ラベル $HITACHI の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル $HITACHI の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2006年12月14日木曜日

[機器] Hitachi FLORA




06-12-19
16日の日記に訂正。
FLORAはHDが凄く熱くなるって訳じゃなく、
その下のマザーボードに有るレギュレーターが死ぬほど熱くなるようだ。
K6-2 400MHzから、押入れで発掘されたK6-3 450MHzに乗せ変えようとしたところで発見。
真中の横向いたレギュレーターに密着してる電解コンデンサが心配になってきた…。
ここの温度は105℃とか言うレベルじゃないような。
そして恐ろしい事に元気良く回っていたはずのCPUファンが回っていなかった。
この機種はCPUファンは普通の3ピンの物で接続するのではなくて、
マザーボードに付いている変なコネクタを経由してCPUファンが付いている。
そこの制御が上手く行ってないのか壊れたのかは分からないがさっぱり回らなくなってしまった。
電源を入れた一瞬だけピクっと動くのだが…。前持っていたFMVでも似たようなことが有った。
どこが壊れているか分からないし、面倒なのでFDD用の電源コネクタから12Vを分けて貰って回るようにした。
乗せかえるにしろしないにしろCPUファンが回るようになって良かったが、K6-3が何故か動かない。
I/O電圧、コア電圧、クロックを規定値にして動かない。BIOSは通るがWindowsの起動寸前でコケる。
一々細かい事をするのも面倒なので結局元のK6-2にした。
最後に付く文字が2からIIIになってほんの50MHz早くなるだけで凄く嬉しくなるのに…。
左が今回諦めたK6-3 450MHz、右はキーホルダー化したK6-2 300MHz。

untitled 
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/1065/diary/06-12.html



06-12-16
先月修理したFLORA、どの位安定して運用出来るか実験中。
プリンタサーバーとして24時間電源が入っているが、
毎日毎日印刷する訳でもないのでもっと負荷の掛かるUDを入れて放置。
筐体を触ってみるとCPUの有る下の方より、HDの有る上の方が熱い。
確かIBMのHDが入っていた気がする。
K6-2の発熱も有るので、相当熱が篭っているのでは無かろうか。
置き方を工夫すれば足温器としても使えそうな程の熱が有る。
騒音と熱の割にはUDは進まない。
100~150時間で宿題を1つ提出出来るか出来ないかと言った所。
最近の宿題はかなり硬いので遅いFLORAには厳しい。
i486SX@25MHzでUDを回してみた時よりはマトモに解析しているが…。

untitled 
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/1065/diary/06-12.html


2006年10月15日日曜日

[修理] HITACHI FLORA330

[修理] HITACHI FLORA330
FLORA330 LAN端子補修
特に変わったところの無い企業向けスリムデスクトップ。
何故買ったかと言うと、部屋に余ってる部品を生かしたかったから。
持って帰ってみて開けてみたらMMXPentiumはK6-2に。メモリは純正の4倍に。
部屋に余ってる部品が全く生かす場所の無いチューン具合に残念。
掃除する手間だけで済んだから良かった事にして、しばらく試用。
稀にLANに繋がっていないと言う事が有り、ケーブルを差しなおせば復活する。
半田でも割れているのかと、ケーブルを軽く引いてみたらをあっさりとケーブルが抜けた。
ケーブルがロックされて居ないと言うか、コネクタが壊れていた
本来なら緑と黄色のLEDの間に出っ張りが有り、ケーブルを差すとロックされる仕組み。
乱暴に抜かれたのか、出っ張りが削れていてちょっとした事でケーブルが抜ける。
余っているLANカードから同型のコネクタを拝借。
LEDが無くなってしまうので状態がさっぱり分からなくなってしまうが気にしない事にした。
同じコネクタだからと剥いで見たが、よく見ると上下逆で全く使えないコネクタも有った。
上下逆の罠にも掛からず、半田付けして元の形に組み上げる。
実はかなり窮屈でメンテナンス性に欠ける構造。
マザーボードを取り出すのにはちょっと気を使った。
無難にリンク。

Untitled
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/flora330.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/flora330.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/sbv550_1.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1051/pc.html






 

 

HDBENCHの結果
★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name      Processor   AMD K6-2 400.91MHz[AuthenticAMD family 5 model 8 step C]
Cache       L1_D:[32K]  L1_I:[32K]
Name String AMD-K6(tm) 3D processor
VideoCard   RAGE LT PRO PCI  Resolution  1024x768 (16Bit color)
Memory      130,008 KByte
OS          Windows 98 4.10 (Build: 2222)
A   Date        2006/11/27  07:03
HDC = ALi M5229 PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
A = GENERIC NEC  FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE  DISK TYPE02
D = TEAC CD-224E          Rev 4.9A
ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
5786    18872   12056    10333    3883     8899           4
Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
   2949  10536     959       8     5947    5396    3027    2963  C:\100MB

Untitled
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/flora330.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/flora330.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/sbv550_1.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1051/pc.html











2006年8月12日土曜日

[社会] 日米スーパーコンピュータ戦争

[社会] 日米スーパーコンピュータ戦争
近年、「スーパーコンピュータ」は超高速の演算処理を可能にした。
1993年5月ジャック・ドンガラ(Jack Dongarra)によりLINPACKベンチマークが提供され、TOP500がリスト化され、そのトップを期別(半年ごと)に表にした。
2010年06月から消費エネルギーを加味した「Green500」が開始され、2013年04月からデータベースなど大規模データ処理を競う「Graph500」が新たに始まり、アメリカ、日本、ドイツなどは、そちらに主戦場を移して、主に日米でトップ争いが続いている。
ところで2009年11月、政府の「事業仕分け」で、当プロジェクトは「予算計上見送りに近い縮減」(事実上の凍結)と判定された。
この表で明らか様にその翌年に中国のNUDT(国防科学技術大学)の「天河一号A」が見事に一位に輝いている。
日本では相変わらず「国防」という言葉が使いづらいようだが、スーパーコンピュータは、気象、地殻変動、宇宙開発、天文分析、遺伝子研究など多岐にわたるが、現在は兵器開発、核開発、衛星ロケット、通信技術など国防にも欠くべからざる道具であろう。
政治家、官僚、マスコミも正面切って言えないのだろうが、歴史の経緯を見れば一目瞭然だが、この同調圧力を早期に排除して頂きたいものだ。

日本人の暮らし向き
https://blogs.yahoo.co.jp/japanism20/14752105.html










スーパーコンピュータ

製造年月
設置国 ベンダ 名称
1993年06月 アメリカ TMC CM-5
1993年11月 日本 富士通 数値風洞
1994年06月 アメリカ Intel Paragon XP/S 140
1994年11月 日本 富士通 数値風洞
1995年06月 日本 富士通 数値風洞
1995年11月 日本 富士通 数値風洞
1996年06月 日本 日立 SR2201
1996年11月 日本 日立 CP-PACS
1997年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1997年11月 アメリカ Intel ASCI Red
1998年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1998年11月 アメリカ Intel ASCI Red
1999年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1999年11月 アメリカ Intel ASCI Red
2000年06月 アメリカ Intel ASCI Red
2000年11月 アメリカ IBM ASCI White
2001年06月 アメリカ IBM ASCI White
2001年11月 アメリカ IBM ASCI White
2002年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2002年11月 日本 NEC 地球シミュレータ
2003年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2003年11月 日本 NEC 地球シミュレータ
2004年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2004年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2005年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2005年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2006年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2006年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2007年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2007年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2008年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2008年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2008年11月 アメリカ IBM Roadrunner
2009年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2009年11月 アメリカ Cray Jaguar
2010年06月 アメリカ Cray Jaguar






1998年11月10日火曜日

[機器] Windows98のセットアップ

Windows98のセットアップ -1-
Windows98の起動ディスクを作る
フロッピーディスクが必要。
PC98x1なら1枚、
PC/AT互換機(DOS/V , PC98-NX)なら2枚
準備する。
とまとま注) 起動ディスクを作るには、[マイコンピュータ]の[コントロールパネル]内にある
[アプリケーションの追加と削除]
で行います。[起動ディスク]というタブがあるので、そこをクリックすると[ディスク作成]というボタンがあるはずです。
ちなみに、フロッピーはフォーマットされていなくてもそのまま入れてOKです。
Windows98の起動ディスク(以下、「起動ディスク」)からパソコンを立ち上げる。ハードディスクが1台でも接続されていないと立ち上がらないので注意。
【注意】
 PC98x1の場合は、起動に使ったドライブがAドライブとなり、そこにWindows98Setupのための一時ファイルを作ろうとするので、フロッピー(以下「FD」)から起動させると、「空き領域が足りません」というメッセージが表示される。
インストールの前に
Windows起動ディスクを使って、パソコンを起動する。
とまとま注)
パソコンの電源を入れて、すぐにWindows98起動ディスクをフロッピードライブにセットします。
PC/AT互換機の場合は起動ディスクが2枚あるので、1枚目をセットします。
しばらくすると、PC98x1、PC/AT互換機とも怪しいメニューが表示されますが、これは「CD-ROMを使える状態にしますか?」という問いです。
今回は単に起動すればいいので、
「CD-ROM/DVD-ROMを使用しない」または
「without CD-ROM support」
を選びます。
PC/AT互換機の場合はその後、キーボード種類の判定があります。
最近のパソコンは[半角/全角]キーを押せばOKです。
その後、2枚目のディスクを挿入しろと言われます。
1枚目のディスクを抜き、2枚目をセットして[Enter]を押してください。
起動ディスクがAドライブになっているので、
A:\>FDISK [Enter] すると、FDISKが起動する。
とまとま注)
PC98x1の場合は、起動ディスクをそのままセットしておいてください。
PC/AT互換機を使っている場合、起動ディスクの1枚目をフロッピードライブにセットしてから行ってください。
「A:\>」
というのは元から表示されているはずなので、
「FDISK」
とだけ入力し、最後に[Enter]キーを押します。
FDISKというのは、ハードディスク内にデータを保存できる領域を確保し、使える状態にするためのツールです。
買ってきたばかりのハードディスクをフォーマットしようとしても使えませんが、それはハードディスクの中に領域が確保されていないためです。
買ってきたばかりのハードディスクは荒れ地のようなものなので、一度区画を整理してやる必要があるのです。
領域確保は区画整理、フォーマットは整地のようなものです(土地なら整地してから区画整理をしますが、ハードディスクの場合は逆なんです)。
「大容量ディスクをサポートしますか。」という表示がでるので、FAT32にしたいなら[Y]、FAT16にしたいなら[N]を押す。
FAT32について
FAT32の利点(FAT:File Allocation Table)
2GB以上のHD領域を認識できる(最大2TBまでサポート)。
アプリケーションの起動時間が短くなる。次に読みとるファイルの先頭を同じトラック上に配置できるチャンスが増えるので、ディスクシークを最小にとどめることができる。
システムのパフォーマンスが上がる。ファイル収納効率が上がるメリットと引き替えに、一度に読み出せるデータ量が小さくなるためにパフォーマンスが下がると言われていたが、Windows98では「Mapcache」「Winalign」という新機能によってパフォーマンス向上。
FAT32の欠点
従来のOSでアクセスできない。FAT16で作ったHD領域からアクセスできない。
FAT32のドライブはドライブスペースで圧縮できない。ドライブスペースは、ディスクの使用領域を自動的に圧縮して仮想的にHD領域を大きく見せるシステム。
従来のアプリケーションなどとの問題。
セーフモードなどをWindows98で使うと遅い。
領域の解放・確保
以下のFDISKの操作は、すべてPC98x1用FDISKのもの。PC/AT互換機では操作方法が異なる場合がある。
FDISKで領域解放。
 FDISKオプション[3]で、今ある領域を削除する。領域がない場合は行わなくてもいい。
FDISKで領域を確保する。
 FDISKオプション[1]を選択。
最大領域で使いたいなら[Y]、そうでないなら[N]を指定する。
とまとま注)
 1個の領域が1個のドライブになります。
たとえば、1台のハードディスクに3つの領域を確保した場合、ハードディスク自体は1台しかなくても、パソコンにはハードディスクドライブが3台あるように認識されます。それぞれのディスク容量は、確保した領域の広さによります。
 6GB程度あるのなら、4GBはOS用、2GBはデータ用として分けておくと便利です。
OSの再インストールを行う際、いちいちフロッピーなどにデータのバックアップをとらなくても、2GBの方にコピーしておけばいいんです。
4GBの方だけフォーマットしてOSを入れ直せば、2GBの方は全く無傷なので、そのままデータを元に戻すことができます。
ただし、最近のパソコンには「ハイバーネーション」という機能が付いているので注意が必要です。
これは一種のサスペンド機能ですが、メモリ内容をハードディスクに待避し、コンピュータ自体の電源を完全にOFFにできるという利点があります。
ハイバーネーション機能の付いたパソコンでは、メモリと同程度の大きさの領域(または1GB程度の領域)がハードディスクに確保されています。
この領域は、必ずハードディスクの先頭(または最後)に存在しないといけないので、その領域を削除してしまうと、ハイバーネーション機能が正常に動作しなくなったり、パソコンが全く起動しなくなったりします。妙に小さな領域がハードディスクにある場合、削除しない方がいいですよ。
boot可にする。
 FDISKオプションで[2]を選択。
「boot可・不可」というところを「可」にする。
FDISKオプション[4]で状態を確認する。
以上の手順が終われば、再起動する。
FDISKで設定したことは、再起動しないと有効にならない。
とまとま注)
さきほど起動した手順と同じ手順で起動させます。
HDをフォーマットして起動できる状態にする
A:\>FORMAT B: [Enter]  これで物理フォーマットが実行される。
「B:」の後に1個スペースを空けて「/Q」をつけると、クイックフォーマットされる。
【注意】 SCSIのHDの場合は、SCSIボードの設定でクイックフォーマットを使用できるようにしないといけない。
SCSIボードにBIOSが載っていない場合は、OSをインストールできない。
BIOSはPC98x1用とPC/AT互換機用があるので注意。
とまとま注) PC/AT互換機の場合は、起動ディスク1を入れていないと
「コマンドまたはファイル名が違います」
と表示されます。
上の例ではPC-98x1で説明しているので「B:」となっていますが、PC/AT互換機の場合、ハードディスクドライブのドライブ番号は「C:」からになります。
 ちなみに、ハードディスクのフォーマットには、
物理フォーマット、
論理フォーマット
の2種類があります。物理フォーマットは、ハードディスクの中を完全に整地するものです。
論理フォーマットは、ファイルシステム(FATやディレクトリ領域)を初期化し、とりあえずフォーマットされたことにするものです。
物理フォーマットを行うと、ファイルシステムを初期化するために自動的に論理フォーマットも行われます。
クイックフォーマットは、論理フォーマットのみを行うものです。
ファイルシステムが初期化されるので、ファイルは存在しないことになりますが、ディスクの中身自体は削除されないので、そのまま廃棄すると第三者にファイル内容が漏れる可能性があります。
2. 3. はPC98x1にのみ必要な作業なので、PC/AT互換機では必要ない。
PC/AT互換機の場合は4.へ飛ぶこと。
起動ディスクの内容をHDにコピーする。
A:\>COPY A:\*.* B:\ [Enter]  Aドライブ(FD)の内容がBドライブ(HD)にコピーされる。
 結局ほしいのはCD-ROMドライブを認識させるためのファイルなので、起動ディスクの内容を全部コピーする必要はないが、面倒なのでこの方法が最適と思われる。
システムファイルの転送をする。
A:\>SYS B: [Enter]
とまとま注) ハードディスク先頭のブート領域と呼ばれる領域に、パソコンを起動させるためのプログラムを書き込むためにSYSコマンドを使用します。SYSコマンドを使わずにシステムを起動するファイルだけをコピーしても、全く起動しません。
以上の手順が終われば、CD-ROMを使える状態で再起動する。
とまとま注) PC/AT互換機の場合は、基本的にさきほど起動した手順と同じ手順で起動させますが、今回はCD-ROMを使えるようにしたいので、怪しいメニューが表示されたら、「CD-ROM support」を選んで[Enter]を押します。後は先ほどと同じです。
 PC-98x1の場合は、もう起動ディスクは使いません。起動ディスクを入れずにそのままパソコンを起動します。するとまたおなじみの怪しいメニューが表示されます。今回はCD-ROMを使えるようにしたいので、自分の機種にあったメニューを選んで、[Enter]を押します。 
Windowsインストールプログラムを起動する
CD-ROMドライブをDドライブとする。DドライブにWindows98のCD-ROMをセットして、
A:\>D: [Enter]
D:\>SETUP [Enter]
とまとま注)
「D:」と打ち込み、続いて「setup」と打ち込めばOKです。
Windowsセットアッププログラムが起動する。

まろん、降臨
http://www.geocities.jp/lem_web/mp/naak/win98_setup1.htm
http://www.geocities.jp/lem_web/mp/mptop.htm









Windows98のセットアップ -2-
Windows98のセットアップを行う
画面に色々表示されるので、[Enter]を2回押す。
自動的にスキャンディスクを行うので、終了したら[X]を押す。
「Windows98をセットアップしますか」と聞かれるので、もちろん続行する。
使用承諾書が表示されるので、とりあえず同意する。
プロダクトキーを入力する。
Windows98のCDケースに書かれているものを入力。
インストールするディレクトリ(フォルダ)の選択をする。
普通はデフォルトのままでOK。
とまとま注)
普通はこの設定を変えない方がいいです。
ソフトによっては、WindowsがCドライブのWindowsというフォルダに入っていることを前提として動作するものもあります。
明らかにそのプログラムの欠陥なのですが、意外に有名メーカー製のソフトでも、そのような不具合があったりするので考えものです。
セットアップ方法の選択。
 標準でもよいが、ここではカスタム設定にする。
ユーザー情報の入力。
 好きなように入力すればいい。
セットアップ方法で「カスタム」を選択していると、「インストールするファイル」というウィンドウが表示される。
インストールするファイルの選択
Microsoft Outlook Express
 Microsoft Outlookの機能限定版。Outlookはスケジュール管理もできるが、Outlook Expressにはメール機能しか付いていない。
 メールソフトとしての機能は十分だが、個人で使うには少し機能が多すぎる(=重い)ところもある。
アクセサリ
 Windowsアクセサリと、システムを強化するツール群。
Windowsスクリプティングホスト
 Windowsでの作業自動化に役立つスクリプトを記述できる。基本的にあまり使わないので不要。
とまとま注)
これをインストールすると、MSDOSでいうバッチファイルのような物をWindowsでできるようになります。
VBスクリプトと呼ばれる簡易言語で、Visual Basicを元に作られています。
結構複雑な動作もさせられるので、便利といえば便利ですが、普通の人はまず必要ありません。
イメージング
イメージビューア、ActiveXカスタムコントロール、およびTWAINサポートが含まれる。
グラフィックソフトでスキャナも扱えるが、市販ソフトの方がよいので不要。
クイックビューア
ドキュメントをいちいち開かずに内容を参照できる。ファイルの内容を見るソフトだが、不要。
とまとま注)
「不要」となっていますが、あると多少便利です。パソコンで事務処理をしない人には不要ですが。
ゲーム
フリーセル、マインスイーパ、ハーツ、ソリティアが含まれる。不要。
スクリーンセーバー
ディスプレイの損傷を防ぐため、コンピュータを一定時間放置すると画面上に動画が表示されるようにする。不要。
とまとま注)
もちろん、使いたい人はインストールすればいいです。
スクリーンセーバーは、同じ画面をずっと表示していると、画面にその残像が残って取れなくなってしまう
「画面焼け」
と呼ばれる現象を防止するものです。
画面が常に動いているため、焼き付くことはありません。
もっとも、最近のディスプレイは、同じ画面を2日以上も連続で表示させたりしない限り、画面焼けでダメになることはありません。
もっぱらパソコンを使ってない時のお遊びで表示させることの方が多いです。
デスクトップの壁紙
 Windowsのデスクトップに表示する模様や絵。不要。
ブリーフケース
 コンピュータ間でファイルの同期をとるために使う。不要。
ペイント
 簡単な絵を作成したり、表示したりする。市販ソフトの方がいいので不要。
マウスポインタ
 いろいろな色やサイズのマウスポインタが使える。普通に使うなら不要。
ワードパット
 Microsoft Wordをインストールする予定なら不要。メモ帳で表示できないような巨大なファイルも読み込み・編集が可能。
外字エディタ
 自分で文字が作れる。不要。
電卓
 不要。
文書テンプレート
 今まで一度たりとも使ったことがない。不要。
インターネットツール
 インターネットアクセス用の便利なツールが含まれる。インターネットに接続するなら必要。
Microsoft FrontPage Express
 定評のあるHTMLエディター。市販ソフトの方がよいので不要。
とまとま注)
確かに市販ソフトの方が性能はいいですが、HTMLがわかる人には結構なことができるHTMLエディターです。
その証拠に、まろんぺーじも最初はFrontPageExpressで作られていました
(今はIBMのホームページビルダーですが)。
ちょっとホームページを作ってみたいという人にはもってこいのソフトです。
その他のインターネットツール
 ほとんど使用することはない(使用することがあっても、インターネット上で簡単にダウンロードできる)ので不要。
オンラインサービス
 インターネットプロバイダを決めかねている人にはいいかもしれないが、普通は不要。
システムツール
 ディスクの圧縮や管理をするツールや、そのほかのシステムユーティリティー。
Microsoft Backup
 バックアップを実行し、データやファイルを保存するアプリケーション。フロッピーまたはテープに保存する。不要。
とまとま注) Microsoft Backupは、死ぬほど大量にバグがあります。
市販ソフト、しかもOSに添付されているツールなのに、これほどまでデバッグに手を抜いているというのは、はっきり言って罪ですね。
おそらくマイクロソフトがどこかの下請けソフトハウスに作らせたものでしょうが、出荷製品の品質は最悪です。
バックアップはできるけど復元ができないとか、復元途中に意味不明なエラーを出して処理を中断するとか、不安定この上ないので絶対に使ってはいけません(経験者は語る‥‥)。
クリップボードビューア
 Windowsのクリップボードの内容を表示するツール。あると便利なこともあるが、ここでは不要としておく。
グループポリシー
 システムポリシー用のグループベースのサポート。よくわからんので不要。
システムモニタ
 システムのパフォーマンスをグラフなどで表示してくれるツール。べつに表示してくれなくても困らないので不要。
ドライブコンバータ(FAT32)
 大容量ハードディスクの空き容量を増やす。FDISKで「大容量ハードディスクをサポートしますか?」と聞かれた時、[Y]にしたなら不要。
ドライブスペース
 Windows上でディスクを圧縮するツール。FAT16では使用できるが、FAT32/NTFSでは使用不可なので不要。
その他のシステムツール
 ほとんど意味のない物なので不要。
マルチメディア
 CD-ROMドライブやサウンドカードで、サウンド、動画、またはビデオなどを再生するプログラム。
CDプレーヤ
 音楽CDを再生するツール。
Macromedia Shockwave Director
 Directorファイルの再生に使用。
Macromedia Shockwave Flash
 Flashファイルの再生に使用。
Microsoft NetShow Player 2.0
 NetShowストリーム マルチメディアのプレーヤ。インターネットやイントラネットから、テレビやラジオのように生放送を受信したり、ローカルまたはネットワーク上にあるコンテンツを表示します。
 このプログラムを入れると、「Fraunhofer IIS MPEG Layer3 codec(高速)」が入る。MP3を作れるが、非常に音が悪い。
オーディオ圧縮
 マルチメディアデータの再生、および録音を行うオーディオ圧縮ツール。
サウンドレコーダ
 サウンドカードを使ってサウンドを録音および再生するツール。60秒しか録音できない。オーディオ圧縮形式を変更できる。

まろん、降臨
http://www.geocities.jp/lem_web/mp/naak/win98_setup1.htm
http://www.geocities.jp/lem_web/mp/mptop.htm




























1997年10月23日木曜日

[機器][携帯電話] IDO/日立 デジタルミニモ507G~1990年代IDOケータイ














品名 携帯電話
メーカー 日立
キャリヤ IDO,日本移動通信
年代 1997年
モデル デジタルミニモ,507G

1994年11月5日土曜日

[機器][修理] FLORA修理






06-12-19
16日の日記に訂正。
FLORAはHDが凄く熱くなるって訳じゃなく、
その下のマザーボードに有るレギュレーターが死ぬほど熱くなるようだ。
K6-2 400MHzから、押入れで発掘されたK6-3 450MHzに乗せ変えようとしたところで発見。
真中の横向いたレギュレーターに密着してる電解コンデンサが心配になってきた…。
ここの温度は105℃とか言うレベルじゃないような。
そして恐ろしい事に元気良く回っていたはずのCPUファンが回っていなかった。
この機種はCPUファンは普通の3ピンの物で接続するのではなくて、
マザーボードに付いている変なコネクタを経由してCPUファンが付いている。
そこの制御が上手く行ってないのか壊れたのかは分からないがさっぱり回らなくなってしまった。
電源を入れた一瞬だけピクっと動くのだが…。前持っていたFMVでも似たようなことが有った。
どこが壊れているか分からないし、面倒なのでFDD用の電源コネクタから12Vを分けて貰って回るようにした。
乗せかえるにしろしないにしろCPUファンが回るようになって良かったが、K6-3が何故か動かない。
I/O電圧、コア電圧、クロックを規定値にして動かない。BIOSは通るがWindowsの起動寸前でコケる。
一々細かい事をするのも面倒なので結局元のK6-2にした。
最後に付く文字が2からIIIになってほんの50MHz早くなるだけで凄く嬉しくなるのに…。
左が今回諦めたK6-3 450MHz、右はキーホルダー化したK6-2 300MHz。

Diary
http://www.geocities.co.jp/1065/diary/06-12.html






06-12-16
先月修理したFLORA、どの位安定して運用出来るか実験中。
プリンタサーバーとして24時間電源が入っているが、
毎日毎日印刷する訳でもないのでもっと負荷の掛かるUDを入れて放置。
筐体を触ってみるとCPUの有る下の方より、HDの有る上の方が熱い。
確かIBMのHDが入っていた気がする。
K6-2の発熱も有るので、相当熱が篭っているのでは無かろうか。
置き方を工夫すれば足温器としても使えそうな程の熱が有る。
騒音と熱の割にはUDは進まない。
100~150時間で宿題を1つ提出出来るか出来ないかと言った所。
最近の宿題はかなり硬いので遅いFLORAには厳しい。
i486SX@25MHzでUDを回してみた時よりはマトモに解析しているが…。

Diary
http://www.geocities.co.jp/1065/diary/06-12.html






ビジネス向けPC FLORA
:ダウンロード
FLORA 370TS4/410WM8 のWindows NTでサウンドを使用する場合の注意事項
●現象
プレインストール及びリカバリCDで一括セットアップした状態で、MIDIファイルを再生すると、音がプツプツと途切れて聞こえる場合があります。
●対象機種
FLORA 370TS4
FLORA 410WM8
●対象OS
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0
●対象機種
以下の手順に従って、MIDIドライバを削除し、インストールしなおしてください。
   1. パソコンの電源を入れ、Windowsを立ち上げ、[Administrator]でログオンする。
   2. [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]の[マルチメディア]をダブルクリックする。
      [マルチメディアのプロパティ]が表示される。
   3. [デバイス]タブの[MIDIデバイスと機器]をダブルクリックする。
   4. [ADI Software Synthesizer DriverのMIDI]を選択し、[削除]ボタンをクリックする。
      [削除]ウィンドウが表示される。
   5. [はい]ボタンをクリックする。
      [システム設定の変更]が表示される。
   6. [再起動する]をクリックして、パソコンを再立ち上げする。
   7. パソコンが再立ち上げされたら、[Administrator]でログオンする。
   8. [スタート]の[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
      [ファイル名を指定して実行]が表示される。
   9. CD-ROMドライブまたはDVD-RAMドライブに『Product Recovery CD-ROM Disc2』を入れ d:\drivers\sound\nt4\midi\setup.exeと入力して[OK]ボタンをクリックする。
      [Setup]が表示される。  ※d はCD-ROMドライブ名またはDVD-RAMドライブ名
  10. [Next]ボタンをクリックする。
      [Setup Complete]が表示される。
  11. [Yes, I want to restart my computer now.]にチェックされていることを確認して、[Finish]ボタンをクリックする。
      パソコンが再立ち上げされる。

FLORA
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/flora/download/snl_0001/tpc08241/a4adisnl.htm






1988年12月4日日曜日

[機器][PC] 日立SHシリーズ


[機器][PC] 日立SHシリーズ
SHマイコンプログラミング入門
 1. ワンチップマイコンSH-2の特徴
(1)速い安い使いやすいSH-2
SH-2シリーズは日立が開発したRISCタイプのオリジナルアーキテクチャワンチップマイコンです。5段のパイプラインを持ち見かけ上1命令1クロックで動作します。内蔵モジュールも充実していて外付け部品も最小限ですみます。外付け部品が少なくて済むことはコストが低く抑えられることと、ハード的なトラブルが少ないことを意味します。これは開発期間が短い場合、非常に重要です。SH-2はアーキテクチャが新しいので素性がよいと感じられます。H8シリーズはだいぶいやらしい所を感じましたが、SH-2に関しては機能が多すぎる事を除いてほとんど感じません。H8のときハード、ソフト共に大はまりした事に比べると、はまることがあまりないように感じます。
またSH-2は現在のところ安定した供給がされているようです。ご存知の方もいるかもしれませんが、日立はSHマイコンに賭けています。日立マイコンのホームページを見ると、そういう意気込みがひしひしと伝わってきます。1997年あたりから日立の不採算ICが生産中止の憂き目にあっています。私の会社でも、知り合いの会社でも大ヒンシュクをかっています(628128/628512だよ。おいっ!)。その割にはSH,H8/3000,H8/2000Sは矢継ぎ早の新製品ラッシュ。WindowsCEの発表もあって、次世代CPUの覇権をねらっているのか何か知りませんが、経営資源をMPU/CPU開発に集中的につぎ込んでいるのではないかと思います。サポートもこの分野にしては非常によい感じです。マイナーな会社に勤めている私の電話でも一発で取り次いでくれます。お話も丁寧に聞いてくれて、いろいろ調べてくれたり、アドバイスをくれたりします。ただし私が問い合わせた限りはいわゆる新人、下っ端、パシリ的な人しか出てきません。何か聞いても先輩に聞いてあとから先輩の言ったとおりをそのまま私に返しているというかんじです。 即答はあまり期待できないでしょう。しかし問い合わせに対し、電話たらい回しにされた挙げ句やっと質問できてもなしのつぶてなんて会社がざらにあることを考えると涙が出るほど有り難いです。
SH-2は非常に入手が楽なICです。Z80程ではないですが。SH-2のチップを購入したいならば、近くの日立の特約店か秋葉原のテレビィ商会なんかがよいでしょう。しかしSH-2基板を半田ごて片手に、ユニバーサル基板を作ってなんて、半田付けウイザード以外お勧めできません。はじめてSH-2にチャレンジするなら出来合いの基板を活用しましょう。CQ出版のトランジスタ技術(いわゆるトラ技)をパラパラめくるとSH-2を搭載した基板が結構あります。どーもこの分野は競争が激しいようで、ダウンロードソフトやサンプルソースが無料かあるいは数千円で手に入ります。F-ZTAT物(Flash ROM内蔵型)を購入すれば、パソコンと使えるコンパイラがあれば開発環境いっちょ上がりです。一昔前はマイコン入門というとZ80+アセンブラ、今はPICマイコンが多いですが、入門用にSH-2+Cコンパイラなんていいと思いますよ。趣味のひとでも購入できる価格帯になっています。
(2)ラインナップ、私のお勧めはこれ
日立が力を入れているだけあって、いろんなSH-2があります。中でもF-ZTAT物がお勧めです。これはフラッシュROM内蔵型のSHです。このSH-2がなぜよいかというと以下の特徴があるからです。
a.ROM不要
ROM不要ということは、ROMライター、ROMイレーサも要りません。ROMエミュレータも不要です。これは初期費用が非常に安く済みます。フィールドデバックでも持ち物が少なくてすみます。回路もシンプルになります。
b.高速動作が可能
内蔵ROM,RAMは常にバス幅32bit、ノンウェイトで動作します。外付けROMでは、普通16Bit、1ウェイトで動作なので、スピードが断然違います。
c.何回でも書き換え可能
日立の仕様では書き換え回数が100回となっていますが、私は1日何十回も書き換えていますが未だ書き込み不能になったことはありません。多分通常のデバックでは大丈夫でしょう。
d.高価な装置不要
フラッシュROMを書き換えるのに、高価な装置は不要です。北斗電子製Flash-2が数万円。たのボードメーカではおまけで付いてきたり、数千円で手に入るものもあります。
というわけで私はSH7045FかSH7051Fをお勧めします。
(3)どんな用途に向くか
SH-2は通常のほとんどの用途に使えます。オールマイティです。ただF-ZTAT(Flash ROM内蔵型)は消費電力が大きいので、電源が電池のようなものは不向きでしょう。そういうものはH8/300Hあたりがよいでしょう。簡単なものならばPICでもいけます。
(4)入手方法
トランジスタ技術をパラパラとめくればSH-2搭載基板が何件かあります。適当にあたりをつけて購入しましょう。(株)アルファプロジェクトや(有)イエローソフト、北斗電子などが手頃でしょう。多分個人でも、数量がまとまらなくても売ってくれると思います。日立マイコンでも評価ボードがあります。
 
日立SHシリーズの部屋
http://www.geocities.co.jp/ward1122_tech/1004/pcrei_4.html

マホービンの部屋
http://maho-bin.hp.infoseek.co.jp/






パソコン黎明期
2000.09.13
4.周辺機器事情
(1)クローズが当たり前だった
今はいい時代です。
Windows系/Mac系があれども周辺機器は豊富にあり、安価でかっこいい。
しかもオープン思想なので多少の相性はあれどもドライバーさえあれば動作します。
昔は周辺機器といえば各パソコンにラインナップされていたのでした。
つまりパソコンメーカーが作っていない周辺機器は使えないという今考えるともーなんか信じられません。
(2)めちゃ遅かったカセット
補助記憶装置(これも今あんまりいわない)はカセットテープが一般的でした。FAX見たいな音で記録していきます。5分程度のデータ用のカセットも売っていました。ゲームソフトなんかもカセットで供給していました。
(3)高価なFD
FDは8インチが主流で5インチも出始めといったところでしょうか。私の場合FM7が12万台だと思いましたが、FD装置はたしか25万ぐらいしたような気がします。めちゃくちゃ高くてとても手が出ませんでした。しかも、拡張ユニットを買ってそれにさらにFD装置がつくような構成です。しかも160KBとか320KBぐらいの容量しかなく、当然フォーマットもメーカーが違えば読めませんでした。今2~3000円で売られているものより遅いしうるさいものでした。
(4)ぼそぼそディスプレー
いまはディスプレーの性能の目安としてドットの細かさを記載しますが当時は1画面あたりの文字数を記載していました。
だいたい以下のようなものがありました。
                安価        1000文字/画面
                普及帯     1500文字/画面
                高級        2000文字/画面
大体1000文字は使い物になりませんがそれ以外では、漢字も表示しないので別にOKでした。
一文字あたり8DOT×8DOTなので1000文字のディスプレーはピクセルに直すと8×8×1000で64000Pixelという事になります。
しかもデジタルRDBなので8色だけです。それぞれの文字を良く見ると、白い文字の場合、赤青黄の色の三原色が別々に見えたりしました。

日立SHシリーズの部屋
http://www.geocities.co.jp/ward1122_tech/1004/pcrei_4.html

マホービンの部屋
http://maho-bin.hp.infoseek.co.jp/







黎明期のパソコン
NEC PC-8001 国産初のパソコン
NEC PC-8801 みんなのあこがれパソコン
NEC PC-6001 プチコンとかそんな風に呼ばれていたような。最後の方はしゃべるPCだった
NEC PC-9801 国民機などと呼ばれました。日の丸パソコン
富士通 FM-8 富士通も気合入ってました
富士通 FM-7 タモリが宣伝してました。私も持ってます。
富士通 FM-11 いろいろ複雑なバリエーションを持っていたような
バブコム80 多分FM8だとおもう
日立 ベーシックマスター 学校に導入されていました。
シャープ MZシリーズ クリーン&オールインワンめまぐるしいモデルチェンジをしました。
シャープ Xシリーズ クラスメイトに熱狂的なのがいました。
シャープ ポケコンシリーズ ドンキーコングを見たときは感動した。
松下 JR-100/JR-200 整数型ベーシック搭載。計算が速いんだよね
東芝 PASOPIA シリーズ ちょっと出るのが遅かったような・・・
三菱 MULTI8/16 あんまり印象にないっす
アップル Apple ][ 感動のピンボールゲーム
コモト゜ール  VIC1001 途中値下げしました
コモト゜ール  コモト゜ール64 ほしかったんだけど
シンクレア 名称不明 ものすごく安かった
トミー ぴゅうた 直訳日本語ベーシック搭載
カシオ 名称忘れ 電卓計算式パソコン・最後はホームセンターで見かけた。
EPSON HC100 画期的ハンドヘルドコンピュータ




1988年8月25日木曜日

[社会] 演算機器の歴史

[社会] 演算機器の歴史
演算機器の歴史(まとめ)私見
書庫技術立国の源流
カテゴリ工学
2017/2/20(月) 午前 7:01
ナイル川源流地域(コンゴ東部)で発見された約2万年前の「イシャンゴの骨」、
紀元前3000~2600年頃の「古代インド数学」、
紀元前1900年から1600年頃の「バビロニア数学」、
紀元前1600年頃~1046年の中国の殷王朝時代の数学
など、紀元前から史料が人類と数学の結びつきを示している。
以前に「日本人と数学史」でも考えてみたが、前漢・後漢の紀元前1世紀から紀元後2世紀に出来上がった「九章算術」を元に日本の数学も広がったと云われている。
演算装置(機器)の歴史を追ってみたが、「通信技術」と同様に軍事技術と密接に関係があることが解った。
演算機器の歴史(上) 17世紀 1960年
演算機器の歴史(中) 1961年 1980年
演算機器の歴史(下) 1981年 2015年
道具を使った高度な演算は、17世紀初頭にスコットランドのジョン・ネイピア(John Napier)によって発表され、6年後にイギリスのエドムント・ガンター(Edmund Gunter)が対数尺を考案した記録が残っている。
ガンターが発明した計算尺は長さ60cm、幅4cmの長い板に、数直線とそれに対する三角関数の値と対数値などが刻んであり、この計算尺は電卓が広まる1970年代まで広く使われたようだ。
更にイギリスのウィリアム・オートレッド(William Oughtred)が複数の円盤スケールをずらして計算を行う方法で、通常の対数目盛の他、三角関数等の関数値のほか、乗除計算もできるようになった。
TRIGONOMETRY
機械式計算機が生まれたのはフランスで、パスカルの原理、パスカルの定理などで知られるブレーズ・パスカル(Blaise Pascal)が、1642年に歯車式計算機を完成させた事だろう。
歯車式計算機「パスカリーヌ」
パスカルは、わずか17歳で歯車式計算機を計画し2年後に完成させて、「パスカリーヌ」(Pascaline)50台の試作機を作ったと云う。
ドイツのシッカートの計算機(1623年=未詳)、同じくドイツのライプニッツの計算機(1670年代)と比較されるが、この時代に機械式の計算機が発展して行ったことは間違いないだろう。

日本人の暮らし向き
https://blogs.yahoo.co.jp/japanism20/14752105.html






演算機器の歴史
年月 国名 事象
1981年 アメリカ
IBMが初代IBM PC用に発売したDOSが「PC DOS」で、1982年よりマイクロソフトがIBM以外のメーカーにOEM提供を開始したものが
「MS-DOS」であったが、マイクロソフトは後に1981年から「MS-DOS」と呼んでいる。
1981年 日本
カシオ計算機は、世界初のVLSI化されたワンキーボード電子楽器「VL-1」を開発し、
電卓、シンセサイザー、ミュージックシーケンサーの機能を持って、35,000円で発売された。
1982年10月 日本
NECは、16ビットパソコン「PC-9801」を発売した。CPUに16ビットのNEC製μPD8086(5MHz)、インテルの8086ファミリチップを採用した。ハードウェア面ではPC-8000/8800シリーズを上位継承したことで従来のPCユーザーが取っつきやすいように工夫されていた。また、高速な日本語表示のためにテキストVRAMを搭載していた。
1983年06月 日本
パソコン既存メーカーに対して出遅れた家電メーカーの団結を背景として、MSX規格が考案されて発表された。米マイクロソフトとアスキーによって提唱された8ビット・16ビットのパソコンの共通規格。
1983年07月 日本
任天堂より家庭用ゲーム機としてファミリーコンピュータ (Family Computer) が「HVC-001」が発売された。 8ビットCPUは専用LSIのリコー製RP2A03で、ゲームプログラムはROMカートリッジで提供した。1985年10月アメリカで販売したのを皮切りに世界に広がった。
1984年06月 日本
トロン(TRON)プロジェクトは、坂村健による、リアルタイムOS仕様の策定を中心としたコンピュータ・アーキテクチャ構築プロジェクトが開始された。プロジェクトの目指す最終的到着点のグランドイメージとして「どこでもコンピュータ=HFDS」を掲げて、デジタル家電で広く使用されている。
1984年08月 アメリカ
IBMがパーソナルコンピュータ 「モデル5170」 を発売した。これ以降、IBM PC互換機として、アーキテクチャーを継承した、いわゆるPC/AT互換機全般や、そのアーキテクチャー群を指すした。
1985年11月 アメリカ
マイクロソフト(Microsoft)のウィンドウズ(Windows)が登場した。初期バージョン「Windows 1.0」は独立したOSではなく、MS-DOS上で稼動するGUIを実現するアプリケーションであった。のちに、GUI環境で先行していた1984年登場のMac OSを追い越して世界のパーソナルコンピュータ市場でトップシェアとなり、2009年10月にはインターネット上で使用されているクライアントの市場シェアの約90%を得た。
1985年11月 日本
日本電気 (NEC) が開発・提供したスーパーコンピュータ「SX-2」は世界で最初にGFLOPSを越えたスーパーコンピュータで、Cray-2に抜かれるまでのひとときであったが世界最高速であった。
1998年11月 日本
ドリームキャスト(Dreamcast)は、セガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が発売した家庭用ゲーム機である。一般にはDCやドリキャスの略称で呼ばれる。
1990年05月 アメリカ
マイクロソフト(Microsoft)「Windows 3.0」は、MS-DOSを拡張する16ビットオペレーティング環境(Operating Environment:)。1991年に発売された改良版「Windows 3.1」が爆発的に売れた。
1990年10月 日本
日本IBMが「PS/5535-S」で初めてVGAのみを搭載した機種で、それに対応したOS「IBM DOS バージョンJ4.0/V」を発表した。これがDOS/Vの最初のバージョンになった。
1991年09月 スェーデン
リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)は「Linuxカーネル」を開発し、一般に公開した。開発を促進するために、Linuxのファイルはヘルシンキ工科大学のFTPサーバ (ftp.funet.fi) にアップロードされた。トーバルズの協力者であり、当時そのサーバの責任者であったレムケは、トーバルズに相談することなく、サーバ上のプロジェクトに「Linux」という名前をつけた。
1993年06月 アメリカ
Hillis と Sheryl Handler はシンキングマシンズ社を創業し、AI研究、CM-5 では、アーキテクチャを完全に変更し、Fat Tree構成のネットワークでSPARC RISCプロセッサを接続し、MIMD方式で動作した。世界スーパーコンピュータのベンチマーク(LINPACK)によりランク付けでTOP500の第1回首位に輝く。
1993年11月 日本
航空宇宙技術研究所が研究用に構築した数値シミュレーション向けのスーパーコンピュータ「数値風洞」が、世界スーパーコンピュータのベンチマーク(LINPACK)でランク付けTOP500で首位になる。
1994年06月 日本
富士通「数値風洞」1995年11月まで、1996年6月は日立「SR2201」、1996年11月は日立「CP-PACS」がTOP500の首位を2年半維持した。
1994年12月 アメリカ
カリフォルニア工科大学で開発された、インテルパラゴン「Paragon XP/S 140」が、TOP500の首位になる。
1994年12月 日本
ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) (現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) )から家庭用ゲーム機「プレイステーション」(PlayStation)、が発売された。置き型の家庭用ゲーム機史上初めて累計出荷台数が1億台を突破した。
1996年 日本
本田技研工業(HONDA)が人型をしたロボット「Prototype Model P2」の開発が正式に発表された。後の「ASIMO」の二足歩行ロボット。開発の途中でローマ教皇庁に人間型ロボットを作ることの是非について意見を求め、問題がないことを承認してもらった。
1997年06月 アメリカ
インテル(Intel)スーパーコンピュータ「ASCI Red」が2000年6月までTOP500の首位になり、引き続きIBMの「ASCI White」が2001年11月まで首位になった。
2000年 日本
本田技研工業(HONDA)が、世界初の本格的な二足歩行ロボット「ASIMO」を発表した。予測運動制御によって重心やゼロモーメントポイント(ZMP)を制御して自在に歩くことができ、階段の上り下り、旋回、ダンスなども可能。
2001年11月 アメリカ
マイクロソフトが開発および販売を行った家庭用ゲーム機「XBOX」で、ゲーム市場に参入した。Xboxは固定されたゲームプラットフォームだったが、Windows 8ではエンターテインメントブランド、Windows 10ではゲームをコアとしたサービスプラットフォームと広がりを見せている。
2002年06月 日本
JAMSTECと日本電気が「地球シミュレータ」は、スーパーコンピュータの計算性能のTOP500で IBM ASCI White に5倍の差をつけて首位を獲得し、2004年6月まで2年半の長期に渡ってトップを譲らなかった。
2004年11月 アメリカ
ブルージーン(Blue Gene)プロジェクトがローレンス・リバモア国立研究所と共同で開発されたスーパーコンピュータ「Blue Gene/L」は、地球シミュレータを抜いて当時の世界最速のスーパーコンピュータとなった。
2010年10月 日本
政府の「事業仕分け」で、当プロジェクトは「予算計上見送りに近い縮減」(事実上の凍結)と判定された。
2011年06月 日本
文部科学省の次世代スーパーコンピュータ計画の一環として、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピュータ京(K computer)がTOP500で1位を獲得した。2012年9月以降は、地球物理、生理学、天文科学、気象地震、製造技術など共用が開始された。
2013年06月 アメリカ
ローレンス・リバモア国立研究所の「Sequoia Blue Gene/Q」がGraph500で首位になる。TOP500では有効に計測されない大規模データ処理の処理性能を競うGraph500が公表された。
2013年11月 日本
東京工業大学 「TSUBAME-KFC」がGreen500で、日本製スパコンとして初めて1位を獲得した。Green500は、世界で最もエネルギー消費効率の良いスーパーコンピュータを定期的にランク付けし評価するプロジェクトである。日本では「スーパーコンピュータの省エネ性能ランキング」などと呼ばれる。2014年6月まで2年連続1位。
2013年11月 中国
国家超級計算広州中心ではスーパーコンピュータ「天河2号}(MilkyWay-2)がTOP500で首位になり、その後「天河-1A」が2015年11月まで首位となった。以降2016年11月時点で「神威・太湖之光」がTOP500で1位。
2014年06月 日本
理化学研究所とペジー・コンピューティング(PEZY Computing)の「菖蒲」(Shoubu)がGreen500で首位になり、2016年6月までの3期トップを守った。

1988年3月9日水曜日

[機器][PC] 日立,B16LXs






[機器][PC] 日立,B16LXs
B16LXs 
正式名称:B16LXs
発売日:198?年?月?日
定価:??????円
  
虎菊
http://www3.wind.ne.jp/toragiku/kopa/b16lxs.htm
http://www3.wind.ne.jp/toragiku/kopa/lime.htm


1982年6月23日水曜日

[機器][PC] General PAXON~統一規格MSX登場






[機器][PC] General PAXON~統一規格MSX登場
■統一規格への挑戦
私の知る限り,「始めての」パソコン統一規格は3つあります。最初がMSX,次がTRON,最後がSVR4です。
この3つはそれぞれ違う性格をもった「統一」なのですが,技術にうとい新聞各社はすべて「世界初のパソコン統一規格」として扱っていました。
今回から数回の予定で,真の意味で「初」であったMSXパソコンを取り上げる予定です。
■MSXの誕生
MSXが産声を上げたのは1983年の秋でした。
当時のパソコン業界は混沌としており,各社がそれぞれに工夫を凝らしたハードを作っていました。
当時のパソコンはスペック性能よりもむしろアイディアの良さが競われており,たった1点を除いて性能が同じのパソコン,などというのは山ほどありました。また,それを逆手にとって,さまざまな機能をチップに収めたLSIなどがたくさん作られていましたので,それを組み合わせただけのパソコンも多数ありました。
詳しい歴史はこの連載の趣旨から外れますので取り上げませんが,規格統一を望む声が上がったのは当然といえましょう。しかも,その声はユーザーサイドよりもソフトメーカー各社から強く出ていました。同じような機械がたくさんあると移植に手間がかかり,効率が悪いからです。
そして,ついに当時からすでに大手ソフトメーカーであったマイクロソフト社と,日本のコンピューター界を牽引していたアスキーの共同規格でMSXが誕生することになります。
MSXはマイクロソフトのBASICを搭載し,CPUにZ80,VDPにTMS9918,音源にAY-3-8910を搭載したコンピューターの規格で,これらのLSIの組み合わせは,当時のパソコンでは最も平均的なものでした。
当時,同じ様な構成の機械としては,SC-3000や,M-5などがありました。
また,CPUは違うものの,ぴゅう太,MAX MACHINEなどもこの仲間と思われます(情報不足で自信はないが)。
ただ平均的でなかったのは,拡張性を最大限に考慮していたことです。これは,統一規格を作る必然性から,絶対必要なことでした。当時のパソコンはメーカーの個性を出したものが多く,統一規格・・・すなわち,個性のないパソコンなどというのは売れるとは思えませんでしたから,メーカー毎に工夫を凝らして拡張出来る余地を残す必要があったのです。
MSXという名称も,マイクロソフト社のMSに,無限の可能性(拡張性)を意味する未知数Xをつけたものだとされています。
GENERAL PAXON広告  
MSX初期の名品「PAXON」。
家庭用テレビを使用できるMSXで,あえて専用モニターを使用。現在のような「モニタ一体型」ではなく「パソコン内蔵テレビ」と,高級家電品としてMSXを売り込んでいた。
MSXの頃は(現在でもそうだが)パソコンに拒否反応を示す人が多く,MSXは統一規格ゆえに「家電品としてのパソコン」として注目されていた。
■MSXのメモリ構成
MSXの最大の特徴は,地味ながらもよく考えられたメモリシステムでしょう。
メモリはすべてスロットの形で用意され,スロットは4つ用意されていました。
これらのスロットは,さらに4つに拡張することが出来ました。これにより,スロットは最大16個となります(拡張したスロットは信号のタイミングが若干変わるため,動かない周辺機器も多かったのですが)。
スロット1つあたり,64Kbyteのメモリ空間を持っていましたから,MSXは全体で1Mbyteものメモリを持てることになります。これは,当時としては驚異的なメモリ搭載量でした。
もっとも,CPUであるZ80は64Kbyteのメモリ空間しか持っていません。
そこで,メモリは64Kbyteを切り替えて使用することになります。メモリ全部を一遍に切り替えたのではプログラムの整合性が取れずに暴走してしまうので,メモリは16Kbyteづつ4つのページにわけられ,ページ単位で切り替え可能となっていました。
ここでは最後のスロット/拡張スロットのみを詳しく書いていますが,他のスロットも構成は同じです。また,拡張スロットを使わずにスロットからページを参照することも出来ます。
16Kのページが4枚64Kで1スロット,4つのスロットがさらに4つに拡張できるため,全部で16スロット,64K*16で1024K = 1Mbyteのメモリ空間となります。
BASICやBIOS(BasicInputOutputSystem)のROMは,ページ1,2に配置されていました。
ユーザーメモリはページ1?4のどこにでも配置できましたが,BASIC使用時は3,4しか使用出来ないために,初期のMSXでは32KのRAMをページ3,4に配置するのが一般的でした。
MSXの特徴であるカートリッジのゲームなども,システム側からはスロットにROMメモリが拡張された形で認識されます。
MSXは立ち上げシーケンスのなかで,全てのスロットの,全ての拡張スロットの,全てのページの先頭2byteを調べ,これがアスキー文字の「AB」だった場合にはそのページを呼び出す決まりになっていました。
カートリッジに挿されたものが拡張ハードウェアであった場合はこのプログラムで初期化/デバイスドライバの登録を行い,ゲームなどの場合にはプログラムを実行します。これにより,MSXでは現在でいうPlug&Playを実現していました。
■MSXの個性
最初に述べたように,MSXを成功させるためには,それを作ってくれるメーカーが独自の特色をだせる必要がありました。当時新しくパソコン業界に参入しようとするメーカーは,すなわち「他社とは違うことがしたい」から入ってくるのが普通でしたから,互換性という言葉はかえって邪魔なものだったのです。
MSXはスロットに独自のハードウェアを搭載することで,この条件を満たしていました。出来合いのコンピューターを買ってきて,そこに部品を一つ付け加えるだけでそのメーカー独自のコンピューターが作れるのです。これに家電品メーカー各社が飛びつきました。
多くのメーカーは内蔵ROMにさまざまなソフトを搭載するにとどまりましたが,ソニーは数色のカラーバリエーションを発表し,コンピューターにファッション性を持たせようとしました。
YAMAHAはFM音源や音声合成,ミュージックキーボードなどのハードウェアを拡張出来る専用スロットを作成しました。このスロットはどうも拡張スロットに特殊なハードウェアを接続し,コネクタ形状を通常のコネクタとは変えて外に引き出したものだったようです。
富士通は同社のパソコンFM-7と接続できるようにしました。接続した場合は,ゲームに適したMSXのハードウェアをFM-7の高速なCPUで操作することが出来るようになり,メモリも拡張メモリとして無駄にならないようになっていました。
日立もカセットレコーダーと手書き文字入力パッドを備えたMSXを作っていますが,この文字入力パッドはアルファベットしか入力できなかったようです。
このように,MSXは出来合いのコンピューターを安価に用意した上で,さらにその上に拡張が可能で,しかもそれによって互換性が失われることはない,という,非常に巧妙な作りをしていました。
しかし安価なことを最優先したために,画面周りの性能が特に劣っていました。ゲームに使うには色数が足りなく,実務に使うには解像度が足りない・・・
この悩みはMSX2が発売になるまで続くことになります。
MSX初期の名品,ヤマハの「YIS503」。
ヤマハ独自のカートリッジスロットを持ち,音楽関係の拡張機能を豊富にしていた。
この独自スロットはのちに別売りカートリッジで他のMSXでも使用できるようになり,急速にYISは存在意義を失うが,「楽器メーカーが作った,楽器としてのパソコン」は他に例がないのではなかろうか。
■MSXの周辺ペリフェラル
MSXの2回目は,周辺ペリフェラルの話をしようと思います。MSXに使用されたチップは,どれも廉価なもので,「MSX独自の」特徴といえるほどのものはありません。しかし,それは裏を返せば当時のパソコンに共通して見られる仕様でもあるのです。
VDP・TMS9918
MSXに使用されたVDP「TMS9918」は,決して高性能ではありませんが,少ないメモリで多くの色数を出せる,優れたものでした。
また,このチップではスプライトも使用出来るため,ゲーム用途に性能を発揮します。MSXがパソコンとしてよりも「ゲーム機」として捉えられ,低い地位に甘んじたのは残念なことですが,どちらにせよ当時のパソコンの(そして現在も)使用目的の多くはゲームであったことは否めません。その点でこのVDPを選んだのは間違いではなかったと思います。
TMS9918は,CPUのメモリ空間とは別に独自のメモリ空間を16Kbyte持ち,CPUからは周辺デバイスとしてI/Oポートを使ってアクセスされるように設計されていました。
このメモリ空間は通常全てRAMで埋められ,文字コードだけでなく文字フォントもここに置かれました。そのため画面上の文字フォントは変更が可能で,絵にしてゲームなどに利用することも出来ました。(このような方式の画面をProgramable Character Generator : PCGと呼びます)
また,スプライトのドット絵データや表示位置,色のデータなど,画面表示に関するデータはすべてVRAMに置かれました。
TMS9918の基本的な解像度は256×192dotで,表示色数は16色でした。この解像度は当時でも低めの部類に入りましたが,家庭用テレビを使用することを考えると妥当な数値だったと思います。また,16色という色数はデジタル8色が同然だった当時としては,多い色数でした。
TMS9918には4つの画面モードがありました。それぞれ,テキストモード,マルチカラーモード,グラフィック1モード,グラフィック2モードと呼びます。
テキストモードは,その名のとおりテキストの表示を目的としたモードです。画面には横40文字×縦24行のテキスト表示が可能でしたが,1文字の大きさは6×8dotという中途半端なものとなるため,アルファベットはともかく,ひらがなの表示には向きませんでした(注:MSXの標準キャラクタセットにはひらがなが含まれていた)。
そのため,ひらがな混じりのプログラムでは,ひらがなの端が切れて読みにくかった覚えがあります。
マルチカラーモードはいわゆるローレゾグラフィックです。他のモードの4×4dot分の大きさのドットに16色中の任意の色をつけて絵が描けます。このモードでは1dotを4bitで表わしており,1dotを1bitで表わす他のモードと比べてみるとドットの大きさが4倍であることの正当性がわかります(縦方向まで大きくすることはないのだが)。
グラフィック1モードは,グラフィックとは呼んでいますが,MSXの標準テキスト画面です。テキストモードとの違いは,横32文字になり,その代わりに1文字の大きさが8×8dotになることです。
このモードでは,キャラクタセット8文字毎に文字色・背景色を変更することが可能でした。文字は全部で256文字ありますから,32種類のグループが出来ることになり,PCGで自由な文字を作れることと組み合わせて絵を描くことも出来ます。これがグラフィックモードと呼ばれる由縁でしょう。
写真はグラフィック1モードで作られたと思われる初期のMSXゲーム,「MAPPY」(ナムコ)。部品が全て単色で表現されているのがわかる。
グラフィック2モードは,正真正銘のグラフィックモードです。とはいっても,やはりPCGを利用して絵を描きます。
このモードではPCGのキャラクタ定義数が,256個から一気に3倍の768個に増えます。ただし,画面は上段,中段,下段の3段に別けられ,それぞれに256個という形です。
それでも,これで画面の全てを,別々のキャラクターで覆い尽くすことが可能になります。あらかじめ覆い尽くした後でPCGを変更することで,疑似的にグラフィック画面とすることも可能です。
テグザー
写真はグラフィック2モードで作られたと思われる,「TEXDER」(ゲームアーツ)。敵キャラクタに影や光がついていたり,自分のロボットが多色で描かれている。
このモードでのPCGは,1ライン毎に前景色・背景色をもつことが可能でした。つまり,画面上では横8dot毎に任意の2色が使えることになります。これは4bitの色情報2色分をまとめた1byteと,横8dotのbit毎にどちらの色を使うかを示す1byteの,合計2byteの情報で制御されていました。
この2色を超える色を使うような複雑なグラフィックでは,いわゆる「にじみ」「色化け」などと呼ばれる現象が起こりますが,そうでない限り,ドット当たり2bitで16色を出せることになります。これはメモリが高価だった当時,非常に優れた方式だったと思います。
MSXの初期のころはともかく,使いこなされてからはほとんどのゲームがこの「グラフィック2」モードで作成されることになりました。しかも,それは使用法として想定されたような「グラフィック」ではなく,多色PCGとしての使用でした。
この方法も,初期のころは上・中・下の各256個のキャラクターに同じ絵を割り振り管理を楽にしていたようですが,使いこなされたころにはそれぞれの段に別々の絵を割り振るようになってきます。
このような方法では上下方向にキャラクターを移動させるのは難しく,必然的に多くのゲームは「グラディウス」のような横スクロールものになっていきます。
しかし,私が覚えているなかでいちばんグラフィック2モードの特徴を巧みに利用していたのは,コナミの「F1スピリット」でした。
このゲームは縦スクロールのカーレースゲームだったのですが,上段,中段,下段と風景が通りすぎるあいだに,絵が微妙に変化して視差を感じさせるようになっていました。これは同じキャラクターコードでも画面の上中下段でキャラクターが変わってしまうことを逆手に取った演出で,画面は上空からカメラで撮影しているような実在感をもっていました。
スプライト
以上の4つの画面モードのうち,テキストモード以外ではスプライトが使用出来ます。スプライトは16×16dot,又は8×8dotの単色のものが32枚表示でき,横には4つまで並べることが出来ました。(4つを超えると番号の若い方から4つだけ表示される)
また,特殊機能としては2倍の拡大,衝突判定がありましたが,グラフィックとのプライオリティ等はありませんでした。
スプライト機能はTMS9918の大きな特徴ではありますが,スプライト自体に工夫はそれ程見られませんので,今は詳しく扱いません。(MSX2の時に詳しくやりましょう)
後日追記 2013.7.29
MSX・ファミコン 30周年記念で,GRAPHIC2 とスプライトの詳細を説明する記事を書きました。
基礎技術,ファミコン編も含めて3本だてです。上記説明で「もっと詳細を知りたい」と思った方や,当時のゲームなどで「どうやって処理していたのか」と疑問がある方は読んでみてください。
PSG・AY-3-8910
AY-3-8910というのは,当時最も使われていた音源チップです。VDPは独自に開発しても音源はこのチップを使っているパソコンがたくさんあったことからも,普及の度合がわかります。(あるいは,見た目ですぐに違いがわかるVDPほど,音源が重視されていなかったのかもしれません)
AY-3-8910には3チャンネルの発声器があり,同時に3音までの和音を出すことが出来ます。これらの発声器は独立に4096段階(8オクターブ)の音階と,16段階の音量を指定することが出来ました。
このほか,3チャンネルに共通したものとして,ノイズ発生器とエンベロープ機能がありました。
ノイズ発生器はその名のとおりノイズを発生するもので,どこか1チャンネルを通して出力されることになります。ノイズはいわゆる白色雑音ではなく,平均周波数をもつことが出来ます。
エンベロープ機能は連続的に音量を変更する機能で,8種類の波形から変化のパターンを選び,変加速度を設定することで,さまざまな楽器の音に音色を似せることが出来ました。
このチップには音源以外に汎用入出力ポートが備えられており,MSXではこのポートをジョイスティック端子として利用していました。
このジョイスティックポートの規格自体はATARI社が作成したもので「アタリジョイスティック」規格として有名ですが,MSX規格ではこの概念をさらに押し進め,パドルやタッチパネル,ライトペン,マウス,トラックボールまで接続出来るようにしました。
そのため,現在ではこれらの機器は「MSXジョイスティック」「MSXマウス」などと呼ばれています。(FM-Townsでもこの規格が採用されていたため,さらに「Townsマウス」などとも呼ばれますが)
たった3チャンネルの単純な音源ではありますが,工夫次第で多彩な音を出すことも可能です。あえて2つのチャンネルで同じ音をだすことで,厚みのある音にしたり逆に透明感のある音にしたり…というような技法も良く使われました。
MSXに限らず広く使われていた音源だからこそ,その使いこなしにもさまざまなテクニックがありました。私は音楽に疎いため,このチップの使いこなしについては残念ながらあまりお話しできませんが,今でもその独特の音色が好きだ,という人もいるくらいの音源です。
PSGについては,後藤さんのMSXお達者倶楽部に詳しいです
 …っていうか,ページ開設時にリンクさせてもらい,その後たびたび行方不明になるものを,2012.3に発見,再リンク。
彼のページのプロフィールに書いてある「MagicalKid Wiz」ってのは僕が聞いたものですね (^^;
■MSXのBIOSシステム
MSXのBIOS(Basic Input Output System)は,8bit機だとは思えないくらい充実した作りとなっています。ここまでBIOSを充実させた理由はいくつかあると思いますが,MSXが「共通規格」であることが一番の理由なようです。
このBIOSには,MSXの規格で完全に定められているはずの入出力ポートを,単に「アクセスする」だけの機能も用意されていますから,これらの機能は将来規格が変更になったときでも「共通性」を確保するためだったのでしょう。
また,BIOSによって機能を提供することで,新しい周辺機器が開発されたときにもBIOSを拡張するだけで対応出来るメリットもあります。
たとえば,「マウス」「トラックボール」「ライトペン」「タブレット」はいずれも同じ「ポインティングデバイス用BIOS」を呼び出すことで扱えました。これ以外の新しいデバイスが開発された場合も,このBIOSを書き換えることで互換を保つことが出来ます。
BASICもBIOSを呼び出すことで動作しているので,BIOSの変更はMSXで動作する全てのプログラムを変更することになります。
BIOSはアドレス0000から4byte置きにエントリされており,機能に応じたアドレスを呼び出すことで実行するようになっていました。実際にはこれらのアドレスには無条件ジャンプ命令が並んでいるだけなのですが,これも将来BIOSを書き換える場合にアドレスがずれないようにするための工夫です(そして実際に,MSX2になったときにBIOSは書き換えられました)。
■MSX-DOS
MSX-DOSの存在も忘れるわけにはいきません。
MSX-DOSは(名前も似ている)MS-DOSの8bit版というような見た目をもっています。
実際にはMSX-DOSはCP/MというOSを拡張したもの(CP/Mのプログラムを実行可能),MS-DOSはCP/Mを16bitに移植したものなので,どちらが本家やらわかりませんが。
MSX-DOSとCP/Mの違いは,MSX-DOSがフォーマット形式にMS-DOS形式を採用したことです。MSX-DOSの開発時にはすでにMS-DOSは標準フォーマットの座を確立していましたから,これは正しい選択であったと言えます。
しかし問題もありました。マイクロソフトとしては,会社でMS-DOSで作成したファイルを,家に帰ってMSX-DOSで修正する・・・などという使用法を想定していたようですが,MS-DOSはこの後すぐにバージョンアップしてフォーマットが拡張されましたし,日本においてはMSXで漢字を扱う方法を定めなかったなどの問題があり,思惑通りにはいかなかったようです。
MSXにディスクドライブを拡張するとDISK-BASICが使用可能となりましたが,このBASICのフォーマットもMSX-DOSと同じ形式でした。
現在ではこれはあたりまえのように感じますが,DOSの有用性が認識されていなかった当時としては画期的なことでした。(当時の98では,DOSとBASICは違うフォーマットでした)
MSXにおけるMSX-DOSの導入は早すぎたようで,本当にDOSが活用されるようになるまでにはながい時間が必要となります。MSX-DOSが表舞台にたつのは,MSX2後期?MSXturboRの時代まで待たなくてはならないのです。
H25カタログ
MSX後期の低価格機の1つ,日立のH25。メモリ32Kで¥34800.-
日立のHシリーズはユニークな設計をしており,H1ではキャリングハンドル付,H2ではカセットレコーダー内蔵,MSX2となったH3では手書きタブレットを標準装備していた。
しかしH3よりも後に登場したH25ではMSXに戻り,低価格にするためか無難な構成となっている。なお,この後H25よりも安く,しかし高級感を出したH50を発売してHシリーズは完結する。
MSX発売から普及まで
MSX発売当時は,「共通規格」という意味が理解されなかったこともあり,MSXはなかなか普及しませんでした。理由のひとつには「おもちゃのコンピューター」といった認識が広まってしまったことも挙げられるでしょう。
また,MSXを発売していたメーカーは独自色を出すためにさまざまな拡張を施していましたが,この拡張のせいで必要以上に値段が高くなっていたのも普及を妨げた原因のようです。
MSXの普及に失敗したアスキー/マイクロソフトは,わずか2年間で「共通規格」の拡張であるMSX2を発表します。これには発表当初から意見がわかれ,機能が上がったことに対する賛成派と,共通の意味が薄れることに対する反対派が現われました。
消費者の嗜好が2つにわかれれば,供給するメーカーも2つにわかれます。いくつかのメーカーは高級路線としてMSX2を作り,いくつかのメーカーはMSXを作り続けることになります。
状況だけを見ると悲劇的ですが,これが効を奏しました。MSXを作るメーカーはどんなに機能を拡張してもMSX2には追い付けないので,機能を切り詰めて安い機械を発売することになります。しかも,作るメーカーが複数あるので,競争が始まります。MSXの値段はどんどん下がり,普及を助ける事になりました。
そしてついに勝者があらわれます。CASIOのPVシリーズ,そしてMX-10がそれでした。
PVシリーズには,PV-7,PV-16という2つの機種があります。PV-7はRAM容量を8Kに抑えることで29800円という破格値で発売され,人気を呼びました。
しかし8Kではカセットテープのソフトはおろか,ROMカートリッジのゲームにも動かないものがありました。そこで,値段はそのままにメモリを倍の16Kに増やしたのがPV-16です。
その後,メモリ量はそのままに値段を19800円と下げたMX-10が発売されます。MX-10はカートリッジスロットを1つしかもたず,しかもそのスロットは+12Vを必要とする拡張機器が接続出来ないという,簡略化されたものでした。
プリンタ,RS-232C,DISKなどは当然もたず,カセットインターフェイスは簡略化された特殊なもの,キーボードはゴム製という仕様でしたが,ジョイスティック端子だけはちゃんと2つあり,しかもキーボードの上にジョイスティックの役割を果たすキーまで配置されていました。
CASIO MX-10外箱
右手にある青いカーソルキーのようなものは実はジョイパッドであり,カーソルキーはその上に横一列に並んでいる。このことからも,カーソルキーを駆使するようなプログラム作成・ワープロなどに使用する機種ではなく,ゲーム機なんだという主張がうかがい知れる。
なお,ジョイスティックのボタンは左下に2つついている,やはり青いボタンである。
つまり,MX-10はMSXの格好をしたゲーム機なのです。この割り切りが安さの秘密でしたが,それでもMX-10は爆発的なヒットとなります。
個人的には,このヒットの裏には,ちょうどこの頃NEOSが発売した「MSX2拡張アダプタ」の存在があるような気がします。
このアダプタはMSXをMSX2に拡張するというとんでもないもので,MX-10とMX-10拡張ボックス(これを使用するとカートリッジスロットが増え,拡張機器も接続出来た)と拡張アダプタを足しても,MSX2を買うのと同等の値段でした。そのため,皆が「今はMSXを使っておいて,将来拡張しよう」と考えたのではないでしょうか?
しかし,ROMゲームで遊ぶのが精一杯でプログラムに向かないMX-10は,買ったもののもてあます人も多かったようです。私もいらないという友人から3千円で購入したのがMX-10との出会いです。
そして,「拡張によって,市販より安くMSX2を入手できる」ということは,MSX2も切り詰めれば安く出来る事を意味します
。実際この半年後にはMSX2は劇的な値下げによって一気に底辺を広げ,やっと「共通規格」としての面目を保つことになるのです。
(ページ作成 1996-10-13)
                            
魔法使いの森