[機器][携帯電話] Panasonic/Docomo P209iS~カラーiモードケータイ
スタパ齋藤
■む!!これは欲しいぞ,P209iS
P209iS
ドコモ P209iS(松下製)。
カラー液晶の二つ折り,閉じていてもわかるプライベートウィンドウ搭載,デザイン。見た瞬間から気に入ったのだった
松下製端末としては初で異端のP209iSは,折り畳み型カラー液晶搭載iモード端末として現在大注目品薄御礼中なようだが,俺の場合,この端末を初めて見た瞬間から気に入った。
夏頃は俺の携帯電話熱がかなりさてめいて,同時に俺は電話マニアとしては情報収集能力に欠ける奴なので,俺がP209iSを初めて見たのはドコモショップの店頭だった。偶然にもその日に置かれ始めた端末見本だったらしいが,とにかく,見た瞬間,「むむむむッ!!」と感じた。で,その数分後,P209iSを予約。現在使用中というわけだ。P209iSの詳細についてはドコモの製品紹介ページを参照願いたいわけだが,本サイトの通信関連記事でも超おなじみ法林氏の,法林岳之の週刊モバイルCATCH UP『パナソニックの折りたたみケータイ「P209iS」』が非常にナイスなので,こちらを参照していただくのがより手っ取り早い。
ついで,と言っちゃぁナンだが,P209iSを予約した直後,NEC製のカラーiモード端末,話題騒然人気沸騰し過ぎで人気蒸発中の新端末ことN502itも予約。発売日に入手できた。当初はサイコーにイカス!!ということでP209iS一筋でiモードするゼとか思っていたのだが,入手してみたらN502itも同じくサイコー度が高い。どーしよー迷っちゃう~という感じで,現在P209iSとN502itの両端末をダブルで使用中なのであった。なお,N502itの詳細についてはドコモの製品紹介ページを参照願いたいが,やはり速攻で法林氏が製品レビューをしていた。詳しくは,法林岳之の週刊モバイルCATCH UP『ついに登場! 502iシリーズの最終兵器「N502it」』を参照していただきたい。
ていうか,なんか,ドコモの製品紹介と法林氏のレビューにより,なーんかP209iSのコトもN502itのコトもおおよそわかっちゃう感じなので,今回のスタパトロニクスはこれにて終了。ってブラウザをスクロールさせる前に終わってんじゃねえよこの原稿料ドロボー>俺。そんな声が脳内でこだましたので,両機に関しての印象などをポロポロと書いていきたい。
■ココが魅力っ!!P209iS
P209iS
二つ折りの場合「開かないと誰からの着信かも確認できない」という弱点を克服するプライベートウィンドウ搭載
俺に「コレは絶対買う!!」と思わせたP209iSの魅力は3つ。ところで,日本人は“3”や“5”という数字に弱いそうだ。偉い人とかが「え~本日皆さんにお伝えしたい重要なポイントは3つある」とかいうよーに,なーんかポイントとか要点とかはいつも“3つ”だなぁというのは,3つとか5つということ自体が説得力を持っているらしい。
あ。いきなり話が逸れまくりで悔い改めていきたい感じだが,ともかく,P209iSには3つの魅力を感じた。で,まずひとつめの魅力は,本体のカラー液晶裏,閉じた状態で見られるモノクロ液晶パネルことプライベートウィンドウだ。二つ折り端末について俺が感じる最大の不便さは,閉じた状態だと何もわかんないということ。現在時刻もわからない,着信があったかどうか留守電が入っているかどうかもわからない,メールが来てるかどうかもわからない。まあ,N209iなどや,その他比較的新しい折り畳み型端末だと,過去の着信やメールの到着を本体外側のLEDの点滅等で知らせるような機能がある。が,結局は,本体を開いて液晶パネルを見ないと,詳しい状況はわからないのだ。
だがしかし!!P209iSならわかる!!本体を閉じた状態でも,このプライベートウィンドウを見れば,現在時刻や日付,基地局からの電波の強度,電池残量,メールの受信,伝言メモの有無,端末の待機状態,着信時なら電話をかけてきた相手など,いろーんなコトがわかりまくり!!こりゃイイ!!グレイト!!うわー松下はこのギミックの特許を取っちゃったのかも~ヤラレましたね日電さんと思えてくる,非常に便利なシカケなのだ。これがまずすげー気に入ったし,実際使ってみてもヤケクソに便利。細かいコトといえばそうだが,こういう,ある意味,隙間的な工夫こそ,日本の端末はやっぱりウルトラすげぇイイなぁと思わせる点だと感じた。
それから,カラー液晶搭載の折り畳み端末である点。やっぱりこれから買うとなると,カラー液晶がイイと思うわけだ。また,液晶パネルのサイズの自由度,テンキー等ボタンのサイズなどを考えても,折り畳み端末の方が有利に感じる。携帯電話っつーモンが単に通話するだけにとどまらない装置として進歩しまくってる現在だと,インターフェイスとなる物理的な面は広い方がいいわけで,そうなるとやはり折り畳み端末はナイス。それと,折り畳み型だと,スピーカー(耳に当てる部分/イヤホン?)とマイクの距離が十分離れていて,つまり,人間の耳と口にしっかり当たる感じで通話しやすい。
ただ,俺の経験から言うと,どーも折り畳み型端末は,普通の棒状の端末に比べると若干,受信機としての感度が低いような印象がある。折り畳み式端末全般に,なーんか受信電波強度表示がちょいと低めのような……。まあ実用上困ったことはないのだが。それと,P209iSに関しては,ボタン類の大きさは良く,操作感も上々なのだが,カラー液晶パネルは比較的小型。もうちょいデカくて高精細ならよりナイスなのだが……。
それから,端末のデザインがかなり好き。ドコモショップでアンケートを取っていたお兄さんに訊いたところによれば,この独特のタマゴ型(シェル型)デザインは,好む人と嫌う人で真っ二つに意見が割れたそうな。ん~,なるほど。ある意味サイバー過ぎでSFっぽ過ぎるのかもしれない。でもまあ,俺はこの斬新で異端なデザインが好きだ。と同時に,サイズ的にも手のひらに収まる感じで良い。そんなサイズなのだが,前述のように,電話機としては十分快適に(耳と口に当てて)使えるってことで,やはりかなり良い。
さて,そんなふうに気に入って買ったわけだが,ここしばらく使っていたら,iモードメールの受信操作が案外スムーズであることもわかった。インターフェース的にはP209iと同様らしいが,ふぅん,Pシリーズって使いやすいんだぁと思った。具体的には,二つ折りにした状態で,メールが来ていると,プライベートウィンドウにメールのマークが表示される。そしたら開いて,メールボタンを押すと,受信メールの一覧が出る。その後は(押下可能な)十字キーでメールを読む。それに続くメール消去操作も軽快。一度慣れてしまうと,もしかしたら最もスピーディにメールを読める端末かも!!と思えてくる。ただ,前述のように,液晶自体が狭く,表示文字も大きい(読みやすいことは読みやすい)ので,やや長めのメールを読む時には一覧性に欠ける。
それから,充電器がなかなかイカス。半透明すなわちトランスルーセントの樹脂製で,今時においてはありがちな外見なのだが,この充電器は実用性が非常に高い。つーかよく考えられた形状だ。というのは,充電時,この充電器に対してP209iSを立てるように置く。端末を開いている状態だと,ちょうどノートパソコンの液晶を開いたような感じで,液晶の内容が見やすいのだ。また,閉じた状態でも,前述のプライベートウィンドウが正位置でよく見える。机上に置いて充電中,端末が開いていても閉じていても,時刻やメールの有無などが一望できるあたり,これは技ありの充電器だと思える。
欠点,と感じられる点はほとんどない。強いて挙げれば前述のように液晶パネルがちょいと小さめということ,それから着メロの音色がやや貧弱(とは言っても3和音でイイ音出します)というあたりか。でもまあ,二つ折り端末としてはすげー小さいし,Pシリーズから受け継がれた操作性も上々,超コンパクトに持ち歩いて,軽快に使えて,しかも欲張ってカラーでiモードを使えるあたり,なるほど現在超品薄中ってのも頷ける。
松下通信工業のP209iS製品情報
http://www.mci.panasonic.co.jp/prdct/P209iS-000818160237.html
2000/10/02 00:00
ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/3070.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm
スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し,高校時代にコンピュータ野郎と化し,大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。
特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。
収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。
ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/3070.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm