1982年6月10日木曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム










[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム
エッチな小人
H NA KOBITO
(テクトロン/バンダイ)
Written by T鈴木
■組み立てキット、テクトロン!
バンダイの「エッチな小人」です。何とこのゲーム、組み立てキットになっていて、付属のパーツを装着することによって、AMラジオ、スピードメーター、ストップウォッチ、タコメーターなどに使用することができます。なぜそんなことをしなければならないのかは不明ですが、電子ゲーム混迷期には、このような勢いだけで作ったようなモノも多数見受けられ、メーカーの苦悩、試行錯誤した様が伺えます。そう考えると、ちょっと感慨深かったり・・・・ってそんなことないか(笑)。
■電子ゲーム唯一無二の脱衣ゲー
ゲーム内容もかなりバカっぽいです。お姫様(これがお姫様!??)の服を脱がそうと小人が近づいてくるので、天使を操って小人を矢で射りましょう(ひどすぎる・・・)。射るのが遅れると、哀れお姫様の服が脱がされてしまいます。お姫様の服は3段階まで脱げてしまい、最後は全裸になってしまいます(もはや犯罪者ですね・・・)。
これは買えねぇ~!
とは言え、全裸になってもマメ天使がしっかり隠してくれるので、お母さんやPTAも安心です。全国チビッコ電子ゲーマーの「んんだよぉぉぉ!!」と落胆した姿がうかがえます。しかし、いくら高めの年齢層を狙ったこのシリーズでも、これはかなり買うのが恥ずかしいのでは!?筆者の友人でも、同シリーズの「おもらしベイビー」を持っていた人はいましたが、さすがにコレ買った人はいませんでした。
・・・って言うか仲間外れにされるよ、こんなの持ってたら(笑)。
■さあ、組み立てよう!
前述した通り、この本体は、パーツ装着で様々なメカに変身します。しかし、ラジオやストップウォッチはともかく、スピードメーターとして使用した人はいるのでしょうか!?筆者もさすがに、自分の自転車にこれを取り付けるのはイヤでした。・・・って言うか雨降ったらどうすんの!?

週刊電子ゲームレビュー
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[ゲーム][LSIゲーム] TOMY,ボンブマン(BOMBMAN)(1982)~TOMY/ボータブル6000シリーズ,爆弾だらけで画面は大パニック!!









ボンブマン(BOMBMAN)
TOMY/ボータブル6000シリーズ/1982年頃
(C)1982 TOMY
■ゲーム解説:爆弾だらけで画面は大パニック!!
「ボンブマン」・・、「爆弾男」で「バクダンマン」「ボンバーマン」「ボンブマン」と随分バリエーションがありますね(笑)。
個人的には「バクダンマン」が一番面白い名前だと思いますが、「ボンブマン」もなかなか笑える名前です。
このゲームは、「空き地の向こうの塀から『オヤジ』が投げてくる爆弾を、『ボンブマン』が消化する」と言う
ハチャメチャな設定です。ここまで読んで「はて?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
実は同じトミーのホームパソコン「ぴゅう太」の第1弾のゲームが同じく「ボンブマン」なのです。
画面写真を見る限り、ぴゅう太版も同じ様なゲーム内容だとは思いますが、どちらが先に出たかは私には分かりません。
もしかしたら制作者は「ボンブマン」というゲームを気に入っていたかもしれませんね(笑)。
しかし、このボンブマン、電子ゲームだと思って甘く見ると痛い目に合う様な複雑なゲーム内容になっています。
活動出来ないので素早く給水しよう!ゲームが始まると、オヤジが塀の外からバクダンを投げてきます。この時に落下中のバクダンに当たると
ミスになりますので注意して下さい。バクダンは適当な所で落下が止まります。バクダンは落下が止まったら
点滅しますので素早く近づき、ウォーターボタンを3回押すか(又は押し続ける)消火します。
落下している(点灯している)バクダンと点滅しているバクダンが重なる場合がありますのでご注意下さい(笑)。
バクダン消火すると50点加算されます。 
点滅しているバクダンを消火しないで放っておくと、足が生えてダイナマンに変身します。
こうなったら大ピンチ&大パニック!(笑) 置き水をしてダイナマンを引っかけてシビレさせ、ウォーターボタンを
3回押すと(又は押し続ける)消火出来ます・・が、実際にはその時には画面がゴチャゴチャになってたりします(汗)。
消火栓で一気に放水だァ! そんな時の為に画面内には消火栓が2つ設置されています。消火栓の横に行き
左の消火栓なら[←]キーを、右の消火栓なら[→]キーを押すと放水開始!
横一列の敵を一網打尽にします!!
消火栓を使ってバクダンを消火すると
200点(1個目),
400点(2個目),
800点(3個目),
1600点(4個目),
3200点(5個目)
加算され、ダイナマンを消火すると、
1000点(1個目)、
2000点(2個目)、
4000点(3個目)、
8000点(4個目)、
16000点(5個目)
が加算されます。
ダイナマンを5個も引き寄せるのはかなり難しいでしょう。消火栓は使用すると消えますが、
ミスすると復活します。 ボンブマンは一定量水を放出すると水が無くなって、消火活動が出来なくなってしまいます。
画面右上に給水タンクがありますのでボンブマンを移動させて水を補給して下さい。
ただしボンブマンの水が無くなるまで給水出来ません。
ミスせずに12個のバクダンを消火すると1パターンクリアです。20000点に達するとボンブマンが1人増えます。
最高得点は99990点です。 まるで、ミスしたボンブマンをあざ笑うようだ・・
 ここまで説明しましたが、実際にプレイすると説明以上に難しく感じます。とにかくコツはバクダンが出てきたら素早く消火する事!
どの位消火したら給水が必要か把握しておく事、敵が少なくなったら水を適当に放出して給水するのも良いかもしれません。
とにかくダイナマンが沢山出てきたら、もうお手上げって感じです(って言うよりダイナマンが出てくる様な時は
大抵画面内がバクダンで一杯になってたりします ^^;)。
消火栓も頼もしい味方なのですが、2つしか無いのが心細いです。又、意外にも画面が広いので給水に行くまで時間が掛かってしまい、
その間に画面中がバクダンだらけになってしまう場合があります。
1パターンクリアするのが難しいこのゲームですが、各種メロディが明るくて電子ゲームらしくて良い感じです(音が妙にうるさいですが)。
こだわりのトミーならではの内容ですが、このゲーム内容は電子ゲームよりTVゲームの方が合っているのでは・・と私は思いました。
それにしても、こんな近距離でバクダン投げたらオヤジも爆風に巻き込まれると思うのは私だけでしょうか?(笑)
■本体解説:コンパクトなボディ!!
このボンブマンは「ポータブル6000」と言うシリーズですが、同シリーズの他のゲームを確認出来ていません。
お持ちの方は情報を頂ければ幸いです。
このポータブル6000は、本体写真を見ると分かりますがFL機なのにとてもコンパクトで持ちやすい(操作しやすい)ボディです。
サウンドON/OFF機能を搭載しており、(当然の事ながら)ACアダプターも使用可能になっています。
本体デザインについては、残念ながらそれ程魅力的なものではありません。
■備考:説明書に英語?
トミーや増田屋コーポレーションのゲームでは、日本語・英語が一緒に印刷された説明書が付いてきました(表が日本語・裏が英語)。
よって説明書を広げると1枚の紙になるのですが、私はG&Wみたいに冊子の様になっていて、日本語表記のみの方が良いと
当時から思っているのですが、みなさんはどう思われますか?

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ボンブマン
オヤジ
バクダン
ダイナマン
消火栓
給水タンク




ボンブマン
せっせと消化活動に頑張る主人公。
しかし消防士だったら「ファイアーマン」では?
オヤジ
悪の元凶。
何故彼はここまでするのか?
バクダン
落下中にボンブマンに当たると爆発します
ダイナマン
バクダンを消火しないで放っておくとダイナマンに変身!
消火栓
画面内に2つあります。
敵を一網打尽に出来ます!
給水タンク
悲しくもボンブマンは水が無くなると消化できなくなる

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1982年5月28日金曜日

[機器][LSDゲーム] 任天堂ゲーム&ウォッチ,オイルパニック(OIL PANIC)(1982)~マルチスクリーンシリーズ







オイルパニック(OIL PANIC)
ゲーム性 ★★★★ 上下画面に別々に気を配ったり、緊張感の連続。秀逸なゲームアイデア
操作性 ★★★★★ 特に問題無し
キャラクタ ★★★★ 表情豊かなスタンドマンや利用客が良い!キャラも大きめで尚良し!
サウンド ★★★ マルチスクリーンシリーズの濁ったような音がどうも・・・
ハード ★★★★★ 大幅な仕様変更にも関わらず高級さが失われないデザイン!凄い!
総合 ☆☆☆☆ 従来とは違う新しい受け止めゲーム。文句無し名作!
















[ゲーム][LSDゲーム] 任天堂ゲーム&ウォッチ,オイルパニック(OIL PANIC)(1982)~マルチスクリーンシリーズ
オイルパニック(OIL PANIC)
任天堂/ゲーム&ウォッチ・マルチスクリーンシリーズ/1982年頃
(C)1982 Nintendo
■ゲーム解説:2画面式の真価とは?!
オイルパニックのゲーム画面
ごくフツーのガソリンスタンド・・・。実は内部では・・・・。
上画面はガソリンスタンドの3階室内
を表しています。(スタンドマン、
緊急事態なのに笑うなっての!^^;)
オイルを一滴も漏らすな!!
オイルを漏らしたら火事発生ダ!一滴残さず受けとめろっ!  
電子ゲームは1982年を過ぎたあたりから様々な趣向を凝らしたゲームが登場する様になりました。
ものめずらしさから選ぶ時代になったと言うのでしょうか。
「出せば売れる」といった時代ではなくなったのもこの時期からです。
当然の如く、任天堂の「ゲーム&ウォッチ(以下G&W)」でもそうした状況を踏まえて、進化していきました。
初期モデルから画面がワイドになり、遂にこのゲームで2画面式になったのです。
しかし、2画面式になったからと言って、単純に「画面の広さが2倍=面白さが2倍」として考えてはいけません。
(縦長画面でなく)2画面式の特性を活かしたゲームデザインをしなければならないのです。
そういった意味で今回の「オイルパニック」はどうでしょうか。
 舞台はごく普通のガソリンスタンド(以下GS)・・。平穏な日々・・・と思ったのも束の間、
どうもオイル(orガソリン?)の出が悪いのが気になります。
調べてみると、GSの3階を通っているパイプからオイルが漏れているじゃありませんか!!
これは緊急事態です!
しかも、何故かパイプの下には火のガスコンロがあります・・!(^^;;;
オイルが火に引火したら火事(ガソリンだったら大爆発!)・・大惨事になりかねません。
そこでスタンドマンがガソリンを漏らさずバケツに受け止める事にしました。
(オイルの供給を止める事が出来なかったのは、利用客がいるのと、
営業を停止してしまうと売上に響いてしまうからでしょう。
設定がメチャクチャとはとても言えません・・・ 。^^;;)
上画面(3階)の天井にあるパイプからオイルが漏れています。
スタンドマンを左右に動かしてオイルを受け止めてください。無事に受け止めると1点加算されます。
これだけだったら、簡単なのですが、バケツはオイルを3回受け止めただけで
すぐに一杯になってしまうのです。 (^^;
(バケツが一杯の状態ではオイルを受け止める事は出来ません)
オイルを受け損うと、下にあるガスコンロの火がオイルに引火してミスとなります(上画面でのミス)。
 そこで、バケツからオイルが溢れないうちに下画面(2階)でウロウロしている人が持っている
ドラムカン(正式名称=ドラムカンを持った人)に溜まったオイルを移し替えましょう。
まず、[LEFT](又は[RIGHT])を数回押すと、スタンドマンはベランダから顔を出します。
(下の画面の3階にスタンドマンが表示されます)
さらに[LEFT](又は[RIGHT])を押すとスタンドマンはバケツをひっくり返し、
溜まったオイルを移し替えようとします。
この時、下画面の2階にいるドラムカンを持った人が所定位置(下写真参考)に居ないと、
移し替え損ねて、オイルが利用客に掛かってしまいミスになりますので注意が必要です(下画面でのミス)。
利用客が動こうとしないのは、オイルの漏れの影響で、なかなか給油が完了しないからでしょう。(^^;;
バケツに1滴溜まっている時に移し替えに成功すると1点、2滴だと2点、3滴だと5点加算されます。
「ドラムカンを持った人」がオイルを
受けとめてくれる位置を把握しよう!
ドラムカンを持った人の位置を把握して、効率良く移し替えよう!  このゲームでは上画面・下画面で別々にミスをカウント
しており、どちらかのミスマークが3つになった時点で
ゲームオーバーになります。
従来のG&Wで存在したミス帳消しシステムは
このゲームでも健在で、得点が300点になった時に
ミスがあると帳消しになる他、
ノーミスのまま300点に達するとチャンスタイムとなり、
しばらくの間、下画面のドラムカンを持った人が
2人登場して入れたい放題!しかも得点が2倍になります。
(古い言い方かもしれませんが、パチンコで言うと、
「チューリップが開いた状態」ってヤツですかねぇ ^^;;)
しかし、このチャンスタイムは時間制限が設けられているのであまり期待できません。
ゲームの展開自体がオイルの落ちてくるスピード・量に委ねられているからです。
それでも、チャンスタイムに出来るくらいじゃないと、最高得点に達するには
難しいかもしれません。
ギャァ~!オイルを受け損なったぁ!
アチチチ!オイルを受け損なったぁ!・・それでも余裕の笑みのスタンドマン・・・。(汗)
スタンドマンが3階室内(上画面)の窓から
顔を出すと、下画面の3階に現れます。
上手くオイルを移し替えましょう!
上画面から顔を出すと、下画面に現れます。この見事な表現に拍手っ!
うげ!お客にオイルを掛けてしまったァ!
(女性の方は既に「鬼嫁」状態 ^^;;)
「キィ~!何すんのよ!!」と女性は既に鬼嫁状態!(笑)
「チューリップ満開 (^^;」のチャンスタイム
チャンスタイム。オイルを入れて入れて入れまくれ~!  高得点への道はなるべくバケツを満杯にして移し替える事ですが
無理はせずに危なくなりそうだったら、すぐに移し替えるようにしましょう。
どのタイミングで移し替えるかの「駆け引き」がこのゲームの一番の醍醐味なのです。
また、画面の見方ですが、ドラムカンにオイルを移し替える度に視点を移動しないで、
下画面を視野に入るように上画面を見る方法が良いと思います。
プレイして再認識するのが、上下それぞれの画面に気を配らなければいけないという
ゲームアイデアの秀逸さ・・です。
ゲームAの序盤でそんなにオイルが激しく漏れて来ないのに関わらず、
緊張感の連続。オイルの落ちてくる間隔が短くなると、ホント、心臓に悪いです。(^^;;
2画面式を効果的に使った代表例とも言えるでしょう。
ミスを上・下画面別々にカウントしているのも特質すべきところです。
また、キャラクタ面から見てみますと、2画面式だからでしょうか、とても大きく描かれて表情豊かです。
今後、G&Wを含む電子ゲームは内容が複雑化し、キャラクタが小さくなっていきます。
奥深いゲーム内容を求めつつもキャラクタが小さくなっていくのに違和感を覚えてしまいます・・・。
私ってなんて欲深いんでしょうか・・・・・。
「フラッグマン」の愛くるしい大きなキャラが懐かしく思えてしまうのもこの時期です。
最後に素晴らしい内容のこのゲームですが、当時の私は強い印象を受けませんでした。
あまりプレイしなかったせいもありますが、従来使い慣れている「受け止め」要素を基本とした
ゲームシステムだからでしょうか。
もしかしたら「ドンキーコング」や「モンスターパニック」のような自由度のある能動的なゲームが
求められた時代だったのかもしれません。
しかし、このゲームは初のマルチスクリーンや2ミスカウント制など、
ハード・ソフト面ともにG&Wの中では異例の分類に入ると思います。
G&Wを語るには、欠かす事の出来ない作品である事は間違い無いでしょう。
■本体解説:マルチスクリーンの「こだわり」
「ゲーム&ウォッチ・マルチスクリーン」の詳しい解説は「ドンキーコング」をご覧ください。
このシリーズ、2画面の為にに折りたたみ式になっていますが、
開いたときに平らになりません。不良品?とんでもありません。
上下画面が見やすいように12度角度を取ってあるのです。
(本体裏の出っ張り→右写真参考)
こんな所からも任天堂の「G&W」に対してこだわりが感じられるのでした。
ただ、マルチスクリーンシリーズは閉じた時に本体をロックするプラスチックの
止め具部分が壊れやすいのか、私のを含め、友人の持っているマルチスクリーンの
多くが既に破損していたのでした。(涙)

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オイルパニック
OIL PANIC
(GAME&WATCHマルチスクリーン・任天堂)
Written by T鈴木
初のマルチスクリーン
オイルパニックは任天堂ゲーム&ウォッチシリーズ初のマルチスクリーンとして、1982年5月28日に発売されました。「♪マ~ルチ&マルチ」という外人さんが嬉しそうにゲーム&ウォッチを持っているTVCMが懐かしいですね(笑)。第1回で紹介した??ぢドンキーコング」同様、こちらも大ヒットしました。
ガソリンスタンドはまさにパニック!!
パイプから漏れてくるオイルをバケツで受け止めます。バケツには3滴までしかオイルが入らないので、いっぱいになったら下に捨てなければなりません。下にドラムカンを持った人がいるので、うまくドラムカンに入るようにオイルを捨てましょう。ドラムカンのない所に捨てるとミス。通行人がオイルまみれになります。
評価が分かれるゲーム内容
初のマルチスクリーンとあって、珍しさからか、結構みんな買ってました。う~ん・・・・でも筆者は同シリーズの「ドンキーコング」「グリーンハウス」の方が好きだったかな(笑)。上下の画面を上手く使っていることには違いないですが、結局は自機を左右に動かすだけのゲーム内容ですからね。従来のワイドシリースと一緒っていうか。(^^;) 
でもこの「オイルパニック」、電子ゲーム史に名を残すタイトルだということに違いはないです。マルチの中では手に入りやすいほうだしね。
参考文献:ゲームウォッチ大作戦(花華留多)

週刊電子ゲームレビュー
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■懐かしい電子ゲーム時代
1979年頃,パドルでボールを打ち返すテニスゲームを組み込んだTVゲームが主流の頃にLED(光表示)などを採用した
電子ゲームが登場します。電子ゲームはTVモニタを必要としない主に電池式に携帯ゲーム機です。
LSIゲームとも呼ばれる電子ゲームはTVゲームと違って大抵1種類しかゲームが出来ませんが,
TVゲーム機に比べて安い事(TVゲームが1万~2万なのに対して電子ゲームが5~6千円)や,
バリエーションが豊富な点で子供達の間に徐々に浸透していきました。
1980年に任天堂がゲームウォッチを発売し,電子ゲームブームが訪れます。
このブームのおかげで,沢山のメーカーから電子ゲームが発売されました。
しかし,電子ゲームで使われているLEDやLCD(液晶表示)やFL(蛍光管表示)という技術は,
パターン(キャラクタ)を重ねる事が出来ない為に動きがコマ送り状になってしまうばかりでなく,
画面内に配置されるパターンの数が限られるためにうまく作らないと他と似たり寄ったりの内容になってしまうのです。
ゲーム内容的には何かを受け止めたり,パックマン・インベーダ・ギャラクシアン型のゲームが主流でしたが,
感受性豊かな子供達はよほどアイデアを練り混んだ「面白い」ゲームでないとじっくり遊んでくれません。
よって,ゲーム内容が他と同じでキャラを替えただけのゲームでは子供達は振り向いてくれないのです。
電子ゲームと言えども高額玩具である事には変わりません。1年の間に幾つも電子ゲームを買ってくれる家庭はそうなかったと思います。
子供たちは慎重にゲームを選ばなければならない,メーカーは面白いゲームを作らなければ売れない・・・・・。
「面白さ」を通しての一種の駆け引き,真に「面白さ」を追求していた時代かも知れません。
そんな電子ゲームブームも「ファミリーコンピュータ」の登場で,意外にも短い期間で幕を降ろします。
近年,ゲームはグラフィック・サウンド共にもの凄い勢いで進化しています。
しかし,ゲームも複雑になり気軽に,そして簡単に遊べるゲームが少なくなって来ました。
このページは当時電子ゲームを遊んだ方が懐かしんでもらおうと作成しました。
ここに掲載された電子ゲームを見て,押し入れから眠っているゲームをプレイしてくれたら幸いです。
あなたも当時夢中になって遊んだ電子ゲームのあのピコピコ音を思い出してみませんか?
■電子ゲームに対するメーカーのこだわり
電子ゲームには,同じメーカーでも様々な機種が存在します。
電子ゲームはどうしてもゲーム内容が単純になってしまうのでメーカーも最新の技術を駆使して
子供達の目を引こうとします。例えば,太陽電池を組み込んだり,三角柱で三面にスクリーンを搭載し回しながらプレイするものや
腕時計式のもの,中には必然性を疑う様なプラモデルの中に電子ゲームを組み込んだものやAMラジオ付きのものも存在します。
パックマン型のゲームや,業務用筐体を意識したゲームなど「見ても楽しい」のが電子ゲームの特徴で,当時の友達への自慢のネタにもなりました。
電子ゲームの発売していたのは主に任天堂,バンダイ,エポック,トミーなどでした。
任天堂は「ゲーム&ウォッチ」で一躍トップメーカーに,バンダイは「質より量(質もそこそこ良い)」,
エポック・トミーなどはFLゲーム機にて業務用に迫るクオリティを実現していました。
他にも,学研もかなりの数の電子ゲームを発売しており,当時本当に「この会社は『学習』研究社なのか?」と疑ったほどでした。
電子ゲームの初期の頃はオリジナル作品が多かったのですが,当時放送していたアニメーションを基にしたゲームも登場する様になります。
電子ゲームでアーケード作品(又はパクリ)はたくさん出ていましたが,LCDなどの特性上,かなり移植が難しかったようで,
キャラの知名度でそれなりに売れるアニメキャラ使用の電子ゲームをバンダイ,ポピー,ヨネザワ玩具などからかなり発売されました。
 私自身,「電子ゲーム」はこの1979年~1984年位までに発売されたLSIゲームの事を差すと思っています。
いまのLSIゲーム機はどことなく作りが安く,なんせメード・イン・ジャポンじゃないので,
もう心を振るわせる程の電子ゲーム機が登場しないのかと思うと少し寂しい思いがします。
■電子ゲームを手に入れるには?
さて,20年近く経った今,電子ゲームを手に入れる事は可能でしょうか?
答えは「可能」です。ただし,商品の入れ替えが激しい量販店では手に入らないと思います。
秋葉原などでレトロ商品を扱っている店がありますが,とんでもない価格設定(レア価格)をしている場合もあります。
そこで,ローカルな玩具屋を狙いましょう。「昔,通ってたけどいつの間にか行かなくなったおもちゃ屋」にもう一度足を運んでみましょう。
ただ,パッと見ただけでは見つからない場合があります。
ショーケースの中のファミコンソフトなどの奥を注意深く見てみましょう。意外と手に入らないモノが手に入るかもしれませんよ。
ただし,結構年数が経っている為に壊れている可能性があります。注意しましょう。
「壊れているかもしれないけど買う」と「買わない」とで,マニア&一般人を分ける事が出来るでしょう(笑)←ちなみに私は前者です(^^;)
   
Jun Amano's Homepage
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ゲーム研究所3948
http://hori3948.g2.xrea.com/ff2/index.html
http://hori3948.g2.xrea.com/
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あのゲームをもう一度。
https://shamirgame.blog.fc2.com/

techno-dependency
https://blogs.yahoo.co.jp/kawasaki19600207
https://blogs.yahoo.co.jp/kawasaki19600207/folder/448815.html
















1982年5月22日土曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ




[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ
恐怖の無人島(KYOFU NO MUJINTO)
バンダイ/LCDソーラーパワーシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
ゲーム性 ★★★
攻守を織り交ぜた内容は評価出来るが、少々のんびりした印象。
操作性 ★★★
問題なし。
キャラクタ(画面) ★★★★
バンダイの電子ゲームキャラは良いっ!
サウンド ★★
電池式のゲームに比べれば貧弱だがソーラー式でサウンド有りは評価出来る
ハード ★★★★
他社のソーラー製品に比べ、ダントツに良いボディ!
総合 ☆☆☆
ソーラーパワーシリーズの名に恥じないゲームだが少々インパクトに欠けるかも
     
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(上)やっとの思い出で一命を取り留めた遭難者を容赦なく襲うサメの姿・・・。
左端に島が見えたら速攻で上陸せよ!






■ゲーム解説:SOS!!サメと対決、サバイバル(パッケージより)
カメラが捕らえた決定的瞬間!
恐怖!飛行機の墜落現場!はたしてパイロットは助かるのか・・?!
(上)やっとの思い出で一命を取り留めた遭難者を容赦なく襲うサメの姿・・・。  
あなたは「無人島に行きたい」と思った事がありますか?
無人島=夢の楽園・・・。無人島に行けば、苦しい勉学・仕事から解放されて自給自足でのびのび暮らせる・・・。
これは誰でも描く「夢」でしょう。
(「夢の楽園」な「オイシイ所・痛い所」などはレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』で
克明に描写されてましたね。)
私は「無人島」と言えば、1972年1月24日にグアム島密林から奇跡的生還した横井庄一軍曹の
ニュースを思い出します。(と言ってもリアルタイムにこのニュースを観た訳ではないのですが ^^;;)
もしかしたら、ゲームの誕生の背景には、このニュースが題材になっているのかもしれませんね。
(あ、ゲーム発売から10年前のニュースだから少々無理があるかも・・ ^^;;)
横井氏にとってグアム島密林での生活は辛いものだったに違いありません。
「夢の楽園」でありたい無人島・・・・。
しかし、このゲームもタイトルの通り、主人公(遭難者)にとってあまり良い存在では無いのです。
さて、どの様な「無人島」になっているか、ゲームを始めて確かめてみましょう!
ゲームは第1パターンから始まります。
いきなり飛行機が墜落して、主人公が漂流してしまいます。
無地、海に不時着し、何とか一命を取り止めたパイロットですが、物事はそう上手く運びません。
広い海に人間がただ一人残された場合は必ずサメが出てくると相場は決まっているからなのです。(^_^;;;;
(電子ゲームではサメは悪役の人気者で、かなりの数のゲームで登場します。 ^^;)
このゲームも例に漏れず、非情にもしっかりとサメが襲ってきますので、
[LEFT][RIGHT]キーを使ってサメを避けましょう。(10点加算)
(もちろん、サメに襲われると1ミスになります。)
このシーンでミスせずにサメを避け続けて100点以上得点すると、時折左端に無人島が
現れるようになります。島が現れたら[LEFT]キーを連打して主人公を左端まで移動させて
上陸させれば、このパターン終了!ゲームは第2パターンに移ります。
この第1パターンではサメのキャラクタの配置が変則的なので、
避けるのが少々難しいかもしれません。
幸い、サメと遭難者(主人公)が蜂逢わせになっても、ミスになるまで少し時間がありますので素早く行動する事がミスの減少・・・高得点へのカギになるでしょう。
サメの襲撃を避けつつ、無事に上陸出来てホッと一息・・したいのですが、そうはいきません。(涙)しつこいサメが無人島まで襲いかかってくるのです。もしかして飢えているのでしょうか。しかし、このパターン2では遭難者は棍棒を持っているので、反撃出来るのです。これまでの恨みを晴らすべく、サメを退治しまくりましょう!(笑)
(パターン1)
生き延びる為にはサメを避けてまくれ!
パターン1画面:生きる為には避けまくるんダ!
左端に島が見えたら速攻で上陸せよ!
島を発見したら、速攻で上陸だ!!
(パターン2)
ココナッツを避けながら、サメを退治せよ!
パターン2画面:ココナッツを避けつつ、サメに逆襲ダ!
「痛てッ!」ココナッツに当たる遭難者
ココナッツに当たると、棍棒を振る動作をするのは何故だろう?  ところが、無人島の1本しか無いヤシの木から、なんとココナッツが雨の様に
降ってきて、遭難者の行動を妨害してくるではありませんか! ^^;;;
これにあったらひとたまりもありません。ココナッツを避けた結果、サメを退治できなくても
ミスにはなりませんので、ココナッツが落ちてくる方法を素早く見極めて、
無理なく確実にサメを退治していきましょう。棍棒を振るには[ATTACK]キーを押します。
サメを退治する毎に20点加算されます。
サメとの遭難者の当たり判定は甘めに設定されているのですが、サメが出てきて
しばらくしてから退治しにいくとキャラクタが重なった瞬間にミスになる場合がありますので
注意が必要です。
このパターンでサメに噛まれたり、ココナッツにあたると1ミスとなり、舞台は
パターン1に戻ります。
パターン2でミスせずに500点を得点すると、出てきたイカダに遭難者が
飛び移り救助船に乗って500点のボーナス点が加算されます!
そして次の飛行機が墜落し(笑)、次の遭難者が海に投げ出され(汗)、
舞台は再び海の中へ戻ります。(^^;;;
 このゲームをプレイして思った事は少々のんびりした感じを受ける事です。
ソーラーパワーシリーズの宿命でしょうか、サウンドが貧弱なのも、
のんびりした印象を後押しする結果となっているのです。
また、ボーナス制度もゲーム進行の一部の演出にしか見えず、
自動的に加算される方式ではなく、「謎のピラミッド」等の様な条件制「~したらボーナス点」にした方が
有難味があると思いました。
(同じのシステムでも「バクダンマン」等はテンポが早いので、ボーナス加算時にはインターバルにもなって
有り難い存在なのですが・・)
とは言え、当たり判定を易しくなっていたり、効率の良いキャラクタの配置はさすがバンダイ、
名シリーズに恥じない出来と思わざるを得ません。
ソーラーパワーシリーズを集める際に外せない1作ですので、ぜひ手に入れて遊んでみて下さい。
■本体解説:電子ゲームの人気ブランド・シリーズ!
「LCDソーラーパワー」シリーズについては、「大脱走」「激戦!Uボート」をご覧下さい。
太陽電池を用いた電子ゲームは電子ゲーム全盛期(1982年頃)から様々なメーカーで登場しましたが、中でもバンダイ製のこのシリーズは本体デザインがコンパクトの様に折りたたみ式で
とても良く、ゲームに2パターン制を用いたりして、人気ブランドとしてしっかりとした地位を確立していきました。
本体のカラーリングもゲーム内容にマッチしていて「緑色」、
まるで、無人島に生い茂る木を意識したようなカラーになっています。
本体デザインについては電車の中で女性が化粧をすべくコンパクトを出すと思いきや、ソーラーパワーを取りだす・・・と言った事があっても良かったんじゃないかな~と常々思います。(笑)
ただ、ソーラーパワーダブルパネルシリーズはやりすぎ感がありますけどね・・。
     
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1982年5月21日金曜日

[ゲーム][LSDゲーム] 学研,アミダー(AMIDAR)(1982)~業務用ゲームの電子ゲーム移植版




[ゲーム][LSDゲーム] 学研,アミダー(AMIDAR)(1982)~業務用ゲームの電子ゲーム移植版
アミダー(AMIDAR)
学研/1982年頃
(C)1982 KONAMI/GAKKEN 
ゲーム性 ★★★★★
テンポが良く遊びごたえがある内容!
操作性 ★★★★
多少操作しにくい部分もあるが反応の良いスティック
キャラクタ(画面) ★★★★
ブタ・モンスターやフルーツなど賑やかな画面!
サウンド ★★★★★
寂しさを感じない賑やかなメロディ!
ハード ★★★★
デザインは良いと思うが、少々大きいかも。
総合 ☆☆☆☆☆
業務用そのままと言っても過言では無い!プレイ必須だ!
     
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■ゲーム解説:業務用そのままの「遊べる」電子ゲーム!
アミダーのゲーム画面
アミダーのゲーム画面
ちゃんと迷路状に線が引いてあります  
昔のコナミは良かった・・。黎明期の業務用ゲームやファミコン(FC)・MSX等で数々の良質ゲームを発売、多くのファンを魅了してきました。
そして、ナムコやタイトーなどと共にゲーム文化の発展に大きく貢献した大手ゲームメーカーです。
「グラディウス」「ツインビー」はご存知の通り、大ヒットとなって看板シリーズとして現在でも続編が登場しています。
特にコナミはMSXにも非常に力を入れており、他機種同様に名作ゲームを次々連発、「コナミ無くしてMSXは語れず」と言っても過言では無かったのです。
私はFCの「沙羅曼蛇」「グラディウスII」の渾身の出来に感激し、MSXの「メタルギア」でデータレコーダーをピーピーガーガー言わせながらMSXFAN片手にクリアしたり、「グラディウス2」等に搭載されたSCC音源の音色に胸を打たれたものでした。懐かしい思い出です・・・。
(さすがに最近のジャレコの「VJ」を巡る争いには興ざめしましたけど。^^;;;;)
さて、話は横道に反れましたが(反れすぎ ^^;)、電子ゲームの発売された頃のコナミのゲームと言うと「フロッガー」「スクランブル」「スーパーコブラ」等があります。
聞き覚えのある方が多いかと思いますが、コナミのゲームの多くは電子ゲームに移植されているのです。
今回紹介する「アミダー」も業務用で、アイデアが光る佳作といったゲームでしたが、気になるのは制限の多い電子ゲームへの移植具合。
あまりにアレンジが掛かりすぎても、「マリオブラザーズ」の様な秀作で無い限り、業務用ファンを魅了する事は出来ません。
はたして、電子ゲーム版「アミダー」はどのような出来になっているのでしょうか?
 「アミダー」・・この名前を聞いてピンと来ない人はまずいません。(笑)
ゲームフィールド上がアミダ状になっているから付いた名前でしょう。
安直かもしれませんが、世の中の商品名なんて皆こんなもんです。
(例えばNTT関連で言えば「ドッチーモ」「テレホーダイ」等とか、
最初聞いた時はギャグかと思いました。それと「~くん」と言う名前が
付けられている場合は大抵その商品の内容から付けられている場合が
殆どです。要するに聞いてすぐ分かる名前にしているんですね。^^;;)
電源スイッチをゲームAにするとデモンストレーションが始まるので
JUMPボタンを押すと、メロディが鳴ってゲームスタート!
(ここでピンッと来た方はかなりのゲーム通です!このメロディ、
なんと業務用のメインBGMなんですね。なんだか学研の意気込みが早くも
感じられますね。)
☆「アミダー」キャラクタ紹介☆
ブヒブヒ~ッ!食いしん坊で悪かったナ! (ブタ)業務用でもアミダくじだけの役回り
だったけど今度は主役さ!
ブタめ・・いい気になるなよぉ~。 (モンスター)俺達ゃ仲良し3人組~。
おっと、でもタイムボカンのヤツらとは
違うぜ。(意味不明)
八百屋じゃないけど、おいしいフルーツはいかが? (フルーツ)
色とりどりのフルーツがゲームを
賑やかにする!
どんどんフルーツを出して、
得点稼ごうゼ!
パワーアップの秘密も隠されているゾ!
ゲームA画面:どんどん食え!
迷路を頭にたたき込んでとにかくエサを食べまくれ!
ゲームAではエサを食べると
フルーツが出現!
エサを食べるとフルーツが出現!  ゲームAでは、アミダ上のフィールドにエサが散りばめられています。
ブタを動かしてモンスターを避けながらエサを全て食べてしまいましょう。
(業務用では訳の分からないキャラばかりでしたが、
変更された電子ゲーム版のキャラの方が可愛くて良い感じです。)
エサを食べる毎に10点が加算されます。アミダ状の迷路にはフルーツが
隠されており、周辺のエサを食べるとフルーツが出現、20点が加算されます。
ゲーム開始初期からモンスターが3匹とキツイ設定ですが、もしモンスターと
ぶつかりそうになったら、JUMPボタンを押す事で1パターンで3回、回避できます。
全てのエサを食べると1パターンクリアです。
尚、四隅のフルーツを出現させると、一定時間無敵になって敵に逆襲出来ますので
エサを1つだけ残しておき、タイミングを見計らってパワーアップするなど有効に
利用しましょう(モンスターを1匹目は10点/2匹目は20点・・と得点が加算されます)。
このゲームAでは「パックマン」風な内容となっていますが、テンポが早く
フルーツ出現やゲーム音の賑やかな演出が手伝って一味違う内容となっているのです。
ゲームAやゲームBを1パターンをクリアするとアミダくじのボーナスゲームが楽しめます。
移動しているブタをJUMPボタンで止めて、アミダくじをスタート!
(私はこの時、「あみだっくじ~あみだっくじ~・・」と言う「オレたちひょうきん族」の「タケちゃんマン」で出てきた「アミダババァ」の歌が思い浮かんでしまいます・・。)
無事、アミダくじが成功するとボーナスとして100点が加算されます。
アミダくじ上でのブタの動きは決まっているので、止める位置を把握しておく事も高得点のカギと言えるでしょう。
エサを全て食べてパターンクリア!
フルーツのお陰で画面は非常に賑やかだ!
フルーツ一杯で賑やかなクリア時画面
 ゲームBではゲームAとは全く違う内容になっています。
今度はブタを動かすと足跡(点)が出来ます。足跡で四角く囲うとフルーツが
出現します。フィールド上を全ての足跡で埋めると1パターンクリア。
ただし、囲う途中で別な場所を(四角く)囲おうとすると、今までの付いてきた足跡が
消えてしまいますので注意してください。このゲームBこそアミダーの醍醐味でしょう。
敵を避けながら足跡を全て埋めるのは容易な事ではありません。
このアミダー、ボーナスゲームのアミダくじはもちろん、緊急回避の要素、パワーアップ要素や2種類のゲーム構成・メロディなど、業務用ファンもうなずく再現度です!学研の移植にこだわり・意気込みがヒシヒシ感じられるのです。
電子ゲーム版を先にプレイした人が、タイトルを伏せて業務用をプレイしても何のゲームか分かる位だと思って差し支えないでしょう!
強いて違う所といえば、業務用では2種類のゲームを交互に登場させる面構成でしたが、電子ゲーム版ではそれぞれ独立した形になっていると言う事でしょうか。
単に「見た目」のゲーム数を増やしたかったと言うのもあると思いますが、おそらく業務用と違い電子ゲーム版では2種類のゲームの見分けが付かないと言った理由もあるのでしょう。
ゲームBではモンスターを
避けながら
足跡を付けまくれ! グルッと回ってフルーツ出現!
モンスターを避けながら、画面一杯に足跡を付けるんだ!
足跡で囲むとフルーツが出現!
囲っている最中に他の四角を
囲もうとすると
足跡が消えるので注意!!
ボーナスゲームのアミダくじ。
ブタの動くパターンを覚えよう!
素早く動くブタを止めて、アミダくじ開始!!  このゲーム、画面がカラフルなだけでなく、フルーツ出現などの効果的な演出、
軽快で多彩なメロディも、テンポが良いゲーム内容をさらに盛り上げているのです。
この三拍子はそう実現できるものではなく、「アミダー」自体が電子ゲームに向いて
いるのと、電子ゲーム上でそれを見事に再現した学研の技術の現れでしょう。
(カラフル・メロディが休み無く鳴っているバンダイの「きてよ!パーマン」は
それほど盛り上がりません。これはゲーム内容にも問題があったのかもしれませんが・・。)
しかし、悲しい事にこの機種(同シリーズ)には「ディグダグ」がありました。
業務用の「ディグダグ」は当時爆発的人気、ナムコの看板ゲームと言っても過言では
ありません。電子ゲーム版でも、その人気を反映してか「アミダー」よりも
「ディグダグ」の方が人気があったのでした。
はっきり言って、電子ゲーム版では面白さにおいて「アミダー」は「ディグダグ」
より数段上だと思います。レア価値など抜きにして、遊んでいただきたいゲーム、
それが「アミダー」です。そろそろ正当な評価をされても良いかと思う今日この頃です・・・。
当たり~!ボーナスゲットだ!
アッミダくじ~、アッミダくじ~・・でボーナス100点!
■本体解説:見た目と実用性を兼ねたデザイン
アミダー本体クローズ時  本体機種には「アミダー」の他に「ディグダグ」「ジャングラー」があります。
折りたたみ式のこの本体、さぞかしコンパクトになっている事と思いきや、
かなりのデカさです。当時、電子ゲーム本でさぞかし小型化しているだろうと思っていた私は
ゲーム機本体を見て驚いてしまいました。
単2乾電池×4本使用とくれば、本体がかなり大きいと想像できますね。
私個人では「ボンブマン」並に小型化していれば何処でも持ち運びが出来て嬉しいのですが、
これが「アメリカンスタイル」・・いや、「アーケードスタイル」なのでしょう。
がっしりした本体、大画面、派手なメロディ、そして多い消費電力・・(笑)。
FL機には「小型」は似合わない・・当時の電子ゲームのラインナップから見てもそう感じ取れます。
この機種、レンズ使用の拡大画面やレバー・ボタンの位置など本体デザインは良いと思います。
画面を閉じるとレバーなどの操作部分が隠れるのも特質すべきところです。
ただ画面を閉じた時に見える本体上部のアミダーの絵がシールと言う若干頂けない部分もありますが・・。
実用性と見た目の両方を兼ね備えたデザインとしては参考になると思います。
■備考:電子ゲームは「知育トイ」です?!
とにかくカラフルな画面の「アミダー」。
もっともっと堪能したい!・・と思ったアナタに朗報です!
説明書に記載されていないのですが、JUMPボタンを押しながら電源を入れると、図の様に全パターンが表示されます。
しかも徐々にパターンが表示されていくと言う凝りぶり。
これはもしかしたらテストモードってヤツでしょうか?!
ひょっとしたら業務用の立ち上げ時の画面を意識しているのかもしれませんね。
この抜け目の無い作り、学研製のFLゲームには「力作/名作」と呼ばれるものが
多いのです。
どう考えても、学研にゲーマー魂(根性)を持った社員がいたとしか思えません。
そう思うととても親近感が沸きますね。(当時はTVゲーム業界にも参入してましたし・・)
私は前から思っていたのですが、学研の「フィッシングボーイ」の箱を見ると、問い合わせ先が「知育トイ事業部」になっています。
もしかしたら、電子ゲームは「玩具」じゃなくて(子供の頭脳を発展させる)「教材」だ!!
・・とか言う意気込みで電子ゲームを発売していったのではないでしょうか?
でも、アミダーでは「知育トイ・ホビー事業部」になっている事から「やはり玩具だ」との
意見に落ち着いた・・・と、勝手な想像を膨らませてしまうのですが実際はどうなのでしょう?
     
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1982年5月20日木曜日

[機器][PC] SHARP MZ-700シリーズ

MZ-721




MZ-731





Sharp,MZ-700
名称 MZ-711
MZ-721
MZ-731
発売日 1982年11月?日
定価 MZ-711 79,800
MZ-721 89,800
MZ-731 128,000
CPU Z-80A(3.58MHz)
ROM 4KB (モニタ)
4KB (キャラクタジェネレータ)
RAM メイン 64KB
ビデオ 4KB
テキスト 40x25文字 カラー 8色
80x25
グラフィック なし
(セミグラフィック機能として80x50ドット表示できます)
サウンド 単音8253から出力
外部記憶デバイス CassetteTape 1200 bps(721,731)
インタフェース プリンタインターフェイス
カセットインターフェイス内蔵
アナログジョイスティックインタフェースx2
その他 外部フロッピーディスクは拡張ボードが必要(1F07等が使用可能)
711はデータレコーダー
プロッタプリンタはオプション
721はプロッタプリンタはオプション
HAL研究所より発売されたPCG700を使用すれば文字の形状定義が可能
電源  
寸法  
重量

1982年5月19日水曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,大脱走(DAIDASSO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ



[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,大脱走(DAIDASSO)(1982)~LCDソーラーパワーシリーズ
大脱走(DAIDASSO)
バンダイ/LCDソーラーパワーシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS
ゲーム性 ★★★★
看守の目を盗んでの鉄格子ギコギコのスリルが最高!
操作性 ★★★★
操作良好!
キャラクタ(画面) ★★★★
バンダイキャラって本当にいいよねって思わせるゲーム
サウンド ★★
ソーラーパワーでは、仕方がないのか?演出が良いだけに惜しい!
ハード ★★★★
他社のソーラー製品に比べ、ダントツに良いボディ!
総合 ☆☆☆☆
ソーラーパワーの中では1、2番のデキだと思います!

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■ゲーム解説:看守の目を盗んでいるわりにはバレバレ?(笑)
大脱走の第1パターン画面(牢の中)  私がソーラーパワーの存在を知った時、かなり衝撃を受けました。
今まで、電子ゲームを毎日何時間もプレイしていた為に電池代もバカになりませんでした(少ないお小遣いなので)。
それが、ソーラーパワーでは太陽電池の為にボタン電池不要・・・0円になる・・・。
どうして太陽の光だけでゲーム画面が出るのかとオロオロするばかりでした。
後になって考えれば太陽電池式の電卓(ソーラー電卓)が既に出ているんだから、
太陽電池式のゲームが出るのは時間の問題だったのかもしれません。
しかし、当時の私は小学生だったんで電卓なんてロクに触っていないので
ソーラー電卓なんて知る由もありませんでした(汗)。
(それどころか電卓を使ってちゃんと計算しなければいけない仕事なんてあるのか・・と思っていたくらいです)
 さて、大脱走ですが、プレイヤーは何故か捕まっています。こうなると目的は一つ、脱走するだけです(笑)
いじわる(?)な看守は常時、見張っています。プレイヤーはベッドで女性のボスターに見とれているふりをします。
看守がいなくなった隙に鉄格子に近づき、隠し持っていたノコギリで鉄格子をギコギコ切っちゃいます。
看守がドアを開けた時にベッドに戻っていないと、脱走計画がバレてしまってミスになります。
鉄格子を1つ切る(鉄格子の前でLEFTキーを10回押す)と10点加算されます。3本切ると無事外に脱出出来ます。
実はこの看守、かなりのやっかい者でフェイントのオンパレードです。連続でドアを開けたりしてイヤな奴です。
本当に看守の目を盗まないと脱出出来ません(笑)。頑張って脱出しましょう!(題材がヤバい様な気がしますが・・・)
あと、ずっとベッドにいればいいじゃないか・・と思われますが、ベッドに20秒間以上寝ていると、自動的に移動させられます。
大脱走のミス時画面
大脱走の第2パターン画面(牢の外)  脱出成功!・・と思いきや、なんと既にバレバレ状態・・(笑)
数限りない警察犬が襲ってきたり、看守はピストルを発砲しまくったりと、
地獄絵図そのものに見えます(汗)。脱走者を殺す気でしょうか?
プレイヤーは当然、これらを避けなければいけません。警察犬の攻撃を避ける毎に10点加算されます。
向こうに仲間のクルマがある時に駆けつけると、無事脱出成功で500点のボーナスとなります。
牢の外で警察犬に襲われたり、看守の銃に当たってもミスにはならずに牢屋の中に戻されます。
この辺はバンダイのソーラパワーで良く使われているシステムです(ミスは第1パターンのみ)。
このゲーム、牢屋の中と外とでは全く違うゲームになっていて、本当に感心させられます。
バンダイのキャラはなかなか漫画的で表情豊かで良いと思います。
看守の目を盗んで鉄格子をギコギコ・・・これはかなりスリリングな行為です。一見の価値ありなゲームだと思います。
■本体解説:閉じれば非常にコンパクト!電池代不要の凄いヤツ!
上のゲーム解説でも書きましたが、太陽電池式の為にボタン電池などは一切必要ありません。また、コンパクトの様に閉じる事が出来ます。
ソーラーパワーシリーズには他に「天国と地獄」「謎のピラミッド」「恐怖の無人島」「激戦!Uボート」「謎の沈没船」等があり、
液晶板を2枚使って、しかもジョイスティック装備のソーラーパワー・ダブルパネルがあります。
ダブルパネルシリーズには「エアポート・パニック」「悪霊の館」「秘境!アマゾン」「Mr.フランケン」等があります。
LCDソーラーパワーはサウンドを装備している為か、蛍光灯などの弱い光には反応せず、昼間の明るい時や電気スタンドの下でないと動きません。
■当時の思い出
このゲームは、友人のA.Y氏に借りてプレイしました。
個人的にはソーラーパワーの中では「謎のピラミッド」の次に好きな作品です。
ソーラーパワーのボディって白いから、時が経つと黄色く変色しちゃうんですよね。
個人的にこの部分がイヤです(笑)

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