[電力] 節約メモ〜ソーラーパネル付オール電化住宅ほか
電気代高騰,オール電化住宅に影響は?住んで3年,光熱費の推移をレポート
2023/2/21(火) 21:04
光熱費アップが家計を直撃しているニュースが、頻繁に取り上げられています。そのなかには「オール電化住宅にして失敗した」という内容も。家づくりを検討している人は気になるところでしょう。そこでオール電化住宅に太陽光発電を載せた家に住み始めて3年経過した日刊住まいライターが、実際の電気代や発電量を公開。本当に失敗だったのかをレポートします。
■建てたオール電化住宅には4.455kWの太陽光パネルを搭載
筆者は2019年に長野県でオール電化住宅を建てました。家族構成は、筆者・夫・娘2人(9歳5歳)、ネコ2匹です。家の大きさは総2階で約35坪、切妻屋根の南側に太陽光パネル4.455kWが載っています。オール電化住宅なので給湯器はエコキュート、調理はIHクッキングヒーター、冷暖房はエアコンを使っています。入居してすぐは灯油ストーブを使っていましたが、エアコン設置してからは完全にエアコンのみの暖房です。電気代高騰が始まってからは、エアコン暖房を抑えるためにコタツも導入しました。入居以降は同じオール電化住宅向けのプランを利用
電力会社は中部電力を利用しており、料金プランは入居時からずっとオール電化住宅向けのプランを利用。料金は、以下のとおりです。
平日:
10時~17時が38円/kwh
09時~10時が28円/kwh
17時~23時が28円/kwh
23時~翌9時が16円/kwh
休日:
9時~23時が28円/kwh、
23時~翌9時16円/kwh
ちなみに太陽光発電の売電額は、2019年の契約で24円/kwhです。最近は電気代が高く、つくった電気を売電するより使う電気に回した方が、差し引きで電気代節約になります。ですから晴れていて発電している日は、日中家電を動かして用事をすませておくこともあります。燃料費の高騰で、電気代は「燃料費調整額」アップ分上昇
上の表は、筆者の家の2021年と2022年の毎月の電気代を比較したものです。電気代が上り始めたのは2021年10月頃からで、原油高騰が原因でした。その後、世界情勢が不安定となり、電気代値上げは加速していきました。2021年と2022年で使用電力量は大差ないのに、電気代はすべての月で上がっています。料金プランの単価が上がっているのではなく、「燃料費調整額」という電気代の調整をする部分が上がっているのです。燃料費調整額は、その時々の原油価格や天然ガスなどの燃料費によって毎月変動するものですので、燃料費そのものの額に加え円安などの影響も受けています。この燃料費調整額の上限が一部料金プランで2022年12月から撤廃されたことで、電気代も跳ね上がってしまいました。筆者が契約している中部電力の燃料費調整額の詳細は、2022年12月で11.04円/kwh、2023年1月で12.3円/kwhとなっており、これらの金額が料金プランの単価に上乗せされている形です。2月以降政府の補助金が投入されるため、値上がりが緩和される予定ではあります。しかし補助金は8月までの期間限定なので、先の見えない電気代値上げに対し不安が大きいのは事実です。
■2021、2022年と売電額は安定している
上の表は筆者の家の太陽光発電による売電額の推移です。入居して3年になりますが、ありがたいことに安定した発電量を維持しています。発電した電気は自家消費もしているので、発電した電気すべてを売電しているわけではありません。平日の日中は電気代の単価が高い時間帯ですが、太陽光発電で発電していればあまり気にせず電気を使うことができます。ただ、どうしても天気に左右されるので、日中の電気の使い方はお天気次第になりがちです。
■オール電化住宅にして失敗だったか?
最近の電気代高騰でよく目にする「オール電化住宅にして失敗した」という主旨のニュース。同じくオール電化住宅に住む筆者は、失敗したとは思っていませんし、後悔もありません。太陽光発電を導入しているので、電気代が上がってもある程度相殺できているからです。また、エネルギーを一元化したことで、光熱費がまとまってわかりやすくなったこともよかったと思っています。
「電気代が値上がりしているから別のエネルギーを選択」という考えもあるかもしれません。しかし、今高騰しているのは電気代だけではありません。ガスや灯油も値上がりしています。熱を発するストーブや乾燥機などについては、ガスや灯油の方が熱効率はいいかもしれませんが、だからといってガス契約をするとか、灯油ストーブに戻ろうとは、今のところ考えていません。
■暖房を灯油に替えても、光熱費は下がらない
2021年と2022年の電気代の差は3万5000円ほどです。この差額を回収しようとたとえば暖房を灯油ストーブに戻したとします。2023年2月6日時点の長野県の灯油価格(店頭)は1958円/18Lです。2020年1月~2月は灯油ストーブ暖房でしたので、そのときの条件に当てはめて計算すると、18Lタンクを月6缶使用で1万1748円となります。これを12月~3月の4か月続けると4万6992円に。総額でみると今のままの方が安いということになります。実際には10月下旬頃から暖房を使い始め、4月中旬までは必要となるので、差額はもっと上がるでしょう。仮に電気代がさらに上がったとしても、夜間していた家事を、日中にすることで、売電していた電気を使うという対策もとれます。そのことによって、電気代を抑えられるからです。筆者宅はこのままオール電化で生活していこうと思っています。
髙宮樹莉
最終更新: 2/21(火) 21:04
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■コメント
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違う違う。
この方、お住まいはどこなんだろう…
東北や北海道では、エアコンじゃなく蓄熱暖房を使用している家庭が多くそれがめっちゃ影響してる。安い深夜電力で夜のうちに蓄熱するやつ。
深夜電力も安くなくなっているから、我が家は昨年から使用をやめました。契約も12kVAと高く、蓄熱暖房器を外さないと契約内容下げられないし、外したいけど一台5万とかだし…3台もある。
こたつとエアコンで暖をとっていますが、着る毛布着ても寒い。部屋の温度は17℃超えません…
実家はガスストーブですが、暖かさはピカイチですね。ただ、震災ではガスの復旧に1ヶ月以上かかりました。電気は1週間弱で復旧したので、オール電化で良かった点もありましたよ。
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我が家も中部電力でオール電化と太陽光パネル付き。太陽光パネルの容量が大きいから、月々約2.5万の売電。電気代は二世帯住宅でこれまで1万〜1.5万程度だったけど、先月は初の3万越え。床暖房使ってたのが痛いね。2世帯なので世帯平均は1.6ぐらい。窓はトリプルガラスで壁も高機密高断熱の家だからオール電化のメリットは感じてる。古い日本家屋だとおそらく電気代の跳ね上がり方が凄いでしょう。今後も考えるとリフォームした方が安くつくかもしれないですね。
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>安い深夜電力で夜のうちに蓄熱するやつ。
深夜電力も安くなくなっているから、我が家は昨年から使用をやめました。
東京ですが震災前の深夜電力は9.2円/kwhと安かったです。そのメリットが無いんですよね。
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福井県は四人家族で、五万円、六万円は当たり前。三世代同居の家庭なん十万超えですよ。母子家庭の方の家庭の方も生活が苦しいのに、こんなに高額な電気代を困窮しながら払っています。
どうしてこんなに高いんでしょうか?一万円や二万円台と言われてる方が多いですが、この差はなんなんでしょうか?政治家はこの事実をちゃんと分かっているんでしょうか?本当に生活が過酷です、これで増税なんて言われたら破綻します。このままだと本当に生活できません。
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以前、福井市内で見た建売住宅では蓄熱ヒーターなるもので日中は充電して家族が帰宅する時間にタイマーを合わせてヒーターを稼働するって物がありましたよ。10年くらい前でしたが1日の充電料金は僅か50〜70円だったと思います。40坪の2階建のリビングのみ暖かいってだけでしたけど各部屋の暖房つけたら高額になるでしょうね。
日照も弱いし太陽光発電は諸費用経費を考えたらマイナスになるね。
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んー、元記事は「太陽光パネル載っけといて助かったぁ」な話なので、自宅に発電・蓄電機能が無ければ電気代高騰の影響はモロに被るのは当然です。とは言えガスや灯油等も値上がりしてるのでどのみち同じ事だと思います。「どうしたらええねん!」の答えは「所得を増やせば良い」しか無いかと。トヨタ労組の春闘は満額回答なんですって、大手は良いですねぇとしか。
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電気代って従量制で使うほどに単価が上がっていくから、3世代同居で段階的に一番高い電気代で消費するから電気代高騰をモロに受ける、それぞれ別居で一番安い基礎料金分の電力使って一段階電気代が上がっていくなら、同居で使う電力量と同じでも電気料金は少し抑えられる、請求書よくみてごらんよ、一番高い段階の電気料金で一番使っいるから。
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電気食う器具は以下の様な電気を直接熱に変える物。
電熱式蓄熱暖房、
電熱式床暖房、
電熱式給湯器、
オイルヒーター、
電気ストーブ、
電熱式衣類乾燥機。
これらをメインに使ってるなら電気代が高くなるのは仕方ない。あとはオール電化なのに単価が高い昼間に多く電気を使ってるとか。
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原発銀座の福井が電気代高いとは意外でした。私は7都県で1年以上生活した経験がありますが、ライフラインの料金は各地の事情で意外な高低差がありますね。ただ、物件選びの時はオール電化だけは絶対に選ばないようにしてます。
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雪国ではないですが、オール電化のマンションを売却し住み替えた経験があります。電気を使用する家族は片手未満です。
当時、床暖を使うと2万いきました。そもそもの契約電圧が高く頑張っても1万〜2万はいってしまう、3.11の災害の時に長く停電しオール電化のメリットが分からなくなり売却し、戸建てに引っ越しました。
今は40アンペアでペットがいる為年間エアコンつけていて月8000円〜11000円位です。ガスは2000円〜5000円未満。雪国ではないから出来てますが
リビング以外は各部屋、電気ひざ掛け、電気毛布をタペストリーみたいに壁に掛けて部屋がほんのり暖かい位で生活しています。1時間あたり、弱なら0.4円と安いけれどほんわか暖かいし、体も慣れてなんとか大丈夫です。居住地が、5℃〜13℃位ならば電気毛布、電気ひざ掛けの活用はコスパが良いと思います。
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確かに電気代は高いよ。
でも、オール電化住宅にしなければ、ガスを契約するしかないよ。この時勢、ガス代も高いよ。基本料金も高いしね。
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いくらなんでも高すぎませんか?
隣県の3人家族ですが、オール電化で12月の電気代が月2万円弱です。私の周りの同僚も同じくらいのようです。リモート勤務で1日中家に居て暖房も使用していますがこの価格です。恐らくですがコメ主はエコキュートではなく電気温水器を使用していませんか?あと蓄熱暖房など。この2つはイニシャルコストはリーズナブルですが非常に電力を使用しますので致し方ないのではないかと。
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私の家も5人家族ですが冬の電気代は1ヶ月去年より100kw以上節約したのに料金は1万跳ね上がりました…。政府の補助って1ヶ月当たり全部のエネルギー(電気代ガス代水道代)含め7500円ですよね??どんな一般家庭を想像したのでしょうか?
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北陸三県は一人当たりの電力使用量が日本一多いですよね。原因は分かりませんが原発が集中していることに妙に納得したことがあります。
そちらの知人は太陽光発電+オール電化+石油ストーブとボイラーを使ってます。一番効率がいいとか。
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だから、電力会社も燃料費だけを上げればいいものを料金単価も上げようとしています。今ここで上げようとする理由が、明確ではなく、しかも、電力各社が一斉に同じように値上げする事態が、おかしいと思う。つまり、経費を便乗で値上げしようとするから高いものになる構図です。安定供給が脅かされるからという公聴会でも説明でわかりますか?経営的に単価を上げる理由がこうだという話も説明もない。これは、マスコミの責任もある。将来の値下げも視野にあるなら、燃料費だけの調整単価を上げるべきです。
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結局は原発廃止の動きがあり、廃止と言っても向こう数十年かかり、その廃止の為の費用も全てかかるのが電気代値上げの根本的な原因と思います。実家は福島県にあり原発事故もあって風評被害とかもありましたが、あれは東電の対策がされてなかった為に被害が拡大した部分があり、安全対策されたのであれば廃止ではなく、もうある原発は使用していく方向にしないとダメかと思います。太陽光発電、風力発電では天気の影響をモロに受けるので今後それらに移行するのは。
結局電気代高騰して騒いでいる人の中には原発反対と言ってる人達もかなりいるのではないかと。
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燃料が元の価格になるように調整すれば
電気代上げる必要も無いし
電力会社に補助金出す必要もないし
物価高騰もかなり抑えられる
にも拘らず電力会社と石油の元売りに焼け石に水程度の補助金を出すだけ
財務相や岸田の影響力は強くなるかもだが
岸田政権の製作の失敗で国民の負担がストップ高(ストップしないけど)だわ
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ガスもけっこうな値上がりしてるので、オール電化じゃなくても同じかと。うちは1月のガス代が去年同月よりも使用量は少ないのに過去最高額でした。逆に今、太陽光パネル&エコキュートを導入しようかと検討しています。オール電化ではないですが、電気メインにしたほうがいいんじゃないかと夫が色々と調べてます。どちらがいいのか私にはわかりません。
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太陽光パネルを乗せていますが,ガスから太陽光とエコキュートに交換するのはあと一年くらいは様子を見た方が良いですよ。オール電化は原発が稼働していた時の夜間電力の余剰分を安く提供していたことがメリットでしたがこの度そのメリットもなくなりました。夜間電力が安いプランは自由料金プランですので燃料調整費が青天井です。
またガスコンロをそのまま残すのなら当てはまらないかもしれませんがオール電化住宅は従量電灯Cしか契約できなくなります。エコキュート+太陽光パネルを乗せるお金があるならこれからの電気代の高騰分に残しておいた方が特だと思います
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家は、オール電化で高気密、高断熱住宅にして、床暖なし、太陽光パネルなし。ハウスメーカーに全部屋床暖、太陽光パネル勧められたが、ヒートポンプ式のエアコンで夏、冬ほぼ24時間付けっぱなしでこの前年2月比で最高に電気代掛かったが、二万円台中盤で済んだ。太陽光パネルは、売電価格ダウンと今後のパネル、パワコン交換コストや廃棄コスト考えて、殆んどメリットがないと計算して止めました。壁の断熱、気密性、トリプルサッシやダブルサッシにした方がランニングコスト気にせず省エネ。
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ウチの京セラ太陽光発電2001年5月新築から使用していますので後3ヶ月で丸22年になりますが、特に発電量落ちていませんし、屋根に登っても架台の錆もありません。寿命が短いと言われるパワコンもまだ使えています。ちなみに北海道ブラックアウト後に蓄電池を入れたので電気料金は真夏に3000円位払うだけでほぼ無料です。蓄電池は高額ではありますが、自宅が停電しないという安心感は絶大で入れて良かったです。ただしガスはコンロ、給湯、暖房と使うので冬は3万近くかかります。
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太陽光パネル&エコキュート入ってます。エコキュートは Panasonic製で、キャンペーンかわからないのですが設置時に25畳分の床暖房をタダで付けてくれました。設置場所は選べます。
太陽光は月にもよりますが、11000円くらい売電してます。発電量は6.2k w程度でパワコンは5.8kくらいだったかな。月10,000円は大きいですよ
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オール電化、太陽光5キロ、エコキュート、蓄電池5.5キロです。我が家の電気代は、日中妻が1日家におりますが、
春と秋は月額5000円位
冬と夏は15000円位ですね。
売電分も考慮してます。メインは自家発電です。屋根は南面です。
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うちは5.4kw税込100万でつけました。曇でも、冷蔵庫代くらいは発電してます。夜中以外沸きあげないようにするのがコツです
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お隣の家はオール電化だけど蓄電池も入れているので電気代は上がってないなぁーって言ってる。逆にうちはソーラーと電気自動車と、エネファーム(ガス)のハイブリッドにしている。うちも電気代はほぼ変わらず売値もほぼ変わらず、ガス代がやや上がったかな。節電意識するようになってからは時折エネファームが止まるようになった。電気使用量が減ったからかも。
結局電気代は上がっているのに買取価格はそのままというのも矛盾していると思うし、その時の政治的趣向や国民感情が大きく左右されるものだよね。
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あくまで太陽光パネルありの場合の話ね。
うちはオール電化じゃないけど、気温が著しく低いときは灯油ストーブとエアコンを併用してるよ。それだけに頼ろうとするとどうしてもエネルギー使うけど、立ち上がりが早くて部分的に温める力が強い灯油ストーブと、空気の攪拌が上手なエアコンを両方使うことで効率的に部屋を温められる。結果的に灯油の使用量も減らせるし、エアコンも既にある程度温まってる空気を流すだけだから電力使用量も少なくなる。こっちしか使わない!という考えはやめたほうが良いと思う。
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