2002年5月27日月曜日

[スポット][東京秋葉原] サトームセンパソコン館 PC isLand

              


サトームセン
 

フロア名

お取扱商品

5F

PCソフト/ゲーム機フロア

      TEL 03-5256-3260
HP:ゲームのページへ
     e-mail : pc15@satomusen.co.jp
・OS ・ビジネスソフト ・ユーティリティソフト ・マルチメディア関連ソフト ・グラフィックソフト ・素材集 ・家庭用ソフト ・ゲーム機用ソフト ・ゲーム機

4F

デスクトップPCフロア

      TEL 03-5256-3267
      e-mail : pc14@satomusen.co.jp
・デスクトップパソコン ・インクジェットプリンタ ・レーザープリンタ ・フラットベットスキャナ ・フィルムスキャナ

3F

周辺機器/PCパーツフロア

      TEL 03-5256-3265
      e-mail : pc13@satomusen.co.jp
・周辺機器 ・各種パーツ ・CPU ・マザーボード ・VGAボード ・サウンドボード ・CD-R/RW ・HDD ・MOドライブ ・DVDドライブ ・PC-CASE ・CRT/液晶ディスプレイ ・各種カード/ボード類 ・メモリ

2F

PCサプライフロア

      TEL 03-5256-3263
      e-mail : pc12@satomusen.co.jp
・メディア(CD-R/RW MO etc) ・インク ・用紙 ・マウス ・キーボード ・マウスパッド ・パソコンデスク ・LAN関連商品 ・ターミナルアダプタ ・ルーター ・モデム ・各種ケーブル ・キャリングバッグ ・スピーカー

1F

ノートPC/モバイルフロア

      TEL 03-5256-3261
      e-mail : pc11@satomusen.co.jp
・ノートパソコン ・PDA ・デジタルカメラ ・携帯電話 ・PHS ・MP3プレーヤー ・電子辞書


[スポット][東京秋葉原] サトームセンパソコン館 PC isLand
SATOMUSEN
アクセスしていただき、ありがとうございます。
パソコン自作用PCパーツの通信販売メニューです。
パソコン本体のWEB販売も一部スタートしました!!!
・パソコン専門店 PC isLand
秋葉原にオープンした、サトームセンのパソコン専門店 PC isLandのフロア案内です。
2001.06.08
NEW サトームセン 五香店 H13年6月15日(金) オープン!!!
新京成線 五香駅より徒歩3~4分
五香店の地図(拡大図)です。
2001.05.23
サトームセン 武蔵中原店 H13年5月25日(金) オープン!!!
南武線 武蔵中原駅より徒歩5分
2001.03.09
サトームセン 上福岡店 H13年3月16日(金) オープン!!!
東武東上線 上福岡駅より徒歩5分
2001.01.29
都合により志木店が閉店致しました。志木店でお買上げいただいた商品のサポートは、新座店にておこないます。
TV-CF好評放送中!!(QT movie 1.2MB)
月々1,500円で使い放題!!NSK会員募集中!!詳しくはこちら。
当社に対するご意見、ご希望は smusen@mb.infoweb.ne.jpまで

サトームセンパソコン館 PC isLand
http://www.satomusen.co.jp/










[スポット][東京秋葉原] 石丸電気・ゲームワン








[スポット][東京秋葉原] 石丸電気・ゲームワン
秋葉原の大専門店
■アクセス
住所:東京都千代田区外神田1-4-21
TEL:03-3251-0011(代表)
E-Mail:Gameone@ishimaru.co.jp
営業時間:AM10:00~PM7:30 迄(金・土はPM8:00迄)
■フロア
 1F
プレイステーション
プレイステーション2
ゲーム書籍
 2F
セガ/任天堂
キャラクターグッズ
DVDソフト(映画)
 3F
パソコンゲームソフト
DVDソフト(アニメ・アダルト)
メール・電話ご注文承ります
(通信販売)取り扱い商品全品
 
石丸電気 
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/
http://www.ishimaru.co.jp/1gouten.htm
http://www.ishimaru.co.jp/
http://www.ishimaru.co.jp/chizu.htm



 


 






でっかいゲームの専門店。各種ハード・ソフト・周辺機器・ゲーム書籍と豊富な品揃えで満足度100% 
「遊戯王」や「モンスターコレクション」等人気のトレイディングカード・キャラクターグッズコーナーも好評です。 
プレステ2で見られるDVDソフトコーナーも充実しました。
ゲームソフト限定品コーナー
<プレステ2がさらにグレードアップ>
1階プレステコーナーで取扱い中!!
・3Dサラウンドスピーカー「P2DiPoLE」 特価 19,800円
プレステ2に接続して5.1chサラウンドを擬似体験しよう!!
・フェイス・マウント・ディスプレイ「EYE TREK」 特価 39,800円
サングラスのように軽くかけて、プレステ2が52型画面で迫ってくる!!
・デジタルカラープリンター 「PoPegg」 特価 14,800円
プレステ2でオリジナルのはがきやシールを作成/印刷
・キティちゃんグッズ 100円コーナー新設
当店2階にて、キティちゃんノートやメモ帳等、文具・グッズがオール100円!!
 
石丸電気 
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/gentei.htm
http://www.ishimaru.co.jp/1gouten.htm
http://www.ishimaru.co.jp/
http://www.ishimaru.co.jp/chizu.htm



 






ゲームソフト限定品コーナー
通信販売も承っております(送料別)
尚、限定品のため数量に限りがございます。品切れの際はご了承くださいませ。
お電話でのご注文・お問い合わせは03-3251-0011【AM10:00~PM7:30 迄(金・土はPM8:00迄)】
メールでのご注文・お問い合わせはGameone@ishimaru.co.jp にて承っております。
・セガサターン用 『 悠久幻想曲 Perpetual Collection 保存版 』
「悠久幻想曲」、「悠久の小箱」、「悠久幻想曲2nd Album」、「悠久幻想曲ensemble」、「悠久幻想曲ensemble2」の豪華5枚組+moo書き下ろし「レフグラフ(ナンバリング付き)」、
「オリジナルテレホンカード(レフグラフと同デザイン)」
販売価格 13,500円(税別)
数少数お早めに!
・ドリームキャスト用 『 初回限定版 タイピングE計画 』
PC版で大人気だった「タイピングE計画」がドリームキャストで登場!今まで覚えるのが大変だったタッチタイピングを、ネルフオペレーター・伊吹マヤをはじめとするお馴染みのキャラクターが、やさしく、楽しくナビゲート!(初回版には、E計画特性メッセンジャーバック付き) 
販売価格 6,120円(税別)
数少数お早めに!
・ドリームキャスト用 『 カードキャプターさくら 知世のビデオ大作戦  LIMITED BOX 』
ゲームソフト(ピクチャーレーベル仕様)+さくらちゃん知世ちゃん、おやすみ抱き枕カバー・ホットケーキセット・オリジナルパネル時計の豪華セット!!ゲームの内容は、あなたは「知世ちゃん」になり主人公「さくらちゃん」がクロウカードを封印する勇姿をビデオにおさめてゴール目指すのだ!!
販売価格 7,920円(税別)
数少数お早めに!
 
石丸電気 
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/gentei.htm
http://www.ishimaru.co.jp/1gouten.htm
http://www.ishimaru.co.jp/
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◆ 本 店  
東京都千代田区外神田1-9-14  
03-3255-1500(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆1号店  
東京都千代田区外神田1-2-9  
03-3257-1100(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆パソコンタワー  
東京都千代田区外神田1-1-10  
03-3257-1200(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆3号店  
東京都千代田区外神田1-2-13  
03-3257-1300(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆6号店  
東京都千代田区外神田1-4-3  
03-3255-1500(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆ソフトワン   
東京都千代田区外神田3-1-16  
03-3251-5555(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆ゲームワン  
東京都千代田区外神田1-4-21  
03-3251-0011(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆電話センター  
東京都千代田区神田須田町1-5  
03-3251-0800(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆駅前店  
東京都千代田区外神田1-15-4  
03-3255-1600(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆設備センター  
東京都千代田区外神田2-4-6 ビルディングササゲ6F
03-3253-3221(代表)
営業時間:AM9:00~PM6:00
◆修理受付センター  
東京都千代田区外神田1-3-13 石丸電気4号館2F  
03-3253-1414(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30(金・土はPM8:00迄)
◆成田ビッグワン
千葉県成田市赤坂2-1-13  
0476-26-2500(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆上尾ビッグワン  
埼玉県上尾市緑丘3丁目3-11-1    
048-777-1401(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆水戸ビッグワン  
茨城県水戸市見和3-663-15  
029-255-1401(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆水戸店  
茨城県水戸市南町2-4-43ツルヤビル  
029-224-0020(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆つくば店  
茨城県つくば市東新井31-13  
0298-51-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆牛久店  
茨城県牛久市田宮2-27-3  
0298-74-6111(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆柏店  
千葉県柏市富里2-5-1  
0471-71-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄
◆柏ビッグワン  
千葉県柏市中原1-23-2  
0471-60-7200(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆久喜ビッグワン  
埼玉県久喜市本町1-1-16  
0480-26-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM7:30迄(金・土はPM8:00迄)
◆新潟店  
新潟県新潟市東大通1-8-32  
025-243-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆横浜店  
神奈川県横浜市中区羽衣町2-5  
045-261-2111(代表)
営業時間:AM10:30~PM8:00迄
◆立川ビッグワン  
東京都立川市曙町1-36-3  
042-548-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆青葉台ビッグワン  
神奈川県横浜市青葉区青葉台2-1-1  
045-988-1400(代表)
営業時間:AM10:00~PM8:00迄
◆業務提携店舗
ヤマギワ東京本店  
東京都千代田区外神田4-1-1  
03-3255-3111(代表)
平日AM10:30~PM8:00迄 (土・日・祭日AM10:00~PM8:00)
◆ヤマギワ世田谷店  
東京都世田谷区千歳台3-20-1  
03-3483-3111(代表)
平日AM10:30~PM7:30迄(土・日・祭日AM10:00~PM7:30)

石丸電気 
http://www.ishimaru.co.jp/gameone/
http://www.ishimaru.co.jp/1gouten.htm
http://www.ishimaru.co.jp/
http://www.ishimaru.co.jp/chizu.htm





 

2002年5月14日火曜日

[機器][携帯電話] DoCoMo/NEC N504i~赤外線通信ケータイ




歴代のケータイmova
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2007/9/11(火) 午後 9:47
ケータイ♪ 練習用
ワタシが使ってきたケータイを紹介
最初はmovaを使ってました
「mova」の名称は英語のmovable(動かせる,移動する)の
最初の4文字movaから採ったもので,携帯のしやすさ,移動のしやすさを表現したものです
ワタシが一番最初に使ったケータイは
N501ⅰ
一番最初にⅰモードを搭載した端末で
色々な意味で歴史の始まりとなっている
初の折りたたみ端末です(多分)
この頃はまだ液晶はモノクロ
当時パナソニックから【ボス電】が発売されてました
基本的に当時からNECを愛用してました(笑)
次に持ったのは,立て続けにこの端末
N502ⅰ
イメージ 3 イメージ 4
N502ⅰt
イメージ 5 イメージ 6
502シリーズはもの凄い売れました(汗)
しかもNECは502itにてケータイ初の【カラー液晶】を搭載した端末となり
これが大ヒット端末となったのです
N503ⅰ N503ⅰS
イメージ 7 イメージ 8
2001年1月より発売開始。
日本初の携帯アプリ「iアプリ」対応端末である。
全ての端末の液晶がカラー化された。
2xxシリーズがiモード化したために50xシリーズはアプリ対応機の意味になった。
P,F,N,SO,Dが発売された。
N503はコタ君に壊されたため,画像がありません(汗)
んで,短期間だけ持ったN503iSを載せてみました
この端末から背面液晶が登場
503から【ⅰS】と言う名前のケータイが投入されました
これは先に出た503を改良し,504までを繋ぐ【セカンドモデル】の頭文字を取ったものです
それは今でも受け継がれてますが
最近からセカンドモデルの名前はラインから消え,番号だけが増えていくようになりました
◆N504ⅰ
2002年5月より発売開始。
シティフォンで使用している1.5GHzとのデュアルバンドに対応。
iアプリ待ち受け画面など503iよりiアプリが拡張された。
P,F,N,SO,Dが発売された。通信速度が28.8kbpsに対応。赤外線通信も導入された。
この端末は一番好きでした
デザインもスキだったのですが
このシルバーの綺麗さがホントに好きでずっと機種変更せず持ち続けた端末です
この写真は実機なんですよ~
綺麗に使ってたのがわかりますよね
N504ⅰS
2002年11月より発売開始。
251iに次いでカメラ付き携帯電話になった。
P,F,Nが発売された。
505i以降,パケ死が騒がれ始めたため,
あえて504iを購入するユーザーも多く,N504iSがmova史上最も売れたとされている。
短期間だけ持った端末
この端末が出てから,N504ⅰに機種変更したんです(笑)
N504iSが発売されるまでどんなデザインか楽しみだったんですが
デザインを見てガッカリ来て,N504ⅰに機種変更したのでした
このケータイは故障でどうしても持たなきゃならなくなり
泣く泣く持った記憶があります
真ん中の音が出る部分が生理的に受け付けなかった・・・・
N505ⅰS
2003年5月より発売開始iアプリ領域がさらに拡張された,iアプリDXに対応。
液晶がQVGA化された。
「携帯付きカメラ」と言う様なカメラ機能を強化した機種も出てきた。
PとN以外はメガピクセルカメラ搭載。
以後,通信面に関しては機能強化はされていない。
P,F,N,SO,SH,Dが発売された。
ワタシが最後に持ったmova端末
このデザインはN504ⅰに似てたのでそれなりにスキでしたね

ALL BLUE ~ Third Stage~
https://blogs.yahoo.co.jp/allblue1115/2451191.html



歴代のケータイ 前篇mova
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2007/9/11(火) 午後 9:47
ケータイ♪ 練習用
ケータイ電話のサービスが始まって・・・30年くらいでしょうか           
自動車電話からと言う意味ですがね(笑)     
結構長い歴史があるケータイ電話,今では個人の必需品となっています
3社で競合してますがワタシは一番最初からドコモを使ってまして今でも使い続けています
ちなみにドコモのケータイには英語の頭文字が書いてありますがそれは全て【メーカー】の頭文字をあらわしてます
P(松下通信工業,現パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
N(NEC 日本電気)
D(三菱電機)
F(富士通)
M(モトローラ)
R(日本無線)※現在携帯端末からは撤退。
以下は,「ムーバ」の名が冠された実績のある他社メーカーを挙げる。
SH(シャープ)※SH505i,SH251i以降
SO(ソニー,現ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)※SO503is,SO211i以降
KO(国際電気,現日立国際電気)※KO210iのみ。現在携帯端末からは撤退。
「ムーバ」の名は冠されなかったが,過去にドコモ向け800MHzPDC端末を製造したメーカーとしては
SA(三洋電機)
ER(エリクソン,現ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)
NM(ノキア)
DE(デンソー)
TS(東芝,FOMAではT)
KY(京セラ)
となってます
こうしてみると結構面白いでしょ??

ALL BLUE ~ Third Stage~
https://blogs.yahoo.co.jp/allblue1115/2451191.html






左からP205、ドッチーモSH821i、N504i、D506i



携帯遍歴
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2005/10/8(土) 午後 2:37
松竹梅の竹! 練習用
左からP205、ドッチーモSH821i、N504i、D506i
初代携帯は10年前に買った「デジタルムーバD」。当時は手に入れるまでに「2週間待ち」が
当たり前だったが、欲しくなると我慢の効かない私なので、丸1日、秋葉原を歩き回って何とかGET。
値段は9万円以上した。通話料も半端じゃなく高くて、通話時間をやたらと気にしてた。機能は通話と
シンプルな電話帳(漢字不可)のみ。
電話番号が「030-」で、持っていることがステータスのような感じだった。
次はP205(当時、国内最軽量で80g弱)。こいつは電話帳に漢字が使えるようになった。
新機能はこれだけ。やたら通話品質が悪かった。この頃にはもう携帯に対する熱は覚めていたので、
結構長期間使った。ドコモから機種変の勧誘を何回か受けた。501、502といったi-mode機
を持つ人が増えてきていた。
だが、私は当時付き合ってた彼女に「メーテル」とかいう文字電話を持たされていて、
それでメールしてたから、携帯電話のキーでは入力が大変だろな、と勝手に思い込んでいた。
そんなある日、クラブドコモのポイントが来月で無効になる、との通知が有った。幾らなんでも、
それは勿体無いので、全然その気が無いのに機種変することにした。だが、その時点での私の獲得
ポイントではカラー画面の502は無理だった。で、ドッチーモSH821i。20世紀の遺物となって
しまったドッチーモのたぶん最後の機種。そして唯一のカラー画面。携帯+PHSの豪華仕様。
メールも2種類。キング・クリムゾンのダブルTrio編成(ギター/スティック/ドラム)にも匹敵する。
そんなお気に入りのSH821iだったが、2年も使うと電池の持ちが悪くなって、ほぼ1日おきに充電
しなきゃいけなくなった。もともと電池の持ちが良くないスペックではあるが。
それから、中央に有るファンクション・キーがカパカパになってきた。これは、この機種の構造的
な欠陥らしく、職場の人のも同じ症状で逝ったらしい。
その人の紹介でN504iを買った。この店はバイク便の仕事もやっているので、職場に旧機
を取りに来てくれて、機種変の手続きをやって、新しいのを職場に持ってきてくれた。しかも、
発売当初なのに「お友達価格」。iアプリもなかなかイイねぇ。

Night After Night ~ 今夜も(*^ー゚)b
https://blogs.yahoo.co.jp/fj_poseidon/13349977.html


2002年5月3日金曜日

[機器][AV] iPod登場










■ソフトとハードを分離したオープン戦略でマイクロソフトが勝利する
マイクロソフトは、いわばオープンな展開をすることで市場を席巻することに成功したと言えるだろう。「オープンな展開」とはソフトとハードを分離し、様々なメーカーのハードに自らのソフトを搭載可能にするやり方をさすのだが、こうすればそれぞれのマシンの特性に依存することなく、ユーザーは自由にマイクロソフトの製品を使用することが出来る。
実を言うと、それまでのコンピューター、パソコン企業のほとんどはこのような考え方とは逆、つまりソフトとハード一体型と展開を基調としていた。しかもハード重視タイプの戦略。つまりエレクトロニクス・メーカーは自らのハード=機械を売りたいがために、これを使用するためのソフトを、いわば「オマケ」的に開発し、販売していたのだ。だが、そういった一体型の売り方というのはいわば「抱き合わせ販売」のようなもの。一旦ソフトがもはや時代の流れに合わないものになってしまったならば、ハードごと全てを取り替えなければならない。これはユーザーの側からすれば少々博打的な色彩を含むものになってしまう。ハードを買って使ってみたらソフトがダメだったということになったとき、それはソフトの交換ではすまされず、ハード=システム全てを交換しなければならなくなるからだ。
ところがマイクロソフトの製品はそうではない。
一般的には大方のマシンに搭載可能だ。だからユーザーは安心してこれを求め、一方でソフトとハード一体型のメーカーは撤退することを余儀なくされていったのだ。
事実上の抱き合わせ販売で他のソフトウエアハウスを凌駕する
ただし、これだけの条件ならば、それはマイクロソフトに限った話ではない。他のソフトウエア・ハウスもマイクロソフトのOS上で稼働するのだから、MS-DOSやWindows以外のアプリケーションに関しては参入の余地があるはずだ。
ところが、ここにもマイクロソフトは、こういった他業種を閉め出す対策をきちんと整えていた。
一つは自らの販売することをマイクロソフトのOSに最適化したこと。
典型的なのはワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトなどからなるアプリケーション・スイートのMicrosoft Officeで、これらはパソコンを買うならマイクロソフトのOSを購入し、マイクロソフトのOSを購入するならばOfficeを購入するという流れを作ってしまう。実際、パソコンにはあらかじめOSがインストール済みなのがあたりまえになり、さらにはOfficeも標準装備かオプションで選択可能というハード販売をハードメーカーに指示するというまでになっていく。またインターネットの世界への参入が遅れたことを察知するやいなや、ブラウザのインターネット・エクスプローラーを投入して失地挽回を図ったのだが、これはなんとWindowsのOSに無料で標準装備されていたのだ。これによって、これまでネットスケイプの独壇場だったインターネット・ブラウザの世界はすっかりエクスプローラーによって凌駕されてしまったのだ。
(こういう強引なやり方は、やがて法律的に不可能になっていくのだが)。(続く)
■革新的なパソコン・マッキントッシュだったが
アップルもまた典型的なハードとソフト一体型の企業だった。そしてアップルもまた当初、ライバルとして危惧していたのはマイクロソフトではなくIBMだった。
だから1984年にマッキントッシュを発表した際にも、販売の際に標的としたのはIBMのパソコンだったのだ。
1984年スーパーボウルのテレビ中継のハーフタイムに一回きりで放映されたマッキントッシュのCMはIBMを明らかな仮想敵にしていた。
そのCMのキャッチコピーは
「1月24日、アプルコンピュータがマッキントッシュを発売します。
今年、1984年が『1984』年のようにならない理由がおわかりになるでしょう」
だったのだが、この『1984年』とはジョージ・オーウェルの小説をさしている。
この作品の中ではビッグブラザーと呼ばれる支配者が人々を一元管理し、人々に自由がなくなるという状況が描かれているのだが、
この物語をCMはもじっている。IBMの代名詞はビッグブルーであったのだが、視聴者にはビッグブルー=ビッグブラザーの図式を暗示することで「IBMのパソコンを購入すると飛んでもない管理社会が登場しますよ。マッキントッシュを使って自由な世界をつくりましょう」とアピールしたのである。
実際のところ、マッキントッシュ(以下、マック)は革命的なパソコンだった。
ウインドウを開きマウスでポインタを操作するという、現在のウインドウの概念のほぼ全てを既に実現していた。
実質的にこれが発売された1984年の時点で、11年後にマイクロソフトがブレイクさせたWindows95よりも優れたOSを構築していたいってもよいくらいだったのだ。
■クローズドな展開がAppleを窮地に追いやる
しかし、前述したようにアップル(当時の名前は「アップルコンピュータ」)もまた敵を間違えていた。
本当の敵はIBMではなく、ソフトをスタンドアローンで展開するマイクロソフトだったのだ。
だから、いくら優れたマシンを作り上げたところで、マックもまたハードとソフト一体型のクローズな製品。
他の撤退を余儀なくされた企業と同様、オープンな展開をおこなっているマイクロソフトには太刀打ちできなかったのである。
ただし、その秀でた機能でマックは唯一、マイクロソフト帝国の中で生き延びることは出来た。そのすばらしさを指示する一部の層(デザイナー、編集業者、医者、そして弁護士)が、マックを買い求めたからだ。
こういったユーザーに限定されたのは、機能的な側面でマックが必要(デザイナー、編集者)か、あるいは高額なオモチャとして所有したいか(マックは極めて高額だった)の、どちらかのニーズしかなかったからだった。
とはいうものの、マイクロソフトの狡猾さはこれだけに留まるのではない。ビル・ゲイツはどこまでも賢いCEO。他にも様々な手を打っていた。
(続く)
ソフトウエアが覇権を握ると言われたコンピューター業界。
しかし、それだけなら何もマイクロソフトが一人勝ちすることはあり得ない。
他のソフトウエア・ハウスにもそのチャンスは平等にあるからだ。
ところがマイクロソフトだけが一人勝ちした。
そしてその理由がパソコンの業界標準であるマイクロソフトのOS(MS-DOSやWindows)に自社のアプリケーションを最適化させたことに一人勝ちの理由があったことは、このブログの前々回で取り上げておいた。
しかし、マイクロソフトのアドバンテージはこれだけに留まらない。
■当初マイクロソフトのアプリには、事実上プロテクトがかかっていなかった
その、もうひとつは、アプリケーションにほとんどプロテクトがかけらていなかったことにある。
前述のOfficeがその典型で、ユーザーたちはこぞって、違法にこれをコピーして使用するようになった。
そしてマイクロソフトはこれを黙認した。
いわば「タダでばらまく」ということをユーザーにやらせたのだ。
これだったら儲けはあがったりということになりかねないが、
ところが、むしろこうすることでマイクロソフトはさらに収益を上げていくことになる。
■タダ乗りユーザーを背後に持つことで巨大なマーケットが獲得される
そのからくりは、ユーザーを二つに設定したことにある。
ひとつは企業や合法的にアプリケーションを使おうとするユーザー。
この手のユーザーは、ルールを守るのでアプリケーションをちゃんと購入した。
そしてマイクロソフトにとっては大事な収入源である。
もうひとつは違法ユーザー。
こちらはおそらく合法ユーザーよりもはるかに多いと考えられる。
ところが、この違法ユーザーたちがこぞって業界トップのアプリケーションであるMicrosoft Officeをタダで使用することで、Officeのユーザーが世界に遍在するようになる。
となれば、Officeの各アプリケーションは、事実上、
業界の基準ソフト=デフォルト・アプリケーション
となる。だがみんなが使うとなれば、やはり一定の割合で正規にアプリを購入するユーザーも存在するわけで、このユーザーが購入するだけで、その利益は膨大なものとなるのだ。
わが国では、このやり方で締め出しを食らってしまった典型的なアプリケーションがジャストシステムの“一太郎”だった。
一太郎は日本におけるワードプロセッサーの業界標準の地位から引きずり下ろされてしまった
(現在、ジャストシステムは、日本語環境だけに特化したされたアプリケーション、フロントエンド・プロセッサ=日本語入力メソッドATOKの企業という位置づけになっている。
日本という文化にローカライズされているがために、この分野だけはマイクロソフトに駆逐されることがなかったのだ)
ちなみにOfficeはいまだに違法コピーが可能だが、事実上の業界独占となったマイクロソフトのOSに関しては、アクティベーションによって極めて強固なプロテクトがかけられている。
つまり「釣った魚に餌はやらない」。
ようするに、自由にコピーさせ、これによって市場を独占した暁には、突如としてプロテクトをかけ、金を払わせるようにする。
「それなら、マイクロソフトOSの使用をやめてやればいい」
ということになるのだが、もう市場は事実上、独占されてしまっていて、ユーザーは選択肢を失っているというわけだ。
マイクロソフトがやったことは、こうやって実質的にアプリケーションをタダでばらまくことで高額な収益をもたらすという、極めて狡猾な方法、近年話題になり始めたFree Businessの先駆け的な営業展開だったのだ。
こうやってパソコン業界は完全にソフトウエアが世界を牛耳るという構造になった。
しかし、このソフトウエア至上主義の支配は21世紀になるとその様子が怪しくなってくる。それが、今回特集のタイトル「マイクロソフトは何故ダメなのか」と言うことになるのだが……(続く)
■21世紀におけるソフトウエア至上主義の崩壊
ソフトウエアがハードウエアを凌駕し、パソコン市場の方向性を決定するという神話は未来永劫続くと思われた。
マイクロソフト帝国が、一層の支配を進め、ビル・ゲイツのもと情報化社会はこれからも動いていくと誰もが疑わないような風潮が21世紀の初頭にはいわば当然のように語られていたのだ。しかし事態は以外の方向に展開する。しかも新展開をもたらしたのはデジタル電子プレイヤーという、意外なハードだった。
■iPodというハード?ソフト?の出現
2001年9月、アップルは突如として、これまでとは全く異なったジャンルのハード機器を発表した。
アップル・コンピュータとは一見、関係なさそうなデジタル音楽プレイヤーだ。
スティーブ・ジョブス復帰以降、アップル・コンピュータは製品ラインナップの大幅な整理を断行していた。
パソコンをディスクトップ、ノートそれぞれたったの二種類、都合四種類に統合し、プロユースの製品には冒頭に”Power”、一般ユーザー向けには”i”を冠し、一方、デスクトップには”Mac”、ノートブックには”book”という表記に統一した。た。つまり
プロユースのデスクトップ=PowerMac、ノート=PowerBook、
一般ユースのデスクトップ=iMac、ノート=iBook
という組み合わせである。そしてこの音楽プレイヤーにも一般ユース用の”i”がつけられていた。
ご存じiPodだ。
スティーブ・ジョブスはキーノートのスピーチの中でiPodを「画期的なソリューション」だとぶち上げたが、一般のマック・ユーザーには全くわけのわからぬピント外れなものに思われた。ユーザーは八百屋が肉を売り始めたような感覚に襲われたのだ。
ただし、この時、ジョブスは「デジタル・ハブ」という構想を併せてぶち上げている。
パソコンがインターネット、テレビなど、様々なメディアの中心となって、これらを機能させるようになるという考えで、こういったハブ構想の一環としてiPodは位置づけられたのだ。
とはいっても、当時の人間からすればこの考えは理屈はわかっても、まったく持ってリアリティのないものだった。
iPodにしたところでいちいちパソコンに繋ぐなんてややこしいことをするよりもCDプレイヤーにCDを入れて、あるいはMDプレイヤーで聴けば十分と考えていたのだ。
■またもやソフト-ハード一体型をチョイスしたアップル
iPodはその内部のソフトウエアはアップルが独自に設計したもので、またもや例によってソフトとハードの一体型という、旧態然としたスタイルをアップルは踏襲した。いやそれどころか、これを操作するためにはパソコン側にiTunesというソフトウエアが必要で、ここでもまたiPodユーザーはアップルが独占的に提供するソフトウエアを使用しなければならないという条件に置かれる。だから、ソフトウエア至上主義・絶対主義の時代には、どう見てもアナクロな戦略としてしか思えないし、事実、多くのマックユーザーさえもがそう思っていた。
ところが、iPodは意外な展開を遂げる。当初こそ、その売れ行きはどうということもなかったのだが、iTunesがウインドウズマシンにも搭載可能となり、しかもこれをアップルが無償で提供するようになると、iPodは突如としてブレイクしはじめたのだ。(続く)
■カセット・テープの後継を巡る覇権争い
(録音メディアとしてカセット・次世代を争ったCDとMD。しかし覇者はどちらでもなかった)
ソフトウエア至上主義・絶対主義の時代の時代に、何故、旧態然としたソフト-ハード一体型のiPodがデジタル音楽プレイヤーとしてブレイクしたのだろう?
当時、携帯型音楽プレイヤーは、音楽のデジタル化に伴い、カセット・テープ式のものから他のメディアへの方式によるものが模索されていた。
そしてカセットの後継となるのはCD(Compact Disk)式かMD(Mini Disk)式と目されていた。
たとえばCDについてはPanasonicが、MDについてはSONYがこれを強力に推進していた。
ただし、まだどちらが決定打となるかはハッキリしていなかった。
どちらも決定力に欠けたのは、それぞれがハンディを背負っており、カセットに代わる決定打とは言い難い存在だったからだ。
CDはレコードの次世代メディアとしては、もはや定着していたので、これをそのままプレイヤーに挿入すればすぐに聴くことができるという点で、
CD式はアドバンテージを備えていたが、その反面、約5インチというディスクの大きさ以下にプレイヤーを小型化することが出来ないため、可搬性という点では、明らかにカセット式よりも一歩後退してしまう。
つまり、がさばるのが欠点だった。
一方、MDのほうだが、これは大きさも2.5インチとコンパクトゆえハード本体も小型化が可能だったが、開発元のSONYに追随するメーカーがおらず、また音質的CDに比べると劣ると指摘されたこともあって普及が進むことはなかった。
■CD、MDに共通するデメリット
CD、MDに共通するデメリットも存在した。
一つはコピーがしづらかったこと。
もはやこの時代から、音楽というのはコピーして聴くというのが一般的な入手方法となっていた(そのため98年をピークにCDの売り上げは年々減少を続けている)。つまり、友人からCDを借り受けたり、レンタル店でCDを借り受け、これをコピーするというスタイルが一般化していた(これを防止するためにコンピューターでデータを読み取り不可能にするCCCD(Copy Control CD)が発売されたこともあった)。そして、これをいちばん簡略にやれたのはカセット・テープだったのだ。CDは当時の技術では一枚を焼くのに結構な時間がかかったし、これを焼くためにはCDライター機能付きのパソコンが必要だった。MDの場合はコピーこそ早いが、レンタルビデオ店がMDをほとんどレンタルしなかったため、コピーするものがないという状況だった。また、どちらにしても当時はメディアが高額だった。一方、これがカセット・テープなら音質こそ劣化するが、価格も安く、カセットデッキやラジカセで気軽にコピーが可能だった。だから、カセット・テープによるコピーというのはまだまだ実用的だったのだ。
iPodは、こうした攻防の隙間にCD、MD二つがそれぞれ、そして共通に持っているハンディをクリアし、また新しい魅力を付け加えることで割って入っていく。しかもコピーが横行する時代にもピッタリと適合するかたちで。(続く)
■CD、MDのデメリットをクリアするiPod:コピーが手軽
次世代の携帯音楽プレイヤーの派遣を巡って争っていたCDとMD。だが、ともにそれぞれ、そして共通のハンディを持ち、カセット・テープ式のプレイヤーからの以降は遅々として進んでいなかった。
コピーのスピードが速い
こういったCD、MDの持っているディスアドバンテージをクリアしていたのがiPodだった。
まずコピーの速度。
iPodのコピー方式はCDをコンピュータに挿入しAAC(当初はMP3)というファイル形式でデータを取り込むやり方で、CDのCD-DA方式に比べ圧縮率が高いため(1曲に必要となるメモリー量が十分の一程度になる)、CDからCDにデータをコピーするよりもはるかに早い時間でコピーが完了した(ただし、音質は劣化する)。
コピーする手続きが速い
また、コピーの速さという点では、「機械的なスピード」のみならず、その「手軽さ」というスピードも注目すべき項目だ。つまり転送速度が速いと言うことだけではなく、転送=コピーにいたるまでのプロセスもまた、スピーディなのだ。CDをパソコンのドライブに挿入する。すると即座にアプリケーションのiTunesが立ち上がり「ディスクをコピーすしますか?」とたずねてくる。そしてリターンキーを叩けば、自動的にコピーが始まる。
次に、コピーしたアルバムのリストをiPodの楽曲リストの中から選択して同期すれば、これで出来上がり。それぞれ二度か三度程度のボタン操作で全てが終了するのだ。また、取り込んだ後の本体側での操作も同様で、ほとんどのコントロールがこれまた三つ以内のボタン操作で実現する(これはジョブスが口うるさく指摘したと言うことで知られている)。また操作スイッチが極端に少ない(中央のホイール・ボタンと、あとスイッチ程度)ので、どのボタンを押せばいいのか迷うことがほとんどない。とにかく、簡単なのだ。
実は、iPod以前にデジタル音楽プレイヤーは既に存在していた。にもかかわらずiPod出現までこれらが普及することがなかったのは、ここまで述べてきたようなプレイヤーに取り込むまでの作業が極めてややこしかった、また取り込んだ後のプレイヤー側での操作が面倒くさかったという事情がある。要は煩雑なわけで、これが一般のユーザーの取っつきを悪くしていたのだが、iPodはこのハンディをiTunesと最小限のボタン数、ボタン操作でクリアしたのである。
コピー時代(音楽ソースはコピーされるのがあたりまえとなった時代)のユーザーのニーズを心憎いまでにえぐり出したやり方だった。
だが、iPodの既存のメディアのハンディを克服するだけには留まっていない。
より積極的な機能が付加され、それが絶大な支持を受けることになるのだが……(続く)
■iPodの手軽さ、スピーディさの背後にあるアップルのアナクロ的な思想
パソコン業界における、戦略としてのソフトウエアの位置づけの変容について考えている。
前回、iPodがカセット式の次世代ポータブル音楽プレイヤーとして、CD、MDを押しのけて、その覇権を握った理由として、手軽さ、スピーディさ、ライブラリーの持ち歩きにあると言うことを指摘しておいた。だが、他の形式には存在しなかった、このような利便性をiPodが持ち得たことの背後には、アップルが頑固に持ち続ける、いわばアナクロ的な思想がある。そう、それはマイクロソフトによって否定されてしまったハード・ソフト一体型という考え方だ。今回の特集では、マイクロソフトがパソコンのハードとソフトを分離し、ソフトだけで展開したことによってパソコン業界の覇権を握ったことを指摘しておいたが、iPodではその逆のやり方を頑固にやり続けることで、むしろ成功を遂げることになる。
iPodは、単体で使用することが出来ない。
まずパソコンに楽曲をコピーし、これをiPodにコピーする必要がある。
しかも、まだこれだけではダメで、パソコンとiPodを接続する専用ソフトであるiTunesを使用しなければならない。
しかも、これ以外は接続不可能だ。ユーザーが選択できるインターフェイスはMacを選ぶか、あるいはWindowsを選ぶかと言うことだけだ。
Windowsを選んだところで、接続するためにはWindows用のiTunesをダウンロードして使わなければならない(iTunesは無料)。
要するに選択肢が全くといっていいほどないのだ。
これはソフトウエア至上主義的発想からすれば極めてマーケットを狭めてしまうやり方といえる。
ところが、このクローズドなやり方が見方によってはアドバンテージにもなり得る。
そしてこのことをアップルはiPodで実践して見せたのだ。
ではアドバンテージとは何か。
■機能の複雑化のために必要なこと
確かにハードとソフトを一体化することで、一旦はマーケットが限定される。
しかし、この一体化によってハードとソフトの連携を密にし、より使いやすさを追求したらどうなるだろう?
それがiPodのやり方だったのだ。
つまり手軽さ、スピーディさを極めるためにはソフトウエアだけではだめで、そのソフトウエアにピッタリとあったハードウエアを必要とする。
このことは機能が増えれば増えるほど該当する。
機能がどんどん多機能、複雑になっていき、これに併せて様々なハードが対応すると言うことになれば、ハードとソフトの連携がどんどん中途半端になっていく。つまり「煩雑」になるのだ。マイクロソフトのWindowsがその典型で、あらゆるハードに適合するように作られていると言うことは、操作系がゴチャゴチャになり、反面、それぞれのハードに適合するために勢い、OSは重くなり、なおかつ膨大なメモリーを食うと言うことになる。
そういった機能の多機能化、複雑化に伴うデメリットを一手に引き受けてしまったものこそマイクロソフトのWindowsVistaだった。あまりの重さ、そして既存のアプリケーションへの対応の悪さ、そしてメモリー食いに、さすがのWindowsユーザーも呆れてしまい、旧バージョンのXPにダウングレードしたり、ネットブック搭載の標準OSとしてXPが採用されたり(廉価なネットブックではAtomというロースペックのCPUが搭載されており、これでVistaを稼働させるのはかなり無理があったのだ)という事態が発生。マイクロソフトはVistaを早々にあきらめ、より軽快でメモリーを食わないWindows7をリリースしたことはWindowsユーザーなら周知のことだろう。
Officeは使えないけど、iTunesなら操作できる
iPodはまさに、この機能の複雑化に対する回答を提示していたのだ。
つまり前述したようにハードに適合するソフトを限定してしまいクローズな環境にする代わりに、アップル独自の技術でハードとソフトを一体化し、手軽でスピーディな操作環境を実現する。
たとえばパソコンさえ持っていればiPodの操作は、ほとんど人間が操作可能な簡単なものになっている。
その操作についてはほとんど三つの手順で出来ることは前述したとおりだ。
こうすることで、たとえばワードやエクセル、インターネットブラウザを操作できな人でもiTunesは操作できるということになった。
だからケータイに夢中でパソコンになんてほとんど関心のない若者たちが、ケータイの音楽プレイヤー機能は使わずに、iPodを携帯してこれを使うという事態が生じたのだ。
■複雑になるからこそ、単純化しなければならない
要するに、ここまで情報化が進み、操作が複雑になっていくと、逆に操作系を単純化しなければならないという現象が生じるのだ。
そのまま複雑にしていったならば、それは一部のコンピューター・ナード/コンピューター・オタクのホビーにしかならなくなる。そうではない。こういったテクノロジーをより多くの人間が気軽に使えなければならない。ならばソフトとハードを一体化して、一元管理の下で、操作系を整えるというのがベストと言うことになる。これを推し進めた結果、パソコン音痴の若者までもがこぞってiPodを求めるようになったのだ。もちろん、そのためにはそれぞれの操作系の取り回しの良さを徹底的に研究し、一般の人間までが自由に使いこなせるよいなインターフェイスを用意しなければならないのだが、これが出来る、現状での唯一のメーカーがアップルだったというわけだ(アップルはジョブズの指揮の下、常にインターフェイスが一元管理されるという状況にある)。(続く)
■iPodの先にあるiPhone、そしてiPad
前回、アップルがiPodのソフトとハード一体型戦略によって、複雑化する情報化時代に新しいコンピューターユーザーを掘り起こすことに成功したこと。それは、いいかえればソフトウエア絶対主義から再びソフトととハードが一体化することが優位になる時代の始まりであることを指摘しておいた。
こういったソフトとハード一体型による一元管理をさらに推し進めたのが、言うまでもなくiPhoneだ。しかもiPhoneはiTunesでデータをやりとりする。つまりiPodと同じ感覚で手軽かつスピーディーに操作が可能。さらにホイールボタンではなく、全てタッチ・スクリーンでこれを行うことが出来る。
しかし、例によって一元管理はそのまま。いや、iPod以上に徹底されていると言っていい。
iPhoneのライバルは、現状ではアンドロイドを搭載したSONY製のExperiaとされている。
しかし、この勝負は、少なくともモバイルフォンの分野ではiPhoneの勝ちだろう。
ここまで展開してきたソフトとハード一体型の設計による一元管理の点でiPhoneは圧倒的なアドバンテージを有しているからだ。
ExperiaはWindowsと同様、様々なハードに搭載可能で汎用性が高いが、それゆえ、かえって操作が煩雑。
だから、これを使用するユーザーは一部の「コンピューターに詳しい人間」に限られることになるからだ
(ただし、OSであるアンドロイドはなにもモバイル専用のOSというわけではないので他の分野で用いられるだろうが)。
そして、さらにこの先にアップルがソフトとハード一体型として打ち出したのがiPadだ。
これもまた、複雑な工程をiPhone以上に簡単な操作で可能にするというものだ。
■iPod、iPhone、iPadとパソコンの分離
この「機能の複雑化をソフトとハード一体のシステムで一元管理する」というやり方をアップルは一層推進しようとしている。しかもiPodではじめたパソコンとの接続をやめること、つまりパソコンとの関係を薄くしていくことによって。iPodのラインナップの内、iPod TouchにはWi-Fi機能が標準装備されている。つまりネットをブラウズしたりすることが出来るのだが、その中のアプリケーションには標準でiTunesとAppStoreが搭載されている。前者は言うまでもなく、これまでパソコンにインストールされていたもので、これをWi-Fi経由で利用すればパソコンを使用することなく音楽を購入したりすることが出来る(ただし、コピーは無理)。またAppStoreではApp Apriと呼ばれるアプリケーションが使用可能で、これまたパソコンを介さず様々なソフトを直接購入し、使用することが可能だ。
こうなると、パソコンに関する知識はほとんど必要なくなる。それは、ここまで述べてきたような複雑性をより単純化することを可能にするわけで、そうなると、これまでパソコンにはほとんど関心を示してこなかった若年世代、高齢者の関心を惹起することが出来る。私事で恐縮だが、iPadを母に見せたとき(母は80歳でパソコンを使ってネットブラウズとメールのやりとりをやっている)、母は目を輝かせた。母にとってパソコンは便利な道具だが、厄介な道具でもあり、しばしば操作がわからなくなる、ウイルスが入った、突然壊れるなどでトラブルに巻き込まれるものでもある(そしてその対処を僕がやらされる)。それがiPadならただタッチするだけなのだから。そして原則トラブル・フリーでもある。あやしげなコマンドやウイルスもやってこない。
こういったこと実現しているのは、要するに、ここまで何度となく指摘してきたソフトとハードを一体化したことによるのである。
ヘタにいじれないと言うことは、言い換えれば送り手側が徹底管理してしまうと言うことは、トラブルを最小化する格好の手段なのだ。
コンピュータに関して当初考えられたいたハードとソフト一体型の設計は、ソフトウエア至上主義・絶対主義の時代を経た。
そして機能が一層複雑化することによって、再びハードとソフト一体型の設計へと戻っていったのだ。(続く)
■パソコンが消えていく?
コンピューター業界の覇権を握るキーがソフトウエアから再びソフトウエア-ハードウエア一体型の戦略に回帰しつつあることをここまで指摘してきた。
ただし、この一体型の構想は、さらに拍車をかけつつある。スティーブ・ジョブスは今年iPhone4を発表するにあたって、ハードそれ自体とともに、より重要な発表を行っている。
それはiPhoneに搭載されるOSの変更だ。
これまでiPhone搭載のOSはMacに搭載されているものとは多少異なるものの、これをベースにしているゆえMacOSと謳っていた。
ところが、今回これをiOSと言い換えたのだ。
というより、これはMacOSに代わるiPhone専用のOS。
つまり、ハードとソフトの一層の一体化を求め、iPhoneはMacOSと袂を分かったのだ。
iOSにはスピードアップした自社製の新しいプロセッサー・Apple A4が用意されたため、課題だったマルチタスクも実現している。
そして、このOSは秋以降、iPadにもバージョンアップのかたちで搭載されることになる(既存ユーザーは無料でアップデートできるはずだ。だからiPadもマルチタスク化するだろう)。こうなるとアップルのアイデンティティであるマッキントッシュというパソコンとは異なるレベルでのアップルの展開が今後のアップルの中心になることが予想される。アップル・ファンの中では「遂にMacが切り捨てられた」と嘆くものまで出る始末だ。切り捨てるかどうかはともかく、iPod、iPhone、iPadのような、いわば「電子家電」こそが、情報化時代の一般的なユーザーのニーズを掘り起こすこと、一方、パソコンというハード・メディアのスタイルが旧式のものになろうとしていること、これだけは確かなようだ。
■それでも、アップルはソフトウエアの会社
ソフトとハード一体型の会社アップル。
この戦略がここに来て功を奏しつつある。
こういった展開で話進めてきたが、最後にここまで展開してきた、アップルがソフトとハードを一体で売るという見方は、
実は間違いであると、この立ち位置をひっくり返すような話で今回の特集を閉じたいと思う。
つまり、ちょっと「ちゃぶ台返し」をしてみよう。
今回のブログで展開したきた、ソフトからソフトとハード一体型へというコンピューターの流れをちょっとひっくり返すみたいになってしまうが。
それは、こんなエピソードだ。
ジョブズはアップルのことをソフトウエア会社と言っている。
つまり、マイクロソフトと同じ形態の企業だと宣言している。
実際、よくよく考えてみればアップルが自社開発しているハードというのはほとんどない。
MacにしてiPodにしてもiPhoneにしても、iPadにしても解体してみれば、そこからはサムソンの液晶や東芝のハードディスク、インテルのプロセッサーが出てくる(最近は前述のA4プロセッサーを自社開発しはじめたが、これとて元々は他の会社が開発していたものを買い取ったものだ)。そう、1981年にIBMがアップルに対抗してパーソナルコンピューターを発売したときと同じことをやっているのだ(プロセッサーに至ってはともにインテル製だ)。
では、どこがマイクロソフトと違うのか?つまりソフトウエア会社としてアップルはマイクロソフトとどう差異化しているのか。その答えをジョブズは用意していいる。
「アップルは最高のソフトウエアを作りたい。そしてそのソフトウエア上でマシンを最高の状態で動かしたい。そのためにはソフトウエアにあったハードも自社で作らなければならいないんだ」
この発言をアップルは厳守している。IBMと違っているのは、買ってきてそのままそれをハードの一部として搭載するようなことが決してない点だ。
買い取った後、自らのソフトウエアの設計、トータル・デザインに合うように徹底的にカスタマイズした後に、これらをはじめて搭載する。つまりハードはソフトのためにあるという認識なのである。

勝手にメディア社会論
https://blogs.yahoo.co.jp/mediakatsuya/61870348.html
https://blogs.yahoo.co.jp/mediakatsuya/61890159.html