ScanSnap S1500
連載:競馬評論家・花岡貴子の「本命☆モバイル」
100冊近く“自炊”して実感、スキャナー「ScanSnap S1500」は名機です!
2011年02月06日
前回は、手持ちの本や雑誌などを電子書籍化する“自炊”のための第1ステップ、
断裁機の定番・PLUS PK-513Lを試してみました。
続いて、今回はさばいた紙をスキャンします。
使用したのはPFUのスキャナー「ScanSnap S1500」。この機種も自炊の定番ですね。
PK-513Lは断裁機だけあってひじょうに物々しく存在感がありましたが、
ScanSnap S1500はひじょうにコンパクト、かつおしゃれにまとまっています。
外寸で292×159×158mm。カラーボックスの上に置きましたが、
カバーがしまっていたらひと目では何の機械なのかわかりません。
その分、置き場所は選ばないように感じました。
ScanSnap Managerでファイルの保存場所を選ぶ
業務資料はA4サイズで86ページ。
表紙と裏表紙以外のほとんどのページは細かい文字で埋め尽くされています。
読み込み開始から文字認識終了まで、これにかかった時間は7分程度でした。
処理速度は予想より速いと感じました。
ScanSnapで読み込んだデータはさまざまな方法で保存できます。
ファイルをパソコン内の指定したフォルダに保存できるだけなく、
Evernoteへ保存することもできます。
Evernoteへの連携は「ドキュメントをEvernoteへ保存」を選べばPDF形式で、
「手書きメモをEvernoteに保存」を選べばJPEG形式で保存できます。
JPEGの場合は画像の枚数分、ノートが作成されるので自炊には不向きですが、普段はぜひ使ってみたい機能です。
わたしはEvernoteやSugarSyncなどクラウドに自炊したデータを置いておきたいので、
あえてルートに用途にわけたフォルダ(トリセツ、業務資料など)を10個ほど作っています。
ScanSnapで「指定したフォルダに保存」でこのフォルダを選び、
EvernoteやSugarSyncへ自動的に連携するように設定しておけばいつでも欲しいときにそれらが取り出せるからです。
ScanSnap Managerで「指定したフォルダに保存」を選んだ(画像クリックで拡大)
さて、スキャン後のデータがどの程度、テキスト認識されているのかをチェックしてみました。
細かい業務資料の文字ですが、Acrobatの検索でもまずまずひっかかりますね。
もちろん失敗例もあります。
ですが、キーワードと完全一致が難しいことが事前にわかっていれば、
部分的な一致で言葉を探せばいいのですからそのあたりは割り切って使っていったほうが得策でしょう。
競馬評論家・花岡貴子の「本命☆モバイル」
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