[ゲーム][PS] 伊集院光『深夜の馬鹿力』ゲームレビュー/24.3.22〜『ドラゴンズドグマ2』,『アローン・イン・ザ・ダーク3』 ほか
…そもそも構成スタッフっていうのは,俺のおしゃべりの方向性を決めるわけじゃん。それが純愛エロゲーの話って…もう台無しだョ(笑) 今日など消去です(笑) …あとは,何の話しようとしたかな? さっきの純愛エロゲーの話とは切り離して欲しいんだけど。
えっと,最近ゲームメチャメチャ手出してて。ネタを選んでは『風楽のシレン』やってて。んでシレンだけだと,なかなか昼間のラジオ番組から夜のラジオ番組に切り替えられないから,同時に『FF7リバース』やって,その前には『アナザーコード』とか『パラノマサイト』とかも同時にやって。まぁ『シレン』 やって,死んでる間とか,そのあれですよ…瓶ちゃんだけじゃないですよ。僕は「100年残るようなラジオをやっていこう」って決意した。その矢先に来てるあなたたちのネタは何ですか?(笑) 基本的にはみんなで2秒で忘れようっていう…ラジオ終わって,寝る前に必ずコメカミを木槌で叩こうっていう…あんまり使うことがない木槌の釘抜の方でコメカミを叩いてから寝ないと頭に残っちゃう…っていう(笑) 今時だと,すぐにアーカイブスに残るとか,とんでもない話ですよね。
頭を切り替えるのにゲームを何タイトルもやっていて。
✔『ドラゴンズ・ドグマ2』
で,そのFF7,風楽のシレン,アナザーコード,パラノマサイトは,いわゆるアドベンチャーゲーム ってヤツ。それがとりあえず終わって,んでさらにここに『ドラゴンズ・ドグマ2』 っていうのが発売されまして。これがまた面白くて。これ前にも話してたけど,前作の『ドラゴンズ・ドグマ1』が出た時が何十年前の謎のゲームで。基本一人でやるゲームなんだけど,自分に召使いみたいなヤツが付いてる。んで3人付けられたら,1人がその召使いが俺のオリジナルキャラで,んでキャラ作って,一緒にお供する。さらには後の2人は,他のプレイヤーの作ったキャラや,ゲームオリジナルみたいなキャラがいるんだけど,そいつらを連れて4人旅するんです。
このお供の3人はAIで動いてるので,だいたい僕を助けてくれたりとかするんですけど,キャラエディットが相当にできる。普通は一番最初に自分のキャラを適当に作って始めちゃうんですけど,ちゃんと作り込んで始めようっつっていう。クラスは多分勇者だと思うんです。職業もファイターにしましたし,この世界を救う覚者なんだけど,記憶をなくしてるみたいなヤツで,職業をファイターで選んだ後に,身長や体格とかも全部設定出来るから,身長が160cmぐらいで小太りで,なのに筋肉がほとんどなくて,髪の毛が,昔のコントに出てくる校長先生みたく,サイドだけ生えてて上がツルツルの。もうサイドしか残ってない髪の毛で,ちょび髭っていうヤツで(笑)早乙女カレンっていう名前なんですけど(笑) この早乙女カレンを作り出すわけです。んでタトゥーとか入れられるから,タトゥーの位置と大きさを調整して,両乳首を両サイドから狼が噛んでるっていう,狼が微妙に噛むか噛まないかの感じの柄のタトゥーやってんだけど,こいつ冒険の時は鎧に着替えやんの。せっかく俺が良い位置に狼のタトゥーを入れた早乙女カレンが,お供をしているヤツの名前なんですけど。もう一人のお供が,ポーンっていう名前の2mの老婆。身長2mの白髪のお下げ髪で,汚れとか設定出来るから,その汚れパラメータを最大にして,もう泥だらけの。もうお前どうした?っていう2mの,なんか手が細かくて長い老婆っていうね。姿勢の角度も決められるから,早乙女カレンは,いつもふんぞり返った町工場の社長みたいな感じで。老婆は猫背でずっと歩いてるけど,なぜか弓の名手みたいのを連れて歩いてんのね。でこれがすごいのは,ネットゲームだから,こいつらは別のパーティと交流すんの。んで俺らが寝てる間に,どうやら他の人に呼び出されて,ポーンって言うんだけど,そのお下げ髪の老婆は誰かのお供をしてるらしい。でいて目覚めると「別の世界に行ってました」つって別の世界の人のくれたものを持ってきたりとか,鍛えられたりとかするっていう謎のシステムなんだけど。
シリーズの『ドラゴンズドグマ』が,その後すごいネットワークに対応したバージョンが出たんだけど,俺的には,「ネットワークがあんまりにキチンとしちゃうと俺なんかちょっと…」っていう…辛くなっちゃうんだよ。なんか「このキャラの向こうには人がいるから,あんまりぞんざいな 口も聞けないな…」とか。「もう眠いから寝るとかだめだな」って思っちゃうから,その完全ネットワークゲームの『ドラゴンズドグマ』続編は全然触れなかったんだけど,ついにまたその初心に帰った感じのが出たんで。今もあの老婆キャラ,ネットワーク空間でウロウロしてるよ。でも思ったのが,やっぱりこういう「緩やかにつながってるゲーム」が多分好きなんだと思う。『風来のシレン』も一緒に旅なんかできないんだけど,僕の死んだヤツを助けてくれたり,誰かの死んだヤツを助けるって交流はできる。この限定された緩やかな結びつきが,多分僕の好きなゲームの壺なのかな。
✔『ポケモン・バイオレット』
あとあれも始めた。『ポケモン・バイオレット』 。ニッポン放送の前島花音アナがすげぇポケモンが好きで,話聞いてたら,久しぶりにポケモンやりたいなと思って。今もちょっとずつは触ってるのと,あと『ポケモンスナップ』とかすげェ好きだから,ある程度のポケモンの名前わかるんだけれども,ちゃんとやったのいつだろう?『ポケモン赤/緑』って,今でも覚えてるのは,一番最初はゲームボーイ版でポケモンが出た当時,俺はゲーム番組やってたから ,いろんなところでインタビューとかもしてるのね。その時に最初出た『ポケモン赤/緑』って2バージョンで出ることって,当時のゲームじゃあなかったから「この2バージョンってどうしてなんですか?」って訊いたら「モンスターの出る確率が違うから,例えば兄弟で2個とか,お友達で2個違うの買えば 交換ができたりとか,それがすごい楽しいゲームに発展すると思うんです」つって言って。そんな考え方なんだと思った。同じゲームで,モンスターの発生確率とか変えて,これはアイディアだなと思ったんだけど,予想外に2個買う人が多かったんだよね。で異様な売れ方をして,ポケモン自体も面白いし,金持ちの子が一人で2種類買って,ケーブル繋いで交換…みたいなことを始めて,割と思ったのとは違う使われ方が始まるわけ。そうすると他の会社が「これはゼニが儲かるな…」ってなり,他の会社がそこに目を付ける。こういうのって,開発費は倍にはならないじゃん。倍には全然 ならないから,◯◯バージョン,◯◯バージョン…ってゲームをいっぱい作り出し,さらにはそこにレアカード封入みたいなことをやり始めて,このシステムはゼニになるって感じに発展していったのが僕のポケモンの思い出で。それからあんまやらなくなって,まあまあちょっと触るぐらいになってたので。久々やって面白かった。
✔『アローン・イン・ザ・ダーク3』
さらにもう1個,久々にやるゲームっていうんで
『アローン・イン・ザ・ダーク3(Alone in the dark 3)』っていう。これはすごいのは『Alone in the dark』はもうおじいさんしか覚えていないゲーム。そのバージョン3。パナソニックの「3D o' Real」っていうゲーム機があったんです。当時「うちも負けないぞ」つって パナソニックが出した未来のゲーム機。当時「すごい性能なんだぞ」っていう「3D o' Real」。今じやもう無かったことになってますよ(笑) 当然Pipin@(ピピンアットマーク)って,アップル社が出したヤツと,その「3D o' Real」っていうゲーム機。パナソニックさんは 「何言ってんすか? 聞こえませんけど…」って感じに今なってますけど(笑) その「3D o' Real」っていうところで『Alone in the dark 3』っていうのが出て。これのすごかったのは,当時 なかったのは「3Dグラフィックでアドベンチャーゲームをやります」。謎の洋館みたいところに女の人が一人で入って,バケモノ退治や謎解きをしながら,しかもメチャメチャ難しいんだけどね。で,うっかり 歩いてると,窓を突き破って犬が飛び込んでくるっていう。これが初の3Dポリゴン・アドベンチャーゲーム。その後に『バイオハザード』とか出てくる。これはTBSラジオのアーカイブスに動かぬ証拠があるんだけど,当時カプコンにいた岡本さんっていう,調子のいい人で人生のアップダウンのメチャメチャ激しい人なんですけれども。当時『バイオハザード』大ブームの時に,ラジオのゲーム番組にその岡本さんが出て。その時はカプコンの社員で『バイオハザード2』のスーパーバイザー関わってる人が『アローン・イン・ザ・ダーク』 の話になった時に,「言っていいの? 俺は知らないよ?」って俺は言ったけど「『バイオハザード』は『アローン…』のパクリだ」ってラジオで公言した。すごくない? 俺の中で「うわっすごい」と思ったけどっていうぐらい。
『アローン・イン・ザ・ダーク1』って,初期のポリゴン だから,グラフィックに似ても似つかないんだけど。今から30年ぐらい前のゲームかな?その3D o' Realも今のPS5と比べたらまあ性能悪いです。当時は夢見ましたけど。想像して。『バイオハザード1』のグラフィック ,主人公のキャラクターのグラフィックのポリゴン数が,今の『マイン・クラフト』ぐらい(笑) それを真剣にやってたから。こっちは真剣にやってて,それが海外でちょっとヒットして,3も4も出て,多分映画にもなってんだけど,僕はもう『バイオハザード1』ものすごい難しかったから,それ解いたところで力尽きて。でも楽しかった。すげー楽しかった思い出があるんですけど,もうなんすかね…ギザギザのポリゴンがずっと歩いてましたよ。なもう何て言うんですか…普通にあれを想像力で女だとかゾンビだとか思ってることがすごいからね。
で,その『アローン・イン・ザ・ダーク』の続編が急にプレステ5版が急に出て。で,『ファミコン通信』編集部の浅田君ってすごい仲良しの編集者が「伊集院さんあれ好きでしたよね,あれめちゃくちゃハマってましたよね…あの続編が出たんですよ」って聞いたら,もうさ…Amazonの段ボールをカッター切って,上手に女の人を作ろうと思ったら全然できるぐらいのグラフィックのヤツだったのが,もう一気にバイオの一番新しいのと並ぶレベルのグラフィックになってる。もう映画クオリティになってるわけ。その…これじゃない感ってすごい(笑) これも難しいもんで,ウチの母ちゃんが,爺ちゃんが懐かしがるだろうと思って作ったすいとんをさ,爺ちゃんが食った時「このすいとんは美味過ぎる!! もっと寂しい感じのヤツだ」っつって。「何で具がこんな入ってんだ! 戦後すぐに食べてたすいとんはこんな美味しくない!」って怒っちゃって。「前のヤツの食いかけの麺が入ってない!」って怒ってた(笑) 本当にそれに近いような。こうなっちゃったら,もう俺の中では途中のやつをやってないから,もう同じゲームとしては全然行けないわつって。しかも難しさも,今回も筋金入りに難しいらしいらしいから,おそらく今の僕では頑張れない気がする。なかなかその黎明期のゲームをやってたおじさんからすると,さっきの純愛エロゲで主人公が自分の名前呼んでくれるとかさ,すごいね。『ときめきメモリアル』っていうのが出た時に,俺の憶えてる限りでは初めての恋愛シュミレーションというか,恋愛ロールプレイングっていうかさ 。ゲーム出た時に,俺と俺の周りのゲーム雑誌の反応は本気30%冗談70%で「恋愛なんてものまで数字のパラメータにするってちょっと面白くない?」っていう,そういう変わった位置があったんだけど,蓋開けたらまあヒットするじゃん。 その何作目かで,主人公がしゃべることになったんだよ。今はすごいな…何万円か出したら,声優さんが録ってくれるって。 ほぼ 声優さんの手持ちぐらいだもんね。だけど当時はもうひらがなで「ひかるだいすき」みたいな。しかも当時,恋愛シミュレーションゲームに対する偏見というか,俺自体の中にあった,俺のモテなさに対するコンプレックスがひどくて,本当は「光」どころか,本名は田中健ですから「健」って名前を付けたいんですけど「それ入れちゃって本当に楽しくなっちゃったらダメなんじゃねえか」つって,なんか「野辺山」みたいな,そういう名前つけてやってたのとか思い出すね。もうちょっと最近本当にゲーム 面白すぎて。今日もプロスピの新しいの発表されてたけど,もう実写だよね。最初にスーパーカセットビジョンでやってた頃って,漢字の「大」っていう字だからね。それを選手だと思ってやれたからね。いやなんかすごいよ。未来に来たよ。
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