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2025年3月22日土曜日

[健康][メンタル] メンタルメモ/2025.3〜スマホ脳,鬱病



[健康][メンタル] メンタルメモ/2025.3〜スマホ脳,鬱病
小西公太: 「電気まみれ」の生活で僕が失ったもの〜メンタルメモ
インドの沙漠で痛感した日本人のヤバい「劣化」、電気まみれの生活で日本人が本当に失ってしまったもの
2024/12/31(火) 7:32
多様性の時代、文化人類学の必要性がだんだんに認知されるようになってきました。本稿では一人の人類学者が「自分壊し」の旅に出た顛末をつづった『ヘタレ人類学者、沙漠をゆく』より、沙漠での狩で感じた「電気に支配された日本人」が失ったものについて解説します(一部抜粋・再構成しています)。
■驚くほど目がいいインド人
彼らの生活を観察していくなかで驚かされたことはたくさんある。その1つに、沙漠で暮らす人々の身体能力の高さがある。まず、彼らはとにかく、目がいい。
沙漠では、ラクダが生活必需品だ。何かを運ぶにも、どこかへ移動するにも、観光客を乗せて歩くのにも、ラクダがいなければどうにもならない。また、立派なラクダを所持していることとか、毛並みや装飾が見事であることとか、何頭持っているかなどが、社会的なステータスをあげたり、家族やコミュニティの誇りとなったりする。しかし、沙漠の民たちはラクダを、僕らが飼う犬のように鎖で繫いだり、犬小屋に閉じ込めたりしない。両足にゆるい足輪(手錠ならず、足錠とでもいうのか)をはめて、放し飼いにするのだ。この足輪は歩くスピードこそ弱めるが、その緩さゆえに、ラクダの移動を可能にする。夕方になって集められたラクダたちは、足輪をされて放置される。その後彼らは、左右の前足を(足輪の小さな緩みを利用して)前後にこまめに動かしながら、トテットテッと好きな方向に歩き始める。どこに向かうのかは、風まかせ。夜も暗くなってくると、もはや自分たちのラクダがどこに移動してしまっているかは、わからない、はずだった。
ある時パーブーが密造酒のグラスを傾けながら、深夜に尋ねてきた。
「コーダイ、いまラクダがどこにいるかわかるかい?」
その日は新月。沙漠は真っ暗闇に沈んでいて、星の光は瞬いているが、地面は静かな風の音がたゆたうばかり。光を発するものなど、ほぼ何もない。
「こんなに真っ暗じゃ、わかるわけがないだろう?」
と告げると、その場で火を囲んでいた5~6名の男たちが、一斉に笑い出した。
「わからないだって?ハハッ!!さすがにジャパーニー(日本人)だ。どこに行ったって電気まみれで、夜なんて経験したことがないんだろうよ!」
■日本は「電気に支配された国」と思われている
彼らは、「メイド・イン・ジャパン」という言葉だけは知っていて、日本といえば全部がテクノロジーに侵され、電気に支配された国だと思っている(そして、それはあながち間違っていなかったりする)。
「そうか、こんなに暗い闇の中でも、君らにはラクダの場所がわかるっていうんだな。だったら、僕がこれから指示するので、一斉にラクダのいる場所を指差してみろよ。そうしたら信じてやるよ」
と僕は偉そうな口を叩き、カウントダウンをはじめた。
エーク、ドー、ティーン!(1、2、3!)
すると彼らは、前述の「ヌーンキー・ツリー(チンコの木)」がある方角に近い、バス道に向かう方向の少し右に逸れたあたりを一斉に指差し、ほらみろ! と、これでもかというほど見事なドヤ顔を決めた後、大笑いを始めた。僕はというと、指を差されたとて、それが正解なのかどうかわからない。あまりに悔しいので、バッグから双眼鏡を取り出し、注意深く地平線を眺めた。地面と大地が混ざり合う、その微妙な境界線にはうっすらと光の差異が見られ、双眼鏡ならラクダを見つけられるだろうと思ったからである。しかし、それでも僕は、ラクダの姿を捉えることができなかった。その日以来、僕は「ラーティンドー(夜に目が見えなくなるヤツ)」というあだ名がついた。
失敗ばかり繰り返す僕は、夜どころか日中ですらちゃんとモノ(の道理)が見えていないヤツ、といった意味合いだろう。いや、まさしくその通りだ。ちなみに彼らは、翌朝になってから、まさにその指差した方向に向かい、ラクダの足輪を外して、あっさりと連れ戻してしまった。彼らの目には、赤外線レーダーでもついているのだろうか。彼らの目の良さは、狩りでも絶大なる力を発揮した。そう、言うのを忘れていたが、彼らは本来「狩猟採集民」として(そして有事には王族の歩兵隊として)生計を立てていた部族だ。つまり、狩人・猟人だったのだ。
■数百メートル先の茂みの中が見えている? 
その血は、生業としての狩猟をとうの昔にやめてしまった子孫たちの中にも、しっかりと息づいていた。違法所持しているライフルを片手に、夜中から未明まで漆黒の闇を走り回るシカや、飛び回るウサギや穴に逃げ込むオオトカゲの捕獲、投石器を使ったムクドリの狩猟など、それは多岐にわたっていた。彼らは暇を見つけては、「おい、今日やるか」と目の中の炎をたぎらせて、仲間内でひっそりと夜の狩猟活動に心を躍らせるのだ。かくいう僕も、随分と付き合わされた。日中の太陽ですっかり疲弊した僕の身体にとって、肌寒い夜の沙漠を太陽が昇るまで歩き、走り続ける猟は、それはそれは過酷なものだった。
「おいコーダイ、そっちに行ったぞ!  回りこめ!」
などと命令されながら、足を取られるひんやりとした砂地の上を走り続ける。体力勝負だ。しかし、ここでも彼らの「目の良さ」が遺憾なく発揮される。数百メートル先の茂みの中に、確実に動物たちの気配を感じ取り、遠距離から動物たちの目にピンポイントでライフル弾を撃ち込む彼らの手腕には、ゾクゾクするほど感激したものだ。そこでは4~5時間ものあいだ、動物の息づかいや臭いと、彼らが駆け抜ける地形との、微細で複雑な対話が続けられる。それでも、ダメな時はダメだ。動物たちの才覚に、完敗することも多い。それは、敵陣のゴールまで戦略的にボールを運ぼうとするサッカーのような集団プレーにとてもよく似ていて、緊張と弛緩の波が目まぐるしく変化する、究極のゲームなのである。
「Game」という英語が、狩猟の意味を帯び、かつギャンブルの語源となっているのも、全くもって納得する。動物の「気」を読み、地形と風の流れを読み、微細な光の変化を読む。それは人間と動物の織りなす、生命の遊戯だ。
■ここでの「ゲーム」に勝つには課金でなく努力がマスト
ボードゲームもトランプもスマホもSwitchもNetflixもない彼らの世界では、彼らを取り巻く環境と、そこに息づく生命たちとのバトルという名の対話が、最高の遊びとなっている。そのゲームに参加し勝利するためには、課金をしてアイテムを揃えたり、敵を倒してレベルアップするのとはケタ違いの努力――自身の身体を鍛え上げ、動物と対話をするためのアンテナとセンスを磨き、全ての感覚器官の感度を高め、危険極まる世界に飛び込んでいくためのゆるぎない自信を構築していく、絶え間ない努力と実践知の蓄積――が必要とされるのだ。僕らは、夜にものを見る能力をずいぶんと失ってしまったが、彼らの本領発揮はまさに夜。目が良くなくては、世界と対話することができないのだ。風を読み、匂いを感じ、微かな物音に反応する、五感をフルに活用した感覚器官の総合的な能力も同様だ。ある意味、「退化」した僕の身体と感覚器官では、もはやこのゲームに参加することはできない。それはとても悲しいことだった。一方で僕は、月明かりの中でライフルを構える彼らの隆々とした上腕二頭筋の凹凸がうっすらと浮かび上がる時、人間の鍛え抜かれた身体の美しさに、惚れ惚れとしてしまうのだ。そして冷え切った沙漠を機敏に走り回り、時に静止してじっとこちらの様子を伺う動物たちの姿に、ほんのりと光るシカやウサギたちの体毛の美しさに、僕の心臓は飛び出さんばかりに魅了されてしまう。ひんやりとした砂や風が舞う、月や星の光がその淡い輪郭を浮かび上がらせる大地の美しさにも、心惹かれていく。ああ、僕はいったいここで、何をしているんだろう? 自分という存在の儚さと小ささだけが際立っていく。しかし、ここで感受することのできる世界の、この溢れんばかりの美しさは、いったいなんなのだろう?  僕は命令されるがままに走り続ける沙漠の中で、生きてるって、こういう感覚なのかな、と漠然と感じていた。それでも僕の身体は、数時間の沙漠の徘徊に、あっという間に悲鳴をあげ、動物たちを射止めるその瞬間に至る以前にしゃがみ込み、彼らの動きを遠くから眺めるか、サボテンの裏で息も絶え絶えに身体を横たえてしまうのだった。なんというヘタレ。たいてい気がつくと、狩りを終えた男たちにゆさぶり起こされ、その日の猟の成果を興奮気味で語る彼らに付き合わされることになるのだ。
■「電気まみれ」の生活で僕が失ったもの
僕は思う。彼らのいう「電気まみれ」の生活や、便利さと快適さを追求した近代的生活の様式によって、僕はすっかり人間に本来備わっているあらゆる能力を低下させてしまった、と。夜を見通す目、砂地を駆け回る筋力、自然や動物たちとの対話の力、根気強く動物たちを追い詰める気力や体力、ゆるぎない自信、そして世界とつながるためのアンテナやセンス。
僕は、失ったそれらの力を埋め合わせるように、他者の評価やテストの点や断片的な知識の量を増大させ、かりそめの尊厳をかろうじて保っているような人間だった。そしてそれらの相対評価の獲得競争は、自然の中で生き抜く感度や能力、つまり動物を獲って食べるという、生命維持のために最も必要とされる実践知にとって、何一つ役に立たないことだった。このことは、「生きる」ということの根源的な問いを、僕に強く投げかけるのだった。
小西公太

Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3f750626b8dea158bddbd44e89720521cb789d9&preview=auto


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研究結果:5G周波数への曝露はうつ病を引き起こす
2022/12/14 00:00
5G周波数にさらされるとうつ病を引き起こすことが公式研究で判明
5G通信で使用される周波数にさらされると、うつ病などの神経障害を発症するなど、人間の認知機能に問題が生じることが公式調査で明らかになりました。この研究結果は「マウスのおける空間記憶と情動に対する5G通信からの無線周波数フィールドの影響」として、2022年11月22日に国際環境衛生研究ジャーナルに掲載されました。研究者らはまた、これらの有害な周波数にさらされると、扁桃体の形態変化をもたらす炎症性細胞死であるパイロプトーシスを引き起こす可能性があることも明らかにしました。
Expose-news.com が報告:中国の研究者は、900MHzの放射線-1時間/日、SAR:1.15W/kgを28日間ラットに照射した別の研究、Narayanan et al. 2018を発表しました。Narayananらは、扁桃体のニューロンの減少を発見し、これはこの最新の研究と一致していました。
「このような5G曝露によって、マウスでは脳障害が発生しました。肝心なのは、安全性が保証されていないことです。将来の世代に対するリスクがあまりにも大きいため、各国政府は5Gの配備を中止しなければなりません。私たちは、適切な安全性試験を行うことなく、新技術の導入を急ぎ続けるべきではありません」と、環境衛生トラストの社長であるデブラ・デイビス博士(MPH)は述べています。この新しい研究の結果を気にしていない読者のために言うと、研究はすでに何年も前に5G放射線への曝露が人体に有害であると決定していました。実際、2017年以降、医師や科学者は、生物学的および環境的な健康上のリスクのために、地球および宇宙でのモラトリアムを求めており、科学者の大多数は配備に反対しています。
(8) Dr. Hardell The Majority of Scientist Are Opposed to 5G Until Safety is Shown - YouTube
注):上記の動画は、スウェーデン・オレブロ大学病院の腫瘍学・がん疫学教授であるレナート・ハーデル博士が、2019年6月3日にエストニア・タリンで行った講演から抜粋したものです。71分間の講義の全貌はこちらからご覧いただけます。
2020年1月、ハーデル博士はスイス連邦大統領に宛てに、無線周波数電磁界(「RF-EMF」)と5Gによる健康リスクに関する専門家による評価は、利害関係のない専門家が行う必要があるとする書簡を書き送りました。 この手紙は、複数の国際的な専門家によって支持されました。ハーデル博士は、これらの利益相反に関する論文として、国際腫瘍学雑誌にに掲載された「世界保健機関、無線周波放射と健康–a hard nut to crack(レビュー)」、米国産業医学雑誌に掲載された「がん研究における業界との秘密のつながりと利益相反」などいくつかの論文を発表しています。また、2018年以降、5Gを起動した後に人や動物が症状や体調を崩したという報告もあります。 さらに、2019年には通信事業者の幹部が、「5Gが安全であるという独立した科学的証拠はない」と議会で証言を行いました。さらに最近では、一部の研究者は、活性化がCovid-19感染症だけでなく数百万とは言わないまでも数十万の鳥の死にも寄与している可能性があると警告しています。
📝Exposure to 5G Frequencies Causes Depression, Official Study Finds - News Punch
Full article: Effects of radiofrequency field from 5G communications on the spatial memory and emotionality in mice (tandfonline.com)
5G通信からの無線周波電磁界がマウスの空間記憶と感情に与える影響
コロ助などの感染経路に気を付けましょう
📝ファイナル・ロックダウン&「スピニング・デス・レポート」
THE FINAL LOCKDOWN & SPINNING DEATH REPORT -- Hope & Tivon (bitchute.com)
📝パート1:見えない牢獄への鍵
MUST HEAR: THE KEYS TO THE INVISIBLE PRISON -- Hope & Tivon (bitchute.com)

メモ・独り言のblog
http://takahata521.livedoor.blog/archives/16978875.html













「ジョブズは自分の子どもにiPadを使わせなかった」ことが意味する「極めて危険な現実」
橘玲/現代新書
2024.11.14
ふつうに生きていたら転落するーー! あまりに残酷な「無理ゲー社会」を生き延びるための「たった一つの生存戦略」とは?
作家の橘玲氏が、ますます難易度の上がっていく人生を攻略するために「残酷な世界をハックする=裏道を行く方法」をわかりやすく解説します。
※本記事は橘玲『裏道を行け』(講談社現代新書、2021年)から抜粋・編集したものです。
SNSに「ハマる」理由
2021年10月、フェイスブックの元幹部が大量の内部資料をメディアに提供したうえで、米上院小委員会の公聴会で、「インスタグラムを利用するティーンエイジ女子の3人に1人が自分の体形が劣っていると感じている」などの社内調査を、自社の利益を優先するために隠していたと証言した。スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』(新潮新書)は、SNSの危険性を説いて日本でもベストセラーになった。この本でハンセンは、フェイスブックのようなSNSは脳の報酬系をハックするようにつくられていて、その過剰な利用が不眠やうつの原因になり、子どもの健全な成長を阻害すると警鐘を鳴らしている。徹底的に社会的な動物として進化してきたヒトには、食べることとセックスする(愛される)ことと並んで、もうひとつ決定的に重要な欲望の対象がある。それが「評判」だ。よい評判は仲間内での地位を高め、安全の確保や性愛のパートナーの獲得につながる。逆に悪い評判がたつと共同体から排斥され、旧石器時代にはこれは即座に死を意味しただろう。このようにしてヒトは、よい評判を得ると幸福感が増し、悪い評判によって傷つく(殴られたり蹴られたりしたときと同じ脳の部位が活性化する)ようになった。わたしたちはもともと、自分の評判(他者からどう見られているか)にきわめて敏感なように「設計」されている。フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどは、評判をリアルタイムで可視化するというイノベーションによって脳の報酬系にきわめて強い刺激を与えている。
■行動依存をもたらす「6つの要素」
心理学者のアダム・オルターは「依存テクノロジー」を論じるにあたって、ハンセンと同じく、スティーブ・ジョブズが自分の子どもにiPadを使わせなかったというエピソードから始めている。ジョブズだけではなく、『WIRED』元編集長のクリス・アンダーソンやツイッターの創業者エヴェン・ウィリアムズなどIT業界の大物たちも、子どもにデジタルデバイスを買い与えなかったり、その使用に厳格な時間規制をしていたという。オルターによれば、行動依存には6つの要素がある。
(1)目標:ちょっと手を伸ばせば届きそうな魅力的な目標があること
(2)フィードバック:抵抗しづらく、また予測できないランダムな頻度で、報われる感覚(正のフィードバック)があること
(3)進歩の実感:段階的に進歩・向上していく感覚があること
(4)難易度のエスカレート:徐々に難易度を増していくタスクがあること
(5)クリフハンガー:解消したいが解消されていない緊張感があること
(6)社会的相互作用:強い社会的な結びつきがあること
これは〈フロー〉の条件と同じで、SNSやオンラインゲームは6つの要素のほとんどすべてを備えている。そのためわたしたちは、スマートフォンから手を放すことができなくなってしまったのだ。さらに連載記事<「トランプ再選」に落胆する「リベラル」がまったく理解していない、世界中で生きづらさを抱える人が急増した「驚きの原因」>では、人生の難易度が格段に上がった「無理ゲー社会」の実態をさらに解説しています。ぜひご覧ください。
*本記事の抜粋元・橘玲『裏道を行け』(講談社現代新書)では、残酷な社会を生き抜いて人生を攻略するための「思考のヒント」をさまざまな観点から解説しています。世界が複雑化し、ますます人生の難易度が上がっていく時代に必読の1冊です。

ゲンダイ
https://gendai.media/articles/-/141162?page=1&imp=0













“スマホ依存症”のやす子が「100時間スマホなし」の社会実験をした結果…SNSでメンタルがダメになるこれだけの理由
2024/3/6(水) 6:00
■やす子が「100時間スマホなし生活」を強いられたら? 
今どきの若者らしくスマホが手放せないやす子さん(25)
2月22日に放送されたテレビ番組「社会実験バラエティー『マル日後にわかるホント』」(日本テレビ系)をご覧になって、他人事ではないと感じた方も多いのではないだろうか。
番組の序盤で取り上げたのは「スマホ依存症」の問題。“社会実験”の対象は、お笑い芸人のやす子だ。
1日10時間以上もスマホに接しているという彼女には、依存症気味という自覚がある。ついエゴサーチをしてしまうだけではなく、Xで寄せられた声すべてに「いいね」を押すといったサービス精神を発揮していることも、長時間使用の原因となっているようだ。そんな彼女に、番組側は「100時間スマホなし生活」を課す。その結果、普段は気にもとめなかった風景に目を留めたり、食事にも気を使うようになったり、と良いこともあるのだが、一方で「スマホに触りたい!」と叫ぶという明らかな禁断症状も…。禁断症状のあたりは、芸人ならではのリアクションという感じもするものの、全体として情緒が不安定になっていく様を番組はリアルに紹介していく。
その結果、「スマホなし生活」体験を経て、やす子はスマホとの適切な距離を取ることの重要さを知る――というわかりやすい展開が途中まで見られるのだが、興味深いのは番組が追加取材した直近の彼女の状況だろう。実は「スマホを使い過ぎていた」という反省はあっという間にどこかに消えて、すぐにもとに戻っていたことが判明した、というのがオチになっていた。
彼女のチャレンジは、現代人にとっていかにスマホが生活の中心を占めているかを面白く示した“社会実験”になっていたといえるだろう。スマホからたった数日離れただけで「触りたい!」と叫ぶ姿はいかにも芸人らしく笑いを誘うものになっていたわけだが、一方で、自分だったらどうだろうかと考えた時に、ああはならないと自信を持って言える人は、どのくらいいるのだろう。やす子の場合は、不特定多数の人とつながること自体が仕事と直結している。対して、多くの一般人は、そこまでつながる必要はないのに、ついついつながり、それによって余計なストレスを抱えてしまっているのではないだろうか。そしてそれに気づいているのに、抜け出せないでいる、つまりは依存症に陥っているのではないか。
■スマホが招くメンタル危機
番組にも登場し、「100時間スマホなし生活」のためのアドバイスを送ったのが、『スマホ脳』の著者で知られるアンデシュ・ハンセン氏だ。スマホ依存の危険を説いた同書は世界的ベストセラーとなった。
そのハンセン氏の新著『メンタル脳』(マッツ・ヴェンブラードとの共著、久山葉子訳)には、近年、特に若い世代のメンタルがスマホやSNSによってダメージを受けていると警鐘を鳴らしている。ハンセン氏の母国、スウェーデンでは、「ここ20年、不眠で受診する10代の若者が10倍に増えています」という。その大きな理由の一つが、スマホやSNSというわけだ。ハンセン氏の説は概ね以下の通りである。
――もともと人の脳は「他人と連帯すること」、つまり、つながりを得ることに幸せを感じるようにできていた。集団生活に歓びを感じないと、外敵に立ち向かえないし、生活を維持できないからだ。孤独でいるよりも、誰かとつながっていることに快感をおぼえるようになっていることになる。
そうした脳の基本的な性質は変わっていない。しかし、一方で、技術の進歩により、必要以上に他人とつながるようになってしまった。これが深刻なメンタル危機の理由となっている――。
ハンセン氏が説く「SNSがメンタルを下げるメカニズム」を詳しく見てみよう(引用は『メンタル脳』より)。
負け犬感を増すSNS
今ほど自分がダメに思える理由が多い時代はいまだかつてありません。SNSでは常に、見た目には完璧な人生を見せつけられます。友人の修整済みの写真投稿(誰だって1番素敵な自分を見せたいですし、満足した写真しかのせません。それは皆同じです)、さらには何千人というインフルエンサーのキラキラした人生が連続投下されてきて、それと自分を比べてしまいます。後ろに見えている景色からインテリア、化粧、照明まですべてプロの手を借りていると頭ではわかりつつも、です。写真はもちろん編集されていて、ちょっとした難点くらいいくらでも隠せます。その結果、とてもではありませんが自分には手の届かないようなレベルになっています。
自分にとっての自分(脳が見せる自分のイメージ。お世辞にもイケてるとは言えません)と他の人(彼らが見せたい素敵なイメージ)を比べたら、いつだって自分が負け犬、もう本当に完敗です。そして私たちの多くが、起きているほとんどの時間スマホを手にしているため、常に自分よりもかっこよく、賢く、リッチな人気者がいることを思い知らされることになります。その影響で、私たちはヒエラルキーの下へ下へと落ちていき、グループから追い出されるリスクが高まったように感じるのです。それを脳は何よりも恐れているはずなのに。とはいえ「人間はこれまでもずっと自分を他人と比較してきたのでは?」と思うかもしれません。それはそうなのですが、昔はグループも小さくてぱっと見渡せるくらいのサイズでした。ところが現代の私たちは世界中の人と競っているのです。
■なぜスマホはメンタルを下げる? 
SNSを見ている時間やインフルエンサーの存在がどれだけ影響を与えているのか、正確に証明することはできませんが、グループのヒエラルキー内で自分の地位が下がり続けていると感じると、心の健康を害するのは実に当然のことです。様々な調査で、1日に4~5時間SNSをやっている若者は「自分に不満を持っている」「不安や気分の落ち込みを感じている」ことが示されています。とりわけ10代の女子にそれが顕著なのは、女子の方がスマホを見ている時間の多くをSNSに費やしているからかもしれません。平均的に言うと、同世代の男子はもっとゲームをしています。調査対象になった15歳女子の62%が心配、腹痛、不眠といった長期的なストレスの症状を訴えていて、80年代に比べてその数は倍になっています。私たちは必死でグループに属していようとした人たちの子孫です。1日に何時間も他人の完璧な生活と自分を比べてしまうことで、脳は「自分はヒエラルキーの1番下にいる。グループから追い出されるかも!」と勘ちがいしてしまうのです。それならば、自分にそんなメッセージを送る時間を制限する、つまりSNSを見る時間を減らすのが良いでしょう。不安には深呼吸が効くというアドバイスをしましたが、ここでは「SNSに費やす時間を1日1時間に留める」というのがアドバイスです。そうすれば心が元気になる可能性も上がります。
■セロトニン・レベルの影響
脳の中でつくられる「セロトニン」は驚くべき物質で、メンタルの様々な仕組みに影響するため、その役割も複雑です。しかし最も重要な仕事は、私たちが「どのくらい引きこもりたいのか」を調整することでしょう。セロトニンのレベルが低いとその人は自信を無くし、後ずさり、自分の殻に閉じこもってしまいます。これはうつによくある行動なので、一般的な抗うつ剤にはセロトニンのレベルを上げる効果があります。セロトニンの役割を理解するために、わかりやすい例を2つ挙げてみましょう。
1) セロトニンのレベルを上げる薬の混ざった水に小さな魚を入れると、魚たちは自信満々になります。慎重ではなくなるので、大きな魚に食べられてしまう危険が上がります。逆にセロトニンのレベルを下げる薬の入った水に入れると魚は隠れてしまい、飢え死にする危険があるほど慎重になります。つまりセロトニンのレベルがちょうど良くないと自然界では命に関わるのです。
2) カニはよくケンカをしますが、たいていは優勢な方のカニが相手を引き下がらせます。しかし劣勢なカニにセロトニンのレベルを上げる薬を与えると、そのカニは自分がヒエラルキーの上にいると思い込み、引き下がろうとしません。サルや人間といった大型生物のセロトニンもほぼ同じように機能します。ヒエラルキーの上位にいる個体は、人間でも脳のセロトニンのレベルが高いようです。それが社会的な自信につながっているのでしょう。
さてここで、「グループの中の居場所を失うのが怖い」という話に戻ってみましょう。もうわかると思いますが、その恐怖はセロトニンのレベルが下がったことからきています。セロトニンのレベルを上げる薬を飲むと、多くの人のメンタルが回復するのもよくわかります。なぜこんな寄り道をしてまで魚やカニの話をしたかというと、「自分が思っているヒエラルキーの位置」と「その人の精神状態」は大いに関係があることを示すためです。先ほどの「SNSの時間を限定する」というアドバイスを思い出し、自分のメンタル改善に役立てましょう。
アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)
1974 年スウェーデン・ストックホルム生まれ。精神科医。ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)を取得後、ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学に入学。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行い、その傍ら有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。『一流の頭脳』は人口 1000 万人のスウェーデンで 60 万部が売れ、『スマホ脳』はその後世界的ベストセラーに。『最強脳』『ストレス脳』なども合わせた日本での同氏の著作は累計 110 万部を突破している。
マッツ・ヴェンブラード(Mats Wanblad)
1964年スウェーデン・ストックホルム生まれ。児童文学作家。
協力:新潮社 Book Bang編集部
Book Bang編集部

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外で遊ぶことが健康になる?
~太陽の紫外線は腸内細菌環境に極めて良い状態を与えることが判明
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ネアンデルタール人と現生人類の脳の違いがあるのか
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裏にCIA!?~ポケモンGOで何百万人もの人間が諜報・監視の工作員に~
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ザウルス: 「スマホ脳」ほか“スマホ問題”の本6冊読んでみた 
書評:「スマホ脳」ほか “スマホ問題” の本6冊 
21/04/11 08:47
「スマホ脳」という本がベストセラーになっているというので、さっそく取り寄せて読んでみた。著者はスウェーデンの精神科医である。“スマホ依存” が日本のみならず、今や世界中で問題化してきていることを物語っているようだ。
書名に 「スマホ」 が入っている、“スマホ問題” について書かれた本が日本でもすでに多く出版されている。この際、まとめて読んでみようと思い立った。今回の書評で取り上げるのは以下の6冊である。お断りしておくが、全体としては容赦のない、かなり辛口の書評である。(笑)
6冊を順に書評するというのは初めての試みだが、分量の都合で以下のように2冊ずつ記事にすることにした。
当記事
・「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 2021
・「スマホ依存から脳を守る」 中山秀紀 朝日新書 2020
・「スマホが学力を破壊する」 川島隆太 集英社新書 2018
・「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった」 奥村歩 青春新書 2017
・「スマホ廃人」 石川結貴 文春新書 2017
・「スマホ汚染」 古庄弘枝 鳥影社 2015
このリストの番号は出版年の新しい順である。◆「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 2021
表紙のカバーと帯を使った本の紹介と著者の紹介はごく普通のことだが、以下に紹介する本では、まずそれらをできるだけ尊重して紹介していく。
「スマホ本」 の中では現在一番売れているようだが、この本の人気の秘密は著者自身の理論や洞察によるよりは、スマホに関するさまざまな興味深い最新の研究を紹介してくれていることによるように思う。また、著者の写真が、ネクタイ姿でも、白衣を着たものでもなく、Tシャツ姿でラフなヘアスタイル、しかもなぜか首を傾けた、非常にカジュアルなイメージ(しかも、そこそこイケメン?)なのも、著書の販売戦略上、かなり計算されていると思われる。実際、著者は医学の他に経営学でMBAを取得している。(笑) 
“テレビ受け” はしそうだが(笑)、精神科医としての実績・業績は相当あやしい。しかし、ビジネスマンとしてはかなり成功している印象がある。(笑)つまり、金儲けには長けていそうである。(笑)
著者の説の土台となる、脳の報酬系がスマホにハイジャックされているために人々がスマホの奴隷になっているという 「報酬系理論」 は、特に新しいものではなく、以前から依存症研究の定石である。しかし、おそらく依存症についてほとんど知らない一般の読者には 「なるほど!」 と思うような話かもしれない。(笑) 多くのスマホアプリがそうした報酬系理論を応用して計算ずくで利用者の脳を自社アプリに巧妙に依存させている “あこぎな手口” が暴かれている。
また、この本が紹介しているさまざまな調査結果のうち、以下のものは特に印象的である。
「大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりもよい結果が出た。学生自身はスマホの存在に影響を受けているとは思ってもいないのに、結果が事実を物語っている。ポケットに入っているだけで集中力が阻害されるのだ。」
ただ、本書でしばしば展開される 「進化論的適応説」 は欧米ではかなり昔から流布している理論であり、著者はこれを精神病に応用して本書の土台としているのだが、科学的な根拠は非常に疑わしいと言わざるを得ない。たとえば、“甘いものや脂っこいものをたくさん食べたがる遺伝子を持った人々” は、狩猟採集時代では生存の確率が高かったが、そういった高カロリーな食品が安くていくらでも手に入る現代では逆に生存の確率が低くなる、と説明される。そして、人間の脳は狩猟採集時代と大して変わっていないから、われわれは脳の反応にそのまま従うわけにはいかないのだ、と言われる。つまり、“原始人” と “現代人” とを単純に比べているのだ。たしかに非常にわかりやすいではないか!「うーむ、なるほど・・・」 と読者は思わされる。(笑) 
どうやらこの著者はまったく知らないようだが、実は人間の脳は、約1万年前に狩猟採集社会から農耕社会に移行した頃に、劇的に変わっているのだ。とにかく脳の容量がテニスボール1個分減少しているのだ。この変化の重要性については、すでに当ブログの別記事で詳細に論じている。
人類の第2次低脳化現象  (1) 人類は過去に一度 “低脳化”  している
さて、別の章では、逆の例が出てくる。“うつ病” は、現代では社会生活上、“不適応” な病理と判断されがちだが、狩猟採集時代にあっては、不必要な行動をできるだけ慎んで引き籠るというのはむしろ生存確率を高めていたと説明される。読者はここで “狩猟採集時代のうつ病患者” を想像する必要に迫られることになる。洞穴の奥でスマホを持ってうずくまっているのだろうか?(笑)
そして、うつ症状が 「危険な世界から身を守るための脳の戦略」 なのだとまで言われて、多くの読者は 「目からウロコの思い」 で先を読み進めることになる。(笑)「そっかー、うつ病にも適者生存の意味があったんだ!」(笑) うつ病のひとにとっては、みずからの “ネガティブで非活動的な生活パターン” をそのまま正当化してくれるような、“天からの福音” ではないか!(笑) 
精神科医という肩書を有する著者は、実際に何百人、何千人もの自分のうつ病患者にこうした説明をして彼らを安心させ、喜ばれ、感謝され、そして、熱く支持されてきたに違いない。(笑)
「真実の光! 先生、ありがとう!」(笑) 
それならば、同じ論理で、ぜひ “自閉症”、“睡眠障害”、“摂食障害”、“てんかん”、“発達障害” も、実は狩猟採集時代にも存在して、それぞれ「危険な世界から身を守るための脳の戦略」であったという説明もお願いしたいものだ。(笑) 「うつ病」 について言えるのなら、“自閉症” についても言えないわけがないだろう。どうだろうか?(笑) それぞれ生存戦略上の意味やメリットについての “おとぎ話” を紡ぎだせば、救われるように思ってくれる患者はもっともっと増えて、大いに “人助け” になるのではなかろうか?(笑)さらに、“精神病” について “進化論的適応説” が当てはまるのならば、“身体的な病気” については、なおさら当てはまるはずではなかろうか? (笑) そして、“胃潰瘍” “アトピー性皮膚炎”、“肺がん”、“前立腺炎”、“白血病” も、生存上意味のある身体の反応だという理屈も “進化論的適応説” を使えば十分に成立するはずだろう。(笑)この精神科医にすべて任せれば、もはや医者などは要らなくなるかもしれないではないか?(笑) “リウマチ”、“糖尿病”、“花粉症” も石器時代には生存の確率を高めるための人間の身体の戦略だったと言えば、そうした患者は目を輝かせて納得してくれるかもしれないぞ。(笑) うつ病1つに限定することはないだろう!(笑)ケチケチしないで、もっと大奮発したらいい!(笑)精神科医は、悩みを抱えたクライアントに自信と希望を与えるためには、どんな理屈でも方便として使うのだろうか?そうだとしたら、“精神科医” は、“占い師” や “手相見” と大して変わらないことになる。けっきょく、“口先だけの商売” ということだ。こうした浅薄な “話のうまさ” がこの本の随所に感じられる。精神科医の中には、このようにクライアントの心理を自らの弁舌で巧みに操り、いわゆる精神病が治るような錯覚を与えて診察料をせしめている輩(やから)がけっこういるという現実がある。(笑)
この本はスマホに関するさまざまな研究(つまり、他人の研究)を紹介してくれているという意味では、たしかにそれなりに価値はある。しかし、著者自身の最終的な結論としてのアドバイスは、
1)スマホの使用はほどほどに。 
2)もっと身体を使った運動を。 
という実に凡庸なものである。著者はスウェーデンのテレビなどにも頻繁に出演して人気があるようだが、ある意味では、スウェーデンの知的レベルのほどが知れるとも言える。日本でもテレビによく出る学者にロクなのはいない。読む人が読めば、“ツッコミどころが豊富な本” で、必ず不満の残る本であり、そうでない多くの読者には 「目からウロコの本」 かもしれない。(笑)なお、翻訳の日本語には 
「生き延びる可能性が高かった」 
「実際には可能性が少ないのに」 
「生存の可能性が高まる」 
「遺伝子を残せる可能性が高かった」 
という “可能性の高低、多寡” を前提にした訳文が随所に見られて、非常に目障りであった。これらのフレーズ中の 「可能性」 は 「確率」 もしくは 「公算」、「蓋然性」 とすべきところである。なぜならば、“可能性” というものは、論理的に言って、あるかないかのどちらかであって、高低や大小はないからである。スウェーデン語の原文では、英語の possibility に相当する語ではないはずである。「可能性が高い、低い」 のおかしさに気づかない人々
◆「スマホ依存から脳を守る」中山秀紀/朝日新書,2020
職業としては同じ 「精神科医」 ではあっても、「スマホ脳」 の著者のアンデシュ・ハンセン氏の写真の作為的なポーズをいろいろ見てくると、ネクタイに白衣の、愚直な “センセイ” のイメージは、却って自然で好感が持てる。(笑)「スマホ脳」 のアンデシュ・ハンセン氏はスウェーデンの精神科医でありながらも、経営学修士を取得するなど、したたかなビジネスマインドもそなえた人物のようだが、こちらの中山秀紀氏は日本における依存症治療のための国立の大病院 “久里浜医療センター” というガチガチの医療機関の精神科医長である。同業者でも実に対照的である。(笑)
まず、著者の中山秀紀氏は “依存症” 治療の専門家である。「スマホ問題」 をあくまでも “スマホ依存” として、アルコール、薬物、ギャンブルといった依存症のうちの “現代における最新のパターン” としてとらえている。実に手堅いアプローチである。(笑)そして、序文に書いているように、「スマホ依存(症)は、スマートフォンの依存(症)の他にインターネットやゲームなどができる機器の依存全般について指します。」 としっかりとした定義から出発している。つまり、“ネット系の機器への依存全般” を中心的テーマとして話を進めているのだ。とはいえ、著者が挙げる事例の多くは、ゲーム依存の極端なケースである。ゲーム依存にはまった青少年の凄惨な実例がいろいろ出てくる。
著者は依存症とはどういうものかの説明から、その危険、治療の困難さについて語る。実際の治療にあたっている現場の人間の言葉だけに、説得力がある。「依存症」 としての 「スマホ問題」 というアプローチとしては、非常に一貫性があり、「依存症」 としての 「スマホ依存」 という問題提起にはたしかに重みはある。しかし、読み終わって思うのは、極端な、病的な “依存症” のケースに「誰もがなり得る」 と言われても、正直言って実感としては “他人事” のように思えてしまうのだ。(笑) やはり、依存症治療専門の久里浜医療センターにまで行く必要があるひとは世の中のごく一部のひとであって、多くのひとが押し寄せるわけではないであろう。たしかに極端なケースというものは、実際の一般的なケースが誇張され、強化されて表れているだけあって、とらえやすく、分かり易いかもしれない。しかし、たとえば重度のアルコール依存症のひとのケースを示され、「普通の人にもこうなる可能性がまったく無いとはいえない」と言われて普通のひとが困惑してしまうようなものだ。(笑)これは、「電磁波過敏症の人は現代のカナリアである」 というのとはわけが違うように思う。電磁波はひとり一人の判断力やモラルに関係なく、物理的環境として世の中の人々を無差別に同様に覆う。しかし、依存物に依存するかどうかは、当人の理性、判断力、モラルに大きく関わるので、一般化しづらい面があるように思える。早い話が、個人の性格、価値観、倫理観によるのだ。たしかに、治療の現場で日々苦労している医療従事者の経験や知見は貴重である。しかし、社会的な現象としての “スマホ問題”、 “スマホ依存” は、極端で病的なケースの治療のノウハウだけでは解明も解決もできない面があるように思える。とは言え、“依存症” という切り口で “スマホ問題” を捉えようとするならば、この本が必読書であることに議論の余地はない。科学界の流行の理論を散りばめたような、口先だけのレトリックではなく、依存症の歴史、依存症の構造について、きちんと臨床的な経験に基づいた裏づけのある説明をしようとしているところには信頼性があるように思う。ただ、いくつかどうも腑に落ちない点がある。
1「快楽を得たい、気持ちよくなりたい。そのために依存物を使うことを、“正の強化” という。そして、依存物を使わないと  “不快” になる。その “不快” を解消するために依存物を使うことを “負の強化” という」 と説明される。なるほど、非常に論理的で整合的な説明のように聞こえる。具体例として、“痒み” という不快さが挙げられる。痒いのを我慢できずに衝動的に掻いてしまうのが、“負の強化” とされる。しかし、“不快さ” の典型例として、果たして “痒み” は適切であろうか? “不快さ” の典型的かつ代表的な例は、むしろ、“痛み” ではないか? 擦りむいたり、ぶつけたりとか、歯の痛みといった身体的な痛みこそ、典型的な “不快さ(取り除くべき感覚)” ではなかろうか?“痛み” の場合、その “不快さ” を取り除くための衝動的な行動に駆り立てられることは特にない。せいぜい “痛み” のある個所をさすったり、負傷箇所を保護しようと(痛みを増大させないように)する行動を多少惹き起こすかもしれないだけで、それらは決して痛みという刺激に対する生理的反応ではない。“痒み” の場合は、とにかく、“引っ掻く行動に駆り立てる生理的刺激” が存在するのである。これは “痛み” の場合にはほとんどない刺激である。“痒み” には、引っ掻くことに対する “報酬としての快感” が用意されている点が、“痛み” とは根本的、決定的に異なると言えるのではないか?痒いところを引っ掻いているときは、引っ掻くことによって得られる快感を夢中でむさぼっているのである。(笑) 違うだろうか?
“不快な感覚” を除去しているというのとは違うのだ。実は “不快な感覚” ですらない可能性がある。それは、実は “快感への誘(いざな)い” なのだ。そうである、“痒み” とは、“快感への誘惑” なのだ。そして、引っ掻くこと、掻きむしることは、その “誘惑に屈すること” なのだ。
「依存物を使わないと “不快” になる。その “不快” を解消するために依存物を使うことを “負の強化” という」  という著者の、というか、現代の依存症理論のいうところの 「不快」 とは、要するに 「不快」 でも何でもなく、単に、“快感までちょっと距離があること” に過ぎないのだ。(笑) つまり、“負(マイナス)の強化” というのは言い過ぎなのだ。けっきょく、“痒み” とは、プラスがマイナスに逆転するようなものではないのだ。マイナスではなく、プラス、つまり、“快感への誘導” なのだ。“快楽への道すじ” であって、全然マイナスなんかではないのだ。(笑)もし、「依存物を使わないと “不快” になる。その “不快” を解消するために依存物を使うことを “負の強化” という」 ということならば、以下のようにも言えるはずだ。
「依存物を使わないと “不快” になる。」
たとえば、“肩こり” にアンメルツを塗らないでいると、痛みが感じられて “不快” になる。
「その “不快” を解消するために依存物を使うことを “負の強化”  という」 
それでは、“不快” の一種である “肩こり“ を和らげるためにアンメルツを使うことは “負の強化” ということになるのであろうか? もちろん、理論上、“痛み(不快)” を和らげるためにアンメルツを使うことは、“負の強化” ということにならざるを得ないだろう。いや、むしろ “典型的な負の強化” ということになるはずだ。しかし、これを “依存” や “依存症” と呼ぶことに我々は同意するであろうか?「肩こりによくアンメルツを使います」というひとは、そのまま “依存症” ということになってしまうのであろうか?もしそうならば、狭心症で苦しくなった際にニトログリセリンを服用するひとも “依存症” ということにならざるを得ない。たしかに、アンメルツやニトログリセリンを、生活上不可欠に思うひとたちはいるかもしれない。しかし、だからと言って彼らを“依存症” と呼ぶのはいかがなものか? 彼らを “依存症” と呼ばざるを得なくなるような、著者の信奉する現代の依存症理論には、どこか問題があるように思えてならない。
2「依存症は、借金に喩えることもできます。」 と著者は言う。「脳内借金としての依存症」 とも言う。うまいことを言うものだ、と最初は思った。(笑) 直感的イメージとして的確に言い得ている気が何となくしたのだ。しかし、イメージとしてはよくわかるのだが、理論的、かつ論理的に言って、誰の誰に対する借金なのかがどうも曖昧模糊としている。そこで、じっくり考えてみた。経済的、商法的な意味での “借金” であれば、借金をした人間は “債務者” であり、金を貸した側は “債権者” である。それでは、依存症の場合はどうなるのだ?ふつうに考えれば、“依存症患者” が、借金をしている “債務者” であろう。それでは、金を貸している側の “債権者” は誰なのだ? 家族か? 学校か? 社会全体か? たしかにアルコールであれ、薬物であれ、ギャンブルであれ、ゲームであれ、依存症患者が家族に対して疚(やま)しい気持ちを抱いていることは想像できる。しかし、返済すべき疚(やま)しい債務を負っているという意味で、その “負い目” を、“借金” と言うのだとしたら、これは依存症患者にとっては、かなりシビアな表現ではなかろうか?しかも、その債務を返済すべき相手が家族だけでなく、学校の先生、病院の医師、延いては社会全般まで拡大されて意味されているとしたら、依存症患者にはもう逃げ場はない状態だ。いやいや、そんなことまでは意味していない、と著者は慌てて言うかもしれない。しかし、商法的概念を背景に持つ “借金” という言葉1つから必然的に “債権者” と “債務者” という対立的構図が否応なしに浮かび上がってきてしまうのだ。そして、“借金” をしている側が返済すべき ”債務” と、金を貸した側が返済を求める “債権” とが対置されてしまうことになる。つまり、“借金” というたかが言葉1つ ではあっても、その言葉を拒絶しない限り、依存症患者は、家族や社会に対して “負債” を負う関係にある という、“常にバックグラウンドに潜む恐ろしい構図” を受け入れることを期待されているのだ。しかも、“借金“ が金銭的な意味ではないことは誰にでもわかる。ということは、逆にまさに “精神的債務” “道徳的負債” というふうに理解すべきということなのだ。これはある意味で、依存症患者に対する “社会的断罪” である。「お前らはわれわれに迷惑をかけてんだがら、その分その借りは返せよ!」 と言っているに等しい。そういう “上から目線” を “借金” という一語が雄弁に物語っているのだ。「うまいことを言うものだ、と最初は思った。」と書いたが、最初にそう思った時点ではそういった “上から目線” が構造的に潜んでいる ことにはまったく無自覚であった。
◆「スマホが学力を破壊する」 川島隆太 集英社新書 2018
この著者のメッセージは明快である。「子供にスマホを持たせていると子供がバカになるぞ!」 という警告である。しかし、著者本人によるこの本の中の言葉は、以下のようにもっと深刻で過激である。(笑)
「もし、これからも安寧な社会の継続を願うのであれば、人類の文化の深化と成熟を祈るのであれば、スマホを捨てなくてはいけません。少なくとも今すぐに法律を作って未成年のスマホ使用を禁じなくてはいけません。」p.4  
この著者は、これをどうやら本気で言っているようだ。(笑)
著者の川島隆太氏は、そもそも、かつて一大ブームともなった 「脳トレ」 の仕掛人である。(笑)ゲーム機であるニンテンドーDSのソフト「脳トレ」は、世界中で3,300万本売れた、ゲームソフトのベストセラーであった。このゲームソフトは、日本人のみならず世界中の多くの人々を日常的に “携帯用電子的デバイス” に親しませることに大きく貢献したと言える。
実際に脳の働きが向上したかどうかはさほど重要ではない。(笑)人類史における第二次低脳化現象の不可逆な流れにあって、「脳トレ」 は1つのジョークである。携帯用電子的デバイス、電子的情報端末が21世紀の人類の “身体の延長” になる下地を作るのに、日本の一大学教授が大きく貢献したということにしか意味はない。そして今日(2021)、世界中で “スマホ” という電子的情報端末が、人類の “手の延長” どころか、“脳の延長” にまでなっているという、10年前には信じられないような現実が日々繰り広げられている。
今21世紀に、人類社会に導入されてしまった “スマホという電子的情報端末” が、 “トロイの木馬” としてうごめき始めているのだ。
さて、医学博士、川島隆太氏のこの本、「スマホが学力を破壊する」 は、彼が仙台市の市立中学校と市立小学校の約7万名の生徒を5年間にわたって追跡調査した結果をまとめたものである。この調査研究の “強み” は、以下の通りである。
1) 著者が所長を務める “東北大学加齢医学研究所” が、地元 “仙台市の教育委員会” の協力を得て実施した大掛かりな共同研究プロジェクトの成果である。“研究者冥利” に尽きるとはこのことだ!
2) 小中学生の “学業成績” と “一斉アンケート” いう数値化できるデータが、有意な結論を引き出すのに十分なだけ利用できている。
3) “5年間にわたる時系列的な調査” も含み、一貫性のあるデータ解析がなされている。
4) 著者が得意とする 「脳機能マッピング技術」 によって、実際の脳の活動状態がリアルタイムで観察・記録されている。
この本で紹介されているこの共同研究プロジェクトの成果は、かなり信頼性のあるもので、簡単に覆すことは困難であろう。実際、学校教育におけるこれほど広範な調査は、世界のどこにもなされていないだろう。著者が率いる東北大学加齢医学研究所チームは、能う限りの客観性、一貫性、整合性、をもって個々の結論を引きだしており、本書を読む限り、データ解析の信頼性は相当高いと判断せざるを得ない。この共同研究プロジェクトを統括している、著者をリーダーとする東北大学加齢医学研究所はすでに浩瀚な英語の論文を世界に向けて公表しているようだが、この日本語の本はその一部を日本の一般向けにわかりやすくまとめたものと理解していいだろう。
この共同プロジェクトを始めた当初の著者には、“子供たちの学業成績” に対してスマホをはじめとする電子的情報端末が何らかの悪い影響を与えているのではないかという “予想” があった。どんな研究者も、調査に先立って何らかの予想をするものだ。当然だ。もちろん、著者は、スマホが学業成績に対して何らかの “マイナスの作用“ をもたらすことを予想していた。しかし実際、データが出そろって解析してみると、その 「マイナスの作用」 は予想をはるかに超えていたのだ。(笑) 「こりゃ大変だ!」 と危機感を感じた著者は、日本社会に警鐘を鳴らす義務を感じて本書 「スマホが学力を破壊する」 を出版したようなのだ。
実は、この本の元となった論文の紹介は2か月前に以下の別記事で済ませているので、ぜひご覧いただきたい。
スマホを使う子供ほどバカになるという医学論文:好き放題にスマホを使わせてきたバカな親はこれからどうする?(笑)
<スマホ元凶論の問題点>
たしかに、著者が丹念にまとめたデータを見る限り、スマホを使う生徒ほど成績が低いという相関関係は覆えりそうもない。しかし、相関関係が因果関係であるとは言えないのだ。仮に因果関係があるとしても、スマホの何が原因なのかまで絞り込めているとは到底言い難い。ザウルスは、スマホには以下の3つの側面があると考える。
1) ワイヤレス同時通信端末(多機能携帯電話)
2) 依存物
3) 有害な電磁波源
さて、“スマホ諸悪の根源説” の川島隆太氏は、1)と2)の側面は、十分に考慮しているようだが、3)の電磁波源としての側面に関してはまったく考慮外のようで、何の言及もない。「電磁波」という単語は1度も出てこない。「スマホへの依存」を強めるということは、スマホという電磁波源との接触頻度、接触時間が増加すること、つまり、“電磁放射線被ばく量の増大” をも意味するのではなかろうか?スマホを使う生徒ほど成績が低いとしても、それではスマホの何が原因なのかまでは解明できているとは言い難い。スマホによらない電磁波にさらされることによって成績が下がる可能性も否定できないだろう。たとえば、WiFi 教室、学校のそばの携帯基地局アンテナ、自宅の WiFi、自宅のコードレスフォン等々。実際、スマホ、WiFi、コードレスフォンの電磁波である “マイクロ波” は、右の表が示すように、“脳を含む自律神経系” の働きにさまざまな悪影響を与えることが明らかになっている。
「記憶力の衰え、部分消失」
「知的レベルの低下」
「頭痛」 
「疲労感」
「日中の眠気」 
「夜間の不眠」 
「志気の低下、消沈」
「神経衰弱、神経疲労」
これだけの影響が “電磁波” によって生じるのであれば、「成績の低下」 に十分つながる可能性があるのではなかろうか?
◆「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった」 奥村歩 青春新書 2017
別の切り口からスマホの流行に警鐘を鳴らしている医師がいる。医師としての学歴、経歴、経験は非の打ち所がない。認知症が専門だったのが、「もの忘れ外来」にやって来る患者に中年層、若年層が増加していることから、「スマホ認知症」の危険を訴えている。豊富な臨床経験に裏打ちされた持論の展開は非常にわかりやすく、ある意味でごく常識的である。(笑)
「アルツハイマーによるもの忘れは、過去にあったことを “忘れている” のではなく、新しい体験を “覚えられなくなっている” ために起こっている」p.27 と著者は言う。
いっぽう、「「スマホ認知症」によって表れるもの忘れは、「検索・取り出し」 の機能が低下するタイプ」p.29 なのだそうだ。そして、
「スマホ認知症」のもの忘れの人には、過剰な情報インプットにより、脳内の情報をうまく取り出せなくなっているという特徴がある」p.30 のだそうだ。ふむふむ(笑)
「私はこうした脳の処理力が落ちた状態を「脳過労」と呼んでいる」p.5 のだそうだ。 なるほど。(笑)
こんなに分かり易い話はない!(笑) しかし、ある意味ではこれは現実なのだ。(笑)
「私はこのようにスマホなどからの過剰な情報インプットによってバランスを崩し、機能を落としてしまっている脳を 「スマホ脳」 と呼んでいます。」p.53
ご注意頂きたい。この本の出版年は 2017 年である。アンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」の日本語訳の出版年は 2021 年である。そもそもハンセン氏のスウェーデン語の原書の原題は Skärmhjärnan (英語:Screen Brain) である。「スマホ脳」というタイトルは訳者の久山葉子氏か出版社が付けたものだろうが、おそらく奥村歩氏の著書のこの部分から持ってきたのであろう。(笑)
さて、著者はさらに、「スマホ認知症」や「脳過労」が 「うつ病」 につながると警告する。
スマホ  →  スマホ認知症・脳過労  →  うつ病
「「スマホ認知症」や「脳過労」の患者さんは、記憶力低下やもの忘れ以外にも、決まって多くの体調不良を訴えられます。具体的に症状を挙げると、だるさ、疲労感、頭痛、めまい、不眠、肩こり、腰痛、冷え、動悸、息切れ、吐き気、便秘、下痢、胃痛、腹痛、食欲不振など。」p.44
「そして、「スマホ認知症」や「脳過労」をちゃんと治さずに、こうした不調症状を放っていると、ほとんどの方がうつ病に移行していくようになる」p.44-45  と言う著者は「日本うつ病学会」の会員でもある。
さて、大多数の人がスマホを使うようになった今日、その大多数の人が「スマホ認知症」や「脳過労」に陥る可能性があることになる。そうした状態でのさまざまな体調不良を放置していると、今度は 「うつ病」 になる、という、実にシームレスな展開だ。
スマホ  →  スマホ認知症・脳過労  →  うつ病
しかし、医者が病名診断(たとえば、「うつ病」)を下すことと、その病気の “本当の原因” を突き止めることとはまったく別のことである。
デジタル教科書は児童虐待?(3)あまりにもお粗末な、日本の “電磁波” 常識
電磁波、 うつ病、 自殺 の関係
スマホには以下の側面があるとザウルスは考えている。
1)ワイヤレス同時通信端末(多機能携帯電話)
2)依存物
3)有害な電磁波源
ほとんどの “スマホ本” は、“電磁波源” としてのスマホの有害性、危険性に触れようとしない。まるで、“電磁波問題” が “マスコミ業界におけるタブー” であることをあらかじめ知っているために周到に避けているかのようなのだ。(笑)なお、電磁波源としては、基地局アンテナ や  WiFi  や 5G といった、スマホ使用を可能ならしめるインフラ全体としての電磁波環境を想定すべきである。“水道の蛇口” だけでなく、“流れるものをコントロールするインフラ総体” を視野に入れるべきなのだ。
スマホは誰の目にも見え、文字通り手で触れることもできる。しかし、それを “ワイヤレス同時通信端末” として機能させている “電磁波じたい” は目には見えないのだ。現代社会において、多くの人たちはこうした目には見えなくとも濃密に錯綜する有害な電磁波の海に浸(つ)かって生活している。しかし、どんなにどっぷり浸かっていても、目には見えないので、ほとんどの人はそんなものはあたかも存在していないかのようにして毎日生活しているのだ。ここが多くの “スマホ本” に共通する “スマホ元凶論” の落とし穴であり、同時に多くの人々の盲点でもある。医師や精神科医はたしかに専門家であろうが、通例電磁波は専門外だ。そして、専門家ほど自分の専門外のことについて語ることはタブーと思って、自分のタコツボから脱け出せない。その結果、自分の専門分野から一歩も出ずに “スマホ元凶論” でほとんど説明ができる錯覚に陥るのだ。たとえば、この著者、奥村歩氏は “まさに脳神経外科の専門家として” 以下のように言うのだ。
「「スマホ認知症」や「脳過労」の患者さんは、記憶力低下やもの忘れ以外にも、決まって多くの体調不良を訴えられます。具体的に症状を挙げると、だるさ、疲労感、頭痛、めまい、不眠、肩こり、腰痛、冷え、動悸、息切れ、吐き気、便秘、下痢、胃痛、腹痛、食欲不振など。」p.44
「そして、「スマホ認知症」や「脳過労」をちゃんと治さずに、こうした不調症状を放っていると、ほとんどの方がうつ病に移行していくようになる」p.44-45  
しかし、ここに挙げられている “体調不良” のほとんどは “有害な電磁波” によっていくらでも惹き起こされるものなのだ。“電磁波という目には見えない物理的作用” が原因である可能性について、著者はまったく気づいていないように思える。気づいていないわけではない、としたら、巧妙に避けているのだ。(笑)電磁波の専門家ではなく、普通の素人であっても “電磁波の悪影響” くらいは思いつくのではなかろうか?
週刊新潮 「スマホ認知症」 記事は “巧妙な電磁波問題回避” か “忖度” か?
満員電車のスマホ族、 “電子レンジ通勤” で命を削る?
下記の記事では、“電磁波 → うつ病 → 自殺”  の連鎖が疑われる海外の事例を紹介している。
“うつ病” が目には見えない “電磁波という物理的作用” によって起こる可能性があることは海外ではほぼ常識になっているのだ。
電磁波、 うつ病、 自殺 の関係
◆「スマホ廃人」 石川結貴 文春新書 2017
かなりインパクトのあるタイトルではある。(笑)
実は、似たようなタイトルの記事をこのブログでも書いたことがあるので、もしや、同様の切り口で論じているのかと思いきや、視点はまったく違っていた。
スマホ依存症、“国家的人体実験” 進行中! 10年後は廃人続出?
上の当ブログの記事は4年前の記事であるが、当時から当ブログでのスマホの捉え方は一貫して “電磁波問題” の一環である。(笑)しかし、この本では、残念ながら、他の多くのスマホ本と同様、電磁波問題はまったく “スルー” であって、もっぱら “スマホの依存性” を問題視している “スマホ元凶論” である。スマホの強い依存性、中毒性をさまざまな階層の人々の事例を通して描き出している。ご苦労さんである。(笑)著者、石川結貴氏の強みは、足を使った地道な取材とインタビューのようだ。たしかに本書中でも専門家から市井の人々までさまざまな人々から “貴重な言葉“ を引き出していて、そこそこ面白く読ませる。著者は4年前(2017 年)の本書の 序文で以下のように言っている。
「内閣府の「消費者動向調査」によると、スマホの世帯普及率(67.4%)がガラケーを上回ったのは 2015 年で、私たちの生活にスマホが浸透したのは、ここ数年の話と言える。
押し寄せる進化と変化に対し、多くの人は息つく間もなく、ほとんど無防備に向き合っている。私たちはスマホとともに、この先どこへ向かうのか、果たしてそこに、想定外の事態が待ってはいないだろうか。」p.10読んでいくと、4年前とは思えないくらいに今日の状況を先取りして語っているように感じる。逆に言うと、今日の状況は、この本が書かれた頃よりもはるかに先を行っている状況になっていると考えられるわけで、ちょっとコワい気がする。(笑)
第1章の「子育ての異変」 では、以下のような話が語られる。(太字、画像は引用者)
「取材の際にも、「教えてもいないのに、子供がスマホを操作をすぐに覚えた」とか、「ひとりでどんどん使っている」といった声がたくさん上がるが、要はスマホを与えさえすれば幼児はたやすくおもちゃ代わりにしてしまう。」p.29
これが、4年前の 2017 年である。話はさらに続く。
「外出先でもスマホは必須アイテムだ。特に病院や役所などの公共の場所では、子どもが騒いで周囲の迷惑にならないようにと必ず使わせている。スーパーで買い物をする際、「お菓子が欲しい!!」と駄々をこねる娘たちに対し、お気に入りのゲームをさせて落ち着かせることもある」p.32
なるほど・・・。(笑)
「家事の間もスマホを与えておけば安心だ。子どもがおとなしく座っているうちに揚げ物をしたり、食器を洗ったり、ベランダで洗濯物を干したりできる。単に家のことが片付くという話ではなく、子どもが調理器具にさわってヤケドをするような危険も防止できるから「一石二鳥」だと笑う。」p.32
あまりにも説得力がありすぎて(笑)、ちょっとコワくなるのはわたしだけであろうか? 次には子育てママのナマの声がそのまま引用される。
「「世間では、スマホなんかに頼って子育てをして、と批判もあるでしょう。でもそれは、今の子育てを知らない人の考えだと思いますね。以前から子どもをおとなしくさせるのに、テレビを見せたり、お菓子を食べさせたりしたでしょう。そういう形がスマホに替わっただけの話です。現実に役に立っているし、子どもも喜んでいる。わたしのストレスだって減るから、結果的には子育てがうまくいくことになるんじゃないでしょうか。」」p.33
ムムムムム・・・。いやはや、庶民の論理のしたたかさに、ちょっとクラクラしそうである。(笑)しかも、これは4年前である!さらに追い打ちをかけるように別のママの声が続く。
「「ママ友同士でもこどものスマホ利用を話題にすることがありますが、私の周囲ではみんな肯定派です。いつでもどこでも使えるし、子どもの反応もいい。なんといってもお金と手間がかからないことが大きいです。クレヨンやノート、おもちゃ、絵本、そういうものを買わなくてもスマホだけあればいろんな遊びができます。しかも新作がどんどん出るので、飽きっぽい子どもにはピッタリだと思います。ちょっと遊ばせてまた次、今度はこれと試そうってできるから、タダで使えるおもちゃ箱を持っているようなものですよ。」」p.34
うーむ、スマホ依存もここまで開き直られて自己正当化されると、「もう勝手にしろや!どうぞ、どうぞ!」と言いたくなる。まあ、これが現実なのであろう。(笑) 
そして、これは4年前の 2017 年の話なので、4年後の現在(2021年)では、母親と幼児のスマホ依存はさらに深まっていて、もはや “スマホなしの子育て” はあり得ないくらいになっているのではないか?(笑)
第4章の「エンドレスに飲み込まれる人々」 では、以下のような話が語られる。(太字、画像は引用者)
「ところが今、自分の意思とは無関係に、否応なくスマホを手放せない人たちが現れている。業務用、会社支給のスマホを使うことで位置情報やリアルタイムの状況を管理され、延々と拘束されてしまうのだ。」p.165
“デジタル的監視社会” は中国のことかと思っていたら、自由と民主主義の日本でもじわじわと同等の監視システムが “政府” よりも “民間” から広がりつつあるようだ。(笑)
「スマホを使った勤怠管理や行動把握、場合によっては物理的、精神的な監視下に置かれるような状況も出現している。」p.165
「飲食店向けの店舗管理を行う会社で営業職をする山本(仮名・30歳)は、「会社支給のスマホを使うと、自分が奴隷になったような感覚です。」と嘆息した。現在地や移動ルートがスマホのGPS 機能で上司に把握され、一日の行動を監視されているという。」p.166
これはほとんど ジョージ・オーウェルの「1984年」の世界 だ。(笑)
この話は2017 年の話だ。4年後の今の状況をちょっとネットで調べてみた。以下は 2021年 のデータである。
「スマホの会社支給は半数以下」と言っているが、“半数近くもある” ことに驚くのは、わたしだけであろうか? しかも、昨今では、“業務用に特化したスマホやタブレット” もかなり出回っているではないか!もう逃げ場はない!(笑)
「スマホの危険性」 とは?
さて、一般的に、携帯電話やスマホの 「危険性」、「ヤバさ」 というと、日本では
1)「ネット上で金銭や個人情報等が騙し取られること」 と、
2)「特に未成年がネット犯罪に巻き込まれること」 
の2つが問題になるようだ。どちらも、要するに “ネット犯罪の被害者になる可能性” であり、日本ではそれを 「スマホの危険性」 と言っているようなのだ。この 「危険性」 とは、けっきょく金銭的被害、精神的被害、性的被害のいずれかである。なぜか日本では スマホの電磁波による物理的で日常的な “健康被害” については、ほとんど問題にされない。実際、この「スマホ廃人」 という本でも、「スマホの危険性」 として、特に未成年の女子のケースを取り上げているが、“電磁波による健康被害” については、まったく言及がない。あまりにも庶民目線で問題を追っているとこうなるのだろう。実際、海外の動向への目配りが乏しく、せいぜいが「スティーブ・ジョブズは子供にスマホを与えなかった」 というような話どまりだ。(笑)けっきょく、日本の大衆の度の過ぎたスマホ依存を面白おかしく紹介しているのにとどまっている印象だ。たしかに、“ネット犯罪の被害者になる可能性” は存在することは存在するが、これが主たる危険性と認識されている日本に対して、海外では別の危険性も問題になっていることも触れるべきではないか?
以下の検索結果は日本語と英語で比べたものである。images  で検索すると、カテゴリー別になって表示されるので、全体像を把握しやすいメリットがある。それをさらに色分けしてみた。日本語で 「スマホの危険性」 を検索した結果では、ネット犯罪、つまりセキュリティ関連の危険性(黄色の枠)が圧倒的に多く、カテゴリの半数を超える。“oppo” や “中華スマホ” が出てくるのは、個人情報が中国に盗まれるという、セキュリティ上のリスクによるものであろう。そして、次に来るのは、「歩きスマホ」等の、スマホによる不注意事故(緑の枠)のリスクに関したものである。スマホの危険性としては、主なものはこの2種類だけである!
以下は、英語で検索した結果である。ただし、なぜかフランス語の検索結果も混じっている。
黄色の枠 は、日本にもある “セキュリティ上のリスク” であり、未成年(teens, children, teenagers)に対する懸念が海外でも現れている。しかしそれでも全体の4分の1ほどだ。
赤枠 は、“電磁波” “健康” に関したリスクである。これは日本語での検索ではほとんど出てこないものだ。この重要なカテゴリーが丸ごと抜け落ちて、黄色と緑の枠だけになっているのが日本なのだ。
紫色の枠 は、“スマホ依存” の危険性である。これは今回取り上げたほとんどのスマホ本の中心的テーマでもあり、事実としてはたしかに日本にも存在している。しかし、日本語で「スマホの危険性」で image 検索してもカテゴリとしては出てこないのだから、問題意識としては日本では表面化していないことを物語っていると言える。しかし、海外(英語、フランス語圏)では、“addiction 依存”  “スマホ依存 smartphone addiction” としてキーワード化している。
日本では、“歩きスマホ” で人にぶつかることを除けば、“ネット犯罪“ に巻き込まれるリスクこそが “スマホの危険性” の最大のものと認識されているようだ。海外でももちろんネット犯罪は存在し、当然その被害もあるが、“スマホの危険性” としては、“電磁波” や “依存性” も問題になっている。“セキュリティ上のリスク” はたしかに存在するが、誰もが日常的にその被害を受けているわけではなかろう。スマホを使う老若男女が 金銭的被害、精神的被害、性的被害 を日々こうむっていると言えるだろうか?せいぜい、「そういうことも起きるかもしれないから、注意しよう」 という程度のことだろう。しかし、スマホの電磁波による直接的で物理的な被害である、“健康被害” はスマホを使う老若男女が日々リアルタイムでこうむっている実害である。ただ、電磁波が人間の目には見えないだけである。さまざまな健康障害が発生しているのだが、まさか目にも見えない電磁波が原因だとは思わないのだ。しかし、海外では目に見えなくても、実際に健康被害に関連付けられて問題視されているという現実がある。
どうやら日本ではマスコミと電通が巧妙に操作して、最も重大な “電磁波の危険性” を隠蔽するために “ネット犯罪の危険性” を過剰に警告している疑いすらあるように思う。つまり、スマホ、携帯電話、WiFi、インターネットといった “無線通信インフラに関しての危険性” には、セキュリティ(PCウイルスワクチン、フィルタリング等)の向上で十分に対処できるような錯覚を与えているのだ。手品のような “問題のすり替え” である。(笑)
さて、今回取り上げた6冊の “スマホ本” の中で “電磁波の危険性” を問題視している唯一と言っていいほどの本が、以下の最後の本である。
◆「スマホ汚染」 古庄弘枝 鳥影社 2015
この本のサブタイトルは「新型複合汚染の真実!」 であり、ノンフィクションライターである著者の問題意識はかなり広範で、しかも掘り下げも深い。今まで見てきた5冊のスマホ本はすべて新書本であるが、この本は単行本で 500 ページもある労作である。タイトルに 「スマホ」 が入っているが、スマホが最も身近な電磁波源であり、著者は電磁波の危険性を特に問題視しているからである。それでは、この本は電磁波の本なのかと言うと、そうとも言えない。著者が危険とみなすものは、まだ他にもある。右の、本の赤い帯の裏表紙部分をご覧いただきたい。
著者は、今日 “環境破壊” がさまざまなレベルで進んでいることに警鐘を鳴らしている。もちろん、その筆頭は “電磁波環境の破壊” である。その最も身近な例として、スマホがあるということだ。電磁波(電磁放射線)には以下のように自然のものと、人工的なものとがある。
著者にとって、電磁波問題はスマホに限定されない。当然だろう。スマートメーターも、WiFiも、5Gも、ユビキタス社会も根は同じで、“人工の電磁波” が問題なのである。それでは、人工の電磁波の何がいけないのか? すでに上でも論じたが、筆頭は “健康被害” である。以下のリストをじっくりご覧いただきたい。あなた自身に該当する項目はゼロだろうか?すでに前記事で取り上げた4冊目の 
「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった」 奥村歩 青春新書 2017 では、以下のような文があった。
「「スマホ認知症」や「脳過労」の患者さんは、記憶力低下やもの忘れ以外にも、決まって多くの体調不良を訴えられます。具体的に症状を挙げると、だるさ、疲労感、頭痛、めまい、不眠、肩こり、腰痛、冷え、動悸、息切れ、吐き気、便秘、下痢、胃痛、腹痛、食欲不振など。」p.44
ほとんどの “スマホ本” は、“電磁波源” としてのスマホの有害性、危険性に触れようとしない。まるで、“電磁波問題” が “マスコミ業界におけるタブー” であることをあらかじめ知っていて必死に避けているかのようなのだ。(笑)なお、電磁波源としては、基地局アンテナ や  WiFi  や 5G といった、スマホ使用を可能ならしめるインフラ全体としての電磁波環境を想定すべきである。“スマホ” は誰の目にも見え、文字通り手で触れることもできる。しかし、それを “ワイヤレス通信端末” として機能させている “電磁波じたい” は目には見えないのだ。現代社会において、多くの人たちはこうした目に見えない濃密に錯綜する有害な電磁波の海に浸かって生活している。しかし、どっぷり浸かっていても、目には見えないので、ほとんどの人はそんなものはあたかも存在していないかのようにして毎日生活している。ここが多くの “スマホ本” に共通する “スマホ元凶論” の落とし穴であり、多くの人々の盲点なのだ。医師や精神科医はたしかに専門家であろうが、電磁波は専門外だ。そして、専門家ほど自分の専門外のことについて語ることはタブーと思って、自分のタコツボから脱け出せない。そして、自分の専門分野から一歩も出ずに “スマホ元凶論” でほとんど説明ができる錯覚に陥るのだ。アフリカから日本に来た人が、「おみやげに何がほしいですか」と聞かれて「水道の蛇口」と答えたことがあるという。蛇口をひねるだけで安全な水がいくらでも出てくる “恩恵の源泉” だからだ。スマホを問題にする多くの人々は、電磁波を使ったワイヤレス通信のインフラが視野に入っていないので、端末に過ぎない “スマホ” という道具が “恩恵の源泉” から今度は “諸悪の根源” に変わっただけなのだ。水道の端末に過ぎない “蛇口” しか見えていないのと同じなのである。(笑)
さて、「スマホ汚染」の著者は、特定の分野の専門家ではない強みもあってか、より広い視野で物事や問題を見ることが出来ているように思える。実際、海外の動向への目配りも怠らない。この本の目次をお見せすれば、どれだけ広く、深く掘り下げているかがわかろう。とは言え、本書は大著であるので、12章あるうちの5章までである。それでも大変な量だ。それぞれの章に赤で見出しをつけてみた。
「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった」の著者は、以下のように語っていた。
「そして、「スマホ認知症」や「脳過労」をちゃんと治さずに、こうした不調症状を放っていると、ほとんどの方がうつ病に移行していくようになる」p.44-45  
こう語る著者は「日本うつ病学会」の会員でもある。
脳波は超微弱な電磁波である。スマホ、WiFi  の電磁波は非常に強く激しいマイクロ波という電磁放射線である。強烈な人工的電磁放射線が人間の脳や精神状態に何らかの悪影響を与える可能性は皆無だろうか?1から5までのスマホ本のすべてにおいて、子どものスマホ使用に関しては、たしかに強い警告がなされている。子どもの方が “スマホという依存物” に対して大人よりも無防備だから、はまりやすいからというのがその理由のようだ。そして、「スティーブ・ジョブズは子供にはスマホやタブレットを与えなかった」という話などにつなげて、ネット時代の輝かしいヒーローの権威にひれ伏しているのだ。(笑)しかし、今まで見てきたスマホ元凶論の5冊のいずれも、“子どもの方が大人よりも電磁波に対して、より無防備で、より悪影響を受けやすい” という “物理的、解剖学的現実” についての言及はいっさいないのだ。そもそも 「電磁波」 という単語すら、1~5の新書版の5冊にはいっさい出てこないのだ。けっきょく “スマホ” を “ポケットに入る蛇口” のようにしか捉えられていないのだ。情けない限りである。(笑)
さて、最後に紹介した 「スマホ汚染」 は、実は6年前に出版された 2015 年に、すでにわたしは読んでいる。今回、他の5冊を読んだ後にあらためて読み直したが、最初に読んだ時のインパクトがよみがえってきた。わたし自身、この本の影響を受けていると思う。振り返ってそう思う。スマートメーターの危険性を知ったのもこの本のお陰であったと思う。この本は、スマホを入り口として “電磁波問題” を広く扱っているという意味で、他のスマホ本の中でも頭一つ抜きん出ていると言える。6年経った今でもそうなのだ。残念なことだが、他のスマホ本が 「群盲象を撫でる」 のレベルにとどまっているのだ。スウェーデン人は除外するとして(笑)、他の新書本の著者たちは執筆前に 「スマホ汚染」 を読んでいないのだろうか?もし読んでいないとしたら、同じく 「スマホ」 を含んだ書名の本を書く立場として、まったく調査不足、勉強不足であろう。仮に読んでいなくても、スマホという “無線通信端末” についての本を書くのであれば、それを機能させている “電磁波” について何らかの言及があってしかるべきであろう。逆に、読んでいるのだが、それでも電磁波については敢えていっさい触れていないのだとしたら、非常に偏屈な発想であり、却って視野の狭さをさらけ出す結果になっている。
“スマホ” には以下の3つの側面がある、とすでに書いた。
1)ワイヤレス同時通信端末(多機能携帯電話)
2)依存物
3)有害な電磁波源
スマホの “電磁波源” としての側面と言うと、“点” のイメージがあるが、実際は社会を覆う “面” である。つまり、“電磁波環境” なのである。より正確に言えば、“社会のワイヤレスインフラを支える人工的電磁波層” である。この “人工的な電磁波層” は、現代の科学技術をもってしても、人間を含む生命全般にとって無害なかたちで成立させることは不可能である。ということは、そうした “人工的な電磁波層=スマホの電磁波” は、原理的に 人体や地球の生命全般にとって有害かつ危険なものである。そして、この “人工的電磁波層” は “5G” などによって、ますます濃密に人間社会にのしかかっているのだ。非常に危険なものなのであるにもかかわらず、この電磁放射線は単に「目に見えない」というだけで、問題にされていない。それどころか、目に見えない電磁放射線の危険性を語ると、“オカルト扱い” するおかしな人間もいるほどだ。(笑) しかし、原子力(核)発電所が事故の際に放出する “放射線” も帯域は異なるが、同じ “電磁放射線” であり、同じように目に見えないことを忘れてはいけない。以下の1~5のスマホ本は、“ごく狭い可視光線の帯域” の範囲で物事を見ているようなものだ。それに対し、6のスマホ本は “より広い不可視の帯域” までも視野に入れて物事を論じていると言える。
・「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 2021  ★★★☆☆
・「スマホ依存から脳を守る」 中山秀紀 朝日新書 2020 ★★★☆☆
・「スマホが学力を破壊する」 川島隆太 集英社新書 2018 ★★★☆☆
・「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった」 奥村歩 青春新書 2017 ★★★☆☆
・「スマホ廃人」 石川結貴 文春新書 2017 ★★★☆☆
・「スマホ汚染」 古庄弘枝 鳥影社 2015 ★★★★★

ザウルスの法則
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ハワード・ヒューズ....20年間の密室暮し〜大富豪の奇妙な人生
20年間の密室暮し
ハワード・ヒューズ(1905〜1976)は映画プロデューサーとして,また世界有数のアメリカの大富豪として知られているが,それよりも生前から謎につつまれた伝説的な人物として有名であった。50 歳をすぎる頃から公開の場に姿をあらわすことをやめ,その生活は秘密の厚いヴェールにおおわれ,その死亡は遺体解剖と指紋照合とによって確認されるほどだった。この謎の大富豪をめぐってはさまざまな憶説がとびかいにせの伝記が出版されたりしたこともあったが,彼のかっての部下が書いた信頼できる手記などが発表されるに及んでわかってきたのは,彼もまた淋しい大富豪の一人であったという事実である。もちろん、彼ははじめから大富豪でも孤独な人間でもなかった。人間というものは行を先が皆目見当のつかない生きものである。老年になって若い頃の願望を達成するのはそれはそれで願わしいことではあるが,順望の実現が必ずしも願わしい結果を生むとはかぎらないのが人生という長すぎる旅路である。
彼は10代のはじめに四つの人生の目標をたてた。
1.世界一のゴルファーになること
2.一流の飛行家になること
3.世界で最も有名な映画プロデューサーになること
4.世界一の大富豪になること
このうち,1を除き他の3つの目標はほぼ達成された。世界一の大富豪という目標については,世界一はともかく,莫大な富の所有者になったのは事実である。父親から工作機械側造会社を相続したヒューズは,この会社から得た資金を飛行機メーカー,エレクトロニクス産業,航空会社,映画産業,レジャー産業などに投資して「ヒューズ帝国」と言われる大企業集団を築いた。ラスベガスのカジノを買収し,そのあがりの15パーセントは酒もタバコもやらないヒューズの懐にはいった。映画プロデューサーとしては1920年代後半から約30年間にわたって映画の製作にたずさわり,ジーン・ハーローやジェーン・ラッセルなどの肉体派女優を売り出し,凡作が多かったがアクションを取り入れたり,セックス・アッピールを売りものにしたりしてともかくも世に知られた。......
■細菌恐怖の世界
たいていだれにもなにかこわいものがある。カミナリがこわいという人がいる。毛虫がこわいという人がいる。蛇がこわいという人がいる。『ロジェ同義語辞典』を見ると,60以上の恐怖症が列挙されている。たとえば,尖端恐怖症,対人恐怖症,雷恐怖症,爬虫類恐怖症,書物恐怖症,広場恐怖症,閉所恐怖症,高所恐怖症,水恐怖症(恐水病).....。この世に存在するほとんどすべてのものが恐怖の対象になりうるわけであるが,たいていの人はなにかこわいものがあってもふだんはそんなことは忘れているものだ。カミナリのこわい人はカミナリの音を耳にするや恐怖にとらわれるが,カミナリが去ればけろりとしたものである。
ところが,いつもなにかがこわいと思い続け,それが頭からはなれないようになるとことは面倒になる。その恐怖の対象といつも戦っていなければならなくなり生活のすべてはその戦いのために犠牲にされるという事態にたちいたる。ハワード・ヒューズの身におこったのはまさにこういうことであった。いまでは彼が細菌恐怖症 (bacteriophobia)にとらわれていたことは,彼を親しく知る人びとの証言ではっきりしているが,はじめは単なるきれいずきといった程度だったようである。それというのも両親が早死にしたので(50 代で死亡),ヒューズは自分も早死にするかもしれないとおそれ,命をむしばむ細菌を警戒するようになったためであった。風邪をひいている人は避け,家に帰ったらうがいをする―たいていの人がしているのと同じことをヒューズも励行していた。ところがやがて50 代にさしかかるころから,人ごみを極度におそれだれとも握手をしなくなり,人に会うのを避けるようになった。そしてたとえばドアの取っ手に触れるのをきらい,部屋の出入りにはだれかにドアをあけさせた。どうしても自分であけなければならないときには、ハンカチで取っ手をつかんだ。ヒューズはすべては「長生き」のためなのだとまわりの者に説明した。病気になることを彼がどれほどおそれたかを語るこんなエピソードがある。あるとき,のどに異常が生じたと思いこんだことがあった。彼は一週間というものひとことも喋らず,会話はすべて筆談で通した。のどの調子がもとにもどるとふたたび喋りはじめた。一週間も口をきかないというのは並大抵のことではない。よほど堅い決意と思いつめた心がなければできるものではない。わずか一日でも口をきいてはいけないと言われたら,たいていの人は閉口する。しかし彼には執念にとらわれた人間に特有の忍耐力と持続が,病気にならないようにするためどんな困難もものともせずに実行できたのである。
■二十台のシボレー
はじめはきれいずきといった程度だった人間がこれほどの細菌恐怖症になったのはどういうわけなのか?心に変調をきたすことになるきっかけや原因はなかなか特定しがたいものであるが,その原因のひとつと思われるのは、50歳近くになる頃から、自動車事故の後遺症によるものと見られる神経衰弱の兆候を示したことである。そして細菌恐怖症とともに彼を一種の孤独地獄とも言うべき密室にとじこめることになったのが,極度の秘密主義である。ピュリツァーも秘密主援者であったが,ことによると世の孤独な大富豪の共通点として秘密主義をあげることができるかもしれない。経営上ならびに一身上の秘密保持のために,そして護身のために20台のシボレーを買い,毎日ちがうシボレーに乗ることにしていたが,ヒューズのすることはなにごとも極端である。どう考えても20台は多すぎはしないだろうか?そのうえ「そっくりヒューズ」の男まで雇っていたのであった。ヒューズに接する者はすべて口のかたい人間でなければならなかった。彼は専任の理髪師を雇っていたが,ヒューズのことについて新聞記者などに話をもらしたりするとただちにくびになり新任が採用された。口がかたく規律をよく守るというのでモルモン教徒の理髪師が選ばれた。もちろん理髪師にも完璧な清潔が要求され,調髪にあたっては,手術に臨む者がするように両手をよく洗ったうえで外科用のゴム手袋をはめ,けっしてヒューズに話しかけてはいけないことになっていた。その徹底した秘密主義を如実に物語っているのが厳重このうえない身辺警護である。彼は家庭というものを持たずホテルに住んでいたが,いつも最上階のすべての部屋を占領し,ヒューズがいる部屋の真下の部屋はあいたままにさせた。もちろんだれか「敵」に盗聴などされないためである。ヒューズが占領する最上階は8時間勤務三交代制でガードマンによって警備され,最上階のエレベーターの前には武装したガードマンが待ちかまえるというものものしさに加え,ドイツ産の大きなシェパードをつれたガードマンが屋上をパトロールするという念の入れようである。
晩年のヒューズはラスベガス,バハマ,カナダのバンクーバー,ニカラグア,ロンドン,ふたたびバハマへというように各地を転々としてホテル暮しを続けていたが,いつも移動は極秘のうちに行われた。ラスベガスからバハマに移るときなどは雇っていた警備員にも内緒で,夜明け頃を見計らって非常階段から「脱出」するという有様である。このように細菌恐怖症と極度の秘密主義にとりつかれた大富豪は真っ暗なホテルの密室にとじこもって生きるという,まるで蓑虫歯ごもりの金のような生存様式を選び,それ以外の生き方ができなくなっていた。そしてテレビを見ることもなくなり,新聞を読むわけでもなく,外部からの情報の入手も途絶し数メートル四方の空間が彼にとっての世界のすべてとなった。一日中そして一年中,そのわずかな空間のなかを歩きまわったり,大部分の時間はベッドに横になったりすること,それが彼の行動のすべてである。彼は閉所恐怖症にだけはならなかった。
■感覚遮断の実験
ところで人間の精神活動は外界からの何らかの刺激を受けることによって営まれるものである。自然の風を眺めたり,人間の顔を目にしたり,人と話をしたり,本を読んだり,音楽を聞いたり,絵画や彫知を見たり―人間の精神活動をうながすためには外界からの刺激が必要だ。人間の精神活動の中心にあるのは意志や意欲といった,心のなかに秘められたものであるが,それだけでは精神の活動は雲のようにつかみどころのないものとなる。外界から得る刺激は彫刻家にとっての大理石のようなものであり,意志や意欲はノミと槌である。両者が用意されてはじめて精神は健全な活動を保証される。ところが外界からの刺激がなくなったらいったいどういうことになるだろうか?
感覚是断実験の実験報告によると感覚を遮断された密室の状態にないあいだ置かれた人間は,まず注意力や思考力が減退しやがて幻覚が生ずるようになるという。たとえば机がいくつもいくつも積み重なっているといった幻覚を見る。はじめは自分が見ているものは知覚であるとわかっているが,やがてそれを現実の映像と思い込むようになってしまう。あるいは幻聴が生ずることもある。このような実験からはっきりわかってきたのは,人間は外部からの感覚の刺激を遮断されると,感覚や知覚に変調をきたし正常な思考力を失うということである。
ヒューズが置かれた状況は,まさしくこのような感覚遮断実験のための実験室にほぼ等しい。彼の晩年は感覚遮断実験にささげられたようなものである。残念なことに彼が「実験室」のなかでどのように感じ,どのように考えていたかについてはわかっていないが,たぶん幻覚を体験したことはまちがいないだろう。また「ヒューズ帝国」に対して密室から出す指令などもだいぶ混乱していたのではなかろうか。もはや「ヒューズ帝国」は彼の手の届
かないところにあったのではなかろうか。彼は自分を巨大な企業集団の支配者だと思い込んでいたが,実のところ彼が自由にできたのは自分をホテルの密室にとじこめておくための費用だけにすぎなかったのではなかろうか?ヒューズは細菌の巣である世界,自分をつけ狙う「敵」でいっぱいの世界をシャットアウトしようとした。しかし気がついてみるとヒューズ本人の方が世界から隔離されていいのではなかろうか?そのことに気がついていたかどうかはわからないが,しかし気付いたところで,彼もはや密室から外の世界に脱出することはできなかった。「ヒューズ帝国」の幹部達は,いつまでもヒューズがホテルの最上階の密室に滞在することを望んでいたに違いない。彼はいわば監禁の身であったのだ。すべては相互のはたらきかけのなかにある。押す着は押される者でもある。頬を打つ手は頬によって打ち返されてもいる。自分を世界から隔離することは同時に自分が世界から隔離される事でもある。....
―孤独の研究,木原武一,    
       
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2023年1月19日木曜日

[メンタル] SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い


[メンタル] SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い
SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い10代の子を対象にした研究で判明した
The New York Times
2023/01/07 9:00
SNSを頻繁に使う子と使わない子では脳機能の発達に違いがあることがわかったという(写真:Jake Images/PIXTA)
ソーシャルメディア(SNS)の使用は子どもたちにどのような影響を与えるのか。SNSはすでに子どもの間で大きく普及し,いわば巨大な社会実験がフルスピードで進行している状況だ。子を持つ親や政策担当者がその影響を見極めようとする中,同分野の研究からは気掛かりな傾向も見え始めている。ノースカロライナ大学の神経学者らによる新たな研究は,これまでにない試みとして12〜15歳の中学生の脳を継続的にスキャンした。12〜15歳というのは、脳が急速に発達する時期にあたる。
■SNSの使用度合いで脳発達に顕著な違い
その結果12歳ごろにSNSのフィードを習慣的にチェックしていた子どもたちは,ある特有の発達傾向を示すことが確認された。
仲間からの社会的報酬に対する感受性が時間とともに強まっていたのだ。
反対にSNSの使用が比較的少なかった子どもたちではそれとは逆の傾向が見られた。アメリカ医師会(AMA)の学術誌『JAMA Pediatrics(小児科学)』に1月3日付で発表された同研究は,SNS使用と関連した脳機能の変化を数年にわたって捉えようとした初めての研究の1つだ。著者らが認めているように、この研究には重要な限界もある。思春期は社会的な人間関係が拡大していく時期であるため、もともと仲間との結びつきを強める傾向にあった子どもがSNSをより頻繁に使うようになり、それが脳の発達傾向の違いとなって表れた可能性もある。「SNSが脳を変容させているという因果関係は主張できないということだ」と、同論文の著者の1人でもあるノースカロライナ大学チャペルヒル校のエヴァ・テルザー准教授(心理学・神経学)は言う。
その一方でテルザー氏は、こうも付け加える。「SNSを習慣的にチェックしているティーンは脳の応答の仕方に著しい変化が見られるため、大人になってからも続く長期的な影響をもたらし、その後の脳の発達条件を左右する可能性がある」。
研究チームは、ノースカロライナ州の田舎の中学校で6〜7年生(日本の小学6年生と中学1年生に相当)の民族的に多様なバックグラウンドを持つ169人の生徒を調査。フェイスブック、インスタグラム、スナップチャットのフィードをどれくらいの頻度で確認しているかを尋ね、頻度別に生徒を分類した。SNS使用には12歳くらいでも特徴的なパターンができていた。SNSを習慣的に使用している生徒は、フィードを1日に15回以上確認していると回答。中程度に使用している生徒の1日の確認回数は1〜14回、SNS使用が習慣化していない生徒は1日に1回未満だった。被験者には約1年おきに脳全体のスキャンを計3回行った。スキャンは、成功すれば仲間が笑顔を見せ、失敗すれば睨んでくる、という形で報酬と罰が与えられるコンピューターゲームをプレイさせている最中に行われた。
■SNS利用で活動が高まる3つの脳領域
報酬処理回路
特徴抽出に関わる脳領域
前頭前皮質
SNSを頻繁にチェックしている子どもたちでは、ゲームのプレイ中に脳の3つの領域で活動の高まりが見られた。賞金を得たり、リスクの高い行動に出たりといった経験にも応答する報酬処理回路、環境の中で目立つものを見つける特徴抽出に関わる脳領域、調整と制御に関わる前頭前皮質の3つだ。「SNSを頻繁にチェックしながら育つティーンは(そうでないティーンに比べ)仲間の反応に過敏になる」ことを示す結果だと、テルザー氏は解説する。この発見は、脳の変化の傾向を示すだけであり、変化のレベルを示すものではない。こうした変化にメリットがあるのかデメリットがあるのかも不明だという。SNS分野の研究者からは、この発見から過度に一般化した結論を導き出すべきではないとクギを刺す声が上がっている。
「今回の発見が示しているのは、人生のある時点におけるSNS使用が脳発達に影響するということに過ぎず、影響がどれくらいなのか、その影響が良いものなのか悪いものなのかはわかっていない」。スタンフォード大学ソーシャルメディア・ラボの創設ディレクターで、今回の研究には関与していないジェフ・ハンコック氏は、SNS以外のさまざまな要因が脳の変化に影響を与えた可能性もあると指摘する。

東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/644435?page=3

2022年6月8日水曜日

[健康] 電磁波の健康被害と対策


パソコンのWiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たないことが証明された
投稿者 てんさい(い) 
日時 2013年5月26日09:38:35: KqrEdYmDwf7cM
https://twitter.com/tokaiama/status/338429733446512640
パソコンのWiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たないことが証明された 無線ルータは危険だ再びケーブルに変えないと 
面白い実験。電磁波シールドパンツを着用する業務もあるようなので侮れないかも。ただ山頂の中継局周辺で植物が育たないという話を聞かないのは不思議→QT @tokaiama …WiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たない
HiFiの周波数はギガヘルツ帯のはず 電子レンジやオービス,自動ドアなどと同じだ これはエネルギーが非常に強いマイクロ波なので,遺伝子に悪影響を与える
★てんさい(い)コメント:
この実験,「発芽」という細胞分裂がもっとも盛んな状況で実験したのが成功の秘訣と思う。
電磁波の影響は距離の2乗に反比例するから,距離が2倍になれば影響は1/4。
追加試験も簡単。気温約20度なら種の発根は10時間,発芽も25時間程度。
電磁波測定器を4000円弱で購入してあちこち計ってみたが,
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0013P6ZJQ/asyuracom-22
生活空間で電磁波が強いのは掃除機,冷蔵庫。
掃除機は50cm離しても警告びんびん。1m離れれば問題なし。
住居に関連するものでは,
電柱に時々付いている灰色のバケツ。変圧器。
これは相当電磁波が出てるので5メートルは離れたい。
以前2Fの部屋のすぐ前に変圧器がある部屋に行った時は
頭がいたく,だるくなる,と言ってた人がいた。
電柱からの電源引き込みパネルからも電磁波が出てた。
1メートルは離れたい。
そして横綱は携帯基地局。
携帯基地局からは100メートルは離れたい。
各国の中継基地からの電磁波規制
(体表面1cm2当たりの被曝量)
日本(1.5GHzの場合)
ICNIRP
イタリア
中国
スイス
ロシア
ザルツブルグ(オーストリア)
アメリカ
1mW(ミリワット)=1000μW(マイクロワット)
https://www.google.com/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=site%3Awww.asyura2.com&q=%8Cg%91%D1%81%40%8A%EB%8C%AF&btnG=%91S%81%9A%88%A2%8FC%97%85%81%F4%8C%9F%8D%F51
携帯は頭に密着して使い,体に密着させて持ち運ぶ。危険度は?
電磁波の人体への影響~携帯電話の危険性は電子レンジの比ではない!
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/620.html
今回のネタもとの自動翻訳ページ
http://honyaku.yahoofs.jp/url_result?ctw_=sT,een_ja,bT,uaHR0cDovL3d3dy5saXZlbGVhay5jb20vdmlldz9pPWNkM18xMzY5NDI4NjQ4,qfor=0
Science Project Finds Plants Won't Grow Near Wi-Fi Router
科学プロジェクトは,植物がWi-Fiルータの近くで成長しないとわかります
デンマークからの五つ9学年の若者好きは,科学界で物議を引き起こしている科学実験を最近つくりました。
それは,観察と質問から始めました。彼らが夜に頭の近くで携帯電話で眠るならば,彼らがその翌日学校で集中するのにしばしば苦労したと,女の子は気がつきました。彼らは人間で携帯電話の放射線の影響を検査したかったです,しかし,彼らの学校(デンマークのHjallerup学校)はそのような実験を取り扱うために器材を持っていませんでした。それで,女の子は,その代わりに携帯電話放射線の植物に対する効果をテストする実験を設計しました。
女の子計算にとても一致している2台のルータの次に,学生はLepidium sativumで満たされる6つのトレイ,放射線のない部屋への一種のコショウソウと種の6つのトレイをもう一つの部屋に入れました。そして,普通の携帯 電話と同じ放射線のタイプについて発されました。
次の12日の間,女の子は彼らの結果を観察して,判断して,考察して,写真を撮りました。実験の終りまでに結果が露骨に明らかなa?であったが」ルータの 近くに置かれるアブラナの種は成長しませんでした。彼らの多くは,完全に死んでいました。他の部屋に植えられるアブラナの種が,ルータから離れて,成功す る間。
実験は,女の子(下記を描きました)トップ栄典を地域の科学競争と世界中の科学者の関心で得ました。
キムHorsevadによると,デンマークのHjallerup Skoleの先生は,そうでした
アブラナ実験は行われました,神経科学教授
スウェーデンのKarolinska研究所,繰り返すことに関心がある
制御された専門の科学的な環境の実験。
コメント
01. 2013年5月28日 20:03:31 : KKUQv68ch6
もう手遅れなんだよね。だめだよ。取り返しがつかないよ。人類は50年で子孫が耐える絶える。
02. 2013年5月29日 10:53:13 : nJF6kGWndY
程度問題だな
http://chiepure.blog75.fc2.com/blog-entry-32.html
うちの職場では,PCやコピー機などの横に,観葉植物を置いてます。
置き始めて気がついたのですが,
PCやコピー機の傍においてある植物の方が,他の場所の植物より,元気でよく成長するみたいなんです。
←コピー機の横の植物です
3ヶ月ぐらい前は,この半分の高さだったのですよ~
今ではグングン成長して,ここまで大きくなりました!
もうそろそろ,植え替えしてあげようかな♪
03. 2013年5月29日 10:56:51 : nJF6kGWndY
http://esd.env.kitakyu-u.ac.jp/jirei/dvd/report/h19-rep/19rep06.pdf
電磁波が私たちの生活に与えている影響を知り,正しい利用方法を考えるため,このテーマを選んだ。具体的
には,実験や学外活動調査を通して,メリットとデメリットの両面から,電磁波が私達の生活に及ぼす影響を考察す
る。このことによって,電磁波の正しい利用方法を考え,多くの人に知ってもらう。
②方法(実験や学外活動などの概要)
電磁波のデメリットを検証するため,以下のような実験を行った。
・ 電磁波防止製品の効果を調べるために,電磁波測定器を用いて実験を行った。
・ 電磁波が植物に与える影響を調べるために,ヒヤシンスで実験を行った。
電磁波の研究についての情報を以下の方々に提供していただいた。
・ エコタウン見学会に参加して,九州電力グループや J-POWER(電源開発株式会社)の方から送電線付近の電
磁波や発電時の電磁波についてお話を伺った。
・ NPO 法人 環境と健康を考える会主催の「いのちと環境を守る福岡ネットワーク」というフォーラム に参加し
て,科学ジャーナリストの植田武智様に電磁波問題についてお話を伺った。
さらに,電磁波についての知識を深めるため,文献調査も行った。
③得られた結果・提案
電磁波には多くのメリットがある反面,デメリットも存在することを知った。しかし,健康被害に代表されるような電
磁波のデメリットはうまく利用することによって軽減できるものだという事もわかった。現在世の中に流れている電磁
波についての情報は,信憑性に欠けるものが多く,電磁波についての知識が浅い人は,これらの間違った情報を
鵜呑みにしてしまう可能性がある。したがって,ひとりひとりが電磁波に対する知識を深め,適切な利用方法を学ぶ
場を提供することが重要であるという結論に至った。
そこで,電磁波の研究施設である,電磁波ミュージアムの設立を提案する。私達が提案する電磁波ミュージアム
とは,北九州市にある環境ミュージアムの様なもので,このような施設の設立によって,一般市民が正しい知識を得
ることができ,電磁波を上手く利用することができるようになる。さらに,健康被害を削減することができ,電磁波のメ
リットとデメリットを上手く使い分けることができると考えた。
担当教員コメント
電磁波が社会生活に与える影響として,単なる調査だけでなく,植物を使った実験を行うなど,内容が充実して
いる。しかし,電磁波の影響を受けて奇形した植物の例は,信頼性が低いのでさらなる調査が必要と思われる。ま
た,研究目的で,電磁波対策製品がどれほど電磁波をカットできるか具体的数値で明らかにするとあるが,結論で
はそのことが記述されていない。
3.2 奇形植物
ビアス (http://www.be-us.net/column/05shinsyou/0605/index.html)
図 3-2.1 奇形植物
図 3-2.1 は中継基地付近で発見されたもので,電磁波の影響を受けた奇形植物である。左は二段咲きのシロツメ
クサで,右は茎が肥大化したたんぽぽである。このほかにもオシベやガクが花びら化したコスモス等がある。
3.3 ヒヤシンスを用いた実験
■実験目的■
3.2 の奇形植物の例のように,電磁波は実際に植物
にも影響を及ぼすのかどうかを調べるため。
■期間■
11月8 日~11月28 日まで
■場所■
同じ部屋の中の携帯電話(写真右),パソコン横(写
真左),電磁波の影響を受けない場所(写真中央)の
3 箇所(図 3.3 参照)
■条件■
水量等の条件を揃え,上記の 3 箇所でヒヤシンスの球
根を栽培して 3 つの成長の違いを調べた。
■実験結果■
実験の過程を図 3.3 に示す。尚,図中のヒヤシンスは
左:携帯電話横,中央:基準,右:パソコン横を指す。
実験結果を表 3-3 に示す。尚,表中に記載されてい
る基準とは,電磁波の影響を受けない場所で育ったヒヤ
シンスの状態を指す。
第 1 週
第 2 週
第 3 週
図 3.3 ヒヤシンスの成長過程
平成19年度6チーム
             
★阿修羅♪ 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/834.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/897.html
   
    
    
    
    
    
    




電磁波とは?- 電磁波は何故有害か?~細胞分裂に影響を与え,生殖や成長に悪影響を及ぼす~
★阿修羅♪ > 不安と不健康15 > 865.html
投稿者 てんさい(い) 
日時 2013年6月16日20:46:56: KqrEdYmDwf7cM
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http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=277725
人工物質が肉体を破壊してゆく
http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/emf.html
世界中の著名な学者が十数年まえから電磁波の生体への影響を調査研究
し,疫学的に電磁波は生体に悪影響を及ぼすことが実証されています。
交流電力の変動磁場(電磁波)の振動で,細胞分裂のときに
再結合する寸前の遺伝子(DNA)の 塩基 配列が,揺さぶられて
トンデモナイ位置にくっついてしまう (元東京大学糸川英夫名誉教授)。
成長中の細胞は,細胞分裂がさかんです。電磁波を被曝すると,その遺伝子の鎖構造の分裂, 再結合のたびに,遺伝子障害のリスクを負うことになる。「電磁波の生体影響をもっとも強く受けるのは,成長細胞 (妊婦.胎児…)」
(ニューヨーク州立大学教授,ロバート.ベッカー博士 米国)
[人間のガン細胞に送電線や電気器具からでる60ヘルツ電磁波を
当てると, ガン細胞の増殖率を1600%もスピードアップさせ,ガンを
悪化させることが 確認できた」(米, ウインドル.ウインター)
「哺乳動物が,微弱な電磁波にさらされると,メラトニンの分泌障害が
発生する」。(92年 ウイルソン博士,英)
* メラトニンは若さを保ち,老化を防止する神経ホルモンで脳の松果体で
造られ呼吸をコントロールし,免疫を調整したり,ガンを抑制するなど,
きわめて大切な働きをする。
培養中のヒト.T細胞に,60ヘルツ電磁波を48時間照射すると,
外から進入した病原菌などの細胞に対するT細胞の攻撃能力が
著しく減少する。(ダニエル. ライル博士)
15ヘルツに変調した低周波磁界を照射すると,すい臓でのインシュリン
生産が35%もダウンする。 (83,ジョリー.リマングローバー)
電気毛布を愛用していた妊婦の異常出産は6倍
(マサチューセッツ工化大学の調査報告)。
妊娠初期(3ヶ月)に電気毛布を使用した女性から生まれた子供に先天異常児が10倍にも激増している (米,デクン.リー論文)。
「電気毛布の使用は,妊婦や子供はさけなさい」(89 アメリカ最大の消費者団体CU:コンシューマー.ユニオンの警告。)
電磁波を浴びると脳の松果体からの神経ホルモン,セロトニン分泌が抑制され,セロトニン減少でウツ状態に陥り精神に異常をきたす。最悪の場合自殺に走る (ベッカー, 米.ペリー, 英 両博士 )
暴力をふるったり,自殺するおそれのある若者を,確認するには血中セロトニン濃度の測定が,「予測因子」になることを突き止めた。(青少年問題の専門家M.J. クルエルシー博士,米).電磁波を浴びると神経ホルモンのセロトニン分泌が抑制され,セロトニンの欠損は,抑うつ病を引き起こす。
「このような抑うつ病の患者は,セロトニンが正常な患者よりも,あきらかに自殺率が高い」(1986年,スゥエーデン,M.アスバーグ)
生体に重要なカルシウムイオンやナトリウム,カリウム,リン,リチウムなどの荷電粒子が,電磁波のエネルギーを吸収して螺旋運動し,イオンが細胞膜から流出する「サイクロトロン共鳴」を起こす。(85年 リボフ博士,米)
神経細胞に16ヘルツ電磁波をあてると相当量のカルシウム.イオンが流出する「ウインドウ効果」 (77年 エイデイ博士, 米)
「チエルノブイリ原発事故後,コンピュータのVDT作業をしている人は,そうでなそうでない人にくらべて,免疫力が50%も弱くなることがわかった」。(91年 ペトロヴスカヤナ博士,ロシア.ウクライナ)
電磁波は(脳の神経繊維)ニューロン内のカルシウム.イオンのチャンネルに影響を与えるかもしれない。(カナダ,アルツハイマー研究プロジェクト,デニス.ゴーブロウ準教授)
電磁波がアルツハイマー病のリスクを増大させている(南カリフォルニア大学 ソーベル教授,米)
熱効果をもたらさない弱いマイクロ波照射でも,網膜に変化を与える(1988年,バージ博士, 米)
電磁波とは?
電磁波は電気と磁気の波です。電気の流れるところ,電波の飛び交うところには必ず電磁波が発生します。
電磁波の範囲は非常に広く放射線(γ線,x線)や光(紫外線,赤外線,可視光線)も含まれます。
電磁波は電場(電界)と磁場(磁界)が直交した波動で,電気と磁気エネルギーの波です。
電磁波の単位面積あたりの強度は,電界強度はV/m(ボルト.パー.メートル)で表し,磁界の磁気強度は一般的にはmG(ミリガウス)で表します。
生体に悪影響を与えるといわれるのは,送電線や一般の電化製品から放射されるELFと呼ばれる極低周波(0~100ヘルツ)の交流電流から発生する磁場(磁界)と携帯電話,電子レンジ等から放射されるマイクロ波(UHF)と呼ばれる極超短波(300MHz~3GHz)です。
電磁波の種類と用途は矢印こちら
高圧電線の近くに住む家庭で癌が多発している現状をテレビや新聞の報道でご存知と思いますが,電磁波は高圧線だけでなく携帯電話,家電製品,OA機器からも大量に放射され私達は毎日被曝の危機にさらされています。
電磁波は何故有害か?
人間の磁気感覚は他の生物に比べて退化していますが,人間以外の動物は,例えば地震の地殻変動による低周波磁場の影響を受け,ケイレンを起こしたり異常行動をとることが,既に大阪大学の池谷教授の実験で証明されています。
米国では,ペットだけでなく家畜も震災による磁場の変動を敏感に感知し,異常行動をとることが報告されていますし,人間の脳に低周波磁場をあてると視聴覚に異常をきたし,幻覚症状を起こすことが実証されています。地球の地磁気(磁場)と一体化した生体エネルギー(生体電流)が,人工の変動磁場(交流磁場)に共鳴し生体内の遺伝子(DNA)を損傷したり,細胞の生命活動に不可欠な原子イオンを流出させ生体に重大な影響を与えます。
磁気を感じ易い人は,電磁波に対して過敏に反応しますが(電磁波過敏症),体感するしないに関わらず私たちは日々電磁波の波間で大量の被曝を受けています。
<電磁波過敏症>: 頭痛,めまい,吐き気,視力障害,慢性疲労を誘発する。
米国では「電磁波過敏症」に苦しむ人々のために専門クリニックを開設している。スエーデン,ドイツなどでも既に認知がすすんでおり,ケアする施設が出来ています。
日本でも現在 市民団体による「電磁波過敏症ネットワーク結成準備委員会」が組織され,この問題の認知と被害者のケアに向け運動を始めました。
労働省がまとめた「技術革新と労働に関する実態調査」でもコンピューターのVDT(ディスプレイ)作業者の8割が身体的疲労を自覚しており4割がストレスを感じていると発表しています。
             
★阿修羅♪ 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/865.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/897.html
http://www.asyura2.com/09/health15/index.html
   
    
    
    
    
    
    
    
    



        
    
    
コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画 コードレスフォンが結構ひどい
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/770.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2013年3月20日20:34:08: KqrEdYmDwf7cM
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コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画
テーマ:家庭内の電磁波放出源の調査など
10月29日21時追記:
デジタルコードレス電話(DECT)や無線LANが心臓の拍動に影響を与える(不整脈)という最新研究の論文が出たようで,イギリスのPower watchが特集組んでます
http://www.powerwatch.org.uk/news/20101022-cordless-heart.asp
ペースメーカー使用者の議員さんが携帯基地局の近くなどで不整脈を訴えておられましたが!
カ ナダでは,無線LANなどwi-fiの電磁波の健康影響の問題がかなり深刻に報道されていることを何度もお伝えしてきましたが,また,無線LAN導入を廃 止する学校が出てきました。そんななか,日本は,小学校などに電子教科書(無線LANも当然入ってると思われる)を2015年に導入する計画を推進してい るらしい。教科書業界が教科書の電子化に動いているそうです。いったい誰が決めるの?そんなのにお金使う前に横浜市立本郷小学校と西本郷小学校の前の配電 線の電磁波を低減しましょうよ。西本小で夏場6ミリガウス近く,本郷小前の歩道橋上で17mGあった。Oh, My God!
カナダオンタリア州の小学校がwi-fi使用停止を決定!
http://slashdot.jp/articles/10/10/20/023246.shtml
カナダ無線LANの安全性が国民の懸念に(動画)
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10657540596.html
無線LANや基地局などの電磁波wi-fiの危険性について英国軍研究者の警告記事:翻訳の一部
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10664939402.html
今回は学校の無線LANが話題になっていますが,みなさま知っていますか?家に普通にあるコードレス電話で,デジタル式の親機のアンテナからも,24時間365日,同じ周波数(2.45Ghz)の電波が出ています。寝室や居間などに親機を置いていませんか?
カナダで電磁波問題に取り組んでいる,トレント大学のマクダ・ハバス先生が,測定結果のビデオを作ってくれました。
ス イスではすでに国民に電磁波スモッグ対策のパンフレットを作成していますが,スイスの話題も出てるようです。後半,電波強度を音や光で知らせる,たくさん の測定器を使って解説してくれてます。iPad やiPhone などの測定もしているようです。体で隠しているのに電波が通じているということは?!ぜひご覧になってください。
あなたの家でマイクロ波照射の危険性 -
http://www.youtube.com/watch?v=aAnrmJ3un1g
知 人曰く,有線の親子電話が欲しいが,どこのメーカーも製造していないようで,仕方ないので旧式のアナログのコードレス電話(少なくとも24時間電波は出さ ず,子機使用中に電波を出すような構造)を探して,松下電器(パナソニック,サンヨー,ブラザー,パイオニアなどのメーカーに彼女が電話で確認したとこ ろ,今現在,製造しているコードレス電話は,24時間365日強い電波を発するデジタルコードレス電話のみ!との回答があったそうです。子機を捨てれば大丈夫?いいえ,子機がなくとも,親機からは24時間,電波が放出されてますのよ。これは,切実な問題。みなさん,電話が壊れたら,どうします?(私は有線使ってるけど)
ドイツではすでに政府や放射線防護局が国民に勧告を出してますよ!
ドイツ政府:無線LANの代わりに有線,携帯電話の代わりに有線の電話を使うことを国民に勧告
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10133354613.html#main
あと,すでに,通話するときしかマイクロ波を出さない電磁波低減製品がドイツとイギリスでは販売されています。!
日本も至急販売すべき。小回りのきくツインバードあたりが低電磁波電話,販売してくれないかな。というか,有線の親子電話の復活カモーン
イギリスで販売されてる製品の詳細はこちら
関連
<韓国>家庭用 コードレス電話の 電磁波が 携帯電話より最高52倍も高いという 研究結果が出て物議をかもしています。
http://www.ytn.co.kr/_ln/0105_200803182150118606
参考
スイス政府発行のブックレット『環境中の電磁波スモッグ』の翻訳が完成(市民科学研究室)
http://www.shiminkagaku.org/01/shiminkagaku/06/05.html
測定結果はこちら
松下の家庭用コードレス電話で29μW/c㎡記録:自宅内に基地局アンテナ設置状態
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10076946798.html
ああ,もうなんだこれ。新しい研究がまた報道されてます。
博士Avendanoさんによる研究は,不妊とWi - Fiの使用の間のリンクを示していますコルドバ,アルゼンチンのNascentis生殖医学センターの医療チーム
http://www.corrieretandem.com/viewstory.php?storyid=10620
あなたの家の電磁波強度は如何?!
あともう一つ。基地局の電波が弱い環境で携帯を使うと,手持ちの携帯からは電源を入れている限り,ものすごい強い電波が発信されています。電波の悪いところではなるべく携帯を切りましょう。子供のいる環境ではとくに。
ついでにカナダのバンクーバー近郊でも,携帯基地局のそばでの癌発生が問題になっているようで,報道と解説がyoutubeにUPされてました。
http://www.youtube.com/watch?v=fRXe1DeDvhk&feature=related
これはどこだろう。学校そばの携帯基地局設置に,父兄と子供たちがデモ,反対の署名運動のビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=1upfd7RDLfc&feature=fvsr
関連
電磁波対策:電波を出さない有線電話(親機)とFAXはどれ?
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10335930130.html
2008-03-03 00:06:46
松下の家庭用コードレス電話で29μW/c㎡記録:自宅内に基地局アンテナ設置状態
テーマ:家庭内の電磁波放出源の調査など
TOPICS
無線LANや携帯基地局など無線機器の安全性についてEUの科学者が勧告
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10085629040.html
本日,友人の家をお邪魔しました。マンション上階なので,そこからよく見える建物の屋上にある携帯アンテナの影響が心配でしたから,マイクロ波測定器を持っていきました。
リビングに入り,測定器のスイッチを入れた途端,測定器が振り切れました。0.2μW/c㎡以上=私の持ってる測定器下段で1999μW/㎡を超過) 実際どのくらいあるんだろう。ちなみに世界20カ国の電磁波の研究者や行政官僚,NGOなどの関係者が集まって人体への影響・安全性を議論しあい宣言を 出したザルツブルグでの勧告値は0.0001μW/c㎡,,欧州のバイオイニシアティブ国際報告の勧告は屋内0.01μW/c㎡だそうです。
===================
8月6日追記:
TES92 ElectrosmogMeter(50MHz-3.5GHz)測定器で再測定したところ,親機から1m離れたところで,29μW/c㎡(ザルツブルグ勧告の29万倍)でした。
===================
私はてっきり,向かいにある,たぶん400mくらい離れた建物に,見えるだけで10本くらい立っている携帯アンテナ,その影響だと思いました。。
と思ったのですが,固定電話のコードレス親機にアンテナが あることに気がついた人が「コンセントを抜いたら変わるんじゃないの?}というので,抜いてみました。そうしたら,測定器の数値はみるみるうちに下がり, 0.0005μW/c㎡~0.007μW/c㎡を前後する位に下がりました。そうです。発信源は,固定電話のコードレスフォンだったのです。
大きな携帯電話基地局の近くの数値より高いマイクロ波を,家庭内電話機が放出とは知らなかった。携帯基地局アンテナを室内に立てているようなものではないですか。みなさんもぜひ,家の固定電話のコードレス親機がどれだけのマイクロ波を出しているか,調べてみてください。
松下電器
メーカー:パナソニック機種番号VE-PVC01L
http://mushikabu.net/buy/appliance/vepvc01l/index.html
PHSが子機に使えるタイプのもの,というウリだったみたいです。病院でも使われているPHS,と携帯会社が安全性 を強調するつもりでいうけど,PHSは日本で開発されたシステムで携帯先進国は使ってないのでは?・・・?というか病院はアンテナをどこにつけているんだ ろう。
情報追加:取扱説明書に警告表示で「飛行機内で使うな」とか「ペースメーカーそばで使うな」とあるやつがとくに該当するかも。古いのはその警告表示さえないかもしれないけど。。」
友人はアンテナのない電話(←結構安い)に買い変えるそうです。そして,とりあえずアルミホイルでアンテナと本体を覆ったら数値が激減しました。
世界中の科学者が集まって電磁波と健康の問題を議論したザルツブルグ宣言後に,こういう強いのを,売るって,どうなの?
といえば,松下電器産業の本社のある門真市って,そういえば電線下で病気多発で問題になっていたような。
でも,一般の人が情報源とするテレビや新聞では,ぜんぜん報道されないよね。
さて,みなさんも,お使いのコードレス電話,どのくらい出てるのか,調べてみてくださいね。
参考:
送電線や配電線近くの方は,低周波磁場の測定器(新型のトリフィールドメーターと か)を買うなり借りるなりして測定をお勧め。WHOも3~4ミリガウスという低レベル電磁波で小児白血病が倍増する研究を認めました。小児白血病調査とい うのは,炭鉱のカナリヤという意味があるそうです。
電磁波&鉄塔の街・門真「白血病死者18人調査」から10年,今も変わらぬ風景
http://www.mynewsjapan.com/reports/469
町 内で過去13年間に死亡した人が160人,うち82人がガンで死んでいました。血液のガンといわれる白血病で死んだ人がそのうち高圧送電線群を中心に直径 100メートルの範囲で13人,150メートルになると18人。ガンで入退院している患者が17人。死亡年齢は7歳から72歳で,夫婦ともに白血病で亡く なっている家族もありました。被害は15万4000ボルトの高圧線と14年前に地下に埋められたケーブルの周囲に集中しています。
私はこの取材ビデオを見ましたけれども,母数は117世帯,人口300人位の町内会の話です。
ところで,わが国が,オールC,というダメダメ評価をして無視しまくった下記報告は,後日,WHOの研究で主要な論文として評価されたそうです。
===================
国立環境研究所「電磁波最終報告書」の衝撃!
http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/info.html
>この調査報告はWHO(世界保健機関)への研究協力の一環として,国立環境研究所,国立がんセンター,小児がん医療機関などで構成するプロジェク トチームが1999年から実施し,小児白血病・小児脳腫瘍を対象に,高圧送電線・配電線・ 変圧器や電化製品等から発生する電磁波(磁場)と発症率の関連を調査し, 「生活環境中電磁界による小児の健康リスク評価に関する研究」と題する調査報告書をまとめ,2003年6月6日に文部科学省のHPで公開され,その全容が 明らかになりました。 調査は気の遠くなるような作業を経て訪問面接調査、環境測定等が実行されました。
その結果,0.4μT(4ミリガウス)で小児白血病のうち急性白血病が4.73倍, 急性白血病と骨髄性白血病が6歳未満で3.35倍,8歳未満で7.25倍,10歳未満で 4.32倍となりました。更に脳腫瘍の発症については10.6倍もの衝撃的な数値が報告された。 (略・フルモト商事さんのサイトから)
4ミリガウスって何って?コタツの中心部で100ミリガウス,電気毛布やカーペットでひどいのは400ミリガウス,CDラジカセに頭をつけて寝れ ば100ミリガウス,AC電源コードについてるトランス(箱)を枕の傍におけば数十~数百ミリガウス,IHクッキングヒーターは中心部が2000ミリガウ スなんて報道もあったし,蛍光灯の読書スタンドのそばとか,下の階の蛍光灯の上に寝ていれば結構な数値だったですが。考えなかったよ最近まで。。
参考までにYoutubeで測定ビデオを発見。家電は距離をとったりコードを抜けば電磁波は減衰するけど,送電線などは東京電力と相談するなりオフィス全体で対策をとるしかない。
http://jp.youtube.com/watch?v=ZsyebMqCnxM
送電線と白血病のWHO発表を受けてのニュース
http://jp.youtube.com/watch?v=V-xb9cp1MME
上記,3本電線を寄り合わせるだけで,66000ボルトの真下が0.5ミリガウスまで低減するという青梅の例,どんどん導入していっていただきたいです。欧州の多くは屋外,屋内配線などに,昔から三つあみ線,使ってるんですって。
3月12日追伸:
無線LANwi-fiの安全性について海外の問題提起ビデオがyoutubeにあがっているようです。
http://jp.youtube.com/watch?v=e_8iDgn8hP0
コメント
01. 2013年3月20日 22:21:28 : qasND9Xf1w
最後の3つのリンクは見ることができんぞ。
4ミリガウスがどれくらいのものかは以下のページを参照。
本も出している美容健康オタクのページだ
http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/200902130000/
02. 2013年3月21日 23:12:04 : 5FidTbXBPE
微量の放射線を恐れるより,もっと用心すべきものが多いという当然の話だな
有害な紫外線も放射線も電磁波(光)
低周波であっても,強度が高く,照射量が多ければ,害はでてくる
3. てんさい(い)[581] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2016年12月26日 10:34:40 : 0kUGInjLpY : VLecBnM2280[245]
▲△▽▼
>>01 美容健康オタクのページが無くなる前に貼りつけて置きました。
電磁波測定器買いました! 2009/02/13 の記事
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/905.html
             
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電磁波測定器買いました! 2009/02/13 の記事
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/905.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2016年12月26日10:32:06: KqrEdYmDwf7cMgsSC8YKzgqKBaYKigWo
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(回答先: コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画 コードレスフォンが結構ひどい 投稿者 てんさい(い) 日時 2013年3月20日20:34:08)
2009年02月13日 http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/200902130000/
電磁波測定器買いました!
みなさま,こんばんは。
今日は春一番が吹いたようですね。
早く春にならないかなーと思う今日この頃です。
さて,この前書いた電磁波問題なんですが,実はあれから電磁波測定器を買っちゃいまして!
さっそくいろいろ測りまくったのでレポートします。
まず身近なところでテレビと冷蔵庫です。
dg1
写真左がテレビですが,この通り液晶画面なせいか,こんなに近づけてもわずか0.2ミリガウス。
冷蔵庫も正面は0.2ミリガウスで,電磁波が強いとされる側面でも0.6ミリガウス。
この2つは比較的新しい製品なので,電磁波対策がかなりされていると考えられます。
洗濯機も洗濯中でも1ミリガウス。側面で1.4ミリガウスと意外と低かったです。
ただ,盲点が2つありました。
それは食洗器。
これ,うちは流し台の下についているのですが,なんと使ってなくても85ミリガウスも電磁波が出てるんですよー。
しかもその前に立つからいやになります。
dg3
直接お腹あたりに触れる上のほうは9ミリガウスでしたから,まだマシですが,極力この前では料理しないようにします(涙)
dg4
もうひとつは,炊飯器です。なんと150ミリガウス!
これ,IHの炊飯器だったんですよ。
ただし,こんなに上がるのは炊飯中だけで,保温中は0.5ミリガウス程度に下がります。
炊飯中は近寄らないに限りますね。
次に恐ろしかったのが加湿器です。
dg5
182.4ミリガウスですよー
ただし,うちにもうひとつある別の加湿器は0.3ミリガウス程度でしたから,製品によると思います。
同じく製品によるなと思ったのが電話の子機。
うちは仕事の都合で2本電話をひいているので,2種類の子機があるのですが,同じメーカーのものなのに,型番が違うだけでこんなに違います。
dg6
ちなみに0.4ミリガウスの子機のほうが,製品としては古いのですから,よく分かりません。
今後長くなりそうな電話は0.4ミリガウスのほうですることにします。
さて,問題の携帯電話です。
これはマイクロ波の問題と,通話している時の電波の問題が大きいですから,この測定器だけでは判断が難しいところがあります。
が,一応測ってみたところ,電源を入れて,通話もネットもしてない状態で76.4ミリガウスでした。
ショックだったのは,電源を切っても16.7ミリガウスも電磁波を測定出来たこと。
目覚ましがわりに枕元に置いている方は,頭から50cm以上は離したほうがいいと思います。
ポケットに入れるのは,もってのほかだと思います。
さて,次にパソコンです。
最初にデスクトップの液晶モニターで測りましたが,
dg7
見て下さい,全然ですよこんなに近くても0.4ミリガウス!
ただし,これはそう古くない液晶モニターのものでないと,こうとは限らないと思います。
パソコン本体はというと・・・
dg8
一番高いところで,側面の5.6ミリガウスでした。
本体が体の近くにある方は遠ざけたほうがいいと思います。
問題はノートパソコンです。
dg9
やっぱ本体とモニターが合体しているから,ノートはすごいんですよ。
通常体があるあたりで測ったら,6.7ミリガウス。
これ,モニターからじゃないんですよ。
むしろ,キーボードの手前のほうから出ているようです。
裏側が一番すごいです。
やっぱりキーボード別売りで買って,ノートパソコンから出来るだけ遠ざかるのは,姿勢のためだけじゃなくて電磁波対策にもいい方法です。
あと,通信会社のモデムが69ミリガウスありました。
モデムも体から遠ざけたほうがいいですね。
最後に,問題のドライヤーです。
最近低電磁波ドライヤーなるものがあるのを知って,購入したばかりだったので,その低電磁波ドライヤーと元々使っていたドライヤーと,夫が独身の頃使ってた古いドライヤーの3つを測定してみました。
dg10
すべて1200W。
左は夫ので,右は私が前使っていたドライヤー。
真ん中が,最近買った低電磁波ドライヤー。
全部最強のHOTにして,測っています。
風が出てくるところで測るのが一番電磁波が弱いのですが,さすがにこれは低電磁波ドライヤーの3.5ミリがウスに軍配が上がります。
ところが,その他の位置で測ると,古いドライヤーも低電磁波ドライヤーも190ミリガウス前後で,同じくらい高いのです。
ただし,前に使ってたドライヤーに至っては,電磁波がすごすぎて測定不可能となってしまいました。
この測定器は,1999ミリガウス以上だと測定不可能になるのですが,まさかそれ以上あるのでしょうか?
うーーん,しかし低電磁波ドライヤーをわざわざ買ったのに,結果は微妙です。
一番頭に近い,風が出るところからの電磁波は,確かに一番低いので,まぁよしとするかな,,,,
電磁波のこと抜きでも,遠赤外線が出ているドライヤーで,かなり髪がサラサラになるので気に入っています。
とにかく,電磁波測定器は本当に買ってよかったと思います。
今後,何か電化製品を買う時は,売り場に持参して見本品で測って,電磁波状況を判断して買うことも出来ますし,自分の家の電磁波環境も分かるし,やみくもに不安がるより,今はかなり安心な毎日となりました。
             
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新幹線とボルボ、ハイブリッドに乗ると子供が白血病に、妊婦は流産する (乖離のぶろぐ) 
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 1 月 03 日 15:54:00: igsppGRN/E9PQ
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http://ameblo.jp/pochifx/entry-11441216593.html
2013-01-03 14:57:15NEW  乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=264084&g=121204
人工物質が肉体を破壊してゆく
264084 JRが口を閉ざす“のぞみ号”の凄まじい電磁波~電磁波は新幹線は窓側、クルマは後部座席が異常数値~
mosimobox ( 20代 鹿児島 会社員 ) 12/05/12 PM07 【印刷用へ】
以前から電磁波は問題になっていたが「目には見えない」「直ちに影響が出ない」等の理由からか何となくうやむやになっている。
今や電磁波の影響が大きいのは携帯電話だけではない。新幹線やハイブリッドカーも注意が必要である。16ミリガウスを超えると流産のリスクが高くなるのに対して、新幹線の窓際ではMaxで300ミリガウス、平均でも28.5ミリガウスもあるらしい。
以下「家庭用品の危険と少しだけ環境物語」リンクより引用します。
***以下引用***
■のぞみの窓側は安全数値の300倍の300ミリガウスも
旅行やビジネスで、新幹線は欠かせない乗物です。でも全く見えない「電磁波」は、家庭用品や屋外の鉄塔(高圧電線)だけでなく、新幹線でも深刻です。のぞみの車内では、通路側は数ミリガウス程度にもかかわらず、窓側は非常に高く、何と瞬間的には300ミリガウスを越す凄まじい量です。これはモーター部分から発射されるためで、別の実験の三島-東京間のこだまでも、瞬間では200ミリガウスが検出されました。乗車時間56分間の平均は、28.5ミリガウスの強さだったそうです。こんなことは、JRは一言も言わないのです。
■16ミリガウスの生活では妊娠女性が流産する可能性
こうした「電磁波」は、特に妊娠女性や子供に害が及びやすく、普通は1ミリガウス以下ならOKとされるレベルです。2003年の国立環境研究所の調査では、部屋の磁場が4ミリガウス以上の環境で生活している子供は、1ミリガウス以下の子供に比べて、小児白血病が2.63倍、急性リンパ性白血病が4.73倍も罹りやすいことが分かっています。さらに8歳未満に限定すると、7.25倍にも達します。別の調査機関からは、16ミリガウスあると妊娠女性が流産する恐れが指摘されています。新幹線は、短時間とは言え相当な数値のため、これからは乗るなら通路側です。私(ブログ者)も若かりし頃は芸能人並みに、東京-京都・名古屋間の新幹線を、1日1往復半や2往復していました。人気タレントが、ふと目が覚めるとどっち向いて走っているか分からないと言ってましたが、心境が分かります。私も相当「電磁波」を浴びていたのです。
■妊娠女性や子供はタイヤが真下にある後部座席は座らない
自動車はどうでしょうか? トヨタ・プリウスの実験では、値が高いところで10ミリガウスあったようです。またスウェーデンの自動車専門紙の調査では、ボルボ・V70ステーションワゴンの運転席が最大180ミリガウスの強い「電磁波」が確認されました。自動車の場合、車種によって相当なバラツキがあります。しかし意外にも「電磁波」の最大の発生源は、何とタイヤなのです。タイヤの中のスチールワイヤが製造段階で磁化されるため、高速で回転すると磁場が生まれるからです。
飽くまで「電磁波」の観点だけでみるならば、タイヤが真下にある後部座席にはできるだけ妊娠女性や子供は乗らないことです。
■危険への対策
①新幹線は、現時点では防ぎようがないため、できるだけ通路側に座るか座席指定席も通路側を予約することです。特に妊娠女性や子供は、注意をはらう必要があります。
②自動車は、電磁波の点でみるなら、妊娠女性や子供は後部座席には座らないこと。
③残念ながら部屋内や屋外でも、できるだけ電磁波源は使わない、近づかないことしか対策がないのが現状です。
***以上引用終わり***
コメント
01. 日本はひとつのチームなんです 2013年1月03日 19:04:00 : SOiJ6RcUWMrH. : qY7CVKkq3I
のぞみに乗るなら、700系(最近ほとんどないが、Nは全車動力車であかん)の16号車(クハ、喫煙車)に決めている。
ただ、西行は最後方で安全だが、東行は先頭車になり衝突・脱線したらアウト。
02. 2013年1月05日 15:06:31 : t3wweRQuK2
飛行機も宇宙線被曝がありますしね。http://allabout.co.jp/gm/gc/372355/
パイロットや客室乗務員は、そうでない人に比べ、乳癌や皮膚癌のリスクが有意に高いことが報告されている。
http://bioinfo.tmd.ac.jp/~niimura/100mSv.html
             
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携帯基地局体調不良との関係は 住民たちは「健康悪化は携帯基地局から出る電磁波が原因だ」裁判
投稿者 てんさい(い) 日時 2011 年 12 月 27 日 01:22:32: KqrEdYmDwf7cM
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001112260002
原告の1人、甲斐章洋さんの事務所2階には目の前にアンテナが立つ。ふだんはアルミをはった板で覆い、壁には鉛入りのクロスを入れている=延岡市大貫町5丁目
「退院する妻の帰る場所がないんです」。5月末、延岡市大貫町で鳥料理店を営む加藤吾三郎さん(66)は悩んでいた。
加藤さんの自宅兼店舗に隣接するマンション屋上に2006年秋、KDDIの携帯基地局が建った。しばらくして妻祝(のり)子さん(68)はひどい耳鳴りを訴えた。
4月初め、心臓病が悪化し、神奈川県の病院に入院。手術は成功したが、加藤さんは「入院中は治まっていた耳鳴りが再発したり、心臓に影響があったりしたら……」と自宅に帰す決断ができずにいた。
大貫町の住民が、耳鳴りや鼻血、頭痛、不眠などに苦しんでいる。その数は、昨年夏に4自治会が実施した調査で162人。症状は延べ664例にのぼる。
基地局設置から3年後、住民たちは「健康悪化は携帯基地局から出る電磁波が原因だ」として、撤去を求める裁判を起こした。
「マンションの家主に土下座し、KDDIに抗議し、国にも相談した。やれることはみんなやった」。原告団長の税理士、岡田澄太(すみ・お)さん(63)は、提訴に踏み切らざるをえなかった経緯を語る。「これは水俣病などと同じ公害です」
電磁波には、国が「それ以下なら健康被害は生じない」と定めた防護指針がある。大貫町の電磁波の強さはこの基準以下だ。総務省電波環境課は、大貫町の健康被害について「基地局からの電磁波が原因だと科学的に立証されていない」として因果関係を認めない。KDDI広報部も「電磁波は関係ない」とする。
一方、那覇市の内科医、新城哲治さん(49)は基地局の建つマンションに住み、自分や家族が鼻血や不眠に苦しんだ経験がある。
「人の細胞には非常に微弱な電流が流れている。基地局の電磁波は自然界には存在しない強力なもの。常時浴びれば変調をきたす」
総務省によると、全国には約27万3千の携帯基地局があり(今年10月現在)、この5年間で2・2倍になった。設置をめぐるトラブルも急増し、延岡市内だけでも5カ所以上ある。
健康の不調を訴える人が多数存在し、可能性のある「原因」が指摘されているなら、国や事業者は詳しい調査をし、解消策をとる責任があるのではないか。
退院した祝子さんは6月、住み慣れた自宅に戻った。「引っ越せればいいんだが、そんな余裕はないから」。加藤さんは時間をやりくりし、耳鳴りが再発した祝子さんを電磁波の届かない郊外に連れていく。 
コメント
01. 2011年12月29日 00:50:35 : 8UKPgvbrrA
イギリスの著述家のデービットアイク氏はかなり前から『携帯電話の電磁波は人間の身体に重大な影響を及ぼす』と本の中で述べているし、自分の居住地近郊でもあちらこちらでこの話を聞くそうだ。人間の身体というよりどちらかというと脳に悪影響を及ぼすという。人間の脳にも電磁波があり脳独自の波長を持っているが携帯電話を使う事により脳が携帯の電磁波と共鳴し物理の法則により脳の電磁波が携帯の電磁波に同調しようとするのだという。その結果さまざまな身体の不具合が出てくるのだという。もしこれが本当なら携帯を使っている日本人のほとんどが身体の不調を訴えるはずだが、現状ではそうはなっていないところをみるとやはりこれは近くに基地局があるかないかといった事に関係するのだろうか。ただこういう問題というのは今社会問題となっている食物中に含まれるアスパルテームのような添加物毒やどんな成分が入っているのかさっぱり判らないにも拘わらず半強制的に接種される子供ワクチンや病院による薬漬け医療などと同じ視点で考えるベきだ、とアイク氏はいう。つまり我々現代人は高度な社会構成の中で生きており、科学技術の恩恵を受けながら便利で快適な生活をしていると思い込まされている一方その裏にどんな害毒が忍び込ませてあるのかを敏感に察知する能力をこういった事を通じて
減殺されているのだという。我々が知らないからといって学者、若しくは政治家などがそれを事細かに説明してくれるわけではない。それどころか今回の震災による
放射能汚染のようにまったく不適切で真逆な説明に終始するのが関の山だ。
当然メディアが携帯電話の弊害など問題提起するはずがない。何故かといえばそのメディアというものが支配者側の一部にあたるからだとアイク氏はいう。
『ケイタイ、ケイタイ』と子供から大人まで猫も杓子も必要とするこの機械の玩具化を観て陰謀論者ならずとも奇異な感じを受けるのは自分だけではないだろう。
こういった状況をアイク氏は『茹で蛙』に例えている。鍋の中に蛙を入れて一気に熱すれば蛙は驚いて逃げてしまうが、じょじょに熱すればやがて心持ち良くなり最後には茹で上がる。ここで大事なのは『じょじょに熱っする』ということで、今自分が飛び付いている、行っているものが何の疑問も差し挟む余地などないと思いこませることだ。この時点でこの人間は健常な身体を持ち得なくなっている。携帯電話による身体の異常、遺伝子組み換え食品や食品添加物による原因不明の病気、医者が飲めという大量のわけのわからない薬類。結果的に身体的なものに限らず、精神的にも蝕まれ今ある体制や秩序といったものに何の疑問も感じられず命令者に対して至極従順な奴隷のような人間が出来上がる。これこそ支配者側が望んでいることだとアイク氏はいう。誰もが所有するこの便利な携帯電話こそ人をそういった状況に貶めるための道具としての一部かもしれないのだ。便利な機能を売り物にして人を引きつけている事で誰もそのようなことを気にもしていないし、たとえ自分の身体に異変を感じたとしても携帯が原因だとは誰も思わないだろう。結果、企業は儲かりさらに魅力的な製品が店頭に並ぶ。ではどうすれば良いか。『自分の頭で考え判断し、自分達だけに有利で都合が良い社会に作り変えてしまおうとする者に過度に依存することなく不用心な協力は避ける』。アイク氏はこういう意味のことを書いているが、私も同感である。
02. 2011年12月29日 18:19:42 : sgrPE4M4Lg
電磁波障害はかなり個人差が有るのではないでしょうか?規制基準は、電磁波弱者中心に設定されると良いのでしょうが、世の中の認識は、電磁波弱者まで行っていないのでは?
03. 2012年1月02日 11:27:30 : BfmE4nEGqI
電磁波被害の場合、電磁波の影響によって被害をもたらされたという確かな証拠がなくてはならない。
なんとなく、電磁波の影響ではないかな、というあいまいなことでは裁判に勝てません。
僕の家の近くにも携帯電話の電波塔が建っていますが、耳鳴りがする程度です。
その耳鳴りも電波塔の影響かどうかはわからない。
近所の人も心臓病が悪くなったとか、そのほかの症状が出たとかはあんまり聞かない。
裁判をする場合は、近所の被害状況を集めなければならない。
会社を訴える場合は顧問弁護士が弁護にあたるから、よほど腹をくくってやらないと負けてしまう。
勝っても、弁護士費用代を払ったら何も残らない、ということになってしまうから大変です。
04. 2012年1月11日 01:40:42 : kgbIIyPmTg
モバイルで大量のデータを送信する技術がどんどん進んでいますが・・・
本当に電磁波による生物体(人間以外の生物も含めて)への悪影響がないのか気になります。
携帯は持っているんですが、スマホはそれ以上に電磁波を使っているような気がするので、今のところ持つ気はしません。
昔話の「悪魔の契約」には罠が付き物。原発事故では思い知りましたが、「便利」ということも、何処かで止めないといけないのでは?
05. 2012年1月16日 04:32:35 : uQkNtmdRM2
現代の3G携帯というのはCDMA/WCDMAというデジタル通信方式を用いているのだが、この通信方式はチャンネルの分割が物理的に行なわれていない。通常のTVやラジオのチャンネルは周波数の違いがチャンネルとして分割されている。
これらは周波数分割方式(FDMA)という。2G,第二世代デジタル携帯電話で利用されている技術は時分割で(TDMA)、一つの周波数を時間的に区切り多くのチャンネルを確保し多重通信を行なっている。
第三世代携帯電話と呼ばれるCDMA/WCDMA方式は、一つの周波数に対して電磁波が重なっている。チャンネル分割は電波の指紋のようなパターンで区別する。
そのパターンは一見してランダムだが法則性を持っており、個々の端末を識別出来る。その識別性を利用してチャンネル分割を行なっている。
電磁波は波なので波のが重なると波のエネルギーは増加する。単純な波の加算の法則だ。
CDMA/WCDMAはチャンネルを物理的に分割せず一つの周波数を使い電波のパターンで区別するから、必然的に波が重なる。仮に一つの携帯電話が電磁波の出力規制値を満たしていたとしても、多くの人が同時に使えば空間中の電磁波は波の合成則により増大する。
これは3G携帯電話の無線上の通話回線が増大すると電磁波レベルが増大する事を意味する。
実際に携帯電話の基地局や端末の発する電磁波はTVやラジオ、第二世代2G携帯電話と違い、電磁波の強度は時々刻々変化する。
一方でCDMA/WCDMAは物理的なチャンネル分割を行なっていないから、一つの周波数に対して接続チャンネルが増えれば、データエラーが増す事になる。
物理的にチャンネルが分割されていないので、私が3G携帯電話を使っている時、他の人の携帯電話の通信はノイズでしかない。
携帯電話を使う人の数が増えれば一つの周波数で同時に通話するチャンネルが増える。
必然的にノイズと信号の比が悪化する。これはデータ通信速度の悪化にも繋がる。
問題点は他にもある。周波数の問題だ。一般論として通常マイクロ波は直進性が高く危険性が高い。これはかつては誰もが認識していた事実だ。
国内では1Ghz以上の周波数を用いる公衆無線通信機器が氾濫している。
公衆無線に適した周波数というものはVHF/UHFといわれている。
波の波長がマイクロ波よりも長く反射しない為に市街地での利用に適しているからだ。
マイクロ波は2Ghz付近には電子レンジなどで多く利用されているが、この帯域はISMバンドと呼ばれ、通常は無線干渉が起こる事を前提として避けなければならない帯域のはずだった。
ところが世界市場に製品を投入するなどの理由からISMバンドを意図的に利用する無線通信機器が氾濫した。
電磁レンジなどはマイクロ波を使うから、その周波数帯域は世界的にISMバンドとして各国で共通して認識されている。
それらを逆手にとって、ISMバンドを使う製品を設計製造する事で世界市場に製品を投入しようとする考えがビジネスの世界で生まれた。
世界各国で無線通信の周波数の利用形態は様々に異なり、規制もあるので、
規制や市場開放を求めるよりもISMバンドは合理的な判断だとされたようだ。ISMバンドは元々マイクロ波や様々な機器の干渉を前提として使用を避けるべき帯域のはずだった。ところが現時このバンドは世界的に電磁波の渋滞を引き起こす事態に至っている。電子レンジは強力なマイクロ波を使うが、それらは食品を加熱する際に効率的な
周波数を使うからでもある。一般に2.4Ghz付近は水分子の振動を大きく振動させる周波数だといわれている。
電子レンジが使用する周波数、又はそれに近い電磁波を出す機器を現代の私たちはモバイルデジタル機器として日常的に利用している。心配にならないほうがおかしい。
2.4Ghzは電磁レンジなどが用いる周波数だが、この帯域は無線LAN、Bletooth、Wifi、などが利用している。
近傍では、2.1Ghzが国内の通信キャリアが全国規模で展開し、2.5GhzはWiMAXが利用している。しかも携帯電話は基地局の出力は極めて強い。
このような愚かな通信方式はアナログ時代にも無かったし、出鱈目な通信方式だ。
こういった基本的な問題点すら議論されていない。それだから問題を引き起こすのだ。3G、第三世代携帯電話と呼ばれるCDMA/WCDMA通信方式は非常に愚かな方式で、恐らくCDMA/WCDMAが引き起こしている問題は2G、第二世代携帯電話よりも悪い。データ通信方式としては無線LANやWifi/WiMAXよりも劣るだろう。
悪い事に3G携帯電話となってから基地局のパワー送信機の出力が上がっている。
なぜならCDMA/WCDMAはスペクトル拡散通信方式を採用しており、その最終段の送信機は数100Wクラスの機材で動作しているからだ。
この原因は、直進性が高く公衆無線に向かない周波数を用いている事や、国内通信キャリアの全てが、実力が想像以上に無く技術が欠落しており、
繋がらない事が即、電波が弱いと勘違いしてしまう事などのほか、広帯域デジタル通信と、デジタル通信方式を考慮していないアナログ通信時代の電波規制法がそのまま現代に適用されている為でもある。
アナログ方式とデジタル方式が本質的に違うのだという事が、管理監督する者も判っていない。判っていないから現実に合わない法律が適用され認可され、多くのトラブルを引き起こしている。
あなたがたは電磁レンジの中で日々を暮らしているようなものだ。
空間を漂う電磁波からエネルギーが取り出せるような状況は、電子機器を誤動作させ、車の電子制御システムは誤動作する。エレベータなどの人命に関わる機器も誤動作する可能性が高くなる事を意味する。
既に多くそうした誤動作の事故や報告は行なわれている。
電気自動車や車載デジタル機器の高度化にともない、誤動作対策は宇宙ロケット搭載のような耐障害性を持つデジタルチップと等しいほどの機能を持たせているモノがある
しかし電子機器が誤動作するレベルでは、シールドの何の防御もない人体に影響がないという保証はない。
逆に言えば、電子機器に誤動作を生じさせ、チップに誤動作対策を求められるような環境下で生身の人間が健康に生活できるのかという事だ。
非常に愚かな事だ。あなた方は経済性や利便性の代償として、かつてないほどのリスクを背負う事になるだろう。
それは放射能汚染と同様、最低限の安全性やガイドラインを守らなかったが為のリスクである。それも放射能汚染などに加え複合的に。
06. 2012年1月16日 05:32:17 : uQkNtmdRM2
電磁波の公害問題は、一番最初に引き起こされたのは携帯電話ではなく電力会社が所有する高圧送電網と、その付近の住民とのトラブルだろう。
この問題は高圧送電線直下に住宅が位置しており、送電線設置後、その近辺や送電線直下の住民に健康被害が生じたという問題だ。
場所によるだろうが超高圧送電線直下は、付近では蛍光灯が点等するほどで、その記録が写真撮影され保存されている。
現在では送電線直下の地価は低い。これは多くの人が知る所でもある。この送電網による電磁波問題にはもう一つの視点があって、それは地域独占企業としての電力会社の存在である。
今では原発問題によって、電力会社がどのような企業体質であるのかが明らかとなっているが、重要なのはこの地域独占企業が送電線も所有しているという事だ。
当時から電磁波問題を扱ってきた人々は、地域独占企業である電力会社を相手にしてきたという事である。だから送電線による電磁波問題を扱ってきた人の仲には、福島原子力発電所が事故を引き起こした時、電力会社の対応を見て送電線問題の時と同じ印象を感じたと言う人もいたようだ。
電磁波が人体に悪影響を与えるかという研究はこれまで幾つか存在した。
世間では人体に悪影響はないだろうというのがこれまでの結論とされている。
しかし、電力会社の体質や御用学者と呼ばれる教授達を見れば明らかだが、一部の人間にとって都合の良いデータだけを公表し、都合の悪いデータを意図的に公表しなかった事実が本当に無かったのかと言い切れるのか疑問だ。
放射線測定値や放射能被曝について規制値を改ざんしたり、データを隠蔽したり立場有る人間が何食わぬ顔してマスメディアに登場し安全性を強調する。
そして一方では地域独占企業が人間を金で買収している。これらは原子力発電所の事故で明らかとなった原子力産業に関わる人間の姿だ。
放射線と電磁波とは物理的に全く別の次元の話である。住民との間のトラブルについても、送電網による電磁波問題は超高圧送電網直下に住宅がある、
住宅地の真中に変電設備がある等の極端な条件下での問題が殆どだ。
しかし原発問題と同様な構図が高圧送電網問題に端を発する電磁波問題についても無かったとは言いきれないだろう。50Hzの高圧送電網柄漏洩する電磁波とマイクロ波では、同じ電磁波でも話の次元がまるで異なる。
商用電力設備からの電磁波が無害だからといって、性質の異なるより波長の短い強力な無線通信の電磁波が無害だとはいえないし、そもそも比較にならない。原発事故を引き起こした電力会社はかつて送電網の周辺で住民とトラブルと引き起こしているという事実は覚えておくと良いだろう。
         
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2021年5月19日水曜日

[メンタル] ゲーム障害

[メンタル] ゲーム障害
ゲーム障害は臨床的に必要な概念なのか?――病理化、スクリーニング、モラルパニック - 山根信二/ゲーム学・デジタルゲーム研究 × 井出草平/井出草平 
SYNODOS
2021年10月29日 14:42
井出 先日、国立病院機構久里浜医療センター院長の樋口進氏が、ゲーム障害(原語はgaming disorder)を推定する学術論文を発表しました(以下、樋口2021年論文)【注1】。そこでは、日本の一般人口におけるゲーム障害の推定有病率は、男性7.6%、女性2.5%、全体で5.1%であったという結果が示されています。この論文に関しては、以前にシノドスで分析を書きましたので、そちらを参照いただければと思います(「ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり」)。
本日は、ゲーム学・デジタルゲーム研究がご専門の山根信二先生と、この樋口2021年論文を検討したいと思います。具体的には、これまでゲーム障害という概念を推進してきた学者の論文との整合性を、2人でチェックしていくことになります。彼らの言っていることに矛盾はないのか、樋口2021年論文は以前の論文と比較してどう解釈できるのか。科学研究である以上、以前の見解が訂正されることは正常なことです。しかし、その場合、合理的な説明がされた上で見解の変更がされているのか、が重要です。
ネット依存症やゲーム障害の論文は膨大に存在しています。論文検索サイトのPubMedで調べると916本の論文がヒットします。もちろん、すべてを読んだわけではありませんが、われわれは比較的多く読んでいる研究者だといってよいでしょう。
山根 よろしくお願いします。確認なのですが、ゲーム障害の原語はgaming disorderですが、定訳はどうなる予定なのでしょうか。
井出 日本精神神経学会によって、精神疾患の日本語名称はすでに決められていまして、「ゲーム症」と翻訳される予定です。しかし、これまでゲーム障害という名称が使われてきたため、今回はゲーム障害というという用語を使いたいと思います。
ゲーム障害という言葉は、ネット・ゲーム依存症対策条例のときに一気に有名になりました。そのため、すでに精神疾患の診断になっていると誤解されているところもあるかと思います。しかし、ゲーム障害というのは、WHOの診断基準ICDのバージョン11に新しく掲載される予定の診断基準です。発効は2022年ですから、まだ発効していません。さきほど916本の論文があるといいましたが、ICD-11の基準にもとづいた研究はまだ少数です。
山根 今回の久里浜2021年論文は、ICD-11の発効前に発表されました。他の先進国はまだ慎重なところが多いなか、ICD-11で初めて導入されたゲーム障害という区分にもとづいて大規模調査が行われました。それゆえ、従来の論争で提起された問題をどのように乗り越えたのかが、世界的にも注目されています。
井出 おっしゃるとおり、世界初の研究ですから、日本だけではなく、世界からも注目が集まっている論文だと思います。
さて、ぼくが注目した論文は、2017年に書かれたベルギーの研究者ジョエル・ブリューらのものです【注2】。この論文はゲーム障害推進派のオールスターによって書かれているもので、樋口氏は第3著者です。この論文も、以下に何度も登場しますので、「樋口2017年論文」と呼称することにしましょう。ぼくは「樋口2021年論文」と「樋口2017年論文」の間に齟齬はないのか、検証していこうと思います。
山根 わたしは日本語文献も踏まえてお話したいと思います。樋口氏が監訳したキング&デルファブロの『ゲーム障害: ゲーム依存の理解と治療・予防』は、論争に参加した若手研究者によって書かれた学術書です。共著者の一人ダニエル・キングは樋口2017年論文の第2著者でもあり、この本は推進派の論拠をよくまとめています。
井出 世界的にみても、キング&デルファブロ『ゲーム障害』は、この分野の文献をしっかりとまとめた書籍という評価で、様々なところで引用されていますね。検証したいところは多くあります。ただ、すべてやっていると長くなっていますので、重要な論点に焦点を当てましょう。
山根 ICD-11にゲーム障害が収録される際に、国際学会で討論論文が何本も出版されました。そこで論点になった点と、『ゲーム障害』のまとめも踏まえて、下記の3点に論点を整理して検証していきましょう。
1.過度の病理化
2.スクリーニングテストの落とし穴
3.モラルパニックとスティグマ
井出 いずれも重要な点だと思います。では、過度の病理化から検討していきましょう。
1.過度の病理化
山根 過度の病理化(over-pathologizing)とは、もともと疾患ではないものまで疾患に含めてしまうのではないか、疾患を治療するメリットよりも、疾患ではない人を診断するデメリットの方が大きくなるのではないか、という問題です。「ここまではゲームに夢中なだけの健康状態」で「ここからは疾患です」と診断する根拠はあまり知られていません。
井出 精神疾患の診断というのは、症状だけあっても診断には至りません。たとえば、うつ病の症状が強くあっても、会社に働きに行って、生活にも影響がないのであれば、精神疾患とはいえません。うつ病の症状が強烈に出ていて、会社に出勤できるかというと実際は難しいので、現実には起こりにくいことですが、ゲーム障害といった新しいものを正確に捉える際には、精神疾患とは何かという原点に立ち返る必要があります。
この働きに行ったり、学校に行ったり、もしくは友人と遊びに行ったりという社会生活ができていなことを、社会的機能障害、機能障害といいます。精神疾患の診断は、症状+機能障害が基本形です。
ゲーム障害も同様です。たとえば、長くゲームをやっているとか、ゲームに夢中だというケースでも、学校に普通どおり通っていれば精神疾患ではありません。ゲーム障害と診断するためには、学校に行けないとか、会社に行けないとか、社会活動ができておらず、かつ、それがゲームによって引き起こされていることが明白である場合のみです。
機能障害というのは、生活が成り立っているかということですね。
山根 その論点は、邦訳『ゲーム障害』(p.123、142)でも、「過度の病理化」を回避するための手段が必要で、そのため機能障害が「中心的な基準」で「他の全ての基準より優先する」、という説明がされています。本書のこの記述は、樋口2017年論文を再確認したものですね。
井出 樋口2017年論文を要約すると、以下のようになります。すなわち、いままでの調査で使われていたスクリーニングツールでは、機能障害を調べていない。そのために有病率が高く出ていた。おそらく、ハードコアゲーマーなんかも入っちゃってますよ、と。だから機能障害をしっかりする必要がある。その鑑別をすれば、過度の病理化が起こることもないし、有病率が高くなってしまうことはない、といった説明です。
興味深いのは、樋口2017年論文で、高い有病率の悪い例として「5%以上」という数字があげられているんです【注3】。
山根 いや、でも樋口2021年論文の有病率は5.1%でしたよね。
井出 そうなんですよ。樋口2017年論文では5%は高過ぎる、といっていたのに、樋口2021年論文では、5.1%と報告しているわけです。
山根 4年間の間に世界的に有病率が上がったということは考えにくい。
井出 考えにくいですね。
山根 日本はゲーム障害の患者がとくに多い国なのだ、という可能性も考えられますが、それについては考察されていませんね。
井出 過去に日本でゲーム障害が多いという報告はありませんね。現在までのゲーム障害の有病率を比較した研究(メタ・アナリシス)では、国の違いや東洋・西洋による違いといったものもないと報告されています【注4】。
山根 とすると過剰診断をしている可能性が高いということになりますね。
井出 そのように思います。以前のシノドスの論考で5.1%という有病率を出すからくりを説明していますので、ご興味がある方はご覧いだければと思います(「ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり」)。調査設計に仕掛けをして、ゲーム障害の人が多く見せかけたというのが実態です。
2017年の論文では、有病率「5%以上」は高すぎるといっていながら、2021年の論文では5.1%の有病率を報告しているのは、滑稽ではあるのですが、笑いごとではありません。WHOの診断基準ICD-11が実際に決まる前と後で、いっていることが180度変わったわけです。決まる前は過剰診断など起こらないと言っていたのに、決まったら過剰診断をさっそく始めたわけです。ICD-11は2022年から発効なので、今回の論文はフライングですが、今後ゲーム障害がICD-11から外れることはあり得ません。今は、ICD-11基準のエビデンスをどこの研究グループが先に出すかという競争の段階に入っています。ですから、しっかりと過剰診断に舵を切ってから、2022年を迎えるという意図があったと考えています。
2.スクリーニングテストの落とし穴
井出 いままでゲーム障害の有病率だ、ネット依存症の有病率だと発表されていたものは、厳密にいえば有病率ではありません。いわゆる、スクリーニングテストというものですね。有病率の研究手順は、簡単に示すと下記のような手順で行われることが多いです。
井出 とはいえ、この構造化面接というのは、一人ひとり面接をして、何十分、場合によって何時間もかかるため、ハードルが高い方法です。ですから、その代わりに、比較的現実的な予算で実行できるスクリーニングテストが用いられるわけです。
真実を求めるためには、予算をいくらかけてもよいというわけではありませんので、この辺りの妥協は必要です。スクリーニングテストの結果は、有病率というよりも、「リスクのある群」くらいの感じで受け取っていただけるとよいのかなと思います。もちろん、スクリーニングテストが無意味だというわけでもありません。
山根 はい、スクリーニングテストにはもともと誤診断の落とし穴があり、それを意識して使う必要があります。『ゲーム障害』第5章でも、これまでのスクリーニングテストには不適切なものがあると説明されていて、自己報告形式で矛盾した回答が出ること(p.140)や、テスト作成者の根本的な誤解(p.142)が指摘されています。
たとえばYoungのInternet Addiction Testという、これまで日本国内のネット依存の調査によく用いられてきたテストも、本書では問題のあるスクリーニングテストとして非推奨になっています。新しいスクリーニングテストを考案するに際しては、こうして過去のテストの残念なところを指摘して、批判的に乗り越える態度が必要です。
井出 そうだと思います。スクリーニングテストにも、性能のよいものもあれば、悪いものもありますね。スクリーニングテストの能力をしっかり測らずに使われるケースも散見されます。厚労省の委託を受けて、中高生のネット依存症が93万人という調査を、久里浜医療センターが過去に行ったことがありました【注5】。そのときに使われたのが、さきほど山根さんがいわれたYoungが作成した尺度で、Young’s Diagnostic Questionnaireというテストでした【注6】。
そもそも、インターネット依存症という精神疾患もなければ、診断基準もありませんから、スクリーニングテストの性能云々以前の問題です。ところが、インターネット依存症という精神疾患があるかのように、新聞でも報道がされてきました。
本来であれば、日本で行われたネット依存症は、尺度の性能以前に、精神疾患ですらなく、そもそも何を計測しているのかも不明だということを押さえておくべきです。しかし、93万人が中高生ネット依存症だと新聞が書いてしまえば、それを読んだ人は「大変だ!」と思っても仕方ありません。
加えてこの調査は厚労省が委託した調査ですから、政府の公式の見解ということになっていますし、政策のなかでいまも引用されています。一応、厚労省のいい分も書いておくと、もともと厚労省は飲酒や喫煙の研究を委託したつもりであったが、「飲酒や喫煙等」なので、それ以外のことも調査には含まれていて、インターネット依存症のスクリーニングテストを久里浜医療センターが調査に入れたのだそうです【注7】。記者発表では飲酒や喫煙を中心にしたものでしたが、マスコミが興味を示したのはインターネット依存症の推定値の方で、飲酒や喫煙についてはほとんど報道されなかったという経緯だそうです。
久里浜医療センターや樋口氏は、どちらにニュース・バリューがあるか、というのはおそらく分かっていたでしょうから、飲酒や喫煙といった問題の予算で行われた調査にインターネット依存症のテストを滑り込ませて、社会問題化して、今度はインターネット依存症やゲーム障害で予算を取っていくという戦略なのだと思われます。
リテラシーのない新聞にも問題はあると思いますが、久里浜医療センターや樋口氏はマスメディアの使い方をよく知っているので、わたしたち学者が適切な調査なのか、適切な報道なのかといったことをチェックしていく必要があるように思いました。
山根 今回はオープンアクセスの論文誌に査読論文が出版され、それにもとづいて議論できるようになりました。これはオープンな議論にもとづいて政策立案を進める第一歩になるのではないかと期待しています。
井出 いままで、久里浜医療センターと樋口氏らは学術論文を重視してきませんでした。久里浜医療センターの戦略はふたつあり、それらが両輪として動いてきました。
第一に、一般向けの本を書き、テレビなどのメディアに出て、社会にアピールをすることです。非常に精力的に活動されていると思います。第二に、厚労省に久里浜の人間を人事交流というかたちで送り込み、予算が久里浜医療センターに落ちるようしてきました。また、厚労省が委託する依存症研究を独占することで、日本政府の政策を久里浜が実質コントロールしてきました。これが久里浜の戦略です。
この戦略は他の学者にとっては突っ込みどころのない鉄壁戦略でしたので、非常に困っていたのですが、学術論文を書いてくれたおかげで、議論の俎上に載せることができるようになりました。
もちろん、わたしたちも学者ですから、アカデミックな方法で、久里浜の研究を検証することも可能になったわけです。そういった意味でも、今回の樋口2021年論文は非常に歓迎すべきことだと思っています。
では、今回の論文、樋口2021年論文で提案されているGAMES-testが、スクリーニングテストとしてまともかどうか点についていかがお思いでしょうか。
山根 スクリーニングテストの落とし穴に対策ができているかというと、失敗していると思います。井出さんもいわれたようにGAMES-testは「ハードゲーマー」をも「病的ゲーマー」として判定し、精神疾患と判定する欠陥があります。キング&デルファブロ『ゲーム障害』で示された基準からしても、不適切なスクリーニングテストだといえるでしょう。監訳者としてよい仕事をされたのですから、推奨されるスクリーニングテストをさらに推し進めてほしかった。
記事
SYNODOS2021年10月29日 14:42ゲーム障害は臨床的に必要な概念なのか?――病理化、スクリーニング、モラルパニック - 山根信二/ゲーム学・デジタルゲーム研究 × 井出草平/井出草平 2/2
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3.モラルパニックとスティグマ
井出 モラルパニックはとても重要な論点です。モラルパニックというのは、社会学者のスタンリー・コーエンなどが概念化したものです。
山根 定義の説明をするより、具体的な例を出した方が分かりやすいんじゃないでしょうか。
井出 そうですね。クロスワード・パズルってありますよね。いまでは多くの人に大人気のコンテンツというよりも、一部のコアなファンがいて、あるいは暇があったらするというような位置づけでしょうか。新聞に掲載されているので、うちの母なんかもときどきやっています。安定的な人気があり、社会に定着はしていますが、大人気コンテンツではありません。
しかし、クロスワード・パズルが登場した1920年代のアメリカやイギリスでは、誰もがクロスワード・パズルにはまって、廃人のようになり、社会崩壊すると、大きな社会問題になっていました【注8】。
クロスワード・パズルが社会崩壊を招く? そんなことが本当にあったの? と思われるかもしれません。しかし、モラルパニックというのは、後からみれば「そんなことで騒いでいたのか、よくわからんな」というものばかりなのです。
しかし、現代日本でのクロスワード・パズルの位置づけと、1920年代のイギリスやアメリカの認識では相当違いました。イギリスのガーディアン紙に掲載されたアラン・コナーの記事では、当時のクロスワード・パズルは、いまでいうと、ゲームのチートツールと麻薬が一緒に箱に入っているようなものだ、とのことです。この比喩は日本人の私たちには分かりにくいですが、ヤバイものだったというのは伝わるかなと思います。
山根 ゲーム開発者の国際カンファレンス「GDC」で、モラルパニックについての講演があったのですが、イギリスでは勤労を美徳とする教えが強いことで、レジャーを罪悪視したり、日曜日のスポーツを禁止するような気風があったようです。そして、モラルパニックは新しいレジャーが流行したときだけでなく、科学の新発見や新技術が登場したときにも起こっています。
井出 なるほど。そういう背景もあったわけですね。
モラルパニックの例をもうひとつあげようと思います。おそらく誰もが知っている史実である天動説と地動説の対立ですね。地球が太陽の周りを回っているのが地動説で、太陽が地球の周りを回っているのが天動説です。地動説を唱えたガリレオ・ガリレイへの弾圧は皆さんご存知だと思います。当時のモラルは当然ながら天動説が正しいというものでした。そんな中で、地動説というとんでもないことをいい出しているやつがいると。「けしからん! 締め上げてやる!」となったわけです。
これは信じられていること、この場合は宗教的な教えですが、そういったモラルに揺るぎが生じることによって起こるパニックが、モラルパニックといわれています。
山根 井出さんが天動節と地動説の話を例にあげられましたが、両者は科学的に決着がついたわけではなく、ある時期までは科学者の間でも決着がつかないんですね。ガリレオ・ガリレイは地動説を主張していましたが、その論拠はすべて正しいわけでもなく、天動説を主張する科学者もいました。つまり科学者集団にとってはまだ実証されていない仮説の段階であっても、社会としてはパニック状態を引き起こし、弾圧になりかねない。
井出 これは非常に重要な論点ですね。現代では、科学者と一般の方では論文や研究への接する態度が違うという論点とも通じると思います。科学者は、画期的な研究が発表されても、信じないといったら語弊がありますが、必ず間違っている可能性を念頭に起きながら、論文を読みます。
しかし、一般社会では白か黒かと正解を求められがちです。科学者は「ゲームが有害かどうか結論は出ていないし、いまだ論争中である」という認識をしています。しかし、一般的には、ゲームが有害らしいとか、ゲーム障害の人がたくさんいるとか、そういう情報に飛びついてしまっているわけです。
一般の方が悪いっていっているわけではありません。科学コミュニケーションといわれるもので、科学側、もしくは科学と一般の人たちの間に入る人たちが、ちゃんと説明しなければならないのです。科学者自身もモラルパニックが起きないように注意して、自身の研究を発表していくことが求められています。
山根 ICD-11によって起こるモラルパニックの論争については、『ゲーム障害』邦訳第9章でも論述されています(pp.263-266)。デジタルゲーム研究の分野では、「ゲームで青少年が非行に走る」とか「ゲームは銃犯罪を増加させる」とか、専門家の間で何十年も統一した見解をだせない(論争が終わらない)問題が繰り返しよみがえっては、世の中を騒がせてきました。なので仮説がモラルパニックを生む可能性には非常に意識的です。
井出 この論点は、日本とアメリカではゲームの社会問題化に大きな違いがあることも押さえておく必要がありそうです。香川県の条例のときの議論を思い出してもらえば分かるように、日本でゲームが問題になっているのは、部屋に閉じこもってゲームばかりしているようなケースです。ゲームと結びついているのは、不登校やひきこもりであって、非行ではありません。
アメリカでの社会問題化は大きく違います。日本と違いアメリカでは、デジタルのゲーム(ビデオゲーム)が登場してからほぼ途切れることなく、社会問題となってきました。とくに暴力的ゲームが暴力的行為を引き起こすのではないかという点が問題になってきました。
コロンバイン高校の事件が有名ですが、アメリカの高校では銃乱射事件が定期的に起きます。そういった青少年の暴力事件や銃犯罪にゲームが影響しているのではないか、と多くの人が疑っています。ゲームタイトルでいうと、DOOMやモータルコンバットといった、向かってくる敵を銃で射殺していくゲームですね。そういったゲームの影響を受けて、実際に現実世界でも銃の乱射をしたくなったのではないか、という批判がされています。
さて、モラルパニックという点で、樋口2021年論文の評価はいかがでしょうか。
山根 わたしは7月に樋口2021年論文が出たとき、国内メディアがモラルパニックを起こすだろうと予想しました。たとえば、発表された数字には統計的な幅があるのに大きい数字だけ一人歩きするような報道が出るんじゃないか、そうなったら解説を出そうとも考えていました。しかし今回は厚労省が発表したり、メディアが大々的にとりあげることがなかったので、うれしい誤算でした。
井出 いままでのパターンだと、久里浜は学術論文を書かず、記者発表をして新聞報道し、メディアに樋口氏が積極的に出演することで存在感をアピールしてきましたよね。ぼくもこの論文の存在を知って、すぐにメディアへのアピールが始まると思っていました。すぐに発表できなかった事情があるということは伝え聞いていますが、発表の遅れによって、樋口2021年論文とGAMES-testには問題があるという認識を厚生労働省も持つようになったようです。
山根 モラルパニックが過ぎた後に何が残るか、という話に移りましょう。『ゲーム障害』第9章では、モラルパニックが招くネガティブな副反応として、誤診断とスティグマがあげられ、それぞれに対する応答をまとめています(pp.264-266)。誤診断・過剰診断の危険性は先に触れましたが、スティグマについてはどんな被害をどれくらい産むのか想像しにくいですね。
井出 スティグマというのは「烙印」であったり、「汚名を着せるもの」の理解で良いと思います。概念が社会に広まる際には、様々に意味が変化したり、誤解が生じます。ICD-11に書いてあるゲーム障害の定義が正確に広まっていくわけではなく、ゲームをすると依存症になって止められなくなるとか、ゲームは麻薬みたいなものだとか、そういった言説が生まれます。
これは、岡田尊司氏がこういった本を書かれているので、すでにそういった言説は生まれているのですが、ゲームは害悪だとされたり、ゲーム愛好者は違法薬物でもやっているかのような扱いがされてしまうわけです【注9】。ゲーム障害概念の推進に慎重な学者はこのことを心配しています。
山根 はい、たとえゲーム障害の診断基準が確立したとしても、ゲームに熱中しているだけの子どもをみた親が、「うちの子は障害を持っているんじゃないか」という恐怖に襲われることが考えられます。それはゲームやeスポーツといった人間の活動に対するスティグマ化です。
井出 ゲーム障害は精神疾患ということですから、当然、治療をしようということになると思いますし、親は子どもがゲーム障害だったら治そうとするでしょうね。
山根 そしてスティグマ化の問題は、たんなる気持ちの問題ではなく、脅迫に使われたり、社会的に悪用されることにもあります。キング&デルファブロ『ゲーム障害』でも、スティグマ化について述べたあと、「残念なことに、これらの新しい分類を都合よく個人の目論見に利用しようとする動きも一部にみられるが」と述べています。つまりICD-11分類が悪用されて、利益誘導に使われる可能性を否定していません。
井出 この危惧はひきこもりや不登校の家庭で既に起こっていることだと思います。不登校の家庭では「学校に行きなさい!」となり、ひきこもりの家庭では「働きなさい!」となって、家族関係が悪くなり、そのことによって状況がより一層、困難にしてしまい、解決への道が遠ざかっている現状があります。
ゲーム障害があるか、ないかという議論をする方がいますが、これは問題の立て方を間違えています。ゲーム障害という概念が臨床的に必要な概念なのか、というのが正しい問題の立て方です。
ゲームに没頭し過ぎるあまり、治療が必要なくらい機能障害が悪化しているケースは実際に存在します。ゲーム障害という枠組みに該当する子どもや若者は存在します。しかし、だから、ゲーム障害があるんだ、存在するんだ、というのは、違うんですよね。
現象というのは多面的なものです。たとえば、大学に進学したものの、適応できず、授業に出なくなり、下宿にこもって、ずーっとゲームをしている、というケースのことを考えてみましょう。
教育的に捉えるとこの大学生は不登校です。また、ひきこもりという捉え方もできるでしょう。診察を受けてみると、じつはうつ病であったり、人と人との付き合いに恐怖を感じる社交不安症であったり、という可能性もあります。また、精神医学的なものではない、たとえば甲状腺機能が低下していて、抑うつ症状が生じているということも考えられます。そして、ゲームという面を捉えれば、ゲーム障害になります。
ゲーム障害は「存在」ではなく、私たちの「見方」や「捉え方」なのです。
繰り返しますが、ゲーム障害と捉えられる子どもや若者が存在しているかというと、存在しています。なぜわかるかというと、ひきこもりや不登校の相談機関や児童精神科に該当するケースの相談があるからです。
一方で、ゲーム障害という捉え方が必要なのか、問うと、あまり必要ではない、という回答になると思います。なぜなら、弊害が大きすぎるからです。
第一にゲーム障害と診断できるほど状態が悪いのであれば、不登校かひきこもりですから、すでに相談機関につながっているケースが多いのです。ゲーム障害という捉え方で相談はしていないでしょうが、別の捉え方、たとえば、不登校やひきこもり、うつ病や不安症といったかたちでの相談はしているのです。
キング&デルファブロは、ゲーム障害という診断名が広がることによって、精神保健の行き届いていない人たちにサービスが届けられるメリットがある、というわけですが、日本でそんな効果は生まれないと思います。
もちろん、誰にも相談していないひきこもりの家庭は存在しています。ただ、ゲーム障害という捉え方が導入されたからといって、親がいきなり相談をする気になる、というのは現実的ではない気がします。そういう親であれば、すでにどこかに相談していますから。
第二にゲームが原因となって不登校やひきこもりになっているケースは多くはありません。学校に馴染めず、家にいるので、ゲームをずーっとしているケースの方が一般的です。ゲームは原因ではなく、結果であると考えるべきです。むしろ本人にとってみればゲームが救いになっていることが多く、それを取り上げるのは非常にまずい。
仮に、ゲーム障害という概念を知って、ひきこもりの親がどこかの機関に相談する気になったとしましょう。しかし、本人にとってゲームが唯一の救いであれば、そのゲームを取り上げることになります。それで、支援がうまく行くはずがありません。
また、ゲーム障害のことを心配した親が、子どもを病院に連れて行き、若者たちが入院や拘束をされる危険性も考えなくてはいけません。オーセット、シュービルスキーといった専門家たちはゲーム障害を正式な診断名にしたら「自分の子どもはゲーム障害かもしれない」と心配する親たちが大量に発生して、社会問題になってしまうのではないかと、危惧をしています【注10】。
ぼくもこの点はかなり心配しています。知り合いの児童精神科の先生たちに聞くと、「子どもがゲーム障害なんです。治してください」って外来に来られるそうなんですが、話を聞くと、長時間ゲームをしているだけ、というケースがあるみたいなんですね。どうも親御さんたちは、テレビに出ている樋口氏が出た番組を見たらしいんですよね。
現状(2021年時点)ではゲーム障害はまだ精神疾患ではありません。しかし、すでに現場でそれほど大きいかたちではありませんが、確実にモラルパニックは起こっています。2022年以降どうなるのか、いまから心配でなりません。
山根 ゲーム障害治療としての軍隊式ブートキャンプは日本では報告はありませんが、久里浜医療センターがセルフディスカバリーキャンプ(自己発見キャンプ)について発表しており、『ゲーム障害』邦訳でも紹介されています(p.213)。
これは10人程度の報告で政策に使えるほど強力なものではなく、もっと大規模で長期的な検証が必要です。ただし日本語訳には誤訳があり、久里浜理療センターの報告にもとづいてキャンプ療法が解毒(デトックス)に役立つ、と訳してしまいました。原文は「いわゆるデトックス説を支持しているかもしれない」という弱い表現で、まずデジタル機器との接触を絶てば健康になる、というデジタル・デトックスはまだ弱い仮説にすぎません【注11】。
井出 デトックス仮説というのは、デジタル機器から離れれば、解毒されるかのように、依存が治るという仮説ですね。最近、デジタル・デトックスというものが流行っていると思います。日々、パソコンやスマホばかり使っているので、デジタルデバイスをすべて置いて、自然の中でキャンプする、といった試みですね。好きでやるのは勝手ですし、楽しい人は積極的にすればいいと思いますが、科学的に効果が立証されているものではありませんし、ゲーム障害に効果があるというエビデンスはありません。
山根 この誤訳で、日本語圏でキャンプ療法に効果があるように広がってしまわないか、効果の検証がおろそかにならないか注意する必要があると思います。
井出 このキャンプを実施しているのは、国立青少年教育推進機構という組織です。ここの事務局と話したことがあるのですが、1年目に参加している人は、2年目にも参加している人が多いといわれていました。「治ってないんですか?」と聞いたら「そうかもしれない」といわれていました。久里浜医療センターの出しているデータは短期的な結果なのですね。こういう治療は転地療法といわれるもので、効果は短期的なことが多いんです。ですから、わたしたちは長期的な効果があるかが知りたいわけです。国立青少年教育推進機構の方に、長期的なデータは出せないのかと聞いてみると、2年続けて参加されている方のデータであれば出せるといっておられたのですが、その後、音沙汰がないですね。
山根さんのおっしゃるように、日本でゲーム障害の治療を謳った矯正施設はまだ見たことがありませんね。しかし、ゲーム以外に目を向ければ日本でも存在しています。もっとも有名なのは戸塚ヨットスクールです。日本では、不登校、ひきこもり、ニートの矯正を謳い、不適切なサービスをしている施設は各地に存在しています。中国ではこういった施設で死亡事故が多発していますが、戸塚ヨットスクールでも死亡者がでました。
日本のこういった施設は経営が苦しいところが多い。ですかから、ゲーム障害に商売を拡大する確率は非常に高いと思っています。すでに施設とスタッフはいて、看板さえ書き換えればいいので、簡単に施設はできると思います。
2022年以降は正式な診断名になるわけですから、いま以上にゲーム障害の存在は大きくなります。ただのゲーム好きの子どもたちや若者が施設に収容されるケースが今後出てくるのではないかと、非常に心配です。
あと、民間だけではなく、精神科病院がこのビジネスに手を出す可能性もあることにも注意が必要ですね。民間の精神科病院は統合失調症の人々を治療するために、全国各地に大量に作られました。昔は人口の1%くらいの人が統合失調症になっていました。
しかし、最近は新たに統合失調症になる人かなり珍しくなっています。ちゃんとした調査がされていませんが、若年だと0.3%程度とかなり少なくなってきており、また症状も軽くなっている傾向にあります。
統合失調症というのは、妊娠後期の栄養失調【注12】と寒い環境や冬生まれ【注13】が関係しているといわれています。おそらく、十分な栄養が取れるようになり、住環境が改善したことによって、発症する人がかなり減ったのだと推測されています。
現在は、民間の精神科病棟のベッドがかなり空いてしまっています。その埋め合わせにゲーム障害とラベリングされた子どもたちを入れるのではないかという危惧があります。入院させてしまえばゲームはできなくなるので、治療結果は確実に、しかも簡単に出せます。入院当初は暴れる子もいるでしょうが、閉鎖病棟であれば無駄な抵抗だと悟るのは時間の問題なので、手間がかかるのは最初だけでしょうし、非常にメリットが高いビジネスになります。
このようなアプローチは、ゲームを取り上げれば治るだろうというデジタル・デトックス仮説にもとづいたものになるでしょうから、デトックス仮説は今後とも注目していきたいトピックです。
山根 話題が広がり過ぎましたが、それだけわれわれの社会はスティグマ化による社会的な影響を受けており、様々な国の専門家が憂慮してきた背景が共有できたと思います。
井出 では、結局のところ、スティグマ化という点で、樋口2021年論文の評価はいかがでしょうか。
山根 先ほど述べたように、いわゆるデジタルデトックス(キャンプ療法)が役立つという誤訳がゲーム障害の日本語文献では訂正されていません。このため、自分の子どもは障害持ちなんじゃないか、という保護者や社会の不安に対して民間療法がはじまったら、日本は脆弱です。そうした社会的視点があって欲しかったなと思います。
4.結論
井出 さて、樋口2021年論文が三つの論点をクリアしていたかを検討してきたわけですが、すべてクリアしていないといわざるを得ないですね。これらの論点は樋口2017年論文で「大丈夫だ!心配ない!」っていっていたことでした。5%なんて高い有病率が出ているのは、機能障害をちゃんと評価していないためで、機能障害を評価すれば大丈夫だという主張を4年前にしていました。しかし、樋口2021年論文は5.1%という有病率を出してきました。
山根 樋口2017年論文は国際的なチームによって書かれていますが、どの国もまだ慎重な態度です。その中で、日本の中核的機関が先進国の中でいち早く高い有病率を出したのは、新たな国際論争のはじまりとして注目されます。その際に、これまでの議論を批判的に乗り越えなければ、われわれは同じ問題を反復しているだけになってしまいます。そして予想される社会的な悪影響まで反復することは避けなければなりません。
井出 2022年からICD-11が発効すれば正式な精神疾患となるため、日本でもゲーム障害についていま以上にメディアで多く取り上げられ、自治体などでも規制の動きが活発化していくと思われます。わたしたちが危惧している点を取り上げましたが、その一部はすでに現実のものになっています。ゲーム障害という診断が今後どのような社会問題を引き起こしていくかということに、ひきつづき注視していきたいと考えています。
【注1】Higuchi, Susumu, Yoneatsu Osaki, Aya Kinjo, Satoko Mihara, Masaki Maezono, Takashi Kitayuguchi, Takanobu Matsuzaki, Hideki Nakayama, Hans-Jurgen Rumpf, and John B. Saunders. 2021. “Development and Validation of a Nine-Item Short Screening Test for ICD-11 Gaming Disorder (GAMES Test) and Estimation of the Prevalence in the General Young Population.” Journal of Behavioral Addictions, 10(2): 285?289. https://doi.org/10.1556/2006.2021.00041 
【注2】Billieux, Joel, Daniel L. King, Susumu Higuchi, Sophia Achab, Henrietta Bowden-Jones, Wei Hao, Jiang Long, et al. 2017. “Functional Impairment Matters in the Screening and Diagnosis of Gaming Disorder: Commentary on: Scholars’ Open Debate Paper on the World Health Organization ICD-11 Gaming Disorder Proposal (Aarseth et Al.).” Journal of Behavioral Addictions 6 (3): 285?89. https://doi.org/10.1556/2006.6.2017.036
【注3】該当開所の翻訳は下記。「機能障害を考慮せずに閾値ベースの「DSM-5アプローチ」をゲーミングやその他の行動に適用すると、IGDの症状を報告しながらも機能障害を伴わないゲーマーの症例をカウントしている研究があるため、高い有病率(例えば5%以上)の一因となっている可能性がある」(Kardefelt-Winther et al., in press, van Rooij, Van Looy, & Billieux, in press)。前出Billieux et al.(2017)。
【注4】Fam, Jia Yuin. 2018. “Prevalence of Internet Gaming Disorder in Adolescents: A Meta-Analysis across Three Decades.” Scandinavian Journal of Psychology. 59(5) pp.524-531.
【注5】朝日新聞「ネット依存、中高生93万人に疑い 居眠りの原因にも」2018年8月31日https://digital.asahi.com/articles/ASL8056BGL80ULBJ00F.html
【注6】Young, Kimberly S. 1998. “Internet Addiction: The Emergence of a New Clinical Disorder.” Cyberpsychology & Behavior: The Impact of the Internet, Multimedia and Virtual Reality on Behavior and Society 1 (3): 237?44.
【注7】厚生労働省科研(飲酒や喫煙等の実態調査と生活習慣病予防のための減酒の効果的な介入方法の開発に関する研究)
【注8】Alan Connor, “Crosswords: the meow meow of the 1920s”, Guardian 15 Dec 2011.  https://www.theguardian.com/crosswords/crossword-blog/2011/dec/15/crosswords-meow-meow-1920s 日本語での解説はこちらが詳しい。井出草平「1920年代クロスワードパズルが起こしたモラルパニック」https://ides.hatenablog.com/entry/2021/08/29/092342
【注9】岡田尊司,2014,『インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで』文芸春秋社.
【注10】Aarseth, Espen, Anthony M. Bean, Huub Boonen, Michelle Colder Carras, Mark Coulson, Dimitri Das, Jory Deleuze, et al. 2017. “Scholars’ Open Debate Paper on the World Health Organization ICD-11 Gaming Disorder Proposal.” Journal of Behavioral Addictions. 6(3):267-270. https://doi.org/10.1556/2006.5.2016.088.
【注11】Przybylski, Andrew K., Thuy-Vy T. Nguyen, Wilbert Law, and Netta Weinstein. 2021. “Does Taking a Short Break from Social Media Have a Positive Effect on Well-Being? Evidence from Three Preregistered Field Experiments.” Journal of Technology in Behavioral Science 6 (3): 507?14.
【注12】Susser, E., R. Neugebauer, H. W. Hoek, A. S. Brown, S. Lin, D. Labovitz, and J. M. Gorman. 1996. “Schizophrenia after Prenatal Famine. Further Evidence.” Archives of General Psychiatry 53 (1): 25?31. St Clair, David, Mingqing Xu, Peng Wang, Yaqin Yu, Yourong Fang, Feng Zhang, Xiaoying Zheng, et al. 2005. “Rates of Adult Schizophrenia Following Prenatal Exposure to the Chinese Famine of 1959-1961.” JAMA: The Journal of the American Medical Association 294 (5): 557?62.
【注13】Torrey, E. F., J. Miller, R. Rawlings, and R. H. Yolken. 1997. “Seasonality of Births in Schizophrenia and Bipolar Disorder: A Review of the Literature.” Schizophrenia Research 28 (1): 1?38.
プロフィール
山根信二ゲーム学・デジタルゲーム研究
東京国際工科専門職大学デジタルエンタテインメント学科教員。ゲーム開発を通じた社会問題解決に取り組む。NPO法人IGDA日本(国際ゲーム開発者協会日本)にて理事およびアカデミック専門部会の幹事を務め、ゲーム開発の産学連携を推進する。情報処理学会、日本教育工学会、IEEE Computer Society会員。日本初のHEVGA(全米ビデオゲーム高等教育機関連合)会員。https://about.me/syamane
井出草平社会学
1980 年大阪生まれ。社会学。日本学術振興会特別研究員。大阪大学非常勤講師。大阪大学人間科学研究科課程単位取得退学。博士(人間科学)。大阪府子ども若者自立支援事業専門委員。著書に『ひきこもりの 社会学』(世界思想社)、共著に 『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』(光文社)。2010年度より大阪府のひきこもり支援事業に関わる。
        
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