co2.s16.xrea.com/hiki2/hiki.cgi?DilloOnZaurus
→画面から窓がはみ出してしまい、OKボタンが押せない!そんなときは、MWがBlackBoxなら、ALTキー(に上で変更したカナひらキー)を押しながらマウスドラッグで窓を動かせます。
・tcshをインストール
bashはどうも慣れません・・・。ここからtcsh-arm-linux.tgzをダウンロードしました。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA004814/sl-zaurus/zaurus-with-linux.html#2003-08
展開して、/usr/local/binにコピーしました。
 ログインシェルは、/home/QtPalmtop/qpe.shと/etc/passwdで変更だそうです。
.profileを.cshrcにコピーして、exportをsetenvにかえて、aliasを設定しました。とても快適です。
・カレンダー
zaurus標準のカレンダ、使い勝手がイマイチです。。そこで、置き換えとしてQualendar と 予定表++ をインストールしました。
 Qualendar  http://ichitokumei.hp.infoseek.co.jp/qualendar/
 予定表++(ver0.9.9a)   http://homepage2.nifty.com/ishihata/yoteihyouforslfile/yoteihyou_0.9.9a_arm.ipk
両方使ってみてどちらも使いやすかったですが、自分には予定表++があっていました。Qualendarはインストールすると置き換えられますが、予定表 ++は置き換えられないので、Calendarボタンで起動できるようにリンクをはりました。
 (root権限で)
cd /home/QtPalmtop/bin
mv datebook datebook_ORIG (念のためバックアップ)
ln -s yoteihyou datebook
→予定表のデータはこまめにバックアップを取ったほうが安心です。
自分は/home/zaurus/Applications/dtm/以下の SLDATE*/SLTODO* ファイルをたまにSDカードにコピーしています。
・関数電卓slcalc
必要に迫られてインストールしました。ここからダウンロード。
http://homepage3.nifty.com/cam/slcalc.htm
使い方はここを参考にしました。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/k9shiba/slcalc/slcalc01.html
・windowsのネットワーク共有フォルダにアクセスする。
ここからsmbmount_0.1_arm.ipkをダウンロードしてインストールしました。
http://www.dasgehtdichnichtsan.de/zaurus/smbmount.html
さらにここから SmbMounterをDLしてインストール。
→どうもSmbMounterは、自分の環境(母艦windows2000を読みにいく)ではうまく動きませんでした。
が、コマンドからはつなげました。事前に sudo mkdir /mnt/test で、適当なマウントポイントを無ければ作成しておきます。
    sudo smbmount //192.168.1.100 /mnt/test -o username=hogehoge codepage=cp932 iocharset=utf8
これで母艦windows2000(IPアドレス192.168.1.100)の共有ファイルへアクセスできました。アンマウントは、sudo umount /mnt/test です。
・Vncserverのインストール
vncserrverは「表示されている画面を直接操作する」fbvncserverと、「裏でserverが起動してそいつを操作する」
vncserverの、2種類があるようです。後者の方にしました。ここを参考にしました。
 ・ここ(http://killefiz.de/zaurus/showdetail.php?app=187) からQtopia-xをダウンロード。
 ・コンソールから「vncserver」で起動。
 ・母艦側からvncviwerでアクセスする。デフォルトではディスプレイ番号は0なので、IPアドレスだけで接続できます。
→デフォルトでは画面がQVGAサイズの縦画面になっている。
起動スクリプト「/usr/bin/vncserver」を編集します。
パソコンからデカい画面でX端末を操作したかった 自分はこうしました。
<vncserver>
#!/bin/sh
#Xvnc -geometry 240x320 -fp /usr/lib/vnc/fonts/misc -co /usr/lib/vnc/rgb
Xvnc :1.0 -geometry 1000x550 -depth 24 -fp /usr/lib/vnc/fonts/misc -co /usr/lib/vnc/rgb &
/home/zaurus/.vnc/xstartup
</home/zaurus/.vnc/xstartup>
#!/bin/sh
export DISPLAY=localhost:1.0
xset fp+ /home/QtPalmtop/lib/X11/fonts/misc
xset fp+ /home/QtPalmtop/lib/X11/fonts/75dpi
export LANG=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS=@im=uim-anthy
uim-xim&
rxvt &
blackbox
→vncserverのgeometry,depthの値はお好みで変更してください。
display numberを0から1に変更しています。
→xstartupは実行権限を+したほうがいいです。
起動するアプリはやはりお好みで。
こんな感じです。
vncserver1
→パスワードを設定したい場合は、ここ
(http://onohiroki.cycling.jp/comp-z-x11-vnc.html)
を参照。
母艦(パソコン等)が必要みたいです。
・fbvncserver
画面を直接するfbvncserverも入れました。人柱になります。
http://macaroni.mogya.com/zaurus/index.php?%A5%A2%A5%D7%A5%EA%A5%B1%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3%2Ffbvncserver
インストールでQtopiaが再起動かかったのは驚きました。。
キーボード、マウスもwindows 2000(RealVNC 4.1.1)から動きます。でもちょっと不安定で、ターミナルでコマンドを打っているとキーボード入力を受け付けなくなったり、ちょこちょこと問題ありま す。でもいざというときに便利です。
・Vncviwerをインストール。
VNCサーバーが動いているパソコン(Windowx,Mac,Unixなど)をリモート操作できます。
http://www.koizuka.jp/~koizuka/c700/files/
から、opie-keypebble_0.9.2-20030313a_arm.ipkをダウンロードしました。
RealVNC server4.1.1を動かしているパソコンを操作してみました。我慢できる程度に速いです。使えそうです。
→上で立ち上げた自分のvncserverをviewerで操作することもできます。
Host Nameは「localhost」,Display Numberは「1」。
仮想画面みたいに画面を広く使えます。
vncviwer1
・動画を見れるようにしておく
http://atty.sakura.ne.jp/?Zaurus%2Fmplayer
スペシャルカーネル用の「mplayer-bvdd-iwmmxt_1.1.5-1_arm.ipk」をインストール。コマンドラインから使うのは難しい のでzplayerもインストール。
http://atty.skr.jp/zplayer/
MPEG1, MPEG2, MPEG4, DivX, XviD, WMV, mp3, WMAなどが再生できるそうです。
パソコンで録画したmpeg画像を再生したところ、左下1/4ほどの小さい画面。なぜ?自分だけ??
ここを参考に、ツール →設定→MPlayerタブ「オプションを追加する」にチェック「-fs」とすると、画面中央に表示されるようになりました。画面の大きさは変わりません が・・。
→こ こを参考にフルスクリーン表示が出来るようになりました。
ツール→設定→MPlayer→オプションを追加する、にチェックして「-vo bvdd -vm -autosync 100」を書けばフル画面出ました。感謝です。ちなみに上で書いた「-fs」は必要ありません。
→動画の変換はwindowsを使っています。「携帯動画変換君」はお手軽でよいですが、明るさとかビットレートなどの細かい調整がGUIからできないみ たいなので、自分は「PocketDivXEncoder」を使ってい ます。メニューは英語ですが、使い方はこ こを参考にすれば問題ありませんでした。
zaurusでは暗くなりがちな動画も、明るさ+20%などど細かい調整ができます。
・sudoをインストール  (2005.11.9)
ここからsudo_1.6.3p7-2_arm.ipkを ダウンロードしました。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/1180/download.html
rootでvisudoコマンドを使って以下のところを修正しました。内容は全然わかりません。 エディタの使い方はviと同じです。
    # User privilege specification
    #root ALL=(ALL) ALL
    root ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL
    zaurus ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL
これで「sudo vi /etc/fstab」という感じで使えました。
・lhaをインストール(2005.11.27)
http://www2.gol.com/users/ikezawa/zaurus/lhaunix.htmlから lha_1.14i-ac20030921_arm.ipk をインストールしました。
コマンドラインから実行したところ以下のエラー。
   lha: error while loading shared libraries: libiconv.so.2: cannot load shared object file: No such file or directory
同じページにあるlibiconvいれてOKでした。
「lha x aaa.lzh」で展開できました。
・nkfをインストール (2007.1.29)
ダウンロードしたファイルがsjisコードのとき、euc設定にしているターミナルでは文字が化けます。
Fn+Q→Charsetでsjisにすれば見れ ますが、nkfコマンドを使う手もあります。
nkf -e readme.txt などとやります。
Linux ザウルス/ダウンロードからダウンロードしました。
・Xqt-2で動く minimo,firefoxのインストール (2007.2.10)
pdaXromでなく、OS入れ替えなしのQtで起動できるFirefox とMinimoです。
Hagiwaraさ んのサイトより、minimo-20070202-arm.tar.gz と firefox-2.0.0.1.ja.linux-arm.tar.gz をダウンロードしました。
まず、Xqt-2が動くまでセットアップします。
さきにXqtが入っている場合は全部アンインストールしておきます。
Regさんの我思う故に我ありを 参考にしました。
全部入れてもよいですが、入れなくても良いものもあります。
freetype 2.1.10 xlibs 4.3.0-3 xbase-client 4.3.0-3 zlib 1.2.2-1 xbase-etc 4.3.0-3 xqt-server 1.9.0 xqt-startup-scripts 0.0.3 expat1.95.8-1 fontconfig 2.2.96 glib2 2.4.7 atk 1.6.1 pango 1.4.1 gdk-pixbuf 0.22.0-2 gtk2 2.4.13 glibc-gconv-ja 2.2.2-1 glibc-locale-ja-eucjp 2.2.2-1 glibc-locale-ja-utf8 2.2.2-1 xqt-fonts-ttf 4.3.0-3 xqt-fonts-misc 4.3.0-3 xqt-fonts-type1 4.3.0-3 xqt-fonts-75dpi-iso8859-1 4.3.0-3 xqt-fonts-100dpi-iso8859-1 4.3.0-3 libgcc 3.4.4-1 libstdc++6 3.4.4-1 uim 0.4.3-1
Minimo、問題なく日本語も出ます。縦画面の携帯機器向けの独特のスタイルです。下のスクリーンショットは最大化したものです。
普通に使えます。とても良いです。起動もFirefoxよりはずっと早いです。
Javascriptも対応しているようです。ただ、自分のところではgoogle mapsは地図を動かすところまで行きませんでした。
minimohe sudoers file.
Firefox-2のスクリーンショットです。
起動は遅く、1分ちょっとかかります。
でも仕方が無いですね。
感覚的には、数年前のメモリが少ない Pentium 100MHzくらいで動かしたNetscapeを思い起こさせます。
が、起動してしまえば、反応は若干鈍いですが普通に使えます。なんといってもレンダリングはPCと同じで完璧です。
Javascriptが動きます。google mapsが動くのは感動です。フラッシュはzaurus用バイナリが無いので見れませんが。
firefox
ライブラリのせいなど、起動しないときは何のメッセージも出ないで起動してくれないときがありました。
Firefox+ライブラリ詰め合わせを置いておきます。上記方法でダメな ときは、適当なディレクトリに展開して実行してみてください。リンクでないように作り替えたのでFAT(HDDやSDカード)でも動くはずです。展開したfirefoxの下に install.sh を置いたので、suして実行します。中身は、fc-cacheの実行などです。
邪道ですが、Firefoxのディレクトリで LD_LIBRARY_PATH を設定してしまいます。
以下はcsh系の場合です。
$ tar zxvf firefox-2.0.0.1.tar.gz
$ cd firefox
$ su
# ./install.sh
# exit
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${PWD}:${LD_LIBRARY_PATH}
$ ./firefox
起動するかもしれません。
それでも起動しない場合、
「rm -r $HOME/.mozilla/firefox」
で設定を全部消してみる(必要ならバックアップをして)と動く場合がありました。
一旦動き出してしまえば、非常に安定して使えます。
なんといってもフォントのアンチエイリアスが良いです。
ただ、アンチエイリアスが嫌いだ、という場合は ファイル $HOME/.fonts.conf を以下の内容で置けば無効にできます。
速さは体感できるほど早くはなりません。
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
  <match target="font">
    <edit name="antialias" mode="assign">
        <bool>false</bool>
    </edit>
  </match>
</fontconfig>
使うにあたって swapファイルの作成は必須。画面が狭いので、ツールバーのアイコンは小さくするべきです。
自分はブックマーク・ツールバーも消してしまいました。
・yahoonewsTTRをインストール  (2007.4.24)
yahoonewsTTR のやっつけ修正 、通勤 電車で地下探検Reloaded 「Qtアラムーチョでポッドキャストニュースの自動取得」 などを参考に、寝ている間に毎朝YahooNEWSを取得するようにしました。
指定時間になるとQtアラムーチョが電源ONし、
ShellCommanderを起動→ShellCommander
からシェルスクリプトを起動→シェル スクリプトからyahoonewsTTRを起動→yahoonewsTTRがネットワークを自動接続→ニュースを取得→切断→Qtアラムーチョが10分後 に電源OFFする、というプログラム実行順です。
インストールは、このページ(http://zaurus.gozaru.jp/yahoonewsTTR.html) から、yahoonewsTTRをインストールしました。ただ、このページに書いてあるrubyは古いため最新のyahoonewsTTRが起動しないの で ここ(http://www.focv.com/ipkg/)よ り、ruby最新版をインストールしました。また、このyahoonewsTTRは、現在のYahooNewsのページ構造ではうまく取得できないため、 最新のyahoonewsTTRである zauup0281.zip をダウンロード。展開したyahoonewsTTR.rbを /home/QtPalmtop/bin/yahoonewsTTR.rb に上書きコピーしました。
Qtアラムーチョをここ(http://www.hadeco.co.jp/r&d/sl/alamucho/alamucho.htm) から、
ShellCommanderをここ(http://tbox.jpn.org/linuzau/shellcommander/) から、
TTextReaderをここ(http://www2.gol.com/users/ikezawa/zaurus/zaurus.html#TTREADER) からインストールしました。
以下のようなシェルスクリプトを作りました。場所はどこでもよいと思います。chmod u+x yahoo.ch し、実行権限を付けました。
$vi /home/zaurus/Documents/bin/yahoo.sh
#!/bin/ash
yahoonewsTTR.rb run updown
Qtアラムーチョの設定。
qtalm1 qtalm2
ShellCommanderの設定はとくにありません。
shellcom
ネットワークは、あらかじめネットワークの設定で自動接続するように設定しておきます。
自分は、部屋に来ている無線LANに自動接続するようにしました。 設定後、Qtアラムーチョで起動テストしてうまく動くか確認します。うまく動けば、あとは寝て待つだけです。
間にシェルスクリプトが入っているので、曜日を選択して起動することや、接続可能なネットワークを探してから起動することなども出来るかもしれません。
・QPOBox をインストール (2008.5.5)
ずっと使いづらいと思っていた日本語入力、いい加減かえました。
(1)qpobox_0.5.2 と poboxserver_1.25-7 をインストールし、再起動
(2)/home/zaurus/Settings/qpobox.conf 
[global]
UseKeyHelper = 1
ShowContext = 1
NumSelect = 1
KeyConfigFilename = /home/zaurus/Settings/qpobox.key
(3)qpobox.key を /home/zaurus/Settings へコピー
(4)keyhelper.conf の[Launch]に以下を追加。@qcopの後ろの空間はtabです。
F21 = @qcop    QPE/QPOBox show()
keyhelper.xml の <extensions> に下の2行を追加。
<define key="F21" kind="launch">
</define>
編集後、「khctl reload」で設定をリロードします。
使い方は、ザウルスでメモ (6) POBoxでの入力 その1 から4までを全面的に参考にしました。とてもわかりやすいです。
「全/半」キーでON/OFFでき、最初は結構おバカさんですが使うほどヒットしていきます。使い勝手はなかなかよいです。
ビ ルド環境
・セルフビルドしたい。SDカード編
下を参考に、SDカードをext2フォーマットしてdev_img-1.6をインストールすることにしました。
http://csx.jp/~zaurus/build2.htm
http://park11.wakwak.com/~nkon/homepc/zaurus/config/dev_img.html
dev_img-1.6はここからダ ウンロードしました。
とりあえず/mnt/card/dev_img-1.6に置きました。
ここを 参照したところ、squashfsがないとダメなようなので、下からkern-mod-squashfs_C3000-2.1-2_arm.ipkをダウ ンロードしました。
http://morimasa.net/zaurus/ リンク切れてました。。
自分は使っていませんが、ここ(http://zaurus.seesaa.net/article/10858822.html) でビルド&ipk化されている方がいます。
squashfsをインストール後、su になってinsmodを実行。
    # cd /lib/modules/2.4.20/kernel/fs/
    # insmod squashfs/squashfs.o
続いて、image_setup.shを実行するのですが、実行の前にDEVELOP変数直しました。
    #DEVELOP=/home/zaurus/develop
    DEVELOP=/mnt/card/dev
# ./image_setup.sh /mnt/card/dev_img-1.6 /mnt/card/dev
このスクリプト、/etc/fstabの追加や、.profileへの環境変数追加を自動でやってくれるのですが、実行した回数だけどんどん足されていく ので、途中エラーで止まったりして再実行した場合は、/etc/fstabと~zaurusと~rootの.profileはおかしなことになってない か、確認したほうがよいかもしれません。
スクリプトの最後で、$DEVELOP/bin/compiler_setup.shを実行しているのですが、このcompiler_setupスクリ プトの中が、「MOUNT_DIR="$HOME_DIR/develop"」のようになっている上、romで編集できないため、変数できるところにコ ピーし、MOUNT_DIR値を書き換え、実行しました。
マウントします。
# mount /mmt/card/mnt
再起動、またはログインし直し、またはsource .profile(csh系。bashは知りません)して変数を読み直します。
早速コンパイルして実行。
# cat hello.c
#include <stdio.h>
main()
{
  printf("hello world!!\n");
}
# gcc hello.c -o hello
# ./hello
hello world!!
おおー。感動。
・セルフビルドしたい。HDD編
SDカードでも良いですが、ミニパソコンらしく HDDにセルフビルド環境を作りたくなりました。
はけの徒然日記 を参考にしました。
dev_img-1.6-2をZaurus 育成日記からダ ウンロードしました。とりあえず/hdd3の下に置きました。
kernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipkを、Zaurus育成日記からダ ウンロードし、インストールし て再起動します。
さきにperlの インストールが必要です。
$ su
# mkdir /mnt/dev
# mount -o loop -t squashfs /hdd3/dev_img-1.6-2 /mnt/dev
# cd /mnt/dev/bin
# ./compiler_setup.sh -r /mnt/dev
簡単にセットアップできました。
が、tmake等で使っているperlのリンクが、
/mnt/card/dev/usr/bin/perl
になっていたため、インストールされているperlにリンクをしなおしました。
$ su
# rm /usr/bin/perl
# ln -s /home/QtPalmtop/bin/perl /usr/bin/perl
また、PATHが通らなかったので、.cshrcに以下の行を追加しました。
set path = ( $path /mnt/dev/bin )
参考ページどおりに、以下のQtチュートリアルをqttest.cpp というファイル名で作り、コンパイルしてみました。
#include <qapplication.h>
#include <qpushbutton.h>
int main( int argc, char **argv )
{
    QApplication a( argc, argv );
    QPushButton hello( "Hello world!", 0 );
    hello.resize( 100, 30 );
    a.setMainWidget( &hello );
    hello.show();
    return a.exec();
}
コンパイル方法です。
ここを 参考にしました。
$ progen -o project

ここで出来たprojectの最後に以下の行を追加します。
INCLUDEPATH     += $(QPEDIR)/include \
                /mnt/dev/include \
                /mnt/dev/include/qt
TARGET          = qttest
$ tmake -o Makefile project
$ make
できたファイルを実行してみます。
$ ./qttest
おお!画面の左端にボタンが出ました。素直に感動です。
qttest
→fstab修正
再起動したらマウントしてませんでした。/etc/fstabを編集し、dev関係は削除、最後に以下を追加しました。
/hdd3/dev_img-1.6-2 /mnt/dev squashfs loop 0 0

ZaurusZaurus
http://www.geocities.jp/zauzaurusrus/













・tipmsg (2007.1.24)
セルフビルド環境でなにかビルドしたくなったので、tipmsgをビルドしてみました。テキスト版のIPメッセンジャーです。LANでつながっている windows母艦などとメッセー ジをやりとりできます。
Text IP Messenger Ver0.4 をダウンロード。展開し、おもむろにmake。
$ gzip -dc tipmsg04.tar.gz | tar xvf -
$ cd tipmsg04
$ make
問題なく通りました。出来たtipmsgをpathの通った適当な場所へコピーします。
$ sudo cp tipmsg /home/QtPalmtop/bin
設定ファイルもコピーしました。
$ mkdir $HOME/tipmsg/
$ cp tipmsg.conf $HOME/tipmsg/
設定ファイル変更点です。ユーザ、グループ、ホスト名などはお好みで。エディターもお好みですが、自分のkonsoleでは漢字が入らないので zeditorを起動することにしました。普通に「EDITOR = zeditor」だけの指定でも起動できますが、最初に「ファイルが無いけど作るか?」と訊いてくるのが邪魔だったので、無理矢理ファイルを作ってから起 動しています(スマートでないですが..)。
$ diff tipmsg.conf /home/zaurus/tipmsg/tipmsg.conf
11,13c11,13
< # NAME =  あなたの名前
< # GROUP =  所属グループ
< # HOSTNAME = マシンの名前
---
> NAME = zauzaurusrus
> GROUP = 不良グループ
> HOSTNAME = zaurus
27a28
> EDITOR = touch /home/zaurus/tipmsg/sendfile; zeditor
以上で導入は終了です。待ち受け用に起動しておきます。windows母艦のipmsgも起動しておきます。
$ tipmsg -D
windows母艦→zaurusに送信した例です。konsole上に表示されます。
----------------------------------------------
Message from [winボカ-ン] ( 不良グループ/HOGEHOGE )
          at Tue Jan 24 00:01:58 2007
----------------------------------------------
windowsからメッセージおくるど~
zaurus→windows母艦に送信します。tipmsg -s <ホスト名>で送信できます。
$ tipmsg -s hogehoge
zeditorが起動するので、メッセージを入力します。表示→オプション→動作で、出力ファイルの文字コードをeucJPにしておかないと文字化けしま す。
メッセージを保存して終了します。Send message for hogehoge [Y/N]  と訊いてくるので、Yと入れると送信されます。
windows母艦で、こんな感じの画面が出ます。
windowsipmsg
詳しい使い方は、tipmsg のreadme.txtを参照してください。オリジナル+コンパイルしたtipmsgで す。
Qtで動いて、タスクトレイに入るような ipmsg もあれば欲しいです(残念ながら作るパワーがありません..)。
・クロスコンパイル環境に挑戦 (2006.11.27~2007.3.20まだ構築中)
やはりパソコンでコンパイルしたほうが速いです。windows2000の母艦にcoLinuxをインストールし、クロスコンパイルに挑戦です。
ここからwindowsパソコンでの操作です。coLinuxでdebianを動かし、zaurusで動くオブジェクトを吐き出すのが目標です。
まず、coLinuxインストールです。自分の環境では、ネットワークがAdmin権限でないとつながらなかったので、最初は全てAdmin権限で作業す ることを薦めます。
参考サイトです。
CoLinux インストール導入編 - Silicon Linux Wiki
本家coLinux のサイト からDownloads のリンクをたどり sourceforge.net のダウンロードページへ行き coLinux-stable をdownload。自分がdownloadしたのは、coLinux-0.6.4です。
downloadしたexeを実行し、Next→I Agree。
Choose Componentsは、全選択してNext。インストールしたい好きなディレクトリを選び、Next。
Get WinPCAP(coLinuxからwindowsのネットワークを使うもの、だと思います) で、Next。
Obtain a coLinux root file system imageは、Debianを選択。LocationはAsiaを選びました。自宅はADSLですが、数分でdownload終了しました。
途中のデジタル署名の確認は、続行する 「はい」を選択。無事インストール終了。READMEを読む場合はチェックを入れて Finish。
インストール終わりましたが、まだ使えません。
coLinuxのパーティション・イメージ Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb.bz2 を展開します。窓 の杜で紹介されているLhaPlusを使いました。
1Gbytesのファイルがドーンと展開されます。Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb → root_fs と簡単な名前に変更して、coLinuxインストール・フォルダにコピーします。(後日談:1G後ではすぐに足りなくなりました。一気に4Gくらい作るべ きでした)
仮想swapパーティションを作成します。windows Xpなら、「fsutil file createnew swap_device 268435456」 (256Mbytes = 256×1024×1024 = 268435456 )。しかし、使っている母艦はwindows2000のため、ここから256Mをダウンロードしました。 展開したものを swap_device へ名前を変更し、
coLinuxインストール・フォルダにコピーしました。
coLinuxインストールフォルダに入っている default.colinux.xml を参考にcolinx.xmlを作ります。
自分のcolinux.xmlです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
  <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\debian_root" enabled="true" />
  <block_device index="1" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\swap_device" enabled="true" />
  <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams>
  <initrd path="initrd.gz" />
  <image path="vmlinux" />
  <memory size="256" />
  <network index="0" type="tap" />
</colinux>
コマンドプロンプトを起動し、以下のようにしてcoLinuxを起動します。自分の環境では、コマンドプロンプトはAdmin権限でないと、ネットワーク がつながりませんでした。
  >cd "C:\Program Files\coLinux"
  >colinux-daemon.exe -c colinux.xml
「colinux login:」と出たら、ユーザ「root」 パスワード「root」 でログインできます。
app-getするにはネットワークに接続する必要があります。
ネットワークの設定です。ネットワークのプロパティ(ネットワークとダイアルアップ接続)で、coLinuxをインストールしたときにできたネットワーク 接続の名前を「TAP」に変更します。windowsでインターネットに接続されているネットワークのプロパティから「共有」→「この接続でインターネッ ト接続の共有を可能にする」にチェックを付け、ローカルネットワーク欄から「TAP」を選択します。
設定を有効にするため、coLinuxをshutdown -h now し、再び起動します。
----おまけのはじまり
gccなどを入れていくと1Gでは足りなくなります。容量の増やし方です。自分は途中でHDD がいっぱいになりました。この方法は、内容がなくなるわけではないですが、最初から4Gで始めたほうが無難でしょう。
coLinux Debian Linux image のサイズを変更する方法
まず、debian_root を debian_root2 という名前にコピーします(実質同じもの)。
ここから fs_4095Mb.bz2 をダウンロードし展開し、coLinuxインストールフォルダに newdebian_fs という名前で移します。
coLinuxを終了しておき、colinux.xmlを以下のように編集しておきます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
  <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\debian_root" enabled="true" />
  <block_device index="1" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\swap_device" enabled="true" />
  <block_device index="2" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\debian_root2" enabled="true" /> ←追加
  <block_device index="3" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\newdebian_fs" enabled="true" /> ←追加
  <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams>
  <initrd path="initrd.gz" />
  <image path="vmlinux" />
  <memory size="256" />
  <network index="0" type="tap" />
</colinux>
coLinuxを起動しmount。
    mkdir /mnt/src
    mount /dev/cobd2 /mnt/src
    mkdir /mnt/dst
    mount /dev/cobd3 /mnt/dst
中身を全コピーします。
   cp -Rap /mnt/src/* /mnt/dst/
init 0でcoLinux を終了します。
    init 0
colinux.xmlを以下のように編集します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
  <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\newdebian_fs" enabled="true" />
  <block_device index="1" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\swap_device" enabled="true" />
  <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams>
  <initrd path="initrd.gz" />
  <image path="vmlinux" />
  <memory size="256" />
  <network index="0" type="tap" />
</colinux>
coLinuxを起動すれば、容量増えているはずです。
----おまけ終わり
ネットワークにつながっているか確認します。うまくつながっていればpingの結果が返ってくるはずです。
colinux:~# ping www.yahoo.co.jp
PING www.yahoo.co.jp (xxx.xx.xxx.xxx): 56 data bytes
   :
無事つながれば、後はdebianそのものです。参 考サイトをもとに、「apt-get update」や「apt-get dist-upgrade」して、どんどん設定していきましょう。
nvi, telnetd,sambaのインストールは、この先必要になると思い、apt-get install しました。
不要とも思いましたが、X window system、vncserverもインストールしました。コマンドプロンプト or teratermしか使わなそうですが。。
            apt-get install x-window-system xfonts-a12k12 kterm
            apt-get install fvwm fvwm-icons
            apt-get install vncserver
「vncserver :1」でサーバが起動できます。windowsからはvncviwerを実行してGUI操作可能です。
初期状態ではキーボードの認識がUS配列のままなので、日本語キーボードを使用している場合は、
「dpkg- reconfigure console-data」を実行→ok→「Select keymap from arch list」→「qwerty」→「Japanese」→「Standard」を選択。
swapの設定
設定ファイルで指定したswapは/dev/cobd1になっています。
mkswap /dev/cobd1
し、/etc/fstabに下の行を追加して再起動します。
/dev/cobd1    none        swap    sw            0    0
いよいよzaurus用の環境にします。
gcc-2.95で良いのなら、超簡単です。以下のページを参考にしました。
    Debian GNU/Linux etch にクロスコンパイル環境を構築する
「クロスコンパイル環境の構築 (コンソールベース」の項目より下をシコシコと実行すると、Qtアプリをコンパイルする環境ができます。超簡単でした。

ZaurusZaurus
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*Qtopia
qtopia-free-1.5.0-1.i386.rpm をダウンロードし、以下の手順です。
alien qtopia-free-1.5.0-1.i386.rpm
dpkg -i qtopia-free_1.5.0-2_i386.deb
/opt/Qtopia以下にインストールされます。
dev-arm.qpe.shを編集します。
(dev-arm-qpe.shの内容)
#!/bin/bash
#CROSSCOMPILE=/opt/Embedix/tools
CROSSCOMPILE=/zaurus/local
QPEDIR=/opt/Qtopia/sharp
QTDIR=/opt/Qtopia/sharp
PATH=$QTDIR/bin:$QPEDIR/bin:$CROSSCOMPILE/bin:$PATH
TMAKEPATH=/opt/Qtopia/tmake/lib/qws/linux-sharp-g++/
#LD_LIBRARY_PATH=$QTDIR/lib:$LD_LIBRARY_PATH
LD_LIBRARY_PATH=$QTDIR/lib:/zaurus/local/lib
export QPEDIR QTDIR PATH LD_LIBRARY_PATH TMAKEPATH
echo "Altered environment for sharp Zaurus Development
以降、zaurus実機向けのコンパイルは、source dev-arm-qpe.sh しておきます。
*zlib-1.2.3
./configure --prefix=/zaurus/local --shared
出来たMakefileの2箇所を修正。
19c19
< CC=gcc
---
> CC=arm-linux-gcc
28c28
< LDSHARED=gcc -shared -Wl,-soname,libz.so.1
---
> LDSHARED=arm-linux-gcc -shared -Wl,-soname,libz.so.1

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make
make install
*SDL-1.2.5
http://atty.skr.jp/sdl.html 通りに。
mkdir build-arm-linux
cd build-arm-linux
CC=arm-linux-gcc CXX=arm-linux-c++ CFLAGS="-O2" ../configure --build=i686-pc-linux --host=arm-linux --enable-video-qtopia --disable-video-x11 --disable-video-dummy --disable-video-dga --disable-arts --disable-esd --disable-alsa --disable-cdrom  --disable-video-x11 --disable-video-fbcon --disable-nasm --prefix=/zaurus/local --disable-pthreads --without-x
make
make install
自分はgcc-3以上を構築しようとしています。
参考サイトです。
ザウルス用クロスコンパイラの作成(gcc-4.0.0)
ぴ ろのページ - クロスコンパイル編
Belphegor の巣窟 - 物凄い遅い勢いでARM-based Linux Zaurusを今更サポートするページ
クロスコンパイラを作るコンパイラをインストールしておきます。
    apt-get install build-essential
    apt-get install gcc
    apt-get install flex
    apt-get install alien
    apt-get install bzip2
ぴろさんのページ通り、binutils,gcc の順で作成することにします。
ここからはビ ルド作業です。基本的にぴろさんのページを参考にしました。
*binutils-2.15
coLinux上で。
 apt-get source binutils
 cd binutils-2.15
 tar xvfz binutils-2.15.oriz.tar.gz
 cd binutils-2.15
 mkdir build-arm-linux
 cd build-arm-linux
 ../configure --prefix=/zaurus/local --enable-shared --target=arm-linux --enable-targets=xscale-linux-elf
 make all
 make install

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*gcc-3.3
いろいろと準備があります。
シャー プ より、linux-c3100-20050602-rom1_01.tar.bz2 をダウンロードしLhaPlusで展開(約160Mあります)。linux\includeフォルダを、/zaurus/local/arm-linux へコピーしました。
#デカイので全部展開せず、coLinux上から「tar xvfj linux-c3100-20050602-rom1_01.tar.bz2 linux/include」にすればよかったのかも。
    cp -r include /zaurus/local/arm-linux
またシャープより glibc をダウンロードします。
coLinux上でalienコマンドで展開します。
    alien --to-tgz glibc-arm-2.2.2-0.i386.rpm
    tar xvfz  glibc-arm-2.2.2.tgz
以下のようにコピーしました。
cp -r /opt/Embedix/tools/arm-linux/lib /zaurus/local/arm-linux/
cp -r /opt/Embedix/tools/arm-linux/include /zaurus/local/arm-linux/
    cp -r opt/Embedix/tools/arm-linux/lib /zaurus/local/arm-linux/
    cp -r opt/Embedix/tools/arm-linux/include /zaurus/local/arm-linux/
さっきコンパイルしたbinutilsにpathを通します。
    export PATH=/zaurus/local/bin:$PATH
ぴ ろさんのページを参考に以下の2ソースを編集します。
__threadの箇所を__threadpに変更するだけです(全部で3箇所)。
viで行 番号を表示するには「:set number」です。
/zaurus/local/arm-linux/include/pthread.h
/zaurus/local/arm-linux/include/bits/sigthread.h
以下を実行しました。
 apt-get source gcc-3.3
 cd gcc-3.3-3.3.5
 tar xvfj gcc-3.3.5.tar.bz2
 cd gcc-3.3.5
 mkdir build-arm-linux
 cd build-arm-linux
 ln -s /zaurus/local/arm-linux/include/asm-arm /zaurus/local/arm-linux/include/asm
 ../configure --prefix=/zaurus/local --target=arm-linux --with-cpu=xscale --enable-shared --enable-languages=c,c++
 make CC=gcc CFLAGS="-O2" CFLAGS_FOR_TARGET="-O3 -mcpu=xscale -Wa,-mfpu=fpa"
 make install
ではコンパイルできるか試してみます。
以下のファイルをhello.cでという名前で作りました。
#include <stdio.h>
int main()
{
  printf("hello zaurus\n");
}
コンパイル。
arm-linux-gcc hello.c -o hello
sambaでzaurusにコピーし、実行しました。
[zaurus]./hello
hello zaurus
表示されました!
いずれ、もう少し複雑なコンパイルに挑戦したいです。
*gcc-3.4
/zaurus/local以下をやり直しました。手順はgcc-3.3とほぼ同じです。
 一応バックアップ。local_BAKは後で消しました。
mv /zaurus/local /zaurus/local_BAK
tar xvfj linux-c3100-20050602-rom1_01.tar.bz2 linux/include
cp -r linux/include /zaurus/local/arm-linux
 展開してあったoptをコピー。
cp -r opt/Embedix/tools/arm-linux/lib /zaurus/local/arm-linux/
cp -r opt/Embedix/tools/arm-linux/include /zaurus/local/arm-linux/
 上と同じように_thread→_threadp。
/zaurus/local/arm-linux/include/pthread.h
/zaurus/local/arm-linux/include/bits/sigthread.h
export PATH=/zaurus/local/bin:$PATH
apt-get source gcc-3.4
cd gcc-3.4-3.4.3
tar xvfj gcc-3.4.3.tar.bz2
cd gcc-3.4.3
mkdir build-arm-linux
cd build-arm-linux
ln -s /zaurus/local/arm-linux/include/asm-arm /zaurus/local/arm-linux/include/asm
../configure --prefix=/zaurus/local --target=arm-linux --with-cpu=xscale --enable-shared --enable-languages=c,c++  --disable-libstdcxx-pch (←重要です)
make CC=gcc CFLAGS="-O2" CFLAGS_FOR_TARGET="-O3 -mcpu=xscale -Wa,-mfpu=fpa"
make install
エ ミュなど
Zaurusは持ち運べるエミュレータ・マシンとして最高です。小さい し、HDDついていますし。
ゲームのエミュレータ関係です。以下のページを参考にしました。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/hirohata/ZAURUS/ZAURUS.htm
http://www.areanine.gr.jp/%7Enyano/#soft
http://www.piro.hopto.org/~piro/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5Bzaurus%CD%D1%A5%A8%A5%DF%A5%E5%5D%5D
機械小箱各種覚え書き
 (http://goraku.jp/kikai/slc3100.html)
のページも詳しいです。

ZaurusZaurus
http://www.geocities.jp/zauzaurusrus/