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2023年1月19日木曜日

[メンタル] SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い


[メンタル] SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い
SNSを使う子と使わない子「脳発達」決定的な違い10代の子を対象にした研究で判明した
The New York Times
2023/01/07 9:00
SNSを頻繁に使う子と使わない子では脳機能の発達に違いがあることがわかったという(写真:Jake Images/PIXTA)
ソーシャルメディア(SNS)の使用は子どもたちにどのような影響を与えるのか。SNSはすでに子どもの間で大きく普及し,いわば巨大な社会実験がフルスピードで進行している状況だ。子を持つ親や政策担当者がその影響を見極めようとする中,同分野の研究からは気掛かりな傾向も見え始めている。ノースカロライナ大学の神経学者らによる新たな研究は,これまでにない試みとして12〜15歳の中学生の脳を継続的にスキャンした。12〜15歳というのは、脳が急速に発達する時期にあたる。
■SNSの使用度合いで脳発達に顕著な違い
その結果12歳ごろにSNSのフィードを習慣的にチェックしていた子どもたちは,ある特有の発達傾向を示すことが確認された。
仲間からの社会的報酬に対する感受性が時間とともに強まっていたのだ。
反対にSNSの使用が比較的少なかった子どもたちではそれとは逆の傾向が見られた。アメリカ医師会(AMA)の学術誌『JAMA Pediatrics(小児科学)』に1月3日付で発表された同研究は,SNS使用と関連した脳機能の変化を数年にわたって捉えようとした初めての研究の1つだ。著者らが認めているように、この研究には重要な限界もある。思春期は社会的な人間関係が拡大していく時期であるため、もともと仲間との結びつきを強める傾向にあった子どもがSNSをより頻繁に使うようになり、それが脳の発達傾向の違いとなって表れた可能性もある。「SNSが脳を変容させているという因果関係は主張できないということだ」と、同論文の著者の1人でもあるノースカロライナ大学チャペルヒル校のエヴァ・テルザー准教授(心理学・神経学)は言う。
その一方でテルザー氏は、こうも付け加える。「SNSを習慣的にチェックしているティーンは脳の応答の仕方に著しい変化が見られるため、大人になってからも続く長期的な影響をもたらし、その後の脳の発達条件を左右する可能性がある」。
研究チームは、ノースカロライナ州の田舎の中学校で6〜7年生(日本の小学6年生と中学1年生に相当)の民族的に多様なバックグラウンドを持つ169人の生徒を調査。フェイスブック、インスタグラム、スナップチャットのフィードをどれくらいの頻度で確認しているかを尋ね、頻度別に生徒を分類した。SNS使用には12歳くらいでも特徴的なパターンができていた。SNSを習慣的に使用している生徒は、フィードを1日に15回以上確認していると回答。中程度に使用している生徒の1日の確認回数は1〜14回、SNS使用が習慣化していない生徒は1日に1回未満だった。被験者には約1年おきに脳全体のスキャンを計3回行った。スキャンは、成功すれば仲間が笑顔を見せ、失敗すれば睨んでくる、という形で報酬と罰が与えられるコンピューターゲームをプレイさせている最中に行われた。
■SNS利用で活動が高まる3つの脳領域
報酬処理回路
特徴抽出に関わる脳領域
前頭前皮質
SNSを頻繁にチェックしている子どもたちでは、ゲームのプレイ中に脳の3つの領域で活動の高まりが見られた。賞金を得たり、リスクの高い行動に出たりといった経験にも応答する報酬処理回路、環境の中で目立つものを見つける特徴抽出に関わる脳領域、調整と制御に関わる前頭前皮質の3つだ。「SNSを頻繁にチェックしながら育つティーンは(そうでないティーンに比べ)仲間の反応に過敏になる」ことを示す結果だと、テルザー氏は解説する。この発見は、脳の変化の傾向を示すだけであり、変化のレベルを示すものではない。こうした変化にメリットがあるのかデメリットがあるのかも不明だという。SNS分野の研究者からは、この発見から過度に一般化した結論を導き出すべきではないとクギを刺す声が上がっている。
「今回の発見が示しているのは、人生のある時点におけるSNS使用が脳発達に影響するということに過ぎず、影響がどれくらいなのか、その影響が良いものなのか悪いものなのかはわかっていない」。スタンフォード大学ソーシャルメディア・ラボの創設ディレクターで、今回の研究には関与していないジェフ・ハンコック氏は、SNS以外のさまざまな要因が脳の変化に影響を与えた可能性もあると指摘する。

東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/644435?page=3

2022年6月8日水曜日

[健康] 電磁波の健康被害と対策


パソコンのWiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たないことが証明された
投稿者 てんさい(い) 
日時 2013年5月26日09:38:35: KqrEdYmDwf7cM
https://twitter.com/tokaiama/status/338429733446512640
パソコンのWiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たないことが証明された 無線ルータは危険だ再びケーブルに変えないと 
面白い実験。電磁波シールドパンツを着用する業務もあるようなので侮れないかも。ただ山頂の中継局周辺で植物が育たないという話を聞かないのは不思議→QT @tokaiama …WiFiルータ(無線)の近くでは植物が育たない
HiFiの周波数はギガヘルツ帯のはず 電子レンジやオービス,自動ドアなどと同じだ これはエネルギーが非常に強いマイクロ波なので,遺伝子に悪影響を与える
★てんさい(い)コメント:
この実験,「発芽」という細胞分裂がもっとも盛んな状況で実験したのが成功の秘訣と思う。
電磁波の影響は距離の2乗に反比例するから,距離が2倍になれば影響は1/4。
追加試験も簡単。気温約20度なら種の発根は10時間,発芽も25時間程度。
電磁波測定器を4000円弱で購入してあちこち計ってみたが,
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0013P6ZJQ/asyuracom-22
生活空間で電磁波が強いのは掃除機,冷蔵庫。
掃除機は50cm離しても警告びんびん。1m離れれば問題なし。
住居に関連するものでは,
電柱に時々付いている灰色のバケツ。変圧器。
これは相当電磁波が出てるので5メートルは離れたい。
以前2Fの部屋のすぐ前に変圧器がある部屋に行った時は
頭がいたく,だるくなる,と言ってた人がいた。
電柱からの電源引き込みパネルからも電磁波が出てた。
1メートルは離れたい。
そして横綱は携帯基地局。
携帯基地局からは100メートルは離れたい。
各国の中継基地からの電磁波規制
(体表面1cm2当たりの被曝量)
日本(1.5GHzの場合)
ICNIRP
イタリア
中国
スイス
ロシア
ザルツブルグ(オーストリア)
アメリカ
1mW(ミリワット)=1000μW(マイクロワット)
https://www.google.com/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=site%3Awww.asyura2.com&q=%8Cg%91%D1%81%40%8A%EB%8C%AF&btnG=%91S%81%9A%88%A2%8FC%97%85%81%F4%8C%9F%8D%F51
携帯は頭に密着して使い,体に密着させて持ち運ぶ。危険度は?
電磁波の人体への影響~携帯電話の危険性は電子レンジの比ではない!
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/620.html
今回のネタもとの自動翻訳ページ
http://honyaku.yahoofs.jp/url_result?ctw_=sT,een_ja,bT,uaHR0cDovL3d3dy5saXZlbGVhay5jb20vdmlldz9pPWNkM18xMzY5NDI4NjQ4,qfor=0
Science Project Finds Plants Won't Grow Near Wi-Fi Router
科学プロジェクトは,植物がWi-Fiルータの近くで成長しないとわかります
デンマークからの五つ9学年の若者好きは,科学界で物議を引き起こしている科学実験を最近つくりました。
それは,観察と質問から始めました。彼らが夜に頭の近くで携帯電話で眠るならば,彼らがその翌日学校で集中するのにしばしば苦労したと,女の子は気がつきました。彼らは人間で携帯電話の放射線の影響を検査したかったです,しかし,彼らの学校(デンマークのHjallerup学校)はそのような実験を取り扱うために器材を持っていませんでした。それで,女の子は,その代わりに携帯電話放射線の植物に対する効果をテストする実験を設計しました。
女の子計算にとても一致している2台のルータの次に,学生はLepidium sativumで満たされる6つのトレイ,放射線のない部屋への一種のコショウソウと種の6つのトレイをもう一つの部屋に入れました。そして,普通の携帯 電話と同じ放射線のタイプについて発されました。
次の12日の間,女の子は彼らの結果を観察して,判断して,考察して,写真を撮りました。実験の終りまでに結果が露骨に明らかなa?であったが」ルータの 近くに置かれるアブラナの種は成長しませんでした。彼らの多くは,完全に死んでいました。他の部屋に植えられるアブラナの種が,ルータから離れて,成功す る間。
実験は,女の子(下記を描きました)トップ栄典を地域の科学競争と世界中の科学者の関心で得ました。
キムHorsevadによると,デンマークのHjallerup Skoleの先生は,そうでした
アブラナ実験は行われました,神経科学教授
スウェーデンのKarolinska研究所,繰り返すことに関心がある
制御された専門の科学的な環境の実験。
コメント
01. 2013年5月28日 20:03:31 : KKUQv68ch6
もう手遅れなんだよね。だめだよ。取り返しがつかないよ。人類は50年で子孫が耐える絶える。
02. 2013年5月29日 10:53:13 : nJF6kGWndY
程度問題だな
http://chiepure.blog75.fc2.com/blog-entry-32.html
うちの職場では,PCやコピー機などの横に,観葉植物を置いてます。
置き始めて気がついたのですが,
PCやコピー機の傍においてある植物の方が,他の場所の植物より,元気でよく成長するみたいなんです。
←コピー機の横の植物です
3ヶ月ぐらい前は,この半分の高さだったのですよ~
今ではグングン成長して,ここまで大きくなりました!
もうそろそろ,植え替えしてあげようかな♪
03. 2013年5月29日 10:56:51 : nJF6kGWndY
http://esd.env.kitakyu-u.ac.jp/jirei/dvd/report/h19-rep/19rep06.pdf
電磁波が私たちの生活に与えている影響を知り,正しい利用方法を考えるため,このテーマを選んだ。具体的
には,実験や学外活動調査を通して,メリットとデメリットの両面から,電磁波が私達の生活に及ぼす影響を考察す
る。このことによって,電磁波の正しい利用方法を考え,多くの人に知ってもらう。
②方法(実験や学外活動などの概要)
電磁波のデメリットを検証するため,以下のような実験を行った。
・ 電磁波防止製品の効果を調べるために,電磁波測定器を用いて実験を行った。
・ 電磁波が植物に与える影響を調べるために,ヒヤシンスで実験を行った。
電磁波の研究についての情報を以下の方々に提供していただいた。
・ エコタウン見学会に参加して,九州電力グループや J-POWER(電源開発株式会社)の方から送電線付近の電
磁波や発電時の電磁波についてお話を伺った。
・ NPO 法人 環境と健康を考える会主催の「いのちと環境を守る福岡ネットワーク」というフォーラム に参加し
て,科学ジャーナリストの植田武智様に電磁波問題についてお話を伺った。
さらに,電磁波についての知識を深めるため,文献調査も行った。
③得られた結果・提案
電磁波には多くのメリットがある反面,デメリットも存在することを知った。しかし,健康被害に代表されるような電
磁波のデメリットはうまく利用することによって軽減できるものだという事もわかった。現在世の中に流れている電磁
波についての情報は,信憑性に欠けるものが多く,電磁波についての知識が浅い人は,これらの間違った情報を
鵜呑みにしてしまう可能性がある。したがって,ひとりひとりが電磁波に対する知識を深め,適切な利用方法を学ぶ
場を提供することが重要であるという結論に至った。
そこで,電磁波の研究施設である,電磁波ミュージアムの設立を提案する。私達が提案する電磁波ミュージアム
とは,北九州市にある環境ミュージアムの様なもので,このような施設の設立によって,一般市民が正しい知識を得
ることができ,電磁波を上手く利用することができるようになる。さらに,健康被害を削減することができ,電磁波のメ
リットとデメリットを上手く使い分けることができると考えた。
担当教員コメント
電磁波が社会生活に与える影響として,単なる調査だけでなく,植物を使った実験を行うなど,内容が充実して
いる。しかし,電磁波の影響を受けて奇形した植物の例は,信頼性が低いのでさらなる調査が必要と思われる。ま
た,研究目的で,電磁波対策製品がどれほど電磁波をカットできるか具体的数値で明らかにするとあるが,結論で
はそのことが記述されていない。
3.2 奇形植物
ビアス (http://www.be-us.net/column/05shinsyou/0605/index.html)
図 3-2.1 奇形植物
図 3-2.1 は中継基地付近で発見されたもので,電磁波の影響を受けた奇形植物である。左は二段咲きのシロツメ
クサで,右は茎が肥大化したたんぽぽである。このほかにもオシベやガクが花びら化したコスモス等がある。
3.3 ヒヤシンスを用いた実験
■実験目的■
3.2 の奇形植物の例のように,電磁波は実際に植物
にも影響を及ぼすのかどうかを調べるため。
■期間■
11月8 日~11月28 日まで
■場所■
同じ部屋の中の携帯電話(写真右),パソコン横(写
真左),電磁波の影響を受けない場所(写真中央)の
3 箇所(図 3.3 参照)
■条件■
水量等の条件を揃え,上記の 3 箇所でヒヤシンスの球
根を栽培して 3 つの成長の違いを調べた。
■実験結果■
実験の過程を図 3.3 に示す。尚,図中のヒヤシンスは
左:携帯電話横,中央:基準,右:パソコン横を指す。
実験結果を表 3-3 に示す。尚,表中に記載されてい
る基準とは,電磁波の影響を受けない場所で育ったヒヤ
シンスの状態を指す。
第 1 週
第 2 週
第 3 週
図 3.3 ヒヤシンスの成長過程
平成19年度6チーム
             
★阿修羅♪ 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/834.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/897.html
   
    
    
    
    
    
    




電磁波とは?- 電磁波は何故有害か?~細胞分裂に影響を与え,生殖や成長に悪影響を及ぼす~
★阿修羅♪ > 不安と不健康15 > 865.html
投稿者 てんさい(い) 
日時 2013年6月16日20:46:56: KqrEdYmDwf7cM
Tweet
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=277725
人工物質が肉体を破壊してゆく
http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/emf.html
世界中の著名な学者が十数年まえから電磁波の生体への影響を調査研究
し,疫学的に電磁波は生体に悪影響を及ぼすことが実証されています。
交流電力の変動磁場(電磁波)の振動で,細胞分裂のときに
再結合する寸前の遺伝子(DNA)の 塩基 配列が,揺さぶられて
トンデモナイ位置にくっついてしまう (元東京大学糸川英夫名誉教授)。
成長中の細胞は,細胞分裂がさかんです。電磁波を被曝すると,その遺伝子の鎖構造の分裂, 再結合のたびに,遺伝子障害のリスクを負うことになる。「電磁波の生体影響をもっとも強く受けるのは,成長細胞 (妊婦.胎児…)」
(ニューヨーク州立大学教授,ロバート.ベッカー博士 米国)
[人間のガン細胞に送電線や電気器具からでる60ヘルツ電磁波を
当てると, ガン細胞の増殖率を1600%もスピードアップさせ,ガンを
悪化させることが 確認できた」(米, ウインドル.ウインター)
「哺乳動物が,微弱な電磁波にさらされると,メラトニンの分泌障害が
発生する」。(92年 ウイルソン博士,英)
* メラトニンは若さを保ち,老化を防止する神経ホルモンで脳の松果体で
造られ呼吸をコントロールし,免疫を調整したり,ガンを抑制するなど,
きわめて大切な働きをする。
培養中のヒト.T細胞に,60ヘルツ電磁波を48時間照射すると,
外から進入した病原菌などの細胞に対するT細胞の攻撃能力が
著しく減少する。(ダニエル. ライル博士)
15ヘルツに変調した低周波磁界を照射すると,すい臓でのインシュリン
生産が35%もダウンする。 (83,ジョリー.リマングローバー)
電気毛布を愛用していた妊婦の異常出産は6倍
(マサチューセッツ工化大学の調査報告)。
妊娠初期(3ヶ月)に電気毛布を使用した女性から生まれた子供に先天異常児が10倍にも激増している (米,デクン.リー論文)。
「電気毛布の使用は,妊婦や子供はさけなさい」(89 アメリカ最大の消費者団体CU:コンシューマー.ユニオンの警告。)
電磁波を浴びると脳の松果体からの神経ホルモン,セロトニン分泌が抑制され,セロトニン減少でウツ状態に陥り精神に異常をきたす。最悪の場合自殺に走る (ベッカー, 米.ペリー, 英 両博士 )
暴力をふるったり,自殺するおそれのある若者を,確認するには血中セロトニン濃度の測定が,「予測因子」になることを突き止めた。(青少年問題の専門家M.J. クルエルシー博士,米).電磁波を浴びると神経ホルモンのセロトニン分泌が抑制され,セロトニンの欠損は,抑うつ病を引き起こす。
「このような抑うつ病の患者は,セロトニンが正常な患者よりも,あきらかに自殺率が高い」(1986年,スゥエーデン,M.アスバーグ)
生体に重要なカルシウムイオンやナトリウム,カリウム,リン,リチウムなどの荷電粒子が,電磁波のエネルギーを吸収して螺旋運動し,イオンが細胞膜から流出する「サイクロトロン共鳴」を起こす。(85年 リボフ博士,米)
神経細胞に16ヘルツ電磁波をあてると相当量のカルシウム.イオンが流出する「ウインドウ効果」 (77年 エイデイ博士, 米)
「チエルノブイリ原発事故後,コンピュータのVDT作業をしている人は,そうでなそうでない人にくらべて,免疫力が50%も弱くなることがわかった」。(91年 ペトロヴスカヤナ博士,ロシア.ウクライナ)
電磁波は(脳の神経繊維)ニューロン内のカルシウム.イオンのチャンネルに影響を与えるかもしれない。(カナダ,アルツハイマー研究プロジェクト,デニス.ゴーブロウ準教授)
電磁波がアルツハイマー病のリスクを増大させている(南カリフォルニア大学 ソーベル教授,米)
熱効果をもたらさない弱いマイクロ波照射でも,網膜に変化を与える(1988年,バージ博士, 米)
電磁波とは?
電磁波は電気と磁気の波です。電気の流れるところ,電波の飛び交うところには必ず電磁波が発生します。
電磁波の範囲は非常に広く放射線(γ線,x線)や光(紫外線,赤外線,可視光線)も含まれます。
電磁波は電場(電界)と磁場(磁界)が直交した波動で,電気と磁気エネルギーの波です。
電磁波の単位面積あたりの強度は,電界強度はV/m(ボルト.パー.メートル)で表し,磁界の磁気強度は一般的にはmG(ミリガウス)で表します。
生体に悪影響を与えるといわれるのは,送電線や一般の電化製品から放射されるELFと呼ばれる極低周波(0~100ヘルツ)の交流電流から発生する磁場(磁界)と携帯電話,電子レンジ等から放射されるマイクロ波(UHF)と呼ばれる極超短波(300MHz~3GHz)です。
電磁波の種類と用途は矢印こちら
高圧電線の近くに住む家庭で癌が多発している現状をテレビや新聞の報道でご存知と思いますが,電磁波は高圧線だけでなく携帯電話,家電製品,OA機器からも大量に放射され私達は毎日被曝の危機にさらされています。
電磁波は何故有害か?
人間の磁気感覚は他の生物に比べて退化していますが,人間以外の動物は,例えば地震の地殻変動による低周波磁場の影響を受け,ケイレンを起こしたり異常行動をとることが,既に大阪大学の池谷教授の実験で証明されています。
米国では,ペットだけでなく家畜も震災による磁場の変動を敏感に感知し,異常行動をとることが報告されていますし,人間の脳に低周波磁場をあてると視聴覚に異常をきたし,幻覚症状を起こすことが実証されています。地球の地磁気(磁場)と一体化した生体エネルギー(生体電流)が,人工の変動磁場(交流磁場)に共鳴し生体内の遺伝子(DNA)を損傷したり,細胞の生命活動に不可欠な原子イオンを流出させ生体に重大な影響を与えます。
磁気を感じ易い人は,電磁波に対して過敏に反応しますが(電磁波過敏症),体感するしないに関わらず私たちは日々電磁波の波間で大量の被曝を受けています。
<電磁波過敏症>: 頭痛,めまい,吐き気,視力障害,慢性疲労を誘発する。
米国では「電磁波過敏症」に苦しむ人々のために専門クリニックを開設している。スエーデン,ドイツなどでも既に認知がすすんでおり,ケアする施設が出来ています。
日本でも現在 市民団体による「電磁波過敏症ネットワーク結成準備委員会」が組織され,この問題の認知と被害者のケアに向け運動を始めました。
労働省がまとめた「技術革新と労働に関する実態調査」でもコンピューターのVDT(ディスプレイ)作業者の8割が身体的疲労を自覚しており4割がストレスを感じていると発表しています。
             
★阿修羅♪ 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/865.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/897.html
http://www.asyura2.com/09/health15/index.html
   
    
    
    
    
    
    
    
    



        
    
    
コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画 コードレスフォンが結構ひどい
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/770.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2013年3月20日20:34:08: KqrEdYmDwf7cM
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コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画
テーマ:家庭内の電磁波放出源の調査など
10月29日21時追記:
デジタルコードレス電話(DECT)や無線LANが心臓の拍動に影響を与える(不整脈)という最新研究の論文が出たようで,イギリスのPower watchが特集組んでます
http://www.powerwatch.org.uk/news/20101022-cordless-heart.asp
ペースメーカー使用者の議員さんが携帯基地局の近くなどで不整脈を訴えておられましたが!
カ ナダでは,無線LANなどwi-fiの電磁波の健康影響の問題がかなり深刻に報道されていることを何度もお伝えしてきましたが,また,無線LAN導入を廃 止する学校が出てきました。そんななか,日本は,小学校などに電子教科書(無線LANも当然入ってると思われる)を2015年に導入する計画を推進してい るらしい。教科書業界が教科書の電子化に動いているそうです。いったい誰が決めるの?そんなのにお金使う前に横浜市立本郷小学校と西本郷小学校の前の配電 線の電磁波を低減しましょうよ。西本小で夏場6ミリガウス近く,本郷小前の歩道橋上で17mGあった。Oh, My God!
カナダオンタリア州の小学校がwi-fi使用停止を決定!
http://slashdot.jp/articles/10/10/20/023246.shtml
カナダ無線LANの安全性が国民の懸念に(動画)
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10657540596.html
無線LANや基地局などの電磁波wi-fiの危険性について英国軍研究者の警告記事:翻訳の一部
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10664939402.html
今回は学校の無線LANが話題になっていますが,みなさま知っていますか?家に普通にあるコードレス電話で,デジタル式の親機のアンテナからも,24時間365日,同じ周波数(2.45Ghz)の電波が出ています。寝室や居間などに親機を置いていませんか?
カナダで電磁波問題に取り組んでいる,トレント大学のマクダ・ハバス先生が,測定結果のビデオを作ってくれました。
ス イスではすでに国民に電磁波スモッグ対策のパンフレットを作成していますが,スイスの話題も出てるようです。後半,電波強度を音や光で知らせる,たくさん の測定器を使って解説してくれてます。iPad やiPhone などの測定もしているようです。体で隠しているのに電波が通じているということは?!ぜひご覧になってください。
あなたの家でマイクロ波照射の危険性 -
http://www.youtube.com/watch?v=aAnrmJ3un1g
知 人曰く,有線の親子電話が欲しいが,どこのメーカーも製造していないようで,仕方ないので旧式のアナログのコードレス電話(少なくとも24時間電波は出さ ず,子機使用中に電波を出すような構造)を探して,松下電器(パナソニック,サンヨー,ブラザー,パイオニアなどのメーカーに彼女が電話で確認したとこ ろ,今現在,製造しているコードレス電話は,24時間365日強い電波を発するデジタルコードレス電話のみ!との回答があったそうです。子機を捨てれば大丈夫?いいえ,子機がなくとも,親機からは24時間,電波が放出されてますのよ。これは,切実な問題。みなさん,電話が壊れたら,どうします?(私は有線使ってるけど)
ドイツではすでに政府や放射線防護局が国民に勧告を出してますよ!
ドイツ政府:無線LANの代わりに有線,携帯電話の代わりに有線の電話を使うことを国民に勧告
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10133354613.html#main
あと,すでに,通話するときしかマイクロ波を出さない電磁波低減製品がドイツとイギリスでは販売されています。!
日本も至急販売すべき。小回りのきくツインバードあたりが低電磁波電話,販売してくれないかな。というか,有線の親子電話の復活カモーン
イギリスで販売されてる製品の詳細はこちら
関連
<韓国>家庭用 コードレス電話の 電磁波が 携帯電話より最高52倍も高いという 研究結果が出て物議をかもしています。
http://www.ytn.co.kr/_ln/0105_200803182150118606
参考
スイス政府発行のブックレット『環境中の電磁波スモッグ』の翻訳が完成(市民科学研究室)
http://www.shiminkagaku.org/01/shiminkagaku/06/05.html
測定結果はこちら
松下の家庭用コードレス電話で29μW/c㎡記録:自宅内に基地局アンテナ設置状態
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10076946798.html
ああ,もうなんだこれ。新しい研究がまた報道されてます。
博士Avendanoさんによる研究は,不妊とWi - Fiの使用の間のリンクを示していますコルドバ,アルゼンチンのNascentis生殖医学センターの医療チーム
http://www.corrieretandem.com/viewstory.php?storyid=10620
あなたの家の電磁波強度は如何?!
あともう一つ。基地局の電波が弱い環境で携帯を使うと,手持ちの携帯からは電源を入れている限り,ものすごい強い電波が発信されています。電波の悪いところではなるべく携帯を切りましょう。子供のいる環境ではとくに。
ついでにカナダのバンクーバー近郊でも,携帯基地局のそばでの癌発生が問題になっているようで,報道と解説がyoutubeにUPされてました。
http://www.youtube.com/watch?v=fRXe1DeDvhk&feature=related
これはどこだろう。学校そばの携帯基地局設置に,父兄と子供たちがデモ,反対の署名運動のビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=1upfd7RDLfc&feature=fvsr
関連
電磁波対策:電波を出さない有線電話(親機)とFAXはどれ?
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10335930130.html
2008-03-03 00:06:46
松下の家庭用コードレス電話で29μW/c㎡記録:自宅内に基地局アンテナ設置状態
テーマ:家庭内の電磁波放出源の調査など
TOPICS
無線LANや携帯基地局など無線機器の安全性についてEUの科学者が勧告
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10085629040.html
本日,友人の家をお邪魔しました。マンション上階なので,そこからよく見える建物の屋上にある携帯アンテナの影響が心配でしたから,マイクロ波測定器を持っていきました。
リビングに入り,測定器のスイッチを入れた途端,測定器が振り切れました。0.2μW/c㎡以上=私の持ってる測定器下段で1999μW/㎡を超過) 実際どのくらいあるんだろう。ちなみに世界20カ国の電磁波の研究者や行政官僚,NGOなどの関係者が集まって人体への影響・安全性を議論しあい宣言を 出したザルツブルグでの勧告値は0.0001μW/c㎡,,欧州のバイオイニシアティブ国際報告の勧告は屋内0.01μW/c㎡だそうです。
===================
8月6日追記:
TES92 ElectrosmogMeter(50MHz-3.5GHz)測定器で再測定したところ,親機から1m離れたところで,29μW/c㎡(ザルツブルグ勧告の29万倍)でした。
===================
私はてっきり,向かいにある,たぶん400mくらい離れた建物に,見えるだけで10本くらい立っている携帯アンテナ,その影響だと思いました。。
と思ったのですが,固定電話のコードレス親機にアンテナが あることに気がついた人が「コンセントを抜いたら変わるんじゃないの?}というので,抜いてみました。そうしたら,測定器の数値はみるみるうちに下がり, 0.0005μW/c㎡~0.007μW/c㎡を前後する位に下がりました。そうです。発信源は,固定電話のコードレスフォンだったのです。
大きな携帯電話基地局の近くの数値より高いマイクロ波を,家庭内電話機が放出とは知らなかった。携帯基地局アンテナを室内に立てているようなものではないですか。みなさんもぜひ,家の固定電話のコードレス親機がどれだけのマイクロ波を出しているか,調べてみてください。
松下電器
メーカー:パナソニック機種番号VE-PVC01L
http://mushikabu.net/buy/appliance/vepvc01l/index.html
PHSが子機に使えるタイプのもの,というウリだったみたいです。病院でも使われているPHS,と携帯会社が安全性 を強調するつもりでいうけど,PHSは日本で開発されたシステムで携帯先進国は使ってないのでは?・・・?というか病院はアンテナをどこにつけているんだ ろう。
情報追加:取扱説明書に警告表示で「飛行機内で使うな」とか「ペースメーカーそばで使うな」とあるやつがとくに該当するかも。古いのはその警告表示さえないかもしれないけど。。」
友人はアンテナのない電話(←結構安い)に買い変えるそうです。そして,とりあえずアルミホイルでアンテナと本体を覆ったら数値が激減しました。
世界中の科学者が集まって電磁波と健康の問題を議論したザルツブルグ宣言後に,こういう強いのを,売るって,どうなの?
といえば,松下電器産業の本社のある門真市って,そういえば電線下で病気多発で問題になっていたような。
でも,一般の人が情報源とするテレビや新聞では,ぜんぜん報道されないよね。
さて,みなさんも,お使いのコードレス電話,どのくらい出てるのか,調べてみてくださいね。
参考:
送電線や配電線近くの方は,低周波磁場の測定器(新型のトリフィールドメーターと か)を買うなり借りるなりして測定をお勧め。WHOも3~4ミリガウスという低レベル電磁波で小児白血病が倍増する研究を認めました。小児白血病調査とい うのは,炭鉱のカナリヤという意味があるそうです。
電磁波&鉄塔の街・門真「白血病死者18人調査」から10年,今も変わらぬ風景
http://www.mynewsjapan.com/reports/469
町 内で過去13年間に死亡した人が160人,うち82人がガンで死んでいました。血液のガンといわれる白血病で死んだ人がそのうち高圧送電線群を中心に直径 100メートルの範囲で13人,150メートルになると18人。ガンで入退院している患者が17人。死亡年齢は7歳から72歳で,夫婦ともに白血病で亡く なっている家族もありました。被害は15万4000ボルトの高圧線と14年前に地下に埋められたケーブルの周囲に集中しています。
私はこの取材ビデオを見ましたけれども,母数は117世帯,人口300人位の町内会の話です。
ところで,わが国が,オールC,というダメダメ評価をして無視しまくった下記報告は,後日,WHOの研究で主要な論文として評価されたそうです。
===================
国立環境研究所「電磁波最終報告書」の衝撃!
http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/info.html
>この調査報告はWHO(世界保健機関)への研究協力の一環として,国立環境研究所,国立がんセンター,小児がん医療機関などで構成するプロジェク トチームが1999年から実施し,小児白血病・小児脳腫瘍を対象に,高圧送電線・配電線・ 変圧器や電化製品等から発生する電磁波(磁場)と発症率の関連を調査し, 「生活環境中電磁界による小児の健康リスク評価に関する研究」と題する調査報告書をまとめ,2003年6月6日に文部科学省のHPで公開され,その全容が 明らかになりました。 調査は気の遠くなるような作業を経て訪問面接調査、環境測定等が実行されました。
その結果,0.4μT(4ミリガウス)で小児白血病のうち急性白血病が4.73倍, 急性白血病と骨髄性白血病が6歳未満で3.35倍,8歳未満で7.25倍,10歳未満で 4.32倍となりました。更に脳腫瘍の発症については10.6倍もの衝撃的な数値が報告された。 (略・フルモト商事さんのサイトから)
4ミリガウスって何って?コタツの中心部で100ミリガウス,電気毛布やカーペットでひどいのは400ミリガウス,CDラジカセに頭をつけて寝れ ば100ミリガウス,AC電源コードについてるトランス(箱)を枕の傍におけば数十~数百ミリガウス,IHクッキングヒーターは中心部が2000ミリガウ スなんて報道もあったし,蛍光灯の読書スタンドのそばとか,下の階の蛍光灯の上に寝ていれば結構な数値だったですが。考えなかったよ最近まで。。
参考までにYoutubeで測定ビデオを発見。家電は距離をとったりコードを抜けば電磁波は減衰するけど,送電線などは東京電力と相談するなりオフィス全体で対策をとるしかない。
http://jp.youtube.com/watch?v=ZsyebMqCnxM
送電線と白血病のWHO発表を受けてのニュース
http://jp.youtube.com/watch?v=V-xb9cp1MME
上記,3本電線を寄り合わせるだけで,66000ボルトの真下が0.5ミリガウスまで低減するという青梅の例,どんどん導入していっていただきたいです。欧州の多くは屋外,屋内配線などに,昔から三つあみ線,使ってるんですって。
3月12日追伸:
無線LANwi-fiの安全性について海外の問題提起ビデオがyoutubeにあがっているようです。
http://jp.youtube.com/watch?v=e_8iDgn8hP0
コメント
01. 2013年3月20日 22:21:28 : qasND9Xf1w
最後の3つのリンクは見ることができんぞ。
4ミリガウスがどれくらいのものかは以下のページを参照。
本も出している美容健康オタクのページだ
http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/200902130000/
02. 2013年3月21日 23:12:04 : 5FidTbXBPE
微量の放射線を恐れるより,もっと用心すべきものが多いという当然の話だな
有害な紫外線も放射線も電磁波(光)
低周波であっても,強度が高く,照射量が多ければ,害はでてくる
3. てんさい(い)[581] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2016年12月26日 10:34:40 : 0kUGInjLpY : VLecBnM2280[245]
▲△▽▼
>>01 美容健康オタクのページが無くなる前に貼りつけて置きました。
電磁波測定器買いました! 2009/02/13 の記事
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/905.html
             
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電磁波測定器買いました! 2009/02/13 の記事
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/905.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2016年12月26日10:32:06: KqrEdYmDwf7cMgsSC8YKzgqKBaYKigWo
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(回答先: コードレス電話,無線LAN,iPad・・あなたの家の中の電磁波スモッグ,測定結果・動画 コードレスフォンが結構ひどい 投稿者 てんさい(い) 日時 2013年3月20日20:34:08)
2009年02月13日 http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/200902130000/
電磁波測定器買いました!
みなさま,こんばんは。
今日は春一番が吹いたようですね。
早く春にならないかなーと思う今日この頃です。
さて,この前書いた電磁波問題なんですが,実はあれから電磁波測定器を買っちゃいまして!
さっそくいろいろ測りまくったのでレポートします。
まず身近なところでテレビと冷蔵庫です。
dg1
写真左がテレビですが,この通り液晶画面なせいか,こんなに近づけてもわずか0.2ミリガウス。
冷蔵庫も正面は0.2ミリガウスで,電磁波が強いとされる側面でも0.6ミリガウス。
この2つは比較的新しい製品なので,電磁波対策がかなりされていると考えられます。
洗濯機も洗濯中でも1ミリガウス。側面で1.4ミリガウスと意外と低かったです。
ただ,盲点が2つありました。
それは食洗器。
これ,うちは流し台の下についているのですが,なんと使ってなくても85ミリガウスも電磁波が出てるんですよー。
しかもその前に立つからいやになります。
dg3
直接お腹あたりに触れる上のほうは9ミリガウスでしたから,まだマシですが,極力この前では料理しないようにします(涙)
dg4
もうひとつは,炊飯器です。なんと150ミリガウス!
これ,IHの炊飯器だったんですよ。
ただし,こんなに上がるのは炊飯中だけで,保温中は0.5ミリガウス程度に下がります。
炊飯中は近寄らないに限りますね。
次に恐ろしかったのが加湿器です。
dg5
182.4ミリガウスですよー
ただし,うちにもうひとつある別の加湿器は0.3ミリガウス程度でしたから,製品によると思います。
同じく製品によるなと思ったのが電話の子機。
うちは仕事の都合で2本電話をひいているので,2種類の子機があるのですが,同じメーカーのものなのに,型番が違うだけでこんなに違います。
dg6
ちなみに0.4ミリガウスの子機のほうが,製品としては古いのですから,よく分かりません。
今後長くなりそうな電話は0.4ミリガウスのほうですることにします。
さて,問題の携帯電話です。
これはマイクロ波の問題と,通話している時の電波の問題が大きいですから,この測定器だけでは判断が難しいところがあります。
が,一応測ってみたところ,電源を入れて,通話もネットもしてない状態で76.4ミリガウスでした。
ショックだったのは,電源を切っても16.7ミリガウスも電磁波を測定出来たこと。
目覚ましがわりに枕元に置いている方は,頭から50cm以上は離したほうがいいと思います。
ポケットに入れるのは,もってのほかだと思います。
さて,次にパソコンです。
最初にデスクトップの液晶モニターで測りましたが,
dg7
見て下さい,全然ですよこんなに近くても0.4ミリガウス!
ただし,これはそう古くない液晶モニターのものでないと,こうとは限らないと思います。
パソコン本体はというと・・・
dg8
一番高いところで,側面の5.6ミリガウスでした。
本体が体の近くにある方は遠ざけたほうがいいと思います。
問題はノートパソコンです。
dg9
やっぱ本体とモニターが合体しているから,ノートはすごいんですよ。
通常体があるあたりで測ったら,6.7ミリガウス。
これ,モニターからじゃないんですよ。
むしろ,キーボードの手前のほうから出ているようです。
裏側が一番すごいです。
やっぱりキーボード別売りで買って,ノートパソコンから出来るだけ遠ざかるのは,姿勢のためだけじゃなくて電磁波対策にもいい方法です。
あと,通信会社のモデムが69ミリガウスありました。
モデムも体から遠ざけたほうがいいですね。
最後に,問題のドライヤーです。
最近低電磁波ドライヤーなるものがあるのを知って,購入したばかりだったので,その低電磁波ドライヤーと元々使っていたドライヤーと,夫が独身の頃使ってた古いドライヤーの3つを測定してみました。
dg10
すべて1200W。
左は夫ので,右は私が前使っていたドライヤー。
真ん中が,最近買った低電磁波ドライヤー。
全部最強のHOTにして,測っています。
風が出てくるところで測るのが一番電磁波が弱いのですが,さすがにこれは低電磁波ドライヤーの3.5ミリがウスに軍配が上がります。
ところが,その他の位置で測ると,古いドライヤーも低電磁波ドライヤーも190ミリガウス前後で,同じくらい高いのです。
ただし,前に使ってたドライヤーに至っては,電磁波がすごすぎて測定不可能となってしまいました。
この測定器は,1999ミリガウス以上だと測定不可能になるのですが,まさかそれ以上あるのでしょうか?
うーーん,しかし低電磁波ドライヤーをわざわざ買ったのに,結果は微妙です。
一番頭に近い,風が出るところからの電磁波は,確かに一番低いので,まぁよしとするかな,,,,
電磁波のこと抜きでも,遠赤外線が出ているドライヤーで,かなり髪がサラサラになるので気に入っています。
とにかく,電磁波測定器は本当に買ってよかったと思います。
今後,何か電化製品を買う時は,売り場に持参して見本品で測って,電磁波状況を判断して買うことも出来ますし,自分の家の電磁波環境も分かるし,やみくもに不安がるより,今はかなり安心な毎日となりました。
             
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新幹線とボルボ、ハイブリッドに乗ると子供が白血病に、妊婦は流産する (乖離のぶろぐ) 
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 1 月 03 日 15:54:00: igsppGRN/E9PQ
Tweet
http://ameblo.jp/pochifx/entry-11441216593.html
2013-01-03 14:57:15NEW  乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=264084&g=121204
人工物質が肉体を破壊してゆく
264084 JRが口を閉ざす“のぞみ号”の凄まじい電磁波~電磁波は新幹線は窓側、クルマは後部座席が異常数値~
mosimobox ( 20代 鹿児島 会社員 ) 12/05/12 PM07 【印刷用へ】
以前から電磁波は問題になっていたが「目には見えない」「直ちに影響が出ない」等の理由からか何となくうやむやになっている。
今や電磁波の影響が大きいのは携帯電話だけではない。新幹線やハイブリッドカーも注意が必要である。16ミリガウスを超えると流産のリスクが高くなるのに対して、新幹線の窓際ではMaxで300ミリガウス、平均でも28.5ミリガウスもあるらしい。
以下「家庭用品の危険と少しだけ環境物語」リンクより引用します。
***以下引用***
■のぞみの窓側は安全数値の300倍の300ミリガウスも
旅行やビジネスで、新幹線は欠かせない乗物です。でも全く見えない「電磁波」は、家庭用品や屋外の鉄塔(高圧電線)だけでなく、新幹線でも深刻です。のぞみの車内では、通路側は数ミリガウス程度にもかかわらず、窓側は非常に高く、何と瞬間的には300ミリガウスを越す凄まじい量です。これはモーター部分から発射されるためで、別の実験の三島-東京間のこだまでも、瞬間では200ミリガウスが検出されました。乗車時間56分間の平均は、28.5ミリガウスの強さだったそうです。こんなことは、JRは一言も言わないのです。
■16ミリガウスの生活では妊娠女性が流産する可能性
こうした「電磁波」は、特に妊娠女性や子供に害が及びやすく、普通は1ミリガウス以下ならOKとされるレベルです。2003年の国立環境研究所の調査では、部屋の磁場が4ミリガウス以上の環境で生活している子供は、1ミリガウス以下の子供に比べて、小児白血病が2.63倍、急性リンパ性白血病が4.73倍も罹りやすいことが分かっています。さらに8歳未満に限定すると、7.25倍にも達します。別の調査機関からは、16ミリガウスあると妊娠女性が流産する恐れが指摘されています。新幹線は、短時間とは言え相当な数値のため、これからは乗るなら通路側です。私(ブログ者)も若かりし頃は芸能人並みに、東京-京都・名古屋間の新幹線を、1日1往復半や2往復していました。人気タレントが、ふと目が覚めるとどっち向いて走っているか分からないと言ってましたが、心境が分かります。私も相当「電磁波」を浴びていたのです。
■妊娠女性や子供はタイヤが真下にある後部座席は座らない
自動車はどうでしょうか? トヨタ・プリウスの実験では、値が高いところで10ミリガウスあったようです。またスウェーデンの自動車専門紙の調査では、ボルボ・V70ステーションワゴンの運転席が最大180ミリガウスの強い「電磁波」が確認されました。自動車の場合、車種によって相当なバラツキがあります。しかし意外にも「電磁波」の最大の発生源は、何とタイヤなのです。タイヤの中のスチールワイヤが製造段階で磁化されるため、高速で回転すると磁場が生まれるからです。
飽くまで「電磁波」の観点だけでみるならば、タイヤが真下にある後部座席にはできるだけ妊娠女性や子供は乗らないことです。
■危険への対策
①新幹線は、現時点では防ぎようがないため、できるだけ通路側に座るか座席指定席も通路側を予約することです。特に妊娠女性や子供は、注意をはらう必要があります。
②自動車は、電磁波の点でみるなら、妊娠女性や子供は後部座席には座らないこと。
③残念ながら部屋内や屋外でも、できるだけ電磁波源は使わない、近づかないことしか対策がないのが現状です。
***以上引用終わり***
コメント
01. 日本はひとつのチームなんです 2013年1月03日 19:04:00 : SOiJ6RcUWMrH. : qY7CVKkq3I
のぞみに乗るなら、700系(最近ほとんどないが、Nは全車動力車であかん)の16号車(クハ、喫煙車)に決めている。
ただ、西行は最後方で安全だが、東行は先頭車になり衝突・脱線したらアウト。
02. 2013年1月05日 15:06:31 : t3wweRQuK2
飛行機も宇宙線被曝がありますしね。http://allabout.co.jp/gm/gc/372355/
パイロットや客室乗務員は、そうでない人に比べ、乳癌や皮膚癌のリスクが有意に高いことが報告されている。
http://bioinfo.tmd.ac.jp/~niimura/100mSv.html
             
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携帯基地局体調不良との関係は 住民たちは「健康悪化は携帯基地局から出る電磁波が原因だ」裁判
投稿者 てんさい(い) 日時 2011 年 12 月 27 日 01:22:32: KqrEdYmDwf7cM
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001112260002
原告の1人、甲斐章洋さんの事務所2階には目の前にアンテナが立つ。ふだんはアルミをはった板で覆い、壁には鉛入りのクロスを入れている=延岡市大貫町5丁目
「退院する妻の帰る場所がないんです」。5月末、延岡市大貫町で鳥料理店を営む加藤吾三郎さん(66)は悩んでいた。
加藤さんの自宅兼店舗に隣接するマンション屋上に2006年秋、KDDIの携帯基地局が建った。しばらくして妻祝(のり)子さん(68)はひどい耳鳴りを訴えた。
4月初め、心臓病が悪化し、神奈川県の病院に入院。手術は成功したが、加藤さんは「入院中は治まっていた耳鳴りが再発したり、心臓に影響があったりしたら……」と自宅に帰す決断ができずにいた。
大貫町の住民が、耳鳴りや鼻血、頭痛、不眠などに苦しんでいる。その数は、昨年夏に4自治会が実施した調査で162人。症状は延べ664例にのぼる。
基地局設置から3年後、住民たちは「健康悪化は携帯基地局から出る電磁波が原因だ」として、撤去を求める裁判を起こした。
「マンションの家主に土下座し、KDDIに抗議し、国にも相談した。やれることはみんなやった」。原告団長の税理士、岡田澄太(すみ・お)さん(63)は、提訴に踏み切らざるをえなかった経緯を語る。「これは水俣病などと同じ公害です」
電磁波には、国が「それ以下なら健康被害は生じない」と定めた防護指針がある。大貫町の電磁波の強さはこの基準以下だ。総務省電波環境課は、大貫町の健康被害について「基地局からの電磁波が原因だと科学的に立証されていない」として因果関係を認めない。KDDI広報部も「電磁波は関係ない」とする。
一方、那覇市の内科医、新城哲治さん(49)は基地局の建つマンションに住み、自分や家族が鼻血や不眠に苦しんだ経験がある。
「人の細胞には非常に微弱な電流が流れている。基地局の電磁波は自然界には存在しない強力なもの。常時浴びれば変調をきたす」
総務省によると、全国には約27万3千の携帯基地局があり(今年10月現在)、この5年間で2・2倍になった。設置をめぐるトラブルも急増し、延岡市内だけでも5カ所以上ある。
健康の不調を訴える人が多数存在し、可能性のある「原因」が指摘されているなら、国や事業者は詳しい調査をし、解消策をとる責任があるのではないか。
退院した祝子さんは6月、住み慣れた自宅に戻った。「引っ越せればいいんだが、そんな余裕はないから」。加藤さんは時間をやりくりし、耳鳴りが再発した祝子さんを電磁波の届かない郊外に連れていく。 
コメント
01. 2011年12月29日 00:50:35 : 8UKPgvbrrA
イギリスの著述家のデービットアイク氏はかなり前から『携帯電話の電磁波は人間の身体に重大な影響を及ぼす』と本の中で述べているし、自分の居住地近郊でもあちらこちらでこの話を聞くそうだ。人間の身体というよりどちらかというと脳に悪影響を及ぼすという。人間の脳にも電磁波があり脳独自の波長を持っているが携帯電話を使う事により脳が携帯の電磁波と共鳴し物理の法則により脳の電磁波が携帯の電磁波に同調しようとするのだという。その結果さまざまな身体の不具合が出てくるのだという。もしこれが本当なら携帯を使っている日本人のほとんどが身体の不調を訴えるはずだが、現状ではそうはなっていないところをみるとやはりこれは近くに基地局があるかないかといった事に関係するのだろうか。ただこういう問題というのは今社会問題となっている食物中に含まれるアスパルテームのような添加物毒やどんな成分が入っているのかさっぱり判らないにも拘わらず半強制的に接種される子供ワクチンや病院による薬漬け医療などと同じ視点で考えるベきだ、とアイク氏はいう。つまり我々現代人は高度な社会構成の中で生きており、科学技術の恩恵を受けながら便利で快適な生活をしていると思い込まされている一方その裏にどんな害毒が忍び込ませてあるのかを敏感に察知する能力をこういった事を通じて
減殺されているのだという。我々が知らないからといって学者、若しくは政治家などがそれを事細かに説明してくれるわけではない。それどころか今回の震災による
放射能汚染のようにまったく不適切で真逆な説明に終始するのが関の山だ。
当然メディアが携帯電話の弊害など問題提起するはずがない。何故かといえばそのメディアというものが支配者側の一部にあたるからだとアイク氏はいう。
『ケイタイ、ケイタイ』と子供から大人まで猫も杓子も必要とするこの機械の玩具化を観て陰謀論者ならずとも奇異な感じを受けるのは自分だけではないだろう。
こういった状況をアイク氏は『茹で蛙』に例えている。鍋の中に蛙を入れて一気に熱すれば蛙は驚いて逃げてしまうが、じょじょに熱すればやがて心持ち良くなり最後には茹で上がる。ここで大事なのは『じょじょに熱っする』ということで、今自分が飛び付いている、行っているものが何の疑問も差し挟む余地などないと思いこませることだ。この時点でこの人間は健常な身体を持ち得なくなっている。携帯電話による身体の異常、遺伝子組み換え食品や食品添加物による原因不明の病気、医者が飲めという大量のわけのわからない薬類。結果的に身体的なものに限らず、精神的にも蝕まれ今ある体制や秩序といったものに何の疑問も感じられず命令者に対して至極従順な奴隷のような人間が出来上がる。これこそ支配者側が望んでいることだとアイク氏はいう。誰もが所有するこの便利な携帯電話こそ人をそういった状況に貶めるための道具としての一部かもしれないのだ。便利な機能を売り物にして人を引きつけている事で誰もそのようなことを気にもしていないし、たとえ自分の身体に異変を感じたとしても携帯が原因だとは誰も思わないだろう。結果、企業は儲かりさらに魅力的な製品が店頭に並ぶ。ではどうすれば良いか。『自分の頭で考え判断し、自分達だけに有利で都合が良い社会に作り変えてしまおうとする者に過度に依存することなく不用心な協力は避ける』。アイク氏はこういう意味のことを書いているが、私も同感である。
02. 2011年12月29日 18:19:42 : sgrPE4M4Lg
電磁波障害はかなり個人差が有るのではないでしょうか?規制基準は、電磁波弱者中心に設定されると良いのでしょうが、世の中の認識は、電磁波弱者まで行っていないのでは?
03. 2012年1月02日 11:27:30 : BfmE4nEGqI
電磁波被害の場合、電磁波の影響によって被害をもたらされたという確かな証拠がなくてはならない。
なんとなく、電磁波の影響ではないかな、というあいまいなことでは裁判に勝てません。
僕の家の近くにも携帯電話の電波塔が建っていますが、耳鳴りがする程度です。
その耳鳴りも電波塔の影響かどうかはわからない。
近所の人も心臓病が悪くなったとか、そのほかの症状が出たとかはあんまり聞かない。
裁判をする場合は、近所の被害状況を集めなければならない。
会社を訴える場合は顧問弁護士が弁護にあたるから、よほど腹をくくってやらないと負けてしまう。
勝っても、弁護士費用代を払ったら何も残らない、ということになってしまうから大変です。
04. 2012年1月11日 01:40:42 : kgbIIyPmTg
モバイルで大量のデータを送信する技術がどんどん進んでいますが・・・
本当に電磁波による生物体(人間以外の生物も含めて)への悪影響がないのか気になります。
携帯は持っているんですが、スマホはそれ以上に電磁波を使っているような気がするので、今のところ持つ気はしません。
昔話の「悪魔の契約」には罠が付き物。原発事故では思い知りましたが、「便利」ということも、何処かで止めないといけないのでは?
05. 2012年1月16日 04:32:35 : uQkNtmdRM2
現代の3G携帯というのはCDMA/WCDMAというデジタル通信方式を用いているのだが、この通信方式はチャンネルの分割が物理的に行なわれていない。通常のTVやラジオのチャンネルは周波数の違いがチャンネルとして分割されている。
これらは周波数分割方式(FDMA)という。2G,第二世代デジタル携帯電話で利用されている技術は時分割で(TDMA)、一つの周波数を時間的に区切り多くのチャンネルを確保し多重通信を行なっている。
第三世代携帯電話と呼ばれるCDMA/WCDMA方式は、一つの周波数に対して電磁波が重なっている。チャンネル分割は電波の指紋のようなパターンで区別する。
そのパターンは一見してランダムだが法則性を持っており、個々の端末を識別出来る。その識別性を利用してチャンネル分割を行なっている。
電磁波は波なので波のが重なると波のエネルギーは増加する。単純な波の加算の法則だ。
CDMA/WCDMAはチャンネルを物理的に分割せず一つの周波数を使い電波のパターンで区別するから、必然的に波が重なる。仮に一つの携帯電話が電磁波の出力規制値を満たしていたとしても、多くの人が同時に使えば空間中の電磁波は波の合成則により増大する。
これは3G携帯電話の無線上の通話回線が増大すると電磁波レベルが増大する事を意味する。
実際に携帯電話の基地局や端末の発する電磁波はTVやラジオ、第二世代2G携帯電話と違い、電磁波の強度は時々刻々変化する。
一方でCDMA/WCDMAは物理的なチャンネル分割を行なっていないから、一つの周波数に対して接続チャンネルが増えれば、データエラーが増す事になる。
物理的にチャンネルが分割されていないので、私が3G携帯電話を使っている時、他の人の携帯電話の通信はノイズでしかない。
携帯電話を使う人の数が増えれば一つの周波数で同時に通話するチャンネルが増える。
必然的にノイズと信号の比が悪化する。これはデータ通信速度の悪化にも繋がる。
問題点は他にもある。周波数の問題だ。一般論として通常マイクロ波は直進性が高く危険性が高い。これはかつては誰もが認識していた事実だ。
国内では1Ghz以上の周波数を用いる公衆無線通信機器が氾濫している。
公衆無線に適した周波数というものはVHF/UHFといわれている。
波の波長がマイクロ波よりも長く反射しない為に市街地での利用に適しているからだ。
マイクロ波は2Ghz付近には電子レンジなどで多く利用されているが、この帯域はISMバンドと呼ばれ、通常は無線干渉が起こる事を前提として避けなければならない帯域のはずだった。
ところが世界市場に製品を投入するなどの理由からISMバンドを意図的に利用する無線通信機器が氾濫した。
電磁レンジなどはマイクロ波を使うから、その周波数帯域は世界的にISMバンドとして各国で共通して認識されている。
それらを逆手にとって、ISMバンドを使う製品を設計製造する事で世界市場に製品を投入しようとする考えがビジネスの世界で生まれた。
世界各国で無線通信の周波数の利用形態は様々に異なり、規制もあるので、
規制や市場開放を求めるよりもISMバンドは合理的な判断だとされたようだ。ISMバンドは元々マイクロ波や様々な機器の干渉を前提として使用を避けるべき帯域のはずだった。ところが現時このバンドは世界的に電磁波の渋滞を引き起こす事態に至っている。電子レンジは強力なマイクロ波を使うが、それらは食品を加熱する際に効率的な
周波数を使うからでもある。一般に2.4Ghz付近は水分子の振動を大きく振動させる周波数だといわれている。
電子レンジが使用する周波数、又はそれに近い電磁波を出す機器を現代の私たちはモバイルデジタル機器として日常的に利用している。心配にならないほうがおかしい。
2.4Ghzは電磁レンジなどが用いる周波数だが、この帯域は無線LAN、Bletooth、Wifi、などが利用している。
近傍では、2.1Ghzが国内の通信キャリアが全国規模で展開し、2.5GhzはWiMAXが利用している。しかも携帯電話は基地局の出力は極めて強い。
このような愚かな通信方式はアナログ時代にも無かったし、出鱈目な通信方式だ。
こういった基本的な問題点すら議論されていない。それだから問題を引き起こすのだ。3G、第三世代携帯電話と呼ばれるCDMA/WCDMA通信方式は非常に愚かな方式で、恐らくCDMA/WCDMAが引き起こしている問題は2G、第二世代携帯電話よりも悪い。データ通信方式としては無線LANやWifi/WiMAXよりも劣るだろう。
悪い事に3G携帯電話となってから基地局のパワー送信機の出力が上がっている。
なぜならCDMA/WCDMAはスペクトル拡散通信方式を採用しており、その最終段の送信機は数100Wクラスの機材で動作しているからだ。
この原因は、直進性が高く公衆無線に向かない周波数を用いている事や、国内通信キャリアの全てが、実力が想像以上に無く技術が欠落しており、
繋がらない事が即、電波が弱いと勘違いしてしまう事などのほか、広帯域デジタル通信と、デジタル通信方式を考慮していないアナログ通信時代の電波規制法がそのまま現代に適用されている為でもある。
アナログ方式とデジタル方式が本質的に違うのだという事が、管理監督する者も判っていない。判っていないから現実に合わない法律が適用され認可され、多くのトラブルを引き起こしている。
あなたがたは電磁レンジの中で日々を暮らしているようなものだ。
空間を漂う電磁波からエネルギーが取り出せるような状況は、電子機器を誤動作させ、車の電子制御システムは誤動作する。エレベータなどの人命に関わる機器も誤動作する可能性が高くなる事を意味する。
既に多くそうした誤動作の事故や報告は行なわれている。
電気自動車や車載デジタル機器の高度化にともない、誤動作対策は宇宙ロケット搭載のような耐障害性を持つデジタルチップと等しいほどの機能を持たせているモノがある
しかし電子機器が誤動作するレベルでは、シールドの何の防御もない人体に影響がないという保証はない。
逆に言えば、電子機器に誤動作を生じさせ、チップに誤動作対策を求められるような環境下で生身の人間が健康に生活できるのかという事だ。
非常に愚かな事だ。あなた方は経済性や利便性の代償として、かつてないほどのリスクを背負う事になるだろう。
それは放射能汚染と同様、最低限の安全性やガイドラインを守らなかったが為のリスクである。それも放射能汚染などに加え複合的に。
06. 2012年1月16日 05:32:17 : uQkNtmdRM2
電磁波の公害問題は、一番最初に引き起こされたのは携帯電話ではなく電力会社が所有する高圧送電網と、その付近の住民とのトラブルだろう。
この問題は高圧送電線直下に住宅が位置しており、送電線設置後、その近辺や送電線直下の住民に健康被害が生じたという問題だ。
場所によるだろうが超高圧送電線直下は、付近では蛍光灯が点等するほどで、その記録が写真撮影され保存されている。
現在では送電線直下の地価は低い。これは多くの人が知る所でもある。この送電網による電磁波問題にはもう一つの視点があって、それは地域独占企業としての電力会社の存在である。
今では原発問題によって、電力会社がどのような企業体質であるのかが明らかとなっているが、重要なのはこの地域独占企業が送電線も所有しているという事だ。
当時から電磁波問題を扱ってきた人々は、地域独占企業である電力会社を相手にしてきたという事である。だから送電線による電磁波問題を扱ってきた人の仲には、福島原子力発電所が事故を引き起こした時、電力会社の対応を見て送電線問題の時と同じ印象を感じたと言う人もいたようだ。
電磁波が人体に悪影響を与えるかという研究はこれまで幾つか存在した。
世間では人体に悪影響はないだろうというのがこれまでの結論とされている。
しかし、電力会社の体質や御用学者と呼ばれる教授達を見れば明らかだが、一部の人間にとって都合の良いデータだけを公表し、都合の悪いデータを意図的に公表しなかった事実が本当に無かったのかと言い切れるのか疑問だ。
放射線測定値や放射能被曝について規制値を改ざんしたり、データを隠蔽したり立場有る人間が何食わぬ顔してマスメディアに登場し安全性を強調する。
そして一方では地域独占企業が人間を金で買収している。これらは原子力発電所の事故で明らかとなった原子力産業に関わる人間の姿だ。
放射線と電磁波とは物理的に全く別の次元の話である。住民との間のトラブルについても、送電網による電磁波問題は超高圧送電網直下に住宅がある、
住宅地の真中に変電設備がある等の極端な条件下での問題が殆どだ。
しかし原発問題と同様な構図が高圧送電網問題に端を発する電磁波問題についても無かったとは言いきれないだろう。50Hzの高圧送電網柄漏洩する電磁波とマイクロ波では、同じ電磁波でも話の次元がまるで異なる。
商用電力設備からの電磁波が無害だからといって、性質の異なるより波長の短い強力な無線通信の電磁波が無害だとはいえないし、そもそも比較にならない。原発事故を引き起こした電力会社はかつて送電網の周辺で住民とトラブルと引き起こしているという事実は覚えておくと良いだろう。
         
★阿修羅♪ 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/429.html
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/897.html
http://www.asyura2.com/09/health15/index.html
   
    
    
    
    
    
       
    
    




    

2021年5月19日水曜日

[メンタル] ゲーム障害

[メンタル] ゲーム障害
ゲーム障害は臨床的に必要な概念なのか?――病理化、スクリーニング、モラルパニック - 山根信二/ゲーム学・デジタルゲーム研究 × 井出草平/井出草平 
SYNODOS
2021年10月29日 14:42
井出 先日、国立病院機構久里浜医療センター院長の樋口進氏が、ゲーム障害(原語はgaming disorder)を推定する学術論文を発表しました(以下、樋口2021年論文)【注1】。そこでは、日本の一般人口におけるゲーム障害の推定有病率は、男性7.6%、女性2.5%、全体で5.1%であったという結果が示されています。この論文に関しては、以前にシノドスで分析を書きましたので、そちらを参照いただければと思います(「ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり」)。
本日は、ゲーム学・デジタルゲーム研究がご専門の山根信二先生と、この樋口2021年論文を検討したいと思います。具体的には、これまでゲーム障害という概念を推進してきた学者の論文との整合性を、2人でチェックしていくことになります。彼らの言っていることに矛盾はないのか、樋口2021年論文は以前の論文と比較してどう解釈できるのか。科学研究である以上、以前の見解が訂正されることは正常なことです。しかし、その場合、合理的な説明がされた上で見解の変更がされているのか、が重要です。
ネット依存症やゲーム障害の論文は膨大に存在しています。論文検索サイトのPubMedで調べると916本の論文がヒットします。もちろん、すべてを読んだわけではありませんが、われわれは比較的多く読んでいる研究者だといってよいでしょう。
山根 よろしくお願いします。確認なのですが、ゲーム障害の原語はgaming disorderですが、定訳はどうなる予定なのでしょうか。
井出 日本精神神経学会によって、精神疾患の日本語名称はすでに決められていまして、「ゲーム症」と翻訳される予定です。しかし、これまでゲーム障害という名称が使われてきたため、今回はゲーム障害というという用語を使いたいと思います。
ゲーム障害という言葉は、ネット・ゲーム依存症対策条例のときに一気に有名になりました。そのため、すでに精神疾患の診断になっていると誤解されているところもあるかと思います。しかし、ゲーム障害というのは、WHOの診断基準ICDのバージョン11に新しく掲載される予定の診断基準です。発効は2022年ですから、まだ発効していません。さきほど916本の論文があるといいましたが、ICD-11の基準にもとづいた研究はまだ少数です。
山根 今回の久里浜2021年論文は、ICD-11の発効前に発表されました。他の先進国はまだ慎重なところが多いなか、ICD-11で初めて導入されたゲーム障害という区分にもとづいて大規模調査が行われました。それゆえ、従来の論争で提起された問題をどのように乗り越えたのかが、世界的にも注目されています。
井出 おっしゃるとおり、世界初の研究ですから、日本だけではなく、世界からも注目が集まっている論文だと思います。
さて、ぼくが注目した論文は、2017年に書かれたベルギーの研究者ジョエル・ブリューらのものです【注2】。この論文はゲーム障害推進派のオールスターによって書かれているもので、樋口氏は第3著者です。この論文も、以下に何度も登場しますので、「樋口2017年論文」と呼称することにしましょう。ぼくは「樋口2021年論文」と「樋口2017年論文」の間に齟齬はないのか、検証していこうと思います。
山根 わたしは日本語文献も踏まえてお話したいと思います。樋口氏が監訳したキング&デルファブロの『ゲーム障害: ゲーム依存の理解と治療・予防』は、論争に参加した若手研究者によって書かれた学術書です。共著者の一人ダニエル・キングは樋口2017年論文の第2著者でもあり、この本は推進派の論拠をよくまとめています。
井出 世界的にみても、キング&デルファブロ『ゲーム障害』は、この分野の文献をしっかりとまとめた書籍という評価で、様々なところで引用されていますね。検証したいところは多くあります。ただ、すべてやっていると長くなっていますので、重要な論点に焦点を当てましょう。
山根 ICD-11にゲーム障害が収録される際に、国際学会で討論論文が何本も出版されました。そこで論点になった点と、『ゲーム障害』のまとめも踏まえて、下記の3点に論点を整理して検証していきましょう。
1.過度の病理化
2.スクリーニングテストの落とし穴
3.モラルパニックとスティグマ
井出 いずれも重要な点だと思います。では、過度の病理化から検討していきましょう。
1.過度の病理化
山根 過度の病理化(over-pathologizing)とは、もともと疾患ではないものまで疾患に含めてしまうのではないか、疾患を治療するメリットよりも、疾患ではない人を診断するデメリットの方が大きくなるのではないか、という問題です。「ここまではゲームに夢中なだけの健康状態」で「ここからは疾患です」と診断する根拠はあまり知られていません。
井出 精神疾患の診断というのは、症状だけあっても診断には至りません。たとえば、うつ病の症状が強くあっても、会社に働きに行って、生活にも影響がないのであれば、精神疾患とはいえません。うつ病の症状が強烈に出ていて、会社に出勤できるかというと実際は難しいので、現実には起こりにくいことですが、ゲーム障害といった新しいものを正確に捉える際には、精神疾患とは何かという原点に立ち返る必要があります。
この働きに行ったり、学校に行ったり、もしくは友人と遊びに行ったりという社会生活ができていなことを、社会的機能障害、機能障害といいます。精神疾患の診断は、症状+機能障害が基本形です。
ゲーム障害も同様です。たとえば、長くゲームをやっているとか、ゲームに夢中だというケースでも、学校に普通どおり通っていれば精神疾患ではありません。ゲーム障害と診断するためには、学校に行けないとか、会社に行けないとか、社会活動ができておらず、かつ、それがゲームによって引き起こされていることが明白である場合のみです。
機能障害というのは、生活が成り立っているかということですね。
山根 その論点は、邦訳『ゲーム障害』(p.123、142)でも、「過度の病理化」を回避するための手段が必要で、そのため機能障害が「中心的な基準」で「他の全ての基準より優先する」、という説明がされています。本書のこの記述は、樋口2017年論文を再確認したものですね。
井出 樋口2017年論文を要約すると、以下のようになります。すなわち、いままでの調査で使われていたスクリーニングツールでは、機能障害を調べていない。そのために有病率が高く出ていた。おそらく、ハードコアゲーマーなんかも入っちゃってますよ、と。だから機能障害をしっかりする必要がある。その鑑別をすれば、過度の病理化が起こることもないし、有病率が高くなってしまうことはない、といった説明です。
興味深いのは、樋口2017年論文で、高い有病率の悪い例として「5%以上」という数字があげられているんです【注3】。
山根 いや、でも樋口2021年論文の有病率は5.1%でしたよね。
井出 そうなんですよ。樋口2017年論文では5%は高過ぎる、といっていたのに、樋口2021年論文では、5.1%と報告しているわけです。
山根 4年間の間に世界的に有病率が上がったということは考えにくい。
井出 考えにくいですね。
山根 日本はゲーム障害の患者がとくに多い国なのだ、という可能性も考えられますが、それについては考察されていませんね。
井出 過去に日本でゲーム障害が多いという報告はありませんね。現在までのゲーム障害の有病率を比較した研究(メタ・アナリシス)では、国の違いや東洋・西洋による違いといったものもないと報告されています【注4】。
山根 とすると過剰診断をしている可能性が高いということになりますね。
井出 そのように思います。以前のシノドスの論考で5.1%という有病率を出すからくりを説明していますので、ご興味がある方はご覧いだければと思います(「ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり」)。調査設計に仕掛けをして、ゲーム障害の人が多く見せかけたというのが実態です。
2017年の論文では、有病率「5%以上」は高すぎるといっていながら、2021年の論文では5.1%の有病率を報告しているのは、滑稽ではあるのですが、笑いごとではありません。WHOの診断基準ICD-11が実際に決まる前と後で、いっていることが180度変わったわけです。決まる前は過剰診断など起こらないと言っていたのに、決まったら過剰診断をさっそく始めたわけです。ICD-11は2022年から発効なので、今回の論文はフライングですが、今後ゲーム障害がICD-11から外れることはあり得ません。今は、ICD-11基準のエビデンスをどこの研究グループが先に出すかという競争の段階に入っています。ですから、しっかりと過剰診断に舵を切ってから、2022年を迎えるという意図があったと考えています。
2.スクリーニングテストの落とし穴
井出 いままでゲーム障害の有病率だ、ネット依存症の有病率だと発表されていたものは、厳密にいえば有病率ではありません。いわゆる、スクリーニングテストというものですね。有病率の研究手順は、簡単に示すと下記のような手順で行われることが多いです。
井出 とはいえ、この構造化面接というのは、一人ひとり面接をして、何十分、場合によって何時間もかかるため、ハードルが高い方法です。ですから、その代わりに、比較的現実的な予算で実行できるスクリーニングテストが用いられるわけです。
真実を求めるためには、予算をいくらかけてもよいというわけではありませんので、この辺りの妥協は必要です。スクリーニングテストの結果は、有病率というよりも、「リスクのある群」くらいの感じで受け取っていただけるとよいのかなと思います。もちろん、スクリーニングテストが無意味だというわけでもありません。
山根 はい、スクリーニングテストにはもともと誤診断の落とし穴があり、それを意識して使う必要があります。『ゲーム障害』第5章でも、これまでのスクリーニングテストには不適切なものがあると説明されていて、自己報告形式で矛盾した回答が出ること(p.140)や、テスト作成者の根本的な誤解(p.142)が指摘されています。
たとえばYoungのInternet Addiction Testという、これまで日本国内のネット依存の調査によく用いられてきたテストも、本書では問題のあるスクリーニングテストとして非推奨になっています。新しいスクリーニングテストを考案するに際しては、こうして過去のテストの残念なところを指摘して、批判的に乗り越える態度が必要です。
井出 そうだと思います。スクリーニングテストにも、性能のよいものもあれば、悪いものもありますね。スクリーニングテストの能力をしっかり測らずに使われるケースも散見されます。厚労省の委託を受けて、中高生のネット依存症が93万人という調査を、久里浜医療センターが過去に行ったことがありました【注5】。そのときに使われたのが、さきほど山根さんがいわれたYoungが作成した尺度で、Young’s Diagnostic Questionnaireというテストでした【注6】。
そもそも、インターネット依存症という精神疾患もなければ、診断基準もありませんから、スクリーニングテストの性能云々以前の問題です。ところが、インターネット依存症という精神疾患があるかのように、新聞でも報道がされてきました。
本来であれば、日本で行われたネット依存症は、尺度の性能以前に、精神疾患ですらなく、そもそも何を計測しているのかも不明だということを押さえておくべきです。しかし、93万人が中高生ネット依存症だと新聞が書いてしまえば、それを読んだ人は「大変だ!」と思っても仕方ありません。
加えてこの調査は厚労省が委託した調査ですから、政府の公式の見解ということになっていますし、政策のなかでいまも引用されています。一応、厚労省のいい分も書いておくと、もともと厚労省は飲酒や喫煙の研究を委託したつもりであったが、「飲酒や喫煙等」なので、それ以外のことも調査には含まれていて、インターネット依存症のスクリーニングテストを久里浜医療センターが調査に入れたのだそうです【注7】。記者発表では飲酒や喫煙を中心にしたものでしたが、マスコミが興味を示したのはインターネット依存症の推定値の方で、飲酒や喫煙についてはほとんど報道されなかったという経緯だそうです。
久里浜医療センターや樋口氏は、どちらにニュース・バリューがあるか、というのはおそらく分かっていたでしょうから、飲酒や喫煙といった問題の予算で行われた調査にインターネット依存症のテストを滑り込ませて、社会問題化して、今度はインターネット依存症やゲーム障害で予算を取っていくという戦略なのだと思われます。
リテラシーのない新聞にも問題はあると思いますが、久里浜医療センターや樋口氏はマスメディアの使い方をよく知っているので、わたしたち学者が適切な調査なのか、適切な報道なのかといったことをチェックしていく必要があるように思いました。
山根 今回はオープンアクセスの論文誌に査読論文が出版され、それにもとづいて議論できるようになりました。これはオープンな議論にもとづいて政策立案を進める第一歩になるのではないかと期待しています。
井出 いままで、久里浜医療センターと樋口氏らは学術論文を重視してきませんでした。久里浜医療センターの戦略はふたつあり、それらが両輪として動いてきました。
第一に、一般向けの本を書き、テレビなどのメディアに出て、社会にアピールをすることです。非常に精力的に活動されていると思います。第二に、厚労省に久里浜の人間を人事交流というかたちで送り込み、予算が久里浜医療センターに落ちるようしてきました。また、厚労省が委託する依存症研究を独占することで、日本政府の政策を久里浜が実質コントロールしてきました。これが久里浜の戦略です。
この戦略は他の学者にとっては突っ込みどころのない鉄壁戦略でしたので、非常に困っていたのですが、学術論文を書いてくれたおかげで、議論の俎上に載せることができるようになりました。
もちろん、わたしたちも学者ですから、アカデミックな方法で、久里浜の研究を検証することも可能になったわけです。そういった意味でも、今回の樋口2021年論文は非常に歓迎すべきことだと思っています。
では、今回の論文、樋口2021年論文で提案されているGAMES-testが、スクリーニングテストとしてまともかどうか点についていかがお思いでしょうか。
山根 スクリーニングテストの落とし穴に対策ができているかというと、失敗していると思います。井出さんもいわれたようにGAMES-testは「ハードゲーマー」をも「病的ゲーマー」として判定し、精神疾患と判定する欠陥があります。キング&デルファブロ『ゲーム障害』で示された基準からしても、不適切なスクリーニングテストだといえるでしょう。監訳者としてよい仕事をされたのですから、推奨されるスクリーニングテストをさらに推し進めてほしかった。
記事
SYNODOS2021年10月29日 14:42ゲーム障害は臨床的に必要な概念なのか?――病理化、スクリーニング、モラルパニック - 山根信二/ゲーム学・デジタルゲーム研究 × 井出草平/井出草平 2/2
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3.モラルパニックとスティグマ
井出 モラルパニックはとても重要な論点です。モラルパニックというのは、社会学者のスタンリー・コーエンなどが概念化したものです。
山根 定義の説明をするより、具体的な例を出した方が分かりやすいんじゃないでしょうか。
井出 そうですね。クロスワード・パズルってありますよね。いまでは多くの人に大人気のコンテンツというよりも、一部のコアなファンがいて、あるいは暇があったらするというような位置づけでしょうか。新聞に掲載されているので、うちの母なんかもときどきやっています。安定的な人気があり、社会に定着はしていますが、大人気コンテンツではありません。
しかし、クロスワード・パズルが登場した1920年代のアメリカやイギリスでは、誰もがクロスワード・パズルにはまって、廃人のようになり、社会崩壊すると、大きな社会問題になっていました【注8】。
クロスワード・パズルが社会崩壊を招く? そんなことが本当にあったの? と思われるかもしれません。しかし、モラルパニックというのは、後からみれば「そんなことで騒いでいたのか、よくわからんな」というものばかりなのです。
しかし、現代日本でのクロスワード・パズルの位置づけと、1920年代のイギリスやアメリカの認識では相当違いました。イギリスのガーディアン紙に掲載されたアラン・コナーの記事では、当時のクロスワード・パズルは、いまでいうと、ゲームのチートツールと麻薬が一緒に箱に入っているようなものだ、とのことです。この比喩は日本人の私たちには分かりにくいですが、ヤバイものだったというのは伝わるかなと思います。
山根 ゲーム開発者の国際カンファレンス「GDC」で、モラルパニックについての講演があったのですが、イギリスでは勤労を美徳とする教えが強いことで、レジャーを罪悪視したり、日曜日のスポーツを禁止するような気風があったようです。そして、モラルパニックは新しいレジャーが流行したときだけでなく、科学の新発見や新技術が登場したときにも起こっています。
井出 なるほど。そういう背景もあったわけですね。
モラルパニックの例をもうひとつあげようと思います。おそらく誰もが知っている史実である天動説と地動説の対立ですね。地球が太陽の周りを回っているのが地動説で、太陽が地球の周りを回っているのが天動説です。地動説を唱えたガリレオ・ガリレイへの弾圧は皆さんご存知だと思います。当時のモラルは当然ながら天動説が正しいというものでした。そんな中で、地動説というとんでもないことをいい出しているやつがいると。「けしからん! 締め上げてやる!」となったわけです。
これは信じられていること、この場合は宗教的な教えですが、そういったモラルに揺るぎが生じることによって起こるパニックが、モラルパニックといわれています。
山根 井出さんが天動節と地動説の話を例にあげられましたが、両者は科学的に決着がついたわけではなく、ある時期までは科学者の間でも決着がつかないんですね。ガリレオ・ガリレイは地動説を主張していましたが、その論拠はすべて正しいわけでもなく、天動説を主張する科学者もいました。つまり科学者集団にとってはまだ実証されていない仮説の段階であっても、社会としてはパニック状態を引き起こし、弾圧になりかねない。
井出 これは非常に重要な論点ですね。現代では、科学者と一般の方では論文や研究への接する態度が違うという論点とも通じると思います。科学者は、画期的な研究が発表されても、信じないといったら語弊がありますが、必ず間違っている可能性を念頭に起きながら、論文を読みます。
しかし、一般社会では白か黒かと正解を求められがちです。科学者は「ゲームが有害かどうか結論は出ていないし、いまだ論争中である」という認識をしています。しかし、一般的には、ゲームが有害らしいとか、ゲーム障害の人がたくさんいるとか、そういう情報に飛びついてしまっているわけです。
一般の方が悪いっていっているわけではありません。科学コミュニケーションといわれるもので、科学側、もしくは科学と一般の人たちの間に入る人たちが、ちゃんと説明しなければならないのです。科学者自身もモラルパニックが起きないように注意して、自身の研究を発表していくことが求められています。
山根 ICD-11によって起こるモラルパニックの論争については、『ゲーム障害』邦訳第9章でも論述されています(pp.263-266)。デジタルゲーム研究の分野では、「ゲームで青少年が非行に走る」とか「ゲームは銃犯罪を増加させる」とか、専門家の間で何十年も統一した見解をだせない(論争が終わらない)問題が繰り返しよみがえっては、世の中を騒がせてきました。なので仮説がモラルパニックを生む可能性には非常に意識的です。
井出 この論点は、日本とアメリカではゲームの社会問題化に大きな違いがあることも押さえておく必要がありそうです。香川県の条例のときの議論を思い出してもらえば分かるように、日本でゲームが問題になっているのは、部屋に閉じこもってゲームばかりしているようなケースです。ゲームと結びついているのは、不登校やひきこもりであって、非行ではありません。
アメリカでの社会問題化は大きく違います。日本と違いアメリカでは、デジタルのゲーム(ビデオゲーム)が登場してからほぼ途切れることなく、社会問題となってきました。とくに暴力的ゲームが暴力的行為を引き起こすのではないかという点が問題になってきました。
コロンバイン高校の事件が有名ですが、アメリカの高校では銃乱射事件が定期的に起きます。そういった青少年の暴力事件や銃犯罪にゲームが影響しているのではないか、と多くの人が疑っています。ゲームタイトルでいうと、DOOMやモータルコンバットといった、向かってくる敵を銃で射殺していくゲームですね。そういったゲームの影響を受けて、実際に現実世界でも銃の乱射をしたくなったのではないか、という批判がされています。
さて、モラルパニックという点で、樋口2021年論文の評価はいかがでしょうか。
山根 わたしは7月に樋口2021年論文が出たとき、国内メディアがモラルパニックを起こすだろうと予想しました。たとえば、発表された数字には統計的な幅があるのに大きい数字だけ一人歩きするような報道が出るんじゃないか、そうなったら解説を出そうとも考えていました。しかし今回は厚労省が発表したり、メディアが大々的にとりあげることがなかったので、うれしい誤算でした。
井出 いままでのパターンだと、久里浜は学術論文を書かず、記者発表をして新聞報道し、メディアに樋口氏が積極的に出演することで存在感をアピールしてきましたよね。ぼくもこの論文の存在を知って、すぐにメディアへのアピールが始まると思っていました。すぐに発表できなかった事情があるということは伝え聞いていますが、発表の遅れによって、樋口2021年論文とGAMES-testには問題があるという認識を厚生労働省も持つようになったようです。
山根 モラルパニックが過ぎた後に何が残るか、という話に移りましょう。『ゲーム障害』第9章では、モラルパニックが招くネガティブな副反応として、誤診断とスティグマがあげられ、それぞれに対する応答をまとめています(pp.264-266)。誤診断・過剰診断の危険性は先に触れましたが、スティグマについてはどんな被害をどれくらい産むのか想像しにくいですね。
井出 スティグマというのは「烙印」であったり、「汚名を着せるもの」の理解で良いと思います。概念が社会に広まる際には、様々に意味が変化したり、誤解が生じます。ICD-11に書いてあるゲーム障害の定義が正確に広まっていくわけではなく、ゲームをすると依存症になって止められなくなるとか、ゲームは麻薬みたいなものだとか、そういった言説が生まれます。
これは、岡田尊司氏がこういった本を書かれているので、すでにそういった言説は生まれているのですが、ゲームは害悪だとされたり、ゲーム愛好者は違法薬物でもやっているかのような扱いがされてしまうわけです【注9】。ゲーム障害概念の推進に慎重な学者はこのことを心配しています。
山根 はい、たとえゲーム障害の診断基準が確立したとしても、ゲームに熱中しているだけの子どもをみた親が、「うちの子は障害を持っているんじゃないか」という恐怖に襲われることが考えられます。それはゲームやeスポーツといった人間の活動に対するスティグマ化です。
井出 ゲーム障害は精神疾患ということですから、当然、治療をしようということになると思いますし、親は子どもがゲーム障害だったら治そうとするでしょうね。
山根 そしてスティグマ化の問題は、たんなる気持ちの問題ではなく、脅迫に使われたり、社会的に悪用されることにもあります。キング&デルファブロ『ゲーム障害』でも、スティグマ化について述べたあと、「残念なことに、これらの新しい分類を都合よく個人の目論見に利用しようとする動きも一部にみられるが」と述べています。つまりICD-11分類が悪用されて、利益誘導に使われる可能性を否定していません。
井出 この危惧はひきこもりや不登校の家庭で既に起こっていることだと思います。不登校の家庭では「学校に行きなさい!」となり、ひきこもりの家庭では「働きなさい!」となって、家族関係が悪くなり、そのことによって状況がより一層、困難にしてしまい、解決への道が遠ざかっている現状があります。
ゲーム障害があるか、ないかという議論をする方がいますが、これは問題の立て方を間違えています。ゲーム障害という概念が臨床的に必要な概念なのか、というのが正しい問題の立て方です。
ゲームに没頭し過ぎるあまり、治療が必要なくらい機能障害が悪化しているケースは実際に存在します。ゲーム障害という枠組みに該当する子どもや若者は存在します。しかし、だから、ゲーム障害があるんだ、存在するんだ、というのは、違うんですよね。
現象というのは多面的なものです。たとえば、大学に進学したものの、適応できず、授業に出なくなり、下宿にこもって、ずーっとゲームをしている、というケースのことを考えてみましょう。
教育的に捉えるとこの大学生は不登校です。また、ひきこもりという捉え方もできるでしょう。診察を受けてみると、じつはうつ病であったり、人と人との付き合いに恐怖を感じる社交不安症であったり、という可能性もあります。また、精神医学的なものではない、たとえば甲状腺機能が低下していて、抑うつ症状が生じているということも考えられます。そして、ゲームという面を捉えれば、ゲーム障害になります。
ゲーム障害は「存在」ではなく、私たちの「見方」や「捉え方」なのです。
繰り返しますが、ゲーム障害と捉えられる子どもや若者が存在しているかというと、存在しています。なぜわかるかというと、ひきこもりや不登校の相談機関や児童精神科に該当するケースの相談があるからです。
一方で、ゲーム障害という捉え方が必要なのか、問うと、あまり必要ではない、という回答になると思います。なぜなら、弊害が大きすぎるからです。
第一にゲーム障害と診断できるほど状態が悪いのであれば、不登校かひきこもりですから、すでに相談機関につながっているケースが多いのです。ゲーム障害という捉え方で相談はしていないでしょうが、別の捉え方、たとえば、不登校やひきこもり、うつ病や不安症といったかたちでの相談はしているのです。
キング&デルファブロは、ゲーム障害という診断名が広がることによって、精神保健の行き届いていない人たちにサービスが届けられるメリットがある、というわけですが、日本でそんな効果は生まれないと思います。
もちろん、誰にも相談していないひきこもりの家庭は存在しています。ただ、ゲーム障害という捉え方が導入されたからといって、親がいきなり相談をする気になる、というのは現実的ではない気がします。そういう親であれば、すでにどこかに相談していますから。
第二にゲームが原因となって不登校やひきこもりになっているケースは多くはありません。学校に馴染めず、家にいるので、ゲームをずーっとしているケースの方が一般的です。ゲームは原因ではなく、結果であると考えるべきです。むしろ本人にとってみればゲームが救いになっていることが多く、それを取り上げるのは非常にまずい。
仮に、ゲーム障害という概念を知って、ひきこもりの親がどこかの機関に相談する気になったとしましょう。しかし、本人にとってゲームが唯一の救いであれば、そのゲームを取り上げることになります。それで、支援がうまく行くはずがありません。
また、ゲーム障害のことを心配した親が、子どもを病院に連れて行き、若者たちが入院や拘束をされる危険性も考えなくてはいけません。オーセット、シュービルスキーといった専門家たちはゲーム障害を正式な診断名にしたら「自分の子どもはゲーム障害かもしれない」と心配する親たちが大量に発生して、社会問題になってしまうのではないかと、危惧をしています【注10】。
ぼくもこの点はかなり心配しています。知り合いの児童精神科の先生たちに聞くと、「子どもがゲーム障害なんです。治してください」って外来に来られるそうなんですが、話を聞くと、長時間ゲームをしているだけ、というケースがあるみたいなんですね。どうも親御さんたちは、テレビに出ている樋口氏が出た番組を見たらしいんですよね。
現状(2021年時点)ではゲーム障害はまだ精神疾患ではありません。しかし、すでに現場でそれほど大きいかたちではありませんが、確実にモラルパニックは起こっています。2022年以降どうなるのか、いまから心配でなりません。
山根 ゲーム障害治療としての軍隊式ブートキャンプは日本では報告はありませんが、久里浜医療センターがセルフディスカバリーキャンプ(自己発見キャンプ)について発表しており、『ゲーム障害』邦訳でも紹介されています(p.213)。
これは10人程度の報告で政策に使えるほど強力なものではなく、もっと大規模で長期的な検証が必要です。ただし日本語訳には誤訳があり、久里浜理療センターの報告にもとづいてキャンプ療法が解毒(デトックス)に役立つ、と訳してしまいました。原文は「いわゆるデトックス説を支持しているかもしれない」という弱い表現で、まずデジタル機器との接触を絶てば健康になる、というデジタル・デトックスはまだ弱い仮説にすぎません【注11】。
井出 デトックス仮説というのは、デジタル機器から離れれば、解毒されるかのように、依存が治るという仮説ですね。最近、デジタル・デトックスというものが流行っていると思います。日々、パソコンやスマホばかり使っているので、デジタルデバイスをすべて置いて、自然の中でキャンプする、といった試みですね。好きでやるのは勝手ですし、楽しい人は積極的にすればいいと思いますが、科学的に効果が立証されているものではありませんし、ゲーム障害に効果があるというエビデンスはありません。
山根 この誤訳で、日本語圏でキャンプ療法に効果があるように広がってしまわないか、効果の検証がおろそかにならないか注意する必要があると思います。
井出 このキャンプを実施しているのは、国立青少年教育推進機構という組織です。ここの事務局と話したことがあるのですが、1年目に参加している人は、2年目にも参加している人が多いといわれていました。「治ってないんですか?」と聞いたら「そうかもしれない」といわれていました。久里浜医療センターの出しているデータは短期的な結果なのですね。こういう治療は転地療法といわれるもので、効果は短期的なことが多いんです。ですから、わたしたちは長期的な効果があるかが知りたいわけです。国立青少年教育推進機構の方に、長期的なデータは出せないのかと聞いてみると、2年続けて参加されている方のデータであれば出せるといっておられたのですが、その後、音沙汰がないですね。
山根さんのおっしゃるように、日本でゲーム障害の治療を謳った矯正施設はまだ見たことがありませんね。しかし、ゲーム以外に目を向ければ日本でも存在しています。もっとも有名なのは戸塚ヨットスクールです。日本では、不登校、ひきこもり、ニートの矯正を謳い、不適切なサービスをしている施設は各地に存在しています。中国ではこういった施設で死亡事故が多発していますが、戸塚ヨットスクールでも死亡者がでました。
日本のこういった施設は経営が苦しいところが多い。ですかから、ゲーム障害に商売を拡大する確率は非常に高いと思っています。すでに施設とスタッフはいて、看板さえ書き換えればいいので、簡単に施設はできると思います。
2022年以降は正式な診断名になるわけですから、いま以上にゲーム障害の存在は大きくなります。ただのゲーム好きの子どもたちや若者が施設に収容されるケースが今後出てくるのではないかと、非常に心配です。
あと、民間だけではなく、精神科病院がこのビジネスに手を出す可能性もあることにも注意が必要ですね。民間の精神科病院は統合失調症の人々を治療するために、全国各地に大量に作られました。昔は人口の1%くらいの人が統合失調症になっていました。
しかし、最近は新たに統合失調症になる人かなり珍しくなっています。ちゃんとした調査がされていませんが、若年だと0.3%程度とかなり少なくなってきており、また症状も軽くなっている傾向にあります。
統合失調症というのは、妊娠後期の栄養失調【注12】と寒い環境や冬生まれ【注13】が関係しているといわれています。おそらく、十分な栄養が取れるようになり、住環境が改善したことによって、発症する人がかなり減ったのだと推測されています。
現在は、民間の精神科病棟のベッドがかなり空いてしまっています。その埋め合わせにゲーム障害とラベリングされた子どもたちを入れるのではないかという危惧があります。入院させてしまえばゲームはできなくなるので、治療結果は確実に、しかも簡単に出せます。入院当初は暴れる子もいるでしょうが、閉鎖病棟であれば無駄な抵抗だと悟るのは時間の問題なので、手間がかかるのは最初だけでしょうし、非常にメリットが高いビジネスになります。
このようなアプローチは、ゲームを取り上げれば治るだろうというデジタル・デトックス仮説にもとづいたものになるでしょうから、デトックス仮説は今後とも注目していきたいトピックです。
山根 話題が広がり過ぎましたが、それだけわれわれの社会はスティグマ化による社会的な影響を受けており、様々な国の専門家が憂慮してきた背景が共有できたと思います。
井出 では、結局のところ、スティグマ化という点で、樋口2021年論文の評価はいかがでしょうか。
山根 先ほど述べたように、いわゆるデジタルデトックス(キャンプ療法)が役立つという誤訳がゲーム障害の日本語文献では訂正されていません。このため、自分の子どもは障害持ちなんじゃないか、という保護者や社会の不安に対して民間療法がはじまったら、日本は脆弱です。そうした社会的視点があって欲しかったなと思います。
4.結論
井出 さて、樋口2021年論文が三つの論点をクリアしていたかを検討してきたわけですが、すべてクリアしていないといわざるを得ないですね。これらの論点は樋口2017年論文で「大丈夫だ!心配ない!」っていっていたことでした。5%なんて高い有病率が出ているのは、機能障害をちゃんと評価していないためで、機能障害を評価すれば大丈夫だという主張を4年前にしていました。しかし、樋口2021年論文は5.1%という有病率を出してきました。
山根 樋口2017年論文は国際的なチームによって書かれていますが、どの国もまだ慎重な態度です。その中で、日本の中核的機関が先進国の中でいち早く高い有病率を出したのは、新たな国際論争のはじまりとして注目されます。その際に、これまでの議論を批判的に乗り越えなければ、われわれは同じ問題を反復しているだけになってしまいます。そして予想される社会的な悪影響まで反復することは避けなければなりません。
井出 2022年からICD-11が発効すれば正式な精神疾患となるため、日本でもゲーム障害についていま以上にメディアで多く取り上げられ、自治体などでも規制の動きが活発化していくと思われます。わたしたちが危惧している点を取り上げましたが、その一部はすでに現実のものになっています。ゲーム障害という診断が今後どのような社会問題を引き起こしていくかということに、ひきつづき注視していきたいと考えています。
【注1】Higuchi, Susumu, Yoneatsu Osaki, Aya Kinjo, Satoko Mihara, Masaki Maezono, Takashi Kitayuguchi, Takanobu Matsuzaki, Hideki Nakayama, Hans-Jurgen Rumpf, and John B. Saunders. 2021. “Development and Validation of a Nine-Item Short Screening Test for ICD-11 Gaming Disorder (GAMES Test) and Estimation of the Prevalence in the General Young Population.” Journal of Behavioral Addictions, 10(2): 285?289. https://doi.org/10.1556/2006.2021.00041 
【注2】Billieux, Joel, Daniel L. King, Susumu Higuchi, Sophia Achab, Henrietta Bowden-Jones, Wei Hao, Jiang Long, et al. 2017. “Functional Impairment Matters in the Screening and Diagnosis of Gaming Disorder: Commentary on: Scholars’ Open Debate Paper on the World Health Organization ICD-11 Gaming Disorder Proposal (Aarseth et Al.).” Journal of Behavioral Addictions 6 (3): 285?89. https://doi.org/10.1556/2006.6.2017.036
【注3】該当開所の翻訳は下記。「機能障害を考慮せずに閾値ベースの「DSM-5アプローチ」をゲーミングやその他の行動に適用すると、IGDの症状を報告しながらも機能障害を伴わないゲーマーの症例をカウントしている研究があるため、高い有病率(例えば5%以上)の一因となっている可能性がある」(Kardefelt-Winther et al., in press, van Rooij, Van Looy, & Billieux, in press)。前出Billieux et al.(2017)。
【注4】Fam, Jia Yuin. 2018. “Prevalence of Internet Gaming Disorder in Adolescents: A Meta-Analysis across Three Decades.” Scandinavian Journal of Psychology. 59(5) pp.524-531.
【注5】朝日新聞「ネット依存、中高生93万人に疑い 居眠りの原因にも」2018年8月31日https://digital.asahi.com/articles/ASL8056BGL80ULBJ00F.html
【注6】Young, Kimberly S. 1998. “Internet Addiction: The Emergence of a New Clinical Disorder.” Cyberpsychology & Behavior: The Impact of the Internet, Multimedia and Virtual Reality on Behavior and Society 1 (3): 237?44.
【注7】厚生労働省科研(飲酒や喫煙等の実態調査と生活習慣病予防のための減酒の効果的な介入方法の開発に関する研究)
【注8】Alan Connor, “Crosswords: the meow meow of the 1920s”, Guardian 15 Dec 2011.  https://www.theguardian.com/crosswords/crossword-blog/2011/dec/15/crosswords-meow-meow-1920s 日本語での解説はこちらが詳しい。井出草平「1920年代クロスワードパズルが起こしたモラルパニック」https://ides.hatenablog.com/entry/2021/08/29/092342
【注9】岡田尊司,2014,『インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで』文芸春秋社.
【注10】Aarseth, Espen, Anthony M. Bean, Huub Boonen, Michelle Colder Carras, Mark Coulson, Dimitri Das, Jory Deleuze, et al. 2017. “Scholars’ Open Debate Paper on the World Health Organization ICD-11 Gaming Disorder Proposal.” Journal of Behavioral Addictions. 6(3):267-270. https://doi.org/10.1556/2006.5.2016.088.
【注11】Przybylski, Andrew K., Thuy-Vy T. Nguyen, Wilbert Law, and Netta Weinstein. 2021. “Does Taking a Short Break from Social Media Have a Positive Effect on Well-Being? Evidence from Three Preregistered Field Experiments.” Journal of Technology in Behavioral Science 6 (3): 507?14.
【注12】Susser, E., R. Neugebauer, H. W. Hoek, A. S. Brown, S. Lin, D. Labovitz, and J. M. Gorman. 1996. “Schizophrenia after Prenatal Famine. Further Evidence.” Archives of General Psychiatry 53 (1): 25?31. St Clair, David, Mingqing Xu, Peng Wang, Yaqin Yu, Yourong Fang, Feng Zhang, Xiaoying Zheng, et al. 2005. “Rates of Adult Schizophrenia Following Prenatal Exposure to the Chinese Famine of 1959-1961.” JAMA: The Journal of the American Medical Association 294 (5): 557?62.
【注13】Torrey, E. F., J. Miller, R. Rawlings, and R. H. Yolken. 1997. “Seasonality of Births in Schizophrenia and Bipolar Disorder: A Review of the Literature.” Schizophrenia Research 28 (1): 1?38.
プロフィール
山根信二ゲーム学・デジタルゲーム研究
東京国際工科専門職大学デジタルエンタテインメント学科教員。ゲーム開発を通じた社会問題解決に取り組む。NPO法人IGDA日本(国際ゲーム開発者協会日本)にて理事およびアカデミック専門部会の幹事を務め、ゲーム開発の産学連携を推進する。情報処理学会、日本教育工学会、IEEE Computer Society会員。日本初のHEVGA(全米ビデオゲーム高等教育機関連合)会員。https://about.me/syamane
井出草平社会学
1980 年大阪生まれ。社会学。日本学術振興会特別研究員。大阪大学非常勤講師。大阪大学人間科学研究科課程単位取得退学。博士(人間科学)。大阪府子ども若者自立支援事業専門委員。著書に『ひきこもりの 社会学』(世界思想社)、共著に 『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』(光文社)。2010年度より大阪府のひきこもり支援事業に関わる。
        
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[メンタル] ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア

[メンタル] ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア
ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり - 井出草平 / 社会学 
SYNODOS
2021年08月30日 10:14
エグゼクティブ・サマリ
久里浜医療センターの樋口進氏らのグループが発表した論文から、ゲーム障害を過剰診断していく方針が読み取れる。この論文は厚労省・文科省の政策にも影響があると考えられ、ゲーム好きの健康な子どもや若者たちが、精神疾患とレッテルを貼られ精神科病棟に入れられる未来も現実味を帯びてきた。
先日、ゲーム障害の有病率調査が久里浜医療センターによって発表された。英語論文として発表されたため、まだ一般には知られていないが、専門家の間ではかなり話題になっている。というのも、久里浜医療センターはゲーム障害でない人を診断しようとしているのではないか、と、いわゆる過剰診断を懸念する声が湧き上がっているからである。
本稿では、久里浜医療センターの研究を紹介しつつ、自身の専門性からこの研究の問題点について解説したい。
この研究でゲーム障害の推定有病率は、男性が7.6%、女性が2.5%、全体で5.1%であったという結果が報告されている。これを受けて「世界的に実施された16件の研究のメタ分析から得られた、若者の問題のあるゲームの推定値と同程度である【注1】」と論文では主張されている。
つまりは、先行研究と同程度の結果ということだ。研究論文では先行研究と同じ結果が出ることは悪いことではない。なぜなら、結果がより強固なものとなるためである。しかし、この問題にある程度の知識を有する者からすると、非常に不可解な結果である。
他の精神疾患すべてを合わせた有病率と同程度?
まず、推定有病率の高さである。一つの精神疾患の有病率としては、まずありえない高さといってよい。
WHO(世界保健機関)が主導し世界の主要国で行われている世界精神保健調査(WMH)という精神疾患の有病率調査がある。日本もこの調査に参加しているが、日本で主だった精神疾患を持つ者は7.6%だと報告されている(対象は20?98歳)【注2】。
一方で、久里浜の論文では、男性のゲーム障害の有病率は7.6%であった。ゲーム障害単独で、他の精神疾患すべてを合わせたものと同じなのだ。この結果をどう思われるだろうか?
先行研究の有病率と同程度?
ゲーム障害という診断名は、WHOの診断基準ICDのバージョン11であるICD-11に掲載され、2022年度から使用される予定のものである。原稿を書いている現在は2021年なので、まだICD-10が使われており、ゲーム障害は掲載されていない。ゲーム障害は、2022年に初めて導入される精神疾患で、新しい概念だということを覚えておいていただきたい。
久里浜医療センターの研究が、先行研究と同程度の結果だったと書いているが、この先行研究もICD-11のゲーム障害よりも、過去の概念を使用した研究である。
精神疾患には、ICD以外に、アメリカ精神医学会によって作成されたDSMという診断基準がある。2013年に改訂されたDSM-5には「インターネットゲーム障害」という診断が正式なものではないが提案されていた。先行研究は、このDSM-5の基準で行われたものが多く、ICD-11の基準を使用した研究は含まれていない。
ICD-11はゲーム障害であり、DSM-5はインターネットゲーム障害と、DSM-5はインターネットにつながったゲームを対象にしているという違いがある。また、DSM-5の診断基準より、ICD-11の診断基準の方が厳しいと言われている。
オーストラリアの研究【注3】では、DSM-5の基準に該当した者の約半分がICD-11の基準に合致、韓国での研究【注4】では、同様にDSM-5の基準に該当した者の約5分の1がICD-11の基準に合致という結果が出ている。研究によって多少のバラツキはあるが、少なくとも、DSM-5の基準より、ICD-11の基準の方が厳しいことは専門家のあいだで常識となっている。
調査法が違っていたり、調査をした国が違っていたり、いろいろな点は考慮したとしても、DSM-5基準とICD-11基準の調査が同じ程度の有病率だというのは、きわめて怪しい結果なのである。
先行研究の2分1や5分の1といった少ない有病率が示されていなければならない。「先行研究と同程度」という結果がどのように、導かれたものかを読み解いてみたい。
有病率の調査ではない
この論文、よくよく読むと有病率の調査ではない。タイトルにも「有病率推定」と書いてあるのだ。ここに怪しい結果を出すからくりがある。別の言い方をするならば、調査設計に仕込みがされているのである。
そのことを説明するために、調査の流れを整理したい。
調査の対象は10歳から29歳以下の若者である。住民台帳からランダムサンプリングをして9000人を選び、調査依頼をしたところ5096人が回答をした。その中から、さらに766人に対面で診断をする依頼を出し、281人がそれに応じた。281人に一次面接をして18名が疑わしいとされた。その18名の症状について専門家が集まり、最終的に7名の診断を確定している。
というのが、この調査の第一段階目の流れである。
実はこの時点で「有病率」は計算が可能だ。面接をした281人が標本であり、うち7名が診断されたのだから、7÷281=2.49%が有病率である。95%信頼区間を計算すると0.669-4.313%となる【注5】。
したがって、この調査でのゲーム障害の有病率は2.49%である。
わざわざ計算をしたのは、論文中で有病率の計算がされていないためである。有病率が計算できるにもかかわらず、有病率を示さないのは何とも不思議な論文である。
9000人に依頼を出して、281人にしか面接をしていないので、バイアスはあるのではと考える人もいるだろう。しかし、精神疾患の有病率調査は、面接をして診断をする手順が必須であるため、バイアスはあったとしても、この方法が最良である。また、他の方法をとるよりもよほどバイアスは低いと考えられている。
じつはこの有病率も過大であると個人的には考えているのだが、話が逸れるため、また別稿に譲ろう。
ここで考えたいのは「有病率」の2.49%が論文で計算されず、「有病率推定」5.1%といった倍近くの数値が報告されているのはなぜか、ということである。
「有病率推定」とは何なのか?
有病率推定という数字の正体を理解するためには、もう少し調査計画を説明する必要がある。
さきほど、281人のうち7名が診断までは説明したが、この論文には続きがある。7名は統計処理をするには少なすぎるため、久里浜患者44名を足し合わせて、ゲーム障害群としている。一方で、それ以外の274名(=281-7)を対照群と設定している。
この2群、ゲーム障害群と対照群を弁別できるGAMES-testという尺度を、研究では作成している。GAMES-testは、何点以上であればゲーム障害の疑いがある、というスクリーニングテストなのである。スクリーニングテストは、診断を行うものではなく、疑いのある者をあぶり出すツールであるため、有病率推定という言い回しになるのだろう。
このGAMES-testの項目には、最初の5096人も回答している。そこで、5096人の中からGAMES-testに従ってゲーム障害群と推定がされている。この数字が男性7.6%、女性2.5%、全体で5.1%という数字の正体である。
有病率の結果を報告しているのではなく、スクリーニングツールの結果なのだ。
過大診断のからくり
からくりの正体はこのGAMES-testというスクリーニングツールの作成方法に隠されている。この種のツールを作成する場合には重要なのが、対照群の設定である。この調査では、ゲームとほぼ無関係な274人を対照群として設定している。専門用語では健常対照群と呼ばれている。
しかし、今回の対照として健常対照群との比較は不適当である。本来は「ハードゲーマー」などと呼ばれる、趣味としてゲームを比較的長時間プレイしているものの、学業や仕事には問題を生じさせていないグループを対照群に置き、「病的ゲーマー(pathological gamer)との区別をすること」が求められていたからだ。
“pathological”は「病的」と定訳が決まっているため、ここでも病的と翻訳しているが、日本語でいう病気とは意味が少し異なる。正確にいうと、学校にも行かず、会社にも行かず、仕事をやめてしまったりして、寝食を忘れてゲームをしており、致命的な問題が生じており、かつ、それがゲームによって引き起こされている、という意味である。
その理由はICD-11のゲーム障害導入が決まったプロセスを見ることでも明らかである。
ゲーム障害の診断における専門家の役割はどこへ?
2017年前後に海外の専門家のあいだで、ゲーム障害という概念をめぐって大論争が起こっていた。ゲーム障害の診断を確立しようというグループと、時期尚早であるという慎重なグループの間で、大激論がされていた。
慎重なグループが懸念したことの一つは、趣味としてゲームをしている人、とくにいわゆるハードゲーマーと、病的なゲーマーの区別がつくのかという問題である。ゲーム好きでゲームを長時間しているような人を、精神疾患にしてしまわないか? と疑念を投げかけていたのだ。
それに対して、推進派は「大丈夫だ」「ゲームをスティグマの対象にするためではない」「趣味で長時間ゲームをしているようなハードゲーマーと、病的なゲーマーを区別することが科学者と臨床家の役割だ」と宣言をしている【注6】。
このような主張を行った論文はいくつもあるが、今回の論文の第一著者である樋口進氏も、2017年の論文で同様の主張している【注7】。
つまり、GAMES-testといったスクリーニングツールを作成する際に、樋口氏が自身に課すべき課題は、2017年の論文で書いたようにハードゲーマーと病的なゲーマーを区別することだったはずなのだ。
GAMES-testのからくり
便宜的に3つのグループを仮定しよう。
1.ゲームを全くしていない人や少しゲームをしているグループ
2.ハードゲーマー
3.病的ゲーマー
ゲーム障害のスクリーニングツールとして求められているのは、2と3の区別ができることであって、久里浜医療センターの樋口進氏も2017年に自ら述べていることである。
しかし、今回の論文では、健常対照群との比較をしたため、1と3が比較されたということだ。そのため、2と3の区別はつけることができていない。
1と3を区別する項目として何が選ばれたかについては、GAMES-testの項目を直接見ると理解できる。たとえば、ゲームに熱中してついつい夜ふかしをしてしまったり、ゲームが面白過ぎて他の趣味に興味がなくなったり、今の生活でゲームが一番面白いと答えることがあげられている。
確かにこういった項目は3の人には当てはまるだろうが、1の人には当てはまりそうにない。しかし、これらの項目は2の人たちにもあてはまるのである。
GAMES-testに上げられている項目は文末に項目を掲載しているので、興味をある方はみていただきたい。ハードゲーマーの日常に近い項目が多く含まれていることが確認できるだろう。
GAMES-testで推定されるのは、2と3のグループである。久里浜医療センターと樋口氏は2と3の区別が重要だと4年前に論文に書いていたにもかかわらず、2と3をまとめてゲーム障害群と推定する論文を書いたのである。
GAMES-testは害悪をもたらす
GAMES-testが役に立たないツールだ、ということはお伝えできたかと思う。GAMES-testの作成手順の問題点は、比較対象を「ハードゲーマー」にしなかったことである。
今回の論文では、調査法、実験法、統計学に長けた人物も協力しており、比較対象を「ハードゲーマー」にせず、「健常対照群」にすれば、ゲーム障害の推定は過大になることは設計段階から予想ができていたはずである。
予想ができていたにもかかわらず、正しい方法で実施しなかったのは、過大に推定するのが目的だったのだろう。調査法や統計学の素人が見様見真似でやってみて失敗したのであれば、意図的ではなかったのだろうと思えるのだが、今回の論文では中級以上の様々な統計手法が駆使されており、このレベルの専門性のある人間が、対象群についての知識を持っていないことはあり得ない。意図的にゲーム障害が過大に推定される調査設計をしたと判断するのが妥当である。
本来この論文で書くべき有病率は2.49%ある。しかし、GAMES-test のからくりを挟み込むことで、5.1%と推定できていて、倍以上の現象に大きく見せることに成功している。
ゲーム障害の有病率を大きく見せかければ、社会に大問題だと訴えることにつながるのかもしれないが、それよりも懸念されるのは、ゲーム障害の診断確立に慎重だったグループが訴えていた過剰診断である。
この論文が起こす問題
今回の論文は、久里浜医療センターの樋口氏らのグループが書いた一つの学術論文ではすまされない面がある。
まず、この研究は厚労省の委託によって行われている点である【注8】。委託額は7769万円である。
8000万円近い税金を使い、意図的にゲーム障害が過大に推定されている研究が実施されたことになる。多額の税金が適切な科学研究に使用されなかった問題が1つ目の問題である。
2つ目の問題はこの研究が厚労省の委託研究だということだ。厚労省は政策のすべてを独自に研究する機関を持たないため、外部の専門家に委託をして、その結果を元に政策決定を行っている。
つまり、この研究は、今後の厚労省を含めた日本政府の政策が作られていく根拠として使われていくのだ。最近の行政の動きをみると、厚労省は一定程度、慎重な態度をとっているが、文科省はゲーム障害の恐ろしさを訴える啓蒙パンフレットを作成するなど、かなり積極的である【注9】。政策の中で、論文の中に隠されたからくりは無視され、ゲーム症は若者の5.1%もいる、男性に至っては7.6%だ、大変なことだ、と政策の根拠として使われる危険性がある。
久里浜医療センターと樋口氏が、調査で過大に結果を報告したのは今回が初めてではない。センターが以前に取り組んでいたギャンブル依存症の調査では、男性9.6%という数値を報告した。日本国民の男性の10人に1人が、問題のあるギャンブルを行っているという結果を報告したのだ。しかし、常識的に考えて10人に1人がギャンブル依存症とは考えづらく、方々から疑義が出され、再度調査がされた結果、直近1年で0.8%と数値を修正された過去がある。実に10倍も多く過大に見積もっていたのである。
久里浜医療センターが過去に行ってきた、アルコール、ギャンブル、インターネット依存症の例では、マスコミはファクトチェックをすることなく、大々的に結果を発表してきた。今回も同じことが起こるのではないかと危惧している。こういった盛り上がりを受けて、ゲームを締め付ける政策が打たれていくかもしれない。
ギャンブル障害のときの過大な見積りは稚拙な方法であったが、今回のゲーム障害の論文では統計の専門家が手を貸し、やり口が巧妙になっており、一見するとまともな論文にみえるように仕立て上げられている。
久里浜医療センターと樋口氏の今までの活動を知っている者にとっては「またやったのか」という感想しか出ないが、今回はその手法がより巧妙になったことに注目した方がよいだろう。巧妙になった久里浜医療センターには、今まで以上の警戒が必要になってくるだろうからだ。
ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア
先日、中国の国営紙は「ゲームは精神のアヘンである」と書き、中国のゲーム規制は一層厳しく締め付けられることになった。この件が報道されると、SNSには中国政府の政策にあきれたといった声があふれた。しかし、これは対岸の火事ではなく、日本でも起こりつつあるように思えてならない。
GAMES-testは少しでもゲームに夢中になれば、精神疾患扱いをするツールであり、精神疾患ではない者を精神疾患にする危険性がある。健康な誰かを精神疾患だと見なすことは、その人の人生を狂わせる大きな問題であることを忘れてはいけない。
かつてソ連では、政治犯を精神疾患として病院に収容するという方法で言論弾圧が行われていた。当局にとって都合の悪い者を精神疾患とラベリングして、社会から隔離したのである。精神医学というのは使い方次第で、とんでもない悪行も正当化できるツールであり、他の医学分野以上に、私たちはその力の使われ方を監視していく必要がある。
ゲームへの取り締まりが世界の中でもっとも厳しく、すでに精神疾患として認定されている中国では、インターネットをしているだけ、ゲームをしているだけの子どもや若者たちが、隔離病棟や訓練施設に送り込まれる事例が後を絶たず、社会問題化している【注10】。隔離病棟で麻酔をかけない懲罰的な電気けいれん療法がおこなわれていたことが判明したり、施設での死亡事故も多発している。これらはインターネットやゲームに夢中になっている子どもや若者は精神疾患だとされたことから始まっている。
日本もその道を歩みつつあるようにみえる。久里浜医療センターはゲーム障害の治療と称して、子どもたちを病棟に入院させてきたことで有名である。このことは樋口氏の書籍などで紹介されている【注11】。
ゲームに少し夢中になった子どもに、精神疾患のレッテルが貼られ、精神科病院に隔離される。厚労省が久里浜医療センターの研究を元に政策を展開していけば、ゲーム好きの子どもたちや若者を精神科病棟に隔離することが当たり前の社会になるかもしれない。
おそらく、久里浜医療センター自体は、ゲーム障害でもかなり重症の子どもや若者の治療を実際にはしているのであろうし、懲罰的な行為をしているわけではないだろう。しかし、久里浜医療センターの劣化コピーのような施設が出てきたときに、中国やソ連のような人権侵害が起こる可能性は非常に高い。
精神科病棟だけではなく、民間施設でもこの動きは起こるだろう。戸塚ヨットスクールに代表されるように、不登校やひきこもりの矯正を謳った不適切なサービスを提供する施設は日本各地に存在している。そういった施設では、強制的な拉致、暴行、死亡事件といった事件が起こり続けてきた。新しい金儲けの事業として、これらの施設がゲーム障害に目をつけるのはおそらく間違いない。これらの施設は時代の変遷とともに、社会問題となってきた、不登校、ひきこもり、ニート、発達障害と看板を掛け変え商売を続けてきたからだ。ゲーム好きの子どもたちや若者がゲームをしているという理由だけで、施設に収容されていく未来が容易に想像できる。
4年前の論文や今までの樋口氏は、本当に困っている子どもたちや若者たちに医療を届けるのであって、ゲームを楽しんでいる人を精神疾患とラベリングするわけではないと主張してきた。少なくとも学術的にはその立場にいた人間である。
しかし、今回の論文で過剰診断を意図していることが明らかとなった。これはゲームが好きな子どもたちや若者に、根拠なく精神疾患のレッテルを貼っていく方針に、樋口氏と久里浜医療センターが公に舵を切るという宣言だと私は見ている。
しかし、まだ中国やソ連のようなディストピアになってしまったわけではない。
私たちができることはまだまだ残っている。その一つの手段は、久里浜医療センターの活動に異議申し立てをすることである。彼らの研究には重大な欠陥があることを、資金提供した厚労省や資料を利用する可能性のある文科省に伝えていくことも重要なことである。
久里浜医療センターに、ゲーム障害を過大に推定するからくりが仕組まれた調査ではなく、科学的に誠実な研究を求めていかなければならない。もし、彼らにその意思がないのであれば、正しく公平な科学的態度に基づいた研究をする学者に調査させ、関わるように働きかけるしかないだろう
資料 GAMES-testの項目
この項目は英語論文からの翻訳であるため、実際に日本語の調査で使用されたものとは言葉づかいなどが異なる可能性がある。
1.ゲームをやめようと思ってもやめられないことが多いですか?
2.ゲームを始める前に意図していたよりも長い時間、ゲームをすることがよくありましたか?
3.ゲームのために、スポーツや趣味、友人や親戚との会合などの重要な活動への興味が著しく失われたことがありますか?
4.ゲームはあなたの日常生活の中でもっとも重要なものですか?
5.学校や仕事のパフォーマンスの低下
6.昼夜逆転、または昼夜逆転の傾向(過去12ヶ月間に30日以上)
7.ゲームのために学業が危うくなったり、仕事を失うリスクがあっても、ゲームを続けたことがありますか?
8.ゲームが原因で憂鬱や不安になったり、睡眠障害などの精神的な問題を経験したにもかかわらず、ゲームを続けたことがありますか?
はい=1、いいえ=0で最高点8点。4点をカットオフ値として、4点以上の場合感度94%、特異性97%。平日の平均ゲーム時間を加え、平均ゲーム時間が2時間未満の場合は0点、2時間以上6時間未満の場合は1点、6時間以上の場合は2点とし、最高点10点とし、カットオフ値を5点にした場合には感度100%、特異度98%。
【注1】Fam, Jia Yuin. 2018. “Prevalence of Internet Gaming Disorder in Adolescents: A Meta-Analysis across Three Decades.” Scandinavian Journal of Psychology. https://doi.org/10.1111/sjop.12459.
【注2】Ishikawa, H., N. Kawakami, R. C. Kessler, and World Mental Health Japan Survey Collaborators. 2016. “Lifetime and 12-Month Prevalence, Severity and Unmet Need for Treatment of Common Mental Disorders in Japan: Results from the Final Dataset of World Mental Health Japan Survey.” Epidemiology and Psychiatric Sciences 25 (3): 217?29.
【注3】Starcevic, Vladan, Tae Young Choi, Tae Ho Kim, Seo-Koo Yoo, Sujin Bae, Byung-Sun Choi, and Doug Hyun Han. 2020. “Internet Gaming Disorder and Gaming Disorder in the Context of Seeking and Not Seeking Treatment for Video-Gaming.” Journal of Psychiatric Research 129 (October): 31?39.
【注4】Jo, Y.S.; Bhang, S.Y.; Choi, J.S.; Lee, H.K.; Lee, S.Y.; Kweon, Y.-S. Clinical Characteristics of Diagnosis for Internet Gaming Disorder: Comparison of DSM-5 IGD and ICD-11 GD Diagnosis. J. Clin. Med. 2019, 8, 945.
【注5】Wald法による計算。疫学では、年齢や性別で調整値を出すこともあるが、7名の年齢性別が分からないためこれ以上の計算はできない。
【注6】Kuss, Daria J., Mark D. Griffiths, and Halley M. Pontes. 2017. “DSM-5 Diagnosis of Internet Gaming Disorder: Some Ways Forward in Overcoming Issues and Concerns in the Gaming Studies Field.” Journal of Behavioral Addictions.
King, Daniel L., Paul H. Delfabbro, Marc N. Potenza, Zsolt Demetrovics, Joel Billieux, and Matthias Brand. 2018. “Internet Gaming Disorder Should Qualify as a Mental Disorder.” The Australian and New Zealand Journal of Psychiatry.
【注7】Billieux, Joel, Daniel L. King, Susumu Higuchi, Sophia Achab, Henrietta Bowden-Jones, Wei Hao, Jiang Long, et al. 2017. “Functional Impairment Matters in the Screening and Diagnosis of Gaming Disorder: Commentary on: Scholars’ Open Debate Paper on the World Health Organization ICD-11 Gaming Disorder Proposal (Aarseth et Al.).” Journal of Behavioral Addictions 6 (3): 285?89.
【注8】平成30 年度・令和元年度に「ゲーム(インターネット)使用・依存に関する実態調査」(平成 30 年度補助額:35,200 千円、令和元年度補助額42,489 千円)。
【注9】山田太郎議員による指摘で文科省の啓蒙パンフレットの配布は撤回された。【参議院議員】山田太郎「《Law55》粘り強い交渉成功??文科省、ゲーム依存症パンフレット取りやめました。」で事の顛末が報告されている。https://www.youtube.com/watch?v=pUzKXinPAng
【注10】Case study: Electric shock therapy in China for internet ‘addiction’ ?  Guardian, https://www.theguardian.com/world/2009/jul/14/china-internet-electric-shock-treatment
【注11】たとえば、樋口進,2018,『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』講談社.
プロフィール
井出草平社会学
1980 年大阪生まれ。社会学。日本学術振興会特別研究員。大阪大学非常勤講師。大阪大学人間科学研究科課程単位取得退学。博士(人間科学)。大阪府子ども若者自立支援事業専門委員。著書に『ひきこもりの 社会学』(世界思想社)、共著に 『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』(光文社)。2010年度より大阪府のひきこもり支援事業に関わる。
この執筆者の記事
        
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2019年4月11日木曜日

[メンタル] スマホが若者のうつ症状を増やしている(かもしれない)理由

スマホが若者のうつ症状を増やしている(かもしれない)理由  
投稿者 うまき
日時 2019年4月8日20:09:57
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不安と不健康18  
スマホが若者のうつ症状を増やしている(かもしれない)理由
The Unhappy iGeneration
2019年4月8日(月)17時20分
カシュミラ・ガンダー
研究では高齢者に鬱症状や自殺傾向の増加は見られなかった 
<SNSとゲームが普及したために、減ってしまったものがある>
学術誌ジャーナル・オブ・アブノーマル・サイコロジーに発表された論文によれば、
アメリカでは2000年以降、鬱症状や自殺行動が見られる若者の割合が急増している。
研究チームは、SNSに費やす時間が増えて睡眠時間が削られていることが問題ではないかと考えている。
研究によれば、過去1年間に鬱症状を経験した12〜17歳の若者の割合は、
2005年の8.7%から2017年には13.2%に増加。
18〜25歳でも、
2009年の8.1%から2017年には13.2%に増えた。
過去30日間に深刻な気分の落ち込みを経験した10代後半の若者は、
2008年の7.7%から2017年には13.1%に増加。
自殺を考えたり、計画したり試みたことがある18〜19歳の若者は、
2008年の8.5%から2017年には12.4%に増えていた。
論文の筆頭著者であるサンディエゴ州立大学のジーン・トウェンジ教授(心理学)は
「(若い世代の)メンタルヘルスの問題がこの10年ほどで非常に増えていることに驚いた」
と語っている。
高齢の世代には、こうした傾向は見られない。
トゥエンジは、メンタルヘルスの問題が増加した原因は本研究では特定できないとしつつも、
この時期に「高齢者より若い世代に影響を及ぼした変化が1つある。スマートフォンとデジタルメディアの普及だ」と語る。
「若者の余暇の過ごし方は根本的に変わった。
友人と会う時間や睡眠時間が減り、SNSやゲームなどに費やす時間が増えた」。
精神医学では若者の睡眠時間は10時間あってもいいというが、実際には減り続けている。
睡眠時間が減れば「心の免疫力」が下がる。デジタルメディアの使用はほどほどにして、健康的な睡眠を確保したい。
<2019年4月9日号掲載>
※4月9日号(4月2日発売)は「日本人が知らない 品格の英語」特集。
グロービッシュも「3語で伝わる」も現場では役に立たない。
言語学研究に基づいた本当に通じる英語の学習法とは? 
ロッシェル・カップ(経営コンサルタント)「日本人がよく使うお粗末な表現」、
マーク・ピーターセン(ロングセラー『日本人の英語』著者、明治大学名誉教授)
「日本人の英語が上手くならない理由」も収録。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2019/04/post-11944.php  

★阿修羅♪
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/750.html





スマホとネットが脳に与える三つの悪影響
投稿者 軽毛
日時 2017年3月17日15:35:45
pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
2017年3月17日 
岸 博幸 [慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授]
スマホとネットが脳に与える三つの悪影響
ただ、そうした政策は多額の予算が必要だし、ハローワークなど既得権益も絡みますので、おそらく抜本的な改革はやらない今の政権では無理でしょう。
それでは、予算をかけずに労働者の生産性を向上させる政策はないでしょうか。
一つあります。それは“スマホ・ネット禁止令”を出すことです。
既にこのコーナーで何度か軽く触れたことがありますが、スマホやネットを使い過ぎると、人間の脳には三つの悪影響が生じる可能性が高いと言われています。
第一は集中力が低下することです。
スマホやネットで画面をどんどん変えていろんなウェブサイトやソーシャルメディアを見ていると、脳が常に情報の刺激を求めるようになるので、集中して勉強したり考えるということができなくなります。
第二は画面をスクロールしながらテキストを読んでばかりいると、読み方が“浅い読み”(字面だけを追って記憶に残らない流し読み)ばかりになり、
“深い読み”(じっくり読んで内容を吸収するとともに、自分が持っている知識と新しい情報を結合して新しいアイディアを生み出す)
ができなくなります。
第三は行動全般が受け身になることです。
特にスマホは、能動的に使いこなしているようで、実はだいたい決まったウェブサイトやソーシャルメディアを巡回しているだけ、
ゲームも与えられたルールに従ってやっているだけと、スマホが情報を与えてくれるのに従うという受け身の状態になります。
脳がそれに慣れてしまうと、スマホを使っていない時も行動が受け身になりがちです。
ここで、恐ろしいデータを紹介しましょう。
いずれも米国での調査の結果ですが、まずiPhoneユーザは1日に80回、Androidユーザは1日に110もスマホをアンロック、つまりスマホをいじっていました。
平均して1日に100回として、また睡眠時間を除いた1日の時間が仕事をしている時間も含めて17時間とすると、なんと
10分に1回はスマホをいじっている
ことになります。
次に、スマホやネットのユーザは、平均的なウェブサイトに書かれている文章(英単語で593語が含まれている)の20%しか読んでいないそうです。
さらに、これが一番恐ろしいのは、今や仕事ではパソコンやスマホによりマルチタスクが当たり前になり、また
様々なデジタルのサービス(メール、携帯電話、メッセンジャーなど)
が入り込んだ結果、人は平均して3分ごとに違ったタスクをこなしますが、一度止めたタスクに戻るには23分も要したそうです。
「歩きスマホは危険です」ではなく
「スマホは危険です」
私自身、自分の日々の行動を思い返すと思い当たる節が多いので、自己反省を込めて考えると、おそらく日本人の行動も同じようなものだと思います。
人間は、スマホやネットを通じた情報の過剰摂取により、これまでにないくらいに注意散漫になってしまっているのです。
こんなに落ち着きのない行動をしていては、そもそも仕事の生産性も高まりませんし、また集中してスキルアップに取り組めるはずもありません。
もちろん、スマホやネットは、賢く使えば生産性アップに大きく貢献する化物のような道具、手段です。でも、残念ながら今はまだ賢く使いこなすどころか、逆に人間がスマホやネットに使われてしまっているために、マイナスの影響の方が大きく出ているのです。
そう考えると、スマホやネットの利用の全面禁止は当然無理ですが、
まず使い過ぎある程度制限するキャンペーン、ムーブメントを起こすだけでも、労働者の生産性の向上に役立つのではないでしょうか。
例えば、車内や公共交通機関の中ではスマホの利用を禁止するとか、オフィスや大学の教室の中ではウェブ閲覧を完全に禁止するとか…。
最近は電車の中で「歩きスマホは危険です」という表示をよく見かけますが、それだけでは不十分、「スマホは危険です」というキャンペーンを始めるべきです。
…もちろん、私の妄想レベルではこれがすぐにやれるベストの政策だと思うものの、実際にはこうした取り組みを政策として行うのは確実に無理です。ただ、少なくとも欧米では様々な調査でスマホやネットの問題点、人間に与える悪影響が明らかになりつつあるからこそ、生産性の向上が最重要課題の日本がこの問題に率先して取り組んでもいいのではないでしょうか。
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 岸 博幸)

ダイアモンド
http://diamond.jp/articles/-/121597  

★阿修羅♪
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/437.html








ハムレットの水車小屋
旧いつも一緒・Legacy of Ashes・OUT OF EDEN・ハムレットの吹かす風・ゲームの達人
2014/5/18
「鬱や自殺はセロトニン不足」  
http://any-stress.com/archives/1254より
サイトマップ
http://any-stress.com/sitemap
関連記事:人たらしの極意を教えよう
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/737.html
上記管理人(森 惇(もりあつし)さん)からの自己紹介
http://any-stress.com/about
セロトニンで検索してみると
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3
桑の葉のDNJ効果
http://www.to-nyo.com/sup/kuwa.html
管理人注:極度のパラノイアである私にとって参考にはなる内容です
不平不満は何事にもつきものですが,自らの生き方
立場に自信とプライドがあれば,相手を非難したり
羨んだりする気持ちは自らのゆとりの気持ちの中で
おおらかに処理することができる
......といつも思っているのですが(笑)
セロトニンは幸せ物質?
http://www.human-sb.com/serotonin/
記事の右側にある人気記事を読みましょう.....
空海はいいます......存在(生きるということ)とは関係である。
現象として起こる全てのことが真実である,と。
例えば..........
http://any-stress.com/archives/1012
過度な劣等感を抱えて職場で孤立しているあなた。敵意は妄想かも
人生は順風満帆な日ばかりではないでしょう。
向かい風が吹く日もあれば、雨の日もあるのです。
劣等感や無力感
誰かと比べて自分がものすごくちっぽけな存在に思えたり。
自分には到底できない事を簡単にこなす相手に劣等感を持ったり。
年下なのに自分の3倍の年収を稼ぐ人に出会って落ち込んだり。
生きていれば、いろんなことにぶち当たります。自分の無力感に打ちひしがれる日もあります。
場合によっては自分のプライドが粉々になるような出来事に出くわすこともあるでしょう。
誰にでも当たり前にあること
どんなに強い人でもどんなに賢い人でも自信を失くしてしまうことはあります。
何か自信を失うきっかけとなる出来事があったとかあるいは小さな劣等感の積み重ねとか。
または生来の性格とか。
今、自信満々のあの人にもそういう時期があったはずです。
自信を失うことは生きていく上で避けようがないことですし、
次のステップに行くためには、それも必要なことなのかもしれません。
逆説的ですが、向上心のある人だけが自信を失うことができるのです。
大きな負の副産物
今回お話したいのは、その“自信を失っている時期”に気をつけるべきことについてです。
このことに注意しないと、自信を失ったダメージ以外にも非常に大きな“負の副産物”を作りかねません。
それは、自分に自信を失っているときには“周りが皆、自分の敵に思えてくる”ということです。
もしかすると、経験がある方もいるかもしれません。
僕にも経験があります。
かかわりを避けはじめる
僕たちは自信を失ったとき、「これ以上傷つきたくない」という思いから
周囲の人たちと無意識のうちに距離をとりたがる傾向があります。
誰かと接すれば、自分の自尊心を傷つけられる可能性があるからです。
自己防衛本能とでも言うのでしょうか。
「そっとしておいて欲しい」
「自分に構わないでくれ」
「誰にも会いたくない」
「ひとりになりたい」
そんな願望から、なるべく周囲と関わることを避けるようになります。
そして一人であれこれと思い悩む時間を過ごすことになります。
「自分には能力もセンスもないんじゃないのか」
「自分は何をやってもダメなんじゃないか」
「自分には値打ちがないんじゃないか」
育つ被害者意識
一人きりで悩む時期が長くなればなるほど思考は歪み、良くない方向にむかうことが多くなります。
そのうちに、自分が周囲と関わっていないことで「疎外感」を持ち始めます。
元々、自分が能動的に周囲との関わりを避けて離れていったのですが、
なぜか「仲間はずれ」的な疎外感と被害者意識を合わせて持ち始めるのです。
そしてさらには
「自分は器の小さいやつだと思われてるだろうな」
「どうせオレはバカにされて皆の笑い者にされているんだろうな」
「仲の良かったあの人も、皆と一緒に自分のことを笑っているんだろうな」
というふうに、勝手に周囲の人の考えをネガティブに想像してしまいます。
こうなると、周りは「自分を傷つける人=自分の敵」に思えてくるのです。
歪んだ思考が生む幻想
実際に、僕も仕事で自信を失っていた時期には常に職場で敵に囲まれているような感覚がありました。
でも現実には、世界中が自分の敵になるということはまずありません。
自分自身の歪んだ解釈によって、そう思い込んでしまっているだけです。
あなたが今、自分の敵だと思っている人の大半は仲間です。
ただ、あなたが「傷つかないように」と心を閉ざしてしまっているだけ。
でも、自分が自信を無くし強い劣等感を抱いているときにはなかなかそう冷静には思えないものです。
伝染する嫌悪感
しかし、ここで注意しなければいけないことが一つあります。
それは、周囲に対する“敵意”が自分だけの問題であるうちに
つまり自分の「思い込み」であるうちに解消しなければ
現実に周りがあなたに対して敵意を持ち始めることがあるということです。
これは僕自身の経験からも言えることです。
こちらが無意識のうちに抱いてしまった、形にならない敵意・嫌悪感は
接する態度や言葉の端々から相手に伝わるものです。
とても奇妙なシンパシーだと思うのですが、現実にそうなのです。
相手が自分の鏡
もし、今の自分が相手に対してどう接しているかが分からないというのであれば、相手を観察してみてください。
自分に対する相手の態度を見れば相手に対して自分がとっている態度がどのようなものか分かります。
もし、相手が自分に対してギスギスした態度で接してくるのなら自分も相手に対してそういう態度で接しているということです。
相手の態度は自分を写し出す鏡のようなものです。
なので、自分が変われば相手も自然に変わっていくものです。
人間関係にはこのような鏡の法則があるといわれています。
まず自分が刀を捨てる
あなたが相手に対して敵を見るような怖い顔をしているから相手もあなたに対して同じような怖い顔をしているのです。
あなたが「傷つけられないように」といつも腰の刀に手をかけているから
相手も同じように「傷つけられないように」と腰の刀に手をかけているのです。
はじめにあなたが刀にかけた手を下ろせば、相手も同じようにするのです。
あなたの歪んだ解釈のために傷つけ合うべきではありません。
自信だけではなく、人間関係までも失うことはないのです。
人間関係の回復は、自信の回復よりもずっと時間がかかるものです。
まとめ
・自信を失うのは向上心が強い人だけの特権
・あなたが自信を失っても誰もあなたを傷つけない
・勝手な思い込みで自信以外に人間関係まで失わないこと
管理人注:拙稿は2重構造だそうだ
http://blog.ap.teacup.com/applet/jiritu/msgsearch?0str=%82%A0&ap_protect=rhcwryyzoag&skey=Legacy+of+Ashes&x=0&y=0&inside=1
2013/10/20
「世界は2重構造なのかどうか」  
『マヨの本音というブログがあって最近中断しているのですが
これが2重構造の立場
legacy of ashes というブログもそうで
だいたい、そういう種類のブログは多い
その方が面白くて自由度が高いからだろう。
一方、そんなものは、血統としてはあるが現実の力としては無いに等しい
というもの。』
増加する昼寝制度
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140518-00000001-rnijugo-bus_all
人生を騙す生命保険
http://biz-journal.jp/2014/05/post_4891.html
若者が苦労して大学を出て保険会社などに就職したとする。
そこには杓子定規にいかに保険金の支払いを少なくするかということが出世の条件となる。
あくまで42歳くらいで見切りをつけ転職しますか? 
転職しても会社組織では同じなのです。
一番いいのは小さな会社の海外現地法人の社長になることです。
チャンスがあればのお話。
海外の赤字会社を立て直すには狂気が介在しますがやりがいがあります。
正気の人には無理でしょう。
なにせここの管理人はキチガイ上級者ですからね。つまり何事にもクレージーということ。
おまけ........
知の逆転
http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/2703
投稿者: tatsujin

ハムレットの水車小屋
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/5.html