Xperia 1だけの特権! 映画みたいな動画を撮れるCinema Proを使ってみよう!
ASCII.jp
2019/08/25 12:00
映画だって撮れる
そう、Xperiaならね!
Xperia 1にプリインストールされているCinema Proは、映画業界でも使われているソニーのシネマ用デジタルビデオカメラ「CineAlta」開発チーム監修と、気合いの入ったアプリだ。操作感や画作りは業務用的なのだが、少し操作や仕様を覚えるだけでシネマ風な動画を作成することができる。今回は、Cinema Proの使い方をチェックしていこう。
Cinema Pro。デザインや基調カラーもCineAltaカメラの操作画面がベースとなっている
よくある動画撮影用アプリとは異なり、プロジェクトを作成してから撮影になる。プロジェクトでは、解像度やフレームレート、Lookを決定するが、これらはそのプロジェクト内で固定されるため、途中変更はできない。なかでも重要なのはLook。色合いや明るさのプリセット的なもので、全9種類が用意されており、そのまま作成する映像の雰囲気に直結する。いずれもシネマ的なもので、プリセットとしては優秀。日常風景もシネマのワンシーンっぽく仕上げやすい。そのため、まずはLookの雰囲気を確認しておこう。
「VENICE CS」CineAltaカメラ VENICEに採用されているもの。スキントーンがよく、人物中心ならまずはこれから
「Opaque/BU60YE60」彩度の高い青と黄色が特徴。青空の下や白の多い室内で試してみよう
「Bright/BU20YE60」気持ち彩度強めの青、彩度の高い黄がベース。自然な雰囲気になりやすく、迷ったときに選んでみよう
「Warm/YE80」セピア調なのだが、それとは違う独特の暖かさのある画になる
「Strong/BU100」コントラストが強く、青みが増す。サイバーな雰囲気にしやすく、トンネルや通路でまずは試してみよう
「Cool/BU60」ほどよく青く、晴天下だと映画っぽさがわかりやすいし、街中にも向く
「Soft/YE60」彩度が低く、トーンも硬め。堅い印象が増すのだが、オブジェクトの撮影にもよく意外と出番がある
「Soft Monochrome」いわゆる白黒。階調がしっとりとしている。ただの白黒と思わずにチェックしてみよう
「N/A」とくに補正をかけない。通常モード、ノーマルという認識でいい
ASCII.jp
なぜ国内版「Xpeira 1」のストレージは半分になってしまったのか
NewsInsight
2019年05月27日 17:23
携帯電話大手3社から夏のスマートフォン新モデルが次々と発表されたが、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」に、ファンから落胆の声が上がっているようだ。それはストレージ容量が海外版の最大128GBではなく、64GBに抑えられてしまったため。そこには販売価格を巡る、メーカーや携帯電話会社の苦悩があるといえそうだ。
値引きが難しい状況下で価格を下げる苦肉の策
大型連休が終わると、携帯電話業界は夏商戦に向けたスマートフォン新製品が次々と発表されるシーズンに入る。今年もその例にもれず、大手メーカーを中心として各社からスマートフォン新製品が次々と発表されている。
だが各社の新製品発表直後、ちょっとした話題となったのが、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」に関してである。Xperia 1は映画が見やすい21:9比率の4K有機ELディスプレイを搭載した同社のフラッグシップモデルで、携帯キャリア大手3社から発売される予定だが、話題となった理由はストレージ容量にある。
Xperia 1のストレージ容量は、グローバルで見ると最上位モデルで128GBだ。だが国内に投入されたXperia 1は、ストレージ容量がその半分となる64GBのモデルのみであった。それゆえ最上位モデルの登場を期待していたファンから、落胆の声が多く上がったのである。
大幅なリニューアルをはかったことで注目されていた「Xperia 1」だが、海外版と比べストレージ容量が減らされていたことに落胆の声を上げるファンが多かったようだ
ではなぜ、Xperia 1のストレージ容量は減ってしまったのだろうか。その理由は国内市場向けの販売価格にあると考えられる。例としてNTTドコモ版のXperia 1の価格を見ると、ドコモオンラインショップで10万3,032円となっている。かなりの高額であるというだけでなく、それより高い機種は、東京五輪限定機種モデルの「Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L」(11万4,696円)しかない状況のようだ。もしXpeira 1をグローバル版そのままのスペックで投入した場合、もっと高額な販売価格になってしまったはずだ。
しかもこの夏は、NTTドコモが通信料金と端末代を分離した新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の投入を発表するなど、携帯電話会社が従来のように、通信料金を原資としてスマートフォンの価格を大幅に値引くことが困難になっている。そうした状況下で端末価格が高騰し過ぎると、販売が大きく落ち込んでしまうことから、スペックを下げたモデルを投入して価格を下げるという判断に至ったのだろう。
なぜストレージ容量の少ないモデルを選んだのかというと、ユーザーに与える影響が最も少ないためと考えられる。
チップセットやRAMのスペックを下げるとパフォーマンスに大きな影響が出てしまうが、Xperia 1はmicroSDスロットを備えており、最大で512GBのストレージを追加できることから、そちらでカバーできると判断したのだろう。
なぜ国内版「Xpeira 1」のストレージは半分になってしまったのか 2/2
海外より安い「P30 Pro」の狙い
もっとも、市場動向や企業戦略などによって端末価格を下げたり、スペックを落とした割安なモデルを投入したりするケースはこれまでにもよく見られたものだ。今回の夏モデルでいうと、ある意味NTTドコモが販売予定のファーウェイ製フラッグシップモデル「P30 Pro」も、そうした戦略を感じさせる内容となっている。
NTTドコモから販売予定の「P30 Pro」。海外版にはないFeliCaにも対応させながら、9万円以下というコストパフォーマンスの高さで話題となった
P30 ProはRAMとストレージの容量によって価格が異なり、最上位モデルはRAMが8GB、ストレージが512GBで、海外での価格は1249ユーロ(約15.3万円)とかなりの高額だ。だが日本に投入されたのは、RAMが6GB、ストレージが128GBの最も安価なモデルであり、価格もドコモオンラインショップで8万9,424円。SIMフリー版として発表された下位モデルの「P30」が7万7,880円であることを考えると、日本でのP30 Proがいかにお得な価格設定となっているかが分かる。
2019年3月にパリで実施されたP30シリーズの発表会より。P30 Proは国内向けよりスペックが高いRAMが8GBのモデルを中心にアピールしており、その価格も999ユーロ(約12.2万円)からと高額だ
ファーウェイがP30 Proをスペック重視ではなく、安価重視で投入してきたのには、やはりP30 Proの販売数を拡大したい狙いが強いといえる。ファーウェイはSIMフリー市場ではトップシェアを誇るが、それより規模が大きいキャリア大手3社向けの市場に関しては、2018年に再進出を果たしたばかりのため、認知度が低く存在感がまだ薄い。そこで新機種を割安に設定することで、携帯大手からの販売を一気に拡大し、市場での存在感を高めたかったのだろう。
もっともファーウェイは今、日本でのP30 Proの発表直後に米国からの制裁を受けたことで、P30 Proの予約が中止されるなど今後の販売が不透明になるという、別の問題を抱えてしまっている。だがそうした制裁の影響がなければ、コストパフォーマンスの高さによって、NTTドコモでの販売を大きく伸ばしていた可能性も十分考えられただろう。
国内では、スペックよりも価格を重視する消費者が多いという現状があるだけに、今後も各社の戦略によって、スペック重視のユーザーが不満を抱くケースが出てくる可能性は高い。だがあまりにも価格重視でスペックを下げ過ぎてしまうと、今度はスペック重視の消費者から多くの批判を集めて、製品そのものの評判が落ち、それが売り上げに響いてしまう可能性も出てきてしまう。メーカーやキャリア会社にとって今は、そのさじ加減が非常に悩ましい所なのかもしれない。
BLOGOS
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