[通信] Google Windows版ニアバイシェア・アプリ
Windows版「Nearby Share」登場!Android⇔PC間のファイル共有がもっと簡単に
著者MakeUseOf [原文]翻訳遠藤康子(ガリレオ)
2023.04.10 lastupdate
これまでは、Googleの「Nearby Share(ニアバイシェア)」機能を使ってファイルやアプリを共有できるのは、Android端末とChromebookの間のみでした。けれども、今はもう違います。Googleは2023年3月末、Windows向けニアバイシェア機能のベータ版をリリース。これで、AndroidスマホとWindowsパソコンの間で、写真や動画、文書などをシームレスにやり取りできるようになります。
それでは、Googleのニアバイシェア・アプリを使って、Android端末とWindowsパソコン間でファイルをやり取りする方法を説明しましょう。
■Android端末とWindows PC間でファイルを送受信するための要件
まずは、GoogleがリリースしたWindows版ニアバイシェア・アプリでファイルをやり取りするために欠かせない点を見ていきましょう。ニアバイシェア・アプリが使えるWindows PCは、Windows 10以降の64ビット版を搭載したもの。現在のところ、Arm版Windowsには非対応。使っているPCが、64ビット版か32ビット版かがわからないときは、確認方法を説明したこちらの記事(英文)を参考に。スマホは、Android 6.0以降のものが必要。使っているAndroidスマホのバージョンがわからないときは、確認する方法を説明したこちらの記事(英文)をお読みください。
Windows PCとAndroidスマホの両方で、BluetoothとWi-Fiをオンにする。
両端末とも、同一のWi-Fiネットワークに接続し、互いに5m以内の距離にないと、送受信ができない。GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリは、ヨーロッパの数カ国を除き、ほぼ全世界で利用可能。お住まいの国でニアバイシェア・アプリが利用可能かどうかを確認するときは、Googleヘルプの「Availability」を読むこと。
■ニアバイシェア・アプリの設定手順
AndroidスマホとWindows PC間でファイルをやり取りするときは、はじめにGoogleのニアバイシェア・アプリをパソコンにインストールし、設定しなくてはなりません。その手順は以下の通りです。
▽GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリのベータ版を、専用ページからダウンロードする。
▽BetterTogetherSetup.exeというファイルをダブルクリックし、インストールを開始する。
▽「ログイン」ボタンをクリックして、自分のGoogleアカウントと接続する。接続したくない場合は、「アカウントにログインせずに使用」をクリックする。
▽「以下の名前でほかのユーザーに公開」の下に、デバイス用の名前を入力
▽「受信する」の下で、自分のパソコンと共有を許可するユーザーを選ぶ。選択肢は、全員、連絡先、あなたのデバイス、誰にも公開しないの4つ。
▽「完了」をクリック
■AndroidからWindowsにファイルを送信する方法
PCでニアバイシェア・アプリの設定が終わったら、Androidスマホからファイルを受信できるようになります。ニアバイシェア・アプリを使って、AndroidスマホからWindows PCにファイルを送る手順は、以下の通りです。
▽Androidスマホで、送りたい写真や動画、ドキュメントを開く。複数のファイルを選択することも可能。
▽「共有」をタップ
▽共有メニューが開いたら、「ニアバイシェア」を選択
▽送信先から「Windowsパソコン」を選択
▽パソコンでニアバイシェア・アプリを立ち上げる
▽「承認」をクリックしてファイルを開く
ニアバイシェア・アプリの初期設定では、受信したファイルがすべてダウンロードフォルダに保存されるようになっています。受信ファイルの保存先を変更したいときは、PCのニアバイシェア・アプリにある歯車のアイコンをクリックします。次に、「受信したファイルの保存先」の横にある「変更」ボタンをクリックし、別の保存先を選択してください。
■WindowsからAndroidにファイルを送信する方法
ニアバイシェア機能を使えば、Windows PCからAndroid端末にファイルを送るのも簡単です。手順は以下の通り。
▽PCで、送信したいファイルを右クリック
▽開いたメニューで、「ニアバイシェアで送信」を選択
▽ニアバイシェア・アプリに、送信可能なデバイスが表示されるので、自分のAndroidスマホを選択する。表示されない場合は、Android側でニアバイシェアが有効になっているか、公開先が「全員」になっているかを確認する。
▽Androidスマホで「承認する」をタップし、ファイルを受信する
■Android・PC間のファイル共有をもっと手軽に!
これまで、Android端末とWindows PC間でファイルを共有するのはとても面倒でした。でも、GoogleのWindows版ニアバイシェア・アプリを使えば、もう手間はかかりません。機能性を向上させたいときは、スマホとの連携に役立つMicrosoftアプリ「Phone Link」を使いましょう。Windows PC上で、スマホの連絡先、メッセージ、通話履歴、写真などにアクセスすることができますよ。
Source: Google, Android
Original Article: How to Use Google's Nearby Share to Share Files Between Android and Windows by MakeUseOf
Lifehacker Japan
https://www.lifehacker.jp/article/2304-googles-nearby-share-android-windows/
Androidデバイス間のファイル転送機能「ニアバイシェア」,複数ユーザへの同時転送に対応
tks24
2022年3月14日 11:56
Androidデバイス間で写真やドキュメント、URLなどを送信できる「ニアバイシェア」が、複数ユーザーへの同時転送に新たに対応した。同機能はAndroid 6.0以降で利用できる。
これは同社がブログで発表したもので、これまでは1対1の送信にしか対応しなかったのが、新たに1対多の送信に対応したというもの。Appleの「AirDrop」と同様、Wi-FiやBluetoothなどを用いてデバイス間で写真やドキュメント、URLなどを送信できるこの機能、リリースされてから約1年半となるが、機能がじわじわと拡充され、それに伴って実用性も向上しつつある。知らない人からいきなり迷惑画像を送りつけられる、いわゆる「AirDrop痴漢」のような行為を防ぐためにセキュアさが重視され、そのぶん手軽さはいまひとつだが、機能面が充実してきたのはなによりの朗報と言えそうだ。
New Android features for messaging, entertainment and more(Google)
https://blog.google/products/android/new-android-features-march-2022/
ニアバイシェア機能でファイルやアプリを共有する(Google ヘルプ)
https://support.google.com/files/answer/10514188?hl=ja
INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1394990.html
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/626219.html
https://internet.watch.impress.co.jp/extra/iw/search/?q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93#gsc.tab=0&gsc.q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93&gsc.page=1
マルチキャスト配信〜スマホなどの端末間通信のみで情報配信ネットワークを構築
NEC、スマホなどの端末間通信のみで情報配信ネットワークを構築する技術を開発
(2013/12/4 12:34)
日本電気株式会社(NEC)は3日、3G/LTEや無線LANのアクセスポイントを使わずに、スマートフォンなどのモバイル端末のみで大規模な情報配信ネットワークを構築する技術を世界で初めて開発したと発表した。
今回、NECが開発した技術は、無線LANの端末間通信を利用して多数のモバイル端末でネットワークを構築し、効率的に情報を配信するマルチキャスト技術と、無線LANの速度低下を抑制する技術を組み合わせたもの。この技術により、通信インフラが途絶した状況や、通信端末が集中する過密環境でも、高速性を保ったままデータ量の大きい写真や動画なども配信・共有できるという。
■モバイル端末のみでネットワークを構築
従来のマルチキャスト配信は、配信途中のデータ欠落を許容するアプリケーションにしか適用できなかったが、データ欠落の発生しないDTN(Delay/Disruption/Disconnection-Tolerant Network)マルチキャスト配信技術を世界で初めて実現。送信側は従来と同じく一斉配信を行うだけで、配信途中のデータ欠落を多数の受信端末同士が補完しあうことにより、パケットロスが頻発する過密環境でも安定した大規模情報配信が実現できる。
また、多数のモバイル端末が密集して通信を行う場合は、著しい通信速度の低下が発生するが、これを回避する技術を世界で初めて開発。各端末に搭載したアプリケーションが、電波が届く範囲にある多数の端末の送信タイミングを自律分散的に数10ミリ秒から数100ミリ秒単位で制御し、複数の端末からの同時送信を回避してパケットの衝突を抑制することで、過密環境でも通信速度を低下させず、データ量の大きい写真や動画も高速に配信・共有できるという。
■効率的なマルチキャスト配信技術と、過密状態での高速なデータ転送技術を開発
さらに、ネットワーク全体の状況を把握し、情報の優先度に応じて各モバイル端末の送信タイミングを決定する技術を東北大と共同で開発。警報や応援要請など緊急性が高い情報を優先的に発信し、低遅延で広範囲に拡散することができる。
NECはこの技術を、地方自治体における災害情報配信・共有システムや、防災無線をはじめとした社会インフラネットワーク、大規模イベントの会場など通信端末の過密環境における情報配信システムなどへの適用を目指すとしている。
(三柳 英樹)
関連リンク
プレスリリースhttp://jpn.nec.com/press/201312/20131203_01.html
INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/626219.html
https://internet.watch.impress.co.jp/extra/iw/search/?q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93#gsc.tab=0&gsc.q=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E9%96%93&gsc.page=1
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