[ネタ][ゲーム] 『リメイク版ドラクエIII』で無双した〜伊集院光『深夜の馬鹿力』
TBSラジオ・伊集院光『深夜の馬鹿力』
24.11.11(火)
24.11.18(火)
■ 三田製麺所の卵かけ麺
TiktokとかYouTubeとかって,知らない間に俺の好みにどんどんカスタマイズされてくからさ。「なんかよく最近Tiktokでよく観るじゃん」って言っても話が合わなかったりすんのかもしんないんだけど。三田製麺所っていうつけ麺屋さんの卵かけ麺って出てくる?なんかTiktokだったか,YouTubeのショート動画でそっちに出てくるヤツ。なんかTKM(卵かけ麺)みたいな。別にじっくり観てない。元々僕はつけ麺っていうのがそれほど生活習慣の中になくて。そんなにラーメン屋行かないし,さらにつけ麺あんまり意味がわかんないっていうか,特に熱々麺の熱々スープのつけ麺はあんま良くわかんないみたいなところがちょっとあって。さらには,つけ麺であるがゆえにドロっとしたスープになって,最近多いのが,煮干し出汁のちょっと酸味がある煮干しの苦みのあるヤツが多くて。で舌バカの俺には,割とそんなに複雑なことやられても…っいう感じあって,あんまり俺は元々そのつけ麺に目が止まることはない。のにお勧めでやたら出てくる。あれはあれで,割と思考が似てるっていうか? 前に座ってる河野も野球とか観るじゃん。 河野も,メジャーリーグベースボールのファインプレー集とかお勧めでまあ出るでしょ? あと,老人だけの村でキノコをぶつけあう祭りとか,ちょいちょい出るでしょ?(笑) それは多分みんな共通なんだろう…目のホールとかにもバーンつってキノコぶつける祭り。それで多分,眼球から吸収されるんだろうね…恍惚の表情で,90代のジジイとババアがよだれたらしながら笑ってる動画,なんかもうすごいヘビーローテーションで流れてくるじゃん。 なぜなら俺はそれをすごい観るから。この人のお好みっていうか。でなんかその間接的に,多分それとメジャーリーグとか,その多分三田製麺所の卵かけ麺になってると思うんだけど,なんかさ,こう普通にただの真っ白いつけ麺の塊りの上に,黄身だけの,それもちょっと濃厚な黄身だけの生卵が2個乗ってて。で多分その場ですぐシュって別の動画行っちゃうから,その後は多分それの食べ方みたいな,「よく卵を混ぜて食べましょう…」みたいなそういうことになってると思うんですけど,まァとにかく回数やたら観てて。で三田製麺所,都内結構あるよね,たまにその三田製麺所の前通った時に,食べてみようかな?って食べたら,これがなんか元々「三田製麺所」って名前ついてるくらいだから,麺には自信ある。その麺と,その麺の上にその卵2つとオリーブオイルと,なんか特製の牡蠣出汁醤油みたいなのと,それと韓国海苔,それをグルグルってかき混ぜて食うみたいな。その麺も普通盛りしか選べないから,割と量多いんだけど,分かってんなと思ったのは,ちっちゃいライスがついてて。で,その最後麺を食べ終わった後に残ってる,そのオリーブオイルと海苔と牡蠣出汁醤油の液をご飯にかけてシメで終わりにするっていう。なんか多分みんなが想像した味を超えては来ないんだけど,ちゃんと100点のこのまんまの味がして美味いなってなって,なんかこの10日間ぐらい,俺その三田製麺所のその卵かけ麺にすげェハマってて。でもちょっと面白いことに気づいたけど,TPOに合わせた三田製麺所があるっていう。最初ウチからそんなに遠くないとこでピックアップした時に,池袋エリアには池袋東口店みたいな所なんだけど,ここは繁華街すぎて,行列すごい。俺は並ぶのが大嫌いだから,ちょっとダメそうだけど,後々にここは深夜3時までやってることが分かった。じゃあ,さすがに終電超えたら,空いてるだろうし,終電超えたらバイクでここ来て食べればいいなと。で,距離的には同じようなところに,東京ドームの斜向かいみたいな所にもある。ここはまあまあ穴場で,並ばず食べられて,しかも東京ドーム界隈,水道橋界隈に2軒あるから,割と狙い目だったんだけど,じゃここでいいじゃん,って俺のフランチャイズだと思ったら,たまたま2回目に行った日がプレミア12のちょうど終わったとこで,すげェ混んでる。じゃあ土曜日とか日曜日は,池袋はさすがに人が多くて,神田のオフィス街の中の,要するにサラリーマンが終わって一杯飲み行くところにその三田製麺所がある。ここが多分お休み。土日の三田製麺所としてはぴったりみたいな分析が終わったけど,もうさすがに飽きた。 シンプルで美味しいヤツだから。 でもなんか本当に一番のお勧めは,老人ばかりの村の奇祭が1番のおすすめですけど,下手するとメジャーリーグ抜いてその卵かけ麺に今ハマっています。 100点ていうか,1個あんのは,麺が冷たいんで,冷たいところに冷たい 生をかけるかけてちょっと和える。一番最初その想像してたのは,釜玉うどんみたいな,熱々のところでちょっと煮えるのを想像したんだけど,多分選べんのかしらないけど,冷たいやつで,ご飯はホカホカなんで,メチャメチャ寒い日には,完全には並ばないまでも,外で冷えるとちょっと冷たい。そしたらちっちゃいつけ麺食べることで中和する。 だからそういう食べ方だと,俺はつけ麺もちょっと見直した。俺,あんまつけ麺行かないから,その三田製麺所のつけ麺のレベルわかんないけど,そんな。普通盛の卵かけ麺を食べて,それから最後ちょっと麺あったかスープあったかの,じゃあラーメンで良くない?でお馴染みのつけ麺をちょっと食べて帰ってくるっていうのが,今割とハマってる食べ方ですね。
えっと麺でいうと,ラーメンではないけど,麺のチェーンてハマってる感じでいうと,俺さ,「リンガーハットの呪い」にかかってて。家の近所にリンガーハットもあんだけど,リンガーハットに入る前に「今日は何があっても皿うどんを食べる…皿うどんを食べる…」って決めて,「あっ! チャンポン食べてる」(笑)ってパターン。リンガーハットのチャンポン美味くてそこに何故の問題もないけど,帰り道に「皿うどんを食べるつもりで行ったのに…」って,もう何度もこのことをずっと俺はやってるから,なんならちっちゃい声で「皿うどん…皿うどん…」って言いながら言いながら入ってんのに「あ!」って(笑)「ああ,今季節でなんか牡蠣チャンポンってあるんだ…牡蠣もいいけど,やっぱりノーマルがいいよな…リンガーハットといえばチャンポンだからな…」なんてつって「ああっ」て(笑) あれ何だろう? あれびっくりすんだからいつも。店員さんにオーダー言ってる途中でびっくりするんだから。ここで急にオーダー変えても悪いなと思って,困ったことにチャンポンも美味いんだよね。なんかその店で一番美味いものが1個だったらいいけど,リンガーハットは2つあることで,そのなんかおかしな感じになっちゃう。 あの呪い解けねェかな?なんとか。 リンガーハットでさ,皿うどん食べようと思ってチャンポン食べちゃった時の,あの感じ。皿うどんとか堅焼きそば食べてる時の,ご飯なのにおやつ食べてる感じわかる? ご飯の時間なのに俺おやつ食ってるっていう,あのなんか背徳感みたいのがなくなっちゃうと。 あと最近リンガーハットでびっくりしたんだけど,今多分季節限定で,季節限定だからお店によってあるかないかわかんないんだけど,牡蠣チャンポンっていうのやってるわけ。んでびっくりしたんだけど牡蠣チャンポン3種類あるわけ。で牡蠣チャンポンは牡蠣が2個入ってるヤツがノーマルで1000円なんだけど,もう1個多くて牡蠣が3個入ってるヤツは1300円で,「牡蠣チャンポン・デラックス」ってのがある。4000円で牡蠣12個入ってるっていう。間ないんだ…みたいな(笑) 急に3つ並びで急に4000円っていう,超高級中華の値段になるんだ…じゃあ今日も普通のチャンポンで…ぁぁあ! 俺皿うどん食いに来たんだ(爆)っていう。 その感じですよね。
■ 鬼滅タクシー
あとちょっと全然違うジャンルでいうとさ,えっとこれ昼のラジオで喋ったんだけど,その反応もちょっと面白くて。えっとニッポン放送行く日は,生放送もあるけど,それ以外のヤツをたくさん録音もするんで,割と早めの時間に家出て行って。えっと例のGOアプリでタクシー呼んで,家の前までつけて,で「タクシー家の前つきました」っていうんで,タクシー乗って,「あ,篠岡です」つって,ナビ通りだな…と思ったのが,タクシー入ったら…「あっ」ていう。えっと想像して欲しいのは,俺はジャパンタクシーっていう,あのなんていうのか,あのずんぐりムックリのチョロQみたいなタクシー。チョロQみたいなあの形のあのタクシーが好きなの。 座高が高いから。上の余裕もあるし,あと後ろに10円玉乗せるとウイリーするし(笑) だからすごい好きなんだけど,そのジャパンタクシーの車体のタクシーが家につきましたね。んで入ろうとしたじゃん。 俺が乗るのは,後ろの後部座席でしょ。んで,運転席と助手席の間に少しスペースがある。ほんのちょっとスペースがあって,いつも乗ってる日本交通のタクシーは,そこんとこに多分Suicaの機械みたいな,電子マネー決済の機械とかが設置してある。けどそのタクシーは,入ろうとしたところに目に飛び込んできたのが,フィギュア。その乗ったタクシーは,助手席スペースが,割と空いてる床だけのスペースになってて,そこがびっちり鬼滅の刃と,アーニャのフィギュアで占有されてんの。アーニャと煉獄さんのまあまあデカいフィギュアが10体ぐらい飾ってあって,しかもその周りにクリスマスのツリーにつけるヤツ…チューブの中に赤緑青黄色の発光LED,発光ダイオードが順番に光るヤツあるじゃん,それが下がってて。そのドライバーさんの夢世界が形成されてて,ピカピカずっと光ってて。特に多いのは,『鬼滅の刃』の煉獄さんと…あのなんだっけ…ずっとチクワを口にくわえてるヤツ。何ていったっけ?あいつ…禰豆子(ねずこ)? チクワじゃない? 水羊羹? 高級な水羊羹くわえてるヤツ?(笑)「くわえてもいいけど噛んだらダメだから」なんて言われてるヤツ(笑) チクワの汁だけ吸って落ち着くヤツ。多分。タクシーで多分こんな話したら多分怒られたと思うけど。だって,言ったらガチャガチャのヤツじゃない,UFOキャッチャーとかで結構お金かけて取るような大きさのヤツが,ズラって10体はあったと思う。 で後ろの席も,なんかそのエチケット袋みたいなスペースは,デカい煉獄さんのショッピングバッグみたいなヤツがあって,思わずえ声出ちゃう。「ぇえ?」って声が出て。で俺が思ったのは,多分それはドライバーさんが期待してたこととは違うと思うんだけど,関西とかで個人タクシー乗った時に,たまにタイガース色のタクシーとかあるじゃん。けどこれは会社タクシーだよ?会社タクシーで,しかもドライバーの年齢も,俺よりちょっと若いけど,50代ぐらいは来てるドライバーさんなの。で乗ってうわっと思ったけど,その前日徹夜でネタ選んだりとかしてるから,ニッポン放送まで行く30分はなるべく寝たい。大変申し訳ないけど寝たいんですよ。僕は寝たいから,ここ入ってっちゃダメだっていう。ここはじっと我慢だっていうことで「あのあすいません,目的地は有楽町のニッポン放送なんですけど,寸前のところから道がちょっと分かりにくいんで,ご案内しますんで,ちょっと一旦あの寝かしていただいて。ナビ通りで近く行ったら教えてもらいますか?」っていう。なんか僕の潜入感もかもしれないけど,ドライバーさんの「来い来い来い…」っていう空気に気づいてはいるわけだもんね。「来ていいんだよ,来ていい…」っていう感じはするんだけど,ここ行ったらから眠れないっていうことは分かってるから。薄目開けながらずーっと。そのピカピカネオンサイン光ってるしさ,フィギュアもよく出来たもんでさ,人気キャラのフィギアって全員こっち見てるように感じるじゃん。どうしようかなと思いながら,ずっと耐えに耐えて。眠れないけどね。 チラチラ外見ながら耐えに耐えて外見て,やっと最後ニッポン放送の前着いて,右にカーブすると裏口に行く所来て。目的地まで100mないぐらいだと思う。さすがに「アイツずっと最後まで黙りだったな」っていうことの評判を考えちゃったから,ラストの100m弱だったらなんとかなるんじゃないの?って思って「あれスかね…『鬼滅の刃』ってまた映画やるんスかね?」って言ったら,濃縮されたヤツがそのラスト100mで来る(笑) 全ての映画のスケジュールが分かった気がする(笑) その「これからこれぐらいの時期に,こういう◯部作があって,「これはまだ噂段階なんですけど,僕の聞いたところによると…」みたいなヤツと,「その中でも原作でいうこの話に行くと,この話の辺りは僕がとても期待してる,もちろん全部期待してるけど,で過去作の中ではこれがとても良かった」っていうのと,それから遊郭の話ずっとしてたかな…100mの区間でよくあんなことできんだと思って(笑) あれホーミーで言ってたかも知れない。 2個のストーリーの。多分全集中で話してると思う。おそらく俺の知ってる鬼滅用語はここまでだから,もうこれ以上のことは何もわかんない。多分ね。おぼろげな記憶の中では「ああいうの多分全集中って言うんだな…」ぐらいだけど,すごい…年取っちゃったもん俺(笑) その最後の100m弱で。
んでラジオでこの話したら,タクシーのドライバーさんとかからもその感想っていうか,SNSに来たりとかするんだよ。 その「うちの会社タクシーでそれは許されないと思う」っていうことと,なんか「特殊なケースを除いては,会社タクシーの人って2日分働いて次の人にその車を渡して,2日ペアで1台を共有してることが多い」って。 っていうことは,だからあれもう1人いるのか…ってすると,あれ全部毎回一から飾ってんの?みたいな。朝から一からやってんのかわかんないんだけど。
俺ね,もう今から何十年ぐらい前かな…このラジオも当然始まってないし,もっとずっと前だけど,渋谷で拾った個人タクシーの助手席に,炊飯ジャーが置いてあって。なんだろうと思うよ。いわゆる運転手さんのご飯としてのジャーじゃあないの。完全な炊飯ジャーが置いてある。で「なんすか?これ」って訊いたら「松茸ごはんです,食べます?」て言われて(笑)
「無料ですよ」って,そこじゃない(笑) 無料なのも凄いけど。んで「何故ですか?」って訊くと「炊いたから」って。そう言われても,申し訳ないんだけど,いただくには情報が少なすぎるから。「…ああ,あれだ…次の通りの,すぐ1番最短で止めてください,お釣り結構です,どうも」なんて言って出て。それ以来,その松茸ごはんのジャーを助手席に乗せてる個人タクシーの運転手さんのことを,ラジオとかでも訊いたんだけど,全然情報が入ってこない。だから今2人になりましたね。 松茸ご飯と鬼滅のタクシー。みんなこれを聞くと,皆さんは良かれと思って,SNSまで書いてくれますけど。「ちょっと前に『鬼滅の刃』の映画が公開された時に,その鬼滅とコラボレーションしたタクシーがありましたよ,それの残りじゃないんですか?」と。 残りではないんです。 煉獄さんと禰豆子とアーニャのその割合ね。 それからあとなんつったらいいのかな…あのおじさんが決めた配置の感じとか。今んところ「僕も乗りました」は1人もいなくて。あとあん時「会社はいいんですか? 」も訊いたの。鬼滅の方に入っていかない質問として「これ会社はいいんですか?」って訊いたら「まァ暗黙の了解と言いますか…」っていうのね。 本当に?(笑) 暗黙の了解?了解ではないヤツだよね?みたいな。 今も走ってる可能性があるよ。
■ リメイク版ドラクエIIIへの謎のクレーム
ウチの爺ちゃんがまだ生きてる頃だから,俺が小学校入る直前ぐらいだと思うんだけど,ウチのお袋に「すいとん食べてェ」って言い出して。でおふくろは料理好きな人だったし,爺ちゃん,婆ちゃん,親父,あと俺含め兄弟4人の大所帯だから,そのすいとんを大鍋でいっぱい作って。今でいうと,具だくさんのどっちかっていうと山梨のほうとうに近いような,かなり子供的には美味しいすいとんが出てきた。お肉もいっぱい入って,それこそ野菜もいっぱい入ったすいとん。すいとんって,多分うどん粉/小麦粉を練ってもんで,ビターンって伸ばしたようなヤツで,それを麺の代わりに食べるっていう感じ。それ作ってさ。俺は結構美味しくて,また作って欲しいなと思ったんだけど,爺さんが突然キレて。「こんなんじゃねえよ! 俺の言ってるすいとんはさァ! すいとんはこういうんじゃねえんだ!」って。婆ちゃんも生きてたから,一旦スキ見てキノコをぶつけようとしてたんだけど。荒川区の奇祭?いやそのさっきのネタ混ぜない方がいいの? (笑) 分かりにくいから。えっと婆ちゃんは「まあまあまあ…であんた,どういうすいとんがいいんだよ?」って言ったら,爺さんは「終戦直後ぐらいに俺が食ったすいとんは,こんな美味いもんじゃねェんだ」って言う。 「こんな美味いすいとんなんかすいとんじゃねェ,もっとまずいのを作んなきゃ美味くねェ」って言い出した。もう子供だから意味とか全然わかんないの。ちげェんだよって,こんな具がいっぱい入ったりとかしてるようなもんじゃねェって。 その悪い小麦粉を使ったすいとんなんだって。出汁とかもほとんどないから,その塩水にちょっと醤油入ったような汁で煮ただけのすいとんが俺のすいとんだって。こんなうまいものはまずいって言い出して。で,そしたら婆さんがさ,横からさよしゃいいのにさ,婆さんが「じゃあどうすりゃいいんだ?」って訊くの。したら「具を取ったりとか,いろんなことやって,もっとまずいすいとんに作れ」つって。「じゃあ次作る時そういう風に作る」って,うちのおふくろもちょっとふてくされながら言ってると,したら婆ちゃん「でもあの頃のすいとんって,あれよね…お肉なんか1かけらも入ってなかったよね」って言ったら爺ちゃんが「それは入れろ」って(笑) 「もう戦争が終わってんだから,それは…今お前あのすいとん食えるかよ」みたいな話になるわけ(笑) 「あの時は仕方なく食ってた,あの時はもうそのすいとんしかないから食ってたけど,戦後何年も経ってみんなこういろんなもん食べてる時に,肉がないはありえないだろで」って。「じゃあこれでいいんじゃない?」「いや,これはダメなんだよ」って。 「これは俺のなんかその魂みたいものが揺さぶられないから」みたいなこと言ってる。まァすぐ死にましたけど(笑) しかもえ元日に死にましたけどね。
それで何故こんな話してるかって言うと,あのもうお気づきだと思うんですけど,僕が今話してるのはすいとんの話でも爺さんの話でもないんですよ。 『ドラクエIII』の話です。『リメイク版ドラクエIII』ってそういうことだと思う。 『リメイク版ドラクエIII』って,いろんな意見があっていいんですよ。けどあれじゃないって俺は思う。なんかその本当に難しいんだと思うのは…だってさ『ドラクエIII』って390万本ぐらい売れて,でいてあれをもっっかいやってみたいなっていう人が,例えば当時プレイした人の400万本のうちの1/10の人が買っても40万本売れるわけ。 だから意味はあると思うだけど,なんつったらいいのかな…俺は当時のドラクエ・ブームにあんま乗れなかったクチで。世代的にはばっちりなんだけど,このドラクエの直前に,PC9801っていう,NECのいわゆるテレビゲームじゃないパソコンでゲームやってて。海外もんでいうと『ウィザードリー』っていう,後にすごいシリーズになるRPGやってた。RPGってこういうんだ…っていう。 初めて見たヤツとか,国産RPGだと思うんだけど『ブラック・オニキス』っていう,そのドラクエほど宣伝されてないんだけど,初めてのテレビゲームでのRPGの,コンピューターゲーム版でRPGをやってすげェハマって,すげェ面白いと思ってるから,別にそのエ二ックスがそういったわけでも,堀井さんがそういったわけでもないんだろうけど,その世の中の「初めてのRPG」っていうブームに,俺はちょっとヘソ曲げてんだよね。で,あとこれは後に改められるけど,やっぱり超メジャーなものに対する,なんかそのひねくれてるっていうか乗れ乗れないっていうか,天邪鬼みたいとこがあって。まあ今も0にはなってないけども,当時もやっぱりそういう傾向があって,これは多分今の俺の考え方からすると間違ってるのね。 「自分が自由に選んで,それがメジャーだろうがマイナーだろうが関係なく好き」が正しいんだけど,「なんかメジャーなんて面白くない」っていう感覚がちょっとあって反抗してるから,当時のドラクエにあんまりハマらなかった。やるにはやったけど,あんまりハマってないっていう立場だから,今の新しい『リメイク版ドラクエIII』がめちゃめちゃ懐かしいっていうんでもない。 スイッチもそんな入んない。
実際よくわかんないのは,パーティーも組まずに闇雲に走ってたやつも切り替えられたんで,パーティーも途中から組んで入れたし,あと死なないモードもやめて,着々と1日12時間ずつ進めてはいるんだけども,なんつったらいいのかな…難しい。あの爺ちゃんの謎のクレーム。「いや肉は入れなきゃダメだけど,あんまゴージャスなすいとんはすいとんじゃない」みたいな,あの感情を急に思い出して。なんかその昔のドラクエやってた人からすると,ちょっとしたイベントがアニメーションになるということとか,それからそのドット絵がすごいキレイな絵になるのは有りだけど,もっとしろよってなってくると,いやもうそうなっちゃったらドラクエじゃないっていう。うちのおふくろは,本当に爺ちゃんぶん殴りそうだったけど,でもその気持ちもちょっと解る。なんかそのどっちにも属してない感じ。 本当に思ったのは「ちゃんと流行ったものは,ちゃんとやっとけばよかった」っていう。ちゃんと流行ったものを素直にちゃんとやってれば,このドラクエの楽しさも違うんだろうなって思うんだけど,なんかそのうまく縮尺あってないっていうか。
当時はこのダダっ広いマップを見て「すげえ…」って広さにワクワクしてたけど,今はちょっともうめんどくさいなってなってんなとか,もうこの歳になってくると,めんどくさかったりとか,あとは何ですかね,こ「この鍵をもらうためにここに行け」って言われて,ここでもらって,でいて「ただその鍵だけじゃダメですよ」って言われて,「あそこにこういう人がいると思うよ」って言われて進むゲームって,俺もう無理だわっていうか。結構もう無理なんだけど,でもそれがドラクエだから。そこんところをこうマルチにできるヤツ…オープンワールドみたいにしたら,多分うちの爺ちゃんの言ってた「こんな美味いものはまずい,あのもっとまずいすいとんが美味いんだよ」っていう感じになるんだと思うんだよね。 そうすると1つは,あの当時『ドラクエIII』をやった人は『リメイク版ドラクエIII』は何あっても面白いはず。「あ,このストーリー今思い出したけど,こう追ったら…」とか。あとはなんかこの敵とこの音楽とかを,自分の中でもっかい回った時の感動みたいなのをプラスするといいと思う。 それは面白いと思うんだけど,なんつったらいいのか…そこが多分『リメイク版ドラクエIII』を初めてプレイして「これが伝説のドラクエIIIってこれか…リメイクされたんだ」っていう人に面白いか?っていうとすごい難しいなと思う。全然これを否定するもんじゃない。さっき言ったように『ドラクエIII』400万本売れて,さらにはリメイクされたヤツとか相当売れてるから,これが楽しめる人はいっぱいいると思うけど,そうじゃない人は…って。
これから凄い難しいけど,うちのジジィの言ってることなんだけど,『ゴジラ.-1』とか,あと,俺にとっては『シン仮面ライダー』て,そういうとこがちょうど良かった。 なんかその昔のすいとんの感じを残しながら,「でもこれシャウエッセンの切れ端入ってるよね」みたいな。でもシャウエッセンまるまる入れちゃうと違う。切れ端ってところ。この切れっ端感。要するにいろんなものの切れ端っていう。当時なかったエリンギ入ってんだけど,エリンギも切れっ端を入れることで,なんかそのうまくスライドさせるっていうの。そのなんかわかんない懐かしい感と,新しいものを斬新に融合したものが俺の中では『ゴジラ-1』。サンプルは少ないけど,『仮面ライダー』も,全然知らなかった世代もちゃんと面白いって言ってる子がいっぱいいたし,あの感じで,そのゲームのリメイク版は…もうわがままなのかね?なんかそのドット絵っていうだけですごいメチャメチャ嬉しいんだけど,なんかそのもう1個先のものと融合させることはできないのかね? なんかそのNHK『100分で名著』出てるけど,当時すごい名作って言われたものだけど,その後にそれを模法したり進化させたヤツがいっぱい出て,結果今そう言われましても,っていう感じ。先生方は「あの,これは当時すごい評判になってて,当時こんな斬新な書き方はなかったんだから」って言われるけど,その後それを踏襲してブラッシュアップしちゃったものを最初に読んじゃってたりとかすると,その時にこれがあったっていうことは評価するけど,なんかその今いろんな新刊の本と並べて,それが面白いかどうかって言われるとちょっとこう違うのかな? みたいな。ただ当時バリバリ『ドラクエIII』やった人は,多分いろんなことが頭の中で動くと思うんだけど。なんかその当時は想像でしかなくて,このアイテムを使った。でいて,当時は開かなかった扉が開いただけのグラフィックだったヤツが,ゆっくりドット絵全体がガガン!って揺れて,ゆっくり開いてったりとか,アイテムがどうして開いたのか,嵌めたら開いたのかと思ってたら,意外にでかい火柱を吹いて,その突き当たりを壊したんだって時に 多分感動すると思う。こういう感じになってたんだって感動すると思うけど,でもそれが今のすげえ映画みたいなグラフィックから比べれば,そんな感じ?っていう風になるから,間を埋めたりとか?それからこれとこれがフィットする人が誰なのか? みたいなのは結構難しいなと思いつつやってる。
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