京 けい (スーパーコンピュータ) 1,120億円 2番じゃあダメなんです
書庫日記
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2019/2/6(水) 午後 0:32
京(けい、英: K computer)
は、理化学研究所計算科学研究機構(神戸市)に設置されたスーパーコンピュータの名称(愛称)である。
従来は「次世代スーパーコンピュータ」、「汎用京速計算機」、「京速」などと呼ばれていた。
文部科学省の次世代スーパーコンピュータ計画の一環として、理化学研究所とが共同開発した。
「京」は、浮動小数点数演算を1秒あたり1京回おこなう処理能力(10ペタフロップス)に由来する[2]。
総開発費1,120億円を投じ、2012年6月に完成、同年9月に共用開始。
TOP500で、2011年6月および2011年11月に1位になるが、完成直前の翌2012年6月には2位に、同年11月には3位に後退。
この年1位の米Titan(英語版)は開発費が9,700万US$(約76.5億円)で17.59ペタフロップス。 2013年6月に4位、2015年7月に4位となった。
また2011年、2012年、2013年、2014年にHPCチャレンジ賞クラス1、2013年に日本初となるHPCチャレンジ賞クラス2を受賞。
2011年、2012年にゴードン・ベル賞を受賞。
2014年、2015年7月、11月、2016年7月、11月、2017年6月、11月、2018年6月、11月にGraph500で8期連続1位を獲得した。
2019年8月16日に計算資源の共用を終了し、性能が100倍程度に向上した新しい「次世代のスーパーコンピュータ」に置き換えられる予定である。
次世代スーパーコンピュータプロジェクトは、2005年に文部科学省と理化学研究所で開始され、
2006年に国家プロジェクトとなった。
プロジェクトの目的は、過去に世界最高性能を記録した
数値風洞、
CP-PACS、
地球シミュレータ
に続くナショナル・リーダーシップ・スーパーコンピュータ(NLS)の構築、およびプロジェクトを通じた計算科学・計算機科学分野の人材育成である。
今後5-10年の計算需要に基づき、性能目標のひとつとしてLINPACKベンチマークでの10ペタフロップス達成を掲げた。
「京」は特定分野に特化した専用機ではなく、幅広い用途に応用できる汎用計算機として設計された。当初はベクトル機とスカラ機からなる「複合型」を計画・開発していたが、2009年5月にベクトル機を担当していたNECおよび日立が撤退したことにより、スカラ型のみの構成に設計変更された。この結果、CPUにSPARCベースのSPARC64TM VIIIfxを採用し、Tofuと呼ばれる6次元メッシュ/トーラスのインターコネクトなど、富士通の技術を全面的に使用した計算機となった。その後、富士通は「京」のCPUをSPARC64TM IXfxに変更して性能を向上させた市販モデルのPRIMEHPC FX10を発表し、国内・海外に販売している。
なお、2009年11月の事業仕分けで事実上の凍結と判定されたことを機会として、各種の議論が行われたが、後に予算復活され、2012年6月に完成した。
開発中の2011年6月および2011年11月にTOP500で1位となり、2011年11月にHPCチャレンジ賞とゴードン・ベル賞を受賞した。また性能以外に安定性では、2011年11月のTOP500測定時に29時間28分の無故障動作を実測した[26]。
ロゴは書道家の武田双雲によるもの。
ぶーすかのブログ
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スパコン雑談
書庫雑記帳
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2016/11/4(金) 午前 7:04
スパコンといえばまだ相当なインパクトをのこしているのが蓮舫さんの「2位じゃだめなんですか!?」発言ですが、あの発言も2009年のこと。その後京コンピュータが出来て一瞬世界ランク1位もとるも、その後は米国と躍進中国に抜かれて失地挽回はほぼ不可能な状況のようです。
特に天河シリーズ以降の中国のスパコンはもう独壇場ではないかと。
中国最新スパコン 「神威」のビルと、「天河2号」のビル
神戸ポートアイランドの理研に設置された 日本の1位「京」のビル
Wikiより転載(11/4)
人工知能とか言われている昨今ですが、すごい能力持っていると思われるスパコンですが、1日運用するのに電気代その他もろもろで2700万円かかるとか話を聞いたことがあります。発電所とセットで作らないといけないくらい電気を食って熱にして計算しているようです。それはまずかろうということで、エネルギー効率も含めた計算速度ランキングもあるようです。つまりGreen500。
2016年6月(Wikiより)
1 6,673.84 (日本、理化学研究所、Shoubu) 2 6,195.22 (日本、理化学研究所、Satsuki) 3 6,051.30 (中国、無錫国立スーパーコンピュータセンター、神威太湖之光) 4 5,272.09 (ドイツ、重イオン研究所、ASUS ESC4000) 5 4,778.46 (中国、中国科学院近代物理研究所、Sugon Cluster W780I)
ここでは日本のベンチャーPEZY社が一人気を吐いて、この1年上位独占していますが、こちらでも米国についで中国の台頭がものすごい様子。
上位500の中で
中国のスパコンは168台、
アメリカのスパコンが165台、
日本のスパコンは29台、
ドイツのスパコン26台、
といったように、台数では中国と米国の2強がガチ勝負です。
液浸冷却でボードを冷やすPEZY社のコンピュータはまだまだ戦えそうですが、TOP500もGREEN500も、数年後には中国がほぼ7割程度を占領するような感じだと、PEZY社の斎藤社長は以前話してました。スパコンは数年の計画で立案、設計して製造、設備導入となるわけですから、もうほぼ確定していることです。
今思えば、中国とつながっていると思われる蓮舫氏ですから、2009年当時、中国が相当なスパコン開発投資をしているのを知っていたのでしょうね。大規模予算でスパコン「京」の開発をしていても、1位はとれないかもしれない、あるいは取れてもすぐに中国に抜かれてしまうことを知っていたのでしょう。
頭のなかではその大前提で、
「2位になっても、意義があるってことを言っておかないと役所としてはまずいんじゃないの?」
「税金つかってやるんだから、中国に抜かれて1位落ちたとしても、ちゃんとロジック構築しておきなさいよ」
というような暖か〜い、メッセージだったのではないかと、今は思えてくるわけです。
しかしスパコンて大量の電気使いますね。
世界最速の「神威太湖之光」消費電力は15000kW以上とのこと。
たとえkWhで石炭の5円だとしても、1日180万円。いや先ほとの「京」よりかは安いですね。
太陽光&太陽熱は日照の有利な低緯度地域で、サーバーは気温の低い高緯度地域。
じゃぁスパコンはどこに置けばいいのでしょうね。原子力と組み合わせて軍事的に守るのが一番か。
地球大好き!
https://blogs.yahoo.co.jp/ayammt/65536629.html
製造年月 |
設置国 | ベンダ | 名称 |
---|---|---|---|
1993年06月 | アメリカ | TMC | CM-5 |
1993年11月 | 日本 | 富士通 | 数値風洞 |
1994年06月 | アメリカ | Intel | Paragon XP/S 140 |
1994年11月 | 日本 | 富士通 | 数値風洞 |
1995年06月 | 日本 | 富士通 | 数値風洞 |
1995年11月 | 日本 | 富士通 | 数値風洞 |
1996年06月 | 日本 | 日立 | SR2201 |
1996年11月 | 日本 | 日立 | CP-PACS |
1997年06月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
1997年11月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
1998年06月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
1998年11月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
1999年06月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
1999年11月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
2000年06月 | アメリカ | Intel | ASCI Red |
2000年11月 | アメリカ | IBM | ASCI White |
2001年06月 | アメリカ | IBM | ASCI White |
2001年11月 | アメリカ | IBM | ASCI White |
2002年06月 | 日本 | NEC | 地球シミュレータ |
2002年11月 | 日本 | NEC | 地球シミュレータ |
2003年06月 | 日本 | NEC | 地球シミュレータ |
2003年11月 | 日本 | NEC | 地球シミュレータ |
2004年06月 | 日本 | NEC | 地球シミュレータ |
2004年11月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2005年06月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2005年11月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2006年06月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2006年11月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2007年06月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2007年11月 | アメリカ | IBM | Blue Gene/L |
2008年06月 | アメリカ | IBM | Roadrunner |
2008年06月 | アメリカ | IBM | Roadrunner |
2008年11月 | アメリカ | IBM | Roadrunner |
2009年06月 | アメリカ | IBM | Roadrunner |
2009年11月 | アメリカ | Cray | Jaguar |
2010年06月 | アメリカ | Cray | Jaguar |
2010年11月 | 中国 | NUDT | 天河一号A |
2011年06月 | 日本 | 富士通 | 京 |
2011年11月 | 日本 | 富士通 | 京 |
2012年06月 | アメリカ | IBM | セコイア |
2012年11月 | アメリカ | Cray | タイタン |
2013年04月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2013年11月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2014年06月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2014年11月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2015年06月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2015年11月 | 中国 | NUDT | 天河二号 |
2016年06月 | 中国 | NUDT | 神威・太湖之光 |
2016年11月 | 中国 | NUDT | 神威・太湖之光 |