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2002年1月21日月曜日

[機器][ゲーム] ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー


[機器][ゲーム] ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー
021109 : 2002年冬,年末のゲーム関連色々雑感(偏見入り)。
(2003年3月10日加筆修正。「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」のTVCMについて考察。)
■ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー
ようやく出てきた大ニュース「スクウェア・エニックス」ネタに関しては今回はコメントしません。
発表の衝撃度の大きさはあるものの,これについて書けば書くほど,ゲーム業界の寡占状態がもたらすであろう暗いネタや,発表直前に行われたインサイダー取引の怪しいネタしか書けなくなりますので...。
この冬は今のところいわゆる,ハード業界的な「大ニュース」がありません。XBOXもキレたまま我に返る気配もなく,プレステ2は相変わらず勝ち組,ゲームキューブも続編頼み(なんだかなぁ)。
携帯ゲーム機はゲームボーイアドバンスの独り勝ち確定..というかゲーム機総合でもGBAがなんだかいい感じです。
ゲームボーイアドバンスはハードスペック的にも,SuperFamicomの欠点となる部分を「全部潰した」あとで発売されたため本当に隙がないというか,イヤミなくらい良くできているハードです。
スーパーファミコン時代と違って,比較的安価になったROMの容量節約をさほど気にせずに済むようになったこともROMカードリッジを使用するゲームボーイアドバンスには大きいアドバンテージになると思われます。
(話によると,多重透過処理がしんどいことだけが「ゲーム機」としての欠点だとか。)
ほんの少しだけ明るくなったTFT液晶と,かなり遊び甲斐のある豊富なソフト群,そして改造ツールとFA_Linkerといったアジア製の怪しいツールやテレビdeアドバンスやAfterburner,バックライト(調)ツール,そして「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」など暗い液晶対策の最終兵器が揃ってきた今からがゲームボーイアドバンスの旬と言えるでしょう。
で,年末の目玉はやはりひとまずお約束ですがポケモン。「ポケモンアドバンス(仮称)」がゲームボーイ版ポケモンほど売れるかどうかは微妙ですが...
とりあえず,買っておけば年末年始の間は子どもとの会話の接点にはなるでしょう。
ポケモン移行・交換用にゲームボーイ版を再び引っぱり出すというのも子どもとの話題作りとして「あり」でしょう。
*旧ゲームボーイ版とのポケモン交換は出来ませんでした((泣))
ところで,11月に任天堂が「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」の発表を行いました。
ゲームキューブの誇る高速拡張端子に「たった5000円」のアダプターを取り付けることで,
ゲームボーイアドバンス対応のゲームが ほぼすべて動作するという,なにげにユーザーが欲しがっていたハードです。
(その証拠に,わたしの周囲には,社外品の「テレビdeアドバンス」所持者が結構います。
重いし,ビデオ出力の画質はショボイし,加えて保証対象外になるというリスクを侵してでもテレビモニターでGBAソフトが動作するというのは快適ですから。)
過去にも任天堂は下位ハードの互換機能搭載や古い資産の再活用には積極的でした。
スーパーファミコンにファミコン互換機能を持たせようとして失敗したり(このお陰でスーファミの設計は大分ヘボくなった),
ゲームボーイアドバンスで大抵のゲームボーイソフトが動かせるようにしたり,スーパーゲームボーイ(2)を使うことでゲームボーイソフトがテレビ画面で動かせたり..
はたまた,「ゲームウォッチ」をゲームボーイに移植したり,N64DDゼルダをゲームキューブに移植したり(この調子でマザー3も出して欲しい)...。
ところで,今回の「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」では従来の任天堂のやり方とは異なった戦略が見えてきます。スーパーゲームボーイ(2)とスーパーファミコンの関係の場合,
「ゲームボーイ」とスーパーファミコンの所持率はどちらもゲームファンの間では100%に近い高率でしたし,明らかに両者のユーザー層は多数派でした。
しかし,スーパーファミコンと違って,現在のゲームキューブは「日本国内では負け組ハード」と揶揄されることが多く,ゲームボーイアドバンスの普及率は明らかにゲームキューブ普及率の上をいっています。
このため,このハードはゲームキューブ所有者にとっては美味しい「プレゼント」ですが...ゲームボーイアドバンスだけ所持している層には微妙な商品となるでしょう。
「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」は,家でプレイステーションやゲームキューブのゲームをやっていた時間の一部をゲームボーイアドバンスソフトに費やすことを可能にしてくれます。
これは,大量にリリースされるゲームボーイアドバンスソフトの「消費本数」を増進すると同時に,ゲームボーイプレイヤーを所持する子どもたちのゲーム時間をより「任天堂ゲームハード」で費やすように方向付けます。
 つまり,ゲームボーイアドバンスのソフトを家で遊ぶ,その時間だけプレイステーション等のゲーム時間を奪えるのです。
大作ばかり目立って軽いソフトが少ないゲームキューブには「幕間の場つなぎ」の救援が出てきて助かり,一方のプレイステーションにとっては「根元を攻撃できない援軍」の登場はかなり癪なものだと思います。
(2003年3月10日追加。
>友達みんなでゲームをするときはリビングの大画面で..というのは,
>ゲームをしている子供を見守る「保護者」にも安心感を与えます。(2002年6月18日の記事)
というイメージは, 「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」のTVCMでも効果的に使われています。
まさか,「ちちんぷいぷい(関西系,午後3時のワイドショー番組)」で任天堂のCMを見るとは思いませんでしたし,CM中で,「子どもたち(男女のペア)のゲーム中に,親がジュースを持って入ってくる」シーンは時代の変化と言うべきでしょう。
子供達のゲームプレイを「禁止」するのではなく,「ゲームの種類・ゲーム中の行動を監視し管理」するのが任天堂が提案する家庭の中でのTVゲームとの関わり方です。)
まだ,詳しい内部の仕様がはっきりしないので確かなことは言えませんが,もしも,このアダプターが「GBAから液晶とコントロール部を省いたもの」だったらとても美味しい値段です。
アジアのマニア御用達メーカー力生あたりが速攻でゲームキューブなしでも動作するようにするアダプターを作成してくれるでしょう。
個人的には,かなり期待しています。
で,ここからが深読み。
昔,MacintoshにPowerBookDuoという,かなり伝説になっている製品がありました。
基本的にノートパソコンなのですが,オフィスや自宅で使う際にはドッキングベイに接続して,PCモニターや大型キーボードなど,より快適な環境を使って作業が出来るという代物です。
Macintoshが高かった当時,複数のMacを買わずに済むこのアイデアはとても秀逸かつ大胆なものでしたが,Macならではのバカ高い価格と,その価格に見合わない(笑)バッテリーやキーボードなどの低い耐久性によって
色々な伝説を作ったハードだそうです。
(日本語での紹介記事は
http://member.nifty.ne.jp/dyon/68k/duo280c.html
にもありました)
......なんか,これってPCエンジンのパワーコンソールなどに通じる合体感覚がありますね。
今時のノートパソコンでもドッキングベイを使用するものはありますが,当時に比べノート型PCのハードスペックが劇的に進化したにもかかわらずドッキングベイの仕事は 「拡張端子増設やデータの同期」程度で終わっています。
ヘビーユーザーは複数台のパソコンを使い分け,初心者はデカイ高品質(高額)液晶のついたノートパソコン1台を持ち運び使う...
(ノートパソコンの価格のおよそ半額は液晶ユニット代という噂。)
そのため,「モバイル用途に使うには妙にハイスペック・高電力消費なパソコン」がバカスカ出てきたり,ひとりで仕事しているのに複数PCの中に入ったデータを交換するために部屋の中でLANネットワークを構築しなければいけなかったりとなんだかちょっとなぁ...という奇妙なことが起こっています。
この点,「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」の示唆する方向は極めて興味深い物があります。
屋外ではゲームボーイアドバンスを,お部屋のテレビでは「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」を使うという発想は,ROMカードリッジをゲームソフトではなく「記憶媒体」として考えると......
カードリッジの差し替えは,今のパソコンで言うところの「着脱式HDDを丸ごと差し替える全データ移動」ということになるでしょう。
つまり,ゲームボーイアドバンス環境と「ゲームキューブ・ゲームボーイプレイヤー」環境では完全なデータの同期が取れ,いずれの環境でも適切なインターフェイスを使ってビデオゲームが出来るということです。
スペック依存要素の高い今のPCゲームでは,こんな芸当は容易に出来ません。
プレイステーションも,電車で気軽にゲームするにはまだまだ先は長そうです。
この「ウルトラC」はセーブデータの記憶をカードリッジ内部で処理可能なゲームボーイアドバンスならではの離れ業です。
ゲームボーイアドバンスの描画性能は3D処理はできないものの,テレビ画面で見てもまあまあの表示力。
RPGや2Dアクション系ゲームには必要充分の性能といえるでしょう。少なくともスーファミ相応のスペックは持っています。
下手をすると,ゲームボーイアドバンスは室内ハードとして「低スペック?ハードが高スペックハードを倒す」初の事例として歴史に名前を残すかも知れません。
ところで,テレビゲームを考える上で,今年の年末(クリスマス)商戦でとても気になる存在が
「エキサイトピンポン(エポック社)」
「ガンガンアドベンチャー(TAKARA)」
などといった「TVゲーム内蔵型の玩具」です。ゲーム内容は子ども向けのものがほとんどですが,その子ども向け具合がばかに出来ませんというか,凄いです。
参考:http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/backno/rensai/e_toy.htm
インプレスウォッチGAME 気になるe-toy遊んでレポート。
操作方法も「そのまんま」という圧倒的にキャッチーなデザインは, コントローラーの「しばり」がキツイTVゲームにはなかった発想ですしお店で買ってそのまま持って帰って,テレビに線を繋げればそこそこ面白いTVゲームが楽しめるというのは,一度体験すると
「ゲーム機本体,もういらないかも(笑)」という強烈な印象を与えます。
そもそも,TVゲーム機本体というのはゲームをするために買うものですから,本体無しでゲームをすることが可能なら不要なものです。
LSIの性能も上がり,単価も安くなってきた昨今ではこの手の玩具の価格もずいぶんこなれてきましたし,エキサイトピンポンの大ブレイクで後発のゲーム(というかゲーム機)も続々出ています。
価格帯は大体6千円前後とPSの新作ゲームソフト程度...実売はもう少し安いでしょう。
TVゲームソフトと違って,箱も大きいこの手の商品はプレゼント用にはぴったりです。
(そして,そこそこ遊んだ後に中古ゲーム屋に売られる心配もありません。)
そうそう,この秋冬(年末商戦)のバカ売れ確実商品『太鼓の達人タタコンセット』も7000円程度です。
コントローラー追加もうひとつで大体10000円強。これも,プレイステーション2のスペックのどの位を使っているのかと考えると...。
(PS2で発売した理由は,おそらく大容量のDVDメディアを使うことで音質向上と収録曲数増を狙ったのと,
もうひとつはコピーやemu対策でしょう。)
とか書いてたらこんなもの見つけました。
http://www.akaokoichi.net/ARTICLE/debf15.htm
“テレガング”がゲーム機市場を侵食!?
(赤尾晃一:『ゲーム業界,オレが許さん!』)<(内容はいいけど,このタイトルだけは正直いただけない)。
PCエンジンに関して言えば,久々の新作ソフト"implode"が同人で発売されたことがこの秋冬最大のトピックでしょう。
このゲームを開発したPCエンジン&TurboGrafx16ファンの才能と熱意があったからこそ,開発ツールすら無い状態当初の状態から,形あるソフトが出来上がるまで行きついたのだと思います
裏トピックはもちろん「スペースファンタジーゾーン」の違法コピー商品の大量オークション流出です。
チープな出来で偽物感ありありの違法コピーを秋葉原での路上販売やネットオークションなどで世界中にばらまくというお間抜けな手口であったものの,CDRではなく業者に委託してプレス&キャラメル包装するという今までに無い豪快な手口や,「未開封」「雑誌社流出」などのよくある甘言により多くの人が数万円でこの商品を購入しています。
この程度のスペファンなんてftp検索ぶっこ抜きすればすぐ見つかる..ゲホゲホ,
違法コピーソフトの販売購入はいけませんヨ。ダメ・ゼッタイ。

PCengine Side
http://homepage3.nifty.com/rhythmsift/pceside/column/c2002.htm
http://homepage3.nifty.com/rhythmsift/pceside/sittoku.htm

workshop PCエンジンおしゃれ計画blog




















2011/12/7
「GAMECUBEメイン基板のSerial Port1周りの回路」  
ゲーム・形番
GAMECUBEのSerial Port1のうち、電源、GNDを除くと6本の信号線がモデムアダプタに接続されてる。本体メイン基板のSerial Port1信号はFLIPPER(NEC製uPD8924F2011)から出ている。Serial Port1の信号はGAMECUBE本体からみると以下の通り。
1番ピン:4,6,10番ピンのデータ出力/ハイインピーダンス切り換え制御。Lowで4,6,10番ピンの信号は本体→モデムの方向、Highで4,6,10番ピンはハイインピーダンス。ちなみに1番ピンはモデム基板側でLowに固定されてて、GAMECUBE本体側のメイン基板はプルアップされている。モデムアダプタをGAMECUBE本体にセットするとLowに固定される。
2番ピン:GND
3番ピン:不明。信号線。
4番ピン:出力信号。信号の中身は不明。信号の有効/無効かは1番ピンの状態による。
5番ピン:不明
6番ピン:出力信号。信号の中身は不明。信号の有効/無効かは1番ピンの状態による。
7番ピン:Vcc(まだ電圧調べてないけど3.3Vか2.5Vあたり)
5番ピン:未使用、不明。
8番ピン:Vcc(まだ電圧調べてないけど3.3Vか2.5Vあたり)
9番ピン:入力信号。モデム→GAMECUBE本体へのデータ方向。信号の中身は不明。信号の有効/無効かは10番ピンの状態による。
10番ピンがLowの時、データ方向はモデム→GAMECUBEの方向。10番ピンがHighの時、ハイインピーダンス。
10番ピン:出力信号。信号の中身は不明。信号の有効/無効かは1番ピンの状態による。
11番ピン:GND
12番ピン:GND
4,6,9,10番ピンのGAMECUBE本体側のラインドライバは74LVC125A。3番ピンは調査中。
KEYWORD:FLIPPER NEC uPD8924F2011 74LVC125A

電子機器 Junker
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