[機器][ゲーム] あっくんの基板の館~アーケード基盤の基礎知識
■ 基板って何?
ええとゲームセンターのゲーム機の中に入っている電気部品が沢山載った板を言います。
これ1枚で、1つのゲームしかできません。
ちょうどファミコンとカセットが1つになっているようなものです。
こんなのが入っているんですねえ。(^_^)
仕様の紹介
基板には信号を出し入れする端子が側面に付いています。
ここには、
1.電源入力(たいがい5Vと12Vの2系統)
2.RGB信号(要はテレビを写す赤・緑・青の3原色の信号)
3.スピーカーを鳴らす音声出力信号
4.コントロールパネル(レバーやボタンが付いている、操作する部分を言います)
の信号入力。ざっと略して言うと、こんなのが端子に集中してます。
厳密にはもっと信号の種類はあるのですが、上の4つの入出力で、取り敢えず動いているんだな位に判って頂ければ幸いです。
あとは、電気部品は、ROMだとか、RAMだとか、CPUだとか、ええと、色々載ってますが、深く考えなくても良いです。
値段と言えばディストリビューター(要は新品基板の問屋さん)から買えば10万円から20万円位の高値ですが、中古屋さんから買えば、例えば麻雀の基板は数千円位で売っていて、サターンに移植されたCDよりも安い、なんて面白い現象も起きています。
■ 基板を遊ぶのに必要なもの-
遊ぶ為には何が必要かと言うと基板。以上。と言ってしまったらミもフタも無い。
以下に必要な機器、道具を上げます。
1.コントロールボックス&コントロールパネル
まずコントロールボックス。
電源供給や各端子の入出力信号の中継ぎの役割を果たします。
それからコントロールパネル。レバーやボタンが付いていて要は遊ぶ時に操作するやつです。
価格は新品で2万円~4万円位します。各社から色々な種類が出ています。
ボックス&コンパネが一体になっている物が殆どですが、写真のセパレート型(シグマ)が場所いらずで館主はお薦め。
2.ハーネス
基板とコントロールボックスを繋ぐ配線の束で、写真のように両端にコネクトする為のカードそしてコネクターが付いてます。
基板によって規格が異なるものがありますので注意が必要ですが、1986年以降の基板は大概「JAMMA」規格で統一されてますので共通で使えます。
基板屋さんにお願いすれば4,000円位で作って貰えます。
3.モニター
ゲーム画面を写す為のモニターです。
ゲームセンターで使われている、業務用モニターを購入するのが一番理想的ですが、今のコントロールボックスにはビデオ信号出力が付いているので、取り敢えず 家庭用のテレビに繋いで遊ぶことができ ます。(S端子が付いていればなかなかきれいに映ります。)
モニターの価格はピンキリですが、中古を探せば5千円位から入手できます。画質で高い人気を誇るのは、やはり「NANAO」製のものです。
ええと、ざっとこれだけ揃えれば、家で基板を遊べるようになります。
下の写真は、実際に基板を家庭用テレビに繋げてみたものです。いわゆる、「こたつでみかんのお座敷ゲーセン」と言うやつです。
あっくんの基板の館
http://www.ne.jp/asahi/cc-sakura/akkun/asobi/kiban1.html
http://www.ne.jp/asahi/cc-sakura/akkun/asobi/kiban2.html
基板天国
http://my.reset.jp/~sayuri/
■ ハーネスを作ろう!
さてさて、今回はハーネスの作り方を紹介致しましょう。
ハーネスは基板屋さんから購入すると4,000円程。なかなか痛いですよね。
マニアたるもの、ここは一つ自分で作り安く上げて、浮いた費用を新規基板購入にでも当ててしまうのが得策と言うものです。(^^)
なに、そんなに難しくありませんよ。(^O^)
前回のコンテンツ「ハンダの付け方について」それから「コネクターの端子名称」
を併せてに参考にすれば大丈夫です。
それでは早速紹介して参りましょう!!
-準備するもの-
まずは上の画像のものを用意します。
1.コネクター(画面中央左、青い色のもの)
基板側に挿すコネクターです。
コネクターには端子数による種類違いがありますが、大概は
36ピン、44ピン、56ピンの3種類のいずれかになると思います。
配線表を確認し、合ったコネクターを購入しましょう。
どこの基板屋さんでも取り扱っており、入手は容易です。
2.カード(画面中央右)
コントローラー側に挿すカードです。コントローラー毎に仕様は異なりますので
自分のコントローラー用のカードを購入しましょう。
どこの基板屋さんでも取り扱っており、入手は容易です。
3.コード(画面下)
オールマイティなφ1mm芯線のコードあたりを準備するのが宜しいかと思い
ます。φ0.6mm以下のコードあたりは電流値が稼げないので電源回りに不適切
です。くれぐれも細いコードを電源回りには使わないよう、これだけは注意して
下さいね。電圧降下が発生して基板の動作が不安定になる可能性がありますし
下手するとコード自体が過電流により過熱して大変危険になります。
コードはどこの日用大工センターでも購入できるでしょう。
コードは価格を別にすれば太い分には何も問題ありません。
大は小を兼ねます。
4.結束バンド(画面左中央、白い色のもの)
ハーネスのコードがバラバラにならないように、まとめて縛るものです。
これで縛る事を怠るとコードを何かに引っ掛けたり取り扱いによって断線させて
しまったりでハーネスの寿命が縮まります。
きちんと縛ってスッキリさせましょう!長さは100mm程のもので充分です。
大概の日用大工センターで購入できるでしょう。
5.半田コテ,半田線(画面左上,上中央)
これが無いとハーネス作成は始まりません。(^^)
前回の「ハンダの付け方について」のコンテンツを参考にして下さいませ。
コテのW数、半田線の太さ等の詳細を紹介しています。
大概の日用大工センターで購入できるでしょう。
6.ストリッパー(画面右中央)
ええと… いや、…何でもありません…。(… … …)
これはコードの被服を剥く道具です。これがあればとても便利!!
カッターを使うと中の芯線を傷付けて切ってしまったりしますが、これなら
そんな心配はいりません。
短時間に作業を済ます事ができる優れものだったりします。(^^)
大概の日用大工センターで購入できるでしょう。
掛る費用は道具類を除いて使った部品の分で大雑把に算出してみると、
コネクター:550円(56ピン)
カード:250円
コード:400円(10m位)
結束バンド:数円
半田線:50円分
コテ電気代:5円
…ざっと1300円弱と言ったところでしょうか。
(本当にかなり大雑把でいーかげんです。)(^^;
ささ皆様、用意はできましたでしょうか?早速順を追って作成してみましょう!!
-ハーネス作成手順-
1.コードを準備しましょう。
まず初めに、一番面倒なコードの準備をしましょう。ハーネス作成中、最も時間が
掛る作業です。
まずはコードを必要な長さに切り揃えます。シグマ製のコントロールボックス
でしたら30cm程の長さで充分です。
次に被服をストリッパーで剥きます。
被服を剥く長さは大体2~3mm。芯線をそんなに長く出す必要はありません。
(以下画像参照。)
短めに芯線を剥くのは、
・熱で被服は収縮する。
・隣の端子と電気的に短絡する事故を未然に防ぐ。
2つの理由があります。使う半田の量もその分少なくて済むようになります。
2.コードに予備半田をしましょう。
必要な本数のコードを揃えたら、芯線を半田付けしましょう。
半田は充分に芯線全体に行き渡らせるようにして短時間で済ませるように心掛け
ましょう。(以下画象)
下の画像はちょいイモ半田状態ですが、ここではあまり気にしません。
この面倒なコードの予備半田を短時間で行っておけば、半田線に含まれる
ヤニ成分が残り、後でコネクターやカードに半田付けする際新たに
半田を使わずに半田付けができるようになりますので随分楽になります。
3.コネクターの電源端子など
電源用端子は電流を流す為、大概は部品面と半田面の両面が同じ端子だったり
します。(コナミの旧ハーネス等、例外あり。)
このような場合には以下の図のように端子を曲げておけば1本のコードで両面の
端子を繋ぐ事ができるので半田付けの際とても楽になります。
半田付けの際には端子間にコードを挟むようにし、多めに半田を流し込んで
端子と端子の間を半田で埋めてしまいます。
4.コネクター,カードの予備半田
コード同様、コネクターとカードの半田付けする端子に予備半田をしておきます。
半田が解けて流れたら直ぐにコテを放すようにし、半田にヤニ成分を残しておき
ましょう。
ここでもイモ半田はあまり気にしなくて良いです。
(但し、付け過ぎによる端子間の半田ブリッヂに注意!!)
ここで気を付けなければならないのは、上述の「3.」で述べた折り曲げたコネクターの端子には予備半田をしない事です。
これをやってしまったら端子間にコードを挟めなくなってしまいます。(^^;;
端子を曲げた部分についてはコードを挟めた後に半田を流し込むのです。
5.コードを半田付けしてみましょう。
さて配線表を見ながらコネクター,カードとコードを半田付けしましょう。
まず初めに半田付けするのは電源系統(GND,+5V,+12V等)からが宜しいかと思います。(人それぞれですが、館主流と言う事で。)
電源の接続を間違える事は基板に取って致命傷。
まずは配線ミスが無いよう確実に電源系を半田付けし、何度も見直ししましょう。
電源系統にはコードを2本使い、コネクター,カードの両面を使いましょう。
電源は大電流が流れるところ。コード1本だけで1箇所から導通を取るのは極力避けて下さい。接続端子間の接触不良等の不具合が多少発生しても、これなら
電源系のトラブルが発生し難くなります。
上の画像では電源系統が端子4本ずつエッヂコネクターから出ている仕様でしたので(セイブの「スティンガー」)、更に同じ左右の電源端子間をわざと半田ブリッヂさせて4本の導通をまとめています。
それから、くれぐれも半田芯線の半田残りが無いように気を付けて下さい。
万一ショートでもしたら命取りです!!コネクターの端子とコードの被服間は隙間が無いように、キッチリ詰めて半田付けして下さい。
カードの端子側はコードに被服を少しクロスオーバーさせるようにして半田付けして下さい。あまりに長時間(10数秒)半田コテを当てていると、コネクターが溶けて端子がグラグラになってしまう事故も発生しますので注意して下さい。
6.残りの配線をしましょう。
電源回り以外のコードも配線しましょう。
ここまで来ればハーネスの完成は間近です!!(^^)
くれぐれも配線表を見間違わないよう、充分に注意して下さいね。
きちんと予備半田さえしてあれば、新たに半田線を使う事はありません。
軽くコードを添え、半田コテを当ててきれいなフィレットができるまで熱を加えましょう。(^^)
さあ!ついに半田付けが終わりましたね。(^O^)
7.配線確認をしましょう。
最後にもう一度配線表とハーネスを見比べ、間違いが無いか十分に確認をしましょう。
館主はうっかり配線表の部品面と半田面を間違えたまま作った事をこの段階で気付き、泣いた事があります。(;_;)
配線の確認が済んだら、まずは基板のエッヂコネクターにコネクターを挿して再度基板側のパターンと配線が合っているか確認してみましょう。
基板側では同一パターンのはずなのにコネクター側野の配線が別々になっていたら、まずは配線ミスを疑って下さい。
常々「基板のパターンを読む」行為、コネクターを挿す際にはハーネスを作成した時以外でもするように習慣付けましょう。
8.動作確認をしましょう。
いよいよ通電です。もうドキドキですね。(^O^)
通電してコントロールボックスから「チー…」とショートを示す危険信号な音が出てはいないか注意して下さい。
基板が正常に立ち上がるか画面を良く注意して観察して下さい。
いずれかに異常があれば即電源を落とし、再度不具合の原因がハーネスに無いか確認し、半田ショートや配線ミス等を修正しましょう。
自分の作ったハーネスで無事基板が立ち上がった時の喜びはまた格別ですよ!
9.結束バンドでコードを縛りましょう。
動作確認が済んだらコードの中央部を結束バンドでしっかりと縛り、余った結束バンドの尻尾を切り取ります。
さあ!とうとうできましたね!!
後はコネクター部に
「スティンガー部品面」
などとマジックで書き込んで後で間違いが起きないようにしておきましょう!(^^)
-まとめ-
初心な皆様いかがでしたでしょうか?自分で作ったハーネスで基板が動いた喜び。
作成の苦労などいっぺんに吹き飛んでしまうでしょう。(^^)
基板屋さんに作って貰ったハーネスで、もしトラブルが起きた場合、ハーネスを作った体験を持たない方は途方に暮れてしまいがちですがハーネスを作った事があるマニアなら結構不具合箇所の目星が付いてしまうものです。
ハーネス作成未経験な方は是非これを機会にハーネス作成にチャレンジしてみましょう。(^^)
by館主
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■ 買っただけでは遊べない基板
さて,昔遊んだ基板をお家で遊びたいと志しを立てたとしても,ちょっと落とし穴があったりする場合があります。
基板によっては,そのままでは遊べないものがあるのです。
「モニターもあるし,コントロールBOXもあるし,そんなはずは?」と思う方もいらっしゃるかも知れません。
いやいや,これからその実例を紹介していきます。既に基板で遊ばれている方なら「ああそんな事!」と言われてしまう内容かも知れませんが,あくまでここのHPの趣旨の一つは「始めて基板を遊ばれる方向けノウハウの紹介」です。
それでもマニアな方向け内容も少しUPさせて頂きますので,今回は,「基板が遊べない,初級偏,中級偏,上級偏」の3つに分け紹介して参りましょう!!(今回,言う程たいしたボリュームはありませんが。) (^^;;;
なに,全然難しい話ではありませんよ!なるべく噛み砕いてお話します。(^O^)
-買っただけでは遊べない基板って?-
結論から言えば,
今ある自分の機材の環境では遊べない。
基板以外にも周辺機器が必要なものがある。
以上2点に付いての紹介です。要はペリフェラル(入出力機器)のアンマッチの事を指しているのです。
昔遊んだ基板を購入してみたら,自分のコンパネやモニターでは遊べなかった,なんて失敗が館主にもあります。
これってなかなか悲しいものがありますね。そんな悲しい思いを皆様にはさせたくありませぬゆえ,老婆心ながら早速以下に紹介して行きましょう。
その1.初級偏
-コントロールパネルが合わない。-
さてさてマニアな方々は笑わないで下さいね。(^^;
折角購入してもコンパネの仕様が異なっていては遊べませんね。
館主なぞは,「電気的になんとかなるんでは」などと楽観的に考えていて,後で
後悔する事も良くあります。(実際にはそんなに甘いものでは無かった場合の方
が圧倒的に多いです。)
具体例を挙げれば
・3ボタンのコンパネで6ボタンのストIIは遊べない。(爆)
…ええと,初級はこんな感じです。これなら誰にでも判る説明ですね。
・麻雀の基板は麻雀のコンパネが必要。(左下の写真)
…最近,一部の基板では設定によりどちらでも遊べるようになっているものも
ありますね。(マイフェアレディとか雀々パラダイスとかがそうですね。)
・ブロック崩しゲームには専用の回転コントローラーが必要。(右下の写真)
・「ミサイルコマンド」等,トラックボールが必要なゲームには,トラック
ボールが必要。
・「怒」や「フロントライン」にはループレバー,チャンネルスイッチと
言う,特殊な回転スイッチが必要。
・「バーチャロン」には鉄人28号コントローラー(勝手に命名)が必要。
・「リブルラブル」には2本レバーにコンパネが必要。
…館主は何とかシグマのコンパネを2個並べて遊んでますが…
…やはり遊び難いですねえ。(^^;
ざっとこんなものが例として挙げられます。
その他,モニター側では,3画面のダライアスはモニター3台が必要ですし,
バーチャファイターは家庭用モニターには同期信号の仕様が合わないので映ら
ないとかがあります。(以前紹介していますね。)
ここで館主が一番言いたいのは,基板屋さんから購入する前にきちんと確認すれば事前にトラブルが防げると言う事です。
基板屋さんによってはどのようなコンパネが必要かきちんと明記したり,まずは特殊コンパネでなければ遊べない基板について,コンパネ等が付属で付いているかをリストに挙げているお店もありますが,残念ながら全ての基板屋さんでそのような広告を出している訳ではありません。
一番簡単なのは,自分で持っているコンパネや環境を伝え,遊べるかどうかを購入前に確認する事です。
親切な基板屋さんなら教えてくれるはずです。館主は「フロントライン」を購入したまでは良かったのですが,チャンネルスイッチが既に製造中止である事実に愕然とし,いまだにスチールラックの肥やしになったままになっていると言う悲しい失敗談があります。
(勿論,基板屋さんはスイッチが付属していない旨きちんと明記していました。)(^^;
後で入手できないぺリフェラルも多数ある事も事実であります事,くれぐれも知っていて下さいね。(基板屋さんに聞けば教えてくれます。)
余談ですが,「ベラボーマン」に使われている特殊スイッチも今では製造中止でナムコの在庫も無く現在は入手不能です。(T_T)
その2.中級偏
-信号の入出力が合わない。-
さて,コンパネが問題無い,モニターも問題無いとしても,まだ問題がある場合が
ありますので紹介致します。
・音声アンプが必要な基板がある。
一部の基板にはそのまま音声出力をスピーカーに繋げても音がならない仕様
のものがあります。
例えばオールドゲーム「ミスターDo!」,この基板は音声アンプを持っていま
せんので,別途音声アンプが必要になります。
余談ですが,もし「うちのミスターDo!はきちんと音声が鳴ります」と言う
方は,家庭用コンパネを使用している為充分「ライン入力信号」としてテレビや
ステレオ側で受け取って貰えているか,またはその基板は「コピー基板」である
可能性があります。…しかしコピーの方がアンプのIC付きで親切設計だなんて
変ですねえ…
その他,「ポパイ」とかもこれに当たります。
ただ,このような「アンプ無し」の基板はごくごく一部ですので,
普段はあまり気にしないでよろしいかと思います
尚,アンプは電気工作キットとして1,000円位でパーツ屋で売っています。
回路もごく簡単ですので,半田付けの練習用にぴったりかと思います。
(下の基板がアンプの一例です。)
・反転基板が必要な基板がある。
さて,「反転基板」とは何かと言いますと,出力されるRGB信号が正負逆な
基板もあって,そのまま繋いでは映らないので
「正論理信号」を「負論理信号」に変換する回路が外付けで必要になる
場合もあるのです。(モニターは通常,
負論理で動きます。5V?で真っ暗。0Vで真っ白に表示する,と言えば理解
し易いかも知れません。)
昔の任○堂の基板がそうですが,基板のみを購入しても「正負切り替え機能」
を持たないモニター(大概そうです)やテレビでは遊べません。
この回路,基板屋さんによっては回路図を持っていますので,腕に自信の
ある方は一丁自分で組んでみましょう。
以下がその「反転基板」です。館主オール手製ゆえ見栄えは最悪で線もきれい
にまとめていない事から,わずかに画面にニジミが起きます。(^^;
(実はこの回路,ポパイ用ですんで,音声アンプも一緒に付いています。)
回路はトランジスタを主にした,これまた簡単なものです。(上述のアンプより
は多少面倒です)
もし「音声アンプ」や「反転基板」の回路図を知りたい方がいらっしゃれば,
基板屋さんに聞いてみましょう。
その3.上級偏
-入出力論理自体が全く異なる-(新JAMMA規格)
さて,上級偏です。「体感ゲーム」やら「ディトナUSA」とか大形筐体なものを
家庭用コントローラーで遊ぶのはまず不可能ですが,そんな非現実的な話では
無くもっと具体的な話として,ポピュラーな「新JAMMA規格」に絞って
紹介致します。
「新JAMMA」って何?
JAMMAに付いては,以前にも紹介しましたが,筐体と基板を繋ぐハーネス等の
統一規格である「JAMMA規格」,時代の流れでしょうか,「4ボタン」まで
しかJAMMA規格は入力が無く,56Pコネクターの規格では少々苦しくなって
来ているようで,新しい規格が新たに設けられました。(詳細な資料は現在館主
手元にありませんがJAMMAで仕様が公開されておりますのでそちらを
どうぞ。)
「新JAMMA」は「従来のJAMMA」とどう異なるの?
まず言わなければならないのは,新JAMMA規格は従来の規格とは全く別もの
で全く共通性が無い事です。
配線を自作する等で何とかなるものではありません。
(モニターのみであれば,同期信号が合えば配線で何とかなりそうです。)
具体的な仕様は,
・コントローラー入力を,従来の「エッジコネクター1端子に対し1ボタン」と
と言う入力形態から,パソコンでも使われている「USB規格」と言うシリアル
データ通信で行う仕様に変更。
(当然,コンパネからのパラレル入力信号をUSB規格のシリアル信号に変える
変換ボードが必要になってきます。)
基板にはコンパネからの入力信号用に,USB規格のメス側コネクターが
付いています。
・モニター出力は「RGB15ピン」(3段)
パソコンのモニターにそのまま繋がる仕様です。ピン配も同じです。
但しモニターとの相性の問題は別です。新JAMMA「ファイティング武術」
などは24KHzモニター出力のようですが,走査線数が多く(R-TYPEと
同様。モニター側の「V-Size」調整で画面を潰しますが,走査線間隔が
狭くなる分実際よりきれいに見えるようになるようです。)
同期が取り切れないようで,画面の流れをぴったりとは止められません。
結構画像の上下を潰す事になるので,31KHz並みの高画質に近付ける事が
できるようで,これがいわゆる「31KHz高解像度の基板」と言う誤解を招いて
いてコナミ営業マンまでそう言ってしまっているようですね。)(^^;
あとは音声出力に付いてはライン出力が採用されているようですが,これに
ついては規格なのかどうかは館主現在は判りません。
以上の事から判りますように,従来のJAMMA規格とは全く別物であり,
今手持ちのハーネスをそのまま繋ぐ事はできないのです。
以下に上述の「USB通信変換ボード」を紹介しましょう。これが無ければ
新JAMMAの基板は遊べません!!皆様ご注意の程を!!
画像左側にコンパネ,画像上側にUSB通信コードが繋がってます。参考までに,家庭用コントロールBOXで新JAMMAを遊ぼうとすると,以下のような,少し面倒な状態になります。
始めて基板を遊んでみようと言う方には,さすがにお薦めできません。(^^;
画面左にあるのは,「3.3V,5V,12V」の3電源BOXです。
今後時代の流れを受けて,3.3V主電源化は進むのでしょうね。
今の家庭用コントローラーにも3.3Vレギュレーターが詰まれる日が来るような気がする館主です。
-それでも新JAMMAの基板を遊びたい時には?-
残念ですが,現在「USB通信変換ボード」は単体販売しておりません。
わずかに修理だけを対応しているのみです。*(誤りです。詳細は後述)
基板購入時に付属で付いていればラッキーなのですが,うっかり基板のみを購入してしまい,それでもどうしてもボードが欲しい場合には,「新JAMMA規格の筐体を買う」しか現在方法がないようです。
新JAMMA規格の筐体で従来のJAMMA基板が遊べるような変換機が
3万円程(諸事情により伏せさせて頂きます。)で販売されていますので,この筐体を購入してしまえば取りあえずは大概の基板は遊べるようになるのですが…。
*-以下の文,7月23日追加!!-
業界筋の方より以下の2つの項目に付いてアドバイス頂きました。
1.上述の「USB通信変換ボード」は正しくは,
「新JAMMA用I/O基板」と呼びます。
館主の勉強不足で正式名称が判りませんでした。皆様ごめんなさい。(^^;;;
2.新JAMMA用I/O基板は,実は入手可能!!
・セガのものが一般の人間でも購入できます。
・ゲームセンター関係者で直接ナムコと取引があればナムコの製品も購入
できるでしょう。
館主が購入できないと言っていたのは実はコナミがそうだったからなのでした。
アドバイス本当にありがとうございました。!!
(これについてはNAOMIをマスターしよう!を参照下さい。)
-まとめ-
以上,基板単体だけ購入しても遊べない例を紹介させて頂きましたが,ここに挙げていない例もまだまだあるかと思います。
皆様に言いたいのは,以前このコーナー「基板を遊ぶのに必要なもの」で紹介したような機材では万全でなく,「コントロールBOX」「コントロールパネル」「モニター」(テレビ)の3つが揃っていても遊べない基板も実はあるのだ,と言う事です。
でもまあ,趣味は何事も経験です。少しずつ覚えていって,気が付いたらいつの間にかすっかり詳しくなっていたりするものなのです。(^^)
誰でも最初は何も知りません。どうかマニアな方は「知っている者は知らない者に教えて良い権利がある」のですから,初心な方には親切に教えてあげて下さいね。
それから,親切な基板屋さんならこの辺の事は教えてくれますから,聞いてみるのが一番ですからね!!
by館主
あっくんの基板の館
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