2021年5月4日火曜日

[SNS] 「mixi」と「HUB」意外な業務提携

[SNS] 「mixi」と「HUB」意外な業務提携
「mixi」と「HUB」意外な業務提携、共通目的は「出会い系」!?
SmartFLASH
2021年03月24日 16:00 (配信日時 03月24日 16:00)
”出会える街”として知られる東京・銀座コリドー街のHUBは、3月23日現在休業中だ
3月22日、SNS「mixi」や大ヒットゲームアプリ『モンスターストライク』などを運営するミクシィと、英国風パブ「HUB」を展開するハブが業務提携契約を締結したと発表した。ミクシィは、上場企業向けファンド「TechGrowthCapital」を通じ、ハブに対して15億5000万円の増資を引き受ける予定で、ミクシィはハブの筆頭株主になる予定だという。
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「1980年、ダイエーの創業者である故・中内功氏が設立したハブは、ダイエーの経営破綻の影響などで、何度かの親会社の変遷があったものの、2006年に大証ヘラクレスに上場しました(2017年から東京証券取引所に市場変更)。現在はファミリーレストラン『ロイヤルホスト』や、ホテルの『リッチモンドホテル』を運営するロイヤルホールディングスの傘下です」(経済ジャーナリスト)。
ミクシィの発表資料によると、「株式会社ハブが提供するオフラインの場でのコミュニケーションと当社が提供するオンラインのコミュニケーションサービスとを掛け合わせることでシナジーを創出し」とある。一見、まったく接点がないように見える2社に、どんな「シナジー」があるというのだろう。
「ミクシィが事業化している競輪の車券をHUBの店頭で販売したり、前出の『モンスト』など、協力型RPGの関連イベントに店舗を活用することなどが挙げられていますが……、本当の目的は、ミクシィの“出会い系”への再挑戦ではないでしょうか」と予測するのは、ITジャーナリストの井上トシユキ氏だ。
「mixiでは、交際を目的としたコミュニティは禁止されていますが、2012年に、当時は上場前だったLINEからマッチングサービス『YYC』の譲渡を受けるなど、“出会い系ビジネス”への進出を何度か試みています。スポーツバーとしても人気で、集客力が高いHUBは、単体での来客が多いこともあって、一部では“出会いの場”としても知られていますからね」(同前)
出会い系に詳しいあるライターも、HUBを取材先として活用していたという。
「外国人客が多く来店するので、外国人目当ての日本人女性で賑わっている店舗もありました。ナンパ前提の飲食店は少ないうえにハードルが高いですし、人気の“相席居酒屋”系はグループ入店が基本。HUBは大手チェーンで、女性一人客でも安心して飲めますから」
コロナ禍を受け、業績が悪化したハブの親会社のロイヤルホールディングスが、傘下の企業の再編に着手したことで、今回の事業提携が一気に進んだようだ。前出の井上氏が語る。
「私は、ミクシィはなかなかいい買い物をしたと思っています。“出会い系”はマッチングサービスのひとつですが、そもそも、Uber Eatsなどのデリバリーサービスも、店と消費者との“マッチングサービス”と言えますよね。少子化対策が国の重要政策になっているので、マッチング事業は将来的には公共事業化する可能性もありますから」
今後、”出会い系”のサービスを新たに始める予定があるのかミクシィに問い合わせると、「いわゆるマッチングアプリのようなサービスを新たに開始する予定はございません。なお『YYC』についても、運営企業を2018年に他社に譲渡しており、現在当社グループで運営しているものではございません」(広報担当者)と回答。ハブも、「具体的な計画はございません」(広報担当者)との回答だった。
オンラインで知り合ったあと店舗で対面できるサービスなど、需要がかなりありそうだが……。
    
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ミクシィがPUB経営のハブに約15.5億円出資=持分法適用会社に
東京商工リサーチ(TSR)
2021年03月22日 16:53
(株)ミクシィ(TSR企業コード: 294092218、東証1部)は3月22日、英国風PUBを運営する(株)ハブ(TSR企業コード:294236058、東証1部)に出資すると発表した。ミクシィが出資する有限責任事業組合が約10億円でハブの第三者割当増資を引受け、ロイヤルホールディングス(株)(TSR企業コード:870061011、東証1部)が保有しているハブの一部株式も譲受ける。ミクシィが総額15億5000万円を出資し、ハブを持分法適用会社にする。
ハブは、英国風のPUBなどを約100店舗展開。2019年にはラグビーW杯効果で好業績をあげていた。しかし、2020年に入ると新型コロナの影響で店舗の休業や時短営業が響き、2021年2月期(連結)の業績予想は売上高が38億2000万円(前年120億5200万円)、最終利益27億6000万円の赤字(同4億7000万円の黒字)で、苦戦が続いていた。
ミクシィの発表資料によると、ハブと共同して行う新業態の投資や企画、開発などを行っていくという。第三者割当増資の引受日は今年4月14日を予定している。
    
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