4GBメモリー+HDD搭載のHP 15-bw000が遅いので、メモリー増設とSSD換装を試してみた
2017/10/18 2018/1/10
激重PCはパーツ交換でどれだけ改善されるのか?
先日購入&レビューした日本HPの15.6型ノートパソコン「HP 15-bw000」ベーシックモデルですが、あいかわらず動きがもっさりしています。
HP 15-bw000を本音でレビュー! フルHDで3万円台からの格安モデルを徹底チェック
Windows Updateやセキュリティー対策ソフトのスキャンが終わればそれなりに使えるのですが、HDDの書き込みやスキャンが行なわれている最中は激重です。
特に起動直後はかなり遅く、チューニング(前述のレビュー記事を参照)を行なわないと5~10分程度は作業できません。
フルHDで3万円台は魅力であるものの、スペックが低いHP 15-bw000
そこでメモリー容量を4GBから8GBに増設し、さらにHDDをSSDに変更したところ、処理の遅さはだいぶ改善されました。
起動直後の待ち時間も短縮され、改造前よりもはるかに快適です。
そこで今回は実際に行なったHP 15-bw000のパーツ交換手順と、その効果についてお届けします。
HP 15-bw000を買った人や購入を検討している人だけでなく、パソコンが遅くて困っている人もぜひ参考にしてください。
なお自分でパーツを交換すると、有効期間内であってもメーカー保証のサポート外となります。くれぐれも自己責任の上でお願いいたします。
こまめブログ
little-beans.net/review/hp15-bw000-02/
2017/10/18 2018/1/10
激重PCはパーツ交換でどれだけ改善されるのか?
先日購入&レビューした日本HPの15.6型ノートパソコン「HP 15-bw000」ベーシックモデルですが、あいかわらず動きがもっさりしています。
HP 15-bw000を本音でレビュー! フルHDで3万円台からの格安モデルを徹底チェック
Windows Updateやセキュリティー対策ソフトのスキャンが終わればそれなりに使えるのですが、HDDの書き込みやスキャンが行なわれている最中は激重です。
特に起動直後はかなり遅く、チューニング(前述のレビュー記事を参照)を行なわないと5~10分程度は作業できません。
フルHDで3万円台は魅力であるものの、スペックが低いHP 15-bw000
そこでメモリー容量を4GBから8GBに増設し、さらにHDDをSSDに変更したところ、処理の遅さはだいぶ改善されました。
起動直後の待ち時間も短縮され、改造前よりもはるかに快適です。
そこで今回は実際に行なったHP 15-bw000のパーツ交換手順と、その効果についてお届けします。
HP 15-bw000を買った人や購入を検討している人だけでなく、パソコンが遅くて困っている人もぜひ参考にしてください。
なお自分でパーツを交換すると、有効期間内であってもメーカー保証のサポート外となります。くれぐれも自己責任の上でお願いいたします。
こまめブログ
little-beans.net/review/hp15-bw000-02/
SSDとメモリーを用意
まずは増設用のメモリーと交換用のSSDを用意します。と言いつつも、今回は普段から使っている検証用のパーツを使いました。
手元に余っているメモリーやSSDがない場合は、別途用意してください。アマゾンだと品揃えも豊富で、なにかとお手軽です。
関連リンク
2.5インチ SSD検索結果(アマゾン)
8GBメモリー検索結果(アマゾン)
ちなみにメモリーの規格は DDR4-1866(PC4-14900)ですが、
筆者所有のDDR4-2400(PC4-19200)でも動作しました。
また公式スペック(PDF)にはメモリースロットが2ポートと書かれていますが、実機には1ポートしかありません。
なので、8GBのメモリーを1枚用意するといいでしょう。
まずは増設用のメモリーと交換用のSSDを用意します。と言いつつも、今回は普段から使っている検証用のパーツを使いました。
手元に余っているメモリーやSSDがない場合は、別途用意してください。アマゾンだと品揃えも豊富で、なにかとお手軽です。
関連リンク
2.5インチ SSD検索結果(アマゾン)
8GBメモリー検索結果(アマゾン)
ちなみにメモリーの規格は DDR4-1866(PC4-14900)ですが、
筆者所有のDDR4-2400(PC4-19200)でも動作しました。
また公式スペック(PDF)にはメモリースロットが2ポートと書かれていますが、実機には1ポートしかありません。
なので、8GBのメモリーを1枚用意するといいでしょう。
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tnoda-journal
2015-04-23
設定を変更して HP Stream 11 を限界まで使う
Ubuntu 14.04 をインストールしている HP Stream 11 が重くなってきたので設定変更でしのぎます。
はじめに
最近 HP Stream 11 を持ち歩き用のノート PC として愛用しています。
常用している MacBook Pro 15 インチと比べると格段に軽く、また、 本体色の青も好みで気に入っています。
今日のClojureのgen-class勉強会で発表されるtnoda_さんのノートパソコンです。
A photo posted by Tokusei Noborio (@halaketown) on Mar 31, 2015 at 2:02am PDT
しかし、HP Stream 11 は 200 ドル PC だけあって、 MacBook Pro と比較すると非力さが際立ちます。
たとえば、 CPU は Celeron ですし、メモリも 2GB しかありません。
さらに、ストレージは MMC で 32GB だけです。
Emacs をフルスクリーンで使うだけならこれで十分なのですが、 たまに Chrome でタブをたくさん開いたりすると、すぐに固まってしまいます。
そこで、Ubuntu の設定を見直し、お金をかけずに使用感を改善することを目指します。
/etc/sysctl.conf への設定追加
まず、 2GB しか無いメモリを最大限活用することを考えます。
アプリケーションで使えるメモリを増やすためにバッファやキャッシュ、 swap を極力使わないようにします。
HP Stream 11 のストレージは MMC で SSD ほどの速さは望めないものの、 体感では HDD よいも速いので、バッファやキャッシュにそれほどの利点を感じられません。 ですので、これらを限界まで削ります。 Swap を極力使わないようにしているのは、次の Zram の準備です。
~ $ rcsdiff -r1.1 /etc/sysctl.conf
===================================================================
RCS file: /etc/RCS/sysctl.conf,v
retrieving revision 1.1
diff -r1.1 /etc/sysctl.conf
60a61,84
>
>
>
> ######################################################################
> #
> # Decreasing the Cache 2015-04-18
> #
> vm.dirty_background_ratio = 1
> vm.dirty_ratio = 3
>
>
> ######################################################################
> #
> # vfs_cache_pressure
> #
> vm.vfs_cache_pressure = 100
>
>
> ######################################################################
> #
> # vm.swappiness
> #
> vm.swappiness = 5
>
Zram でスワップを増やす
これまで swap 領域を設定していなかったのですが、これを機会に設定することにしました。 ただし、MMC 上に空領域がないので、Zram を使ってメモリ上に圧縮 swap を作成します。 Ubuntu 14.04 の場合、 zram-config パッケージをインストールするだけで設定まで完了するので簡単です。
$ sudo apt-get install zram-config
noatime
HP Stream 11 のストレージは MMC なので、SSD 同様書き込み回数の上限が気になります。 そこで、 /etc/fstab を編集して noatime オプションをつけてマウントすることにします。 クライアント用途に使っているので、 noatime で動作しなくなるようなアプリケーションはありませんし、 読み込み時のディスクアクセスが早くなるというメリットもあります。
~ $ rcsdiff -r1.1 /etc/fstab
===================================================================
RCS file: /etc/RCS/fstab,v
retrieving revision 1.1
diff -r1.1 /etc/fstab
9c9
< UUID=************************************ / ext4 errors=remount-ro 0 1
---
> UUID=************************************ / ext4 errors=remount-ro,noatime 0 1
11c11
< UUID=************************************ /boot ext4 defaults 0 2
---
> UUID=************************************ /boot ext4 defaults,noatime 0 2
おわりに
低スペック向け Linux 機の設定を適用してみました。
キャッシュ・バッファの節約により、 メモリを多めに使用しているときでも端末に固まることが少なくなりました。
また、 Zram の有効化により OOM killer の出番が格段に減りました。
もう一つ、noatime の設定により、何とはなくではなりますが、 高速化を体感できています。
起動時に多数のファイルを読み込むアプリケーションで、 起動速度が目に見えて早くなったような気がしているので満足です。
2年前 · 1 Notes · #hpstream11 #ubuntu #linux
tnoda-journal
http://tnoda-journal.tumblr.com/post/117138710006/tuning-ubuntu-1404-for-hp-stream-11
http://tnoda-journal.tumblr.com/post/117138710006/tuning-ubuntu-1404-for-hp-stream-11
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