2016年2月8日月曜日

[通信] e-access ADSL

[通信] e-access ADSL
e-access ADSLリンクスピード低下問題
2016/2/18(木) 午後 3:45 日記 ネットサービス
以前はフレッツ光で快適通信を楽しんでいたが、ニートになり実家に出戻ったので、e-access(元acca)のADSLの恐らく4Mぐらいのプランでのネットになってしまった。
もっともインターネットのホームページを見たり、ネットゲームをする分には問題ないスピードで、OSやネットゲームの大きなアップデートで大量のダウンロードをする場合でもなければ不便は感じなかった。
ところが今年の2月ぐらいからだろうか、頻繁にこのADSLのリンクスピードがめちゃくちゃ低下するようになり、場合によっては回線が切断される事も多くなってきた。
ADSLのリンクスピードというのは、NTTの最寄の基地局と自宅との間で、最高どのぐらいのスピードでADSL通信をするかを決める仕組みで、エラーが一定数に達するとより正確な通信ができるようにこのスピードが自動で下げられてしまう。
ADSLの仕様上、一度下がってしまったリンクスピードはいくら通信環境が良くなってもADSLモデムやルーターを再起動しないかぎり、自動で上がることはない。
そのため何度もADSLルーターの再起動を行っているのだが、以前は再起動直後は4000kbps以上になったのが、最近では3500程度までしかいかない。
いったい何があったのか?
家庭でできるADSL環境の改善は、このモデム・ルーターの再起動を定期的に行ってリンクスピードを高いレベルで維持すること、モデムやルーターを電話線の接続口のなるべく近くに置くこと、周りにノイズを発生させるような機器を置かない事などがある。
この辺は既に自宅に出戻ってすぐに行っており、それ以来環境は変わっていないので、明らかにe-access側の問題と思える。
障害情報やメンテナンス情報にも特にそれらしき記事も見当たらない。
いっそADSLサービスはすべて廃止して、日本全国光通信にしてほしいと思う。
そもそも今まで光通信が高嶺の花だったのは、自宅まで光ケーブルを引き込まなければならなかったからである。
しかし現在は団地や古いマンション・アパートなど個人で光ケーブルを引き込めない、引き込まれていないような環境でも光通信ができる技術がある。
私の実家は築40年以上の古いURの団地だが、ここでも光通信はできるのだ。
事実、私が以前まともな社会人だった頃に一人暮らししていた部屋は、実家と同じ団地の違う棟だw
もちろん、この棟だけ光ケーブルを団地内部まで引き込んだわけではない。
ADSLと同じく電話回線という光ケーブルじゃないアナログな電線を利用した通信で、それでも90Mbps近く出ていて、安定もしていた。
つまりいまや光ケーブルを引き込めなくても高速で安定した光通信ができるわけで、ADSLなどという旧時代の不安定で低速な通信サービスをいつまでもしている理由が無いのだ。
実家に居候している身分の私が、以前利用していた光サービスへの変更をする事はできないので、いっそ国や企業がADSLサービス全面廃止を打ち出してもらい、光サービスへ強制的に変更せざるおえないような状態にしてほしいと思う。
なお通信が不安定な場合の対処法にもうひとつ、MTUを下げるというのがある。
ADSLより前の時代からある最も古い方法だが、MTUを下げることでリンクスピードの低下と同じく通信速度を故意に低下させてその分安定度を上げる方法がある。
そもそもADSLはMTUの最高値である1500だと通信がかえって不安定になる場合がある。
インターネットの通信というのは、パケットと呼ばれる通信データを一定の量で纏めて送って、その間にエラーの訂正や確認等を行う仕組みである。
そのパケットの最大値がMTUで決められている。
エラーの訂正はパケット単位で行われているため、1つのパケットのたった1箇所だけエラーが発生しても、そのパケットそのものを送り直しになってしまうので、効率が悪くなる。
配送業に例えると、MTUというのは配送トラックの積載量に当たる。
どこかの倉庫から店とかに大量の商品をトラック何台かで輸送したとしよう。
店ではトラックから荷降ろしする際に「検品」をするわけだが、この「検品」で商品が違うとか足りないとか出た場合、せっかく持ってきた正しい商品も含めて全てトラックに載せて倉庫へ帰ってしまうのだ。
リアルの世界なら、違う商品だけ持ち帰ってもらったり足りない商品だけ再度持ってきてもらったりして、正しかった商品はそのまま置いていってもらえるのだが、インターネットの世界では正しい積荷を相手に受け取らせずに持ち帰って再度正しい商品を積載した状態でまた倉庫から店に配送するのだ。
したがって積載量の大きいトラックで大量の商品を運ぶとそれだけエラーが起こった時のロスが大きい事になる。
小さなバイク便とかで少量の荷物を運んだ方が、エラーが起きた時に持ち帰られてしまう荷物の量も減る、つまりロスが減るので、結果的に正しいデータが揃う時間が早くなるというわけだ。
MTUの最高値は1500だが、多くの形態の通信でデータを1500分積むことはない。
パケットにはあて先だとかエラー訂正用のデータだとかその他通信の仕様に沿ったものが乗っかるので、実際に1度に運べるデータの量は1500未満になる。
またこのMTUは荷物を受け取る側・送る側双方が事前の電話連絡で確認し合い、高い方に合わせて決めるため、送り側が1500分のデータを満載して配送しても、途中にあるインターネットプロバイダやNTT基地局などの中継地点でADSLの通信仕様に合わせて乗せられるデータの量が1500未満になってしまうため、そこでトラックが分割されてしまうのだ。
例えばNTT基地局で配送先がADSLなので1450までしか荷物を積めませんとなった場合、残った50のデータのために新たに1500のトラック1台が余分に用意されて発信される事になる。
後から来ていた別のトラックに積んであった荷物のうちから1450になるまでデータを積み直して発信したりしないのだ。
この無駄なトラックの台数が適切なMTUでないと増えてしまうので、かえって通信速度が遅くなるのだ。
そんなわけでMTU1500未満にするのがネット通信にこだわるマニアの間では当たり前の事になっている。
ちなみに光通信は基本的に1500でも大丈夫なのだが、フレッツ光などの場合はやはり1500だとロスが起きる。
このあたりの最適なMTU値は個々の環境によって通信の種類や回線の業者が同じでも、変わってくるので自分でPINGなどの機能を使って調べるしかない。
とはいえ、だいたいの目安となる値(理論上)をあげているページがあるので、興味がある人はそういったページに書かれている値に設定してみるのも良いかもしれない。
またMTUはWindowsでは個別に書き換える機能を持っていない。
レジストリなど一般的に触れない場所を書き換える必要があるので、やる場合は専用のツールを使う方が良い。
私が使っているのは「TCPOptimaizer」という海外製のMTU以外にも様々な通信に関する設定の変更ができるツールだ。
このツールはいじれる項目の多さもさることながら、ボタン一発でそのツールが推奨する最高スピード設定にしたり、あるいはボタン一発でWindowsのデフォルト(初期)値に戻せるなど初心者にもやさしい機能があるためだ。
興味のある人は是非ググッてダウンロードして使ってみてほしい。

ぜかまし
https://blogs.yahoo.co.jp/asusa7v8xjp2/33964627.html

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