2025年6月1日日曜日

[OS] WinXPのレジストリ操作



[OS] WinXPのレジストリ操作
WinXPのレジストリ操作(発表者:ぼうず)
■ レジストリって何?
レジストリとはWindowsが動作する上で欠かせない設定情報を集めたシステムのデータベースのことです。Windows自身やWindowsが制御しているハードウエア、ソフトウエアの設定情報が全て収められており、これらの値を変更することで通常では設定できないようなカスタマイズが可能になります。但しレジストリはシステムの起動や動作などWindowsのすべてに関わっていると言えるほど重要な設定項目で、設定内容によってはパソコンが起動しなくなったりシステムの動作に致命的な障害を及ぼすことになります。そのためレジストリの設定変更には細心の注意が必要です。また万一に備えてレジストリのバックアップを取ることが重要です。 
■ レジストリの保存・復元
①「システムの復元を利用する 
パソコンの調子が悪くなったら「システムの復元」を使ってWindowsを以前の調子のよい状態に戻すことができます。調子のよい状態で「復元ポイントの作成」を実施し、その状態へ復元します。但しインストールまたはアップデートしたソフトは「復元ポイント」まで戻ってしまいます。
手順
1.「スタート」メニュー → 「すべてのプログラム」 → 「アクセサリ」 → 「システムツール」 → 「システムの復元」を選択する。
2.「システムの復元」が起動したら、「復元ポイントの作成」を選択して「次へ」をクリックする。
3.復元ポイントの説明内に後日復元ポイントの状況がわかるような説明を入力し、「作成」ボタンを押す。
②レジストリエディタを使用して直接レジストリを保存する
レジストリを変更するには「レジストリエディタ」というツールを利用します。
手順
1.「スタート」メニュー → 「ファイル名を指定して実行」を選択。「名前」欄に「regedit」と入力して「OK」をクリックする。
2.レジストリエディタが起動する。
3.レジストリエディタの「ファイル」 → 「エクスポート」を選択。保存したいフォルダへ移動し、後日わかりやすい名前をつけて
「保存」をクリックする。
4.復元の際はレジストリエディタから、「インポート」を選択し復元したいレジストリをインポートする。
■各レジストリキーの操作
次より大まかな項目別にレジストリ操作の手順を記載します。カスタマイズしたい項目が見つかったら一度チャレンジしてください。またこれはWindows XPのレジストリ操作です。Windows2000等は別途レジストリの操作方法が記載してある技術書を参照願います。
・壁紙を自由な位置に配置する
・起動後すぐにテンキーが使えるようにする
・「~へのショートカット」を表示しないようにする
・時間サーバ(ntpサーバ)との同期間隔を制御する
・メニューを素早く表示する
・システムを大容量メモリに最適化する
・アイコンの表示速度を高速化する
・CPUの割り込み処理を最適化する
・アプリケーションの終了時間を短縮する
・システムリソースの容量を増やす
・CPUの2次キャッシュのサイズを変更する
・使用されていないDLLを終了させる
・DNSキャッシュを拡張してWebアクセスを高速化する
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Software/software_precen8.htm
     
     














Win XPのレジストリ操作(発表者:ぼうず)
◆システムを大容量メモリに最適化する
WindowsXPのシステムではメモリが128MB搭載されている状態に最適化されている。もしそれ以上(あっしのは640MB)のメモリを搭載しているのであればレジストリを変更することでパソコンの動作速度をある程度向上させることができます。
手順
1.レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MAHINE」 → 「SYSTEM」 → 「CurrentControlSet」 → 「Control」 → 「SessionManager」 → 「MemoryManagement」と展開する。
◆使用されていないDLLを終了させる
Windowsは様々なアプリケーションに共通で利用される機能を「DLL」という形でメモリ上に読み込み、複数のアプリケー所ンで同じ機能をっ重複して読み込む無駄を回避しています。しかし、このDLLは全く使用されなくなった後もメモリ上に残りメモリを圧迫しています。そこで使用されなくなったDLLをメモリ上から追い出す設定をしておく方法を記述します。
手順
1.レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE」 → 「SOFTWARE」 → 「Microsoft」 → 「Windows」 → 「CurrentVersion」 → 「Explorer」と展開する。
◆壁紙を自由な位置に配置する
Windows XPでは壁紙の配置方法を、「拡大して表示」「並べて表示」「中央に表示」の3種類から選択できます。レジストリを変更することで任意の場所に表示できます。
手順
1.画面の何もない場所で右クリックして「プロバティ」を選び、「デスクトップ」タブで「表示位置」を「中央へ表示」に変更する。
2.レジストリエディタのツリーから「HKEY_CURRENT_USER」 → 「ControlPanel」 → 「Desktop」を展開し、画面の何もない場所を
右クリックして「新規」 → 「文字列」と選択する。
3.新しくできた値の名前を「WallpaperOriginX」に変更し、「WallpaperOriginX」をダブルクリックし「値のデータ」に画面左端から何ドット右に壁紙を表示するかを指定する。
4.2、3と同様に「WallpaperOriginY」も作成し、画面一番上から何ドット下に壁紙を表示するかを指定する。
5.画面の何もない部分を右クリックして「プロバティ」を選び、「中央へ表示」を選択後、壁紙を変更すると指定した位置に壁紙が表示される。
◆「~へのショートカット」を表示しないようにする
ショートカットを作成すると、ファイル名の末尾に「へのショートカット」という文字列が付けられる。これを非表示にする。
手順
1.レジストリエディタで「HKEY_CURRENT_USER」 → 「Software」 → 「Microsoft」 → 「Windows」 → 「CurrentVersion」 → 「Explorer」と展開する。
◆起動後すぐにテンキーが使えるようにする
Windows XPで起動後すぐにテンキーが使えるようにするには
手順
1.レジストリエディタからツリーを「HKEY_USERS」 → 「DEFAULT」 → 「Control Panel」 → 「Keyboard」と展開する。
    
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Software/software_precen8.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Software/software_precen8.files/soft8-1.htm
     
     
     
     









     
     
     
     
     
     







     
     
     
     
     
      

[通信][pc] ISDNルータを使った家庭内LAN(1998)~K's tips



[通信][pc] ISDNルータを使った家庭内LAN~K's tips
▼家庭内LANのこーちく
VAIOが届いたその日,LAN計画が発動した!と言っても,恥ずかしながら,ほとんど知らない。シロートそのもの。なにをどうするんだろう。そこで,兎に角,PCデボに行くことにした。
まずは,LANのボードを買う。デスクトップ用のと,ノートPC用と,2種類,一個ずつ買う。この程度は知っている。
しかし,...100MB対応のものが出てきているが,それらはとても高い。みんな,1万円以上する。店員さんに聞くと,「自宅でも会社でも,10mb/sで十分です。」と言われた。それなら安い。
デスクトップ用のLANボード。CoregaEther PCI-Tで\1,970。
ノートPC用のLANカード。Corega Ether PCC-Tで,\4,970なり。ところで,このCoregaって有名なのだろうか?(知らないのだ)。
さて,このあと,ケーブルでつなぐのだから,ケーブルが要る。店員さんに聞くと,「ストレートケーブルを買って下さい」と言う。「それ以外の種類は有るんですか?」「クロスケーブルが有ります。ケーブルの中で,線がクロスしてるんです。ストレートは,クロスしていません。」「クロスケーブルは,どんな時に使うんですか?」「直接コンピュータ同士をつなぐときに使います。ハブやルーターを使うときは,ストレートでつなぎます。」
そうかぁ,と言うわけで,LANでは,ストレートケーブルとなる。クロスケーブルと表示していないケーブルが,ストレートだそうだ。(「ストレート」とは出ていない)
これで,\670×2となる。(3mで\470)。
ちなみに,後で,クロスケーブルも買ったのだが(後述),よく見ると,その違いが分かる。
ケーブルの色が同じように並んでいるのが,ストレートケーブル。
色が並んでいないのが,クロスケーブル。ストレートケーブルの同じ長さに比べると,\200高い。
さて,ケーブルも手に入ったし,今度はハブだ。hubは,「車輪の中心部」のことだが,早い話,たくさんのケーブル同士(コンピュータ同士)を接続する,便利な箱だ。むかし,ビデオ3台をつないで,一台から,2台へダビングするAVセレクターが有ったけど,いわば,ハブはそのパソコン版だ。いろいろな種類があった。いまは,スケルトンが流行っているので,やはり,Coregaのものにした。
これで,\3,700。一番左側は,カスケード接続(デイジーチェーン接続みたいに,ハブとハブをつなげる)時に,使う。実は,通常ここは,クロスケーブルでつなぐ,と本で読んだのだが,この機械は,クロスでも,ストレートでも接続できるらしい。
訂正12/27
ハブ同士をカスケードポートでつなぐ場合はストレート,ハブ同士を通常のポートでつなぐ場合はクロスらしい。
写真の真ん中辺りに見える,黒いスイッチで,クロスケーブル(X)とストレートケーブル(=)に切り分ける事が出来る。便利だけど,普通は付いているのかなぁ?知らない。
さて,LANカード,ケーブル,ハブとそろったので,これで,我が家のマシンは,LAN接続できるのだ!やるぞー。ちょっと,その前に本も買おう。おお,高い。本の方が高かったりして。
そう,自宅のマシンは,WindowsNTとWindows98なので,両方見なくてはいけないのだ。くくく。
\1600+\2500=\4100かぁ。
そうそう,やっぱり,マウスが欲しい。VAIOは,マウスポートがない。リプリケータをつければ,良いのだが,携帯用のUSB(Universal Serial Bus)のタイプがいい。どうも,最近純正のVAIOのマウスが出来たらしいけど,店になかったので,取りあえずかった。結構使いやすい。
値段は\3,470なり。ホントに小さくて,便利です。
さて,イメージしているのは,こんな感じです。VAIOもメモリーは128MBにアップしました。もう怖いもの無しです。
いよいよ,2つのPCを,ケーブルで接続して,LANをやることになった。
▼LANアダプターの取り付け
写真中央のボードが,LANアダプターだ。普通のボードの差込と同じ。このボードはPCI用だった。
マニュアルも安っぽいけど,内容はきちんとしていた。ディスケットからのドライバの組み込みも簡単にあっけなく,終わった。
尚,Windows98のマニュアルもついていた。
LANカードの取り付け
LNKは,ケーブルが通電すると,点灯する。ACTは,信号が来る度に,点滅する。カード側にランプが付いている。矢印の部分の四角いのは,ランプではない。
PCMCIAのカード(TYPEii)も簡単だった。差し込むと,「ピコ」というサウンドがして,ドライバ導入が始まる。マニュアルを良く読んで,ディスケットから読み込ませば,簡単に終わる。
▼ハブとの接続
なにも考えず,ただつないだ。ハブにも電源が要る。また,電気ケーブルが増えた。この方が,やだなあ。
▼Peer to Peer
peerは「対等者,同僚」の意味。Client/Serverが,「奉仕を受けるもの」と,「奉仕をするもの」,に分かれるのに対する概念だろう。Peer to Peerで接続しようと思う。
設定は,いま,記憶にないほど,些細だった。
まず,ケーブル接続で,各ランプの点灯を確認した。
プロトコルはTCP/IPで,アドレスは,どうせプライベートアドレスなので,クラスCで,192.168.1.1から192.168.1.2で設定した。(本に書いてあった。)
デスクトップのネットワークアイコンをクリックしたら,なにやら出てきた。(VAIO上で)↓
なんだ簡単じゃん。で,今度は,NTの方から見てみると,出ている同じものが。↓
よし!で,VAIOの中を見たら,なにも出てこない。ああ,共有の指定を忘れた。フォルダーに共有する指定をしないと出てこない。そうそう,NTも見直そう。CD-ROMも共有指定しないと,使えないや。
これで,問題なく繋がった。なんだ,簡単だったんだ...もっと,面倒なのかと思った。きっと,プライベートアドレスを,申請するグローバルアドレスにすると大変難だろう。それに,たった2台だもんなぁ。兎に角,VAIOを買ったその日のうちに,LANは繋がったのだった。
▼携帯電話と接続
カードで携帯電話と接続する事で,モバイルコンピューティングをしてみよう,と考えた。TDKから出ていたが,少し高い。実は,最終的には,PHSで32Kで接続したいのだ。PHS端末は注文中で,まだ届いていない。DDIポケットのカード型のPHS端末だ。(早く来ないかなぁ)
これが来週に届くだろうから,その間つなぎに,携帯と接続してみたいのだ。そこで,NTTのカードにした。
2896P1で,\12,700なり。
最初,なかなかうまくいかず,悩んだ。繋がっても,すぐに切れてしまうのだ。あ,いま,デスクトップでISDNで接続中だ。テレホタイムだったので,つけっぱなしだったのだ。1ユーザーが同時に2セッションをもてないのだ。これで,すんなり接続。本日23日はここまで。ああ,おもしろかった。
▼ISDNルータ
今度は,ISDNのTAを共有して,VAIOでも,ISDNで,インターネットしたい。また明日,PCデポに行こう。もう目当ては有るのだ。明日は有休を取ってある。(今年は,年末年始が忙しいのだ。)
PCデポで,店員さんに聞いてみた。「デスクトップと,ノートPCで,LANを構築したんですけど,ISDNのTAも共有したいんですが,どうしたらいいですか?」と,聞いたところ,其れですと,ルータが必要になります。そこに置いてあります。TA兼ルータがあった。
うーん,あのTAは今年のはじめに買ったのになぁ。まあ,いいや。そこで,一番安かった,OMRONのMT128-NET/Dを買った。しめて,\36,700なり。あと,ケーブルを追加した。クロスケーブルを買って置いたのだ。何かに使いそうだから。
構想1分,完成1日
家に帰り,早速,設定の開始。これが構想図。ハブはなにも使わなくても良いのだが,もったいないので,使った。
DTE接続を残すのは,FAX(アナログ)の為。ISDNを利用されている方はご存じでしょうが,FAXはISDNでは出来ません(それを出来るようにするソフトもあるけど)。そこで,アナログモデムが必要になるのです。
梱包と接続の開始
値段の割に,シンプルな中身...
10BASE-Tポートは3つ,アナログは2つ,DTEポート,ISDN用機器のS/Tポートが2つ。
ドライバもCD-ROMから導入。また,旧TAを取り替えて,前と同じ事が出来るかを,最初に調べた。すぐに確認が出来た。DTEポートにつないでTAでの接続の確認が出来たわけだ。また,アナログ回線は,ナンバーディスプレイに対応していた。それから,このマシンはバックアップは単三電池で出来るので,手軽だ。
▼LAN
さて,問題は,これをルータとして,VAIOでも,G2Kでも利用できるようにしたいのだ。10BASE-Tに,各PCをつなげて,アドレッシングして,LANになるようにすればいいのだ。
アナログポートは後からつけた,器具で,いちいち切り替えないようにした。又,青いケーブルは,ハブへつなぐ,クロスケーブルだ。
設定は,ブラウザから行う。最初,ブラウザの設定をダイアルアップにしていたので,うまくいかなくて,悩んだ。気が付かなかった。ある時,ふと,あそうだ,「LANで接続」っていうオプションが確か,あった。と気が付き,難なく繋がった。アドレスも,このISDNルータが決めてくれる。簡単に繋がった。DTEよりも接続が早いかもしれない。
ふう,これで,ISDNルータを使ってのLAN環境は完成した。プリンターの共有も出来たし,初めてにしては,早々と,うまくいったですよ。
さらに,進化させよう
この後は,外出先から,PIAFSで,このLANに接続するのだが,肝心のカード端末が来ないので,其れが来たら試そう。
続く...
▼TWO LINK DATA
PHSのカード型電話+モデムが届いた。これ一枚で,電話兼モデムになる。約14000円なり。しかも,PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard;ピアフ)で32Kなので,電子メールだけではなく,ネットサーフィンも可能となる。これはすごい。また,カード表面に印刷されている「TWO LINK DATA」とは,DDIが行っているサービスで,発信先を3カ所まで事前登録して,そのほかに発信できないかわり,月々の基本料を980円にするものだ。
このジャックに,マイク+イヤホンを差し込めば,着信して,会話も出来る。着信するときの相手は,どこからでもよい(TWO LINK DATAであっても)。しかし,自分は携帯電話(自動車電話)を持っているので,このカードは通信以外には使う予定は無い。
このように,差し込むと,約2センチ強飛び出す。これは仕方ないだろう。アンテナが必要だからだ。
▼繋ごう
これは,モデムなので,ダイヤルアップの定義をすればいい。しかし,電話番号(アクセスポイント)は,通常の番号ではない。PIAFSは,普通のモデムのプロトコルと互換性が無いので,PIAFS専用のアクセスポイントがある。そこに電話することになる。あとの定義は,ダイアルアップとほとんど同じ。TCP/IPの設定とか,モデムの特性などは,このカード電話のマニュアルに出ていた。そして,あっという間に,繋がった。(あっけないくらい)
接続中は,Tの横の赤いランプが点灯する。点滅は電波が弱い。常灯は,電波状態が良いらしい。自宅では,窓の近くなので,点滅しないが,会社では,窓から離れていてるため,ゆっくり点滅する。横を人が通ると,エラーが起きたりする。でも,接続した後は,無線とは思えないくらい,早い。よしよし,予定通りだ。(ちなみに,Vaioはキーボードにカバーしています。おせんべの粉がキーの間に落ちると,「や」なので。)
▼自宅に繋ぐ
もう一つ,試したかったのは,自宅のLAN環境に,このカード電話から繋いでみたい,と言うことだった。別に,目的は無い。でも,どうしても試してみたい。ダイヤルアップルータは,PIAFSに対応していると,箱にも出ている(実は,このダイヤルアップルータを買うときに,これをみて,これを買うと決めていた)。
でも,どうやって繋ぐのかよく分からない。そこで,NTTのMN128-SOHOに関する本を買った。設定の仕方の画面が,不思議なことに,このMN128の本の内容と,ほぼ同じなのだ。実は,あとで知ったのだが,このOKIのダイヤルアップルータはNTTのと同じなのだそうだ。(SL10の一個前のモデルのOEMらしい...)。この本のおかげで,結構簡単に,設定は終わった。
しかし,繋がらない。いや,繋がって,すぐに切れてしまう。最初,自宅から自宅のPCに繋いだのだが,電話の呼び出し音がしないので,電話を書けていないのかと思った。しかし,よく見ると,着信のランプが付いている。カード電話の電話番号の最後に##3を付け加えるとPIAFSのプロトコルになるのだが,この##3をはずすと,呼び出しベルが鳴ることが分かり,PIAFSにすると,呼び出し音がしないのだ,ということを知った。
その後,なにをどういじったか,覚えていないのだが(多分,ネットワークの定義を削除して,追加したのだと思う),「再立ち上げ」の要請が出て,REIPLした後,急に繋がった。本当は,原因が気になるけれど,もう繋がってしまったので,気にしないことにする。
これで,どこからでも,(電話で立ち上がる機能は無いので,本体のみ立ち上げておけば,)自宅のPCにアクセス出来るようになった。なんか,うれしい。なにに,利用するかは,これから考える...?!
                
K's tips
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan02.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan04.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/index.html
                
                
                
                













































Colossus の夢 
2000年1月19日、我が家に、小さなコロッサスがやって来ました。あだ名は、COLO(コロ)。名前の由来は、ある映画から。アメリカのColossusと、ロシアのGuardianって、その映画の主役のコンピュータでしたね。こいつ、時々、夢を見るらしいです。どんな、夢なのか、覗いて見ましょう。
                
K's tips
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan01.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan02.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan03.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan04.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/index.html
http://iseries.fc2web.com/toppage/index.html
                
                
                
                
                
                













                
                
                
                
                
                
 

[通信] ネットワークの知識




[通信] ネットワークの知識
DHCPのしくみと管理課題(発表者:ぼうず)
■DHCPとは      
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
ホスト毎にIPアドレスのを設定するのは面倒です。得にノートPCを持ち歩く場合は尚更です。
セグメントが変わるたびに、IPアドレスの設定を変更しなければなりません。面倒な IPアドレスの設定を自動化したり、
配布するIPアドレスの一括管理を実現するためにDHCPが利用されます。
このDHCPにより、コンピュータをネットワークに接続しただけで、TCP/IPによる通信ができるようになります。つまり、
DHCPによってプラグ&プレイが実現します。
・手動設定の問題点
1.ネットワークへ接続する際に、IPアドレスやサブネットマスク、DNSサーバなどの設定をしなければならない
2.全てのホストアドレスをユニークにする必要があるため、IPアドレスの管理をしっかりと行わなければならない
 → 管理者の負担が大きい。ユーザ が自由にネットワークへ接続できない
・DHCPの特長
1.ネットワークへ接続するだけで、TCP/IP通信に必要な設定が行われる
2.管理者はDHCPサーバに必要な設定をすれば、IPアドレスをユニークに割り当てることができる。
  → 管理者の負担がラクになる。ユーザは管理者をわずらわせることなくネットワークへ接続できる。
■DNCPのしくみ
DHCPを利用するためには、DHCPサーバを立ち上げなければなりません。そして、DHCPサーバにDHCPで配布するIPアドレスを設定する
必要があります。ほかにも、サブネットマスクや経路制御の情報DNSサーバのアドレスなども、必要に応じて設定します。
DHCPプロトコルの動作概要
2段階に分かれて実行される
通常DHCPサーバは2台以上設置されるために、シーケンスを2段階に分ける必要がある(クライアントが使用したいネットワーク
設定を選択する:デフォルトは早い設定どりをする)
※DHCPによる設定には、通常制限時間が設定される。DHCPクライアントは制限時間が超過する前に、DHCP要求パケットを
送信して延長したいことを通知しなければならない
これで、DHCPによるネットワーク設定は完了し、TCP/TPによる通信が可能になる。
尚、IPアドレスが不要になった場合にはDHCP開放パケットを送信する。
ここで、DHCP発見パケットやDHCP要求パケットを送信するときには、IPアドレスは決まっていません。
このため、DHCP発見パケットの、宛先アドレスはブロードキャストアドレスの255.255.255.255で。送信元アドレスは
「わからない」という意味の0.0.0.0で送信します。また、DHCP提供パケットやDHCP確認応答パケットを送信する際は宛先IPアドレスに
ブロードキャストアドレスで送信する場合とレイヤ2アドレス(MACアドレスなど)を利用する場合があります。
DHCPを利用している場合には、DHCPサーバに障害が発生するとIPアドレスが配信されなくなるため、そのセグメントのホスト全てが
通信不能になってしまいます。この問題を避けるために複数のDHCPサーバを起動させることが奨励されています。
しかし複数のDHCPサーバが起動すると、それぞれのDHCPサーバ内部に記録されているIPアドレスの配布情報が同じにならず、
片一方のDHCPサーバが割り当てたIPアドレスを別のDHCPが配布してしまう危険性があります。このために配布するIPアドレスや、
配布されたIPアドレスがすでに使用されていないかどうかを調べるために、DHCPサーバとDHCPクライアントには次のような機能を付ける
ことになっています。
DHCPサーバ
 IPアドレスを配布する前にICMPエコー要求パケットを送信し、返事がないことを確認する。
DHCPクライアント
 DHCPサーバから配布されたIPアドレスに対して、ARP要求パケットを送信し、返事がないことを確認する。
 事前にこの処理を行うと、IPアドレスが設定されるまでに時間がかかることになりますが、IPアドレスの設定を
 安全に行うことができます。
(参考文献 マスタリングTCP/IP入門編:オーム社) 
■DHCPの管理
上記の説明のとおり、DHCP接続を推進することでユーザ・管理者それぞれに利点があります。
一人が複数のセグメント間を移動しLAN接続できることが最大の利点であるため、DHCPアドレス数以上にフロア等へ配線しておくことが
もし、フロアへ配線された全てのケーブルにホストを接続したら・・・
当然アドレス数以上のホストをネットワークへ接続することができない為、接続できないホストが発生します。
この問題を発生させないためにも、管理者は常にDHCPアドレスの利用状況を把握しておかなければなりません。
例えばDHCPの利用率が90%を超えるセグメントはセグメント分けをするといった対策が必要になります。
便利な一方で利用状況を把握し、次の対策へと繋げていくことがネットワーク管理者の力量だと考えます。
ネットワーク全般へ戻る
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
     
     
     
     
     
     
     
     
DNSの名前解決1(発表者:ぼうず)
DNS(Domain Name System)はインターネット上での名前解決に使われます。名前解決って一体何のことがご存知ですか?
普段みなさんがIEやNetscapeを使ってホームページを見る際には、http://homepage3.nifty.com/studyman/ などのhttpから
始まる(もしくはApacheなどのhttpd)URLを使ってホームページ(実際にはwebサーバ)にアクセスされていると思います。中には、直接IPアドレスからホームページへアクセスする強者もいるかもしれませんが通常大きなホームページへは、IPアドレスからアクセスすることはできません。(いっぺんyahooなんかで試してみ)
これもDNSの機能のためです。
DNSを簡単に紹介すると、私たちクライアントはホームページを閲覧するためにネームサーバに対して見たいホームページの検索を依頼したり、あるいは誰かから教えてもらったURLを直接ブラウザへ入力しHTTPプロトコルで接続を試みます。このときにURLからIPアドレスを調べるためにクライアントは自分のリゾルバネームサーバに依頼します。自分のパソコンのリゾルバネームサーバは通常DHCPによって自動的に指定されています。確認方法はコマンドプロンプトから
>ipconfig /all   ENTER
を実行すると、
DNS Servers                
   202.248.0.72
   210.131.113.126
(上記はniftyのリゾルバネームサーバ)
というようにIPアドレスを確認することができます。そのリゾルバネームサーバが、例えばyahoo.co.jp だと最初にルートネームサーバ(日本にも1ヵ所設置)にjpネームサーバのIPアドレス
を確認します。ルートネームサーバはjpネームサーバの情報をリゾルバネームサーバへ返却。以下jpネームサーバはco.jpネームサーバの情報を、そしてco.jpネームサーバはyahoo.co.jpのIPアドレスをリゾルバネームサーバへ返却します。
但しリゾルバネームサーバにはキャッシュ機能が搭載されていますので、一度検索した情報をサーバへ設定する時間だけキャッシュすることができます。これにより頻繁にアクセスするホームページ(yahooやniftyなど)へのIPアドレス返却はリゾルバネームサーバのみで実現します。このようにURLからIPアドレスをリンクさせることを名前解決といい、DNSではこの形を正引きといいます。正引きがあるからには、逆引き
ももちろん存在し、逆引きとはIPアドレスからドメイン名をリンクさせることを言います。
しかしちょっと待ってください。先程大きなホームページへはIPアドレスを直接入力してもホームページを閲覧できないといいました。
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
     
     
     
     
     
     
     
     

ネットワーク形態とポート番号(発表者:ぼうず)              
現在の企業ネットワークでは、インターネットへの接続が必須となり、上記のようにファイヤウオールで企業ネットを  
保護し、外部からアクセスが必要なWEBサーバ、ネームサーバ(DNSサーバ)、メールサーバをDMZ(非武装地帯)  
に設置している。ちなみにDMZに置くネームサーバは、DMZのWEBサーバやメールサーバの名前解決、及び  
ISPのネームサーバのセカンダリ(予備)に使われるのが一般的です。またウイルスから企業ネットを防止するために、ウイルススキャンサーバを設置しe-mailやWEBページ全てをウイルススキャンします。企業ネットからWEB閲覧を実施する際、閲覧に時間がかかる理由です。  
外部から内部のネットワークを保護する目的で設置するファイヤウオール。一体どのようにして設置するのでしょうか。  
1.プロバイダにNIFTYと契約。IPアドレスをDHCPで取得(当然1アドレスのみ)NTTのフレッツでADSLを利用するため  
ブロードバンドルータとNIFTY間は、PPPoEプロトコルで接続。  
2.4ポートブロードバンドルータを設置(WANポートあり)内1ポートをDMZ設定し直接メールサーバのみを設置  
 (企業だとルータ配下にスイッチングハブを設置し、サーバを何台か設置)  
3.NIFTYからのDHCPアドレスを利用してサーバを立てている為、itbdns.comとDDNSサービスを契約(無料サービス)  
つまり、DHCPアドレスをメールサーバのアドレスにも利用している(ルータにも利用している)  
4.2台のパソコンを直接ルータに接続。NAPTアドレス(ローカルアドレス)で、192.168.xxx.zzzを設定。  
 xxxはナイショ!! zzzはルータから更にDHCPを利用している  
5.ルータにはファイヤウオールを設定している。またXPパソコンはXPのファイヤウオール機能を利用せず、  
フリーウエアのファイヤウオールを設定(Win95パソコンと共有フォルダを利用するためXPのファイヤウオールが使えない)  
フリーウエアのファイヤウオールソフト:Sygate Personal Firewall   
  http://smb.sygate.com/buy/download_buy.htm   (注) Sygate Personal Firewall Proは有料です。ご注意を。
6.Win95パソコンは、WindowsUpdateのみ実施。でもサービスが終了した。ルータのファイヤウオールで対応・・・かな?  
7.Win XPパソコンには、ウイルスソフトをインストール。Win95は、メール送信時の確認表示のみ。  
確認表示設定しておくと、ウイルス感染した際に自動送信するメールを止めることがちょっとはできる。でもウイルスによっては  
そんな設定すらActive Xなどを利用して変更することもできるから、おまじないのようなモノ。でもWin95のブラウザではActive Xを禁止設定しているし、メーラはほとんど使わないんでポスペだけ。  
 ここでファイヤウオールが幾度となく出てきますが・・・  ファイヤウオールの設定は。  
まずパソコンに設定するファイヤウオールですが、最近のファイヤウオールソフトはアプリケーションによって許可、不許可の設定を行います。Sygate Personal Firewallもアプリケーション設定です。XP標準の簡易ファイヤウオールはルータのファイヤウオール設定にかなり近いようです。  
(デフォルトで何を許可して何を許可しないのかさっぱりわからんので使ってない)  
では、ルータのファイヤウオールは、何によって許可、不許可を決定するのでしょうか。TCP/IPのトランスポート層の機能である、TCP、UDPのプロトコルは上位層のアプリケーション層との  
通信の際、それぞれアプリケーションの持つポートに対してデータの受け渡しを行います。ポートはアプリケーションによってそれぞれ専用のポートが存在し65536個のポートが存在します。  
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
     
     
     
     
     
     
     

IPアドレスの3つのルール (発表者:ぼうず)
1.IPアドレス
IPアドレスは4オクテット32ビットの長さがあり,一般に各オクテットを「.」で分割して表記される
例) 10.5.3.1 や 192.16.1.1 など
2.IPアドレスの分類
IPに限らず全てのレイヤ3アドレスは,ネットワーク部とホスト部の2つに分けることができる。IPアドレスはクラスに分類できるので,これによってネットワーク番号とホスト番号を識別できる。IPアドレスのクラスはA,B,C,D,Eの5つのクラスがあり,クラスDはマルチキャスト用,クラスEはリサーチ用でありA,B,Cがホスト割り当てのために実際に使われている。
クラスA:最初のオクテットが0で始まる場合
  (2進数:10進数) 00000000~01111111:0~127 
クラスB:最初のオクテットが10で始まる場合
  (2進数:10進数) 10000000~10111111:128~191 
クラスC:最初のオクテットが110で始まる場合
  (2進数:10進数) 11000000~11011111:192~223 
各クラスのネットワーク部とホスト部
クラスA
   ネットワーク部(8ビット)ホスト部(24ビット)  
クラスB
   ネットワーク部(16ビット)ホスト部(16ビット)  
クラスC
   ネットワーク部(24ビット) ホスト部(8ビット)
したがって,ネットワーク部は
クラスA
0 0 0 0 0 0 0 0=0 から 0 1 1 1 1 1 1 1=127まで
クラスB
10 0 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0 = 128.0から10 1 1 1 1 1 1.1 1 1 1 1 1 1 1 = 191.255まで
クラスC
110 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0 = 192.0.0 から110 1 1 1 1 1 1 .1 1 1 1 1 1 1 1.1 1 1 1 1 1 1 1 = 223.255.255 
まで使用することができる。
■IPアドレスの3つのルール
ルール1:すべて0または1というネットワークアドレスフィールドを使用することはできない!!
クラスを表現する部分。クラスAだと0,クラスBだと10,クラスCだと110はCIB(Class Identifying Bit)と呼びネットワークフィールドではない。したがって,
クラスA:0 0 0 0 0 0 0 0 = 0  0 1 1 1 1 1 1 1 = 127
クラスB:10 0 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0 = 128.0  1 0 1 1 1 1 1 1.1 1 1 1 1 1 1 1 = 191.255 
クラスC:110 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0 0 = 192.0.0  110 1 1 1 1 1.1 1 1 1 1 1 1 1.1 1 1 1 1 1 1 1 = 223.255.255
を使用することはできない。
ルール2:ホストフィールドがすべて0の場合,ネットワークアドレスという特別なアドレスになる。またすべて1の場合ブロードキャストアドレスという特別なアドレスになる。ということで,すべて0のアドレスはIPネットワークの開始を示し,ブロードキャストアドレスはネットワークの終点を示す。
IPアドレスの割り当て例(10.0.0.0の場合)
  10.0.0.0   ネットワークアドレス
  10.0.0.1   ルータアドレス
  10.0.0.2    ホスト(PCなど)に使用できるアドレス
  10.255.255.254  ホスト(PCなど)に使用できるアドレス
  10.255.255.255  ブロードキャストアドレス
IPアドレスの割り当て例(192.168.1.0の場合)
       192.168.1.0   ネットワークアドレス
       192.168.1.1   ルータアドレス
       192.168.1.2   ホスト(PCなど)に使用できるアドレス
       192.168.1.254  ホスト(PCなど)に使用できるアドレス
       192.168.1.255  ブロードキャストアドレス
ネットワークアドレスの次のアドレス。つまり一番最初に使用可能なIPアドレスを通常はルータに使用するのが一般的である。
サブネットについて
600台のPCを接続するネットワークを3ネットワーク構成する場合,クラスBのアドレスを割り当てなければならない。例えば,
   1つ目のネットワークを    172.1.0.0のネットワーク
   2つ目のネットワークを    172.2.0.0のネットワーク
   3つ目のネットワークを    172.3.0.0のネットワーク   
とした場合,600台のPCに使用するアドレスは
   1つ目のネットワークは172.1.0.2~172.1.2.89【172.1.0.1はルータアドレスなので 2~601まで】
   (ホスト部を2進数で表記すると 00000000.00000010(2)~00000010.01011001 (601) )
   2つ目のネットワークは172.2.0.2~172.2.2.89【172.2.0.1はルータアドレスなので 2~601まで】
   (ホスト部を2進数で表記すると 00000000.00000010(2)~00000010.01011001 (601) )
   3つ目のネットワークは    172.3.0.2~172.3.2.89【172.3.0.1はルータアドレスなので 2~601まで】
   (ホスト部を2進数で表記すると 00000000.00000010(2)~00000010.01011001 (601) )
というように割り当てられる。しかしこのままでは,各ネットワークには64,934台分の未使用アドレスが発生する。これを有効に利用するために,サブネットが考察された。
例えば,172.1.のネットワーク部を更にサブネットで拡張し,1つ目のネットワーク(わかりやすいように3オクテット目を2進数で表記する)
     ネットワークアドレス 172. 1.0 0 0 0 0 1 0 0 (4) .0 =172.1.4.0
サブネットマスク 255.255.1 1 1 1 1 1 0 0 (252) .0  = 255.255.252.0
2つ目のネットワーク(わかりやすいように3オクテット目を2進数で表記する)
     ネットワークアドレス 172.1.0 0 0 0 1 0 0 0 (8) .0 =172.1.8.0
サブネットマスク 255.255.1 1 1 1 1 1 0 0 (252) .0=255.255.252.0
3つ目のネットワーク(わかりやすいように3オクテット目を2進数で表記する)
    ネットワークアドレス 172.1.0 0 0 0 1 1 0 0 (12).0=172.1.12.0
サブネットマスク 255.255.1 1 1 1 1 1 0 0 (252).0=255.255.252.0
とすることによって,有効にIPアドレスを利用することができ,すでに実現されている。しかし,
ルール3:すべて0またはすべて1はサブネットフィールドを使用できない(どちらもゼロサブネットという) 
上記の例でいくと, 172.1.0 と 172.1.252 は使用できない。つまり有効なアドレスは
   172.1.4.0 ネットワーク1のアドレス
   172.1.4.1 ルータアドレス
   172.1.7.255 ブロードキャストアドレス
   172.1.8.0 ネットワーク2のアドレス
   172.1.8.1  ルータアドレス
   172.1.11.255 ブロードキャストアドレス
   172.1.12.0 ネットワーク3のアドレス
   172.1.12.1 ルータアドレス
   172.1.15.255 ブロードキャストアドレス
   172.1.16.0 ネットワーク4のアドレス・・・・
となる。以上のルールでIPアドレスは割り当てられている。
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
     
     
     


電話の原理(発表者:ぼうず)
■電話の原理
電話機にはマイクロホンとスピーカが入っています。送信機では、マイクロホンで音あるいは声を電気信号に変換します。電気信号は電話回線で運ばれて受信側に到達します。受信側のスピーカは、電気信号を音あるいは声を復元します。こうして離れた場所に声が届きます。 音声をマイクロホンで変換した電気信号は、いろいろな周波数成分を含み音声の大きさにしたがって電圧が変化するアナログ信号です。人の耳が音として感じる可聴音周波数の範囲は概ね20Hzから20,000Hzの範囲です。但し電話の音声周波数範囲は300Hzから3400Hzとされています。(音声周波数範囲を超えると極端に減衰率が上昇するため)このように音声周波数範囲が可聴音周波数範囲よりも狭いために、電話で聞く音は実際の声とは違います。ちなみにこの300Hzから3400Hzの周波数範囲をインバンドといい、それ以外の周波数範囲をアウトバンドといいます。 
■音声品質の改善
電話回線を伝わる電気信号は減衰します。あまり減衰の度合い(減衰量)が大きいと、スピーカで復元した音声が小さくなりすぎてきこえにくくなります。電話回線の設計では、電気信号を運ぶ通信ケーブルや無線回線の伝送特性を考慮して、一定の回線距離ごとに増幅器を用意し減衰した信号を再生しますが、何度も再生を繰り替えすことによりアナログ信号が歪み、音声品質が悪くなります。 現在の電話網は全面的にデジタル化されています。デジタル化した電話網では、アナログ信号をデジタル信号に変換して運び
ます。アナログ信号をデジタル信号へ変換することを符号化、符号化したデジタル信号をアナログ信号へ戻すことを復号化と呼びます。符号化を行う符号機と復号化を行う復号機を合わせてコーデック(CODEC)と呼びます。 世の中の任意の2台の電話機をつないで話しをするために電話交換網を使います。通信事業者の電話交換網、つまり公衆電話網ではアクセスネットワークを市内網、中継ネットワークを市外網あるいは中継網を呼んでいます。アクセスネットワークでは、市内交換機あるいは加入者交換機と呼ばれるアクセスノードとユーザを繋ぎます。1つのアクセスノードがカバーする地理的なサービス範囲には制限があります(市内通話と市外通話の違い)そこで、多数のアクセスノードを中継ネットワークで相互接続します。 通話する2台の電話機の設置場所が非常に離れているときはアクセスノード間に多数の中継ノードが入ります。電話の音声品質を評価する代表的な方法に平均オピニオン評点(MOS)があります。これは測定者がテストメッセージを聞いて5段階の評価を主観的につける方法です。 符号化した信号をそのまま復号化したときの音声品質のMOS値は4.2程度です。NTTの電話網の音声品質はデジタル化以降MOS値は2.5から3.5とかなり良い値を実現しています。
■電話交換の原理
昔使われていた黒電話(あっしの時代までかな)には、コンセントがなかったのを覚えていますか?電話機本体には、コンセントなど外部から電源を供給する必要がありません。 その理由は電話交換の原理にあります。アナログ回線での接続動作は下図のとおり、6つのフェーズに分類することができます 。
発信側先掛け時(発信側が先にオンフック)
  端末の状態 : 発信側 オンフック  
    着信側 オフフック
  網の状態   : 発信側
   極性の復極後、端末の監視状態に戻る
  着信側 切断信号送出 ある時間経過後、話中音を送出着信側先掛け時(着信側が先にオンフック)
  端末の状態 : 発信側 オフフック
  着信側 オンフック
  網の状態:全トレーンは現状維持。被呼先掛けタイミング後、全トレーンの復旧。
  発信側 極性の復極  ある時間経過後、話中音を送出
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/TEL_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_presen21.htm
     


     
     
     
無線ネットワークの概要
■無線ネットワークの動作モード
無線LANの動作モードには、インフラストラクチャ・モードやアドホック・モードがあります。インフラストラクチャ・モードはアクセスポイントと端末の間を無線接続するもので、端末同士を無線回線で直接繋ぐものではありません。これに対してアドホック・モードは端末間を無線回線で直接つなぎます。 古典的な無線通信システムは、端末同士を直接無線回線でつなぐ方式です。このようなシステムはアマチュア無線や警察無線などの連絡用電話で広く使われています。但し、携帯電話システムはインフラストラクチャ・モード無線LANのように、アクセスポイントあるいは無線基地局と端末の間だけを無線接続します。無線基地局の間は主として光ファイバーケーブルを使ったコアネットワークでつながれています。 
■無線電波の利用制限
無線電波は貴重な人類共有資源です。無線ネットワークの構成や用途に応じて、それに適した周波数がありますが、使いたい周波数を勝手に使うことはできません。無線周波数の利用については、国際および国内のそれぞれの管理機構があり、日本国内では総務省が管轄しています。電波利用の基本は「電波法」という法律に決められています。 電波利用について規制する主な項目は、無線周波数、占有する周波数帯域幅、および送信電力です。無線電波は送信機から受信機に到達する間に減衰します。しかし、通信距離を大きくするために、送信電力を規制されている値以上に大きくすることは許されません。 電波法の規定によれば、無線電波を送信する無線局を開設するときには所轄大臣の免許を受けなければならない。そして、無線設備を操作するためには無線従事者の資格が必要であるとしています。但し携帯電話機の利用者は無線局免許や無線従事者免許を取得する必要がありません。これは送信電力が小さく、決められた技術基準に適合した無線機器だけを使うときには無線局免許を取る必要がないという、無線局開設の例外規定が適用されるからです。もしも、携帯電話の利用者全員が、無線局免許と無線従事者資格を取得しなければならないとしたら、現在のような無線ネットワークの普及はありえません。 
■無線電波の特性
無線電波の種類は下図のように波長帯で分類されています。無線電波の伝搬速度は秒速30万km程度ですから、周波数300Mhzだと、1サイクルの波長が約1mになります。波長はアンテナの寸法に密接に関係します。VHFテレビの受信アンテナよりもUHFテレビの受信アンテナが小さいのはUHFの方が波長が短いからです。アンテナにはいろいろな形式のものがありますが、古典的で基本的な直線状アンテナ最適長は2分の1波長です。これを半波長ダイポールといいます。
VHF : 250MHz(コードレス電話・ポケットベル)   SHF : 5GHz(無線LAN)         
UHF : 400MHz(コードレス電話)                4/6GHz(Cバンド、衛星通信)
      800MHz(携帯・自動車電話)              12/14GHz(Kuバンド、衛星通信)
      1.5GHz(携帯・自動車電話)               19GHz(無線LAN)
      1.9GHz(PHS)                       20/30GHz(Kaバンド、衛星通信)
      2.4GHz(無線LAN)                    22GHz、26GHz、38GHz(固定アクセスネットワーク)
現在の携帯電話や無線LANで使っている無線電波の波長は10~40cm程度であり、周波数が高くなるほどアンテナを内蔵した携帯端末を小型化できることになります。 1つの無線通信で使う周波数帯域幅が広いほど、伝送容量が大きくなります。したがって同じ周波数帯の電波を共用するユーザ数を増やすことや、ブロードバンド通信を行うためには、高い周波数の利用が適しています。 無線電波は周波数が高くなるほど、真っ直ぐ進む性質が強くなります。この性質は波長が10cm程度になるとかなり顕著になります。したがってSHF帯では、送信端末と受信端末の間にある障害物の影響で電波が著しく減衰して通信動作が不安定になることがあります。また、直接波と反射波が干渉して受信端末入力電波強度が大きく変化することがあります。ミリ波あるいは準ミリ波と呼ばれるEHFの波長帯では、霧や雨のように気象状態のよって電波強度が著しく減衰することがあります。  携帯電話システムや無線LANで使われている比較的使いやすいUHF帯の電波が足りなくなってきたために、SHF帯の開拓が進んでいますが、これを上手に使いこなすためには電波の性質を理解し、利用経験を積み上げながら安定したシステムを構築することが強く求められます。
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm
     


     
     
     
     
     
     


     
     


     
     
携帯電話システム1
■携帯電話システムの基本
携帯電話を中心とする移動体通信システムあるいはモバイル通信システムは、ユーザ端末の間を無線回線でつなぐのではなく、固定電話網のような既存の有線通信ネットワークの設備をベースにして、アクセスネットワークを無線回線にしたものです。但し、市内交換機とユーザ端末を無線回線で直接つなぐのではなく、1つの市内交換機がカバーするサービスエリアの中に複数の無線基地局を設けて、基地局とユーザー端末の間を無線接続するのです。 基地局とユーザー端末の間は常につながっているのではなく、ユーザーが通信するときだけ、その通信に無線チャネルを割り当てます。1つは基地局のサービスエリア、つまり基地局からユーザー端末までの最大通信可能距離には制限があり、ユーザーがいる場所によって、そのユーザーの通信を扱う基地局が変わります。こうしたことから市内交換機には無線アクセス固有の制御機能が必要になります。 
■周波数の利用効率を高めるセルラー方式
携帯電話システムの爆発的なユーザー数増大の裏には深刻な問題があります。それは、利用できる無線電波の周波数制限です。ユーザー数が増えたからといっても、自由に周波数帯域を拡大できないのです。 周波数不足の問題を緩和する効果的な方法として、携帯電話システムはセルラーシステムを採用しています。セルラーシステムでは、アクセスネットワークを多数のゾーンあるいはセルに分割して、それぞれのゾーンに1つの無線基地局を設けます。隣接した竿ーんでは異なる周波数を使うことで混信を避け、離れたゾーンで同じ周波数を繰り返して使うことによって電波の利用効率を高めます。そして、同じ周波数を使うゾーンの間で混信が起こらないように、基地局の送信電力を制御します。 上図では各ゾーンに割り当てる周波数を7色の記号で表わしました。つまり7つの異なる周波数帯域を用意して隣接したゾーンの同じ周波数帯域を使うことがないようにしています。同じ周波数帯域を使う2つのゾーンは離れているので、混信が起こる可能性が小さくなります。
1つの基地局に割り当てられる無線チャネル数には厳しい制限があるので、ユーザー密度が大きいゾーンではチャネル不足のためにつながりにくくなります。このような問題を改善するのに有効な方法は、ゾーンを小さくすることです。ゾーンの大きさの違いにより、マクロセル、マイクロセル、ピコセルなどという言葉が使われます。通常の携帯電話方式は、1つのゾーンの半径が500m~20km程度のマクロセル方式です。これに対してPHS(簡易型携帯電話)は、1つのゾーンの半径が100m~500m程度のマイクロセル方式です。
■ユーザー追跡
携帯電話ユーザが通信をしながら移動すると、通信を始めたときのゾーンと、隣接した別のゾーンの境界を越えることがあります。この境界は厳密に線引きされているわけではありませんが、最初のゾーンの出派が弱くなるので、ユーザー端末を新しいゾーンの基地局につなぎ替えます。このつなぎ替えをハンドオーバーあるいはハンドオフといいます。このために、セルラーシステムでは無線アクセス制御機能がユーザーを追跡しているのです。ハンドオーバーを行うときには短期間通信がとぎれることがあります。また、新しいゾーンに利用できる無線チャンネルの空きがないときには通信が切れてしまうことになります。
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/TEL_index.htm
     
     


     
     
     
     
     
Cookieについて(発表者:ぼうず)
Webアクセスの使い勝手をよくするために利用されているのがCookieである。前に訪れたWebサイトにアクセスすると、「ようこそ○○さん」と表示されたら、そのWebサイトはCookieを利用している。ブロックすると不便IEの標準設定では、Cookieに関連する警告メッセージは出ない。表示させるには、IEのCookie設定ウインドウに表示される「詳細設定」ボタンを押して設定する。 設定を変更してからショッピングサイトなどにアクセスすると、警告メッセージがポップアップしてくる。例えば商品を注文する場面などだ。 そこには「・・・が”Cookie”と呼ばれるファイルをこのコンピュータに保存しようとしています」と書かれている(ヤフーでも検索を使うと表示されますわ)このときの選択肢は3つ。
「Cookieを許可」、
「Cookieをブロック」、
「詳細情報」で
ある。 「許可」ボタンを押すと、商品の購入手続きが完了したことを表すWebページなど、次のページが表示される。「ブロック」を選ぶと、次に進めなくなる(ショッピングサイトの話しでヤフーなんかは次にすすめまっせ)。「詳細情報」を選ぶと、Cookieの詳細な内容が表示され、再び「許可」または「ブロック」選択するボタンが表示される。
サーバが個人や状態を特定する
そもそもCookieは、個人を特定したり個人のアクセス状態をWebサーバが知るために利用される。実体はWebサーバがWebブラウザ(つまりWebを見ているあなた)に送信してくるテキストデータである。 例えばWebブラウザのユーザからすると、ショッピングサイトで買い物をするたびに、名前・住所といった情報を入力するのは面倒である。そこでWebサーバが個人を区別するためにCookieを発行しておき、次のアクセスからはWebブラウザがCookieを送信する。こうすればWebサーバ側でCookieの情報から個人が特定でき、以前にもらった住所などの情報をユーザに提示できる。
     
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index.html
http://bohzu.fc2web.com/Presen_frame.htm
http://bohzu.fc2web.com/Computer/Network/network_index.htm
http://bohzu.fc2web.com/index_frame.htm



     
     
     


     
     
     
 

[科学] ぼうずの自由研究



ルーム・エアコン(発表者:ぼうず)
私たちが家庭で使う数々の便利な製品の代表的なものにエアコンがあります。エアコンはエア・コンデイショナーの略です。日本の家庭でも20~30年前より普及しはじめました。エアコンは空気調和器と言われビルや工場とかオフィスで使われるような大型のものは別にして一般家庭で使われるものを説明します。  通常、エアコンは室内器と室外器に分かれています。 普通空気の温度を変えるために室内器の中にあるコイル状に熱交換器の中に触媒(従来はフロンガスでしたが地球環境を守るオゾン層を害するということからフロンガスの使用が禁止され、それに変わる触媒が使用されます)を通し、外を流れる空気を冷やしたり、暖めたりします。 
エアコン(夏)
液体は気体になるとき(気化するとき)に周囲から熱を奪います(気化熱)。また逆に気体は液体になるとき(液化)周りに熱を出す作用をします。この作用を利用したのがエアコンであり、また冷蔵庫も同じ理屈で冷却します。エアコンの場合、冷房と暖房は触媒の流れが逆になります。 液体は蒸発器を通すと気化して気体になります。このときに外気の温度を吸収します。これがクーラーの原理です。 気体になった触媒は、今度は凝縮器を通ると熱を出します。この原理が外気温度を上げる役目をします。これが暖房の原理です。 夏、クーラーを使用しているときに室外機のところで異常な暑さの風を感じるのはこのためです。家庭やオフィスで夏になるとみんなが一斉にクーラーを使うので街の温度が上昇して社会問題になっています。   たびたび「触媒」という言葉が出てきますが、広い意味では「ある化学反応をさせるときに触媒を使うと、その化学反応が早くなる」というときに使われます。この触媒はふつうは固体ですが、気体や液体もあります。ここでいう触媒とはちょっと意味が違った広義の意味で使用しています。 従来、この触媒にフロンガスが使われておりました。フロンは無色無臭性の気体または液体で、科学的・熱的に安定しており毒性も低くて引火もしにくい物体です。冷房・暖房・冷凍などをするときに使用されています。 しかしこのフロンガスが大気中に放出されると、地球を取り巻く成層圏に流れ、太陽の紫外線により分解されて生ずる塩素原子がオゾン層を破壊します。 日本では1996年以来オゾン層を破壊するいくつかのフロンガスの製造が禁止され、代替フロンが使用されています。これらは地球温暖化の原因になることから、大きい問題になっています。 メーカーはこの使用禁止のガスの代わりにイソブタンを使用したものなどを検討しています。 なお冷蔵庫を部屋に設置するときには、背後に熱を放出するラジエータ部分があり、この部分が後ろの壁にあまり近ずけないほうがよいでしょう。
                
ぼうず
                
                



                
                
                
                
                
                
冷蔵庫(発表者:ぼうず)
■液体を蒸発させて温度を下げる
液体が蒸発するときには、周囲から熱を奪います。この熱のことを気化熱といいます。暑い夏の日に庭に水をまくとひんやりと涼しくなった経験があるでしょう。これは庭にまかれた水が蒸発する際に空気中の熱を吸収し、空気は熱が奪われたぶんだけ冷却されるため、周囲の温度が下がるのです。冷蔵庫も液体を蒸発させることで庫内の空気から気化熱を奪い、温度を下げています。この液体のことを冷媒といいます。 液体を少ないエネルギーで効率よく蒸発させるためには低い温度でも簡単に蒸発する物質を使う必要があります。そこでかつては冷媒にフッ素と炭素の化合物であるフロンという物質が使われていました。しかし、フロンガスが大気中放出されると生物にとって有害な紫外線をさえぎってくれるオゾン層が破壊されることがわかり、現在ではフロンに代わる物質が冷媒として使われています。 ※以前使われていたフロンはCFC(特定フロン)が使われていました。オゾン層破壊の問題で日本では1988年にオゾン層保護法が制定され1995年にCFCは全廃されました。CFC全廃後はHCFC・HFCといったオゾン層の破壊の少ない代替フロンを使用していますが、2020年までには全廃されることになっています。これからの冷媒としてノンフロン(例 HC:シクロベンタン)が注目されており一部実用化されています。
■高温・高圧の冷媒を急激に膨張させて気体にする
では、実際にどのように冷媒が使われているのかを見ていきましょう。冷蔵庫は、貯蔵庫と冷却器、コンプレッサー(圧縮器)、コンデンサー(凝縮器)、冷媒を通すパイプというのが基本的な構成要素です。 まず
1.コンプレッサーを電気で動かして、冷媒ガスを圧縮させます。
2.高温・高圧になったガスがコンデンサーを通ると、外気に放熱されて温度が下がり液体に変わります。
3.液体になった冷媒は冷却器に送られ、急激に膨張して気体に変わります。
4。気体に変わる際に庫内の熱を吸収して温度を下げます。 
■新しい冷却方式電子式冷却方式 
今までの冷蔵庫と違い冷媒を使用しません。2つの異なる金属を接触させて、これに直流電流を通すことによって生じる"ペルチェ効果"を利用して温度を下げます。騒音がない等の利点はありますが冷却効率はよくないので、小型の自動車用冷蔵庫などに利用されています。
* ペルチェ効果とは―
異種の導体(または半導体)の接点に電流を流すと、熱の発生または吸収が行われる現象。
■直接冷却方式と間接冷却方式の違い
冷蔵庫の冷却方式には、直接冷却方式(直冷式)と間接冷却方式(間冷式)があります。
直冷式は、冷却器が庫内に露出しているタイプです。消費電力が少なくて済み、冷却器の近くに置いたものは早く冷やすことができる長所がありますが、霜がつきやすい短所もあります。
間冷式は、冷却室内に冷却器を置いてファンによって冷気を庫内に送り込むタイプです。食品に霜が付かない長所がありますが、冷却するのに時間がかかり、消費電力が大きい短所があります。                
                    
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm