Mystic の Gestalt ID の固定
概要
ColorClassicII / ColorClassic に、クロックチップ変更によりそのまま LC575 ロジックボードを挿入してインストールできるのは、
ver.1.1 を共に使用する 漢字Talk 7.1 のみです。
発売されなかった Mystic の Gestalt ID=99 はその後に発売された LC580 の Gestalt ID と衝突してしまい、それ以後の OS では Mystic はインストールしても起動もできません。
LC575 ロジックボードはモニタセンスラインを読み取って Gestalt ID を変更します。
それで、Gestalt ID をモニタセンスラインと関係なく LC575 の値に固定することで、上の問題を解決することができます。
ロジックボード裏側、コネクタの近くに RP9 の隣にある R116 チップを取り除いてください。
(うまくいかない場合は R109 の個所に 4.7kΩ (472) のチップ抵抗をつけ、電圧をリフトアップしてみてください。)
CCII と Mystic
view-source:http://www.geocities.jp/hirotac_01/all-of-ccii/fix-id-j.html
モデル | Gestalt ID | |
LC550 系 | ColorClassicII | 83 |
LC520 | 56 | |
LC550 | 80 | |
ClorClassic 系 | ColorClassic | 49 |
LC575 系 | Mystic | 99 |
LC575 /33MHz | 92 | |
クロックチップ変更により /25MHz = 91, /20MHz =87 |
ID=99 のまま Mystic をインストール・起動する方法
準備物
漢字Talk / Mac OS インストールディスク
インストーラ本体
Network Access Disk 7.5
ブートフロッピディスクなら他のものでも OK です。
OS インストール直後のシステム起動に用います。
デコードして解凍すると作成されるディスクイメージファイルから、DiskCopy を使ってフロッピディスクが作成できます。
ResEdit System の起動ルーチンと起動機種の対応表を書き替えます。
CCII と Mystic
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作業手順
フォーマット済みの OS インストール先ハードディスクに ResEdit を予めコピー
V
ハードディスクをフォーマットせずに全ての機種用の OS をインストール
インストーラは ID=99 の機種としてインストールします。
V
インストールの完了後、ブートフロッピを挿入して再起動
この時はまだハードディスクからは起動できません。
V
インストールした OS の System ファイルを ResEdit で開き、さらにリソース gusd ID=1 を開いてください。
V
5 ワード目 (9 バイト目) 以降で、00630015 を検索
V
そのオフセットが --0 または --8 なら、データを 0063000A に書き替えて保存
これは Gestalt ID=99 の機種を LC575 の起動ルーチンで起動することを意味しています。
V
再起動
ブートフロッピは不要です。
CCII と Mystic
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