[BIOS] Bootドライブの起動順位の変更
ドライブの起動順位の変更
■BIOSとUEFIでの起動順位の変更
起動デバイスとして使われるものには、光学ドライブ、SSD、HDD、USBメモリーなどがあります。ドライブの起動順位を設定することで、パソコンがどのデバイスから読み込みを始めるかを決まることができます。例えば、OSインストールの時では 光学ドライブやUSBメモリーを一番最初に読み込むように設定します。このページでは、自作パソコンでのドライブの起動順位変更の方法を解説しています。
◇AMI
AMI BIOS。DeleleキーなどでBIOSに入ります。 BIOSのBootの項目で、ドライブの起動順位の設定ができます。Boot Device Priority。上に表示されているドライブから優先的に起動するようになっています。
▽Enterキー、カーソルキー、Escキーなどで操作
▽ドライブの型番などが表示されます
▽最初に読み込ませたいドライブやメディアを一番最初になるように設定します
▽EXITのメニューで保存してBIOSから出ます
Award
Award BIOS。DeleleキーなどでBIOSに入ります。
Advanced BIOS Features。
▽First Boot Device、Second Boot Device、Third Boot Deviceで起動順位を設定
▽First Boot Deviceから優先的に起動
AMI BIOSと同様、Enterキー・カーソルキー・Escキーなどで操作します。Save&Exitで保存して、BIOSから出ます。
◇UEFI
現在、自作パソコンにおけるマザーボードは、UEFIが主流となっています。マザーボードメーカーのロゴが表示されている時に、F2キーやDeleteキーを押して UEFIに入ります。マザーボードメーカーによって多少異なりますUEFIでは、起動させるものがBIOS対応か、UEFI対応かで CSMの設定が必要になることがあります。設定では概ねマウスを使うことができます。ただキーボードの方が操作しやすいということもあります。またマザーボードによっては、簡易モードと詳細モードがあります。例えば ASUSでは、EZモードとアドバンスドモードのようになります。
例:ASUS マザーボード。
起動ドライブの選択は、マウスでドラッグして変更できます。 または、アドバンスドモードの起動メニューから、デバイスの選択ができます。「起動オプションの優先順位」のように表示されています。BIOSと同様、Enterキー・カーソルキー・Escキーなどで操作します。保存して UEFIから出ます。
他に、UEFIの画面から直接デバイスを指定して起動させることもできます。起動させたいデバイスを選択して、Enterキーを押します。「起動デバイスの選択」のように表示されます。基本的に 直接デバイスを指定して起動させる場合は、その時だけ有効であり、起動の優先順位がUEFIで設定変更されるというわけではありません。
■ブートメニュー
一般的にBIOS・UEFIともに、ブートメニューが用意されています。マザーボードメーカーのロゴが表示されているときに、特定のキーを押すことで起動デバイスの選択画面になります。電源投入後の画面。通常は F2キーやDeleteキーでBIOSやUEFIに入りますが、ここで特定のキーを押します。このASUSの例では、F8キーです。
起動デバイスの選択画面が表示されます。デバイスを選択して Enterキー。ブートメニューも、その時だけ有効であり 起動の優先順位がUEFIで設定変更されるというわけではありません。ブートメニューを表示させるキーは、マザーボードメーカーのロゴが出ている時に、画面下に表示されていることがあります。またマザーボードメーカーごとに、ある程度 決められたキーが使われています。一般的に以下のキーが主に用いられています。
ASUS・・・・・F8キー
Gigabyte・・・F12キー
MSI ・・・・・F11キー
ASRock・・・・F11キー
ブートメニューのキーは、UEFIの画面内でも使えることがあります。その場合は、UEFI内のショートカットキーとして表示されています。
■OSインストール
UEFI搭載のマザーボードでは、UEFIでのインストールが可能です。UEFIでインストールすると、システムドライブはUEFIブート、パーティション形式はGPTになります。この例では、パソコンの組み立てが終わり UEFIを起動しています。工場出荷時のデフォルト設定です。中央のSATA情報のところに 光学ドライブ、SSDが認識されています。光学ドライブからSSDへインストールする予定だとします。光学ドライブ、SSDは認識されているものの、右側の起動優先順位には何も表示されていません。CSMは無効の状態です。基本的に近年のマザーボードは、これがデフォルトになります。従来のBIOSであれば、光学ドライブやストレージが表示されます。UEFIで何も表示されていないのは、UEFIに対応したものがないと判断されているからです。ここで、Windows 10の64bitのインストールディスクを入れ、再起動後 UEFIに入ると、UEFIマークの付いた光学ドライブが表示されます。つまり、Windows 10 64bitのインストールディスクがUEFIに対応しているため、UEFIでインストール可能ということになります。ここで、アドバンスドメニュの起動の項目やショートカットキーのブートメニューを使い、UEFIマークの付いたドライブから起動させます。自作パソコンの組み立て時は、CSMが無効であれば、OSインストールディスクしか表示されないため、起動順位の変更という設定は基本的に行う必要がないといえます。光学ドライブにOSインストールディスクを入れて 再起動させれば、Press any key・・が表示されて Windowsのインストールを行うことができます。ここで UEFIマークの付いていない光学ドライブを選択すると、BIOSでのインストールになります。この場合、システムドライブはBIOSブート、パーティション形式はMBRになります。Intelのチップセットを搭載したマザーボードに関しては、第3世代や第4世代などでCSMが有効になっていることがあります。CSMが有効になっているようなマザーボードでは、SATAの項目もIDEになっていることがあるため、AHCIになっているかどうかも合わせて確認したほうがよいといえます。UEFIでのインストール後は、起動デバイスであることを示す Windows Boot Managerが表示されます。
例:UEFIでのインストール後、CSM無効。Windows Boot Managerが表示。
UEFIでは、CSMの無効・有効によって表示されるものが異なります。起動させたいディスクが、UEFI対応ならCSM無効で表示されます。この場合、UEFI画面内やブートメニューからそのデバイスを選択します。一方、起動させたいディスクがBIOS対応ならCSM有効にします。そしてブートメニューなどから、UEFIマークの付いていない光学ドライブなどを選択します。
■HDD・SSDの起動順位
BIOSやUEFIの画面内では、光学ドライブやハードディスクドライブなどドライブ単位で表示されます。また起動順位を変更する場合も、ドライブ単位になります。例えば、ハードドディスクやSSDなどが複数接続されている場合は、どれか1つが代表して、そのドライブに選択されていることになります。通常は、OSがインストールされたディスクが選択された状態になっていますが、ハードディスクを増設したりすると接続したSATAポートによっては、選択されていない状態になることがあります。これは 特にBIOSに当てはまります。OSのインストールされていないディスクは起動することもできないので、Disabledにしておくこともできます。UEFIでは、CSM有効・BIOSブートでHDDやSSDを増設すると起こりやすくなります。BIOSと同様、起動やブートのメニューから、OSのインストールされているハードディスクやSSDなどを選択して設定を保存します。
また、CSM有効でUEFIブートでも、何らかの理由により他のドライブがWindows Boot Managerより上に来て起動しないこともあります。BIOS、UEFI CSM有効時で、ハードディスクの優先順位や起動順位を変更した場合は、設定を保存します。
パソコン初心者講座
https://www.pc-master.jp/jisaku/boot.html
[Windows 10] BIOSで起動デバイスの優先順位を設定
投稿日:2018年10月29日
投稿者: STEPS123
こんにちは、今回は、Windows10 をどのデバイスから起動するか、それの優先順位を設定します。
BIOSというソフトの設定になります。(新しい PCですとUEFIになりますね。) 今回は、私個人の PCの設定方法ですので、参考までに投稿いたします。
実際に行う場合は、マニュアル等を参照することになります。私個人の PCの機種は、
NEC value star
です。では、やってゆきましょう。
■工程
▽PCの電源を入れます
▽起動画面が表示されている間か、もしくはその前に「F2」キーを押す、あるいは連打
▽BIOSの画面になります
▽「→」キーでBoot画面まで行きます
▽Boot画面が表示されます
▽1st Boot Deviceが白くなっていますので、「Enter」キーを押します
▽1st Boot Deviceの画面になります
▽「↓」「↑」キーで「CD/ DVD ROM」を
選択して「Enter」キーをおします
▽「↓」キーを押して、2nd Boot Device を白字にして「Enter」キーをおします
▽2nd Boot Deviceの画面になります
▽「↓」「↑」キーで「USB HardDisk」を
選択して「Enter」キーをおします
▽「↓」キーを押して「3rd Boot Device」を
白字にします。
▽「Enter」キーを押すと3rd Boot Deviceの画面になります
▽ここで「↑」キーで「Hard Disk」を選択して、
「Enter」キーを押します
▽つぎの画面になります。
▽起動させるデバイスの優先順位が
1st CD/ DVD ROM
2nd USB HardDisk (これがUSBメモリにもなります。)
3rd Hard Disk
になっていますので、ここで「F10」キーをおします
▽「設定を保存してリセットしますか?」
と次の画面できかれます
▽「Yes」が黒字になっていることを確認して「Enter」キーを押します。
▽PCが起動されます
これで、起動デバイスの優先順位の設定ができました。
おしえて!WORDPRESS
https://shirokuma123.com/bios_config/
Windows高速化のツボ!! > システム高速化 > BIOS設定の最適化 > BIOSの起動順位をシステム優先にする
BIOSの起動順位をシステム優先にする
Windows(XP/Vista/7)対応
パソコン起動時のドライブアクセスをシステムドライブ(WindowsがインストールされているHDD)優先にすることで、起動時間を短縮できます。例えば、システムドライブ以外のCD/DVDドライブが先に読み込まれると、
CD/DVDアクセス⇒HDDアクセス⇒Windows起動
という流れになる為、時間がかかります。システムドライブを優先すれば、
HDDアクセス⇒Windows起動
となり、パソコンの立ち上がりが速くなるわけです。
■起動優先の変更方法
起動順位の変更は、BIOSと呼ばれる基本システムから設定変更します。BIOSはパソコンの電源を入れ、すぐにキーボードの〔BIOS呼び出しキー〕を押すことで起動させます。
BIOS呼び出しキーは以下の通り
☆メーカー一覧呼び出しキー
東芝[ESC] ⇒ [F1]
その他メーカー[F2] (機種により異なる場合有)
自作パソコン[F2] or [Delete](マザーボードによって呼び出しキーが事なります。)
例外[Enter] ⇒ マウス操作など(富士通のパソコンでこの様な機種を見た事があります。)
東芝製のパソコンは、[ESC]キーを押しながら電源を押し、”Check system. Then press [F1]key.”と表示されたら[F1]ボタンでBIOSを呼び出します。
その他のメーカー製のパソコンは起動直後に表示されるメーカーのロゴ画面が表示されたら指定の呼び出しキーを押すことでBIOS設定画面が開きます。このように、BIOSの呼び出し方法はパソコンメーカーや機種によって異なっているので、取り扱い説明書で確認したほうが良いでしょう。また、BIOSには大きく分けて、[Award BIOS]と[AMI BIOS]の二種類あるのでそれぞれのBIOSについて起動優先の変更方法を紹介します。
■Award BIOSの設定変更
Award BIOSを起動すると、下のような画面が表示されるはずです。(機種によって項目数が少なかったり、若干デザインは異なります。)メニューの上に「Phoenix – AwardBIOS」や、「AwardBIOS」と書かれていればこのタイプになります。
▽キーボードの矢印キー[↑、↓]を押し〔Advanced BIOS Features〕を選択し[Enter]を押します
▽〔Advanced BIOS Features〕画面で〔First Boot Device〕という項目を探してみましょう
▽〔First Boot Device〕の右側の項目を矢印キー[↑、↓]で選択し、[Enter]を押します
▽〔First Boot Device〕の選択ウインドウが表示されます
▽WindowsがインストールされているHDDを矢印キー[↑、↓]で選択し、[Enter]を押します
▽〔First Boot Device〕の項目が、CDROMからHard Hiskに変わったのが確認できます。
▽キーボードの〔F10〕キーを押し、変更した設定を保存し、BIOSを終了します
▽保存の確認ウインドウが表示されるので、〔Y〕キーを押しましょう
以上で、Award BIOSでの設定変更は完了しました。もし、設定変更後にWindowsが起動しなくなった場合、〔First Boot Device〕の項目で、Windowsがインストールされていないドライブを選択してしまった可能性が考えられます。もう一度BIOSを立ち上げ、上記項目を確認してみましょう。
■AMI BIOSの設定変更
AMI BIOSを起動すると、このような画面が表示されるはずです。(機種によって項目数が少なかったり、若干デザインは異なります。)
▽キーボードの矢印キー[←、→]を押し〔Boot〕を選択し[Enter]を押します
▽〔Boot〕画面で〔Boot Device Priority〕という項目を選択し、[Enter]を押します
▽〔Boot Device Priority〕画面で〔1st Boot Device〕の項目を選択し、[Enter]を押します。
▽〔Options〕ウインドウが表示されるので、Windowsがインストールされているデバイスを矢印キー[↑、↓]で選択し、[Enter]を押します。
▽〔1st Boot Device〕の項目が、Windowsがインストールされているドライブに変更されたことを確認します。
▽キーボードの〔F10〕キーを押し、変更した設定を保存し、BIOSを終了します。
▽保存の確認ウインドウが表示されるので、〔OK〕を選択し、[Enter]を押します。
以上で、AMI BIOSでの設定変更は完了しました。
もし、設定変更後にWindowsが起動しなくなった場合、〔1st Boot Device〕の項目で、Windowsがインストールされていないドライブを選択してしまった可能性が考えられます。
もう一度BIOSを立ち上げ、上記項目を確認してみましょう。
■最後に
再起動後にすぐHDDの内容が読み込まれるので起動時間の短縮が体感できると思います。
しかし、システムのリカバリーをする時など、CDやDVDからパソコンを起動する必要がある時は、このままでは実行できません。
Bootデバイスを元に戻す必要がある事を忘れないようにしましょう。
Windows高速化のツボ!!
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