2019年10月2日水曜日

[市場] Yahoo! Japan,10月からPayPayフリマサービス開始, ヤフオク!自動振込機能終了




ヤフオク!自動振込機能終了
お知らせ
機能追加/変更2019年06月21日
【重要】落札代金の自動振込機能の終了、および振込手数料の変更について(9/25更新)
【2019年9月25日 更新】
各種変更時期を9月26日から10月3日に変更しました。
【2019年8月7日 更新】
各種変更時期を8月28日から9月26日に変更しました。
いつもヤフオク!をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ヤフオク!にご出品いただいている皆様へ、落札代金の受取方法の変更についてお知らせいたします。
2019年10月3日をもちまして、落札代金を自動で受取口座に振り込む機能を終了します。
今後、落札代金はすべて「売上金」として受け取り、「PayPayへのチャージ」か「口座振込」をお選びいただくことになります。
なお、PayPayへのチャージ、およびジャパンネット銀行口座への振り込みは引き続き無料です。その他の口座への振り込みは1回100円の振込手数料が発生します。
※ 売上⾦とは、落札者から⽀払われた代⾦から落札システム利⽤料を差し引いた残りの⾦額です
■ 落札代金の自動振込機能の終了について
ヤフオク!で落札された代金を自動で受取口座に振り込む機能を終了します。
これに伴い、すべての個人出品者の方の受取設定が「売上金として管理する」に変更になります。すでに「売上金として管理する」に設定されている方は変更ありません。
・変更時期:2019年10月3日以降に落札者から受取連絡された取引の落札代金から、「売上金」として反映されます。
売上金は受取口座に振り込む(振込依頼をする)か、PayPayにチャージすることができます。
※ 受取口座は現在落札代金が振り込まれているYahoo!ウォレットの受取口座です。受取口座はこちらから確認/変更することができます。
※ 売上金を受取口座に振り込む方法はこちらをご確認ください。
■ 振込手数料の変更について
PayPayにチャージ、または受取口座にジャパンネット銀行口座を設定している場合、手数料は引き続き無料となります。
ジャパンネット銀行以外の口座への振込は、振込依頼1回につき100円(税込)の振込手数料が発生します。
なお、複数のオークションをまとめて振込依頼いただく事ができます。
※振込手数料は振込依頼1回につき100円(税込)発生いたします。
※ 振込依頼はお客様にて売上金管理画面から行っていただき、振込依頼をすることでその時点での売上金の全てが振り込まれます。
※ 振込手数料は実際の振込の回数に関わらず、振込依頼ごとに発生します。
手数料 チャージ/入金のタイミング
PayPayへのチャージ 無料 即時
ジャパンネット銀行口座
への振込依頼 無料 365日 土日夜間
いつでも入金
その他口座
への振込依頼 1回100円 翌営業日(平日)に入金 ※
※ 振込依頼が13時以降の場合は翌々営業日の扱いになります。
また、ゆうちょ銀行口座の場合、さらに2営業日かかります。
・変更時期:2019年10月3日以降の振込依頼から変更します。
■ ジャパンネット銀行口座開設のご案内
受取口座にジャパンネット銀行口座を設定すると、振込依頼時の手数料が無料のうえ、365日土日夜間のいつでも都度入金されます。
もれなく現金500円がプレゼントされる口座開設特典もございます。
この機会にぜひ口座開設(無料)をご検討ください。
■ PayPayへのチャージについて
チャージした売上金はPayPayライトの残高として、ヤフオク!やYahoo!ショッピングをはじめとしたYahoo! JAPANのサービスはもちろん、全国のPayPay加盟店でのお支払いにもご利用いただけます。
※ PayPay残高の種類についてはこちら(外部サイト)をご確認ください。
※ PayPayへのチャージ方法はこちらをご確認ください。
チャージした残高を、全国のPayPay加盟店でご利用の場合はお支払い額の3%、Yahoo! JAPANの対象サービスでご利用の場合はお支払い額の1%のPayPayボーナスが利用特典として付与されます。
※ 特典として付与されるタイミングは、お支払い時とは異なります。
※ PayPay残高の付与上限があります。詳しくはこちら(外部サイト)をご確認ください。
また、PayPayに新規登録すると、もれなく500円相当のPayPay残高がもらえる特典(外部サイト)や、「毎月いつもどこかでワクワクペイペイ(外部サイト)」などのお得なキャンペーンも実施中ですので、ぜひご活用ください。
PayPayの主なご利用可能店舗(外部サイト)
ヤフオク!は、これからもご利用の皆様により良いサービスを提供してまいります。
今後とも、ヤフオク!をご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申しあげます。

ヤフオク!
https://auctions.yahoo.co.jp/topic/notice/function/post_2545/

[決済] キャッシュレス決済・メモ










2019年10月1日火曜日

[スポット] まんが喫茶ゲラゲラ千葉店, 新メニュー100円カレー

まんが喫茶ゲラゲラ千葉店

まんが喫茶ゲラゲラ上野広小路店



[ネットカフェ] まんが喫茶ゲラゲラ千葉店 
店舗名まんが喫茶ゲラゲラ千葉店
住所千葉県千葉市中央区富士見2-4-1 富士ビル3F
交通JR総武線 千葉駅 東口改札を出て、徒歩3分
電話043-227-0311
時間24時間営業 年中無休
会費登録料・年会費無料

駅近のインターネットカフェ『漫画喫茶ゲラゲラ』
https://www.geragera.co.jp/store/chiba/fee












まんが喫茶ゲラゲラ千葉店  
◆基本料金
【個室席】最初の30分150円      
延長料金
【全席共通】延長10分100円    
おすすめ・限定パック

駅近のインターネットカフェ『漫画喫茶ゲラゲラ』
https://www.geragera.co.jp/store/chiba/fee







まんが喫茶ゲラゲラ千葉店  
◆朝限定!!モーニングパック
受付時間/平日5:00~11:00 週末5:00~10:00
【3H】650円     
◆デイパック料金
個室席(平日)
受付時間/5:00~17:00
【3H】750円
受付時間/11:00~17:00【5H】1,120円【10H】1,750円【12H】1,950円 
個室席(週末)
受付時間/10:00~19:00
【3H】850円
受付時間/10:00~17:00【5H】1,310円
受付時間/5:00~17:00  
◆ナイトパック料金
個室席(平日)
受付時間/17:00~24:00
【3H】750円【8H】1,250円【12H】1,450円 
個室席(週末)
受付時間/17:00~24:00
【3H】850円【9H】1,650円【12H】1,850円 
深夜料金
個室席(平日)
受付時間/0:00~5:00
【3H】1,120円【6H】1,680円【10H】2,080円 
個室席(週末)
受付時間/0:00~5:00
【3H】1,120円【10H】2,080円【12H】2,270円 

駅近のインターネットカフェ『漫画喫茶ゲラゲラ』
https://www.geragera.co.jp/store/chiba/fee








まんが喫茶ゲラゲラ千葉店  
マンスリープラン
ゲラゲラの「月額定額制」プランです。
ライフスタイルに合わせて利用時間をお選びいただけます。
※ご購入店舗でのご利用となります。コース時間を超えた場合、通常の延長料金をお支払いいただくことで継続してご利用いただけます。
◆マンスリーMorning
利用可能時間/7:00~12:00
【毎日120分間】月額3,000円 
◆マンスリー90
利用可能時間/19:00~24:00
【毎日90分間】月額3,000円 
◆マンスリー120
利用可能時間/19:00~24:00
【毎日120分間】月額4,500円 
◆マンスリー180
利用可能時間/19:00~24:00
【毎日180分間】月額6,000円 
◆マンスリーFREE
利用可能時間/19:00~24:00
【毎日無制限】月額10,000円 
その他料金

駅近のインターネットカフェ『漫画喫茶ゲラゲラ』
https://www.geragera.co.jp/store/chiba/fee






プリンター
【A4】白黒 20円 / カラー 50円 
【A3】白黒 30円 / カラー 100円
※価格表記は全て税抜価格です。
※翌日が休日の場合(金土祝前日)は、17時から休日料金、翌日が平日(月~金)の場合は17時から平日料金になります。
※当料金は予告なく変更する場合があります。
 
駅近のインターネットカフェ『漫画喫茶ゲラゲラ』
https://www.geragera.co.jp/store/chiba/fee


























[Web] アップツール, ヤフオク大量出品/管理サービス



売上レポート
売上レポートは登録した翌日から表示されます(落札がない場合を除く)
アップツール専用ツール
アップツール専用クライアントツールが誕生しました!
全商品対象の並び替え、商品内の検索、ショートカットキーなどにより操作性が向上します。
紹介ページ ダウンロード(Windows版)
CSVファイルによる商品の一括登録が可能となりました。

アップツール
https://apptool.jp/auction/open






オークション出品管理ツール/一括出品おまかせ君2
のんき~どっとねっと
おまかせ君は、ヤフオクへの出品作業の効率アップを目的とした出品管理ツールです。
出品フォームに入力する説明文や画像情報などをファイルに保存しておけば一括出品が可能。
終了したオークションの一括再出品のほか、一括注目・早期終了など開催中の管理機能も搭載しています。
機能一覧
一括新規出品/再出品
一括注目
一括早期終了/取り消し
商品ファイルの作成(エディター)
商品ファイルの管理(マネージャー)
旧商品ファイルのインポート
CSVファイルによる商品一括登録
ダウンロード1.46MB
更新履歴
2019/05/29:Ver 2.91β
アクセス数が取得できない不具合を修正
各リストのCSV出力機能を追加
2018/10/20:Ver 2.90β
商品状態の細分化に対応
おすすめコレクションの設定に対応
2018/03/01:Ver 2.85β
銀行振込の設定を廃止
発送までの日数の項目変更に対応
はこBOON miniを削除
2017/12/13:Ver 2.80β
商品画像10枚の設定に対応
2017/07/31:Ver 2.70β
おてがる版のゆうパックとゆうパケットに対応
旧出品方法による出品機能を廃止
※Yahoo!APIの仕様変更のため全てのバージョンで旧出品を利用できません
2017/04/13:Ver 2.62β
ヤフオク!の仕様変更によりカテゴリ選択ができない不具合を修正

のんき~どっとねっと
http://www.noncky.net/software/omakasekun/




[機器][タブレット] Windows-Fire間でUSB経由ファイル転送

[機器][タブレット] Windows-Fire間でUSB経由ファイル転送
2018-12-17 
Fire HD 8タブレットとWindowsをUSBで接続してファイルを転送する方法。
Fire HD 8
Fire HD 8にはマイクロSDカードが装着でき、そこに様々なファイルを転送することができます。
ただいちいちマイクロSDカードを取り外してファイルのやり取りをするのは面倒ですよね。
Fire HD 8タブレット本体とPCをUSBで接続してファイル転送することも可能です。
Windowsでファイルが転送できるようになるまでひと手間かかるのでそこを説明していきたいと思います。

Random Life Blog
https://randamlife.hatenablog.com/entry/2018/12/17/161550




■WindowsとFire HD 8でファイル転送
Windows PCにFire HD 8タブレットを付属のUSBケーブルで接続
       V
マイコンピュータ内フォルダに表示されます
       V
そこをクリック
(何もない空のフォルダとなっているので、Fire HD 8の方を操作します)
       V
Fire HD 8の【設定アプリ】をタップ
       V
接続済みデバイスの項目をタップ
       V
【接続済みデバイス】の項目をタップ
       V
上から2番目の【USB】をタップ
(通常の状態だと「このデバイスを充電」にチェックがされています)
       V
「ファイルを転送する」にチェックを入れる
       V
内部ストレージ(本体容量)とストレージデバイス(マイクロSDカード)のフォルダが出現
       V
何もなかったFire のアイコン内に【内部ストレージ】と【ストレージ・デバイス】のフォルダが現れます
       V
この状態で好きな場所に好きなファイルを放り込むことができます
Fire HD 8内のファイルをPCに転送することも可能です。

Random Life Blog
https://randamlife.hatenablog.com/entry/2018/12/17/161550






PC側表示









Fire側表示





2019年9月30日月曜日

[ファイル管理] ぐうたらNASバックアップ~実録! 俺のバックアップ術




[ファイル管理] ぐうたらNASバックアップ~実録! 俺のバックアップ術
PC Watch半導体/周辺機器NASその他
連載実録! 俺のバックアップ術
むしろ手間とコストを減らす。ぐうたらバックアップ
~小寺信良編
小寺信良
2017年1月31日 06:00
■変わるバックアップの概念
筆者がバックアップの重要性を最初に痛感したのは、1984年頃のことだ。当時TV番組を編集する編集機はCMX Editing Systems製の「CMX-340X」というUNIXで動くCUIの編集プログラムで、編集履歴のタイムコードをテキストリスト(EDL)として記録していた。
当時の業務用編集機はHDDを搭載しておらず、OSとプログラムを8インチFDでRAM内にロードする。EDLデータもRAM内にしか記録しないのだが、途中でエラーが出て操作不能になると、再起動せざるを得ない。当然ながらRAM内の編集データも吹っ飛んでいた。FDへも逐次バックアップする機能も備えていたが、ディスクの書き込み速度が致命的なほどに遅いため、誰も使っていなかった。
ところが編集室を増設した際に、新型の編集機「CMX-3400X」が導入された。この新型機では、FDへ記録しても、速度的に耐えられるぐらいになった。喜んで使っていたのだが、ある日再起動してディスクからEDLをロードしようとしたら、書き込みエラーで何も記録されておらず、愕然としたことがある。
当時の編集システムは3,000万円ぐらいしたはずだが、ディスクのベリファイもしないようなお粗末な仕様だったのだ。バックアップもさほど重要視されていなかったのだろう。
その時代から時は流れて30余年。自分で使うPCのバックアップもずいぶんあれこれやってきたが、基本的にはローカルのHDDやNASにコピーを残すというものだった。だが最近、そうしたやり方を変えていいんじゃないかと思っている。ここでは筆者が実践している「クラウド依存型ぐうたらバックアップ」をご紹介したい。
■写真のバックアップ
筆者はモノカキであると同時に、動画コンテンツ制作者でもある。しかもWeb媒体専門だ。従ってバックアップの質や量といった点では、一般的な使い方からはかなり特殊かもしれない。
バックアップすべきものは、それぞれに重要性やバックアップ周期、方法論などが異なる。筆者の仕事では、大きく4つに分類される。
(1)取材時のイメージファイル
(2)動画素材およびその完成品
(3)テキスト原稿とそれに必要なファイル
(4)OSおよび全体の環境
現在使用しているコンピュータは、Macが3台である。以前はWindows PCを使っていたが、Windows 8時代に嫌気がさしてMacへ全面移行した。仕事場である自宅ではMac mini(Late 2014)がメイン、持ち出し用としてMacBook Pro(Late 2016)、予備のMacBook Air(Mid 2013)がある。
自宅でのメイン環境。Mac miniに4K TVを接続している
持ち出し用のMacBook Pro(右)、予備のMacBook Air
一番バックアップに注力しているのは、(1)の取材時のイメージファイルである。この中には写真だけでなく、インタビューを記録した動画や音声ファイルも含まれる。記事中で使う写真もさることながら、資料やメモとして撮影したものもあり、時間が経ってから参照することが頻繁にある。
これらは取材が終わったら、Dropbox内にあるpictureフォルダに日付分けして取り込む。取り込んだ写真は、3台のMacに同期されることになる。これだけでもバックアップになるのだが、別途バックアップソフトのスケジュール機能を使って、週に1度自動的に2台のNASにどんどん蓄積される。
取材写真をDropboxに取り込むと、同時に上記3台が同期する
バックアップソフトを使って週一でNASに自動バックアップ
DropboxはProプランを契約しているので、1TBの容量がある。ただローカルのMacにそれほどの容量がないため、3カ月以上経過した写真は、Macから削除している。過去の経験からすれば、大体それぐらいの保存期間で困ることはない。削除も3台が同期するので、どれか1台で作業すれば全てシンクロする。それ以前の写真が必要になったら、NASから探せば良い。
そのほか写真に関しては、Google PhotoとAmazon Driveにも自動的にアップロードされる。これらはバックアップとして当てにしているわけではなく、NASにアクセスできない外出先で、過去の写真が必要になった時の用心だ。ただ現在まで、そういった事態には遭遇していない。
実は家族の写真なども特に仕事と分けておらず、一緒に撮影日ごとにフォルダに分けている。以前はGoogleがPicasaという写真管理アプリを提供していて、顔認識により写真をグループ化することができた。従って特に家族写真をどこかに集めなくても、困らなかったのである。
しかし2016年5月でGoogleがPicasaのサポートを停止してしまったため、ハシゴを外された格好になった。ただ、顔認識はもはや廃れることのない技術だし、そのうち何かいい手段が出てくることだろう。
■動画のバックアップ
動画はコンテンツの素材として撮影するほか、カメラレビューのためのテスト撮影ファイルもある。
これまでこうした動画素材は、1TBの外付けHDDに取り込んで編集作業を行なった後、3カ月を目処にBD-Rに保存していた。
だが最近は撮影が4K化したため、1度のテスト撮影動画が1枚のBD-Rに入らないということも起こるようになった。
このあたりでふと考えた。
BD-Rを湯水のごとく使って、動画素材をバックアップする必要が本当にあるのか。
筆者は僚誌AV Watchにて動画カメラのレビューを16年間続けているが、これまで過去の動画素材が必要になって、光ディスクから引っ張り出してきたことは、過去2回ぐらいしかない。
ゼロではないのがせめてもの救いではあるのだが、これぐらいの頻度なら、3カ月程度HDDの中で寝かしておいて、古いものから順次削除しても困らないのではないかという結論に至った。一方完成した動画コンテンツはネットに上がるわけだが、それのオリジナルファイルが欲しいという話になったことは、過去一度もない。これも3カ月ぐらいとっておけば、問題ないだろう。
そもそもオリジナルがなくて困るのは、筆者ではない。それが欲しい誰かだ。
その時は、「もうないよ」と言えば済む話である。
ただ、先日のCES取材で困ったことがあった。持ち出し用のMacBook Proの内部SSDはまだ120GBぐらい空いていたので、取材した動画を取り込んで作業しても十分間に合うと思っていた。ところが実際に現場で編集してみると、撮影動画が編集用の中間素材にどんどん変換されるため、あっという間にSSDがいっぱいになってしまった。
仕方ないので、編集が終わったファイルはどんどん予備のSDカードに待避させるという無駄な作業をする羽目になった。
これではダメだということで、次回の出張に備えて240GBの外付けSSDを購入した。
これにOSのバックアップも入れておけば、出張先でも安心だろう。
先日購入したUSB 3.1対応SSDドライブ。2.5インチHDDに比べて小型軽量で、持ち歩いても苦にならない
■生原稿のバックアップ
Web記事や書籍の執筆は、筆者の収入のおよそ80%に相当する、重要な仕事だ。当然、テキストファイルや掲載写真といった納品ファイルの保全は最優先ではある。しかしこれも、どの期間が一番重要かという時間軸で考えると、バックアップに対するアプローチも自ずと変わってくる。
ファイルを失って一番困るのはいつか。それは原稿に着手してから納品前までだ。つまり書きかけの原稿を失うのが、一番ダメージが大きい。何しろモチベーションが下がるため、二度目の執筆は初回のクオリティに届かないのだ。
執筆中は、テキストは書き足されるし写真は増えるしで、フォルダ内の状況が刻々と変わる。こうした「生きている」期間のバックアップこそ、Dropboxが最適だ。少なくとも3台のMacとクラウドに存在し、同期も逐次行なわれるので、もし失ったとしても数行分の原稿である。今のところこれを超えるバックアップ手段はない。
一方で納品してしまった原稿はどうするか。実はWeb媒体に掲載してしまった原稿は、それほど重要ではない。テキストも写真も、必要になったらWebから探せばいいからだ。ローカルのディスク内を検索するより、ネット検索した方が全然早いのである。
従って入稿して3カ月程度を過ぎた原稿は、Dropboxの同期のチェックを外す。そうすると3台のMacのストレージからは消えるが、クラウド上には残り続ける。こうしてクラウド上にのみ存在する原稿は、毎年正月休みの時にまとめてダウンロードし、BD-Rに待避させる。
過去の仕事の保全がクラウドだのみでは危ういだろうと、多くの人は考える。だが本当にそうだろうか? 筆者がDropboxを使い始めたのは、日本語対応して間もなくだから2011年である。ここまでおよそ5年間、ファイルを喪失したことはないのだ。仮にクラウド上で失ったとしても、近々3カ月のファイルは3台のMacに存在するので、過去ファイルを失ってもたいした被害はない。
何よりも、ファイルを失うかもしれないとビクビクしながらローカルにバックアップするという、時間的+金銭的コストおよび精神的消耗が無駄だ。
ほかのジャンルのライターさんと違って、筆者の場合はWeb連載を集めて書籍化するようなことがほとんどない。従って原稿というアウトプットも、わりと刹那的な扱いで困らないのである。
■OSのバックアップ
Macを使っている人ならお分かりだろうが、OSのバックアップは標準機能であるTime Machine一択であろう。
わざわざコストをかけて別のバックアップ方法を使用するメリットはない。
■Macの場合、OSのバックアップはTime Machineが完璧
自宅でのメインマシンであるMac miniは、外付けUSB HDDにバックアップを保存している。出先でのメインマシンであるMacBook Proと予備機のMacBook Airのバックアップディスクは、NAS上に設定している。
これらのバックアップはほっといても自動的に行なわれるので、特に頑張ってバックアップしているという意識はない。むしろ過去に遡ってレストアしなければならないようなケースもないので、そんなにマメにバックアップを取らなくても、とすら思っている。
MacOSの面白いところは、何か調子が悪くなってOSを再インストールしても、そのまま元使っていた状態にまで戻ることだ。アプリケーションは全て元のままだし、ブラウザの履歴すらもクラウドに残っているので、すぐに作業を再開できる。別にAppleのエバンジェリストのつもりはないが、突然のトラブルに強い環境になっている。もちろんOSを再インストールすれば、それなりに時間もかかるわけだが、その間は別のマシンを使えばいいので、時間的に穴が空くことはない。
そもそも、コンピュータで映像を扱う使う仕事の質も、近年劇的に変化している。以前はハードウェアとしてボードを装着したり、怪しげなフリーウェアをテストしなければならなかったりしたので、コンピュータのコンディションも悪くなりがちだった。
だが今はほぼノーマルの環境で動画が扱えるようになっているし、今後は映像編集も全てクラウド上で完結するようになるだろう。特にカスタマイズの必要もなく、クリーンインストールとさして変わらない環境で即仕事に移れるようになったのは大きな変化である。
■バックアップのコストバランス
従来のコンピューティングにおいて、クラッシュするという意味は、具体的には物理的にHDDが壊れることであった。ほかのパーツは交換が効くが、中身のデータだけは替えが効かないものだ。
しかしPCのストレージがSSDとなり、作業ファイルはクラウドに自動で同期される現在、どこまでローカルによるバックアップを頑張るべきか。環境作りの手間と金銭的な面でのコストバランスについて、もう一度よく考えてみるべき時にさしかかっている。
データが消えて一番困るのは仕事のファイルではなく、家族の写真とか、そういうプライベートなものだろう。筆者が保存している一番古いデジタルデータをNASから探してみたところ、1999年に子供を撮影した画像データだった。この年に初めてデジカメを買い、それ以降写真データは一度も損失することなく、18年が経とうとする現在までずっと積み重なっている。
これまで光ディスクにバックアップしてきた仕事のデータは、メディア枚数にして200枚を超える。だがそれらのデータをもう一度引っ張り出して利用するチャンスは、たぶんもうないのだ。これまでのバックアップは無駄だったとは思いたくないが、実際あと5年10年経てば最初の頃のデータは読めなくなるだろうし、引っ越しでもしようものならその機会に捨てたって構わないのだ。
何をどこまでどのように保存しておくべきか、それを見極めるのが21世紀のバックアップ術と言えるのではないだろうか。

インプレス
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mybackup/1041577.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mybackup/1048022.html



















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[ファイル管理] OneDriveXNASバックアップ~実録! 俺のバックアップ術

[ファイル管理] OneDriveバックアップ~実録! 俺のバックアップ術
実録! 俺のバックアップ術
クラウドストレージにあるデータこそが“正データ”。ローカルファイルはキャッシュとして扱う
~笠原一輝編
笠原一輝
2017年3月7日 06:00
バックアップはIT機器を使うユーザーにとって頭が痛い課題である。
しかし、発想を転換することで、バックアップを簡単に行なって、古いPCから新しいPCへの引越しといったデバイス移行も簡単にできる方法がある。それがクラウドストレージを活用する方法だ。
全てのデータをクラウドストレージに集約し、デバイス上に置いているファイルはそのキャッシュに過ぎないという運用をすれば、バックアップはおろか、従来は数日を要したデバイス移行もあっという間に終わってしまうというおまけまで付いてくるのだ。
■PCをスマートフォンのように運用できるWindows 10の「回復」機能が便利
筆者がPCを含むIT機器を使う上で常に意識しているのは、生産性を上げることだ。生産性向上の目的を実現するために起こって欲しくないことは「機器に何らかのトラブルが発生して使えなくなる」あるいは「機器に問題が発生してお金に換えられないデータが消えてしまう」、この2つにある。
そうしたことを避けるための具体的な手段としては、前者なら機器のバックアップを常に用意しておくことだし、後者の意味では複製をいくつも用意しておき、機器が故障してもバックアップからデータを書き戻せるようにしておくことになる。
筆者の場合は、大体1~2年に一度PCやスマートフォンを更新することが多い。
そして、古い機器はバックアップに回して、壊れた時にはそちらに戻って仕事を継続しながら、その間に故障した機器を修理するという体制でやっている。
バックアップツールとしては、Windows 7時代までは、AcronisのTrue Imageのようなシステムをイメージごとバックアップできるバックアップツールを利用していた。理由はシンプルで、Windowsのシステムが壊れてしまった時に、イメージでバックアップを取っておけば、壊れる直前の状態に書き戻して仕事が再開できるからだ。
特に、Windows 7時代までのノートPCは、2.5インチHDDやSSDをネジ1本で交換できるものがほとんどだったので、ストレージが壊れてしまっても、すぐに交換してTrue Imageのバックアップイメージから書き戻して仕事再開という使い方をしていた。
しかし、近年の薄型ノートPC用のストレージのように、M.2やmSATAのようなマザーボード上のコネクタに直接接続されているものが増えてからは、この方法は採らなくなった。
特に2in1デバイスはストレージの交換がそもそもできない製品が少なくない。Surfaceシリーズのように、筐体が接着剤で封印されていてそもそもできないというのもそうなのだが、筐体を開けると保証の対象外になり、仕事で使うPCには短くても2年、長ければ3年の保険をかけることを考えると、賢い選択ではない。
ということで、現在ではPCもスマートフォンやタブレットと同じような運用方法で利用している。具体的には、何かがあった時にイメージから書き戻すのではなく、常にOSリカバリ機能を利用して、初期状態に戻して、そこから再度セットアップする。
Windows 10では、OSの初期化機能である「回復」が用意されており、その時点での最新のアップデート(現在で言えばWindows 10 Aniversary Edition)の初期状態に戻してくれる。ソフトウェアなり、ハードウェアなりに問題が起きた時には、まず「回復」機能を利用して、初期状態に戻してみる。
それでも問題が発生すればハードウェアが原因だし、それで問題が発生しなければソフトウェアの問題だったと原因の追及が容易なこともメリットとして挙げられる。
Windows 10の「回復」機能。
「このPCを初期状態に戻す」というメニューを利用すると、最新のアップデート、ドライバなどは当たった状態の初期状態に戻してくれる。スマートフォンのリセットと同じような機能だと思えば良い。何かあったらこの機能を使って戻すと、PCの初期状態に戻ってくれるので便利
「このPCを初期状態に戻す」は個人用ファイルを保持したままのリセットを全てを削除するという2種類のリセットが選べる。前者はアプリケーションとWindowsフォルダを初期状態に戻し、後者は全て初期状態に戻す
自分用にリセットする時には前者を、デバイスを誰かに譲渡する時には後者を選択する
以前ならこうした初期化の後、環境構築には半日は時間がかかったものだが、筆者の環境ではアプリもかなりUWPへの移行が進んでおり、Win32アプリで導入しているのはMicrosoft Office、Adobe Creative Cloud、ジャストシステムのATOKくらいなので、それほど時間はかからない。これらのアプリは各社のクラウドサーバーからインストールし、Windowsストアから必要なものをダウンロードすれば、仕事環境は完成だ。
WebブラウザはMicrosoft Edgeへの移行を済ませているので、ブックマークやWebサイトのID/パスワードなどはWindowsが勝手に同期してくれる。インターネット回線で十分な速度さえ出せていれば、リカバリしてから1時間程度で仕事環境が構築できるようになっている。
Microsoft Officeも、Adobe Creative Cloudもクラウドから直接インストールが可能。昔のように外付けDVDドライブを探して……という時代ではもうない
大事なのはローカルにしかないデータは持たないこと。
クラウドストレージこそがメインのストレージ
Windows 10の「回復」機能は、このようにPCをスマートフォンやタブレット的に使えるという意味で、非常に良いと思うのだが、ユーザーのデータが常にPCのローカルにだけ保存されていると、そうした回復を行なう前にデータを何らかの形でバックアップする必要がある。
Windows 10の「回復」機能には、ユーザーデータを消さずにリカバリできる機能が用意されているのだが、本当に全部大丈夫なのか常に不安を感じながらリカバリするのも気分的に良くないし、リカバリそのものも中途半端な感じがあるので、どうせなら綺麗さっぱりゼロに戻す「ユーザーデータも消す」というやり方でリカバリしている。
この問題に対処するため、筆者は常にこう考えることにしている。自分のユーザーデータの”正”データは、クラウドストレージに置いておき、デバイス上に置いてあるデータは”キャッシュ”だと。キャッシュであれば、いつ消えても問題はなく、必要に応じてクラウドストレージにある”正データ”からコピーすればいい。
では、PC上ではどうしているかと言えば、クラウドストレージの同期ツールを利用して常時同期しておき、PCでデータを編集する時には、このクラウドストレージが同期するフォルダ上のファイルを編集する。こうしておけば、常にクラウドストレージとの同期が保たれており、最新のデータはクラウドストレージ上にあるという状況が保たれることになる。
クラウドストレージだが、OneDrive for Businessを利用している。筆者の場合、法人向け(厳密に言うと、筆者のような個人でも契約できるので微妙な言い方だが、ビジネス向けという意味でこう表現しておく)Office 365をビジネスのインフラとして利用しており、Office 365 Business Premiumというプラン(年契約で月額1、360円)を契約している。50GBのメールと、5台までのOfficeアプリケーションの利用権、1TBのOneDrive for Businessが利用できる。
OneDrive for Businessの同期ツール。現在は一般消費者向けのOneDriveと同じ機能が実装されている。
以前のバージョンでは同期を停止する手段がなかったのだが、今のバージョンでは手動で同期を停止する機能が実装されている。バッテリ駆動時などにはこれを利用して同期を一時停止すれば良い
OneDrive for Businessは一般消費者向けのOffice 365サービス(Office 365 SoloやOffice Premiumに付属してくるサービス)にバンドルされているOneDriveとは異なる。一般消費者向けのOneDriveが、Microsoftによるコンテンツの検閲(成人向けのコンテンツや違法なコンテンツが含まれているかどうかなど)があるのに対して、OneDrive for Businessにはそうした検閲はなく、機密情報を含むような情報を扱う企業ユーザーにも配慮されている。
また、OneDriveはサーバーがどこにあるのか、また障害が発生している時にその情報が公開されないのに対して、OneDrive for Businessは日本で契約しているユーザー用に国内にサーバーが置かれており、障害発生時には管理者に対して障害発生情報が公開されるので、ビジネスユーザーでも安心して利用できるのが特徴だ。
以前のOneDrive for Businessは、同期ツールが一般消費者向けのOneDriveに比べて時代遅れで、2万アイテムしか同期できないという制限が付いていたが、2015年の末にOneDrive for BusinessとOneDriveの同期ツールは統合化され、現在ではほぼ同じ機能が利用できるようになっている。
このOneDrive上に仕事に必要なデータ(過去5年分の記事の元データや写真、資料)を置いておき、それをPCのストレージと同期している。OneDrive for Businessの同期ツールでは、フォルダ単位で同期する/同期しないを設定できるので、常に全部のデータを同期するのではなく、例えば写真なら3年分などとデータ容量を200~300GB程度に収まるように設定している。
これは、PCのSSDの容量がハイエンドPCだと512GB程度であることを考慮しているためで、現在では224GBのファイルを常にPCのストレージに”キャッシュ”するようにしている。
■OneDrive for Businessの同期ツールではフォルダごとに同期するしないを選択できる
こうした運用にしておけば、Windows 10の「回復」機能を利用して、リカバリしても、同期ツールで書き戻せば簡単に元の環境に復帰できる。
ただし、言うまでもないことだが、224GBを全部クラウドから書き戻すのは膨大な時間がかかる。このため、可能であれば、リフレッシュする前に、高速なUSBストレージなどにバックアップして、同期する前にOneDrive for Businessのフォルダに書き戻しておけば、同期にかかる時間を短縮できる。
クラウドに置いておけばバックアップは完璧という話しとはやや矛盾するが、回線の速度が十分ではない環境にいて、筆者のように同期するデータ量が200GBを超えてしまっているような上級者にはそうした方法をお勧めする。
■家庭用の写真、動画、音楽データなどはSynologyのNASにいれ、Amazon Cloud Driveに同期
多くのユーザーにとっては、おそらくクラウドを正、デバイス上のデータをキャッシュとするだけで、バックアップの代替としてはほぼ十分だと思う。しかし、これで安全で万全かと言えば、そうではない。より念には念を入れたいユーザーにとっては、もう1段階の対策をしておくと安心できるのではないだろうか。
クラウドストレージを使う上での課題は、サービスを提供する企業のクラウドサーバーが何らかの形で落ちてしまい(例えばデータセンターが火事になってしまったなど)、データが復旧されないことへの対処と、ランサムウェアのようなウイルスへの対策が難しいことだ。
ランサムウェアはコンピュータ上のストレージを改竄して暗号化してしまうが、OneDrive for Businessの同期フォルダもやられてしまうと、改竄されて暗号化されてしまった状態でクラウドストレージへの同期が行なわれてしまい、クラウドストレージ上のデータが使えなくなるということも想定されるのだ。
OneDrive for Businessの場合にはどのタイプのファイルでも、何世代かは復元可能になっている(一般消費者向けOneDriveのOfficeファイルのみ可能)が、それでも限界はあるので、やはり別途バックアップを取っておくことが大事だと考えている。
そこで、筆者の場合はOneDrive for Business上のデータ全てを自宅に置いてあるデスクトップPCと同期するように設定してある。具体的にはOneDrive for Businessのフォルダを、Acronis True Image 2017を利用して、Acronisのクラウドストレージにバックアップを取っている。
先週からTrue Image 2017がバージョンアップされて、True Image 2017 New Generationになり、データ改竄対策としてブロックチェーン技術などが実装されたため、現在ではそれを利用してバックアップしている。バックアップの頻度も1週間に2度にしており、何らかの形でデータが改竄されても、True Image 2017 New Generationでバックアップしているデータは無事だということを期待して、このようになっている。
True Image 2017 New Generation、公証するファイルというのがブロックチェーン技術を利用したバックアップ
どこのクラウドサーバーを選択するかは意外と重要。標準では米国になっているので、日本のユーザーは日本のクラウドサーバーを選択した方が良い。バックアップの速度の桁が違う。日本を選んだ場合には写真のような速度だったが、米国を選んだ時は2日間かかった
クラウドサーバーに日本を選んだ時のバックアップ速度。36Mbpsとかかなり速い速度が出ていた
また、ビジネスには使っていないデータ、例えば家庭での写真、動画、音楽などのファイルは自宅に設置しているNAS(Synology DS415+)に保存してある。Synology DS415+には標準で外付けHDDなどにバックアップを取る機能が用意されており、基本的にはこれを利用してバックアップをしている。
それと同時に、Synology NASの特徴の1つであるクラウドストレージとの同期機能を利用して、クラウドストレージへの同期を行なっている。利用しているのはAmazon DriveのUnlimitedストレージ プラン(年間13,800円)で、ほかのサービスのように1TBまでというデータ容量に制限がない。既に900GBをアップロードしているが、今のところエラーもなく利用できている。
本来であれば、NAS上のデータもランサムウェア対策をした方がいいのだろうが、ビジネス用のデータほどは重要度は低いと考えてそこまでの対策はしていないというところだ。
自宅でNASとして使っているSynologyのDS415+
■Amazon Driveの利用状況、900GBを既に超えている
SynologyのNASに用意されているAmazon Driveとの同期ツール
クラウドストレージを活用すると、プラットフォームを跨いだマシンの移行も容易になるという副産物もある
このように、筆者が構築しているシステムは、シンプルにクラウド上にあるデータを“正データ”として扱い、ローカルのデバイス上のデータを”キャッシュ”と考えて構築されている。この仕組みにしておくと良いことは、バックアップは取らなくて良いというのはもちろんなのだが、クライアント側のプラットフォームに依存せずに、その時々に良いと思えるデバイスを自由に選択できることだ。
今プライマリのデバイスとして使っているのは、Windows 10デバイスのSurface Bookだが、明日MacBookに移行しようと思えば、既に移行する体制が整っている。OneDrive for Businessの同期ツールがmacOSに対応していて、Office 365/Creative Cloud、そしてATOKなどのWin32アプリも、サブスクリプション契約をしておけばmacOSと同じアカウントで両方のプラットフォームで利用できるようになっているからだ。
また、PCからiOSやAndroidのタブレットなどに移行することも可能で、既にOneDrive for Business、Office、Creative Cloudのモバイルアプリも出揃っている。このため、PCはWindows PC、タブレットはiPad Pro、スマートフォンはiPhoneとWindows 10 Mobileと異なるプラットフォームを混在させてマルチデバイス環境で利用できている。もはや、筆者にとってどのプラットフォーム(OS)を利用するかは問題ではなく、どのデバイスが一番生産性が高いかの視点で選ぶようになっている。
そうした観点からも、”正データ”をクラウドストレージにしておくというのは、より高い生産性を実現していく上で今後鍵になっていくと考えており、バックアップのソリューションの1つとしてだけでなく、そうした生産性の向上という観点からも、クラウドストレージへの移行を積極的に進めていくべきだ。

インプレス
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mybackup/1048022.html