タイトル: The Black Onyx(ザ・ブラックオニキス)
メーカー: BPS
機種: PC-88、88SR、98、60mkⅡ、MSX、FM-7/NEW7/77、X1
機種: AppleⅡ
メディア: FDD、カセットテープ
ジャンル: RPG
■解説
謎の宝石、ブラックオニキスを手に入れた者は永遠の若さと莫大な富を得ることが出来るという。
さらに伝説はこうも伝えている。
「ブラックオニキスは呪われた町ウツロの町外れにあるブラックタワーに眠る」と。
パッケージがありましぇん。堪忍ね。
■説明
・自分でキャラクターを作り、
・敵と戦い少しずつ強くなっていき
・迷路をすこしずつ解き明かし
・宝のありかの手がかりを捜す。
といった、コンピュータRPGの基礎は全てこのゲームに盛り込まれている。
魔法を省き単純戦闘のみとした簡易さやユーモラスなキャラクター達も評判になった。
■移植
作成している。88版との相違点は
・オープニングでテーマソングを付けている。
・その後にブラックオニキスの簡単なデモがある。
・効果音、BGM(一部地域のみ)を付けている。
・カラー迷路の順番が変わっている。
(ヒントはオープニングに出してある。)
あと、海外用にappleⅡ版を制作してるのだが、キャラの顔の種類で「ヒゲ面」を多くしているのがお国柄。
SR版は荘厳なテーマソングが流れます。
懸賞
ブラックオニキスを見つけた人に先着で本物の黒メノウをプレゼントしていたのだ。
だからこそ、ちゃんと解くことに関しては凄い神経質だった。
テクノポリスがキャラクターエディタを掲載したときはそのキャラを使った場合は懸賞の取得権利無しとしたし、遊撃手が取材に訪れた際もマップの掲載を拒否している。
(当時、遊撃手はWIZやウルティマのマップ掲載がウリ。)
ハワイ
で、第3作ムーンストーンはそこで作られてたのです。が、できた作品は、あまりにもメリケン過ぎて日本人の感覚には合わないと改めて日本で作り直し。
そして、いつの間にかウヤムヤに・・・気がついたらBPS日本から撤退してるし・・・
プログラム公開されました。が、これを見てしこしこ打ち込んだヒト、いるのやろか?
ちなみにBASIC+マシン語だったけど、BASIC部分も途中でプログラム自身がプログラムを書き換えるなどかなーり変則的なプログラムでした。
(これ若い世代にとっては理解できない事だろーな。)
■蛇足
第3作「ムーンストーン」
・新キャラ「僧侶」の登場、ゲートの外へ冒険に出る
第4作「アリーナ」
・ウツロの町のアリーナ(闘技場)で今まで育てたキャラを使ってのバトルシミュレーション・・・・だったらしい。
で、ムーンストーンはいつ出すの?
■攻略
攻略法(88SR版にて攻略)
キャラクター制作
ここで選択できるのはキャラの名前と顔と服だけ。
非常に簡単な仕組みになっています。
ウツロの町
スタートは街門からになっています。
キャラ達はこの町を歩き回って装備を整え、
迷宮への入り口を捜すことになります。
マーケット
ウツロの町には幾つかの商店があります。
武器屋
鎧屋
兜屋
盾屋
洋服屋(つぶれてます。)
値段は武器が安く、鎧が高めに設定されています。
このころのRPGのセオリーとして「防具を重視」
というのがあります。このゲームでも防具を重視しましょう。
病院
ウツロの町の病院はいわゆる総合センターです。
・治療(減ったHPをMAXまで回復。有料。)
・診断(キャラのパラメーターをチェック。有料。)
・薬剤師(薬とその容器を販売。)
銀行
キャラクター一人あたり持ち運べる金は
MAX15000GPまでです。
それ以上は持てないのでここで預かってもらいましょう。
(利子はつきません。)
その他建物
監獄、ウツロ・イン、各種飲食店がありますが
特に何かがあるわけではありません。
ただし、必ずNPCがいます。
NPC
町の中や迷路の中で他の冒険者と出会うことがあります。
とりあえず、TALKしましょう。
「ONYXを目指して頑張りましょう!」
と励ましの言葉が帰ってくる場合もあれば
いきなり、逃げられる場合もあり、
戦闘を挑まれる場合もあります。
(金をスリ取る泥棒もいたりします。)
また、自パーティが5人以下の場合は仲間に勧誘できます。
冒険者には普通人以外にも
カオスな人々(見た目で解る。即戦闘を挑んでくる。)と、
バーバリアン(野蛮人。基本的に善人。)がいます。
バーバリアンは攻撃力が高いので是非仲間にしましょう。
手に武器を持ってない素手のバーバリアンがいるらしいの
ですが、実際お目にかかったことがありません。
かなり、貴重な存在です。
寺院、闘技場、街門
まだ、ここへ入ることはできません。
次のゲームへの入り口だからです。
ここでセーブしておけば、そこが舞台のゲームへ
進めます。進めるはずです。はずなんですってば。
ワープドア
このドアを開けると、有名なあのセリフ
「イロ イッカイ ズツ・・・」
の言葉と共に廃墟へワープします。
(これは地下6階のカラー迷路を解くヒントです。)
墓地
墓地には墓穴が4つ空いてます。
その内一つが小さな迷宮への入り口になっています。
作ったばかりのキャラを試すにはイイ場所です。
(SR版だと、ここで1フレーズだけ墓場のBGMが流れます。)
井戸
ここからも下へ潜れます。
地下1階は小さな迷宮になってます。
調子に乗って下へ潜っていくと
地下5階で井戸の主、クラーケンとご対面します。
廃墟
入り口から入ろうとすると、Beastに「立入禁止!」と
脅されますが、無視して中へ入りましょう。
この中に、本当の迷宮への入り口があります。
ブラックタワー
ブラックタワーは地上から入ることは出来ません。
タワーに近づくと、雷で威嚇されます。
迷宮のコツ
無理をしないことです。
こまめにセーブをしつつ、
薬が残っているうちに帰りに準備をすること。
レベル的に自信がつくまで下への階段を見つけても
降りないこと。
「人間、地道が一番です。」
特に、このゲームはいつでもどこでもセーブOKなので、
階段とかで一旦セーブしておけばキャラが殺されても
またロードして呼び戻すことが可能ですので。
多分、セオリー的な迷宮の進み方。
<序盤>
最初は墓地や井戸の迷宮でドサ周り。
この時点で作ったキャラの発展性が乏しければ
(HPが低いなど)キャラチェンジ。
レベル3くらいになって、装備もホバークぐらい着て
コボルドやウルフが戦わずに逃げるようになったら
廃墟の迷宮へ挑みましょう。
レベル4で地下2階、
レベル5で地下3階までは、ほぼ無敵です。
<中盤>
全員、鎧をFull PlateにしてL shieldにしてBroadSwordに
した場合、ちょっとプレイがカネ集め中心になります。
と、いうのも次の鎧セットTabard&Horned Helmのセットが
二つ合わせて15000近くするからです。
かといって一攫千金とばかり5Fに降りてもレベル5,6では
まだ厳しいです。理想としてはまとめて買い換えるのが
格好良いと思いますが、タバード目指して10000GP
貯めましょう。
レベルが7になって持ち金が15000近くなり、銀行に
少し預金するようになったら、装備替えの時期です。
ケチケチせずに、ここでタバードとホーンドヘルムに変えましょう。
心配しなくても、ここで大きな買い物は終わり。
あと消費するのは薬代と治療費ぐらい。
ここで、武器もバトルアックスに変えても良いですが、
ブロードソード+ラージシールドでもOK。
<後半>
全員タバードになって、5Fへ降りるのがウザくなってきたら、
井戸の底のクラーケンへの挑戦時期。
生命力がばかでかいですがタバードを装備していればなんとかOK。
こいつを倒せば5Fへ直接いけるようになり、スムーズに進みます。
まずは、ここでレベル8まで上げましょう。
結構時間がかかります。
ここで、ハイダーというモンスターが出てきます。
強いですが、こいつを倒すと「魔法のマント」という鎧が
手に入ります。店で売っていない最強の鎧です。
5Fで全員の分を調達しましょう。
さてレベル8になると、経験値が凄く上がりにくくなります。
レベル9に上げるのは至難の業です。
(9まではなんとか上げることは可能ですが、
それ以上はほとんど経験値は上がりません。)
この辺で6F-通称カラー迷路へ降りる時が来ました。
カラー迷路とは、その名の通り6色の迷路が組合わさって
出来た迷路です。
モンスターもデカイ強烈なモノが多くなります。
攻撃力の高いトロールやデーモンもイヤですが、
もっとも怖いのが、生命力の上限を削るレイスでしょう。
ここのポイントは無理をしないこと。
カラー迷路をクリアするのと、ドサ周りは別々に考えた方が
いいでしょう。
(1回目でドサ周りして途中でウツロに戻って薬を補給して
行きましょう。無論、セーブはしてもリセットしたら駄目よ。)
日本人は「ルテインがいい」と聞くと、それだけを集中して取ろうとする。ホウレンソウばかりを毎日食べていればいずれ飽きて続かなくなる。それよりは、ホウレンソウに限定することなく、色々な野菜を積極的に食べるほうがよほど効果的。「要はバランスが大事なんです」と尾花医師は言う。
さて、カラー迷路の抜け方ですが。
ワープドアのヒント「イロ イッカイ ズツ」の言葉通り
6色の迷路を順番にくぐっていけばいいというのは
解ると思います。
さて、その順番は?
PC88版ですと、N88Basicのカラー番号の順なのですが、
SR版は変わっています。
ヒント?オープニングのオニキスにありますがな。
じっと見て下さい。すぐ解ると思います。
タバード5人衆
<終盤>
全ての色を一回ずつくぐり抜けて黒いドアを通り抜ければ、
ブザー音とともにタワーの最深部に入れます。
後は、1階づつ登っていきます。
注意すべき点としては、タワーの内側からは外壁は見えません。
透けて見えます。ですんで、うっかりタワーのマス(2x2)から
はみ出たら、その階で置き去り。
また、5Fのカラー迷路からやり直し。きをつけてね。
そうこうして、地表まで登ってもう1フロア登れば、
そこはタワーの心臓部。
あとは、オニキスを目指して歩き回りましょう。
マップのとある場所(固定)に置いてあります。
タワーにいるのはジャイアント、タウロス、レイスにハイダー。
特に、ジャイアントに気を付けて。一撃で一人死にます。
時には逃げることも必要です。
逃亡の際には、左を向いて1歩進む事を覚えていれば、
迷子になることもないでしょう。
さてさて、無事にオニキスをゲットして報償(?)を手に入れたら
町へ戻って寺院の前でセーブしましょう。
この育てたキャラは、そのまんま次作「ファイヤークリスタル」で
使うことになるのですから・・・
で、ムーンストーンはいつ出すの?
Ashens to Ahens
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/oldgame/Bonyx.htm
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/oldgame/myst_e.htm
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/oldgame/
二大巨頭
テレビームのRPGの世界において、ボードゲームの『D&D』が与えた影響は計り知れない。
何故ならば、 今でもRPGがテレビゲームの人気ジャンルとして存在しているのは、この『D&D』に影響されて作られた 2つのゲームがあるからだ。
・・・そう。RPGを語る上で、この2つのゲームを外すことは出来ない。
■ウィザードリィ
まずは、サーティック社から発売された『ウィザードリィ』(1981年)。
今でも多くのプレイヤーを熱中させるこのゲームが世に出たきっかけは、アンドリュー・グリーンバーグ氏が大学在学中に『D&D』に夢中になり、1人で楽しめるようにとアップルIIでゲームをプログラミングしたことが発端である。
このゲームは多くの友人にモニタープレイされ、その中の1人であったロバードウッドヘッド氏の プログラム技術によってグレードアップされた。
それが『ウィザードリィ』である。このゲームがプレイしたくてアップルIIを買った人も多いだろう。
魔法使いのワードナに盗まれたアミュレットを取り戻すために、 3Dダンジョンの中を冒険していくのだが、殆どのプレイヤーはアミュレットを取り戻すよりも、 キャラクターを育てる楽しみのほうが大きかった。
ストイックに自分のキャラクターを鍛え、ディスクがアクセスする音でどんな敵キャラかが 分かるようになるほど戦い、数少ないレアアイテムを手に入れるために毎日のようにプレイする人が 続出したゲームである。そして飽きさせないゲームバランス。いくら強くなっても、常に緊張感がもてる ゲームバランスを持つゲームは、そう多くない。
画面に表示されるのはワイヤーフレームで書かれたダンジョンと、味方キャラクター達の情報。 そして襲いかかるモンスター達。与えられる視覚的な情報が少ない分、プレイヤー達は色々な想像をして、 自分たちの世界で冒険していた。
続編も続々と発売されているが、カラー化された『ウィザードリィ』が発売されたときには、 様々な批判が飛び出した。つまりそれほど、独特な世界、想像力を刺激される事を楽しんでいる人が 多かったということでもある。(カラー化したのは、あるゲームの登場による”危機感”を持ったからで あるが・・・。)
日本でも1985年11月に、アスキー社より『1』が移植販売された。
全世界で『ウィザードリィ』を徹夜でプレイしたした人の数と言ったら、そうとうな数になるだろう。 発売から何年も経つが、未だに色あせていないゲームでもある。 これ以降『ウィザードリィ』は、順調に移植されていく。
■Ultima1/ウルティマ
そしてもう1つのゲームといえば、『ウルティマ』だろう。
「いや『ウルティマ』ではなくて、『アルテマ』だ。」という論議も今では懐かしい(逝)
『ウルティマ』(CALIFORNIA PACIFIC社 1981年)は、制作者であるリチャード・ギャリオット氏が、高校生の頃(17歳ぐらいの時のようですな)に作った『アカラベス』を拡張し、アップルIIで発売されて大人気となったゲームだ。
ロード・ブリティッシュ国王が治めるブリタニアに魔術師モンデインが攻め込み、国を乗っ取ろうとするのを阻止するのが目的である。(ちなみにこのロード・ブリティッシュとは、制作者であるリチャード氏のニックネームだったのだが、ゲーム内におけるその強さ故に、本名のリチャード氏よりも有名になっている。)
余談
後にリチャード・ギャリオット氏は、自分で会社(ORIGIN SYSTEMS社)を設立。
そしてCALIFORNIA PACIFIC社からウルティマの版権を買い戻し、改定した『ウルティマ1』をIBM-PCで発売している。
Ultima2
ウルティマ2
『ウルティマ』のスケールは大きく、シリーズを重ねるごとに内容が 大きくなっていく。
『ウルティマ4』に至っては、哲学をテーマにした内容となり、聖者になるのが目的と いう往来にない作品を出してプレイヤーを驚かした。
日本では、スタークラフト社から『ウルティマ2』(1985年7月)が移植された。 もちろん、ウルティマシリーズもこのあと移植され続けることになるのだが、『4』以降はポニーキャニオンが 版権を得て移植、発売している。
しかも『1』から『3』の版権も得たため、再度『1』から『3』がポニーキャニオン社から発売されている。
『ウィザードリィ1』と『ウルティマ2』が移植され、日本語で実際にプレイできるようになった。 これは、日本RPG界の未来に対して、非常にメリットがあったと思われる。この2つのゲームをベースに、 日本のRPGの基礎が出来上がっていくことになる。
Nostargia
http://aizuma.hp.infoseek.co.jp/rpg/rpg2.htm
迷路の色
海外ではRPGが盛んになっているとき、日本でもアップルIIを持っている 人たちは、英語と戦いながら『ウィザードリィ』や『ウルティマ』などをプレイしていた人は多い。
だが殆どの人たちは、『ウィザードリィ』や『ウルティマ』が面白いという噂は聞いたことはあっても、 実際にプレイしていた人は少なかった。国産機に比べて、アップルIIの値段は高すぎた。それに今と違って、 日本に外人が居るだけで珍しい時代だったし(逝)
雑誌などを見ながら、「いいなー」と指をくわえてみていた人も多いと思う。
■BLACK ONIX/ブラックオニキス
そんな1983年12月、日本にRPGブームを創り出すゲームが 登場する。
BPS社から発売された『ザ・ブラック・オニキス』だ。
3DダンジョンタイプのRPGで、『ウィザードリィ』タイプのゲーム。
操作も簡単で、 使うコマンドは攻撃・逃げる・話すの3つだけだ。RPGというと、”難しくて面倒くさい”という往来の 日本RPGとは違い、初心者に優しい作りであった。
キャラクターメイキング(キャラクターを作るときに、体力や攻撃値などの パラメータを設定すること。)するときに、髪型や服装を設定できるというのも面白い。見た目を変化できると いうのは、パラメータよりもはっきりと違いが分かって面白い。
ただ、最後の迷路を抜けるための色がわからなかった人が多かったようだ。これは、パソコンのことを ちょっと知っていなければわからなかった謎だったからだ。カラーパレット(98と88の場合)って言われてもなぁ・・・(逝)
余談
この当時、RPGというのは非常にマイナーだった。発売されていたRPGは、光栄マイコンシステム社の『ドラゴン&プリンセス』(1982年12月)、『クフ王の秘密』(1983年5月)、『ダンジョン』(1983年12月)、『剣と魔法』(1983年8月)。コムパック社の『聖剣伝説』(1983年11月)。アスキー社の『アルフガルド』(?年)。ZAT SOFT社の『ポイボスPart1』(1983年11月)でしょうか?
情報感謝します>Laverさん、永田氏さん
d&p/ドラゴン&プリンセス
kufuo/クフ王の秘密
dungeon/ダンジョン
seiken densetu/聖剣伝説
poibos/ボイボスPart1
今までに無いタイプのゲームをプレイした人たちは、驚きと賞賛の中でプレイした。
戦闘という戦いの中で感じるスリル、経験値という成長過程、ブラックオニキスという宝物を求めるための 冒険・・・。
fire/ファイヤー・クリスタル
今までにない体験をしたことによって、新たなブームが作られた。
『ザ・ブラックオニキス』の続編である『ザ・ファイヤー・クリスタル』(1985年1月) では魔法が使えるようになり、戦闘の幅が広がった。
しかし、第3段は何時発売されるのだろうか・・・?>無理です(逝)
余談
『ザ・ブラック・オニキス』をクリアーした先着100名(各機種ごと)に、認定書と 宝石の”ブラック・オニキス”が(黒メノウ)がプレゼントされた。これは、BPSの社長の実家が 宝石商だから出来た企画だろう。
『ウィザードリィ』タイプのゲームが出たということは、『ウルティマ』タイプのゲームも あるのだろうか?
もちろんある。
mugen/夢幻の心臓
『夢幻の心臓』(1984年3月)は、いわゆる 『ウルティマ』タイプのゲームだ。このゲームも『ザ・ブラック・オニキス』と同様、初心者に対して丁寧に 作られている。RPGでよく使われている種族(エルフとかオークとか)を省いて、主人公は最初から戦士のみ。 これは、種族によって持っている属性の能力に頭を悩まさないようにという配慮だろう。
そして経験値は、各パラメータに振り分けることもでき、自分好みにスキルアップできるようになっていた。
ただ、フィールド画面が5*5コマしかないので、移動するのに全体像が 見えないというのは、不親切だと思ったが・・・。まあ、敵キャラなどを映し出す画面を大きくして、 迫力を出そうとしたからだろう。
こうした、海外の名作ゲームを模範して良作のゲームが出てくる中、日本独自のRPGが登場する。
Nostargia
http://aizuma.hp.infoseek.co.jp/