1990年代,エロゲーの発達期
神宮寺武史
■メディア・オリジネイターとしてのエロ
まずはギャルゲーとエロゲーについての区分についてだが,基本的にはSEX描写がなく購入者の年齢制限のないものが前者,あるものが後者となる。しかし一般人からはどちらも一緒,しょせんはバーチャルラブにすぎないのだから。ちなみに今回は便宜的に両者を総称して「キャルゲー」と呼ぶことにする。
家庭用のゲーム機でこのジャンルがメジャーになったのは1994年に発売されたPC-FXやセガサターンからだろう。反れ前は本的にはパソコンでしかできないものだった。その歴史は意外と古く1982年に
発売された「ナイトライフ』(光栄)が最初といえる。ただ今回はパソコンで発売されたものにも触れると,それだけで終わってしまうので今回は省かしていたくが,PC-9801シリーズ(NEC) の市場が拡大した一つの要因はこれらといってもいい。
家庭用ゲームで本格的なギャルゲーが登場し始めたのは1988年に登場する
PCEngine CD-Rom2(NEC)の発売以降。これによりゲームの記録媒体はカセットからCDに切り替えれ,声優による音声や細かいグラフィックといった大容量のデータを再生することに成功する。
ギャルゲーの流れは1994年のPCEngine版『ときめきメモリアル』まで待つ必要があった。これについては他のゲーム雑誌で語られているので敢えてここで話す必要はないだろう。確実なのはオタクたちがめる理想的恋愛としてのギャルゲーが成熟期に入ったことだ。
■PCIFXがもたらしたもの
PCEngine後期と並行して発売された後継機「PC-FX」。サターン,プレイステーションと同時期に発売されつつも,いつも最後尾に位置していたこのマシンだが,ギャルゲーとえばPC-FXしかない。声優によるフルボイス音声,ポイントなる場面でのムービーは今となっては普通だが,PC-FXは最初からそれを目的としたマシンだった。しかし時代の先を行く者は異端扱いされるのが時代の常。結局一部の人達に評価されたに留まった。
ー雑誌スタジオボイス/1999.1
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