[機器][通信] ドリームキャストをHDMI接続する ~MC68000 Maniacs!
◇ ドリームキャストをHDMI接続する
Dreamcast / 2014年01月03日
ドリームキャストの映像出力をHDMIにアップスケールしてみました。
現在使用している液晶テレビにはビデオ端子&S端子の入力が付いているので,通常ドリームキャストの接続には純正のS端子ケーブルを使用しています。正直なところただゲームをプレイするだけならS端子接続で十分なんですが,HDMIセレクタにできるだけ接続を統一できた方が管理が楽なので,以前から一度やってみたいと思っていました。もちろん画質の向上が図れれば嬉しいですが,思いつきの企画なので予算は可能な限り最小限。綺麗に映ることよりも,HDMIで繋がることを主目的とします。要は・・・安いアップスケールコンバータを使うよ・・・って事ですね(笑)。
で,今回ゲットしてきたのは,上海問屋の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(DN-HHM330)」です。製品名のとおり「VGA出力をHDMI出力に変換」してくれるアダプタになります。価格は5,000円程度。ネットの評判は「それなりに良い」といった感じ。VGAでの入力が必要な機器なので,ドリームキャスト側の映像出力には「XK-DC2000」のVGA出力を使います。XK-DC2000の映像出力切替スイッチを「PC」側に設定しないと映像が出力されないので注意です。音声は同じくXK-DC2000のビデオ端子から取り,ステレオミニジャックに変換してアップスケールコンバータに入力します。これで音声もHDMI経由でテレビ側から出力されるようになります。(映像出力切替スイッチが「PC」になっていても,音声に関してはビデオ端子側にも出力されているみたいです)
出力結果はというと,これが予想以上に綺麗。映像も音声もHDMI経由で問題なく出力されています。いくつかのゲームを試しましたが,反応の遅延や途中で解像度が切り替わる・・・などのトラブルも発生していません。画質が向上して感じるのは,ドリームキャスト側の映像出力をS端子接続からVGA接続に変更しているためだと思います。コンバータを通したことで画面に若干の「縦縞」がでているので,気になる人は注意。また,画面上下が結構ギリギリまで使われるので,ゲームによっては若干「切れる」かもしれません。この件についてはコンバータ側での微調整が不可能なため,どうしても気になる人はもっと上位のコンバータを購入するしかないと思います。
一応,出力結果を比較してみます。(左:S端子,右:VGA→HDMI)
結構差がありますね。テストのつもりだったけど,このまま使った方が良いかも。
画面を接写しているので若干のズレはご勘弁のほど。
◇「XRGB-mini FRAMEMEISTER」 ドリームキャストRGB→HDMI出力編
Dreamcast / 2018年01月11日
「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その4です。
だいぶ前に「ドリームキャストのHDMI接続」という記事を書きました。ドリームキャストの映像出力を,VGAアダプタ経由で安物の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(上海問屋製)」に接続し,手っ取り早くHDMI化しちゃおうという企画だったのですが,音声については VGAアダプタから別途に取り出してアップスケールコンバータに入力してやらねばならないうえ,VGAケーブルとHDMIケーブルが同時に必要だったりと,ケーブル類がかなり煩雑な状態になっていました。現在は「FRAMEMEISTER」があるので,これを活用すればHDMI接続は簡単に実施可能。設定変更の必要はなく,S端子ケーブルを接続するだけで基本的にOKです・・・が,せっかくなので21ピンRGBケーブルを試してみたいじゃないですか。
ということで,ドリームキャストの「21ピンRGB→HDMI」接続にトライです。
ケーブルは KARAT製「DC用RGBケーブル」の中古品をゲットしてきました。KARAT製ケーブルは「音声が左右逆になっている」とのことだったので,できればこれは選択したくなかったのですが,取り急ぎ入手できるものがこれしかなかったので仕方なしです。そのうち「穴場開発事業団」製のヤツを買おうかと思います。ドリームキャストは,ビデオ出力以外に「VGA出力」,「RGB出力 TYPE1」,「RGB出力 TYPE2」があるとのことで,ソフトによっては RGB出力に対応しないものもあるみたい。とりあえず,ドリームキャスト→(21pinRGB)→FRAMEMEISTER→(HDMI)→液晶テレビ といった感じで接続してみましたが,タイトル画面とメニュー画面は問題なく出力されました。
音声も一緒にテレビから出力されるので接続が楽です。
左右逆問題は・・・シューティングゲームとかをやっている限りはあまり気にならないので,当面はこのままで。
手持ちのゲームを一通り試してみました。
以下のタイトルについては,問題なく映像が出力され,ゲームプレイが可能でした。
・セガラリー2
・デイトナUSA 2001
・スピリットオブスピード1937
・クレイジータクシー
・スペースチャンネル5
・ソウルキャリバー
・ジェットセットラジオ
・ボーダーダウン
・レズ(Rez)
・ラジルギ
・レインボーコットン
・ティンクルスタースプライツ
・アンダーディフート
・ソニックアドベンチャー2
海外製のセガ非公認ソフトもちゃんと動きました。
・DUX
・高速ストライカー
・STURMWIND
・ネオザイクス
おまけ。これも動きました。
・鈴木裕ゲームワークス
HKT-3000「Dreamcast」予備機確保
Dreamcast / 2014年11月25日
うちの「ドリームキャスト」は全盛期に購入したものではなく,2001年頃(たしか)に発表された「ドリームキャスト生産中止」の
発表を受け,在庫処分のため一気に安くなったところを購入したものです。1998年の発売からわずか3年程度しか販売されなかった悲運のハードですが,現在でも海外のソフトメーカーが年に1~2本のペースで新作をリリースし続けており,海外ソフト大好きの自分にとってはいまだに「現役」扱いのハードであります。これらの海外ソフトのほとんどは「MIL-CD」に対応した本体が必須です。自分の場合,前述したとおり販売期間の極めて後期に入手した本体であるため,MIL-CDの対応について少々不安がありましたが,海外ソフトが問題なく動いているところをみると「MIL-CD対応」のものと思って良いみたいです。
購入当時はあまり使用する機会のなかったハードですが,結構大事に保管していたので故障箇所等はありません。ただ・・・2006年~2009年くらいの3年間,友人宅に貸し出されている間に随分と「痛み」が進行してしまい,黒色のパーツに交換している本体上面カバー以外の本来「白色」の部分が,全て黄色く変色してしまっています・・・。貸し出し先が結構ヘビーな喫煙者だった事もあるので仕方がないのですが,CDのピックアップ部分などへのダメージ蓄積が心配です。ということで,たまたま自宅近所のゲームソフト屋さんで良さげな中古本体を発見したので,早速「予備機」としてゲットしてきました。
箱・説明書なしで,付属品はコントローラ1個と,AVケーブル,電源ケーブルのみという構成。価格は4,000円台中盤。ビジュアルメモリも振動パックもなしですからちょっと高めかもしれませんが,購入のポイントは「本体が異様なほど綺麗」だったこと。よく見てみるとCD蓋部分にちょっとだけ擦り傷があるのですが,本体の変色具合はほとんど感じられない程度です。今となっては「新品」と比較する事ができないので本当に変色していないのかは正確には判りません。でも,2台並べてみると,同じ「白」とは思えないほど,予備機が白い事に間違いはありません(笑)。ちなみにコントローラもすごく綺麗です。
現在試運転中ですが,バッテリーはさすがに弱ってるみたいです。
海外ソフトも普通に動いたので,MIL-CD対応についても心配はなさそうな感じ。
すぐに壊れてしまわない事を祈っています。(≧∇≦)
◇「XRGB-mini FRAMEMEISTER」 ドリームキャストRGB→HDMI出力編(2)
Dreamcast / 2018年01月13日
「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その5です。
前回記事にて FRAMEMEISTERを介した「ドリームキャストのHDMI接続」にトライしました。21pinRGB出力をHDMIに変換しての液晶テレビ接続は成功しましたが,選択したドリームキャスト用21ピンRGBケーブル(KARAT製)に「音声の左右が逆」という不具合(?)があったため,若干不満の残る結果となっていました。不具合の存在はケーブル購入前に知っていたので,そもそも KARAT製ケーブルを買わなければよかったんですけどね(笑)。とりあえずHDMI接続がそれなりに可能であることが確認できたので完全に無駄な買い物ではなかったかなと。で,すぐさま本命の「穴場開発事業団」製ケーブルを購入・・・と思ったら,ドリキャス用21pinRGBケーブルはアマゾンでは品切れの様子。公式WEBページの方でも品切れ扱いのアナウンスとなっていました。これはしばらく我慢するしかなさそうだと半ば諦めかけたのですが,非常にピンポイントでタイムリーな商品「RGB21pin音声反転中継ケーブル」を発見(笑)。これは買うしかないでしょう。
21pinRGBの「延長ケーブル」のような見た目の製品で,ケーブル内部で音声の配線を逆転してあるのだそうです。ドリームキャスト→KARAT製ケーブル→音声反転中継ケーブル→FRAMEMEISTER・・・といった感じで,まさに「延長」的な使い方をします。ステレオピンジャック用の延長ケーブル(?)が一緒に付いていますが,もともと本製品はサンコーレアモノショップ製「RGB21→HDMI変換」向けにリリースされている様子。サンコーレアモノショップ製品の場合「音声が左右逆になる」他に「HDMI端子に音声が載らない」という仕様になっているため,音声はヘッドフォン端子から別途取り出してやる必要があり,ステレオピンジャックケーブルが付属されているみたいですね。今回必要なのは 21pinRGBケーブルのみ。ステレオピンジャックケーブルは不要です。
自分が試した限りでは,ドリームキャストからの 21pinRGB出力の音声が,
ちゃんと左右反転されてHDMI出力に載っているのを確認できています。
海外製の21pinRGBケーブルでは音声の左右反転がよくあるようなので,
本製品はいろいろと使えそうですね。(`・ω・´)
MC68000 Maniacs!
https://blog.goo.ne.jp/funnyplace/c/1c0f27624eb82eb2710fde0e029b6953
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https://blog.goo.ne.jp/funnyplace/c/a819d250eec2176ed5a6e89d661809e8
https://blog.goo.ne.jp/funnyplace/c/f2ceadefc5d16643750c3a2316149229/1
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◆ 周辺機器
◇ XK-DC2000「DC VGA BOX」
Dreamcast / 2009年07月24日
ドリームキャスト強化施策(仕込みネタ)第2弾。
セガ純正品「HKT-8100 VGAボックス」や,国内サードパーティ製品「DC-VGAデミロ」を探していましたが,なかなか見つからず。最近になって地元の某スーパーポテトで「デミロ」の中古品を発見したものの,S端子の位置がビデオ端子と逆の位置に付いている事が判明。自宅ではS端子での使用をメインで考えていたので「デミロ」の購入は見送り。結局,某ゲームハリウッド等で取り扱っている「DC VGA BOX」を通販でゲットしました。
この「DC VGA BOX」は 純正品と互換の製品ではありますが,ビデオ端子部分の組み付けが甘いのか,ビデオケーブルを挿す際に 一瞬「壊した!?」と思ってしまうほどグラつきます(笑)。とりあえず,ケーブルの抜き挿しをあまり頻繁に行わないようにすれば問題はないと思いますが,必要以上の力を加えたら間違いなく破損するような感触ではあります・・・。肝心の表示の方は,S端子出力だけで言えば 手持ちのゲームは全て問題無く表示しました。映像もかなり綺麗になります。VGA出力については 対応していないゲームがいくつかあるようですが,こちらも手持ちのゲームに限って言えば 全て対応している様子。実際のVGA出力は まだ試せていない状況です。
純正のS端子ケーブルを探した方がよかったかもしれませんね。(≧∇≦)
インターネット上に,ドリームキャストのVGA信号をD信号に変換してHDTVに入力・・・みたいなネタが出ていて ちょっと真似したくなってます(笑)。でも・・・実現のためには XSELECT-D4 の購入が必要・・・。(非公式機能でVGA→D端子が可能なのだそうです)生産完了品なので中古を狙うしかありませんが,このためだけに購入するかどうかは悩みますね。
◇ HIT-0401「ブロードバンドアダプタ」
Dreamcast / 2009年07月22日
ドリームキャスト強化施策(仕込みネタ)第1弾。
今更「ブロードバンドアダプタ」を導入しても意味がないのは十分解っています。オンラインゲームの旗頭であった「PSO」のサービスも廃止されていますし「バーチャロン」のオンライン対戦も終わっていますし・・・ね。せいぜいインターネット接続が関の山でしょうが,とりあえず「モデムコネクタに別のモノを挿してみたかった」んです(笑)。当時のオンラインサービスは まだアナログモデム接続が主流で,ブロードバンドアダプタに対応しているものは ごく僅か。自分もモデム経由で何回か接続した経験がありますが,結局「ブロードバンドアダプタ」は購入せずじまいになっていました。
他に試しようがないので,付属の「ブロードバンドパスポート」を起動。接続情報の設定とブラウザの設定を行い,ホームメニューから「インターネット」を選択すると 普通にWebページが表示されました。もちろん,表示速度が遅い,画面解像度が低い,CSSを正常に認識しない・・・など問題はいっぱいありますが,とりあえず Webブラウズは可能。ちなみに「ドリキャス」や「ゲーム情報」など「セガ公式ページ」へリンクされるコンテンツは すべて死んでいました。
当時の日本のネットワークインフラ事情も関係すると思いますが,PlayStation2 のオンライン化への(当初の)反応が鈍かった事を考えると,もし,セガがゲームハード事業から撤退していなければ・・・オンライン対応のタイトルがもっと発売されていて,場合によっては PlayStation2 に一矢報いる事ができていたかもしれませんね。
とりあえず「ドリームキャスト強化施策」の第1弾は完了であります。
使うか,使わないかは別にして。(≧∇≦)
◇ HKT-3000「Dreamcast」
Dreamcast / 2009年07月20日
ずっと休眠状態だった「ドリームキャスト」を引っ張り出してきました。しばらく某G藤君のところに貸し出されていた関係もあり,本格的に弄るのは「UNDER DEFEAT」のとき以来約3年4ヶ月ぶりです。生産終了直前の2001年1月頃に購入したものですが MIL-CD対応の製品です。本体内蔵の電池が切れている事を除けば動作は良好で破損個所もありません。当時,在庫処分の安売りに乗じて購入はしたものの ほとんど使用しなかったので,現在手元に残っているソフトは「UNDER DEFEAT」と「ソウルキャリバー」,「クレイジータクシー」の3本のみ。・・・何か大ネタを仕入れたいところですね(笑)。
ちょっとしたカスタマイズとして,本体上面のカバーを「黒」に変更してある事と,内蔵モデムを「56K」に変更してある事があります。それ以外ではビジュアルメモリと振動パックを買い足したくらいで,周辺機器関係はほとんど所持していません。コントローラ類がかなり劣化しているので できれば新しいものにリフレッシュしたいです。あとは・・・S端子ケーブルか,VGAボックスも欲しいですよね。地元での入手はほとんど期待できないので,某大手オークションサイトを含めた通販狙いで現在鋭意捜索中です。まあ・・・すでにいくつか購入してしまったモノがあるのですけどね(笑)。
それらについては,また後日。(≧∇≦)
とりあえず,本体を整備しても遊ぶソフトがないと意味がないので,
今週末のミッションは「ドリキャスのソフト購入」ですな。
◇ ドリームキャスト内蔵電池
Dreamcast / 2009年07月30日
今まで知らなかったのですが,ドリームキャストの内蔵電池って「充電池」だったんですね(汗)。本体の電源を入れると,毎回「日付設定画面」が表示されていたので,単純に内蔵電池が切れたと思っていました。本体の電源を入れて数時間放置すれば「充電」されて,日付設定画面が出なくなるのですね。ドリームキャストを頻繁に使い始めたのはごく最近で,以前までは たまに電源を入れても30分くらいしか使いませんでしたから,今までは十分に充電されていなかっただけ・・・と言う事でしょうか。
とりあえず「充電」してみたら,たしかに日付設定画面が出なくなりました。ただ・・3日間程度放置すると電池が切れてしまいますし,時計の「遅れ」が尋常ではありません。1日で12時間近くズレます(笑)。充電池とはいえ さすがに寿命なんでしょうね・・・。時間のズレは気にしなければそれまでなんですが,結局,電源を入れるたびに 毎回「時計を直して」からゲームをしています。・・・意味ないですね(汗)。
「セガサターン」は内蔵電池がソケットになっていたので交換が簡単だったのですが,ドリームキャストは充電池が老朽化したらどうしようもありません。今更ですが,インターネットに流れている「内蔵電池をソケット化」する話がちょっと羨ましく思えます。自分には改造のスキルがないので充電池をだましつつ使うしかありませんね。
◇ HKT-8000「S端子ケーブル」
Dreamcast / 2009年12月09日
久々のドリームキャスト強化施策。第4弾です。
自宅のドリームキャストは,サードパーティ製のVGAボックス「XK-DC2000」経由で液晶テレビに接続しています。ただ,現状では「VGA接続」を活用している訳ではなく「S端子接続」を中心に利用している事から,VGAボックスを使っている意味はあまりありません・・・。加えて言えば「XK-DC2000」は接続端子部分が非常に弱く,力を加え過ぎると簡単に破損させてしまうリスクがあるため,純正のVGAボックスか,同じく純正のS端子ケーブルへの交換を検討していました。
VGA出力をD出力に変換するネタを実行しようかとも思いましたが,SD出力のゲーム機にこれ以上「気合」を入れても仕方ないですし,ここは素直に純正のS端子ケーブルをゲットする事に。ケーブル交換後の画質については ほとんど違いが感じられません。若干シャープになったような気はしますが,同じS端子接続ですし大した差ではないと思います。むしろ,余計なハードウェアを経由しなくなった分 配線がシンプルになった事の方が,恩恵としては大きいかもしれませんね。
ドリームキャストのハードウェア系ネタは,ほぼ尽きてきた感じです。
あとは・・・コントローラをできれば新品にしたいと思っている程度でしょうか。
今更,キーボードやらマウスやらを揃えても意味はないですしね。
◇ VGA to HDMIアップスケールコンバータ(DN-HHM330)
Dreamcast / 2014年01月03日
ドリームキャストの映像出力をHDMIにアップスケールしてみました。
現在使用している液晶テレビにはビデオ端子&S端子の入力が付いているので,通常ドリームキャストの接続には純正のS端子ケーブルを使用しています。正直なところただゲームをプレイするだけならS端子接続で十分なんですが,HDMIセレクタにできるだけ接続を統一できた方が管理が楽なので,以前から一度やってみたいと思っていました。もちろん画質の向上が図れれば嬉しいですが,思いつきの企画なので予算は可能な限り最小限。綺麗に映ることよりも,HDMIで繋がることを主目的とします。要は・・・安いアップスケールコンバータを使うよ・・・って事ですね(笑)。
で,今回ゲットしてきたのは,上海問屋の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(DN-HHM330)」です。製品名のとおり「VGA出力をHDMI出力に変換」してくれるアダプタになります。価格は5,000円程度。ネットの評判は「それなりに良い」といった感じ。VGAでの入力が必要な機器なので,ドリームキャスト側の映像出力には「XK-DC2000」のVGA出力を使います。XK-DC2000の映像出力切替スイッチを「PC」側に設定しないと映像が出力されないので注意です。音声は同じくXK-DC2000のビデオ端子から取り,ステレオミニジャックに変換してアップスケールコンバータに入力します。これで音声もHDMI経由でテレビ側から出力されるようになります。(映像出力切替スイッチが「PC」になっていても,音声に関してはビデオ端子側にも出力されているみたいです)
出力結果はというと,これが予想以上に綺麗。映像も音声もHDMI経由で問題なく出力されています。いくつかのゲームを試しましたが,反応の遅延や途中で解像度が切り替わる・・・などのトラブルも発生していません。画質が向上して感じるのは,ドリームキャスト側の映像出力をS端子接続からVGA接続に変更しているためだと思います。コンバータを通したことで画面に若干の「縦縞」がでているので,気になる人は注意。また,画面上下が結構ギリギリまで使われるので,ゲームによっては若干「切れる」かもしれません。この件についてはコンバータ側での微調整が不可能なため,どうしても気になる人はもっと上位のコンバータを購入するしかないと思います。
一応,出力結果を比較してみます。(左:S端子,右:VGA→HDMI)
結構差がありますね。テストのつもりだったけど,このまま使った方が良いかも。
画面を接写しているので若干のズレはご勘弁のほど。
「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その4です。
だいぶ前に「ドリームキャストのHDMI接続」という記事を書きました。ドリームキャストの映像出力を,VGAアダプタ経由で安物の「VGA to HDMI アップスケールコンバータ(上海問屋製)」に接続し,手っ取り早くHDMI化しちゃおうという企画だったのですが,音声については VGAアダプタから別途に取り出してアップスケールコンバータに入力してやらねばならないうえ,VGAケーブルとHDMIケーブルが同時に必要だったりと,ケーブル類がかなり煩雑な状態になっていました。現在は「FRAMEMEISTER」があるので,これを活用すればHDMI接続は簡単に実施可能。設定変更の必要はなく,S端子ケーブルを接続するだけで基本的にOKです・・・が,せっかくなので21ピンRGBケーブルを試してみたいじゃないですか。
ということで,ドリームキャストの「21ピンRGB→HDMI」接続にトライです。
ケーブルは KARAT製「DC用RGBケーブル」の中古品をゲットしてきました。KARAT製ケーブルは「音声が左右逆になっている」とのことだったので,できればこれは選択したくなかったのですが,取り急ぎ入手できるものがこれしかなかったので仕方なしです。そのうち「穴場開発事業団」製のヤツを買おうかと思います。ドリームキャストは,ビデオ出力以外に「VGA出力」,「RGB出力 TYPE1」,「RGB出力 TYPE2」があるとのことで,ソフトによっては RGB出力に対応しないものもあるみたい。とりあえず,ドリームキャスト→(21pinRGB)→FRAMEMEISTER→(HDMI)→液晶テレビ といった感じで接続してみましたが,タイトル画面とメニュー画面は問題なく出力されました。
音声も一緒にテレビから出力されるので接続が楽です。
左右逆問題は・・・シューティングゲームとかをやっている限りはあまり気にならないので,当面はこのままで。
手持ちのゲームを一通り試してみました。
HKT-3000「Dreamcast」予備機確保
Dreamcast / 2014年11月25日
うちの「ドリームキャスト」は全盛期に購入したものではなく,2001年頃(たしか)に発表された「ドリームキャスト生産中止」の
発表を受け,在庫処分のため一気に安くなったところを購入したものです。1998年の発売からわずか3年程度しか販売されなかった悲運のハードですが,現在でも海外のソフトメーカーが年に1~2本のペースで新作をリリースし続けており,海外ソフト大好きの自分にとってはいまだに「現役」扱いのハードであります。これらの海外ソフトのほとんどは「MIL-CD」に対応した本体が必須です。自分の場合,前述したとおり販売期間の極めて後期に入手した本体であるため,MIL-CDの対応について少々不安がありましたが,海外ソフトが問題なく動いているところをみると「MIL-CD対応」のものと思って良いみたいです。
購入当時はあまり使用する機会のなかったハードですが,結構大事に保管していたので故障箇所等はありません。ただ・・・2006年~2009年くらいの3年間,友人宅に貸し出されている間に随分と「痛み」が進行してしまい,黒色のパーツに交換している本体上面カバー以外の本来「白色」の部分が,全て黄色く変色してしまっています・・・。貸し出し先が結構ヘビーな喫煙者だった事もあるので仕方がないのですが,CDのピックアップ部分などへのダメージ蓄積が心配です。ということで,たまたま自宅近所のゲームソフト屋さんで良さげな中古本体を発見したので,早速「予備機」としてゲットしてきました。
箱・説明書なしで,付属品はコントローラ1個と,AVケーブル,電源ケーブルのみという構成。価格は4,000円台中盤。ビジュアルメモリも振動パックもなしですからちょっと高めかもしれませんが,購入のポイントは「本体が異様なほど綺麗」だったこと。よく見てみるとCD蓋部分にちょっとだけ擦り傷があるのですが,本体の変色具合はほとんど感じられない程度です。今となっては「新品」と比較する事ができないので本当に変色していないのかは正確には判りません。でも,2台並べてみると,同じ「白」とは思えないほど,予備機が白い事に間違いはありません(笑)。ちなみにコントローラもすごく綺麗です。
現在試運転中ですが,バッテリーはさすがに弱ってるみたいです。
海外ソフトも普通に動いたので,MIL-CD対応についても心配はなさそうな感じ。
すぐに壊れてしまわない事を祈っています。(≧∇≦)
「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」のテスト編その5です。
前回記事にて FRAMEMEISTERを介した「ドリームキャストのHDMI接続」にトライしました。21pinRGB出力をHDMIに変換しての液晶テレビ接続は成功しましたが,選択したドリームキャスト用21ピンRGBケーブル(KARAT製)に「音声の左右が逆」という不具合(?)があったため,若干不満の残る結果となっていました。不具合の存在はケーブル購入前に知っていたので,そもそも KARAT製ケーブルを買わなければよかったんですけどね(笑)。とりあえずHDMI接続がそれなりに可能であることが確認できたので完全に無駄な買い物ではなかったかなと。で,すぐさま本命の「穴場開発事業団」製ケーブルを購入・・・と思ったら,ドリキャス用21pinRGBケーブルはアマゾンでは品切れの様子。公式WEBページの方でも品切れ扱いのアナウンスとなっていました。これはしばらく我慢するしかなさそうだと半ば諦めかけたのですが,非常にピンポイントでタイムリーな商品「RGB21pin音声反転中継ケーブル」を発見(笑)。これは買うしかないでしょう。
21pinRGBの「延長ケーブル」のような見た目の製品で,ケーブル内部で音声の配線を逆転してあるのだそうです。ドリームキャスト→KARAT製ケーブル→音声反転中継ケーブル→FRAMEMEISTER・・・といった感じで,まさに「延長」的な使い方をします。ステレオピンジャック用の延長ケーブル(?)が一緒に付いていますが,もともと本製品はサンコーレアモノショップ製「RGB21→HDMI変換」向けにリリースされている様子。サンコーレアモノショップ製品の場合「音声が左右逆になる」他に「HDMI端子に音声が載らない」という仕様になっているため,音声はヘッドフォン端子から別途取り出してやる必要があり,ステレオピンジャックケーブルが付属されているみたいですね。今回必要なのは 21pinRGBケーブルのみ。ステレオピンジャックケーブルは不要です。
自分が試した限りでは,ドリームキャストからの 21pinRGB出力の音声が,
ちゃんと左右反転されてHDMI出力に載っているのを確認できています。
海外製の21pinRGBケーブルでは音声の左右反転がよくあるようなので,
本製品はいろいろと使えそうですね。(`・ω・´)
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◆ ソフト
◇ UNDER DEFEAT
Dreamcast / 2006年03月28日
有限会社グレフの 縦スクロールシューティング「UNDER DEFEAT」が,今更ながら「ドリームキャスト」にて発売されました。しかも,製品パッケージに堂々と「ドリームキャストの最後を飾るのはこのソフトだ!」などと書いてある始末。自虐的というかなんというか・・・(笑)。
自分はかなりの縦シュー好きですが,今回の「UNDER DEFEAT」のように,「ショットボタンを離した状態で移動すると機首の向きが変わる」みたいな(個人的に)邪魔とも思える機能がついているシューティングゲームには滅多に手を出しません。しかしながら,売り文句(?)として「ドリキャス最後」。そして音楽製作が あの「細江慎治氏」。さらに,ドリームキャストの限定版には特典として「オリジナルサウンドトラック」がついてくる。・・・となれば もう買うしかないでしょう!
本当に久々にドリームキャストを出しましたよ。(≧∇≦)
しまい込んでから 3~4年振りといったところでしょうか。本体上面のカバーを「黒」に変更してある事と,内蔵モデムを 56Kbps版に差し替えてあるのが特徴です(笑)。当時,本体を購入こそしたものの これだ!というソフトに巡り合えず,結局購入したソフトは僅か 5本(スペースチャンネル5,クレイジータクシー,ソウルキャリバー,シェンムー,首都高バトル)。「UNDER DEFEAT」が 6本目という事になりますね。
この「UNDER DEFEAT」というゲーム。もちろんアーケード版はやった事がありませんので,今回が初体験。縦シューとして なかなか面白いのですが,やはりクウォータービューなのが災いし敵弾が避けづらいのなんの・・・そのうえ自機が無駄に「首振り」をしてくれるので 操作系には かなりの慣れが必要だと思われます。逆に処理落ちをまったく気にしない ド派手な演出には 期待以上に圧倒されました。ここまでやれれば十分じゃないでしょうかね。音楽面もさすがに秀逸。特に「Storm of fine weather」と「Can't come back」が かなりカッコイイです。昨今のサンプリング音源当然の時代に,いかにも「シンセサイザー」なリードが素敵すぎます。どちらも非常に「細江氏らしい」楽曲だと思いますが,シューティングの曲らしくないと言えなくもない気はしますね(笑)。
もとナムコのヒトなのに 非常にセガっぽい音楽を作るなぁと思ったりしました。
気のせいかしらね。(≧∇≦)
◇ DUX for Dreamcast
DUX for Dreamcast
Dreamcast / 2009年07月26日
ドリームキャスト強化施策(仕込みネタ)第3弾。
比較的大ネタです(笑)。今更にドリームキャスト最新作が登場。しかも横スクロールシューティングゲームという「ツワモノ」の出現は無視できません(笑)。「DUX」は,ドイツの「HUCAST.net」が開発したゲームです。なんと日本で言うところの「同人ゲーム」なのだとか。R-TYPE によく似たゲームシステムを持っていますが,画面は原色ハデハデな印象で どちらかというとコナミ系のポップな印象。難易度は結構高く,何度も繰り返しプレイして「パターンを作って攻略していく」タイプのゲームです。昨今の弾幕系シューティングに慣れた人達には ちょっと理解しづらいゲーム内容かもしれません。
とにかく難しいの一言に尽きます。
自機がでかい。敵がでかい。弾もでかい。画面が狭い。パワーポッド(R-TYPEで言うフォースのこと)を活用して敵弾を吸収しつつ,自ら逃げ場を作りながら進まないと かなり簡単に撃破されてしまいます。動いているものが背景なのか障害物なのか わかりづらかったり,壁だと思っていたものがアイテムカプセルだったりと,グラフィックに凝ったゲームにありがちな問題を抱えているのも確かですが,ゲームデザインそのものは 非常にスタイリッシュかつクール。トランス系のBGMが非常にマッチしていて,パターンがハマれば かなり気持ち良くプレイする事ができます。
逆を言えば・・・パターンがハマらなければ,地獄なんですけどね(笑)。
ゲームバランスは,あまり良いとは言えないかもしれません。
溜め撃ちゲージとは別に「OBVOIUS ENERGYゲージ」というのがあり,道中で中型の敵機を破壊した際などに獲得できる「小さなアイテム」によってゲージが溜まります。Rボタンを押すとゲージを消費するかわりにパワーポッドが一定時間(ゲージがなくなるまで)周辺の敵弾を無力化(?)して吸い込んでくれるので,敵が密集したエリアも比較的楽に突破できます。この「HYPER SOAKING」の使いどころが 攻略のカギと言えそうですね。まあ・・・自分の場合,ステージ2のボスまで辿り着くのがやっとの状態なので,攻略以前の問題なんですが・・・。
ここ1週間ではドリームキャストが稼働率ナンバーワン。
もうちょっと続きますよ。(≧∇≦)
続・DUX for Dreamcast
Dreamcast / 2009年07月28日
あいかわらず「DUX for Dreamcast」にトライ中。ゲームそのものの難易度の高さに翻弄され なかなか先へ進む事ができません・・・。オプション設定等での難易度変更は不可能で,残機数は「6機」に固定。コンティニューも「3回」に固定。つまりデフォルト設定よりも「簡単にする」事はできない・・・と言う事ですね(泣)。ただし,オプション設定の「VISIBILITY」という項目を「PERFECT」に設定すると,背景になにも表示されなくなり障害物と敵弾の視認性が飛躍的にアップするので,この設定で事実上「難易度を下げる」事は可能です。ちなみに自分は「背景を表示させたまま」プレイしています。
マニュアルに紹介されているステージは全部で6ステージ。コンティニューをフル活用して なんとかステージ5までは到達しましたが,ステージ5が異常に難しいため,現在頓挫中(笑)。まるで「R-TYPEのステージ7復活」をやらされているような感じです・・・。こりゃ余程の「達人」じゃないとクリアは難しいかもしれません。自分の場合,ドリームキャストのコントローラが かなり嫌いなので,まずはここを改善した方が良さそうですね。PS2コントローラを使用可能にするアダプタがあるみたいなので,購入を検討したいと思います。
ちなみにこの「DUX for Dreamcast」。何故か「コンティニュー画面が飛ばせない」ため,コンティニューを使い切らない限り「ネーム入れ」ができません。おかげで毎回のプレイ時間が長くなってしまいます(笑)。こういう細かい部分の作りが国内製品と較べて「雑」なのが残念です。世間では「グラフィックが安っぽい」といった評価も見られますが,あえてこういったデザインにしてるのではないでしょうかね・・・。自分は,かなり好きですよ。
まあ・・・紙一重でク○ゲームの可能性もありますが。(≧∇≦)
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◇ YU SUZUKI GAME WORKS Vol.1
Dreamcast / 2009年08月01日
セガの全盛期を牽引した鈴木裕氏の本「GAME WORKS Vol.1」をゲット。
地元の某スーパーポテトにて中古品を購入しました。程度があまり良くなく表紙が微妙に黄ばんでいるのがちょっと残念ではありますが,ゲームディスクは無傷だったので良しとします。新品で本屋さんに並んでいた頃からずっと読んでみよう・・・と思ってはいたものの,ゲームソフト付きとはいえ 5,800円という価格もあって,なかなか手が出なかった本です。自分の場合,「鈴木裕」という人間に 特に興味があった訳ではないので,どちらかというと「セガ社の体感ゲーム史」として楽しんでいる感じがします。まあ・・・鈴木氏の談話自体は,楽しく読んではいるんですけどね。
ドリームキャスト用のゲームソフトとして同梱されているのは「ハングオン」,「スペースハリアー」,「アウトラン」,「アフターバーナーII」,「パワードリフト」の5本。友人の某ば~る氏曰く「出来が微妙」とのこと。自分はあまり気になりませんでした・・・。これらのゲームについては 当時ほとんどプレイしていなかったので,よく解らなくて当然かもしれません。自分がプレイした事のあるゲームは,「スーパーハングオン」,「バーチャレーシング」,「デイトナUSA」,「セガラリー」といったあたりですから完全にズレています(笑)。今更「スペースハリアー」やら「アウトラン」がやりたくなった訳ではありませんが,「パワードリフト」というゲームは 移植版すらもプレイした事がないので,今回は「パワードリフト」目当てで買ったようなものですかね。
とりあえず「Bコース」を「ルーシー」というのは定番ですよね。
「LIKE THE WIND」はあまりにも名曲。S.S.T.BAND 最高。
ハイスコア保存が無いのはちょっと納得できませんが・・・
文句を言っても仕方ないですよね。(≧∇≦)
◇ SEGA RALLY 2
Dreamcast / 2013年04月08日
自分は「セガラリー」が大好きで,サターン版「セガラリー」はかなりの回数プレイしました。しかしながらドリームキャスト版「セガラリー2」は今回が初プレイ(!)だったりするのです。当時は,WindowsPC向けに発売されたバージョンにハマりまくっていて,ドリキャス版には手が出ませんでした。PC版の面白かったところは「車両のグラフィックデータを容易に差し替えられた」事。ネット上のいたるところにユーザーが作成したグラフィックデータがアップされていたので,ゲームには登場しないはずの車両データをダウンロードしてきてプレイするのが非常に楽しかったのです。ドリキャス版については,友人であるO橋君宅で見せてもらった事が1度だけありましたが,たしか熱暴走して途中で止まっちゃったと記憶しています(笑)。
という事であらためて初プレイ。予想以上に楽しいです。PC版はドリキャス版の移植モノだったんですね。「セガラリー2」自体久々なうえ,手に馴染んでいないコントローラでのプレイなので,最初は壁に張り付いてばかり・・・。それでも,砂漠ステージの一番簡単なコースをタイムアタックでぐるぐると走っているうちに,当時の走りをだんだん思い出してきて,50秒台前半までタイムを短縮。調子にのってアーケードモードもやってみましたが,2面の山岳ステージがぜんぜん越えられませんでした(泣)。PC版ではちゃんとクリアできていたので,コントローラに慣れさえすればもうちょっといけると思います。
ドリキャス版には「60フレームモード」になる隠しコマンドがありましたね。泥水を跳ね上げる演出とかがカットされちゃいますが,ゲームの進行には何ら影響がありませんし,画面が格段に見やすくなるのでお薦めです。30フレームに戻す時は,最後の「下」を「上」に変えて再度入力すればOK。他の隠しコマンドは知らないので,ネット上に散在する裏技ページを参考にどうぞ。
・60フレームモード:
タイトル画面で,上,A,下,下,左,右,B,B,下 と入力
VMのブロック数をめちゃめちゃ食いますね(笑)。
×4のヤツに変えておいて正解でした。
◇ シェンムー 一章 横須賀
Dreamcast / 2013年04月04日
自分が最も長時間遊んだドリキャスのゲームはおそらく「シェンムー」です。膨大な費用をかけて製作した割に売れなかった・・・と,商業的な失敗ばかり取り上げられる事が多かったため,ゲームまで良くないと思われがちですが,実はかなりすごいゲームだったりします。発売されたのは1999年。この当時は,ポリゴンで作られた「街」を自由に歩きまわれる「箱庭タイプ」のゲームはまだまだ珍しい存在でした。さらにフルボイス仕様でモーションキャプチャも多用していた訳ですから,当時のセガの力の入れようがわかりますね。ハードウェアの性能が現在よりもはるかに低かったため,街のマップも狭く,グラフィックも粗め。自由に歩けはしますが結局は「一本道」なので,実際にプレイしてみるとあまり「自由」な感じはしない・・・というのが正直なところ。でも,当時は「自宅を出て,駄菓子屋やゲーセンに自由に行ける」ゲームってだけで大興奮でしたが(笑)。
プレイするのは本当に久々。残っていたセーブデータの日付は「2000年2月」。実に13年ぶりの起動でした。ロードしてみたらディスク3の「フォークリフトのバイト」のところで止まってました。もうちょっとやればエンディングだったのにね(笑)。とりあえず新規データを作成して街へ出てみました。山の瀬→桜ヶ丘→ドブ板のルートがめちゃめちゃ懐かしい!あらためて見ると,NPCたちが時間経過に合わせて「日常生活」っぽい行動をしているのが地味に凄いです。時間経過する事自体もよく考えると凄いですよね。たしか天候変化もあったはずです。NPCの顔がホラーゲーム並に怖いのがちょっと残念。ヒロインの「原崎望」が同じ絵柄じゃなくて本当に良かったです。
13年ぶりのゲーセンで「スペースハリアー」と「ハングオン」を堪能。
駄菓子屋でガチャガチャもやってとりあえず満足。(≧∇≦)
ずっと疑問だったのは「莎花(シェンファ)」の存在。この人はメインヒロインらしいですが,ぜんぜん出てきませんよね(笑)。Wiki曰く,一章ではオープニングとエンディングのナレーションのみ登場。「II」ではエンディング寸前でやっと登場するとの事。「莎花」のビジュアルが好きで購入した人も少なからずいたでしょうし,ちょっとズルい感じがしますね。最近になって「III」の噂が飛び交っているようですが,個人的には「一章」と「II」のリメイクも見てみたい。今の技術なら「バイト先まで歩いていける」くらいの事はできるでしょうし,NPCたちももっと怖くない顔立ちになると思います。街ももっと色々な建物に入る事ができるようになるでしょうね。
・・・それって「龍が如く」じゃね??
◇ BORDER DOWN
Dreamcast / 2013年03月28日
「BORDER DOWN」は,2003年に有限会社グレフから発売されたアーケード向けの横スクロールシューティングゲーム。同年にドリームキャスト版も発売になっています。自分がドリームキャストを購入したのは2001年頃のことですが,面白いと思えるゲームがほとんど発売されず,2009年頃までの8年間(!)はほとんど起動していませんでした。当然「BORDER DOWN」についても,アーケード版,ドリキャス版ともにプレイした事は一度もなかったです。2009年以降,blogネタでドリキャスを復活させた際,すでに持っていた「UNDER DEFEAT」と同じ会社の作品なので期待できそうだと思い,アキバで衝動買いしたのが,現在所持しているドリキャス版「BORDER DOWN」であります。
このゲーム,操作系は比較的普通です。Aボタン押しっぱなしでメインショット。Aボタン連打でフルレンジショット(ホーミング)。Xボタンでスピードチェンジ。Bボタンで極太の「ブレイクレーザー」を発射できます。メインショットは,時間経過または敵破壊によって蓄積される「レベルゲージ」に応じてパワーアップされます。ブレイクレーザーは「レベルゲージ」を消費する事でいつでも発射可能。「メタルブラック」や「Gダライアス」等でみられるような,ボス敵との極太レーザーの「撃ち合い」がかなり熱いです。
特徴的なのは「ボーダーシステム」という独特のルール。このゲームには,平行世界とされる「GREEN」,「YELLOW」,「RED」の「ボーダー」と呼ばれるゾーンが存在し,プレイヤーはボーダーを任意に選択しつつゲームを進行します。ボーダーは,それ毎に攻略難易度が違い,「GREEN」がイージーで「RED」がハードにあたります。プレイヤーが撃破された場合,このボーダーがハード方向に1ランク「強制移動」します。これを「ボーダーダウン」と呼び,ボーダーが「RED」の時に撃破されるとゲームオーバーになります。逆に言えば,ボーダーが「RED」の時に死ななければ,ゲームオーバーにはならない・・・という事です。
ボーダーの選択は,ゲーム開始時と各ステージ終了時に行えますが,各ステージ終了時にボーダー選択をするためには各ステージのノルマ(得点)をこなす必要があります。ノルマを達成すれば,各ステージ終了時にボーダーを上下どちらかに1ランク移動する事ができるので,極力イージー方向のボーダーを維持できるようプレイする事が重要になります。また,ゲームの説明書にも書いてあるのですが,「故意に自爆することでゲームの難易度を下げつつ,ノルマを達成してボーダーをイージー方向に維持する」というのが,全ステージクリアに向けた有効な攻略のようです。
う~ん・・・いいゲームなんですが,システムが非常に解りづらい!
普通にプレイすると本当に難しいゲームなので,横シューが苦手な自分にはかなりツライです。
もうちょっと気楽にプレイできれば,もっと売れたんじゃないですかね(笑)。
◇ ガンロード
Dreamcast / 2012年08月10日
「ガンロード」は,ドリームキャスト用サイドビュー型のアクションゲーム。ひとつ前の記事で紹介した「高速ストライカー」と同じドイツの開発チーム「NG:DEV.TEAM」が製作したゲームで,ネオジオ(MVS)版は2012年3月にリリース済み。ドリームキャスト版は2012年6月に発売になっています。ゲーム内容は80年代後半から90年代によく見られたタイプのもの。コナミの「魂斗羅」や,任天堂の「メトロイド」あたりによく似たゲームになってます。複雑に入り組んだマップをジャンプ(Aボタン)を駆使して移動しつつ,メインショット(Xボタン)で敵を攻撃します。攻撃方法は全方向に撃ち分けられる魂斗羅方式のメインショットの他,レーザーのように連なって発射される「スネークビーム(Rトリガー)」や,画面全体の敵にダメージを与える「スーパーウェーブ(Yボタン)」があります。また,Lトリガーを押す事で,メトロイドの如く転がりながら攻撃する事もできます。グラフィックが緻密で美しく音楽もなかなかの出来です。操作性も悪くはありません。
実際プレイしてみると・・・とにかく難しい。マップが妙に広く,一応ガイドの矢印は出るのですが,行き先が非常に判りづらいです。散々迷った挙句,力尽きて死亡・・・というパターンが非常に多い感じ。敵の配置もいやらしく,配置をしっかり覚えて進めないとすぐにダメージを受けてしまいます。ボス戦は完全に「初見殺し」。昔のアーケードゲームのようにパターン性が強く,最初のステージから「倒し方を知らなければまず勝てない」ようなヤツが出てくるため,この手のゲームの初心者にはかなり厳しい内容だと思います。このゲームは,自分らと同世代の「ゲーセン好きだったおっさん連中」に是非プレイしてもらいたいですね。
ちなみにこのゲーム,2面が「横スクロールシューティング」になってます。しかも何故か2面だけ(笑)。ちょっと勿体無い気がしますね。とはいえ,ボスまでの道中はかなり「雑」な作り。敵の攻撃もかなりいいかげんで,自機のパワーアップ等も無し。どちらかというと「ボーナスステージ」のような印象です。油断していると結構簡単に撃墜されちゃいますが,難しいか・・・というと正直簡単です。ボスだけは妙に気合が入っていて,尻尾を振り回すでっかいヤツが出てきます。動きはなかなか圧巻ですが,どう見ても「サンダーフォースIV」っぽく見えますね。このステージ自体が非常に美麗だったので,是非「NG:DEV.TEAM」の作る横シューを見てみたいところです。
10回以上プレイしてまだ3面までしか行けません(泣)。
3面のボスなんて倒し方が想像できませんよ。ゴリ押しで良いのかしら・・・。
なんだか「R-TYPE II」で見た事がある気がするヤツです。
「NG:DEV.TEAM」の次回作に期待してます。
それまでドリキャスが生きていれば・・・ですが。(≧∇≦)
◇ 高速ストライカー ver.1.5
Dreamcast / 2012年08月09日
「高速ストライカー」は,ドイツの開発チーム「NG:DEV.TEAM」が製作したドリームキャスト用縦スクロールシューティングゲーム。もともとはネオジオ(MVS)向けに開発されたゲームであり,実際にMVSロムカセットとしてもリリースされたようです。(7万円以上したみたいですが・・・)ドリームキャスト版は2010年12月に発売されました。ゲーム内容は単純明快な弾幕シューティング。操作系は,Aボタンでメインショット(前方攻撃),Bボタンでリアショット(後方攻撃),Rトリガーでシールドです。メインショットはボタン押しっぱなしで強化される「首領蜂」方式。シールドはアイテム制で使うと一定時間無敵になります。ゲーム中に青いアイテム(?)を回収する事で,シールドの使用回数を補充できます。
MIL-CD機能を使用したユーザー製作のソフトであり,日本で言うなら「同人ゲーム」という事になるのでしょうか。グラフィックデザイン等に若干粗さはみられるものの,ゲーム自体の出来はなかなかの完成度。標準の連射速度がえらく遅いので連射機能つきのパッドが欲しいところです。難易度は高め。ノービスランクに設定しても後半はかなり難しいです。敵機以外にも自機が接触する「障害物」が登場するタイプのゲームなので,覚えゲーの要素も強いですね。特にボス戦はかなり「初見殺し」な感じ。画面サイズが4:3で解像度も低いため,自機の移動範囲が想像以上に狭い事が難しさに拍車をかけています。死なずにプレイすると難易度が上昇していくシステムのようなので,故意に死んで難易度をコントロールしてみるのも良いかもしれません。
タイトルに「高速」と付けるほど展開が速くないのはご愛嬌ってところでしょうか(笑)。
無理に訳さず「FAST STRIKER」というタイトルのままで発売した方がイメージが良かったですよね。
以前プレイしていた「DUX」は,覚えゲーすぎて挫折してしまいましたが,「高速ストライカー」はそれなりに楽しめてます。洋ゲー特有の「理不尽さ」が少なくて,かなり日本のゲームっぽいところが気に入ってます。メニュー画面が少々ごちゃごちゃしてますが(笑)操作自体はシンプル。最近のゲームは余計な演出が多すぎますよね。オープニングやエンディングを無駄に凝ったりせず,もっと安い価格で良質のゲームを出して欲しいですね。
◇ HKT-7701「ドリームキャスト・コントローラ」
Dreamcast / 2012年08月06日
約2年半ぶりのドリームキャストネタ。強化施策第5弾です。
ハードの稼働率は結構高かったハズなのですが,blogには全然載せてませんでした(笑)。最後に関連記事を書いたのが2009年12月。ちょうど「PSP go」が発売された頃だったので,DC関係のネタはすっかり失速しちゃった感じです。うちのドリームキャストは生産終了直前の2001年1月頃に購入したもの。本体の上部カバーを「黒」のものに交換してあり,専用モデムも「56kbps」のものに差し替えてあります。友人宅に貸し出していた関係で数年間手元になかった期間(2007年~2009年)がありましたが,その後無事帰還を果たしました。現在は,DC本体+ブロードバンドアダプタ+S端子ケーブルの構成で使用しています。
ずっと課題だったのが「コントローラ」の老朽化。購入当時のコントローラなので,焼けと汚れが多くヘタりも気になっていました。純正の白いパッドでそれなりに美品・・・となると地元では殆ど手に入らないので,秋葉原に出向いた際に探したりもしましたが,モノが結構大きいため買うのを後回しにしちゃう事が多く,ずっと交換できずにいました。しかし,先日「XE-1PRO HE」を購入した際,同じ店で箱入りの「ドリームキャストコントローラ」を発見。値札には「美品」の文字。迷わず購入しました。箱を開けてみたら・・・入っていたのはほぼ新品のコントローラ。デッドストック品かしら?? とりあえずラッキーです。ちなみに値段は600円でした。
コントローラ本体の白さとボタンの感触が全然違います。
綺麗過ぎるので勿体無くて使えないよ。(≧∇≦)
◇ RUSH RUSH RALLY RACING
Dreamcast / 2009年12月17日
またまたドリームキャストの新作ソフト(海外)をゲット。
ハードの生産は既に終わっているにも関わらず,未だにソフトがリリースされ続ける「ドリームキャスト」は本当に凄いです(笑)。今回入手したのは「RUSH RUSH RALLY RACING」というレースゲーム。なんと「2Dトップビュー」スタイルという「時代を逆行」したようなゲームです。また,自車を中心に「コースが回転」するのではなく,コースに合わせて「自車の進行方向が変わる」システムを採用しており,操作系は必然的に「ラジコン操作」。これはかなり難しそうです・・・。
デモ画面やオープニングムービーはトゥーンタッチな絵柄ですが,ゲームは比較的シリアスな印象。もちろん難易度も例外なくシリアスで,最初のステージから敵車はかなり速いです。基本的に「コースアウトしない」ように走らないとトップにはなれません。一応,コーナー突入前に曲がる方向をガイド表示で「予告」してはくれるのですが,ガイドが出てから曲がろうとしたのでは遅い場合がほとんど。要はコースを覚えないと一切勝ち目のないゲーム・・・って言う事ですね。スピードも結構速いので,慣れるまではかなりかかりそうです。
パッケージに「牛」と「UFO」が描かれているのが気になっていたのですが,最初のコースの中盤あたりに何故か「牛」が配置されています。2周目に通過したら「血まみれで死んで」いました。これは「キャトルミューティレーション」ネタか!・・・と一瞬思いましたが,単に「轢き殺せる」だけの様子(爆)。もしやと思い,ホームストレートで観戦している「観客」に突っ込んでみたら,全員悲鳴を上げて「血まみれ」に・・・。この演出は必要だったんですかね(笑)。
ゲームは単純ですが,「Goals」という Xbox360でいうところの「実績解除」のシステムが実装されていたり,ゲーム中で使用されるムービーを ゲームの進行状況に合わせてコレクションできたりと,ゲームシステム面ではかなり工夫が成されています。ちょっと難しい点を除けば十分楽しめるゲームだと思いますが,唯一残念だったのは「メモリーカード 4X」に対応していないこと。
標準のビジュアルメモリを使えば済む事ですが,
電池切れの警告音がうるさいので,できれば使いたくないんですよね。
◇ STURMWIND
Dreamcast / 2013年05月08日
「STURMWIND」は,redspotgamesより発売されている横スクロールシューティングゲーム。約1年ぶりに発表されたドリームキャスト向けの新作になります。洋モノですが国内仕様のドリキャス本体で問題なくプレイ可能。ただし「MIL-CD」に対応した本体が必要となる点は注意が必要です。ゲーム内容は,R-TYPEとサンダーフォースを掛け合わせた感じ。3種類の武器を切り替え可能なメインショットと波動砲(ため撃ち)を駆使しつつ,機械なのか生物なのか解らない敵群と戦います。背景は美麗な3Dグラフィックで描かれており,もの凄く派手な演出が仕込まれています。メガCD版の「シルフィード」のように,ゲーム進行に合わせてムービーを再生しているものと思われますが,あまりにも緻密に書き込まれているので,衝突判定のあるオブジェクトと背景の区別が付けづらくなっているのが少々残念なところ。
操作系は,Aボタンでメインショット,Xボタンでため撃ち,Yボタンでパワーアップ時に装備されるオプション(?)のフォーメーションを変更できます。Bボタンはボムです。トリガーについては,右で武器セレクト。左で前方ショットと後方ショットの切り替えです。武器のパワーアップやボムの補充は,ゲーム中に登場するアイテムを獲得する事で行います。自機が被弾すると「使用中の武器」を失い,自動的に別の武器に切り替わりますが,すぐには自機が撃破されません。被弾した時点で「武器をすべて失ってしまった」場合に自機が撃破され,残機が消費されます。つまり,保持している武器数が「ライフ」の替わりになっている,という事です。
武器アイテムは結構な数が出てくるので,被弾後のリカバリーは比較的楽なのですが,とにかく「背景」が見辛く,激突判定のあるオブジェクトをしっかり覚えていないと,知らないうちにダメージを食らいます。また,敵の出現パターンもかなり厳しく,ワープしてくる敵が「自機と同じ場所」に出てくるような嫌らしい動きはざらにあります。自分たちがゲーセンでプレイしていた「理不尽に難しいゲーム」ってこんなだったよな・・・。と,当時を思い出させてくれるゲームですね(笑)。ボスは完全に「初見殺し」なので,パターンを覚えていないと攻略は難しいと思います。
今だからいろいろ言いますが,当時このクオリティのゲームが出せていれば,ドリキャスはもっと「延命」できていたでしょうね。洋ゲーとはいえ,シューティングゲームとしてはかなり遊べるレベルなので,現役ドリキャスユーザーにはお薦めです。いまだに新作がリリースされるのは嬉しい限り。「新しいゲーム」をプレイするのはやっぱ楽しいですよ。
◇ デイトナUSA 2001
Dreamcast / 2013年04月24日
まだプレイした事がなかったドリームキャスト版「デイトナUSA 2001」をゲット。
サターン版が個人的にあまり楽しめなかった事もあり,当時は全く食指が伸びませんでした。「デイトナUSA」というゲームは「筐体ありき」のゲームだと(今でも)思っているので,激重ステアリング+4速マニュアルシフトが装備されたアーケード筐体がないと,楽しさが大幅にスポイルされる感じがします。それは最新版の「デイトナUSA HD」でも同じ事。アーケード版と比較的近い操作が実現されてはいますが,パッドで遊ぶ以上,操作性に満足する事は無いかもしれません。デイトナUSAの移植はそんなもんだ・・・と割り切って考えると,この「デイトナUSA 2001」というソフトは,アーケード移植版としてかなり頑張っている部類です。動きもスムースで映像も綺麗。素直に購入していれば,間違いなく大ハマリしていたと思います。
鬼門はやはり操作性。ドリキャスパッドのアナログスティックの特性だと思いますが,バネの反発が強めで微妙な操作がちょっと難しい感じです。ちょうど良いところで上手く「止められない」のがツライですね。「デイトナUSA 2001」の場合,アナログスティックのキャリブレーションが可能なので,ある程度は解決が可能・・・と思いきや,この設定もまた微妙に難しい(笑)。デフォルト設定では,ちょっとでもステアリングを切り過ぎると,あっという間に車体がスキッド状態になってしまうので,これを落ち着かせる方向にセッティングしないとゲームになりません。試行錯誤を繰り返して,なんとか「HD」に近いところまでは持ってきました。
設定はこんな感じ。
これでもまだ油断すると車体が暴れます。「HD」と比較すると操作の安定度が段違い・・・。ドリキャスパッドの限界でしょうかね。とりあえず中級コースを完走(4周)できたのでセッティングはフィックスしました。ステアリングコントローラ等での操作を前提にバランスをとっているのかもしれませんが,多くのユーザーはパッドでプレイするのが普通だと思われますし,パッドを優先にバランスを取るべきじゃないかと。
まあ・・・昔のゲームに注文を付けても仕方がないですが(笑)。
◇ SPIRIT OF SPEED 1937
Dreamcast / 2014年12月23日
「SPIRIT OF SPEED 1937」は,2001年4月に株式会社アクレイムジャパンより発売されたレースゲーム。メルセデス154や,アルファロメオ12C,ブガッティ35Bなど,1930年代のサーキットシーンで活躍したクラシックレースカーを操作し,当時のレイアウトを再現した各国のサーキットを疾走できるという,非常にマニアックなゲームであります。車両のセッティングなどといった細かい設定項目は存在せず,ただひたすらレースを戦うのみ(笑)。レースモードは,クイックレース,シングルレース,シナリオレース,チャンピオンシップの4モード存在します。シナリオレースのみ,あらかじめ決まったシナリオに沿ったレースが展開する「キャンペーンモード」的な内容ですが,それ以外は普通のレースゲームと同じような内容になっています。もともとはPC向けの洋ゲーがベースのようですが・・・当時のドリキャス向けゲームとしては,内容が渋すぎる感じがします。
とにかく色々とシビア。クラシックカーなので車の限界が低い,という意味なのでしょうが,コーナーでの操作が粗いと簡単にスピンします。ドリキャスコントローラのアナログスティックでプレイすると緊張感抜群です。加えて言えば,燃料残量,車体ダメージなどが存在し,ガス欠やダメージ蓄積によるリタイアが発生する可能性もあります。当然ながらピットインによる燃料補給,車体修復が可能となっています。さらに言えば,敵車がレベルが結構高く設定されていて,初見でぶっちぎりできるほど甘くはありません。難易度設定がイージーでも選択したコースによっては,なかなかトップに追いつけないままレースが終了する・・・といった事が多発します。慣れるまではシングルレースでオーバルコース(楕円形の周回コース)を選んでプレイするのが良いと思います。
コクピット視点に切り替えて爆走するのが妙に気持ちいいゲーム。
敵車も勝手にミスって事故ったりするリアルさがあるので,個人的にはかなり楽しめています。
グラフィックは粗めですが操作性は思ったより悪くはありません。(≧∇≦)
余談ですが・・・このゲーム,当時はあまり売れなかったみたいですね。嘘か本当かは判りませんが「ドリームキャストは世界いちいいい!―ドリームキャストソフト完全カタログ」という本に掲載されている「2001年8月までに発売されたドリームキャスト全ソフトの販売本数データ」によれば,今回の「SPIRIT OF SPEED 1937」は累計僅か「87本」しか売れていない事になっているのだとか。こんなことまでわかるものなんですかね?? いずれにせよ本当だとしたら・・・凄いリザルトですよね。
◇ L.O.L ~LACK OF LOVE~
Dreamcast / 2018年01月25日
ドリームキャストであれこれやっている割には,実は持っているソフトがかなり少なかったりします。本体購入はしたものの,リアルタイムで遊んだソフトは6本(スペースチャンネル5,クレイジータクシー,ソウルキャリバー,シェンムー,首都高バトル,UNDER DEFEAT)のみ。2009年頃,秋葉原で海外オリジナルのドリキャス新作ソフトが売られているのを知り,それにハマり始めてから中古のソフトをあらためて数本購入しましたが,それでも現在持っているソフトは,海外モノを除いて僅か15本しかありません。レアなものは「BORDER DOWN」くらいしか持っていませんでしたが,昨年くらいに「L.O.L」という若干高めのソフトを入手しました。アメーバー(?)みたいな謎の生物が主人公のロールプレイングゲームのようです。パッケージの裏に「ロープレ」と書いてあるのでおそらくRPG。この書き方で良いんでしょうかね(笑)。
予備知識が何もなく,マニュアルを読んでもほとんど情報がないので,遊び方もよく解りません。主人公を操作すると,ペタペタ・・・といった感じで移動します。他の生き物を見つけては,Aボタンで攻撃(?)を仕掛けて,でかいヤツに殴り負けてゲームオーバー・・・ってのを繰り返すのみで一向に進展がなく,購入以降ずっと棚の中で眠っていました。で,先日になって,ドリームキャストのRGB→HDMI接続のテストをしようと,久々に起動をしたのですが,21pinRGB出力非対応とされているタイトルのはずなのに,ドリームキャスト→KARAT DC用RGBケーブル→RGB21pin音声反転中継ケーブル→FRAMEMEISTER→HDMIケーブル→液晶テレビという接続でもちゃんとプレイできていますよ!?一応,オープニングデモからゲーム序盤(自分と同形の生物が儀式で進化してマップ外へ出ていくあたりまで)をプレイしましたが,映像や音が途切れることはありませんでした。映らないと思っていたのでさすがに自分も意外でした。
ゲームとしては・・・世界にいる様々な生物たちとコミュニケーションを取って「仲良く」なって,コスモボールというアイテムを貰って,なんだか儀式っぽいことをやって,自分が進化していくゲーム・・・といった感じのようです(笑)。仲良くなれる条件は生物ごとに異なるのだとか。動くヤツに殴りかかってはダメなゲームだったんですね。
独特のCG世界がなかなか面白いゲーム。実はBGM担当が坂本龍一だったりします。
これは買っておいて正解だったかな。(`・ω・´)
NEO XYX(ネオザイクス)
◇ Dreamcast / 2014年03月27日
数年に1回のペースでリリースされ続けているドリームキャストの新作ゲーム。「AnimeJapan2014」への遠征ついでにまたまた1本買ってきました。「NG:DEV.TEAM」の新作「NEO XYX(ネオザイクス)」であります。以前「高速ストライカー」をリリースしたチームですね。このゲーム。パッケージこそ洋ゲーですが,デモ画面やステージ切替時の演出はあきらかに「東亜プラン」。グラフィックも音楽も90年代の日本のメーカーが本当にやりそうな感じに仕上がっています。ゲーシステムの方も当時のシューティングらしくショット+ボムのスタンダードなものを採用していて,洋ゲーとしてはなかなか「異質」なゲームになっています。
話のタネには最適な「NEO XYX」ですが,このゲーム,難易度がかなり高いので要注意。全ての敵が,徹底的に嫌な角度,嫌なタイミングで弾を撃ってくる感じなのです。それこそ日本製のゲームのつもりでプレイすると,あっというまに敵弾に追い詰められます。自分はドリキャスパッドの十字ボタンがめちゃめちゃ苦手なので,パッドに振り回されている感は確かにあるのですが,それを差し引いても・・・難しいです。よっぽど弾避けが上手くないとクリアできませんよこんなの。何度かプレイして1面は無傷で抜けられるようになりましたが,2面の中ボスを無傷で倒せる気がしません。鬼畜ゲームの攻略が好きな人にはお薦めです。鬼畜って意味では・・・「DUX」には敵いませんけどね(笑)。
ちなみに,ゲームの難易度は一切変更する事ができません。完全に「玄人」向けなので,間違って買っちゃわないように気をつけましょう。ゲーム自体の出来はかなり良いので,この難易度の高さが逆に残念。せめて難易度変更ができれば弾避けスキルがなくても楽しめるのですが。国内ではこのタイプのシューティングゲームの新作はほぼ望めない状況なので,存在自体はかなり貴重だと思います。
NEOGEO版もあるらしく,秋葉原某所で実際にプレイ可能なのだとか。
う~む。「NG:DEV.TEAM」恐るべし。
◆ 書籍
◇ ドリームキャスト コンプリート ガイドブック
Dreamcast / 2018年12月07日
三才ブックスより出版されている「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」をゲット。
好んでセガ関連のレトロゲームを集めたりしていますが,何故か一番新しいはずの「ドリームキャスト」のラインナップが非常に弱かったりするので,ちょっと勉強をする意味で購入しました。セガのゲーム機の中でも一番の「短命」であったドリームキャスト。我が家でも「シェンムー」以外ではほとんど稼動しておらず,2006年に「UNDER DEFEAT」が発売されたあたりで倉庫から引っ張り出して復活。以降,海外モノの新作ゲームを楽しみながら,ゆっくりと実機環境を整えてきました。ここ数年でHDMI接続環境も整備できたので,ソフトウェアのラインアップも強化したいと思ったのですが,メガドラやサターンと違って,どんなソフトがあったのかあまり知らなかったりするのです(笑)。
掲載されている総ソフト本数は500本。短命と言われる割にはソフトの本数は出ているんですね。2001年にハード事業撤退となった訳ですが,以降もソフトは発売され続け,国内では最終的に2007年3月まで発売が継続されました。後半の方のラインナップはギャルゲーだらけで今更中古品を購入しようとは思えないタイトルばかり。やはり晩年に集中して発売されたシューティングゲーム関係を中心に収集するのが無難そうですね。実は,2009年以降もセガ非公式の海外版ソフトが開発され続けていて,2009年「DUX」,2012年「FAST STRAIKER」,2013年「STURM WIND」,2014年「NEO XYX」とシューティングゲームばかり出ていました。このあたりは「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」には載っていません。非公式は除外・・・ということなんでしょうね。
個人的には非公式ソフトのレビュー記事も読みたかったところです。
ちょっとだけ残念。(´・ω・`)
本書の後半ページに掲載されている「本体・周辺機器」のセクションが個人的には楽しくてお薦め。本体やコントローラー,ビジュアルメモリのバリエーションが大量に掲載されている他,その他の周辺機器についてもマイナーなものまでしっかり掲載。さらに未発売の周辺機器情報まで掲載されています。ちょっと気になった点としては・・・ドリームキャストには標準で「32Kbps モデム」が装備されていますが,アップグレード版として「56Kbps モデム」が流通していたように思うのです。これもやはり非公式パーツなので掲載なしという事なんでしょうかね。「56Kbps モデム」自体はいまだに手元にあるので,売っていたのは間違いないです。
MC68000 Maniacs!
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