2021年5月10日月曜日

[ソフト][Mac] Aqua Zone ~熱帯魚スクリーンセーバ

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[ソフト][Mac] Aqua Zone  
伊集院光: SWITCH版で『ポケモンスナップ』が復活した
■『ポケモンスナップ』
ポケモンスナップの話。
あの『ポケモンスナップ』がNintendoSWITCHで復活しました。新しいポケモンスナップはオイラも待ちに待ってて。。。何十年振りの復活かな.....ポケモンスナップが登場したのはNintendo64時代だから,もう20年以上経っているんじゃないかな?
『ポケモンスナップ』はポケモンのゲームで,ポケモンのカワイイい写真を撮ろうっていうゲーム。当時もうこれが大好きで。どういう説明したらいいかな....ディズニーランド的な,ポケモンたちが仲睦まじく暮らしてる3Dグラフィックの島があって,その真ん中を,これまたテーマパークでいうところの「ライド」みたいな,自分で運転しない,勝手に決まったスピードで動いてる車に乗って,カメラで撮っていく。。島で遊んでるポケモン達の写真を撮ります。その撮った写真を博士みたいな人に見せて,
「珍しいポケモンが取れたね」みたいな感じで採点してくれる。その写真のフレームのど真ん中にポケモンが入ってるか,とか,そのポケモンは初めて見つけたポケモンなのか,とか,レアなポーズをしているか,とか,写真の中に何匹ぐらいのポケモンが入ってるか,とかによって点数が決まっていく。で高得点を取るとコースが変わる。今までは昼だったコースが夜のコースになったりするっていう。その基本的なゲームの構造,ラインは数十年前のNintendo64版も今回復活したSWITCH版も変わらなくて,楽しんでる。
で今回SWITCH版をプレイして思ったのは,この3Dグラフィックの島でポケモン達が仲睦まじく遊んでいるところに自分たちが入って行って,カメラを撮る,カメラのフレームに収めるっていう作業は,そもそもそんなに難しくない。なぜならばゲームの構造はシューティングゲームと同じだから。ポケモンたちのヘッドショットをしながら(笑)ピギャーとか言って(笑)。システム的には3Dスクロールしていく空間の中で敵キャラを撃ち落とすシューティングゲームと同じだから。当たった場所が良いと得点も上がるところまで同じでしょ。.....本当のマタギは,熊が襲いかかる寸前まで待って,口を開けた熊の口の中を撃つからね。少しでも熊の毛皮に傷がつかないようにっていう。そういうことですので。ピカチュウの毛皮にスコア少しでも傷がつかないようにするには,右目から左目を貫通させる事で,「無傷じゃないですか....」みたいなことをする(笑)みたいな発想ならすぐに作れるゲームを,たぶん子供も親御さんも嫌がるだろうから,それをシューティングではなく,いわゆる写真を撮ろう,っていうゲームにしたのは,俺は本当に偉いと思ってるので。
よくできてると思うのは,自分で操縦する乗り物じゃなくて,強制的に動いていく「ライド」に乗ってるわけで,トリとかツバメみたいな何も珍しくもない平凡なキャラがいて,一方でライドも右に左に曲がるから,構図が上手に組み合わせられなくて。で,ズームしたりとかもするから,今飛び立ちそうだなと思った瞬間に撮るとそういう珍しくない平凡なキャラでも,レアなポーズだからっていうんで高得点がとれる。で「やった」って思ってる,その画面の反対側で一瞬だけコイキングが湖から飛び跳ねてるけど,俺はそれは知らないから。その珍しいショットを撮りに行った,その向こうにもっと超レアな被写体があるっていうのは....計算され尽くしているなって思ったり。
.....『ポケモンスナップ』やらない人のためにうまく言うと。。。その町で面白い写真撮ろうっていう,首から一眼レフカメラなんかかけちゃってる,趣味は散歩の,俺こと「宮崎あおい」が(笑),何気ない街の風景を撮っていくんです。オリンパスの一眼レフを首から下げて,歩いてるじゃんか(笑)...で今時はあんまり見かけなくなっちゃったかな....下町の路地なんかを行きますとね,家から100mまで下着で外出できる親父っているじゃんか(爆)  言ったら「家から100mなんて俺の家みたいなもんじゃんか」っていう。あのおじさんも今はずいぶん絶滅しかけてて,郵便受けまでで止めるようになってんだけど。コンビニは駄目だけど,スーパーは..だって先代から知ってるからいいじゃねーかっていう,あのおじさんがいるじゃんか。でいつものガラパンで行くんだけれども,そのガラパンから左のキン○マ出てんじゃんか。で「宮崎あおい」こと俺はそのガラパンから出た左のキン○マ撮りたいワケ。でもおじさんも昨日の酒が残ってて右左に行くから,上手にキン○マが真ん中来ないわけよね。だから相当な望遠で狙うワケ(笑) 「あおい」怖いし(笑) ああいうおじさんて突然叫ぶから。あと急に「田中角栄の恩知らず」とか言うから。あと「そもそも日本の高度経済成長の原因は俺だから。厳密に言えば」とか言うから。で耳にレシーバ入ってるかと思って見ると入ってない。あの感じのおじさんだから。だから遠くから望遠で狙ってるじゃんか。で狙い続けてやっとイイ感じのショットが撮れて。でそのおじさんに集中して周囲が見えてないんだけど,実はその後ろに違う家おじさんがいて,もうそのキン○マがほっぺたにつくかつかないかの距離に(爆)近づいてから帰ってたことを「あおい」は知らないっていう。 『ポケモンスナップ』ってそういうゲームなの。それが計算されつくしてる。でそのキン○マ近づけてたおじさんの方はPTA会長だから。街でも紳士で評判のおじさんなんだけども,そのタイミングだけは完全に素っ裸だからね(笑) 「あおい」は前のおじさんのキン○マに集中して気付かないけど,レアなおじさんのほうがキン○マ近付けて「ヘッヘェー」とか言ってるっていう。それが任天堂の考えたエンターテインメントだから。
それが面白くて。そのNintendo64時代の『ポケモンスナップ』が時代の先を行きすぎちゃった部分。弱点ていうか。レアな写真を撮るんだけど,その撮ったものを人に見せたいっていうやり方が不便で。データセーブしたカセットをローソンに持っていくとプリクラのシールをプリントしてくれる。でも値段が高い。当時プリクラが一枚200円〜300円。でポケモンのシールは一枚200円だった。でいまいち皆使わなくて。皆,ポケモンのシールが欲しいんだけれども,金もかかるしっていうんでイマイチ流行らなかった。。
一方,SWITCH版の『ポケモンスナップ』。これは撮った画像をネットにも上げられるし,自分のSWITCHの中に画像データとして残せるから,それを人とやり取りしたりとかが出来るっていう。任天堂も,あの『ポケモンスナップ』をよく忘れないでいてくれたなって思う。当時『ポケモンスナップ』は好きだったけど,まぁそのローソンのこともあって,そこまでの大ヒットになったか?って言うと,ポケモンのソフトであってすれば,そこそこ売れてるんだけれども,まぁメインストリームに入るわけじゃなかったゲームだから。それが戻って来て。
■『ピカチュウげんきでチュウ』
でもう一個。『ピカチュウげんきでチュウ』ていうゲームもNintendo64であった。3Dのポケモンのシリーズだったけど,画面の中にいるピカチュウと,不属のマイク付ヘッドセットで話せるみたいなゲーム。それも面白くて可愛かったんだけども,なんつーのかな...ちょっと時代が早すぎたっていうゲームだった。要するに,プリセットされた単語をはっきり発音してやっと認識されるっていうレベル。当時の『ピカチュウげんきでチュウ』に「多く語られる田中角栄の功と罪だが,その功の部分は何か?」って言ってもピカチュウは「ピィーカァー」って言うだけだろうけど(笑)
俺は当時,ゲームの番組やってたから,ゲームの開発者と話したんだけど,言ってたのは,子供って例えば「ピカチュウ」って言って反応しなかったら,このゲーム応しないんだっていう判断ができない。ゲームとかいう概念がないから。大人だったら,「今の音声認識だともうちょっとゆっくり言わなきゃ」って思うところが,子供は「ピカチュウ」って言って反応しなかった時に何するかって言うと,バカでかい声を出すしかない。で喉から血が出るほど大声を出してるって,親からクレームが来たっていう。...だけど多分今の音声技術に対するレスポンスとかすごいじゃん。おそらく今のフルの技術力で『ピカチュウげんきでチュウ』作ったら面白いだろうね。
PSの『シーマン』も,あの頃の音声認識の技術で皆一生懸命やろうとしてたけど,やっぱり当時としてはイマイチどころかなかなか普及もしないままで終わった感がある。色々苦労したんだよね。。。
TAITOだかのゲームで『Breeder』っていうゲームがあった。オペレータールー厶から建物の中にいる自分の助手/女性隊員に声で指示するゲーム。これもやっぱり音声認識がうまくいってないし,ボキャブラリーの数も全然登録できてないから全部エラーが出ちゃう。こっちは「M字開脚」って指示しても,その言葉のプログラムが入ってないから全然M字開脚をしてくれない。「エロテロリストみたいなM 字開脚」って言ってんだけど,それは認識してくれないじゃん。ゲーム自体は敵の地下要塞の探索に入ってるっていう設定になってるから,その女隊員は「雑音が多くて聞こえない」「何を言ってるの?」って言われてこっちの「エロテロリストのM字開脚」に反応しない。
当時の音声認識なんて決まった音にしか反応できないんだけど,ギミックを使いながらごまかしつつ何とか成り立たせてた。でもユーザが想像するレベルまでは行ってないから結局売れなかったし,やめちゃった。
でも今の時代にこういう音声ゲームが復活したら「高度経済成長期の政治について」ぐらいはピカチュウと話せるようになっててもおかしくないと思うんだけど。
■『AQUOS ZONE』『L-Fish』
Macintoshの『AQUOS ZONE』。PCモニターの中で熱帯魚を観賞するっていうだけ,Macの中でグッピーが泳いでるだけなんだ。...説明が面倒なのは,「スクリーンセーバー」の説明が難しい。まず今の若い人はスクリーンセーバー自体を恐らく知らないから,それから説明しなきゃいけない....俺(53)はミキサーの岡部さんと同じ50代で「懐かしいなー」って言ったんだけど.....ディレクターの金子(35)は昔,小学校のパソコンにスクリーンセーバーありましたって言ってたから,それより若い人はスクリーンセーバー自体知らないんだろう。。
えっと,昔のCRTパソコンモニタは,つけっぱなしにしとくと「焼き付き」って言って,画面にずっと映りっぱなしになった文字が,画面に影になって焼き付いちゃうっていう特性があって。だから映像で動かしとかなきゃいけない。でスクリーンセーバーを常駐させておく。すると,しばらくPCに触らないでいると,しばらくするとゆっくり画面が動きだすっていう。でもともとWindows98なんかで最初から入ってるスクリーンセーバーは,なんだかよくわかんない人みたい水道管みたいなパイプがくねくねくねくねずっとを画面上に書かれていくっていう。 でMacintoshの『AQUOS ZONE』はそういうスクリーンセーバーの代わりに,熱帯魚がゆっくり動いてるって言うだけのソフトだったんだけど。で,それに対抗して『L-Fish』っていうソフトが登場した。当時としては早すぎたソフトだったと思ってるんだけど。
『L-Fish』は世界各地の海の熱帯魚それぞれが確か800位の遺伝情報を持ってる。でそれを採って,掛け合わせて卵を産ませると,2匹の熱帯魚の特徴を受け継いだ熱帯魚が出来るっていう。ゲームでもないんだけどシュミレーターって言うかよくわかんない。。そこで自分の交配させた種を,遺伝と突然変異を繰り返しなら掛け合わせていくと,限りないバリエーションが出来る。遺伝情報が揃えばパンダに見た模様もできるんだけど。でもあんまり強引なことをしたりすると,もしくは突然変異種の条件によっては,形質は次世代に継承されない。
で,自分の熱帯魚を作って,それを人のパソコンに移せる。「俺の作った熱帯魚をお前のパソコンで泳がせてくれョ」みたいな感じで。。でも俺のパソコンだと,珍しい熱帯魚が出来たって所までは2Dデータなんだ。でもそれを人にあげるときには,右や左に向いたりするから,3Dデータを生成しなくちゃならない。で小魚一匹のデータ書き終わるのに24時間以上かかるという(笑) その間 ,ずーーーーーっと計算してるってヤツなの(笑)  でも俺は未だにやりたいっていうか....またあれの延長線上があればいいのにと思うんだけど。当時のスペックではやっぱり限界があるから,その「無限には変化はできません」みたいのがあって。ストップがかかるんだけど。『L-Fish』。。知ってる人は多分50代だね。。『L-Fish』知ってる人は,ああいうのをもっかい作りたいと思うだろうし。
あと『我が竜を見よ』っていうRPGとか。。当時のスペックで果敢に挑戦して失敗したソフトを,PS5とかX-BOXの新型とか,今のスペックで作ったら面白いだろうなと思うなァ。。
ーTBSラジオ,JUNK

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