2023年7月5日水曜日

[通信][MVNO] MVNO情報,IIJmio〜IIJmioを語る座談会 with スタパ齋藤




[通信][MVNO] MVNO情報,IIJmio〜IIJmioを語る座談会 with スタパ齋藤
「IIJmioを語る座談会 with スタパ齋藤」で語られたこととは? メリットや、意外な使い方など
提供:IIJ
房野 麻子
2023年5月8日 00:00
数あるMVNOサービスの中でも、通信品質の良さやコストパフォーマンスが魅力の料金プランで、高い支持を維持しているインターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJmio」。ケータイ Watchの読者の中にもIIJmioのユーザーやファンは多いはずだ。そこで、本誌コラムでもおなじみのスタパ齋藤氏をゲストに迎え、「IIJmio」のユーザーと、こだわりの使い方やおすすめポイントなどを語り合う「IIJmioを語る座談会 with スタパ齋藤」を開催。ここではIIJmioに対する率直な印象からマニアックな使い方まで、さまざまな話題で盛り上がった座談会の様子をお伝えしよう。
■4人のIIJmioユーザーが集まった
座談会に参加したのは、本誌の人気コラム「スタパトロニクスMobile」でお馴染みのスタパ齋藤氏と、今回のイベントに応募してくれた「あんちゃん」さん、「タッピィ」さん、「ナベ」さん、「よっち」さんの4人のIIJmioユーザー。司会進行は関口編集長が務めた。
■IIJmioを利用するようになったきっかけは?
まずは自己紹介を兼ねて、IIJmioを利用するようになったきっかけを聞いた。
スタパ氏がIIJmioを使い始めたのは2014年4月から。「当時バカ買いしていたSIMフリータブレットで、IIJmioのSIMが使えるようになったから」というのが理由だ。あんちゃんさんは、IIJmioのサービスイン当時から使っているという強者。よっちさんは2018年秋に契約したものの、「通信速度に満足できず」一旦離脱。しかし1年ほど前に復帰してからは、通信速度が上がったと実感しているそうだ。ナベさんは2015年3月から利用開始。ただ、「店頭でAPN設定をやってくれるから」という理由で、IIJがMVNEとしてサービスを支援しているビックカメラの格安SIM「BIC SIM」を選択した。「BIC SIM」は、2018年から使っているタッピィさんも同様の理由からBIC SIMを利用している。
■「ギガプラン」のデータ容量の増量、どう思う?
次に、4月1日から「ギガプラン」で、月額料金は据え置いたまま「4ギガプラン」のデータ容量を5GBに増量して「5ギガプラン」へ、「8ギガプラン」のデータ容量を10GBに増量して「10ギガプラン」へ改定したことについて、どう思うかを聞いてみた。
データ増量を「嬉しい」「大歓迎」と受け止めた人は、タッピィさん、よっちさん、あんちゃんさんの3人。容量を複数端末でシェアして使っているタッピィさんは、「動画を結構たくさん観るので、減るときはガンガン減る」とのこと。容量は「あればあるほどいい」という考えで、今回の改定で既存契約者は手続きなしで自動的に増量されることも評価していた。あんちゃんさんはSIM対応のノートパソコンを使用しており、増量したデータプランが「容量、料金ともすごくマッチしている」と喜んでいた。一方、スタパ氏とナベさんは1枚当たりのSIMの消費データ容量が少なく、増量について「自分にはあまり関係がない」と苦笑い。ただ、5ギガプラン、10ギガプランは「ボリュームゾーンだと思うので喜んでいる人が多いと思う」(スタパ氏)と評価。ナベさんは「2ギガプランの容量アップがあれば」と期待していた。
■IIJmioを選んだ理由、メリットをあらためて語る
✔信頼性の高さ
今回集まったスタパ氏と4人は、iPhone、Androidスマホはもちろん、ノートパソコンやモバイルWi-Fiルーターなど端末を複数持ち歩き、複数回線を契約している、いわばモバイルの「プロ」だ。彼らはどこに魅力を感じて回線にIIJmioを選んだのだろうか。スタパ氏は信頼性の高さを挙げた。「昔からインターネットだったらIIJだとよく聞いていた。安心と信頼のIIJ、みたいな感じ」と振り返る。タッピィさんもIIJについて「素晴らしいMVNOの雄」と賞賛。イメージだけでなく、実際の通信品質に対する評価も全体的に高かった。
✔「データ容量シェア機能」が好評
全員から好評だったのが、ギガプランで利用できる「データ容量シェア機能」だ。IIJmioの特徴的な機能で、同一mioIDで最大10回線までデータ容量を共有できる。複数のSIMそれぞれのデータ容量をまとめて扱うことができ、1人で複数台の端末を運用して容量をシェアしたり、家族みんなでシェアしたりといった使い方が可能になる。
「SIMが複数あると、端末にSIMを入れ替える面倒がない。スマホを2台使った実験もできる」というのはスタパ氏。日頃からたくさんの端末を購入し、挙動をチェックしているスタパ氏らしい使い方だ。
✔IIJmioといえば「データシェア」
タッピィさんは、「スマホは2台が必須」といい、NTTドコモ回線を使ったタイプD、au回線を使ったタイプAの間でも容量を共有できるのが便利と語った。端末それぞれにSIMを入れておけば、発熱やバッテリーの消耗が心配なテザリングをしなくて済むという利点も挙げた。あんちゃんさんは「パソコンでデータをたくさん使うからスマホは節約しようといった使い方もできる」と自身の使い方を紹介した。なお、データ容量シェアの設定は、会員ページの「データシェアの確認・編集」でできるが、そこでの設定のしやすさを評価する声も多かった。
■eSIMについてどう思う?
✔すぐに契約できる安心感
すべての参加者が複数の回線を契約していたが、特に目立ったのがデュアルSIM端末での「eSIM」利用だ。他社のeSIMを契約している人も多かったが、あんちゃんさんはIIJmioのeSIMを契約し、パソコンで利用しているという。あんちゃんさんはeSIMの魅力を「契約したいと思ったら1、2時間ですぐに使えるようになること」と強調。特にIIJmioのeSIMの契約や、必要なeSIMプロファイルの発行が分かりやすいという。また、物理的なSIMカードだと手元に来るまで時間がかかったり、受け取るための一手間がかかるが、eSIMには「本当に緊急時でもすぐに契約できる安心感」があるという。
✔複数のeSIMを切り替えて使う
タッピィさんは、画面をスクロールして見せてくれるほど、たくさんのeSIMのプロファイルをインストールしていた。それを切り替えて利用しているそうだ。
「個人事業をやっているので、電話を切り替えて連絡したいときがあるんです。複数のeSIMを契約して、連番を付けて管理しています」(タッピィさん)
✔通信障害などに備える
ナベさんも「eSIM自体は使いたい」という意見。「通信障害などのトラブルがあったときのために、別々の事業者のSIMを2つ以上、入れておきたい」と語っていた。ただ、実は物理SIMのデュアルSIM端末が減ってきたせいでeSIMを利用している部分もあるという。よっちさんも「Android端末はコロコロ機種を変えるので、そういうときには物理SIMの方が楽」という意見だった。最近のスマホは物理SIM+eSIMという組み合わせでのデュアルSIM対応が多くなってきている。そうした環境の変化もあって、自然とeSIMを使うようになっていく流れがありそうだ。
✔eSIMは積極的に使いたいが、上級者向け?
基本的には、全員、eSIMを積極的に使っていきたいという姿勢だった。1台のスマホに5個、6個とeSIMプロファイルを入れておき、切り替えて使えるのは「物理SIMにはない便利さ」(あんちゃんさん)、「使うととても便利で使いやすい。タブレットはもうeSIMにしていこうかなって気がしています」(スタパ氏)という声があった。ただ、デュアルSIMで使っていると電池持ちが悪くなるというのは、全員の共通認識としてあった。また、やはりeSIMはまだ上級者向けの機能という印象が、参加者の中にもあった。「知り合いに、どうすればいいのかとよく聞かれる」(あんちゃんさん)、「言葉が独特で障壁になっている」(スタパ氏)という指摘があった。IIJmioのeSIMに対しては、タッピィさんから「機種変更したときの手数料が少し気になる」という注文も出ていた。
■通(プロ)ならではのIIJmioの意外な使い方
せっかくの機会なので、プロを自認する参加者のみなさんに、IIJmioの意外な使い方について聞いてみた。
✔通話定額オプションを契約し、通話メインで使う
よっちさんは、通話定額オプションの「かけ放題+」も契約し、意外にもIIJmioの回線を通話メインで使っているという。ちなみにIIJmioの通話定額オプションは、月額500円で1回5分以内の国内通話が無料になる「通話定額5分+」、月額700円で1回10分までの通話が無料になる「通話定額10分+」、そしてかけ放題で月額1400円の「かけ放題+」から選べる。
「MNOのかけ放題は利用料が若干高いので。IIJmioは、どちらかというと通話のウェイトが大きい感じです」(よっちさん)
ただ、少し気になるのが通話品質だという。もちろん、通話に支障をきたすほどではないが、MNOの回線に比べると「若干、落ちる感じがする」とのこと。改善を希望していた。
✔「データ容量プレゼント機能」を活用する
タッピィさんは、最近、母親が使っている回線で使用データ量が急激に増えてきた対策として「データ容量プレゼント機能」の活用を考えているという。データ容量プレゼント機能はデータ容量シェア機能と異なり、データをプレゼントされた人は、自分が持っている容量とプレゼントされた容量しか使うことができない。シェア機能のように、他の人のデータ容量まで使ってしまうことを予防できる。
「母親は、音楽データをダウンロードしたり、動画を観たりで使用データ量がどんどん増えています。母の回線は私の名義で、使用者登録をして使わせていますが、私と母を別のグループにして、私が使っている回線はそのまま『シェア』で使い、母はお小遣いのようにデータ容量を都度『プレゼント』にすることで、容量の使い過ぎを防げるんじゃないかと思っています」(タッピィさん)
✔利用するプランをこまめに変える
あんちゃんさんは、月によって、小容量プランにしたり大容量プランを選んだりと、予定によってプランをこまめに変えているという。データの繰り越しがある場合には小容量プランに変え、通信料金を節約することもできる。会員ページで簡単にできるそうだ。
■これからのIIJmioに期待することは?
最後に、これからのIIJmioに期待することを聞いてみた。
料金プランについての要望が多く、参加者はみな複数SIMを運用しているせいか「小容量プランを増やしてほしい」という意見が多かった。1ギガ、2ギガ、3ギガ……と細かく揃えてほしい、完全かけ放題プランをもっと安く、という声もあった。
ナベさんは「物理SIMとeSIMの乗り換え対応」を強く要望。「できるようになったら手数料を払ってもいい」という声に、ほかの参加者もうなずいていた。
あんちゃんさんは、「SIM対応のノートパソコン、タブレット、ChromebookでeSIM対応かどうかの情報を充実させてほしい」と要望していた。
IIJmioのサービスを熟知し、使いこなしている方々だったので、全体的には満足している様子だったが、中には厳しい注文もあった。これも熱い期待の裏返しだ。これからもIIJmioの進化に期待したい。
✔IIJmioでおトクに! 「ギガ増量!スタートキャンペーン」をチェック
5月31日までIIJmioでは、「ギガ増量!スタートキャンペーン」として、スマホをおトクに買えるキャンペーンや、通話定額オプションや初期費用の割引キャンペーンが実施されています。キャンペーンのひとつ目は、他社からの乗り換えが条件となる「スマホ大特価セール」です。幅広い機種がラインアップされるなか、特に注目したいオススメ機種は、セール価格500円というOPPO製「OPPO A55s 5G」、2万4800円のソニー製「Xperia 10 IV」、eSIM非対応ですが980円となるモトローラ製の「moto g13」、そして1万4800円のOPPO製「OPPO Reno7 A」です。くわしくは、IIJmioのキャンペーンページをチェック!
「ギガプラン」への申込みがおトクになる2つのキャンペーンもご紹介します。ひとつは、「初期費用割引特典」です。これは「ギガプラン」へ申し込むと、初期費用(通常3300円)が1650円になるというもの。もうひとつが「MNP転入(SIM単体)でギフト券プレゼント」。その名の通り、ギガプランの「音声SIM」または「音声eSIM」を、それまで使っていた電話番号をそのまま、他社からIIJmioへ切り換える、いわゆる「MNP」で、SIMのみで申し込むと、1000円分の「選べるe-Gift」がプレゼントされます。
✔通話定額オプションが6カ月間、割引料金に
最後にチェックしておきたいのが、「通話定額オプション割引」です。「ギガプラン」で通話定額オプションを申し込むと、通話定額オプションの月額料金が、利用開始月から6カ月間、410円割引されます。たとえば月額500円の「通話定額5分+」は月額90円に、月額700円の「通話定額10分+」は月額290円、月額1400円の「かけ放題+」は月額990円になります。

ケータイ Watch 

























MM総研のMVNO調査、1位はIIJmioでシェアを拡大
竹野 弘祐
2023年6月21日 18:09
MM総研は20日、23年3月末時点の「国内MVNO市場調査」の結果を発表した。独自の料金プランを持つMVNOの回線契約数は、前年同期比4.2%増の1312.1万回線と伸長したものの、サブブランドの比率の拡大傾向もみられると分析している。
独自サービス型SIMの市場規模
■業界シェア1位「IIJmio」はシェアを拡大
法人向けにもシェアをもつインターネットイニシアティブ(IIJ)が、独自の料金プランをSIMカードで提供する独自サービス型SIMでシェア1位としている。
回線契約数は293.8万回線(シェア22.4%)で、法人向けだけでなく個人向けでも伸長し、1年間で56.6万回線純増した。
2位はNTTレゾナントで200.7万回線(シェア15.3%)、
3位はオプテージで124.8万回線(シェア9.5%)、
4位はビッグローブで84.6万回線(シェア6.4%)。
独自サービス型SIMの事業者シェア
IIJについては、個人向けの「ギガプラン」が好調で、楽天モバイルの0円プラン廃止の受け皿になったと分析。IoTを含む法人分野でも1年で40万を超える純増を記録しているという。
NTTレゾナントは、ドコモショップでの取り扱い(ドコモのエコノミーMVNO)の好調やオンラインでの端末セット販売が堅調に推移した。調査結果では、ドコモに吸収合併されることが言及されており、発表と前後してドコモの新料金プランが発表となった。
オプテージについては、容量型の「マイピタ」や速度型の「マイそく」といった料金プランが好調だったと分析している。上位事業者が伸長する一方、下位事業者、特に契約が10万回線数以下で個人ユーザーをメインとする事業者は、新規獲得のための投資はせず、縮小均衡路線をとっているケースが大多数を占める状況だとしている。
■携帯契約全体のMVNOシェアは横ばい
携帯電話(3G、LTE、5G)契約数に占める独自サービス型SIMの契約数比率
なお、携帯電話全体(3G、LTE、5G)の契約数(2億747.5万回線)に対するMVNOの構成比は6.3%で、2021年9月以降横ばいで推移している。大手通信キャリアのサブブランドは大幅に回線数を増加させており、UQ mobileとワイモバイルの契約比率は、前年同期の6.2%から8%を超える契約数まで拡大しており、MVNOとの差をつける結果となった。ahamoやpovo、LINEMOといったオンライン専用プランの構成比率も3%を超える結果となっている。
これらの結果について、MM総研では「楽天モバイルの0円廃止による顧客流入が進んでいる」と分析している。
■今年もMVNOは拡大傾向へ
MM総研では、2024年3月末の独自サービス型SIMの回線契約数を、前年同期比+10.5%増の1450万回線と予測。大手通信キャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドの影響も大きい一方、1円スマホ販売の規制強化やMNPワンストップ化などの追い風もあり、若干プラスになる見込みとしている。また、IoT用途では今年度以降に顕著に市場が拡大する見込みとしており、2025年3月末時点でのIoT回線比率は49.4%に達すると予測している。

ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1506114.html

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