2021年5月20日木曜日

[広告] YouTubeですべての動画に広告が入るようになる

[広告] YouTubeですべての動画に広告が入るようになる
諌山裕
2021年05月20日 15:56
YouTuberは広告を掲載することで収益を上げてきた。
動画に広告が入ることが、YouTuberの証でもあったわけだ。
それが変わるという。
YouTubeで「収益化していない動画」でも広告が出るように 
6月1日からの規約変更で / ねとらぼ
YouTubeが利用規約を変更すると発表しました。
これにより収益化していない動画にも広告が出るようになります。日本での適用は2021年6月1日から。
YouTubeは、YouTubeパートナープログラムに参加していないチャンネル、または収益化に関する契約を締結していないチャンネルを対象として、広告の掲載を徐々に開始します。この広告によるクリエイターへの収益分配は発生しません。
これまでは広告掲載のための要件があり、それをクリアした人がYouTuberと名乗ることができた。見る方は広告がウザイと思うが、広告が入っているということは、そのチャンネルは収益を上げていると認識できた。
収益化に関係なく広告が入るようになったら、どのチャンネルがYouTuberなのかわからなくなるね。広告が入るのが、ひとつのステータスにもなっていたように思うから、YouTuberとしては残念なのではないかな?
逆に、収益化していないチャンネルは、広告が入らないことがささやかな利点と考えていたのに、それが覆されるのは不満だろうね。
しかも、広告は無理矢理入れられるのに、収益分配はなしでは理不尽な気がする。
昔はパートナープログラムの最低条件がなくて、弱小チャンネルでもクリエイターの配分はわずかながらも発生していた。
すべての動画に広告を入れるのなら、昔の条件に戻してもいいのでは?
私のブログや管理するサイトには、Google AdSenseの広告を入れているが、アクセス数は少なくても毎月のサーバー代をまかなえる程度の収益にはなっている。
数千円程度でも、バカにならないんだよね。
Google傘下のYouTubeなのだから、AdSenseと同じような扱いにして欲しいと思う。
    
BLOGOS
https://blogos.com/article/577398/
   
   
   
   
   









YouTuberバブルはいつまで続くか?
諌山裕
2020年08月05日 14:52
ユーチューバー(YouTuber)といわれる人たちは、YouTubeで稼げている人たち。
YouTubeに動画をアップするだけではYouTuberとはいわない。そこは昔とは変わったところ。
というのも、昔はチャンネル登録者数の数に関係なく、広告掲載が可能だったので、人気チャンネルでなくても、雀の涙程度の収益は出せていた。
しかし、その後、規約が変更され、広告掲載が可能となる基準が設けられた。
チャンネル登録者が 1,000 人以上、かつ過去 12 か月間において総再生時間が 4,000 時間以上必要
この最低条件を満たさないと広告は掲載されず、収益化はできない。
これからYouTubeを始めようとする無名の一般人には、かなりハードルが高い。知名度で有利な芸能人が参戦するのは、易々とこのハードルをクリアできてしまうからだ。
小学生のなりたい職業ランキング1位となったのは、「YouTuberなどのネット配信者」だそうだ。
「YouTuberになりたい」と言われたら… 動画制作、リスクも学習効果も 保護者はどうする|学習と健康・成長|朝日新聞EduA
子どもが何かを「やりたい」と言ったら、応援してあげたいのが保護者心理ですよね。でも、「YouTuberになりたい」という夢はどう応援していいか分からないし、リスクも心配になるでしょう。
だから、保護者のみなさまには、子どもと一緒にYouTuberについて学んでいただきたいです。頭ごなしに「ダメ」と言うのではなく、どんなスキルが必要で、どんなリスクが伴うのかを一度話し合ってみてください。
YouTuberって、そんなに魅力的なのかね?
ある意味、ネットの芸能人的な扱いだから、人気者になりたいという意識なのかもしれない。
収益化の最低条件を満たし、広告が掲載できるようになっても、その単価はかなり低いので、相当な再生回数にならないと、まとまった収益にはならない。その単価はどのくらいなのかというと、公式には発表されていないので、諸説あるが……
(A)1再生数につき0.05円~0.1円
(B)1再生数につき0.3円〜2円
……といった情報が出ている。
チャンネルの人気度によっても格差があるようで、2つの説を合わせて考えれば、
最低条件クリア程度では、0.05円
超人気チャンネルになると、2円
という見かたができる。
この単価に、月間の再生回数を掛ければ、毎月の収益を概算できる。
つまり、人気が出れば出るほど収益は上がるが、人気がなければたいした収益にはならないということ。
0.05円で1万回再生されても、500円にしかならないからね。この程度では稼いでいることにはならない。
現在は、YouTuberバブルともいえる状況だ。
しかし、新型コロナ問題で、広告の出稿量は激減して、その影響はYouTuberの収益にも影響していて、増収にはなっているものの微増にとどまっている。
また、広告主側から掲載するチャンネルを限定する動きもある。さらに、視聴者をイライラさせる広告の掲載方法も問題視されている。たとえば、スマホの小さな画面では、広告は掲載しないというようなこと。内容がいかがわしい広告は以前から問題になっていたが、それらの規制も厳しくなっているようだ。
広告収益モデルは、好景気のときは広告を出す企業も多くなり、収益拡大が見込めるが、景気が後退すると収益が減る。その落差が大きいため、広告だけでは安定的な収益は望めない。
そこで定額制(サブスクリプション)を導入する。一定数の会員がいれば、収益の基盤として安定収益を得られる。YouTubeも導入している。
アプリケーションを提供してきた企業も、いまではサブスクが主流。昔は1本いくらで売りきりだったアプリだが、現在では年間契約のサブスクで、継続的にお金を取れる仕組みになった。
YouTubeを見るとき、広告はスキップできるものはスキップするのが通例だろう。つまり、広告をちゃんと見る人は少ないにもかかわらず、広告主は広告料を払っているわけだ。出稿する側からすると理不尽な話。
今後の展開としては、広告をスキップできないようにするか、サブスクだけになるか、あるいは両方の方向ではないかと予想する。TVCMのように、広告はスキップできず、広告を表示させたくないならサブスクに入る……という展開。
サブスクが主流になると、YouTuberへの分配額は減ると思われる。
音楽のサブスクなんかでも、かなり激安の価格設定だから、ミュージシャンへの分配は少なくなっているという。配信サイトによって価格設定は違うものの、おおざっぱにいって1曲の1再生で、約0.1円くらいらしい。YouTubeの安い方の単価といい勝負。
0.1円だと、100万回再生で、10万円になるが、これだけでは食べていくのは辛い。
そもそも100万回再生までいく動画は数少ない。
YouTubeがサブスク主体になると、稼げないYouTuberが増えてくる。
YouTuberバブルの崩壊だ。
YouTubeが営利企業である以上、儲かる方向に行くのは当然のこと。最低条件を設定したのも、収益を分配するYouTuberの人数を減らすためだ。広告の出稿が減少していくとしたら、次はサブスクに軸足を移していくだろう。そうなると、最低条件を引き上げたり、サブスクの分配単価を下げるなどの対処をしても不思議はない。
YouTuberバブルは、あと5年くらいかな、と予想する。
いまの子供たちが大人になるころには、YouTuberは稼げる職業ではなくなっているかもよ。
    
BLOGOS
https://blogos.com/article/504603/
   
   
   
   
   
   
   
   



   

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