テスラの「世界システム」
ニコラ・テスラの世界システム
ニコラ・テスラは真に天才科学者だった。
だが、天才はその時代には中々受入れられないのが常である。
彼の才能は狂気と混同される事さえ少なくなかったのだ。
宇宙と霊界と科学の接点
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7073/tesura1.htm
http://hiroshima.cool.ne.jp/h_sinobu/
エジソン等と比較にならない尺度の大きさ
1943年1月7日の夜、86歳になる一人の老人が、マンハッタンのニューヨーカー・ホテルの一室でその長く波瀾にとんだ生涯を終えた。
最後を看取った者は誰もいない、
孤独な死であった。
翌朝、老人の死がメイドによって発見されると、生前の知人達の手によって直ちに葬儀の準備がなされた。
葬列は寒風の吹すさぶ冬のマジソン街を葬儀場に向って黙々と進んでいった。
ところがその頃、老人が息をひきとった部屋では、その静かな死とは対照的に慌ただしい事態が起っていた。
葬列がホテルを出て間もなく、突如FBIの捜査官達がこの部屋に乱入したのである。
彼等は部屋を厳重に捜査し、老人が保管していたと思われる1個の小さな金庫を見つけると。無理矢理こじ開けて、複雑な数式や図面が描かれた書類の一切を抜取った。
そして再び影も残さずに立去ったのである。
一方、葬儀がとり行われた教会堂でも奇妙な事が起っていた。
しめやかな弔辞を述べられている最中に、突如まばゆいばかりの太陽光線が天窓を貫き、棺を光の衣で包んだのである。
会葬者達は思わず息をのんだ。
棺は神の祝福を受けたかの様に清らかな光を発し、教会堂は荘厳な光で満たされた。
そして後日、葬儀中の教会堂内を写した写真が仕上ると、そこには信じ難い映像が移っていた。
それらは何れも教会堂内部を隅々まではっきり映し出しているにも関わらず、会葬者達の姿は全て輪郭が呆けていたのである。
この不思議な老人の名はニコラ・テスラという。
とはいうものの、今日彼の名を知る者は少ない。
電気工学の知識を持つ者であれば、交流の実用化に貢献した
「テスラ・コイル」
の発明者として、テスラの名に触れた事があるかもしれない。
確かに手元の百科事典を引いてみると、ユーゴスラビア生れの電気技師、発明家としてのテスラについて何がしかの知識を得ることは出来る。
火花放電を利用して数百kvの高電圧を発生させ、自由に送電する事を可能にしたテスラの業績は、今日の電気事業の発展の上で計り知れない貢献をなした。
しかし、ニコラ・テスラという人物の全体像を知った者には、それが、彼の業績の極一部分でしかない事が分るだろう。
テスラについての記述の中には、彼が1912年にエジソンと共にノーベル賞候補とされた事から、彼は「エジソンと肩を並べる発明家」とみなす者もあるが、
とんでも無い事である。
あえて彼を「発明家」とみなすとしても、エジソン等とは比較にならない桁外れの尺度を持った発明家であったのだ。
と云うのも、彼の見果てぬ夢であった
「世界システム」
という構想は、地球そのものの電気振動と共振(共鳴)して、莫大なエネルギーを殆どタダで、しかも無限に得る事の出来るものであったのである。
これは革命的な構想であった。
しかし余りにも革命的であり過ぎた。
高エネルギーが地球上のどこからでも無限に得られるとなれば、当然、それまでエネルギー供給を独占した企業(メジャー又はロックフェラー系列(スタンダード石油))や国家の利益と真正面から対立する事になる。
これが現在、テスラの名が殆ど抹殺同然にされるに至った大きな事情である。
”自分は自動人間(オートマン)なのだ”
にも関わらず、テスラの「世界システム」は今日再び熱い視線を集めている。
だがその視線の奥には、何やら暗い云い回しげな炎が燃えているようである。
即ち兵器としての、それもレーザー光線や素粒子ビームの威力を遥かに越えた究極兵器としての「世界システム」の利用である。
実はテスラの死後、彼の部屋からFBIが持ち去った書類は、この
究極兵器(スカラー兵器、又は重力波兵器、昔の名では超能力兵器、「気」を利用した兵器)
に関する物であったと云われている。
彼等は、究極兵器の秘密が外部に漏れるの恐れて、テスラの死後、いち早く彼の論文類を差し押えたのである。
勿論テスラ本人も、「世界システム」が人類にとって両刃の剣になる事を承知していた。
それでも彼は「世界システム」が人類を必ず幸福にするであろう事を深く信じていたのである。
宇宙と霊界と科学の接点
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7073/tesura1.htm
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では、一体「世界システム」はどの様に構想されたのか。
テスラの生涯を追いながら見て行く事にしよう。
ニコラ・テスラは1856年7月9日の深夜に生れた。
場所はユーゴスラビアのクロアチア共和国スミリアン村であった。
父はギリシア正教の牧師で、母も代々牧師という家の出であった。
ニコラには姉が二人、妹が一人、そして兄が一人いた。
兄はデンという名で、7歳の時既に天才と呼ばれる程秀でた能力の持主であった。
ニコラ自身、この兄
「生物学的に説明する事が出来ない程稀にみる天才的知性」
を持っていたと述べている。
ところが、あらゆる点でニコラより抜きん出ていた兄デンは、12歳という若さで不慮の死を遂げてしまう。
デンの死は幼かったニコラに強い衝撃を与え、後々までも彼の潜在意識に深い影響を及した
(これで、分るように千乃先生も優しい親に育てられているのを忘れた恩なし人間になりそうである。
千乃先生が何を云うとも、親を大切にする方向にスカラー波を考えなければならない!忍)。
物心ついた時には既に彼は技師になりたいと思うようになり、身の回りに有る物で様々なユニークな発明をしていた。
だがニコラが後年、稀有の天才発明家と呼ばれるまでに至るには、別の重大な要因があった。
それは、彼を少年時代から悩ませ続けていた幻視癖(透視。霊体によって見せられている。)であった。彼は述べている。
「少年時代、私は幻影に悩まされた。
それはしばしば強烈な閃光と共に現れた。
それが現れると、視野の中に現実の物体は失せ、思考や行動も妨げられるのだった。
それらの幻影は、かって私が実際に見た事のある物や景色であり、決して私が想像したものではなかった。
ある言葉が私に発せられると、その言葉が喚起するイメージがいきいきと私の脳裏に映り、時として、そのイメージが現実のものかそうでないのか、私自身見分ける事が出来なくなる事があった」
だが、17歳になって、彼が発明家の道に進む事を決心すると、この幻視癖が非常に役に立つ事になった。
というのも、彼は何かアイディアが閃いた時、それを具体化するのに図面もモデルも実験も無しに、目の前にありありと思い描く事が出来たからである。
やがて彼は、自分のあらゆる思考、行動が外的な刺戟(霊体による刺戟、今現在は、機械(スカラー波)によって刺戟を与える事が出来る!忍)によって自動的に形成されている事に気付いた。
自分は感覚器官の刺戟によって反応する「自動人間(オートマン)」なのだと痛感した。
この自覚が後に「テロートマティックス」という自律的な運動刺戟制御技術の構想へと発展するのである。
地震発生装置、地球二分割法・・・
オーストリア、グラーツのポリテクニック・スクールを中退したニコラ・テスラは、1881年、ハンガリーのブタベストの国営電信局に務めるようになる。
しかしここは2年足らずで止め、彼はパリのコンチネンタル・エジソン社に職を変えた。
この時既に彼の脳裏には交流モーターの原理のアイデアがあった。
程なくしてテスラの才能を見抜いた社長は、テスラにぜひ渡米してエジソンに会うようにと勧めた。
エジソンとの出会いはテスラの人生における最大の事件だった。
だがエジソンは、テスラの途方もない才能に気付きながらも交流の使用を認めようとはせず、ことある毎に交流の危険性を世界に呼びかけた。
一方、テスラも、露骨なまでのエジソンの批判を撤回させる為に、交流の優位性、安全性を広く知らせる為のショーを催したりした。
彼は、肉体にショックを与えるのは高電圧ではなく高電流である事を、自らの体を貫流させた電流で針金を溶かしたりランプを点灯したりして証明した。
この驚くべきショーは大好評を博し(これは異常である。こういう異常な現象は、今の日本にも起りそうである。
テスラーが大丈夫だったのは、霊体による守護のお陰である有る事を忘れてはならない。!)、
結局、エジソン対テスラの威信をかけた対立はテスラに軍配が上がった。
以後、ナイアガラ瀑布電力会社は交流の採用を決定し、交流は世界に普及していったのである。
エジソンのもとを去ったテスラは、1887年にニューヨークに自分の研究所を設立し、心おきなく自らの研究に集中するようになった。
ここで彼は後年
”マッド・サイエンティスト(狂気の科学者)”
と呼称されるようになる数々の発明や研究に打込んだ。
「地震発生装置」
「地球2分割破壊法」の考案、
「無線操縦装置」
「地球全体の照明装置」
等がその成果である。
これらの研究は一見荒唐無稽のものに思われるが、テスラの知的関心は極めて一貫したものだったのである。
つまり、彼の興味は常に自然界のエネルギーを最大限に引出す事にあったのである。
これは、彼の少年時代の次の様な体験がきっかけとなっている。
ある冬の日、テスラは仲間の少年達と雪に覆われた山に登った。
雪は大変深く積っていた。
少年達は雪玉を斜面に投げつけ、それが転げ落ちながら雪を集めて大きくなるのを見て遊んでいた。
ところが突如一個の雪玉が、斜面を転がる内に見るくる大きくなり、ついには一軒の家程の大きさになってしまった。
テスラを始め少年達は、信じ難い光景に茫然と立竦んでいた。テスラは考えた。
「どうしてあんな小さな雪玉があっと云う間にこれ程巨大な雪玉に成長してしまうのか。自然界には何ととてつもないエネルギーがあるのだろう」
この経験はテスラに強い印象を残した。
そして数十年の後に自分の研究所を持ったテスラは、漸くこの少年の日の疑問にじっくり取組み始めたのである。
彼は、この自然界に潜む巨大なエネルギーをどうしたらそのまま取出す事が出来るだろうかと真剣に考えていた。
そんなある日、テスラは一人山の中を宛もなく歩き回っていた。
すると空が厚い雲で覆われだし、吹雪になりそうな気配が漂ってきた。
彼は雨の当らない所に避難し、怪しげな空を見上げてた。
しかし、空は殆ど真っ暗にも関わらず、雨は中々降出さなかった。
その時突然、空に一閃の稲妻が走った。途端、堰を切ったように豪雨が降出した
●地球の引金を引く「世界システム」
この観察から彼は重大な直観(インスピレーション)を得た。
稲妻の電気的なエネルギーが豪雨を引き起す引金になったのを見た彼は、若し自然界のエネルギーの引金となる電気的効果を見出す事が出来れば、
地球全体の環境を変える事さえ出来るだろうと考えたのである。
そうすれば、砂漠を水で潤す事も、湖や川の造成も、驚く程簡単になる筈である。
こうして彼が取組み始めたのが、「拡大送信機」と呼ばれる高エネルギー発生・送信装置の開発であった。
拡大送信機は高周波振動の電気的共鳴を利用して、巨大な電圧を発生させる装置であり、ニューヨークの彼の研究所では400万Vの高電圧の発生に成功した。
後にニューヨークの研究所が焼け、コロラドに新たな研究所を設けたテスラは、そこで更に大がかりな拡大送信機の実験に取組んだ。
ここで彼は1200万Vに達する電圧を発生させる事に成功した。
この拡大送信機が凄まじい放電の火花を飛ばす傍らで平然と読書するテスラの写真は、マッド・サイエンティスト・ファンなら一度は目にした事があるだろう。
拡大送信機は、高周波振動の共鳴にする増幅作用を用いたものであり、それは丁度、小さな雪玉が斜面を転がる内に巨大に成長するプロセスを電気的に行ったものであった。
だが、テスラの真の狙いはもっと遥かに壮大な事だった。
彼はこう考えた。若し地球自体の定常波を見出す事が出来れば、拡大送信機の高周波と地球との間に共鳴を起す事が出来る筈だ、と。
つまり彼は、地球全体を導体としてエネルギーの発生、送信を行おうとしたのである。
もしそれが出来れば、莫大なエネルギーを低コストで発生させる事が出来、又自由に世界中に送る事が出来る筈である。
そうなれば電信電話は勿論、あらゆる情報やエネルギーが世界中に伝達される巨大な情報ネットワークが形成されるのである。
しかしそれは、現在実現されつつあるような光通信、付加価値通信網(VAN)といった情報ネットワークとは質的に異なる。
テスラの発想はあくまで自然界(地球)自体が潜在的に以ているエネルギーを抽出しようとするものであった。
それは丁度稲妻が豪雨の引金となったように、地球の引金を電気的に引こうとするものなのである。
この様にして作られる地球規模の情報通信網システムを、テスラは「世界システム」と名付けた。
テスラによれば、「世界システム」を構成する要素は、テスラの次の様な5つの発明と技術である。
①テスラ変圧器(テスラ・コイル)
②拡大送信機
③テスラ無線システム
④個別化の技術
⑤地球定常波
④の「個性化の技術」とは、どれ程多重の複雑な信号であろうと、それぞれの信号が独立して混信する事なく送信出来る技術を意味する。
この世界システムが具体的に実現されるとどんな事が可能になるのか。
テスラは、特に生産的と思われる利用法を幾つか纏めている。
それは主に現在、世界中に散らばる電信、電話局を全て相互連絡し、ニュース、文書、音楽の通信を可能にすると云う事である。
だが、とりわけ注目すべきは、船が羅針盤(コンパス)無しで正確な位置と方向を知る事が出来る事や、世界中の時計が同期して動くような機械化(メカニズム)の設定等である。こうした事が可能のは、テスラの電気理論が高速の限界と無関係だからである。地球の定常波から生じるエネルギーは、距離の2乗に比例して減る事も、無くなる事もない(ここの部分は、全ておかしい。宇宙の物理の法則は、ミクロとマクロは統一的に成立っている。ミクロに成立っている法則は、マクロにも通じるのです。だから、地球の定常波だけ、物理の法則に逃れる事という事はない!忍)。
1901年、テスラは具体的な世界システムの構想の為に、ロングアイランドのショアハムに巨大な無線送信塔の建設を始めた。
これは実際に地球を導体としてエネルギーを発生させる本格的なものになる筈だった。
しかし、建設資金が底をついて工事は中断され、アメリカが第一次大戦に参戦した1917年には、危険と云う事で取壊されてしまう憂き目を見た。
壮大な夢の計画は一方的に潰されたのであった。
●「世界は未だ準備が整っていない」
テスラの旺盛な探求心はこの出来事の後も全く衰える事はなかった。
だが、彼の世界システムへの関心は次第にその破局的側面、つまり兵器としての利用に向けられるようになっていた。
1934年にテスラは、何万馬力にも相当するエネルギーを髪の毛よりも細い光線として放射する事が可能な装置について述べている。
その発想は、今日のレーザー光線に極めて似ている。
実際、世界システムを用いれば、如何なる巨大なエネルギーであろうと遠隔誘導によって瞬時にして目的地に送る事が出来るのである。
又彼は世界システムを利用して、遠隔制御型の兵器も構想していた。
しかし、テスラは決して世界システムが軍事的に利用される事を望んでいたわけではない。
彼は平和主義者だったのである。
だが、平和が何もせずに得られるとは考えていなかった。彼は述べている。
「戦争は法的に禁じたとしても、決して無くならない。
強い国の警戒心がなくなったとしても、戦争は終らない。
戦争を停止させるには、強い国も弱い国も自己防衛力を持たねばならない。
幸い、私は防衛の為の完璧な手段を構想した。
若しこれが採用されれば、国際関係に革命が持たされるだろう。
それは、国が大きかろうが小さかろうが、あらゆる攻撃に対して難攻不落に変える事が出来る。
私の発明は大がかりな装置を必要とするが、一度装置が出来れば、人であれ機械であれ、半径300km以内に近づいたものは悉く破壊してしまう事が出来る」
テスラのこの発言は明らかに今日の核抑止力による平和の達成を先どりしている。
テスラ兵器は核兵器の様に目的地につくまでの時間もかからないし、又レーザー砲よりも遥かに大きな威力を持っている。
それは将に究極の兵器なのである。
だが、テスラの平和の願いは果して今日、生かされているだろうか。
米ソ2大大国が歩み寄りを見せ、各方面における段階的な核兵器の削減が実現しようとしているが、それだけで戦争の勃発を抑える事は出来ない様に思われる。
事実、過去に於いては、ソ連軍部はテスラの理論に従った兵器の開発、実験に取組んでいたという噂もあったのである。
アメリカ空軍情報部長のジョージ・キーガンは、1977年にカナダで起った異常な嵐はソ連の素粒子ビーム兵器の実験によって引き起されたものだと報告している。
又カザフ共和国のセミパラチンスクでは、素粒子ビーム兵器の大がかりな実験が行われているという情報もある。
この様な素粒子ビーム兵器の大規模な実験の骨組は、恐らくテスラの理論と関係がある、と多くの軍事関係者が指摘している。
カナダの科学者のアンドリュー・ミクロウスキーに至っては、自信を持って次の様に断言している。
「ロシア人達がテスラのアイデアに基づいて実験を行っている事は極めて明白だ。この実験は世界の気候をも変えてしまう」
テスラが世界という花壇に蒔いた様々な種は、今のところ萌芽したばかりで、どんな実をつけるか未だ見当もつかない。
だが、この不世出の天才が着想した事の顛末が世界の自己崩壊を促す事であるとしたら、余りにも悲しい事である。
テスラが現代に託したものは何も兵器だけではない。前出のアンドリュー・ミクロウスキーは
「地球クリーン・活力協会」
の主宰者でもあるが、彼はテスラの理論と20世紀の神秘学者ルドルフ・シュタイナーの自然農法とを2本の柱として、今後における新しいエネルギーのあり方を考察している。
地球規模でエネルギー危機が叫ばれている今日、其処にどんな可能性が開かれているのか、我々には知る由もない。
只、テスラの次の言葉に、悲運の天才学者の未来の洞察を感じ取るのみである。
「私の計画は自然の法則(自然の法則と云うよりも、自然の法則を預っている霊界の守護霊によって統制されている。
今、現在は天上界は、スカラー波研究を真剣に行い、防衛の準備に整えるようにおっしゃっている!忍 )。
世界は未だ準備が整っていない。未だ早すぎるのである。だがこの法則も最後には浸透し、勝利をもたらすだろう」
宇宙と霊界と科学の接点
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7073/tesura1.htm
http://hiroshima.cool.ne.jp/h_sinobu/
20xx年の手紙
http://www.hk.airnet.ne.jp/~jugoya/
パナ・ウェーブ研究所
http://web.archive.org/web/20021125161626/http://www.panawave.gr.jp/#
読者投稿ページ(超歴史研究)
http://www.page.sannet.ne.jp/tsuzuki/toukou.htm
ガブリエル次期大王様が推薦する動作管理機
http://www.emzshop.com/syouhou/
2004年1月26日月曜日
2004年1月25日日曜日
[通信] MS-DOSとWindowsによるP2Pネットワーク
[通信] MS-DOSとWindowsによP2Pネットワーク
MS-DOSとWindowsによるネットワーク
Windowsネットワーク
Windowsネットワークを実現するための代表的なプロトコルが3つあります.
TCP/IP
IPX/SPX
NetBEUI(ここで用いるプロトコル)
最近もっとも耳にするのがTCP/IPでしょう.
インターネットでお馴染みのプロトコルです.
WWWに接続された世界中の端末にそれぞれユニーク(重複なし)な番号を与え,通信を行うものです.IPアドレスがその番号です.しかし小規模なネットワーク,特に Peer to Peer 接続にTCP/IPを使用するのはもったいないというか不相応というか不必要というか.....設定も面倒ですし,もっと単純なプロトコルで十分です.広域ネットワークに対応するためのかなり厳密な規格ですから,小規模だと逆に通信速度が遅くなったりもします.
IPX/SPXは,Netware用の通信プロトコルという認識で問題ないようです.Windows同士のネットワークには必要ありませんが,このプロトコルでもWindowsネットワークを実現できるようです.
そして今回の本命,NetBEUIです.インターネットが有名になる以前から存在していました.MicrosoftとIBMがラブラブだった時代に,IBMによって開発されています.小規模なネットワーク用に特化された,といいますか昔のPCベースの小規模ネットワーク用に開発されたプロトコルです.ルーティングができない(ネットワークを分割できない)という致命的な弱点があるため恐らくこれから先は消えゆく運命でしょうが, Peer to Peer 接続にはこれで十分ですし,プロトコルが単純な分,TCP/IPよりも数段高速です.逆にローカルネットワークをこいつで組んでやれば外からは入れないわけですから,ファイアウォールを構築する際に外用にTCP/IP,内用にNetBEUIを使用するだけでセキュリティが高まったりします.設定も非常に簡単で,ドライバを組み込み,固有のマシン名,所属するワークグループを指定してやるだけでファイルやプリンタ,もちろんCD-ROMドライブなどの共有が可能になります.
尚,詳細な情報につきましては前田さんのこちらのページが大いに参考になることでしょう.是非ともご参照下さい.このページも,前田さんのページなしには作成できなかったことでしょう.核となる情報は前田さんのページであり,このページはあくまで応用の一例です.前田さんのページがあったおかげで4万円を支払わずに済みました.このページで何か得るものがございましたら前田さんに感謝をなさってください.
■デスクトップ側(Windows)の設定
デスクトップPC側の下準備が必要です.
ここではデスクトップのOSがWindows95/98とNTの場合に分けて解説します.
巷ではWindowsME/2000/XPなどなどが新たに登場しているようですが,基本は変わりません.
ここでの設定はWindowsネットワークをNetBEUIプロトコルで構築するためのものですから,それが済んでいる場合や,すでに理解されている場合などはここを飛ばしてこちらへお進み下さい.
○Windows 95/98 の場合(NTの場合はこちら)
私の環境には現在95はありませんので98上での操作を記しますが,基本的には95でも同様だと思います.
設定は簡単です.
「コントロールパネル」->「ネットワーク」と進みます.
まずデスクトップコンピュータの識別名とワークグループ名を設定します(下図).
ここでは識別名を「DESKTOP」,ワークグループ名を「HOME」とします.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.
どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.
「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.
どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.
Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.
ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらへお進み下さい.
ネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
■ネットワークの設定
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.
これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.
どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html
MS-DOSとWindowsによるネットワーク
Windowsネットワーク
Windowsネットワークを実現するための代表的なプロトコルが3つあります.
TCP/IP
IPX/SPX
NetBEUI(ここで用いるプロトコル)
最近もっとも耳にするのがTCP/IPでしょう.
インターネットでお馴染みのプロトコルです.
WWWに接続された世界中の端末にそれぞれユニーク(重複なし)な番号を与え,通信を行うものです.IPアドレスがその番号です.しかし小規模なネットワーク,特に Peer to Peer 接続にTCP/IPを使用するのはもったいないというか不相応というか不必要というか.....設定も面倒ですし,もっと単純なプロトコルで十分です.広域ネットワークに対応するためのかなり厳密な規格ですから,小規模だと逆に通信速度が遅くなったりもします.
IPX/SPXは,Netware用の通信プロトコルという認識で問題ないようです.Windows同士のネットワークには必要ありませんが,このプロトコルでもWindowsネットワークを実現できるようです.
そして今回の本命,NetBEUIです.インターネットが有名になる以前から存在していました.MicrosoftとIBMがラブラブだった時代に,IBMによって開発されています.小規模なネットワーク用に特化された,といいますか昔のPCベースの小規模ネットワーク用に開発されたプロトコルです.ルーティングができない(ネットワークを分割できない)という致命的な弱点があるため恐らくこれから先は消えゆく運命でしょうが, Peer to Peer 接続にはこれで十分ですし,プロトコルが単純な分,TCP/IPよりも数段高速です.逆にローカルネットワークをこいつで組んでやれば外からは入れないわけですから,ファイアウォールを構築する際に外用にTCP/IP,内用にNetBEUIを使用するだけでセキュリティが高まったりします.設定も非常に簡単で,ドライバを組み込み,固有のマシン名,所属するワークグループを指定してやるだけでファイルやプリンタ,もちろんCD-ROMドライブなどの共有が可能になります.
尚,詳細な情報につきましては前田さんのこちらのページが大いに参考になることでしょう.是非ともご参照下さい.このページも,前田さんのページなしには作成できなかったことでしょう.核となる情報は前田さんのページであり,このページはあくまで応用の一例です.前田さんのページがあったおかげで4万円を支払わずに済みました.このページで何か得るものがございましたら前田さんに感謝をなさってください.
■デスクトップ側(Windows)の設定
デスクトップPC側の下準備が必要です.
ここではデスクトップのOSがWindows95/98とNTの場合に分けて解説します.
巷ではWindowsME/2000/XPなどなどが新たに登場しているようですが,基本は変わりません.
ここでの設定はWindowsネットワークをNetBEUIプロトコルで構築するためのものですから,それが済んでいる場合や,すでに理解されている場合などはここを飛ばしてこちらへお進み下さい.
○Windows 95/98 の場合(NTの場合はこちら)
私の環境には現在95はありませんので98上での操作を記しますが,基本的には95でも同様だと思います.
設定は簡単です.
「コントロールパネル」->「ネットワーク」と進みます.
まずデスクトップコンピュータの識別名とワークグループ名を設定します(下図).
ここでは識別名を「DESKTOP」,ワークグループ名を「HOME」とします.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.
どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.
「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.
どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.
Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.
ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらへお進み下さい.
ネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
■ネットワークの設定
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.
これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.
■MS-DOSでLAN接続 |
Windowsなどで手軽にネットワークを組め,主要なアプリケーションもWindows上で使用されるようになった現在,MS-DOSでLAN接続する必要性は日常的な使用においてほとんどないでしょう. |
必要性があるとすれば,既にここで触れましたとおり,CD-ROMドライブのないPCにネットワーク経由でOSをインストールする場合くらいです.逆にネットワーク経由でのOSのインストールを実現するためには,MS-DOSのブートフロッピーでPCを起動してネットワーク接続を実現するのがベターです. |
具体例を交えて解説していきます.ここからが本番です. |
使用ソフト紹介 |
MS-DOSでWindowsネットワークへの接続を実現するソフトとして,マイクロソフトから以下の3種類が提供されています. |
* LAN Manager(前田さんのこちらのページをご参照下さい) |
* Network Client for DOS |
* Workgroup Connection(以下で説明予定) |
この3つは上から順に高機能ですが,前の2つは今回の目的であるPeer to Peer接続には不必要(TCP/IPプロトコルやIPXプロトコルへの対応など)な機能が多く含まれており,設定も面倒です.さらに機能が多いということは余計にメモリを消費します.大量のメモリ消費はMS-DOS下ではクリティカルな問題です.コンベンショナルメモリという言葉を御存知でしょうか.御存知でない方のために簡単に記しておきますと(余談です),その昔,IBM-PCにて採用されたIntelの16bitCPU,8086というCPU(現在のPentiumシリーズのご先祖様)はその構造上,メインメモリの容量に640KBという制限がありました.このメモリがコンベンショナルメモリです.当然,MS-DOSモードのデフォルトではコンベンショナルメモリにしかアクセスできません.この640KBという壁を打ち破るために「苦肉の策」としてHMSやXMSやEMSなどという手法を用いてメインメモリを拡張することになりました.ページングという手法を用いて,コンベンショナルメモリの一部を外部に増設されたメモリの「窓口」として使用し,その窓口を通してさらに広いメモリ空間と情報をやりとりするという,なんとも面倒な手法を取るしかありませんでした.CPUから直接増設メモリにアクセスすることはできなかったのです. |
さらに悲しいことに,拡張メモリを利用するアプリケーションソフトは,そのソフト自体が拡張メモリの使用に対応している必要がありました. |
OSが動的に自由にメモリを割り当てることはできないのです. |
コンベンショナルメモリ上にデータが存在しないと起動できないようなMS-DOS用のアプリケーションソフト(拡張メモリ未対応のソフト)が「多く」あり,使用するソフトに応じて「CONFIG.SYS」や「AUTOEXEC.BAT」などを書き換えて設定を変えてあげなければなりませんでした.これがまた面倒なのです.重要なことは,大きな増設メモリを搭載しても640KBという壁が常に付きまとっていた,ということです.8086の後継CPUである80286以降,最大メモリ空間は増大していきました.286ネイティブモードは日の目を見ることがありませんでしたが,上位互換の32bitCPUである80386から備わった広大なメモリ空間へのアクセス手法を利用することにより,現在のWindowsはメモリをいわば「自由」に使用できるようになりました.しかしMS-DOSモードで起動すると386以降のCPUは高速な8086として機能します.MS-DOSで起動する限りデフォルトでは640KBのメモリしかアクセスできないのです.この容量は,現在エントリークラスのマシンですら64MBくらいは積んでいることを考えると信じられないくらい小さなメモリ空間です.少々話が横道にそれてしまいましたが,紹介した3つのアプリケーションのうち,前の2つはメモリを多く消費します.下手をするとメモリ関連の面倒な設定が必要になるかもしれません(これが言いたかっただけです).よって,今回は比較的面倒な設定が必要のない3番目のWorkgroup Connectionを使用することにします.インストールも比較的簡単で,Peer to Peer 接続には十分な性能を発揮します.ただし,このソフトはネットワーク上(ここでは相手のデスクトップ機)のディスクやプリンタなどにアクセスすることを実現しますが,ローカルの資源(ノートPC側のディスクなど)を外部(デスクトップ機など)に対して提供することはできません.つまりWindows側からアクセスすることはできません.探してみたところ,以下のFTPサーバーに置いてあるようです.1MB弱です.もしここにないならArchieなどで「mswgcn」で検索してみて下さい. |
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/mswgcn.exe |
一応,この Workgroup Connection にもデフォルトで主なネットワークカード用のドライバが用意されていますが,どれも古いですので専用のドライバを準備するのが得策でしょう. |
3ComやNE2000の互換カードならデフォルトのものでも行けるかもしれません. |
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 に内蔵されているネットワークカードはRealtek社製RTL8139でして,そのドライバは |
http://www.realtek.com.tw/htm/download/cgi/DLd1.cgi?model=RTL8139%28A%2FB%2FC%2F8130%29&type=2 |
にて入手可能です.頻繁にページ構成が変更されるようですので,デッドリンクになっているときはトップページから辿ってください.様々な環境におけるドライバが用意されています.Workgroup Connection で必要なものはとにかくDOS用のもので,NDIS2-8139(xxx).EXEなのですが,OEM用をダウンロードして解凍すると,DOS,NT,Linuxなど考えられるほぼすべての環境のドライバが入手できて便利です.解凍後にできるNDIS2DOSというディレクトリの下にあるファイルが Workgroup Connection において必要とされるものです. |
尚,紹介した3つのソフトのうち,LAN Manager と Network Client for DOS はTCP/IPプロトコルに対応しております.環境によってはTCP/IPプロトコルしか使用できない場合も大いにありえますので,その場合は前田さんのこちらのページをご参照下さい.LAN Manager のセットアップについて詳細が記してあります. |
Workgroup Connectionのセットアップ |
注意事項! |
ハードディスクをフォーマットしてしまった後にMS-DOS上からネットワークを認識できないと,正規のCD-ROMドライブを購入する以外に復旧の道はなくなってしまいます. |
以下の本文ではノートPCのハードディスクにパーティションを切ってフォーマットするところから始まっておりますが,インストール対象であるPC(ノートPC)のディスクをフォーマットする前に,現在Windows95/98などのOSがインストールされている状態で Workgroup Connection をインストールし,MS-DOS起動フロッピーを作成・起動して,実際にMS-DOS上からネットワーク接続が可能なのかを必ず確認してください. |
このページの内容に従って読者様が様々な操作を行った結果につきまして,私は一切の責任を負いかねます.読者様の責任において操作を行って下さい. |
わからないところがあるといった場合のご質問や記述に間違いがあるといったご指摘は,メールにてお知らせください。しかし機種固有の問題については、筆者には分かりかねます(全てのハードを所有しているわけではないため) |
番匠さんからの情報によりますと,BIOSの設定画面で「Plug & Play OS を使用しているかどうか」という項目があれば,それを「No」にしておかないとDOS上では(Linuxなどでも)うまくいかないようです.Mebiusシリーズについては番匠さんからの情報をご参照下さい. |
最終的にはNTをインストールすることを目的としておりますので,ノートPCのCドライブの第1パーティションはFAT16でフォーマットすることを強くお奨めします.NTFSで第1パーティションをフォーマットしますと,MS-DOSに装備されているFDISKではNTFSパーティションを削除することはできません.第1パーティションをDOSから認識できるようにしておくと,いざというときに幸せになれます(経験者談). |
また,Windows95/98に関しましても第一パーティションはFAT16の方が好ましいでしょう.もちろんFAT32でも,ブートディスクがWindows95のOSR2以降かWindows98であれば問題なく読み込めます. |
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3では4.3GBのハードディスクが備わっております.NTのインストールはCD-ROMのI386というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーしてハードディスクから直接実行できます.ついでにサービスパック4もコピーしておこうということで,私はCドライブの第1パーティションを750MBにし,FAT16でフォーマットしました. |
1.44MBフォーマットされた空のフロッピーディスクを最低2枚準備してください.各段階においてそれぞれバックアップを取っておくことをお奨めします. |
(1)セットアップディスクの作成 |
セットアップディスクは, Workgroup Connection をハードディスクへセットアップするものです.フロッピーからブートするのにハードディスクへソフトをセットアップするのは何だか変な感じがする方もおられるでしょうが,そうするしかないようです (^^;. |
1枚目のフロッピーを準備してください. |
入手した Workgroup Connection (入手についてはこちらを参照)を,デスクトップ機上などで展開し,展開されたファイルをフロッピーディスクへ丸ごとコピーしてください.このディスクには「 Workgroup Connection セットアップディスク」と記入しておいてください.さらに入手したドライバもこのディスクにコピーしておくと良いでしょう. |
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 の場合は,こちらで入手したドライバのうちNDIS2DOSというディレクトリをディレクトリごとそのフロッピーにコピーします.フロッピーの容量は何とか足りたようです.足りない場合は他のフロッピーにドライバだけコピーしてください. |
以上の作業でできあがったフロッピーディスクの内容は以下のようになっております.表1の例だとcommand.comが放り込んでありますが,特に必要ありません. |
表1:Workgroup Connection セットアップディスク ドライブ A のボリューム ラベルはありません。 |
ボリューム シリアル番号は 7C7E-A38B です |
A:\ のディレクトリ |
92/10/01 03:11a 5,538 WORKGRP.SY_ |
92/10/01 03:11a 6,347 AM2100.DO_ |
92/10/01 03:11a 3,911 CONNECT.TXT |
92/10/01 03:11a50 COUR_ALI.TPL |
92/10/01 03:11a24 COUR_EX.TPL |
92/10/01 03:11a131 COUREXT.TPL |
92/10/01 03:11a148 COURIER.TPL |
92/10/01 03:11a11,004 DEPCA.DO_ |
92/10/01 03:11a7,471 E20NDIS.DO_ |
92/10/01 03:11a |
7,888 E21NDIS.DO_ |
92/10/01 03:11a |
5,349 ELNK.DO_ |
92/10/01 03:11a |
7,318 ELNK16.DO_ |
92/10/01 03:11a |
9,179 ELNK3.DO_ |
92/10/01 03:11a |
8,172 ELNKII.DO_ |
92/10/01 03:11a |
7,454 ELNKMC.DO_ |
92/10/01 03:11a |
10,308 ELNKPL.DO_ |
92/10/01 03:11a |
4,858 ENGMAI.GL_ |
92/10/01 03:11a |
67,616 ENGMAI.HL_ |
92/10/01 03:11a |
8,064 EXP16.DO_ |
92/10/01 03:11a |
5,276 I82593.DO_ |
92/10/01 03:11a |
7,062 IBMTOK.DO_ |
92/10/01 03:11a |
904 LM21DRV.UPD |
92/10/01 03:11a |
39,794 MAIL.EX_ |
92/10/01 03:11a |
159,575 MAIL1.EX_ |
92/10/01 03:11a |
9,560 MICRO.EX_ |
92/10/01 03:11a |
8,361 MK360.BAT |
99/03/08 04:15a |
967 mswgcn.PIF |
92/10/01 03:11a |
12,375 NDIS39XR.DO_ |
92/10/01 03:11a |
9,621 NE1000.DO_ |
92/10/01 03:11a |
9,865 NE2000.DO_ |
92/10/01 03:11a |
250,066 NET.EX_ |
92/10/01 03:11a |
35,106 NET.MS_ |
92/10/01 03:11a |
44,969 NETH.MS_ |
92/10/01 03:11a |
12,541 NETWORK.IN_ |
92/10/01 03:11a |
5,515 NI6510.DO_ |
92/10/01 03:11a |
46,330 OLITOK.DO_ |
92/10/01 03:11a |
13,718 PRO4.DO_ |
92/10/01 03:11a |
30,224 PRORAPM.DW_ |
92/10/01 03:11a |
8,944 PROTMAN.DO_ |
92/10/01 03:11a |
6,010 PROTMAN.EX_ |
92/10/01 03:11a |
236,170 SETUP.EXE |
92/10/01 03:11a |
1,472 SETUP.INF |
92/10/01 03:11a |
12,273 SMC_ARC.DO_ |
92/10/01 03:11a |
11,706 SMCMAC.DO_ |
92/10/01 03:11a] |
30,176 STRN.DO_ |
92/10/01 03:11a |
85 SYSTEM.IN_ |
92/10/01 03:11a |
6,659 TLNK.DO_ |
92/10/01 03:11a |
12,541 360NETWO.IN_ |
99/03/08 04:28a |
0 CONFIG.SYS |
99/03/08 04:28a |
0 AUTOEXEC.BAT |
99/03/08 05:34a |
98/06/12 08:01p |
118,164 Command.com |
52 個のファイル 1,316,859 バイト |
70,656 バイトの空き領域 |
(2)ブートディスクの作成 |
追記です! |
Windows95をセットアップする際に,日本語・英語モードをJP,USコマンドで切り替えられ,日本語キーボードを使用でき,メモリも広く使えるブートディスクの作成してみました.こちらです.下の作り方に比べて少々面倒ですが,DOSベースで何かやりたいという方にはこちらが便利でしょう. |
実はこちらの方がお奨めかもしれません (^^;.一度作ってしまえばかなりオールマイティなディスクです. |
また,PCMCIAを介したLANカード使用についてはこちらに情報ページを作成しています.参考にしてください.イネイブラーの使用方法などは環境や機種にかなり依存しているようですので,ケースバイケースで作成して下さい.また,成功した場合には各種設定情報をご一報いただけると幸いです. |
上で紹介した内容は,以下に示すのブートディスク作成の解説と相互に関連しておりますので,両方を確認しながら行って下さい. |
ブートディスクはMS-DOSを起動できれば十分であり,作り方にも様々な方法があるでしょうが,ここでは私個人的に最もお奨めのものを紹介したいと思います.Windows98で起動されるマシンが最低一台あるとして解説を進めますが,Windows95 でもほぼ同様でしょう. |
2枚目のフロッピーを準備してください.「Workgroup Connection ブートディスク(Windows98)」などと,わかりやすいようにラベルを貼っておいて下さい. |
まず,Windows98上でブートディスクを作成します.マイコンピュータやエクスプローラでフロッピーディスクのアイコン上で右クリックし,「フォーマット」を選択して下さい.必ず「起動専用」としてフォーマットして下さい.起動用のシステムファイルをコピーする必要があります. |
MS-DOSさえ起動できれば Workgroup Connection のセットアップは可能です.ただしブートディスクで起動した際に,ファイルをコピーするためのCOPYコマンド,ネットワーク接続してCD- ROMのディレクトリをディレクトリごとコピーするためのXCOPYコマンド,ディレクトリを丸ごと消去するためのDELTREEコマンドなどは最低限使用できるように設定したいところです. |
MS-DOSコマンドの詳細につきましては,KENTOLICさんご制作のこちらのページを参照して下さい.MS-DOSのコマンド使用方法一覧が参照できます.KENTOLICさんに感謝いたします. |
これらのファイル(例えばXCOPY.EXEなど)はWindows98のシステムがインストールしてあるディレクトリの下にある「command」というディレクトリの下に存在します(一般に c:\windows\command の下ということになります). |
注意すべき点として,例えばXCOPY.EXEは単体では動作せず,XCOPY32.MODというファイルが実行の際に必要になります.EXEファイルのみを入れてみて動かないときはエラーメッセージが表示されると思いますので,そのメッセージに従ってください. |
デスクトップ機にWindows98環境が存在するのであれば,とりあえず Workgroup Connection をインストールした後に,ブートディスクに必要なファイルを適宜追加するといったことが可能ですが,例えばWindows98が今からフォーマットしようとしているノートPC側のハードディスクにしかないとしますと,現時点でブートディスクに必要なファイルのコピーをしておく必要があります.表2にコピーしておくと便利なファイル群を提示しておきます. |
表2:ブートディスクにコピーしておくと便利なファイル XCOPY.EXE |
ディレクトリを丸ごとコピーする際に必要となるコマンド. |
XCOPY32.MOD |
DELTREE.EXE |
ディレクトリを丸ごと削除する際に必要となるコマンド. |
FORMAT.COM |
FDISK.EXE |
FDISKやFORMATコマンドは他のブートディスクなどに含まれていれば,そちらで一旦起動して実行すれば良いでしょう.コマンドのみを他のフロッピーにコピーしておくということも可能です. |
例えば,何も入っていない起動ディスクでシステムを起動し, FDISKコマンドはWindows98のシステム起動ディスクのものを使用すると言ったことが可能なはずです. |
注意点として,使用するMS-DOSのバージョンにあったプログラムをコピーしておかなければうまくいかないことがあります.私の場合,FDISKやFORMATコマンドの実行の際には,以前使用していたWindows95用のセットアップディスクからPCを起動して使用しておりました. |
(3) Workgroup Connection のインストール |
ここでは,画面を追って解説していきます.画面キャプチャを使用できませんでしたので画面そのままを紹介することはできませんが,文字情報は全て含めておきますので参考にして下さい. |
まず,作成したブートディスクでPCを起動します.Mebius PC-PJ1-M3 ではフロッピーディスクドライブが外付けですので,本体にドライブを接続してブートディスクから起動します. |
ここで少々問題があります.起動されたMS-DOS(Windows98と表示されるが.....)は英語モードであり,英語キーボードの使用を想定してあります(日本語ブートディスクが欲しいという方はこちら).Mebiusは日本語キーボードですから,記号が異なってきます.しかし必要となる記号はそれほど多くありませんから,御自身で対応関係をお調べ下さい (^^;. |
特に戸惑いが予想されるのが,パスの指定に必要となる「\」という記号でしょうが,これは英語圏では使用されない記号であり,対応する文字は半角の「\」(バックスラッシュ)です.この記号は日本語キーボードで「 ],},」,む,」の4文字が刻印されたキーをそのまま押すと入力できます. |
必要となりそうなものをその他いくつか紹介しますと,「:」(コロン)は日本語キーボードにおいて「;」(セミコロン)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます.また「*」(アスタリスク)は,日本語キーボードにおいて「8」(ハチ)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます. |
以下では,半角の「\」(バックスラッシュ)を「\」として表記していきますので,読み替えて入力して下さい.コマンドプロンプトが表示されましたら,作成した Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入し,プロンプトにて |
A:\>setup |
のように入力してリターンキーを押し,セットアップを実行します. |
Setup for Workgroup Connection |
Welcome to Setup for Workgroup Connection. |
Setup prepares Workgroup Connection to run on your computer. |
* To get additional information about a Setup screen,press F1. |
* To set up Workgroup Connection now,press ENTER. |
* To quit Setup without installing Workgroup Connection,press F3 |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit F5=Remove Color |
まずこのような画面が現れます.設定を継続しますのでリターンキーを押します. |
Setup for Workgroup Connection |
Setup will place your Workgroup Connection files in the |
following directory. |
if this is where you want these files,press ENTER. |
If you want Setup to place the files in a different |
directory,type the full path of that directory,and |
the press ENTER |
C:\DOS |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit |
インストールするドライブとディレクトリを指定します.デフォルトではAドライブのDOSというディレクトリが指定されていますが,実際にインストールしたいのはCドライブ(ハードディスク第一パーティション)ですので,「C:\DOS」(CドライブのDOSというディレクトリ)にインストールすることにします. |
すると |
Please insert your |
boot disk |
into drive |
A: |
When ready,press ENTER. |
というウィンドウが現れますので,作成したブートディスクを書き込み可能な状態にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します. |
次に |
Please insert your |
Microsoft Workgroup Connection Disk |
into drive |
A: |
When ready,press ENTER. |
というウィンドウが現れますので,再度 Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入して下さい. |
しばらくすると次のような画面が現れます. |
Setup for Workgroup Connection |
Select the type of network card that is installed in your |
computer,and then press ENTER. |
No Network card |
Network card not shown on list below ... |
3Com EtherLink |
3Com EtherLink 16 |
3Com EtherLink II or IITP (8 or 16-bit) |
3Com EtherLink III |
3Com EtherLink/MC |
3Com EtherLink Plus |
3Com Token Link |
Advanced Micro Devices AM2100/PCnet |
Amplicard AC 210/XT |
Amplicard AC210/AT |
.....etc..... |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit |
使用しているLANカード用のドライバがこのリストに存在するのであればそれを選択しても良いのでしょうが,ここに掲載されているものは非常に古いですし,最近のLANカードはこのリストには含まれていないようですので,ここで用意したドライバを選択することにします.従って,ここでは上から2番目の「Network card not shown on list below ....(リストにはない....)」を選択して下さい. |
Setup for Workgroup Connection |
Please specify the location (path) of the OEM driver you |
want to use. |
If the specified path is correct, press ENTER. To specify |
a different path, type it, and then press ENTER. |
A:\NDIS2DOS |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen |
使用したいドライバがどこにあるのかを尋ねてきますので,ドライバがあるディレクトリを指定します.Mebius PC-PJ1-M3の場合は,ここで用意したドライバ,つまり Workgroup Connection セットアップディスクにコピーしておいたドライバがあるディレクトリを指定してリターンキーを押します. |
Setup for Workgroup Connection |
Select the type of network card that is installed in your |
computer, and then press ENTER. |
RTL8139 Fast Ethernet Adapter |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen |
すると指定したディレクトリからドライバを読み込みます.複数のカードを指定できる場合はここにいくつかのカード名がリストアップされると思われます.適当なものを選んでリターンキーを押して下さい. |
上の例はMebiusの場合ですが,RTL8139のドライバを認識できていることがわかります.ひとつしかありませんから迷わずリターンキーを押します. |
セットアップが実行され,しばらくすると次の画面が現れます. |
Setup for Workgroup Connection |
COMPUTER NAME is the name that identifies which computer |
is yours. Choose a name that is unique in the workgroup. |
A computer name can have up to 15 characters, and can |
contain letters, numbers, and these characters: |
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~ |
COMPUTER NAME: |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit |
コンピュータ名を入力します.適当なものを入力して下さい.上の例では「MEBIUS」としています.ここで入力される名前は,ネットワーク接続した際のコンピュータの名称であり,ワークグループ内でユニーク(重複なし)でなければなりません. |
以下の例では,ノートPCのコンピュータ名を「MEBIUS」とします. |
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます. |
Setup for Workgroup Connection |
WORKGROUP NAME is the name of the workgroup you belong to. |
A workgroup name can have up to 15 characters, and can |
contain letters, numbers, and these characters: |
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~ |
WORKGROUP NAME: |
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit |
ワークグループ名を入力します.適当なワークグループ名を入力して下さい.デスクトップ機と同じワークグループ名でなければなりません.上の例では,自宅ということで「HOME」としています. |
以下の例では,ワークグループ名を「HOME」とします. |
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます. |
Setup for Workgroup Connection |
If all the options are correct, select 'The listed options |
are correct,' and then press ENTER.If you want to change |
an option, use the UP or DOWN arrow key to select it.Then |
press ENTER to see alternatives for that option. |
Computer name : mebius |
User name: mebius |
Workgroup name : home |
Install Mail: Install Mail files. |
Redirector : Use the basic redirector. |
Pop-up key : N |
Startup option : Run Workgroup Connection and log on. |
Path : C:\DOS |
Network Card: RTL8139 Fast Ethernet Adapter |
Protocol Driver: Microsoft NetBEUI |
The listed options are correct. |
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen |
ここでは,これまで入力したことを確認します.コンピュータ名,ワークグループ名がそれぞれ「mebius」,「home」となっています.もし入力を間違えていたら,UP,DOWNキーで選択してリターンキーを押すことにより修正が可能です. |
ユーザー名が自動的に「mebius」と設定されていますが,ユーザー名は実際の接続の際に変更可能ですから特にここで変更しなくても良いでしょう.ユーザー名はデスクトップ側がWindows95/98ならば適当で良いのですが,デスクトップ側がNTの場合はNTの方に同じユーザーが存在しなければなりません.詳細はこちらをご覧ください. |
表示されている情報が正しいようでしたら,表の最下段の「The listed options are correct.(リストは正しい)」を選択してリターンキーを押してください. |
Setup for Workgroup Connection |
The settings for your network card are listed below. If all |
the settings are correct, select 'The listed options are |
correct'. Then press ENTER. If you want to change a setting, |
use the UP or DOWN arrow key to select it. Then press ENTER |
to see alternatives for that setting. |
Network Card : RTL8139 Fast Ethernet Adapter |
Drivername=rtsnd$ |
Medium type=_Auto |
Network Address=@000000000000 |
Node Address=@000000000000 |
Adapter's Bus Number=0 |
Adapter's Device Number=0 |
Adapter's TX Early Threshold=5 |
The listed options are correct. |
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen |
(上の例で「Adapter's」となっているところが実際の画面では「Adpater's」となっていました.綴り間違いと思われます.コピー&ペーストしたことがわかります(笑)). |
ここではネットワークカードの設定を確認します.ノートPCに装着されているカードによって設定は異なるでしょうから,カードに合わせて設定してください. |
Mebius PC-PJ1-M3 の場合,内蔵のネットワークカードに関する設定はデフォルトのままで良いようです.ただし,通信速度が「AUTO(相手に合わせる)」となっています.私の場合はデスクトップ機側で100baseTXと設定していましたからこのままでよかったのですが,もしデスクトップ機側もAUTOとなっている場合はどちらかで通信速度を決定しておくことをお奨めします. |
確認が済んで「The listed options are correct.」を選択してリターンキーを押しますと,次のウィンドウが現れます. |
Please insert your |
boot disk |
into drive |
A: |
When ready,press ENTER. |
指示に従い,再度ブートディスクを書き込み可能にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します.CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATが書き換えられます. |
Setup for Workgroup Connection |
Workgroup Connection is now installed on your computer. |
Setup modified some settings in your CONFIG.SYS ant AUTOEXEC.BAT |
files. Your previous CONFIG.SYS file was saved as A:\CONFIG.001. |
You must restart your computer before you can use Workgroup |
Connection. |
* To restart your computer, remove all disks from your floppy |
disk drives, and then press ENTER. |
* To quit Setup without restarting your computer, press F3. |
ENTER=ContinueF1=Help F3=ExitInstallation Complete |
ここまでたどり着けば,インストールは終了です. |
画面には「フロッピーを抜くように」と指示がありますが,今作成したブートディスクを挿入したまま再起動します.つまり作成したブートディスクからシステムを起動してください. |
接続と使用方法につきましてはこちらへお進みください. |
接続と使用方法 |
ここでは,実際にMS-DOSからネットワークに接続し,デスクトップ機のディスク資源を利用する手順と方法を記します. |
作成したブートディスクで起動します.次に初回起動時の最初の画面を記します. |
Starting Windows 98... |
Microsoft Protocol Manager version 2.1 |
Microsoft WorkGroups Driver Version 1.0 |
Copyright (C) Microsoft Corporation 1992 |
Transport Hooks Enabled |
Network Line Speed is 100 Mbps / Half_Duplex Mode |
A:\>SET PATH=C:\DOS |
A:\>C:\DOS\net start |
Microsoft Netbind version 2.1 |
Fast Ethernet board's Ethernet Address:09001F04402E |
Microsoft NetBEUI version 2.2 |
Type your user name, or press ENTER if it is MEBIUS: |
ユーザー名を聞かれます.デスクトップ機がWindows95/98の場合は何でも構いません.しかしデスクトップ機がNTの場合は,資源を共有できるようなユーザー名を入力して下さい.ここではNT側にMEBIUSというユーザーが存在するとして進めます. |
余談ですが,上の表示では接続速度が100Mbps/Half_Duplex となっておりますが,デスクトップ機(NT)側ではFull_Duplex(全二重)と設定しているにも関わらず,ここではHalf_Duplex(半二重)となってしまいます.しかし使用に際して何も問題がないようなのでそのままで良さそうです (^^;.なぜかデスクトップ側をWindows98で起動すると全二重になりました.謎 (^^;. |
次に |
Type your password: |
パスワードを聞かれます.ユーザー名に対応するパスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は何も入力しないでリターンキーを押して下さい. |
Please confirm your password so that a password list may be created: |
パスワードの確認を求めてきますので,もう一度パスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は再度何も入力しないでリターンキーを押して下さい. |
ここで問題が生じることがあります.正しく設定したにも関わらず,例えば次のようなメッセージが表示されることがあります. |
Error 7210: There is no entry for the specified user in the [Password Lists] |
section of the SYSTEM.INI file. |
とか,net view コマンドを使ってみても |
Error 12: The access code is invalid. |
などと表示されてしまい,正常に動作しないことがありますが,それでもしつこく使ってみたり,再起動したりすると設定が間違っていなければなぜか動作するようになります (^^;.根気強く試してみて下さい.ログイン直後にもうまくアクセスできないことがありますが,このソフトを無料で使用させてもらっていることを考えると文句は言えません. |
うまく接続できたかな? と思った際は,コマンドラインで「net view」と入力してみて下さい.うまく行っていれば |
Server NameRemark |
\\DESKTOP |
The command completed successfully. |
と表示され,デスクトップ機のコンピュータ名が表示されているはずです. |
デスクトップ機が見えたのであれば,例えばコマンドラインで「net view \\desktop」と入力してみて下さい. |
デスクトップ機での共有資源の設定によって表示は異なりますが, |
例えば |
Shared resources at \\DESKTOP |
Sharename TypeComment |
CanonBJCPrintCanon BJC-400J (BJRSTR) |
CDROMx24Disk |
FD Disk |
ProgramsDisk |
UserDisk |
win98Disk |
The command completed successfully. |
のように,共有の際に任意に付けた共有名が表示されています.上の例ではプリンタ,CD-ROMドライブ,フロッピードライブ,ハードディスクなどのデバイスです.プリンタに至っては,Canon BJC-400J などというコメントまで付いています(ばれてるぅ). |
ここで実際に必要になるであろうコマンド群を表3に簡単に紹介しておきます.その他のコマンドや,コマンド使用方法の詳細は「net help」と入力して参照して下さい. |
表3:Workgroup Connection で使用する主要コマンド NET VIEW [\\コンピュータ名] |
上の例を参照. |
NET USE [ドライブ名] [\\サーバ名 \共有資源名] |
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24 |
デスクトップ機「DESKTOP」の共有CD-ROMドライブ「CDROMx24」を,自分自身のD:ドライブとしてアクセスできるようにする。尚, |
NET USE D: /DELETE |
のようにすると,D:として設定した資源を削除できる. |
NET HELP [コマンド名] |
表3にもあるように,コマンドラインで「NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24」と入力してリターンキーを押すと,次回から「D:」は「\\DESKTOP\CDROMx24」を指すようになり,あたかもローカル(ノートPC)に接続されているDドライブのように使用できるようになります (^-^). |
例えば\\DESKTOP\CDROMx24の下に「HOGE」というディレクトリがあって,その下に「HOGEHOGE.TXT」というファイルがあったとします. |
それをノートPCのCドライブにコピーしたいのであれば,コマンドラインにおいて, |
copy D:\HOGE\HOGEHOGE.TXT C: |
と入力してやることによって実現できます.普通のファイル操作となんら変わりません.いつものMS-DOSコマンドがそのままネットワークで結ばれた他のコンピュータのファイルに対しても同様に適用できます.当然なのですが,実際にDOSからネットワーク上の資源が操作できるとかなり違和感にとらわれるのは私だけでしょうか (^^;.不思議な感じ. |
さて,ここで一応 Workgroup Connection についての説明は終わりにしたいと思います. |
ようやくMS-DOSブートディスクからネットワーク接続が可能になりました. |
これを利用してWindows NTのファイルをハードディスクにコピーし,NTをセットアップする過程をこちらに記しました.Windows95/98についてはこちらを参照して下さい. |
どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html
2004年1月14日水曜日
[設定][OS] Windows NT 4.0 Workstationのインストール
[設定][OS] Windows NT 4.0 Workstationのインストール
Windows NT 4.0 Workstationのインストール
■ファイルのコピー
Windows NT は,システムCD-ROMの「I386」というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーして,そこからインストールを実行できます.さらに専用のブートフロッピーを作成・使用しなくてもインストールできるという裏技(禁じ手?)があります.
余談になりますが,この「I386」というディレクトリをここでコピーし,インストール後も削除しなければ,NT上で各種設定を変更してシステムCDを要求されるたびごとにネットワーク経由でCD-ROMをセットする必要がありません.
例に取り上げている Mebius PC-PJ1-M3 は4.3GBのハードディスクを内蔵しております.実用上,100MB強のI386ディレクトリは削除しなくても支障ありません.デスクトップ機の代替使用が主ですからサスペンド用のパーティションも解放しましたし,さらに出荷状態ではWindows98のシステムCDが丸ごと入っている(と思われる)ことを考慮しますと,I386ディレクトリを残しておいても出荷状態よりはハードディスクを広く使えるということになります.
再度確認しますが,ノートPCの第1パーティションはFAT16でフォーマットされており,Workgroup Connection のインストールは完了しているとします.第1パーティションには十分な容量を確保しておきたいところです.OSのインストール領域やスワップファイル領域も含めた容量が望ましいでしょう.私の場合は750MBとしました.こちらの設定が済んでいない場合はこちらを参照しながら設定して下さい.
Workgroup Connection 用のブートディスクでシステムを起動します.ここで挙げた例に沿って解説しますと,まずデスクトップ機のCD-ROMドライブをDドライブとして使用できるように設定します.コマンドラインで次のように入力してリターンキーを押して下さい.
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24
ちなみに「CDROMx24」という共有名の「x24」は24倍速という意図が込められています(だからどうした).まったく個人的な事情です.
接続したドライブにNTのシステムCDを挿入して下さい.うまく接続できているのならば,ノートPC側で「DIR D:」とコマンドラインで実行するとCD-ROMにおける最上階層のファイル一覧が表示されるはずです.「I386」というディレクトリが見えるでしょうか?
そのディレクトリが見えたのであれば,次はXCOPYコマンドでノートPCのハードディスクへI386ディレクトリを丸ごとコピーします.
XCOPY D:\I386 C:\I386 /E
最後の「/E」オプションは,サブディレクトリまで丸ごとコピーする,という意味です.このコマンドを入力してリターンキーを押すと,
Does I386 specify a file name
or directory name on the target
(F = file, D = directory)?
と聞いてきます.ディレクトリとしてコピーしたいので「D」キーを押して下さい.するとNTのシステムCDのI386ディレクトリが丸ごとCドライブにコピーされます.
コピーが正常に始まると,コピー中のファイル名が画面に表示されますが,何だか異常なほどに遅いと感じられることでしょう.Windows同士で繋いでいる時と比較すれば明らかです.私の環境では100Mbpsで繋がっているのにも関わらず,なぜこんなに遅いのかと少々疑問に思いましたが,考えてみると当然です.通信方式は半二重ですし(あまり関係ない),何と言ってもDOS上です.シングルタスクのOSである上に,メモリ領域が(Windows上に比べると)非常に小さいですからバッファリング用のメモリ領域はほんのわずかでしょう.
コピーにはかなりの時間を要しますので,本を読むなどしてお待ち下さい.
それが終了しましたら,同様にサービスパックと各種ドライバもここでコピーしておくと,NTをインストールした直後にある程度のところまで設定を済ませられます.当然ですが,最低限ネットワーク関連のもの(ネットワークカード用のNT上で使用するドライバなど)がI386に含まれていない場合は,ここでコピーしておかないとNTからネットワーク接続できませんので,必要と思われるものはこの時点でコピーしてしまいましょう.
■NTインストール
当然ですが,特にこの項目は一度通読してから実行して下さい.
ハードディスクに「I386」ディレクトリのコピーが完了しましたら,次はセットアップです.ここではフロッピーを用いないようにセットアップします.
まずはコピーした「I386」ディレクトリへ移動してください.コマンドプロンプトでまず「C:」と入力してCドライブへ移り,さらにコマンドプロンプトで「CD I386」としてI386ディレクトリへ移ります.
移動が完了しましたら,コマンドプロンプトで「WINNT /B」と入力して下さい.「/B」オプションが起動ディスクなしでセットアップを進めるためのオプションです.セットアップが始まります.
「ハードディスクにファイルをコピーします.しばらくお待ち下さい.」というメッセージが表示され,この作業にはなぜか莫大な時間を要します.「もうコピーしたのではないか?」というのもごもっともなのですが,どうやらファイルを解凍して新たに書き込むことを「コピー」と呼んでいるようです.本を読むなどしてお待ち下さい.
コピー作業が終了し,システムを再起動します.
「セットアップへようこそ」の画面が表示され,画面の表示に従って操作を進めて下さい.
このままでインストールできれば良いのですが,私がMebius PC-PJ1-M3 に対してセットアップを行った際はインストールが中断してしまいました.
再現することができませんでしたので,表示されたメッセージを提示することができないのですが,「大容量記憶装置の問題でインストール続行ができない.LOCKコマンドについて詳細を見よ.」という趣旨だったと思います.
この問題が生じると,あれだけ長い時間かけたファイルコピーがパーになり,もう一度最初からやり直すしかありません.
というわけで,とりあえずLOCKコマンドを実行して下さい.コマンドラインで「LOCK C:」と入力してリターンキーを押すと,
WARNING: The LOCK command enables direct disk access by programs
that can CORRUPT file names and/or DESTROY disk data, resulting in the
loss of files on your disk.
Are you sure (Y/N)?
という警告が出ます.意訳しますと,「LOCKコマンドを用いると,プログラムから直接ディスクを操作できるようになる.これによってファイル名を不正にしたり,データを破壊したりすることが可能になり,結果としてファイルを失う可能性がある.どうする?」といったところでしょうか.
敢えてこういったメッセージを表示するということは,このコマンドがそれなりに危険なコマンドであるということなのでしょうが,ここで「Y」キーを押して実行しないとインストールは続行できません.
OSを通してではなく,あるプログラム自身が直接ディスク操作を行えるということは,確かにOSからの統一したファイル操作が行えないという意味で危険なのでしょうが,そのOSのインストーラが直接ディスクを操作することを要求していると考えればそれほど危険とは思えませんし,当然のこととも思えてきます.
というわけで,私は躊躇なく「Y」キーを押し,LOCKコマンドを実行しました.
その後,再度セットアップ作業を行うと,無事にインストールが終了し,NTを起動することができました.
もしLOCKコマンドを使用しなければ明らかにセットアップは中断されるということが既知であれば,セットアップの前にLOCKコマンドを使用しておくことをお奨めします.そうしておかないと前述の「ファイルのコピー」に費やす莫大な時間が無駄になってしまいます(経験者談).
ただし,「万が一この操作によって何らかの障害が発生した場合におきまして,私は一切の責任を負わないものとします.」ということを再度明示しておきます.
設定
WindowsNTに関する情報は,参考文献や雑誌やネット上などから入手が容易ですし,Mebius PC-PJ1-M3上におけるNTの設定方法や詳細な情報はこちらのサイトにありますのでそちらを参照して下さい.
ここではNT自体に関する説明は省略しますが,個人的な使用感などを記しておきます.
上記のサイトからドライバを入手して使用したのですが,まずWindows98上では56kbpsでプロバイダと接続できていたのが,33.6kbpsに落ちてしまいました.これは偏にドライバが原因なのでしょう.しかしプロバイダ接続はMebiusからは殆ど行いませんし,行ったとしてもメールチェックくらいですからこの速度でも何ら問題ありません.これが気になる方は現時点ではWindows98を使用するしかないようです.
私はMebiusをデスクトップ機の代替として使用しております.よってマウスは外付けのものを使用しております.上記のサイトから入手したドライバで,内蔵のポインティングデバイスを使用する,しないの設定ができます.内蔵のデバイスを「使用する」に設定していても,外部のマウスをしようできるのですが,内蔵のデバイスに指が触れたとたんに何だか外部マウスの認識がおかしくなるようです.面倒でもオン・オフは設定する方が良いでしょう.
デスクトップの代替ですから,サスペンド機能は使用しておりません.よってサスペンド用のハードディスクのパーティションは削除して解放してOS上から使用できるようにしています.広くなっていいですよ (^-^).しかしそのおかげでBIOSなどをいじっているときに何かの拍子で「サスペンド用のハードディスクパーティションがない!」といって赤地に黒字のウィンドウが出て怒られるのですが,気にしてません.
Windows98で使用していた頃に試しにサスペンド機能を使用していましたが,画面が復旧して使用可能になるまでにかなりの所要時間がありました.確かに使用状態が保存されるのは使い方によっては利点があるのかもしれませんが,OSをゼロから起動するのと大差ない復旧時間でしたし,ハードディスクにイメージを持つサスペンドはいざというときにトラブルの原因になりやすいですから,サスペンド機能を使用できなくすることに躊躇しませんでした.
省電力機能に関してはWindows98の方が格段に上手でしょうが,旅行の共にNTをインストールした状態で持って行った際,電車や飛行機の中でメールなどを書いている分にはそれほどバッテリーの消耗は気になりませんでした.ただし本気でモバイルを考えておられる方はやはりWindows98の方が良いと思われます.
最近は Mebius with NT をゼミなどに持ち込んでプレゼンなどで頻繁に使用しますが,NT用のディスプレイドライバでもきちんとCRT出力がサポートされており,何の問題もありません.パワーポイントを使用していて,Windows95/98などが固まってしまってプレゼンが台無しになるケースをたまに見かけます.その点NTだとかなり安心です.
用途に合わせて最適の使用方法をお選び下さい.とりあえずデスクトップ機の代替ということであれば,NTは最高ですよ.現在のところ不満はありません.
どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html
Windows NT 4.0 Workstationのインストール
■ファイルのコピー
Windows NT は,システムCD-ROMの「I386」というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーして,そこからインストールを実行できます.さらに専用のブートフロッピーを作成・使用しなくてもインストールできるという裏技(禁じ手?)があります.
余談になりますが,この「I386」というディレクトリをここでコピーし,インストール後も削除しなければ,NT上で各種設定を変更してシステムCDを要求されるたびごとにネットワーク経由でCD-ROMをセットする必要がありません.
例に取り上げている Mebius PC-PJ1-M3 は4.3GBのハードディスクを内蔵しております.実用上,100MB強のI386ディレクトリは削除しなくても支障ありません.デスクトップ機の代替使用が主ですからサスペンド用のパーティションも解放しましたし,さらに出荷状態ではWindows98のシステムCDが丸ごと入っている(と思われる)ことを考慮しますと,I386ディレクトリを残しておいても出荷状態よりはハードディスクを広く使えるということになります.
再度確認しますが,ノートPCの第1パーティションはFAT16でフォーマットされており,Workgroup Connection のインストールは完了しているとします.第1パーティションには十分な容量を確保しておきたいところです.OSのインストール領域やスワップファイル領域も含めた容量が望ましいでしょう.私の場合は750MBとしました.こちらの設定が済んでいない場合はこちらを参照しながら設定して下さい.
Workgroup Connection 用のブートディスクでシステムを起動します.ここで挙げた例に沿って解説しますと,まずデスクトップ機のCD-ROMドライブをDドライブとして使用できるように設定します.コマンドラインで次のように入力してリターンキーを押して下さい.
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24
ちなみに「CDROMx24」という共有名の「x24」は24倍速という意図が込められています(だからどうした).まったく個人的な事情です.
接続したドライブにNTのシステムCDを挿入して下さい.うまく接続できているのならば,ノートPC側で「DIR D:」とコマンドラインで実行するとCD-ROMにおける最上階層のファイル一覧が表示されるはずです.「I386」というディレクトリが見えるでしょうか?
そのディレクトリが見えたのであれば,次はXCOPYコマンドでノートPCのハードディスクへI386ディレクトリを丸ごとコピーします.
XCOPY D:\I386 C:\I386 /E
最後の「/E」オプションは,サブディレクトリまで丸ごとコピーする,という意味です.このコマンドを入力してリターンキーを押すと,
Does I386 specify a file name
or directory name on the target
(F = file, D = directory)?
と聞いてきます.ディレクトリとしてコピーしたいので「D」キーを押して下さい.するとNTのシステムCDのI386ディレクトリが丸ごとCドライブにコピーされます.
コピーが正常に始まると,コピー中のファイル名が画面に表示されますが,何だか異常なほどに遅いと感じられることでしょう.Windows同士で繋いでいる時と比較すれば明らかです.私の環境では100Mbpsで繋がっているのにも関わらず,なぜこんなに遅いのかと少々疑問に思いましたが,考えてみると当然です.通信方式は半二重ですし(あまり関係ない),何と言ってもDOS上です.シングルタスクのOSである上に,メモリ領域が(Windows上に比べると)非常に小さいですからバッファリング用のメモリ領域はほんのわずかでしょう.
コピーにはかなりの時間を要しますので,本を読むなどしてお待ち下さい.
それが終了しましたら,同様にサービスパックと各種ドライバもここでコピーしておくと,NTをインストールした直後にある程度のところまで設定を済ませられます.当然ですが,最低限ネットワーク関連のもの(ネットワークカード用のNT上で使用するドライバなど)がI386に含まれていない場合は,ここでコピーしておかないとNTからネットワーク接続できませんので,必要と思われるものはこの時点でコピーしてしまいましょう.
■NTインストール
当然ですが,特にこの項目は一度通読してから実行して下さい.
ハードディスクに「I386」ディレクトリのコピーが完了しましたら,次はセットアップです.ここではフロッピーを用いないようにセットアップします.
まずはコピーした「I386」ディレクトリへ移動してください.コマンドプロンプトでまず「C:」と入力してCドライブへ移り,さらにコマンドプロンプトで「CD I386」としてI386ディレクトリへ移ります.
移動が完了しましたら,コマンドプロンプトで「WINNT /B」と入力して下さい.「/B」オプションが起動ディスクなしでセットアップを進めるためのオプションです.セットアップが始まります.
「ハードディスクにファイルをコピーします.しばらくお待ち下さい.」というメッセージが表示され,この作業にはなぜか莫大な時間を要します.「もうコピーしたのではないか?」というのもごもっともなのですが,どうやらファイルを解凍して新たに書き込むことを「コピー」と呼んでいるようです.本を読むなどしてお待ち下さい.
コピー作業が終了し,システムを再起動します.
「セットアップへようこそ」の画面が表示され,画面の表示に従って操作を進めて下さい.
このままでインストールできれば良いのですが,私がMebius PC-PJ1-M3 に対してセットアップを行った際はインストールが中断してしまいました.
再現することができませんでしたので,表示されたメッセージを提示することができないのですが,「大容量記憶装置の問題でインストール続行ができない.LOCKコマンドについて詳細を見よ.」という趣旨だったと思います.
この問題が生じると,あれだけ長い時間かけたファイルコピーがパーになり,もう一度最初からやり直すしかありません.
というわけで,とりあえずLOCKコマンドを実行して下さい.コマンドラインで「LOCK C:」と入力してリターンキーを押すと,
WARNING: The LOCK command enables direct disk access by programs
that can CORRUPT file names and/or DESTROY disk data, resulting in the
loss of files on your disk.
Are you sure (Y/N)?
という警告が出ます.意訳しますと,「LOCKコマンドを用いると,プログラムから直接ディスクを操作できるようになる.これによってファイル名を不正にしたり,データを破壊したりすることが可能になり,結果としてファイルを失う可能性がある.どうする?」といったところでしょうか.
敢えてこういったメッセージを表示するということは,このコマンドがそれなりに危険なコマンドであるということなのでしょうが,ここで「Y」キーを押して実行しないとインストールは続行できません.
OSを通してではなく,あるプログラム自身が直接ディスク操作を行えるということは,確かにOSからの統一したファイル操作が行えないという意味で危険なのでしょうが,そのOSのインストーラが直接ディスクを操作することを要求していると考えればそれほど危険とは思えませんし,当然のこととも思えてきます.
というわけで,私は躊躇なく「Y」キーを押し,LOCKコマンドを実行しました.
その後,再度セットアップ作業を行うと,無事にインストールが終了し,NTを起動することができました.
もしLOCKコマンドを使用しなければ明らかにセットアップは中断されるということが既知であれば,セットアップの前にLOCKコマンドを使用しておくことをお奨めします.そうしておかないと前述の「ファイルのコピー」に費やす莫大な時間が無駄になってしまいます(経験者談).
ただし,「万が一この操作によって何らかの障害が発生した場合におきまして,私は一切の責任を負わないものとします.」ということを再度明示しておきます.
設定
WindowsNTに関する情報は,参考文献や雑誌やネット上などから入手が容易ですし,Mebius PC-PJ1-M3上におけるNTの設定方法や詳細な情報はこちらのサイトにありますのでそちらを参照して下さい.
ここではNT自体に関する説明は省略しますが,個人的な使用感などを記しておきます.
上記のサイトからドライバを入手して使用したのですが,まずWindows98上では56kbpsでプロバイダと接続できていたのが,33.6kbpsに落ちてしまいました.これは偏にドライバが原因なのでしょう.しかしプロバイダ接続はMebiusからは殆ど行いませんし,行ったとしてもメールチェックくらいですからこの速度でも何ら問題ありません.これが気になる方は現時点ではWindows98を使用するしかないようです.
私はMebiusをデスクトップ機の代替として使用しております.よってマウスは外付けのものを使用しております.上記のサイトから入手したドライバで,内蔵のポインティングデバイスを使用する,しないの設定ができます.内蔵のデバイスを「使用する」に設定していても,外部のマウスをしようできるのですが,内蔵のデバイスに指が触れたとたんに何だか外部マウスの認識がおかしくなるようです.面倒でもオン・オフは設定する方が良いでしょう.
デスクトップの代替ですから,サスペンド機能は使用しておりません.よってサスペンド用のハードディスクのパーティションは削除して解放してOS上から使用できるようにしています.広くなっていいですよ (^-^).しかしそのおかげでBIOSなどをいじっているときに何かの拍子で「サスペンド用のハードディスクパーティションがない!」といって赤地に黒字のウィンドウが出て怒られるのですが,気にしてません.
Windows98で使用していた頃に試しにサスペンド機能を使用していましたが,画面が復旧して使用可能になるまでにかなりの所要時間がありました.確かに使用状態が保存されるのは使い方によっては利点があるのかもしれませんが,OSをゼロから起動するのと大差ない復旧時間でしたし,ハードディスクにイメージを持つサスペンドはいざというときにトラブルの原因になりやすいですから,サスペンド機能を使用できなくすることに躊躇しませんでした.
省電力機能に関してはWindows98の方が格段に上手でしょうが,旅行の共にNTをインストールした状態で持って行った際,電車や飛行機の中でメールなどを書いている分にはそれほどバッテリーの消耗は気になりませんでした.ただし本気でモバイルを考えておられる方はやはりWindows98の方が良いと思われます.
最近は Mebius with NT をゼミなどに持ち込んでプレゼンなどで頻繁に使用しますが,NT用のディスプレイドライバでもきちんとCRT出力がサポートされており,何の問題もありません.パワーポイントを使用していて,Windows95/98などが固まってしまってプレゼンが台無しになるケースをたまに見かけます.その点NTだとかなり安心です.
用途に合わせて最適の使用方法をお選び下さい.とりあえずデスクトップ機の代替ということであれば,NTは最高ですよ.現在のところ不満はありません.
どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html
2004年1月13日火曜日
[社会] プラグマティックゲーム研究~俺的ゲーム日記
[社会] プラグマティックゲーム研究~俺的ゲーム日記
2004/04/29
ビッグコミックスピリッツ
デスクでスピリッツ
ネタ
今日は偉大な目標を3つも達成した。
前からやってみたかったのだ、業務時間中にビッグコミック・スピリッツを読む、ということを。いかにもダメダメさが漂い、新入社員にして窓際族気分が味わえる最高のシチュエーションではないか!
はやる気持ちは最高のモチベーション。
午前中の早い時間に一日分の商売を速攻で終わらせた。とうとう来たのだ、この瞬間が!私はあらかじめ購入して置いたスピリッツを取り出し、吉岡美穂の表紙に萎えながらもニヤニヤしつつ(前の席のちーちゃんに不審がられた)ダメリーマン体制に入り、昼休みまでのひと時、”マキシマム・ザ・ホルモン”の『Rolling1000toon』を聴きながら、だら~~~~~~~~~~~~っと足を投げ出し、スピリッツを読みふけった。
最高だ、皆がちゃかちゃか働いている中で巫山戯た音楽をきいて漫画雑誌を読む。
読む漫画は当然『3名さま』に『高校アフロ田中』。ダメダメ感がブーストするクソマンガだ。
当初、私はこれで満足し、午後は別の商売に励むはずであった。
しかし測らずもここで第二の目標を達成してしまうことになる。
先輩社員で指導員の某Mラッキーさんがあらわれ
「邑乃君、業務時間中にマンガなんか読んでちゃダメでしょ!」と一喝!
/\ /\
/:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
丿 ::.__ .::::::::::::: __ ::::ヽ_
/ /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ ::::::ヽ
-┼- 丿~~~| / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\ ::::| ■ ■
-┼- /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ ..::::: ::|━━━━━━ ▼ ▼
.| 丿 | .:::::. ..: | |ヽ ::| ● ●
| ::: | |⊂ニヽ| | :::::| \
/ /| : | | |:::T::::| ! .::| \ \\
/ / \: ト--^^^^^┤ 丿 \\\ \\\
前から怒られてみたかった、先輩の女性社員に!(;´Д`)ハァハァ
幸運にも私は、「デスクでマンガを読み、ダメリーマン気分を満喫」という目標だけでなく、
「さらにそれを先輩女性社員に叱られる!」という第二目標まで達成してしまったのだキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
何という幸運!もう死んでも良いぞ!
(´ー`)y─┛~~
まあ、もちつけってことで。
ということで、叱られつつも、「デスクでマンガ読んでダメリーマン気分を味わいたかったんですよ~」というとMラッキーさん爆笑。なんか研究ってことで読み続けてOKな方向に。
ここまでなら私も普通の男の子でいられた。
いられたはずだった(´ー`)y─┛~~
しかし見つけてしまったのだ。今週のスピリッツに吉岡美穂のグラビア袋とじがあることを!
「会社で、業務時間中に、吉岡美穂のグラビア袋とじを開ける・・・」
ヤヴァイ、これはヤヴァ過ぎる!
さすがの私も手が震えた。切っている間、おもわずスピリッツを落としてしまうことさえあった。ああ、しかしあの切り終わったときの陶酔感、感動は忘れるべくもない。
今日は感動の3連コンボを達成し、大満足な一日であった。
プラグマティックゲーム研究
http://www.01street.com/
( ̄ ̄ヽニニ_, )
冫 |
/ ̄^-―――′ヽ
/ |  ̄\
/ ヽ______/ /
く /
ー―、___________イl
/ヽ| く て .| |.ノ-|(
|ヽ | / ´ヽ-^ L^ く |
,――/|( )| | 、__ ) / |\――__
/ / ヽ | | ____________ | | \_ | \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |.| |∠--i-i--i-ヽ| ゝ \ く < 今日のネタは
| 儿 (  ̄ ̄ニ ̄ く / / | とんでもないものを盗んでいきました
ヽ \ ヽ\/ ) / ヽ | 邑乃のプライドです
、フ \ \`ヽ_______へ―′ / | | \_________________
_____フ | / \ |  ̄| |
ヽ | | | | / |
2004/04/01
うおのめ
商売です。
リーマン
斯くして、しがないリーマン生活は始まる。
給料を貰って働く。それがリーマンだ。営業やろうが開発やろうが、社長やろうが、作曲やろうがそれは変わらない。
ということでしがないリーマン人生の始まりである。少なくともここ何年かは、給料を貰って働くことになるだろう。まあ、程度の差こそあれ、「よいしょ!ごもっともです!」の世界だ。
だがまあ、仕事仕事とは言いたくないものだ。使いたい言葉は「商売」。仕事というといかにもリーマンぽいが、「商売」というとどこか会社と契約してるだけだぜ!って感じが出て、少しやる気が出る。
中学生の時、とある数学の教師が私の教室にデカイ分度器だったか定規だったかを忘れて、「イカンイカン、商売道具忘れちゃったよ」と呟きながら、戻ってきたことがある。良い言葉だ。良いスタンスだ。教師だって商売、クリエイターとはいえ商売、公務員も商売。ショウバイShowBuy。懐かしいぜ逸見さん。
はやく給料でないかなぁ
2004/03/31
紅の豚からもののけ姫へ
モラトリアムは終わりを告げる
学生時代
長い学生時代だった。
高校時代、あれほどツンケンしていた自分がいつの間にかこんなに円い人間になっているというのはある意味成長であるような気もするし、反対に負けのような気もする。とにかく、今言えることは、7年という歳月は呆れるほど長い年月であったと言うことだ。一人の少年を、一人の男に変えてしまうほどに。
円い人間になった、ということの良い面、人間関係、コミュニケーションの運び方が上手くなった、人の心の中に想像力を働かせられるようになったのは偏に某パソコンサークルのおかげである。変な例え話だが、入部初日にビールの正しい注ぎ方、受け方を教えられたあの日から、私は独りよがりで孤高を気取り、切磋琢磨することを怠った虎であることをやめたのだ。
まず先輩に恵まれた。よくもまあ、あんな傲慢で嫌なヤツ(昔の私)を切らずに根気強く教育できたものだと思う。しかし、時にやんわりとした兄貴風に、時に厳格な父親風に私の腐った性根を叩き直してくれた先輩に出会えたことはこの大学に入って本当に良かったと思える最大の理由の一つだ。私が酔って軽く先輩にハイキックをかましたとき、頬をひっぱたいて「今、なんで叩かれたか解るな?」と叱ってくれた。目の覚めるような思いだった。
同期にはリーダーシップとはどういうことなのか、もり立てるとはどういうことなのか、一緒にやっていくとはどういう事なのかを学んだ。我が同期のリーダー格、よしりんにはリーダーとはどうあるべきなのか、どういう心構えでなければならないのかを学べた。例えば、サークルの合宿中にヤツは財布に20万円入れていた。部員に何かあったときに最低でもそれぐらい持っていなければ対処できないからだ。金額がスゴイ、と言う話ではない。そこまで考えつくか?そこまで事態を想定できるか?が問題なのだ。反対によしりんが失敗していることは、自分なりにアレンジして改良するネタとして最高のものであった。
また、同期がつぎつぎと辞めていく中で最後まで残った面子にはそういう難局を乗り越えて一緒にやっていく楽しさ、難しさを学んだ。意見の食い違いから衝突してしまったときに、どうフォローを入れるのか。次に会ったときにどういう風に緊張状態をほどくのかこれほど勉強になったことはない。
後輩にも育てられた。たった1年か2年しか歳が違わない(時には同年)人間に「先輩」と呼ばれる中で、先輩と呼ばれるだけの成長をこちらがしていなければならないというプレッシャーはこれ以上ない成長のモチベーションであった。また彼らを指揮するというごく初歩的なリーダーシップから始めることで、リーダーシップなどまったくとれなかった人間が、だんだんとやれるようになっていったわけでもある。彼らのもり立てがなければ私などただのワガママ傲慢人間だ。
留学時代は強さと自信を身につけた。しかしそれはガラスの強さと自信であった。それらは留学中に獲得したことで最大のものかなと一時は思ったけれどやはり語学力というのが最大の収穫であったと今では思う。
復学→大学院時代は、留学で得た強さと自信を、数度にわたる絶望的挫折の中で鋼のそれに変えることができた点が大きい。気分が落ち込みすぎて眠れないとか、一晩中無意味に涙だけが流れているとか、そういう今考えればお笑いな情況は本当に貴重な時間であった。
また大学院というところは「まったく期待されない」状態への耐性をつけること、誰にも依存しないで(だれからも期待されていなくても)自らのやりたいことをやるのだ(期待しているのは自分だけ)というひたすら自己からのみ巻き起こせるモチベーションこそを学んだような気がする。簡単に言えば、それが勉強と研究の違いなのだ。
まあ、長々と偉そうに書いてしまったが、一言で言えば、
”一人の傲慢な少年が、傲慢であることをまったくやめずに、人の心に想像力を働かせられる男になった”ということだ。
何度も、死にそうな挫折を味わっても、”傲慢”であることをやめなかった自分に拍手。
これからもやるところまでそれでやれ。
ということで、最高のモラトリアム。モラトリアムの恐怖。モラトリアムの素晴らしさ。闇のモラトリアム。
はい、終わり
2004/03/27
酒に強い人弱い人の全国分布
TV
カコワルイ大人にはなるな! 久米宏
以前から、社会に出た友人らが次々にはまっていく悪しき風習について、私は疑問を唱えてきた。
その悪しき風習とは
”乾杯→一口だけ飲む→コップを置いて拍手”
これである。
乾杯ってのはな、”杯を乾かす”と書いて”乾杯”なんだよと、小一時間(ry
オマエラ、”乾杯”言いたいだけちゃうんかと。
乾杯で、杯を干せないヤツなどヘタレである。私は断言する。
その点、久米宏は偉かった。
ニュースステーション最終回での”手酌”&”イッキ飲み”私はあの雄姿を一生忘れないであろう。
この春から社会人になる諸君、間違っても”乾杯”で杯を干せないヘタレにだけはならないでくれ!
2004/03/20 酒に強い人弱い人の全国分布
飲み会
海外戦績4勝6負(スペインからは未勝利)
最近、日本人は酒に弱くなってませんか?
と思うのは新しく知り合う人間の酒に対する感覚がだんだん私と乖離してきているからだ。私の感覚では「あの人はお酒強いね」(偏差値65以上)というのはまあ、2~4時間でウィスキーのボトルを一本空ける人。一晩で二本空けたら「すげー、適わねー」(偏差値70)
偏差値50はまあ、適量がビール3本(大瓶)ぐらいという人。ワインをボトル半分ぐらいが適量という人。んで偏差値60がワイン一本が適量という人。
私はまあ、適量ウィスキー1本、ワイン2~3本なので偏差値65レベル。強い部類には入るがウワバミというほどではない。
ところがだ!18~22歳ぐらいのヤツと飲むと、2時間ぐらいでビール3本(大瓶)ぐらい飲むヤツが”強い”と認知されていることが多い。いや、というか、ビール3本て偏差値50だから。事前に”ヤツは強いですよ”という情報が入っているので、私としては、まあ、適度に飲ませてやろうと思うわけだが、結果として潰してしまうことになることもしばしば。
まあ、これは東京の話であって、九州とか強者揃いと言われる地域では違うのだろう(というか違ってくれないと困る)。
というかだ、人に呑めと言う前に自分が飲む、喋る前に飲む、食う前に飲む、この三箇条を忘れないでくれや日本男児よ。
ん?旅行記?
酒の話をしなければ旅行記なんて書けるか!
プラグマティックゲーム研究
http://www.01street.com/
2004/03/14
iiyama
飲み会
19インチの液晶がほしい サークル
旅行ネタを始める前にもう一つ。
大学時代に所属していたサークルが解散する。最近の学生のサークル離れはかなり深刻なようで、ウチを始め、多くのサークルが会員不足で解散に追い込まれているそうな。
(´ー`)y─┛~~ 時代のながれだねー
ということで、京王線沿線にあるいきつけの飲み屋M古で現役・OB合計約60名が集まり解散報告会(というかただの飲み会)が行われた。
私が留学したり大学院で文学なんざ研究しているあいだにサークルの同期はもう入社4年目に入ろうかという事態。
いつも、微妙なスマイルで「邑乃氏ぃ~♪あんまり☆遊んでばっかりじゃダメだぞぅ♪(はぁと)」というラリラリな喋り方をするSちん(絶対裏があると私はニラんでいる)などは、早くも寿退社で人妻になるらしい。はー、歳だ歳だ。
まあ、それはいいとして私が飲み屋M古に到着すると”人妻Sちん”と彼女の親友”Jちゃん”はすでに二人かわいくならんで座っていた。
邑乃「いやー、遅れましたー。あ、Sちん、Jちゃん久しぶりー」
人妻Sちん「あ、邑乃氏だー♪」
Jちゃん「邑乃氏おそいぞー」
人妻Sちん「ていうかさあ☆邑乃氏あいからずガラ悪いよね」
Jちゃん「邑乃氏的にはオシャレなつもりなんだよ」
イジメキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
イジメキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
いや、私は決してガラ悪くないぞ!!ヽ(`Д´)ノ
つーか久しぶりに会って、第一声がそれかよ。_| ̄|○
まあ、会話が始まっていきなりコレなので、いつものごとく二人にいたぶられる結果に。まあね。確かにね。真人間Jちゃんに早くも薬指にダイヤな人妻Sちんから見ればね。
私は浮ついたチャライ不マジメ野郎でしょうよ。でも私だってがんばって生きてるんだぞとw
マジメに生きなさい、遊んでばかりではダメだと一通りいたぶられたところで、私も悔しいので反撃。
邑乃「Sちん結婚するんだって?人妻だよな、人妻!!」
Jちゃん「ちょっと邑乃氏エロいー」
邑乃「いや、人妻最高っすよ。人妻(;´Д`)ハァハァ」
人妻Sちん「邑乃氏☆変態ー♪」
邑乃「うるせー、バカ、人妻(;´Д`)ハァハァ」
そこへこれまた同期のヨシリンと後輩なっちゃん登場
ヨシリン「おい、邑乃、ビデオの見過ぎだ」
後輩なっちゃん「邑乃さんキモイっすよ」
邑乃「うるせー、ヨシリン。パフィー(ヨシリン邸付近にあるヘルス)にでも通っとけや」
邑乃「テニプリのヲタサイト開いてる腐女子に言われたくねーぜ、なっちゃんよ」
うーん、サークルが潰れたのは時代の流れのせいだと思っていたが、実はこんなクソトークばっかりのサークルに問題があったのでは?とちょっと思えてきた。飲み会もまだまだこれからと言うときなのに、既に死体が5~6体転がってたしね。
あー、でもこんなネタまじでどーでもいいわ。スマン。次はマジメに旅行記書くわ。
2004/03/06
アルファシステム
ゲーム
ただいまです。
トルコ&ギリシアから帰って参りました。
とりあえず旅行記を始める前に訂正を一つ。
2004/02/14の雑記で”牛丼マニアのPUKEとロリ&キモヲタのお好み特急・・・”
と書いたところ、私のいきつけの飲み屋、京王線沿線のM古で、サッカー日本代表のオマーン戦を見ながら、背番号イッキゲーム(指名した選手2~3人がアップでTVに映ったら飲む)を楽しんでいた時分、お好み特急から、次のようなクレームが入った。
「なんでPUKEがただの牛丼マニアで、漏れが”ロリでキモヲタ”なんですか!差別でしょ」
「確かにね、漏れはロリ(コン)ですし、キモヲタかもしれませんよ!でもね、決して”ロリでキモヲタ”じゃないんですよ!解ります?!」
いや、意味不明。ロリであることとキモヲタであることを認めつつ、なぜ”ロリでキモヲタ”であることを認めぬ?”ロリでキモヲタと”と表記してなぜイカンのだ???
しかしふと気づいた。お好み特急は、
”ロリ×キモヲタ=お好み特急”
ではなく
”ロリ+キモヲタ=お好み特急”
なのだと言いたいのではないか、と。”ロリでキモヲタ”を書かれると”+”ではなく、”×”の効果があるからイカン、と。確かに、ヲタ度を数値化するとすると”+”と”×”とでは以下のような圧倒的な差が出てくる。
単位…ヲタ
ロリ(コン)=100
キモヲタ=1000
100(ロリ)×1000(キモヲタ)=100000ヲタ
100(ロリ)+1000(キモヲタ)=1100ヲタ
なるほど、お好み特急の直訴には一理ある。たしかにヤツのヲタ度は1100ぐらいであって100000ではない。
私は改めて言葉の難しさを学んだ。よってここに訂正する。
お好み特急は”ロリでキモヲタ”ではなく、”ロリかつキモヲタ”である!
ん?あまりかわらないだと?
ふ、このニュアンスの違いが解らないヤツは・・・(ry←裸の王様効果
いちおう念のために付け加えておくと、お好み特急は外見ではヲタとは認定できません。リュックも背負ってないし、服装も髪型もキモくありません。むしろけっこう二枚目であり、宅間伸にちょっと似ているかも、ぐらいな感じ。まあ、会話すると3分以内にヲタと解りますが・・・
ということで、以上訂正でした。
2004/02/20
古典ギリシア語
Webサイト
旅行にいってきます
トルコ&ギリシアに旅行に行ってきます。
じゃ
2004/02/14
外国人のペンパルが欲しい女の子
ニュース
神田のスタバにて
ムカ
最近、牛丼マニアのPUKEと、ロリ&キモヲタのお好み特急から
「邑乃さんは雑記が書きたいんじゃない、ただAA使いたいだけ何じゃないですか?」
「まあまあ、面白いけど、AA自体が面白いですからね」
と厳しいダメだしが入っているので、今日はAA無しで。
今日は神田で古本屋巡りをしつつ、スタバで人間ウォッチング。
電波を発しまくっている女性二人組に狙いを付けて、隣の席に座った。
さあ、ウォッチング(ストーキング?)開始だ!
どうも出版社志望で就職活動中の女子大生(ここでは仮に真由子と命名しよう)が、集英社の編集者をやっているサークルの先輩(ここでは仮にジュリアと命名しよう)にOB訪問している、といったシチュエーションらしい。
真由子「面接ってやっぱり、斬新なアイディアとかを話した方がいいんでしょうか?」
ジュリア「何を話すかよりも、どう話すか、なんじゃない?」
邑乃(おお!良いこと言ってる!)
真由子「私は・・・・で・・・・なことがやりたいんですよね!」
ジュリア「!!い、良いんじゃない??そう言うの学生時代に持てるって凄いわ」
邑乃(ジュリアなんか投げやりだな。まあ、真由子のやりたいこと、とやらががドキュソすぎるからな)
ジュリア「ねえ、●●くん元気?」
邑乃(わ、話題を変える作戦か!もうこの後輩を見限りやがったのかこの編集者!)
真由子「元気ですよ~、で、ですね、面接のことなんですけど・・・」
邑乃(お、華麗なコーナリングだ。強引に話題を戻しやがった、ヤルナ!)
真由子「私、小説が好きなのか漫画が好きなのか自分でも解らないんですよ」
ジュリア「どんな小説読んでるの?」
真由子「・・・・・坂口安吾とか・・・・歴史物も好きですね。夢野久作なんかも」
邑乃(脈絡ねー趣味だな。というかなんで日文ヲタって坂口とか夢野とかの名前出したがるんだ?ただ夢野久作いいたいだけちゃうんかと、小一時間(ry)
ジュリア「池波正太郎とか?」
真由子「はい、司馬遼太郎も好きです。ジュリアさんはどんなの読むんですか?」
ジュリア「私、あんまり雄々しいモノってダメなのよね。女流作家中心かしら。ああ、でも谷崎潤一郎とかも好きかも」
邑乃(ああ、女流っつーか。女の性のバーゲンセールが好きなのね。アニー・エルノーでも読んだらどうだ?)
ジュリア「ねえ、●●くん元気?」
邑乃(お、また話題換えやがった。というかこの編集者、サークルの男の後輩の話しかしねーな。)
真由子「元気ですよ~」
邑乃(うわー、話題転換二度目で撃沈か。ダメだこりゃ)
邑乃(判決を言い渡します。”不・採・用”!!!!)
ということで、他の人に注目を移動。するとなんとちんけなブ男外人が、けっこうな美人日本人女性をつれているではないか!!
「オラ、そこのチビ、その臭い口で日本の大気を汚染してんじゃねーぞ。さっさと帰れや(#゚Д゚) ゴルァ!!」
と心の中で叫びつつ。なんで日本人のおんなって外人とみるとなんでもかんでもすぐ飛びつくかなと考えるが、なんかそれは単に日本男性がヘタレなだけという結論になりそうであり、ひがみ以外の何ものでもない感じなので己を却下しておいた。
つーかだ。日本男性が海外で現地の女の子にモテようと思ったらけっこう大変だ。語学にしろ他のことにしろ実力を見せつけなければならない。
「俺があんなにがんばったすえに、やっと少しはモテるようになっただけだというのに、このクソ外人男どもは日本語すら喋れねえくせにモテ過ぎだ!ヴォケが」
というと、ひがみっぽく聞こえて自分自身にムカついてしまうので、あえて言わないが。日本人女性には一言言いたい。
「日本に来ている外人のほとんどは、本国で女に見向きもされず、ろくに仕事もなく、無能な”負け組”です。日本で一発逆転を狙っているのかもしれんが、できるのはせいぜいNOVAの教師かストリートミュージシャン。こんなクソ共に引っかからないように!」
くそ、でもどうみたってひがみにしか見えんな。なんかエラク、ムカツクわ。
つーことで、私を含めた世のヘタレ日本人男性のみなさん、頑張りましょう。すげー美人が、外人のチビデブ&ぶ男&無能と付き合ってるのを見るとマジでムカツク。
まあ、そんなこんなで、酒見賢一『陋巷に在り13巻』を読みつつ人間模様を眺めておりましたとさ。
ああ、でも酒見賢一、最近何も書いてないな・・・がんばれや
2004/01/31
牛丼を愛してくださる皆様へ。
ニュース
ホンモノを知る爺さん
牛丼
あれからもう4年もたつのか・・・私の人生の転機から・・・もう、4年も・・・
4年前、吉野家も松屋も牛丼の安売りをやっておらず、並盛り一杯が400円であった。
今ほど気軽には牛丼屋には入れなかったあの頃、吉野家は毎春、「春のさくら祭り」を開催していた。牛丼が150円引きになり、並盛りが250円、大盛りが、350円になるという、当時としては牛丼ファンにはありがたすぎる祭りであった。
「150円やるからその席あけろ」というあの有名なフレーズはこの時に生まれたモノである。
もちろん私は「春のさくら祭り」期間中、吉野家に日参して牛丼を食していた。
そんな時である、私が真の牛丼人生を教わったのは・・・・
ある日私が、いつものように吉野家で大盛り(150円引きで350円)をほおばっていると、杖をついたいかにもガンコそうな爺さんが入ってきた。
爺さんはゆっくりと店内を見回し、ヤケに混んでいるなという顔をしかめて、おもむろに私の隣の席に座った。私は
「爺さんよ、世の中さくら祭りだぜ、吉野家が混んでるのは当たり前だろうが!素人め!牛鮭定食とか注文しやがったら、茶をぶっかけるぞ!」
と爺さんを小馬鹿にしていた。どうせ素人だろうと。「ふ、けんちん汁がレトルトパックだって知ってるか?」とちょっとした吉野家トリビアを心の中でつぶやいてもいた。
そこへ爺さんの注文
/ ,/ / / _,..-''
/ / /// 〃 ,r'',.-'" // /
,.ィ <´ 〈,/〃/-//-'"/ / ,/__,,..-/
} } ,〉 //" ,r'´ノ ,r'′//-''"二´‐'''~___ノ
,) Y ノ // ,r''´‐''" -='"―-、彡"r'" ̄´ /\,,ヘ/\,/\,/\/\,/
,イ リ ノ り ,=、、-ニ_~― ~''-=二 ∠"´ /
ヾ,ヽ 、, , ノノ {.トヾー-~ニ_-二 ― 二ニ==-‐''" |
ゝ ミィイィ彡`ユ.|`\ヽ丶、‐ __ヽ'''三二,,,_ / 牛皿、ビール・・・
〈 `ヾべ_{:::: 'ゥ) `8-、 ヽ‐ 、ヽ`''-_=- \
ゝ_ノ⌒ヘ~" _”\ ヽ!\ヽ、'''ー-"ニ.._ |
〈 (._ |∠ィ ,.ノ / __ハ_j! \ \
`‐''^ ,. -‐`ヾ__/ヽ. >,、く \ \/\,,ヘ/\,/\,/\/\,/
r;>-=<´ 〈 ノ_,. ヽ \
(l》L -―''''"~´ ヽ ` 、
/ `、 `、 lヽ
/ ヽ. l ||
! `、 ! !|
`、 、 | } V,/
ヽ | / / 〃
\ ヘ_,. -''" / ,.イ′
\ ヽ l / /
l | |′,'
え?今、なんと?なんですと?
あえて言おう、「な、なんだってー!」と。
そして
_
へ_,,,ー ̄ |
へ ( _,,, i~7 |
( レ⌒) | | 」 レ' |
|\_/ /へ_ | _ _ ー, )
\_./| |/ \ | | 」 |/ /
/ /| |~ヽ ヽ く_,,,ーー~~\
/ /| |ノ ノ | |_ | ) | /_,,,ー,
| | | / / /\`~ ~~ ,,,,ー’
\\ノ く / / ~~ ',| √| ノ_,,,ー~i
\_∧」 / / (~' ̄ ~~_,,,ーー~'
_/ / `ーフ ) ̄ ) )_
∠-''~ ∠/ //( ノ
く\_ー-' '~~~7
へ く~7_へ く_,, ┌二、~
/7 ∠、 \ _> _/ <ニ, ~ ∠,,へ
| / ! | (__//~) _,,,,-' _,~、)
| | i | く ̄ / \_/~~_ _
! レノ | ! フ∠へ . /フ ( (_,,,,\\
\_ノ ノ / (_,,ノ ∠っ レー' ┌` )/
/ / へ_/\くニニ┐ 「 ̄| レフ
ノ / | /| | __ | レっ | く
ノ/ | |~~ | ノ \_,、 「 //\\_/|
ノ/ | |_ノ ) J |∠ノ \ ノ
(__,,ー~~ \ノ `V
「爺さん、今日はさくら祭りですよ、牛丼150円引きですよ、牛皿は値引きされませんよ。注文のしかたまちがってやしませんか?」
しかし爺さんは背中で語っていた・・・・
/ ,/ / / _,..-''
/ / /// 〃 ,r'',.-'" // /
,.ィ <´ 〈,/〃/-//-'"/ / ,/__,,..-/
} } ,〉 //" ,r'´ノ ,r'′//-''"二´‐'''~___ノ
,) Y ノ // ,r''´‐''" -='"―-、彡"r'" ̄´ /\,,ヘ/\,/\,/\/\,/
,イ リ ノ り ,=、、-ニ_~― ~''-=二 ∠"´ /
ヾ,ヽ 、, , ノノ {.トヾー-~ニ_-二 ― 二ニ==-‐''" |まだまだだな、若いの。
ゝ ミィイィ彡`ユ.|`\ヽ丶、‐ __ヽ'''三二,,,_ / 値引きごときに惑わされてちゃ素人。
〈 `ヾべ_{:::: 'ゥ) `8-、 ヽ‐ 、ヽ`''-_=- \ 周りに流されるなよ
ゝ_ノ⌒ヘ~" _”\ ヽ!\ヽ、'''ー-"ニ.._ |男は黙って、
〈 (._ |∠ィ ,.ノ / __ハ_j! \ \いつものメニューを注文、だぜ・・・
`‐''^ ,. -‐`ヾ__/ヽ. >,、く \ \/\,,ヘ/\,/\,/\/\,/
r;>-=<´ 〈 ノ_,. ヽ \
(l》L -―''''"~´ ヽ ` 、
/ `、 `、 lヽ
/ ヽ. l ||
! `、 ! !|
`、 、 | } V,/
ヽ | / / 〃
\ ヘ_,. -''" / ,.イ′
\ ヽ l / /
l | |′,'
この瞬間、私は悟った
,; i, il;l! , ; il
_,,,,,,,,,__ , 、,く〈 ll~i||||||||||、
,;;彡-::::::::;;;;/;;li'!!|‘ とニ)||||ニ l
,;;l;;;;;;;;;;;;::::`、;;;l;;l |_,,!、_ ノ||||||||):ノ
/;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;:::l;ノ;;l /;;;;`;::=<`"!/'_=l
/;;;;;;;メ;;;;;;;;;;;;;;;;;:ヽ〉y;;;;;;;::::8インT;;;;;;::::l
/;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;::_::ノ;;;;;;;::::::ン;;;;;/l;;;;;;;::::|
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;';;/;;;;;;;;;:::::/;;,イ;;;;|;;;;;;;::::l
┌‐────┐/;;、;;;;;;;;;;;;;;:::::// l;;;;;!;;;;;;:::::|
│ ムラノ |_;;_;;`;、;;;;;;_:::ノ´ 、;;;;;;;:::ノ
├───‐─┴────────────────────────
│俺って、玄人のつもりが、実は世間にながされているだけだったんじゃないか?・・・
└─────────────────────────────‐
私は敗北感にまみれながらも、会計を済ませ、吉野家から出た。そして独り、ビールで牛皿を愉しんでいる爺さんに深々と頭を下げた。
世間がさくら祭りだろうが、牛丼が150円引きだろうが関係なく、黙っていつも通りの注文「牛皿、ビール」。歳だから大盛りなどいらない、並でいい。牛皿並をビールで愉しみ、独り帰っていく。漢だ、これぞ漢である。
私はまた一つ、人生の教訓を知った。
あれから4年・・・
牛丼は過去最大のピンチに立たされている。
あと半月もすれば、牛丼は店頭から姿を消してしまうのだ。今しかない、今しかないのだ。名も知らぬあの爺さんに私の成長をみてもらうには!
私は仲間と共に吉野家へ向かった。
殺伐とカウンターに座り、一言、
、_ ー- - 、 、_ 、 、ヽ. i.、
ー 、 ニ _ ̄ 、` ー 、 ヽ. ; !.`;ー-‐ァ
ー 、_¬‐' ̄、 ー- _ ` ー_-.、ヽ. ゙;. | } /
__ー_、ー- 、_ - 、- 、.r‐- 、- 、_、- 、ヽ ,! .ノ /-ァ
` - 、 ー ,. ‐.、 r-' ` ` ヽ., .'^ァ /
) /./ `i.゙ . ,.r' ト'
ヽ. { r‐、ァ ∨  ̄ ー.、 l
_ノキ !- ,; r‐rテ-;゙、_, ィ ,.r'
/,.'}.、.ゝ`ー ヽ. ー' ,;; ' fi!
_,r'´ / ! `  ̄i  ̄ |!
_,. - '",/ .l { | _ )
. / | ゙. i. r‐'
/ | ヽ ; ヽ. --――¬'
┌―――――┐ ヽ. \ -‐f´
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