[改造] iMac(Rev.B)をLC2ケースに移す
iMac(Rev.B)をLC2ケースに
◆iMac(Rev.B)が遂に壊れました。
一番故障頻度の高いフライバックトランス(FTB)が壊れて、電源が入らなくなりました。
以前から、壊れた場合はモニタを別にしてピザボックス化しようと心に決めていたので、早速改造に取り掛かりました。
◆まずは解体
参考サイトは[iMac Rev.Aボンダイブルー液晶化]でした。
サイトを参考にバラバラに解体して、
電源ボードとメインユニットだけにして
変換コネクタを経由してWin用15インチモニタをつないで起動。
秋葉原のジャンク屋で見つけました。
Macのモニタ出力コネクタ(Dsub15)をWin用モニタ(miniDsub15)に変換するものですが、なぜこれが使えるものと分かったかと言うと。
同じモノがネットオークションで買ったPowerMac8500に付属していたからです。
籠に盛られて、その他の変換コネクタに混ざってありました。
¥200-でした。
外付けモニタで正常に動作することを確認して、本格改造にGO。
◆部 品 調 達
ATX電源
ピザボックスLCのケースに収納できる、ATX電源を探しにアキバ探索に。
Dos/Vパーツショップを探しても小型の電源は見つかりません。
自作PCはタワー型が主流なのと、キューブ型はケースに電源が内蔵されているので、小型電源は何処にも見つかりません。
それならばと、中古パーツショップを探すと、1軒めで「これなら使えそう」な電源を見つけました。
台湾メーカのElanVital製のEVP-1655の中古電源で保証は1週間。
見た感じは未使用で在庫放出品と思われます。
¥3,000-でした。
冷却ファン
仮組で動作させたときCPUフィンがかなり熱くなり、冷却ファインがないとダメだと分かりました。
取付スペースから厚さ10mm以下でないと取り付けることはできません。
新品は¥2,000-以上するので、またまた、ジャンク屋(東ラジ)で見つけました。
40mm□で厚さ10mm、¥100-
50mm□で厚さ10mm、¥100-
と、2個買いました。
カバーをくり抜いて 40mmを、CPUの真上に取り付けました。
その他
HDDフラットケーブルもジャンク屋で¥100-。
モニタ出力のDsubコネクタと起動スイッチは手持ち品を使いました。
液晶モニタ
ネットオークション「ビッダーズ」で富士通VL-1400TSが送料・手数料含めて¥13,566-でした。
このモニタ13.8インチ(1024×768ドットTFT)、1996年の発売当時はなんと、¥398,000-。
スピーカも付いているのでLC_iMacには最適です。
底は電源ファンの穴を開けています
電源の配置
起動スイッチとスピーカ出力コネクタ,CPU冷却ファン
モニタ出力コネクタはケーブルを延長しています。
電源のサイズがLCケースと同じ高さなので、ケース・カバーのリブは削り取っています。
電源の冷却ファンは底面から吸って背面に吹き出しています。
ATX電源ピンアサイン
iMacマザーボードの電源仕様
ここで、ひとつ問題があります。
電源ON信号が、 ATX電源は0Vに落とすと、[ON]しますが、MacのON信号は5Vが出力されます。
なので、こんな回路を取り付けています。
参考サイト:亀屋さんのここ
ビデオ出力コネクタ仕様
iMac マザーボードのコネクタのピンアサインとDsub15の対応表。
【*Dsubコネクタ(2列15pin)の11,14はショート】
モニタセンスラン0が無いのは、マザーボードでグランドに落としているからかな?
猫また社中
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6463/index.htm
変換コネクタ
赤ビデオ出力:Dsub15PinNo2
青ビデオ出力シールド:Dsub15PinNo13
青ビデオ出力:Dsub15PinNo9
緑ビデオ出力シールド:Dsub15PinNo6
緑ビデオ出力:Dsub15PinNo5
none:Dsub15PinNo7
水平同期出力:Dsub15PinNo15
同期信号GND:Dsub15PinNo11
垂直同期出力:Dsub15PinNo12
モニタセンスライン1:Dsub15PinNo7
同期信号GND:Dsub15PinNo11,14
モニタセンスライン2:Dsub15PinNo10
複合同期出力:Dsub15PinNo3
GND:Dsub15PinNo11,14
未使用:Dsub15PinNo8
猫また社中
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6463/index.htm