1982年6月11日金曜日

[PCゲーム] NEC PC-8001ゲーム,キャリーラボ

[PCゲーム] NEC PC-8001ゲーム,キャリーラボ
キャリーラボ(ソフトウェア・メーカー)
◆スクランブルチェイサー
ジャンル: アクション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆CG-68
◎[Dempa:3763]
ジャンル: アクション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆エイリアン
ジャンル: アクション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆ストリートランナー
ジャンル: アクション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆レーダーパックマン
ジャンル: アクション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆キックオフ
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆ラブ アント ラブ
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆レーダースネーキー
ジャンル: シミュレーション
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆[PP-2 フライトシミュレーター / ポラリス] - フライトシミュレーター
ジャンル: シミュレーション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆スターライト アドベンチャー I
ジャンル: シミュレーション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆画面王将
ジャンル: ボードゲーム
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆JELDA II
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII/9801用ゲーム
PC-9801/8801用サウンド出力ケーブル (RAM:1984.8p37) ※プレゼントあり
◆飛車
ジャンル: ボードゲーム
NEC PC-8001mkII用ゲーム
◆F2グランプリ
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆フロントライン
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆ちゃっくんぽっぷ
ジャンル: アクション
NEC PC-8801mkII用ゲーム
◆BASE-80
ジャンル: ユーティリティ
NEC PC-8801mkII用ゲーム
☆「2パス・アセンブラ」 (I/O:1980.12 | PC-8001活用研究 | COMPAC:PC80-054) 佐々木哲哉 ...別バージョン?
「キャリーラボラトリでもカセット販売を~」&連絡先掲載 (80活件p.75で確認)
・I/O初出版   「VER ?.?」 (未確認)
・80活件版    「VER 5.0」(実行例1 画面イメージより)
・「BASE-80」 「VER 3.3+(c)表記」(確認できたのはこの一点のみ)
◆DIS-BASE
ジャンル: ユーティリティ
NEC PC-8801mkII用ゲーム

OUT of STANDARD
http://www.geocities.jp/upd780c1/n80/frame.html






































1982年6月10日木曜日

[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム










[ゲーム][LSDゲーム] バンダイ,エッチな小人(1982)~LSD脱衣ゲーム
エッチな小人
H NA KOBITO
(テクトロン/バンダイ)
Written by T鈴木
■組み立てキット、テクトロン!
バンダイの「エッチな小人」です。何とこのゲーム、組み立てキットになっていて、付属のパーツを装着することによって、AMラジオ、スピードメーター、ストップウォッチ、タコメーターなどに使用することができます。なぜそんなことをしなければならないのかは不明ですが、電子ゲーム混迷期には、このような勢いだけで作ったようなモノも多数見受けられ、メーカーの苦悩、試行錯誤した様が伺えます。そう考えると、ちょっと感慨深かったり・・・・ってそんなことないか(笑)。
■電子ゲーム唯一無二の脱衣ゲー
ゲーム内容もかなりバカっぽいです。お姫様(これがお姫様!??)の服を脱がそうと小人が近づいてくるので、天使を操って小人を矢で射りましょう(ひどすぎる・・・)。射るのが遅れると、哀れお姫様の服が脱がされてしまいます。お姫様の服は3段階まで脱げてしまい、最後は全裸になってしまいます(もはや犯罪者ですね・・・)。
これは買えねぇ~!
とは言え、全裸になってもマメ天使がしっかり隠してくれるので、お母さんやPTAも安心です。全国チビッコ電子ゲーマーの「んんだよぉぉぉ!!」と落胆した姿がうかがえます。しかし、いくら高めの年齢層を狙ったこのシリーズでも、これはかなり買うのが恥ずかしいのでは!?筆者の友人でも、同シリーズの「おもらしベイビー」を持っていた人はいましたが、さすがにコレ買った人はいませんでした。
・・・って言うか仲間外れにされるよ、こんなの持ってたら(笑)。
■さあ、組み立てよう!
前述した通り、この本体は、パーツ装着で様々なメカに変身します。しかし、ラジオやストップウォッチはともかく、スピードメーターとして使用した人はいるのでしょうか!?筆者もさすがに、自分の自転車にこれを取り付けるのはイヤでした。・・・って言うか雨降ったらどうすんの!?

週刊電子ゲームレビュー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/shu.kobito.htm






[ゲーム][LSIゲーム] TOMY,ボンブマン(BOMBMAN)(1982)~TOMY/ボータブル6000シリーズ,爆弾だらけで画面は大パニック!!









ボンブマン(BOMBMAN)
TOMY/ボータブル6000シリーズ/1982年頃
(C)1982 TOMY
■ゲーム解説:爆弾だらけで画面は大パニック!!
「ボンブマン」・・、「爆弾男」で「バクダンマン」「ボンバーマン」「ボンブマン」と随分バリエーションがありますね(笑)。
個人的には「バクダンマン」が一番面白い名前だと思いますが、「ボンブマン」もなかなか笑える名前です。
このゲームは、「空き地の向こうの塀から『オヤジ』が投げてくる爆弾を、『ボンブマン』が消化する」と言う
ハチャメチャな設定です。ここまで読んで「はて?」と思った方もいらっしゃるでしょう。
実は同じトミーのホームパソコン「ぴゅう太」の第1弾のゲームが同じく「ボンブマン」なのです。
画面写真を見る限り、ぴゅう太版も同じ様なゲーム内容だとは思いますが、どちらが先に出たかは私には分かりません。
もしかしたら制作者は「ボンブマン」というゲームを気に入っていたかもしれませんね(笑)。
しかし、このボンブマン、電子ゲームだと思って甘く見ると痛い目に合う様な複雑なゲーム内容になっています。
活動出来ないので素早く給水しよう!ゲームが始まると、オヤジが塀の外からバクダンを投げてきます。この時に落下中のバクダンに当たると
ミスになりますので注意して下さい。バクダンは適当な所で落下が止まります。バクダンは落下が止まったら
点滅しますので素早く近づき、ウォーターボタンを3回押すか(又は押し続ける)消火します。
落下している(点灯している)バクダンと点滅しているバクダンが重なる場合がありますのでご注意下さい(笑)。
バクダン消火すると50点加算されます。 
点滅しているバクダンを消火しないで放っておくと、足が生えてダイナマンに変身します。
こうなったら大ピンチ&大パニック!(笑) 置き水をしてダイナマンを引っかけてシビレさせ、ウォーターボタンを
3回押すと(又は押し続ける)消火出来ます・・が、実際にはその時には画面がゴチャゴチャになってたりします(汗)。
消火栓で一気に放水だァ! そんな時の為に画面内には消火栓が2つ設置されています。消火栓の横に行き
左の消火栓なら[←]キーを、右の消火栓なら[→]キーを押すと放水開始!
横一列の敵を一網打尽にします!!
消火栓を使ってバクダンを消火すると
200点(1個目),
400点(2個目),
800点(3個目),
1600点(4個目),
3200点(5個目)
加算され、ダイナマンを消火すると、
1000点(1個目)、
2000点(2個目)、
4000点(3個目)、
8000点(4個目)、
16000点(5個目)
が加算されます。
ダイナマンを5個も引き寄せるのはかなり難しいでしょう。消火栓は使用すると消えますが、
ミスすると復活します。 ボンブマンは一定量水を放出すると水が無くなって、消火活動が出来なくなってしまいます。
画面右上に給水タンクがありますのでボンブマンを移動させて水を補給して下さい。
ただしボンブマンの水が無くなるまで給水出来ません。
ミスせずに12個のバクダンを消火すると1パターンクリアです。20000点に達するとボンブマンが1人増えます。
最高得点は99990点です。 まるで、ミスしたボンブマンをあざ笑うようだ・・
 ここまで説明しましたが、実際にプレイすると説明以上に難しく感じます。とにかくコツはバクダンが出てきたら素早く消火する事!
どの位消火したら給水が必要か把握しておく事、敵が少なくなったら水を適当に放出して給水するのも良いかもしれません。
とにかくダイナマンが沢山出てきたら、もうお手上げって感じです(って言うよりダイナマンが出てくる様な時は
大抵画面内がバクダンで一杯になってたりします ^^;)。
消火栓も頼もしい味方なのですが、2つしか無いのが心細いです。又、意外にも画面が広いので給水に行くまで時間が掛かってしまい、
その間に画面中がバクダンだらけになってしまう場合があります。
1パターンクリアするのが難しいこのゲームですが、各種メロディが明るくて電子ゲームらしくて良い感じです(音が妙にうるさいですが)。
こだわりのトミーならではの内容ですが、このゲーム内容は電子ゲームよりTVゲームの方が合っているのでは・・と私は思いました。
それにしても、こんな近距離でバクダン投げたらオヤジも爆風に巻き込まれると思うのは私だけでしょうか?(笑)
■本体解説:コンパクトなボディ!!
このボンブマンは「ポータブル6000」と言うシリーズですが、同シリーズの他のゲームを確認出来ていません。
お持ちの方は情報を頂ければ幸いです。
このポータブル6000は、本体写真を見ると分かりますがFL機なのにとてもコンパクトで持ちやすい(操作しやすい)ボディです。
サウンドON/OFF機能を搭載しており、(当然の事ながら)ACアダプターも使用可能になっています。
本体デザインについては、残念ながらそれ程魅力的なものではありません。
■備考:説明書に英語?
トミーや増田屋コーポレーションのゲームでは、日本語・英語が一緒に印刷された説明書が付いてきました(表が日本語・裏が英語)。
よって説明書を広げると1枚の紙になるのですが、私はG&Wみたいに冊子の様になっていて、日本語表記のみの方が良いと
当時から思っているのですが、みなさんはどう思われますか?

JUN AMANO'S HOMEPAGE               
http://homepage3.nifty.com/lsigame/

           
     
         
       






ボンブマン
オヤジ
バクダン
ダイナマン
消火栓
給水タンク




ボンブマン
せっせと消化活動に頑張る主人公。
しかし消防士だったら「ファイアーマン」では?
オヤジ
悪の元凶。
何故彼はここまでするのか?
バクダン
落下中にボンブマンに当たると爆発します
ダイナマン
バクダンを消火しないで放っておくとダイナマンに変身!
消火栓
画面内に2つあります。
敵を一網打尽に出来ます!
給水タンク
悲しくもボンブマンは水が無くなると消化できなくなる

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1982年5月28日金曜日

[機器][LSDゲーム] 任天堂ゲーム&ウォッチ,オイルパニック(OIL PANIC)(1982)~マルチスクリーンシリーズ







オイルパニック(OIL PANIC)
ゲーム性 ★★★★ 上下画面に別々に気を配ったり、緊張感の連続。秀逸なゲームアイデア
操作性 ★★★★★ 特に問題無し
キャラクタ ★★★★ 表情豊かなスタンドマンや利用客が良い!キャラも大きめで尚良し!
サウンド ★★★ マルチスクリーンシリーズの濁ったような音がどうも・・・
ハード ★★★★★ 大幅な仕様変更にも関わらず高級さが失われないデザイン!凄い!
総合 ☆☆☆☆ 従来とは違う新しい受け止めゲーム。文句無し名作!
















[ゲーム][LSDゲーム] 任天堂ゲーム&ウォッチ,オイルパニック(OIL PANIC)(1982)~マルチスクリーンシリーズ
オイルパニック(OIL PANIC)
任天堂/ゲーム&ウォッチ・マルチスクリーンシリーズ/1982年頃
(C)1982 Nintendo
■ゲーム解説:2画面式の真価とは?!
オイルパニックのゲーム画面
ごくフツーのガソリンスタンド・・・。実は内部では・・・・。
上画面はガソリンスタンドの3階室内
を表しています。(スタンドマン、
緊急事態なのに笑うなっての!^^;)
オイルを一滴も漏らすな!!
オイルを漏らしたら火事発生ダ!一滴残さず受けとめろっ!  
電子ゲームは1982年を過ぎたあたりから様々な趣向を凝らしたゲームが登場する様になりました。
ものめずらしさから選ぶ時代になったと言うのでしょうか。
「出せば売れる」といった時代ではなくなったのもこの時期からです。
当然の如く、任天堂の「ゲーム&ウォッチ(以下G&W)」でもそうした状況を踏まえて、進化していきました。
初期モデルから画面がワイドになり、遂にこのゲームで2画面式になったのです。
しかし、2画面式になったからと言って、単純に「画面の広さが2倍=面白さが2倍」として考えてはいけません。
(縦長画面でなく)2画面式の特性を活かしたゲームデザインをしなければならないのです。
そういった意味で今回の「オイルパニック」はどうでしょうか。
 舞台はごく普通のガソリンスタンド(以下GS)・・。平穏な日々・・・と思ったのも束の間、
どうもオイル(orガソリン?)の出が悪いのが気になります。
調べてみると、GSの3階を通っているパイプからオイルが漏れているじゃありませんか!!
これは緊急事態です!
しかも、何故かパイプの下には火のガスコンロがあります・・!(^^;;;
オイルが火に引火したら火事(ガソリンだったら大爆発!)・・大惨事になりかねません。
そこでスタンドマンがガソリンを漏らさずバケツに受け止める事にしました。
(オイルの供給を止める事が出来なかったのは、利用客がいるのと、
営業を停止してしまうと売上に響いてしまうからでしょう。
設定がメチャクチャとはとても言えません・・・ 。^^;;)
上画面(3階)の天井にあるパイプからオイルが漏れています。
スタンドマンを左右に動かしてオイルを受け止めてください。無事に受け止めると1点加算されます。
これだけだったら、簡単なのですが、バケツはオイルを3回受け止めただけで
すぐに一杯になってしまうのです。 (^^;
(バケツが一杯の状態ではオイルを受け止める事は出来ません)
オイルを受け損うと、下にあるガスコンロの火がオイルに引火してミスとなります(上画面でのミス)。
 そこで、バケツからオイルが溢れないうちに下画面(2階)でウロウロしている人が持っている
ドラムカン(正式名称=ドラムカンを持った人)に溜まったオイルを移し替えましょう。
まず、[LEFT](又は[RIGHT])を数回押すと、スタンドマンはベランダから顔を出します。
(下の画面の3階にスタンドマンが表示されます)
さらに[LEFT](又は[RIGHT])を押すとスタンドマンはバケツをひっくり返し、
溜まったオイルを移し替えようとします。
この時、下画面の2階にいるドラムカンを持った人が所定位置(下写真参考)に居ないと、
移し替え損ねて、オイルが利用客に掛かってしまいミスになりますので注意が必要です(下画面でのミス)。
利用客が動こうとしないのは、オイルの漏れの影響で、なかなか給油が完了しないからでしょう。(^^;;
バケツに1滴溜まっている時に移し替えに成功すると1点、2滴だと2点、3滴だと5点加算されます。
「ドラムカンを持った人」がオイルを
受けとめてくれる位置を把握しよう!
ドラムカンを持った人の位置を把握して、効率良く移し替えよう!  このゲームでは上画面・下画面で別々にミスをカウント
しており、どちらかのミスマークが3つになった時点で
ゲームオーバーになります。
従来のG&Wで存在したミス帳消しシステムは
このゲームでも健在で、得点が300点になった時に
ミスがあると帳消しになる他、
ノーミスのまま300点に達するとチャンスタイムとなり、
しばらくの間、下画面のドラムカンを持った人が
2人登場して入れたい放題!しかも得点が2倍になります。
(古い言い方かもしれませんが、パチンコで言うと、
「チューリップが開いた状態」ってヤツですかねぇ ^^;;)
しかし、このチャンスタイムは時間制限が設けられているのであまり期待できません。
ゲームの展開自体がオイルの落ちてくるスピード・量に委ねられているからです。
それでも、チャンスタイムに出来るくらいじゃないと、最高得点に達するには
難しいかもしれません。
ギャァ~!オイルを受け損なったぁ!
アチチチ!オイルを受け損なったぁ!・・それでも余裕の笑みのスタンドマン・・・。(汗)
スタンドマンが3階室内(上画面)の窓から
顔を出すと、下画面の3階に現れます。
上手くオイルを移し替えましょう!
上画面から顔を出すと、下画面に現れます。この見事な表現に拍手っ!
うげ!お客にオイルを掛けてしまったァ!
(女性の方は既に「鬼嫁」状態 ^^;;)
「キィ~!何すんのよ!!」と女性は既に鬼嫁状態!(笑)
「チューリップ満開 (^^;」のチャンスタイム
チャンスタイム。オイルを入れて入れて入れまくれ~!  高得点への道はなるべくバケツを満杯にして移し替える事ですが
無理はせずに危なくなりそうだったら、すぐに移し替えるようにしましょう。
どのタイミングで移し替えるかの「駆け引き」がこのゲームの一番の醍醐味なのです。
また、画面の見方ですが、ドラムカンにオイルを移し替える度に視点を移動しないで、
下画面を視野に入るように上画面を見る方法が良いと思います。
プレイして再認識するのが、上下それぞれの画面に気を配らなければいけないという
ゲームアイデアの秀逸さ・・です。
ゲームAの序盤でそんなにオイルが激しく漏れて来ないのに関わらず、
緊張感の連続。オイルの落ちてくる間隔が短くなると、ホント、心臓に悪いです。(^^;;
2画面式を効果的に使った代表例とも言えるでしょう。
ミスを上・下画面別々にカウントしているのも特質すべきところです。
また、キャラクタ面から見てみますと、2画面式だからでしょうか、とても大きく描かれて表情豊かです。
今後、G&Wを含む電子ゲームは内容が複雑化し、キャラクタが小さくなっていきます。
奥深いゲーム内容を求めつつもキャラクタが小さくなっていくのに違和感を覚えてしまいます・・・。
私ってなんて欲深いんでしょうか・・・・・。
「フラッグマン」の愛くるしい大きなキャラが懐かしく思えてしまうのもこの時期です。
最後に素晴らしい内容のこのゲームですが、当時の私は強い印象を受けませんでした。
あまりプレイしなかったせいもありますが、従来使い慣れている「受け止め」要素を基本とした
ゲームシステムだからでしょうか。
もしかしたら「ドンキーコング」や「モンスターパニック」のような自由度のある能動的なゲームが
求められた時代だったのかもしれません。
しかし、このゲームは初のマルチスクリーンや2ミスカウント制など、
ハード・ソフト面ともにG&Wの中では異例の分類に入ると思います。
G&Wを語るには、欠かす事の出来ない作品である事は間違い無いでしょう。
■本体解説:マルチスクリーンの「こだわり」
「ゲーム&ウォッチ・マルチスクリーン」の詳しい解説は「ドンキーコング」をご覧ください。
このシリーズ、2画面の為にに折りたたみ式になっていますが、
開いたときに平らになりません。不良品?とんでもありません。
上下画面が見やすいように12度角度を取ってあるのです。
(本体裏の出っ張り→右写真参考)
こんな所からも任天堂の「G&W」に対してこだわりが感じられるのでした。
ただ、マルチスクリーンシリーズは閉じた時に本体をロックするプラスチックの
止め具部分が壊れやすいのか、私のを含め、友人の持っているマルチスクリーンの
多くが既に破損していたのでした。(涙)

JUN AMANO'S HOMEPAGE             
http://homepage3.nifty.com/lsigame/

         
     
         
       

オイルパニック
OIL PANIC
(GAME&WATCHマルチスクリーン・任天堂)
Written by T鈴木
初のマルチスクリーン
オイルパニックは任天堂ゲーム&ウォッチシリーズ初のマルチスクリーンとして、1982年5月28日に発売されました。「♪マ~ルチ&マルチ」という外人さんが嬉しそうにゲーム&ウォッチを持っているTVCMが懐かしいですね(笑)。第1回で紹介した??ぢドンキーコング」同様、こちらも大ヒットしました。
ガソリンスタンドはまさにパニック!!
パイプから漏れてくるオイルをバケツで受け止めます。バケツには3滴までしかオイルが入らないので、いっぱいになったら下に捨てなければなりません。下にドラムカンを持った人がいるので、うまくドラムカンに入るようにオイルを捨てましょう。ドラムカンのない所に捨てるとミス。通行人がオイルまみれになります。
評価が分かれるゲーム内容
初のマルチスクリーンとあって、珍しさからか、結構みんな買ってました。う~ん・・・・でも筆者は同シリーズの「ドンキーコング」「グリーンハウス」の方が好きだったかな(笑)。上下の画面を上手く使っていることには違いないですが、結局は自機を左右に動かすだけのゲーム内容ですからね。従来のワイドシリースと一緒っていうか。(^^;) 
でもこの「オイルパニック」、電子ゲーム史に名を残すタイトルだということに違いはないです。マルチの中では手に入りやすいほうだしね。
参考文献:ゲームウォッチ大作戦(花華留多)

週刊電子ゲームレビュー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/syuukan.htm








■懐かしい電子ゲーム時代
1979年頃,パドルでボールを打ち返すテニスゲームを組み込んだTVゲームが主流の頃にLED(光表示)などを採用した
電子ゲームが登場します。電子ゲームはTVモニタを必要としない主に電池式に携帯ゲーム機です。
LSIゲームとも呼ばれる電子ゲームはTVゲームと違って大抵1種類しかゲームが出来ませんが,
TVゲーム機に比べて安い事(TVゲームが1万~2万なのに対して電子ゲームが5~6千円)や,
バリエーションが豊富な点で子供達の間に徐々に浸透していきました。
1980年に任天堂がゲームウォッチを発売し,電子ゲームブームが訪れます。
このブームのおかげで,沢山のメーカーから電子ゲームが発売されました。
しかし,電子ゲームで使われているLEDやLCD(液晶表示)やFL(蛍光管表示)という技術は,
パターン(キャラクタ)を重ねる事が出来ない為に動きがコマ送り状になってしまうばかりでなく,
画面内に配置されるパターンの数が限られるためにうまく作らないと他と似たり寄ったりの内容になってしまうのです。
ゲーム内容的には何かを受け止めたり,パックマン・インベーダ・ギャラクシアン型のゲームが主流でしたが,
感受性豊かな子供達はよほどアイデアを練り混んだ「面白い」ゲームでないとじっくり遊んでくれません。
よって,ゲーム内容が他と同じでキャラを替えただけのゲームでは子供達は振り向いてくれないのです。
電子ゲームと言えども高額玩具である事には変わりません。1年の間に幾つも電子ゲームを買ってくれる家庭はそうなかったと思います。
子供たちは慎重にゲームを選ばなければならない,メーカーは面白いゲームを作らなければ売れない・・・・・。
「面白さ」を通しての一種の駆け引き,真に「面白さ」を追求していた時代かも知れません。
そんな電子ゲームブームも「ファミリーコンピュータ」の登場で,意外にも短い期間で幕を降ろします。
近年,ゲームはグラフィック・サウンド共にもの凄い勢いで進化しています。
しかし,ゲームも複雑になり気軽に,そして簡単に遊べるゲームが少なくなって来ました。
このページは当時電子ゲームを遊んだ方が懐かしんでもらおうと作成しました。
ここに掲載された電子ゲームを見て,押し入れから眠っているゲームをプレイしてくれたら幸いです。
あなたも当時夢中になって遊んだ電子ゲームのあのピコピコ音を思い出してみませんか?
■電子ゲームに対するメーカーのこだわり
電子ゲームには,同じメーカーでも様々な機種が存在します。
電子ゲームはどうしてもゲーム内容が単純になってしまうのでメーカーも最新の技術を駆使して
子供達の目を引こうとします。例えば,太陽電池を組み込んだり,三角柱で三面にスクリーンを搭載し回しながらプレイするものや
腕時計式のもの,中には必然性を疑う様なプラモデルの中に電子ゲームを組み込んだものやAMラジオ付きのものも存在します。
パックマン型のゲームや,業務用筐体を意識したゲームなど「見ても楽しい」のが電子ゲームの特徴で,当時の友達への自慢のネタにもなりました。
電子ゲームの発売していたのは主に任天堂,バンダイ,エポック,トミーなどでした。
任天堂は「ゲーム&ウォッチ」で一躍トップメーカーに,バンダイは「質より量(質もそこそこ良い)」,
エポック・トミーなどはFLゲーム機にて業務用に迫るクオリティを実現していました。
他にも,学研もかなりの数の電子ゲームを発売しており,当時本当に「この会社は『学習』研究社なのか?」と疑ったほどでした。
電子ゲームの初期の頃はオリジナル作品が多かったのですが,当時放送していたアニメーションを基にしたゲームも登場する様になります。
電子ゲームでアーケード作品(又はパクリ)はたくさん出ていましたが,LCDなどの特性上,かなり移植が難しかったようで,
キャラの知名度でそれなりに売れるアニメキャラ使用の電子ゲームをバンダイ,ポピー,ヨネザワ玩具などからかなり発売されました。
 私自身,「電子ゲーム」はこの1979年~1984年位までに発売されたLSIゲームの事を差すと思っています。
いまのLSIゲーム機はどことなく作りが安く,なんせメード・イン・ジャポンじゃないので,
もう心を振るわせる程の電子ゲーム機が登場しないのかと思うと少し寂しい思いがします。
■電子ゲームを手に入れるには?
さて,20年近く経った今,電子ゲームを手に入れる事は可能でしょうか?
答えは「可能」です。ただし,商品の入れ替えが激しい量販店では手に入らないと思います。
秋葉原などでレトロ商品を扱っている店がありますが,とんでもない価格設定(レア価格)をしている場合もあります。
そこで,ローカルな玩具屋を狙いましょう。「昔,通ってたけどいつの間にか行かなくなったおもちゃ屋」にもう一度足を運んでみましょう。
ただ,パッと見ただけでは見つからない場合があります。
ショーケースの中のファミコンソフトなどの奥を注意深く見てみましょう。意外と手に入らないモノが手に入るかもしれませんよ。
ただし,結構年数が経っている為に壊れている可能性があります。注意しましょう。
「壊れているかもしれないけど買う」と「買わない」とで,マニア&一般人を分ける事が出来るでしょう(笑)←ちなみに私は前者です(^^;)
   
Jun Amano's Homepage
http://homepage3.nifty.com/lsigame/
   
ゲーム研究所3948
http://hori3948.g2.xrea.com/ff2/index.html
http://hori3948.g2.xrea.com/
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/3948/

あのゲームをもう一度。
https://shamirgame.blog.fc2.com/

techno-dependency
https://blogs.yahoo.co.jp/kawasaki19600207
https://blogs.yahoo.co.jp/kawasaki19600207/folder/448815.html