[ネタ][スポット] 恐怖の佐渡歴史伝統館〜『伊集院光・深夜の馬鹿力』/ 2019.9.2
TBSラジオJUNK/『伊集院光・深夜の馬鹿力』
2019.9.2
■ 恐怖の佐渡歴史伝統館
✔ 『高畑勲展』
どっからしゃべるのが適切なのかもわかんないんだけど,金曜日朝,東京雨だった。で,一番熱い酷暑の8月の間お休みだった芸人草野球リーグが,久しぶりの試合の予定で割と楽しみにしてたんだけど,これが雨で中止になっちゃって。で,ただダラっとしてんのも嫌だから。いやその前の週に一回予定立てた話いるかな…でもあれもややこしい話なんだよな。
その草野球中止になって,ダラダラ過ごしちゃうのももったいないな…っていうことになり。で,さらにはお休みが次の土曜日もお休み,昨日の日曜日も仕事は夜からみたいな状態で。無駄にしちゃいけないなと思いつつも,さしあたりやる事思いつかず。『高畑勲展』…スタジオジブリの高畑さんの展覧会みたいのが,竹橋の新東京国立美術館行って。一旦,東京近代美術館行った。俺間違えて六本木の方行こうとして,六本木じゃねえヤツって竹橋行ったから,まァややこしい名前のところで行って高畑勲さんの展示を観て。ザーッと観て出ちゃうんだけど,ああいうの自分の見たいとこだけパパッて見て出ちゃうんだけど,なんかその日は時間があるから副音声みたいの500円で借りられるじゃん。いろんな展示物の。ゆっくりあれ聴きながら回ってたらさ,『母を訪ねて三千里』の制作秘話みたいなの流れてた。それがさ,なんかその作画監督の人が,「もう毎回いじめられてひどい悲しい目に遭うマルコがかわいそうでかわいそうで,作画をするのがもう辛くて辛くて。でも最後のマルコを描いて以降,あんだけ描いてた作画監督がマルコを一切描けなくなった…それぐらい気持ちを入れてアニメを作ってきたんだ」みたいな話。それにすごい感動したり。
✔ 佐渡へ
観終わってこの後何もしないのは良くないってなって。しかもその「高畑勲っていう天才が,早くして,結局まだまだやりたいことあったのに亡くなったのにな…」と思いながら。俺はといえばですよ,『全裸監督』の途中で一旦一時停止をしてヌイてからじゃないとストーリーが入ってこないようなことを言っている(笑)…嘘ですけどね,それ面白くしようとして盛るな…ここいらねえわ。全然このくだり全く忘れて(笑) その東京駅に行ってその東京駅で一番早く来た新幹線乗ってどっか行こうっていうことになり,東京駅行った。時刻表を見てたら上越新幹線のとき333みたいヤツがすぐ来るって。待って,そういや俺先週末か先々週末か,佐渡島行きたいって思ったのを,台風来て行くのやめたばっかりだわと思いながら。ちょっと新潟行こうかなって,新潟行ったわけ。
で新潟行って。で,その日は新潟の汚いビジネスホテル泊まって,やっぱ朝一になる。翌朝,行動しようって時に,じゃあまァせっかくだから佐渡島で思いつきでって,土曜日の早朝に佐渡島フェリー乗って佐渡島行く。2週間前に本気で佐渡島行こうと思った時は,自分の自転車を持ってってみっちり2日半ぐらいかけて佐渡島を走ろうと思ったんだけど,今回本当の思いつきの連続で新潟の埠頭に行っちゃってるから,何にも当てがない上に,たまたま行ったこの日曜日が,佐渡島国際トライアスロンの当日で。前の日もその子供大会とか,さらにはその佐渡島国際トライアスロンに出る強者たちが試しにコース確認で走ったりとか,佐渡がびっくりするぐらい盛り上がってる日なわけ。ちょっと思ってたのと違う感じのとこ来ちゃったな…と思いつつ。移動手段が俺何もないから,観光案内みたいとこ行ったら貸し出しの電動アシストのママチャリが借りられる。じゃあこれを乗りながら,しかもそのトライアスロンのコースにはなっていない道を行こうと。おそらくトライアスロンの下見をしたりとか,トライアスロンのその低年齢向けみたいなヤツもやってない道をチンタラ走ろうかなと。電動アシストで怖いのが電池切れなの。だから,いつもは自分用のヤツは,異様な容量の電池を取り寄せて,本来,自分の電動アシスト自転車にはついてなかった巨大なヤツを使ってて。だから,うちの電動アシスト自転車で使う分には100kmぐらい行けんだけど,とてもじゃないけど,ママチャリ用についてるヤツなんかそんな長さ行けないから,そこでお金払うからつって,店長に言ってバッテリー2個借り。1個で行ける限り行ったら,切れたところで,もう1個につけ換えて戻ってくるっていう計画を立てて。
✔ 謎の伊集院ファン
一応その佐渡の中でも今回何でもない道を15kmぐらい走ったところかな,15kmぐらい走ったら,軽トラがすごい近づいてきて。何何?っていう。なんかこのままだとパンチを入れられた上に木本さんにすごい取られるんじゃねえか?みたいな(笑) 完全に盛ってるな。なんか時事の面白いことを入れたかったから。まァその何だろう?と思った。「うわ…伊集院さん…うわ…いた!いた!いた!…伊集院さんいた…うわ…いた…」ってなってるおじさんが。本当にねじり鉢巻のおじさんが,その軽トラの運転席から。ねじり鉢巻のおじさんなんて,クールポコ以来見てないから(笑) 本当にいるんだと。「伊集院さん! いいからついてきて! いいからついてきて!」って一方的に言うのね。でも「いいからついてきて」も何も,選択肢がこっちもありそうなもんじゃんか。でも「何が?じゃないって! すぐそこで畳屋やってっから…」って,もう意味がわからないでしょ。おじさん,この放送も聴いてるからね。おじさん今聴いてるから何とも言えないけど,「ついてきて」って。俺もちょうどママチャリって,まァいつもの自転車と全然違うから漕ぎにくいんだ。久々ママチャリ漕ぐと。でかなり疲れてきたこともあり,じゃあそのおじさんに言われるまま,もっと言えば『高畑勲展』も観た勢いで,俺は何でもかんでも面白いことには突っ込んでいかなきゃならないみたいな決意もちょっとあったからかな。
そのじゃあおじさんにも言われるままについてったら,確かに500m先ぐらいに「こっち! こっち! 」なんて言われて,路地入ったところに立派な畳屋さんがあるわけ。で訊くと「自分はこの夜の番組も朝の番組も,ずっとこの佐渡で畳を作りながら聞いてるんだ」と。で,「ついては2週間ぐらい前に自転車が佐渡に来ようと思ったけど,台風で来なかったって聞いて,すっごいがっかりしたと同時に,これは近いうちに来るなと思って毎日あんたを探してたんだ」と。「したらいた」と。…ェェエー?って思うじゃん(笑) わけわかんないおじさんだよ。だけどこっちが言い返せないのは,でも会ってるから。でおじさん言う通り,自分がそのちんたらママチャリで走ったのと平行に走ってて,見つかる感じじゃない道なんだけど,おじさんは伊集院が来るはずと思って見てるから。「伊集院だ! 」ってなって,すげェ興奮してて。「早く早く!」って,計画通り(笑) 見つけたらこの畳屋さんまで案内するんだと思ってるから。
んで家に呼ばれて。こっちもちょっと嬉しいんだ。なんか佐渡でこんなに楽しみに俺のラジオを聴いて,俺と会ったことをこんなに喜んでくれるおじさんいるんだと思うから,正直嬉しい。これは俺はリスナー側のテンションになったことないから,いまいちわかんないところでもあるが,おじさんとしては,なんかあげたいっていう感じなんだ。下手すれば畳を数畳くれる感じなんだけど(笑) こっち側は,今から行きだから荷物をいっぱいもらっても困るわけ。自転車漕がなきゃならないから。で,そのこともおじさんはラジオある程度どころかヘビーで聴いてくれてる人だから「そうかそうか,今もらっても困るな」ってことは分かってたろうけど,なんかあげたい。んで,くれたのが,「これ,俺が暇な時作ったんだけどさ…」つって20cm四方の正方形の…なんかその花瓶を載せるみたいな畳地のコースターみたいの。でまァ新しい畳で超いい匂いがするヤツをくれて。家で花瓶を置くような床の間なんかないけど,でもありがたいね…ってヤツってもらって。「じゃあこれもこれもこれも…」っつって,畳の端っこなんつーの…なんかいろんなちょっとキラキラの糸も使った,畳の端っこの布あんじゃん。あれのハギレを使って作った小銭入れも「これも持ってて,持って行ってよ」つって。ありがとうございますなんつって。あと「これこれこれこれこれこれ…」つって,冷蔵庫とかにつけるマグネットの宣伝名刺。「畳のご用命は◯◯に」っていう。しかもすげえなと思うのは,佐渡島のお客さんしか絶対いないじゃん。だから,市外局番とか一切ない,桁数のすげェ少ない短い電話番号書いてあるヤツ(笑) そのマグネットの巨大なヤツ。これもこれもこれもこれもっつって。「ありがとう,ありがとう」つって。その次に「あとこれ! これ持ってって」っていうのが,よくさジョークグッズで1万円札の束にしか見えないメモ帳あんじゃん。「これこれこれこれこれ!」って,なんで? 絶対おじさんが面白いから買ったんですよ。もう佐渡にもおじさんにも何のゆかりもないわけ。あとなんだっけな…「これ持ってって!」ってレッドブル(笑) なんかボトルを向こうからこうやって持ってきたから「飲んで欲しいのがあんだよ」つった時に,俺勝手に新潟の地酒だと思ったんだけど,スタイナーボトルのレッドブル(笑) 「どうもありがとうございますー」つった後に「伊集院さん,でもあれだよねー,両津港って港からここまでずっとあの自転車で来てんでしょ?今日暑いし疲れたでしょ。あれ食べてって,あれ…もらった巨峰があるんだよ」つって。おばあさんがいるんだ。50ぐらいのおじいさんのお母さん,お母さんがいるんだけど「グズグズしてないで持って来い,持って来い巨峰」「あれは私が食べるヤツだけど…」「いいんだよ! 伊集院さんと会えたんだから! いいんだよ!」つって(笑) 俺からしてみたら,巨峰も別に佐渡の名物でもないしさ,年老いた母の巨峰を食べる権利が俺にあるかどうか分かんない。「いいから!」っつってさ。巨峰食べて。「ありがとうございました」つって出て。今日も絶対聴いてんだよ。ほいでそのおじさんと別れてさ。「その先どこまで行くの?」なんて訊かれて。「思った以上に電池の減りが早いんで,本当はここまで行きたかったんだけど,ここはとても無理なんで…なんかそのゴールドパークっていう砂金掘りの体験がちょっとできますみたいな施設あるから,そこまで行こうと思ってんだけど」なんつって。本当ありがとね。元気出たよ。さりげなく,俺としては100万円のメモ帳を返したいんだけど(笑) あんなにテンション高くなっちゃって,いざ100万円のメモ帳冷静に見るとあんまり面白くないんだよ。おじさんもだからくれたんだと思うんだけど,買って即使わずに多分おじさんも家帰ってみたらそんなに面白くなくなったからくれたんじゃねえかなと思うんだけど。「で,その…あれだからな…俺のことをラジオで言わなくていいかんな」なんつって。言うよ(笑)
そんなことがあってさ。自転車乗ってまた走り出す。思いのほかバッテリーの減りが早くて。なんだかんだで途中寄り道とかしながら,もう先に白状しとかなきゃいけないのは,俺「この佐渡で何か面白いことを見つけよう」って,ちょっとガッツいてるわけで。ガッツいてるからこそ,おじさんの誘いにもすごい乗ったし。で,おかげさまでおじさんとはいい交流もできたし,そのジョークグッズの100万円メモ帳ももらえたっていうことではあるんだけど,俺の中でこのまァ…邪な考え方では,このトライアスロンがあったのは予想外だったけど。僕,看板の写真とかよく撮るじゃないですか。「佐渡」って名前が入ってる「佐渡でいじめはやめよう」っていう看板があったらいいなって思って。「サドでいじめはやめよう」…佐渡なのに?っていう(笑) 佐渡の教育委員会とか,佐渡の小学校とかの看板で「佐渡でいじめやめよう」がすげェ欲しかったし,俺の中では可能性ゼロじゃないじゃん。想像するにゼロじゃないじゃん。ちょっと仕向けて地図でマップアプリで小学校をめぐって,その小学校とか中学校の前を通りながら絶対あるはずだぞと思いながら見るんだけど,まァ…ないね(笑) 途中から何故あると思ったのかがわからない。でも,今のリスナーのみんなも何かありそうだなって思ったぐらいの確率であると思って行ったんだけど,まァないんだ。
✔ 佐渡歴史伝統館
んで,ない上にどんどん電池が減ってくんだ。やっぱりわかんねえけど,そのどれぐらいの頻度で使われているレンタル自転車なのかもわからないし,あとああいう潮風の近いところの自転車のヘタれ方がどれぐらいなのかもわかんないけど,まァ俺が思った以上に,俺が今までの自分の使ってる電動アシストチャリの電池の容量とか保ち方と照らし合わせてもまァ減りが早いんだ。その減り方が,これとてもじゃねーけどゴールドパークなんか行けないぞ…つってなって。なんだかんだで両津港から30kmぐらい走ったあたりで,もう最後のメモリの1個が点滅してヤベェってなって。
これもう何もねえからこれ,スペアのバッテリーに付け替えてもうそのまま踵を返して帰る他ないのか?と思うものの,何にもなくて帰るって,折り返し点的なもの何にもなくて帰るってのもちょっと寂しいなと思ったら。ずーっと道すがらの道路の傍らに「あと◯km」みたいな看板で「佐渡歴史伝説館まであと◯km」とずっと出てんだけど。キャッチフレーズに「佐渡の歴史をハイテクロボットが語る! 動く! 800年前へのいざない! 数々のハイテクロボットが…」みたいこと書いてある。その次に「海鮮丼」って書いてあるのね(笑) ハハァン! これだなと思って。ここまでたどり着いてやろうと思って。もうさ,香ばしい香りしかしないじゃん(笑) で後でわかることなんだけど,後で帰ってからなんじゃありゃ?ってことになってからわかるのは,ジェンキンスさんが勤めてたところらしいね。だからなんかわかんないけど,無下に笑えないんだけどさ。俺はその時点ではさ,その「800年前の佐渡の歴史にハイテクロボットが誘ってくれる…」って時点で,ハハァン! アレだな…っていう感じなんですよ。「海鮮丼食べましょう」ってなってる時点で。
んで道逸れて佐渡歴史伝説館の方に行ったら,割とでかい立派な建物で。ただまァなんかその…なんかアレ臭すんの(笑) よくあるよね。例えば,奈良とかの縄文歴史館みたいな所行くとさ,カラクリ仕掛けの,ロボットっちゃロボット,電動のカラクリっちゃあカラクリだけど。カラクリの当時の人たちの人形が,「縄文人の暮らしは…」みたいなエピソードに乗って,ただただ動いてるヤツあんじゃん?あれだなっていう。俺の予測ではあれで,俺の頭の中にできたスケベ心のストーリーは,本当に申し訳ないが「ほぼほぼ興味のない佐渡の歴史を,疲れきった体で一人ただただ聞いて,何もよくわからなかったまま帰ってくる俺」という,ある意味,ラジオのトークの完成予想図みたいのを描きながら入ってく。入場料800円か…結構すんな…みたいな。この結構すんな…からの,見たものも大したことないな…っていうバランスも含めて,これラジオトークの完成形だから800円も高くねェなって感じの。
んで800円払って入る。受付のお姉さん以外に,周りに人影が全くないわけ。行く途中に,俺が入ったと同時に「ようこそ佐渡歴史伝説館へ…」みたいな音楽流しだす感じの。俺マンツーマンじゃん?って。入口入ったところに,ちょうど急に十二単衣的なヤツを着た,ちょっと顔が仲間由紀恵に似てる,黒髪の長いからくり人形があって,全く動いてないわけ。全く動いてない等身大の人形でも相当人感あるヤツ。来ました来ましたと。これが俺の思う縄文資料館の「縄文時代の人間は主に木の実を食べていました…」のヤツだと思うの。知らねェけどね。したら本物のお姉さんが来て「今から開始します」って言う。「今から動かしますよ」って,あーやっぱり俺用なんだと。もう俺マンツーマンだ。一応客席自体は30人ぐらい座れる客席なんだけど,真ん中のところに,まだ動いてない人形があって「今から始めます」と言うんだけど,この後にちょっとえっ??ってなったのは,この一連のヤツ…「今からこの館の説明と大まかな歴史の解説が始まります」と。うろ憶えなんだけど,承久の乱で後鳥羽上皇が流刑になったのかな…雑でごめん。で「それは隠岐の島かなんかに行ったんで,その家系の人は佐渡に流刑になり,その高貴なお嬢さんが,この前にいるカラクリ仕掛けのロボットで,このロボットが全システムを紹介しますよ」みたいなことで,それではどうぞよろしくって帰っちゃうんです。それがまた動き出してみんなの想像してる通りのその動きをする。ロボットダンス的なロボットだから,そのいわゆるロボットの動き方をしながら教えてくれんだけど,驚愕のことが告げられる。「これを全部観終わると同時に,隣のからくり仕掛けのセットにスイッチが入るシステムです。これを全部観終わったら隣の部屋の灯りがつき,隣のシーンが始まるから観終わったら速やかにそっちに行ってください」って。逆に言うと飛ばせない。はい,シーン1終わりました。隣が始まるから隣へ移動するんだよ。隣は,「このお姫様のお父さんが流刑になったことを儚んで悲しい句を読むのをお姫様が涙ながらに聞いているというシーン2が始まるんだけど,もう多数決で負けてるから(笑) もうロボットに歯向かうことはできない。これが終わらないと隣の部屋の灯りがつかない上に,手前が終わっちゃってるから帰れもしない。このヤツを全部聴くわけ。
次のところまた辿っていくと,次の部屋にロボットがいないわけ。壁のところにある巻物があったんだけど,その巻物がウィーンと音したと思ったら横スクロールが機械仕掛けでゆっくり始まるわけ。それでその巻物のことを全部読んでくれるんだ。けど,まァこれも終わらないと先に行けない。で,なんか最終的にはその一連のヤツが終わりました。と,その承久の乱からの流れが終わりましたっつったら,次は日蓮聖人のコーナー。イヤな予感がするんだけど,リアルな日蓮聖人がいるわけ。真っ暗な中で,日蓮聖人がなんか刀を持った大勢のヤツに囲まれてるわけ。一個手前に日蓮聖人の普通の木造があって。木造の方は動かなくてホッとしてんだけど,あれ動きそうだな…っていう感じの位置に日蓮セットがあるわけ。案の定,俺が入ると同時に日蓮聖人のシーン。「日蓮聖人は本当は斬首になる予定だった。しかし斬首のまさに刀が振り下ろされそうな時に突然ものすごい雷が鳴って一命を奇跡的に取りとめる」っていう事が書いてある。巻物に書いてある上でそれが始まるから。鳴るなって思うじゃん,こっちも(笑) あれは目に入らないとこにして欲しいんだけども。そのまんま日蓮のシーンが始まり,その後のその日蓮聖人みたいのもありましたと。日蓮聖人もなんか,その後海を渡っていくみたいなヤツがホログラムみたいのがあって終わり。
その後,世阿弥が行ったらしいのね。来るな! と思いながら。世阿弥も一通りあるわけ。でもその間ずっと本来20人ぐらい座れる椅子に俺一人だけで世阿弥を浴びてんだ(笑) すごい勢いで,もう真っ正面から世阿弥語も来てんだけど。でもここで俺がもしルールに歯向かっちゃったら,世阿弥もそうだし,あと一番最初のその偉い人…お姫様と後鳥羽上皇のお父さんもそうだし,何より日蓮と日蓮を囲んでた旦那のロボットがいるから,かなうわけない(笑) 俺逃げようと思ったって,あいつらに全員囲まれるんだから(笑) ロボット帝国に囲まれた。これはもうとにかく,なんとか最後まで行くしかないとは思うんだけど,トイレ行きてェ…って。ずっと俺チャリ乗ってきたから。1階が全部展示物が終わった所にトイレがあったから,トイレでおしっこしたところで,また放送が流れるの。「2階にもコーナーがあります。2階ももうそろそろ始まります」みたいな。「2階もあんのか…」と思うんだけど,1階に出口ないわけ。出口なくて,2階にもう強制的に行かなきゃいけないんだけど,こっちは久々にしかもママチャリを30km乗ってっから。んで2階に行く階段の踊り場のところに「2階ではおじいちゃん,おばあちゃんが,昔の佐渡の話をしてくれるよ!」って書いてあるわけ。
…ここでさあ1回CM入っちゃったから,ちょっと冷静になっちゃってさ。迷いがあるんだって。迷いがあるのはネタバレってどれぐらいオッケーなの?っていうか。ていうかさ,これがさ今公開されてる映画のネタバレだと俺もやめるけども,要はネタバレで「ちょっと待ってよ伊集院…来週,佐渡歴史伝説館に観に行く予定だったのに,なんで言っちゃうんだよ…」って話でしょ?今これ聴いてるリスナーさ,佐渡歴史伝説館に行く予定がないよね? 俺が言ったところで…じゃあわかった。佐渡歴史伝説館に行く予定がある人は10分くれよ。聴かないでいい。どうしても俺はこのことが言いたいからね。
で,その2階に上がります。いいから! これ15分かかるから。俺興奮したら。しょうがないじゃん。深夜放送のネタバレなんか事故だから。ブルースウィリス,最後は死んじゃうから(笑) で,階段登っていく途中に「おじいちゃんとおばあちゃんが昔の話をしてくれるよ!」的なこと書いてあるわけ。俺そこでちょっと嫌な予感がしたのは,待てよ?っていう。今の今まではからくりロボットだけど,本当におじいちゃんとおばあちゃんがちょっと昔の話をしてくれるとするならば,俺も逃げ場がないぞ…って言うか,ちょっとキツいかな?って思いながら2階に上がってったら,それは杞憂だったの。2階のフロアの一番奥のところに,佐渡の家屋のセットがある。要は今まで観た800年前とかそういう話じゃないんだ。偉人が…とかいう話じゃなくて,普通の,多分昭和初期ぐらいの佐渡の家屋のセットの中に囲炉裏があって囲炉裏を囲んで,これもロボットなんだけど,すげェ精巧にできた見た目人とまごうようなカラクリ仕掛けのロボットのおじいさんとおばあさんと,おじさんの3人がそこにいるっていうセットがあって。そういうことなんだと思ったのと,もう一個,すでに客席の一番前の席に男の子がいて,男の子がそれを観てるから,なんだ俺以外にも客いるんじゃん…と思ってちょっとホッとしたのと,男の子がもう観てるから,もう次のシーン始まっちゃってる。俺が多分トイレ行ってる間に始まっちゃってるから,これで時間的に短くて済む,良かった…始まっちゃっててってちょっと思ってる自分と。あとその階段を登るのにかなりヨタついて足に来てるな…と思いつつ。奥まで入ってたところでびっくりさせるられるのが,客席の一番前の席に男の子,野球帽をかぶって,おじいちゃんとおばあちゃんの話を熱心に聞いてた男の子,おじいちゃんのおばあちゃんがいる舞台に顎乗っけて聞いている野球帽の少年が,まさかの人形なの。??ぇェ゙?って思うじゃん。何そんな凝ったことしてんの?って思うじゃん。俺びっくりしちゃって。嘘だろ?ってなって。なんだよ?ってなって(笑) 声も出るわね。「ざっけんなヨ!」って。そんな覚悟ある?今まで,日蓮聖人の歴史とか話してたんだよ?「世阿弥とか能というものが,なぜこの佐渡にあるのか?」みたいな話で。もっと言うと,まんまと俺佐渡の歴史憶えてっからね(笑) 嘘でしょ?と思うわけ。精巧なおじいさん成功なおばあさんと,精巧なおじいさんの話を聞いている野球帽の少年が嘘ン子ちゃんなのよ。嘘でしょ?って。
ほんと恥ずかしいぐらいビビってドキドキした後,冷静になって見てみたらそのまま囲炉端のボロボロの民家みたいな民家の囲炉裏端のその一軒間みたいなところの手前の囲炉裏囲んで4人いるところに3人いて,もう一角のところの,家族が座るスペースが空いてて,そのゴザのスペースが空いてて,そこんところにそのおじいちゃんとかおばあちゃんが着てるちゃんちゃんこみたいのが置いてあって「このちゃんちゃんこを着て上に座って写メ撮っていいですよ」って看板がある。結構斬新じゃん。だいたいフツーは触らないでくれ入らないでくれなのに「そこ撮っていいよ」って言われて,ちょっと俺も機嫌が治ったわけ。面白い写真撮りたいから。これだと思ったのがさ,じいさんちょっと赤ら顔で,酒一杯飲みながらゆっくり動きながらカラクリで動きながら酒を1杯やってて「ワシの話を聞いていってくれよ」みたいなやってるところに行って,じいさんがこの湯呑を持ってるとこに,お酌する形でレッドブルだなと思って(笑) じいさんがレッドブルを注いでる写真を自撮りで撮りたいんだけどさ,俺の手の長さがさ。◯◯の実も食ってない状態だから,だからもう全然伸びないわけ。俺にできることは無理やり脱臼しか出来ないから。帰りの自転車のハンドルさばきがおぼつかないから,それもできねえなと思いながら。戻ろうと思って。全然そのレッドブルを上手な角度でお酌してるように撮れねェから,ふざけんなとかなってるわけ。あーもう…ってなってるわけ。したら急に「困ってますね」っていう声がする。ハッと思って見たら,3人目のおじいさん人なの。そのおじいさん,おばあさんの横にいるおじいさんの人はドッキリのために座ってる人なの。ァァァア!!ってなって。そんなトリッキーなことある?最初見た客席の男の子は人に見えたのに人形なの。それで一安心して俺がふざけ始めたから,そこに係りのおじいさんが,その当時の人の服を着て,おじいさんがおばあさんの横でずっと居眠りしてるマイムでずっといたの。それでお土産屋さんにあるおせんべいの説明を始める(笑) ていうかその時にすっごい量で脳の中から汁がブワーって滝のように出るじゃん。頭いっぱい「いつから?いつから?…いやいや入った時からいるよね?この人いるよね?…」ってなってるじゃん。居たんだ居たんだ…ちょっと待ってくれ…ふざけんな…って。俺声に出してたか? いや出してない?…「ざけんなヨ」は言ってない?言ったよな…言ったし,かなりの罵詈雑言…下手したら世阿弥まで多少バカにした気がする。だってさ,ずっと誰もいないんだもん。そんなことあったら何か言わないとロボットに負けちゃうじゃん。こっちもこっちも何か保っとかないと,俺すらモーター音がし出すんだよ(笑) 俺がロボットの一員になっちゃう事だって…俺が口に出さないと,体の中で…うわ…これ言ってる…待てよ…日蓮は人?(笑) いやいや,最初の後鳥羽上皇も全部人だったんじゃねーのか?って思ったり。あと何より,この罵詈雑言を聞かれた上に,俺を指差して「この人テレビに出てる…」って言い出した。一連のヤツずっと見てて,伊集院なんかはしゃいでるってのを,全部おそらくわかってる。これはヤバい…佐渡の歴史を真面目に教えようとしてるところを,いきなり来た男が「ざけんなヨ」からの罵詈雑言(笑) こんなに工夫したからくり仕掛けに罵詈雑言を浴びせているじゃないか? (笑) 本当に何だろう…モニタリングよりタチ悪いよ(笑) こっち番宣も何もねえんだから。モニタリングならおそらく,映画の宣伝絡みで仕方なく出てんだろうよ…なんじゃそりゃ?と思いながら。ほいで。そうなるとさ,とにかく点数あげなきゃ。この人に対して「あんな風な面もあるけれども,その100倍ぐらい良いタレントですよ」って,やんなきゃいけないから(笑) もうこの人に対して「…いやいやいやびっくりしましたよォ〜(笑)」って,そのじいさん,せんべいの話始めてんだよ。「出口を出たとこにあるお土産売り場にあるせんべいって,佐渡ならではのあるものが練り込まれています。はい,何でしょう?」。知るかよ!!って思うじゃん(笑) そうなんだけども,ここはここはもうとにかく愛想よく。「?なんですかねェ〜?佐渡ならではのものは…」っていう。で,俺の中では,恐らく金粉だと思うんだ。金粉だとは思うけど,ここで金粉って言っちゃダメじゃん。金粉と当たらずとも遠からずなんだけれども,ちょうどいいとこの答えを答えて「惜しいィ〜金粉でした」がこの人の一番気持ちいいヤツだと。とはいえトンチンカンな答え言うと「バカだな」と思われる。あの人は博識なんだけれども,この上クイズを真面目に検討した結果,まんまと私の惜しいとこに引っかかったって答えは何だ?何だ?何なんだ?…「はい,時間切れ〜答えは海洋深層水でした〜」と言われて,何だよ? なんなんだよ?「海洋深層水を練り込んだヤツ」って。海洋深層水は佐渡以外にもあるよって(笑) そのおじさんが今度さ,次のフロアの説明を始めるわけ。「この次のフロアはこうなってる…壁に穴が3つ空いてます。この穴に耳を澄ますと,向こうから最初は森の奥の湧き水の音が聞こえます…」みたいなの聞いて。必要以上に興味があるようにしなくちゃいけないから。チョロチョロ…「ホォ〜癒されますねェ〜。東京でラジオやってるんで音がすごい興味あって。ちょっと…」って2分くらい聞いてんだけどさ,向こうもそんな聞かないだろって顔してんだね。もうそれででも,ずーっと興味ある感じで聞いたら「こちらが佐渡に伝わる鬼太鼓といって,鬼がやってきて,この太鼓で魔を払う太鼓がこちらでございます」ってトコトン…ってやってるわけ。でこれもすごい興味があるとは言いづらい。でもこの時の俺鮮やかだったな。見せてあげたいよ。「ホホォ〜。僕もいろんなところに行ってるんですけど,東北の民間伝承でいうところのナマハゲがいわゆる道徳的な一面の教育のために今も語り継がれてるのに対して,これは純然たる魔除けということなんですね?…」ったら「ハァ?」って顔されて(笑) 俺お迎え行ってる!! 今俺すげえお迎えに行ってるんだって! (笑) すごい俺の少ない鬼知識で。今もう鬼の知識なんかほぼ空っぽのヤツの中から,なんかぽいヤツ練り込んで練り込んで出したのに(笑) ほんとすごいよ。すごい!行った方がいいよ。みんな俺の言ってることが1個1個全部わかるから。それでみんな,俺がどれだけ困ったことかを民間伝承してくれ!(笑)
その後もうさ,良心の呵責があるからさ,その後のお土産はなんかお土産買わなきゃならないと思うんだけど,とにかくじゃあここで一番高いもの買ってこうと思ったらさ。そこで一番高いものが能面80万円だって(笑) それは買えねェよ(笑) それは無理だよ。80万円の国宝みたいなヤツが作った能面とか売ってんだよ。そんで,すれ違いぐらいに観光バスの人が何か来て。大勢ですれ違ってくるんだ。これでわかったのは,あれも「30人単位の中のお調子者が座ろうとした時にドッキリ発覚」ならみんなのゲラゲラで終わるじゃん。来るヤツもその30人単位のアトラクションとして出来上がっていれば行けんじゃん。マンツーマンはだめだよ!マンツーマンは!(笑) 俺1階でおしっこしてきたからいいよ?してなかったらドゥビドゥビだよ(笑) 指の指が止まるわけがないよ,本当に(笑) 海鮮丼は食べてこなかったから,それを超えて自慢の海鮮丼だからね。そうやって考えたら海鮮丼も相当なもんだと思いますよ。
帰り,自転車でまたもう30km,この間もうずっと「びっくりした〜」しか言ってないからね。俺人生の中でもしかしたら人生の中で一番びっくりしたことかもしれない。なんかそのUSJなり東京ディズニーランドなりにいろんなアトラクションありますけども,あとお化け屋敷とかもすげーハイテクのお化け屋敷とかあると思いますけど…っていうか,あのおじさん,いつから座ってたんだろ? でもこのシステムだと,俺途中で「もう音終わらなくてもいいから先行こ」ってちょっと思ったんだけどさ,このシステムは,それがなかなかしづらいから良かったけど,例えば俺があそこの下で1回階段登る前にひと休憩してるからな。このタイミングで来るか?のフェイントは前後は多分あるはずなんだけど,もし俺が世阿弥の途中でもういいやと思って,途中で2階行ったら,おじさん,よっこいしょって上がろうとしてるところと,対面しちゃうわけでしょ? すげーバツ悪くない? そうじゃなくて,おじさんが上がろうとして「おじさん何やってんですか?」ってなった方がちょっとその後言いづらいか。佐渡歴史伝説館。もう800円とかの価値じゃない。俺もう年パス買おうかと思った(笑)
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