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2025年10月24日金曜日

[通信] HDMIビデオキャプチャ関連~録画人間の末路



[通信] HDMIビデオキャプチャ関連~録画人間の末路 
◆ AV
JAの蓋を開けてみた
2008-01-22 23:34:37 | HDMI
2ちゃんねるのJAスレでなんか「嘘つき」扱いされてるみたいで、ショック受けてます。確かに、間違った記事を書きました。それは認めますし、それに対する批判は甘んじてうけなきゃなりません。でも、嘘をつこうと思って書いたわけじゃないです。そもそもわたしは別に特別な情報が提供されているわけでもなんでもありません。ただの趣味で書いてる一人のブログの書き手です。買ったときに店員さんから提供された情報があれば、そりゃ最初のうちは鵜呑みにしてそのまま書きますわな。それが間違っていたからと言って、嘘つき扱いは勘弁してください。また、「嘘つき」発言がわたし以外の人を指していた場合でも同じことです。たまたま違う結果が出ただけかも知れません。わたしの手持ちの機材だって、当たり前ですが全部自腹ですので、個体差を調べるために同じものを複数所持したりもしてません。GSは例外ですけど。ですから、他の人と違った結果が出てもそれほど不思議なことではありませんし、その違いを調査するのも限界があります。その結果、他の人には適応しない記事を書いてしまうこともあります。だからと言ってわたしも、他の報告をした人も決して嘘つきではないわけです。騙そうと思って書いているわけではないのですから。なるべく間違いがないように、がんばって書いていますので、多少は大目に見てください。
で、JAの話。配線カットもリモコンのFUNC長押しも否定してしまったわたしの環境ではあるが、ひょっとしたら、あらかじめ改造済みの製品だったのかも知れない。実際、FUNCキーを長押しすると、INPUT1と2が交互に点滅を始め、何かしらモードが切り替わったかのように見えるからだ。どっちにしても、ウチでは肝心のHDMIキャプチャボードで録画できるのには変わらないが。そこで、一度JAの蓋を開けてみてしまおうかと思い立ったわけだ。どこをカットしていいのかという情報は無いが、何かしらカットしてあるのならそれなりに目立つのではないかと考えたからだ。ドライバを構えて・・・。シールがネジの上に貼ってあるではないの。これで、あらかじめ改造してある、という説はいきなり否定された。うーん、これ剥いだら間違いなく保証受けられなくなるよなぁ。どっちにしても録画できるわけだから、わざわざやる必要も無いわけだし・・・。
えい!
ああ、やっちゃった。これでもう絶対に保証の対象外だ~。そういうわけで、安易に真似しないでください。やるときは、自己責任で! 特に蓋が堅いので、勢い余って電源ケーブルをぶっちぎる危険性があるので注意!アレ? 基盤が簡単に見える。のGSなんかはシールドされていて中身が見えないってアナログHDTVキャプチャさんのところで紹介されているのに。さて、もう見た人もいるだろうが、これがJAの中身だ~。・・・なんか非常に気になるチップが使われてるんですが。ANALOG DEVICESとか書いてあるんですけど。どっかでみたことあるなぁと思っていたら、PV3とか4で使われているチップに似てます。PV3はKSTZ-80で、JAはBSTZ-150だけど。もちろん、チップにANALOGで書いてあるからといって、実は内部でANALOG処理してました、なんてことには必ずしもならない(メーカー名だそうです。トホホ)。でも、ちょっと気になるので、そのうちPV3とGS・JAの画質比較でもやろうかな。
JAにはやっぱりロットの違いがあるのか?
2008-02-09 23:54:03 | HDMI
以前書いたとおり、テレビが壊れていて、もう業者に頼むしかなさそう。そういうわけで、今はテレビが使えないのでパソコンで番組やビデオを視聴中。・・・なんかイマイチ。YOUTUBEやニコ動なら小さい画面でも結構楽しいのになぁ。やっぱりテレビ番組はテレビでみたいわたしです。今日、ふと思い出して、ラジオライフの今月号を立ち読み(笑)してきた。JAことJACKALLのことが書いてあるという話だったからだ。今までJAの情報は、他誌ではせいぜい「GSの後継」というフレーズで存在が語られるのみで、使い勝手などが書かれることはなかった。ネットでも軽く語られる程度で、さほど積極的に議論が語られることはない。やはりGSの二番煎じという印象があるせいか、ウチをはじめ、ネットで語られる情報はどちらかといえば後ろ向きのものばかりだった。そんな中、ラジオライフは珍しく積極的に取り上げていた。なお、昨今の雑誌の情報では、すでにGSは製造終了とのこと。もちろん市場在庫はまだ豊富にそろってはいるが、そのうちGSは入手不可になり、JAだけが選択肢、という日が来るかもしれない。JAを積極的に取り上げるのは、決して伊達ではないのだ。JAの良い面としては、セレクタとして使うにはGSよりJAが便利であるという点。これはリモコンはもちろん、本体にもセレクトボタンが付いており、確かにGSのセンサー方式の何倍も便利だ。そこはそのとおりなのだが、GSの場合、特に初期型はHDCPに無反応な側が片方しかなかったため、そもそもセレクタとして使うつもりで買った人のほうが少なかったと思われる。ただ、HDMIを使う機会は今後増えることはあっても減ることは考えづらいので、どうせセレクタが必要ならと、JAを選択するのは悪くなさそうだ。一番興味を持ったのは、うわさに聞いた「配線カット」の方法が掲載されていたこと。何度も書いたが、わたしが購入したJAはこの指示書が付属してはいなかった。それでいったいどこを切るのか興味があったのだが、この記事のおかげでようやく知ることができた。
ここがそのアップ。この3本並んだ配線のJP1を切ればいい、とのことだった。うちのは切らなくてもHDCPを無反応にすることができるので、てっきりあらかじめ切ってあるか、何も線がついていないかのどちらかになっているのかと思っていたが、場所が分かるとこのとおり、見た目ではなんともない。これはやはりロットの差だったのだろうか? 実はそこのとrこが最初から故障していた、なんてオチも考え付くが。もしロットの差だったら、改良が加えられているということになる。安定性ではJAよりGSの方が上なので、やりたいのがHDMIのキャプチャであるならば、手にはいる限りはGSをお勧めするが、万が一の代用手段として、あるいはどうせならセレクタとして、JAを選んでおいてもいいかも知れない。ただし、リモコンの反応が悪いのは覚悟する必要があるが、運がよければ何もしなくても、そうでなくても配線カットすればHDCP無反応のセレクタを、フロントパネルから使えるので、問題はないかも。
CP-262D最大の難点を販売店に問う
2008-02-05 21:52:23 | HDMI
HDMIからの映像をコンポーネント・D端子の信号に変換して出力してしまうびっくり製品、CP-262D。わたしにとっての使用目的は、D端子しか持っていないHDのブラウン管テレビでDVDのアップコンバート機能を有効にすること。その目的は見事達成され、しかも当初のうわさでは間にGSを挟むのは必須と聞いていたが実際にやってみるとその必要すらなく、単体でHDMIとコンポーネント信号に変換してくれた。DVDだけでなく、市販BDの映像もコンポーネントに変換してくれるのだから、HDCPに対応していない=HDCPを無視してしまう機械なのは間違いない。ただし、良いことばかりでもなく、画面が全体に左へズレてしまい、左側はカット、右側は黒い帯が追加されてしまうという問題点がある。この点を、販売元であるYOSLに問い合わせてみた。と、いってもやったのはわたしではなく、CP-262Dの報告をたびたびくださる、N.Shim@さん。その返事が来たというので、ここで紹介させていただく。左にオフセットする件、回答着ました。結論から書くと、現象はYSOL、メーカ(Cypress)双方で確認でき、向こうさんのテスト環境(Dell 2407WFP)でも1cm左にズレているとのこと。ただ、今の段階では原因の特定に至っておらず、Cypress側には改善要求を出したそうです。また、テストの過程でCP-262Dの手前にDVI-D対応のスケーラ(CP-255D)を入れ、ズレを矯正することは可能だったとのこと。まぁYSOLとしては、とりあえず表示環境側で調整できればそうしてもらえるとありがたい、って事でした。うちのTVはそういうのは調整出来ないんだよね。諦めるか。後でeBayでこの間のを探すかかな。
N.Shim@さん、どうもありがとうございました。ちなみに、ウチのテレビでもD3やD4にすると調整できません。ただし、このズレ問題は、YPbPrだけに起こる問題で、ためしにRGB出力でPCのディスプレイに出力すると、まったく問題ない。ショップによってはこのYPbPrへの切り替えを「使用できません」扱いにするところもあり、基本的にはRGBに最適化されているということなのだろう。うーん、YOSLが的確な解決法を教えてくれなかったのは痛いが、結局販売店でしかないのだから仕方ないといえば仕方ない。ただ、RGBとYPbPrにズレがあり、どちらをとるかとなってRGBに最適化してしまったため、YPbPrはズレるのではないかと推測される。アナログな問題なら、内部に調整つまみでも付いてないかな~とネジを取って蓋を開けてみようとしたのだが・・・。硬すぎて取れないorz多分、ネジだけじゃなくて、ほかにもいろいろしなきゃ蓋が開かないような構造になってるんだろうけど、元来不器用なわたしがそこまでやって、開けたはいいけど元に戻す自信がなかったので、やめておいた。そういうわけで、残念ながらCP-262Dは当面そういうデメリットを理解したうえで使う以外にない、ということになる。それでも、ブラウン管で見る限り、普通に見えるわけだし、PS3みたいなDVDのアップコンバートの優秀なプレイヤーを使うんなら、メリットの方が大きいんじゃないだろうか。ちなみに、N.Shim@からいただいた、CP-262Dの内部写真これを見る限り、簡単に調整できそうにないなぁ。現行機の修正は無理みたい。
デンジャラス変換ユニット、CP-262Dの真価を問う!
2008-01-30 22:26:52 | HDMI
CP-262DにはCP-262Hという姉妹機がある。機能はまったく同じ(と、思う)で、違いはCP-262DがDVI-D入力で、CP-262HがHDMIなことだ。ところが、日本国内で手に入るのはCP-262Dの方だけで、CP-262Hは取り扱っている店が無い。以前、N.Shim@さんが問い合わせたところ、「CP-262HはHDCPに関して問題があるため、製造を終了したため」らしい。逆を言えば、CP-262DはHDCPに関して問題はない、とメーカーが判断した、と言うことになる。しかし、前回調べたときはGSもJAも経由せずにDVDをアップコンバート出力することができた。と、いうことは、やっぱりCP-262DもHDCP規格をほにゃららするんじゃないかという気がしてきた。また、やはり誰もが気になるのはCP-262Dを経由することでどれだけ画質が低下するのか、あるいは維持できるのか、というところではないだろうか。そこを調べてみよう。最初はCP-262Dを通した場合でも、PV3でなければ・・・と思っていたのだが、なんとあらゆるコピーガードに反応するはずのHDRECSのコンポーネントでもあっさり録画することができてしまったのである! これでCP-262DとCP-262Hの性能上の違いはまったく無いのではないか、としか思えない。単にHDMI入力だから怒られた、くらいしか思いつかないが・・・。そういうわけで、キャプチャボードはHDRECSで基本的には統一。再生ハードはPS3、再生は前回と同じ某市販DVDを、HDMIではアップコンバートモードで使う。なお、注意点が2点ある。ひとつは参考用としてD端子から直接出力したものも貼ってみるが、これはPV3でやっている。また、本当はHDMIを取り込む際にJA経由でやっておきたかったものの、なぜかHDMIの音声を有効にすると画像ごと取り込めなくなってしまう不具合が起きた。GSでは起きなかったので、どうもJAはやっぱり音声絡みに何か問題があるとしか思えない。後で確認したらHDMIではなく、他から音声をとればできたので、JAでうまくいかない人はS/PDIFでの入力を試したほうがいいかも。取り込んだ動画の解像度は、HDMI/CP-262D->コンポーネントともD3とD4の両方、D4およびPV3の映像は取り込んだものをAviUtlの標準の拡大機能で1920x1080まで拡大し、同じ部分を切り取ってみた。
HDMI+D3  これがすべての基本 GS
CP-262D+D3 色が薄いのはGSとの比較のせいもあるかも 普通は使わない
HDMI+D4  DVDならこっち?
CP-262D+D4 お勧めモード
PV3    残念ながらアップコンバートできず、D2入力
下に行くほど見た目の画質は落ちていく。ただ、D4のプログレッシブのキレはD3を上回っているため、静止画の見た目だけですべてが変わるわけではない。が、さすがにD2では補いきれない部分もあるだろう。特に液晶系でははっきりわかる違いになる。見てわかるとおり、さすがにHDMIそのものの画質はキープし切れていない。が、表示するモニタが性能の良いHDブラウン管ならば、決してそこらの液晶やプラズマのHDMIに劣るものではない。必要十分ではある。が、前にも書いた左による問題。どうやらCP-262D固有の問題らしく、どんな映像でもかなり左によってしまう。右側が真っ黒な空白(空黒?)になってしまうのだ。このくらい右側が空く。ちなみに、ちょうどブラウン管の右側の非表示部分と同じ程度分なので、16:9の映像をちょっと見る限り、気がつきにくい。と、いうわけで画質そのものはともかくこういう大きな欠点を持つ製品でもあるが、欠点がなければある意味危険すぎる製品といえるので、少々欠点を持たせることでバランスをとっている、と言ったら考えすぎだろうか。
◆ PC
jaclallExpressの斜めな盛り上がり
2010-02-15 20:15:24 | HDMI
2ちゃんねるのjackallExpressスレッドが盛り上がっているようで、それ自体はいいことなのですが、話が別の方向に飛んじゃっているようなんです。
mitさんから報告をもらった時から「homestech HD DVRってソフトが付属してくるのですが、書いてあるシリアルNo.が通らず」という話はあったのですが、どうやらそのシリアル、Adobe Acrobat v6.0 Standard用らしいのです。なので、情報そっちのけで倫理問題の方で盛り上がっちゃっているのですね。そのせいか、販売元の三月兔さんの販売ページでも付属品がケーブルだけになり、ドライバーのダウンロードが出来るようになっています。どうやら次のロットからはCD-ROMが添付されなくなるようですね。買っておけばよかった・・・いえいえ、シリアルが欲しいとかでなく、ネタに参加したかったなぁという意味で。
しかし、付属CD-ROMが専用品でなく、汎用品のために使えないソフトやドライバが入っている、というのは海外のちょっとあやしいパーツにはしばしばあることなので驚かないのですが、関係ないシリアルがCD-Rではなく、CD-ROMに入っていたというのは一体全体なんでなんでしょうね。プレス用サンプルの作成者が、そっち系の人であった、くらいしか考えられませんが。特定できちゃうIDだったのもまたいろいろ問題ですけどね。
HDCPマスターキー流出、Intelが認める
2010-09-20 10:28:27 | HDMI
しばらく前からHDMI機器の確認に使われるプロトコル、HDCPのマスターキーがネットに流出した、という噂がありましたが、これを事実であるとHDCP開発元のIntelが認め、かつ流出マスターキーが本物であることまで確認したそうですね。
不正コピー防止技術「HDCP」のマスターキー流出、Intelが調査
これを回避するためにはハードウェアデバイスチップが必要、と語っていますが・・・すでにHDCP対応機器は膨大な数の製品が世に出回っています。全く新しい製品だけに速やかに入れ替えが可能ならばともかく、流出したマスターキーを持つ新たな製品(あるいはソフトウェア)を、これら過去の製品と正確に区別させることは不可能でしょう。今後はHDCPがDVDの暗号キーのように事実上あってないがごとき存在となるか、すでに出回っているHDCP機器をこれから出る製品との互換性をつぶしてしまうか、のどちらかになると考えられます。
が、Intelは第三の選択肢を取るかも知れません。記事の中でも関係者が「Intelは知的財産を守るために必要であれば、法的手段も取る」と語っています。流出マスターキーを使用したと思われる製品を片っ端から、それも日本お得意の著作権ではなく知的財産権の侵害として民事訴訟するというのが、第三の選択肢です。時間も金もかかりますが、流出マスターキーを使おうとする人たちをビビらせる効果もあるでしょう。Intelのような企業および訴訟が日常のことである欧米文化圏でなければ出来ないやり方です。
ただ、HDCPはしょせん認証プロトコル。"無視"が可能なのはご存じの通りです。法的手段が知的財産権を使った民事になると思われる以上、"無視"系の機器の販売元や所有者が訴えられることはないとは思いますが、こちらもビビって製品が出なくなる可能性はあります、当分先の話になるでしょうけど。あまり大々的にして欲しくなかったなぁというのが正直な感想です。
Intelからマザボ届き、グラスバレーからドライバ出る
2011-04-12 20:47:31 | HDMI
先週、ようやく開始されたインテル純正のP67/H67マザーボードの回収&交換にいち早く(多分)荷物を送ったわたし。そして、その交換マザーが本日の朝8時半に届きました。開店前の微妙な時間帯に届けさせるな! と少々言いたくなる時間帯。そりゃ早いにこしたことはないですけど、どうせ組み立ては夜なので同じ日の中で早いのは意味がないのに。
まぁそれはいいです。その届いた荷物ですが、異常にデカイダンボール箱に入って届いたのです。ミニタワー型ケースが普通に入りそうなくらい。マザーボード一枚送るのに大げさじゃね? ・・・ひょっとして、伝説の「お詫びのオマケ」入りかも・・・。なんか妙な期待に胸を膨らませます。もっとも持った瞬間スカスカと分かるほど軽かったんですけど。そして、その中身は、残念ながらほとんどクッション材ばかり。なぜ大きい箱に入っていたのかと言えば、インテルに送るのに使った元々製品が入っていた化粧箱がそっくりそのまま入っていたからなんです、おりたたみすらせず。元の箱だけに、なるべくそのまま送り返そうという心遣いはうれしいのですが、それにしても大げさな。ちなみにその箱にマザボは入っておらず、一番底にもう一箱入っていた茶色いダンボール箱にマザボは入っていたのでした。
そして、その中身は・・・。前と見た目ほとんど回らないH67マザーでした。一緒に添えられていたのは、納品書とCPUグリスだけ。グリスは注射器のような容器に入っているちょっといいものでしたが、それだけ。ドライバなんかは元々入っていたDVD-ROMを仕えと言うことのようです。うーん、i820の時のメモリのようなオマケはグリスだけ、残念。これが当たり前と言えば当たり前なのですが、マザボメーカーで一番遅い対応だっただけに、もう一つなにか欲しかったですね。
で、そのマザーですが、まだセットアップしてません。いろいろ入れ替える必要が出てきたからです。なぜかって言うと、突如グラスバレー(旧トムカノ)がなんの前触れもなくHDRECS用64ビットドライバを公開したからですよ!
http://pro.grassvalley.jp/download/hdrecs.htm
Windows7だけでなく、Vistaでも64ビット対応ですか・・・もっと早く出してくれれば(涙)。このインテルマザーを載せるPCは、HDRECSを使うためにわざわざ32ビットのWindows7をつかっていたんですが、64ビットドライバが出たおかげで不安定な32ビットOSを使う必要がなくなりました。なので、他のPC周辺を含めて総合的に環境を見直し中。ついでに起動HDDを余っていたちょっと前のSSDに変えようとかいろいろ考えてますんで、全部環境作りが終わるには数日かかりそうです、ハイ。
◆ ディスプレイ
待望のHDMI2.0対応ディスプレイ、acerから  
※待望の品ではなかったようです
2015-03-12 20:41:26 | HDMI
インターネットで情報に触れているともうテレビもPCも4K対応で当たり前、の感はありますが、実際に持っている人はまだまだ数えるほどではないかと思われます。4Kテレビは高額であること以上にほとんどが巨大サイズで部屋も家も選ぶ物であり、40型クラスの大型サイズなら個室でも入りますが、それでも大きすぎる。PCモニターの4K版はHDMIが1.4止まりで外部の4K対応映像機器がつなげない。そういう矛盾が多くて普及の"ふ"の字もどうか、というのが実態でありましょう。
そういう状況を打開してくれる存在としてPC用ディスプレイのHDMI2.0対応製品が望まれていたわけですが、ようやくacerから発売されることになりました。
エイサー、世界初のHDMI 2.0対応4K液晶を明日より発売
9万円前後の予想価格(実際には9万円半ばくらいでしょうか)ということでなんとか手の届く値段に加え、IPSパネルということで画質面は水準をクリアしていることが期待出来ます。4Kディスプレイを活かすべく超解像技術が使われているところがとてもいいです。従来映像もPCの再生補助と組み合わせて悪くない画質を実現してくれるのではないでしょうか。
た・だ・し・、です。問題はその目玉機能であるHDMI2.0。このHDMI2.0に繋ぐべき多くの映像出力機器は、一種のDRM規格であるHDCP2.2に対応していないとつなげても映らないのです。ただの規制ではありますがそういう規格がある以上、対応していなければ使えません。使えなければやくにたたないのです。が、少なくとも製品情報やプレスリリースには"HDCP"の四文字は見当たりません。初期の4Kテレビの一部にはHDMI2.0は使えてもHDCP2.2には対応していないものがあり、後日基盤交換による対処を行ったことを覚えている人もいるでしょう。HDMI2.0規格においてHDCP2.2は必須条件ではないため、このディスプレイのHDMI2.0に4Kチューナーやアップコンバート機能つきBDプレイヤーを繋いでも再生できるかどうか現時点では不明なのです。もしHDCP2.2がついていないのなら、つなげるのはGeForceの上位などPCグラボの一部くらいしかありません。そういう接続が目的ならHDMIではなくDisplayPortでも問題無いのです。パネルが非光沢で映像向きに作っていなさそうなのも少し気になりますしね。
明日から発売ということですから、そこら辺は気をつけて情報が入ってから買うかどうか見極める必要があるでしょう。とはいえ、最悪HDMI1.4の映像を出すことはもちろん出来るでしょうし、デュアルリンクDVI-Dも対応しています。4Kディスプレイが欲しいのなら最有力候補になるのは間違いないでしょう。そろそろ中型の2.5Kディスプレイの登場(望んでいる人は少なくないはず)は諦めて少し大きめの4Kディスプレイを現状の2Kディスプレイに置き換える選択肢にすべき時なのかも知れません。
追記:
帰ってきた"なんだかなぁ"さんがacerに問い合わせてくださったところ、肝心のHDCP2.2に関しては非対応だそうです。つまり、HDMI2.0とは言っても4KチューナーなどAV機器は60Hzで表示できないため、4K対応テレビの代用品として使うのは不可能です。結局つながりそうなのはGeForceの上位機くらいなので、DisplayPort1.2では不具合が出る時の代用品とか複数の機器を接続するときくらいしか使い道はないようです。残念至極。
◆ HDMIキャプチャー
流星雨の如き一週間
2007-07-30 01:15:16 | HDMI
振り返ってみると、この一週間ほど、PCキャプチャー界を揺るがした日々は、過去になかったんじゃないか、そう思えるほど次から次へと、それこそそのうちの1コだけで1ヶ月は話題に事欠かないほどの、ハルマゲドン落下クラスの大物情報が、信じられないほどの密度で舞い降りてきたような気がします。わたしも分からなくなってきましたので、ちょっとまとめます。
・7月20日 大手情報サイト、"PCWATCH"に、SKnetからD3/4対応キャプチャーボー
 ド、「Monster X」発売告知。発売日は27日
・7月23日 「邦衛日記」にてMonster X仕様レポが載る、と情報あり。要チェックの対象に
・7月25日 "AVWATCH"にて製品情報掲載。「録画機能をもたない」とする告知あり。
 HDRECS発売開始
・7月26日 販売前にも関わらず、Monster Xの配線カットが話題に。ただし、その
 一方で「ふぬああ」が使えるという話も登場。さらに限定販売であることも告知さ
 れる。個人的にはHDRECS到着。
・7月27日 Monster X発売開始。予約は多かったものの、出荷数も十分多く、いきな
 りでも購入できたもよう。「黒つぶれ」と「音声がボードのコネクタから読み込めな
 い」点が問題に。
・7月28日 アースソフトサイトでまさかの「PV4」の暫定仕様公開。発売予定は9月。
 キャプチャ愛好家、一時興奮の坩堝と化す。現在はPV3との差があまりないという
 仕様に賛否両論。Monster Xで配線カットの必要なく添付ソフトで録画する方法が
 発見される。
・7月29日 転売屋によるPV3のオークション相場が大幅に低下。
こんなもんでしょうか? 抜けがあったり、間違っていたりしている部分もあるかも知れません。勘弁。それにしても、Monster X、HDRECS、PV4とここまでこの一週間に集中しなくても、と思うが、学生さんの夏休みに合わせ、いいものや話題を・・・というメーカーさんの思惑があったかどうかは不明。なお、これだけ大物が集中してくれたおかげで、当ブログのアクセス数がまさにうなぎのぼり。3週連続で週間ipが1000pipを突破しただけでなく、なんと14000の大台・・・つまり、1日平均2000ipになってしまいました。
07/22~07/28 34695 pv 14052 ip 35位(820812 BLOG中)
すごいでやんす。一日事の数だと
7/28(土) 6435 pv 2835 ip 20位(824673 BLOG中)
7/27(金) 5213 pv 2107 ip 33位(824082 BLOG中)
7/26(木) 5283 pv 2060 ip 35位(823514 BLOG中)
7/25(水) 4895 pv 2059 ip 31位(822839 BLOG中)
7/24(火) 4093 pv 1632 ip 50位(822224 BLOG中)
7/23(月) 4611 pv 1736 ip 54位(821516 BLOG中)
7/22(日) 4165 pv 1623 ip 45位(820812 BLOG中)
となっております。2ヶ月前に2ちゃんねるのニュー速で紹介されたときに達成した、2度と到達できないかも、と思っていた2167ipを軽く超えてしまいました。一時的な特需とは思いますが、さすがにこれだけアクセスが増えると素直に嬉しいです。どうもありがとうございます。
HDMIキャプは一種のバクチか
2008-01-28 21:21:03 | HDMI
弟のBが北海道に行ってきまして、おみやげを買ってきてくれました。
おみやげその1.白い恋人
ご存知期限差し替え事件の発覚により、一時市場から消え、製造・販売を再開した現在も製造量を絞っていることもあって、店頭に並ぶとあっという間に売り切れるほどの人気。今回も運良く買えたとか。
おみやげその2.じゃがポックル
お菓子メーカーのカルビーが北海道限定で販売しているジャガイモのスナック菓子で、お土産屋さんの店頭に並ぶと同時に黒山の人だかりができ、数秒とたたずに売り切れることもあるほどの大人気。今回はB特有のセコい立ち回りでなんとか買えたとか。お土産用ではなく、自分で食べるために買う人も多いらしい。
おみやげその3.熊カレー
北海道特有のおみやげとして、店頭に並ぶと同時に売り切れる、というほどのこともなく、普通に買えるそうです。「エゾ鹿カレーとかもあったけど、お前なら熊の方だろ。あ、黒いやつは売ってなかったから」さすがだ、わたしの好みを分かってらっしゃる(^^)
と、とりあえず白い恋人に舌鼓を打っている間に、2ちゃんねるのJAスレがちょっと荒れてるようだ。荒れてるとは言ってもあくまでJAの性能に関する議論が売り言葉に買い言葉で少々乱れているだけなので、問題はないのだが。一番の争点となっているのが、わたしが「記事にならない」と軽く流しただけで終わらせた、JAの白とび問題。あくまで「ある」と主張する人が絶えないようなのだ。個体差なら仕方が無いのだが、あるいは相性の問題か。ちなみにわたしが前回調査した時に使ったのは、レコーダーではなく、HDD内蔵のSTBである。ちなみにパナソニックのTZ-DCH 2810。一応相性問題も検討してみるために、レコーダーの方でも比べてみることにした。ただ、レコーダーも同じくパナソニックのDMR-XW31。これはSTBとの相性を考慮して買ったものなので、他メーカーでないのはご容赦願いたい。また、前回の比較に使った映像はすでに消してしまったので別映像での比較になる。これもご了承いただきたい。
GS使用+HDRECS
JA使用+HDRECS
と、いう具合に今回も白とびと言い切れるような色変化は見られなかった。強いて言うならば、わずかにJAの方が白いようにも見えるが、白とびというレベルではない。さらにはHDRECSへ差し込むためのケーブルが異なる~GSはDVI-D出力、JAはHDMI出力のため~ので、その差が出た可能性もある。いずれにしても、JAでの白とびはHARROCの初期ドライバのように「必ず」発生するものではない。やはり個体差と呼ぶべきものなのか。JAを使っていてしばしば感じるのは、非常に不安定な製品であるということ。以前「音が出ない」と書いたことがあるが、この現象、しばしば起こる。S/PDIFから音を出すモードに切り替えれば問題はないが、HDMI側の音声を使うモードにすると、単にS/PDIFの音声がカットされるだけで、音が出ないことがあるのだ。INPUTを何度か切り替えることで直ることもあるが、大抵電源を一度切って再度スイッチオンしないと音は出ない。また、JAの電源を入れる順番で音どころか画面も出ないことがある。レコーダーやSTBの電源をJAより先に入れるとこれがたまに起こるのだが、起こらないことの方が多い。また、普通に画面が表示されても、JA・STBorレコの電源を全部入れ終わってから画面が出るまで10秒程度はかかってしまう。これは必ずそうなる。そのため、JAでは画面が出ないのではないか、と錯覚した人までいたほどだ。個体差もそうだ。すでに、リモコンのFUNCキーを長押ししなければ画面が出ないものと、何もしなくても出るものの2種類が存在することが、いくつか寄せられた報告ではっきりしている。GSも、入力をGAME側から行わなければ出ないものとGAME・PCのどちらを入力に使っても出るものの2種類が存在したが、どちらでもOKの報告がされるようになったのはある程度GSが出回ってからのことであり、おそらく改良が加えられた新バージョンが発売されたということで間違いないだろうと推測できるが、JAはまだ発売されて間もない。初出はムック本だが、これの発売日が9月。確かに新ロッドが出てもおかしくないとは言え、ある程度まとめて発注をかけて輸入しただろうから、そうそう初期ロットと改良版が混じるとは思えない。ようするに、わたしはこのJAの製造メーカーの技術に対し、少々疑問を感じているのだ。それゆえに、動作が異なるものが混在し、同じ固体でもそのときそのときで若干おかしな動作をすることがしばしばある、という不安定ぶり。そこから勝手に推論すすと、白とびは所謂"初期不良"に相当する現象ではないだろうか。もちろん相性問題やケーブルが原因という可能性も残っているが、ウチでどうしても再現できない以上そういう推理が出てきてしまう。JAに限らず、HDMIキャプチャはまだまだイチバチの博打に近い。JAに比べれば安定していると言えるGSも、まったくキャプチャできないという報告は後をたたないし、レコやSTBの状態によってはGSではまったく録画できなくなることもある、という現象をわたし自身も経験している。また、GSでダメでもJAならOK、あるいはその逆という話もあるし、レコの解像度の設定によってできた、という話もある。すべての組み合わせを解釈するのは不可能だが、各自の実験結果を持ち寄ってどこかがまとめてくれる、くらいのことをしないとインターネット上でまだまだ阿鼻叫喚が飛び交うのを抑えきれないかも知れない。とりあえず、ウチでは
TZ-DCH 2810+GS すべての解像度でOK
TZ-DCH 2810+JA すべての解像度でOK
DMR-XW31  +GS すべての解像度でOK
DMR-XW31  +JA すべての解像度でOK
RD-W300  +GS すべての解像度でOK
ってことだけ報告しとく。
業界初HDMI、D端子搭載
フルHDビデオキャプチャー「MonsterX2」を発売
MosterX2
・・・・・・・・・なんかいまさら、って感じしません? 確かにHDMIとD端子の共存は初なんですが、HDMIとコンポーネントの共存ならば、少なくとも4つ出ているわけですし。前のMonsterXみたいにD端子用にS/PDIFも付いているのならともかく、音声単独はアナログのみのようですし。
「録画コーデック選択機能」てありますけど、結局はソフトエンコード方式ってことなわけで。解像度も残念ながら1080iまで。これだったら似たような選択肢はあるし、SK-MHD264の方が魅力的にわたしには見えます。
もちろん他の製品より簡単に買えそう、という点では地方にやさしい商品になるでしょうし、SKnetのことですからまたあやしいことも出来るんでしょうけど。オンリーワンとは言い難い商品です。
で、SKnetさん。SK-MHD264の方はまだですか? Intensity SHUTTLEやH.264 Pro Recorderが上陸する前に、早く!
     
録画人間の末路 
https://blog.goo.ne.jp/krmmk3/c/ea64dfff59dd8d8dd6fd8193ae5bae27
     
     
     
     
     
     
     










◆ HDRECS (HDMI Video Capture Card)
どこよりも早い? HDRECSレポート届きました。刮目して読むべし
2007-07-15 21:06:17 | HDMI
なんと、なぞの編集者さんから実際にHDRECSを使用したレポートがコメントとして届きましたので、記事として転載することにしました。興味のある人には、大いに参考になると思います。
HDRECS触ってみて分かったこと (なぞの編集者)
2007-07-04 16:36:57
実は某PC系雑誌の依頼でHDRECSをトライする機会があったんだけど、いくつか発見したので、ここに書いておこう。
まず、HDMIを使うと、音声はデジタルで録画される。その上、ソースが7.1チャンネルで入っていれば、タイムライン上に8チャンネル分の音声ファイルが乗ることを確認できた。
次にコンポーネントを使ったキャプチャーだが、PS3を使ったところ、リッジレーサーやガンダム無双などが問題なく1080iと720pでキャプチャーできた。しかし、720pでキャプチャーするとHDDにかかる負担が高いため、SATAの7200rpmドライブ単体ではちときつかったが、RAID0を組んでいるドライブを使ったところ、問題なくキャプチャーすることができた。
結構気になっていたゲームキャプチャー時の遅延だけど、ほとんど気がつかないほど遅延が少なく、格闘技ゲームやレースゲームでも十分プレイできるほどだった。
独自CODECに監視的にしている人が多いようだけど、ソフトをインストールしたときにDirect Show対応のCODECがインストールされるので、再生はWMPやGOMでもさくさく動いた。編集ソフトや変換ソフトからの読み込みも問題なく動いた (とはいえ、付属のCODECは再生専用なので、カノープスが出しているEDIUS ProかNeoを使わないと、同じHQ Codecとして残すことはできないのだが、ファイルサイズ大きいので残す人はいないでしょう)。
Direc Showには対応しないかと聞いてみたところ、ハードウェアCODECを使っているので、無理だということだそうだ。まあ、ハードウェアMPEG-2カードが出ていた頃も同じ話だったので、仕方がない話なんだろうな。
気になるデジタル地上波の録画だが、単体では無理のようだ。とはいっても、コンポーネント信号からコピーガードを外すデジタルスタビライザーが出ているので、それを使うと問題なく録画ができるので、それを併用すれば・・・
個人的には買う予定だが、現時点ですでに予約完売の札を出しているところもあるので、正直あせっている(笑。このレポートでポイントは
・HDMIでも7.1chで音声の取り込みが可能なこと
・ほぼ遅延なしの取り込みが出来ること
・別ソフトでの利用はむずかしいこと
・720PではRAID0を使った方が無難、ということ
・なんらかの機器をはさまなければデジタル放送の録画は無理ではないか、ということ
でしょう。現状、コンポーネント対応のスタビライザーはD1入力にしか対応していないので、GS必須というところでしょうか。
なぞの編集者さん、とても物欲をそそるレポート、本当にありがとうございます。さて、そろそろRAID0から逃げ回っている場合じゃない・・・のかなぁ、わたしも。
追加:HDcapsさんよりGS経由での成功報告が届きましたので、転載しました
仕事柄、お借りできたHDRECSとGame Switchを組み合わせてみました。
HDMIの元出力はPioneerのDVDレコーダー。
結論は・・・何の問題もなくHDMIでキャプできました。
途中でHDMI-DVI変換をかましてもちゃんと音声も通ってくれました。
不幸にめげず、HDRECSを試す!
2007-07-26 21:52:33 | HDMI
前半は無駄話です。とばしていただいて結構です^^
任天堂の株の上がりっぷりが止まりません。過去最高を次々と更新し、日経平均株価が大幅に値を下げる中、今まであり得ないほど値を吊り上げ、なんと4600円高の61000円というとてつもない金額。確かに、昨日Wiiが世界販売台数1000万台を報告し、来期の収支の予想を上方修正など、明るい材料しか聞こえてきませんが、大体株の投資家なんていう人種はへそ曲がりばかりで、こういう「明るい材料」が出てくると、その翌日は素人が買うのを見越して逆に売りとばすので一時的に株価が下がり、その後買い戻して株価が上がるものなんですが、任天堂の好景気ぶりはそんな捻くれた考えを吹き飛ばすほどすごいものらしい。この4ヶ月ほどで株価は2倍にもなってしまった。
なんでこんな話から入るかというと(いつものことか)、わたしの父親が任天堂の株主だからだ。任天堂がスーパーファミコンを扱っているころから買い始め、PSに市場を取られて売り上げが落ち込み続けても、却って買い増しを続けるというやっぱりへそ曲がりっぷりがここにきて開花。毎日株価を調べてはニヤニヤ。小躍りしているようなのだ。そう幸運が続く人間が出ると、その反動を受けたように不幸になる人間がいる。もちろん、わたしだ!おととい、カノープスからHDRECS発送のメールをもらい、搭載予定PCのいらないファイルの整理でもしておくか、と電源を入れたところ、なんか立ち上がらない。ヘンだなぁとよくみると、起動HDDを挿してあるボードのBIOS画面に「DAMEGED」の赤い文字が・・・。壊れとる・・・・・・(涙)
昨日まで特に何もなく動いてたのにぃぃぃぃぃ! あわてて取り出して他のパソコンに繋ぐも、Windowsからドライバ番号をつけることさえ出来ず。仕方が無いので「ファイナルデータ」というアプリケーションでなんとか少しでもファイルを救出できないかと2日間試しているのだが、なんか無理そう。トホホ。仕方がなく、今録画用に使っているHDDを起動用に格上げ(下げ?)し、代わりの録画用HDDを買うことにした。しょうがないので、この際ついでだと同じHDDを2台買ってきた。そう、「嫌いなので避けたい」と日ごろ言い続けてきたRAID0の導入である。今回みたいなHDDの突然死が珍しくないわたしとしては、その確率が2倍近くになるRAID0は怖いし、録画だけにHDD2台分の電気量とスペースを割くのも無駄っぽい。が、やはりHD録画をするにはもはや避けようが無いし、実験用としても導入すべきと判断した。設定はBIOSから選ぶだけ。簡単は簡単。だが、そのHDDを買いに行ったディスカウントショップに、まさかHDRECSが入荷しているとは。だぁぁぁぁぁ、ここで買えばば、ポイントがつくじゃないか(涙)。地方だから入荷のメドがたたないんで、カノープスから直接買ったのにぃ。なんか損した気分。
HDRECSのレポはここからです。レポートだけで十分な方はここからお読みくださいもうそういう不幸はおとといに追いやって、ついに手元にやってきたHDRECSを、今度こそ自分で試すことが出来るのは、やはり嬉しい。すでに世間の関心がMonster Xに移ってるとか、とっくに他でレビューが書いてあるから必要ないよ、とか思われるかも知れないが、見捨てないで欲しい(涙)。ものは考えよう、まっさらなWindowsXPで、一番安定した状態で実験出来るじゃないか。とりあえず、今日のところは最低限の録画だけやってみよう。もうどこでも言われていることだが、出力音声は「PCM」ではなく、別の設定にしておく必要がある。RD-W300の場合、「HDMI-AUDIO」にする必要があった。これでないと録画できず、ソフトが落ちてしまう。PV3との併用はちょっと厳しくなった。もちろん、PV3でHDMI-AUDIOで録音した音声からAACを取り出して別につける方法もあるが、それだと動画も再エンコード必須になってしまい、録画した番組を見る、という使い方には不向きである。また、解像度のバリエーションは案外豊富でHDMIの場合、出力機の設定を1920x1080、1440x1080、1280x1080の3種類の中から選ぶことが出来る。ただ、D3出力は例外で、他はかなり厳密に解像度およびi/pを選択する必要がある。D1なら720x480 59.97i、D2なら720x480 59.97p、D4は1280x720 59.97p以外では画面は出ない。
さて、お待ちかね、デジタル放送は録画出来るか否か、である。結果は
コンポーネントー>不可
HDMIー>不可
これじゃ話にならない。とりあえずコンポーネントはどうしようもないが、HDMIはもちろん例のGAME SWITCHを間に挟むことにより、録画は可能だった。録画の設定を「Fine」にして1920x1080でレコーダーからダビングしてみたところ、30分弱で17GBほど。まぁこんなもんかな、という感じ。再生は非常にスムース。Core2DuoE6600とCPU自体の性能も手伝って、再生の引っかかりは全くなし。ただ、HDRECS添付のソフトに再生機能はないので、AVIに関連付けされた再生ソフトが勝手に立ち上がる。ある意味親切設計かも。とりあえず、今のところこんなところ。新鮮味なくてゴメン。しばらく、シングルHDDとRAID0HDDのHDRECSにおける録画能力の差を、徹底的にさぐっていくつもりなので、独自レポはその時にでも。
HDRECSの音声が出ないことがある問題
2007-07-30 21:59:59 | HDMI
ネタに走りすぎて、怒られちゃいました。当分記事にネタを入れるのを自粛します。真面目路線でどこまで持つかわかりませんが、どうぞよろしくお願いします。
さて、久々にHDRECSをじっくり書いて見たい。本当は並行して、モードごとのHDD耐久テストを行っているのだが、如何せん時間がかかる作業なので、一日一項目が限度。それもやり直す場合もおおいので、なかなかデータが取れない。が、現在のところ、シリアルATAのシングルでも十分録画出来るのではないか、という手ごたえは感じている。さて、HDRECSにおいて音声が取り込めない、という問題が発生しているらしい。確かにウチのRD-W300でもPCM上はダメだが、HDMI-AUTOはOK、という現象は起きている。無論、録音できるのだからマシな方で、中には同じようにモードを変えてもうまくいかない、という人もいるらしい。果たして設定がマズイのか、それとも音声出力との相性問題なのか。
そこで、もう一台のHDMI機を引っ張り出してテストしてみた。テスト機は、BD-V370。うちのCATV用STBである。ちなみに週末には2810と交代し、その役目を終える予定。それゆえ放っておいたが、むしろ今がテストの最後のチャンスだ。普段はPV3との接続を重視しているので、音声はPCMにしてある。で、とりあえずそのまま繋ぐと・・・あっさり音が出た。録画するとしっかり音声も録音出来る。ためしにAACに切り替えてみても、結果は同じだった。なお、どちらのモードも「16bit/2chに変換する」のチェックをはずしても全く同じで、しかも24bitで録音できた。もちろん再生も出来る。この実験を終えた後、RD-W300に戻してみた。まずいつも通りのAAC設定。当然音声は出るし、録音も出来る。「16bit/2chに変換する」のチェックを外せば24bitになる。だが、やはりPCMモードでは録音できなかった。16bitチェックを入れれば録画は停止し、チェックを外せば停止はしないが、音は出ないうえ、録音もされていない。少なくとも、設定のミス云々以前に、HDRECSのHDMIからの録音機能には、確実に相性が存在するようだ。ひょっとしたら、HDRECSの音声認識の限界の外まで周波数を広げているタイプのものは録音できないのではないか、という気はする。調査してみたいが、如何せん他の録音できない機種・・・例えばRD-XD92など・・・の説明書をダウンロードしてみても、RD-W300の音声出力とのはっきりとした違いを発見できないのだ。多分、コレに関して言えば、情報を集めて判断するしかない。一応、ウチではっきりしている情報としては
・RD-W300
・RD-S300
のレコーダー2機種(多分中身は同じ)と、STB
・BD-V370
以上、計3機種というところ。BD-V370はあまり仕様が公開されていないので、これ
以上判断のしようは、残念ながらない。もし買いたくてまだ持っていない人は、HDRECSはちょっと見合わせたほうがいいかも知れない。
HDRECSはシングルHDDでも録画出来るか
2007-08-01 22:56:31 | HDMI
(前書き)
前回、ネタ封印宣言しましたところ、「あってもいいんじゃない?」な意見も頂きました。どうもありがとうございます。ただ、宣言した以上、ネタ自粛は、ちょうど当ブログの2周年になる8月9日が間近なので、そこまでは続けます。それを過ぎたとしても、アクセス数の報告は避けるつもりでいます。ただ、何か冒頭に書かないと、なにか書いててバランスが悪いので、挨拶程度のことは書きます。そのくらいならいいでしょう。
(以下、本文)
挨拶:暑中見舞いには早いでしょうが、あえて書きます。
猛暑お見舞い申し上げます
いやー、すさまじく暑いです。暑くて職場のパソコンが壊れました。朝は動いていたのに、夕方にいきなり落ちたと思ったら、起動しなくなっちゃいました。safeモードもダメ。とりあえず一晩放っておいて、OS再インストールして、それでもダメなら修理か買い替え。元々売れないから使ってたって言う旧式で遅いし、新しいの欲しいです。
それにしても、HDRECSの音声取り込み問題、やっぱりカノープスのドライバのアップデートを待つしかないのだろうか。それでもRD-W300は録れるのでマシなんだけど、PV3と同時に録画できないのはやっぱり不便なので、仕方がなく設定はPV3にあわせておき、HDRECSは音無し録画したものに、PV3で録音した音を別にくっつけてからエンコードする、というメンドクサイことをやっている。せっかくのマルチPCM対応なのに・・・。多分、レコーダーが強制的に、受信機に合わせて音声を変換してしまうのが原因なんだろう。一応ケーブルも明かしておくと、ウチではレコーダーー>GSにGS添付のケーブルを使い、GS->HDRECSに、別に買ってきたDVI-Dー>HDMIケーブルをあわせている。多分、関係ないと思うけど、念のため。さて、元祖HDMIキャプチャのIntensity系は、ソフトエンコードの上、主にhuffyuvを使う関係もあって、シングルHDDで音ずれの無い動画を録画するには限界があった。が、HDRECSはハードウェアエンコード。そこら辺は緩和されており、シングルでも十分録画出来るのではないか、との想いがあり、ちょっと調べてみた。使うHDDは、以前Intensity録画に使用したシリアルATAの320GBもの(実質容量は300GB)。ただし、現在のHDDにはOSが入っているので、使える容量はさらに少なくなる。しかも、ウチの環境はOSインストール時にまずパラレルATAのドライバFDDを読ませなければならないため、XPなのにAHCIが入っていない。HDDの性能はまぁ悪くないものの、足回りはかなり悪い、ということになる。取り込んだ動画は地上デジタル放送を受信したものを、RD-W300で、1920x1080/29.97iおよび1280x720/59.97pに変換し、HDRECSで取り込む。これで何時間耐えられるか。もちろん、HQ Codecの設定はカスタムで、一番画質・サイズが大きくなるようにしてある。
結果は・・・意外にも、1080i/720pとも、HDDが原因で録画が停止することはなかった。約4時間半、サイズ280GBにもなる動画の連続録画に、十分耐え切ったのである。ただし、落ちたことが全くなかったわけではない。システムHDDであるがゆえか、そこそこの作業を行うと、AVIファイルが分割されることがあった。ならば、システムHDDを使わず、かつRAID0を組めば、少々の作業を行っても分化しないか、と聞かれたらそんなことはなく、1280x720pモードで、320GBx2のRAID0を組んだHDDに録画を行ったにも関わらず、10分ほど録画した時点で、そこそこ大きな作業が発生し、AVIファイルは分割されてしまった。むしろソフトウェアRAID0にせいか、アクセスした際に極端に動作が重くなり、パソコンが満足に動かなくなる事もあった。もちろん、録画は失敗し、停止した。そういうわけで、HDRECSの場合、あまりパソコンを動作中に作業を行わなければ、RAID0にこだわる必要はない。ただ、それでもシリアルATAのHDDであるに越したことはないだろう。容量さえ大きければ、それで十分だ。
HDRECSに新ドライバ登場!
2007-08-02 21:27:42 | HDMI
名無しさんから教えていただいたが、早くもカノープスからHDRECSの新ドライバが登場したようだ。ただし、ベータ版である。よほど急いで作ったらしい
http://www.canopus.co.jp/download/hdrecs.htm
早速ダウンロードして、使ってみた。愛用のレコーダー、RD-W300で、今まででは音が出なかった、"PCM"に切り替えて試すと・・・バッチリと音が出た! もちろん録音も問題なし。
なお、わたしはkishow99さんへのコメント返しで、「16ビットPCMを受け付けない」なんて書いてあるので、その推理が本当であるかどうか、RD-W300のPCMモードで、16bitチェックを外して録画~録音してみた。出来たファイルの音声は24bit・・・。ありゃりゃ、16bit推理大はずれ。恥はかいたけど、具体的な記事にはしてなかったので、まぁよしとしよう。それにしても、カノープスの対応、早かったなぁ。2ちゃんねるのスレにはGSを通したレコーダーの報告しかあがっていないし、ウチ以外のブログにあるのかも知れないけど、まさかブログの報告を真っ先に参考にはしないだろうし。せいぜい、セミプロクラスの顧客から直接の苦情くらいだろうけど、メーカーって一人や二人くらいの不具合報告じゃ、動かないんだよねぇ。やっぱなんだかんだいって、GS通しで使われるのは、保証外の使い方だろうけど、カノープスも見逃せなかったんだろうな。それ目的の購入者が多いのも、黙認しているだろうし。
アングラ雑誌の情報は是か非か
2007-08-06 22:02:07 | HDMI
書店に雑誌を買いに行った。地方は東京などと比べて発売が一日二日遅れることはしばしばあるものの、テレビ放送と違って都市圏のみ、なんていう販売雑誌はほとんどない。あっても東京のローカル情報雑誌が大半だろう。そんなのは別に読まなくていいので、問題ない。ただ、最近は大都市圏限定マンガ雑誌、なんてのもあるらしいんだけど。
収穫の一冊目、「映画秘宝」
これは買ったり買わなかったりで、先月は買わなかったんだけど、今月号読んで、それを後悔。"封印された旧『ドラえもん』の真実"という記事が載っている。ここで言う旧ドラえもんとは、1973年に放送された所謂「日テレ版ドラえもん」のことだが、再放送されない問題、製作会社に纏わる内部事情、その背後には田中角栄の存在が見え隠れする・・・といってもライターさんの推理が入っているので、必ずしもこの記事が正確である保証はないんだけど、この記事、今月が「第2回」、つまり先月号の第1回を読み逃しちゃったのだ。ああ、もったいない・・・。でも、今回の第2回は一番核心に近いところを扱っているから、興味のある人には、この記事を読むだけでも買う価値があるくらい面白いので、ちょっと書店ででも見てあげて。
収穫の二冊目、「PC-GIGA」
すでに周知のことだと思うが、アングラ系情報誌の代名詞にして先駆者、「ネットランナー」が休刊~事実上の廃刊~する。最近は明らかにマンネリ化による力の無い誌面作りだったために、わたしとしては驚きに値することではない。で、そのアングラ系雑誌の中で比較的まともな誌面作りをしているのが、「PC-GIGA」だと思っている。こちらも最近ややマンネリだが、たまーに動画・録画系記事や役に立つ記事があるので、そういう時だけ買うことにしている。で、今月号は、もちろんわたしの目からは全く目新しいものではなかったが、デジタル放送を録画する記事が載っていたので、買って読んでみた。紹介されている記事は
・PV3を使ったコンポーネント録画
・HDRECS+GSによるHDMI録画
の2点。正直、かなり問題があるなぁ、と。
PV3はすでに販売を中止していて、転売屋によるネットオークションしか入手方法がない。が、この雑誌は転売屋によって釣り上げられた、法外な値段を「相場」と書いている。これを本気にした詳しくない人が、転売屋の餌食になってしまう可能性がある。PV4を取り上げていればいいのだが、入稿にはが間に合わなかったようだ。また、HDRECS+GSは、ご存知に通り、初期ドライバでは音声に問題があるし、現在でも環境によっては全て解決済み、とは言いがたい状況だ。しかも、非常に高額な商品であり、我々のように失敗を覚悟の、自己責任で出来る人間以外にはまだまだ紹介できる段階ではない。にも関わらず、とにかく他に先んじたかったのだろう、そういうマイナス面を無視して、誌面を2箇所も使って紹介している。確かに、雑誌はWEBよりも人の目に触れやすく、より多くの人に知ってもらうには有意義ではあるが、雑誌を読まなければ、この組み合わせを買おうと思わない程度の人に紹介できるほどまだ熟成は進んでいないと思う。当然ながらカノープスではそういう使い方はサポートの対象外であり、間違っても問い合わせするべきものではない。だが、雑誌で紹介されたことにより、そういう仁義を持ち合わせない人が買い、カノープスに必要以上の迷惑を掛ける可能性がある。そうなると、レコーダーをはじくように、新ドライバになんらかの手を加えることもありうる。まぁm2dconvの対策を最後までとらなかったカノープスのこと、意図的にはじくことは無いと信じたいが、いずれにしても雑誌にGSとの組み合わせを紹介するのは時期尚早だったと思うのだが。
最後に、「動画を制する正統派のノウハウ」というムックをサラリと読む。うーん、基本的にDVDレコーダーで録画したアナログ動画をパソコンで取り扱うものばかりでイマイチ。市販ソフトの紹介もあるが、1ソフト1ページじゃなくて、もっとじっくり取り上げて欲しかった。何より出版社が毎日コミュニケーションズ。向こうだって「気持ち悪い人間」に読んで欲しくないだろうから、いらねーや。
HDRECS画像はどこまでIntensityに迫れるか
2007-08-08 23:50:55 | HDMI
比較的入手しやすいGSの発売という偶然はあったものの、我々PC録画派に強力な選択肢となってくれているHDRECS。だが、HDMI入力のキャプチャーボードには、Intensityという先行する選択肢も存在する。ソフトエンコードタイプゆえに無圧縮や可逆圧縮によるキャプチャーが可能なため、値段はHDRECSと比べてグンと安いにも関わらず、画質では決して負けることはない。HDRECSとしては、そこにどこまで近づけるかが使用者にとってのポイントだ。そこで、とりあえず両者の画質を簡単に比較してみよう。
正直に言おう。わたしにはintensityとHDRECSの優劣がつけられない。PV3はあきらかに一部ボケており、D端子か、あるいは独自DV形式の劣化がわかるが、Intensity+HuffyuvとHDRECS+Canopus HQの2つは、細部の表現にいたるまで、ほとんど同レベルに見える。多少細部はもちろん違うが、優劣よりクセの違いのように感じる。また、再圧縮したものも、PV3と比べてかなりクッキリとしたものになった。無論、Intensityも同レベルである。そういうわけで、HDRECSはかなり優秀であると思う。Huffyuvと違い、録画したファイルを普通に再生して、視聴するのも問題のないレベルだ。そういうわけで、IntensityとHDRECSのどちらを買うか、という選択は、は能力の優劣より"どこにお金をかけられるか"で決めるべきだと思う。思い切ってシステムを新調するのならIntensity、ある程度のCPUをはじめとする、すでにそこそこのシステムを所有しているのならHDRECSを選ぶほうが良いだろう。
カノープスさん、HDRECSの正式ドライバを早く公開してください!
2007-08-13 22:38:56 | HDMI
今日はお盆であると同時に、「左利きの日」だそうである、国際的に。もっとも、「左利きの日を作ろう」と言い出した人の誕生日とかで何か由来があるわけでもない日だそうな。日本にもお得意のこじつけ駄洒落で制定した左利きの日があり、これは2月10日ー>0210->0(レ)2(フ)10(ト)だそうだ。偶然だが、2月10日と8月13日は、お互いほぼちょうど半年後になり、因果関係がないのにそうなるのが興味深い。よく右利き、左利きを「利き手が右(左)」というが、実際は利き側が右ないし左なのであって、手だけがそうだというわけではない。むしろ、手だけなんてどうにでもなる。わたしは右利きだが、箸とペンくらいなら左右どちらでも使えるし、紙を数えたり、一枚一枚めくったりする作業は左手でないと出来ない。前者は後から練習して出来るようになったものだし、後者はおそらく最初に紙をめくった時から左手を使っていたのだろう、逆に右手で紙を数えたりするのはどうにも苦手だ。つまり、手先でやる程度の作業なら、利き手など関係なく出来る。ようはどっちで慣れているかの差でしかない。だから、利き手は「習慣によるもの」、体の利き側が「生まれつき」だと思っている。なお、わたしは利き手の右手がものすごい不器用なので、むしろ細かい部品をつかんだりするのは左手の方が持ちやすい。でも、利き側は右だから、差し込むのはダメなんだよなぁ。結局、右利きだろうが左利きだろうが両手使えようが、根本的に器用でなければ役に立たない、というオチなのである、トホホ。
前置きが終わったところで本題。今日も変わらずHDRECS+GSによるデジタル放送の取り込みを楽しんでいる。ただ、まだまだ完璧とはいえない安定度だ。急いで作ったベータ版だからしょうがないが、取り込みソフトのHQ RECORDERを起動させると、OSが完全に停止してしまうことがしばしばある。しかも、そうなるといったん電源を落とさないとHQ RECORDERからHDRECSを認識させることは出来なくなってしまう。システムではちゃんと認識されているHDRECSだが、HQ RECORDERからは入力の選択すら出来なくなってしまう。初期ドライバの時はここまでのことは無かったので、おそらくドライバのせいだろう。再現性は不明だが、主に何度か休止状態から復帰した後に起動させると固まることが多い。ただ、予約録画はうまく言っているので、画面を表示との相性のせいかも知れない。ちなみに環境は、Core2DuoE6600、マザーGA-965P-DS3、メモリDDR2-667 2GB、グラボはRadeonx1550。動画処理にRadeon系を使っている人はさほど珍しくないと思われるので、是非カノープスさんには、安定度を増した新ドライバを作って欲しい。
他に、うまくいかない状態には
・HQ RECORDERを立ち上げても、画面が乱れた緑色にしかならない
 ->出力先の電源を、GSに電源を入れるより先に入れた場合に起こりやすい。その場
  合、一度実行してしまうと他の入力先~例えばHDMIで緑にした後にコンポーネン
 ト~を指定しても乱れたままになってしまう。  再起動必須。
があった。GSの問題は仕方がないだろうが、別入力先の信号の問題は、不具合と言える。再起動すればいいのでさほど大きな問題でもないだろうけど、実験をいろいろやる身としてはちょっと不便。これもドライバでなんとかなるんじゃないかな?おまけ:あり? 昔「法律上の問題で販売停止喰らった」って記事書いた、Green-Box版のPS3-S201、復活してる。
http://www.ysol.co.jp/hdmi/switch/greenbox/ps3_s201.html
あの記事、未だに検索するとGoogleとかで上位にくるんだけど、いつの間にか復活していたということは、「法律上の問題」をクリアしたってことだよねぇ。そういうわけで、もう無かったことに(^^;)
まぁ、アダプタ付属してないのでお買い得感はないけど。
HDRECSのSD録画機能は信用に足るか
2007-08-20 23:32:47 | HDMI
時々聞かれるのが「SD画質で一番画質のいいキャプチャーボードは何か」という質問。正直画質のいい悪いは非常に主観的な考えの入るものなので、非常に答えづらい。が、そこあえてわたし自身の主観でかまわないのなら、という但し書き付きで答えると、その座におきたいのは「GV-D1VR」である。ほぼ同性能のGV-BCTV9というボードもあり、両方持っているが、D1VRの持つD端子のアドバンテージを省いたとしても、なおGV-D1VRに分があると思う。個体差もあるかも知れないが、BCTV9はやや細部がズレる感があるのだ。一方、GV-D1VRは非常にクッキリしており、ズレ感は感じられない。もちろんソフトウェアエンコーダタイプなので圧縮形式を自由に選べるのも画質が良い理由のひとつだ。
手元にある最大値段のHDRECSはわたしはもちろん全ての人がHD録画機能を目当てに買っただろうが、一応SD録画機能もある。ボードにはキッチリとNEC製の3次元Y/C分離回路が搭載され、コンポジット利用時には3DY/C分離と3DNRが同時に利用できる。ここら辺は過去のMTVXシリーズなどの技術の流用によるものだろう。残念ながら3DNR機能はコンポジット以外にはS端子入力時にしか使えない。その分能力は差っぴいて考える必要はあるが、その画質はGV-D1VRに比べて迫りきれるものなのだろうか。ちょっと比較してみた。映像はクッキリ感がわかりやすい(?)スカパーのEPG映像。全く同じフレームでないのはご容赦ねがいたい。なお、利用した画質はGV-D1VR~Huffyuv、HDRECS-CanopusHQで録画した映像から切り出したものである。完全な同一条件にはならなかったが、HDでも可逆圧縮と差の少ないCanopusHQがSDでそれほどはっきり分かる圧縮ノイズを出すわけがないと判断したので、あえて無視している。
GV-D1VRのノイズが少ないのが分かるが、これは3DNRのせいだろう。面白いのはベタなところでは取りきれないノイズが多く残っているコンポジットの画像が、D1取り込みのほかと比べて"絶"と"体"の間のニセ色が格段に少ないこと。これが3DY/C回路の性能だ。このくらいの画質だと、D1で取り込むよりコンポジットで取り込んで補正した方がよくなることもあるわけだ。こうなると好みの問題だが、映像としてはやはりGV-D1VRに分があるように感じる。もちろんHDRECSも十分高い画質をキープしているが、所詮本職ではないオマケ機能だ。もっとも、再圧縮前提なら少々荒い画質でも問題ない。アナログ音声入力端子が残っているのなら、SD取り込み用として使ってもそれなりに満足のいく映像が録画出来るはずだ。
HDRECSを動作対象外のPCで動かしたい~マザー編
2007-09-08 21:51:57 | HDMI
私生活でいろいろありまして~平たく言えばフラれたのですが~どうにも精神状態が良ろしくありません。他にも年内にやることあるし。てなわけで、ここんとこ暴走状態が続いておりますが、久々に落ち着いたことをやろうかと思います。やっぱウチのブログは機械を弄くってナンボ。
ウチのキャプチャーメインPCは、
Core2Duo E6600+965マザー+HDRECS+GS
の組み合わせ。非常に安定している。初めて使ったCore2Duo E6300はベンチマークはともかく実際使ってみると、あまり早くなかった~Athlon64x2 4200+と比べると、ほとんどのベンチマークで勝っており、SD動画のエンコードなら互角以上の速度を出すこともあったが、PV3などで録画した動画をエンコードさせると、4200+の2倍近い時間がかかってしまう~こともあってE6600にはさほど期待していなかったが、実際使ってみると、動画のエンコードが4200+の6~7割程度の時間しかかからない。体感的にはE6300の2倍の速度という感じだ。E6300とE6600の違いはクロックとキャッシュメモリだから、2MBから4MBに倍増したキャッシュメモリがおそろしく有効に効いているということなのだろう。
さて、それでHDRECSを動かすのはまぁいいのだが、そうなるともう一枚のHDMIキャプチャーボード、Intensityが余ってしまう。まぁ元々つなぎで使うつもりの製品だったのだが、ウチにはデジタル放送対応STBのほかに地上デジタル放送だけだが録画出来るレコーダーがある。STBがiLINK対応のものになったので、iLINK連動を持たない手持ちのRD-W300にはちょっと不足を感じているのだが、それでも地上デジタル放送を録画し、ダビング用に出力するには問題がない。STBの2810最大の欠点に、ダビングのために再生している間に録画予約があると、「間もなく予約録画を開始します」というメッセージを表示してしまい、映像を台無しにしてしまうことである。一方、RDはその手のメッセージを一切表示させないようすることが出来るので、地上デジタル放送だけでも別にダビングできると多少効率があがる。そんな理由もあって、Intensityを地上デジタル放送録画に専念させようと、ボイっと新システムを注文してしまった。「この間買ったばっかりやん」という突っ込みは無しで。ちょっとお金が出来たので、やるんなら余裕があるうちに、ってことで。
今回選んだのは
・Athlon64x2 5200+
・MSI K9AG Neo2-Digital(AMD690G)
・DDR2 667 1GBメモリx2
・GS
というセット。今回のツボはズバリ、オンボードVGAにこだわること。昨今のVGAは性能があがるのはいいが、それに伴い発熱量も上がり、わたしが拘るファンレスタイプの入手が難しくなっている。あっても、2スロット、ヘタすれば3スロット占拠なんていうとんでもない大型ヒートシンクを使用するものもある。これがグラボのチップをPCIやPCI-Ex1スロットのある方向に取り付ける必要があり、となりにボードを挿すと放熱スペースがなくなるので、強いファンの力で強引にケース内部へ放熱せざるを得ないからだ。スロットを取り付ける面を逆にして放熱効果を上げる、新世代レイアウトになるはずだったBTXは、いつの間にか立ち消えになってしまった。こういう時代だと、わたしら動画派のように3D性能など二の次でいいから、回転によって画面にノイズを起こしかねない高速ファンタイプは避けたい人間にとっての選択肢は少なくなる。それならいっそ、チップセット内蔵のVGAが使えたら・・・と思ったわけだ。チップセットならグラボと違い、高さのあるヒートシンクが使えるし側面にケースファンのついているケースを使えばVGAより簡単にチップを冷却でき、総合的な電力も少なくて済む。DVI-Dをサポートしていれば、画質はほぼ問題はない。最低限の性能さえ満たしていれば、魅力いっぱいである。・・Vistaさえ使わなければ。とことんVistaの仕様って、動画派と相性悪いなぁ。ただ、そういうチップセット内蔵VGA機能をもっているマザーはたくさんあるが、ほとんどがマイクロATXなのが残念。今回欲しいのはフルATXなのだ。PCI-EならかつてのAGPと違い、グラボを使わないのなら、空いたスロットにグラボ以外のボードを使うことも出来るので、拡張性を重視する人間にはぴったりだと思うのだが・・・。で、探しているうちにようやく見つけたのが、MSIのK9AG Neo2-Digital。DVI-DとHDMIの両方をオンボードで持ち、PCI-Ex16x1、PCI-Ex1x2、PCIx3を持つフルATX。他のものはマイクロATXかフルでもPCIが2コしかなかったりして買う気が起こらなかった。
ただし、このK8AG Neo2-Digital。すごぶる性能はよろしくない。まず、もののためしとPCI-Ex16に普通のPCI-Ex1用ボードを挿したところ、OSが起動しなくなってしまった。PCI-Ex1に挿しなおすと起動するところから、PCI-Ex16スロットはひょっとしたらグラボ専用、と決めウチした設定になっているのかも知れない。BIOSのアップデートなどで直るかも知れないが、当面放っておくしかない。さらにもう一つ、オンボードのLANアダプタが、ちゃんとドライバもあたっているのにOSは「?がっていない」という扱いにしてしまう。ちゃんとケーブルをカチッと音がするまで差し込んでいるのだが、接続を示すランプが一瞬ついただけで消えてしまう。もちろんケーブルの方が問題ないのは確認済み。ここら辺、特にLANについては絶対に納得いかないので週明けにでもMSIのサポートに電話する予定だが、初期不良の可能性も高い。で、この新PC、最初はRAIDを入れてIntensityを使う予定だったが、ふと「HDRECSを使ったらどうなるのか」と思ってしまった。ショップでHDRECSを見ると、Intel製CPU+チップセットPCを強く推奨されている(パッケージにそう書いてあるわけではない)。さらに、この手の高解像度動画を扱う場合、オンボードVGAを使うのは少なくとも今まで鬼門とされて来ている。ついでに言えば、もう手持ちに余ったXPはないし、これ以上買いたくもないし、Vistaを使う気もないので、使うOSはWindows2000だ。いずれも動作対象外と言っていい、もしくはキッパリ対象外の組み合わせ。どこまで動作対象外が許されるのか、分かれば高価なHDRECSを購入する際に、手持ちの機材がどこまで流用できるのか、という目安になるかも知れない。そういうわけで、しばらくちょっと無茶な構成でHDRECSを扱うことにする。しばらくHDRECSは使えないに等しい状態になるが、そこらへんはE6600PCにIntensityを入れることで補うことにしよう。なんか本末転倒だが、その方がわたしらしいやり方だし、よろしいんじゃないだろうか。
HDRECSを動作対象外のPCで動かしたい~とりあえずやってみた編
2007-09-10 22:51:46 | HDMI
まず、年4回の恒例、季節判断。
すなわち、今日、9月10日から秋です。
厳密に言うと9月9日の午後11時ころから。その時間に、急に右腕がギリリと痛み出して、力を入れるのはもちろん動かすのもつらいほどの痛みが走り、鎮痛薬を塗りたくってなんとか押さえ、寝るのもつらいほどでしたが、朝になったら大したことはなく、午後にはすっかり元通り・・・。ちなみに前回痛みが走ったのは6月1日のことでした。そういうわけで、多少地域差はあるのでしょうが、我が腕の忠告に従い、今日から季節は秋、とさせていただきます。もはや季節の変わり目の判定なら、わたしはどこの誰にも負けない腕前になっているのではないでしょうか。役に立たないけど。そして、おとといの宣言通り、今日はMSIのサポートに電話を入れてみた。聞きたい点は、マザーボードK9AG Neo2-Digitalの・オンボードLANにドライバを当て、ちゃんと認識させているのに接続出来ない。・PCI-Ex16スロットにPCI-Ex1ボードを挿すと、OSが起動しないの2点。
(トゥルルルル・・・)
M「はい、MSIコンピュータです」
k「えーと、そちらで販売していますマザーボードのK9AG Neo2-Digitalでうまくいか
 ないところがあるので、聞きたいんですけど・・・。」
M「ハイ、K9AG Neo2-Digitalですね。」
k「まず、オンボードのLANなんですけど、デバイスマネージャーからも認識している
  し、ケーブルもカチッと音がするまでしっかり差しているのに、ローカル接続が
  有効にならないんですよ。」
M「OSのシステムは、どのような環境ですか?」
k「えーとですね、Windows2000の・・・。」
M「ああ、それはサポートの対象外ですね。」
k「え、でも、2000なんて普通じゃ・・・。」
M「K9AG Neo2-DigitalはOSとしてXPSP2と、Vistaしか対象としておりません。それ
  以外はサポートの対象外です。」
k「でも、付属のCDにはちゃんと2000用のドライバもありますし・・・。」
M「それでもサポートの対象外です。回答することは出来ません。」
k「・・・わかりました。じゃぁ、OS以前の問題なら聞いてもいいですか。」
M「何でしょう。」
k「PCI-Ex16にPCI-Ex1のボードを挿すと、OSの起動画面までいかなくなるんですけ
  ど、何か解決方法は・・・。」
M「何を挿していますか?」
k「シリアルATAの・・・。」
M「あ、RAIDボードとかですね。それもサポートの対象外です。」
k「でも、PCI-Ex16って下位互換性が・・・。」
M「他にもうまくいかない報告がいくつかありますので、サポートの対象外です。
  PCI-Ex16は普通VGAしか挿しませんので。」
k「でも、このマザーってオンボードのVGA機能がウリですよね。なら・・・。」
M「でも、サポートの対象外です。」
k「・・・・・・・・・わかりました。お騒がせしました。」
(ガチャッ)
取り付く島無し!
わたしら何台かPCを組み立てた経験のある人間は、過去の経験や知識からたいていのトラブルは自力で解決できる。それをわざわざサポートに電話するのだから、そういう知識の想定外の出来事が起こった場合の力になって欲しいのだが・・・。結局のところ、そういう想定外のトラブルはみんな「サポートの対象外」ってことで逃げてないかい? 特に今回のケースはどちらもさほど無理のある使い方をしているわけじゃないんだけど。で、しょうがないのでLANには本来ノート用のUSB2.0のギガビットLANアダプタを使うことでごまかしている。だって、PCIには空きは無い(全部キャプチャーボードでふさがっている)し、PCI-Eももうx16しか空いていないから、高いPCI-E用LANボードを買ってきて、RAIDボードのようにOSが起動しなくなった、では手の打ち様がなくなるからだ。なんかなさけない姿になってしまったが。で、しょうがない、マザーのトラブルは放っておいて、本命のHDRECSのキャプチャに入る。PCの仕様は
・Athlon64x2 5200+
・MSI K9AG Neo2-Digital(AMD690G)
・DDR2 667 1GBメモリx2
・オンボードVGA
・シリアルATA増設
・パラレルATA(OS)+シリアルATAHDD(録画用)
・Windows2000
という、HDRECSを動かすには、かなりヘンな組み合わせ。さて、早速使ってみよう。念のため、オンボードVGAにはBIOSで調節して目一杯の1024MBをVRAMとしてあてる。Windows2000なんて、512MBでもサクサク動くような前世紀のOSだ。1GBも残っていれば楽勝だろう。さて、HDRECSを起動させると、なにやら動きがカクカクする。録画ボタンを押しても、数秒、場合によっては数十秒ほど止まってしまって動かず、かなり待たされてやっと録画が始まる、という感じだ。まぁしょうがないか、と思ってみていると・・・いきなり画面に「オーディオのサンプリングレートが変わりました」「ストリームが途切れました」というメッセージとともに、録画ファイルが切れ、(0001)や(0002)といった通し番号のついた別ファイルになってしまう。それを何度か繰り返した後、動画画面がピタリと止まり、「ディスクの書き込みが間に合いませんでした」のメッセージウィンドゥを出して録画を停止してしまった。その間、わずか1分少々。やはり無理があったのか、何が原因か、というところで続く。
HDRECSを動作対象外のPCで動かしたい~偶然の産物編
2007-09-12 22:39:35 | HDMI
世間的にはPV4の出荷で盛り上がっているようだけど、ウチはとりあえずいつも通りでいくであります。一応PV4を入荷しそうなショップの通販サイトを常時チェック!昨日書いたMSIのサポートの電話内容、みなさんその素っ気無さに呆れられたようだけど、記事にするために多少誇張表現をしたうえに短くしたということも考慮に入れて。一応環境を詳しく言うまでは向こうさんも考えてはくれているのだ。ただ、具体的な環境を聞かれたので言うと、即昨日書いた「サポートの対象外」を連発してその後は全く相談に乗ってくれなくなったのは本当だけど。推測だけど、マニュアルやFAQを読めば分かるような質問の枠を超えてくるような質問は、あまり応えないように決まっているのではないだろうか。そういえば、わたしの知人に某パソコン本体を販売しているメーカーのサポートセンターに勤めているヤツがいるんだけど、そいつに言わせると「サポセンの仕事は質問者の疑問に応える事じゃなくて、質問を煙に巻いて電話を切らせることだ。」などと暴言を吐いてたことがある。そうでないと、粘着する人も多くてとてもやってられないそうで。どこもそうだとは言わないけど、あまりサポートはアテにしないほうが良さそう。そもそもそのメーカーも地方のサポセン専門下請け会社に丸投げしている点でサポートのやる気無しなのはミエミエだし。人なんてアテにしちゃいけない。サポートは己の心の中にあり、ってこと?
さて、あまりMSIの悪口ばかり書いてないで、せっかくだからちゃんとしたレビューも書いておこう。このマザー、K9AG Neo2-Digitalのウリはオンボードのグラフィック表示機能。一般にオンボード、それもチップセット内蔵のものというと、性能の低いエンジンを単独ボードタイプより遅いメインメモリとシェアリングのせいで、ややもっさりとした動きに少し遅れる反応、ボケたうえに暗い画質。そういうイメージがあった。さて、K9AG Neo2-Digitalのチップセット、AMD690Gに搭載されているVGAチップは、プロパティによるとRadeonXpress1250。二世代前のローエンド並かそれ以下程度となる。実際使ってみると、昔の統合チップセットのVGAのイメージは全くない。動きはサクサクと動き、DVI-D接続のため、画質も十分良好の部類に入る。動画再生も以前作ったHD動画を、裏でエンコードしながら再生してみたが全く引っかかりは無かった。使っていると、統合型を使っていることを忘れてしまうほどだ。考えてみたらAthlon64x2はちょっと前までハイエンドなCPUだったし、Windows2000なんて半分以下の性能のVPUやCPUでもらくらく動く軽さだ。メモリだってグラボタイプよりは低速とはいえ、DDR2のデュアルチャンネルなら2Dには十分以上の速度だ。サクサク動いて当然なのだ。
ただし、完全にグラボと同じ、というわけでもない。OSの立ち上げや休止からの復帰など、HDDやメモリに大量にアクセスが行くケースでは、重くなるどころかマウスカーソルが完全に止まってしまい、フリーズしたのかと思うこともあった。普通のソフト使用時もメモリへのアクセスが多ければ多いほどマウスカーソルの動きはカクカクとしたものになる。ここら辺はグラボには見られない現象なので、メインメモリをVRAMで使う統合チップでは仕方のないことなのだろう。また、PCIバスが3つあるのもK9AG Neo2-Digitalの特徴の一つだが、その全てに同じPC-TV432Pを3枚挿したところ、1枚がまともにテレビ画面が表示されなかったり、OSがハングするなど安定しないこともある。どのボードがおかしくなるかは同一のスロットやボードに起こるわけではないので、チップセットのPCIバス能力があまり高くないということになるだろう。ただし、1枚でも他の種類に変えてしまえば、3枚とも問題なく動く。
ただし、このマザーではHDRECSを使う際に致命的な弱点がある。それはオンボードサウンドの、CD-INがPCI-Ex1の真上にあることなのだ。サウンドコネクタ用ケーブルの接続部分はPCI-EXのスロットの高さより長い。つまり、そこにPCI-Ex1のボードを挿してしまうと、CD-INにサウンドコネクタをさせなくなってしまうレイアウトになっているのだ。確かに昨今CD-INを使うケースは少ない。CD-ROMからはフルデジタルで音を出すことが出来るし、キャプチャーボードもダイレクトサウンドを使うのが当たり前。そうなれば、CD-INのコネクタの配置がおざなりになっていても仕方が無い。だが、その数少ないCD-INを必要とするケースが、PCI-Ex1のHDRECSを挿す時なのだ。ならばそこを避ければ・・・となるが、わたしはもう一枚シリアルATAの増設ボードをPCI-Ex1に挿したいので、どうしてもCD-INをつぶす必要があるのだ。だからPCI-Ex16をx1として使いたかったのだが・・・。結局現在は音が出ない状態で使っている。さて、前回は全く録画できなかった。Windows2000、統合VGA、AMDといっても中身は過去評判のよくないATI製チップセットと不安要素は一杯。とりあえず録画用HDDをPCI-Eに増設したボードに差し替えてみるが、結果は同じ。HDDの速度ではなさそうだ。「サウンドのサンプリングレートが変わりました」のメッセージにしたがい、レコーダーの音声出力をPCM固定にするが変わらない。表示をデフォルトのDirect3Dより軽いと思われるDirectShowオーバーレイに変えてみたが、やはり結果は同じだった。やっぱりオンボードVGAじゃダメか、と別PCでHDRECSをサクサク動かした実績のあるRadeonX1550を挿してみたが、全く変わらず録画に失敗。どうやらオンボードVGAが原因ではないらしい。ところが、こうしてやっているうちに、ただ一度だけ数分どころか1時間以上録画していても失敗しなかったこともある。それは画面に何も映っていないときだった。何かの間違いでHDMIの動画が全く表示されないことがあったのだが、この時だけは録画に成功しているこのことから、Windows2000でも絶対にHDRECSで録画できない、ということではないように見える。だから別にVGAを試したのだが、それでもない。ならば表示しなければいいのか、と最小化してみたり予約録画で実行してみたりもしたが、やはり失敗してしまった。
うーん、うまくいかない。でも何か方法はありそうな気がするなぁ、と試行錯誤する日々が、2~3日続いたところで、次回完結編に続く。
HDRECSを動作対象外のPCで動かしたい~かりそめの完結編
2007-09-14 21:07:28 | HDMI
PV4の登場と同時に、いつの間にやらMonster Xが生産終了品になっちゃってます。まるで入れ替わりのように・・・。本当に入れ替わったのかも。PV4ばかり人気を集めているようだけど、Monster Xの方が優れている面もあるわけなんだから、有力な選択肢としてもうしばらく残り続けて欲しかったなぁ。で、トラックバックを見た人は知っていると思うけど、アキバblogさんで撮影用に買った(記事にするから、と優先的に買えたんだろうなぁ。いいなぁ)PV4を限定1名にプレゼントする企画を、本日14日まで続行中。保証は受けられない品(レシートがないのはどこの店で買ったのか分からないようにするため?)だし、複数応募を防ぐためか、自分のWEBサイトかブログを持っている人に限られるようだけど、応募だけならタダ。さぁ、今のうちにPV4に対する熱い想いをこめたテキスト付きのメールをみんなで送るんだ! ちなみに当然わたしは応募済み。PCでの録画に関する想いならどこの誰にも負けませんぜ。
・・・ここ読んでる人で当選した人、いたらおせーて。
で、ここらで保証外環境でのHDRECS録画への挑戦、その結果を報告することにしよう。実のところ、完全に全てが分かったわけではない。が、とりあえず「出来たことは出来た。間違いなく録画出来る」ところまではこぎつけたので、かりそめながら完結、ということにした。ここでもう一度、その環境をおさらいしておこう。・Athlon64x2 5200+
・MSI K9AG Neo2-Digital(AMD690G)
・DDR2 667 1GBメモリx2
・オンボードVGA
・シリアルATA増設
・パラレルATA(OS)+シリアルATAHDD(録画用)
・Windows2000
この環境で、「普通にやったらダメ」、「トラブルで画面が表示できなかったときには、録画できた」ことまでは確認できた。ここで考えたのは、「意図的に画面を表示させないようにすれば、録画出来るのではないだろうか」ということ。そこで、予約録画機能を使って録画してみることにした。が、やはりうまくいかない。しょうがないので、以下の方法を使った。・HDRECSの画面表示を、デフォルトのDirect3DからDirectDRAWオーバーレイに変更
・適当な動画を、Windowsメディアプレイヤーなどで再生させ、動画の一部が表示されたところで止めておく。動画入りのフォルダを開いてファイルをシングルクリックし、横の小さなウィンドウに表示させておくだけでもOK
・HDRECSソフトを起動。全く映っていなくても左下済みの四角が緑になっていることを確認。録画開始
以上のことをやってみたところ、前回のトラブル時と同じように、全く問題なく録画することが出来た。出来たファイルはちゃんと音声入りで再生することも、編集ソフトで編集することも出来る。以上の結果で、判明したことは「ドライバがWindows2000上で満足にDirectXを扱えない」か「OSが使いすぎでDirectXに関してヘタれている」のどちらか、ということである。ただ、AMDサイトにいってもAMD690G用ドライバは、WindowsXP以降しかアップされておらず、更新することは出来ない。ここらへん、MSIのサポート外、という扱いも仕方が無いと言えば仕方が無いことになる。そういうわけで、HDRECSはCPUやメモリさえ十分なら、AMD環境はもちろんWindows2000上ですら、録画できればいいのなら十分使えることが証明された。もう一つのHDMIの選択肢であるIntensity/PROはWindows2000ではドライバのインストールが出来ないため、どうしても2000でHDMI録画がやりたければHDRECSしか選択肢がない。そういう人には、多少なりとも参考になったのではないだろうか。最悪上の手段があることだし。でも、さすがに今回の件でWindows2000の限界を感じた。このPCでは入れる気はないけど、他のPCをVistaにして、コイツには余ったXPをまわそうかなぁ。
HDRECSのコンポーネント入力を使いたかったんです・・・失敗編
2007-09-27 22:33:12 | HDMI
ようやく涼しくなっては来たものの、暑がりのわたしにはまだまだ汗をかきかき過ごす季節である。まさに「残暑」だ。と、言っても夕方などはかなりマシになっているのだが。そういうわけで、涼を取りに防風林のわきなどを歩いていると、近くのお店に「手作りソフトクリームあります」な張り紙が。ソフトクリーム、いいねぇ。おいしいよね、と思いつつも通り過ぎようとして、ふと気になって足を止める。「ソフトクリームって、手作りより機械で作った方がおいしいんじゃ・・・。」最近お腹が緩いので、冷たいものは控えているわたしには味見が出来ませんでした。残念!
PV3の後継PV4が加わり、既存のMonster XにHDRECS、IntensityPRO。HD録画の役者は、まさにそろった、と言っていい。まだ持っていない人も、どれか試してみたいなんて思っているんじゃないだろうか。ただ、デジタル放送特有の、自由な録画を阻害する信号を感知せずにHD入力できるのは、PV3/4とMonster X、IntensityPROの持つD/コンポーネント端子しかない。ただし、IntensityとHDRECSのHDMI入力には切り札として、GameSwitchがある。これさえあれば阻害措置の回避も可能だ。そんな中、唯一回避方法が発見されていない入力がある。HDRECSのコンポーネント入力端子だ。というより、HDRECSのコンポーネントは、D3/4対応のアナログ入力で、唯一デジタル放送の制限に引っかかる入力だ。現在のところ、デジタル放送のHDアナログ出力は、HDRECSで録画させないためだけに存在するわけだ。もちろん、HDRECSユーザーのほとんどはGS経由でHDMI入力を利用するのだろうが、せっかく存在するコンポーネント入力。しかも、コネクタも専用のものしか使えない特別なもの。ダメ元でいいので、なんとかデジタル放送が録画できないだろうか? と思うのはわたしだけじゃないだろう。ならばどうするか、とふとコンポーネント端子を眺める・・・
コンポジットと同じ形状だよなぁ・・・。
実は、コンポーネントのケーブルは、代用品としてコンポジットと赤白のRCAケーブルを使うことが出来る。品質的な問題もあって期待することは出来ないが、とりあえず「映ればいい」程度のテスト目的なら使うことは出来る。そこで、ふと思ったわけだ。画像安定装置を3基コンポーネントの間にコンポジット入出力で挟めば録画制限を回避出来るんじゃなかろーか、と。ああ、余計なこと考えちまった。普段からこんなことばっかり考えてるんだからどうしようもない。だが、それでも思いついた以上、とにかく実験しないと気がすまない。と、言っても画像安定装置3つも持っていない。一時はこの手の製品に注目していた時期もあったのだが、現在はご存知の通り、そんなもん使うくらいなら録画阻害措置無反応のキャプチャーボードつかったほうがマシ、という立場なので試しに買った1コしかない。なので、コンポーネント端子も一つだけ接続して試してみたい。1コだけつなげても、とりあえずモノクロで映るはずだ。ちなみに用意したのは、SKnetの3DWPRO。これをキャンセラー有効、それ以外スルーの設定で映すと・・・。
なーんにも映りませんでした・・・。
どうやら余計なものだけじゃなくて、なにか大事なものまで消してしまっているみたい。多分3基そろえてもダメ。やっぱり浅はかな考えでした。そういうわけで、既存の製品を流用しても、コンポーネントのキャンセルは出来ないようだ。後はメーカーの開発に期待するしかないわけだけど、HDRECSしか対応機器がないわ、大抵の人はGS使うわで必要ないし、需要ないよなぁ。なんか勿体ないけど、当分放っておくしかなさそうだ。コメント (4)0
HDRECS、新ドライバ
2007-10-05 20:26:48 | HDMI
地味~にHDRECSに新ドライバが出たので、一応紹介。
http://www.canopus.co.jp/download/hdrecs.htm
変更点は、
・ビクター GZ-HD7 から HDMI 接続によるキャプチャを行った場合に、音声がキャプチャできない不具合を修正しました。
・RGB 入力時のゲインコントロールを追加しました。
・RGB 入力時に入力画面位置を調整可能にしました。
・RGB/YUV 4:4:4 から YUV 4:2:2に変換するときに FIR フィルタの有効・無効を切り替えられるようにしました。
と、ベータ版で修正された音声問題への正式対応以外は、RGB入力時の修正のみ。ベータは早かったけど、正式版は遅かったねぇ。ちなみにまだ試してないので、
報告だけ!
大募集! HDRECSの神ツールはあなたが作る!
2007-10-05 22:28:08 | HDMI
BBSに今朝、HDRECSの情報についての書き込みがあったのをご覧になった方もいるかも知れません(本人の希望により、すでに削除済み)。が、その内容を公開しましょう。なんと、HDRECSのSDKを提供してもらえることになりました! これを使うことにより、HD RECORDERのようなソフトを開発することも可能だそうです! ただし、非サポート版で、後日正式なSDKが別に公開されるようですが・・・。ただ、わたし基本的にプログラム知識がないので、ブタに真珠状態なんです。そこで、ぜひプログラム知識のある方に、某所で"神ツール"と呼ばれるようなソフトを作っていただきたいと思い、ここで募集することにしました。もちろん、提供者の許可はいただいています。我こそは! と思わん方は、こちらまでメールをください(募集専用に急遽取得したフリーメールで構いません)。アットは直してください。
    hdrecssdkアットyahoo.co.jp
なお、応募者多数の場合、5名さままでとさせていただきます。当選者には、ソフトのアップされているサービスのURLを、英語版のマニュアル添付のうえ、メールでお伝えします。ファイルサイズは60MBほどになりますので、それなりの環境は必要かと思います。メールには、出来ましたら「こんなソフト作ったことあります」な実績を書いていただけると、うれしいです。そういう方を選びたいと思います。なお、締め切りは10月6日いっぱい、つまり24時までといたします。では、腕に覚えのある方、ふるって参加してください!
HDRECS用、SDKの話
2007-10-07 00:09:22 | HDMI
えー、10月7日になりました。予定通り、HDRECS用SDKの申し込みを締め切らせていただきます。もっとも、一通も申し込みなかったんですけどね(^^;)おかしいなぁ、面白がって一人や二人は来ると思ったんだけど。そういうわけで、期待してくれた提供者の方、申し訳ないっす。ウチのブログの影響力じゃ力不足でした。もっとも、もうしばらくしたら正式版がカノープスから出るんで、そちらを使っていただく方が確実ですけどね。もちろんわたしの手元にはあるんで、いつでもコピーは出来ます。もし、欲しい方いましたら、差し上げることも考えます。ただ、無制限にやるとキリがないので、正式版が発表されるまで、ということにしときます。ウチだと、添付のサンプルすらなぜか動かないので、どうも使えそうにないなぁ。そういうわけで、この話、はこれまでとし、次回からまた通常営業に戻ります。しばらくは大きな話も無いだろうし。次は、わたしは大好きだけど、当ブログのコンテンツとしては多分もっとも人気のない、ヘンな映画の話でも書こうかなぁ。
1080/30p対応、HDMVC4UCの切れ味
2011-04-08 08:49:59 | HDMI
しばらく前にこんな製品が発表になりまして
サンコー、直販12,800円のHDMIキャプチャカード
-4ポートの入力を装備。1080/30p記録に対応
おお、1080/30p! と言えば、MonsterX3が当初搭載する、と言っていたのに結局製品版では採用を取りやめた解像度&フレームレート。こ、これは欲しい・・・と、即注文してしまいました。ああ、この手の製品には相変わらず財布のひもが緩いわたしであることよ。ただし、注文してから届くまで大分かかり、やっと届いたのが6日でした。地震の影響か、通販業界全体で荷物が届くのが遅くなっている気がします。
サンコー HDMI ビデオキャプチャーカード:HDMVC4UC
サンコー
サンコー
HDMIの入力端子が4つもあるなど注目すべきところは多いですが、わたしらとして使える品なのかが気になるところ、まず入力用として、最近A50ばかり使ってすっかり再生機として使わなくなったPS3に久々に電源を入れて使ってみることにしました。
なお、PCの環境は以下の通り。
PhenomIIx6 1090T(クロックは定格ですが、安定動作ギリギリまで電圧を落としています)
MA78GPM-DS2H(AM2+)
オンボードGPU
DDR2-800 2GBx4(8GB)
起動はSEAGATEのHDD
Windows7 ultimate64ビット版
64ビット対応を謳うのなら、4GBオーバーの環境でも安定動作してくれないと困りますから。
まず、HDMIで両者を直結させて使ってみます。解像度設定としてはブラウン管テレビにHDFury3で繋いでいたものが残っているので、1080iで出力するようにしてあるものです。すると、付属ソフトとアマレコTVであっさりと映りました。まぁここまでは予想通り。問題はGS必須かそうでないか、というところでBDの市販ソフトを再生してみると、これも映ります。さらに試しにそのまま付属ソフトで録画を敢行するとやっぱり映りますし、できあがったMPEG2(付属ソフトはMPEG2かH.264でしか録画できません)を再生すると、これもバッチリ映ります。このHDMVC4UC、間に挟むアダプタは不要でした。今時珍しくありませんが、HDMI4ポート持ちかつGS不要は嬉しい仕様です。
さて、そこまでならば他のHDMIでも出来ること。今度は肝心の1080pを試してみましょう。BDの1080p時の出力は60pに合わせ、ディスプレイ設定で1080pを有効にしましょう。普段はカスタムで1080pを切っているので、今度は逆に1080pをカスタムで有効にすると・・・画面が出ません。おかしい?とおもって自動にすると、「1080p」という設定でちゃんと映ります。なんだ、ちゃんと出るじゃないか、と再びBDを挿入して60fps出力でキャプチャ、画面も映るしちゃんとキャプチャも出来る、問題なし・・・と思いきや、録画した映像はインターレースと出てしまいます。レレレ? 
じゃぁ、出力を24にして再びBDを再生、キャプチャを敢行すると、今度もちゃんと出ますしキャプチャも出来ます。そして、録画されたファイルもプログレッシブで24fpsとなっていました。あらら、24ならOKですか。どうやら先の自動設定では「このHDMIの出力先は24pまで」と認識されてしまったようです。
ひょっとして、やはり30pで60pの映像を録画や表示させることは無理なのでしょうか?BDの規格は厳密に言えば24pか30pとなってはいるのですが、ほとんどの再生機は60p出力を行うのでなんとか30pで代用できないか、と思ってのですが。ただ、手元にあるBDソフトは数が少なく、映画の24pで再生するソフトばかりなのでそもそも60p出力が出来なかった可能性もあります。なので、出力をRD-X8に変えてみました。BDではなくDVDまでしかサポートしていないHDレコーダーですが、D5出力には対応しており、24pもしくは60pを選ぶ事が出来る点で出力だけならBDレコ並と言えますから、だまぁ代用品として。
まず、24pに設定してみると受信中の放送がD5にしてもちゃんと映ります。キャプチャすれば24fpsのファイルがちゃんと出来ました。じゃぁ、60pにすると・・・
あ、映らない。やっぱりダメでしたか。残念ながらこのキャプチャーボードで1080/60pを映すのは無理のようです。意味がないからMonsterX3は30pの採用を見送ったのでしょうか。付属してきた紙マニュアル日本語版には「リアルタイムキャプチャ 1080p@60FPS対応」とありますし、30pに落としたキャプチャを期待していたのですが。
ただ、1080pが全く映らないという報告もありますので、30pだからダメというのではない可能性も残っていますが。
【人柱レビュー】HDMIキャプチャー「HDMVC4UC」にチェックミスがあった模様。
そのせいか、公式サイトでも「1080i/60fps」を謳い、1080/30pの扱いは小さくなっています。
しかし、公式サイトにもマニュアルにも書かれていませんでしたが、少なくとも手元にあるモノでは1080/24pは付属でもアマレコTVでもキャプチャ出来ましたし、実用性ではそれほど問題ないかも知れません。
また、DDR2-800ということであまり参考にならないかも知れませんが、64ビットOS+8GBメモリで全く問題なく映っています。付属ソフトでの手抜きテストですが、2時間の連続録画に耐えました。ただ、キャプチャ画面を見ていると時間が経過すればするほど画面と音声のズレが大きくなって言っており、心配しましたが録画ファイルは少なくとも付属ソフトでは問題ありませんでした。肝心のアマレコTVではどうなるか分かりませんが、それは今回のテスト用ではなく、搭載させる予定のミニタワーのPCでHDDがタップリ使える環境で試すことにしましょう。全部のドットがちゃんと撮れているか、なんてのもまだ調べてないですしね。
昨今はもっと安いHDMIキャプチャもありますが、HDMI4ポート、GS不要、1080/24pのキャプチャ可(公式には未承認)、64ビット8GB録画実績有りとこれだけそろっているものはなかなかありません。そこまで考えれば、十分購入検討価値のある製品だと思われます。
HDRECS用SDK、正式版登場
2007-10-17 21:19:28 | HDMI
はい、もうご存知の方も多いと思いますが、カノープスより、HDRECS用ソフトウェア開発キット(SDK)の正式版が登場しました。よって、こちらで配布していた仮版SDKの受付を、終了とさせていただきます。と、言っても結局二人しか応募は無かったんでけどね。ただ、お二人とも独自に作られたソフトを公開してくれて、わたしとしても、とても嬉しいです。正式版を機会に、また新しい人が開発に加わってくれることを期待します。ただ、正式版は大幅に機能が増えているのかと思っていたのですが、仮版とあまり容量に差がないようですね。もっとも関数を増やすだけならそれほどたくさん容量を喰わないのかも知れませんが。HQ RECORDERを超える性能を持っていれば、言うこと無しです。その後の、どらさんのコメントにより、仮版も正式版も同じものであることが発覚しました。ちょっと残念です。
HDRECSの補正機能がJAを救う?
2008-02-27 00:04:06 | HDMI
寝違えたのか、挫いたのか、はたまた急な神経痛(涙)か。
左手がすごーく痛いです。こうしてキーボード打っていても・・・。
"腕"ではなくて"手"なので何もしなければなんでもないのですが、何か持ったり引っ張ったりすると指の筋辺りが痛み出して力が抜けます。どの程度の重さ・力で痛むかの基準は
・文庫本----楽勝
・DS Lite----ちょっとキツイ
・PSP(旧型)---かなりキツイ
・ペットボトル--持てません。まして開けるなんて・・・うぎゃぁぁぁぁぁ
くらいです。早く直るといいなぁ。トホホーイ。
先日、「PV3の私的まとめ」さんところでJAについての記事があったが、その中でやはりGSとJAの白さについて、白飛びとまではいかなくてもそれなりの差があることが指摘されている。うちの検証に関しては「HDRECSを使っているので違うのではないか」という疑問があるようだ。そういや、最近便利だからってIntensityよりHDRECSばかり使ってたなぁ。こりゃ手抜きだわ。じゃぁ早速調べてみよう。ただ、見た目の印象だけでは漠然としているし、主観もある。録画しておいたカラーバーは消えてしまって(移動に失敗した・・・トホホ)いるので手元に無い。それに、ディスプレイの問題もあるので正確な色が出るとは限らない。そんなわけで、録画した画像は「何も映っていない」映像にすることにした。何も信号が送られていない端子の真っ黒な映像をGS・JAをそれぞれ通して、Intensityで録画し、Aviutlのヒストグラムで確認してみた。これなら一目でわかるはずだ。録画ソフトはくすのきTVHDで、基本的にデフォのまま
GS通し、Intensity録画
JA通し、Intensity録画
GSは通しは非常に優秀に"黒"しているが、JAはRGBがズレているうちにかなり明るくなっているのが分かる。ああ、JAが必要以上に色補正しちゃっているのは本当だった。所謂白飛びはこの補正が必要以上に出てしまった結果なのだろう。あと、HDRECSは補正が聞いている説もあったのでこれも比較。もちろんJAとGSは同じ機械。、ソフトはCodec設定のみカスタム
GS通し、HDRECS録画
JA通し、HDRECS録画
GSはIntensityと比べて明るくなり、JAでもわずかにRGBのズレはあるものの、ほぼGSと変わらないレベルまで修正されている。Intensityの状態からみるとフルオート補正とは思えないほどだ。となると、kishow99さんの予想は的中していた、ということになる。そういうわけで、この結果だとIntensityとJAを組み合わせるのはやめたほうがよさそうだなぁ。結論としては、正確さ第一!というのならintensity+GSになる。そしてHDRECSは補正されていて、かつその修正機能は優秀であること、そして、今後は画質に比較にはintensityを使おうと心に誓ったということである。そこら辺を踏まえたうえで、Intensityを使ってGSとJAを比較。
GS
JA
ってな感じになる。グラフほどの差は出ないんだけどね。
HDRECSの後継機が欲しい
2011-02-09 00:38:34 | HDMI
フジテレビ系列の番組の、わざわざ動かしてデジタル放送にまで入れられている「7月アナログ放送終了」の地デジカがうざったくてしょうがない昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
あまり関心がないだろう話からお付き合いください、久々に体調劣悪です。実は風邪がまだ完全に治っておらず、セキが止まりません。と、言っても、一番ひどかった時はマスクをしているとセキをするための空気を十分取り込めずマスクごと飲み込みかけて息が詰まりそうになったほどだったので、そのときと比べればマスク装着状態で普通に呼吸ができる程度には回復してますので、相当よくなってはいるのですが。
それだけならばまだしも、このところ急に暖かくなったせいか昨夜強い不整脈起こしまして心臓の鼓動が体に響いてほとんど眠れず、頭がろくに回らない状態です。ついでになんとか眠ろうと変な体制とり続けた結果背中が痛くなり、先のセキと合わせて呼吸がしづらいという・・・。
そのくせやることが無茶苦茶多いわけですよ。本業は忙しいし、こっちの面でもいろいろやることあるし、見たい録画済み番組は山ほどあるし・・・って、この辺は全部いいことなんですが、最近は総務省と文化庁だけでなく経産省まで見張らなきゃだめになってきたので、気が抜けません。こうも何もかも一度にこなくてもいいじゃないかとこうも思うのですが、たぶん人生における「何か来てる」、一番忙しい時期なんでしょうかね、今のわたし。ある意味チャンスなので、精一杯やるつもりではありますが。
その合間ということもありますし、頭も回りませんので、軽めの更新にします。
先日、愛用のHDMI分配器、EXT-HDMI-242の調子が悪くなりました。今年からD端子の出力制限もありますし、すぐは影響なくても近い将来レコの買い替え・買い増しとなると必ずHDMIの分配器が、わたしらの場合必要になるでしょう、テレビとPC、両方に出力したいのにHDMI出力を2つ持つレコーダは少ない(皆無?)だからです。D端子のキャプはもっぱらスカパー!HDのチューナーとつないでいるので、レコーダーのHDMI出力はテレビとPCで共用したい、そういうわけで、EXT-HDMI-242の穴埋めとして激安分配器の名無しのスプリッターを購入しました。
TFX 1入力2出力 対応 HDMI分配器 スプリッター
TFX
TFX
前のEXT-HDMI-242ろ比べると実に1/10以下の値段です。本当はもう少しお金を出してでも3分配してくれるスプリッターが欲しかったのですが、見つかりませんでした。
相性があるという話だったのですが、今のところまったく問題ありません。出力をRD-X8、受け手をHDFuryIII+ブラウン管テレビとPCキャプチャーのHDRECSとして使った場合は、いずれも問題なく映っています。また、出力を普段はHDMIで使わないスカパー!HDのHUMAXチューナーに変えてのテストもしてみました。HUMAXのHDMIはもうひとつ画像が安定せず、PCのキャプチャー経由だと数秒に一回のペースで画像が映る映らないを繰り返したり、全く映らなくなったりするのですが、これも問題なく安定した映像を送ってくれました。安いにもかかわらず、十分なバッファーを持っているようです。よって、スカパー!HDのチューナーで再生しながらHDMI取り込みしたい人にはお勧めできます。
肝心の画質ですが、最初に映したとき「あれ?」と思う程度にはEXT-HDMI-242と比べて映像に力を感じません。見ているうちに慣れましたので、気のせいかも知れません。が、少なくとも画質に若干の違いを感じる程度の差はあると思ってください。それでも、基本的には文句のつけようはないです。
むしろ問題なのはHDRECSの方。これ、いまだに32ビット用のドライバしかないので、わざわざWindows7も32ビット版を選んだんです。それくらいわたしにとって重要なキャプチャーボードなんですが、どうもH67チップセットとの相性が悪いのか、CPU内蔵GPUがまずいのか、どうも安定しないのです。30分の取り込みでの成功率は6~7割くらい。1時間ものだと2割程度に落ちてしまいのです。これでは活躍できません。もともとこのボードはデリケートで、Intelチップセット以外ではまともに動作しないくらいには相性問題にうるさいものだったのですが、Intelチップセットの世代が進んで段々まかないきれなくなってきたのでしょうか? 便利なんだけどなぁ、1440x1080の指定とかできて。64ビットのドライバを出す気配がないのは、例の"64ビットOSだとメモリを8GB積むと映らなくなる"ことがあるのでしょうか? ぜひ64ビットに正式対応した後継機が欲しいんですが、出しませんか、トムソン・カノープスさん。
◆ Intensity (HDMI Video Capture Card)
Intensity+MJPEGの画質huffyuvに勝てるか。
2007-06-26 22:32:00 | HDMI
ようやく入手がしやすくなってきた感のあるGame SwitchことPS3-S201(A)。でも、2ちゃんねるのスレを見てると、結構Game Switchでも組み合わせるレコーダーでは抜けなかった、という報告が多い。いろいろ要因はあるんだろうけど、ウチが問題なく抜けたのは運がよかったのかなぁという思いはある。誰か、スレの成否報告をまとめて"Game Switchに最適なレコーダーリスト"とかいうの作りません? それともどこかにある?
えー、こう書くとまたあちこちから怒られそうなんですが、わたしはRAID0は避けたい人間であります。それを利用しなくてもなんとかIntensityで長時間録画を可能にしようとBMD添付のMJPEGを使い、デフォルトの90ならPV3同様、録画したファイルをスムーズに再生することは可能(Core2DuoE6600で確認)なことは確かめた。ただ、どんなフォーマットで録画するにせよ、その録画したファイルを再生したいだけ、という人は少ないはず。再圧縮を行って保存したい、という人が当然多いだろう。そこで、前回比較に使った動画をそのまま再圧縮してアップしてみた。条件をそろえるため、同じパソコンにファイルを転送して、そこでwmv(VC-1)に、クオリティベースド93で作成してみた。アップ画像も前回と同じ場所を使っている。
この静止画だけで結論は出しづらいが、印象が一番いいのはPV3ベースに見える。huffyuvとMJPEG90の2枚はニセの横線が入ったりして、印象が悪い。MJPEG90にいたってはモスキートノイズも増えている。これは実際の映像でも確認できるレベルで、高画質保存にはちょっと・・・ていう感じだ。もっとも、なんのフィルターも掛けていない映像なので、ノイズリダクションをかければ多少マシになる。このシーンではないが、MJPEGは100・90ともマッハバンドが発生している。huffyuvやPV3では目立たなかったが、PV3は同じ場所で少し残像を感じた。動きではやはりhuffyuvを利用したほうが一番いい。でも、静止画を見るときはいい具合にブロックノイズやモスキートノイズがつぶれるPV3の方が印象がいい。全てにおいて中間的な印象を受けるのがMJPEG100だった。
と、いう具合に、再圧縮用と考えると、やっぱりMJPEGの場合100まであげたほうが無難である。多少クセはあるが、結構見られる画質になる。ただ、100まであげた場合、今度はそのままの再生には難儀する。かと言って90まで落とすと再圧縮後の映像に難が・・・。やっぱりPV3優秀だなぁ、少なくともアップコンもののアニメに関しては。ただ、MJPEG90の画の難も「比べれば」のレベル。どうせ最初からモスキートノイズは入っているのだから、完全に消えることはない。そう割り切るのなら、普通に使う分にはそれでも十分だ。ただ、多少はフィルタで手を加える技術は必要かも知れない。
HDRECS画像はどこまでIntensityに迫れるか
2007-08-08 23:50:55 | HDMI
比較的入手しやすいGSの発売という偶然はあったものの、我々PC録画派に強力な選択肢となってくれているHDRECS。だが、HDMI入力のキャプチャーボードには、Intensityという先行する選択肢も存在する。ソフトエンコードタイプゆえに無圧縮や可逆圧縮によるキャプチャーが可能なため、値段はHDRECSと比べてグンと安いにも関わらず、画質では決して負けることはない。HDRECSとしては、そこにどこまで近づけるかが使用者にとってのポイントだ。そこで、とりあえず両者の画質を簡単に比較してみよう。
正直に言おう。わたしにはintensityとHDRECSの優劣がつけられない。PV3はあきらかに一部ボケており、D端子か、あるいは独自DV形式の劣化がわかるが、Intensity+HuffyuvとHDRECS+Canopus HQの2つは、細部の表現にいたるまで、ほとんど同レベルに見える。多少細部はもちろん違うが、優劣よりクセの違いのように感じる。また、再圧縮したものも、PV3と比べてかなりクッキリとしたものになった。無論、Intensityも同レベルである。そういうわけで、HDRECSはかなり優秀であると思う。Huffyuvと違い、録画したファイルを普通に再生して、視聴するのも問題のないレベルだ。そういうわけで、IntensityとHDRECSのどちらを買うか、という選択は、は能力の優劣より"どこにお金をかけられるか"で決めるべきだと思う。思い切ってシステムを新調するのならIntensity、ある程度のCPUをはじめとする、すでにそこそこのシステムを所有しているのならHDRECSを選ぶほうが良いだろう。
◆ DM626 (HDMI Video Capture Card)
あやしい? DM626 HDMI Video Capture Cardが一部で人気爆発
2010-05-15 23:19:27 | HDMI
HDMIキャプに関して言えば、今でもIntensityとHDRECSがウチでは現役で全く問題なく、かつSK-MHD264もあるので後は当分いらないや、と思っていたので個人的にはあまりチェックする気にならないのですが、その一方でここ最近だけでもHDCAPPCIEであったりjackallExpressであったりという、GSのようなアダプタ不要のキャプチャーボードが続々出ているのもまた事実。
その同系列である製品、DM626 HDMI Video Capture Cardが、今日あたりからボチボチ予約者に届きだしてちょっとした話題を呼んでいるようです。その特徴はなんと言っても値段。なんと9999円です。しかも、これは現在の価格で、最初に売り出されたときは6999円だったとか。まさに激安! HDMIキャプがGS不要でちゃんとできて、この値段は尋常ではありません。
これを今日まで取り上げなかったのは、
DM626 HDMI Video Capture Card
リンク見ればわかりますけど、パチモンTVという中国製のあやしい商品を中心に取り扱っているお店なんですわ(^^;)ついでにいえば、DM626の見た目はあのHARROCそっくりだし。
にもかかわらず、あくまで2ちゃんねるのHDCAPPCIEスレ内での話では、上記の品と同様に使えるらしいです。
さすがに当分6999円にはならないでしょうが、9999円でも他よりは安いですし、使えるのならば手を出してみるのも面白いかも知れません。
◆ LeadtekPxVC1000(HDMIキャプチャー)
HDMIキャプチャー製品ラッシュだ! 一度は消えたLeadtekPxVC1000がついに復活!
2010-06-11 11:33:21 | HDMI
国内のPCメーカーがすごい勢いで3D対応パソコンを発売していますね。ASUSはすでに出荷していますし、NEC、東芝、富士通などはいくつかラインアップを揃えてきているようですし、やや小規模なところではパソコン工房もノーパソを出すようです。テレビが一部メーカーが高額な製品を出しているだけ、なのに対しパソコン業界は異常に動きがいいですね。わたしは先日impressのアンケート(締め切りは6月18日。まだ間に合う!)で、3Dに関して
「テレビは多くの家庭が買い換えさせられたばかりなのに、そう簡単に3Dに買い換えるわけがない。PCならばもっと安価に実現できるかもしれないが、どうせ日本だけ『著作権の保護のため』碌でも無いものになるので、結局普及しない」と書いたのですが、どうやらPC業界はそこまで甘くなかったようです。「3Dはデジタル放送の二の舞にならぬよう」先手先手を打ってきていると見ていいでしょうかね? 
他にも副産物として、必然的にnVIDIAのVGAが搭載されていることが嬉しいです。日本製のパソコンは長らくIntelのCPU+GPU内蔵チップセットのコンビしか採用していないPCばかり、ロークラスならばともかく値段の高い高級機まで中身は一緒・差別は搭載ソフトやオプションハードという状態で、特にデスクトップパソコンは人に勧められない状況が延々と続いてきましたが、ようやくその状況から脱する時が来たようです。願わくば、せめてハイクラスのPCだけでもnVIDIAやAMD製単体VGA搭載が当たり前になりますように。動画再生なんかもIntel製のチップセット内蔵型より断然上なんですから。
ただ、水をさすようなんですが、あの3Dメガネのかけにくさ、なんとかならないですかねぇ。地元ではパナソニックの3Dテレビしかデモがやってなくて、あの固定されたバーのメガネを通してしか3D映像を見たことがなかったので気がつかなかったんですが、東京に来て、3D対応PCのデモを見る機会を得たときに専用3Dメガネを初めて顔につけたのですが、これがまぁ掛け心地が悪いのなんの。とても長時間、耳と鼻に掛けていることを意識せずに使え、ってのは無理な気がしました。これは、もう少し時間がたてば具合のいいメガネも出てくるのかな? 理想はメガネ無しの3Dなんでしょうが、メガネ無し3D表示ができるとして売られている3Dフォトフレームなんか見ていると、ムチャクチャ目がつかれますし。もう少し熟成が必要ですかね、この業界は。
なお、POWER DVD 10の体験版で、DVD-Videoを無理やり3D化させることができるようです。非対応ディスプレイでも大丈夫、HDCPさえ対応していれば。ただ、メガネは別に用意する必要はるみたいですが。ソフトだけの対応で無理やり3D化するならば、BDより解像度低めで軽いDVDの方があっているかもしれないですね。
と、長い前置きはさておいて。ハード環境は少し整いつつある3Dですが、どうせソフトがそろうのは、先のDVDの3D化でも行わない限り先のこと。そういえば3D放送はエンコードしたものでも3D化して見ることができるのだろうか、と疑問を抱きつつもわたしらの関心ごとであるPC録画へ話を移しましょうか。
ご存知の通り、今年に入ってなぜかHDMIキャプチャーボード・ユニットの発売ラッシュです。ちょっと前までトムソン・カノープスの高級機か、Intensity/proしか選択肢がなかったのが嘘のような状況です。ちょっと怪しいところからGS不要のHDMIキャプチャーが立て続けに3機種、GSは必須なようですがSKnetから2機種。他にも元祖のIntensityがまた2機種ばかり用意しているようですし。ひょっとしてHDMI入力用チップに低価格で使い易い製品でも出たのでしょうか? わたしらとしてはありがたい話なのですが、間に挟むアダプタが品薄にならなければいいのですが・・・。定番のGS、ほとんど姿を見かけなくなったJA以外にOCTが存在するのが救いと言えます。
で、今年中にLeadtekもHDMI入力対応キャプチャーボードを発売する、ということでこれも期待していいでしょう。しかも、一度はお蔵入りになったと噂されたWinFast PxVC1000型番の復活という形で。
Leadtek Research at Computex Taipei 2010
ここの真ん中やや上くらいにPxVC1000が紹介されています。「前回のモデルの発売について多くのユーザーの方々よりお問い合わせを頂きました。前回のモデルは、採用チップの生産が終了したため生産計画が中止になってしまいました。申し訳ありませんでした。」とありますから、採用チップを変更しての復活ということになるようですね。
ちなみ昔発表された段階のPxVC1000がコレ
今回がコレ
非常に洗練されたデザインに変更になっていますね。時間はかかりましたが、変更されて良かったと思います。
写真を見ると、気になるのが新PxVC1000のど真ん中で輝くViXsのチップ。拡大して調べたところ、
どうやらXCodeー3111のようです。これは「XCode III」として登場したチップのうち、トランコードに特化したもの、として過去に紹介されたことがあります。
AVCで“6倍録り”、加ViXSが「XCode III」を発表
上級チップと違って出力機能は持たないようですが、キャプチャー用としては全く問題ありません。となると、PxVC1000はハードエンコードタイプということになりますね。対応フォーマットは、AVCは確実としても、MPEG2にも対応するのでしょうか? 他のフォーマットは? ソフトエンコード録画は? 既存ファイルのトランスコードは出来るのか? など疑問は尽きませんが、多彩なフォーマットに対応してくれたら、後発とはいえなかなか面白い製品になるかも知れません。個人的には、PxVC1100と合わせたトランスコードのできる録画機、なんぞを期待しているのですが、少なくともPxVC1000はそうならないようですね。ViXsチップの意味がありませんし。そこだけが残念です。
◆ Plaine HVR-BX1 (MPEG4レコーダー)
ラジオライフチェック、ゴッドチューナーと第二のHDMI入力レコ
2010-09-30 22:58:08 | HDMI
給料でましたので、新しく買うパソコンの品定め。OS無しモデルが条件なのでショップブランドかなぁと調べていたところ、世の中結構カスタマイズPC販売専門ショップ、なんてのがネット通販限定であるんですね、予想よりはるかに多い数が。もう少し迷っておきます。
この2~3日"SKYLAB"のキーワードで来る人が多いんで、なんでかと思っていたら、今月号の「ラジオライフ」でSKYLABのチューナーが大きく取り上げられていたんですね。最近忙しくて本屋のチェックを忘れてました。ので、買って来ました。それによると、SKYLABのゴッドチューナーは百十度放送(この言い方だけで勘弁)だけでなく、BSの有料放送、少なくともWチャンネル(分かってね)は登録なしで受信できたように書いてあります。先月の段階では百十度放送のことしか気にしませんでしたが、BS、それもWだけでなくSもとなると話は変わってきます。98000円と高額ですし道徳的にどうかと思いますので、購入する度胸はちょっとありませんし推奨もためらいますが、一度は動作を確認する程度の価値はありそうです・・・。と、検索してきた人もまったく同じことを考えて、動作報告をインターネットで調べようと思ってウチに来たんでしょうね。すいません、わたしも持っていないんです。それにしても、いったいどうやって登録していない有料放送を受信させているのでしょうか。登録済みのCAS情報が海外サーバーからインターネットを通じて送信されている、という噂も無くは無いですが、たとえネットワーク共有したところで一枚のカードで受信できるチューナー数には限界があります。やはり、なんらかの方法でカードを衛星放送側からは「初めて受信した」カードの扱いにさせているとしか思えません。刺さっているカードをそういう扱いにしているのか、そういう初期化したカードのCAS情報をネット経由でばら撒いているのかは謎ですが。確かめてみたいですが、そのために買うのもなんだなぁという製品なので・・・。買った方、情報ください。
そっちと比べれば普通ですが、もう一つ気になった特集がPlaine HVR-BX1。あのCAT PRO HDと同様の、HDMI入力タイプのMPEG4レコーダーです。もちろんHDCP無視タイプです。すでにCAT PRO HDは販売終了となっているため、その需要の穴を狙って発売されるモデルでしょうか。
ベセトジャパン
日本での販売元は上のリンク先ですが、9月30日現在製品情報は載っていません。製造元と思われるPlaineの紹介バナーの中にHVR-BX1の文字が見えるだけです。ラジオライフの独自ルートで販売前に情報をもらったものでしょう。ただ、検索してみれば分かりますがすでにいくつかの通販ショップで予約の受付が始まっており、おそらく来月中には発売されるものと思われます。値段はCAT PRO HDよりは安く79800円。ただし、かなり割り切った製品で、映像の入出力がHDMIしかありません。あとは音声出力用のアナログ端子とUSBがあるのみです。なお、内部HDDで録画したものをUSB経由でUSBメモリやSDメモリカードにコピーできる、とあるのですが、ラジオライフ、CAT PRO HDでポカやってるからなぁ・・・。あのときも「HDDに録画したファイルをSDメモリカードにコピーできる」と書いておきながら、実際にはバグを利用した裏ワザを用いないとSDメモリカードへのコピーはできない仕様でした。しかも、その点のフォローなし。今回もそういう勇み足じゃないなk、と疑ってみましたが、さすがに同じ失敗は繰り返さないか、コピーできる様が写真入りで掲載されています。今度は大丈夫でしょう。
録画フォーマットはMPEG4、MPEG4 AVC、MPEG2、TS。MPEG4とMPEG4 AVCは違うのか、とかMPEG2とTSはどう違うのか、とか疑問はありますが、MPEG4系だけでなくMPEG2にも対応しているのは柔であると評価すべきでしょう。
こっちは興味があるだけでなく、使ってみたいモデルですねぇ。SK-MHD264が不安定で思った以上に使いにくいこともあって、こういう製品の登場は歓迎なんですが、さすがにもうお金に余裕がない orz
とりあえず、ラジオライフではHVR-BX1のモニター募集がありますので、こっちに応募してみます。ただ、実名公開か・・・。仮に当選してもブログに書きづらいなぁ。
◆ CAT PRO HD (HDMI入力対応レコーダー)
HDMI入力でAVC圧縮なレコーダー、"CAT PRO HD"でSDカード⇔HDD相互コピー成功
2010-07-29 23:27:15 | HDMI
以前雑誌「ラジオライフ」で]紹介され、うちでもちょっと大きくとりあげたHDMI入力対応レコーダー、"CAT PRO HD"ですが、
1.内蔵HDD-SDカード間のCOPYに関しての正確な情報
 HDCPのかかった映像の録画ファイルはCOPYできない
 かかっていない映像の録画ファイルはSDカードからHDDへのみCOPYできる
   (HDDからSDカードへはCOPYできない)
2.録画に関する制限
 a.HDCPのかかった映像の録画はHDDにしかできない
 (SDカードにはできない/録画しようすると自動的ににHDDに切り替わる)
 b.かかっていない映像の録画はHDD・SDカード共にできる
3.結論
 c.HDCPのかかった映像はSDカードで外部へ持ち出すことはできない
 d.分解して内蔵HDDがら録画ファイルを取り出すことは可能で、パソにコピーして再生できる。
という、操作性に関してはもう一つのものでした。HDDでGS無しでHDMI入力した映像をH.264/AVC化出来るのは便利なので、SDカードに移動出来れば・・・という結論に達していたわけなのですが、RLmaniaさんの報告、カオナシの検証の結果、HDCPありの映像をHDDに録画したものを、SDメモリカードにコピーすることに成功したとのことですので、こちらで公開させていただきます。
引用:
6月にCAT PRO HDを購入していじっていますが、私の購入した機種ではHDD→SDへ最高画質のままコピーができています。これは私の購入した機種だけでしょうか?
ただし、HDD→SDの一方方向のコピーではなく、双方向コピーになります。
まずSDになにか画像を録画してこれをHDDにコピーします。右上のメデイアのマークがSDになっている状態で、ファイルを選択し、MENUからCOPYを選択しSD→HDDコピーを始めます。するとコピーが終了した瞬間に画面が変わってHDD内のファイルが表示されます。このとき右上のメデイアのマークは SDのままです。この状態で、HDD内の好きなファイルを選択し、もう一度MENUからCOPYを選択するとこんどはHDD→SDコピーがはじまります。双方向コピー終了後、いったん画面をリターンしてから2つのメデイアの内容を確認すると、双方向コピーができています。最高画質でHDDに録画したファイルもSDにコピーされます。
ここまで:
カオナシさんの検証によると、GS抜きでHDDに直接録画した映像もSDカードにコピー出来るとのことです。とりあえず適当にSDカードにHDDにコピー出来る動画さえ最初に入れておけば、あとは自由にSDカードを経由してH.264動画をPCに取り込めるというわけですね。これによってCAT HD PROの操作性は格段に上昇することでしょう。ただ、残念なことに販売元のアテックスによると、すでに完売とのこと。これから入手するのは難しいかも知れませんが、すでにお持ちの方、ぜひ活用してください。
もう一つ、頂いたネタなんですが。
今年の5月に発表された「今年度3月末までの地デジの普及率は83.8%」問題。中でも全国一の普及率、88.8%と発表された富山県の方でそれに疑問をもち、アンテナの形状や向きから普及の度合いを調べた方がいらっしゃったとのことです。すごい記事なので、こちらでも紹介させていただきます。
富山県が全国首位という地デジ普及率に疑念を抱いて調べてみた
もちろんこれだけで88.8%を完全否定出来るわけではありません。調べられたうち"未対応"と判断された家庭のほとんどが加入率15%のケーブルTVに入っていた、という可能性も否定できませんし、88.8%以外の人のほとんどが高岡市に集中していた、という可能性だってゼロではありません。が、限りなくゼロに近いのは明白です。サンプル数とて総務省の統計の約半分ですし、役人調べの発表に疑問をもつには十分でしょう。「普及しなければいい」と言いたいわけではないですが、これは総務省の「数字による脅迫」と言っても言い過ぎではない事例です。秋葉原のヨドバシカメラでは、ついに「2011年6月30日をもってアナログ放送は通常放送終了の見込み」という紙が掲げられました。残りわずか11ヶ月(!)の時間を、脅しだけで本当に解決するのでしょうか? 様々な疑問を抱かせてくれる記事でした。
◆ STORM MOBILE
トムソン・カノープスの「STORM MOBILE」に期待
2011-02-23 21:22:41 | HDMI
一応ほかのHDMIキャプチャーも持っているんですが、ウチで一番働いているHDMIキャプチャーはトムソン・カノープスのHDRECS。これを引き続き使うために購入したWindows7の2つめはわざわざ32bit版にしたほどなんですが、どうもH67のPCI-Expressはx43のそれほどHDRECSとの相性は良くないらしく、安定度がもう一つ。と、言うのは前にも書きましたが、一応Windows7の電源プランを「高パフォーマンス」にすることでだいぶ良くなりました。PCI-Expressとの相性以前に、たとえ電源プラン「バランス」でもPCの賞電源処理がHDRECSのキャプチャーを妨げるものであったようです。HDDの電源は常時オンにしてあったのですが、それでは足りなかったようです。もちろん高パフォーマンス設定にしてもHDDの電源の自動オフは0分にしなければいけないようです。
これで一応一息ついたのですが、それでもx43環境には及びません。それに、現在の環境ではHDRECSでは画面を表示させると同時に音を出すことが出来ないのです。最近のPCサウンド環境は、内部のアナログケーブル~昔は主にCDの音声をCD-ROMからPCのスピーカーに出力するために必要だったアレ~を持たないものが多いようなのです。もちろん通常のユーザーはとっくの昔に必要なくなって、多分誰もCDの再生のためには使っていないはずです。ところが、HDRECSはアレを介してしかキャプチャー(あるいは視聴)中に音を出すことは出来ないレトロな構造を持っているのです。もちろん接続しなくても録音はちゃんとしてくれるのですが、多少不便です。なので、現在使っているDH67CLの内蔵サウンドではHDRECSのキャプチャー画面では音を出すことが出来ないままでいます。今までは、それこそ10年近くも愛用し続けてきたONKYOのSE-120PCIというサウンドボード(パッケージの表記に従えばオーディオボード)があまりに優秀でこれを使えば良かったのですが、Windows7だと動かし用がないみたいなんです、残念ながら。ですが、これに負けない音質のサウンドボードはもうたくさんあるでしょうが、その上でCD-IN端子付きのサウンドボードなんで今更無いでしょうし、そのためだけに買うのもどうかと。このまま使うか、ソフトタイプのHDMIキャプをメインにするか・・・。あるいは実質的後継機のHDSTORMに買い換えるか。ただ、すでにHDSTORMも在庫限りとなっています。代わりにどうやらその後継が出るようなのです。
ノートPCにも対応した
HD対応ビデオ編集システム「STORM MOBILE」を発表
Mobileとはなっていますが、デスクトップ向けも発売されるようです。S端子は消えていますが、HDMIのinはありますし、出力機能も備えています。それでいて、値段はHDRECSの現在の販売価格より少し高く、発売当時と同程度。これでHDRECSと同じ画質と軽さ(キャプチャーソフトとコーデックの両方が)でキャプチャーでき、64ビットOSでも利用でき、ついでにCD-IN端子がなくても音が出れば、有力候補になるのですが・・・。詳細はまだ先のようですが、少し期待しましょう。願わくばHDRECSと同様の、キャプチャー専用の軽いソフトの添付希望!
・Windows7のSP1がもうダウンロード出来るようになっていますね。入れようかとも思うんですが、今までのアップデートの集合体のような感じらしくてVistaのように機能アップや修正があるわけではないようなので、作業を中断してまであせって入れる必要はないでしょうと、まだ入れていません。XBOX360用のKinectをPCで利用できるSDKを公開とか、ここ最近マイクロソフトの動きが大きくなってます。Androidのタブレット向け3.0が出ることへの警戒感もあるのでしょうか。ユーザーの間ではまだまだ不確定要素の強いAndroidより、一台で完結出来るWindowsモデルのタブレットPCが欲しいという需要は強いと思うのですが、ONKYOとか一部しか手に入らないし、CPUがAtomで性能がイマイチだし。
AtomはGPUを統合して以来、どうも冴えませんね。消費電力が下がったのはいいことなんですが、IONも制限付きでしか使えなくなってかと言ってCPU性能があがったわけでもなく内蔵GPUに魅力があるわけでもなく・・・。ネットブックが売れなくなったのはいろいろ言われていますが、Atomの魅力が乏しくなったのも大きな理由ではないかと思ってます。やはり実質的にAtom路線の後釜として、AMDのAPUに期待したいものです。メーカーはAtomの時と同じくMini-ITXマザーはネットブック相当のミニノート路線にAPUを採用するようですが、すっ飛ばしてタブレットPC~スレートPCに採用して欲しいものです。
・日本郵便、地デジ化移行の記念切手を4月に発売
-スカイツリー/東京タワーと地デジカをデザイン
わたし、切手とか興味ないんで別方面から突っ込み入れますが、どうみても「地デジ移行記念」じゃなくて「東京電波塔交代記念」切手にしか見えないんですが。少なくともデザインした人はそう思ってるんじゃないでしょうか? 東京都周辺の人はスカイツリーへの交代時期が遅いこともあって、せっかく設置したアンテナをもう一度工事し直す必要があると言われていますが、あの問題どうなっているのでしょうか。とりあえず移行することが最優先で、後に棚上げ?
◆ HDMVC4UC
HDMVC4UCの映らない部分
2011-04-25 23:17:46 | HDMI
64ビットOSに対応してくれたおかげで、HDRECSがとても快適です。速度面はともかく安定面となると、64ビットOSを使い慣れると同じWindows7でも32ビットOSは不安定で使いにくく思えてしまいますしね。最近はあまりHDMIキャプチャーで録画番組を取り込むのは流行らないようですが、わたしはまだまだ手放せません。外部入力から取り込むのが好きなんですよ。録画フォーマットがCanopus HQとなるために可逆圧縮でない点と1080pに対応していない点が強いていいうなら弱点と言えますが、画質面では事実上問題ないと思っています。
ただ、それでもやっぱり1080pが欲しい・・・というときのために別途購入したのがサンコーのHDMVC4UC。予定していた30fpsは利用機会がありませんでしたが、24pが使えればまぁいいか。HDMI入力が複数あるのと、ソフトエンコードのために可逆圧縮で録画出来るのがポイントですね。
ただ、欠点もありまして。C1EをBIOSで切らないとノイズが出るのが最大の難点ですが、これってHARROCのころから安めのHDキャプチャーにある話ですけど、なんとかならないのでしょうか? それ以外にも最近のHDMIキャプチャーに共通するようなのですが、左右がわずかに取り込めない・・・塗りつぶされたようになってしまうようなのです。今まで使っていた分には大して気にならなかったのですが、せっかくなのでHDMVC4UCではどの程度そうなっているのか調べてみましょう。RD-X8で録画した1920x1080なBS放送の番組を、スプリッターを使ってHDMVC4UC(アマレコ+可逆)とHDRECS+GSで同時に録画、それをPT2で録画した同じ番組のTSファイルと、それぞれ同一の比較的わかりやすいフレームから切り出した左上と右下隅の一部分を比較し(全部貼ると文句が出るかも知れないので)、映らない程度を調べましょう。
まず基本となるTSの左上
続いてHDMVC4UC
最後にHDRECS
予想通り、HDMVC4UCは少し左に黒い部分があります。比べてみると、TSファイルの左を10ライン塗りつぶせばHDMVC4UCと同じだけの映像が残ることになりますが、黒いラインは少し太くなります。
次は右下、まずTS
HDMVC4UC
HDRECS
やはりHDMVC4UCは右も黒いです。TSの右側を4ライン塗れば同じ画角にはなるものの、今度は右ラインが細くなります。どうも、HDMVC4UCは表示されない部分が左右にあるだけでなく、わずかですが右に寄っているようです。その原因が出力レコーダーにはないことは、HDRECSはTSと全く同じ画角になることで証明されています。
うーん、やはり完璧とはいかないようですね。ただ、ブラウン管のオーバースキャンと比べればたいしたことのない領域でしかありませんし、クリッピングしなければどうということはないですね。HDRECSは同様の非表示領域が全くないのでHDMVC4UCの欠陥のようにも見えますが、ほかのHDMIキャプチャも大差ないと言う話も聞いていますので、古いとは言えHDRECSが高いだけの価値があるということなのかも知れません。
◆ SK-MHD264
密かにバージョンアップ、SK-MHD264
2011-01-28 22:09:57 | HDMI
この間買ったCorei5 2600KとIntel純正マザー、H67CLの組み合わせをようやく組み立てたんですが、思ったほどうまくいきません。一番痛かったのは使おうと思っていた余りメモリが相性が悪いのか、それだと起動してくれないんです。そのメモリはUMAXのDDR3-1600、2GB。UMAXというより多分1600なのがまずかったんでしょう。CFDのDDR3-1333に変更してようやく動いてくれました。
それにしても、Intelの純正ATXマザーは思ったより使いにくいですね。ATXでもMicroATXとほぼレイアウトが共通で、拡張スロットの数が増えた分基盤面積が広くなっただけなので、USBや電源スイッチのコネクタが他のメーカーのようにATXの端ではなく、MicroATXでは端になる中途半端な位置にあります。ミニタワーケースだとちょうど下から3番目のHDDベイくらいの位置に電源スイッチコネクタ群が来るため、HDD刺しっぱなしだとコネクタの抜き差しがわたしには不可能です。でも、ミニタワーの下から3段目のベイって一番HDDを搭載している可能性が高いベイですよね。おかげでHDDをこのマザーのためにわざわざ外して作業せざるを得ませんでした。他メーカーの配置が使いやすいのがよくわかります。まぁそうやってプリント基板を共通化している分安いし入手性も高いので文句も言えないのですが。あまりIntel純正マザーを好んで使う人はいないと思いますが、もし使いたくなった時ははコネクタの位置も気にしてくださいね。
さて、後は数日かけてOSと環境の入れ替えが待っています。面倒くさ!
それはさておいてタイトルの話なんですが。昨年度末に「放っておかれている機器」として取り上げたSK-MHD264。昨年7月に公開された版がまったく安定せず、10分もキャプチャできない使い物にならないものでしたので、それから何ヶ月も修正版を公開しないところからもうSKnetはSK-MHD264を見捨てたように見え、頭にきて抗議をしたこともあったのですが。それがいつの間にやらソフトの新バージョンが公開されているではありませんか。公開日は今年の1月12日。半月もたっているのに気がつかなかったんです。ああ、我ながら情けない。でも、5ヶ月も音沙汰無しだったんだから、チェックが甘くなっても仕方ないですよね、ね。
早速落としてチェック。ドライバは更新されていないので、PCに刺しっぱなしにしていると起動時にSK-MHD264を認識しないか不明なデバイスとされてしまう点は相変わらず。しょうがないのでいちいち抜き差しして認識させ直します。
PS3などの画面をGSを通して表示させてみましたが、レスポンスがだいぶ上がっています。設定や解像度が変更になるたびに30秒も待たされる点は変わりませんが、PS3などで操作を行ってから画面に反映されるまでのタイムラグがだいぶ少なくなり、1秒程度の差になっています。少なくとも以前の版よりはストレスの少ないまともな操作が可能になりました。安定性も上昇し、前のバージョンのように10分もキャプチャーできない、ということはなくなっています。そこら辺は改善点として褒めるべきところでしょう。
ただ、それ以外の欠点はそっくり残っていまして。画質も特に改善したあとはありません。わたしが望んでいるキャプチャー時間指定録画などの新機能の追加もありませんでした。なにより、約束のトランスコード機能はやはり全く使い物にならず、数分のts映像すらまともに変換してくれません。正直SandyBridgeが出た現状、トランスコード機能はもはや不要と言ってもいいので、普通にキャプチャーユニットとしての使い勝手を進めてほしいものです。
今回一番の収穫は「ユーザーを見捨てていなかった」ことを証明したことです。ほぼ半年ぶりのバージョンアップでしたが、まだまだ不満です。HVR-BX1の人気が一部とは言え、高いところからもHDMIのH264キャプチャーの需要は十分あるはず。もう少し使い勝手のいい製品にしてもらいたいものです。
ソニーのBDレコーダでBD→HDDの「ムーブバック」対応
-4月より順次アップデート。BD/HDD内蔵BRAVIAも
昨日の話ですが、書き戻し機能はパナソニックに次いで2社目。ただ、何でも書き戻せるわけではないようです。でも、こんな機能を「便利になった」って言わざるを得ないのが日本の悲しいところ。たかがテレビ番組を快適に扱いたいってだけで、なんでこんな苦労を強いられるのか。苦労させられればさせられるほど、マニアック化は進むのに。
パナソニック、Blu-ray 3D/BDXL対応のCATV用STB
-3D版「アバター」同梱。BD書き戻し/放送転送も
一方のパナはCATVのSTBを強化。ただ、3Dは現状のメガネ有りでは普及しないと言われているのに、未発達の技術のままSTBに採用しちゃって本当にいいのでしょうか? 今までSTBは「ユーザーが自由に選べない」という点から枯れた技術だけが採用され続けてきたのに。なんとか3Dを普及させて高級機やソフトがバンバン売れる世の中を作りたいんでしょうけど、あまりに見切り発車な気がします。STBって、10年は使われるんですよ、たいてい。
SK-MHD264久々の更新&アイオーが考え直してBRD-U8DMをスカパー!HD対応にしてくれたのこと
2011-05-18 23:01:59 | HDMI
・PCパーツはさも当然のようにドライバやアプリのバージョンアップが行われるものですが、その反面ある程度バージョンがすすむと、新OSへの対応などを除いてアップデートは止まってしまい、未完成でもあまり顧みられないのもまたいつものパターン。そんな中、珍しくも、やたら間が開きながらも小刻みなバージョンアップを繰り返し続けている希有な存在が、SKnetのHDMIキャプチャーユニット、SK-MHD264です。逆を言えば、いつまでたっても決定版というべきバージョンが無いともいえますが。
そんなSK-MHD264がまたしてもバージョンアップしたようです。前回が2011/01/12のアップですから4ヶ月ぶりですが、このときのバージョンはベータ版扱いだったため、正式版となると2010/07/10以来10ヶ月ぶりの更新ということになります。発売は2010年の4月でしたから、さすがに初期ほどこまめなバージョンアップではありませんが、それでもまだ開発しているのですから驚愕に値します。
さて、今回のバージョンアップはいくつか改良点があるようですが、パッと見た感じ目玉なのは「スクリーンショット機能」でしょうか。録画フォルダにBMPファイルのスクリーンショットを作る機能で、人によっては便利な機能になるでしょう。さて、わたしもやってみましょうか・・・。
"このコマンドを実行するのに十分な記憶領域がありません。"
何回やってもこのウィンドゥが出てきて、全く保存が出来ません。「録画データと同じ指定されたフォルダに格納。または毎回保存フォルダ指定。」ですから、容量がないとは思えませんが・・・。
これは、わたしが保存フォルダをHDDのルート直接、つまり"F:\"のようにしたのが原因でした。"F:\保存"などにすればOKです。こらはちょっと単純なバグでしょう。
もっと問題なのは、1080/24pの映像を映すと、画面左側1/4ほど黒い空欄になってしまい、その分右に寄って切れてしまうことです。これは今までは無かった状態なのですが・・・。あと、24pもう一つの欠点である左端の緑ラインは相変わらず残っています。これは消す気はないのでしょうか?
一応、右に寄った画面を元に戻す方法はあります。寄ってしまったら、パネルの「詳細設定」をクリックし、出た画面の右下にある「初期設定」をクリックすれば元に戻ります。ただ、再び設定を変更したりするとたちまちまた右によってしまいますから、そこで「キャンセル」をクリックします。画面のセンタリング以外は「詳細設定」をクリックする前に戻りますから、あらかじめカスタムしておけばいいわけです。
あと、妙な改良点? として、1080p/60pが普通に映ります。ただし、録画は30pでしか出来ませんが。ただ、それでもHDMVC4UCのように1080p/30p対応を謳っても多くのBDプレイヤーが60p出力してしまう傾向から映らない・録画も出来ないのが普通だったことから考えると、素晴らしいことだと思います。たまに前と同じように上下に二つ同じ画面が出る、失敗モードになることもありますが、一日しか使っていないので条件が分かりません。普通はちゃんと映りますし録画出来ますので、気にしない方が良さそうです。こちらだと24pの時のような緑ラインが出ませんし、左にずれることもありませんので、こっちを利用した方が便利かも・・・。と思い、フィルム系のBDソフトを60pで出力してSK-MHD264を24fpsにしてみたりもしたのですが、やはり動きがなめらかじゃないですね。分かってはいましたが、少し残念。
と、いうわけで、なんかベータ版みたいにバグも多いですが、最後の書かれていない改良点は、わたしとしては少しうれしいポイントでした。
・以前、アイオーに問い合わせて「スカパー!HDは対応してません」と言われてしまった「BRD-U8DM」ですが、な、なんとアップデートで対応すると言うことです!
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110518_446637.html
ここに「スカパー! HDコンテンツのネットワークダビングは、5月24日に対応予定」って書いてあるじゃないですか。前に書いた情報が嘘情報になってしまいましたが、もしあの時のわたしの問い合わせが「やっぱりスカパー!HDも使えるようにしよう」と改良を考えるキッカケの一つになっていてくれたのなら、その甲斐はありましたね。これは買いです!
SK-MHD264がようやく完成の域か? の最新バージョンとGS不要録画の試し
2011-06-23 15:50:08 | HDMI
この数日急速に暑くなりましたが、みなさま体調は大丈夫でしょうか。わたしはこういう時期は比較的体調を崩しやすい方なのですが、今回は特に病気することなく過ごしております。ただ、暑さはやっぱり参りますので、いろいろやる気は出なくなっていますけどね。
こんな時は刺激が欲しいものです。数日前にSKnetが先月に引き続き、SK-MHD264用ソフトの最新版を公開はしていたのですが、前回が10ヶ月ぶりの正式版バージョンアップにも関わらずバグだらけの使い物にならないものですぐに元に戻してしまったせいもあり、もうひとつ検証する気になっていなかったのですが、2ちゃんねる見ていたらMHD26T4スレッドで最新版の解析が終わり、HDCP無視でキャプチャー出来る方法が見つかったと書いて有るではありませんか。これは試さずにはいられません。
最初にその方法を転載しておきましょう。バイナリィ・エディタでMonsterHD264.exeというファイルを
00009696 75 0B -> 90 90
00016BCA 8A 8A AC 01 00 00 -> 33 C9 90 90 90 90
と書き換えるだけです。同様の公開は以前にもありましたが、バージョンによってこの書き換え位置は変わるため、うまく確認出来ませんでした。この書き換えもVer1.11.0617.0、HD264_110620.zipだけに通用するものと思った方がいいです。
さて、まず上記の結果ですが、見事HDMIのコピープロテクションを感知しませんでした。大成功です。解析して公表していただいた方、本当にありがとうございます。おかげでGSを一台予備に回すことが出来るようになりました。
さて、ここからは今回のバージョンに関してのレビューにします。一応、オリジナルファイルと改造ファイルの両方で試しましたが、環境によって同じ結果が出ないこともあります。ご了承ください。
環境
OS:WindowsVista Home Premium 32
CPU:PhenomIIx6 1055T
MEM:DDR3-1333 12GB(SSD革命用に8.5GB)
MOM:ASROCK 880G Extreme3(AMD 880G)
再生:PS3+適当なBDソフト
今回のバージョンアップのポイントは公式には
・解像度720p、480pにおいて録画フレームレート最大60fpsまで対応
となっていますが、実際には旧バージョンにあった1080p時のバグの修正と思われます。前バージョンの、1/4も画像がズレてしまう点が修正されました。なにより、1080/24p時の画面左端のラインがついに消えています。これは買ったときからわたしが待望していた修正で、ようやく24pが使い物になるようになりました。これはGS不要解析と同じくらい嬉しいことです。
ただし、PS3特有の現象か、1080pモードで利用していると、通常UIとBD再生画面へ切り替えが行われるとき、必ずソフトが異常終了します。もちろんすぐに再起動すればいいのですが、気にはなります。一番問題なのは、MHD264利用中にPS3の1080pモードを24p利用可能かどうか切り替えると、無限にエラーが出続けて止まらなくなる現象が起きたことです。こうなると、タスクマネージャーを起動して強制終了させるか、リセットするしかありません。気をつければいいのですが、この点は要修正と言えます。もちろんオリジナル・改造ともに同じ現象が起こっています。
ソフトの1080pへの対応がやや心配とは言え、映像面ではようやく満足のいくものにこの製品はしあがったと言えます。もちろん1080/60pを30pでキャプチャーできる特性も変わり有りません。あまりこの製品を活用していなかった人も、もう一度使ってみて見直してはいかがでしょうか。
さて、明日は「クレヨンしんちゃん」で地デジ移行の話をやるとか。ベタな中身は予想できますが、将来に備えて永久保存対象にしておく価値はあるように思います。予約予約・・・。
SK-MHD264のGS不要書き換えを試す
2012-03-14 21:29:17 | HDMI
東京から戻って参りました~。やり忘れたことはいろいろありますが、気にしないでビシビシいきましょう。
まずは、2ちゃんねるDTV版のSK-MHD264スレッドに書かれていた件から行きましょう。
発売されてからだいぶたつSK-MHD264ですが、この2月に新版ソフトが公開されるなど、まだ発売元のSKnetは動いてくれています。ただ、思惑はいろいろあるのでしょうがもう一つ役に立つバージョンアップでないのが残念。今回のものも「録画ファイルフォーマットにTSを追加」とありますが、本当にTSという拡張子で保存されるくらいで、TSを読み込むソフトからはうまく認識されてくれません。まぁ使わなくてもいいわけですが、それ以上にいままでGS不要の書き換え法が通用すなくなったことの方がはるかに痛い変更だったわけです。そのため、バージョンアップの必要は全くなかったのですが、SK-MHD264の解析の鉄人、crjさんが2ちゃんねるでVer1.12.0210.0でのGS不要書き換え法を公開してくださいました。早速こなたでも試したところ、無事GSなしでのキャプチャーすることができるようになりました。どうもありがとうございます。このSK-MHD264、絶対欠かせない品というほどではありませんが、ここぞというときあるととっても便利ですので、使えるようになるのはとってもうれしいのです。
・MonsterHD264.exeのプロパティを確認し、読み込み専用のチェックが入っていたら外す
・MonsterHD264.exeを適当なフォルダにバックアップをとっておく
・適当なバイナリエディタソフト(今回使ったのはStiring)を右クリック「管理者として実行」で実行
・MonsterHD264.exeを読み込ませる
・アドレス00009F5E 75 0B -> 90 90
・アドレス000187DB 84 D2 -> 33 C9  と書き換える
・上書き保存、再起動
なにか前より要書き換え部分は少なくなり、簡単になったようです。もちろん解析は知識のある人でなければ不可能ですので、本当にありがたい情報公開です。
わたしのSK-MHD264評価と資料
2010-05-04 12:36:02 | HDMI
例年の経験から言いまして、普通ゴールデンウィークなどの連休ともなりますと、ブログのアクセス数は落ちるものなのですが、案外落ちていない状況に少し驚いています。忙しい合間を縫ってアクセスしていただいたのでしょうか。どうもありがとうございます。ただ、わたしの方も連休中で社会が動かないとネタが入ってこないもんで・・・。まぁ6日7日あたりにどこかの省がネタを振ってくれると期待はしてますけどね。予言する数字は78! ピッタリだと信憑性が薄いとか考えて78.1とかにはなるかも。
ここ数日はやっぱりSK-MHD264ですねぇ。他ブログとか2ちゃんねるとかは余り情報が飛び交わず、やや静かな感じですが、これは例の2×2に話題を取られたからで、X2と合わせれば値段の割に売れ行きはいいという話もありますし。
古田雄介のアキバPickUp!:「AMD ユーザーが冬眠から目覚めたようです」――6コアPhenom IIが大型連休にヒット (3/4)
「万全の大型連休になりました」――Monster Xの後継機もデビュー
PhenomIIx6も売れてますか。売れるよなぁ、タイミングとしては最高だし、ハイエンドでも3万5千円、ランクを一つ落とせば2万2千円なんて、新型の値段じゃないですから。あとはTDPが100を切ってくれれば・・・。もちろん6コアで125Wは十分と言えますけど、気分的に低めの方がいいんですよねぇ。
SK-MHD264に話を戻しますと。最近個人的にお気に入りの使い方が、RD-X8で録画したデジタル放送を、自動チャプターを利用して簡単プレイリスト作成(CM飛ばし)→プレイリストから再生しつつSK-MHD264で録画保存という流れ。楽です、ダメになりそうなほど。
解像度1280x720で、ビットレートは3800Kbpsにしてます、半端に。これで30分で700MB少々。十分だと思うのですが。現在感じているこの製品の長所は
・クッキリ系動画には割と強い。直接エンコードにしては画質良好
・解像度やビットレートが非常に細かく設定出来る
・USBバスパワー動作、他のPCでの使い回しも楽
・トランスコード機能に期待できる
短所として感じているのは
・遅延が多すぎ、解像度や設定変更の反映が遅い
・背景をボカすような動画に弱い。これはH.264系低ビットレートの欠点かな?
・1920x1080p60pのキャプチャーが出来ないのは仕方がないにしても、表示もまともに出来ないのはつらい
・アプリがよく止まる
こんなところですか。これからの希望としては、トランスコードは当然としても、是非録画時間を指定出来るようにしてもらいたいです。たとえば25分なら25分、出来れば秒単位で指定出来ると、最初に書いたような使い方をするときにさらに楽になるんですが。
そうそう、いくつかSK-MHD264に関してのコメントをいただいているんですが、資料的価値のありそうなものを抜き出しておきますね。
Vistaの32bit版で確認、インストールが途中で止まる問題。(strさんのコメントより)
・アプリケーションパッケージを実行したとき、%Temp%に解凍された拡張子がmsiのファイルを見つけることが出来ずに終了することがある。そのmsiファイルを手動実行してもエラーで止まってしまうため、そのファイルを特殊なソフト(Universal Extractor)で解凍し、解凍された違うmsiファイルを実行することでインストールが完了する。
Win7の64bitでインストールが止まる問題(2010-05-04 14:04:42さんのコメントより)
・インストーラーを/debuglog をつけて起動すると、ログファイルができるものの無事にインストールできる。
MHD264で使用されているチップ(polymeralloyさんのコメントより)
・箱の中のチップが気になり開けてみました。
信号フロー順に、
(1)ADV7441A BSTZ-170 (ADI社製)
マルチビデオデコーダー(HDMI:HDCPリンク)&グラフィックデジタイザー集積チップ
(2)MAXIM MG3500A3-376B (MAXIM社製)
H.264コーデック集積チップ
(3)CY7C68013A-100AXC (サイプレス社製)
USB高速制御ICチップ
回路的に謎があるのか無いのか不明。
ご参考までに
SK-MHD264、早くもアップデート&使用感
2010-05-02 12:27:19 | HDMI
ゴールデンウィークももう半ば。みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは全く関係なく仕事中です。連休の生活に及ぼす影響と言っても、自営業なのをいいことに合間にこのようにブログの更新が出来る程度には暇なことと、銀行が休みなので資金を多めに確保しても、連休明けまで持つだろうかと心配するとか、その程度です。なにせ、ウチの父親は連休前に銀行に店のお金を入れてしまって減らすのが大好きでして、「支出があった分収入もあるから大丈夫」と、そのギリギリを見切るのが楽しみらしいのです。それで、毎度毎度「足りなくなった、足りなくなった」と騒いで一時的な資金の確保に奔走する、という・・・。で、そのたびわたしが怒るので、最近は休日前に資金を減らすことをようやくやめ、多めに残すようにしてくれたのですが。そうなると今度は減るどころか増えて連休が終わることもしばしば。「ほら見ろ、こんなに資金を用意しておくことないじゃないか!」とわたしが父に怒られるのですが、どう考えてもウチみたいにお客にお金を渡すことが多い商売は、資金が足りなくなるのは失敗でも余るのは失敗ではないと思うのです。ちなみに、わずか数日でもやたら資金を銀行に入れたがる父の言い分は、「少しでも利息がつくかも知れないから」なんですが、50万や百万を4~5日入れたって利息なんか付きませんよね。ですが、それを理解する気がないんです。本当は資金が足りなくなるスリルを味わいたいだけなんでしょう。
さて、先日購入したSK-MHD264なんですが、早くも昨日、新しいアプリとファームウェアが公開になっていました。変更点として
 - 入力モード、及び録画モード切替時に映像表示までの時間を短縮。
 - HDCPによる映像・音声プレビューに対応。(キャプチャーを行うことはできません)
 - 録画モード変更後、次回アプリケーション起動時に出力データに関するエラーが表示される問題を修正
となってます。まぁ二つ目はどうでもいいとして、三つ目は解像度を小さくしても、次回起動時に「縦は479以上にしろ」とか警告が出なくなりました。考えてみたらテンプレに640x352とか479以下の解像度もあるわけですから、そういう警告が出る方がおかしいんですけどね。後は、特に変わったことを感じた点はないかな? 待ち時間短縮の問題も、ベンチマークを取れば別なんでしょうけど、体感的な部分では変わってませんし。
改良が行われるのでしたら、主にCustomを選んでいる時に、入力解像度と指定解像度があっていない、特に入力解像度より出力解像度の方を高く指定しているときに、しばしばアプリが止まってしまう問題を解決して欲しかったものです。使い方としては、視聴を含め、基本的に「High」の状態で使い、解像度や状態を見極め、それを参考にCustom設定をその都度組んで変更する、が正しいのでしょうけど、使っているとCustomにしっぱなしになるもんで。
前回、「720pの画面が出ない」と書きましたが、これはどうやら出力機に使ったRD-X8との相性問題らしく、PS3に変えたら問題なくキレイに映りました。RD-X8にしたのは、こっちだとD端子同時出力でサブモニタから操作が行えるのに対し、PS3は単出力なので、SK-MHD264の遅延画面で操作するのは苦痛だったもんで。ただ、RD-X8を使った場合でも前回のようにたまに一瞬画面が出るだけ、ではなくなり、なかなか画面が更新が行われず、常時ブレまくりながらでも画面表示は常に行われるようにはなっていました。もう一歩、というところです。PS3派なら問題はないです。
追記:なぜか後日勝手に直り、RD-X8の720pでも問題なくなりました。
画質は、前々回取り上げた部分ではSpursEngineに劣る印象が強いものでしたが、これはSK-MHD264の傾向で少し画面を甘めにすることで圧縮効率を高めているからです。ゆえに、SpursEngineのようにデータ量が足りないときは画面がブロックノイズの塊のようになることが少なく、印象としてはいいです。細部の甘さも、これだけ見ている分にはそうそう気がつく者ではありません。ただ、埃や爆発処理、それに背景のぼかしのようなそもそもフォーカス甘めの部分を再現するのはとことん弱く、なめらかな階調が出ずにベタな感じになります。こういう言い方をすると乱暴ですが、おおむねスカパー!HDと似た感じの画になる傾向があります。解像度を1440x1080にしてやれば、さらに近づきます。
なお、そういうボカシのあまり無い画では、結構良好な画が得られます。PS3でアップコンバートされた画なども取り込んでみましたが、動きの大きな箇所でブロックノイズは見られるものの回復は早めで、良好です。クッキリ系の画には強いようです。もちろん過剰な期待は禁物ではありますが。
と、言うわけで、キャプチャとエンコード、という違いはあるものの、SpursEngineと比べて安易にどっちがいいか、ではなく、得意分野が少々異なる印象を受けます。が、もし完成した映像を見比べた場合、多くの方はSK-MHD264の方が良い、と感じるのではないでしょうか。
後は、トランスコード機能が搭載され、SpursEngineのようにSDKなどが公開されれば、ひょっとしたらソフトの開発も進むかも、という期待はあるのですが、SKnetって、基本的に有料公開で、しかも高いんですよねぇ。コンシューマ向け、ということで、トランスコード限定で無償公開とかしてもらえないでしょうか。
ついに来た来た SK-MHD264
2010-04-30 00:25:25 | HDMI
本日、ついにやって来たんですよ!
地デジ普及のために配布された簡易チューナーの買い取り希望が。残念ながら電話だったので現物を見ることはできなかったんですけどね。もちろんお断りさせていただきました。だって、あれって確か所有者は換金禁止だもん。当然ながらわたしら中古屋もすでに釘を刺されているので、取引が善意の第三者と判断されないと思われますので、お上に怒られてまで扱ってもしょうがないものと言えます。一目見たかったかな? 程度の好奇心はありましたけどね。
と、どうもいい前置きはさておき、本日の本命、SK-MHD264が届きました。ので、早速テストといきましょう。
蓋を開けてマニュアルを取り出します。おお、いかにもSKnetなレイアウトのマニュアルだ、PH-GTRみたい。懐かしい・・・。
いや、ちょっと前にHDUSなら買ったんですけど、あれはマニュアルを一読すらしなかったもんで(^^;)
で、まずはコメントで「Vistaだとうまくインストールできない」という話がありましたので、Vista32&AMDなPCで使ってみます。元々これで使うつもりでしたし。ところが、あっさりとインストールできました。特に引っかかるところはありません。環境やOSの状態によるみたいですね。
あと、おもしろいことにドライバだけでなく、アプリも64bit対応です。キャプチャだけなら何も変わらないのですが、後に搭載予定のトランスコードだとひょっとしたら64bitの方が早く変換できるかも知れません。これは後の楽しみにしておきましょう。
いよいよ利用です。今回は基本的にHDMI入力のみ扱います。が、案の定PS3とかは全く映りません。ひょっとしたら他に方法があるかも知れませんが、とりあえずGSを挟んでおきましょう。もちろん、プレビュー画面も録画もできるようになります。なお、アナログのCGMS-Aにも反応します。
ただ・・・使用感があまりにも・・・。お、遅い・・・。死ぬほどアプリが遅いです。
ちょっと設定を変えたり、入力先を変更するだけで、いちいち「しばらくお待ちください」のメッセージとともに十数秒は待たされます。それ以上かかる場合、一度終了させてあらためてソフトを再起動した方が早いくらいです。また、ダイレクトに映像を表示するわけではなく、エンコードしたものをプレビューしているため、遅延が相当あります。うちの
VistaHomePremium32 PhenomIIx3 720BE DDR3-1333 8GB(うちRAMディスク4.5GB) AMD890GX GeForce9800GT
というPCだと、3秒以上遅延するので、プレビュー画面を見ながら操作を行うのはかなり苦痛です。元映像はレコーダーのように複数出力が可能で、サブモニターに操作画面を出せるタイプか、分配機でも
使っているのでなければ、使わない方がいいと思います。それくらい遅いです。ついでに言えば、1080iだとかなり動きがカクカクします。
さて、この機種の特徴の一つに1080p対応がありますが、ご存じの通り30fpsまでとなっています。これに一般的な1080pである60pモードで表示すると
このように無茶苦茶な画面になってしまいます。PS3の場合、GUI画面もこうなりますので、PS3の取り込みを1080pで行うのはやめた方がよさそうです。ただし、BDのように24pならば取り込めます。
解像度は、タテとヨコ別々に設定できます。一見選択するだけのように見えますが、実は手入力で解像度を変更することが可能です。試しに704x396などという懐かしさすら漂う解像度を設定したところ、ちゃんとその解像度で録画してくれました(ただし、再起動すると警告が促されますが)。ビットレートも同じで、やたら対応が柔軟です。ただ、相も変わらずのSKnet方式といいますか、カスタムが一つしか作ることができないんですよねぇ。おそらく全く使わないテンプレートがたくさんあるのですが、それらはいじることができません。こんなところまでPH-GTRの伝統を引きずらなくてもいいのに、と思うのですが。
さて、使用感はこれくらいにして・・・肝心の画質の方でいきましょう。画質比較は、よく使うやつでいきます。出力は1080pの24pにしたBDソース。MHD264の設定は、1920x1080の23.976fps。ProfileはHigh、ビットレートはスカパー!HDとほぼ同じ5Mbps、GOPはIBBP、ピクチャーコーディングはprogressiv Frameeとしました。あとはあまりいじっていません。これで
BD
このソースを
スカパー!HD
これ程度の画質にすることができれば、合格とします。
ちなみにビットレートはCBRだけらしく、分布は
こんな感じです。
さて、画質の結果は
SK-MHD264
おまけとして、ほぼ同等の設定にしたSpursEngine ただし、ソースは1080i
すいませんす、最初に張った画像、フレームを間違ってました。ちょっと慌ててました。
いや~、SpursEngine結構優秀ですねぇ・・・。それはおいといて
かなり柔軟性のある仕様のようですから、まだ煮詰めれば、という感じはしますが、合格とはまだいいづらい感じです。ただ、この部分限定ならスカパー!HD並くらいには見えます。実際には、細かいところは得意でもしぶきや埃のような部分は苦手ですね。少しつぶれが見えます。
こう言うとなんですが、現段階では未完成感が漂ってます。ソフトがしばしばSK-MHD264がつながっていない、と判断しますし。高額な割に、付属ソフトも録画アプリだけですし。
購入者予定者はBlackMagicDesignのH.264 Pro Recorderと比べてからでも遅くはないかと思います。が、トランスコードなど将来性を買う分には、おもしろい製品であることは間違いないです。最初に大間違いのレビュー書いちゃったので、ちょっとフォロー。
3Dキャプチャーカード
SKnet、「3D&バーチャルリアリティ展」で1080p・3Dキャプチャーカードを展示
2010-06-24 02:25:38 | HDMI
Impressの記事の中に、魅惑の文字"1080p 3Dキャプチャーカード"がありましたので、引っ張り出してみました。
「3D&バーチャルリアリティ展」開幕。3D AQUOSなど出展
-1080pキャプチャカードや3Dプリントシステムなど
この真ん中あたりに記事が。コードネームは「Monster XX」。なお、うちではPC格調用の基盤を"ボード"呼称で統一していますが、今回のように記事の表記が異なる場合、引用部分に限ってそのまま"カード"表記を使用しています。
・接続はPCI Express x4で、2枚同時の利用が可能。特徴は非圧縮の1080pキャプチャが可能なことで、視差を付けた2台のビデオカメラの映像を同期を取りながら記録できる
この部分の抜き出しだけで十分でしょう。ただ、3Dビデオカメラが一般利用可能になるのはいつのことやら・・・。という感じで、簡易業務用になるのかも。おそらくわたしらが2枚同時利用することはないでしょうが、単独一枚でも1080p、それもついに60pに対応。発売は今秋を予定。
3D対応という点を除けばそれほど強力とは言えませんが、さらなる上位モデルが用意されるのは嬉しいことですね。
なお、この「3D&バーチャルリアリティ展」は25日までやっています。入場料は5000円ですが、展示会招待券を事前に申し込んでおけば無料で入場できるとのこと。場所は東京ビッグサイト。興味がある方は覗いてきてはいかがでしょうか。
◆ RD-X8
RD-X8からの24p録画で気になったライン
2010-05-08 14:48:36 | HDMI
ようやく、映画「タイタンの戦い」を見てきました。30年くらい前の映画のリメイクなんですが、旧作の方は、「アメリカの特撮の神様」レイ・ハリーハウゼンの、結果として引退作となってしまったことで有名な作品です。ハリーハウゼン特撮の作品は少なくとももう一本企画があったらしいのですが、なんだかんだで本人の意欲が失せてしまい、立ち消えになったそうで、残念です。
わたしの周囲ではこの旧作のファンが多く、それだけに「新作は観ない」とみんなが口をそろえて言うので、じゃぁ見に行こうか、と時間を作って。平日だったのでガラガラ。ゆっくりと作品に没頭することが出来ました。なんか、普通の映画として撮影したのに、「アバター」がヒットしたもんだから、便乗する形で無理矢理3D化した、という話だったので、制作者の意図に沿った2D版で観るか、あえてその無理矢理3D版で観て現在の映画界を評価するかで迷いましたが、地元の映画館はそもそも2D版しか上映してなかったですね。
でも評価は「イマイチ」。観ている時はそれなりに面白いんですけど、終わった後には何も残らないというか、そんな感じでしたね。序盤を見る限り、旧作ではシンプルなストーリーをあえて複雑にして展開させるのかな? と思っていたら、結局全部ハデスが悪い、ってことにしてしまってちょっとがっかり。海の魔獣クラーケンなのにポセイドンは全く絡まず、蚊帳の外だし。旧作ファンのギリシャ神話マニアに言ったら「ハデスのことを制作者は全く分かってない」と憤慨、やはり観ないことにようです。
モンスター目当てで見に行く場合でも、少々首をかしげるところが。一番良かったのはなんと言ってもサソリ。でかいし、強いし、戦っているシーンなんか、なんとなく"ダイナメーション"っぽさがあって、かっこいいです。サソリの色が黒いのは、レイ・ハリーハウゼンの師匠ウィリス・オブライエンが撮った「黒い蠍」へのオマージュか? なんて深読みも楽しいですし。問題は、肝心のメデューサとクラーケン。メデューサは、声を女の不気味な笑い声にし、それを音響効果で後ろから聞こえてくるようにした、などの"なかなか姿を現さない"時はとても良かったのですけど、姿を見せるようになってからは、なんかテンションが下がる。強さは伝わってきますが、わたしのイメージだとまずメデューサってのはあんなに動きが速くないし、なによりある種呪われたモンスターなので、本人の意図と関係なく目を合わせると相手が勝手に石化してしまうというものなのですよ、そうでないと首だけになっても石化の魔力が残っているという部分と合いません。なのに、新作では明らかに自分の意志で石化の魔力を使っている。これ、大いに不満です。ただ、有名な盾にメデューサの姿を映して戦うやり方は、あくまで偶然の産物という扱いで、位置だけ確認したながらタイミングを見計らって目をつぶって一刀両断、この演出は好きです。盾を見ながらでは、まともに戦えませんよね、普通。
そして満を持してクライマックスのみ登場のクラーケン。旧作では冒頭とクライマックスの2度登場してますが、津波を起こすくらいで暴れっぷりが足りず、もう一つ不満でした。今度は、海からひれ(?)を出しながら泳いでくるところとか、触手の一部が建物を砕くところとか、部分的な箇所だけを描いているところはとてもいいのですが、全身が登場すると、今度はでかすぎて何が映っているのかよく分からなくなってます。もっとカメラ引かないと! ロングで巨大な全身をバーーーンと見せてから、その部分部分の威力を見せつければもっともっと格好いいのに、やはりアメリカ映画にそういう巨大怪獣の格好良さのセンスを求めるのは酷でしょうか。
全体的に、もっとキレイな英雄譚にすればいいところを、地に足を付けた泥臭さにこだわっちゃったなぁという感じ。そういうのが今のはやりなんでしょうけど、ギリシャ神話に対するイメージってのも大事にして欲しかったわ。
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SK-MHD264ですが、邦衛日記さんのところでレビューが公開されましたね。興味深いのは、なんと言っても内部の基盤の写真です。あやしいところが見当たらないのは残念です。それと、「(音声ビットレートは)手入力可能だが、選べるレート以外は指定できない。」とありましたので、ちょっと調べました。試しに144Kbpsと入力してみたのですが、MediaInfoによると、正確ではないにしてもほぼ128Kbps付近のビットレートになっていました。内部では勝手に128Kbpsとして処理されているみたいですね、残念。でも、わたしには128Kbpsと144Kbpsの区別が付くほどの耳と音響設備は無いので全く問題なしですけどね。
一番の期待は「USBの通信時間やICの設定時間を考えても1秒以内に終わると考えられるので長すぎる」という一文でしょうか。逆を言えば、余計な処理を短縮すれば、もっと短く出来るということですから。
そういえば、RD-X8には1080p時の出力を24pにする、という機能があります。ウチには今まで1080p出力出来る出力機がディスプレイのW241DGしかなく、しかも24pは使えないため、一度も使っていなかったのですが、SK-MHD264ならば24p入力は出来るので、試してみました。RD-X8の24p出力はどんな映像も24p化するため、通常のBSデジタルの映像ですと、少しカクカクしますが、60pと違って画面が崩れることはありません。なので、ビデオ撮りの通常映像はダメでも、もともと24コマ撮りの映画のソフトならキレイに出力出来るのでは、後で24fps化しなくても最初から24fps録画出来るのでは、という期待も高まります。試しにやってみましょう。ウチの趣旨とは少々反しますが、あくまで実験用ということで勘弁。DVDにアップコンバートを掛けて24p化した1080pで録画します。
すると、映像と音がまるであっていない・・・? あ、設定をMiddleのままにしていました。この最初から用意してあるテンプレは解像度は入力に自動に合わせてくれるのですが、fpsは合わせてくれないみたいですね。どうやら29.97fps固定のようです。23.976の映像を29.97で録画したら合わないのは当たり前です。そうなるとカスタム設定が一つしか作ることが出来ないのがさらに不便に感じるんですが・・・。お願いしますから伝統を破ってカスタム項目を複数作られるようにしてください、SKnetさん。
で、DVDをアップコンバートしRD-X8側で24fps化した映像ですが、24fps化は十分キレイに出ていますし、DVDの素の映像よりもうまく補正されて大きくなった映像を、さらに小さいファイルで保存することも出来ます。でも、しょせん「それなり」の域を超えるものではなく、やはりボカした背景や埃がうまく処理されない問題もあるうえ、SK-MHD264の甘めの画質が補正効果を弱めます。これならばダビングなんかするよりいいプレイヤーで直接再生したり、PCでPowerDVDのフィルタを掛けて再生した方がキレイです。
一番気になったのは、なぜか画面の一番左端にラインのようなものが残ったこと。これ、1080iでは出ないもので、1080pにした途端発生したんです。PS3で同様に24pをキャプチャしたときは出なかったので、なんとなくSK-MHD264の問題というよりRD-X8の方が入れちゃっている、という気がするのですが、こういうものがある以上、24fpsがキレイに出るという点は捨てがたいのですが、RD-X8の24p出力はやらない方が良さそうです。
◆ BDZ-V9
ねこさん提供、GSとレコーダーとキャプの関係
2007-10-10 00:27:04 | HDMI
コメント欄に、ねこさんからGS経由でレコーダーの映像がキャプチャできない問題に関しての考察をいただきました。ご本人の快諾により、単独の記事してみましたので、参考にしてみてください。
(BDZ-V9)<-->(GS)<-->(Intensity)
問題点は2つで、
1.GSは、電源が入っていてインジケータが点灯していても、入力信号がないと動作していない(Intensity側からみるとケーブルが電気的に接続されていない状態になっている)こと。使用している映像変換ケーブルが、おかしいのではないかと思うのはこのためです。2.上記(中間にはさんだGSは映像信号を受けるまで機能しない)にもかかわらず、BDZ-V9はGSの先に接続されたIntensityと通信しなければ、要求された解像度にあわせて映像信号をだすことができない。Intensityで設定した解像度の信号を受けられないのはこのためです。
初回:
BDZ -V9は起動時にIntensityから使用できる解像度情報(720/1080/i/p)を得ようとするが、GSは映像信号を受けるまで(GS) (Intensity)間を電気的に接続しないので、タイミングによってはこの情報を得られないことがある。BDZ-V9がたまたま1080pなどになっていると、映像信号が届いてもキャプチャできない。(GSが入力信号を受けて動作開始するまでの時間)+(Intensityがケーブルを接続されてから動作開始するまで時間)<(出力機器が映像信号を出してから解像度情報を要求するまでの時間)が成り立たないと、全体として接続機能しません。結果としてパソを再起動したりBDZ-V9の電源をいれなおしたりすることになります。
次回以降:
BDZ -V9は前回使用して保存してあった解像度情報にしたがって映像信号を出し、GSは動作開始し、Intensityに映像信号が届くので、 Intensityのキャプチャ解像度をBDZ-V9起動前に変更したりしなければ、電源を入れる順番が多少前後しても問題なくキャプチャできます。起動後にキャプチャ解像度を変更すると、しばらく時間がかかりますがBDZ-V9はそれにあわせて映像信号を切りかえてくれます。もちろん出力機器が自動で解像度を変更しない(あるいはできない)場合は、このような問題は発生しません。
ねこさんの環境ではレコーダーにBDZ-V9、キャプチャにIntensityを用いていますが、もちろん他のレコーダー、キャプはHDRECSでも同じことが言えると思います。うまくいかない時は、レコーダーの出力解像度を固定してみるのもいいかも知れませんね。
     
録画人間の末路 
https://blog.goo.ne.jp/krmmk3/c/ea64dfff59dd8d8dd6fd8193ae5bae27