1988年12月4日日曜日

[機器][PC] 日立SHシリーズ


[機器][PC] 日立SHシリーズ
SHマイコンプログラミング入門
 1. ワンチップマイコンSH-2の特徴
(1)速い安い使いやすいSH-2
SH-2シリーズは日立が開発したRISCタイプのオリジナルアーキテクチャワンチップマイコンです。5段のパイプラインを持ち見かけ上1命令1クロックで動作します。内蔵モジュールも充実していて外付け部品も最小限ですみます。外付け部品が少なくて済むことはコストが低く抑えられることと、ハード的なトラブルが少ないことを意味します。これは開発期間が短い場合、非常に重要です。SH-2はアーキテクチャが新しいので素性がよいと感じられます。H8シリーズはだいぶいやらしい所を感じましたが、SH-2に関しては機能が多すぎる事を除いてほとんど感じません。H8のときハード、ソフト共に大はまりした事に比べると、はまることがあまりないように感じます。
またSH-2は現在のところ安定した供給がされているようです。ご存知の方もいるかもしれませんが、日立はSHマイコンに賭けています。日立マイコンのホームページを見ると、そういう意気込みがひしひしと伝わってきます。1997年あたりから日立の不採算ICが生産中止の憂き目にあっています。私の会社でも、知り合いの会社でも大ヒンシュクをかっています(628128/628512だよ。おいっ!)。その割にはSH,H8/3000,H8/2000Sは矢継ぎ早の新製品ラッシュ。WindowsCEの発表もあって、次世代CPUの覇権をねらっているのか何か知りませんが、経営資源をMPU/CPU開発に集中的につぎ込んでいるのではないかと思います。サポートもこの分野にしては非常によい感じです。マイナーな会社に勤めている私の電話でも一発で取り次いでくれます。お話も丁寧に聞いてくれて、いろいろ調べてくれたり、アドバイスをくれたりします。ただし私が問い合わせた限りはいわゆる新人、下っ端、パシリ的な人しか出てきません。何か聞いても先輩に聞いてあとから先輩の言ったとおりをそのまま私に返しているというかんじです。 即答はあまり期待できないでしょう。しかし問い合わせに対し、電話たらい回しにされた挙げ句やっと質問できてもなしのつぶてなんて会社がざらにあることを考えると涙が出るほど有り難いです。
SH-2は非常に入手が楽なICです。Z80程ではないですが。SH-2のチップを購入したいならば、近くの日立の特約店か秋葉原のテレビィ商会なんかがよいでしょう。しかしSH-2基板を半田ごて片手に、ユニバーサル基板を作ってなんて、半田付けウイザード以外お勧めできません。はじめてSH-2にチャレンジするなら出来合いの基板を活用しましょう。CQ出版のトランジスタ技術(いわゆるトラ技)をパラパラめくるとSH-2を搭載した基板が結構あります。どーもこの分野は競争が激しいようで、ダウンロードソフトやサンプルソースが無料かあるいは数千円で手に入ります。F-ZTAT物(Flash ROM内蔵型)を購入すれば、パソコンと使えるコンパイラがあれば開発環境いっちょ上がりです。一昔前はマイコン入門というとZ80+アセンブラ、今はPICマイコンが多いですが、入門用にSH-2+Cコンパイラなんていいと思いますよ。趣味のひとでも購入できる価格帯になっています。
(2)ラインナップ、私のお勧めはこれ
日立が力を入れているだけあって、いろんなSH-2があります。中でもF-ZTAT物がお勧めです。これはフラッシュROM内蔵型のSHです。このSH-2がなぜよいかというと以下の特徴があるからです。
a.ROM不要
ROM不要ということは、ROMライター、ROMイレーサも要りません。ROMエミュレータも不要です。これは初期費用が非常に安く済みます。フィールドデバックでも持ち物が少なくてすみます。回路もシンプルになります。
b.高速動作が可能
内蔵ROM,RAMは常にバス幅32bit、ノンウェイトで動作します。外付けROMでは、普通16Bit、1ウェイトで動作なので、スピードが断然違います。
c.何回でも書き換え可能
日立の仕様では書き換え回数が100回となっていますが、私は1日何十回も書き換えていますが未だ書き込み不能になったことはありません。多分通常のデバックでは大丈夫でしょう。
d.高価な装置不要
フラッシュROMを書き換えるのに、高価な装置は不要です。北斗電子製Flash-2が数万円。たのボードメーカではおまけで付いてきたり、数千円で手に入るものもあります。
というわけで私はSH7045FかSH7051Fをお勧めします。
(3)どんな用途に向くか
SH-2は通常のほとんどの用途に使えます。オールマイティです。ただF-ZTAT(Flash ROM内蔵型)は消費電力が大きいので、電源が電池のようなものは不向きでしょう。そういうものはH8/300Hあたりがよいでしょう。簡単なものならばPICでもいけます。
(4)入手方法
トランジスタ技術をパラパラとめくればSH-2搭載基板が何件かあります。適当にあたりをつけて購入しましょう。(株)アルファプロジェクトや(有)イエローソフト、北斗電子などが手頃でしょう。多分個人でも、数量がまとまらなくても売ってくれると思います。日立マイコンでも評価ボードがあります。
 
日立SHシリーズの部屋
http://www.geocities.co.jp/ward1122_tech/1004/pcrei_4.html

マホービンの部屋
http://maho-bin.hp.infoseek.co.jp/






パソコン黎明期
2000.09.13
4.周辺機器事情
(1)クローズが当たり前だった
今はいい時代です。
Windows系/Mac系があれども周辺機器は豊富にあり、安価でかっこいい。
しかもオープン思想なので多少の相性はあれどもドライバーさえあれば動作します。
昔は周辺機器といえば各パソコンにラインナップされていたのでした。
つまりパソコンメーカーが作っていない周辺機器は使えないという今考えるともーなんか信じられません。
(2)めちゃ遅かったカセット
補助記憶装置(これも今あんまりいわない)はカセットテープが一般的でした。FAX見たいな音で記録していきます。5分程度のデータ用のカセットも売っていました。ゲームソフトなんかもカセットで供給していました。
(3)高価なFD
FDは8インチが主流で5インチも出始めといったところでしょうか。私の場合FM7が12万台だと思いましたが、FD装置はたしか25万ぐらいしたような気がします。めちゃくちゃ高くてとても手が出ませんでした。しかも、拡張ユニットを買ってそれにさらにFD装置がつくような構成です。しかも160KBとか320KBぐらいの容量しかなく、当然フォーマットもメーカーが違えば読めませんでした。今2~3000円で売られているものより遅いしうるさいものでした。
(4)ぼそぼそディスプレー
いまはディスプレーの性能の目安としてドットの細かさを記載しますが当時は1画面あたりの文字数を記載していました。
だいたい以下のようなものがありました。
                安価        1000文字/画面
                普及帯     1500文字/画面
                高級        2000文字/画面
大体1000文字は使い物になりませんがそれ以外では、漢字も表示しないので別にOKでした。
一文字あたり8DOT×8DOTなので1000文字のディスプレーはピクセルに直すと8×8×1000で64000Pixelという事になります。
しかもデジタルRDBなので8色だけです。それぞれの文字を良く見ると、白い文字の場合、赤青黄の色の三原色が別々に見えたりしました。

日立SHシリーズの部屋
http://www.geocities.co.jp/ward1122_tech/1004/pcrei_4.html

マホービンの部屋
http://maho-bin.hp.infoseek.co.jp/







黎明期のパソコン
NEC PC-8001 国産初のパソコン
NEC PC-8801 みんなのあこがれパソコン
NEC PC-6001 プチコンとかそんな風に呼ばれていたような。最後の方はしゃべるPCだった
NEC PC-9801 国民機などと呼ばれました。日の丸パソコン
富士通 FM-8 富士通も気合入ってました
富士通 FM-7 タモリが宣伝してました。私も持ってます。
富士通 FM-11 いろいろ複雑なバリエーションを持っていたような
バブコム80 多分FM8だとおもう
日立 ベーシックマスター 学校に導入されていました。
シャープ MZシリーズ クリーン&オールインワンめまぐるしいモデルチェンジをしました。
シャープ Xシリーズ クラスメイトに熱狂的なのがいました。
シャープ ポケコンシリーズ ドンキーコングを見たときは感動した。
松下 JR-100/JR-200 整数型ベーシック搭載。計算が速いんだよね
東芝 PASOPIA シリーズ ちょっと出るのが遅かったような・・・
三菱 MULTI8/16 あんまり印象にないっす
アップル Apple ][ 感動のピンボールゲーム
コモト゜ール  VIC1001 途中値下げしました
コモト゜ール  コモト゜ール64 ほしかったんだけど
シンクレア 名称不明 ものすごく安かった
トミー ぴゅうた 直訳日本語ベーシック搭載
カシオ 名称忘れ 電卓計算式パソコン・最後はホームセンターで見かけた。
EPSON HC100 画期的ハンドヘルドコンピュータ




0 件のコメント:

コメントを投稿