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1982年7月20日火曜日

[ゲーム][エレメカ] トミー/テクノボーイ・シリーズ/スペースクルーザー(SPACE CRUISER)(1982)~電池不要!ゼンマイ仕掛けのLSDゲームもどき





[ゲーム][エレメカ] トミー/テクノボーイ・シリーズ/スペースクルーザー(SPACE CRUISER)(1982)~電池不要!ゼンマイ仕掛けのLSDゲームもどき
スペースクルーザー(SPACE CRUISER)
トミー/テクノボーイ・シリーズ/1982頃?
(C)1982 TOMY
ゲーム性:★★★★
機械仕掛けだけなのに,様々な要素が!結構遊べる!
操作性:★★★
ハンドル操作が快適!
キャラクタ(画面);★★★
何故か電子ゲームっぽい自機や敵機
サウンド:なし
サウンド無しは当然と言ったところ
ハード:★★★★
値段の割りには結構しっかりしていると思う。ハンドル装備も○
総合:☆☆☆☆
電子じゃないのにここまで出来るトミーに脱帽!他のも見たい!
■ゲーム解説:「電子」じゃない電子ゲーム機?!
「スペースクルーザー」の本体
スペースクルーザーの本体
箱に輝く(?!)「乾電池不要」の文字・・・
乾電池不要!買ったその場ですぐ遊べる!  1980年前半に様々な電子ゲーム機が各メーカーから発売されました。
後期に入る程,低価格化されましたが,それでも主力商品が3,000円~8,000円前後の
高額商品に変わりありませんでした。
当然,そんなに買って貰える訳は無く,クリスマスやお正月等のビッグイベント(?)時の楽しみでも
ありました。
しかし,このゲームは当時の標準価格でも1,500円程度・・。現在の液晶ゲームなら
その値段は妥当とも言えますが,約20年前でこの価格では電子ゲームなど実現出来る訳は
ありません。しかも,箱に「乾電池不要」の文字が目立ちます。
まさか太陽電池式?
実はこれ,電子部品を一切使わないゼンマイ式のゲームなんです。
こういうのを「疑似ELトイ」と呼ぶらしいです(私は単なる電子ゲームとは違う「オモチャ」として認識していました)。
トミーは電子ゲームで最新技術を駆使しながらも,こういったゲームも発売していたんですね。
さすが職人気質のトミーと言ったところです。
 さてゲームですが,本体右にあるメインスイッチを「STOP」にします。
そして,ツマミを止まるまで回します。本体右下にあるラップカウントを「S」にして,
メインスイッチを「START」にするとゲームスタートです。
ハンドルを動かして,「DOCK(ドック)」から自機を発進させ,向かってくる敵機を避けながら
得点を稼いでいきます。この敵機,甘く見てはいけません。なんと,外周の敵機と内周の敵機の
動くスピードが違うので絶妙なコンビネーションが繰り広げられるのです。
おかげで結構,当たりやすいです(苦笑)。ちなみにドックに入っている間は得点が加算されません。
自機が敵機と衝突したら,要注意!素早く[DOCK IN]ボタンを押して,ドックに収容して再出発しましょう。
この間もゼンマイは動いているのでロスタイムとなってしまいます。
敵に衝突している間は[DOCK IN]ボタンを押すまでハンドル操作が出来なくなっているのには驚きです。
どうやって衝突判定やハンドルロックをしているんでしょうね。
ゼンマイが止まれば,ゲーム終了。その時のラップカウントの数字が最終スコアとなります。
ただしスコアは22点までしかカウントしません。とは言っても22点行くのは至難の技でしょう。
遊んでみると,なんだか往年の業務用ゲーム「モナコGP(セガ)」を思い出してしまいます。
電子部品を一切使わずにこれだけのゲームを成り立たせてしまうトミーに感服せずにはいられません。
最後に1つ,テクニックを紹介します。敵に衝突しそうになったら,[DOCK IN]ボタンを押しましょう。
緊急回避出来ます。
ぜひ,皆さんもこういったゲームをプレイしてみて下さい。意外と味があって面白いですよ。
操作系統:
(右)ハンドルとラップカウント表示
(左)[DOCK IN]ボタン
ハンドルの左にある[DOCK IN]ボタン
ピンクのハンドル,意外とこだわっている感じがする
敵機が動き出して,さぁ発進ダ!
敵が動き出して,さぁ発進!
エマージェンシー!敵機と衝突!
イタ!敵機に衝突!すぐに帰還せよ!
微妙ハンドル操作が高得点へのカギダ!
微妙なハンドル操作が高得点のカギだ!
■本体解説:値段の割にしっかりしてる!
画面左下の意味無し表示もイカス!  
ゼンマイ式のこのゲーム。外見はどことなく電子ゲーム機を意識した作りになっています。
しかし,1,500円程度のゲーム機の割にはハンドル使用やサイバーを思わせる背景など
よく出来ていると思います(確かに安っぽい感じはあるのですが)。
あらかじめ用意されたパターンで動く電子ゲーム機と違い,
滑らかに動く機械式の本ゲームには,こういったレースゲームが良く似合っていると思います。
おそらく中に仕込まれた円盤に敵機が描かれて,それを動かしているだけだと思いますが・・。
この「スペースクルーザー」,「テクノボーイ」の2番目のゲームだそうです。
シリーズにはどのゲームがあるか不明です。ご存じの方は是非,お知らせ下さい!!
(なんと追加情報を頂きました!上のゲーム解説でプレイ感覚が「モナコGPの様だ」と書きましたが,
キャラが車に変わっただけの本当にモナコGPの様なゲームがあるとの事です!
しかも,「エキサイトバイク(FC/任天堂)」の様な横画面バイクレースもあったとの事です。奧が深いですね!)
電子を使わないゲームと言うと,パチンコみたいな玉を弾くだけのゲームや簡単な野球ゲームくらいか
思い出せないのですが,ゼンマイ式でここまで出来るとは正直言って驚きました。
そういえば,電池を使うけれども全てが機械制御の「サブマリン(メーカー不詳)」と言うのもありましたねぇ。
     
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1982年6月10日木曜日

[ゲーム][LSIゲーム] TOMY,ボンブマン(BOMBMAN)(1982)~TOMY/ボータブル6000シリーズ,爆弾だらけで画面は大パニック!!









ボンブマン(BOMBMAN)
TOMY/ボータブル6000シリーズ/1982年頃
(C)1982 TOMY
■ゲーム解説:爆弾だらけで画面は大パニック!!
「ボンブマン」・・、「爆弾男」で「バクダンマン」「ボンバーマン」「ボンブマン」と随分バリエーションがありますね(笑)。
個人的には「バクダンマン」が一番面白い名前だと思いますが、「ボンブマン」もなかなか笑える名前です。
このゲームは、「空き地の向こうの塀から『オヤジ』が投げてくる爆弾を、『ボンブマン』が消化する」と言う
ハチャメチャな設定です。ここまで読んで「はて?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
実は同じトミーのホームパソコン「ぴゅう太」の第1弾のゲームが同じく「ボンブマン」なのです。
画面写真を見る限り、ぴゅう太版も同じ様なゲーム内容だとは思いますが、どちらが先に出たかは私には分かりません。
もしかしたら制作者は「ボンブマン」というゲームを気に入っていたかもしれませんね(笑)。
しかし、このボンブマン、電子ゲームだと思って甘く見ると痛い目に合う様な複雑なゲーム内容になっています。
活動出来ないので素早く給水しよう!ゲームが始まると、オヤジが塀の外からバクダンを投げてきます。この時に落下中のバクダンに当たると
ミスになりますので注意して下さい。バクダンは適当な所で落下が止まります。バクダンは落下が止まったら
点滅しますので素早く近づき、ウォーターボタンを3回押すか(又は押し続ける)消火します。
落下している(点灯している)バクダンと点滅しているバクダンが重なる場合がありますのでご注意下さい(笑)。
バクダン消火すると50点加算されます。 
点滅しているバクダンを消火しないで放っておくと、足が生えてダイナマンに変身します。
こうなったら大ピンチ&大パニック!(笑) 置き水をしてダイナマンを引っかけてシビレさせ、ウォーターボタンを
3回押すと(又は押し続ける)消火出来ます・・が、実際にはその時には画面がゴチャゴチャになってたりします(汗)。
消火栓で一気に放水だァ! そんな時の為に画面内には消火栓が2つ設置されています。消火栓の横に行き
左の消火栓なら[←]キーを、右の消火栓なら[→]キーを押すと放水開始!
横一列の敵を一網打尽にします!!
消火栓を使ってバクダンを消火すると
200点(1個目),
400点(2個目),
800点(3個目),
1600点(4個目),
3200点(5個目)
加算され、ダイナマンを消火すると、
1000点(1個目)、
2000点(2個目)、
4000点(3個目)、
8000点(4個目)、
16000点(5個目)
が加算されます。
ダイナマンを5個も引き寄せるのはかなり難しいでしょう。消火栓は使用すると消えますが、
ミスすると復活します。 ボンブマンは一定量水を放出すると水が無くなって、消火活動が出来なくなってしまいます。
画面右上に給水タンクがありますのでボンブマンを移動させて水を補給して下さい。
ただしボンブマンの水が無くなるまで給水出来ません。
ミスせずに12個のバクダンを消火すると1パターンクリアです。20000点に達するとボンブマンが1人増えます。
最高得点は99990点です。 まるで、ミスしたボンブマンをあざ笑うようだ・・
 ここまで説明しましたが、実際にプレイすると説明以上に難しく感じます。とにかくコツはバクダンが出てきたら素早く消火する事!
どの位消火したら給水が必要か把握しておく事、敵が少なくなったら水を適当に放出して給水するのも良いかもしれません。
とにかくダイナマンが沢山出てきたら、もうお手上げって感じです(って言うよりダイナマンが出てくる様な時は
大抵画面内がバクダンで一杯になってたりします ^^;)。
消火栓も頼もしい味方なのですが、2つしか無いのが心細いです。又、意外にも画面が広いので給水に行くまで時間が掛かってしまい、
その間に画面中がバクダンだらけになってしまう場合があります。
1パターンクリアするのが難しいこのゲームですが、各種メロディが明るくて電子ゲームらしくて良い感じです(音が妙にうるさいですが)。
こだわりのトミーならではの内容ですが、このゲーム内容は電子ゲームよりTVゲームの方が合っているのでは・・と私は思いました。
それにしても、こんな近距離でバクダン投げたらオヤジも爆風に巻き込まれると思うのは私だけでしょうか?(笑)
■本体解説:コンパクトなボディ!!
このボンブマンは「ポータブル6000」と言うシリーズですが、同シリーズの他のゲームを確認出来ていません。
お持ちの方は情報を頂ければ幸いです。
このポータブル6000は、本体写真を見ると分かりますがFL機なのにとてもコンパクトで持ちやすい(操作しやすい)ボディです。
サウンドON/OFF機能を搭載しており、(当然の事ながら)ACアダプターも使用可能になっています。
本体デザインについては、残念ながらそれ程魅力的なものではありません。
■備考:説明書に英語?
トミーや増田屋コーポレーションのゲームでは、日本語・英語が一緒に印刷された説明書が付いてきました(表が日本語・裏が英語)。
よって説明書を広げると1枚の紙になるのですが、私はG&Wみたいに冊子の様になっていて、日本語表記のみの方が良いと
当時から思っているのですが、みなさんはどう思われますか?

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ボンブマン
オヤジ
バクダン
ダイナマン
消火栓
給水タンク




ボンブマン
せっせと消化活動に頑張る主人公。
しかし消防士だったら「ファイアーマン」では?
オヤジ
悪の元凶。
何故彼はここまでするのか?
バクダン
落下中にボンブマンに当たると爆発します
ダイナマン
バクダンを消火しないで放っておくとダイナマンに変身!
消火栓
画面内に2つあります。
敵を一網打尽に出来ます!
給水タンク
悲しくもボンブマンは水が無くなると消化できなくなる

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