2021年11月1日月曜日

[設定][OS] Windows10/11, Windowsマスターコントロールパネルショートカット(神モード,神モードフォルダ,GodMode)




 

[設定][OS] Windows10/11, Windowsマスターコントロールパネルショートカット(神モード,神モードフォルダ,GodMode)
Windows 10で「神モード」を使う方法
2021/11/02 13:07
著者:後藤大地
■設定とコントロールパネル
Windows 10では、「設定」アプリケーションでシステムに関するさまざまな設定が行えるようになっている。同アプリでは、目的とする設定画面まで直感的にたどり着くことができる。また、設定ページはを検索フォールドから検索することができ、事前知識がなくても目的とするページに到達しやすいのが特徴になっている。
一方、Windows 10ではコントロールパネルからもシステムに関する各種設定を行える。コントロールパネルはWindows 1.0から存在しているWindowsにおけるシステム設定の中心となる機能だ。現在では設定アプリが使われることが多いが、設定アプリで設定できない項目は、依然としてコントロールパネルからたどって設定を行う必要がある。
設定アプリケーションはWindows 8で導入されており、以降徐々に扱える設定対象が増えていった。特にWindows 10では扱える機能が増え、ユーザーがシステムの設定を行う時に中心的な役割を担うようになっていった。しかし、それでもなおコントロールパネルの必要性がなくなったわけではない。よく変更される設定は設定アプリケーションから操作できるようになったものの、詳細な設定やあまり変更されることがない項目は依然としてコントロールパネルから設定変更を行う必要がある。
■コントロールパネルは目的の設定にたどり着きにくい
コントロールパネルのUI/UXはWindows 1.0に導入されて以降、何度か変更されている。しかし、残念ながら目的とする設定ページや設定ダイアログにたどり着くのが難しいアプリケーションであることには変わりない。アドバンスドユーザーであっても、しばらく設定していないと、どこに設定があったか忘れてしまいがちだ。Windows 10のコントロールパネルは階層が深い。どこに設定があったかをたどっていくうちに、自分がどこにいるのかがわからなくなってくる。横方向への移動が面倒であり、目的とする機能を探し出すのが大変だ。設定アプリケーションも基本的な難しさは変わらないはずだが、後発のアプリケーションだけあってナビゲーション性が高く、直感で目的とする機能まで到達しやすい。設定アプリケーションを日常的に使っていると、久しぶりにコントロールパネルを開いたときに目的とする機能がある場所がわからなくなる。
■神モードでコントロールパネルを一覧表示
コントロールパネルのナビゲーション性を改善する隠し機能に、通称「神モード」(GodMode)と呼ばれる機能がある。この機能は「Windowsマスターコントロールパネルショートカット」とも呼ばれており、Windows Vistaから存在している。Windows 7のときに広くユーザーに知られるようになり、Windows 10でも利用することができる。「Windowsマスターコントロールパネルショートカット」という名称がこの機能をよく表しているのだが、通称である神モード(GodMode)という呼び方のほうが広く知られている。神モードは特殊なフォルダのことで、このフォルダを開くとコントロールパネルに登録されている各種設定が一覧表示されるものだ。コントロールパネルに登録されている設定が一覧表示されるので、アドバンスドユーザーにとって扱いやすい。一つの画面でコントロールパネルに登録されているすべての機能が見えると見通しがよい。神モードは、次の名前のフォルダを作成することで用意できる。ドットの前の名前は何でもよい。大切なのはドットの後ろの文字列(クラスID)だ。神モードになるフォルダ名。ドットの前の名前はなんでもよい
名前.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C} 
次のように、神モード用のクラスIDを拡張子に指定したフォルダを作成する。
■神モードフォルダを新規作成
神モードのフォルダを作成すると、次のようにアイコンがフォルダのアイコンからコントロールパネルのアイコンへ切り替わる。このフォルダを開くと、コントロールパネルからアクセスできる設定が一覧表示で表示される。
神モードでは、設定項目が一覧表示される。ファイルエクスプローラの表示方法を変更すれば表示される方法も変更される。
神モードはファイルエクスプローラで表示されており、ファイルエクスプローラの検索機能で絞り込みができるという特徴がある。一覧表示と絞り込みの双方があることで、コントロールパネルからの設定を探しやすくなっている。
MicrosoftはWindows 10で設定の多くを設定アプリケーションへ統合していったが、それでもかなり多くの機能設定がコントロールパネルに残ったままだ。MicrosoftはWindows 10の次のバージョンとなる「Windows 11」を公開しており、Windows 10への取り組みは徐々にメンテナンスモードへ近づいていくことが予測される。これ以上設定が設定アプリケーションへ移行するとは考えにくく、現状のコントロールパネルを使いこなす必要があるように見える。
これまで、Microsoftは公式に神モード(GodMode)について説明していないことになっているが、すでに多くのアドバンスドユーザーがその存在を知っており、活用している機能だ。まだ使ったことがなければ、ぜひ一度試してもらえればと思う。UI/UXの使いやすさは慣れの問題も大きいが、神モードが手に合ったのならラッキーだ。これまでよりも効率的に設定を探すことができる可能性がある。
■Windows 11にも神モードあり
神モードはWindows 11にも存在している。Windows 11で神モードを使う方法は「Windows 11で「神モード」を使う方法 | TECH+」を参考にしていただければ幸いだ。

マイナビ
https://news.mynavi.jp/article/20211102-2170792/




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