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2022年1月18日火曜日

[通信] KDDIの「povo2.0」「UQ」「au」、2022年春の今、どう違う? どう選ぶ?





[通信] KDDIの「povo2.0」「UQ」「au」、2022年春の今、どう違う? どう選ぶ?
迎悟
2022年2月3日 00:00
2021年に登場した携帯電話の料金プランの中でも特に注目を集めたのはオンライン専用プランだろう。あわせて、サブブランドやMVNOの料金プランも月額料金や割引サービス、データ容量が刷新されたケースが多く、もしこの1年、料金プランを変えていないのであれば、見直したほうが安くなることも多いはず。そうした料金プランでも、今回はKDDIの料金プランにフォーカスして解説する。KDDIでは、かねてより提供してきた「au」に加えて、KDDIが運営するようになった別ブランドの「UQ mobile」、そしてオンライン専用ブランドの「povo」がある。
その「povo」も、2021年春の登場以降、2021年9月末に「povo2.0」に大きくリニューアルした。本誌では、約1年前、「au」「UQ」「povo」の3ブランドの違いについてご紹介していたが、その後、「povo」だけではなく「UQ mobile」も自宅セット割をスタートさせるなど、状況が大きく変わった。
■KDDIの3ブランド
あらためて、2022年2月時点での、KDDIの3ブランドの料金をあらためて振り返り、特徴やオススメポイントをご紹介しよう。
☆0円スタート、オールトッピングのpovo2.0
KDDIの3ブランドのなかで最もインパクトがあったものと言えば、やはり「povo2.0」だ。オンライン専用の料金プランとして2021年3月にスタートした「povo」だが、半年で全面リニューアルし、同年9月に「povo2.0」へリニューアルしたことでもたらされた「基本料0円」のインパクトは記憶に新しい。基本料0円の状態でも音声通話や低速ながらデータ通信も利用できるが、実際には用途にあわせた「トッピング」を追加するという使い方になる。つまり 使いたいときに、使いやすい内容・料金しかかからない のが「povo2.0」の一番の特徴だ。
・ベースプラン概要
月額基本料0円
月間データ容量0GB
国内通話料30秒あたり20円 (22円)
国内SMS利用料送信: 1通あたり3円 (3.3円) [70文字まで]受信無料
トッピング一覧カテゴリトッピング名料金/回データ
トッピングデータ追加1GB (7日間)390円
データ追加3GB (30日間)990円
データ追加20GB (30日間)2700円
データ追加60GB (90日間)6490円
データ追加150GB (180日間)1万2980円
データ使い放題 (24時間)330円
通話トッピング5分以内通話かけ放題月額550円
通話かけ放題月額1650円
コンテンツトッピングDAZN使い放題パック (7日間)760円
smash.使い放題パック (24時間)220円
サポートトッピングスマホ故障サポート月額830円
やや極端な例だが、まったくデータ通信を利用しない月はトッピングをしなければ0円。少しだけ使う月であれば「3GB」のトッピングを買うと、990円、支払う。あるいは、普段の使い方なら3GB以内に収まるが、どうしても移動中に動画を見たいなど、多くのデータ通信をする機会があるということであれば、「24時間のデータ使い放題」(330円)をさらに追加することができる。その時々の使い方に応じ、必要な分だけの料金を課金すればいいのが「povo2.0」の強みだ。
☆ネットやでんきとセットで更におトクになったUQ mobile
2021年2月から提供が開始された「UQ mobile」のくりこしプラン。従来通り、データ容量の違いで、「くりこしプランS」「くりこしプランM」「くりこしプランL」という3つのプランがラインアップされたが、2021年9月には、5Gサービスが利用できる「くりこしプラン +5G」が登場。現在は「くりこしプラン +5G」を契約できる。
プラン月額基本料データ量
くりこしプランS +5G 1628円/3GB
くりこしプランM +5G 2728円/15GB
くりこしプランL +5G 3828円/25GB
そして、「くりこしプラン +5G」を対象にした割引サービス「自宅セット割」がスタートしている。自宅のインターネット回線がauひかりや提携するケーブルテレビを契約している、あるいは、「auでんき」「UQでんき」を契約している場合、「くりこしプラン +5G」の基本料が最大858円割り引かれ、さらにおトクに利用することが可能になった。
☆auのプランは使い放題、コンテンツとのパックも
auの料金プランは、大きく「使い放題MAX」シリーズと、段階制の「ピタットプラン」に分かれる。使い放題MAXは、その名の通り、データ使い放題(テザリングなど一部用途で上限あり)という特徴がある。ラインアップには、Amazonプライムとのセット、はたまたNetflixとのセット、はたまた全部入りなど、さまざまなコンテンツ・サービスの契約とまとめて提供されるものもある。料金は月あたり7000円台~1万円弱となり、使い放題にあわせた格好だ。もう一方の「ピタットプラン」は、1GBまで、あるいは4GBまで、そして7GBと、通信量にあわせて料金が変化する。割引適用前の月額利用料は3465円~6765円だ。
・auの使い放題シリーズの料金プラン(割引適用前)
プラン月額利用料セットのサービス使い放題MAX 5G/4G7238円―
使い放題MAX 5G with 
Amazonプライム8008円
Amazonプライム、TELASA使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)8338円
Netflix、Amazonプライム、TELASA使い放題MAX 5G/4G テレビパック9108円
TELASA、Paravi、FOD Premium使い放題MAX 5G ALL STAR パック9988円
Netflix、Aple Music、YouTube Premium、TELASA
(※2022年2月下旬にDAZN、GeForce NOW Powered by au、Amazonプライムも追加)使い放題MAX 5G DAZNパック
使い放題MAX 4G DAZNパック(※2022年2月下旬開始)8388円
■どのプランを選ぶべき?
KDDIが提供する「au」「UQ mobile」「povo2.0」の3ブランドについて、どれを選べばいいのか、なかなか悩ましいだろう。そこで、使いかた別に、どのプランが良いか、紹介しよう。
・使い方にムラがあるなら「povo2.0」
テレワークや外出自粛など、自宅で過ごすことが多くWi-Fi環境下にいることが多い場合は「povo2.0」がオススメだ。これまで紹介した「povo2.0」の特徴の通り「基本料0円」で利用でき、たまに外出して高速データ通信を使いたいということなら、そのときに3GBなど小容量のデータトッピングをするのが最も安く利用できるのだ。また「povo」には「ギガ活」という仕組みが用意されている。ローソンなどの対応店舗でショッピングする際、au PAYで支払うと、無料でデータ通信量がもらえる。1回でもらえるデータ容量は300MB程度のことが多く、やや小容量な部類ではあるが、ちょっと近所に買い物へ行く程度なら「ギガ活でもらえる容量でも十分事足りる。
・ライトユーザーなら「UQ mobile」のくりこしプラン +5G
使い方にムラはない、けれど、そこまでヘビーに使うわけではない……そんなライトユーザーには、「UQ mobile」のくりこしプラン +5Gがオススメだ。外出先で、あまり通信しないといった使いかたであれば、最も安い「くりこしプランS +5G」(3GB)で十分だろう。もし3GBで心許ないと感じる場合は、15GBまで使えるくりこしプランM +5Gを選ぶという手もある。「外ではあまり使わない」という人でも、自宅でリラックスできる時間に動画を観る場合、自宅の通信回線を「自宅セット割」の対象サービスにすれば、さらに通信料を抑えられる。
・ヘビーユーザーは、「au」「UQ」「povo」の大容量プランや無制限プラン
時間も場所も問わず、とことんスマホを使い倒したいユーザーが選ぶべきは大容量プランや無制限プランだ。たとえばauであれば「使い放題MAX 5G/4G」(月額7238円)がラインアップされている。“無制限までは必要ないが十分にデータ容量は欲しい”“もう少し料金を抑えたい”なんて場合は、UQ mobileの「くりこしプランL +5G」(25GB)を選ぶといいだろう。
・以前よりも「ライトユーザー」に優しくなったKDDIのプラン
あらためてKDDIが提供する料金プランを比べてみると、「ライトユーザーにとにかく優しい」ということが際立つ。「povo2.0」のように“0円スタート”できるプランも光るが、「UQ mobile」の自宅セット割のように小~中容量のプランを今までよりもグッとおトクに利用する選択肢も用意されたことで、より多くの人にとって、ちょうどいいプランが選びやすくなった。もう少しで春を迎える。新生活にあわせ、携帯電話を買い替えたり、料金プランや回線契約を見直したりする人もいるだろう。そのとき、どんな使い方をするかを考え、最適なプランを選ぶ際に本記事が役立てば幸いだ。

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