2021年1月30日土曜日

[スポット] サイバーネットカフェ(CYBER NET CAFE)




[スポット] サイバーネットカフェ(CYBER NET CAFE)
[東京原宿] サイバーネットカフェ(CYBER NET CAFE)(1997)
1997
KENICHI SONODA
■ CYBER NET CAFE
サイバーネットカフェ(CYBER NET CAFE)
〒150 東京都渋谷区神宮前2丁目32番5号オズシティ6F
Tel03-3423-7406
営業時間12:00~22:00
今回は隊長も大好きな街,原宿の「CYBER NET CAFE」に探検だ。ここは現在都内で運営されているインターネットカフェの中では老舗,インターネットに接続している人たちとおしゃべりすることができる「CYBER OZ CITY」といわれる3Dコミュニケーションソフトを遊ぶこともできるのだ。今回はそのソフトの紹介とまほろ隊長が「CYBER NET CAFE」で遊んでいたところをレポートしていくぞ。
さて,入り口からチラッとフロアを見渡すと,まず「CYBER NET CAFE」のロゴが大きく描かれた壁が目につく。そして「NETSCAPE」のロゴが貼られた柱や,ほかに来ているお客がWebを楽しんでいる。また店内に置かれているパソコンの配置はゆったりとした間隔になっており,飲み物をすすりながらWebを楽しむのにはよい環境だろう。気になるパソコンの台数はデスクトップが10台,ノートパソコンが5台と一見少なめに思えるが,皆が快適にWebを楽しむためにはコレくらいの台数がベスト。台数が多いとそれだけマシンごとにかかる負担が多くなり,処理が重くなるだけなのだ。
話が少々それたのでもとに戻そう。料金の方はパソコン1台の使用料が30分で450円。少々高いようにも感じるが,2人くらいで座るにはゆったりとしたスペースを提供しているのを考えると料金的には安いほうだといえるだろう。
■Webサーフィンしてみた
自宅ではもっぱら「ハビタットII」という隊長。インターネットも若干体験したというが,やはりこういう場所にくると,ついついWebに夢中になってしまったみたい。
まずはサーチエンジンの「yahoo!」で海外にある大学のページにジャンプ。最近のまほろはどうやら留学に興味があるようで、かかる費用などをチェックして,来たる日のために一生懸命仕事をするそうな。そして次はルーブル美術館のページを調ベるためジャンプ。様々な美術品がCGにされて飾られているのかと思ったまほろ隊長はページの構成を見てちよっとガックリ。美術館の構成や創立者などの項目が載っていただけだったのだ。こんな感じでまほろ隊長がやったようにインターネットは遊び以外にも勉学や調べモノにも使える便利なものなのだ。さらに隊長,今度は趣味丸出しで検索開始。やはりお気に入りである「エヴァンゲリオン」の情報を得るためガイナックスのホームページに......
■インターネットでチャット
「CYBER OZ CITY」は仮想3D空間で,インターネットに接続しチャットでコミュニケーションを取るためのソフトだ。普通チャットと聞くと文字だけの世界だと思われるが,最近ではこういったチャットもビジュアル的に進化しており,他社製品であるが富士通の「ハビタットII」などといったチャット専用ソフトなども発売されているくらいだ。「CYBER OZ CITY」も、そういったソフトであり,インターネット上でいろんな人とコミュニケーションをとることができるのだ。さらにこのパッケージにはこれ以外にもソフトが入っており,ブラウザソフトとしては定評のある「Netscape」,電子メールを受け取るために使用する「AL-Mail」,ホームページなどを作成するために必要なデータ転送ソフト「WinFTP」,そしてブラウザとは違った手段でインターネットにアクセスするためのソフト「Tera Term」,Windows3.1でインターネットを使用するために必要な「Core Winsoryがバンドルされている。そしてインターネットに接続するためにはプロバイダと契約しなければならないのだが,設定してすぐ楽しめるように「CYBER NET CAFE」接続IDが用意されているのだ。これらの便利なソフトが詰まったフルパッケージ版の価格が7800円。
「CYBER OZ CITY」単体が4000円。「Netecape」だけを買っても実売で5000円近くすることを考えれば,今からインターネットを始める人には明らかにこういったバンドル品を買ったほうが有益なのかもしれない。
「CYBER NET CAFE」はプロバイダ事業を営んでおり,プロバイダ契約すると原宿にあるお店のほうでもメールの送受信やWebを楽しむことができる。ちなみに「CYBER OZ CITY」のホームページアドレスは「http://www.cyberoz.net」だ。
ー雑誌コンプティーク,1997/1

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