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2023年11月27日月曜日

[機器][通信] USBデバイスサーバの利用法







[機器][通信] USBデバイスサーバの利用法
USBデバイスサーバの効果的な利用法
■はじめに
校内には様々なパソコンの周辺機器があります。例えば,職員室内ではネットワークプリンタはどのパソコンからも印刷ができますが,スキャナやラベルライタ,イメージカードリーダ,USB接続のネットワーク非対応の複合機などはそれぞれの機器をパソコンに接続してからでないと使えません。そこで,USBデバイスサーバを利用して,周辺機器がどのパソコンからも利用できる環境をつくり,校務を円滑に行うための方法を検討・提案します。
■USBデバイスサーバとは
USBデバイスサーバは,USBポートを持つ様々なUSB機器をネットワークに接続できるようにするものです。USBの仮想延長ケーブルにより,USBの全機能を,複数のユーザでネットワークを介して使用できます(図1)。
なお,USBデバイスサーバは,プリントサーバのようにLPRやIPPなどの標準的な印刷プロトコルを用いて通信を行うのではなく,仮想的にパソコン上に作られるUSBポートを通じて印刷を行いますので,あたかもローカルのUSBポートにUSB機器が接続されたように見えます。したがって,プリンタの場合,双方向通信により,プリンタに標準で付属しているプリンタドライバやステータスモニタ等がそのまま利用できます。さらに,プリンタ複合機のスキャナ機能なども,USB接続時と同様に使用できます。
ただし,接続できるUSB機器の台数制限や,同時に複数の利用者が利用できない場合があるなどの制約がありますから,機器の性能を確認し,導入の目的にあっているか検討する必要があります。
■USBデバイスサーバの特徴
設置場所に依存しない
図2の場合,各周辺機器をパソコンの近くに持ってきてUSB接続をしなくてはなりません。また,複数のパソコンで各周辺機器を使用する場合には,ユーザが毎回繋ぎ直す必要があります。さらに,USBケーブルの長さは,最長5Mが基本であり,パソコンと周辺機器の配置によっては,USBケーブルが届かないということもあります。
そこで,USBデバイスサーバを利用すれば,図3のように周辺機器のつなぎ替えは不要となり,ネットワークに接続しているユーザであれば,どの周辺機器も使用できるようになります。また,LANケーブルや無線LANを用いるため,USBケーブルよりは離れた位置にある機器どうしをつなぐことも可能になります。
経済性
USBデバイスサーバを使用すると,限られた数の周辺機器をネットワークに接続している多くのユーザが利用できるため,周辺機器への投資コストを削減することができます。例えば,ネットワークプリンタなど,ネットワーク対応製品が多く販売されていますが,買い替えるためにはコストがかかります。そこで,USBデバイスサーバを利用し,現在使用しているUSB機器をネットワークを介して利用することで,少しでも経費を削減することが可能となります。
プリントサーバ機能を持った製品もある
USBデバイスサーバの中には,プリントサーバ機能を持つ製品もあります。プリントサーバ機能を持ったものは,一般的に使われているRawモード,LPR,IPP印刷に対応し,複数のパソコンからの同時印刷が可能になります。職員室では,複数の教員で1台のプリンタを共有することも多いため,この機能を持ったものがよいと考えられます。
※Windows Vista/Windows 7からの印刷は,LPR(バイトカウント有効)を使用してください。LPR(バイトカウント無効)及びRAW印刷では,OS仕様との相性により,正しく動作しない場合があります。
ギガビットイーサネットに対応した製品もある
USBデバイスサーバは当初,データ転送の連続的かつリアルタイム性を必要とするWebカメラやUSBスピーカなどのUSB機器などのアイソクロナスモードを使用する機器は使用できませんでした。しかし,最近では高速データ転送を実現可能とするギガビットイーサネットに対応している製品も出回るようになり,アイソクロナスモードで動作する機器もネットワーク環境で利用することができるようになりました。
■設定
パソコン側の設定
研究で使用した製品は,DHCPがなくIPアドレスが自動取得できない場合は,APIPA機能が働いて「169.254.xx.xx.」というIPアドレスが自動的に割り当てられます。
※「xx.xx.」の部分は環境によって変わります。
そこで,一時的にパソコンのIPアドレスをこのネットワークに接続できるようにアドレスを変更します。なお,現在使用しているIPアドレス等はメモを取っておいてください。この作業が終わったら元に戻します。
(例)
 IPアドレス  169.254.10.111  ※10.111は任意のアドレス
 サブネットマスク 255.255.  0.  0
 デフォルトゲートウェイ 169.254.  0.  1
次に,このUSBデバイスサーバのIPアドレスを取得します。付属のユーティリティソフトから検索する方法もありますが,ここでは,コマンドプロンプトを使用します。
コマンドプロンプトを立ち上げ,「ping 169.254.255.255」を打ちます。このアドレスはブロードキャストアドレスといい,ネットワーク上に接続されているすべての機器に対してデータを送信する(この場合だとすべての機器に対してpingを送る)という意味です。
すると,図7のように,「Reply from 169.254.208.109」.と出てきます。これは,169.254.208.109.のIPアドレスを持つ機器から応答があったという意味になります。これが,現在のUSBデバイスサーバのアドレスになります。
※ このIPアドレスは自動で割り当てられるため,接続をし直す度にIPアドレスが変化します。
※ IPアドレスが検索できない場合は,ファイアウォール等が原因となっていることがあります。
USBデバイスサーバ側の設定
次に,USBデバイスサーバに固定IPアドレスを設定します。このとき,IPアドレスが競合しないように,事前にネットワーク内で使われていないIPアドレスを調べておく必要があります。
ブラウザでUSBデバイスサーバの現在のIPアドレスアドレス「http://169.254.208.109」に接続すると,図8のようなログイン画面が表示されるので,ユーザ名とパスワードを入れ,ログインします。
※検索したアドレスで接続できない場合は,以下の手順にて,例外に検索したアドレスを入力してください。
「インターネットオプション」→「接続タブ」→「LANの設定」→「詳細設定」→「例外」 
ログインをすると図9のようなネットワーク設定画面が表示されますので,固定するIPアドレス,サブネットマスク,デフォルトゲートウェイを設定します。また,DHCPによる自動設定を無効化するため,DHCP/BOOTPを「ENABLE」から「DISABLE」に設定をします。なお,デフォルトゲートウェイを設定しておけば,ネットワークが異なる環境からもUSBデバイスサーバに接続してある機器を使用することができます。
※今回は「192.168.12.220」にIPアドレスを設定をします。
これで,USBデバイスサーバに固定IPアドレスが振られました。確認のため,パソコンのIPアドレスを元の状態に戻した後,コマンドプロンプトにてping命令を打ち,設定をしたIPアドレスに通信できるかどうかを調べます。このとき,使用しているパソコンのIPアドレスが「192.168.12.xx」(USBデバイスサーバと同じネットワーク)になっていないと通信ができません。
アドレスから返答があれば正常に設定ができていることが分かります。
■考察
バスパワーで動作するUSB機器であれば,使用したいときにそのまま利用できますが,プリンタやラベルライタなどは機器がある場所まで電源スイッチを入れに行く必要があります。しかし,機器を移動して使用することを考えれば,USBデバイスサーバを利用してUSB機器を据え置きの状態で使用した方が効率的だと考えられます。今回の研究を経て,職員室内の誰でもUSB機器が使える環境になったため,効率よく業務ができるようになりました。
使用上の注意点
USBハブの種類と接続台数
・USBデバイスサーバに接続するUSBハブはバスパワー(ACアダプタが付属していないもの)ではなく,セルフパワー(ACアダプタが付属しているもの)のハブを使用します。
・一般的には,USBの接続可能数は15台です。
・USBハブも1台としてカウントされます。
・複数のUSBデバイスとして認識される場合は,接続できる台数は減少します。
・USBハブの多段接続はできません。
・バスパワーでの電源が供給できる機器の数は1台のみです。(メーカによって異なる場合があります。)
USB機器のドライバについて
USBデバイスサーバを使用してUSB機器を使用する場合,パソコン本体に直接USB機器を接続するときと同様に,各機器のドライバをインストールする必要があります。
■おわりに
職員室内でUSBデバイスサーバを使えば,限られたUSB機器を動かすことなく共有して利用することができるため,校務の効率化を図ることができます。組織的に校務の情報化を推進する為に是非ご活用ください。

愛知県総合教育センター

Silex











USBデバイスサーバは無限の可能性を秘める
 2018年2月27日  
最終更新日時 :2019年1月5日 
もんごんた
USBデバイスサーバ、、、ガジェット好きな方ならきっと気に入るガジェットです。私は3台持ってます。(今は中古しか買えませんがIODATAのETG-DS/US-HS)使い始めてから5年以上経ちますがまだ活用しています。
■USBデバイスサーバとは?
USB機器をLAN経由で複数のPCから接続できるようにする機器です。切り替えて使用することができるようになります。共有ではない点は注意してください。あくまでネット経由で接続を切り替える仕組みです。
接続する場合はクライアント側でソフトを動かして、使いたいUSB機器を接続します。
■USBデバイスサーバの種類
現在新品で買えるのはサイレックス・テクノロジー株式会社の以下の3種類です。
✔USB3.0ポートを持つDS-600
✔USB2.0ポートを持つDS-510
✔無線LAN(11n/a/g/b)とUSB2.0ポートを持つDN-520AN
◇使えるUSB機器
USBに接続して使うものはほぼ使えます。
私が試してみたUSB機器
✔プリンタ
✔キーボード
✔マウス
✔USBHDDやUSBSSD
✔iPhoneやAndroidスマホ
◇有線LANじゃないときついもの。
動かす際に情報量が多いものは有線LANを使わないと動きが遅くなったりします。
✔TVチューナー
✔USB-HDMI変換アダプタ(ディスプレイアダプタ)
◇動かなかったもの
✔ハードウェアで暗号化する仕組みのポータブルHDDやUSBメモリ
✔バッファローの地デジチューナー(恐らくIODATAのUSBデバイスサーバを使っているため)
■USBデバイスサーバのメリット
①USB機器を自由にレイアウトできる。
USBケーブルは5mが限界ですが、LANが敷設してある場所ならどこでもレイアウトできます。無線対応のものを利用すればレイアウトはさらに自由になります。
②物理的に取り外し、取り付けが不要
USB機器がPCの後ろに接続されている場合は取り外しや取り付けが不便です。それが不要になります。
③USB機器ごとに接続を切り替えることができる。
USBハブ単位ではなく、そこに接続されているUSB機器ごとに切替が選択できます。
■USBデバイスサーバのデメリット
①ログインするまで使えない。
Windowsのログイン画面ではキーボードやマウスは使用不可です。タスクバーに常駐して使うのでログインするまでは接続してくれません。
②ネットワーク負荷が高くなる。そして帯域が足りなくなると動きが鈍くなる。
仕組みがそうなので仕方がありません。大量のファイルコピーをしながらマウスやキーボードを使ったりすると遅くなります。有線のGigabitLAN接続のPCは影響は受けづらいですが、無線LAN経由だと遅くなることが結構あります。
③他の人が使っている場合は接続できない。
他の人が使っている間はそのUSB機器を使うことはできません。例外としてプリンタについては、印刷した時に自動接続、印刷が終わったら自動切断という機能が設定可能です。
■応用例
①騒音の大きいPCを別の部屋において使う。
USB-HDMI変換アダプタを使えばディスプレイも接続できるので静かな部屋で作業ができます。
映像は転送量が多いので、なるべく有線LANを使った方がいいでしょう。遅延は発生します。4Kやゲームは厳しいかもしれません。
PCとは別の部屋で使うイメージ
②拡張性のないWindowsタブレットと組み合わせる。
充電とUSB端子が兼用でUSB端子が足りないタブレットにも使えます。タブレットは無線で接続する場合がほとんどだと思うので、ディスプレイアダプタは少し厳しいかもしれません。
③BitLockerで暗号化したUSBHDD、USBSSDを切り替える。
BitLockerで暗号化したUSBHDDやUSBSSDを接続すれば、プライバシーを守ったまま切替ができます。
注意
BitLockerでUSBHDDを暗号化するにはWindowsのPRO以上のEditionが必要です。(暗号化した後はWindowsHomeや無印でも使えます。)
■コメント
📮おきんたより:
2020年5月5日 4:02 PM
DS-600を経由して、宅内LANで別部屋のディスプレイにUSB-HDMI変換アダプタ使って映像を出したいのですが、Amazonで安いのがあったので、frescologic.comのFL2000(これが製品名なのか分かりませんが)を使ってみたところ、惨敗でした。
PC直挿しは動くのですが、DS-600経由だとうまくドライバが認識されず、手動でドライバを充てても惨敗してしまいました。
伝送上の問題(ルータ等)もあるかも知れません。が、とりあえず物は試しで、別のUSB-HDMI変換アダプタを使ってみようと思い、参考にしたいのでご使用されている製品・型番を教えていただけないでしょうか。
何卒よろしくお願いします。
📮返信
もんごんたより
2020年5月5日 4:50 PM
おきんた様
コメントありがとうございます。検証したのは大分前なので製造完了ばかりですが、先ほど試してみたところWindows10でも動作しました。
USBデバイスサーバ (IODATAのETG-DS/US-HS)
ディスプレイアダプタ
1)上海問屋 DN-67041 USB3.0-HDMI (Magic Control Technology Corpのドライバ)
2)IODATA USB-RGB/D USB2.0-DVI (DisplayLinkのドライバ)
他のUSB機器は認識するんですよね?
📮返信
もんごんたより:
2020年5月5日 5:04 PM
サイレックスのHPでもDisplayLinkのものは動いているようなのでチップがDisplayLinkのものは動く可能性高そうです。(保証はできませんが、、、)
https://www.silex.jp/support/supportmodel_result_.html?product_category=&product_name=323&maker_name=1097&os_name=&os_cat_name=&ext_prod_cat_m_cid=&ext_vendor_m_vid=1097
📮返信
おきんたより:
2020年5月5日 5:25 PM
こんなページがあったんですね。
闇雲に試すよりかは、DisplayLink製品orドライバー使ってる製品の方が可能性は感じますね。
物色する際にこの点もチェックしてみます。
教えて下さりありがとうございます。
📮返信
おきんたより:
2020年5月5日 5:17 PM
お返事ありがとうございます。
助かります!
製造完了している(ぱっと検索しても在庫なさそう)のは残念ですが、今日頑張ってみて解決しなければ、IODATAさんのやつで試してみようと思います。その時はリンク踏んで購入します。
他のUSBデバイスについては、ひとまずUSBキーボードを繋いで使える事は確認しました。
unifyingレシーバーをデバイスサーバーに接続して、キーボード、マウス、ゲームパッドを繋いで使う計画で、取り急ぎキーボードだけ確認しています。
迂回策としては、テレビに向けてMiracastで映像は飛ばせるのですが、若干遅延がある(0.5秒~)ので、デバイスサーバー経由だとレスポンス向上するかなーと期待しているところです。
ついでに、Miracastする際に接続先のワイヤレスディスプレイが出てこない事がちょくちょくあるので、信頼性の意味でもディスプレイアダプタを試したいのです。
📮返信
もんごんたより:
2020年5月5日 5:38 PM
Miracastは確かに不安定ですよね。。。
一応IODATAのものはAmazonのレビューにDS-600で動作したとありますね
https://www.amazon.co.jp/dp/B006M5L538?th=1
遅延は発生するかもしれませんが、動作は安定するので頑張ってください('◇')ゞ

ガジェット好きの日記
https://mongonta.com/f296-howto-use-usb-device-server/












ネットワークラボを別室へ移しても使えるようにUSBデバイスサーバーを買ってみた。
 ネットワーク
2022-03-20
最近ネットワークの勉強をしている為、机の上にルーターが常時鎮座しておりなかなか圧迫感が凄い。今回はこれをなんとかするための実験的取り組みである。

t-hom’s diary
https://thom.hateblo.jp/entry/2022/03/20/211705






2021年3月14日日曜日

[改造] SCSI規格PCのSSD化

[改造] SCSI規格PCのSSD化
▽Re: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:TRISS  投稿日:2021年 3月30日(火)21時15分59秒 44-161-126-219.flets.hi-ho.ne.jp
ドライブの認識は正常とのことですが,
NEWHD.EXEの結果をみるとシリンダ数が 0になっているので,
正しく容量を認識していないようですね。
DOSの FORMATコマンドが異常終了するのもそれが原因かもしれません。
HDVS-UM13Gが 512MBの容量の少ないデバイスに対応していないのではないでしょうか。
HDVS-UMシリーズには8.4GBの製品があるので,8GB辺りの CFカードに交換して,マルチドライブモードで 4GB +4GBとすれば正常に認識するかもしれません。
SCSI-IDE IDE-CF SSD化での躓きについてご質問  投稿者:masa  投稿日:2021年 3月29日(月)18時19分27秒 KD113145161181.ppp-bb.dion.ne.jp
あの後,大分長い間実機を味わった後にエミュレータ化し処分してしまいましたが,再度実機が必要になったので機器を揃えておりますがHDDを当時物の機器での構成に不安があるためCF-SSD化を御サイトを参考に自己責任において機材を揃えてみて試みてはいるのですがうまくいかずに困っております。
現在使用しているシステムは以下の構成です。
本体:PC-9801DA2+αデータ製3.5インチFDD
SCSI-IF:緑電子MDC-554LE
SCSI籠:I/OデータHDVS-UM13Gの中身のIDE-HDDを抜いて手持ちの2.5インチ3.5インチの変換アダプタ(電源付き)にCF⇔ IDE44pinノートPC用2.5HDD 変換アダプタ製品を装着
CFカード:BUFFALORCF-G512MB
その他のSCSIは緑電子UM423RMOドライブ
以上の構成です。
システム起動しSCSI-IFチェックもクリアしCFカードの認識とASPIマネージャでもドライブの認識までは行っていますがMS-DOS5.0A/6.2でFORMAT.EXEを掛けても
run-time error R6003
- integer devide by0
と返す
領域の確保などでは「装置の管理域が不正です」で初期化が行えない状態です。
CF化以前は20GBのIDEが入っておりこの時も「装置の管理域が不正です」エラーで駄目でした。
これ入っていた元のHDDが大容量で554LEで認識可能な容量超えの不具合との指摘を受けましたので外して小容量のCF化に舵を切りました。
CFカードは元々はデジカメで使っていた物をwindows 10 のクイックフォーマットを実施したのみです。
またWeb上ではFDISKを実行との記載がありますがPC-98用のコマンドファイルのみはありますコマンドファイルのみでMS-DOS5.0/6.2の起動Diskから実行でwindows 起動Disk上から実行ではないので「DOSのバージョンが違います」とエラーが出て操作不能です。
DISKINITも上記の媒体から実行しましたが装置の選択までは行きますが初期化を実行すると
「装置の初期化に失敗しました.」のエラーで初期化が出来ませんでした。
やはりwindows 95起動Diskが必要またはPC98起動中のwindows 95でのFDISKの作業になるのでしょうか?
CFカードの初期化方法に問題があるかとは思います。
因みにvectorでDL出来るフリーソフトタイプの
NEWHD.EXEも「DSIK-BIOSがエラーを返しました(異常終了)」。再起動して下さい。
を返してきてパーテーション情報の削除も行えていない状態です。
DOSだけのシステムでの構成を組みたいのでPC-98版windows 95実機の用意までは出来ません。
windows95の当時物のシステム自体がないのでどの様な方法が有り対処すべきなのかご教授頂ければ幸いです。
以上長々と記載しましたが何か手立てはありますでしょうか?お力をお貸し頂けますと幸いです。
▽Re: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:masa  投稿日:2021年 3月30日(火)21時29分44秒 KD113145161181.ppp-bb.dion.ne.jp
CFは試すにも手元の物で最大512MBが上限でそれ以上のDisk容量もDOSでRAYやMIMPIでMIDIデーターの再生機と思っているので持て余しそうですね。
このドライブを諦めるかかなですかね?初期化できる環境が無く手詰まりです。
ついでの質問で申し訳ないのですが本事象の本体DAの内蔵電池の液漏れで緑青噴いて付近の3本緑青噴いていましたがマウスに異常をきたす様なパターン通ってないですかね?
デッドストック品を某オクで落としましたが電池の液漏れは逃れられず,また中古のマウスを手配しましたが動作がイマイチおかしくて2つめも今日来ましたが動作はさほど変わらずでマザーボードの保守をお願いしなければならないかと覚悟しているのですが緑青とマウス回路関係ありますでしょうか?
無論コンデンサ全交換が無難でしょうけれども。
▽Re^2: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:TRISS  投稿日:2021年 3月30日(火)22時42分17秒 44-161-126-219.flets.hi-ho.ne.jp
DAのマザーボードで電解コンデンサが使われている箇所はスピーカのアンプしかないので,マウスの動作には関係ないと思います。
▽Re^2: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:masa  投稿日:2021年 3月30日(火)23時07分21秒 KD113145161181.ppp-bb.dion.ne.jp
その節は宜しくお願い致します。
▽Re^2: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:masa  投稿日:2021年 4月 4日(日)16時02分35秒 KD113145161181.ppp-bb.dion.ne.jp
友人のPC9821Ceを用いてCFカードの認識実験をしました。
先程まで9821Ceで実況検分。
HDDパック内を当方のCF-IDEアダプタを使用しBUFFALOのRCF-G 512MBは認識システム転送可能で
容量を指摘されていたので用意したTransend 8GBは起動せず
上記CFを従来のHDVS-UMへ接続するとSCSI-IDは通過するがその後はシステムファイルがあるのにも関わらずN88-BASIC画面へ遷移します。
CF化前のHDD籠とHDDをCeでFDISKで2GB確保完了
その様な訳で,HDVS-UMを用いてのCF-SSD化は不可能との事で,IDE-HDDが2GB確保出来そこからシステム起動が行える等から当面はIDEの2GBで運用する方向にします。
CeがSSD出来る事が判明したのでHD死亡時にCF-SSDに友人はする様相です。
なおBUFFALOのRCF-シリーズがHDVS-UM等を用いたSCSI-IDE変換籠には対応しない様です。
そのソースは以下のURLでまりも氏が記述しています。
http://ematei.s602.xrea.com/cgi-bin/bbs39_ris2/bbs39.cgi
内のCF-IDE-SCSI変換時代のSCSI I/F
より
▽Re^3: SCSI-IDE IDE-CF SSD化  
投稿者:TRISS  投稿日:2021年 4月10日(土)18時33分28秒 44-161-126-219.flets.hi-ho.ne.jp
ご報告ありがとうございました。m(_ _)m
          
第三研究所・電算機研究棟ゲストブック
https://6607.teacup.com/aurora/bbs
   
      
   
      
   
      


 

▽SCSIボード一覧への情報追加  
投稿者:tsh  投稿日:2020年12月21日(月)03時44分50秒 pl36158.ag2525.nttpc.ne.jp
たまたまヤフオクで見かけたのですが
ttps://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e392306704
E907-01A のシルク印刷のあるボードに,PC-98H55C のラベルが貼られています。
これは,同一と見なしてもよさそうな雰囲気です。
また,50ピンのピンヘッダ用のパターンはあるものの
ターミネーター用集合抵抗のコモンをグランドにつなぐための黄色いコードが2本,付いている状態のようです。
RE: SCSIボード一覧への情報追加  投稿者:TRISS  投稿日:2020年12月25日(金)21時23分7秒 90-166-126-219.flets.hi-ho.ne.jp
メンテの方が忙しくて,更新の方はすっかり怠けております。(^ ^;;
ヤフオクあたりを見ていると,結構 OEM供給しているケースが多いみたいですね。
          
第三研究所・電算機研究棟ゲストブック
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1998年8月16日日曜日

[OS] Windows95 再インストール

Windows95 の再インストール方法
起動ディスクでCD-ROMを認識する
1998/08/16
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Q:(一郎兄さん)
 のぶさん、Windows95の起動ディスクで、立ち上げるとCD-ROMを認識しないのだけど。
A:(延さん)
 そうです。Windows95の起動ディスク(アプリケーションの追加と削除で作る)で立ち上げた状態というのはWindows95ではなくて、MS-DOSというOSが動いています。正確な表現ではないですが、MS-DOSではシステムで認識できるのはハードディスクドライブとフロッピーディスクドライブだけで、それ以外の機器は必ず特定のドライバが必要です。ですからMS-DOSでCD-ROMなどを使いたい場合は、そのドライバをシステムに組み込む必要があります。
Q:(一郎兄さん)
 では、そのドライバってのを組み込めば認識するんかい?
A:(延さん)
 そうです。OSR2のWindows95などは全てCD-ROMで配布されていますからセットアップには起動ディスクで立ち上げた状態でCD-ROMを認識することは不可欠ですよね。
Q:(憲さん)
 憲さんです。CD-ROMなんてみんな使うのにどうしてあらかじめ組み込んでおいてくれないのでしょう?
A:(延さん)
 ドライバというのは基本的に機器依存なんだよ。ユーザがどのようは機器(この場合はCD-ROM)を使うか分からないソフトウェア会社(もちろんマイクロソフト)としては、あらかじめ起動ディスクに組み込んでしまう訳にいかないんだ。
 Windows95にはプラグアンドプレイという機能があって、接続された機器の種類を判別して適切なドライバを自動的に組み込んでくれるんだけど、MS-DOSというOSにはそのような機能がないので、利用者がいちいち組み込まないといけないという訳。
Q:(のりこ)
 でもWindows98では、起動ディスクからCD-ROMを認識できたわよ。
A:(延さん)
 姉貴、超初心者のわりにはいい指摘だね。そうWindows98ではついに起動ディスクでCD-ROMが認識できるようになったんだよ。
Q:(憲さん)
 プラグアンドプレイができるようになったのですか?
A:(延さん)
 残念ながら、そうではないようだね。後でも説明するけど、機器依存とは言ってもかなり汎用性が高いんだよ。CD-ROMのドライバーって。結局そのへんに期待して汎用性の高そうなドライバを複数あらかじめ用意して、どれかで動くだろうという結構アバウトは方法のようなんだ。まあ僕の場合アップグレード版しか見てないけど、製品版も似たようなものだと思うよ。だから動作しない場合も稀にあるということを既に聞いています。特にSCSIのCD-ROMの場合、後述するようにSCSIホストアダプターのためのASPIマネージャというのを組み込む必要があるのだけど、Microsoftが用意したASPIマネージャに、Tekramなどかなり多くのSCSIホストアダプターで使われているSymBiosという会社のSCSIチップに対応したものがないので、結局独自に組み込む必要があると聞いています。
Q:(憲さん)
 結局完全ではないということですね。
A:(延さん)
 そうだね。逆にWindows95の時でもメーカー製のパソコンなんかは、
  大抵CD-ROMなどのドライバを組み込んだセットアップディスクというものが添付されています。
  メーカーパソコンの場合、使用するCD-ROMが既に特定していますから、
  正しいドライバを独自に組み込んでしまうことができる訳ね。
 みんなのマシンはメーカー製だからセットアップディスクが付いていたでしょ。
  一郎兄さんのFMVなんかは
  メンテナンスディスクという名称のセットアップディスクが添付されていたはずですが。
Q:(一郎兄さん)
 ああ、あのディスクがCD-ROMのドライバを組み込んである起動ディスクなわけね。
  ただあれで起動すると勝手にセットアップをはじめてしまうのだけど。
A:(延さん)
 そうなんですよね。余計なことをするようになっているセットアップディスクが多いですね。
  中にはフォーマットもしてしまうものもあるようです。
  確かあきつぐのメビウスがそうだったよね。
Q:(あきつぐ)
 そうそう、メニューに従っていったら、フォーマットしますかって聞くから、
  そのままYesで進んでしまって、フォーマットしちゃったよ。
  アプリケーションも全部入れ直さなくちゃならなくて、とても大変だった。
A:(延さん)
 結構余計なお世話的起動ディスクが多いね。
  まああきつぐの場合は、問い合わせがあったんだから、そこで拒否しても良かった訳だけど、
  初心者には何を拒否すればいいのかも分からないもんね。
  それにもし自分で別のCD-ROMなどを買ってきて繋げたら、
  途端に使えなくなってしまいます。
  ここは頑張って自分で独自の起動ディスクを作る方法を覚えてみましょうか?
Q:(貴子)
 難しいの?
A:(延さん)
 全然! 頑張ってみましょうよ。
Q:(初心者の皆さん)
 はーい!
A:(延さん)
 まずATAPIのCD-ROMを認識するには次の作業が必要です。
* CD-ROMドライバの用意
* システムへのドライバの組み込み
* MS-DOSのCD拡張
最初に兎にも角にもドライバというプログラムファイルを用意します。ATAPIのCD-ROMの場合、正確にはATAPIのMS-DOS用ドライバが必要ですが、CD-ROM用DOSドライバなどという場合もあります。メーカー製のパソコンの場合、セットアップディスクに入っていますし、
どこかにドライバの入ったディスクがある場合もあります。CD-ROMの別に購入した場合も、パッケージ品ならほぼ確実にDOS用ドライバとして、
  製品に添付されていると思います。
  バルク品でもDOSのドライバくらいならフロッピーで添付されていることが多いですから、
  よく探してみましょう。
 どうしてもない場合でも、
  大抵Web上で手に入れることができます。
  少なくともドライブのメーカーと型はちゃんと把握しておきましょう。
  それと実はこのATAPIのDOSドライバというのは、大変汎用性が高くて、
  他のメーカーのものでも結構動いてしまいます。
  以前松下のCD-ROMで別の3社のドライバがいずれも使えました。
  因みにドライバのファイル名は必ず、sysという拡張子がついています。
 ドライバを用意したら、次にシステムへの組み込みですが、
  具体的にはドライバを起動ディスクに入れると共に、
  CONFIG.SYSというファイルにデバイス文を記述することで組み込みます。
  このファイルをメモ帳か何かで編集しましょう。
 最初、CONFIG.SYSファイルは以下のような文だけが書かれていると思います。
[CONFIG.SYS (初期状態 Windows95 OSR2の場合)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
 今ここに貴子のFMV DESKPOWER SEの場合で説明しましょう。
  このマシンのCD-ROMは松下寿製で、ATAPIドライバ「CR_ATAPI.SYS」が
  セットアップディスクのほかにアプリケーションCDにも入っていました。
  このドライバをCONFIG.SYSファイルに組み込んでみます。
[CONFIG.SYS(ATAPIドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ATAPIデバイスドライバ for ATAPI-CD-ROM
DEVICE=CR_ATAPI.SYS /D:MSCD000
 最後の1行がそうです。「DEVICE=ATAPIドライバ名 オプション...」という書式です。
Q:(あきつぐ)
 /D:MSCD000って何?
A:(延さん)
 /D:というのはデバイスオプションスイッチといって、
  その直後にデバイス名を指定します。
  このデバイス名(上記の場合MSCD000)はなんでもいいのです。
  適当なもので構いません。
  ただし後で説明するMSCDEX.EXEのオプションと一致させなければいけません。
Q:(貴子)
 適当でいいけど、無いとだめなのね?
A:(延さん)
 そう。デバイスオプションスイッチは必ず記述して下さい。
 そして最後にMS-DOSのCD拡張です。MS-DOSというOSで採用されているファイルシステムは
  FAT(File Allocation Table)というものですが、
  CD-ROMではそれと全く違うファイルシステムISO 9660が採用されています。
  そこでMS-DOSがこのCD-ROMのファイルシステムを使えるように、
  MS-DOSを拡張してやる必要があります。
  具体的にはMSCDEX.EXE(MicroSoft Compact Disk EXtension)というプログラムを実行するだけです。
  手でコマンド入力してもいいのですが、
  MS-DOSにもWindowsのスタートアップのように起動時にプログラムを自動実行させる方法があるので、
  それを利用します。
 AUTOEXEC.BATというファイルにMSCDEX.EXEを実行する文を記述します。
  このAUTOEXEC.BATというファイルがその名前が示しているように
  MS-DOSが起動されると自動的に実行されるバッチファイルで、
  ここに自動実行したいコマンドやプログラムを記述しておけば、自動的に実行されます。
 メーカー製のパソコンなどで、セットアップディスクで起動しただけで、
  勝手にセットアップやフォーマットをはじめてしまうのは、
  みなこのファイルにそのようなコマンドが記述されているのです。
 因みにこのAUTOEXEC.BATファイルは、元々の起動ディスクには存在しないので、
  新規作成で作って下さい。
Q:(一郎兄さん)
 ところでそのMSCDEX.EXEというプログラムはどこにあるの?
A:(延さん)
 あっそうでしたね。このファイルはWindows95のCD-ROMにも入ってますし、
  Windowsフォルダ¥Commandというフォルダにもあります。
  で、見つけたらやはり起動ディスクにいれ、
  AUTOEXEC.BATに次のように記述して、実行させます。
[AUTOEXEC.BAT(MSCDEXの実行)]
A:¥MSCDEX.EXE /D:MSCD000
 やはりデバイスオプションスイッチが記述してあり、
  CONFIG.SYSに記述したドライバ組み込みのデバイス文で指定したものと同じものを指定します。
 これでドライバの組み込みとCD-ROMを読める環境が整います。どうです? 簡単でしょ。
Q:(憲さん)
 なんだ結構簡単だったんですね。しかしSCSIのCD-ROMも同じようにできるのですか?
A:(延さん)
 さっきもちょっと説明したけど、SCSIの場合はちょっと違います。
  違うというか、もう一つだけやっておかねばならないことがあります。
 それはSCSIのドライバの組み込みです。
  正確にはSCSIホストアダプタのASPIマネージャを組み込む必要があります。
  ASPIマネージャもやはりSCSIカードなどに添付されているのが普通ですが、
  WebなどでGetすることもできます。
Q:(貴子)
 「ASPIマネージャ」って何?
A:(延さん)
 正確に説明すると難しいというか、SCSIの歴史からひも解いていかないとならないけど、
  名前が示す通り単なるマネージャで、
  まあSCSIカードのドライバだと思っていても構わないです。
  因みに「ASPI」とはAdvanced SCSI Program Interfaceの頭文字です。
 組み込み方は、CD-ROMのデバイスドライバの場合と同様、CONFIG.SYSにデバイス文を記述することで行います。
  注意しなければならないのは、必ずデバイスドライバより先に組み込まなければならないことです。
  具体的にはデバイス文を先に書けばいいだけですが。
 私の自作マシンは、SCSIカードとしてAdaptecのAHA-2940Uを、
  SCSI CD-ROMにPioneerのDR-533を使っていますが、次にその場合の記述例を示します。
[CONFIG.SYS(ASPIマネージャとSCSI CD-ROMドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for Pioneer DR-533
DEVICE=DRD60ASP.SYS /D:MSCD000
 AUTOEXEC.BATに関しては、ATAPIの場合と全く同じです。
 またデバイスドライバの方はATAPIのものと同様に汎用性が高く、
  ホストアダプタ(SCSIカード)側が持っている(用意している)CD-ROM用のデバイスドライバが
  大抵のCD-ROMに使えてしまいますから、
  デバイスドライバが手に入れられない場合も困ることはないでしょう。
  Adaptecの場合ASPICD.SYSというCD-ROM用の汎用デバイスドライバがあり、
  大抵のCD-ROMがこれでOKです。私のPioneerのDR-533も大丈夫でした。
  Tekramのカードなどにもこのような汎用デバイスドライバ(TRMCD.SYS)があります。
 更にホストアダプタも選ばない汎用デバイスドライバもWeb上にあり、結構使えます。
  少なくとも私の環境では問題なく使えました。ものはヴェクターのライブラリにありました。
 どうです? こちらもどうってことないでしょ。
Q:(貴子)
 ええ簡単ね。これなら私にもできるわ。
A:(延さん)
 そうだろ。それにここまでできれば、後MOやPD(リムーバブルディスクとして使う場合)、Zipなどの
  リムーバブルディスクを認識する方法もいたって簡単だよ。
  CD-ROMの場合と同じようにASPIマネージャの組み込みの後にMOやPDのデバイスドライバを組み込めばいいだけ。
  その上リムーバブルディスクの場合は、ファイルシステムがFATなので、
  CD-ROMのようにMS-DOSを拡張する必要がありません。
  従ってAUTOEXEC.BATで何も実行する必要がないんです。
 ドライバはやはり製品に添付されているか、Webなどでも取得できます。
  またCD-ROMの場合と同じようにSCSIホストアダプタ側に、
  リムーバブルディスク汎用のデバイスドライバが普通は用意されています。
  AdaptecではASPIDISK.SYS、TekramではTRMDISK.SYSという
  汎用リムーバブルディスク用DOSデバイスドライバが用意されてました。
  いずれも私は使ったことがありませんが、
  大抵のリムーバブルディスクに使えるはずです。
 以下に私のマシンのコニカのMO(OMD-7060)を専用のDOSドライバで認識させた場合の
  CONFIG.SYSを示します。
[CONFIG.SYS(MOドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for KONICA OMD-7060
DEVICE=MSDRVR.SYS -OB -O2K
Q:(憲さん)
 CD-Rなんかもこれでいける訳ですか?
A:(延さん)
 残念ながら、CD-Rを単なるCD-ROMとして使うにはCD-ROMの場合と同様の方法でいいけど、
  書き込むために使えません。
  CD-Rへの書き込みにはドライバだけではだめで
  専用のソフトが必要なのだけど、
  そもそもMS-DOS上で動くCD-R書き込みソフトがないんですよ。
  たとえ作ったとしても、とても起動ディスクに収まるようなコンパクトなものは作れないだろうね。
  テープドライブの場合もほぼ同じような事情で起動ディスクから使うのは難しいです。
 ネットワークドライブはできるようですが、私はやったことがありません。今調査中です。
 後、沢山のドライバを組み込むとコンベンショナルメモリが足りなくなるという問題が起こります。
  これが起こるとインストール用のSetup.exeが実行できないという事態にもなります。
Q:(憲さん)
 憲さんのマシンはメモリに64MB積んでいるの大丈夫だと思います。
A:(延さん)
 ところがね憲さん。コンベンショナルメモリというのは物理メモリをいくら積んでも起こる
  MS-DOSの非常に厄介な問題なんだよ。
  たとえ256MBのメモリを積んでもMS-DOSでメモリ不足ですと言われてしまうんだ。
Q:(憲さん)
 そっそっそうなんですか。それは知りませんでした。
A:(延さん)
 まあ回避策というか、少なくともWindows95のSetup.exeを実行するくらいにメモリを空ける方法は簡単なので、
  また今度説明します。
  因みにこのことに関してはさすがにWindows98で新しくなった起動ディスクは
  ほぼ完璧に手当てされているので、参考にしてみるといいでしょう。
Q:(あきつぐ)
 ところでノートパソコンでPCカード経由のCD-ROMなんかはどうなの?
A:(延さん)
 当然ATAPIのCD-ROMなのか、SCSIなのかによって上記の手続きは必要な訳だけど、
  PCカードの場合は更に予めPCカードを認識させるため、
  そのドライバを別途組み込む必要があります。
  具体的にはソケットサービスドライバ、カードサービスドライバ、イネーブラなどです。
  これらを一まとめにしたようなポイントイネーブラだけでいい場合もあります。
  詳細はこちら「起動ディスク(DOS)でPCカードを使う方法」に記載しておきます。
  基本的はPCカードの「MS-DOSまたはWindows3.Windows95 の再インストール方法

起動ディスクでCD-ROMを認識する
1998/08/16
------------------------------------------------------------------------
Q:(一郎兄さん)
 のぶさん、Windows95の起動ディスクで、立ち上げるとCD-ROMを認識しないのだけど。
A:(延さん)
 そうです。Windows95の起動ディスク(アプリケーションの追加と削除で作る)で立ち上げた状態というのはWindows95ではなくて、MS-DOSというOSが動いています。正確な表現ではないですが、MS-DOSではシステムで認識できるのはハードディスクドライブとフロッピーディスクドライブだけで、それ以外の機器は必ず特定のドライバが必要です。ですからMS-DOSでCD-ROMなどを使いたい場合は、そのドライバをシステムに組み込む必要があります。
Q:(一郎兄さん)
 では、そのドライバってのを組み込めば認識するんかい?
A:(延さん)
 そうです。OSR2のWindows95などは全てCD-ROMで配布されていますからセットアップには起動ディスクで立ち上げた状態でCD-ROMを認識することは不可欠ですよね。
Q:(憲さん)
 憲さんです。CD-ROMなんてみんな使うのにどうしてあらかじめ組み込んでおいてくれないのでしょう?
A:(延さん)
 ドライバというのは基本的に機器依存なんだよ。ユーザがどのようは機器(この場合はCD-ROM)を使うか分からないソフトウェア会社(もちろんマイクロソフト)としては、あらかじめ起動ディスクに組み込んでしまう訳にいかないんだ。
 Windows95にはプラグアンドプレイという機能があって、接続された機器の種類を判別して適切なドライバを自動的に組み込んでくれるんだけど、MS-DOSというOSにはそのような機能がないので、利用者がいちいち組み込まないといけないという訳。
Q:(のりこ)
 でもWindows98では、起動ディスクからCD-ROMを認識できたわよ。
A:(延さん)
 姉貴、超初心者のわりにはいい指摘だね。そうWindows98ではついに起動ディスクでCD-ROMが認識できるようになったんだよ。
Q:(憲さん)
 プラグアンドプレイができるようになったのですか?
A:(延さん)
 残念ながら、そうではないようだね。後でも説明するけど、機器依存とは言ってもかなり汎用性が高いんだよ。CD-ROMのドライバーって。結局そのへんに期待して汎用性の高そうなドライバを複数あらかじめ用意して、どれかで動くだろうという結構アバウトは方法のようなんだ。まあ僕の場合アップグレード版しか見てないけど、製品版も似たようなものだと思うよ。
 だから動作しない場合も稀にあるということを既に聞いています。特にSCSIのCD-ROMの場合、後述するようにSCSIホストアダプターのためのASPIマネージャというのを組み込む必要があるのだけど、Microsoftが用意したASPIマネージャに、Tekramなどかなり多くのSCSIホストアダプターで使われているSymBiosという会社のSCSIチップに対応したものがないので、結局独自に組み込む必要があると聞いています。
Q:(憲さん)
 結局完全ではないということですね。
A:(延さん)
 そうだね。逆にWindows95の時でもメーカー製のパソコンなんかは、
  大抵CD-ROMなどのドライバを組み込んだセットアップディスクというものが添付されています。
  メーカーパソコンの場合、使用するCD-ROMが既に特定していますから、
  正しいドライバを独自に組み込んでしまうことができる訳ね。
 みんなのマシンはメーカー製だからセットアップディスクが付いていたでしょ。
  一郎兄さんのFMVなんかは
  メンテナンスディスクという名称のセットアップディスクが添付されていたはずですが。
Q:(一郎兄さん)
 ああ、あのディスクがCD-ROMのドライバを組み込んである起動ディスクなわけね。
  ただあれで起動すると勝手にセットアップをはじめてしまうのだけど。
A:(延さん)
 そうなんですよね。余計なことをするようになっているセットアップディスクが多いですね。
  中にはフォーマットもしてしまうものもあるようです。
  確かあきつぐのメビウスがそうだったよね。
Q:(あきつぐ)
 そうそう、メニューに従っていったら、フォーマットしますかって聞くから、
  そのままYesで進んでしまって、フォーマットしちゃったよ。
  アプリケーションも全部入れ直さなくちゃならなくて、とても大変だった。
A:(延さん)
 結構余計なお世話的起動ディスクが多いね。
  まああきつぐの場合は、問い合わせがあったんだから、そこで拒否しても良かった訳だけど、
  初心者には何を拒否すればいいのかも分からないもんね。
  それにもし自分で別のCD-ROMなどを買ってきて繋げたら、
  途端に使えなくなってしまいます。
  ここは頑張って自分で独自の起動ディスクを作る方法を覚えてみましょうか?
Q:(貴子)
 難しいの?
A:(延さん)
 全然! 頑張ってみましょうよ。
Q:(初心者の皆さん)
 はーい!
A:(延さん)
 まずATAPIのCD-ROMを認識するには次の作業が必要です。
* CD-ROMドライバの用意
* システムへのドライバの組み込み
* MS-DOSのCD拡張
 最初に兎にも角にもドライバというプログラムファイルを用意します。
  ATAPIのCD-ROMの場合、正確にはATAPIのMS-DOS用ドライバが必要ですが、
  CD-ROM用DOSドライバなどという場合もあります。メーカー製のパソコンの場合、
  セットアップディスクに入っていますし、
  どこかにドライバの入ったディスクがある場合もあります。
  CD-ROMの別に購入した場合も、パッケージ品ならほぼ確実にDOS用ドライバとして、
  製品に添付されていると思います。
  バルク品でもDOSのドライバくらいならフロッピーで添付されていることが多いですから、
  よく探してみましょう。
 どうしてもない場合でも、
  大抵Web上で手に入れることができます。
  少なくともドライブのメーカーと型はちゃんと把握しておきましょう。
  それと実はこのATAPIのDOSドライバというのは、大変汎用性が高くて、
  他のメーカーのものでも結構動いてしまいます。
  以前松下のCD-ROMで別の3社のドライバがいずれも使えました。
  因みにドライバのファイル名は必ず、sysという拡張子がついています。
 ドライバを用意したら、次にシステムへの組み込みですが、
  具体的にはドライバを起動ディスクに入れると共に、
  CONFIG.SYSというファイルにデバイス文を記述することで組み込みます。
  このファイルをメモ帳か何かで編集しましょう。
 最初、CONFIG.SYSファイルは以下のような文だけが書かれていると思います。
[CONFIG.SYS (初期状態 Windows95 OSR2の場合)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
 今ここに貴子のFMV DESKPOWER SEの場合で説明しましょう。
  このマシンのCD-ROMは松下寿製で、ATAPIドライバ「CR_ATAPI.SYS」が
  セットアップディスクのほかにアプリケーションCDにも入っていました。
  このドライバをCONFIG.SYSファイルに組み込んでみます。
[CONFIG.SYS(ATAPIドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ATAPIデバイスドライバ for ATAPI-CD-ROM
DEVICE=CR_ATAPI.SYS /D:MSCD000
 最後の1行がそうです。「DEVICE=ATAPIドライバ名 オプション...」という書式です。
Q:(あきつぐ)
 /D:MSCD000って何?
A:(延さん)
 /D:というのはデバイスオプションスイッチといって、
  その直後にデバイス名を指定します。
  このデバイス名(上記の場合MSCD000)はなんでもいいのです。
  適当なもので構いません。
  ただし後で説明するMSCDEX.EXEのオプションと一致させなければいけません。
Q:(貴子)
 適当でいいけど、無いとだめなのね?
A:(延さん)
 そう。デバイスオプションスイッチは必ず記述して下さい。
 そして最後にMS-DOSのCD拡張です。MS-DOSというOSで採用されているファイルシステムは
  FAT(File Allocation Table)というものですが、
  CD-ROMではそれと全く違うファイルシステムISO 9660が採用されています。
  そこでMS-DOSがこのCD-ROMのファイルシステムを使えるように、
  MS-DOSを拡張してやる必要があります。
  具体的にはMSCDEX.EXE(MicroSoft Compact Disk EXtension)というプログラムを実行するだけです。
  手でコマンド入力してもいいのですが、
  MS-DOSにもWindowsのスタートアップのように起動時にプログラムを自動実行させる方法があるので、
  それを利用します。
 AUTOEXEC.BATというファイルにMSCDEX.EXEを実行する文を記述します。
  このAUTOEXEC.BATというファイルがその名前が示しているように
  MS-DOSが起動されると自動的に実行されるバッチファイルで、
  ここに自動実行したいコマンドやプログラムを記述しておけば、自動的に実行されます。
 メーカー製のパソコンなどで、セットアップディスクで起動しただけで、
  勝手にセットアップやフォーマットをはじめてしまうのは、
  みなこのファイルにそのようなコマンドが記述されているのです。
 因みにこのAUTOEXEC.BATファイルは、元々の起動ディスクには存在しないので、
  新規作成で作って下さい。
Q:(一郎兄さん)
 ところでそのMSCDEX.EXEというプログラムはどこにあるの?
A:(延さん)
 あっそうでしたね。このファイルはWindows95のCD-ROMにも入ってますし、
  Windowsフォルダ¥Commandというフォルダにもあります。
  で、見つけたらやはり起動ディスクにいれ、
  AUTOEXEC.BATに次のように記述して、実行させます。
[AUTOEXEC.BAT(MSCDEXの実行)]
A:¥MSCDEX.EXE /D:MSCD000
 やはりデバイスオプションスイッチが記述してあり、
  CONFIG.SYSに記述したドライバ組み込みのデバイス文で指定したものと同じものを指定します。
 これでドライバの組み込みとCD-ROMを読める環境が整います。どうです? 簡単でしょ。
Q:(憲さん)
 なんだ結構簡単だったんですね。しかしSCSIのCD-ROMも同じようにできるのですか?
A:(延さん)
 さっきもちょっと説明したけど、SCSIの場合はちょっと違います。
  違うというか、もう一つだけやっておかねばならないことがあります。
 それはSCSIのドライバの組み込みです。
  正確にはSCSIホストアダプタのASPIマネージャを組み込む必要があります。
  ASPIマネージャもやはりSCSIカードなどに添付されているのが普通ですが、
  WebなどでGetすることもできます。
Q:(貴子)
 「ASPIマネージャ」って何?
A:(延さん)
 正確に説明すると難しいというか、SCSIの歴史からひも解いていかないとならないけど、
  名前が示す通り単なるマネージャで、
  まあSCSIカードのドライバだと思っていても構わないです。
  因みに「ASPI」とはAdvanced SCSI Program Interfaceの頭文字です。
 組み込み方は、CD-ROMのデバイスドライバの場合と同様、CONFIG.SYSにデバイス文を記述することで行います。
  注意しなければならないのは、必ずデバイスドライバより先に組み込まなければならないことです。
  具体的にはデバイス文を先に書けばいいだけですが。
 私の自作マシンは、SCSIカードとしてAdaptecのAHA-2940Uを、
  SCSI CD-ROMにPioneerのDR-533を使っていますが、次にその場合の記述例を示します。
[CONFIG.SYS(ASPIマネージャとSCSI CD-ROMドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for Pioneer DR-533
DEVICE=DRD60ASP.SYS /D:MSCD000
 AUTOEXEC.BATに関しては、ATAPIの場合と全く同じです。
 またデバイスドライバの方はATAPIのものと同様に汎用性が高く、
  ホストアダプタ(SCSIカード)側が持っている(用意している)CD-ROM用のデバイスドライバが
  大抵のCD-ROMに使えてしまいますから、
  デバイスドライバが手に入れられない場合も困ることはないでしょう。
  Adaptecの場合ASPICD.SYSというCD-ROM用の汎用デバイスドライバがあり、
  大抵のCD-ROMがこれでOKです。私のPioneerのDR-533も大丈夫でした。
  Tekramのカードなどにもこのような汎用デバイスドライバ(TRMCD.SYS)があります。
 更にホストアダプタも選ばない汎用デバイスドライバもWeb上にあり、結構使えます。
  少なくとも私の環境では問題なく使えました。ものはヴェクターのライブラリにありました。
 どうです? こちらもどうってことないでしょ。
Q:(貴子)
 ええ簡単ね。これなら私にもできるわ。
A:(延さん)
 そうだろ。それにここまでできれば、後MOやPD(リムーバブルディスクとして使う場合)、Zipなどの
  リムーバブルディスクを認識する方法もいたって簡単だよ。
  CD-ROMの場合と同じようにASPIマネージャの組み込みの後にMOやPDのデバイスドライバを組み込めばいいだけ。
  その上リムーバブルディスクの場合は、ファイルシステムがFATなので、
  CD-ROMのようにMS-DOSを拡張する必要がありません。
  従ってAUTOEXEC.BATで何も実行する必要がないんです。
 ドライバはやはり製品に添付されているか、Webなどでも取得できます。
  またCD-ROMの場合と同じようにSCSIホストアダプタ側に、
  リムーバブルディスク汎用のデバイスドライバが普通は用意されています。
  AdaptecではASPIDISK.SYS、TekramではTRMDISK.SYSという
  汎用リムーバブルディスク用DOSデバイスドライバが用意されてました。
  いずれも私は使ったことがありませんが、
  大抵のリムーバブルディスクに使えるはずです。
 以下に私のマシンのコニカのMO(OMD-7060)を専用のDOSドライバで認識させた場合の
  CONFIG.SYSを示します。
[CONFIG.SYS(MOドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for KONICA OMD-7060
DEVICE=MSDRVR.SYS -OB -O2K
Q:(憲さん)
 CD-Rなんかもこれでいける訳ですか?
A:(延さん)
 残念ながら、CD-Rを単なるCD-ROMとして使うにはCD-ROMの場合と同様の方法でいいけど、
  書き込むために使えません。
  CD-Rへの書き込みにはドライバだけではだめで
  専用のソフトが必要なのだけど、
  そもそもMS-DOS上で動くCD-R書き込みソフトがないんですよ。
  たとえ作ったとしても、とても起動ディスクに収まるようなコンパクトなものは作れないだろうね。
  テープドライブの場合もほぼ同じような事情で起動ディスクから使うのは難しいです。
 ネットワークドライブはできるようですが、私はやったことがありません。今調査中です。
 後、沢山のドライバを組み込むとコンベンショナルメモリが足りなくなるという問題が起こります。
  これが起こるとインストール用のSetup.exeが実行できないという事態にもなります。
Q:(憲さん)
 憲さんのマシンはメモリに64MB積んでいるの大丈夫だと思います。
A:(延さん)
 ところがね憲さん。コンベンショナルメモリというのは物理メモリをいくら積んでも起こる
  MS-DOSの非常に厄介な問題なんだよ。
  たとえ256MBのメモリを積んでもMS-DOSでメモリ不足ですと言われてしまうんだ。
Q:(憲さん)
 そっそっそうなんですか。それは知りませんでした。
A:(延さん)
 まあ回避策というか、少なくともWindows95のSetup.exeを実行するくらいにメモリを空ける方法は簡単なので、
  また今度説明します。
  因みにこのことに関してはさすがにWindows98で新しくなった起動ディスクは
  ほぼ完璧に手当てされているので、参考にしてみるといいでしょう。
Q:(あきつぐ)
 ところでノートパソコンでPCカード経由のCD-ROMなんかはどうなの?
A:(延さん)
 当然ATAPIのCD-ROMなのか、SCSIなのかによって上記の手続きは必要な訳だけど、
  PCカードの場合は更に予めPCカードを認識させるため、
  そのドライバを別途組み込む必要があります。
  具体的にはソケットサービスドライバ、カードサービスドライバ、イネーブラなどです。
  これらを一まとめにしたようなポイントイネーブラだけでいい場合もあります。
  詳細はこちら「起動ディスク(DOS)でPCカードを使う方法」に記載しておきます。
  基本的はPCカードの「MS-DOSまたはWindows3.1での使い方」といったマニュアルに従うことになると思います。
  またMS-DOSのCD拡張に関しては変わりありませんので、
  Autoexec.batは同様に作ればいいはずです。
Q:(あきつぐ)
 ところでCD-ROMならWindows95のインストールに必要だから、
  起動ディスクで立ち上げた状態で認識したいというのは分かるけど、
  MOとかを起動ディスクで認識する必要ってあるの?
A:(延さん)
 それがあるんだな。それについてはこちら「システムをフルバックアップしたい)」で説明しています。Windows95 の再インストール方法

起動ディスクでCD-ROMを認識する
1998/08/16
------------------------------------------------------------------------
Q:(一郎兄さん)
 のぶさん、Windows95の起動ディスクで、立ち上げるとCD-ROMを認識しないのだけど。
A:(延さん)
 そうです。Windows95の起動ディスク(アプリケーションの追加と削除で作る)で立ち上げた状態というのはWindows95ではなくて、MS-DOSというOSが動いています。正確な表現ではないですが、MS-DOSではシステムで認識できるのはハードディスクドライブとフロッピーディスクドライブだけで、それ以外の機器は必ず特定のドライバが必要です。ですからMS-DOSでCD-ROMなどを使いたい場合は、そのドライバをシステムに組み込む必要があります。
Q:(一郎兄さん)
 では、そのドライバってのを組み込めば認識するんかい?
A:(延さん)
 そうです。OSR2のWindows95などは全てCD-ROMで配布されていますからセットアップには起動ディスクで立ち上げた状態でCD-ROMを認識することは不可欠ですよね。
Q:(憲さん)
 憲さんです。CD-ROMなんてみんな使うのにどうしてあらかじめ組み込んでおいてくれないのでしょう?
A:(延さん)
 ドライバというのは基本的に機器依存なんだよ。ユーザがどのようは機器(この場合はCD-ROM)を使うか分からないソフトウェア会社(もちろんマイクロソフト)としては、あらかじめ起動ディスクに組み込んでしまう訳にいかないんだ。
 Windows95にはプラグアンドプレイという機能があって、接続された機器の種類を判別して適切なドライバを自動的に組み込んでくれるんだけど、MS-DOSというOSにはそのような機能がないので、利用者がいちいち組み込まないといけないという訳。
Q:(のりこ)
 でもWindows98では、起動ディスクからCD-ROMを認識できたわよ。
A:(延さん)
 姉貴、超初心者のわりにはいい指摘だね。そうWindows98ではついに起動ディスクでCD-ROMが認識できるようになったんだよ。
Q:(憲さん)
 プラグアンドプレイができるようになったのですか?
A:(延さん)
 残念ながら、そうではないようだね。後でも説明するけど、機器依存とは言ってもかなり汎用性が高いんだよ。CD-ROMのドライバーって。結局そのへんに期待して汎用性の高そうなドライバを複数あらかじめ用意して、どれかで動くだろうという結構アバウトは方法のようなんだ。まあ僕の場合アップグレード版しか見てないけど、製品版も似たようなものだと思うよ。
 だから動作しない場合も稀にあるということを既に聞いています。特にSCSIのCD-ROMの場合、後述するようにSCSIホストアダプターのためのASPIマネージャというのを組み込む必要があるのだけど、Microsoftが用意したASPIマネージャに、Tekramなどかなり多くのSCSIホストアダプターで使われているSymBiosという会社のSCSIチップに対応したものがないので、結局独自に組み込む必要があると聞いています。
Q:(憲さん)
 結局完全ではないということですね。
A:(延さん)
 そうだね。逆にWindows95の時でもメーカー製のパソコンなんかは、
  大抵CD-ROMなどのドライバを組み込んだセットアップディスクというものが添付されています。
  メーカーパソコンの場合、使用するCD-ROMが既に特定していますから、
  正しいドライバを独自に組み込んでしまうことができる訳ね。
 みんなのマシンはメーカー製だからセットアップディスクが付いていたでしょ。
  一郎兄さんのFMVなんかは
  メンテナンスディスクという名称のセットアップディスクが添付されていたはずですが。
Q:(一郎兄さん)
 ああ、あのディスクがCD-ROMのドライバを組み込んである起動ディスクなわけね。
  ただあれで起動すると勝手にセットアップをはじめてしまうのだけど。
A:(延さん)
 そうなんですよね。余計なことをするようになっているセットアップディスクが多いですね。
  中にはフォーマットもしてしまうものもあるようです。
  確かあきつぐのメビウスがそうだったよね。
Q:(あきつぐ)
 そうそう、メニューに従っていったら、フォーマットしますかって聞くから、
  そのままYesで進んでしまって、フォーマットしちゃったよ。
  アプリケーションも全部入れ直さなくちゃならなくて、とても大変だった。
A:(延さん)
 結構余計なお世話的起動ディスクが多いね。
  まああきつぐの場合は、問い合わせがあったんだから、そこで拒否しても良かった訳だけど、
  初心者には何を拒否すればいいのかも分からないもんね。
  それにもし自分で別のCD-ROMなどを買ってきて繋げたら、
  途端に使えなくなってしまいます。
  ここは頑張って自分で独自の起動ディスクを作る方法を覚えてみましょうか?
Q:(貴子)
 難しいの?
A:(延さん)
 全然! 頑張ってみましょうよ。
Q:(初心者の皆さん)
 はーい!
A:(延さん)
 まずATAPIのCD-ROMを認識するには次の作業が必要です。
* CD-ROMドライバの用意
* システムへのドライバの組み込み
* MS-DOSのCD拡張
 最初に兎にも角にもドライバというプログラムファイルを用意します。
  ATAPIのCD-ROMの場合、正確にはATAPIのMS-DOS用ドライバが必要ですが、
  CD-ROM用DOSドライバなどという場合もあります。メーカー製のパソコンの場合、
  セットアップディスクに入っていますし、
  どこかにドライバの入ったディスクがある場合もあります。
  CD-ROMの別に購入した場合も、パッケージ品ならほぼ確実にDOS用ドライバとして、
  製品に添付されていると思います。
  バルク品でもDOSのドライバくらいならフロッピーで添付されていることが多いですから、
  よく探してみましょう。
 どうしてもない場合でも、
  大抵Web上で手に入れることができます。
  少なくともドライブのメーカーと型はちゃんと把握しておきましょう。
  それと実はこのATAPIのDOSドライバというのは、大変汎用性が高くて、
  他のメーカーのものでも結構動いてしまいます。
  以前松下のCD-ROMで別の3社のドライバがいずれも使えました。
  因みにドライバのファイル名は必ず、sysという拡張子がついています。
 ドライバを用意したら、次にシステムへの組み込みですが、
  具体的にはドライバを起動ディスクに入れると共に、
  CONFIG.SYSというファイルにデバイス文を記述することで組み込みます。
  このファイルをメモ帳か何かで編集しましょう。
 最初、CONFIG.SYSファイルは以下のような文だけが書かれていると思います。
[CONFIG.SYS (初期状態 Windows95 OSR2の場合)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
 今ここに貴子のFMV DESKPOWER SEの場合で説明しましょう。
  このマシンのCD-ROMは松下寿製で、ATAPIドライバ「CR_ATAPI.SYS」が
  セットアップディスクのほかにアプリケーションCDにも入っていました。
  このドライバをCONFIG.SYSファイルに組み込んでみます。
[CONFIG.SYS(ATAPIドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ATAPIデバイスドライバ for ATAPI-CD-ROM
DEVICE=CR_ATAPI.SYS /D:MSCD000
 最後の1行がそうです。「DEVICE=ATAPIドライバ名 オプション...」という書式です。
Q:(あきつぐ)
 /D:MSCD000って何?
A:(延さん)
 /D:というのはデバイスオプションスイッチといって、
  その直後にデバイス名を指定します。
  このデバイス名(上記の場合MSCD000)はなんでもいいのです。
  適当なもので構いません。
  ただし後で説明するMSCDEX.EXEのオプションと一致させなければいけません。
Q:(貴子)
 適当でいいけど、無いとだめなのね?
A:(延さん)
 そう。デバイスオプションスイッチは必ず記述して下さい。
 そして最後にMS-DOSのCD拡張です。MS-DOSというOSで採用されているファイルシステムは
  FAT(File Allocation Table)というものですが、
  CD-ROMではそれと全く違うファイルシステムISO 9660が採用されています。
  そこでMS-DOSがこのCD-ROMのファイルシステムを使えるように、
  MS-DOSを拡張してやる必要があります。
  具体的にはMSCDEX.EXE(MicroSoft Compact Disk EXtension)というプログラムを実行するだけです。
  手でコマンド入力してもいいのですが、
  MS-DOSにもWindowsのスタートアップのように起動時にプログラムを自動実行させる方法があるので、
  それを利用します。
 AUTOEXEC.BATというファイルにMSCDEX.EXEを実行する文を記述します。
  このAUTOEXEC.BATというファイルがその名前が示しているように
  MS-DOSが起動されると自動的に実行されるバッチファイルで、
  ここに自動実行したいコマンドやプログラムを記述しておけば、自動的に実行されます。
 メーカー製のパソコンなどで、セットアップディスクで起動しただけで、
  勝手にセットアップやフォーマットをはじめてしまうのは、
  みなこのファイルにそのようなコマンドが記述されているのです。
 因みにこのAUTOEXEC.BATファイルは、元々の起動ディスクには存在しないので、
  新規作成で作って下さい。
Q:(一郎兄さん)
 ところでそのMSCDEX.EXEというプログラムはどこにあるの?
A:(延さん)
 あっそうでしたね。このファイルはWindows95のCD-ROMにも入ってますし、
  Windowsフォルダ¥Commandというフォルダにもあります。
  で、見つけたらやはり起動ディスクにいれ、
  AUTOEXEC.BATに次のように記述して、実行させます。
[AUTOEXEC.BAT(MSCDEXの実行)]
A:¥MSCDEX.EXE /D:MSCD000
 やはりデバイスオプションスイッチが記述してあり、
  CONFIG.SYSに記述したドライバ組み込みのデバイス文で指定したものと同じものを指定します。
 これでドライバの組み込みとCD-ROMを読める環境が整います。どうです? 簡単でしょ。
Q:(憲さん)
 なんだ結構簡単だったんですね。しかしSCSIのCD-ROMも同じようにできるのですか?
A:(延さん)
 さっきもちょっと説明したけど、SCSIの場合はちょっと違います。
  違うというか、もう一つだけやっておかねばならないことがあります。
 それはSCSIのドライバの組み込みです。
  正確にはSCSIホストアダプタのASPIマネージャを組み込む必要があります。
  ASPIマネージャもやはりSCSIカードなどに添付されているのが普通ですが、
  WebなどでGetすることもできます。
Q:(貴子)
 「ASPIマネージャ」って何?
A:(延さん)
 正確に説明すると難しいというか、SCSIの歴史からひも解いていかないとならないけど、
  名前が示す通り単なるマネージャで、
  まあSCSIカードのドライバだと思っていても構わないです。
  因みに「ASPI」とはAdvanced SCSI Program Interfaceの頭文字です。
 組み込み方は、CD-ROMのデバイスドライバの場合と同様、CONFIG.SYSにデバイス文を記述することで行います。
  注意しなければならないのは、必ずデバイスドライバより先に組み込まなければならないことです。
  具体的にはデバイス文を先に書けばいいだけですが。
 私の自作マシンは、SCSIカードとしてAdaptecのAHA-2940Uを、
  SCSI CD-ROMにPioneerのDR-533を使っていますが、次にその場合の記述例を示します。
[CONFIG.SYS(ASPIマネージャとSCSI CD-ROMドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for Pioneer DR-533
DEVICE=DRD60ASP.SYS /D:MSCD000
 AUTOEXEC.BATに関しては、ATAPIの場合と全く同じです。
 またデバイスドライバの方はATAPIのものと同様に汎用性が高く、
  ホストアダプタ(SCSIカード)側が持っている(用意している)CD-ROM用のデバイスドライバが
  大抵のCD-ROMに使えてしまいますから、
  デバイスドライバが手に入れられない場合も困ることはないでしょう。
  Adaptecの場合ASPICD.SYSというCD-ROM用の汎用デバイスドライバがあり、
  大抵のCD-ROMがこれでOKです。私のPioneerのDR-533も大丈夫でした。
  Tekramのカードなどにもこのような汎用デバイスドライバ(TRMCD.SYS)があります。
 更にホストアダプタも選ばない汎用デバイスドライバもWeb上にあり、結構使えます。
  少なくとも私の環境では問題なく使えました。ものはヴェクターのライブラリにありました。
 どうです? こちらもどうってことないでしょ。
Q:(貴子)
 ええ簡単ね。これなら私にもできるわ。
A:(延さん)
 そうだろ。それにここまでできれば、後MOやPD(リムーバブルディスクとして使う場合)、Zipなどの
  リムーバブルディスクを認識する方法もいたって簡単だよ。
  CD-ROMの場合と同じようにASPIマネージャの組み込みの後にMOやPDのデバイスドライバを組み込めばいいだけ。
  その上リムーバブルディスクの場合は、ファイルシステムがFATなので、
  CD-ROMのようにMS-DOSを拡張する必要がありません。
  従ってAUTOEXEC.BATで何も実行する必要がないんです。
 ドライバはやはり製品に添付されているか、Webなどでも取得できます。
  またCD-ROMの場合と同じようにSCSIホストアダプタ側に、
  リムーバブルディスク汎用のデバイスドライバが普通は用意されています。
  AdaptecではASPIDISK.SYS、TekramではTRMDISK.SYSという
  汎用リムーバブルディスク用DOSデバイスドライバが用意されてました。
  いずれも私は使ったことがありませんが、
  大抵のリムーバブルディスクに使えるはずです。
 以下に私のマシンのコニカのMO(OMD-7060)を専用のDOSドライバで認識させた場合の
  CONFIG.SYSを示します。
[CONFIG.SYS(MOドライバの組み込み)]
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
DEVICE=HIMEM.SYS
REM *** ASPIマネージャ for Adaptec AHA2940/U/AU/UW
DEVICE=ASPI8DOS.SYS
REM *** ASPIデバイスドライバ for KONICA OMD-7060
DEVICE=MSDRVR.SYS -OB -O2K
Q:(憲さん)
 CD-Rなんかもこれでいける訳ですか?
A:(延さん)
 残念ながら、CD-Rを単なるCD-ROMとして使うにはCD-ROMの場合と同様の方法でいいけど、
  書き込むために使えません。
  CD-Rへの書き込みにはドライバだけではだめで
  専用のソフトが必要なのだけど、
  そもそもMS-DOS上で動くCD-R書き込みソフトがないんですよ。
  たとえ作ったとしても、とても起動ディスクに収まるようなコンパクトなものは作れないだろうね。
  テープドライブの場合もほぼ同じような事情で起動ディスクから使うのは難しいです。
 ネットワークドライブはできるようですが、私はやったことがありません。今調査中です。
 後、沢山のドライバを組み込むとコンベンショナルメモリが足りなくなるという問題が起こります。
  これが起こるとインストール用のSetup.exeが実行できないという事態にもなります。
Q:(憲さん)
 憲さんのマシンはメモリに64MB積んでいるの大丈夫だと思います。
A:(延さん)
 ところがね憲さん。コンベンショナルメモリというのは物理メモリをいくら積んでも起こる
  MS-DOSの非常に厄介な問題なんだよ。
  たとえ256MBのメモリを積んでもMS-DOSでメモリ不足ですと言われてしまうんだ。
Q:(憲さん)
 そっそっそうなんですか。それは知りませんでした。
A:(延さん)
 まあ回避策というか、少なくともWindows95のSetup.exeを実行するくらいにメモリを空ける方法は簡単なので、
  また今度説明します。
  因みにこのことに関してはさすがにWindows98で新しくなった起動ディスクは
  ほぼ完璧に手当てされているので、参考にしてみるといいでしょう。
Q:(あきつぐ)
 ところでノートパソコンでPCカード経由のCD-ROMなんかはどうなの?
A:(延さん)
 当然ATAPIのCD-ROMなのか、SCSIなのかによって上記の手続きは必要な訳だけど、
  PCカードの場合は更に予めPCカードを認識させるため、
  そのドライバを別途組み込む必要があります。
  具体的にはソケットサービスドライバ、カードサービスドライバ、イネーブラなどです。
  これらを一まとめにしたようなポイントイネーブラだけでいい場合もあります。
  詳細はこちら「起動ディスク(DOS)でPCカードを使う方法」に記載しておきます。
  基本的はPCカードの「MS-DOSまたはWindows3.1での使い方」といったマニュアルに従うことになると思います。
  またMS-DOSのCD拡張に関しては変わりありませんので、
  Autoexec.batは同様に作ればいいはずです。
Q:(あきつぐ)
 ところでCD-ROMならWindows95のインストールに必要だから、
  起動ディスクで立ち上げた状態で認識したいというのは分かるけど、
  MOとかを起動ディスクで認識する必要ってあるの?
A:(延さん)
 それがあるんだな。それについてはこちら「システムをフルバックアップしたい)」で説明しています。
  さて皆さん、起動ディスクでCD-ROMなどを認識する方法はよくわかったでしょ。
Q:(初心者の皆さん)
 はーい!
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【運営会社「パラダイムシフト」サービス】

パラダイムシフト」サービス
http://www37.tok2.com/home/nobusan/faq/windows/startdisk/startdisk.html







1996年8月9日金曜日

[改造][通信] PC9821のALL SCSI化



[改造][通信] PC9821のALL SCSI化
ALL SCSI化
こちらは至って簡単です。
PC-98シリーズ対応のBiosを持っている物ならまづ間違いなく使用できると思いますボードはPCIスロットに空きがある機種なら迷わずPCIのボードにしましょう。(ヲヒ これに伴いCD-ROMもSCSIの物にしました。MMXに対応していない98はIDEのコネクタがささっているだけで、起動さえしてくれないからです。
SCSI-CDROMドライブを買う時はDOS(NEC)のドライバ付きを選ぶのが良いと思います。そうする事により、窓95をCDからインストールするのが楽です(笑  私はTEAC製のCD-516Sを使用しています。当然ですが、CD-ROMもSCSIの物にしたらシステムセットアップメニューの固定ディスクは「切り離す」に設定します。IRQの空きが一つ稼げますし、MMX化するときに役立つかも? (ヲ
いままで使用したSCSIボードです。
◇INI-9100J 
昔故ICMから依頼を受けて制作してましたので98のBios持っていたりします。私はこれで、内蔵HDD(SCSI)が大丈夫かどうか実験しました>もうかなり昔の話ですけど
◇adptec AHA-2940AU
現在私が使用しているボードです。
◇IO-DATA SC-UPCI
クロックアップされ、Xa12(?)で愛用させてもらっています。ウルトラワイドのコネクタを持っていますので結構お買い得かも
現在使用しているSCSI-CDROMです。
◇PIONNER製 DR-U12X 
これは、現在Xa7で使っています。ドライバはPioneer Electronic (Europe) NV - Optical Storageこちらからダウンできます。 (タブン
◇TEAC製 CD-516S これは、現在Xa12(?)で使っています。ドライバはTEAC system create - Support Serviceこちらからダウンできます (タブン
CD-ROMをSCSIにする訳ですから、いままでのWin95インストールディスクではCD-ROMドライブは認識できません。PIONNER、TEAC共INTALLプログラムが付属されているので、Win95インストールディスクにそのまま組み込みました(汗
CONFIG.SYS&AUTOEXEC.BAT;を記しておきます
まぁ~インストールディスクなのでかなり手抜きで、不毛な物も立ち上がっていたりします。解っている人は笑って見逃してやってください。(笑

まっちんのホームページ
http://www.ix.sakura.ne.jp/~menu/y-machida/05_0Remodel/05_0pc98/05_1wildc/05_01wildc.htm




 



 

PIONNER DR-U12X
+----------《AUTOEXEC.BAT》----------+
A:\MSCDEX.EXE /D:MSCD001 /L:E
E:
CD \WIN95
OEMSETUP
+----------------------------------------------------------+
+------------《CONFIG.SYS》--------------+
DEVICE=A:\HIMEM.SYS
DEVICE=A:\EMM386.EXE
LASTDRIVE=Z
FILES=20
BUFFERS=60
SHELL=\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=A:\PIONEER\DRD6000.SYS /D:MSCD001 /C:CDP
+------------------------------------------------------------+
TEAC CD516S
+----------《AUTOEXEC.BAT》-------------+
A:\MSCDEX.EXE /D:MSCD001 /L:F
F:
CD \WIN95
OEMSETUP
+-------------------------------------------------------------+
+--------《CONFIG.SYS》--------------------+
DEVICE=A:\HIMEM.SYS
DEVICE=A:\EMM386.EXE
LASTDRIVE=Z
FILES=20
BUFFERS=60
SHELL=\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=A:\TEACCD\CD-600S.SYS /D:MSCD001
+--------------------------------------------------------------+

1996年1月19日金曜日

[OS] FMV NOTEBOOK 433N/T2にwin95をインストールしたい

775
古いノートにwin95をインストールしたいのですが、、、、
おおこ E-mail 5/7-23:40
古いノート(FMV NOTEBOOK 433N/T2)にWIN95をインストールしたいのですが、超初心者のためわかりません。
HDDはフォーマット済みの為、空っぽの状態です。
周辺機器としては、外付CD-ROM(PCMCIA)があります。
インストールしようとすると、CD-ROMを認識してくれない為、全然進めることができません。
もしかしたら、CD-ROMはPCMCIAカードの為認識してくれないのでは?
皆さん、是非教えてください。よろしくお願いします。
784
Re: 古いノートにwin95をインストールしたいのですが、、、、
cha- 5/10-06:56
記事番号775へのコメント
おおこさんは No.775「古いノートにwin95をインストールしたいのです
が、、、、」で書きました。
>もしかしたら、CD-ROMはPCMCIAカードの為認識してくれないのでは?
簡単に言うとそういう事になります。
DOSでPCカード型のCD-ROMを使う時には、PCカードのドライバソフト(カードサービス(CS)/ソケットサービス(SS))と、CD-ROMのドライバを
CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BATに組み込まなくてはなりません。それらのドライバがないのであれば、DOSでPCカード接続のCD-ROMを使う事は基本的に出来ません。
古いノートという事ですが、もし現状がDOSや3.1環境であれば、DOSや3.1用のCS/SSが入っているはずですので、環境をお確かめ下さい。
ただし、お持ちのPCカードに、PCカードイネーブラーと呼ばれる、CS/SSの代わりをしてくれるドライバが付属していれば、使用できる可能性があります。
これは、お持ちのPCカードによりますので、マニュアル等でご確認下さい。
そして、イネーブラーもないのであれば、CS/SSを買うか(\7千円位?)、
PCカードを使わないパラレル接続タイプのCD-ROMドライブを買うか(\4千円位)、しなければならないでしょう。
もしくは、メーカーでHDDの中身を工場出荷時の状態に書き戻してもらう方が()早いかもしれません。
なお、以上はCD-ROMに関しての事ですが、逆の発想として、ノートのHDDを外してデスクトップ機に接続し、CD内のデータとこの機種用の各種ドライバを、ノートの
HDDにコピーしてHDDをノートに戻し、HDD上からインストールするという方法もあります(これならCD-ROMはいりません)。
787
Re:^2 古いノートにwin95をインストールしたいのですが、、、、
おおこ E-mail 5/10-23:52
記事番号784へのコメント
>HDDにコピーしてHDDをノートに戻し、HDD上からインストールするという方法も
>あります(これならCD-ROMはいりません)。
回答ありがとうございました。
さっそくやってみましたが、書かれていた通りカードサービスがインストールされていませんとなってしまいました。
CD-ROMドライブのマニュアルを見るとカードサービスは本体のメーカーに確認してくださいとかいてありました。
メーカーに問い合わせた所、添付ディスクからインストールしてくださいとの事でしたが、実はマニュアル、ディスクとも紛失してしまったようなのです。
どこでCS/SSはてにいれることができます?ちなみにメーカーでは古い機種の為在庫がないといわれました。
フェニックスのなんとかっていってましたが、CS/SSのメーカーでしょうか?
CONFIG.SYSなどの組み込みはなんとなくわかりますので、CS/SSだけが問題だとおもうのですが?
793
Re:^3 古いノートにwin95をインストールしたいのですが、、、、
cha- 5/12-15:48
記事番号787へのコメント
おおこさんは No.787「Re:^2 古いノートにwin95をインストールしたいのですが、、、、」で書きました。
>さっそくやってみましたが、書かれていた通りカードサービスがインストール
>されていませんとなってしまいました。
>CD-ROMドライブのマニュアルを見るとカードサービスは本体のメーカーに確認してくださいとかいてありました。
SCSIカードにはポイントイネーブラーはついていなかったのですね。
>メーカーに問い合わせた所、添付ディスクからインストールしてくださいとの事でしたが、実はマニュアル、ディスクとも紛失してしまったようなのです。
>どこでCS/SSはてにいれることができます?ちなみにメーカーでは古い機種の為在庫がないといわれました。
>フェニックスのなんとかっていってましたが、CS/SSのメーカーでしょうか?
>CONFIG.SYSなどの組み込みはなんとなくわかりますので、CS/SSだけが問題だとおもうのですが?
SS/CSの製造メーカーとしては、フェニックス、システムソフト、IBM等がありますが、恐らく今でも個人で簡単に購入出来るのはIBMの
「Play At Will(PAW)」
だけでしょう。
ただし、お使いの機種にフェニックスが使われていたようですから、PAWが動作するかはわかりませんので、購入するのであれば、事前にメーカーやIBMに問い合わせる事をお勧めします。
また、これはDOSで使うソフトですから、WIN95を導入してしまえば、もう使わないんですよね。
インストールだけのために6~7千円を使う事になります…。
そう考えると、前回書いた通り、DOSでのポイントイネーブラーがついたSCSIカードかパラレル駆動のCD-ROMを買った方が安くあがったりしますし、HDDをデスクトップに
移設出来れば、ケーブル代しかかかりません。
そして、FMVノートという事はDOS/V機ですよね? 
それなら、時間がいくらかかってもいいのであれば、インターリンクケーブルでデスクトップと接続して、CDのデータをノートに転送なんていう事も不可能ではありませんが、全くもって現実的ではありません(^_^;;)。
798
ありがとうございました
おおこ E-mail 5/12-22:13
記事番号793へのコメント
丁寧な回答ありがとうございました。
win95から入った私にはDOSの世界はかなり困難でした。
なかなかおもしろいですね DOSの世界は。
今後もなにかありましたら、是非またお願いしたいと思います。

Win95教室Ver. 1.27
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8677/win95/pastlogs1.html



1994年2月1日火曜日

[機器][ドライブ] APPLE SCSI CD-DRIVE






[機器][ドライブ] APPLE SCSI CD-DRIVE
APPLE SCSI CD-DRIVE
CD-R外付け化
APPLE CD150及びAPPLE CD300にCD-Rを内蔵する。
■SCSIケースとドライブ
SCSI CASE
CD150 APPLE 1X Read キャディー(外付けSCSI) PCうおっち のプレゼントに当選して入手
CD300 APPLE 2X Read キャディー(外付けSCSI) 秋葉原某ジャンク屋にて購入
  中身のドライブ以外は同一。ちなみにこのケースは日立の一部外付けドライブでも採用
例:GF-1055 (フルピッチではなくハーフピッチだが)
CD-R DRIVE
CRD-BP3 三洋電機 12X Write / 10X Rewrite / 32X(CAV)Read
CD-R56S TEAC 6X Write / 4X Rewrite / 24X Read
■自作するモノ
ドライブ交換以外、本体には一切手を加えないが、折角なので専用電源ケーブルを作成。
一次電源ケーブル
ケーブル 関西通信電線 VCTFキャブタイヤ3芯 1.25sq 85cm/15cm \200
アウトレット フルテック FI15(金メッキ) 2個 \2,200
インレット 松下電工 WF5018 ホスピタルグレード \1,180
アウトレット・インレットは定番の組み合わせ。PC用には少々勿体ない。
電源ケーブル近所のホームセンターで購入。特に指名したモノではない。
■作成
ケースは普通のプラスドライバーで分解可能。前述の通り、CD150/300は全く構造が同じ。
適当にバラして、SCSI-IDを設定して(IDが競合しないように)、適当にドライブを交換するだけ。
CRD-BP3は、ケーブル廻しの都合、電源部を一旦取り外し、回り込むようにケーブル配置を変更。
なお、ケースに付属のIDセレクタ、RCAコネクタはケーブル構造が異なるため、接続していない。
単なる飾りと化している。
電源ケーブルは [インレット-85cm-アウトレット-15cm-アウトレット] とゆう、二股出力仕様。
本来ならば 2.0sq以上のモノを使用したかったのだが、中間アウトレットの二股部分は
流石のフルテックでもかなりキびしそうだったので、1.25sqで結果オーライ。
なお、配線にハンダは用いていない。
お約束だが、AC100Vの機材なので 短絡が無い様にテスターで確認。
■感想
2台並べると、とにかく格好いいの一言に尽きる。
CD-DAを試しに焼いてみたが、正直なところ、外付けした差は感じられない。
それでも精神的満足と安心は得られる。まぁ、見た目だけの問題かもしれない。
専用電源ケーブルの収まりは、非常に良い。
通に言わせれば二股なんて以ての外だろうが、ピュアオーディオ機器じゃないし、
元々使用していた 0.75sqに比べれば上物だろう。
■今後の展開
当初は CRD-BP3@CD-150のみだったのだが、余っていたCD-R65Sが勿体ないのでCD-300を追加改造した。
並べるとかなりイイカンジなので、もう一台位欲しい。
でもCD-R三台(CRD-BP3@CD150/CD-R56S@CD300/MP6211S)付いてるしなぁ…。
電線専門店 小柳出電気商会 WF5018 購入店
ダイナミックオーディオ 秋葉原トレードセンター FI15 購入店
[DIR] Parent Directory
Copyright (c) 2003 Wataru Suzuki

PC Engine GigaMaxx
http://www6.airnet.ne.jp/wataru/camera/cosina20.htm
http://www6.airnet.ne.jp/wataru/pce/rgb.htm
http://www6.airnet.ne.jp/watar

1992年2月9日日曜日

[通信] Sharp PC-E 通信設定~ポケコンのデータをパソコンで編集・管理しよう






[通信] Sharp PC-E 通信設定~ポケコンのデータをパソコンで編集・管理しよう
ポケコンのデータをパソコンで編集・管理しよう
ポケコンの画面って、PC-G830なら24×4、850でも24×6と、小さくて、長いプログラムを編集するのは大変だと思います。
また、メモリも限られているので、たくさんデータを保存しておくことはできません。
記録だけなら、カセットテープやMD、CD-Rでも良いと思いますが、やはり編集できるTEXT形式のファイルが一番だと思います。
さて、どうやってパソコンにデータを送信するか。
それは、ポケコンの11ピン端子とパソコンのシリアルポートをつなげば良いのですが、そのままつなぐとポケコンとパソコンの信号レベルが違うため
ポケコンが壊れてしまいます。
ですから、その前に安全にデータのやり取りをするためにインターフェイスを作りましょう。
準備するもの!
ポケコンにつなぐための11ピンの端子×1
シリアルケーブル(DOS/Vなら9ピン、PC-9800なら25ピン)×1
100kΩ炭素皮膜抵抗×3
1μF電解コンデンサ×3
MAX-232C(IC)×1
74HC04(IC)×1
リード線×必要なだけ
スズメッキ線×必要なだけ
ハンダ×必要なだけ
部品を乗せるための万能基盤×1
ハンダこて×壊れてないものを1台
なお、この回路ではMAX-232CというICを用いましたが、LT-1080というICを使うこともできるようです。
(回路が少し変わります。)
また、MAX232C互換ICもあるようです。そちらの方が手ごろな値段で手に入ることもありますので、参考にしてみてください。

ぽけこんde遊ぼう
http://ww8.tiki.ne.jp/~kazuchi/pc-poke.htm
http://ww8.tiki.ne.jp/~kazuchi/tensou.htm
http://ww8.tiki.ne.jp/~kazuchi/beep.htm
                    
PC-E500 回想録なぺーじ
http://www.geocities.jp/setokem/










1983年10月5日水曜日

[機器][pc] 三洋電機PHC-25~三洋初代パソコン

 







[機器][pc] 三洋電機PHC-25~三洋初代パソコン

三洋電機 初代パソコン PHC-25 


ヤフオク

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x727687269



1981年2月25日水曜日

[機器] NEC PC-6001

NEC PC-6001









NEC PC-6001






NEC PC-6001mkII







[機器][PC] NEC PC-6001mkII
小屋から懐かしいものがぞくぞく 
2016/5/14(土) 午前 11:17 日記 パソコン
今回はウチの小屋にあった懐かしいものをご紹介します!
◆PC-6001mkII
まずは、NEC PC-6001mkIIです。
これは、たしか中学生の頃、友人から買ったものです。
当時はTALK命令色々言わせていました。
NEC PC-8801MA
次に、NEC PC-8801MAです。
これは、私が高校の時に東京にあったコンピュータバンクという店で通販で買ったものです。
この機種はサウンドボードIIと同等のサウンド機能がついていまして、当時FM音源では表現が難しかった
シンバルの音を表現できていました。
※ただ、シンバルと音がちょっと微妙でしたが・・。
FM-TOWNS MA
次に、富士通のFM-TOWNS MAです。
これは、東京都小岩にあったパソコンの中古屋さん(すでに名前忘れたし、その店はもうない)から買ったものです。昔、お店でデモとして動いていた、アフターバーナーが衝撃でした。
X68000XVI
次は、X68000XVIです。
これは、秋葉原のソフマップ(確か)で買ったものです。
PowerMac6100
次は、PowerMacです。
これも秋葉原のソフマップで買ったものです。
ディスプレイ込みで15万円だったと思います。
これは小屋にあったのではなく、隣の兄(今は隣県にいる)の部屋におかさせていただいております。
AMIGA3000
最後に、AMIGA3000です。
えっと、これは職場の先輩の友達から買ったものです。
メガデモが衝撃でした。
おまけとして、この2つは、「ふぁみ魂家郎ver.6」と当時熱中したファミコン用のソフト「メルヘンヴェール」です。

結城ジュンのブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/toyosato2014/42181121.html















■NEC PC-6001裏技,
タイトル 裏技
EGGY (Tape) ゲームオーバーになったらすぐに[SHIFT]+[space]を押し続けると死んだ面からコンティニューできる。
チョップリフター (Tape) [SHIFT]+[STOP]でスピードを選べるようになる。[↑][↓]で選択。
ミユキthe勝負師 (Tape) ゲームが始まったら[STOP]を押す 10 KM=00000:KI=20000:DR=1000[Return] 4100 KM=00000:KI=20000[Return] RUN[Return]で勝手に負けて服を脱いでゆく。
EGGY (Tape) ゲームオーバーになったらすぐに[SHIFT]+[space]を押し続けると死んだ面からコンティニューできる。




■NEC PC-6001mkII裏技,
タイトル 裏技
倉庫番 (Tape) ゲームをLoad後 720 G=xx:W=xx[Return] RUN[Return]で好きな面からできる。xxは面数 1~20。
タイニーゼビウスmkII (Tape) ゲームスタート時に "たまのいろは"と表示されたら[STOP]を押す。 POKE &H9849,&HC9[Return] CONT[Return]で敵が撃ってこなくなる。
ナウシカ危機一髪 (Tape) ゲームが始まりガンシップが離陸し始めたら[SHIFT]+[STOP] 画面が真っ暗になったら[PAGE]を数回押してページ3にする。
RUN[Return]デモに戻るので[space]でスタートすると次の面になっている。さらに次の面に飛ぶにはこれを繰り返す。
信長の野望 (Tape) ゲームをLoad後、230 R=xxx[Return] RUN[Return]で IQ,カリスマ,健康,野心が xxxの数値になっている。 xxx は 000~999。
パックマン (Tape) mon[Return] R 0[Return]でゲームをLoad後 SD0F9[space]パックマンの数を16進で入力(00~FF) [Return] GDD74[Return]でパックマンを増やせる。






Seed-種をまいた人-
高橋ピョン太インタビュー
このページは、現在のゲームの原点となったゲームを制作した方に、インタビューをするコーナーです。
と言っても今後、別の方にインタビューする機会があるかわかりませんが(逝)
また、テープをおこすという作業自体が初めてなので、見苦しい点があるかも知れません。予めご了承下さい。
ちなみに、ダイアルアップで接続されている方は、オフラインで読んだ方が良いと思います(逝)
今回インタビューをお願いしたのは、元ゲームプログラマーであり、元ログイン編集長の高橋ピョン太さんです。
2時間ものインタビューにつき合って頂きまして、有り難うございました。
色々な面白い話が聞けたのですが、全部を載せるわけには行かないのが残念(笑)
高橋さんのコンピュータに触れたきっかけから、ログインで働くまでの経緯を紹介したいと思います。
ただ、インタビューと言うよりも、雑談かもしれません(逝) 
でもこの話の中には、今のゲームやパソコンが失ってしまった、大切な何かがあると思っています。
注:敬称略です(^_^;
(1998年9月収録)
愛妻 お久しぶりです。
高橋ピョン太(以下、ピョン太) どうも。相変わらずだね(笑)
愛妻 今日はですね、昔ゲームを作ったときのきっかけとかを聞きたいんです。いまゲームをやっている人たちが「昔はこういう感じだったんだ~」というのをホームページに載せたいんですよ。それで今日、インタビューをお願いしたんです。
ピョン太 じゃあ、僕がなんでゲームを作ったとか、そういう事を言えば良いんだね。
愛妻 まあ昔話でも良いんですけど(笑) こんなゲームが面白かったとかそんな感じで良いんです。えーと、ピョン太さんのことはログインの紙面とかにバンバン出ていたので、知っている人は多いと思うんですが、元プログラマーだと言うことを知っている人は、あんまりいないと思うんですよ。ログインの隔週の最後に、その事が載りましたよね?
ピョン太 『デジしょく』だね(笑)
愛妻 そうです(笑) それで知ったと言う人も周りには結構居たので、じゃあ「こういうのを作ってたんだよ」みたいなのを載せたら面白いかな~と。
ピョン太 最近よく、「元プログラマーだったんですよね」とかね、言われますよ(笑)
愛妻 ははは(笑)
ピョン太 基本的に昔のパソコンっていうのは、あっ、まだマイコンって言っていた時代なんだけど。
愛妻 ええ(笑)
ピョン太 マイコンって言うのに興味があって買った人は、なんだかのプログラムをしないとさ、何も出来なかったんだよね。
愛妻 そうですよね。
ピョン太 そこでしょやっぱ(笑)
愛妻 そこですか(笑)
愛妻 シャープ系のマシンはそうでしたよね。
ピョン太 そうそう。クリーンコンピュータね(笑)
愛妻 ええ、それです(笑)
ピョン太 だからまず、ベーシックを立ち上るとシステムが起動して、それで何をやるかというと、ベーシックが立ち上がっている状態だから、何らかのプログラムをロードするか、もしくはプログラムを入力しないと動かない。
愛妻 ですね。
ピョン太 で、その入力するという自体が、コンピュータの、マイコンのもっともベーシックな使い方なんだよね。そうすると自分で組むか、雑誌の後ろに付いていた・・・。
愛妻 リストプログラムですね。
ピョン太 そう。そのリストプログラムを打ち込むと。少なくとも、例え自分で作らなくても、プログラミング作業みたいな事はやらざるおえなかった。
愛妻 そうですよね(笑)
ピョン太 最初オレが始めたときは、市販ソフトという概念もなかったし。『I/O』っていう雑誌か『ASCII』。後は『マイコン』、『RAM』っていう・・・。
愛妻 ああ、ありましたね(笑)
ピョン太 その4大マイコン雑誌(笑) それで入力するしかなかった。
愛妻 『I/O』があまりの厚さで、人が殺せるっていうときですね(笑)
ピョン太 そうそう(笑) それで1番『I/O』が面白いプログラムが沢山あって。投稿がメインだったんだけど沢山載るようになって。それが楽しみで、毎月毎月プログラムが出たら自分のマシンに入力していたんだけど、そのうち入力するのが苦になって来るんだよね。マシン語なんて数字の羅列だから、面倒くさくてしょうがなくて(笑) 間違ったら動かないし、何処が間違えているのかが判らないっていうのがあって。
愛妻 結構泣けますからね。間違いが見つからないと。
ピョン太 すると『I/O』がテープサービスというのを始めたのね。プロラグラムをカセットテープにセーブしてあってそれで模範する。そういう流れだから。基本的には、必ずプログラムするよね。
愛妻 それが高じて、ゲームを作り始めたのですか?
ピョン太 オレがコンピュータでプログラムっていうか、ゲームをやろうと思ったのは、そもそもゲームが好きだったから。
愛妻 いつから、っていうか、最初にプレイしたゲームっていうのは、何なんですか?
ピョン太 それは歳がばれるから(笑)
愛妻 でも僕だって『インベーダー』とか、そういう時代ですから(笑)
ピョン太 ああ、そうなんだ。『インベーダー』をやって、『インベーダー』自体がマイコンで出来ているっていうのを知ったときに、本当に面白そうだなと思ったのね。で、最初はTK-80っていうのを見てて、買った訳じゃないんだけど見てて。高校が秋葉原に近かったから良く観に行っていて、欲しいなと思っていたんだけど手持ちが無くてナイコン(爆笑)
愛妻 はははナイコン(爆笑) やっぱりこれですね(笑)
ピョン太 ナイコンをしばらく続けていたときに、TK-80にベーシックが乗るようなシステムなったやつがあって、それでちょっとベーシックを見て、「ああ、面白そうじゃん」と思って。で、高校を卒業したときに親の仕事を手伝うって言って、それで先にMZ-80Cっていうシャープのマシンを買って貰った。それで返済するっていう形で月賦で買ったんだけど、いつの間にか親が払っていた(笑)
愛妻 ははは(笑)
ピョン太 それでマシンが来たときに、その中に入っているベーシックの説明している本を見て遊んでいる内にプログラムを覚えたという感じ。で、プログラムを覚えているときに、アメリカで「アップルIIでスタープログラマーが誕生!」みたいな本を読んだのね。それをオレが見たのはね、『ポパイ』っていう雑誌があるでしょ。その『ポパイ』のニュースのところで、アメリカの億万長者じゃないけど、それに近い人というのが居て、新しい世代の新しいお金持ちみたいな感じで載ってたんですよ。それでオレもなんでか知らないけど、「これだ!」って(笑)
愛妻 凄いっすね(爆笑)
ピョン太 就職もせず日々コンピュータと接していたとき、「もしかしたら出来るかも」って言っていたくらいの頃が、『I/O』のテープサービスが始った頃だったのね。で、ポツポツと『I/O』の投稿プログラムの方にソフトを作るソフトハウスもどきなのが出てきて、ハドソンとかスタークラフトとかが『I/O』創刊の頃にそういう作業をしていて。唯一そういうところが、ちゃんとソフトハウスとして活動してたのね。えーと、九十九電気もそうだね。
愛妻 あ、そうですね。
ピョン太 お店でソフトを売ってて。
愛妻 昔のパソコンソフトって、お店を展開していて、そこにプログラムが好きな人とが集まってきて、いつの間にか会社になったというのが多いですよね。
ピョン太 そうそう。そんな感じのが多かった。
愛妻 日本ファルコムとかもそうですしね。
ピョン太 ショップを中心としたコミュニケーションの場があって、そこに集まったソフトウェアがなんだかの形で市販されるって言うかね、そんな感じですね。九十九もそうで、九十九でパソコンを買うとソフトが何本か付いてきて。まあこれも素人が作ったのだから、今で考えるとほんと”おまけ”的なソフトなんだけど、それでも全部が新しかったから、ムチャクチャ面白かったね。
愛妻 今までにない体験ですからね。
ピョン太 それで、最初に作ったのが『スタートレック』。
愛妻 はいはい(笑)
ピョン太 今だと版権がうるさいからそんな簡単には作れないけど、当時は『スタートレック』っていうのはスタンダードなゲームのルールとシナリオがあって、新しいマシンが出る度に必ず移植されていた物なのね。
愛妻 昔の雑誌とかを調べていますと、市販された『スタートレック』のゲームが、その本を書いた人が載せた数だけでも、結構な数だったんですよ。
ピョン太 『スタートレック』は必ずあった。
愛妻 その中で、どれが一番出来が良いかという事を記事にしていましたけど・・・。『スタートレック』というのは、日本ではポピュラーな物だったんですか? 私が知っていて古いというのは、深夜帯のしか知らないんですが。深夜帯で放映していたのですか?
ピョン太 ううん、最初のは違う。オレが子供の頃は、アニメーションもやっていたし。凄くメジャーだったよ。オレが高校生ぐらいのときに夕方4時とかで再放送とかしていたし。だからファンとかは沢山いて、コンピュータをやるようなやつはSFが好きが多いから、『スタートレック』なんかはまさに良いテーマだったんだよね。で、その『スタートレック』のベーシックなゲームっていうのは、もの凄くコンピュータゲームとしてはポピュラーなゲームだったんだ。誰もがやり方がわかっていたし。毎回同じように遊べるんだけど、乱数で敵とかが出てくるんで、いつでも楽しく遊べた。そんな感じで、当時遊べるシナリオっていうゲームは『スタートレック』しか無かったから、それで徹夜するよね(笑)
愛妻 なるほど(笑) 今の子供たちとゲームの遊び方が違うというのは、自分で遊びを考えるじゃないですか。例えば、プログラミングして出来た。んで、飽きた。じゃあどうしよかってなるんだけど、他にやるゲームがないから、なんかよくわからないけどベーシックを勉強して、「ここをこう変えて、なんかスピードが速くなった」とか、そんな単純な”遊び”でも楽しめたじゃないですか、昔って。
ピョン太 それが直ぐにダイレクトに出来るプログラムだったから、もちろんそういう”遊び”が楽しくてしょうがないし。例えばそのプログラムのある変数を変えると、全然自機が減らないとか、そのプログラムを作った人のコピーライトを変えるとか、そういうプログラム的な遊びで喜んでいたんだよね。
愛妻 今楽しめないじゃないですか。ガチガチに決まっていて、プロテクトも掛かっていて。それにプログラムを勉強しようと思う人はいても、実行するのにはハードルが高いと思うんですよ。今だと媒体がCD-ROMとかになっちゃって容量も大きくなっているし、言語自体もアセンブラとかC言語とか難しい言語になっちゃって、何が書いてあるかわからなくなっていますよね。何もプログラムを知らない人が覚えるための”きっかけ”というのが、今の人には少ないんじゃないかと思うんですよ。
ピョン太 完全にブラックボックスになっているからね。逆に言うと可愛そうだよね。
愛妻 そうですよね。

ピョン太 立ち上げたときにベーシックが入っていて、ペンティアムとか8086のマシンが組めるとしても、それがもう、いきなりハードルが高いからね(笑) 昔は立ち上げたら直ぐのマシンだったから(笑)
愛妻 そうですね(笑)
ピョン太 ベーシックにしてもマシン語にしても、そんなにハードルが高くない時代だったから。今は、開発用のツールを買うだけでも凄い金が掛かっちゃって、そう考えると”プログラムをしよう”と考える人じゃないと、出来ない仕組みになっちゃっているよね。だからプログラマーが増えて欲しいというのは、割とみんな希望としてあるんだけど、それをやる手順がない。でも、最近見えてきたのがHTML。ホームページを作るのにHTMLを少しやると、プログラム的な楽しみがあって、やっぱり基本的な楽しみというのでは、昔のベーシックを楽しむというのと同じように、そういった簡単なものがないとハマれないよね。それが唯一、HTMLかなって思っているんだけど。それからCGIで、画面が動いたりすれば、少しは8ビット時代に近いところで楽しめる所はあるんだけど、そこまで気が付かせるのって、結構やっぱり大変でしょう?(笑)
愛妻 ええ(笑)
ピョン太 パソコン買ってきて電源入れてそれになっていれば良いけど、そうじゃないでしょ。もし覚えられる、新しいユーザーに覚えて貰えるとしたら、やっぱりホームページ周りかなっていうのがあるね。
愛妻 ピョン太さんがパソコンとかでゲームを作ろうと思ったのは、もちろんゲームを作りたかったというのがあるんでしょうけど、組んでいて楽しかったというのもあるんですよね、きっと。
ピョン太 それはそうだよ。でも、”それ”しか無かったという良い環境なんだよね、要は。
愛妻 あ~、なるほど。
ピョン太 プログラムを組んで遊ぶしかコンピュータの使い道がなかったから。アプリケーションを立ち上げて、ワープロをやるなんていうのも無かったし、最初のコンピュータにはワープロなんて物もないわけだし。
愛妻 そうですよね(笑)
ピョン太 オレが初めてワープロというのを触ったのは、月刊アスキーに載っていたワープロの特集で、88(PC-8801の事)とFM-8のワープロが載っていて、それもやっぱりテープサービスみたいな感じで。値段は忘れちゃったけど1万円しないやつが載っていて、それを速攻で買って来て。で、漢字プリンターというのもとても高くて。
愛妻 昔は高かったですよね。
ピョン太 オレが買ったのは、漢字ROMが付いているやつで、16万ぐらいかな(笑)
愛妻 たかーい(笑)
ピョン太 「オオ、スゲェ! 20万円切った」とか喜んでいた時代で(笑) それはもう第1水準漢字しかでなくて。そういう時代だったんで、ワープロも、そんな機能的なものじゃなくて、ワープロで1ページ目を書いて2ページ目に行くのに、ページ切り替えに3分ぐらいかかるし(笑)
愛妻 ははは(笑)
ピョン太 だからそんなにコンピュータっていうのは、実用性がなかったから、プログラミングで遊ぶしかないっていう感じ。
愛妻 なるほど~。じゃあ、コンピュータって言うのを知ったというのは、たまたま秋葉原の近くだっからとか、そういう事じゃないんですよね?
ピョン太 それもあるけど、やっぱり電気系のことが好きだったから。昔から電気工作とか好きで。
愛妻 高校は工業系だったんですか?
ピョン太 工業系だけど・・・建築科(笑)
愛妻 (笑) じゃあ、CAD/CAMみたいなものを・・・。
ピョン太 無い無い(笑)
愛妻 そんなの無いですか(笑)
ピョン太 無い無い。製図板とT定規で。少しプログラミングみたいのもあったんだけど。それがオフィスコンピュータというか、ミニコン。ミニコンレベルだね、プログラムっていうのは。だからちょっと質が違う。でも、その頃からマイコンの存在は知っていたし、そういうのが好きだったから、それはそれでやりたいと思っていたし。それでアキバが近かったし、アキバにも通っている内に、まあこれで『インベーダーゲーム』が出来るかなって(笑)
愛妻 家でゲームが出来るというのは、夢のような話でしたよね。
ピョン太 もう、憧れ。
愛妻 憧れでしたよね。
ピョン太 それまでは確かに、ゲームセンター行ったりとか、そういうことでゲームで遊んでいるし、『インベーダーゲーム』以前にも、電子系のデジタルゲームっていうのがあったじゃない。そういうのはやっぱり魅力的で、よく遊ぶわけだよね。で、よく遊んでいる中で、やっぱり家でもゲームが出来るとなると、これはやっぱりやらざるおえない(笑)
愛妻 そうですよね(笑)
ピョン太 だから基本は先にゲームがあって、電子系が好きでデジタル系へ進んでいったら、プログラムをやるっていう方向へ行って、プログラミングをやるからには、そんな表計算ソフトみたいのを作っている場合じゃないっていう(笑) で、ゲームを作り始めたわけ。それがきっかけ。
愛妻 なるほど~。
ピョン太 で、アメリカでスタープログラマーっていうのが出てきたっていうのを知って、ちょっと商売してみようかなっと思ったとき、何処だけっかな? コンテストみたいのが始まった、というか応募が始まって、エニックスとかアスキーとか・・・。
愛妻 ポニカとか。
ピョン太 まあ、ポニカとかもそうだけど。『スパイ大作戦』はポニカから出たんだけど、あれってコンテストの前で、それは『スタートレック』を出した会社って言うのが通販専門の会社だったのよ(笑)
愛妻 はいはい(笑)
ピョン太 そこに『スパイ大作戦』を作って持っていったときに、たまたまポニーキャニオングループの人が誰かのつてで来て、「会社を作るんでソフトを探しているんですけど」と言ったときにあったのが、『スパイ大作戦』(笑)
愛妻 あ~なるほど。
ピョン太 それで「これどうですか?」って出して。で、その時にね、ちょうど『スパイ大作戦』ってPC-6001が最初だったんだけど、それがオリジナルで。『スパイ大作戦』の最初の「おはようフェリプス君」って言う所でテープが回るんだけど、テープレコーダーの名前を『S○NY』っていう名前で書いて出していたのね(笑)
愛妻 ははは(笑)
ピョン太 これは困るりますねって言われて(笑) 「直ぐに”S”を”P”に直して」って。『PONY CANION』だから『PONY』で良いやって言って。そういうノリでゲームを作って。「じゃあ出しましょう」って出したのが『スパイ大作戦』。
愛妻 じゃあ『スパイ大作戦』は『PONY』製品で言うと、何本目のソフトになるんですか?
ピョン太 えーと。
愛妻 コンテスト前の・・・。
ピョン太 何本目だったけかな。3本目か4本目ぐらいかな。第1段が出ていて、第2段が出るときに『スパイ大作戦』がっていう形になっていたから。
愛妻 では、デビュー作が『スパイ大作戦』と言うことですね。
ピョン太 いや、『スタートレック』。
愛妻 ああ、そっか。
ピョン太 あ、『スタートレック』と『スパイ大作戦』の間にもう1本あって、『アフリカンコープス』というシミュレーションゲームを作っているんです。
愛妻 『アフリカンコープス』・・・。それは一体、どういうゲームなんですか?
ピョン太 ウォーゲームで、HEXを書いて。これもPC-6001なんだけど。まず・・・早い話、将棋みたいなんだけど、自分の駒をこう並べて。これは砂漠の・・・えーと、勉強していたんだけど忘れちゃったよ(笑) 要はロンメルの戦車軍団。
愛妻 有名なやつですね。
ピョン太 あ、そうだ。タイトル名が『ロンメル戦車軍団』で、オープニングの画像の所に『アフリカンコープス』って出して、ロンメルが辿ってきたものをシミュレーションするって言う形。
愛妻 じゃあ正式な名前は、『ロンメル戦車軍団』なんですね。
ピョン太 『ロンメル戦車軍団』。それが『スタートレック』を出したところから出てきた第2段。で、順番としては『スパイ大作戦』の方が先。同じぐらいだったかな? それは片方はポニーから出して、片方はイマージュソフトっていう通販専門のお店なんですけど。
愛妻 イマージュソフトって結構有名じゃなかったですか?
ピョン太 いや、有名でもないよ。
愛妻 広告をよく見た気がしますよ。
ピョン太 広告はいっぱい出てた。イマージュソフトっていう所で2本出して、『スパイ大作戦』が3作目になるのかな。
愛妻 実際に反響とかはあったんですか?
ピョン太 『スパイ大作戦』は最初のポニーのやつで1番売れて、それで移植しましょうって事になって、移植した。
愛妻 結局、何機種ぐらい移植したんですか? 全部自分でやられたのですか?
ピョン太 88以外は、全部自分でやった(笑)
愛妻 ははは、凄い(笑)
ピョン太 (笑) 88版は実はね。これは今だから言っても良いかもしれないけど、どっかの若い訳わからないね、ヤ○ザっぽい人が勝手に出して、オレが作った様なフリをしてPONYに持ってって、出させて。だから最初、印税が入ってきていなかったのね。そういうゴタゴタもあったんだけど。
愛妻 はぁ~。これはオフレコじゃなくて良いんですか?(笑)
ピョン太 良いよ。後で見たら、殆どオレが作ったプログラムで、絵だけを変えているって感じ。
愛妻 ひゃ~。
ピョン太 それは、ちょっとそういうことがあった。
愛妻 なるほど~。実際には、中のプログラムをごっそり持っていっちゃって、自分の物にしちゃっていることですね。
ピョン太 そうそう。
愛妻 コピー物っていう事ですよね。
ピョン太 でも一応パッケージには、名前が全部書いてあったから、外から見たら全部オレが作っているように見えるんだけど、内部的には違う人が関わっていることになってる。
愛妻 その問題はクリアされたんですか?
ピョン太 まあ、ある程度ね(笑)
愛妻 ははは、はい(笑) 
ピョン太 60(PC-6001の事)と80(PC-8001の事)と88と。えーとMZ-1200とMZ-2000の5機種かな、『スパイ大作戦』は。
愛妻 互換機を合わせれば、もうちょっと量が増えますね。って言うことは。88以外の機種を移植したって事は、他の機種は自分でお持ちだったのですか?
ピョン太 買った(笑)
愛妻 買ったんですか!?
ピョン太 最初の印税で(笑)
愛妻 凄い儲かったって事じゃないですか!(笑)
ピョン太 メチャクチャ儲かった。『スパイ大作戦』と・・・。あと『スタートレック』と『ロンメル戦車軍団』の両方を合わせても、数的には6、7千本ぐらいは売れたのかなぁ。そのときは通販だから、オレに印税だけで30%入ってくる時代だったから。
愛妻 3、30%ですか・・・。
ピョン太 それで計算すればわかるでしょ?(笑)
愛妻 ウヒョヒョヒョ(笑) 
ピョン太 メチャクチャ儲かって。『スパイ大作戦』はそれ以上に儲かったから。そういう風に入ってきたお金を全てマシンにつぎ込んだっていう感じかな。
愛妻 なるほど。私はてっきり、会社で用意されている物を使ってやったのかと。
ピョン太 あ、違う違う。その後ぐらいかな? 会社で作って欲しいって依頼が来るようになったのは。で、マシンを貸し出すからっていう感じで。
愛妻 じゃあ一辺に何機種も入ったわけですね。
ピョン太 それでテクポリ(テクノポリスという雑誌が昔あった)に取材されたことがあってね。テクポリのプログラマーの取材のところでオレの部屋が写っているんだけど、殆どその機種が全部畳の上に並べてあるんだよ。
愛妻 えっ? テクポリって、そういうページがあったんですか?
ピョン太 昔あった。最初の頃のテクポリなんだけど。プログラマーの家を訪問して。
愛妻 あれ~?見ていないなー。一応、昔のゲームを調査するために古いゲームの本は読んでいるんですけど。
ピョン太 あのね、何年何月っていうのは全然覚えていないんだけど、黄色い表紙で川島なおみが表紙なんだよ。
愛妻 ははは(笑)
ピョン太 それだけ覚えている(笑)

Nostalgia
http://aizuma.hp.infoseek.co.jp/interview/Talk.htm
http://aizuma.hp.infoseek.co.jp/interview/Talk2.htm










NEC PC-6001mkII裏技

Blue Witch
http://blue-witch.hp.infoseek.co.jp/

PC88
http://www.pc88.gr.jp/webdir/










PC6001本体NG+拡張ユニット+フロッピードライブ 

ヤフオク
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s775958912










1971
■IBM一統のコンピュータ業界
1971年(昭和46年)12月,IBMは日本市場で画期的な成功を収めつつあった。 朝日新聞社と日本経済新聞社が進めてきたコンピュータによる新開自動編集システムが完成の第一歩を踏み出していたのである。
それまでの鉛の活版ではなくコンピュータで新聞を作るという前代未聞の目標に向けて,両社はIBMの協力の下そのシステムの開発に努めていた。そのシステムに使用されたコンピュータはIBM360だった。日本経済新聞社では「ANNECS」(アネックス),朝日新聞社では「NELSON」 (ネルソン)と呼ばれたそのシステムが動き始めたのである。
ともに実験段階や一部稼働にすぎなかったが,日本の二大新聞社がIBM360を導入したという事実は,IBMがコンビュータリゼーションやコンピュータ・テクノロジーの最前線に立つトップ・メーカーであると証明したようなものであった。
IBMは,このシステムの開発を契機に日本市場に新しいユーザーを掘り起こしつつあった。
■各国内メーカーの采配
翌1972年3月,国産メーカー6社はそれぞれ新機種開発計画を通産省に提出した。
日立工富士通グループの新機種は「Mシリーズ」と呼ばれ,東芝/日本電気は「Aeosシリーズ」,三菱電機/沖電気は「COSMOシリーズ」であった。8月には新機種開発のための組織が新たに設立された。日立・富士通は「超高性能コンピュータ開発技術研究組合」,東芝・日電は「新コンピュータシリーズ技術研究組合」,三菱・沖は「超高性能電子
算技行研究組合」である。
国産メーカー6社という言い方をしてきたが,実際には日立,富士通,日本電気の上位3社がわが国のコンピュータ産業をリードしてきたといっても過言ではない。というのも業界再編時に大型コンピュータを開発・製造していたのは上位3社だったからだ。大型機種の開発に携わっていなければコンピュータ技術の最前線から取り残されてしまう。しかも大型コンピュータの価格は高く売上高への寄与度も大きい。当然のことながら上位3社が占める市場シェアは高く,国産6社の市場シェアのうち,金額ベースでは上位3社が85パーセントも占めていた。
業界再編では,上位3社のうち日立・富士通がIBM互換を選び,残る日本電気(NEC)が従来通りの非互換路線を堅持した。いわば非互換路線は少数派に転落したのである。
■NECの采配
しかしなぜ日本電気はIBM互換を選択しなかったのであろうか?業界再編時に日本電気直務としてコンピュータ部門の責任者だった出川雄二郎は,その理由を語る。
「 IBM互換の話は社内でもちょくちょく出てました。僕も傍から随分といわれました。IBM互換路線に変えた方がいいのではないか?とか,もう少し近づいた方がいいのではないか?とかね。でもね、僕は最初から変えないできた。どうしてかというと,僕は小林宏治さん(当時の日本電気社長,現・名誉会長)と随分ディスカッションしました。彼と僕の信念は同じで,真似していたら相手がガラッと変えたとき途中で捨てられてしまうのではないか? IBM互換を選択しても,IBMが突然それまでの路線を変更した時にまたある部分を公開から完全に隠してしまったら,こっちがどう歩いているかが分からなくなる。自分の足で歩いていれば相手がどう変わろうとも,日本電気(NEC)は『これで行くんだ』と言えます。やはり俺は俺だという精神がなくては。そういう信念がなくてはね。だから林さんたちと(社内でのIBM互換の主張を)ずっと蹴飛ばしてきた。少なくとも僕らの周りにいるコンピュータ屋は全員その説で動いてきたわけだ」
日本電気でコンピュータ事業を起こし引っ張ってきたのは小林宏治である。小林は日本電気のキャッチフレーズである「C&C」(コミュニケーションとコンピュータ)の生みの親でもある。間単にいえば日本電気のコンピュータ事業の歴史は、経営者としての小林の歩みとオーバーラップする。.....
ー覇者の誤算,講談社文庫,立石泰則

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