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2005年2月1日火曜日

[修理改造][PC] SiS315 DVI問題


[修理改造][PC] SiS315 DVI問題
DVI SiS315
SiS315 DVI問題
TORIKA SiS315-128A DVI-D出力時の動作実験
SiS315@W2kでの不具合を調べた。
■現象
・PC起動時にBIOS画面が全画面表示となった。
・解像度 640*480 設定時に 全画面表示となった。
* LL-T1610Wでは、ストレッチなし、拡大(アスペクト比変更無し)、 全画面(アスペクト比変更あり)の三種が選択可能。
* LL-T1610Wの設定では、拡大(アスペクト比変更無し)になっていた。
■動作検証
以下の組み合わせにて動作を確認する。
VIDEO TORICA SiS315-128A DVI-D出力 シングルモード v2.04WHQLドライバ
VIDEO NumberNine SR9 Xtreme DVI (Savage4 Xtreme)
LCD SHARP LL-T1610W DVI-D入力 最大解像度 1280*1024
M/B GIGABYTE GA-7IXE4(AMD750)
CPU AMD Duron800MHz
OS Microsoft Win2000Pro SP2
SR9 Xtreme DVI (Savage4 Xtreme)を比較対象とする。
■実験結果
SiS315
OSの「画面のプロパティ」で640*480を指定。
LL-T1610Wでの実際の画像表示 → 640*480 全画面(アスペクト比変更あり)
LL-T1610WのOSDによる入力信号情報 → 1280*1024
■Savage4
OSの「画面のプロパティ」で640*480を指定。
LL-T1610Wでの実際の画像表示 → 640*480 ストレッチなし、 拡大(アスペクト比変更無し)、全画面(アスペクト比変更あり)選択可能
LL-T1610WのOSDによる入力信号情報 → 640*480
■結論(予想される原因)
OS側で640*480や800*600を指定すると、SiS315(恐らくはSiS301サブチップ)側で 1280*1024に強制的にストレッチし、
DVI-D出力も 1280*1024 全画面描写となる。
最大解像度 1024*768等の DVI-D対応液晶モニタが無い為、明言は出来ないが、 DVI-Dリンクによりモニタ情報を取得し、
そのモニタの最大解像度に あわせているものと推測される。
また、未確認事項であるが SiS Xabre系カードもDVI出力にはSiS301を用いるので、 同様の現象が起こるものと推測される。
[DIR] Parent Directory
Copyright (c) 2002 Wataru Suzuki

PC Engine GigaMaxx
http://www6.airnet.ne.jp/wataru/pc/dvi_sis.htm
http://www6.airnet.ne.jp/wataru/camera/cosina20.htm
http://www6.airnet.ne.jp/wataru/pce/rgb.htm
http://www6.airnet.ne.jp/watar












[修理改造][PC] 玄人志向 D.CHROMES8-A256H

[修理改造][PC] 玄人志向 D.CHROMES8-A256H
Delta Chrome S8 暫定版
Delta Chrome S8 REVIEW
■動作確認
DeltaChrome S8を搭載した 玄人志向 D.CHROMES8-A256Hの初期動作確認を行う。
*動作不安定につき,簡単な解説だけ。こっそり変更する可能性あります。
■概要
S3製 DeltaChrome S8チップ搭載。
256MB DDR(コアクロック:250MHz メモリクロック:500MHz)
DirectX9.0,OpenGLをサポート
出力:RGB出力・DVI-I出力・HDTV(コンポジット,S,コンポーネント,D,の排他)出力
見た限りでは, PowerColor SS8-D3L と同等品。ただし,日本語マニュアルなどは付属しない。
■外見
やや大きめのヒートシンクが用いられており,ファンレスとなっている。
このヒートシンクは,やや立て付けが悪く,裏面のメモリ用ヒートシンクはメモリから離れていたので
ギュっと押しつけて密着させた。 赤い基板がなかなか綺麗だ。
気になるのはDVIトランスミッタに,Silicon Imageと記載がないこと。互換品だろうか?
大量のケーブルが付属してくるが,本命のD端子ケーブルは1.5m程度と短い。
■インストール
付属ドライバCDは使わず,最新版を検索する。
S3 Graphics Windows 2000 and XP Drivers Version: 6.14.10.1654-15.09.06
OSによる自動認識で導入そのものに特に問題はなかった。
が,デバイスマネージャでは 6.14.10.1645-15.09.06 と表示される…
が,ドライバ導入後,BIOSセットアップでAGP 4xからAGP 8xに変更すると,起動しなかった。
現在は AGP 4xで作動させている。
■ファーストインプレッション
M/B MSI 746F Ultra-L
CPU AMD AthlonXP2100+
MONITOR SHARP LL-T1610W (DVI-D)
常用1280*1024出力。 ぱっと見は綺麗だが,ビデオで言う「メダカノイズ」風のノイズが気になる。
(普通は見えないが,コマンドなど黒背景にすると非常に目立つ)
ドライバなのか,Silicon Imageではないトランスミッタの影響なのか,ケーブルか,はたまた古い液晶か。
今後,条件を絞っていきたい。
■動作検証
と,行きたい所だが,動作が極めて不安定である。
動画再生などを行うと,最初は普通に動くのだが,5分も経過すると画面が固まってしまう。
キーボード入力などを全く受け付けなくなる為,リセット以外回復方法が無い。
(固まっても,音声だけは再生してたりする)
そのわりには3Dアプリ実行中は不具合なく動いたりするので分からない。
この文章も普通に編集出来ているので,どうもオカシイ。
2D GDI絡みで不具合(相性?)を抱えている可能性がある。今後のドライバで改善出来るだろうか?
■気になるHD出力の検証
MONITOR 東芝 28ZP30 (D3まで)
コンポジット出力・S出力には「全く」興味がないので,HD出力だけ軽く検証。
HD出力は,S3DisplayタブでHDTVにチェックを入れる事で出力可能になる。
選択可能な出力形式は, 480P(D2),1080i(D3),720P(D4) の三通り。
720P(D4)はモニターが対応していない為,当方では残念ながら検証不可能。
なお,480i(D1)は出力しない模様。(設定が無い)
Delta ChromeのHD出力の特徴は,
オーバースキャン・アンダースキャンの選択=解像度の選択
という点である。少々分かりにくいが,以下,表にして解説する。
480p (D2)  
選択可能な解像度 HDモニタ上の視野
720*480 上下ケラレ ワイド
640*480 上下ケラレ
640*428 タスクバー参照可 ワイド
本来ならば, 720*480 が 480pの正しい解像度だが,モニターによっては 上下(左右)が切れてしまう。
640*428 という解像度は,実際は640*480として出力して,480-428=52の部分を上下に黒帯として
表示し,見た目は切れてない映像を作り出しているわけだ。
って,言ってること わかる?
実物みれば一発で分かるんだけど,言葉だと難しい…。
以下,1080i(D3),720p(D4)での解像度。
1080i (D3)  
選択可能な解像度 HDモニタ上の視野
2048*1536 仮想モニタ 上下ケラレ ワイド
1920*1440 仮想モニタ 上下ケラレ ワイド
1920*1080 上下ケラレ ワイド
1888*1062 上下ケラレ ワイド
1704*960 タスクバー参照可 ワイド
注意 PCモニタは仮想デスクトップ表示
720p (D4)  
選択可能な解像度(推測) HDモニタ上の視野
1280*720 上下ケラレ ワイド
1248*702 タスクバー参照可 ワイド
1064*600 タスクバー参照可 ワイド
難しいことはさておき,気になる画質だが,コンポジット出力・S出力とは全く異なる高解像度な映像。
480p(D2)では,デスクトップ画面で文字が十分認識できる。
1080i(D3)では,判読不可能。また,インターレースのちらつきが気になる。 フリッカー除去機能があると良いのだが…
720p(D4)に興味があるが,モニタが対応してないし。
過去経験した,どのTV出力PCと比べても十分に綺麗ではある。
しかし,PCモニタに慣れた身にとっては,デスクトップを実用するには厳しい。
480p(D2)でぎりぎり使える,程度だろうか。
やはりHD出力の神髄は,動画再生にある と言えよう。
…のだけど,その動画がイマイチ調子悪いんだよね。ウチでは。
しかし,WinDVDでの 640*480/480p(D2)再生は,(途中で落ちるけど)下手なDVDデッキより綺麗です。
プログレッシブ映像が十分に堪能できる画質。
このへん追求したいんだけど,全然安定しないから,なんともかんとも。
あ,PowerDVD VR-Xは,再生した瞬間に落ちました。<ダメじゃん。
■結論
当方環境に関しては,安定動作とは言い難い。ココまで遅れた原因も分かる気がする。
が,3D能力にしろ,HD出力にしろ,潜在能力はかなり高いと感じている。
十分な性能は持っていると思うが,現時点ではお薦めできない。
ドライバ,BIOSのアップデート,またはリビジョンアップに期待。っておい。
■今後の展開
ドライバ更新次第,再検証の予定。
ViRGE以来のS3マニアだから,デルタクロームには期待してるんだよ,ホントに。
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2004年1月25日日曜日

[通信] MS-DOSとWindowsによるP2Pネットワーク

[通信] MS-DOSとWindowsによP2Pネットワーク
MS-DOSとWindowsによるネットワーク
Windowsネットワーク
Windowsネットワークを実現するための代表的なプロトコルが3つあります.
TCP/IP
IPX/SPX
NetBEUI(ここで用いるプロトコル)
最近もっとも耳にするのがTCP/IPでしょう.
インターネットでお馴染みのプロトコルです.
WWWに接続された世界中の端末にそれぞれユニーク(重複なし)な番号を与え,通信を行うものです.IPアドレスがその番号です.しかし小規模なネットワーク,特に Peer to Peer 接続にTCP/IPを使用するのはもったいないというか不相応というか不必要というか.....設定も面倒ですし,もっと単純なプロトコルで十分です.広域ネットワークに対応するためのかなり厳密な規格ですから,小規模だと逆に通信速度が遅くなったりもします.
IPX/SPXは,Netware用の通信プロトコルという認識で問題ないようです.Windows同士のネットワークには必要ありませんが,このプロトコルでもWindowsネットワークを実現できるようです.
そして今回の本命,NetBEUIです.インターネットが有名になる以前から存在していました.MicrosoftとIBMがラブラブだった時代に,IBMによって開発されています.小規模なネットワーク用に特化された,といいますか昔のPCベースの小規模ネットワーク用に開発されたプロトコルです.ルーティングができない(ネットワークを分割できない)という致命的な弱点があるため恐らくこれから先は消えゆく運命でしょうが, Peer to Peer 接続にはこれで十分ですし,プロトコルが単純な分,TCP/IPよりも数段高速です.逆にローカルネットワークをこいつで組んでやれば外からは入れないわけですから,ファイアウォールを構築する際に外用にTCP/IP,内用にNetBEUIを使用するだけでセキュリティが高まったりします.設定も非常に簡単で,ドライバを組み込み,固有のマシン名,所属するワークグループを指定してやるだけでファイルやプリンタ,もちろんCD-ROMドライブなどの共有が可能になります.
尚,詳細な情報につきましては前田さんのこちらのページが大いに参考になることでしょう.是非ともご参照下さい.このページも,前田さんのページなしには作成できなかったことでしょう.核となる情報は前田さんのページであり,このページはあくまで応用の一例です.前田さんのページがあったおかげで4万円を支払わずに済みました.このページで何か得るものがございましたら前田さんに感謝をなさってください.
■デスクトップ側(Windows)の設定
デスクトップPC側の下準備が必要です.
ここではデスクトップのOSがWindows95/98とNTの場合に分けて解説します.
巷ではWindowsME/2000/XPなどなどが新たに登場しているようですが,基本は変わりません.
ここでの設定はWindowsネットワークをNetBEUIプロトコルで構築するためのものですから,それが済んでいる場合や,すでに理解されている場合などはここを飛ばしてこちらへお進み下さい.
○Windows 95/98 の場合(NTの場合はこちら)
私の環境には現在95はありませんので98上での操作を記しますが,基本的には95でも同様だと思います.
設定は簡単です.
「コントロールパネル」->「ネットワーク」と進みます.
まずデスクトップコンピュータの識別名とワークグループ名を設定します(下図).
ここでは識別名を「DESKTOP」,ワークグループ名を「HOME」とします.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.
どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.
「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.
どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.
Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.
ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらへお進み下さい.
ネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.
コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
■ネットワークの設定
次に,「ネットワークの設定」へ移ります(下図).
ここで,デスクトップ機に内蔵されている,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.
これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
NetBEUIプロトコルがインストールされていない場合は「追加」ボタンを押して現れるウィンドウから選択し,インストールしてください.また,「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」もインストールしておいてください.
「ファイルとプリンタの共有」ボタンを押して,プリンタとファイルの共有が有効になっていることを確認してください.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.上図に「TCP/IP -> ダイヤルアップ アダプタ」とあるのがそれです.
LANカードはノートPCとのデータのやりとりにしか使用しませんので,ここでは無用なトラブルを避けるためにNetBEUIプロトコルのみをLANカードのプロトコルとして使用しております.例えば,アダプタとして上図のようにLANカード(PCI Fast Ethernet Adapter)とダイアルアップアダプタがインストールされている状態で(上図の「現在のネットワークコンポーネント」の窓中の2番目と3番目),NetBEUIプロトコルを追加ボタンを押してインストールすると,LANカードとダイアルアップアダプタの両方に対してNetBEUIプロトコルが追加されます.しかしダイアルアップアダプタでNetBEUIを使用することはありませんので,そちらは削除することをお奨めします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたDドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではDドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではDとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Dドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.次に,ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.こちらにお進み下さい.
○Windows NT 4.0 Workstation の場合(95/98の場合はこちら)
DOS系のWindowsと比較してデフォルトでかなり高度なネットワークに対応できるNTは,その分設定も難しくなります.しかし Peer to Peer 接続に関していえば「多少面倒」というくらいです.
「コントロールパネル」において「ネットワークコンピュータ」を起動します.「識別」においてコンピュータ名とワークグループ名を設定します.「変更」ボタンを押して適当に設定して下さい.ここではコンピュータ名を「DESKTOP」,ワークグループを「HOME」としています.
ワークグループはネットワークの名称です.自宅内のネットワークですのでそれを「HOME」としております.コンピュータ名はそのネットワーク内でのコンピュータの名称です.どのPCかを識別するために使用されます.コンピュータ名はネットワーク内でユニーク(重複がない)でなければなりません.デスクトップ機ですから単純に「DESKTOP」としました.
次にプロトコルを設定します.「プロトコル」を選択して下さい(下図).
上図のように,NetBEUIプロトコルがインストールされているかを確認して下さい.インストールされていなければ「追加」ボタンを押してNetBEUIプロトコルをインストールして下さい.
ちなみに,私のデスクトップNT環境ではプロバイダへのモデムを介したダイアルアップ接続を使用しておりますのでTCP/IPプロトコルも併用しております.
次に「アダプタ」を選択します.
ここで,デスクトップ機に内蔵,もしくは増設したネットワークカードが認識されているかを確認して下さい.これがないとネットワークインストールは不可能ですから,お持ちでないなら購入して下さい (^^;.CD-ROMドライブを購入することを考えれば,ネットワークカードは格安でしょう.
私の場合は,A.I.BRAINという会社のFEPCI-VXという100baseTX/10baseT対応のLANカード(PCI)を購入しました.100base対応で実売価格3200円,いい時代です (^-^).メジャーなカードではないようですが(?),とりあえずNT4.0対応が明確に謳ってあり,値段が手頃でしたから購入に踏み切りました.
次に「バインド」の設定です.
私の場合,デスクトップ機のLANカードはノートPCとの接続にしか使用しません.さらにTCP/IPプロトコルをダイアルアップ接続のために使用しております.
というわけで,無用なトラブルを避けるためにLANカードで使用するプロトコルをNetBEUIに限定しています.上図のように「バインドの表示」の項目で「すべてのアダプタ」を選択し,LANカードにおいてNetBEUI以外のプロトコルを「無効」にします.
設定が済んだら「OK」ボタンを押し,PCを再起動して下さい.
WindowsNTと95/98のネットワーク的な相違点は,ユーザー管理が厳密であるか否かでしょう.95/98のユーザー管理が飾りのようなものであるのに対して,NTではユーザーごとのアクセス権を厳密に管理できます.UNIXっぽいですね.よって,95/98とは異なり,他のコンピュータからネットワークを通じてファイルなどにアクセスしようとすると,ユーザー名やパスワードが必要になります.
要するにユーザーの設定が必要なのです.例えば現在デスクトップ機にログインする際のユーザー名がAdministratorであるとすると,ノートPC側からもAdministratorでログインしなければなりません.例えば,もしノートPC側からMebiusというユーザー名でログインしたいのであれば,デスクトップ機のNT側にMebiusというユーザーを作っておかねばなりません.
その操作はNTに装備されている「ユーザーマネージャ」から行って下さい.ちなみにMebiusというユーザーを作成したとしてパスワードをなしにすれば,ノートPC側からパスワードなしでアクセスできるようになります.
仕上げです.「マイコンピュータ」か「エクスプローラ」を起動してください.どちらでも良いのですが,私のPCのディレクトリ構成やファイル構成をあまりここに明示したくないというだけの理由で,ここではマイコンピュータのスナップショットを掲載します(笑).
ここではDictionaryというボリュームラベルのついたGドライブを共有することにします.他のコンピュータと共有したいドライブ上(ここではGドライブ)で右クリック(マウスの右ボタンを押す)してください.すると「共有」という項目が現れるはずですので,それを選択します.すると次のようなウィンドウが現れます.
「共有する」を選択し,共有名を設定します.デフォルトではGとなっていますが,例えばこれを「Dictionary」と変更すると,他のコンピュータからアクセスする際の名称がDictionaryとなり,わかりやすくなります.
また,NTの場合,デフォルトで「G$」のようになっており,この$マークが付いていると共有されているにも関わらずネットワークからそのドライブは見えないというよくわからない事態が発生します.何の意図があってこのような設定にしたのかはMicrosoftのみぞ知るところですが,共有したい場合は必ずわかりやすい共有名を設定してください.
アクセスの種類などは適宜変更してください.Peer to Peer 接続でしたらフルアクセス(読み書き自由)に設定し,パスワードは設定しない(つまりパスワードなし)にしておいて特に問題はないでしょう.
設定して「OK」ボタンを押すと,Gドライブを表すアイコンにドライブを持ち上げる手のマーク(共有マーク)がつくと思います.
これでデスクトップ側の設定は一応終わりです.ここまでは下準備でして,ここからが本番です.
ノートPC用のMS-DOSブートフロッピーからネットワークを認識するための設定に入ります.
■MS-DOSでLAN接続
Windowsなどで手軽にネットワークを組め,主要なアプリケーションもWindows上で使用されるようになった現在,MS-DOSでLAN接続する必要性は日常的な使用においてほとんどないでしょう.
必要性があるとすれば,既にここで触れましたとおり,CD-ROMドライブのないPCにネットワーク経由でOSをインストールする場合くらいです.逆にネットワーク経由でのOSのインストールを実現するためには,MS-DOSのブートフロッピーでPCを起動してネットワーク接続を実現するのがベターです.
具体例を交えて解説していきます.ここからが本番です.
使用ソフト紹介
MS-DOSでWindowsネットワークへの接続を実現するソフトとして,マイクロソフトから以下の3種類が提供されています.
* LAN Manager(前田さんのこちらのページをご参照下さい)
* Network Client for DOS
* Workgroup Connection(以下で説明予定)
この3つは上から順に高機能ですが,前の2つは今回の目的であるPeer to Peer接続には不必要(TCP/IPプロトコルやIPXプロトコルへの対応など)な機能が多く含まれており,設定も面倒です.さらに機能が多いということは余計にメモリを消費します.大量のメモリ消費はMS-DOS下ではクリティカルな問題です.コンベンショナルメモリという言葉を御存知でしょうか.御存知でない方のために簡単に記しておきますと(余談です),その昔,IBM-PCにて採用されたIntelの16bitCPU,8086というCPU(現在のPentiumシリーズのご先祖様)はその構造上,メインメモリの容量に640KBという制限がありました.このメモリがコンベンショナルメモリです.当然,MS-DOSモードのデフォルトではコンベンショナルメモリにしかアクセスできません.この640KBという壁を打ち破るために「苦肉の策」としてHMSやXMSやEMSなどという手法を用いてメインメモリを拡張することになりました.ページングという手法を用いて,コンベンショナルメモリの一部を外部に増設されたメモリの「窓口」として使用し,その窓口を通してさらに広いメモリ空間と情報をやりとりするという,なんとも面倒な手法を取るしかありませんでした.CPUから直接増設メモリにアクセスすることはできなかったのです.
さらに悲しいことに,拡張メモリを利用するアプリケーションソフトは,そのソフト自体が拡張メモリの使用に対応している必要がありました.
OSが動的に自由にメモリを割り当てることはできないのです.
コンベンショナルメモリ上にデータが存在しないと起動できないようなMS-DOS用のアプリケーションソフト(拡張メモリ未対応のソフト)が「多く」あり,使用するソフトに応じて「CONFIG.SYS」や「AUTOEXEC.BAT」などを書き換えて設定を変えてあげなければなりませんでした.これがまた面倒なのです.重要なことは,大きな増設メモリを搭載しても640KBという壁が常に付きまとっていた,ということです.8086の後継CPUである80286以降,最大メモリ空間は増大していきました.286ネイティブモードは日の目を見ることがありませんでしたが,上位互換の32bitCPUである80386から備わった広大なメモリ空間へのアクセス手法を利用することにより,現在のWindowsはメモリをいわば「自由」に使用できるようになりました.しかしMS-DOSモードで起動すると386以降のCPUは高速な8086として機能します.MS-DOSで起動する限りデフォルトでは640KBのメモリしかアクセスできないのです.この容量は,現在エントリークラスのマシンですら64MBくらいは積んでいることを考えると信じられないくらい小さなメモリ空間です.少々話が横道にそれてしまいましたが,紹介した3つのアプリケーションのうち,前の2つはメモリを多く消費します.下手をするとメモリ関連の面倒な設定が必要になるかもしれません(これが言いたかっただけです).よって,今回は比較的面倒な設定が必要のない3番目のWorkgroup Connectionを使用することにします.インストールも比較的簡単で,Peer to Peer 接続には十分な性能を発揮します.ただし,このソフトはネットワーク上(ここでは相手のデスクトップ機)のディスクやプリンタなどにアクセスすることを実現しますが,ローカルの資源(ノートPC側のディスクなど)を外部(デスクトップ機など)に対して提供することはできません.つまりWindows側からアクセスすることはできません.探してみたところ,以下のFTPサーバーに置いてあるようです.1MB弱です.もしここにないならArchieなどで「mswgcn」で検索してみて下さい.
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/mswgcn.exe
一応,この Workgroup Connection にもデフォルトで主なネットワークカード用のドライバが用意されていますが,どれも古いですので専用のドライバを準備するのが得策でしょう.
3ComやNE2000の互換カードならデフォルトのものでも行けるかもしれません.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 に内蔵されているネットワークカードはRealtek社製RTL8139でして,そのドライバは
http://www.realtek.com.tw/htm/download/cgi/DLd1.cgi?model=RTL8139%28A%2FB%2FC%2F8130%29&type=2
にて入手可能です.頻繁にページ構成が変更されるようですので,デッドリンクになっているときはトップページから辿ってください.様々な環境におけるドライバが用意されています.Workgroup Connection で必要なものはとにかくDOS用のもので,NDIS2-8139(xxx).EXEなのですが,OEM用をダウンロードして解凍すると,DOS,NT,Linuxなど考えられるほぼすべての環境のドライバが入手できて便利です.解凍後にできるNDIS2DOSというディレクトリの下にあるファイルが Workgroup Connection において必要とされるものです.
尚,紹介した3つのソフトのうち,LAN Manager と Network Client for DOS はTCP/IPプロトコルに対応しております.環境によってはTCP/IPプロトコルしか使用できない場合も大いにありえますので,その場合は前田さんのこちらのページをご参照下さい.LAN Manager のセットアップについて詳細が記してあります.
Workgroup Connectionのセットアップ
注意事項!
ハードディスクをフォーマットしてしまった後にMS-DOS上からネットワークを認識できないと,正規のCD-ROMドライブを購入する以外に復旧の道はなくなってしまいます.
以下の本文ではノートPCのハードディスクにパーティションを切ってフォーマットするところから始まっておりますが,インストール対象であるPC(ノートPC)のディスクをフォーマットする前に,現在Windows95/98などのOSがインストールされている状態で Workgroup Connection をインストールし,MS-DOS起動フロッピーを作成・起動して,実際にMS-DOS上からネットワーク接続が可能なのかを必ず確認してください.
このページの内容に従って読者様が様々な操作を行った結果につきまして,私は一切の責任を負いかねます.読者様の責任において操作を行って下さい.
わからないところがあるといった場合のご質問や記述に間違いがあるといったご指摘は,メールにてお知らせください。しかし機種固有の問題については、筆者には分かりかねます(全てのハードを所有しているわけではないため)
番匠さんからの情報によりますと,BIOSの設定画面で「Plug & Play OS を使用しているかどうか」という項目があれば,それを「No」にしておかないとDOS上では(Linuxなどでも)うまくいかないようです.Mebiusシリーズについては番匠さんからの情報をご参照下さい.
最終的にはNTをインストールすることを目的としておりますので,ノートPCのCドライブの第1パーティションはFAT16でフォーマットすることを強くお奨めします.NTFSで第1パーティションをフォーマットしますと,MS-DOSに装備されているFDISKではNTFSパーティションを削除することはできません.第1パーティションをDOSから認識できるようにしておくと,いざというときに幸せになれます(経験者談).
また,Windows95/98に関しましても第一パーティションはFAT16の方が好ましいでしょう.もちろんFAT32でも,ブートディスクがWindows95のOSR2以降かWindows98であれば問題なく読み込めます.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3では4.3GBのハードディスクが備わっております.NTのインストールはCD-ROMのI386というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーしてハードディスクから直接実行できます.ついでにサービスパック4もコピーしておこうということで,私はCドライブの第1パーティションを750MBにし,FAT16でフォーマットしました.
1.44MBフォーマットされた空のフロッピーディスクを最低2枚準備してください.各段階においてそれぞれバックアップを取っておくことをお奨めします.
(1)セットアップディスクの作成
セットアップディスクは, Workgroup Connection をハードディスクへセットアップするものです.フロッピーからブートするのにハードディスクへソフトをセットアップするのは何だか変な感じがする方もおられるでしょうが,そうするしかないようです (^^;.
1枚目のフロッピーを準備してください.
入手した Workgroup Connection (入手についてはこちらを参照)を,デスクトップ機上などで展開し,展開されたファイルをフロッピーディスクへ丸ごとコピーしてください.このディスクには「 Workgroup Connection セットアップディスク」と記入しておいてください.さらに入手したドライバもこのディスクにコピーしておくと良いでしょう.
ちなみに Mebius PC-PJ1-M3 の場合は,こちらで入手したドライバのうちNDIS2DOSというディレクトリをディレクトリごとそのフロッピーにコピーします.フロッピーの容量は何とか足りたようです.足りない場合は他のフロッピーにドライバだけコピーしてください.
以上の作業でできあがったフロッピーディスクの内容は以下のようになっております.表1の例だとcommand.comが放り込んでありますが,特に必要ありません.
表1:Workgroup Connection セットアップディスク ドライブ A のボリューム ラベルはありません。
ボリューム シリアル番号は 7C7E-A38B です
A:\ のディレクトリ
92/10/01 03:11a 5,538 WORKGRP.SY_
92/10/01 03:11a 6,347 AM2100.DO_
92/10/01 03:11a 3,911 CONNECT.TXT
92/10/01 03:11a50 COUR_ALI.TPL
92/10/01 03:11a24 COUR_EX.TPL
92/10/01 03:11a131 COUREXT.TPL
92/10/01 03:11a148 COURIER.TPL
92/10/01 03:11a11,004 DEPCA.DO_
92/10/01 03:11a7,471 E20NDIS.DO_
92/10/01 03:11a
7,888 E21NDIS.DO_
92/10/01 03:11a
5,349 ELNK.DO_
92/10/01 03:11a
7,318 ELNK16.DO_
92/10/01 03:11a
9,179 ELNK3.DO_
92/10/01 03:11a
8,172 ELNKII.DO_
92/10/01 03:11a
7,454 ELNKMC.DO_
92/10/01 03:11a
10,308 ELNKPL.DO_
92/10/01 03:11a
4,858 ENGMAI.GL_
92/10/01 03:11a
67,616 ENGMAI.HL_
92/10/01 03:11a
8,064 EXP16.DO_
92/10/01 03:11a
5,276 I82593.DO_
92/10/01 03:11a
7,062 IBMTOK.DO_
92/10/01 03:11a
904 LM21DRV.UPD
92/10/01 03:11a
39,794 MAIL.EX_
92/10/01 03:11a
159,575 MAIL1.EX_
92/10/01 03:11a
9,560 MICRO.EX_
92/10/01 03:11a
8,361 MK360.BAT
99/03/08 04:15a
967 mswgcn.PIF
92/10/01 03:11a
12,375 NDIS39XR.DO_
92/10/01 03:11a
9,621 NE1000.DO_
92/10/01 03:11a
9,865 NE2000.DO_
92/10/01 03:11a
250,066 NET.EX_
92/10/01 03:11a
35,106 NET.MS_
92/10/01 03:11a
44,969 NETH.MS_
92/10/01 03:11a
12,541 NETWORK.IN_
92/10/01 03:11a
5,515 NI6510.DO_
92/10/01 03:11a
46,330 OLITOK.DO_
92/10/01 03:11a
13,718 PRO4.DO_
92/10/01 03:11a
30,224 PRORAPM.DW_
92/10/01 03:11a
8,944 PROTMAN.DO_
92/10/01 03:11a
6,010 PROTMAN.EX_
92/10/01 03:11a
236,170 SETUP.EXE
92/10/01 03:11a
1,472 SETUP.INF
92/10/01 03:11a
12,273 SMC_ARC.DO_
92/10/01 03:11a
11,706 SMCMAC.DO_
92/10/01 03:11a]
30,176 STRN.DO_
92/10/01 03:11a
85 SYSTEM.IN_
92/10/01 03:11a
6,659 TLNK.DO_
92/10/01 03:11a
12,541 360NETWO.IN_
99/03/08 04:28a
0 CONFIG.SYS
99/03/08 04:28a
0 AUTOEXEC.BAT
99/03/08 05:34a
NDIS2DOS
98/06/12 08:01p
118,164 Command.com
52 個のファイル 1,316,859 バイト
70,656 バイトの空き領域
(2)ブートディスクの作成
追記です!
Windows95をセットアップする際に,日本語・英語モードをJP,USコマンドで切り替えられ,日本語キーボードを使用でき,メモリも広く使えるブートディスクの作成してみました.こちらです.下の作り方に比べて少々面倒ですが,DOSベースで何かやりたいという方にはこちらが便利でしょう.
実はこちらの方がお奨めかもしれません (^^;.一度作ってしまえばかなりオールマイティなディスクです.
また,PCMCIAを介したLANカード使用についてはこちらに情報ページを作成しています.参考にしてください.イネイブラーの使用方法などは環境や機種にかなり依存しているようですので,ケースバイケースで作成して下さい.また,成功した場合には各種設定情報をご一報いただけると幸いです.
上で紹介した内容は,以下に示すのブートディスク作成の解説と相互に関連しておりますので,両方を確認しながら行って下さい.
ブートディスクはMS-DOSを起動できれば十分であり,作り方にも様々な方法があるでしょうが,ここでは私個人的に最もお奨めのものを紹介したいと思います.Windows98で起動されるマシンが最低一台あるとして解説を進めますが,Windows95 でもほぼ同様でしょう.
2枚目のフロッピーを準備してください.「Workgroup Connection ブートディスク(Windows98)」などと,わかりやすいようにラベルを貼っておいて下さい.
まず,Windows98上でブートディスクを作成します.マイコンピュータやエクスプローラでフロッピーディスクのアイコン上で右クリックし,「フォーマット」を選択して下さい.必ず「起動専用」としてフォーマットして下さい.起動用のシステムファイルをコピーする必要があります.
MS-DOSさえ起動できれば Workgroup Connection のセットアップは可能です.ただしブートディスクで起動した際に,ファイルをコピーするためのCOPYコマンド,ネットワーク接続してCD- ROMのディレクトリをディレクトリごとコピーするためのXCOPYコマンド,ディレクトリを丸ごと消去するためのDELTREEコマンドなどは最低限使用できるように設定したいところです.
MS-DOSコマンドの詳細につきましては,KENTOLICさんご制作のこちらのページを参照して下さい.MS-DOSのコマンド使用方法一覧が参照できます.KENTOLICさんに感謝いたします.
これらのファイル(例えばXCOPY.EXEなど)はWindows98のシステムがインストールしてあるディレクトリの下にある「command」というディレクトリの下に存在します(一般に c:\windows\command の下ということになります).
注意すべき点として,例えばXCOPY.EXEは単体では動作せず,XCOPY32.MODというファイルが実行の際に必要になります.EXEファイルのみを入れてみて動かないときはエラーメッセージが表示されると思いますので,そのメッセージに従ってください.
デスクトップ機にWindows98環境が存在するのであれば,とりあえず Workgroup Connection をインストールした後に,ブートディスクに必要なファイルを適宜追加するといったことが可能ですが,例えばWindows98が今からフォーマットしようとしているノートPC側のハードディスクにしかないとしますと,現時点でブートディスクに必要なファイルのコピーをしておく必要があります.表2にコピーしておくと便利なファイル群を提示しておきます.
表2:ブートディスクにコピーしておくと便利なファイル XCOPY.EXE
ディレクトリを丸ごとコピーする際に必要となるコマンド.
XCOPY32.MOD
DELTREE.EXE
ディレクトリを丸ごと削除する際に必要となるコマンド.
FORMAT.COM
FDISK.EXE
FDISKやFORMATコマンドは他のブートディスクなどに含まれていれば,そちらで一旦起動して実行すれば良いでしょう.コマンドのみを他のフロッピーにコピーしておくということも可能です.
例えば,何も入っていない起動ディスクでシステムを起動し, FDISKコマンドはWindows98のシステム起動ディスクのものを使用すると言ったことが可能なはずです.
注意点として,使用するMS-DOSのバージョンにあったプログラムをコピーしておかなければうまくいかないことがあります.私の場合,FDISKやFORMATコマンドの実行の際には,以前使用していたWindows95用のセットアップディスクからPCを起動して使用しておりました.
(3) Workgroup Connection のインストール
ここでは,画面を追って解説していきます.画面キャプチャを使用できませんでしたので画面そのままを紹介することはできませんが,文字情報は全て含めておきますので参考にして下さい.
まず,作成したブートディスクでPCを起動します.Mebius PC-PJ1-M3 ではフロッピーディスクドライブが外付けですので,本体にドライブを接続してブートディスクから起動します.
ここで少々問題があります.起動されたMS-DOS(Windows98と表示されるが.....)は英語モードであり,英語キーボードの使用を想定してあります(日本語ブートディスクが欲しいという方はこちら).Mebiusは日本語キーボードですから,記号が異なってきます.しかし必要となる記号はそれほど多くありませんから,御自身で対応関係をお調べ下さい (^^;.
特に戸惑いが予想されるのが,パスの指定に必要となる「\」という記号でしょうが,これは英語圏では使用されない記号であり,対応する文字は半角の「\」(バックスラッシュ)です.この記号は日本語キーボードで「 ],},」,む,」の4文字が刻印されたキーをそのまま押すと入力できます.
必要となりそうなものをその他いくつか紹介しますと,「:」(コロン)は日本語キーボードにおいて「;」(セミコロン)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます.また「*」(アスタリスク)は,日本語キーボードにおいて「8」(ハチ)が刻印してあるキーをシフトキーを押しながら押すことによって入力できます.
以下では,半角の「\」(バックスラッシュ)を「\」として表記していきますので,読み替えて入力して下さい.コマンドプロンプトが表示されましたら,作成した Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入し,プロンプトにて
A:\>setup
のように入力してリターンキーを押し,セットアップを実行します.
Setup for Workgroup Connection
Welcome to Setup for Workgroup Connection.
Setup prepares Workgroup Connection to run on your computer.
* To get additional information about a Setup screen,press F1.
* To set up Workgroup Connection now,press ENTER.
* To quit Setup without installing Workgroup Connection,press F3
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit F5=Remove Color
まずこのような画面が現れます.設定を継続しますのでリターンキーを押します.
Setup for Workgroup Connection
Setup will place your Workgroup Connection files in the
following directory.
if this is where you want these files,press ENTER.
If you want Setup to place the files in a different
directory,type the full path of that directory,and
the press ENTER
C:\DOS
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
インストールするドライブとディレクトリを指定します.デフォルトではAドライブのDOSというディレクトリが指定されていますが,実際にインストールしたいのはCドライブ(ハードディスク第一パーティション)ですので,「C:\DOS」(CドライブのDOSというディレクトリ)にインストールすることにします.
すると
Please insert your
boot disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
というウィンドウが現れますので,作成したブートディスクを書き込み可能な状態にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します.
次に
Please insert your
Microsoft Workgroup Connection Disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
というウィンドウが現れますので,再度 Workgroup Connection セットアップディスクをドライブに挿入して下さい.
しばらくすると次のような画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
Select the type of network card that is installed in your
computer,and then press ENTER.
No Network card
Network card not shown on list below ...
3Com EtherLink
3Com EtherLink 16
3Com EtherLink II or IITP (8 or 16-bit)
3Com EtherLink III
3Com EtherLink/MC
3Com EtherLink Plus
3Com Token Link
Advanced Micro Devices AM2100/PCnet
Amplicard AC 210/XT
Amplicard AC210/AT
.....etc.....
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
使用しているLANカード用のドライバがこのリストに存在するのであればそれを選択しても良いのでしょうが,ここに掲載されているものは非常に古いですし,最近のLANカードはこのリストには含まれていないようですので,ここで用意したドライバを選択することにします.従って,ここでは上から2番目の「Network card not shown on list below ....(リストにはない....)」を選択して下さい.
Setup for Workgroup Connection
Please specify the location (path) of the OEM driver you
want to use.
If the specified path is correct, press ENTER. To specify
a different path, type it, and then press ENTER.
A:\NDIS2DOS
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
使用したいドライバがどこにあるのかを尋ねてきますので,ドライバがあるディレクトリを指定します.Mebius PC-PJ1-M3の場合は,ここで用意したドライバ,つまり Workgroup Connection セットアップディスクにコピーしておいたドライバがあるディレクトリを指定してリターンキーを押します.
Setup for Workgroup Connection
Select the type of network card that is installed in your
computer, and then press ENTER.
RTL8139 Fast Ethernet Adapter
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
すると指定したディレクトリからドライバを読み込みます.複数のカードを指定できる場合はここにいくつかのカード名がリストアップされると思われます.適当なものを選んでリターンキーを押して下さい.
上の例はMebiusの場合ですが,RTL8139のドライバを認識できていることがわかります.ひとつしかありませんから迷わずリターンキーを押します.
セットアップが実行され,しばらくすると次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
COMPUTER NAME is the name that identifies which computer
is yours. Choose a name that is unique in the workgroup.
A computer name can have up to 15 characters, and can
contain letters, numbers, and these characters:
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~
COMPUTER NAME:
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
コンピュータ名を入力します.適当なものを入力して下さい.上の例では「MEBIUS」としています.ここで入力される名前は,ネットワーク接続した際のコンピュータの名称であり,ワークグループ内でユニーク(重複なし)でなければなりません.
以下の例では,ノートPCのコンピュータ名を「MEBIUS」とします.
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
WORKGROUP NAME is the name of the workgroup you belong to.
A workgroup name can have up to 15 characters, and can
contain letters, numbers, and these characters:
! # $ % & ( ) ^ _ ' { } ~
WORKGROUP NAME:
ENTER=ContinueF1=Help F3=Exit
ワークグループ名を入力します.適当なワークグループ名を入力して下さい.デスクトップ機と同じワークグループ名でなければなりません.上の例では,自宅ということで「HOME」としています.
以下の例では,ワークグループ名を「HOME」とします.
コンピュータ名を入力し,リターンキーを押すと次の画面が現れます.
Setup for Workgroup Connection
If all the options are correct, select 'The listed options
are correct,' and then press ENTER.If you want to change
an option, use the UP or DOWN arrow key to select it.Then
press ENTER to see alternatives for that option.
Computer name : mebius
User name: mebius
Workgroup name : home
Install Mail: Install Mail files.
Redirector : Use the basic redirector.
Pop-up key : N
Startup option : Run Workgroup Connection and log on.
Path : C:\DOS
Network Card: RTL8139 Fast Ethernet Adapter
Protocol Driver: Microsoft NetBEUI
The listed options are correct.
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
ここでは,これまで入力したことを確認します.コンピュータ名,ワークグループ名がそれぞれ「mebius」,「home」となっています.もし入力を間違えていたら,UP,DOWNキーで選択してリターンキーを押すことにより修正が可能です.
ユーザー名が自動的に「mebius」と設定されていますが,ユーザー名は実際の接続の際に変更可能ですから特にここで変更しなくても良いでしょう.ユーザー名はデスクトップ側がWindows95/98ならば適当で良いのですが,デスクトップ側がNTの場合はNTの方に同じユーザーが存在しなければなりません.詳細はこちらをご覧ください.
表示されている情報が正しいようでしたら,表の最下段の「The listed options are correct.(リストは正しい)」を選択してリターンキーを押してください.
Setup for Workgroup Connection
The settings for your network card are listed below. If all
the settings are correct, select 'The listed options are
correct'. Then press ENTER. If you want to change a setting,
use the UP or DOWN arrow key to select it. Then press ENTER
to see alternatives for that setting.
Network Card : RTL8139 Fast Ethernet Adapter
Drivername=rtsnd$
Medium type=_Auto
Network Address=@000000000000
Node Address=@000000000000
Adapter's Bus Number=0
Adapter's Device Number=0
Adapter's TX Early Threshold=5
The listed options are correct.
F1=Help F3=Exit ESC=Previous Screen
(上の例で「Adapter's」となっているところが実際の画面では「Adpater's」となっていました.綴り間違いと思われます.コピー&ペーストしたことがわかります(笑)).
ここではネットワークカードの設定を確認します.ノートPCに装着されているカードによって設定は異なるでしょうから,カードに合わせて設定してください.
Mebius PC-PJ1-M3 の場合,内蔵のネットワークカードに関する設定はデフォルトのままで良いようです.ただし,通信速度が「AUTO(相手に合わせる)」となっています.私の場合はデスクトップ機側で100baseTXと設定していましたからこのままでよかったのですが,もしデスクトップ機側もAUTOとなっている場合はどちらかで通信速度を決定しておくことをお奨めします.
確認が済んで「The listed options are correct.」を選択してリターンキーを押しますと,次のウィンドウが現れます.
Please insert your
boot disk
into drive
A:
When ready,press ENTER.
指示に従い,再度ブートディスクを書き込み可能にしてドライブに挿入し,リターンキーを押します.CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATが書き換えられます.
Setup for Workgroup Connection
Workgroup Connection is now installed on your computer.
Setup modified some settings in your CONFIG.SYS ant AUTOEXEC.BAT
files. Your previous CONFIG.SYS file was saved as A:\CONFIG.001.
You must restart your computer before you can use Workgroup
Connection.
* To restart your computer, remove all disks from your floppy
disk drives, and then press ENTER.
* To quit Setup without restarting your computer, press F3.
ENTER=ContinueF1=Help F3=ExitInstallation Complete
ここまでたどり着けば,インストールは終了です.
画面には「フロッピーを抜くように」と指示がありますが,今作成したブートディスクを挿入したまま再起動します.つまり作成したブートディスクからシステムを起動してください.
接続と使用方法につきましてはこちらへお進みください.
接続と使用方法
ここでは,実際にMS-DOSからネットワークに接続し,デスクトップ機のディスク資源を利用する手順と方法を記します.
作成したブートディスクで起動します.次に初回起動時の最初の画面を記します.
Starting Windows 98...
Microsoft Protocol Manager version 2.1
Microsoft WorkGroups Driver Version 1.0
Copyright (C) Microsoft Corporation 1992
Transport Hooks Enabled
Network Line Speed is 100 Mbps / Half_Duplex Mode
A:\>SET PATH=C:\DOS
A:\>C:\DOS\net start
Microsoft Netbind version 2.1
Fast Ethernet board's Ethernet Address:09001F04402E
Microsoft NetBEUI version 2.2
Type your user name, or press ENTER if it is MEBIUS:
ユーザー名を聞かれます.デスクトップ機がWindows95/98の場合は何でも構いません.しかしデスクトップ機がNTの場合は,資源を共有できるようなユーザー名を入力して下さい.ここではNT側にMEBIUSというユーザーが存在するとして進めます.
余談ですが,上の表示では接続速度が100Mbps/Half_Duplex となっておりますが,デスクトップ機(NT)側ではFull_Duplex(全二重)と設定しているにも関わらず,ここではHalf_Duplex(半二重)となってしまいます.しかし使用に際して何も問題がないようなのでそのままで良さそうです (^^;.なぜかデスクトップ側をWindows98で起動すると全二重になりました.謎 (^^;.
次に
Type your password:
パスワードを聞かれます.ユーザー名に対応するパスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は何も入力しないでリターンキーを押して下さい.
Please confirm your password so that a password list may be created:
パスワードの確認を求めてきますので,もう一度パスワードを入力して下さい.パスワードがない場合は再度何も入力しないでリターンキーを押して下さい.
ここで問題が生じることがあります.正しく設定したにも関わらず,例えば次のようなメッセージが表示されることがあります.
Error 7210: There is no entry for the specified user in the [Password Lists]
section of the SYSTEM.INI file.
とか,net view コマンドを使ってみても
Error 12: The access code is invalid.
などと表示されてしまい,正常に動作しないことがありますが,それでもしつこく使ってみたり,再起動したりすると設定が間違っていなければなぜか動作するようになります (^^;.根気強く試してみて下さい.ログイン直後にもうまくアクセスできないことがありますが,このソフトを無料で使用させてもらっていることを考えると文句は言えません.
うまく接続できたかな? と思った際は,コマンドラインで「net view」と入力してみて下さい.うまく行っていれば
Server NameRemark
\\DESKTOP
The command completed successfully.
と表示され,デスクトップ機のコンピュータ名が表示されているはずです.
デスクトップ機が見えたのであれば,例えばコマンドラインで「net view \\desktop」と入力してみて下さい.
デスクトップ機での共有資源の設定によって表示は異なりますが,
例えば
Shared resources at \\DESKTOP
Sharename TypeComment
CanonBJCPrintCanon BJC-400J (BJRSTR)
CDROMx24Disk
FD Disk
ProgramsDisk
UserDisk
win98Disk
The command completed successfully.
のように,共有の際に任意に付けた共有名が表示されています.上の例ではプリンタ,CD-ROMドライブ,フロッピードライブ,ハードディスクなどのデバイスです.プリンタに至っては,Canon BJC-400J などというコメントまで付いています(ばれてるぅ).
ここで実際に必要になるであろうコマンド群を表3に簡単に紹介しておきます.その他のコマンドや,コマンド使用方法の詳細は「net help」と入力して参照して下さい.
表3:Workgroup Connection で使用する主要コマンド NET VIEW [\\コンピュータ名]
上の例を参照.
NET USE [ドライブ名] [\\サーバ名 \共有資源名]
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24
デスクトップ機「DESKTOP」の共有CD-ROMドライブ「CDROMx24」を,自分自身のD:ドライブとしてアクセスできるようにする。尚,
NET USE D: /DELETE
のようにすると,D:として設定した資源を削除できる.
NET HELP [コマンド名]
表3にもあるように,コマンドラインで「NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24」と入力してリターンキーを押すと,次回から「D:」は「\\DESKTOP\CDROMx24」を指すようになり,あたかもローカル(ノートPC)に接続されているDドライブのように使用できるようになります (^-^).
例えば\\DESKTOP\CDROMx24の下に「HOGE」というディレクトリがあって,その下に「HOGEHOGE.TXT」というファイルがあったとします.
それをノートPCのCドライブにコピーしたいのであれば,コマンドラインにおいて,
copy D:\HOGE\HOGEHOGE.TXT C:
と入力してやることによって実現できます.普通のファイル操作となんら変わりません.いつものMS-DOSコマンドがそのままネットワークで結ばれた他のコンピュータのファイルに対しても同様に適用できます.当然なのですが,実際にDOSからネットワーク上の資源が操作できるとかなり違和感にとらわれるのは私だけでしょうか (^^;.不思議な感じ.
さて,ここで一応 Workgroup Connection についての説明は終わりにしたいと思います.
ようやくMS-DOSブートディスクからネットワーク接続が可能になりました.
これを利用してWindows NTのファイルをハードディスクにコピーし,NTをセットアップする過程をこちらに記しました.Windows95/98についてはこちらを参照して下さい.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/index_network_install.html












2004年1月14日水曜日

[設定][OS] Windows NT 4.0 Workstationのインストール

[設定][OS] Windows NT 4.0 Workstationのインストール
Windows NT 4.0 Workstationのインストール
■ファイルのコピー
Windows NT は,システムCD-ROMの「I386」というディレクトリをハードディスクに丸ごとコピーして,そこからインストールを実行できます.さらに専用のブートフロッピーを作成・使用しなくてもインストールできるという裏技(禁じ手?)があります.
余談になりますが,この「I386」というディレクトリをここでコピーし,インストール後も削除しなければ,NT上で各種設定を変更してシステムCDを要求されるたびごとにネットワーク経由でCD-ROMをセットする必要がありません.
例に取り上げている Mebius PC-PJ1-M3 は4.3GBのハードディスクを内蔵しております.実用上,100MB強のI386ディレクトリは削除しなくても支障ありません.デスクトップ機の代替使用が主ですからサスペンド用のパーティションも解放しましたし,さらに出荷状態ではWindows98のシステムCDが丸ごと入っている(と思われる)ことを考慮しますと,I386ディレクトリを残しておいても出荷状態よりはハードディスクを広く使えるということになります.
再度確認しますが,ノートPCの第1パーティションはFAT16でフォーマットされており,Workgroup Connection のインストールは完了しているとします.第1パーティションには十分な容量を確保しておきたいところです.OSのインストール領域やスワップファイル領域も含めた容量が望ましいでしょう.私の場合は750MBとしました.こちらの設定が済んでいない場合はこちらを参照しながら設定して下さい.
Workgroup Connection 用のブートディスクでシステムを起動します.ここで挙げた例に沿って解説しますと,まずデスクトップ機のCD-ROMドライブをDドライブとして使用できるように設定します.コマンドラインで次のように入力してリターンキーを押して下さい.
NET USE D: \\DESKTOP\CDROMx24
ちなみに「CDROMx24」という共有名の「x24」は24倍速という意図が込められています(だからどうした).まったく個人的な事情です.
接続したドライブにNTのシステムCDを挿入して下さい.うまく接続できているのならば,ノートPC側で「DIR D:」とコマンドラインで実行するとCD-ROMにおける最上階層のファイル一覧が表示されるはずです.「I386」というディレクトリが見えるでしょうか?
そのディレクトリが見えたのであれば,次はXCOPYコマンドでノートPCのハードディスクへI386ディレクトリを丸ごとコピーします.
XCOPY D:\I386 C:\I386 /E
最後の「/E」オプションは,サブディレクトリまで丸ごとコピーする,という意味です.このコマンドを入力してリターンキーを押すと,
Does I386 specify a file name
or directory name on the target
(F = file, D = directory)?
と聞いてきます.ディレクトリとしてコピーしたいので「D」キーを押して下さい.するとNTのシステムCDのI386ディレクトリが丸ごとCドライブにコピーされます.
コピーが正常に始まると,コピー中のファイル名が画面に表示されますが,何だか異常なほどに遅いと感じられることでしょう.Windows同士で繋いでいる時と比較すれば明らかです.私の環境では100Mbpsで繋がっているのにも関わらず,なぜこんなに遅いのかと少々疑問に思いましたが,考えてみると当然です.通信方式は半二重ですし(あまり関係ない),何と言ってもDOS上です.シングルタスクのOSである上に,メモリ領域が(Windows上に比べると)非常に小さいですからバッファリング用のメモリ領域はほんのわずかでしょう.
コピーにはかなりの時間を要しますので,本を読むなどしてお待ち下さい.
それが終了しましたら,同様にサービスパックと各種ドライバもここでコピーしておくと,NTをインストールした直後にある程度のところまで設定を済ませられます.当然ですが,最低限ネットワーク関連のもの(ネットワークカード用のNT上で使用するドライバなど)がI386に含まれていない場合は,ここでコピーしておかないとNTからネットワーク接続できませんので,必要と思われるものはこの時点でコピーしてしまいましょう.
■NTインストール
当然ですが,特にこの項目は一度通読してから実行して下さい.
ハードディスクに「I386」ディレクトリのコピーが完了しましたら,次はセットアップです.ここではフロッピーを用いないようにセットアップします.
まずはコピーした「I386」ディレクトリへ移動してください.コマンドプロンプトでまず「C:」と入力してCドライブへ移り,さらにコマンドプロンプトで「CD I386」としてI386ディレクトリへ移ります.
移動が完了しましたら,コマンドプロンプトで「WINNT /B」と入力して下さい.「/B」オプションが起動ディスクなしでセットアップを進めるためのオプションです.セットアップが始まります.
「ハードディスクにファイルをコピーします.しばらくお待ち下さい.」というメッセージが表示され,この作業にはなぜか莫大な時間を要します.「もうコピーしたのではないか?」というのもごもっともなのですが,どうやらファイルを解凍して新たに書き込むことを「コピー」と呼んでいるようです.本を読むなどしてお待ち下さい.
コピー作業が終了し,システムを再起動します.
「セットアップへようこそ」の画面が表示され,画面の表示に従って操作を進めて下さい.
このままでインストールできれば良いのですが,私がMebius PC-PJ1-M3 に対してセットアップを行った際はインストールが中断してしまいました.
再現することができませんでしたので,表示されたメッセージを提示することができないのですが,「大容量記憶装置の問題でインストール続行ができない.LOCKコマンドについて詳細を見よ.」という趣旨だったと思います.
この問題が生じると,あれだけ長い時間かけたファイルコピーがパーになり,もう一度最初からやり直すしかありません.
というわけで,とりあえずLOCKコマンドを実行して下さい.コマンドラインで「LOCK C:」と入力してリターンキーを押すと,
WARNING: The LOCK command enables direct disk access by programs
that can CORRUPT file names and/or DESTROY disk data, resulting in the
loss of files on your disk.
Are you sure (Y/N)?
という警告が出ます.意訳しますと,「LOCKコマンドを用いると,プログラムから直接ディスクを操作できるようになる.これによってファイル名を不正にしたり,データを破壊したりすることが可能になり,結果としてファイルを失う可能性がある.どうする?」といったところでしょうか.
敢えてこういったメッセージを表示するということは,このコマンドがそれなりに危険なコマンドであるということなのでしょうが,ここで「Y」キーを押して実行しないとインストールは続行できません.
OSを通してではなく,あるプログラム自身が直接ディスク操作を行えるということは,確かにOSからの統一したファイル操作が行えないという意味で危険なのでしょうが,そのOSのインストーラが直接ディスクを操作することを要求していると考えればそれほど危険とは思えませんし,当然のこととも思えてきます.
というわけで,私は躊躇なく「Y」キーを押し,LOCKコマンドを実行しました.
その後,再度セットアップ作業を行うと,無事にインストールが終了し,NTを起動することができました.
もしLOCKコマンドを使用しなければ明らかにセットアップは中断されるということが既知であれば,セットアップの前にLOCKコマンドを使用しておくことをお奨めします.そうしておかないと前述の「ファイルのコピー」に費やす莫大な時間が無駄になってしまいます(経験者談).
ただし,「万が一この操作によって何らかの障害が発生した場合におきまして,私は一切の責任を負わないものとします.」ということを再度明示しておきます.
設定
WindowsNTに関する情報は,参考文献や雑誌やネット上などから入手が容易ですし,Mebius PC-PJ1-M3上におけるNTの設定方法や詳細な情報はこちらのサイトにありますのでそちらを参照して下さい.
ここではNT自体に関する説明は省略しますが,個人的な使用感などを記しておきます.
上記のサイトからドライバを入手して使用したのですが,まずWindows98上では56kbpsでプロバイダと接続できていたのが,33.6kbpsに落ちてしまいました.これは偏にドライバが原因なのでしょう.しかしプロバイダ接続はMebiusからは殆ど行いませんし,行ったとしてもメールチェックくらいですからこの速度でも何ら問題ありません.これが気になる方は現時点ではWindows98を使用するしかないようです.
私はMebiusをデスクトップ機の代替として使用しております.よってマウスは外付けのものを使用しております.上記のサイトから入手したドライバで,内蔵のポインティングデバイスを使用する,しないの設定ができます.内蔵のデバイスを「使用する」に設定していても,外部のマウスをしようできるのですが,内蔵のデバイスに指が触れたとたんに何だか外部マウスの認識がおかしくなるようです.面倒でもオン・オフは設定する方が良いでしょう.
デスクトップの代替ですから,サスペンド機能は使用しておりません.よってサスペンド用のハードディスクのパーティションは削除して解放してOS上から使用できるようにしています.広くなっていいですよ (^-^).しかしそのおかげでBIOSなどをいじっているときに何かの拍子で「サスペンド用のハードディスクパーティションがない!」といって赤地に黒字のウィンドウが出て怒られるのですが,気にしてません.
Windows98で使用していた頃に試しにサスペンド機能を使用していましたが,画面が復旧して使用可能になるまでにかなりの所要時間がありました.確かに使用状態が保存されるのは使い方によっては利点があるのかもしれませんが,OSをゼロから起動するのと大差ない復旧時間でしたし,ハードディスクにイメージを持つサスペンドはいざというときにトラブルの原因になりやすいですから,サスペンド機能を使用できなくすることに躊躇しませんでした.
省電力機能に関してはWindows98の方が格段に上手でしょうが,旅行の共にNTをインストールした状態で持って行った際,電車や飛行機の中でメールなどを書いている分にはそれほどバッテリーの消耗は気になりませんでした.ただし本気でモバイルを考えておられる方はやはりWindows98の方が良いと思われます.
最近は Mebius with NT をゼミなどに持ち込んでプレゼンなどで頻繁に使用しますが,NT用のディスプレイドライバでもきちんとCRT出力がサポートされており,何の問題もありません.パワーポイントを使用していて,Windows95/98などが固まってしまってプレゼンが台無しになるケースをたまに見かけます.その点NTだとかなり安心です.
用途に合わせて最適の使用方法をお選び下さい.とりあえずデスクトップ機の代替ということであれば,NTは最高ですよ.現在のところ不満はありません.

どうもどうもいなだです
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/
http://www.venus.dti.ne.jp/~inada/Network_install/Config_MS-DOS.html
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2002年2月9日土曜日

[機器][PC] Thinkpad i series 1124 (2609-93J)






[機器][PC] Thinkpad i series 1124 (2609-93J)
Thinkpad i series 1124 (2609-93J)
仕事が忙しいのねん。
実を言いますと私は去年はプーでした。いろいろあって一昨年に会社を辞めて、しばらく(?)のんびりしていたのです。
ふと思って自分のページを見直してみると...無職の分際でよくもまぁいろいろ買ったものです。別に私がお金持ちな訳では無く、要らないところ(?)にほとんど金を使わない性格なので、働いていた時の多少の小銭が残っていたわけです。しかしさすがにそれも厳しくなり、世間の風当たりなどもあって21世紀である今年にやっとこさ再就職を果たしました。
が、このご時世に雇ってくれる会社と言うのは、よほど金が余っているか、よほど忙しいかの2つに1つしか無いでしょう。さらに言うとほとんどが後者の部類に入ります。そして例に漏れず、私も後者の会社にあたってしまいました。とにかく忙しくて毎晩夜遅くまで働いています。
家に着くのは夜中、食事して風呂入ってバタンキューです。こういった生活を続けていると平日はメールチェックすらせずに寝てしまい、インターネットから遠ざかってしまいます。ついに当方の地域にも念願のCATVインターネットが来たのですが、それに加入するどころかフレッツISDNすら元が取れているかどうか怪しいくらい使ってません。
働き出して一ヶ月ほどはまさにそんな日々が続き、行きつけの掲示板にもあまり顔を出さず、未読メールが山のように溜まるようになってしまいました。たまに休みの日にまとめて返事を返そうとしたりしていましたが、文章を書くのが苦手(今書いているようなページですら一ヶ月近く掛けてじっくり手直ししてからアップしてます。)ですし、休みはゆっくりしたい と言う事でだんだん面倒になってきてしまいました。
反面、妙に無駄な時間が増えました。それは通勤時間。姫路近くから大阪まで毎日2時間近く掛けて通っていますが、電車の中ですることもなく、ボーっと外を眺めています。この時間を有効利用するにはノートPCしか無い! よっしゃ、しばらく使ってなかったVAIO505の出番がやってきたぜ!!! と思ったら...
壊れてやんの...>VAIO505(初代)。
ウンともスンとも言いません。修理しようかとも思いましたが、いまさらPentium133MHzのものを修理してもろくに使えないでしょう。それならいっそ..いっそ新しいノートPCを買えば良いじゃないか! <バカ?
■NotePCは数あれど
最近のノートPC事情は様変わりしてきて、ほとんど持ち運ばない事を前提に作られている大きなものか、頻繁に持ち歩く事を前提に作られているとても小さなものか、と両極端なものが多い気がします。
前者の場合は、バッテリはNi-H(ニッケル水素)などの安価なものを採用しており、1時間程度しか持たず、本体サイズもA4サイズ以上と大きめで、CD-ROMとFDを内蔵したオールインワンタイプが主流です。サイズを犠牲にした分、汎用的な部品を使えるために、比較的安価という事もあり、省スペースブームの波に乗って、オフィスや家庭でデスクトップの代替として使われている例が多いようです。
そして後者の場合、バッテリはもちろんLi-ion(リチウムイオン)で、そこそこ(2~4時間前後)持ち、サイズはA5や、B5と横幅は同じで縦を縮めた変形サイズなど。FDやCD-ROMはUSBポートを使用して外付け。PCを持ち歩く必要のあるサラリーマンや、PC依存症の若者に人気です。
しかし私の条件として、
・HDDが大きいこと。これはちょっと理由がありますがまた後ほど。それでなくても10Gは欲しいですね。
・B5サイズ以下であること。電車での持ち運びを考えるとA4はキツイでしょう。
・値段は20万円前後。売れ筋はこのくらいの値段は覚悟しておかないとね。
・バッテリが長く持つ事。デスクトップの代替として使うならいざ知らず、電車の往復で使うにはそこそこ持ってほしいですね。往復を考えて3~4時間くらい。
・所詮は車内での暇つぶしなのでCPUはあまり重視しない。400~500MHz程度で十分。
そこでまず考えたのがVAIO C1。サイズは変形B5サイズ。横幅はB5と同じですが、縦が短くなっているため1024 x 480という変わった解像度です。それは良いとしても、先代VAIOは速攻で壊れたという事もあるし、先輩もC1持ってるし、と言う事で却下。次は上記C1と同じく変形B5サイズの富士通LOOX。んー、なんか富士通ってあまり好きく無い、で却下ぁ (^^;; と思ってましたが一般的なIntelでは無くtransmeta(トランスメタ)という会社の、アイドリング時にとても動作電力が低いcrusoe(クルーソー)というCPUを採用しているというのが、新しいもの好きの私には魅力でした。動作電圧が低いと言う事は、バッテリがよく持つと言う事にも繋がります。いいことづくめじゃん!
 しかし・・・アイドリング時に電圧が低くなっても、CPUを使っている時はそれなりの電圧が必要になるため、実際には思ったほどバッテリには貢献しません。動作速度も同周波数のPentium!!!と比べると遅めです。
いろいろ考え、やっぱりLOOXかなぁ...と決めかけていた矢先、会社的に上記「crusoeは使わない!」と言い切って居たIBMから、面白いノートPCが発売されると言う記事を読みました。それがこのThinkpad i series 1124(2609-93J)です。
超!
このノートPCのCPUは一般的なノートPCに使われている「低電圧Pentium!!!」ではなく、それをさらに下回る、Intelが上記crusoeに対抗するために作り出した「超低電圧Pentium!!!」なのです。
AC電源を繋いでいる場合は 1.1V駆動のPentium!!!500MHzとして動作し、バッテリになると 1V以下 (正確な電圧は公表されていない) のPentium!!!300MHzとして動作します。今までも同じような仕組み (Intelでは SpeedStepTecnology = スピードステップテクノロジ と呼んでいる) のCPUはありましたが、バッテリモードで1Vを下回るCPUは現在これ以外はありません。上で書いたように電圧が下がればそれに応じてバッテリの持ちも長くなります。そのため標準バッテリで5時間、ロングライフバッテリ( 2001年4月発売予定 )で7.5時間も動作するそうなのです!
これは公表値なので標準バッテリで5時間は無理としても、私の会社までの往復はゆうゆう持ってくれます。以前所持していたVAIOが公表値1.5時間と言いながら、結局1時間すら持たなかった事からすると革命的です。ちなみにバッテリだからといって強制的に300MHzのバッテリモードになるかと言うとそうではなく、常に500MHzで駆動するようにも設定できます。
先日出張で東京に行った際に調べてみましたが、MP3をバックで動かしながらFrontPage2000でHPを作ったり、メールを書いたりしてますと、3時間30分でローバッテリ表示(残り15%)になりました。実働4~4.5時間といったところでしょうか。
他のスペックも見てみましょう。LCDは通常のバックライト付TFT液晶、10.4インチで1024x768です。グラフィックチップはSilicon MotionのLynxEM+、HDDは20G、PCMCIAスロットがひとつ、USBポートがひとつ、LucentのV90モデム、サウンドはCrystalの  CS4281。全体的にバランスのとれた構成です。
あとThinpadには変わった特徴があります。B5ノートの分際で、シリアル、パラレル、VGA、PS/2(マウス、キーボード兼用)が直接本体についているのです。USBの普及で最近あまり使われなくなったとは言え、わざわざ別途リプリケータを買わなくても良いというのが便利ですね。
■SpeedStepの威力
さて本当にクロックが変わっているのでしょうか? バッテリモードとACモードとでHDBENCHを取ってみました。まずはバッテリモードで。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Pentium III 298.66MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard Silicon Motion LynxEM+
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 64,596 KByte
OS Windows Me 4.90 (Build: 3000)
Date 2001/03/13 00:43
HDC = Intel 82440MX PCI Bus Master IDE Controller
HDC = プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = GENERIC IDE DISK TYPE01
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
9297  11907 12513 6703         9153        11148          7
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
4147      6765   1298    32  15219 12471 8505 C:\100MB
確かに300MHzになってます。しかし...ビデオカードがびっくりするくらい貧弱ですね。スペックとしては最低レベルです。普段ビジネスアプリを動かす分にはあまり遅さを感じないのですけどねぇ。個人的にはRageMobilityを積んで欲しかったと思います。Thinkpadの他モデルではそのRageMobilityを積んでるマシンもありますしねぇ。まぁ電力の問題もあったのでしょう。
さて次にACモードで動作させてみました。要らない部分は省きます。
Processor Pentium III 497.75MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6]
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
11216 19910 20919 7974         9266         11342       14
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
10190      15162 2277    99 15370 12455 8689 C:\100MB
どうやらちゃんと500MHz駆動しているようですね。数値もそれなりに上がってます。当たり前ですがHDDのアクセス速度は同じですね。演算速度はクロック数に比例して約2倍になってますが、メモリの性能はほとんど変わってません。この結果から見ると、FSBを変えているのではなくて倍率が変わっているようです。つまりバッテリモードは100x3=300MHzで、ACモードは100x5=500MHzで動いているわけですね。性能を考えるとこうするのは当たり前なのですが、IntelのCPUはPentium2 333MHz頃から倍率変更が出来なくなってましたので、それからすると面白いですね。
また、これは本当かどうかわからないのですが、今回の超低電圧Pentium!!!500MHzは、800MHzくらいのCPUの中から、低電圧で動くものを選別して使用しているそうなのです。
■Thinkpadの真髄
さて私は初めてThinkpadユーザになったわけですが、なぜか当方の周りにはThinkpad愛好家が多いのです。たとえば友人のシェルパは、以前からデスクトップマシン( 98NX-PII266MHz )があるにもかかわらず、あとから買ったThinkpadばかりを使い、さらにその後もう一台Thinkpadを買い足して、ノートPCをメインにするという、よくわからない事をしています。私は所詮ノートPCはモバイル用途でしかなく、家に居る場合はノートはまったく使わないというスタンスを取ってきました。一番の理由は強いて使う必要が無いという事ですが、それ以外にもキーが打ちにくいという事、それにポインティングデバイスが使いにくいという事です。
しかし初めてThinkpadを使ってみてわかりました。キーがめちゃ使いやすい! しっかりクリック感がありつつ、メカクリックほど重すぎず、微妙な抵抗感がキーボードを 「打っている」 事を実感させます。 ネット知人のtoshiさんは  「Thinkpadのキーボードは慣れてしまうとデスクトップより使いやすいッス!」  と豪語されていましたが、確かにこれは病みつきになる気持ちもわかります。またポインティングデバイス(トラックポイント)も最初は戸惑いますが、慣れると結構使いやすいです。もちろんマウスにはかないませんが、スライディングパッドなどの他のポインティングデバイスとは比べ物になりません。
・・・と良いことばかり書いてきましたが、少しだけ残念な事があります。まずは本体にLAN機能が付いていない、という事。PCMCIAスロットが一つしかないので、これをLANに奪われると痛いです。
実を言うとこの1124にはこっそりLANのコネクタが付いているのです。にもかかわらず、その機能が(ハード的に)付いていないんですね。このご時世、56KモデムやシリアルポートよりもLANの方が利用価値が高いと思うんですけど...是非次回作にはモデムを削ってでも100/10BASEのLAN機能を付けて欲しいですね。またこれはどのPCでもそうもしれませんが、電源を切断した瞬間に「ブツ!」という大きな音がする事です。たいした問題は無さそうですが、当方はMP3ファイルを大量に入れて、それをイヤフォンで聞きながらメールを書いたりこういったページを書いたりしています。そして電源を落とす際にイヤフォンをさしたままだったりしてびっくりします。あと、ハイバネーションから復帰する際、ACモードだとそうでも無いのですが、バッテリモードだと激遅い(ACモードの倍以上かかる!)のです。強制500MHzにしてもこの部分は変わりません。BIOSの関係で無理なのかもしれませんけど、ここまで遅いのならハイバネーションからの復帰だけでも強制的に500MHzで動作させて欲しかったと思います。
...と、悪いところを探しましたが、所詮はこの程度。まったくもって満足のNotePCです。持ち運びができるNotePCが欲しいが、キーボードなどの入力デバイスを犠牲にしたくないと言う人。そして電池の持ちを重視するという人にはお勧めの一品です。あ、そうそう。i series 1124はこの超低電圧Pentium!!!を積んでいるタイプ(2609-93J)と、ただの低電圧celeronを積んでいるタイプ(2609-73J)がありますので、買う場合はお気をつけを。

Evolution's REvolution
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9681/computer/16.htm
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9681/computer/40.htm
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9681/index.html





IBM ThinkPad,若松通商ショップ
商品番号 商品名 備考 価格(円) 在庫 かごに入れる
0140-0066 IBM ThinkPad R30(2656-40J)  最新機種 R30がこの価格 129,800
0140-0073 IBM ThinkPad R30(2656-C0J)  Windows2000Pro搭載 139,800
0140-0049 IBM ThinkPad S30(2639-42J)   Win2000Pro ThinkPadブラックボディ 189,800
0140-0076 IBM ThinkPad S30(2639-45J)   2月限定特価 162,800
0140-0063 IBM ThinkPad T21(2647-G5J)   P??-850,32GB,DVD,Win98SE 228,000 ×
購入不可
0140-0084 IBM ThinkPad X22 (2662-93J)   携帯.拡張性に優れたビジネスノートPC(WinXPモデル) 238,000 ×
購入不可
0140-0081 IBM ThinkPad X22(2662-9DJ)   新製品 ワイヤレスLAN内蔵 268,000 ×
購入不可
0140-0085 IBM TranceNote 右利き用(2675-61J)  TranceNoteがこの価格(品切れの際はご容赦ください) 109,800 ×
購入不可

1999年4月16日金曜日

[PDA][改造] 東芝Libretto30のクロックアップ





・クロックアップ:1998年12月19日(土)はれ
手順:
0.用意するもの。
押すと拡大
・リブレット30本体。
・マイナスドライバー。小さめの精密ドライバーが使いやすい。
・プラスドライバー。同上。
・はんだごて。先の細い 20~30W くらいのが使いやすそう。 ぼくが使ったのは、30W のピストル型のだけど、先が太めでやりにくかった。
・はんだ。これも、細いのがいいですね。
・放熱器(アルミの板など)。CPU の放熱用。
・シリコン・グリス。放熱器を CPU に固定するため。
・自分でやるからには、無保証であることを覚悟する気持ち。だれも責任は持ちません。
1.本体を分解して、基盤を取り出す。
(1)とりあえず、ハイバネーションの設定は、OFF にしておいた方がいいです。
(2)まずは、AC電源とバッテリーを外しておきます。
(3)最初は、キーボードの上部にある細長いカバーを外します。
押すと拡大 最初は、外れにくいかも知れませんが、隙間に細いマイナスドライバーを入れて、 カバーを折らないように気を付けながら外して下さい。 一度、外すと二度目以降は外れやすくなるようです。 押すと拡大
(4) 細長いカバーを外した後に、真ん中辺りにキーボードを留めているネジがひとつあるので、 それを外します。
ネジを外すと、キーボード自体は簡単に外れます。
(5) 左のキーボードから出ているフラットケーブルと右のパネルから出ているフラットケーブルを 外します。
キーボードのケーブルは、ケーブルを留めてある両側の白いポッチを引くような感じで 外します。
パネルのケーブルは、留めてある茶色の板を立てるようにして外します。これが、キーボードとパネルのケーブルを外した状態です。
この次は、裏蓋を外していきます。
(6)裏蓋を外します。
まず、まだバッテリを付けたままなら、それを最初に外します。
次に、6箇所のネジを外します。
ネジを外した後は、裏蓋を外しますが、バッテリが入っていた両側と赤外線通信部分の 両側などに爪が有りますから、折らないようにうまく外して下さい。
押すと拡大 キーボードと裏蓋を外したところです。
左から、キーボード、本体、裏蓋。
押すと拡大 (7)本体からマザーボード(?)を取り外します。
裏蓋が外れれば、簡単に取り外せます。
(8)クロックICの 16番ピンをはんだごてを使って、うまく基盤からはがします。
(9)外した 16番ピンを隣の 15番ピンに、半田付けします。
この時、他のピンやもとの 16番ピンが付いていたパターンに くっつかないように注意します。
以上で、クロックアップは終了です。
分解した順番と逆に、組み立て直します。
とくに、パネルからのフラットケーブルをつなぎ直すときは、ケーブルが アダプターにまっすぐに入るように注意深く作業をして下さい。 ちょっとでも曲がってしまうと、液晶画面に何も写らず焦ります。
また、キーボードを取り付ける前に、CPUに張り付けてある、白いプラスチック カバーをはがして、代わりにシリコングリスを付けたアルミ板 (10円玉でも大丈夫なようです)などの放熱版を付けます。
クロックアップすると、CPU が熱くなり、そのままでは、保護回路が働いて クロックダウンしてしまうので、改造した意味が無くなってしまいます。
面倒でも、放熱対策はしておきましょう。
  
KITAYA's LAB.
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libcup.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libtop.html




























My Libretto 30
ぼくが、普段持ち歩いているマシンは、東芝のリブレット30です。
いろいろなホームページを参考にして、クロックアップとハードディスクの換装 (Libretto 用フロッピー・ドライブの無い環境です)を したので、その手順をレポートしたいと思います。
リブレット30を持っていて、同じ様なことをこれからやってみたい、という人に 参考になれば幸いです。
■クロックアップ
概要:
リブレットの クロックアップに挑戦してみました。
半田をはがして、付け直すのも、ピンが非常に小さいので大変でしたが、 パネルにつながっている茶色のフラットケーブルが意外に堅くて、取り付けが大変でした。 堅いために少し斜めにはまってしまったようで、最初に組み立て直したときには、 パネルのランプがつかずに焦りました。
結局は、次の日に落ち着いてケーブルをまっすぐになるように付け直して、 うまく動きました。ちなみに、CPUの放熱のために、改造のホームページでは、 10円玉を使用しているようですが、ぼくはアルミの板を切って使用してみました。 とりあえず、クロックアップした分、速くなったようです。
■ハードディスク換装
概要:
HDD(DKLA-24320)を乗せ換えようと、フォーマットしてみましたが、 見事に失敗しました。
参考にしていたホームページに書いてあったのが、HDD の 設定は NORMAL とする。ということだったのですが、普通、4096シリンダを 越える物(ちなみに今回使用したものは、8944シリンダ)は、 LBA の設定じゃないとうまくいかないよ、と言われ、 ダメなら、初期不良交換して貰うつもりで、やってみました。
すると、なんとも、あっさりと、FDISK→フォーマット→元の HDD の内容をコピー →リブレットでの立ち上げまでうまく行きました。 (アドバイス、ありがとうございました。> Cedry)
よく考えると、参考にしていたホームページの作者は、 Linux も共存させている環境であり、 デスクトップで作業中に、LBA の設定にしたとき、 BIOS のメッセージで、ある種の OS(SCO-UNIXなど)は、NORMAL の設定じゃないと 動かない場合がある、というようなことが表示されているのに気づいて、 納得してしまいました。
Windows や DOS の FDISK で HDD を設定する場合、大容量の HDD のときは、 LBA の設定にしておかなければ、うまくいかないということなんですね。
その後、勉強のために、Linux(plamo) を共存させてみましたが、 LBA の設定のままで、何の問題もないことが確認できています。
ハイバーネーション機能も何の問題もなく使用でき、 ハイバネーションできる Linux システムとして、動いています。
  
KITAYA's LAB.
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libtop.html