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2025年1月18日土曜日

[ゲーム] ゲーム専門家が選ぶ2024年ベストゲーム/2025年マストゲーム〜After6Junction




[ゲーム] ゲーム専門家が選ぶ2024年ベストゲーム/2025年マストゲーム〜After6Junction
ゲーム専門家が選ぶ2024年ベストゲーム
2025.1.15
TBSラジオ『After6Junction』
ー…ということで,今夜のゲストをお呼びする前に,初心に帰りまして,ゲームをしない訳じゃないけどそんなに頻繁にやる訳でもないという方向けに,識者の方々が「これだけはおさえておいて欲しい」みたいなテーマ。今まで,ゲームのコーナーでは何の前提もなく話がちだったんですよ。
やっぱり0の人間や,あまりゲームをしない宇垣さんに改めてプレゼンし直すというかということで,初心に帰りまして,結構基礎のキ,例えば最近ゲームをご自身でやってない方向けに,皆さんスマホゲームやったりしてますけど,何でゲームやってんのか?って,ちょっと今ゲームの情勢を整理しとこうと思います。まずいわゆる据置ゲーム機というか,ゲームハードは,据置きでもできるし,持ち運べる任天堂Switchから,皆さんご存知ソニーのPlayStation5今来てますけど,これも出て5年経ってますもんね。そしてもう1つMicrosoftのXboxのシリーズ。今最新はXboxシリーズS/Xっていう,要するにディスクが入れられるモデルと入れられないモデルの2種がありまして,主にこの3つです。で僕自身,この3つとも所有している上に,最近Xboxのゲームパスっていうサブスクサービスがあるんですよ。で,それで「これやりましたあれやりました」ってのを結構Podcastの宇多丸ブースで話してんです。 話は反れましたが,PlayStation5,XBox,Switchが据置であります。でもう1つ,こっちがででデカいんですけど,PCゲームパソコンです。 要するに普通のコンピューターでやるゲームで,現在はSteamに代表されるパソコン上でゲームやれる配信プラットフォームがあるんですね。つまりソフトをいちいち物として買ってこなくても,そこでストリーミングだったりダウンロードしたりみたいな,そういう形でゲームできると。ということで昔と違って,ゲーム機なきゃ楽しめないという時代ではありません。全部手軽なんですね。本格的にゲーム遊んでる人は,もうゲーミングパソコン。スペックは据置機を実際に遥かに抜いちゃってますから。シビアに撃ち合いのゲームとかやってる人は,タイムラグとかも勝負になりますから,できるだけこうバシっとした機器を揃えて回線もベストにしてと。一方で,場合によっては据置機に軍配が上がる場合もあると。こんな説明でいいですか?ゲーム担当ディレクター?ということで,でも私も,お話伺うゲーム識者の皆さんに比べれば全然分かっていない。いつも皆さんに奬められたものをやってる感じでございますので,お話していきたいと思います
◆ Until Then
ーということで,まず1人目ご紹介しましょう。ゲーム音楽専門DJのユースケ・サードさん,リモートです。ユースケ・サードさん,こんばんは。
ー はい,よろしくお願いします。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。よろしくお願いします。 
ーよろしくお願いお願いします。ということで,ユースケさんのご紹介お願いします。
ー秋葉原もぐらを拠点に活動するゲーム音楽専門DJ。ブログサービスnoteでゲーム評論を行っています。番組ではこれまで短時間で楽しめるインディゲームや飲酒しながらやると最高なゲームなどをご紹介いただいております。
ーはい,ということで,ユースケさんいつもおすめ作品最高なんですが,早速2024年のベストゲームと2025年マストゲームの注目作品をお願いします。 まずは2024年のベストゲームさん何でしょうか?
ーはい,私がベストゲーミングに選んだのは『Until Then/アンティルゼン』というゲームです。これは2024年6月26日に発売されまして,11月に日本語化されたゲームです。今,パソコンとPlayStation 5で遊べるんですけど,PS5版はまだ日本語化されてないみたいなので,ちょっとパソコンだけの状態になってます。でこのゲームは,フィリピンを舞台にしたアドベンチャーゲームでして,テキストとか物語を楽しむゲームになってます。でビジュアルなんですが,これがちょっとアニメみたいな細かさがあって,キャラクターの表情とか顔の動きとかカメラワークまで,すごい生き生きしててすごい魅力的なんです。 
ーアニメっぽい。
ーそうなんです。で,さらにそこも魅力的なんですけど,今回ベストゲームに選んだ理由は,この物語がすっごい良かったんですね。主人公は高校生の男の子のマークっていう子なんですけど,ちょっとけだるい感じの高校生でして,友達と宿題やったり,可愛い女の子にメッセージ送ろうとしてドキドキするみたいな,よくある学園日常のみたいな話になってます。である日,この学校に転校生の女の子が来るっていう話になって,その女の子の名前を見た瞬間もう知らない人だし,会ったこともないけど,なぜかその名前に見覚えがあったんですね。いわゆるこうデジャブを感じたんですが,気のせいかなと思ってそのまま物語は進んでいきます。でそこからの物語も本当に,なんか学園ラブコメみたいな感じで,まさにその転校生の女の子と廊下でぶつかって「もう!どこ見て走ってんのよ」みたいな。「そっちが邪魔だったんだろう」みたいな動き合いをしつつ,でもちょっと相手が気になっていくみたいなベタな物語なんですけど,ただ,一方でなぜかその物語の中であの身近な人クラスメイトとかが徐々に失踪し始めたり,あとは主人公はちょっとピアノを引けるんですけど,主人公しか知らないはずの曲を,なぜかその転校生の女の子が知ってたり,あとは主人公のデジャブみたいなのがどんどん酷くなって幻覚とか幻聴が聞こえてきたりするんですね。とはいえ,物語は進んで最後にちょっと大きい事件があってエンディングを迎えてゲームは終わるんですけど,正直ちょっとパッとしない終わり方だったんですね。で,ただエンディングのサインはちょっとコンティニューていう選択肢があって,それでコンティニューを選ぶと,ゲームはもうエンディング迎えて終わりなので,当然また同じようにまた最初からゲームが始まるんですけど,やってみると最初にゲームをやった時とちょっと話が違ってくるんですね。
ーああ,2周目いわゆるタイムループという。
ーそうですね。でその主人公もうっすらその以前の記憶,いわゆる1周目の記憶を持ってる。ま,これがまさに本当デジャブみたいな感じで記憶が少し残ってると。実はこのゲーム,1周目というか,その1周目自体そのものが伏線となっていて,1周目と伏線をプレイして1回エンディングを迎えてからが本当の物語の始まりで,そこから1周目で提示された,いろんな謎…そのクラスメイトの失踪とか曲を知ってるとか。そういうのが徐々に解明されていくと共に,SF的な展開が混ざってきて,いわゆるこうボーイミーツ的ものであってジュブナイルものであって,しかもSFの展開がある。これがもう徐々に徐々にこう物語を進めてくとジェットコースターみたいな物語の展開があって,これが2024年ベストに選んだんですね。
ー気になる。ビジュアルもめっちゃ可愛いしね。ミニゲーム色々入ってたりとか,ちっちゃい青春ラブコメと思いきや,デカい話だったみたいな。そんなん面白いに決まってるじゃないですか。
ーそうなんですよね。やっぱりオープニングからエンディングまで行ったら,普通そこで終わりなのに,さらにそのプレイヤーがゲームをもう1回やる時はもう1回ゲームを最初からやるっていう仕組みが『涼宮ハルヒのエンドレスエイト』みたいな感じで,あのアニメってそ30分で終わるはずなのに,そのアニメっていう放送自体をメタ的に使ってループを演出してたみたいな感じがちょっとこの仕組みはすごく面白くて,今回ベストに選んだ作品でした。
ー結構好みかもしれない。 好きそう。
ーしかも操作がすごい難しいという感じでもなさそうだなと思いながら見ていて…
ーまァ全然簡単です。 
ーユースケさんがご紹介いただいたベストゲーム2024年ベストゲーム『Until Then』,現在はSteamでパソコンでできる翻訳版が出てますんで,PS5できますが,ちょっとまだ翻訳版が追いついてないみたいです。 
ーやってみたい。探そう。
◆ Girls made Pudding/ガールズメイドプディング
ー さあ,ユースケさん,2025年注目マスト作品は何でしょうか?
ーはい,私がマストゲームに選んだのは『Girls made Pudding/ ガールズメイドプディング』というゲームです。 これ2025年発売予定で,神椿スタジオというところから発売されるゲームで,ガールズトーク・ツーリング・アドベンチャーゲームとなってます。バイクに乗って女の子2人が進むことで物語が進行していく構造で,これもテキストを読む感じのゲームで,まだちょっとあんまり情報が公開されてないんですが,めちゃくちゃ期待してる作品なんですね。これ理由があって,先ほどお話した通り,このゲームは神椿スタジオていうレーベルから発売されるんですが,このレーベルは音楽アーティストとか映像作家とかイラストレーターとかいろんなクリエイターが所属してるクリエイティブレーベルで,このレーベルが大事にしてるのって,音楽体験とそこから派生していく物語を生み出すっていうことなんですね。で,このレーベルの中のプロジェクトとして「インディゲームx音楽」っていうプロジェクトが発足して,そこから発売されるのがこの『Girls made Pudding』っていうゲームなんですよ。で,実は昨年このプロジェクトの第1弾で『Moonless Moon/ムーンレスムーン』ていうゲームが発売されて,これSwitchなどで3時間くらいで終わるゲームなんですけど,正直ベストゲームとかなり迷ったゲームです。このゲームは,学生の女の子がいろんな世界に迷い込みつつ,自分の居場所を探すっていう物語なんですけど,別名「プレイできるミュージックビデオ」と呼ばれていて。 3時間弱で終わる短いほど短いゲームなんですけど,とにかく楽曲がすごすぎて本当に。単にタイアップみたいな感じじゃなくて,このゲーム物語の静かで内省的な雰囲気とか夜っぽい雰囲気にぴったりで,なおかつ楽曲単体でも十二分にクオリティが高くて感動したんですね。なので,このインディゲームx音楽っていうプロジェクトが第1弾の去年やった『Moonless Moon/ムーンレスムーン』が最高だったので,今回この第2弾の『ガールズメイドプリン』もその音楽面も物語もどっちもすごく楽しめてることで,マストゲームとして選びました。
ーまずはちょっと『Moonless Moon/ムーンレスムーン』やってみて。これもベストゲーム級だっていうことなんで。はい,はいはいということ,ユースケさん,今日は短い時間でございましたが,ありがとうございます。またスタジオでもお待ちしてます。
ーはい,ありがとうございます。
◆S.T.A.L.K.E.R 2〜Heart of Chornobyl
ーさあバンバン行きましょう。はい,続いてはゲームジャーナリストのジニさんです。こんばんはジニさん。
ーはい,こんばんは。どうもこんばんはです。
ーリモートでご出演でございます。 今年もよろしくお願いします。ではジさんのご紹介,宇垣さんからお願いします。
ーはい,ジニさんはブログサービスnoteでゲームゼミを主催するゲームジャーナリスト,作家,ゲーム業界の労働問題など社会的な問題に切り込みつつ,世代や文化国を超えて現代のゲーム文化を発信しています。また,インディペンデントのゲーム制作者に役立つ知識や情報を発信するメディア/インディ・インテリジェンス・ネットワークの共同編集長も務めていらっしゃいます。
ーはい,ということでいつもお世話になってるジニさんでございます。よろしくお願いします。
ーよろしくお願いします。 
ーはい,ということで,ジ二さん早速ですが,2024年ベスト作品なんでしょうか?
ー僕の2024年ベストゲームは『S.T.A.L.K.E.R 2〜Heart of Chornobyl/ ストーカー2〜ハートオブチェルノービル』ですね。『S.T.A.L.K.E.R 2』,僕の周りの人,みんな大絶賛でございます。これはもう本当に僕の中で,僕は150本ぐらい去年ゲームプレイしたんですけど,ダントツの1本です。こちらはXboxシリーズとPCでプレイ可能で,先ほど宇多丸さんがちょろっと話したXBoxのサブスクリプションであるXboxゲームパスでもできます。ゲームの内容としては,このゲームってウクライナで作られたゲームで,一人称視点のシューティングゲームで,いわゆるオープンワールドという広大な世界を自由に冒険しながらアーティファクトという未知の鉱石を探すというゲームになっています。 このゲームまず何が素晴らしいかと言いますと,先ほど話したように,このゲームは,ウクライナのGSC Game Worldというスタジオが作っているゲームなんですけれども,ただウクライナが作ったというよりは,その徹底してウクライナじゃなければ作れなかっただろうなと思わせるゲームになっていることですね。そもそもゲームって,昔から日本とかアメリカが中心で,ウクライナのような東欧ではあまり作ることはなかったんですけれども,この『S.T.A.L.K.E.R 』シリーズって2007年からあるんですけれども,これだけは例外的に非常に売れていて,シリーズとして1500万本売れるという実績があるんですよね。で,じゃ具体的にそのウクライナにしか作れないゲームって何なのか?っていうと,このゲームウクライナの中でも,先ほどオープンワールド…つまり,その広大な世界を自由に冒険するゲームだという風に言ったんですが,その舞台がウクライナの,しかもチェルノブイリを舞台にしているんですね。
ーチェルノブイリって,当然原子力発電の巨大な事故があって,要するに立ち入りは普通はできないですもんね。
ーまさにその通り,ゲーム内でも本来立ち入り禁止であるところを主人公が不法に侵入しているっていう設定になっているんですけれど,実際おっしゃる通り,このゲームはそのチェルノブイリを舞台にしてるので,本当実際に存在するものをモデルにしていて。例えば結構有名なんですけど,チェルノブイリ原発の近くにあるボロボロの観覧車であったりとか,赤い森と呼ばれる放射能の影響で枯れ木だらけになってしまった森とか,本当にチェルノブイリ原発周辺にあるものがあって,そして当然ながらチェルノブイリ発電所もそのゲームの中心に存在していることなんですね。 なので,開発者たちは当然ウクライナの方々なんですけれども,実際にチェルノブイリにツアーで行って,もう何度もロケハンするという,徹底的にとにかくチェルノブイリを再現するいうところであるということなんですね。で,しかもこのゲーム,最終目的地がまさにチェルノブイリ原子力発電所という風になっていて,これはゲームの中で徐々に明かされていく課題というか目標になってくるんですけれども,本当にその徹底してチェルノブイリを扱うウクライナだから,これを扱うんだっていう意思が通定しているというところですね。僕はやっぱここはすごいなと思うのは,その当然なんですけど,ウクライナの方にとってもチェルノブイリというのは非常に歴史的,政治的に難しいテーマで。福島第1原発とか広島の原爆ドームを舞台にしたゲームを作って売ってやろうとか言ったら,どれだけ批判にさらされるかなんて想像もつかないと思うんですよ。で当然彼らも最初は非常に迷ったと。そもそもこれ,全然ウクライナが関係ないSFゲームを作る予定だったらしいんですけれども。 ただその途中で「我々はウクライナ人として,日本とかアメリカが作ってるゲーム産業に乗り込む,だったらば,やっぱ僕らにしか作れないゲーム作ろうよ!」ってことで,あえてチェルノブイリを舞台にしたという風に聞いていると。もう1つこのゲームで感動したのが,チェルノブイリが非常にセンシティブだって話あったんですけれども,非常に美しい世界を作られていると。例えば廃墟の舞台が,割れたコンクリートから力強く生えてくる雑草だとか,そこでなければ見られない美しい光景というのを徹底して再現していると。で,これは開発者も意図的に美しく描こうと美化しようとしたポイントらしくて,確かにチェルノブイリは悲惨かもしれない。しかし,そこに広がっているウクライナの大自然というのは実際に美しいのだから,それは徹底して再現しようという風に考えたという風に話していたと。なので以前,宇垣さんも戦争とアニメについて記事を書かれていたの拝読したんですけれど,ゲームもまた歴史や政治について考える非常に素晴らしいメディアなので,今すごいゲーム配信が人気ある時代でもあるので,ぜひちょっとそういうポイントからも注目していただけたら嬉しいなと思います。 
ーただ,ちょっと俺には歯ごえありすぎて,序盤でもう心が折れつつあるんですけども,これやっぱ乗り越えるとやっぱいいですか? 
ーいや,あの本当に繰り返しなんですけど,まず光景が非常に美しいので,それを見ているだけでも。
ー序盤の暗闇であの全然やられちゃうんですけど。
ーそうそう…ね。
ーそこで死んでて,なんかタンクの上にスナイパーライフルあるからそれ取ったらいいよって言われましたけど。
ーああそうですね。ただ全部そういうのと,あのヒントなしで行かなきゃなんで。
ーそうだよね。はい,頑張ります。
ー動画とかも観ることもできるんで。全然それだけでも観てすごい美しいなと思って。
◆Grand Theft Auto 6
ーそしてジ二さん2025年注目のマストゲームなんでしょうか?
ーはいもうこれはド直球だと思うんですけど,『Grand Theft Auto 6/GTA6/グランドセフトオート6』です。 
ーホゥ〜! 出んの?
ー出してくれると信じてます。
ーGTA6。アメリカを舞台した,これもオープンワールドゲームの1つでですね。世界で最も売れてるゲームシリーズで,前作GTA5は約2億本ともう本当桁違いに売れたゲームです。まァ手早く言わせてもらいますけれど,GTAというと,基本的には,とにかくド派手で,とにかく売れて,予算かかってて,で犯罪して自由に好き勝手やって警察とドンパチしてみたいな,そういう一応ゲームとして知られていて,実際そういう楽しみ方もできるんですけど,宇多丸さんも度々指摘されてるように,実はGTAっていうのは結構ノワールとかニューシネマみたいな犯罪映画から影響を受けていて,同時にアメリカ社会の風刺という側面も非常に強い作品です。前作GTA5だと,ロサンゼルスを模したロサントスという舞台にしてるんですけど,そこで例えばシリコンバレーの企業のテック系企業の陰謀だとか,格差が広がって,ホームレスのNPCが転がって寝転がっている様子だとか,あと明らかにヒラリーVSトランプを予見したような知事選だったりとか,非常にその風刺としても,2013年のゲームと思えないぐらい鋭い作品なのでGTA6もそういうところ非常に期待できるなという風に思ってます。
ーだから今のアメリカをじゃあ,GTAがどう描くのかは正直ちょっともう震えて待つ世界ですね。もうマジで。
ー今このちょっとティザーを見た限り,絶対トランプ支持者っていう方もいらっしゃって。
ーちょっと本当に出るのかどうかも含めてちもちろん注目ですね。 はいジニさん,短い時間でございましたが,ありがとうございます。
ーはい,ありがとうございます。
◆Astrobot/アストロボット
ーさあ,続いていきましょう。続いてはゲームエンターテイメントIGN JAPANのクラベ・エスラさんです。こんばんは。IGN JAPANのクラベさんです。 
ーこんばんは。よろしくお願いします。 
ーでは,クラベさんご紹介,宇垣さんからお願いします。
ーはい,オランダ生まれ,日本のゲーム育ちのゲームメディア編集者。『シェン・ムー』というゲームに憧れ,空手の道に入り世界を放浪した後,現在は日本で働いていらっしゃると。で,番組ではゼルダの伝説シリーズについて語る連続企画や,『クラさんぽ』と呼ばれる独自のゲームプレイについて紹介いただくなど,大変お世話になっております。
ーはい,クラベさん,ちなみに宇垣さんはゼルダはやりますもんね。
ーやります。
ー本当ですか?嬉しいですね。是非やってください。『シェン・ムー』もやって下さい。プレステ4でできますよ。
ーあ,そうかそうか。ありがとうございます。
ーということで,クラベさん,早速ですが,2024年ベストゲームは何でしょうか? 
ー2024年のベストゲームは『Astrobot/アストロボット』です。
ーPS5限定というか,もうPS5が勝負かけた一作という。
ーそうですね。
ーそしてゲームオブイヤーも取ったんですもんね。これね。
ー取ってますね。「Game Award」っていう,ゲームのアカデミー賞に相当すると言ってもいいようなイベントでも一応受賞した作品になります。 
ーこれは全くすごいですよね。
ーこれね,本当すごかったですね。本当に簡単にそのゲームを普段あんまりしない人に説明すると,マリオみたいなゲームですね。いわゆる3 Dプラットフォーマーと言われるんですけど,アクションゲームでジャンプしたり,敵を踏んで倒したりとか。アストロは殴るんですけれども,そういうゲームって,90年代に3 Dゲームが出るようになって,すごい流行ってたんですけど,その後,数が減ったりして,もうマリオしかないんじゃないかみたいな時代になってて,マリオだけはずっとそういうタイプのゲームとしてすごく人気だったんですけれど。Playstationというブランドは90年代に出てずっと続いてるんですけれども,マリオに匹敵するマスコットキャラクターだとか,3 Dプラットフォーマっていうのはずっとま生み出せないままいたんですね。そもそもPSって,少し大人向けのエンターテイメントを意識してるっていうこともあって,狙いはなかったのかもしれないですけど,このアストロボットのすごいところは何なのかっていうと,ついにこのPlaystationにマリオに匹敵する存在が誕生したのだと。まず素直にこれがあのこのアストロポットっていうタイトルのすごみだと思いますね。
ーメチャメチャ可愛くてキャッチーなキャラクターですもんね。
ーそうなんですよね。で,それでいてこうロボットていうちょっとこうモダンな感じがPSのブランドとも相性良くて,プレステのデザインが近かったりしてね。すごくPSぽいタイトルでもあると思います。でこれ自体は2018年にPlaystation VR向けに『Astrobot Rescue Mission/アストロボット・レスキューミッション』ていうタイトルが発売されて,その時点から僕はずっとこう「ついにマリオを超えた3 Dプラットフォームが出たんだ」って言ってたんですけど,まァいかんせんVRっていうニッチなプラットフォームで,どうしても一般的じゃないハードで発売してたということもあって,そこまでブレイクできずにいたんですね。 そこでPlayStation5のリリースと合わせて無料ソフトとして『Astros PlayRoom/アストロズ・プレイルーム』ていうゲームが出て,これが今度はデュアルセンスっていうPS5のコントローラーの特徴を生かしたタイトルとして出てます。
ーすごく短いゲームでしたけれども,これも話題になった。あの感触がね。もうあの全ての歩いてるとこの感触の違いとかがもう文字通り手に取るようにとか体感できちゃうんですよね。あれ,すごかったですね。
ーそうなんですよね。なので,このアストロボットは何がすごいのかというと,やっぱその新しいハードウェア,新しい技術を巧妙に生かして新しい刺激を提供することができるのだと。そこでちょっと今回心配してたのが,いよいよそのフルスケールのゲームが『Astrobot/アストロボット』として出るんだけれども,今回はそういう分かりやすく頼れる新技術がないのだと。そのハードウェアの中間地点にあるわけですから,新しくVRを使うわけでもないし,新しいコントローラーがあるわけでもないんで。でも逆にそういうものがなくても,このゲームっていうのは第一線で輝けるタイトルなのだということが,このタイトルで証明されたんじゃないかなと思います。 
ー確かに。要は持ってる技術の中で,ものすごく丁寧に完成度高めるだけでもう十分ものすごいもになっちゃうっていうか。
ーええ。どういう風にその強みを出してるのかというと,プロトタイプ作りからこのスタジオが始まるんですけれども,いろんなものを試して,例えば「このデュアルセンスっていう触覚を感じられるコントローラーで,スポンジになったらどういう風に感じるか」っていうのを試すわけですね。で,それが面白いじゃんてなったらアストロボットがスポンジになるっていう。パワーアップが出たり,逆にそのネズミのように小さくなったり,時間を止めるギミックが入ったり,液体を吸ってプラットフォームを作るとか,いろんなクリエイティブな道具が出てきて,これが僕はちょっとドラえもんぽいなと思って。ドラえもんというのは,エピソードごとに新しい道具が現れて,その道具を中心にエピソードが完成するじゃないですか。アストロボットもそういう感じで,いろんな科学実験を楽しんでるような感じさせてくれるっていう。…
◆HD2D版ドラゴンクエスト1&2
ーそしてちょっと時間迫ってまいりましたが,2025年注目のマストブレークは何なんでしょうか?
ー『HD2D版ドラゴンクエスト1 & 2』です。
ーこれ3のリメイクが出たばっかりですよね。
ーはい,はい,そうなんです。そこからさらに1&2に遡るんですね。そこで面白いのが,ドラクエ3って,言ってみれば,その日本のRPGのベースが築き上げられたような大作なんですね。で,それが去年リメイクされて,HD2Dっていう,2Dと3Dのビジュアルを融合した新しいビジュアルが誕生したわけなんですけれども,30年以上前のゲームが今でも面白いんだっていう驚きがあったんです。でもちょっと待てよ…2まで戻るとどうなるんだろうっていう,ちょっとこう怖いもの見たさ半分ってあった。だってドラクエ1って,いわゆるRPGのパーティーがなくて1人で戦うんですよ。それって今やっても面白いの?って感じがするんだけれども,逆にアートていうのが不遍的なのかどうかっていうのを,リメイクとして,それは非常に興味深いものが待ってるんじゃないかなっていうことで,ちょっと怖いもの見たさ半分で楽しみにしてます。…
◆Balatro/バラトロ
ー続いていきましょう。最後はこの方です。ボードゲームプロデューサー渡辺さんです。
ーよろしくお願いします。
ー渡辺さんのご紹介お願いします。
ーはい,ボードゲームメーカー「ドロッセルマイヤーズ」を立ち上げ,番組では「国産RPGの歴史を紐解く」の人気企画で書籍にもなりました。国産RPGクロニクルシリーズを始め,様々な企画に出演番組,オリジナルボードゲーム『空論道』の生みの親としても大変お世話になっております。
ーさあ,渡辺さんの2024年個人的ベストゲームは何でしょうか?
ーはいえ,僕の2024年ベストゲームは『Balatro/バラトロ』です。
ーバラトロ?
ーこれはパソコンとスイッチなどなどでプレイ可能ということなんですけど,これはカナダのインディゲームが元々なんですけども,去年2024年の2月に発売して約1ヶ月で100万本突破したっていう大ヒットゲームです。この番組でも去年の4月4日にユースケ・サードさんがインディゲーム特集で一応紹介はしてるんですけど,宇多丸さんいらっしゃらず,宇垣さんもちろん初めてだと思うので,どんなゲームなのかをご説明したいと思うんですけども。1人用のポーカーゲームなんですよ。でステージクリア性になってて,ステージごとに目標点数があって,それを達成すると次のステージに行けるって感じ。でそれを書くと結構渋い地味なゲームなんだなって想像すると思うんですけど,実際,このゲーム,むちゃくちゃド派手な脳汁ドバドバ系のゲームで。ステージをクリアした時にその成績に応じてお金がもらえるんですよ。で,ポーカーってトランプ使うじゃないですか? で,そのトランプのデッキを,トレーディングカードゲームのデッキのように見立てて,でお店でお金でパックを買って,パックを開けると色々こう強力なトランプが出てきて,で,そのトランプを自分のデッキに混ぜていくことで,めちゃくちゃパワーアップさせていくっていうゲーム。
ー最強デッキを作ってくっていうか。
ーインチキ・ポーカーデッキを作ってくみたいな感じで。
ーチート?
ー本当にチートです。トランプって,ジョーカーを除くと4つのマークx13枚で52枚のカードがあるんですけど,そこに例えばこのハートAをいっぱい入れたとする。そうすると普通にそのポーカーの役作ると,まずハートAが出やすくなるから,ハートAのフラッシュができやすくなるんですけど,それだけじゃなくって,ハートAがいっぱいあるわけだから,Aのペアとか3カードとか4カードとかできやすくなりますよね。で,それどころか5枚以上のエースがあるわけだから,ライブカードっていう普通の方だったらありえない役ができたりとか,あとその役自体のレベルを上げて強化していくこともできる。で,ちょっと「俺は今回はストレートで行こうかな」と思ったら,もうストレートのレベルを上げまくると,ストレートの点数がどんどん上がってるんですよ。それの面白いのが例えば豚ってあるじゃないですか。あの,何の役にもなってない豚。で,その豚のレベルを上げまくっていくと,ロイヤルストレートフラッシュ以上の破壊力を持つ豚ができたりとか,そういうこともできる。 あと,このゲームにおけるジョーカーていうのは特殊効果を持っているカードなんですけども,このジョーカーが150種類以上あって。で単純に点数が何倍になりますみたいなやつもあるんですけど,特殊なもので言うと,例えば,トランプって,ハートとダイヤは赤で,スペードとクラブは黒じゃないですか?で,この「赤は赤,黒は黒で同じマークと見なします」みたいなジョーカーがあって。でそれを持ってるともう半分は同じマークなわけだから,フラッシュとかめっちゃできやすいんですよ。で自分のデッキからいらないカードを除外するみたいなこともできるんで,例えばえっとそのジョーカーを持ってるだけの状態でハートのダイヤだけのデッキを作ると,もう全部何をめくっても絶対にフラッシュができるみたいな鬼のようなこうデッキが出来上がって。で,それに効果組み合わせることで,もう点数がもう何倍x何倍x何倍みたいな感じになってって。元々スタートした時は頑張っても数百点みたいな点数が,本当に何千点〜何万点で,最終的に何億点とかに本当にめちゃくちゃインフレしてくる。めちゃめちゃ頭使うゲームなんですけど,やってる中でもうどんどんすごいノイズがやばい。で,こういうこうプレーしながら自分のデッキをどんどん強化していくみたいなゲームって2008年に発売した『ドミニオン』っていうアナログゲームがパイオニアなんですけど,このアナログゲームの要素を取り入れたゲームって,僕もそういうのいっぱい作ってるんですけど,ポーカーと組み合わせるっていうのは本当に思いつかなくて。ある意味灯台元暗しというか。ポーカーてもう10年ぐらい世界的にブームになってて,むちゃくちゃプレイ人数多いんですけど,これポーカーデッキビルドって言うんですけど,デッキビルドの組み合わせるっていうアイデアを何故俺思いつかなかったんだ?みたいな。悔しいみたいな。もう俺はめっちゃ悔しいですけど,悔しいとこです。 …
◆青天井:無限役
ーリビルドと古典的ゲームを組み合わせたマッシュアップのゲームが多分いっぱい出てくるだろうなって思ってたんですけど,そんな中で,2025年僕の注目しているゲームは『青天井:無限役』っていうゲームがありました。名前がバカバカすぎで,「青天井」も「無限役」も同じじゃないかって話なんだけど,大体同じこと言ってんですけど,これもうタイトルから分かる通り,麻雀+デッキビルドなんですよ。もうもう出るべくして出たって言ってたヤツ。麻雀牌を色々操作しながら,特殊効果をコンボして,むちゃくちゃ高い点数の役を作ってくって麻雀ゲームだと思うんですけども。こういうものが,多分今後めっちゃいっぱい出てくると思うんで,とりあえずまこの青天井に関してはSTEAMでも1月20日にアーリーアクセスが開始するんで,もうすぐもう遊べちゃうんですけれど。バラトラもPS4/5,Switch,Xbox,iOS,Androidって,もうスマホでも全部遊べるんで。1500円ぐらいで買えて,30分ぐらいで全然楽しめる。
ーでもさ…デッキの,例えばパックとかで課金とかさ,そういうことやられたら,ちょっと怖いよ。中毒性がある分,ちょっとやばいよ。課金やばいよ。 
ーこれでもバラトロ,1500円でもう全部遊べちゃいますから,オールインワンなんですね。触ってみてくださいという感じ。今後だからこの系統のやつで,あんまりそういう金銭的な沼にハマらず,ち社会生活をちゃんとしてくださいっていうバランスは要りますね。
ーでも面白そう。面白そうだし,いいかも。

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2024年10月6日日曜日

[ゲーム][PS,スマホ]『サイレントヒル2』『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』ほかレビュー,PSVR2の末路〜伊集院光『深夜の馬鹿力』

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[ゲーム][PS,スマホ]『サイレントヒル2』ほかレビュー,PSVR2の末期〜伊集院光『深夜の馬鹿力』
TBSラジオ・伊集院光『深夜の馬鹿力』
24.9.24(火)
もう録音殺し…大谷のヤバさって。録音って隠してやってる訳じゃないけど,ニッポン放送の番組とか毎朝やってるし,毎夕やってるじゃん。生の日もある。でいて,あんなに打たれたらさ,もう大谷のネタに触れられないよね。 草野球やった日だから金曜日か…おそらくあの金曜日の50安打50盗塁が出た試合。 あの記録が出た試合さ,例えば念願のアメリカ旅行に行って,しかもドジャース戦観られるってなった人って,多分「ま,今日は新記録は出ないけど」って伏線張って観に行くでしょ。 まだ何本かあるし「今日は記録出ないけど,直前が観れるってすごい」 「やっぱ記録は出ないかもしんないけど,その直前が観れるって幸せなことだよね」って,多分自分にすげえ言い訳してる。 「明日の方が良かったけど,明日はもう帰んなきゃいけないし,チケットも取れなかったら明日は無理だけど,までも生の今シーズンの大谷が観れただけでもいいと思うよ」みたいな。 それがポカスカ打っちゃうわけじゃん。 
それまでが,アンタッチャブルの2人がドジャースに取材に行った。 で,その日がデコピンの始球式があった日で,デコピンと大谷が一緒にいるボブルヘッドがもらえる日だった。オマエら本当ツイてんなって。その日に1盗塁1ホームランを打ってる。 オマエら最高の試合観たじゃん! って言ってたんだけど。 こんな試合が起きちゃうわけです。で,しかもその日は,俺ら草野球やる日だったから,早起きして,ギリギリまでその試合を中継で観て,まさにその50/50…正確には50/51。正確で盗塁が先に51行ってたから本塁打50/盗塁51。ホームランのシーンをギリギリで観れて,すげえなと思いながら,野球行かなきゃって出掛けたんだけど。 これ,俺の個人的な性格のことなんだけど,何が嫌いって,50/50になった途端にもう55/55の話するヤツいるじゃん。あれが嫌い。俺なんかわかんないけど,あれをやってっちゃうと,最後「残念だったね」で終わるじゃん? 「今シーズン残念だったね」って終わっちゃうじゃん。 どうせ55/55行ったら次は60/60の話始めるわけ。 そもそも俺がこういう性格になった起源は,小学校の4年生の頃に母親に怒られて。 まァ怒られるのは慣れてたんだけど,母親が俺を下げすむような目で見ながら「あなたはちっちゃい時から,おんぶすれば抱っこ! 抱っこすれば肩車! 肩車は無理って言うと,何もしてくれない! っていう目をする子だったわよ」って(笑)ちょっと4年生の子に母親が言う言葉じゃないけど。またそこに不随して「 またそうやってヘビのような目をして」って(笑)言われたのが相当刺さったんだよね(笑) なんかこう…そっからこう高望みをしないっていう人間に育っちゃった。まあまあ悪いことじゃないと思ってるけど。 んで草野球行ったら,それこそこの前に座ってる河野かずおちゃんが大谷の話始めて。お前第一声なに言ったか憶えてる?「大谷,60/60あるんじゃないすか? 」って(笑) お前も母親に言われろ(笑) 
で,やっぱりさ野球って,やっぱホームランが分かりやすいんだなって,次盗塁も分かりやすいんだなっていう。まァそういうのは思うんだけどね。 本当にすごいなって思うのは。 あの記録の試合から今日までで18打数14安打なんだ。18打数14安打13打点。 何,それ?って。18回しかチャンスないところで,14本ヒット打ってる。大谷の50/50で得した人と損した人知ってて。得した人は中山美穂。中山美穂は昔『 フィフティ・フィフティ』って歌だしてて,それがヘンにかかってる(笑) で損したのはその後草野球をやるわけ。んで試合中も「大谷もう1本打ったの?何それ?」ってなってる。
で,その草野球の試合で,うちは河野かずおちゃんを始めエラー続出で,まあ,ひどい試合だったんですよ。で,やっと打ち取ったと思ったら,誰かがエラーして点を入れられて…ってなってて。でうちのエースの森川君っていう子がすごい頑張って投げてて。で,その森川君はなんとか耐えに耐えて,自分でヒット売って最後自分で逆転ホームラン打った。 すごいじゃん!でもその日は大谷の日だから,そんなにすごくない…っていうか,なんかわかんないけど(笑)もうみんな大谷のニュースを観ちゃってるから,まあよくやった位の感じで終わってて。 森川君かわいそうでしたね。 もう大谷のもうホームランは当たり前になりすぎちゃったから。もう大谷の話題はこれぐらいですね。
■ 3つ折りスマホの夢
ま,そうやってえ,いろんなお座敷に呼ばれてえお仕事してきますので,それなりにお給金もいただいてますよ。で,えっと最近も時給が50円上がったんで(笑) ますます頑張ろうという気になってますけれども。 でもなんかこう,これには金を使う,これには使わないみたいなものが相変わらず極端で。使わない方でいうと,よく行ってる「快活CLUB」。俺,別に一人旅でどこに泊まるとか,下手すりゃもう一人旅の時なんか,もう別に寝れさえすればどこでもいいと思ってるから。で,その中でも高級な快活CLUBっていうあたりが,稼いでる証拠なんですけど(笑) 路上で寝ずに快活CLUB行くあたりが,あいつも相当持ってんな…っていう(笑) 快活クラブの中でもいい席を取ることがまあまあ多いですからね。 快活クラブ,基本的に快適なんですよね。 たまに隣の部屋に,ここが快活CLUBって忘れて大きな声で「おっぱいでけェ!おっぱいでけェ!」って言ってる人とかがいたりする時に,ちょっと「快」が少し下がる事ありますけど,こっちが押しちゃえばいいことですから。こういうものにはお金を出さない。 逆にお金を出すっていう方で言うと,下手すりゃ「もういいんじゃない?」って,それはさすがに高くない?って思われても,なんか俺が子供の頃に感じた未来を感じるものに弱くて。 
で,今回も中国のファーウェイっていう会社が出した新しいスマホが3つ折りのスマホ。 僕はこの折るっていうのに夢を感じる習性があって。Galaxyのフォールド5/Fold5。あの三島光はいない方の(笑) ビビる大木のカミさんもいない方のフォールド5っていうのは,もう出るや否や買って。 最初フォールド3とかもあったと思うんだけど,もう我慢できずに買って。要は大きめの携帯をパカって2つに開くと,その倍の大きさのモニタになるっていうヤツで。20万円超えの世界だったと思うけど,買って。1年ぐらい使ってるけど,もう散々パカパカやっても変にならないし。そうね,本当にこう自前で買った人のインプレッションで言うと,あの大きいヤツ使うと,小さいのに戻れなくなるだけだなっていう。パカって開けて「大きいな」って思ったのは,最初の1週間ぐらいで,もう前の携帯をもう見るのが嫌なぐらい。大きい携帯じゃなきゃ見れなくなるっていうだけだから,なんすかね…後悔すること分かってるんですけど,この3つ折りスマホ。多分普通のデカい方のiPhoneProぐらいの大きさのやつをパカって開けて,3面鏡みたいにZ型になって開くと,10.0型ぐらいの? でかいモニタになる。iPad miniよりでかい。要するiPadの中くらいのヤツぐらいの大きさになるっていうやつが欲しいんだけど,多分今ファーウェイのスマホって国内で扱ってないと思うんだよね。 中国のスマホに関してトランプさんがダメだって言い出して,で,その余波で日本もダメになってて。 しかも値段が40万円超えですよ。 円安とかもあると思うんだけど。でもあのなんだろうね…普通の携帯の形のヤツが,開けるとデカくなるというの,ちょっと好きなんで。分かってんだよ,多分おそらく前の小さいスマホに戻れなくなるだけって。一旦10型に慣れたら普通ってなっちゃうんだけだと思うんだけど。俺らの子供の頃あのパカっていうのにスゲェ憧れてた。未来はパカだって思ってた。未来はパカだと思ったし,もっと言うと,子供の頃にまだ携帯電話っていうものも空想だった時には,腕時計の蓋をパカって開けるとテレビ電話ができるっていう。これが俺の未来だから,このパカ要素にすごい弱い。パカってしないと未来な感じがしなくて,だけどおそらくこっから軌道修正された未来があってさ。 だってテレビ電話ってすごい憧れたんだよ? テレビ電話がうちに来るなんて…自分が何歳の時に来るんだろう?って思った。だけど,実際テレビ電話使う時代になって,普通にフェイスタイムとかができるようになってもテレビ電話使うことないどころか,もっというと,電話機能を今ほぼ使わないぐらい。通話っていう形の電話をほぼ使わないようになってるし。で,おそらくこれパカってデカくなるのは夢のようなことなんだけど,本流は携帯自体はもう画面がなくなって,サングラス型の中に超巨大なモニタが出るみたいなヤツが多分もうすでに来てるし,これが俺は主流になってって,パカはもうそんなには歓迎されないような気がするんだけど。 
■コケたPSVRの末路
でも40万円…まァでも結局良かったっちゃあ良かったのは,ファーウェイのスマホを日本で使うことがないから,もう買っても仕方ないから,そこに行かないけど。 無駄だって言われても,そんなの別に慣れるでしょって言われてもね。 で今回。今まで俺は,ゲームには湯水の如くお金をかけてきたんです。けれども,さァPS5Proって…12万円だそうですよ。 どうすか?12万円…行きます?だってPS5自体を持ってるのだって,このスタッフの中でPS5持ってんの,俺と前にいるこの河野君だけですよ。河野,お前すごいな!(笑) 稼ぎとの比率でいうと,よくぞとは思うけど。彼もまァゲームには金に糸目をつけない人なんだけど,2人で話してて。 12万円ってどうだ?って。高いとかじゃなくて,もうなんか俺が思ってるゲームのあり方みたいなとこと違ってるよ。PS5も出た時6〜7万円だったよね。それが今回の円安とかで8万になって,でこのプロってやつが12万円。そこまでPS5を買うような熱心なゲーマーは8万が12万でも買うだろうっていう。 下手したら15万円行けません?みたいな。15はさすがに…みたいな,そういう感じの匂いがどうしてもする。で,その前の段階で河野君が降りたPSVR2。 河野が「さすがに俺PSVR2は行かねッス」って,俺が「俺らゲーマーが行かなかったらどうすんだよ?」 って言ったら「いや,物好きが買ったヤツをたまに借りればいいんで」つって。「 そうだよ…!物好きって俺じゃねえかよ?」っていう(笑) そのPSVR2買って。結構入手も困難だったし,清水の舞台から飛び降りたつもりで手に入れたにも関わらず,割ともうそのゲームが出なくなり。 で何だったの?っていう。これ何だったの?ってなって。で,結局俺は「そんなこと言ったって,これからVRの時代なんだよ! 未来なんだよ!VRっていうのは!」って言って…ほぼほぼ何も出てねェ(爆) 本当にゲーム何にも出ず終い。 
この間のファミ通に『アストロボット2』っていうのの特集があった時に,俺正直,この今回のPS5Pro買う買わないの分岐点にいたんだけど。 PSVRで出た,俺の中でこれは面白かったっていうゲームが『アストロボット1』。 俺の中でメチャメチャ面白くて,これはPSVRにおける,いわゆるマリオになるんだと。 その『アストロボット1』で,マリオになるべくゲームで,早く続編出て欲しいと思ってて。そしてやっと出たからPSVR2のフルスペックであいつ戻ってくるんだ…って思ったら,PSVRって何ですか?ぐらいの。PS5用なの。全然VR関係ない。ただメチャメチャいいらしいの。 レビューとかでは「『アストロボット2』はめちゃくちゃいい」って言われてるんだけど,なんかPSVR2のこの何のソフトも出ない感じっていうさ。 俺はこれを繰り返すのか?みたいな。 PS5Pro12万円ってどうなってくの? みたいな。だから俺は誰か物好きが買ったら見せてもらう(笑) いきなり飛びついて買ってもさ。 多分おそらくまた転売ヤーみたいなヤツが12万の買値にプレミアムつけるような形で出てきたら,転売ヤーももて持て余す時期来るじゃん。 そういう持て余した時期ぐらいに持て余したヤツ買えばいいやと思っちゃう。 もうちょっと初めてちょっともいいぐらい,ゲームの新機種でステイっていう感じ。あとはその『アストロボット2』を現行のそのPS5でやったりとか,あとは『プロ野球スピリッツ』を現行PS5でやったり。あともう1個僕的には『サイレントヒル2』っていうホラー系。 久しぶりのリメイクなんだけど。 この『サイレントヒル2』は,前のストーリーは,霧の立ち込める奇妙な町に町にカミさんが行方不明になった男が探しに行くと,その霧の中からとんでもないクリーチャーみたいなヤツが出てきて,でさらにはその霧の町/サイレントヒルは,自分の常識が通じない街で。普通は右に曲がったら病院,左に曲がったら図書館ってなるんだけど,病院の1番奥の部屋を開けたら図書館の3階で,図書館の3階の横のドアを開けたらメリーゴーランドのある遊園地みたいな…いわゆるその物理的に何これ?っていうようなヤツが面白くて。 その霧の表現とかがより良くなったら,ゲームが面白くなるのかどうか問題。 これがよりグラフィックが良かったら,より面白いんだったら,PS5Proまで行った方がいいかな?みたいな。 このゲームもう本当に面白くて。 なんか口に血痕着いたうさぎの着ぐるみ着た昼太郎みたいなヤツが徘徊してきて,俺を襲ってくるんだけど,中が誰なのかちょっとわかんないまま来るとか。あとそれの小さい版みたいな小さい熊のヤツ来るから,子供だよなと思うんだけど,こいつ俺を殺しに来るから殺すじゃん。ずっと後味悪いままとか。適当におかしかったのが,「グロテスク表現の限界だから着ぐるみにしました」っていうのね。そっちの方が怖ええじゃんっていう(笑) そういうゲームだったんだけど,前もちょっと言ったけど,なんかパートいくつかでグラフィックが綺麗になりすぎちゃって。 なんか自分の中で「別にこの壁壊せるじゃん」って,木でできてる壁なら壊せるはずなのに「壊せません」が出るのになんか違和感があったりとか,アイテムとして髪の毛が必要なのに,長髪のナースのゾンビを何匹倒しても手に入らない。 なのにある部屋で浴室で見たら髪の毛手に入るみたいのが,グラフィックが綺麗になりすぎて,急に面白くなくなった。ただこのPS5の『サイレントヒル2』で俺がウンコ漏らすかどうかだよね。ちゃんと漏らせるぐらい怖かったら。俺ほら。 あの最初に出たけど『サイレントヒル2』でおしっこは漏らしてるから。要するにこれはグラフィックが良くなって,より怖くなってんだったら,ウンコがちゃんと漏れるはずだ。ウンコ漏れるようだったら,12万出してもプロ買ってこうって。 
■ゲームこれからどうなってくのか
ゲームこれからどうなってくのかね。この前に座ってる河野かずおちゃんは相当なゲーマーで。 芸人の中でもPS5持っててXbox持ってって,なかなかいなくない?Xboxのアルティメットパス入ってる人ってなかなか…っていうか,どう考えたって,収入とのバランスから言って絶対おかしすぎるって(笑) だからマイクロソフトはもう考え方変えてて。 Xboxの一番新しいやつは6〜7万円ぐらいだと思うんだけど,もしかしたら円安で少し変わってるかもしれないけど,月額1000円位のゲームパスがあって,それで何でもゲームできるみたいな,割と新しい目のすごいゲームがやり放題みたいになる。だから多分マイクロソフト自体は,ゲーマーがゲームにかける金額,年間で新しいゲームを買う金額なんて,今時年間2万円ぐらいだと見積もってる。 その年間2万円ぐらいもらって,あとは全力ですごい数のゲーム出しとけば,それで全かっぱぎになるっていうのが,多分マイクロソフトの考え方だと思うんだよね。で,ソニーもソニーで一応プレイステーションプラス/ PS Plusみたいなサブスクみたいなシステムやってるんだけど。 でもこれPS5Proが12万になったら,PS5Proでしかできないゲームが出たとして,12万円で何台出るの?売れるの?みたいな。プレステ5専用のゲームで,一番売れてるゲームで多分40万本ぐらいなんだよね。40万本でちゃんとやってけんの?みたいな。そう考えてくと任天堂ってすごいよね。 スイッチで面白いタイトルになってくると500万本近く売れてる。 で,スイッチの本体は多分3〜4万円。なんかその任天堂で囲ってるお客さんと,なんか任天堂の持ってる信頼みたいのがあるから。 
今後ゲーム業界どういう風になってくの?みたいのはちょっと思うな。だからパソコンでも今できるスチームてあるから,そのゲームもパソコンでできちゃう…ってなってくと,12万円あったら,パソコンでそこそこ機能高くなって…ってなってくるじゃん。そうそう,パソコンだとこれもできる。あれもできるようになって。 いや,こんな世の中になるとは,あんま思わなかったんだけどな。俺の子供の頃なんてインベーダーゲームで,インベーダーが延々と違う攻撃をしてきてくれるのが未来だと思ってたから。そんなものはもう全部思いっきり超えて,ぶっこ抜きで超えちゃって。 で,多分グラフィックが3Dで映画同然ってなったあたりから,「俺の思ってたところとは違うところに来てる」とはなってて。で,それでも相変わらずゲーム好きだけど,もうちょっと手に追えないんじゃないかみたいなところにはまァ来てるね。 
だから,そのVRのゲームが出た時に,飛躍的に面白くなるのはホラーゲームと,あとはシミュレーター的なゲーム…レースとか。『グランツーリスモ』はすごいよくできてた。あのPSVR2の『グランツーリスモ3』メチャメチャ好きな人いるじゃん。だから,そのクランツーリスモの未来のヤツだと思って,そのためだけに買うはありかな。怖いゲームは,俺はもう出るもんがないから。 これ以上怖くされちゃったら,もう固形のウンコが出ちゃってんだから,もう出すもんないじゃん? もうPSVRで『サイレントヒル』のすごいの出たら, 多分もう俺持たないしね。 なんかVRゲームって,まだ可能あるって思ったんだけどな。ああ,俺1個だけ好きなゲーム『勇者のくせに生意気だ』っていう,戦略シミュレーションゲームなんだけど。これがその,VRメガネをかけると,俺の狭い部屋がすごい広くなって,そのゲームのボードのすごいでかい机が俺の前にあるっていう感じで,そこで立体的なキャラが細かく動くんだけど,俺それ一番楽しかった。そのボードのシミュレーションゲームみたいなやつを延々とやってんだよ。それでいて,もうさすがに仕事だからってVR取ると,すごい狭い俺の部屋に戻って愕然としちゃうみたいなやつだったけどね。
■『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』
最近はスケジュールもそこそこ混んでんですけど,もうドラ焼き焼くのが大変で。毎日何個どら焼き焼いてるんだろう…っていう。 もうゲームと現実はもう区別つかなくなってて。 和菓子屋のオーナーって感じです。和菓子屋のオーナーが,暇な時間に『ぽかぽか』の番組に出てる感じ,ラジオで喋ってる感じになってる。
先週か,ウチの構成の瓶底メガネ君が「メチャメチャ面白いゲームあるんス! 」って推してくる。で,しかも「僕よりも伊集院さんの方が絶対楽しめると思うんス」って。それが,タイトル聞いた時につまんなそうと思った。 正直つまんなそうと思ったんだけど,『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』っていうゲーム。 つまんなそうじゃん。悪いけど。 『シンプル1500』に入ってる『クイズ一休さん』 みたいなイメージ。 要は安いゲームにデカいキャラクター載せてくる感じ。  『シンプル1500』に入ってる『クイズ一休さん』 ,むしろ俺等の中で大ブームになってさ。クイズの数は少ないわ,クイズのエビデンスがわかんないわ,もうクイズ一休さんである必要何にもないクイズがずっと出てくる謎のゲーム。こんな謎のゲーム,むしろ2人で変わりばんこでプレイして金かけようじゃねえかって。そうすると,理不尽さがむしろ面白いみたいな。 当時『シンプル1500』に,ちょっとメジャーなキャラ載っける事で,なんかやっつけるってゲームがいっぱいあって。これもうそういう類いかな?『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』って思って。 
見ると,任天堂スイッチ用とAndroid用みたいな。で,任天堂スイッチ用は任天堂ストアでダウンロード出来る。 スイッチ用は2500円。 ハハーンと思ったんだけど,その瓶底君が「メチャメチャ面白い! 作業ゲームなんだけど,ドラえもんが仲間たちとヒョンなことから,どら焼き屋さんを経営することになって,で,いろんな食材を集めて,いろんな組み合わせで,最初は普通のどら焼き屋さんですけれども。 生クリームの入ったどら焼きとか作れるようになるんですよ」って,聞いて「ふーん(溜息)」って。だけどまさかこれを4日ほぼ寝ずにやることになるとは思わないから。 もう寝ても起きてもドラ焼きしかもう浮かばない(笑) 楽屋のケータリングでお菓子とかあっても,俺のドラ焼きの方が絶対美味いって。 ちょっとこう和菓子なんか出ちゃったら「これ,どういうレシピなんだ?」と思ってるぐらい,もうどら焼き屋としての自覚が俺は凄いんだけど。 
でも中に,藤子不二雄Fのいわゆる経営シミレーションっていうか,よくあんじゃん。その経営シミュレーションみたいなゲームです。 んで,そのいろんなどら焼きがどんどん作れるようになったりとかする中で,その町の住民が全員藤子不二雄F先生のキャラクターなんだ。んで,瓶ちゃんが「よく知らないキャラが出てくる。 世代が違うからよく知らないけど,おそらく伊集院さんなら,藤子不二雄マンガよく読んでるから,どれがどのキャラって判るんじゃないですか? 」って。 あと作業感は途中出てくるんだけど,その作業は,昔『牧場物語』ってゲームを瓶ちゃんがやってて,その時の牧場物語はいろんな作物を育てて手入れしてみたいなゲームなんだけど,その時の作業感からすると,そこまで苦じゃない。進め方上手で。 話聞いて帰って。『ファミ通』の締め切りが近づいてて,で最近新しいゲームの記事書いてない。「夏は暑い」で一記事終わったりしてるから(笑) すごい暑いわっていう愚痴をずっと書いてたり,あとその前にも鏡野の話で結構長く書いちゃったりしてて,「スイッチとかPS5の値段高すぎないか?」で1本書いちゃったりしてて。 なんか新しいゲームに触れるのもいいなと思って,ダメ元でダウンロードして。 
したらマァ面白い。とにかくその瓶ちゃんが言ってた事は当然で。当然っていうか,瓶ちゃんの世代では知らないようなF先生のキャラがいっぱいいる。 他のゲーム詳しい人,携帯アプリとかに詳しい人に訊くと,このゲームの製作はカイロソフトていう会社で。 今ディレクターの金子が「あーー!」って表情したけど,この手のシュミレーションをメチャメチャ上手に作る会社で。カイロソフトの経営シュミレーションならすぐやりたいって人が多いぐらいの力のある会社に,藤子不二雄F先生の生誕90年っていう,どでかいプロジェクトが組み合わさってるから,さっき言ったテキトーなソフトっていう感じではない。一休さんに急に元素記号の問題出される,あの感じではない。ハァ?お前の時代に元素記号あったの??っていう感じじゃなくて,よくできてるのは当然なんだけど。 しかも藤子プロの側も生半可じゃない人が多分入ってる。 このキャラクターを入れようみたいな,生半可じゃない感じがするんだけど。『21エモン』とか『キテレツ大百科』とか,それさえ判んない世代もいるだろうけど,あの辺のヤツはまあそれはメジャーだから出てくんだろうけど,『バケル君』とか,その辺りになってくると,ちょっと「…エッ?」って感じにはなるんだ。俺が一番びっくりしたのは,藤子通のおじさんは「?それ出るの?」ってキャラ。皆が「このお店にこういうお団子があったら俺来るんだけど…」って言ってくるから,俺はなんとかそのお団子を開発してそいつを待ってるとか,そういうやり方なわけ。ドラミちゃんが「 私はこういうものが食べたいんだけど,ないお店にはいけないわ」とか言うと,対応してくんだけど。その中に混ざって来るキャラが。 『ミノタウロスの皿』って,藤子不二雄F先生が描いた短編マンガ。 宇宙船に乗って不時着した星にすごい綺麗な女の人がいて,仲良くなるんだけど,実はそこは猿の惑星にならぬ牛の惑星で,人間は家畜として食用に飼われてる。 んで,その好きになった女の人が,「王様の晩餐会のメインディッシュになるの♪」 って,すごい喜んでるのをその主人公の宇宙飛行士が「そんなのおかしいよ」って言ってくんだけど,「何がおかしいの? 」っていう。要するに人間が牛を食べるのと何が違うのか? この場合において人間は何を指すのか?と言えば 牛だからっていう,重い話だけど。この晩餐会に食材として出される女の子が,どら焼き食いに来るんだよね(笑) …エッ?って思うじゃん。さらには『カンビュセスのくじ』っていう短編マンガのキャラ。 僕らが子供の頃は藤子不二雄F先生はとても明るい子供向けの作品を書いてて,それに対して藤子不二雄A先生はちょっとダークな作品描いてて。で,最初は俺はA先生の作品にすごい惹かれるんだけれども,その後A先生もちょっと怖い短編ミステリーを描く。香港に旅行に行って,初めて北京ダックを食った日本人の旅行グループの中に,すごい無礼な態度の人がいて,ツアーコンダクターのちょっと笑顔の怖い人に連れて行かれて,食べられてしまうって話を先にA先生が描いてた。 F先生もちょっと経ってから,じゃあ僕も大人向けの短編を描き始めようかっていう中の1点が『カンビュセスのくじ』っていう,これもちょっと似た話なんだけど。確か,地球が多分滅びようとしてる時代,惑星だったか地球だったかの遭難してるところにステーションみたいなの見つけて入ってくと綺麗な女の人がいる。よかった! ギリギリで間に合ったみたいな話して,で,飢えてるんだけど,ミートキューブっていうものを食べさせてもらって空腹は凌いだ。「じゃあこの後くじを引きます。古代カンビュセスのくじです」。飢えた何人かがくじを引いて,当たりのついている人を食べるっていう話。 そのミュートキューブていうのも,前にステーションに迷い込んで来た仲間の乗組員たち。 最後,その元々ステーションにいた女と今来た男とがくじ引くって話。 その女も出てきて(笑) しかもアイテムの中にミートキューブって書いてある(笑) で,いろんなアイテムをもらえて,で,それを他のキャラとかにあげると喜んだりするんだけど,普通にドラムちゃんにミートキューブあげると喜ぶのね(笑) いやいや,いやいや,それはちょっと違わないかみたいなさ。 反面,俺はドラえもんの後の方の映画を全然観てないから。 なんか『 のび太の◯◯日記』とか,ああいうののキャラもいっぱい出てきて。 これが1人ずつお客さんが増える度に,なんかその新しい,俺の知らないF漫画を読みたくなるみたいなゲームで。 結構メインのキャラクターでヨドバ氏っていうヨドバ氏ってのも大人向けのキャラクターで,ヨドバシカメラの未来のカメラ売ってる人ていう設定で。 ヨドバ氏出てくんだって感じで,そのヨドバ氏からしか買えないアイテムあったりとか。だけど普通に藤子不二雄F先生好きな人は「ヨドバ氏?」って思うと思う。それもビッグコミックに短編で何度か連載されたのに出てくるレアなキャラで。あとは,俺は子供の頃に『漫画道』とかを読んで,藤子不二雄先生って言ったら,もう2人で1人で,もう協力してずっと描いてる仲良しで,すごい仲良くて結果仲良しなんだけど,ある程度大人になって中学生ぐらいの時かな?小学校6年ぐらいに「実は今までも,たまに人を手伝うことはあってもF先生とA先生は藤子不二雄っていう名前で漫画を出してきたけど,1人で描いて,これは誰担当,これは誰担当ってものもあるけど,ほぼ1人で描いてたっていうことを分かって,すごいショック受けたりとかさ。で未だになんかこうA先生F先生をそれほどこう分けられないとこがあるから。 
俺の和菓子屋すごい巨大化してるから。 1日300万の売り上げあるからね。でびっくりすることに,300万の売り上げの和菓子屋を,しずかちゃん,ドラえもん,のび太,スネ夫,ジャイアンの5人が入り浸り。しずかちゃんなんかずっとドリンク飲んでて,もうお風呂なんか多分入ってない。 俺としてはA先生のキャラが何をするかが見ものでさ(笑) それこそ笑ゥセールスマンの発案したドリームどら焼き。 夢どら焼き。いいことがない人に「夢どら焼きを食べると自由自在に夢が見れるんですよ,ホォ〜ホッホ,1日2個までです」 って,絶対やめられなくてなんかもう大変なヤツ。もう白目になってよだれダラーって垂れて「夢心地だ…」って言ってっから。 「だから1日2個までですって言ったでしょ?ホォ〜ホッホ」って(爆)って,絶対やめられなくてなんかもう大変なヤツ出てくるし。…

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