2018年10月30日火曜日

[改造] ボンダイブルーiMacの液晶化

[改造] ボンダイブルーiMacの液晶化
iMac Rev.A
ボンダイブルーの液晶化
きっかけ
iMacを使っていて電源が入らなくなるトラブルで困っている人は少なくないと思います。
電源が入らなくなる原因にはいくつかあると思いますがいちばん多いのがアナログボードの故障だと思います。
故障したらメーカーで修理してもらうのが当たり前ですが、最近の家電を含めた電気製品は故障している部品を取り換えるというものではなく故障しているブロック(多くの場合基盤)をそっくり交換して、部品代は幾らもかからないのに(部品にもよりますが数十円~数千円)修理見積をとると数万円もかかるということはざらだと思います。中には中古の完動品を買う方が安いというおかしな現象が起きる場合が多々あります。
今回iMac Rev.Aボンダイブルーの液晶化に至ったのは知人から電源が入らなくなった物をいただき、故障箇所を調べたらどうもフライバックトランスが怪しいということになりフライバックトランスを取り外してモニターを接続し起動したところ問題なく起動できたので、フライバックトランスを何とか入手できないかといろいろ手を尽くしたのですが、
アップルは部品単体では売ってくれないでしょうし(確認はしてませんが)、
フライバックトランスの取り扱いには相当な危険が伴うせいかなかなか入手できず、このまま外付けモニターで使い続けていってはiMacの意味がないので、世間では散々騒がれてはいてもなかなか姿を見せない液晶iMacにしてしまおう、ブラウン管を取り外して空いたスペースに液晶ディスプレーがそっくり入ってしまうだろうという安易な発想からでした。
しかし実際にそんなに甘くはなく、うまくいくかどうかわからないのでとにかく安い(1万円台)完動品のアナログ接続のTFT液晶モニターが見つかりませんでした。(相当虫のいい話ですが。)おまけにiMacにピッタリ収まりブラウン管と液晶の表示部分に差が無いことと来ているので当たり前といえば当たり前なのですが。
とりあえず秋葉原に行き色々なお店を探し回りソフマップで何とかいけそうなものを見つけiMacに入れたいのだけれど液晶のサイズは合いますかと聞いてみたところそのような目的の人は初めてなので分からないと言われてしまいましたが、うまくいかなかったらそのまま液晶モニターとして使えばいいやと
バッファローの14インチ(FTD-XT14S-A3)
を予算はオーバーでしたがとりあえず購入してしまいました。
隣に筐体のサイズと液晶の表示サイズが全く同じ15インチがあり値段は本来は15インチの方が高いのですがタイムサービスとかで14インチと同じでしたが、14インチは付属品あり、15インチは付属品なし、ということで実際はACアダプターは必要なくなるので15インチの方でも良かったのですが、専用アダプターで他のものは使えないと言われたので14インチの方にしました。
前置きが長くなりましたが実際の作業に移りましょう
注意
当たり前のことですが自分で手を加えてしまうと失敗した場合はもちろん、成功してもアップルの保証も受けられませんし、私も保証することができません。
またブラウン管周りは高圧になるので丸1日以上電源を抜いておくなりして十分に放電対策をしてから作業を始めて下さい。
感電すると命にかかわることがあり毎年何人かは命を落としているらしいです。
万が一命を落とすようなことになっても責任は負えませんので各自の責任において十分注意をして作業して下さい
 
iMac Rev.A
http://www.sunnyplace-jp.com/imac.htm




用意するもの
1.iMac(Rev.A~Rev.D)
当然ながらアナログボードの不調により起動不能の物
完動品でも構いませんが完動品のうちはあえてリスクを冒してまで改造をする必要はないでしょう。
2.液晶モニター
今回使用したものはバッファローのFTD-XT14S-A3という14インチモニターで液晶パネルの
外寸34.5cm×25cm・表示部分28.8cm×21.7cm、
アナログ接続の物でした。
このモニターを選んだのは偶然で、安くて完動品のアナログ接続のTFT液晶ということで選びました。
バッファローには同寸法の15インチモニターも有る様なのでそちらでも大丈夫だと思います。(確認はしておりませんのご注意下さい。) 
液晶モニターを探す場合に重要なことは中に使われている液晶パネルの大きさで外寸が
34.5cm×25cm
を越えてしまうと取り付けが不可能なように思えますが店頭で販売されているものの中は見せてもらえないでしょうから
カタログやメーカーに問い合わせるなどして十分に検討して下さい。
表示部分は小さい場合はパネルのはみ出す部分を黒く塗るなどすれば目立たなくなりますし、大きい場合はモニターの方の画面調節で何とかなると思います。
3.その他のパーツ類
A.ディスプレーケーブル
これはディスプレー側はディスプレーの形状と合ったもの、iMac側はアダプターを使用せずに直接取り付けられるもの。
市販のアダプターを使用するとふたがしまらなくなるので注意が必要です。
今回は15インチのマルチスキャンモニターで使用していたケーブルが使えたので新たに購入はしていません。
いずれはiMacで使用されていたケーブルを加工して使うつもりでいます。
B.液晶と本体の隙間を埋める物
C.黒のビニールテープ
これではなくてはいけないという物では有りませんが液晶と本体の隙間を埋める物は私はホームセンターで入手した
すきまテープ
というスポンジに両面テープが貼り付けてある物(厚さ10mm 幅15mm 長さ2mの物をカットして使用しました。)を使用しました。
黒のビニールテープも液晶パネルのはみ出た部分にはれば色を塗るより楽だと思います。
4.工具類
必要に応じてご用意下さい。

iMac Rev.A
http://www.sunnyplace-jp.com/imac.htm








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