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2023年12月28日木曜日

[機器][修理] NEC VersaProモニタ破損



 [機器][修理] NEC VersaProモニタ破損
🕐2023.12.26
年末大掃除でPC踏んで液晶割れ(泣) これで3度目。NECはソケットがモニタ側にあるので交換は簡単そうだ。液晶ユニットを買って付け替えるだけの作業。にしても,前回のDell Vostroキーボード修理が3年前の12月。なぜ12月が多いのか。
秋葉原RGardenで同じVersaProの古いヤツ(14800円)購入。モニタ壊したVersaProもRGardenで買った。今回も秋葉原の中古店を一通り物色したが,結局RGardenで買った。

yghukikj pc










2022年12月30日金曜日

[市場] 2022年パソコン国内出荷台数は22.6%減

[市場] 2022年パソコン国内出荷台数は22.6%減
2023.1.27
【悲報】日本のパソコン業界、ヤバいことになりそう・・・
国内ニュース
【個人消費者の買い控え】パソコン国内出荷台数、2022年は22.6%減  [クロケット★]
1: クロケット ★ 2023/01/24(火) 11:43:04.00 ID:jIa2wag19
電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2022年のパソコン(PC)の国内出荷台数が前年比22.6%減の686万9千台だったと発表した。
2年連続での減少となり、07年の調査開始以降で最低だった17年に次ぐ少なさとなった。
20年にテレワークや教育用など国の政策で需要が伸びたが、21年以降は反動減が続く。物価高を受けた個人消費者の買い控えも響いた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB232EJ0T20C23A1000000/
6: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:47:45.74 ID:5/xSLD5H0
>>1
Windows11で強制買い替えみたいな感じになったからだろ
11: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:48:22.88 ID:zQlh5Dr80
>>1
もうdellでさえ安くないからなぁ
今やその地位はレノボか
28: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:52:15.22 ID:ezdvp4jS0
>>11
dell安いやん大学の生協が勧めてくるvaioよりメモリもSSDも
倍なのに安かったよ
78: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:08:05.24 ID:H132Fi6G0
>>1
10インチ程度より小さい持ち歩きしやすい端末が減った
147: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:33:53.39 ID:gmptB1fS0
>>1
消費が冷え込むと
まずは娯楽などから削るのは基本だからな
2: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:45:34.73 ID:Bk+Dm03h0
本当に時期が悪い
4: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:47:01.95 ID:tdX8JJg+0
ウチの会社が、俺のパソコンを新調してくれねー
7: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:47:52.30 ID:o0KzZ6rW0
マウスPCが頑丈だから当分買わねー
12: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:48:28.52 ID:9fjx/F2f0
円安の時だけは敏感に反応するからな
20: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:49:56.74 ID:mrmI/mrN0
海外メーカーしか売れてないからな
27: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:51:58.96 ID:sh0ISzTw0
ゲーミングPCだと20万以上するもんな
いいやつだと40万
42: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:56:52.34 ID:Iq0SWhw80
スマホはiPhone買うよね
でもPCはアップル買わないよね
46: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 11:57:39.80 ID:sh0ISzTw0
通常売ってるPCってメモリ4G~8Gってのがちょっとな
53: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:01:45.69 ID:KJohyOtG0
今はストレージの規格の転換期だからそもそも買うべき時期じゃないからな。m.2がもっと安くならないと。256GBのパソコンを売ってる時点でバカじゃないかって。最低でも1Tは欲しいけど、価格も跳ね上がるからな。
60: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:03:47.96 ID:LBmQB+Fn0
Windows11が失敗作なせいもあるな
65: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:05:07.81 ID:yKBkHvNT0
敢えて買ったよ。円安前に
72: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:06:33.13 ID:zA1Sn8fT0
そもそも10年毎にしか変えんわ
グラボに金かけたところで4kとか利便性悪いし
81: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:08:10.47 ID:1Y2uQT100
スマホで事足りるからな
86: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:10:04.95 ID:hu8EpaDf0
PS5がやっとアマゾンで買えたが、これも買い控えの影響なのかな。
95: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:12:43.19 ID:q2ec1onp0
コロナ当初売れた反動だろ
113: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:18:33.34 ID:EjBy69g20
久々にノーパソ買ったけど便利だわやっぱ。タブレットよりも安いし。
137: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:29:15.33 ID:WVXhEScj0
テレワーク需要も落ち着いたし一般人は買わんわな
今はマニアも相場的に二の足踏む状況だけど
141: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:31:13.04 ID:vu/7x5AX0
Windows8.1が終わるから買い替えようかと思ったけど、
古いPCにWindows10入れたら動いちゃったから
しばらくは様子見かな
151: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:35:45.00 ID:l0KoqgYA0
中古グラボは怖い。
159: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:39:41.31 ID:+1A6hc9M0
パソコンの性能が一般人には分相応になってるんだよな
壊れない限り買い替えする理由が無い
167: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:42:48.06 ID:8ToP8R7Z0
使用用途が少ないしな。仕事かゲームしか選択肢がない。
170: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:46:46.18 ID:pTRHQGxe0
昔みたいにどんどんスペックアップしているなら購買意欲も起きるんだが
ほとんど性能変わらねーんだもん
187: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:57:04.40 ID:wXSq0a5E0
もはやゲーマーくらいしかパソコンなんか買わんやろ、動画見るならFireスティック買えば、格安で環境整うしな
192: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 12:59:52.18 ID:vRpe3qLy0
テレワーク需要を食い切っただけ
211: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 13:10:37.04 ID:rShmBMfZ0
コロナと戦争が終わったらもう少し安くなるのかな
まだちょっと高いよね
216: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 13:15:44.45 ID:VT9/e6Lg0
>>211
PCは時間が経つほど安くなるけど、
今は為替レートの影響が大きいかも
236: ウィズコロナの名無しさん 2023/01/24(火) 13:33:05.68 ID:qE++R9f/0
まず高過ぎる
引用元:【個人消費者の買い控え】パソコン国内出荷台数、2022年は22.6%減  [クロケット★]・https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1674528184/
コメント一覧
1:NEWSまとめもりー訪問者2023年01月27日 06:33
返信
PCはコロナのおかげで売り上げ増したんじゃねーの?知らんけど
半導体不足を理由に価格を高止まりさせてる気がする、知らんけど
2:NEWSまとめもりー訪問者2023年01月27日 06:42
返信
コロナ禍で去年一昨年と需要増えただけやろ
どちらにせよ富士通とかnecとかマジでpcのスペックの割に値段高すぎるわ、完全に消費者舐めてる
3:NEWSまとめもりー訪問者2023年01月27日 06:59
返信
ノートPC倍くらいに値上がりしててそりゃ売れんわな
当分買い替えるの止めよう
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NEWSまとめもりー
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しぃアンテナ(*゚ー゚)
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だめぽアンテナ
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2021年4月8日木曜日

[市場] 1995~1999までの各社パソコン出荷数

[市場] 1995~1999までの各社パソコン出荷数
パソコンの歴史
本コンテンツでは、マイコンの誕生からWindows95登場までのパソコンの歴史について記載しております。
閲覧する場合は、右メニューをクリックしてください。
1995~1999までの各社パソコン出荷数のデータを調べてみました。これをネタに近年の項目を作りなおしますか。
・1996~98まで市場は停滞傾向。99以降、拡大基調へ。
・1997,98には瀕死のアップル、iMacにて復活。独自路線でどこまで続くか?
・1998年より、ソニー躍進。VAIO効果か。
・1999年、2強となったNとF。数年後には逆転もありうる?
2000/07/29 osg
日本のコンピュータ(メインフレーム)の歴史を知る上で、非常に有益なサイトがあります。Yahoo!でも紹介されているので、ご存知の方も多いとは思いますが、紹介させて頂きます。
A History of Computer Development
三輪 修殿
筆者殿の開発経験を軸に、世界の状況や日本のコンピュータ業界の軌跡が解説されており、現在は、IBM360、FACOM230-60辺りまで寄稿済み。続きが楽しみです。
このサイトを読むことで、各コンピュータメーカの相関構成が理解しやすくなることでしょう。
2000/07/08 osg
<<改版予告>>
え~、「パソコンの歴史」企画当初より考えていたのは、コンピュータ企業の興亡史を記すことです。
特定マシンに対する思い出を記述するのも面白いのですが、敢えてユーザの立場を捨て、時代背景と共に業界動向の流れを追うことで、歴史の必然性が見えて、より一層面白味が増すかなと思ったからです。
流れを重視しているので、個々のマシンのスペック等を詳細に説明致しません(調べるの面倒くさいし(^^;)。そういう情報に詳しいサイトは、リンクページで紹介しておりますので、興味のある方は、そちらを参照されると良いでしょう。
で、実際、作ってみて感じたのは、モロに物語になってるってことです。主役のNEC、それに対抗する富士通、シャープ。。。これでは「平家物語」ならぬ「NEC物語」ですな。(曲りなりにもNECは日本市場トップなわけだし、「奢れるNECも久しからず・・・」なんて言ったら、NECのヤマノクンに殺されちゃうか(^^;)
これはこれで良いのかもしれませんが、う~ん、もうちょっと、当時の「市場状況」、企業の「戦略」、その戦略の「評価」をはっきりとさせたいのですよね~。
ということで、改版します。近々。まじで。頑張ります。多分。きっと。。。
2000/03/20 osg

OSG
http://www.sol.dti.ne.jp/~osg/history/history.html

しーど君の工作記
http://seedkun.orz.hm/menu.html

Lacis
http://www.ksky.ne.jp/~musa/hard/epson_ix.htm

EPSON PC ROOM
http://www.mal-o.com/epson%20pc/epsonpchome.htm

どるこむ
http://www.dorcom.net/












各社パソコン出荷数,単位:万台,資料:IDCジャパン
 199419951996199719981999
NEC 146.5230.7263.8237.1215.4240.5
Fujitsu 32106177.5187182.8224.5
IBM 34.258.592.490.382.8108.9
Toshiba 13.322.350.767.655.677.7
Sony ---------3.730.173.6
Apple 52.283.584.14340.763.9
Compaq 13.321.623243445.2
全体 339576809.9792.7792.61083.2

2019年10月20日日曜日

[周辺機器] NEC PC-9801,外付拡張RAMメモリー環境でDOS版デフラグソフト「ノストラダムス 空飛ぶジュータン V1.15」をつかう


[周辺機器] NEC PC-9801,外付拡張RAMメモリー環境でDOS版デフラグソフト「ノストラダムス 空飛ぶジュータン V1.15」をつかう
スイスイ~と飛ぶように速くなります? ~ ノストラダムス 空飛ぶジュータン ~
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2010/12/6(月) 午後 5:48
PC-98x1関係 ソフトウェア
皆様、こんにちは。
今回もしつこくソフトのご紹介などしてみます。^^;
今回は、DOS版のデフラグソフトとも言える「ノストラダムス 空飛ぶジュータン V1.15」のご紹介。^^ノ
まぁ、デフラグソフトと言うだけで、それ以外の何者でもありません。^^;
ただ、MS-DOS 3.xxでは動いていますが、5.0AでHDDをデフラグしようとすると、こんな画面が出て、使えません。><
イメージ 5
128MB以上のパーテイションは扱えないようですね。
という事は、おいらのPC-9801Fの環境では使えないと言うことですね~。><
まぁ、こんなソフトもありましたよと言う事で・・・幕。

おいらの趣味(興味)
https://blogs.yahoo.co.jp/def_int/
https://blogs.yahoo.co.jp/def_int/folder/574038.html?m=lc&p=2
https://blogs.yahoo.co.jp/def_int/folder/574038.html?m=lc&p=5












PC-9800改造・利用事例|うりき通信(最強のPC-9800を創る会)
→ PC-9800の改造・利用事例
最終更新日 2000-09/12
当サイトは、PC-9800シリーズの改造事例や利用事例を掲載しています。イカすPC-9800マシンで21世紀も乗り越えましょう。
■ 各事例
K6-III化WinChipC6/2化
その他のCPU
Cx/S3にFreeBSD(98)に導入
■ PC-9800情報
□ ドライバ
12/04:GA-S2K32/PCI-v1.02ドライバ
11/20:UIDE-66シリーズ-v1.11ドライバ
11/11:HP6キャッシュ コントロール ユーティリティ-v1.20
11/11:GA-SV4シリーズ-v2.02ドライバ
11/04:GA-SV4シリーズ-v2.02ドライバ
11/01:GA-S2K32-PCI-v1.00&1.01ドライバ
10/24:GA-VDB16シリーズ-v1.40正式版ドライバ。
10/03:GA-VDB16シリーズ-v1.40βドライバ
09/27:UIDE-98シリーズ-v1.20ドライバ
□ CPU関係
09/22:メルコ、K6-2+ 550MHzCPUアクセラレータ(オーバークロックによる)
06/29:メルコ、533MHz動作のモバイルK6-2+搭載CPUアクセラレータ(K6-2+ 500@533MHz)
06/27:アイ・オー、Celeron 667MHz搭載PC98-NXシリーズ用CPUアクセラレータ(Celeron 667MHz)
03/30:HP6-MX533A・HP6-MX600(特殊下駄による新Celeron-533/600搭載・Slot1 PC-9800 OK)
02/10:HK6-MD466-N3・HK6-MD500-N4(K6-2/475@466・K6-2/500搭載)
02/03:HK6-MS333-N2000(K6-III/333搭載)
□ グラフィック
09/09:GA-S2K32/PCI(Savage2000)
□ ハードディスク
10/26:「UHDI-4.3GHL/98」...今更って気もしますが、一応。
07/06:DBI-N15GT(ADVANCED BIOSによりPC-9800内臓HDD、15GB認識)
02/24:DBI-N20GT(ADVANCED BIOSによりPC-9800内臓HDD、20GB認識)
□ その他
08/11:PK-P2A667NX・PK-P2A566NX TEST REPORT
05/11:アイ・オー、NECの支援によりPC98-NX専用CPUアクセラレータを開発
□ PC-98本体
05/11:PC-9821 Ra43(Celeron-433MHz)
05/11:PC-9821 Nr300(MMX Pentium-300MHz)

うりき通信
http://www13.u-page.so-net.ne.jp/sa3/uriki/pc9800.htm




2019年8月16日金曜日

[機器] PasocomMini PC-8001


[機器] PasocomMini PC-8001
PC Watch/ AKIBA PC Hotline! 
誕生から40年、N-BASICが動く「PasocomMini PC-8001」が降臨!開発者に聞いた
ハル研究所 三津原所長&郡司氏インタビュー
佐々木 潤
2019年8月5日 14:00
完成した「PasocomMini PC-8001」を持つ二人。左がディレクターの郡司氏で、右が所長の三津原氏だ
8月5日(月)、NECパーソナルコンピュータは"PC-8001へのオマージュを込めた特別モデル"を発表すると同時に、同製品の記念品として「PasocomMini PC-8001」がバンドルされることを明らかにした。このPasocomMini PC-8001はエミュレータにより実際のPC-8001用のソフトがマシン語レベルで動作するというもの。N-BASICまで実装されているという凝りようだ。
開発は株式会社ハル研究所(以下、ハル研)で、同社が2017年に発売したPasocomMiniシリーズに属するモデルとなる。今回は、開発を担当した取締役所長・三津原敏氏(以下、三津原氏)と、開発担当ディレクターの郡司照幸氏(以下、郡司氏)に、いち早く詳細な内容と熱過ぎる思いの丈をうかがった。
まさに手のひらサイズの「PasocomMini PC-8001」だが、その外観は驚くほど精巧。これが動作するだけでもすごいのに、再現度の高さとこだわりの強さにはもっと驚かされる
こちらは実機のPC-8001。往年のパソコンファンの中には強い思い入れのある方も多いに違いない。しかしながら、さすがに今手に入れて動かすのは一苦労。そんなときこそ「PasocomMini PC-8001」の出番
MicrosoftのN-BASICが載る!あのPCG機能も!!
――まずは、「PasocomMini PC-8001」の特長についてお聞かせください。
[三津原氏]:一番の特徴的は、N-BASICが載っていることです。MicrosoftのN-BASICです。電源ONでPC-8001とまったく同じ起動画面が出てきます。BASICのバージョンは1.1です。PC-8001初期の頃に載っていた1.0でしか動かないソフトが(少数)あるらしいのですが、より長く使われていた1.1を採用しました。N-BASICが載ったこともあり、今回は残念ながらSmileBASICは搭載しませんでした。さらに、「PCG」(ユーザー定義キャラクタジェネレータ機能を持つ拡張ユニット。当時、ハル研究所が開発・販売していた)の機能を搭載しています。ハル研としては自社製品のPCGということで、こだわりを持って搭載しています。
――エミュレータでは、実機のROMに収められたソフトウェアやBIOSが関連各社のさまざまなしがらみで再現されないことがありますよね。レトロパソコンやエミュレータに詳しい人ほど、今回のPasocomMini PC-8001でN-BASICが実装されるのかは気になったと思います。そして、"PC-8001をハル研がやるならPCGを搭載するでしょ"となるでしょうから、実に的を射た実装と言えます。
[三津原氏]:今回もゲームが何本か同梱されるのですが、当初は16本を予定しています。専用メニューから選択して決定すると即起動します。前作の「PasocomMini MZ-80C」のときは5本でしたが、今回の「PasocomMini PC-8001」はコンテンツを充実させたほうが長く遊んでもらえると思ったので、同梱数を増やしました。
電源を入れると、N-BASICの画面が表示される。搭載バージョンは1.1なので、1.0に存在した一番右の文字が欠けるバグも修正されている
――"当初は16本"ということは、ゲームが追加される可能性があるのでしょうか?
[三津原氏]:はい。権利関係の解決が難しいものは後日の提供になりそうです。本数が増えると当然、権利者との話も多くなりますので、ていねいにやっています。
――さらに増える可能性があるのですね。同梱されるゲームは後ほどまた詳しく見せていただこうと思います。
[三津原氏]:もちろん、ユーザーが作ったプログラムをセーブ、ロードすることもできます。当時の雑誌に載っていたプログラムリストを自分で打ち込んで遊ぶことも可能です。ステートセーブもできるので、当時難しかったゲームの特定のシーンを何度でも挑戦し直すこともできます。
――カセットで提供されていたタイトルは遊べるのでしょうか?
[三津原氏]:ゲームカセットは、WAVファイル化すれば、コンバート機能があるので読めます。内部メニュー上でCMTファイルの読み書きが出来ますので、お手持ちのCMTファイルを読むことができます。
――ということは、カセットのゲームがSDメモリーの速度で読み出されるわけですね。その意味では実機より手軽で快適に遊べてしまう。思い入れがあっても、テープのあの速度だとなかなか起動できないという方は多いと思います。
正式発表に至るまでの苦難の道程。NECパーソナルコンピュータ社長との協議が突破口に
――初代のPasocomMini「PasocomMini MZ-80C」の発表が、2017年5月11日でした。そこから数えると2年3カ月ぶりとなる「PasocomMini PC-8001」ですが、ここに至るまでにどんな苦労があったのでしょうか。
[三津原氏]:とにかく難産でした。頑張ってなんとかなる大変さと、自分たちではどうにもならない大変さの二つがあるのですが、後者の時期が長かったです。
――つまり、前者が開発の大変さで、後者が権利問題の大変さということですね。
[三津原氏]:開発の大変さはディレクターの郡司が語ってくれると思いますが、許諾関係は正直何回もあきらめかけました。大の大人の心が折れるとは、こういうことかと。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」を知らない読者もいるかもしれませんので、改めて今回の発表にいたるまでの経緯を教えてください。
当時の文献を前に、完成したばかりの「PasocomMini PC-8001」を持ちながらインタビューに応じる二人。三津原氏は往年のパソコン関連の技術書を数多く保有する収集家だという
[三津原氏]:そもそも、私が手のひらに乗る程度の大きさのパソコンが欲しかった、というのが原点です。その後、メーカーのスマイルブームさんと「電源ONでSmileBASICが起動するハードがあったらいいよね」という話をしていました。手のひらに載る程度の大きさのパソコンで、どうせなら昔活躍した「PC-8001」や「X1」、「FM-7」、「MZ-80C」といった"あの機種たち"が欲しい。しかし、それらを発売するとなれば"誰が見ても本物"かつ"操作手順も本物"という商品を売り出さなければなりません。そういうところが後々、大変な手間になる引き金でもあるのですが……。"あの機種たち"について、誰がどう許可を出したらよいのか(よく分からないから答えられない)という話を、どこのメーカーを訪ねても言われてしまう(笑)。
 これらの問題をクリアして2年前に発売したのがパソコンミニの第1弾で、シャープが1979年に発売したパソコン「MZ-80C」を1/4サイズにした「PasocomMini MZ-80C」です。今回の「PasocomMini PC-8001」も企画が立ち上がった当初は、いろいろと先が見えなかったのですが、NECパーソナルコンピュータのデビット・ベネット社長に「PasocomMini PC-8001」を披露できるチャンスをいただき、話し合いの場を設けてもらったことが突破口になりました。これが、ちょうど2018年の9月28日、「PC-8001」発売39周年の日でした。そのときに「来年の今日(2019年9月28日)、「PC-8001」は40周年を迎えます。「PC-8001」40周年の記念イベントをハル研で企画することはできませんが、このようなものがあります」とお伝えしました。そして「PasocomMini PC-8001」の試作品を披露後、「よろしければお手伝いさせてほしい」とお話しをして、最終的に今にいたるという感じです。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」開発者インタビューの時には、すでにモックアップという形で「PasocomMini PC-8001」がありました。開発の意欲は、その時点からあったと思うのですが、その後にNECさん側と交渉を重ね、昨年9月28日にGOサインが出たということでしょうか?
[三津原氏]:その時点では、まだそこまでは行っていないです。"検討する"と、かなり前向きのコメントをいただけたという段階です。
――その時点ではどのくらい完成していたのでしょうか?
[三津原氏]:モックアップはできていました。
[郡司氏]:背面部分は、実機「PC-8001」と同じでした。製品版はRaspberry Piの接続端子を出すため、その部分をカットしてあります。
左が、2017年に取材した時点で撮影した「PC-8001」のモックアップ。右は、今回撮影した「PasocomMini PC-8001」だ。背面が変化しているのが分かるだろう
[三津原氏]:ソフトウェアの部分は先行して開発を進めていました。
[郡司氏]:NECパーソナルコンピュータのデビット社長に提案する時点で、エミュレータ本体は普通に動いていました。あとはどこまで完成度を上げるか、追加機能はどうしようかと……。
[三津原氏]:という感じでしたので、(主要な部分は)ほぼできあがっている状態でした。
――搭載されている、Raspberry Piのモデルは何を採用したのでしょうか?
[三津原氏]:今回はRaspberry Pi Zero WHを採用しました。前回はRaspberry Pi 1 model A+を使用しましたが、これは当時Raspberry Pi Zeroの大量入手が出来なかったことによる選択です。今回は当初から意図していたRaspberry Pi Zero WHを調達できたのですが、高さがギリギリで、筐体に収まるかドキドキしました。
――高さがギリギリに?
[郡司氏]:ギリギリです。この調整には、かなり時間がかかりました。Raspberry Piの基板上のピンが筐体上部の裏側に当たってしまうのです。ピンを切ってほしいという交渉をしたのですが、そうすると思ったよりもコストがかかってしまい……最終的には、「PasocomMini PC-8001」の筐体裏側に穴をあけて、そこに基板裏のハンダ付け部分がはまるようにすることで、ピンが当たらないようにできました。
――底面に穴をあけたというのが、ブレイクスルーになったのですね。
[郡司氏]:はい。ピン自身はハンダで接着されているので、その高さがバラバラなんです。ギリギリを狙って貫通させずにハンダ部分だけをへこませたバージョンも作ってみたのですが、うまくいかない。だったら、もう穴を完全にあけてしまおうと。穴をあけることにより少々強度が落ちてしまったので、ネジ穴の位置をギリギリまで攻める必要が出てきましたが……逆に、穴をあけたことで放熱もできるから、よかったかと思っています。
[三津原氏]:当然ながら、こちらが勝手に形を変えるわけにはいかないので、その辺りは非常に気を使って作りました。
――底面の完成度も、非常に高いですよね。
[郡司氏]:足も塗装しましたし、基板を留めているカードスペーサーは銀色で着色し、実物っぽく見えるようにしています。天板のスリットは、後期バージョンの"十字"にしています。当初手元にあったPC-8001が縦スリットだったので、モデリングも縦スリットで作っていたんですが、その後箱付きのPC-8001を手に入れたら十字だったので、そちらに修正しました。またスリットもただの溝だと立体的な陰影がつかず、質感が落ちるのできちんと穴を開けています。
正面から撮影した写真を見ると分かるが、スリットは完全な縦溝ではなく、裏側に横棒が当てられている後期型のデザイン。筐体上部を外すと、中に入っているRaspberry Pi Zero WHが見える。底面には穴があけられており、これのおかげで高さがギリギリ間に合った
こちらは実機の底面と背面
――非常に精巧な筐体ですが、製造は前回と同じく今回もアオシマ(青島文化教材社)でしょうか?
[三津原氏]:そうです。
――構造面でのアイディア出しは、アオシマと共同で行なったのでしょうか?
[郡司氏]:チーム内で精密測定後3Dモデリングし、NC機器を使ってパーツを削り出してモックを作り、それを元に「このようにできますか?」と伺いながら金型で再現できるラインを詰めていってます。そして後から気付いたのですが、「PC-8001」は微妙に側面のラインが斜めなんですよね(正面から見ると、左右が"ハ"の形になっている)。最初は分からなくて"アレ? おかしいな"となりました。精密測定中に気がつきまして、なるほどなと(笑)。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」ではスリットの本数を減らしたということがありましたが、今回はそういうことは一切なく?
[郡司氏]:「PasocomMini MZ-80C」は、実機どおりに作ると細くなりすぎてしまい強度が出なくなるので本数を減らしましたが、今回は十字スリットにすることにより強度を補完できたので、できる限り同じ数になるようにしています。
――「PC-8001」は、このスリットの下に横長の電源が入っていますよね。
[郡司氏]:そうですね。そこにコードネーム"PCX-01"と書かれています。
――銘板に、NECのロゴが入っていませんね。
[三津原氏]:ロゴは、NECのご判断により入らなくなりました。本来ならば箱にもNECと入ってはいるのですが……。
――確かにそうですね。何かありそうなスペースが(笑)。
[郡司氏]:訓練されたPC-8001ユーザーなら、ここにNECさんのロゴが見えるはずです(笑)。ちなみに、PC-8001の実機の箱は、MZ-80Cの実機と同時に入手していました。
[三津原氏]:どうせ作るのであれば、本体を見て喜ぶのはもちろんのこと、買って手にした瞬間からうれしいほうがいい。だからこそ、本物そっくりの箱にもこだわりました。
[郡司氏]:この頃の印刷は今ほど精度が高くなく、ゴム版を押したように少し文字が曲がってしまってます。それも再現していますので、じっくり見ると少々曲がっている感じで印刷されているのが分かると思います。気付く人は、どのくらいいるのかな(笑)。
当時収納されていたダンボールも再現している。"パーソナルコンピュータ"の書体が、昭和を思い起こさせる
実機より便利?今こそカセットテープのゲームを掘り起こせ!
――カセットテープの扱いについて、もう少し詳しく教えてください。
[郡司氏]:CMTファイル(カセットテープをWAVファイルとして保存した後、エミュレータなどで使用できるカセットテープのイメージファイル形式に変換したもの)が読めますので、手元にCMTファイルがある人は、それが使えます。N-BASICのコマンドであるCSAVEとCLOAD、マシン語モニタでのWとLコマンドのI/Oポート経由で入出力するデータは、μPD8251Cエミュレータ上で処理し、ファイルへの書き出し読み込みを行なっています。テープのエミュレーションではないですが、マシンのメモリやICの状態を保存するステートセーブという機能があります。ステートロードすれば、その時の状態に復帰させることが可能です。たとえば昔のゲームは理不尽(?)なものが多いですが、それでもクリアしたいという人も多いと思います。そんな時はこのステートセーブ機能を使ってリトライを繰り返せばクリアができるのでは?と思います。
 また、自分でプログラムを組んでいる時、CSAVEするよりステートセーブするほうが、メモリー状態もそのまま復帰するので開発しやすいと思います。もっとも、プログラムを新規開発する人が、どのくらいいるかですが(笑)。
――さすがに、もういない気がします(笑)。
[郡司氏]:さらに今回、コンバートという機能を用意しました。あらかじめ今時のパソコンで、当時のカセットテープからWAVファイルで録音しておきます。これを、microSDカードのあるフォルダにコピーして、「PasocomMini PC-8001」の"CONVERT"というメニューからコンバートを行なえばCMTファイルに変換されますので、実行することができます。
microSDカードにWAVファイルをコピーしてCONVERTメニューを選ぶと、そのファイルが表示されるようになっている。ファイルを選んでCONVERTボタンを選択すれば、手元にあるゲームソフトなども「PasocomMini PC-8001」で遊ぶことが可能だ
――これは驚きのサービスですね。
[郡司氏]:プログラムは、もちろん自前で開発しています。対応しているボーレートは、「PC-8001」標準の600ボーですね。
[三津原氏]:倍速セーブなどには対応していないです。
[郡司氏]:実機で読み込めているテープなら、ほぼ大丈夫だと思います。
――録音フォーマットは決まっているでしょうか?
[郡司氏]:サンプリング周波数、量子化ビット数などは、ある程度柔軟に対応しています。詳細は、「PasocomMini PC-8001」がお客様の手元に届くまでにはパソコンミニ公式Webサイトで公開する予定です。
――データレコーダの需要が増加しそうですね(笑)。
[郡司氏]:確かに、モノラルヘッドのデータレコーダのほうがよいかもしれません。さらに、今回もゲームパッドに対応しているのですが、ボタン配置をキーボード図上で選べるようになっています。「PasocomMini MZ-80C」のときはIOポート番号でしたが、今回はビジュアル的にしました。その部分のグラフィックは、私がドットを打ちこみました。
――設定メニューはリッチな画面を使っていませんが、これはなぜでしょうか?
[郡司氏]:実は、あえてやっています。プログラムを組んでいるときに見るならば、同じような文字フォントのほうが見やすいからです。見た感じは、1990年代によく使用されていたファイラーソフトなどのオマージュです。なので、背景がちょっと青くなっています。
[三津原氏]:「PC-8001」のフォントを利用してメニュー画面を作るのもおもしろいよね、という話もしていましたので。
[郡司氏]:くわえて今回は、BASICマニュアルも付けました。説明文に関しては、私が文章を起こしました。現状、フロッピーディスクドライブやプリンタには対応していないので、関連コマンドは省いてあります。プログラミングに必要になると思われる、キャラクタ表とキーボードマトリックス表も入れてあります。表示位置の切り換えなども考えたのですが、固定で問題ないかなと。
コマンドのマニュアルやキーボードマトリックス表は、オーバーレイで表示される。プログラムを入力しながら参照できるため、使い勝手は良好だ。画面の大きさは、"Full"や"dot by dot"など複数から選択が可能
――キャラクタ表は、"あの"高橋はるみさんが見ていたら大喜びしそうですね(笑)。
[郡司氏]:そう思います(笑)。
――今、テレビに画面が表示されていますが、解像度はいくつでしょうか?
[郡司氏]:1,280×720ドットです。出力カラーも設定メニュー上で変更できますので、目に優しい色にすることも可能です。またテンキーが省略されたキーボードのことも考えて、設定メニューからNumロックのON/OFFも選べます。PCGに関してですが、ジャンパ設定のON/OFFも用意しました。ONにすれば、ソフトウェアでPCGのON/OFFが制御できます。
内蔵しているPCG8100に関しては、ON/OFFだけではなくジャンパ設定も変更可能
高いレベルのエミュレーション。実機のROMイメージをそのまま搭載
――今回も、マシン語レベルでいじっても問題ないエミュレーションなのでしょうか?
[郡司氏]:はい。今回は素の「PC-8001」なので、前回のようなSmileBASICによるデバッガ支援はありません。
――エミュレータ部分に関しては、郡司さんの製作ですか?
[郡司氏]:はい。可能な限り、調べられるだけ調べて対応しました。実機と比べると若干の違いはあるかもしれませんが、全体的には遜色ないものに仕上がっていると思います。
[三津原氏]:「PasocomMini PC-8001」には、実機のROMイメージがそのまま載っています。マシン語のエミュレーションの上にN-BASICが搭載されているだけですので、BASICを動かすために何か頑張ったというわけではなく、完成度を高めていったらBASICも動くということです。
[郡司氏]:ハードウェアエミュレーションをきっちり行なうと、中のN-BASICは当時と同じように動くはずというのがもともとの考え方です。その上で「えっ、なんでこんな挙動に!?」ということが開発中にあるので、そこで実機に戻って確認する。
――エミュレータと実機を行ったり来たりなんですね。
[三津原氏]:回路図は見ていたよね。
[郡司氏]:回路図は見っぱなしですね。回路図はそのハードの設計図なので、まずはあれを読み込まないと。分からなければ回路図をチェック。ただ、回路図だけではダメでそこに載っているチップの情報も必要です。ところが、その資料が世の中にないんです。買おうと思っても買えない……ただ、ハル研が昔パソコン関連のハードを手掛けていたということもあって、当時のICの規格表が残っていたんです。それを見て「やっぱり!」と確認したり、誤表記もあったりするので実機上の動きと違いがないかチェックして、それが確認できたらハードウェアエミュレータをそのとおりに作るという、二重三重のチェックをした上で製作を進めていました。
[三津原氏]:クリエイティブな仕事というか、職人芸というか……。
[郡司氏]:たとえるなら考古学ですね(笑)。当時の文献をあさり、目の前のものを少しずつ発掘し解析していく。そんな感じですね。
[三津原氏]:ハル研には"新しいものはどうすれば作れるのか?"を常に考えている人のほうが圧倒的に多いです。ところが、このプロジェクトに関しては"これは昔はこうだったから、それをマネするためにはどうするか?"という考えで、通常とは脳の使い方が大きく異なります。ここは本当に、郡司が一人で違う方向で頑張ってくれていたと思います。
――開発時、とくに苦労した実装は何だったでしょうか?
[郡司氏]:N-BASICでコマンドを入力したとき、そのとおりに動かないことがあるのですが、それはエミュレータが悪いのか、それともそれ以外に原因があるのか? その切り分けが難しかったです。
[三津原氏]:たとえば、とあるゲームが動かないというとき、ソースを追いかけても間違いが見付からないことがあります。もとのプログラムに問題があるのかと調べたら、問題ない。調べると、ハードウェア的には実はこういう解釈をするのが正しいです、というのがいくつもありまして、それらを一つずつつぶしていくのに非常に時間がかかりました。これを、郡司は頭を抱えながらずっと作業していましたので、後半はそうとうに頭から湯気が立っていました。
[郡司氏]:技術だけではなく、当時のハードウェアのお作法も発掘しなければならない。これが、エミュレータを作る上での苦労ですね。
同梱タイトルには、当時有名だった"あの人!"の作品も
――今回、16本のタイトルが同梱されますが、それらの解説を簡単にお願いします。
[三津原氏]:はい。まず、「平安京エイリアン」と「JUPITER LANDER」に関してですが、これは当時ハル研が作ったものでもあるので収録しています。くわえて、PCGに対応しているということも後押しになっています。「モールアタック」はモグラ叩きですが、これは当時ハル研のオリジナルタイトルとして作っていまして、担当したプログラマはいまもハル研にいます。
――この3本が、当時のハル研作品ということですね。
「平安京エイリアン」は、碁盤の目状に描かれた道路に徘徊するエイリアンを、検非違使を操作し穴を掘って落とし、埋めていく
「JUPITER LANDER」(ジュピターランダー)は、着陸船を上手に地表に着陸させるゲーム。非常に難易度が高いので、成功したときの喜びはひとしお
「モールアタック」は、俗に言うモグラ叩き。当時は、「PC-8001」とは思えないリッチなグラフィックが表示されることから話題を呼んだ
[三津原氏]:「LUNAR CITY SOS!!」、「SNAKE WORLD」、「ASTEROID BELT」、「SPACE MOUSE」の4本は、芸夢狂人さん作ですね。当時、「PC-8001」用プログラムと言えば工学社さんの雑誌「I/O」が有名だったかと思いますが、そこで活躍されていた芸夢狂人さんのタイトルを同梱しています。
――芸夢狂人さんが投稿する「PC-8001」用のゲームを、毎月心待ちにしていた読者も多かったですよね。
当時、さまざまな機種に移植された「LUNAR CITY SOS!!」(ルナシティ SOS!!)は、芸夢狂人氏の代表作。今プレイしてもおもしろい傑作
画面の左右に出現するスネークを、ジャマするサソリから逃げながら倒す「SNAKE WORLD」(スネークワールド)。こちらも数多くの機種に移植された
「ASTEROID BELT」(アステロイドベルト)は、当時としてはめずらしく敵の攻撃パターンが4種類もあった。撮影時にブレてしまうほど、動作も速い
「SPACE MOUSE」(スペースマウス)も、氏を代表する作品。250階あるビルの屋上を目指して駆け上がるアクションゲーム。シンプルゆえ、すぐにルールを飲み込めて熱くなれる
[三津原氏]:続いては「SPACE SHIP」、「SUB-MARINE」、「MARINE BELT」、「CHECK.P」、「PARACHUTE」、「PC-ジャン!」、「ROCKET BOMB」です。作者は、今風太(こんぴゅうた)さんですね。たくさんのオリジナルゲームを投稿されていた方で、私の個人的な思い入れの強さもあり、今回同梱しました。今風太さんの作品はPCGを使ってないのですが、お会いして話をうかがったところ「当時のPCGは高くて買えなかった」とおっしゃっていました。なお、「ROCKET BOMB」は4方向にスクロールする、「PC-8001」ではめずらしいゲームです。
「SPACE SHIP」(スペースシップ)は、オーソドックスな固定画面シューティング。4面クリアすると、アーケードゲーム「ムーンクレスタ」風のドッキングミッションが発生する
画面内の敵潜水艦を破壊する「SUB-MARINE」(サブマリン)。潜水艦からの容赦ない攻撃を避け、機雷を投下しまくろう
画面下半分を上下左右に移動しながら、画面上方に出現した敵を倒す「MARINE BELT」(マリンベルト)
自機を操作し、ステージ内の旗をすべて通過すればクリアとなる「CHECK.P」(チェックポイント)。敵に追い付かれそうになったら、煙幕で動きを停止!
UFOからPARACHUTEで落下してくるエイリアンを撃ち落とす「PARACHUTE」(パラシュート)。エイリアンに地上を占領されるとゲームオーバーだ
「PC-8001」の160×100ドットという限られた解像度で麻雀牌を再現した「PC-ジャン!」。PCGを使用しなくても、牌の判別が付くのが素晴らしい
「ROCKET BOMB」(ロケットボム)は、ステージ内を4方向に移動しながら敵を見付け、倒すゲーム。固定画面アクションが多かった時代に、4方向スクロールを実現していた
収録のため日産自動車に直談判した「走れ! スカイライン」
[三津原氏]:続いて市販ソフトですが、「走れ! スカイライン」は、今見てもよくできていると思うのと、「PC-8001」の中では特徴的なゲームでもありましたので、ぜひ同梱したかった。実は、ゲーム中どこにも「スカイライン」という文字は出てこないのです(笑)。でもタイトルには使われているので、お話しをするために日産自動車へ行きました。会社を訪れて話をすると、昔のことすぎて当時を知る方がいらっしゃらない。そこで、まずは「PC-8001」とはどういうものかということからスタートしてご説明したところ、最終的にはよいお返事をいただけました。
 そして、「オリオン80」です。当時、そうとうに高い技術力で作られていることと、「PC-8001と言えばオリオン80」という人も中にはいるだろう、ということで同梱しています。
コムパックから発売されていた「走れ!スカイライン」は、「PC-8001」向けの数少ない背面視点のレースゲーム。挙動も、当時としてはリアルだった
当時としては、「PC-8001」とは思えない技術力で作られていた「オリオン80」。スクロールのなめらかさなどは、今プレイしても感嘆のため息が出るほど
――実際に作者にお会いして、許諾をもらったということですね。
[三津原氏]:はい。しかし、これが捜すのが大変でした。40年前の雑誌に、本名ではなくてペンネームだけが掲載されているわけですからね。実は、前回も協力してもらった80mkII会(数十人が数カ月に一度「PC-8001mkII」などを持ち寄り一日遊ぶ会)のメンバーに、今回も作者捜しでご協力いただきまして、かなり助けてもらいました。見つけた後は、その方が住んでいるところまで出向いて話をしました。とくに、今風太さんはこれまでメディアに出たことがない方でして、顔出しもありませんでした。雑誌に何度も投稿し掲載されていたけれども、出版社を訪ねたことはなかったそうです。
――当時の人としてはめずらしいですね。
[三津原氏]:ええ、そう思います。ほかにも大勢接触している人がいるのですが、権利関係のクリアが難しかったりして時間かかっているタイトルに関しては、まとめて次の機会にと考えています。ということで、ソフト追加は今後バージョンアップされる予定があります。ただし、本数は事情により増減することがあるかもしれません。
――「PasocomMini PC-8001」の、ハル研さんからの単体販売はあり得るのでしょうか?
[三津原氏]:NECさんが、記念品として提供した反応を見て決めたいです。もちろん、好評であればうれしいです。
――気になるところとしては、この当時のNECのパソコンは、ほかにも「PC-6001」シリーズや「PC-8801」シリーズ、「PC-9801」シリーズなど数多くの人気機種があり、ユーザーからのミニ化の希望も多いです。それらのPasocomMiniシリーズに関しての、今後の展開を教えてください。
[三津原氏]:現時点では未定です。
――「PasocomMini MZ-80C」発表時には、「MZ-80C」と「PC-8001」、そして「FM-7」のモックが登場していましたが、残っている「FM-7」についてはどうでしょうか?
[三津原氏]:現段階では未定です。
――口が堅いですね(笑)。今はゲーム機の復刻ミニ機が流行していますし、再来年には「PC-6001」と「PC-8801」の40周年、その翌年となる2022年は「PC-9801」の40周年が控えていますので、期待が膨らみます。続報、首を長くして待ちます。
[三津原氏]:最後に、とんでもないプレッシャーをかけられたような!?
――私個人の期待です(笑)。今日はありがとうございました。
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2019年8月15日木曜日

[機器] NEC PC-8001誕生40周年


[機器] NEC PC-8001誕生40周年
PC-8001誕生40周年
2019/8/6(火) 午後 2:38 お知らせ その他趣味
日本パソコン史のはじまりとも言える、NEC PC-8001の誕生を振り返る(Impress Watch) - Yahoo!ニュース
2019年8/5(月) 20:07配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000159-impress-sci
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は8月5日、NECの本格的なパソコン事業(=PC-8001誕生)が40周年を迎えるにあたり、都内で記者会見を開催し、
豪華ゲストとともに過去を振り返りつつ、未来について展望をした。
【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】ビル・ゲイツとの密会、サードパーティ戦略。
いま振り返る「PC-8001」成功物語 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1199709.html
日本最初ではなかったが、圧倒的な売れ行き
だが、PC-8001は、日本で最初に登場したPCではない。
1977年8月には、精工舎が国産パソコン第1号となるSEIKO 5700を発売し、
同年9月には、ソードがM200を発売。
さらに、1978年5月には、日立製作所がベーシックマスター・レベル1を発売、
同年12月にはシャープがMZ-80Kを発売している。
また、海外からはAppleIIや、CommodoreのPET-2001、Tandy Radio ShackのTRS-80といった御三家と呼ばれたPCがすでに日本に輸入されていた。
PC-8001の発売以降も、IBM、三菱電機、富士通、松下電器(現パナソニック)などが市場に参入。
群雄割拠の時代がまたたくまに訪れたのだ。

PC Watch
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私の写真帖
https://silicon7565.blog.fc2.com/








日本パソコン史のはじまりとも言える、NEC PC-8001の誕生を振り返る
8/5(月) 20:07配信 Impress Watch
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は8月5日、NECの本格的なパソコン事業(=PC-8001誕生)が40周年を迎えるにあたり、都内で記者会見を開催し、豪華ゲストとともに過去を振り返りつつ、未来について展望をした。
【この記事に関する別の画像を見る】
冒頭では、NEC PCの代表取締役執行役員社長を務めるデビット・ベネット氏が挨拶。ちなみに折しも同氏も1979年生まれで、PC-8001とともに歳を重ねてきた。
「NECは過去に世界初の製品を継続的に投入し、日本のパソコン市場を牽引してきた。
40周年を迎えるにあたって、LAVIE Pro Mobileの40周年特別バージョンと、PasocomMini PC-8001を投入し、これを記念したい」とし、新製品を掲げた。
ちなみにLAVIE Pro MobileおよびPasocomMini PC-8001の詳細については、
別記事(NEC PC、PC-8001生誕40周年を記念した「LAVIE Pro Mobile」、細部まで再現し、BASICが動作する「PasocomMini PC-8001」)
を参照されたい。
デビット・ベネット氏のプレゼンテーション 渡邊和也氏と後藤富雄氏による振り返り
続いて、「NECパソコンの父」と呼ばれる渡邊和也氏と、PC-8001の開発をリードした後藤富雄氏、そしてPC-8001にMicrosoftのBASICを載せようと売り込んだ元アスキー社長の西和彦氏が登壇し、PC-8001登場時の背景などを振り返った。
こちらに関してもすでに弊誌で大河原克行氏がインタビューを行なっており(ビル・ゲイツとの密会、サードパーティ戦略。
いま振り返る「PC-8001」成功物語)、詳細はそちらに譲るが、時系列に簡潔にまとめると以下のようになる。
・1966年~無線通信事業部を夢見て、後藤氏がNECに入社。
ところが現実は半導体事業部へ配属され、渡邊氏のもとで働く。
しかしそこには若手を大切に育てようと思う先輩や仲間がおり、「自由に泳がせてくれた」のだという。
・1969年頃~後藤氏はLSIテスターのコントローラであるミニコンの「PDP8」を習得していたが、当時半導体開発のペースは遅く、テストする半導体が完成しないため、PDP8を実際に使う機会がなかった。そのため、PDP8の骨をしゃぶり尽くすまでに独学で知識を習得した。
・1971年~Intelからi4004が登場。
後藤氏は、ミニコンからマイクロプロセッサの時代へ突入することに将来性を感じるとともに、プログラミングの重要性を認識した。
・1976年~マイコンブームが開始。NECは当時、半導体部門しかなかったが、その半導体をより普及させようと、開発者教育のための教材としてトレーニングキットTK-80を発売。
しかしこれが開発者の枠を超えて、マニアや一般人にも広く受け入れられ大ヒットする。
・秋葉原にマイコンサービスルーム「ビットイン」を開設したところ大盛況。
マイコンショップ網も広島でスタートさせ、全国のすべての都道府県で1店舗ずつの展開を目指していたが、200店舗を超える盛り上がりを見せた。
後藤氏のプレゼンテーション
・TK-80は設計図などを公開するオープンポリシーで挑んだため、それまで存在しなかったサードパーティーが登場。
ハードからソフトまで展開を見せかつてない盛り上がりを見せる。
・そうしたなか、TK-80の上位機種を求める声がユーザーやメディアのあいだで多くなり、渡邊氏へのPC-8001開発のプレッシャーとなった(今でもそういう声が脳裏に蘇るという)。
・アスキーの西和彦氏がTK-80のマイコンキットに感動を覚えた。
そしてTK-80の空きROMソケットにBASICを載せようと企み、Tiny BASICで挑戦したが、「Tinyすぎて何もできない」ことに気づく。
・1977年~NECから「TK-80 BASIC Station」が発売されたが、「搭載されるBASIC、キーボード、インターフェイスともに最悪で、グラフィックスもなかった。渡邊氏に悪口を書いて持ってこいとまで言われた」(西氏)。
・1978年~西氏の勧めで、渡邊氏が米Microsoftを訪問し、ビル・ゲイツとポール・アレン氏と対談。デファクトスタンダードの重要性に気づく。
・1979年~NECがついにBASICを搭載した「COMPO BS/80-A」をリリースするも、「デザイン(そのデザインをした下請けのデザイナー、故人)、BASIC、キーボード、グラフィックス、インターフェイスなど、あらゆる点で気が入らなかった。それまでのPCは1人のデザイナーが顔を出してコンセプトが完成していた。アスキーからの提案をどんどんしていって、実現していったところ、NECとのコラボが実現し、PC-8001の発売にたどり着けた。
渡邊氏のプレゼンテーション
渡邉氏によれば、PC-8001の成功は「NECが(パソコン業界の)先頭に立って走ったから、先駆者がおらず自由に走れた。そしてオープンポリシーやサードパーティーなど、非常識を常識に変えたことで実現できた」と振り返る。「こうした非常識を常識に変えることを、今後もNECに期待し、コンピュータの進化につなげてもらいたい」とエールを送った。
後藤氏は「パソコンはスタンドアロンからネットワーク、モバイルへと進化し、地球規模で人間の知的能力、コミュニケーション能力を高める手段となった。NEC PCには、今後も人類が抱えるさまざまな問題の解決に向けて、コンピュータを届けてもらいたい」とした。
西氏は、「NECが社内でPC-9800シリーズを強くプッシュするようになってから、アスキーとNECの関係は薄れていった。そのためMSXを投入した経緯もあるが、今後の40年に向けて、NECとのコラボを続けていきたい」と語った。
西氏のプレゼンテーション 西氏プレゼンテーションの余談
ちなみに西氏のプレゼンテーションのなかで、余談として面白かったものを紹介しておこう。
・MSXの「MS」はMicrosoftの略なのだが、松下電器産業に企画を持っていくさいには「MSのMは松下」、ソニーに企画を持っていくさいは「MSのSはソニー」だと言ってアピールした。
・MSXの「X」は、のちの「Xbox」の名前の由来ともなっている。
・デジタルリサーチに出資し、MS-DOSのクローンのDR-DOSを開発。Ms.は未婚女性への敬称なので、Dr.はドクターへの敬称だと言い張った。
・ビル・ゲイツに半導体を作る話を持ちかけるも断られたため、CompaqとKleiner Perkinsらと「NexGen」を立ち上げ、マイクロプロセッサを開発。
その後AMDに買収され、K6、Athlon、Opteronなどへと続く。
西氏プレゼンテーションの余談 NEC PCとして今後はゲーミングPCも投入
最後にNEC PC 商品企画本部 プロジェクト「炎神(エンジン)」 総合プロデューサーの森部浩至氏が登壇し、近々投入する予定の「炎神」について語った。
PC-8001は多くのPCゲームを生み出すきっかけとなったマシンであり、そういった意味ではいまやメジャーとなっている「ゲーミングPC」の原型とも言える。そして同氏はフェニックスのビジュアルイメージと、「PC Engine」のロゴを彷彿とさせるスライドを公開し、ゲーミングPC市場に近々参入することを紹介した。
森部氏のプレゼンテーション
著名企業の著名人によるビデオレターも多く寄せられ、発表会を盛り上げた。
業界著名人からのビデオレター
歴代の製品など
40周年記念のLAVIE Pro Mobile PM750/NAA40周年記念品のPasocomMini PC-8001
PC Watch,劉 尭
【関連記事】
誕生から40年、N-BASICが動く「PasocomMini PC-8001」が降臨!開発者に聞いた ハル研究所 三津原所長&郡司氏インタビュー
【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】ビル・ゲイツとの密会、サードパーティ戦略。いま振り返る「PC-8001」成功物語
細部まで再現し、BASICが動作する「PasocomMini PC-8001」
NEC PC、PC-8001生誕40周年を記念した「LAVIE Pro Mobile」 ~旧NECロゴ採用。直販500台限定で「PasocomMini PC-8001」が添付

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(ショートカット) 
コンピュータ情報,$NEC PC-8001

コンピュータ情報
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https://databug2210.blogspot.com/search/label/%24NEC%20PC8001?updated-max=1983-04-29T15:34:00%2B09:00&max-results=20&start=10&by-date=false
https://databug2210.blogspot.com/search/label/%24NEC%20PC8001?updated-max=1982-03-24T20:18:00%2B09:00&max-results=20&start=22&by-date=false




2013年8月15日木曜日

[社会] 日米スーパーコンピュータ戦争に中国参戦

[社会] 日米スーパーコンピュータ戦争に中国参戦
近年、「スーパーコンピュータ」は超高速の演算処理を可能にした。
1993年5月ジャック・ドンガラ(Jack Dongarra)によりLINPACKベンチマークが提供され、TOP500がリスト化され、そのトップを期別(半年ごと)に表にした。
2010年06月から消費エネルギーを加味した「Green500」が開始され、2013年04月からデータベースなど大規模データ処理を競う「Graph500」が新たに始まり、アメリカ、日本、ドイツなどは、そちらに主戦場を移して、主に日米でトップ争いが続いている。
ところで2009年11月、政府の「事業仕分け」で、当プロジェクトは「予算計上見送りに近い縮減」(事実上の凍結)と判定された。
この表で明らか様にその翌年に中国のNUDT(国防科学技術大学)の「天河一号A」が見事に一位に輝いている。
日本では相変わらず「国防」という言葉が使いづらいようだが、スーパーコンピュータは、気象、地殻変動、宇宙開発、天文分析、遺伝子研究など多岐にわたるが、現在は兵器開発、核開発、衛星ロケット、通信技術など国防にも欠くべからざる道具であろう。
政治家、官僚、マスコミも正面切って言えないのだろうが、歴史の経緯を見れば一目瞭然だが、この同調圧力を早期に排除して頂きたいものだ。

日本人の暮らし向き
https://blogs.yahoo.co.jp/japanism20/14752105.html





中国スパコン「天河2号」のビル
中国スパコン「神威」のビル


スパコン雑談
書庫雑記帳
カテゴリ練習用
2016/11/4(金) 午前 7:04
スパコンといえばまだ相当なインパクトをのこしているのが蓮舫さんの「2位じゃだめなんですか!?」発言ですが、あの発言も2009年のこと。その後京コンピュータが出来て一瞬世界ランク1位もとるも、その後は米国と躍進中国に抜かれて失地挽回はほぼ不可能な状況のようです。
特に天河シリーズ以降の中国のスパコンはもう独壇場ではないかと。
中国最新スパコン 「神威」のビルと、「天河2号」のビル
神戸ポートアイランドの理研に設置された 日本の1位「京」のビル
Wikiより転載(11/4)
人工知能とか言われている昨今ですが、すごい能力持っていると思われるスパコンですが、1日運用するのに電気代その他もろもろで2700万円かかるとか話を聞いたことがあります。発電所とセットで作らないといけないくらい電気を食って熱にして計算しているようです。それはまずかろうということで、エネルギー効率も含めた計算速度ランキングもあるようです。つまりGreen500。
2016年6月(Wikiより)
1 6,673.84 (日本、理化学研究所、Shoubu) 2 6,195.22 (日本、理化学研究所、Satsuki) 3 6,051.30 (中国、無錫国立スーパーコンピュータセンター、神威太湖之光) 4 5,272.09 (ドイツ、重イオン研究所、ASUS ESC4000) 5 4,778.46 (中国、中国科学院近代物理研究所、Sugon Cluster W780I)
ここでは日本のベンチャーPEZY社が一人気を吐いて、この1年上位独占していますが、こちらでも米国についで中国の台頭がものすごい様子。
上位500の中で
中国のスパコンは168台、
アメリカのスパコンが165台、
日本のスパコンは29台、
ドイツのスパコン26台、
といったように、台数では中国と米国の2強がガチ勝負です。
液浸冷却でボードを冷やすPEZY社のコンピュータはまだまだ戦えそうですが、TOP500もGREEN500も、数年後には中国がほぼ7割程度を占領するような感じだと、PEZY社の斎藤社長は以前話してました。スパコンは数年の計画で立案、設計して製造、設備導入となるわけですから、もうほぼ確定していることです。
今思えば、中国とつながっていると思われる蓮舫氏ですから、2009年当時、中国が相当なスパコン開発投資をしているのを知っていたのでしょうね。大規模予算でスパコン「京」の開発をしていても、1位はとれないかもしれない、あるいは取れてもすぐに中国に抜かれてしまうことを知っていたのでしょう。
頭のなかではその大前提で、
「2位になっても、意義があるってことを言っておかないと役所としてはまずいんじゃないの?」
「税金つかってやるんだから、中国に抜かれて1位落ちたとしても、ちゃんとロジック構築しておきなさいよ」
というような暖か〜い、メッセージだったのではないかと、今は思えてくるわけです。
しかしスパコンて大量の電気使いますね。
世界最速の「神威太湖之光」消費電力は15000kW以上とのこと。
たとえkWhで石炭の5円だとしても、1日180万円。いや先ほとの「京」よりかは安いですね。
太陽光&太陽熱は日照の有利な低緯度地域で、サーバーは気温の低い高緯度地域。
じゃぁスパコンはどこに置けばいいのでしょうね。原子力と組み合わせて軍事的に守るのが一番か。

地球大好き!
https://blogs.yahoo.co.jp/ayammt/65536629.html



日本のスパコン「京」のビル









スーパーコンピュータ

製造年月
設置国 ベンダ 名称
1993年06月 アメリカ TMC CM-5
1993年11月 日本 富士通 数値風洞
1994年06月 アメリカ Intel Paragon XP/S 140
1994年11月 日本 富士通 数値風洞
1995年06月 日本 富士通 数値風洞
1995年11月 日本 富士通 数値風洞
1996年06月 日本 日立 SR2201
1996年11月 日本 日立 CP-PACS
1997年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1997年11月 アメリカ Intel ASCI Red
1998年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1998年11月 アメリカ Intel ASCI Red
1999年06月 アメリカ Intel ASCI Red
1999年11月 アメリカ Intel ASCI Red
2000年06月 アメリカ Intel ASCI Red
2000年11月 アメリカ IBM ASCI White
2001年06月 アメリカ IBM ASCI White
2001年11月 アメリカ IBM ASCI White
2002年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2002年11月 日本 NEC 地球シミュレータ
2003年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2003年11月 日本 NEC 地球シミュレータ
2004年06月 日本 NEC 地球シミュレータ
2004年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2005年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2005年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2006年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2006年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2007年06月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2007年11月 アメリカ IBM Blue Gene/L
2008年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2008年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2008年11月 アメリカ IBM Roadrunner
2009年06月 アメリカ IBM Roadrunner
2009年1
1月
アメリカ Cray Jaguar
2010年06月 アメリカ Cray Jaguar
2010年11月 中国 NUDT 天河一号A
2011年06月 日本 富士通
2011年11月 日本 富士通
2012年06月 アメリカ IBM セコイア
2012年11月 アメリカ Cray タイタン
2013年04月 中国 NUDT 天河二号
2013年11月 中国 NUDT 天河二号
2014年06月 中国 NUDT 天河二号
2014年11月 中国 NUDT 天河二号
2015年06月 中国 NUDT 天河二号
2015年11月 中国 NUDT 天河二号
2016年06月 中国 NUDT 神威・太湖之光
2016年11月 中国 NUDT 神威・太湖之光








2010年11月14日日曜日

[修理] PC-9821V16 PCIスロット増設

[修理] PC-9821V16 PCIスロット増設
PC-9821V16(G8YVZマザー) PCIスロット増設
これを読んで増設を行うのは自由ですが、全て自己責任でお願いします。
学校のゴミ捨て場より救出したV16です。
このV16ですが、外から見るとPCIスロットが2個有るのですが…
内側から見ると1スロットとパターンしかないのです。
救出する時には、「2スロット有ればビデオを入れて、SCSIかIDEを入れると結構使える筈」と思ったのに残念。
パターンが無いとか、バックパネルに穴すらないならまだ理解が出来るのですが…。
そこでPCIソケットを買ってきて付けちゃえば2スロットになるのでは無いのかと調べました。、
なんと付ければなんとかなるらしいということが判明したので、若松通商でソケットを買ってきました。
バックパネルに穴が開いてる分良いということも判明(空いてない固体も有るとか)。

Untitled
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/v16.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/cla.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/sbv550_1.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1051/pc.html






120ピン分のパターンの半田を吸い取り、買ってきたソケットを置いてみた所です。
誂えた様にピッタリ。特に問題なく実装出来そうです。
   V
そして120ピン分の半田付けをした所です。(ショートに注意)
エラく目が疲れました。
   V
ソケットを付けただけだと、増設したスロットは使えません。
これは、増設したスロットにクロックが供給されていないのが問題と言う事らしいです。
   V
クロックを供給するには、「4G20」のパターンにチップ抵抗を実装すれば良い模様。
「4G20」は、DIMMソケットのCバス側に有ります。
抵抗値が分からなかったのですが、周辺を見た所33Ωで良さそうです。
   V
そして実装。(写真が暗いですね)
   V
とりあえず近くに有ったLANカードを刺して、lspciを走らせたら問題なく二枚とも認識されていました。
これで、外と中の不一致は解決された訳です。

Untitled
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http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1065/junk/cla.html
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ジャンク家電修理
ジャンクの家電を壊したり直したりの記録です。
修理、改造を推奨するものではなく、あくまで作業メモです。
参考にされるのは良いのですが自己責任でよろしくお願いします。
06/01/17 SONY SB-V550 
06/07/19 Macintosh ClassicII ロジックボード補修
06/09/07 オシロスコープ VP-5753Aのメンテナンス
06/09/07 Macintosh Classic ロジックボード補修
06/09/21 SHARP PC-G803 基板補修
06/09/21 DELL E151FP 電源基板補修
06/11/28 FLORA330 LAN端子補修
06/12/23 IC-μ2 バッテリー補修
06/12/28 SD-CX1 CD扉修理
07/07/23 SIZE K電池詰め替え
09/04/20 DP-SE7ピックアップ調整
10/11/03 PC-9821V16(G8YVZマザー) PCIスロット増設

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2009年10月15日木曜日

[機器][携帯電話] DoCoMo/NEC N-02A/B

N-02A


[機器][携帯電話] DoCoMo/NEC N-02A
携帯4台。薄型携帯が欲しい・・・
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2009/3/6(金) 午後 10:10
携帯電話
今イチバン注目しているのは、実はDoCoMoのN-02Aだ。
厚さ12.9mm、手ブレ補正付きの5Mデジカメ、カラフルキーイルミネーション、
そして3.2インチフルワイドVGA。。。
SoftBankのSHARP最新モデル(831SH)と比べると・・・
SHARPさん、私の欲しいスペックでは、ほぼ全面的に負けてますよ。。。
キャリア(SoftBank)まで変えるつもりはないが、
N-02AがSoftBankから出てたら、今までのSHARP一筋を曲げてでも買い替えるのだが~
しばらく様子見だ。
SoftBankの、SHARPおよびNECの夏モデルに期待することにしよう。。。

n-keitai.com
http://www.n-keitai.com/n-02a/index.html

Sharp
http://www.sharp.co.jp/products/sb810sh/index.html
http://www.sharp.co.jp/products/sb821sh/index.html

Panasonic
http://panasonic.jp/mobile/docomo/p705icl/
          
Fill her up!
https://blogs.yahoo.co.jp/mappleaflet
https://blogs.yahoo.co.jp/mappleaflet/folder/425400.html











N-02B


[機器][携帯電話] DoCoMo/NEC N-02A/B
N-02Bのイルミネーション
2009-12-21 00:51:11
テーマ:ブログ
よく検索されてるみたいなので答えておく。
二台ともN-02B。本体背面を手前に向けて撮影している。
向かって右側、先っちょがブルーになっている所を着信イルミネーションとして七色に変更可能。
左側本体ではホワイトの三連のイルミネーションが点灯しているのが分かるだろうか?三連のイルミの光り方も11パターンから変更可能。
キーイルミネーションももう一度。
ドコモ、au、ソフトバンク!携帯好きってウケが悪い-SN3J0363.jpg
ボタンの周りに着色されているだけで、緑やオレンジに光る訳ではない。
光自体はホワイト。特に2ボタンの左下と右下、4ボタンの左下、6ボタンの右下、8ボタンの左下と右下、*ボタンの左下、#ボタンの右下、MULTIボタンの両サイドから眩しく光がこぼれるような仕様になっている。

ドコモ、au、ソフトバンク!携帯好きってウケが悪い
https://ameblo.jp/5763942/